特許第6861163号(P6861163)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6861163スクリーニングシステム、渦電流スクリーニングマシン、およびスクリーニングシステムまたは渦電流スクリーニングマシンの使用
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861163
(24)【登録日】2021年3月31日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】スクリーニングシステム、渦電流スクリーニングマシン、およびスクリーニングシステムまたは渦電流スクリーニングマシンの使用
(51)【国際特許分類】
   B07B 1/22 20060101AFI20210412BHJP
   B07B 1/42 20060101ALI20210412BHJP
   B07B 1/46 20060101ALI20210412BHJP
【FI】
   B07B1/22 Z
   B07B1/42 F
   B07B1/46 Z
【請求項の数】41
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2017-547483(P2017-547483)
(86)(22)【出願日】2016年3月10日
(65)【公表番号】特表2018-507780(P2018-507780A)
(43)【公表日】2018年3月22日
(86)【国際出願番号】EP2016055099
(87)【国際公開番号】WO2016142454
(87)【国際公開日】20160915
【審査請求日】2019年2月22日
(31)【優先権主張番号】PCT/EP2015/054936
(32)【優先日】2015年3月10日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】PCT/EP2015/065093
(32)【優先日】2015年7月2日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】15197213.0
(32)【優先日】2015年12月1日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】512116871
【氏名又は名称】テルソニック・ホールディング・アー・ゲー
【氏名又は名称原語表記】TELSONIC HOLDING AG
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソレンターラー,ペーター
(72)【発明者】
【氏名】ズッター,レト
【審査官】 瀧 恭子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−505245(JP,A)
【文献】 特表2002−505954(JP,A)
【文献】 特開平10−244224(JP,A)
【文献】 特開2011−245446(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07B 1/00−15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクリーニングシステムであって、
少なくとも1つの第1の環状のスクリーン支持体および第2の環状のスクリーン支持体と、
前記第1および第2のスクリーン支持体間で圧縮応力が発生するように前記第1および第2のスクリーン支持体を一緒に固定する少なくとも1つの圧力ロッドと、
横円筒面の形態であり前記第1および第2のスクリーン支持体間でクランプされている少なくとも1つのスクリーン面と、
超音波振動を前記スクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを備える、スクリーニングシステムであって、
前記共振器が前記スクリーン面に固定され前記第1のスクリーン支持体から前記第2のスクリーン支持体まで延在していることを特徴とする、スクリーニングシステム。
【請求項2】
前記第1のスクリーン支持体および前記第2のスクリーン支持体が円形のリング形状に形成されており、前記スクリーン面が横円筒面の形態で形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のスクリーニングシステム。
【請求項3】
