(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6859542
(24)【登録日】2021年3月30日
(45)【発行日】2021年4月14日
(54)【発明の名称】起重機用鋼索の油含有量検知設備
(51)【国際特許分類】
G01G 17/04 20060101AFI20210405BHJP
B66C 13/00 20060101ALI20210405BHJP
【FI】
G01G17/04 Z
B66C13/00 B
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-56860(P2020-56860)
(22)【出願日】2020年3月26日
【審査請求日】2020年10月21日
(31)【優先権主張番号】201911195261.2
(32)【優先日】2019年11月28日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520126756
【氏名又は名称】東陽漢林伝感器有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】鄭美玲
【審査官】
岡田 卓弥
(56)【参考文献】
【文献】
中国実用新案第207408264(CN,U)
【文献】
国際公開第2017/152293(WO,A1)
【文献】
中国特許出願公開第104849172(CN,A)
【文献】
中国特許出願公開第101852708(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01G 1/00−23/48
G01F11/00−13/00
G01F17/00−22/02
G01N 5/00− 5/04
G01N33/00−33/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り付け板を含み、前記取り付け板の前側には回転可能な検査箱が取り付けられ、前記検査箱の中には前方に開口した検査空間が設けられ、前記検査空間の前部開口には閉鎖機構が設けられ、前記検査空間の左右壁には回転可能な回転軸が位置的に対称に設けられ、前記回転軸の一端には挟み部品が固定的に設けられ、鋼索を前記挟み部品の間に取り付け、左右の前記回転軸の回転により前記鋼索をねじり、前記検査箱の中には前記検査空間の上側に位置する添加空間が設けられ、前記添加空間が前記検査空間と連通しており、前記添加空間と前記検査空間の連通部分には自動制御弁が設けられ、前記添加空間の頂壁には添加弁が設けられ、前記添加弁を介して前記添加空間の中に油を溶解できる溶剤を添加でき、前記検査空間が下方に開口しており、前記検査空間の下部開口には排水弁が取り付けられ、前記検査箱の下端には排水管が固定的に設けられ、前記取り付け板の前端面には計量バケツが左右に移動可能に設けられ、前記計量バケツの中には上方に開口した貯蔵空間が設けられ、前記貯蔵空間の中には計量板が設けられ、前記計量板の下側には計量機構が設けられ、前記添加空間の中の溶液が前記検査空間の中に入って油を溶解し、前記計量バケツが前記排水管の下側まで移動し、前記排水弁が開き、溶液が前記貯蔵空間の中に入った後、前記計量機構が溶液の重さを量り、溶液の前後の重さを比較することによって前記鋼索の油含有率を検知することを特徴とする起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項2】
前記検査箱の中には前記検査空間の後側に位置する伝動空間が設けられ、前記回転軸の一端が前記伝動空間の中に延びており、前記伝動空間の右壁には旋転モーターが固定的に設けられ、前記旋転モーターの左側の動力軸が右側の前記回転軸と固定的に連結され、前記動力軸には駆動歯車が固定的に設けられ、前記伝動空間の右壁には旋転軸が回転できるように設けられ、前記旋転軸には前記駆動歯車と噛合した旋転歯車が固定的に設けられ、前記伝動空間の左右壁の間には前記旋転軸の後側に位置する伝動軸が回転できるように設けられ、前記伝動軸と前記旋転軸が第一プーリーにより伝動できるように連結され、前記伝動空間の左壁には左側の前記回転軸と固定的に連結された取り付け軸が回転できるように設けられ、前記取り付け軸と前記伝動軸が第二プーリーにより伝動できるように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項3】
前記取り付け板の前端面には運動溝が形成され、前記運動溝の中には伝動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記運動溝の底壁にはリニアアクチュエータが固定的に設けられ、前記リニアアクチュエータの上側の押し棒が前記伝動スライドブロックと固定的に連結され、前記伝動スライドブロックの前端面には電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記計量バケツが取り外し可能に前記電動ガイドレールの前側のスライドブロックに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項4】
