(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、実施形態の清掃機について説明する。
図1に示すように、清掃機10は、ノズル55、移動装置51、流体供給部53、カメラ11及び制御装置30と、を有する。清掃機10は、更にジグ62を有しても良い。
【0008】
清掃機10は、流体供給部53から供給された流体をノズル55から噴射し、対象物60を清掃する。制御装置30は、移動装置51を制御してノズル55を対象物60の目標位置60aに対向させる。ここで目標位置60aはノズル55から噴流を衝突させる位置である。目標位置60aは例えば雌ねじ、位置決め穴や油穴である。流体は、液体や気体である。流体は、例えば水溶性洗浄液や圧縮空気である。
【0009】
流体供給部53は、例えば、液体ポンプ、ブロアー、コンプレッサーである。流体供給部53は、ノズルへ流体を供給又は停止するバルブを含む。液体ポンプは、例えば、ピストンポンプや遠心ポンプである。流体供給部53とノズル55は流路63で接続される。
【0010】
清掃機10は、複数のノズル55を有してもよい。このとき、各ノズル55に固有の工具番号44が設定される。
ノズル55は、ノズルボディ(以下、単に「ボディ59」という。)、噴口57及び流路65を有する。噴口57はボディ59の先端部に設けられる。噴口57は、噴射軸線57aに沿って、噴流を形成する。流路65は、ボディ59の内部に設けられ、流体供給部53と噴口57とを接続する。
ノズル55は、ノズルチップ58及び固定部56を有しても良い(
図2参照)。このとき、噴口57は、ノズルチップ58に設けられる。ノズルチップ58は固定部56に固定される。固定部56は、例えば、平行ねじやテーパねじ等の雌ねじであり、ボディ59に設けられる。
【0011】
移動装置51には、タレット52が設けられても良い。このとき、複数のノズル55又はカメラ11はタレット52に装着される。
なお、清掃機10は、タレット52に替えて自動工具交換装置を有しても良い。
【0012】
移動装置51又はタレット52は、ノズル55又はカメラ11を装着する装着部(例えばフランジ51a)を有する。移動装置51は、ノズル55又はカメラ11を対象物60に対して相対的に移動する。移動装置51又はタレット52にノズル55が装着された場合、流路63と流路65が接続する。移動装置51は、例えば、垂直多関節ロボット、移動コラム機構である。
【0013】
ジグ62は対象物60を所定の位置に固定する。
【0014】
カメラ11は、各ノズル55に対応して設けられる。カメラ11は、対応するノズル55と工具番号44を共有する。
カメラ11は、カメラボディ(以下、単に「ボディ25」という。)、電池13、伝送装置15、撮像素子17及びレンズ21を有する。カメラ11は、好ましくは照明19を有する。カメラ11はミラー23及びオートフォーカス機構(以下、単に「AF機構27」)を有しても良い。
【0015】
ボディ25は、暗室26を有する。ボディ25は、電池13、伝送装置15、撮像素子17、レンズ21、照明19を内部に有する。ボディ25は、ノズル55と実質的に同形状か、ノズル55よりも実質的に小さい。ここで、「実質的に」とは、対象物60、ジグ62や清掃機10の清掃室とプログラム実行中に干渉しないことを意味する。つまり、ボディ25はノズル55の外径形状から、ノズル55の移動範囲において完全に同形状か、許容範囲内の突起等を有してもよい。
【0016】
電池13は、例えば、一次電池や二次電池である。電池13は、伝送装置15、撮像素子17、照明19及びAF機構27に駆動電力を供給する。
【0017】
レンズ21は、撮像素子17上に対象物60の像を結ぶ。
図2を参照して、移動装置51へのカメラ11又はノズル55の取り付け例を説明する。まず、ノズル55を移動装置51に装着し、噴射軸線57a上の目標位置60aを光源61とする。具体的には、目標位置60aにおける照明19からの反射光が光源61となる。
次に、ノズル55に替えてノズル55に対応するカメラ11を移動装置51に装着する。このとき、光源61からの光線は、レンズ21の光軸21aを通って、撮像素子17に垂直に入射する。レンズ21は、噴口57より内側に設けられても良い。
【0018】