前記共振器が前記第1のスクリーン支持体および/または前記第2のスクリーン支持体において保持されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のスクリーニングシステム。
【請求項4】
前記共振器が第1の振動ノードおよび/または第2の振動ノードを含み、前記第1の振動ノード上で前記共振器は前記第1のスクリーン支持体において保持され、前記第2の振動ノード上で前記共振器は前記第2のスクリーン支持体において保持されていることを特徴とする、請求項3に記載のスクリーニングシステム。
【請求項5】
前記第1の振動ノード上で前記共振器が第1の切離要素によって前記第1のスクリーン支持体において保持され、および/または前記第2の振動ノード上で前記共振器が第2の切離要素によって前記第2のスクリーン支持体において保持されていることを特徴とする、請求項4に記載のスクリーニングシステム。
【請求項6】
少なくとも一方のスクリーン支持体が、スリーブ形状部分とカラー形状部分とを含み、前記スリーブ形状部分上に前記スクリーン面が固定され、前記カラー形状部分は前記スリーブ形状部分から径方向外向きに突出し、前記カラー形状部分上に前記少なくとも1つの圧力ロッドが固定されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの超音波伝導体を備え、前記超音波伝導体を用いることにより、前記共振器を超音波振動で作動させることができ、前記超音波伝導体が、前記第1のスクリーン支持体に形成された貫通開口部を通して前記第1のスクリーン支持体と前記第2のスクリーン支持体との間に形成された中間領域に案内されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項8】
少なくとも一方のスクリーン支持体がスリーブ形状部分とカラー形状部分とを含み、前記スリーブ形状部分上に前記スクリーン面が固定され、前記カラー形状部分は前記スリーブ形状部分から径方向外向きに突出し、前記カラー形状部分上に前記少なくとも1つの圧力ロッドが固定されており、
前記貫通開口部は前記第1のスクリーン支持体の前記カラー形状部分に形成されている、請求項7に記載のスクリーニングシステム。
【請求項9】
前記超音波伝導体に与えることが可能な前記超音波振動を発生するための1つまたは複数の超音波変換器をさらに備えることを特徴とする、請求項8に記載のスクリーニングシステム。
【請求項10】
前記共振器が、長手方向に沿って前記第1のスクリーン支持体から前記第2のスクリーン支持体まで延在していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項11】
前記共振器が、長手方向(L)の成分のみを含む超音波振動を導入するためのものであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項12】
前記共振器がその全長に沿って前記スクリーン面に固定されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項13】
前記共振器が前記スクリーン面に接着またははんだ付けされていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項14】
前記共振器が前記スクリーン面の外側に配置され前記スクリーン面の前記外側に固定されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項15】
複数の共振器を備えることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項16】
前記複数の共振器が前記スクリーン面の周囲において配置されていることを特徴とする、請求項15に記載のスクリーニングシステム。
【請求項17】
前記複数の共振器が前記スクリーン面の周囲において均一的に分散配置されている、請求項16に記載のスクリーニングシステム。
【請求項18】
前記共振器は圧力ロッドを形成する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項19】
前記スクリーニングシステムは、少なくとも1つの第3の環状のスクリーン支持体と、横円筒面の形態の少なくとも2つのスクリーン面と、超音波振動を前記少なくとも2つのスクリーン面に導入するための少なくとも2つの共振器とを備え、