前記取り付け板の前端面には検査結果を表示できるディスプレイが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項5】
前記取り付け板の下端にはベースが固定的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項6】
前記貯蔵空間の内壁には透明のガラス板が固定的に設けられ、前記ガラス板には目盛りがあることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項7】
前記閉鎖機構はねじ穴を含み、前記ねじ穴が前記検査箱の中に位置的に左右対称に設けられ、前記検査箱の前側には前記検査空間を閉鎖する閉鎖板が取り付けられ、ボルトを前記ねじ穴の中にねじり込むことによって前記閉鎖板を固定することを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項8】
前記検査空間の内壁には加熱板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【請求項9】
前記取り付け板の前端面には振動モーターが固定的に設けられ、前記振動モーターの前側には振動板が固定的に設けられ、前記振動板の前端面には回転モーターが固定的に設けられ、前記回転モーターの前側にはモーター軸が伝動できるように連結され、前記モーター軸が前記検査箱の後端面と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の起重機用鋼索の油含有量検知設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は鋼索検査分野を取り上げて、具体的には起重機用鋼索の油含有量検知設備である。
【背景技術】
【0002】
鋼索とは、鋼線を何本もより合わせて作った綱である。鋼索は軽くて強度が高く、作業が安定で、折れにくく、起重機の重要な部分になっている。鋼索の表面の摩耗を減らし、酸化速度を遅くするために、鋼索を作るときにグリースを塗る必要がある。鋼索の油含有量は鋼索の使用寿命に大きく影響するため、製造や販売において鋼索の油含有量を素早く検知できる設備が必要とされる。したがって、上記の問題を解決するために、本願発明を設計した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105891418号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的は起重機用鋼索の油含有量検知設備を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明である起重機用鋼索の油含有量検知設備
は、取り付け板を含み、前記取り付け板の前側には回転可能な検査箱が取り付けられ、前記検査箱の中には前方に開口した検査空間が設けられ、前記検査空間の前部開口には閉鎖機構が設けられ、前記検査空間の左右壁には回転可能な回転軸が位置的に対称に設けられ、前記回転軸の一端には挟み部品が固定的に設けられ、鋼索を前記挟み部品の間に取り付け、左右の前記回転軸の回転により前記鋼索をねじり、前記検査箱の中には前記検査空間の上側に位置する添加空間が設けられ、前記添加空間が前記検査空間と連通しており、前記添加空間と前記検査空間の連通部分には自動制御弁が設けられ、前記添加空間の頂壁には添加弁が設けられ、前記添加弁を介して前記添加空間の中に油を溶解できる溶剤を添加でき、前記検査空間が下方に開口しており、前記検査空間の下部開口には排水弁が取り付けられ、前記検査箱の下端には排水管が固定的に設けられ、前記取り付け板の前端面には計量バケツが左右に移動可能に設けられ、前記計量バケツの中には上方に開口した貯蔵空間が設けられ、前記貯蔵空間の中には計量板が設けられ、前記計量板の下側には計量機構が設けられ、前記添加空間の中の溶液が前記検査空間の中に入って油を溶解し、前記計量バケツが前記排水管の下側まで移動し、前記排水弁が開き、溶液が前記貯蔵空間の中に入った後、前記計量機構が溶液の重さを量り、溶液の前後の重さを比較することによって前記鋼索の油含有率を検知する。
【0006】
更の技術プラン、前記検査箱の中には前記検査空間の後側に位置する伝動空間が設けられ、前記回転軸の一端が前記伝動空間の中に延びており、前記伝動空間の右壁には旋転モーターが固定的に設けられ、前記旋転モーターの左側の動力軸が右側の前記回転軸と固定的に連結され、前記動力軸には駆動歯車が固定的に設けられ、前記伝動空間の右壁には旋転軸が回転できるように設けられ、前記旋転軸には前記駆動歯車と噛合した旋転歯車が固定的に設けられ、前記伝動空間の左右壁の間には前記旋転軸の後側に位置する伝動軸が回転できるように設けられ、前記伝動軸と前記旋転軸が第一プーリーにより伝動できるように連結され、前記伝動空間の左壁には左側の前記回転軸と固定的に連結された取り付け軸が回転できるように設けられ、前記取り付け軸と前記伝動軸が第二プーリーにより伝動できるように連結されている。