好ましくは、ノズル55と目標位置60aとの距離(以後、「ノズルオフセット距離nod」)の全域にわたってパンフォーカスを得る。清掃機10は流体を用いるため、ノズルオフセット距離nodは、数値制御プログラム47及び対象物60によって自由に定められる。ノズルオフセット距離nodの全域とは、清掃時に想定されるノズルオフセット距離nodの範囲をいう。レンズ21は、ノズルオフセット距離の範囲に対して、十分な被写界深度を有していれば、単焦点レンズでもよい。単焦点レンズを用いればより容易に撮像できる。
【0019】
被写界深度がノズルオフセット距離nodの全域に及ばない場合、カメラ11は、好ましくはAF機構27を有する(
図11参照)。AF機構27は、コントラスト測定部271又は測長センサ(不図示)と、モータ272を有する。コントラスト測定部271は、撮像素子17上に結んだ像のコントラストを測定する。好ましくは、コントラスト測定部271は、画面の中央部のコントラストを測定する。測長センサは、被写体距離aをレーザー測長する。モータ272は被写体距離a又はコントラストに基づいて、レンズ21を光軸に沿って前後に移動させる。
【0020】
撮像素子17は、レンズによって結像された像を電気信号(以下、単に「像データ」)に変換する。撮像素子17は、ボディ25内に収められる。撮像素子17は、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサである。CMOSイメージセンサにより、小型化し、消費電力を小さくできる。CCDイメージセンサを利用するときは、カメラ11は、好ましくはA/D変換装置を含む。撮像素子17は、ボディ25内に収められる。
【0021】
図3に示すように、ミラー23は、レンズ21の後方に配置されても良い。このとき、光源61からの光線は光軸21aを通り、ミラー23で上方に反射して光軸21bを通り、撮像素子17に垂直に入射する。
図4に示すように、ミラー23は、レンズ21の前方に配置されても良い。このとき、光源61からの光線は光軸21cを通り、ミラー23で上方に反射し、レンズ21の光軸21aを通って撮像素子17に垂直に入射する。
【0022】
ここで、光源61とカメラ11の組合せは、対象物60とノズル55の組合せで決まる。移動装置51にノズル55を装着して対象物60を清掃する際、噴口57から目標位置60aへの位置関係が、光源61から光軸に沿った撮像素子17への位置関係に一致する。
つまり、移動装置51にノズル55を装着するときの目標位置60aの像を、同じ位置の移動装置51に装着したカメラ11のレンズ21が撮像素子17上に結像する。
そのため、移動装置51に装着したカメラ11は、移動装置51に装着したノズル55の噴口57から噴射軸線57aに沿って見える像を得ることができる。すなわち、カメラ11はノズル55による目標位置60aの像を撮像できる。
【0023】
カメラ側伝送装置(以後、「伝送装置15」)は、像データを制御装置側伝送装置(以後、「伝送装置33」)に発信する。伝送装置15は、静止画の撮像、動画の撮像開始、又は動画の撮像停止信号を伝送装置33から受信する。
伝送装置15及び伝送装置33の伝送は、無線伝送、デジタル伝送が好ましいが、有線伝送、アナログ伝送でもよい。例えばwi−fi規格を利用できる。
【0024】
カメラ11は、複数の照明19を有しても良い。照明19は、低電力で平行光を発するため、発光ダイオードが好適である。このとき、光軸21a、又は光軸21cの回りに、円周上均等に照明19が設けられることが好ましい。
【0025】
図1を参照して、制御装置30について説明する。制御装置30は、数値制御装置31、伝送装置33、画像処理エンジン35、記憶装置41を有する。制御装置30は、撮像スイッチ36、モニタ34、撮像制御部37を有しても良い。
【0026】
記憶装置41は、数値制御プログラム47、噴射フラグ45、画像43及び工具番号44を記憶する。噴射フラグ45は、数値制御装置31による数値制御プログラム47の実行中に、ノズル55が流体を噴射する状態にあるか否かを表す。例えば噴射フラグ45が1であるときに噴射中を、噴射フラグ45が0であるときに停止中を表す。
工具番号44は、装着又は選択したノズル55を表す。清掃機10がノズル55を一つのみを有するとき、工具番号44は省いてよい。
【0027】
数値制御装置31は、移動装置51を数値制御する。数値制御装置31は流体供給部53を駆動し、停止する。数値制御装置31は伝送装置33を通じて、カメラ11に撮像させても良い。