前記少なくとも2つのスクリーン面のうちの第1のスクリーン面は前記第1のスクリーン支持体と前記第2のスクリーン支持体との間においてクランプされており、前記少なくとも2つのスクリーン面のうちの第2のスクリーン面は前記第2のスクリーン支持体と前記第3のスクリーン支持体との間においてクランプされており、
前記少なくとも2つの共振器のうちの少なくとも1つの第1の共振器は、超音波振動を前記第1のスクリーン面に直接導入するように構成されており、前記少なくとも2つの共振器のうちの少なくとも1つの第2の共振器は、超音波振動を前記第2のスクリーン面に直接導入するように構成されており、
前記スクリーニングシステムはさらに、少なくとも1つの超音波伝導体をさらに備え、前記超音波伝導体は、第1の超音波伝導体と第2の超音波伝導体とを備え、前記第1の超音波伝導体を用いることにより前記第1の共振器を超音波振動で作動させることができ、前記第2の超音波伝導体を用いることにより前記第2の共振器を超音波振動で作動させることができ、
前記第1の超音波伝導体は、前記第1のスクリーン支持体に形成された貫通開口部を通して案内され、前記第2の超音波伝導体は、前記第1のスクリーン支持体に形成された第1の貫通開口部および前記第2のスクリーン支持体に形成された第2の貫通開口部を通して案内される、請求項1〜18のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項20】
前記第1の超音波伝導体が第1の超音波変換器に接続されておりまたは接続可能であり、前記第2の超音波伝導体が第2の超音波変換器に接続されておりまたは接続可能であり、
前記第1の超音波伝導体および前記第2の超音波伝導体が同一の発生器に接続されているまたは接続可能であることを特徴とする、請求項19に記載のスクリーニングシステム。
【請求項21】
前記第2の超音波伝導体および前記第2の共振器が、前記第1の超音波伝導体および前記第1の共振器から、前記スクリーニングシステムの中心軸を中心とする円周方向において、90°と270°の間の範囲の角度、オフセットされていることを特徴とする、請求項19または20に記載のスクリーニングシステム。
【請求項22】
少なくとも1つのスクリーン面と、前記スクリーン面に固定され超音波振動を前記スクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを備えるスクリーニングシステムであって、
少なくとも1つの共振器が、第1の端部および第2の端部を有する少なくとも1つの第1のバー形状部分と、第1の端部および第2の端部を有する少なくとも1つの第2のバー形状部分とを備え、
前記第1のバー形状部分のみが前記スクリーン面に固定され前記第2のバー形状部分は前記スクリーン面に固定されておらず、
前記第1のバー形状部分および前記第2のバー形状部分それぞれの第1の端部がともに接続され、前記第1のバー形状部分および前記第2のバー形状部分それぞれの第2の端部がともに接続されていることを特徴とする、スクリーニングシステム。
【請求項23】
前記第1および第2のバー形状部分と前記スクリーニングシステムの中心軸とが、共通する径方向面に延在していることを特徴とする、請求項22に記載のスクリーニングシステム。
【請求項24】
少なくとも1つの超音波伝導体を備え、前記超音波伝導体を用いることにより、前記第1のバー形状部分および前記第2のバー形状部分それぞれの第1の端部を超音波振動で作動させることができる、請求項22または23に記載のスクリーニングシステム。
【請求項25】
前記第1のバー形状部分および前記第2のバー形状部分それぞれの第1の端部が第1のU字形部分によってともに接続されており、前記第1のバー形状部分および前記第2のバー形状部分それぞれの第2の端部が第2のU字形部分によってともに接続されており、
前記第1のU字形部分、前記第2のU字形部分、および前記スクリーニングシステムの中心軸は、共通する径方向面に延在していることを特徴とする、請求項22または23に記載のスクリーニングシステム。
【請求項26】
少なくとも1つのスクリーン面と、前記スクリーン面に固定され超音波振動を前記スクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを備えるスクリーニングシステムであって、
少なくとも1つの超音波伝導体を備え、前記超音波伝導体を用いることにより、前記共振器を超音波振動で作動させることができ、
前記超音波伝導体は、前記スクリーニングシステムのスクリーン支持体に形成された貫通開口部と、回転止め安全装置に形成された回転止め保護開口部とを通して案内され、
