【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様によれば、アップリンク情報送信方法が提供され、この方法は、
端末装置によって、第1のダウンリンク伝送時間間隔中に基地局装置によって送信された第1の制御情報を受信するステップと、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて時間領域リソースを決定するステップであって、時間領域リソースは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔を含み、時間領域リソースの開始時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔より遅く、開始時間ユニットは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔のうちの第1のアップリンク伝送時間間隔である、ステップと、
端末装置によって、アップリンクデータチャネル上でデータ情報を送信するステップであって、アップリンクデータチャネルは、時間領域リソース内の少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔に対応する、ステップと
を含み得る。
【0007】
本出願では、端末装置は、基地局装置によって送信された第1の制御情報を受信し、第1の制御情報に基づいて、第1の制御情報を搬送するダウンリンク伝送時間間隔後の時間領域リソースを決定してもよい。第1の制御情報が示す時間領域リソースの開始時間ユニットとダウンリンク伝送時間間隔との間の時間間隔は比較的短く、端末装置は、アップリンクグラントベースのスケジューリングを待つことなく、時間領域リソース上でアップリンクデータ情報を送信することができ、これにより、時間領域のリソース利用率が改善される。本出願では、端末装置がアップリンクグラントベースのスケジューリングのスケジューリング遅延よりも短い時間でアップリンクデータ情報を送信することができるため、アップリンクデータ情報の送信効率を改善することができ、アップリンクデータ情報をより柔軟に処理することができ、適用性はより高い。
【0008】
第1の態様を参照すると、第1の可能な実装形態では、端末装置によって、第1の制御情報に基づいて時間領域リソースを決定するステップは、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定するステップ
を含む。
【0009】
本出願では、基地局装置によって送信された第1の制御情報は、グラントレス時間領域リソースの開始時間ユニットを示すために使用されてもよく、端末装置は、開始時間ユニットから開始してアップリンクデータ情報を送信してもよい。第1の制御情報は、グラントレス時間領域リソースの開始時間ユニットを示すために使用されるので、リソース指示方法がより柔軟であり、操作がより簡単であり、そして適用性がより高い。
【0010】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実装形態を参照すると、第2の可能な実装形態では、端末装置によって、第1の制御情報に基づいて時間領域リソースを決定するステップは、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて時間領域リソースの長さまたは時間領域リソースの終了時点を決定するステップ
を含む。
【0011】
本出願では、基地局装置によって送信された第1の制御情報が、グラントレス時間領域リソースの長さおよび終了時点を示すために使用され得るので、リソース指示方法がより柔軟であり、操作方法がより簡単でなり、そして適用性がより高い。
【0012】
第1の態様を参照すると、第3の可能な実装形態では、端末装置によって、第1の制御情報に基づいて時間領域リソースを決定するステップは、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定し、開始時間ユニットおよび時間領域リソースの長さに基づいて時間領域リソースの終了時点を決定するステップを含み、
時間領域リソースの長さは、事前定義された長さまたは基地局装置によって送信された第1の上位層シグナリングに基づいて構成された長さである。
【0013】
本出願では、グラントレス時間領域リソースの開始時間ユニットは、基地局装置によって送信された第1の制御情報を使用することによって決定され得、時間領域リソースの終了時点は、時間領域リソースの長さであって、事前定義されているかまたは上位層シグナリングに基づいて構成されている長さに基づいて決定されるので、時間領域リソースを決定することができる。このため、シグナリングオーバヘッドは比較的低い。さらに、時間領域リソースの長さであって、上位層シグナリングに基づいて構成されている長さについて、特定のリソース構成の柔軟性が維持される。
【0014】
第1の態様の第1の可能な実装形態から第1の態様の第3の可能な実装形態を参照すると、第4の可能な実装形態では、第1の制御情報は、ダウンリンクバーストの最後のサブフレームまたは最後の伝送時間間隔において基地局装置によって占有されたシンボルの量を示すために使用され、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含み、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定するステップは、
端末装置によって、シンボルの量に基づいて開始時間ユニットを決定するステップ
を含む。
【0015】
本出願では、基地局装置によって送信された第1の制御情報は、ダウンリンクバーストの最後のサブフレームまたは最後の伝送時間間隔において基地局装置によって占有されたシンボルの量を示すために使用され得、グラントレス時間領域リソースの開始時間ユニットはシンボルの量に基づいて決定されるので、グラントレス時間領域リソースを決定する方法はより柔軟であり、適用性はより高く、そしてシグナリングオーバヘッドは比較的低い。