なお、本実施形態においては、数値制御装置31への適用例を記載するが、移動装置51がコンベア、シリンダ等シーケンス制御される場合にも適用できる。この場合、数値制御装置31は、シーケンス制御装置と読み替えられる。
【0028】
撮像制御部37は、座標取得部39を有しても良い。
座標取得部39は、数値制御装置31からカメラ11の座標を取得する。数値制御装置31が複数の座標系(例えば機械座標系、ワーク座標系、座標オフセット)を使用するときは、座標取得部39は座標系と共に座標を取得してもよい。
清掃機10が複数のカメラ11を有するとき、撮像制御部37は、数値制御装置31から使用中の工具番号44を取得する。撮像制御部37は、使用中の工具番号44に対応するカメラ11に撮像させる。
【0029】
撮像スイッチ36は、静止画の撮像又は動画の撮像開始、撮像停止を行う。作業者は、撮像スイッチ36を手動で操作する。撮像スイッチ36により、静止画又は動画の切り替えや撮像条件を設定してもよい。
【0030】
画像処理エンジン35は、伝送装置33から像データを受け取る。画像処理エンジン35は、像データを画像43又は動画(不図示)に変換する。画像処理エンジン35は、画像43又は動画を記憶装置41に記憶させる。好ましくは、画像処理エンジン35は、座標取得部39から撮像した座標や工具番号44を受け取り、画像43を座標や工具番号44と共に記憶装置41に記憶させる。例えば、画像処理エンジン35は、画像43のプロパティとして座標や工具番号44を登録する。画像処理エンジン35は、動画を撮像時刻、撮像時間や撮像順と共に記憶装置41に記憶させる。
図5に示すように、画像処理エンジン35は、画像43に、ポインタ67である円67aや十字線67bを付加してもよい。ポインタ67は、光軸21a又は光軸21cが対象物60表面と交わる位置を示す。つまり、ポインタ67は移動装置51にノズル55が装着されたときの目標位置60aを示す。円67aは十字線67bの交差部を中心に描かれている。径の異なる複数の円67aが設けられてよい。望ましくは、円67aは、画像43において、目標位置60aの内径と同程度の径を有する。画像処理エンジン35がポインタ67を追加すれば、ノズル55が移動装置51によって、狙い通りの位置を狙っているか否かを判別しやすい。一つの対象物60に、例えばM5雌ねじ、φ3油穴、M8雌ねじのように複数種の目標位置60aが設定される場合がある。この場合に、径の異なる複数の円67aが表示されれば、目標位置60aに対して狙い通りの位置を狙っているかを判別しやすい。
図5では、十字線67bは目標位置60aである雌ねじの中心を指している。
なお、カメラ11が画像処理エンジン35を有してもよい。このとき、画像処理エンジン35は撮像素子17から受け取った電気信号を画像43又は動画に変換し、圧縮した後に伝送装置15、伝送装置33を通じて制御装置30に伝送する。
【0031】
モニタ34は、画像処理エンジン35が作成した画像又は映像を映す。モニタ34は、例えば液晶モニタである。
【0032】
図6を参照して、ノズルの目標位置60aの撮像方法を順に説明する。
作業者は、ノズル55に替えてカメラ11を移動装置51又はタレット52に装着する。また、作業者は、ジグ62に対象物60を装着する(S1)。
【0033】
噴射フラグ45を噴射無しに初期化する(S2)。
数値制御装置31の運転モードをシングルブロック運転に設定する(S3)。
ステップS2、S3は、作業者が行っても良い。制御装置30がカメラ撮像モードに設定された際、数値制御装置31が自動で行っても良い。
【0034】
数値制御装置31は、数値制御プログラム47に従って数値制御運転を実行する(S4)。このとき、数値制御装置31は、噴射開始の指令をスキップする。カメラ11の破損を防ぐためである。ステップS4は、撮像モードに設定された際に数値制御装置31が自動で行っても良いし、作業者が数値制御装置31の運転ボタンから実行しても良い。
【0035】
撮像制御部37は、噴射開始指令が発せられたか否かを判断する(S5)。YESの場合ステップS6へ、NOの場合ステップS7へ進む。ステップS6において、噴射フラグを噴射中(第1噴射フラグ)に変更する。その後、噴射停止指令が発せられたか否かを判断する(S7)。YESの場合ステップS8へ、NOの場合ステップS9へ進む。ステップS8において、噴射フラグを停止中(第2噴射フラグ)に変更する。噴射開始フラグの設定は、撮像制御部37が行う。