前記回転止め保護開口部は、その長手方向軸を中心とする所定の角度範囲内のみの回転を可能にするように、形成および配置されかつ前記超音波伝導体に対して位置合わせされていることを、特徴とする、スクリーニングシステム。
【請求項27】
前記所定の角度範囲が、45°未満であることを特徴とする、請求項26に記載のスクリーニングシステム。
【請求項28】
前記回転止め安全装置が、前記回転止め保護開口部を有するプレートと、前記プレートを前記貫通開口部から距離を置いて保持する、少なくとも1つのスペーサとを含むことを特徴とする、請求項26または27に記載のスクリーニングシステム。
【請求項29】
前記スペーサは、前記スクリーン支持体から遠ざかる方向であって前記スクリーン面に近づく方向において前記貫通開口部から距離を置いて前記プレートを保持する、請求項28に記載のスクリーニングシステム。
【請求項30】
前記超音波伝導体が非環状断面を有し、前記回転止め保護開口部が細長い孔として実現されることを特徴とする、請求項26〜29のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項31】
前記超音波伝導体が非環状断面を有し、前記回転止め保護開口部が、一方側において、前記スクリーニングシステムの中心軸に対する径方向において内向きに開口していることを特徴とする、請求項26〜29のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項32】
前記回転止め保護開口部が円形セグメント形状部分を含み、前記円形セグメント形状部分はスロットに合流し、前記スロットは、前記回転止め保護開口部が開口している端部において径方向内向きに幅が広くなっていることを特徴とする、請求項31に記載のスクリーニングシステム。
【請求項33】
前記スロットが前記径方向において内向きに幅が広くなっていることを特徴とする、請求項32に記載のスクリーニングシステム。
【請求項34】
少なくとも1つの第1の環状のスクリーン支持体および第2の環状のスクリーン支持体と、
横円筒面の形態であり前記第1および第2のスクリーン支持体間でクランプされている少なくとも1つのスクリーン面と、
超音波振動を前記スクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを備える、スクリーニングシステムであって、
前記第1および第2のスクリーン支持体のうちの少なくとも一方が周方向に延在する溝を有し、弾性封止リングが前記溝に挿入され、前記弾性封止リングは径方向において前記溝から外向きに突出し、前記弾性封止リングにより、前記スクリーン面は径方向において固定されていることを特徴とする、スクリーニングシステム。
【請求項35】
前記第1および第2の支持体のうちの少なくとも一方が、スリーブ形状部分を含み、前記スリーブ形状部分の径方向外側に前記溝が形成されていることを特徴とする、請求項34に記載のスクリーニングシステム。
【請求項36】
前記溝が、前記スリーブ形状部分の、他方の前記スクリーン支持体に対向する軸方向端部に配置され、前記スクリーン面の軸方向端部が、前記スリーブ形状部分の、前記他方のスクリーン支持体と反対側の軸方向端部のホースクリップによって保持されることを特徴とする、請求項35に記載のスクリーニングシステム。
【請求項37】
前記溝は、他方の前記スクリーン支持体と反対側において、第1の軸方向境界画定面によって境界が画定され、前記他方のスクリーン支持体に対向する側において、第2の軸方向境界画定面によって境界が画定され、前記第1の境界画定面は、前記第2の境界画定面よりも、径方向の大きさが大きいことを特徴とする、請求項34〜36のいずれか一項に記載のスクリーニングシステム。
【請求項38】
請求項1〜37のいずれか一項に記載の少なくとも1つのスクリーニングシステムを備える渦電流スクリーニングマシン。
【請求項39】
前記渦電流スクリーニングマシンが、前記共振器に供給可能な超音波振動を生成するための1つまたは複数の超音波変換器を備えることを特徴とする、請求項38に記載の渦電流スクリーニングマシン。
【請求項40】
スクリーニング材料を制御スクリーニングする、分離する、遊離させる、再生する、または分別するための、請求項1〜37のいずれか一項に記載のスクリーニングシステムの使用。
【請求項41】