【0016】
第1の態様の第1の可能な実装形態から第1の態様の第3の可能な実装形態を参照すると、第5の可能な実装形態では、開始時間ユニットはターゲット時間ユニットよりも遅く、ターゲット時間ユニットと開始時間ユニットとの間の時間間隔は第1の時間間隔であり、
ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔である;または、ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔が存在するサブフレームである;または、ターゲット時間ユニットはダウンリンクバーストの最後のサブフレームもしくは最後の伝送時間間隔であり、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含む。
【0017】
本出願では、第1の制御情報を搬送するダウンリンク伝送時間間隔、ダウンリンク伝送時間間隔が存在するサブフレーム、またはダウンリンク伝送時間間隔が存在するダウンリンクバーストの最後のサブフレームもしくは伝送時間間隔は、基地局装置が送信した第1の制御情報を使用してターゲット時間ユニットとして決定され得、ターゲット時間ユニットの後の時間領域リソースをグラントレス時間領域リソースとすることで、時間領域リソース利用率を改善することができ、アップリンクデータ処理効率も改善することができる。
【0018】
第1の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第6の可能な実装形態では、端末装置によって、第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定するステップは、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいてターゲット時間ユニットを決定するステップと、
端末装置によって、ターゲット時間ユニットと第1の時間間隔とに基づいて開始時間ユニットを決定するステップと、を含み、
第1の時間間隔は事前定義された時間間隔であるか、または第1の時間間隔は基地局装置によって送信された第2の上位層シグナリングを使用することによって構成される。
【0019】
本出願では、グラントレス時間領域リソースを決定するために使用されるターゲット時間ユニットは、基地局装置によって送信された第1の制御情報に基づいて決定され得、グラントレス時間領域リソースを決定するために使用される第1の時間間隔は、グラントレス時間領域リソースを決定することができるように、事前定義された方法、上位層シグナリング構成方法などで決定される。このようにして、時間領域リソースを決定する方法の多様性が改善され、シグナリングオーバヘッドが低くなる。さらに、特定のリソース構成の柔軟性が、上位層シグナリング構成方法で維持される。
【0020】
第1の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第7の可能な実装形態では、第1の制御情報は第1の時間間隔を示すために使用され、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定するステップは、
端末装置によって、第1の時間間隔およびターゲット時間ユニットに基づいて開始時間ユニットを決定するステップ
を含む。
【0021】
本出願では、グラントレス時間領域リソースを決定するために使用される第1の時間間隔は、基地局装置によって送信された第1の制御情報に基づいて決定されてもよく、これにより、開始時間ユニットを、ターゲット時間ユニットに基づいて決定することができる。このように、開始時間ユニットを決定する方法の多様性が改善され、時間領域リソースを示す動作がより柔軟になる。
【0022】
第1の態様の第7の可能な実装形態を参照すると、第8の可能な実装形態において、端末装置によって、第1の時間間隔およびターゲット時間ユニットに基づいて開始時間ユニットを決定するステップの前に、方法は、
端末装置によって、第1の制御情報に基づいてターゲット時間ユニットを決定するステップ
をさらに含む。
【0023】
本出願では、グラントレス時間領域リソースを決定するために使用されるターゲット時間ユニットは、基地局装置によって送信された第1の制御情報に基づいて決定され得るので、ターゲット時間ユニットを決定する方法の多様性が改善される。
【0024】
第1の態様、および第1の態様の第1の可能な実装形態から第8の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第9の可能な実装形態では、第1のダウンリンク伝送時間間隔と開始時間ユニットとの間の時間間隔は第2の時間間隔未満であり、第2の時間間隔は、第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の最小時間間隔であり、第2のダウンリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを搬送し、ターゲットアップリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを使用してスケジューリングされたアップリンクチャネルに対応し、
アップリンクグラントは、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットを示すために使用され、
アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクチャネルによって占有される時間領域リソース、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、および
第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の時間間隔、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