なお、ステップS5〜S8は省いても良い。
【0036】
数値制御装置31は、実行されたブロックの運転を終了する。プログラムの実行されたブロックが移動命令を含む場合、カメラ11は、移動命令中で指令された座標まで移動している。例えばMコード指令などの外部指令も完了する。完了時に、数値制御装置31は運転終了信号を発する(S9)。
【0037】
撮像制御部37は、噴射フラグが噴射中であるか否かを判断する(S10)。YESの場合ステップS11へ、NOの場合ステップS14へ進む。ステップS11において、座標取得部39はカメラ11の座標を取り込む。撮像制御部37は、ステップS11で取り込んだ座標が、前回取り込んだ座標と同一か否かを判断する(S12)。YESの場合ステップS14へ、NOの場合ステップS13へ進む。
噴射フラグが停止中を表すときは、対象物60を清掃する際に、移動装置51に装着されたノズル55が噴流を生成していない。このとき、ノズル55は対象物60を清掃しないため、カメラ11が捉えた映像を記録する必要がない。
また、運転終了時の座標が前回と同一であるときは、カメラ11が移動していない。そのため、カメラ11が捉えた映像を記録する必要がない。
ステップS10〜S12により、運転終了後の状態が撮像、記録に値しない場合に、カメラ11の撮像を停止する。
なお、ステップS10〜S12は省いても良い。
【0038】
ステップS13において、撮像制御部37は、工具番号44に対応するカメラ11に画像を撮像させる。レンズ21はノズル55の目標位置60aの像を撮像素子17上に結像する。撮像素子17は、像データを伝送装置15、伝送装置33を介して画像処理エンジン35に送る。画像処理エンジン35は、像データを現像し、記憶装置41に記憶する。
カメラ11がAF機構27を備える場合、撮像の前にAF機構27がフォーカスを合わせる。
【0039】
数値制御装置31はプログラム終了を読み込んだか否かを判断する(S14)。YESの場合、撮像を終了する。NOの場合、再びステップS4を実行する。
【0040】
本実施形態によれば、カメラ11は、数値制御プログラム47におけるノズル55の目標位置60aを次々に撮像する。カメラ11が数値制御プログラム47の指令座標に到達したときに、カメラ11が対象物60を撮像する。
【0041】
以下、非限定的な実施例を説明する。
図7から
図10に示すように、清掃機101は、移動装置511、ピストンポンプである流体供給部53、下向きのノズル551、L型のノズル552、ランスであるノズル553、カメラ111、カメラ112及びカメラ113を有する。
【0042】
(実施例1)
図7に示すように、本実施例の移動装置511には、タレット521が設けられている。移動装置511は、タレット521を自在に移動できる。タレット521は3つの装着部であるフランジ51aを有する。ノズル551又はカメラ111が1番の装着部、ノズル552又はカメラ112が3番の装着部、ノズル553又はカメラ113が5番の装着部に装着される。各ノズル55及びカメラ11が装着されるフランジ51aの番号が工具番号44に割り当てられる。数値制御装置31は、タレット521を旋回させて、ノズル55又はカメラ11を切り替えながら、清掃又はノズル55の目標位置60aの撮像を行う。
【0043】
図8に示すように、フランジ51aは中空軸51b及び位置決めピン51cを有する。フランジ51aは、移動装置51によって中空軸51bを中心に回転し、回転方向(C軸)に位置決めされる。フランジ51aには、例えば雌ねじ(不図示)などの結合要素が設けられる。位置決めピン51cは、中空軸51bから半径方向にオフセットしてフランジ51aに設けられる。中空軸51bと流体供給部53は、流路63で接続される。
【0044】
ノズル551は、ボディ591、ノズルチップ581及び流路651を有する。
ボディ591は、結合部59eと軸部59d1を有する。結合部59eは、結合軸59a、フランジ59b、位置決め穴59cを有する。結合軸59aは、中空軸51bと嵌合する。位置決め穴59cは、位置決めピン51cと嵌合する。フランジ59bは、フランジ51aに当接し、フランジ51aにボルト(不図示)などの結合要素により結合される。軸部59d1は円筒形状を有し、結合軸59aと同軸に設けられる。軸部59d1の先端に固定部561が設けられる。軸部59d1の径は例えばφ10〜φ12mm、軸部59d1の長さは例えば50〜250mmである。ノズルオフセット距離nodは、例えば30〜100mmである。