スクリーニング材料を制御スクリーニングする、分離する、遊離させる、再生する、または分別するための、請求項38および39のうちのいずれか一項に記載の渦電流スクリーニングマシンの使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項1のプリアンブルに記載の、実質的に横円筒面の形態、特に実質的に円形の横円筒面の形態のスクリーン面と、超音波振動を導入するための共振器とを有する、スクリーニングシステムに関し、さらに、渦電流スクリーニングマシン、および、スクリーニングシステムまたは渦電流スクリーニングマシンの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば円形の横円筒面の形態のスクリーン面を有するこのような種類のスクリーニングシステムは、たとえばそれ自体周知である渦電流スクリーニングマシンにおいて使用することができる。このような渦電流スクリーニングマシンでは、スクリーニング材料が、スクリーニングチャンバに導入され、スクリーン面によって囲まれた内部に配置されたロータによって励振させられて渦電流を形成する。その結果、微細な材料はスクリーン面を通して運ばれ、粗い材料はスクリーン面の端部に配置された粗材料出口に運ばれる。
【0003】
超音波振動を利用して微細材料をスクリーン面を通して運ぶことを支援することは、先行技術において既に開示されている。しかしながら、開示されている解決策はすべて短所を有する。
【0004】
たとえば、DE102012104577A1は、スクリーニングマシンの円筒スクリーンを開示している。ある例示的な実施形態において、スクリーンバスケットは3つのスリーブを含み、これらのスリーブの間において、プラスチック材料のスクリーン生地がクランプされている。スリーブは一緒に支柱によって固定されている。スクリーンバスケットは、上記スリーブのうちの1つに固定されている振動伝達手段によって振動発生器に直接接続されている。振動発生器は、30〜200Hzの周波数で振動するかまたは超音波周波数でも振動する。
【0005】
しかしながら、振動伝達手段がスリーブのうちの1つに固定されているので、超音波振動は、スクリーン生地に間接的にしか伝達されない。それでもスクリーン生地において十分な超音波振幅を得ようとすると、振動伝達手段を高い超音波振幅で振動させねばならず、そうすると、実際にはスクリーニングに不必要な大量のエネルギが消費され、結果として温度が不必要に上昇する。
【0006】
ドイツ実用新案DE202012011921U1が示しているスクリーニング装置では、そのスクリーンデッキが変形プロセスによって小型化されている。スクリーンデッキは超音波発生器を用いて励振させることができる。このスクリーニング装置の一実施形態は、渦電流スクリーニングマシンで使用するためのスクリーンシリンダを含む。スクリーニング装置のスクリーン生地は3つのスリーブに接着され、そのうちの2つの外側スリーブは、残り1つのスリーブとは別に、3つのねじ切りされたロッドを有するクランプ装置によってプレスされる。振動は、供給バーにより、中央スリーブのみを介してスクリーン生地に伝達される。
【0007】
この場合、スクリーン生地が直接励振させられることはないので、超音波を十分にスクリーン生地に導入しようとすると、比較的高いエネルギ入力を用いるしかない。
【0008】
ドイツ実用新案DE202012101287U1は、円筒または円錐台の形状のスクリーンバスケットを開示している。このスクリーンバスケットは、一緒に焼結された金属ワイヤで構成されたスクリーン生地を含む。振動伝達器および接続片を用いて、スクリーン面が固定されている中央スリーブに振動を伝達する。好ましくは2つの振動発生器が設けられ、そのうちの一方は超音波範囲であり他方は低周波範囲である。
【0009】
DE102012104577A1と同様であるものの、上記振動伝達器はスクリーン面に固定されていないので、上記周知のスクリーニングシステムの場合、十分な超音波をスクリーン生地に導入することができない。
【0010】
WO2009/071221A1は、筒状スクリーンを有するスクリーニングシステムを開示している。効率を上げるには、超音波振動の振幅が筒状スクリーンの径方向と軸方向双方の成分を含むようにスクリーンを振動させる必要がある。例示的な実施形態のうちの1つでは、スクリーンフレームに接触点で接続されている2つの超音波変換器および2つの供給音伝導体が設けられている。
【0011】
この場合も振動はスクリーンフレームに伝達されるだけなので、この場合も超音波は十分に導入されない。
【0012】