本出願では、基地局装置によって送信された第1の制御情報を搬送するダウンリンク伝送時間間隔とグラントレス時間領域リソースの開始時間ユニットとの間の時間間隔は、UL grantベースのスケジューリングの最小スケジューリング遅延より短く、これにより、リソース利用率を改善することができ、アップリンクデータ伝送効率を改善することができる。UL grantベースのスケジューリングの最小スケジューリング遅延は、UL grantとUL grantを使用してスケジューリングされた最も早いPUSCHとの間の時間間隔である。従来のUL grantベースのスケジューリング方式と比較して、このアプリケーションでは、より多くの時間領域リソースを使用することができ、チャネル利用効率をより高くすることができ、アップリンク情報処理効率を改善することができ、そして、アップリンク情報処理方法はより高い適用性を有する。本出願で提供されるアップリンクグラントは、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットを示すために使用され得、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットは、複数のコンテンツ片のうちの1つを含み得るので、アップリンク情報処理効率を改善することができ、そして、アップリンク情報処理方法はより高い適用性を有する。
【0026】
第1の態様および
第1の態様の第1の可能な実装形態から第9の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第10の可能な実装形態では、第1の制御情報は共通制御情報である。
【0027】
本出願では、共通制御情報は、グラントレス時間領域リソースを示すために使用され得、これにより、オーバヘッドが削減され、操作が簡単になり、適用性が高くなる。
【0028】
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実装形態から第10の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第11の可能な実装形態では、端末装置によって、アップリンクデータチャネル上でデータ情報を送信するステップの前に、方法は、
端末装置によって、アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットを決定するステップをさらに含み、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、
アップリンクデータチャネルの送信電力、
アップリンクデータチャネルにおける復調基準信号の符号系列、および
アップリンクデータチャネルで搬送されるトランスポートブロックサイズTBS
のうちの少なくとも1つを含み、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットに含まれる少なくとも1片の情報のうちのいずれか1つは、事前定義された情報または基地局装置によって送信された第3の上位層シグナリングに基づいて構成された情報である。
【0029】
本出願で提供されるアップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットはより多様化され、アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットを設定する方法はより柔軟であり、そしてアップリンク情報処理方法はより高い適用性を有する。
【0030】
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実装形態から第11の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第12の可能な実装形態では、端末装置によって、アップリンクデータチャネル上でデータ情報を送信するステップの前に、方法は、
端末装置によって、アップリンクデータチャネルが位置するキャリア上でリッスンビフォアトークLBTを実行し、チャネルがアイドル状態であることを検出するステップ
をさらに含む。
【0031】
本出願で提供されるアップリンク情報処理方法では、アップリンクデータを送信する前に、端末装置がLBTを実行し、チャネルがアイドル状態であることを検出することができるため、アップリンクデータ情報の送信の有効性を確保でき、適用性はより高い。
【0032】
第2の態様によれば、
アップリンク情報受信方法が提供され、この方法は、
基地局装置によって、第1のダウンリンク伝送時間間隔中に第1の制御情報を端末装置に送信するステップであって、第1の制御情報は時間領域リソースを示すために使用され、時間領域リソースは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔を含み、時間領域リソースの開始時間ユニットは、第1のダウンリンク伝送時間間隔より遅く、開始時間ユニットは、少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔のうちの第1のアップリンク伝送時間間隔である、ステップと、
アップリンクデータチャネル上で基地局装置によって、端末装置によって送信されたデータ情報を受信するステップであって、アップリンクデータチャネルは、時間領域リソース内の少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔に対応する、ステップと
を含み得る。
【0033】
第2の態様を参照すると、第1の可能な実装形態では、第1の制御情報は開始時間ユニットを示すために使用される。
【0034】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実装形態を参照すると、第2の可能な実装形態では、第1の制御情報は、時間領域リソースの長さまたは時間領域リソースの終了時点を示すために使用される。
【0035】