【0007】
更の技術プラン、前記取り付け板の前端面には運動溝が形成され、前記運動溝の中には伝動スライドブロックがスライドできるように設けられ、前記運動溝の底壁にはリニアアクチュエータが固定的に設けられ、前記リニアアクチュエータの上側の押し棒が前記伝動スライドブロックと固定的に連結され、前記伝動スライドブロックの前端面には電動ガイドレールが固定的に設けられ、前記計量バケツが取り外し可能に前記電動ガイドレールの前側のスライドブロックに取り付けられている。
【0008】
更の技術プラン、前記取り付け板の前端面には検査結果を表示できるディスプレイが固定的に設けられている。
【0009】
更の技術プラン、前記取り付け板の下端にはベースが固定的に設けられている。
【0010】
更の技術プラン、前記貯蔵空間の内壁には透明のガラス板が固定的に設けられ、前記ガラス板には目盛りがある。
【0011】
更の技術プラン、前記閉鎖機構はねじ穴を含み、前記ねじ穴が前記検査箱の中に位置的に左右対称に設けられ、前記検査箱の前側には前記検査空間を閉鎖する閉鎖板が取り付けられ、ボルトを前記ねじ穴の中にねじり込むことによって前記閉鎖板を固定する。
【0012】
更の技術プラン、前記検査空間の内壁には加熱板が設けられている。
【0013】
更の技術プラン、前記取り付け板の前端面には振動モーターが固定的に設けられ、前記振動モーターの前側には振動板が固定的に設けられ、前記振動板の前端面には回転モーターが固定的に設けられ、前記回転モーターの前側にはモーター軸が伝動できるように連結され、前記モーター軸が前記検査箱の後端面と固定的に連結されている。
【発明の効果】
【0014】
鋼索のサンプルの一部を挟んだ後、挟み部品の回転により鋼索をねじって緩くすることで、鋼索の中の鋼線の間の隙間が大きくなり、そして溶剤で鋼索の中の油を溶解し、溶剤に対して体積と重量の検査を行うことで、鋼索の油含有率が得られ、本願発明は、人力検査より効率が良く、市販されていない新たなものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
下記に
図1〜4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0016】
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜4を参照し、本願発明である起重機用鋼索の油含有量検知設備
は、取り付け板14を含み、前記取り付け板14の前側には回転可能な検査箱17が取り付けられ、前記検査箱17の中には前方に開口した検査空間54が設けられ、前記検査空間54の前部開口には閉鎖機構60が設けられ、前記検査空間54の左右壁には回転可能な回転軸38が位置的に対称に設けられ、前記回転軸38の一端には挟み部品45が固定的に設けられ、鋼索46を前記挟み部品45の間に取り付け、左右の前記回転軸38の回転により前記鋼索46をねじり、前記検査箱17の中には前記検査空間54の上側に位置する添加空間37が設けられ、前記添加空間37が前記検査空間54と連通しており、前記添加空間37と前記検査空間54の連通部分には自動制御弁35が設けられ、前記添加空間37の頂壁には添加弁36が設けられ、前記添加弁36を介して前記添加空間37の中に油を溶解できる溶剤を添加でき、前記検査空間54が下方に開口しており、前記検査空間54の下部開口には排水弁44が取り付けられ、前記検査箱17の下端には排水管20が固定的に設けられ、前記取り付け板14の前端面には計量バケツ24が左右に移動可能に設けられ、前記計量バケツ24の中には上方に開口した貯蔵空間27が設けられ、前記貯蔵空間27の中には計量板55が設けられ、前記計量板55の下側には計量機構26が設けられ、前記添加空間37の中の溶液が前記検査空間54の中に入って油を溶解し、前記計量バケツ24が前記排水管20の下側まで移動し、前記排水弁44が開き、溶液が前記貯蔵空間27の中に入った後、前記計量機構26が溶液の重さを量り、溶液の前後の重さを比較することによって前記鋼索46の油含有率を検知する。
【0018】
有益に、前記検査箱17の中には前記検査空間54の後側に位置する伝動空間39が設けられ、前記回転軸38の一端が前記伝動空間39の中に延びており、前記伝動空間39の右壁には旋転モーター31が固定的に設けられ、前記旋転モーター31の左側の動力軸32が右側の前記回転軸38と固定的に連結され、前記動力軸32には駆動歯車33が固定的に設けられ、前記伝動空間39の右壁には旋転軸30が回転できるように設けられ、前記旋転軸30には前記駆動歯車33と噛合した旋転歯車28が固定的に設けられ、前記伝動空間39の左右壁の間には前記旋転軸30の後側に位置する伝動軸42が回転できるように設けられ、前記伝動軸42と前記旋転軸30が第一プーリー29により伝動できるように連結され、前記伝動空間39の左壁には左側の前記回転軸38と固定的に連結された取り付け軸41が回転できるように設けられ、前記取り付け軸41と前記伝動軸42が第二プーリー40により伝動できるように連結されている。