全体的に見ると、先行技術ではこのように横円筒面の形態のスクリーン面に超音波振動が導入される。しかしながら、この超音波振動は必ず、スクリーン面を支持しているスクリーン支持体に導入される。それでもなおスクリーン面において十分な超音波振幅が得られるようにしようとすると、損失を補償できるほど大きい一次超音波振幅を選択しておかねばならない。そうすると、実際のスクリーニングにとっては不必要に大きいエネルギが消費され、温度は不必要に高くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明の目的は、先行技術において開示されているスクリーニングシステムを、さらに、上記短所が解消されるまたは少なくとも減じられるように改良することである。具体的には、このスクリーニングシステムはそれゆえに、使用するエネルギはできる限り少なくして、特に効果的に超音波振動をスクリーン面に導入することを意図している。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的は、一方では以下のスクリーニングシステムによって達成される。このスクリーニングシステムは、
少なくとも1つの第1の実質的に環状のスクリーン支持体および第2の実質的に環状のスクリーン支持体と、
第1および第2のスクリーン支持体間で圧縮応力が発生するように第1および第2のスクリーン支持体を一緒に固定する少なくとも1つの圧力ロッドと、
実質的に横円筒面の形態であり第1および第2のスクリーン支持体間でクランプされている少なくとも1つのスクリーン面と、
超音波振動をスクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを備え、共振器は特に上記圧力ロッドを形成する。
【0015】
スクリーン面は、たとえばスクリーン生地として実現できる。スクリーン面はスクリーン支持体の間で長手方向に沿って延在する。スクリーン支持体は、これらスクリーン支持体間でクランプされているスクリーン面が実質的に円筒形の外側筐体の形態となるように、実現され、相互に配置される。この点について、横円筒面の形態の面(具体的にはスクリーン面)は、すべてが上記長手方向に平行に延在する部分を一体化することによって形成された面として理解されねばならない。2つのスクリーン支持体は、円筒の2つの上面を画定する。好ましくは、長手方向と結果的には上記部分とが、上記上面に対して実質的に垂直に延在することで、直線状の横円筒面が構成される。しかしながら、長手方向と結果的には上記部分とが上面に対して実質的に垂直に延在していない、斜めの円筒面も考えられ、本発明の範囲に含まれる。
【0016】
第1および第2のスクリーン支持体双方が実質的に円形のリング形状で実現されかつスクリーン面が実質的に円形円筒形の外側筐体の形態で実現されていると、特に好都合である。スクリーン支持体によって画定されている上面に垂直である(かつ直線状の円筒形の場合は長手方向に平行である)断面において、スクリーン面はしたがって円周の形態で実現される。その結果、導入部で既に述べたロータを用いてスクリーニング材料は特に効果的かつ均一にスクリーン面を通して運ばれる。しかしながら、スクリーン面が上記断面においてその他の形態を有したとえば矩形または六角形等の多角形として実現されることも、本発明の範囲に含まれる。
【0017】
スクリーン面をクランプすると、結果として、圧力ロッドによって生成された圧縮応力によって補償される引張応力が、スクリーン支持体間に発生する。好ましくは圧力ロッドも長手方向に延在する。好ましくは、共振器は、共振状態で振動するために、(たとえば以下で再びさらに説明する超音波伝導体を用いることによって)予め定められた周波数の超音波振動で作動できるように、実現され配置される。この場合の共振状態で振動するとは、最大共振曲線で振動するだけでなく、この最大共振曲線を中心とする特定の周波数の範囲内たとえば最大共振曲線を中心とするおよそ3dBの周波数範囲内でも振動することであると、理解されねばならない。共振器は、中空の外形を有するものとして実現され、それ自体周知の材料たとえばクロム鋼またはプラスチック材料からなる。
【0018】
いくつかの実施形態において、共振器は、圧力ロッドを形成してもよく、したがって、それ自身でスクリーン支持体を、スクリーン支持体間で圧縮応力が発生するように、一緒に固定してもよい。上記実施形態では、圧力ロッドは必ずしも必要ではない。その他の実施形態では、共振器は、スクリーン支持体間で圧縮応力が発生するようにスクリーン支持体を一緒に固定する圧力ロッドではない。
【0019】