第2の態様を参照すると、第3の可能な実装形態では、第1の制御情報は開始時間ユニットを示すために使用され、
時間領域リソースの終了時点は、開始時間ユニットおよび時間領域リソースの長さに基づいて取得され、
時間領域リソースの長さは、事前定義された長さ、または端末装置に対して基地局装置によって構成された第1の上位層シグナリングに基づいて構成された長さである。
【0036】
第2の態様の第1の可能な実装形態および第2の態様の
第3の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第4の可能な実装形態では、第1の制御情報は、ダウンリンクバーストの最後のサブフレームまたは最後の伝送時間間隔において基地局装置によって占有されたシンボルの量を示すために使用され、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含み、シンボルの量は、開始時間ユニットを決定するために使用される。
【0037】
第2の態様の第1の可能な実装形態および第2の態様の第2の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第5の可能な実装形態では、開始時間ユニットはターゲット時間ユニットよりも遅く、ターゲット時間ユニットと開始時間ユニットとの間の時間間隔は第1の時間間隔であり、
ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔である;または、ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔が存在するサブフレームである;または、ターゲット時間ユニットはダウンリンクバーストの最後のサブフレームもしくは最後の伝送時間間隔であり、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含む。
【0038】
第2の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第6の可能な実装形態では、第1の制御情報はターゲット時間ユニットを示すために使用され、
開始時間ユニットは、ターゲット時間ユニットおよび第1の時間間隔に基づいて取得され、
第1の時間間隔は事前定義された時間間隔であるか、または第1の時間間隔は端末装置に対して基地局装置によって構成された第2の上位層シグナリングを使用することによって構成される。
【0039】
第2の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第7の可能な実装形態では、第1の制御情報は第1の時間間隔を示すために使用され、
開始時間ユニットは、ターゲット時間ユニットと第1の時間間隔に基づいて取得される。
【0040】
第2の態様の
第7の可能な実装形態を参照すると、第8の可能な実装形態では、ターゲット時間ユニットは第1の制御情報によって示される。
【0041】
第2の態様、および第2の態様の第1の可能な実装形態から第8の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第9の可能な実装形態では、第1のダウンリンク伝送時間間隔と開始時間ユニットとの間の時間間隔は第2の時間間隔未満であり、第2の時間間隔は、第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の最小時間間隔であり、第2のダウンリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを搬送し、ターゲットアップリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを使用してスケジューリングされたアップリンクチャネルに対応し、
アップリンクグラントは、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットを示すために使用され、
アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクチャネルによって占有される時間領域リソース、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、および
第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の時間間隔、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実装形態から第9の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第10の可能な実装形態では、第1の制御情報は共通制御情報である。
【0043】
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実装形態から第10の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第11の可能な実装形態では、アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、
アップリンクデータチャネルの送信電力、
アップリンクデータチャネルにおける復調基準信号の符号系列、および
アップリンクデータチャネルで搬送されるトランスポートブロックサイズTBS
のうちの少なくとも1つを含み、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットに含まれる少なくとも1片の情報のうちのいずれか1つは、事前定義された情報または端末装置に対して基地局装置によって構成された第3の上位層シグナリングに基づいて構成された情報である。
【0044】
第3の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置は、