【0019】
有益に、前記取り付け板14の前端面には運動溝21が形成され、前記運動溝21の中には伝動スライドブロック23がスライドできるように設けられ、前記運動溝21の底壁にはリニアアクチュエータ22が固定的に設けられ、前記リニアアクチュエータ22の上側の押し棒が前記伝動スライドブロック23と固定的に連結され、前記伝動スライドブロック23の前端面には電動ガイドレール12が固定的に設けられ、前記計量バケツ24が取り外し可能に前記電動ガイドレール12の前側のスライドブロックに取り付けられている。
【0020】
有益に、前記取り付け板14の前端面には検査結果を表示できるディスプレイ11が固定的に設けられている。
【0021】
有益に、前記取り付け板14の下端にはベース10が固定的に設けられている。
【0022】
有益に、前記貯蔵空間27の内壁には透明のガラス板25が固定的に設けられ、前記ガラス板25には目盛りがある。
【0023】
有益に、前記閉鎖機構60はねじ穴34を含み、前記ねじ穴34が前記検査箱17の中に位置的に左右対称に設けられ、前記検査箱17の前側には前記検査空間54を閉鎖する閉鎖板13が取り付けられ、ボルト16を前記ねじ穴34の中にねじり込むことによって前記閉鎖板13を固定する。
【0024】
有益に、前記検査空間54の内壁には加熱板43が設けられている。
【0025】
有益に、前記取り付け板14の前端面には振動モーター53が固定的に設けられ、前記振動モーター53の前側には振動板51が固定的に設けられ、前記振動板51の前端面には回転モーター52が固定的に設けられ、前記回転モーター52の前側にはモーター軸50が伝動できるように連結され、前記モーター軸50が前記検査箱17の後端面と固定的に連結されている。
【0026】
作業手順は以下の通り:
添加弁36によって添加空間37の中に定量の溶剤を入れ、ボルト16を回転させ、閉鎖板13を取り外して検査空間54を開け、鋼索46を挟み部品45の間に挟み、閉鎖板13で検査空間54を閉鎖し、
旋転モーター31を起動することで動力軸32を回転させ、動力軸32が右側の回転軸38を回転させ、動力軸32が駆動歯車33と旋転歯車28と旋転軸30と第一プーリー29によって伝動軸42を回転させ、伝動軸42が第二プーリー40によって取り付け軸41を回転させ、取り付け軸41が左側の回転軸38を回転させ、これで左側の挟み部品45と右側の挟み部品45との回転方向が逆になり、鋼索46をねじることで鋼索46の中の鋼線の間の隙間を大きくし、
旋転モーター31が止まり、自動制御弁35が開き、添加空間37の中の溶剤が検査空間54の中に入り、溶剤が完全に検査空間54の中に入った後、自動制御弁35が閉まり、回転モーター52を起動し、モーター軸50が検査箱17を回転させ、振動モーター53が作動し、振動板51が検査箱17を振動させ、これで鋼索46にある油が素早く溶剤に溶解され、
加熱板43を起動することで検査空間54の中の溶液を加熱し、溶解を加速させることができ、
油が完全に溶剤に溶解された後、回転モーター52が止まることによって検査箱17が回転しなくなり、振動モーター53が引き続き作動し検査箱17を振動させ、電動ガイドレール12が作動し計量バケツ24を左方へ移動させ、リニアアクチュエータ22が作動し伝動スライドブロック23に伝動ガイドレール12を上方へ移動させ、電動ガイドレール12が計量バケツ24を上方へ移動させ、排水管20を貯蔵空間27の中に挿入し、排水弁44が開き、検査空間54の中の溶液が貯蔵空間27の中に流れ込み、検査箱17の振動によって検査空間54の中の溶液を十分に貯蔵空間27の中に流し、溶液が全部貯蔵空間27の中に入った後、計量機構26が溶液の重さを量り、溶液の前後の重さを比べれば、溶液の中の溶解された油の重さが得られ、検査の結果はディスプレイ11に表示される。
【0027】
以上に述べたのはただ本願発明の具体的な実施方式で、本願発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本願発明の保護範囲にカバーされる。だから本願発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本願発明は起重機用鋼索の油含有量検知設備を開示した。
【解決手段】
主に取り付け板を含み、前記取り付け板の前側には回転可能な検査箱が取り付けられ、前記検査箱の中には前方に開口した検査空間が設けられ、前記検査空間の前部開口には閉鎖機構が設けられ、前記検査空間の左右壁には回転可能な回転軸が位置的に対称に設けられ、前記回転軸の一端には挟み部品が固定的に設けられ、鋼索を前記挟み部品の間に取り付け、左右の前記回転軸の回転により前記鋼索をねじり、前記検査箱の中には前記検査空間の上側に位置する添加空間が設けられ、前記添加空間が前記検査空間と連通している。
【選択図】
図1