流路651は、軸部59d1の内部に結合軸59aに沿って設けられ、結合軸59aと固定部561とを接続する。流路63と流路651は接続する。
ノズルチップ581は噴口571を有し、雌ねじである固定部561に固定される。ノズルチップ581の噴射軸線57a1は、結合軸59aと同軸である。ノズルチップ581は、例えば直線棒状の噴流を形成する直射ノズル、平板扇形状の噴流を形成する扇型ノズル、充円錐状の噴流を形成するコーンノズルである。噴口571は例えばφ0.8〜4.0mmの径を有する。
ノズル551は、結合軸59aに沿って先端から流体を噴射する。
【0045】
カメラ111は、ボディ251、レンズ211、撮像素子171、伝送装置151、電池131を有する。ボディ251は、結合部25e及び軸部25d1を有する。ボディ251は、軸部25d1の基端部に伝送装置151を収納するための突出を持つ。その他はボディ591と同一形状である。ボディ251の突出は基端部に設けられているため、カメラ111の移動を阻害しない。ボディ251の全長はボディ591より短くてもよい。
レンズ211は単焦点レンズであり、軸部25d1の先端に設けられる。レンズ211の光軸21a1は結合軸25aと同軸である。レンズ211は被写体距離aが例えば25〜110mmでパンフォーカスを得る。
撮像素子171は軸部25d1の長さ方向の中央部に設けられる。
伝送装置151は、アンテナ151aを有し、軸部25d1の基端部に設けられる。伝送装置151の大部分は軸部25d1の内部に収められる。アンテナ151aは軸部25dから突出している。
照明191はレンズ211の周囲に複数設けられ、レンズ211から25〜110mm程度にある目標位置60aを照らす。
電池131は結合部25eに設けられる。軸部25d1の基端部にボディ251に突出を設けて電池131を収納しても良い。照明191はレンズ211の周囲に設けられる。
【0046】
図9に示すように、ノズル552はボディ592、流路651及び噴口572を有する。ボディ592は、結合部59eおよび軸部59d2を持つ。軸部59d2は、軸部59d1と同様であるが、固定部561を有さない。噴口572は、軸部59d2の先端部に、結合軸59aと垂直に(図ではY方向)設けられる。噴射軸線57a2はY軸方向に設けられる。
【0047】
カメラ112は、ボディ252、レンズ212、照明192、撮像素子171、伝送装置151及びミラー232を有する。ボディ252は、ミラー232を先端部に備え、レンズ212がY軸方向に設けられている他は、ボディ251と同様である。
レンズ212は噴口572と同じ位置に設けられる。光軸21a2は噴射軸線57a2と一致する。
ミラー232は、光軸21a2を結合軸25aに沿った方向(Z方向)へ反射する。反射した光軸21b2は結合軸25aの中心を通る。
伝送装置151は結合軸59aに対してレンズ212の反対面に突出しても良い。この場合、レンズ212を対象物60に接近しやすくなる。
照明192は、レンズ212の周囲に複数設けられ、光軸21a2に沿う方向を照らす。
【0048】
図10に示すように、ノズル553はボディ593、流路651及び複数の噴口573を有する。
ボディ593は結合部59eと軸部59d3を有する。軸部59d3は、径が比較的大きい基部59h、基部59hに接続する円錐台の縮径部59i、及び縮径部に接続する細径部59kを有する。基部59h、縮径部59i、細径部59kは、結合軸59aと同軸に設けられる。噴口573は、細径部59kの先端部の円周上に均等に設けられる。噴射軸線57a3は、結合軸59aに垂直な平面上に、結合軸59aの中心を通るように設けられる。例えば基部59hの径はφ10〜12mm、細径部59kの径はφ5〜φ8mmであり、細径部59kの長さは50〜200mmである。噴口573は例えば2〜3個設けられ、径はφ0.6〜0.9である。ノズルオフセット距離nodは、例えば、0.5〜7mmである。
ノズル553の軸部59d3を対象物60の油穴やスプール穴内に挿入し、油穴やスプール穴と交差する部位の洗浄又はバリ取りを行う。
なお、噴射軸線57a3は、結合軸59aの中心を中心軸とする円錐面上に、結合軸59aの中心を通るように設けられても良い。