第1のダウンリンク伝送時間間隔中に基地局装置によって送信された第1の制御情報を受信するように構成された受信モジュールと、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいて時間領域リソースを決定するように構成された決定モジュールであって、時間領域リソースは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔を含み、時間領域リソースの開始時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔より遅く、開始時間ユニットは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔のうちの第1のアップリンク伝送時間間隔である、決定モジュールと、
アップリンクデータチャネル上でデータ情報を送信するように構成された送信モジュールであって、アップリンクデータチャネルは、決定モジュールによって決定された時間領域リソースにおける少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔に対応する、送信モジュールと
を含み得る。
【0045】
第3の態様を参照すると、第1の可能な実装形態では、決定モジュールは、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定するように構成される。
【0046】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実装形態を参照すると、第2の可能な実装形態では、決定モジュールは、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいて、時間領域リソースの長さまたは時間領域リソースの終了時点を決定するように構成される。
【0047】
第3の態様を参照すると、第3の可能な実装形態では、決定モジュールは、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいて開始時間ユニットを決定し、開始時間ユニットおよび時間領域リソースの長さに基づいて時間領域リソースの終了時点を決定するように構成され、
時間領域リソースの長さは、事前定義された長さまたは基地局装置によって送信された第1の上位層シグナリングに基づいて構成された長さである。
【0048】
第3の態様の第1の可能な実装形態から第3の態様の第3の可能な実装形態を参照すると、第4の可能な実装形態では、第1の制御情報は、ダウンリンクバーストの最後のサブフレームまたは最後の伝送時間間隔において基地局装置によって占有されたシンボルの量を示すために使用され、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含み、
決定モジュールは、
シンボルの量に基づいて開始時間ユニットを決定するように構成される。
【0049】
第3の態様の第1の可能な実装形態から第3の態様の第3の可能な実装形態を参照すると、第5の可能な実装形態では、開始時間ユニットはターゲット時間ユニットよりも遅く、ターゲット時間ユニットと開始時間ユニットとの間の時間間隔は第1の時間間隔であり、
ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔である;または、ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔が存在するサブフレームである;または、ターゲット時間ユニットはダウンリンクバーストの最後のサブフレームもしくは最後の伝送時間間隔であり、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含む。
【0050】
第3の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第6の可能な実装形態では、決定モジュールは、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいてターゲット時間ユニットを決定し、
ターゲット時間ユニットおよび第1の時間間隔に基づいて開始時間ユニットを決定する
ように構成され、
第1の時間間隔は事前定義された時間間隔であるか、または第1の時間間隔は基地局装置によって送信された第2の上位層シグナリングを使用することによって構成される。
【0051】
第3の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第7の可能な実装形態では、第1の制御情報は第1の時間間隔を示すために使用され、
決定モジュールは、
第1の時間間隔およびターゲット時間ユニットに基づいて開始時間ユニットを決定するように構成される。
【0052】
第3の態様の第7の可能な実装形態を参照すると、第8の可能な実装形態では、決定モジュールは、
受信モジュールによって受信された第1の制御情報に基づいてターゲット時間ユニットを決定するようにさらに構成される。
【0053】
第3の態様、および第3の態様の第1の可能な実装形態から第8の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第9の可能な実装形態では、第1のダウンリンク伝送時間間隔と開始時間ユニットとの間の時間間隔は第2の時間間隔未満であり、第2の時間間隔は、第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の最小時間間隔であり、第2のダウンリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを搬送し、ターゲットアップリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを使用してスケジューリングされたアップリンクチャネルに対応し、
アップリンクグラントは、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットを示すために使用され、
アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクチャネルによって占有される時間領域リソース、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、および
第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の時間間隔、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0054】
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実装形態から第9の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第10の可能な実装形態では、第1の制御情報は共通制御情報である。
【0055】
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実装形態から第10の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第11の可能な実装形態では、決定モジュールは、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットを決定するようにさらに構成され、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、
アップリンクデータチャネルの送信電力、
アップリンクデータチャネルにおける復調基準信号の符号系列、および
アップリンクデータチャネルで搬送されるトランスポートブロックサイズTBS
のうちの少なくとも1つを含み、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットに含まれる少なくとも1片の情報のうちのいずれか1つは、事前定義された情報または基地局装置によって送信された第3の上位層シグナリングに基づいて構成された情報である。
【0056】
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実装形態から第11の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第12の可能な実装形態では、端末装置は、
アップリンクデータチャネルが位置するキャリア上でリッスンビフォアトークLBTを実行し、チャネルがアイドル状態であることを検出するように構成された検出モジュール
をさらに含む。
【0057】
第4の態様によれば、基地局装置が提供され、この基地局装置は、
第1のダウンリンク伝送時間間隔中に第1の制御情報を端末装置に送信するように構成された送信モジュールであって、第1の制御情報は時間領域リソースを示すために使用され、時間領域リソースは少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔を含み、時間領域リソースの開始時間ユニットは、第1のダウンリンク伝送時間間隔より遅く、開始時間ユニットは、少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔のうちの第1のアップリンク伝送時間間隔である、送信モジュールと、
アップリンクデータチャネル上で、端末装置によって送信されたデータ情報を受信するように構成された受信モジュールであって、アップリンクデータチャネルは、時間領域リソース内の少なくとも1つのアップリンク伝送時間間隔に対応する、受信モジュールと
を含み得る。
【0058】
第4の態様を参照すると、第1の可能な実装形態では、第1の制御情報は開始時間ユニットを示すために使用される。
【0059】
第4の態様または第4の態様の第1の可能な実装形態を参照すると、第2の可能な実装形態では、第1の制御情報は、時間領域リソースの長さまたは時間領域リソースの終了時点を示すために使用される。
【0060】
第4の態様を参照すると、第3の可能な実装形態では、第1の制御情報は開始時間ユニットを示すために使用され、
時間領域リソースの終了時点は、開始時間ユニットおよび時間領域リソースの長さに基づいて取得され、
時間領域リソースの長さは、事前定義された長さ、または端末装置に対して基地局装置によって構成された第1の上位層シグナリングに基づいて構成された長さである。
【0061】
第4の態様の第1の可能な実装形態および第4の態様の第2の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第4の可能な実装形態では、第1の制御情報は、ダウンリンクバーストの最後のサブフレームまたは最後の伝送時間間隔において基地局装置によって占有されたシンボルの量を示すために使用され、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含み、シンボルの量は、開始時間ユニットを決定するために使用される。
【0062】
第4の態様の第1の可能な実装形態および第4の態様の第2の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第5の可能な実装形態では、開始時間ユニットはターゲット時間ユニットよりも遅く、ターゲット時間ユニットと開始時間ユニットとの間の時間間隔は第1の時間間隔であり、
ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔である;または、ターゲット時間ユニットは第1のダウンリンク伝送時間間隔が存在するサブフレームである;または、ターゲット時間ユニットはダウンリンクバーストの最後のサブフレームもしくは最後の伝送時間間隔であり、ダウンリンクバーストは少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔を含み、少なくとも1つの連続ダウンリンク伝送時間間隔は第1のダウンリンク伝送時間間隔を含む。
【0063】