【0049】
カメラ113は、ボディ253、レンズ213、撮像素子173、ミラー233、伝送装置153及び照明193を有する。
ボディ253は、結合部25e及び軸部25d3を有する。フランジ25bの側面に伝送装置153を収める突出部を有する他、ボディ253はボディ593と同一形状である。軸部25d3は、基部25h、縮径部25i、細径部25k及び入光穴25mを有する。入光穴25mは、ノズル553の噴口573に対応する位置に一つだけ設けられる。入光穴25mの回転方向の位相は、いずれかの噴口573の位相と一致しても良い。
レンズ213は、その光軸21a3が結合軸59aと同軸になるよう、細径部25kの先端部に設けられる。撮像素子173は細径部25kに設けられる。レンズ213は、例えば細径部25kから0.5〜8mmの範囲でパンフォーカスを得る。
ミラー233は、レンズ213と入光穴25mとの間に位置する。
伝送装置153は、フランジ25bの側面に突出する。伝送装置153のZ軸方向の厚みは、フランジ25bの厚みの範囲内にある。伝送装置153が軸部25d3の上方のフランジ25bの側面に突出するため、軸部25d3を対象物60の油穴やスプール穴内に挿入できる。
照明193は、基部25h又はフランジ25bに設けられ、細径部25kの先端部の周囲を照らす。
【0050】
(実施例2)
図11に示すように、本実施例の清掃機104は、ピストンポンプ534、移動装置514、複合ノズル554、流路63a、流路63b、及び複合カメラ114を有する。
ピストンポンプ534は、バルブ53a及びバルブ53bを有する。バルブ53a及びバルブ53bは、いずれか一方のみ開弁する。バルブ53a及びバルブ53bは同時に閉弁できる。
移動装置514は、フランジ面514aを有する。フランジ面514aはセンターピン514b及び位置決めピン514cを有する。流路63aは、バルブ53aとセンターピン514bを接続する。流路63bは、バルブ53bと位置決めピン514cを接続する。本実施例の清掃機104はタレット52を有さず、ピストンポンプ534によって2つのノズルを切り替える。
【0051】
複合ノズル554は、ボディ594、2つのノズルチップ58a、58b、2つの流路65a、65bを有する。工具番号44は、ノズルチップ58aに1を、ノズルチップ58bに2を割り当てる。
ボディ594は略円筒形であり、結合部59e4、2つの固定部56a、56b、2つの流路65a、65bを有する。結合部59e4はボディ594の基端部に設けられる。結合部59e4は、センター穴59a4及び位置決め穴59b4を有する。センター穴59a4は、センターピン514bに嵌合する。位置決め穴59b4は、位置決めピン514cに嵌合する。雌ねじである固定部56aは、ボディ594の先端面の中央下向きに設けられる。雌ねじである固定部56bは、ボディ594の先端部の側面に設けられる。流路65aはセンター穴59a4と固定部56aとを接続する。流路65bは位置決め穴59b4と固定部56bとを接続する。ノズルチップ58aは固定部56aに取付けられる。ノズルチップ58aは噴口57を有し、センター穴59a4と同軸の噴射軸線57aaに沿って流体を噴射する。ノズルチップ58bは噴口57bを有し、センター穴59a4と垂直な噴射軸線57abに沿って流体を噴射する。
ボディ594は例えば径ds=φ50、長さ250mmである。ノズルオフセット距離nodは例えば10〜150mmである。
【0052】
複合カメラ114は、ボディ254、2つのカメラ11a、11b、伝送装置154及び電池134を有する。工具番号44は、カメラ11aに1を、カメラ11bに2を割り当てる。
ボディ254はボディ594と同形状である。ボディ254は十分に大きく、AF機構27aを内部に収容できる。
カメラ11aは、暗室26a、レンズ214a、AF機構27a、撮像素子17aを有する。レンズ214aは、固定部56aに対応した位置に設けられる。レンズ214aの光軸214aaはセンター穴254aと同軸である。AF機構27aは、コントラスト測定部271a及びモータ272aを有する。
カメラ11bはカメラ11aと同様である。ただし、カメラ11bのレンズ214bは、固定部56bに対応する位置に設けられ、レンズ214bの光軸214baは噴射軸線57abに対応する。
伝送装置154はカメラ11aとカメラ11bと伝送装置33との間で信号等を伝送する。