第4の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第6の可能な実装形態では、第1の制御情報はターゲット時間ユニットを示すために使用され、
開始時間ユニットは、ターゲット時間ユニットおよび第1の時間間隔に基づいて取得され、
第1の時間間隔は事前定義された時間間隔であるか、または第1の時間間隔は端末装置に対して基地局装置によって構成された第2の上位層シグナリングを使用することによって構成される。
【0064】
第4の態様の第5の可能な実装形態を参照すると、第7の可能な実装形態では、第1の制御情報は第1の時間間隔を示すために使用され、
開始時間ユニットは、ターゲット時間ユニットと第1の時間間隔に基づいて取得される。
【0065】
第4の態様の第6の可能な実装形態を参照すると、第8の可能な実装形態では、ターゲット時間ユニットは第1の制御情報によって示される。
【0066】
第4の態様、および第4の態様の第1の可能な実装形態から第8の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第9の可能な実装形態では、第1のダウンリンク伝送時間間隔と開始時間ユニットとの間の時間間隔は第2の時間間隔未満であり、第2の時間間隔は、第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の最小時間間隔であり、第2のダウンリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを搬送し、ターゲットアップリンク伝送時間間隔はアップリンクグラントを使用してスケジューリングされたアップリンクチャネルに対応し、
アップリンクグラントは、アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットを示すために使用され、
アップリンクチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクチャネルによって占有される時間領域リソース、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、および
第2のダウンリンク伝送時間間隔とターゲットアップリンク伝送時間間隔との間の時間間隔、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
第4の態様および第4の態様の第1の可能な実装形態から第9の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第10の可能な実装形態では、第1の制御情報は共通制御情報である。
【0068】
第4の態様および第4の態様の第1の可能な実装形態から第10の可能な実装形態のいずれかを参照すると、第11の可能な実装形態では、アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットは、以下の情報、すなわち、
アップリンクデータチャネルによって占有される周波数領域リソース、
アップリンクデータチャネルの変調および符号化方式、
アップリンクデータチャネルの送信電力、
アップリンクデータチャネルにおける復調基準信号の符号系列、および
アップリンクデータチャネルで搬送されるトランスポートブロックサイズTBS
のうちの少なくとも1つを含み、
アップリンクデータチャネルのトランスポートフォーマットに含まれる少なくとも1片の情報のうちのいずれか1つは、事前定義された情報または端末装置に対して基地局装置によって構成された第3の上位層シグナリングに基づいて構成された情報である。
【0069】
第5の態様によれば、アップリンク情報処理システムが提供され、このシステムは、第3の態様による端末装置と第4の態様による基地局装置とを含み得る。
【0070】
第6の態様によれば、端末装置が提供され、端末装置はメモリとプロセッサとを含むことができ、
メモリはプログラムコードのセットを記憶するように構成され、
プロセッサは、第1の態様によるアップリンク情報送信方法で提供される様々な実装形態を実行するために、メモリに格納されたプログラムコードを呼び出すように構成される。
【0071】
第7の態様によれば、基地局装置が提供され、この基地局装置はメモリとプロセッサとを含むことができ、
メモリはプログラムコードのセットを記憶するように構成され、
プロセッサは、第2の態様によるアップリンク情報受信方法で提供される様々な実装形態を実行するために、メモリに格納されたプログラムコードを呼び出すように構成される。
【0072】
本出願では、基地局装置は、第1の制御情報を端末装置に送信し、第1の制御情報を使用して、第1の制御情報を搬送するダウンリンク伝送時間間隔後の時間領域リソースを示すことができる。第1の制御情報が示す時間領域リソースの開始時間ユニットとダウンリンク伝送時間間隔との間の時間間隔は比較的短く、端末装置は、アップリンクグラントベースのスケジューリングを待つことなく、時間領域リソース上でアップリンクデータ情報を送信することができ、これにより、時間領域のリソース利用率が改善される。本出願では、端末装置は、アップリンクグラントベースのスケジューリングシナリオのスケジューリング遅延よりも短い時間でアップリンクデータ情報を送信することができるので、アップリンクデータ情報の送信効率を改善することができ、基地局装置はより短時間で端末装置によって送信されたアップリンクデータ情報を受信することができるので、アップリンクデータ情報をより柔軟に処理することができ、そして適用性はより高い。
【0073】
より明確に本発明の実施形態における技術的解決策を説明するために、本実施形態を説明するために必要な添付の図面を以下に簡単に説明する。明らかに、以下の説明において添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を単に示しており、当業者は、創造的な取り組みをすることなく、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出すことが可能である。