本発明に従うと、共振器は、スクリーン面に固定され、実質的に第1のスクリーン支持体から第2のスクリーン支持体まで延在する。しかしながら、共振器は必ずしも第1および/または第2のスクリーン支持体によって保持されている必要はない。好ましくは、共振器は、スクリーン面の長手方向において計測したスクリーン面の長さの、少なくとも60%、より好ましくは少なくとも80%、さらに好ましくは90%に沿って延在する。
【0020】
共振器をスクリーン面に直接固定することにより、超音波振動を共振器からスクリーン面に直接導入できる。この導入はしたがって、スクリーン支持体またはその他のスクリーンフレームによって間接的にのみ生じる訳ではない。このため、スクリーン振動をスクリーン支持体に導入する必要はない。結果として、超音波振動をスクリーン面に導入するために使用する必要がある超音波エネルギは少なくなる。本発明に従うと共振器はさらに実質的に第1のスクリーン支持体から第2のスクリーン支持体まで延在しているので、スクリーン面に導入される超音波エネルギはさらに増す。
【0021】
スクリーン面の長さは、100mmと1000mmの間の範囲内であってもよく、その直径は100mmと500mmの間の範囲内であってもよい。
【0022】
共振器は、第1のスクリーン支持体および/または第2のスクリーン支持体において(直接または間接的に)保持されていてもよい。結果として、(以下で再びさらに説明する可能な切離要素を除いて)共振器を保持するのに必要な構成要素は他にない。この場合、共振器が第1のスクリーン支持体および第2のスクリーン支持体双方において(直接または間接的に)支持されていることが特に好ましい。そうすると、スクリーン面を2つの支持体間でクランプするのに必要な圧縮応力が、圧力ロッドだけでなくさらに共振器によっても発生し得る。先に説明したように、圧力ロッドは共振器によっても形成できるので、共振器の他に圧力ロッドは不要である。
【0023】
共振器は1つまたは複数の振動ノードを含み得る。好ましくは、共振器は、第1の振動ノードおよび/または第2の振動ノードを含み、第1の振動ノードにおいて、第1のスクリーン支持体上で(直接または間接的に)保持され、第2の振動ノードにおいて、スクリーン支持体上で(直接または間接的に)保持される。振動ノードにおいて共振器を保持する利点は、実質的に超音波振動が共振器から各スクリーン支持体に伝達されないことである。結果として、実際のスクリーニング機能にとっては励振させる必要がない構成要素(すなわちスクリーン支持体)に超音波エネルギが伝達されることも、実質的に防止される。このため、超音波の導入がより効率的になる。
【0024】
この点について、第1の振動ノード上で共振器が第1の切離要素によって第1のスクリーン支持体で保持され、および/または第2の振動ノード上で共振器が第2の切離要素によって第2のスクリーン支持体上保持されていることが、特に好都合である。そうすると、共振器は第1および/または第2のスクリーン支持体上で間接的に保持されることになる。スクリーニングシステムの動作方法には不要な、スクリーン支持体への超音波の伝達を、このような切離要素を用いることによってさらに低減できる。振動ノードはこの場合、共振器の両端領域に配置することが好ましい。そうすると、切離要素の軸方向の設置長さを短くすることができる。
【0025】
共振器をスクリーン支持体上で固定できるようにするためにかつ圧縮力を伝達するために、切離要素のうちの少なくとも1つがクランプ装置によって対応するスクリーン支持体に接続されている、たとえば第2の切離要素がクランプ装置によって第2のスクリーン支持体に接続されていることが、好ましい。クランプ装置はたとえば次のようなクランプ要素によって形成してもよい。このクランプ要素は、雄ねじを有し第2の切離要素に固定的に接続され、第2のスクリーン支持体にはボアが形成され、2つのクランプナットがある。雄ねじとボアとクランプナットとの間の相互作用により、クランプ要素を第2のスクリーン支持体上に留めて固定することができる。上記ボアはたとえば以下で再び説明する第2のスクリーン支持体のカラー形状部分に形成してもよい。第1の切離要素もクランプ装置によって第1のスクリーン支持体に接続できる。しかしながら、既に第2の切離要素が第2のスクリーン支持体にクランプ装置によって接続されている場合は、第1の切離要素も、たとえば溶接またはねじによる接続によって、第1のスクリーン支持体に固定的に接続されてもよい。
【0026】
多くの例示的な実施形態において、上記切離要素の利点は、組立て中に、既にスクリーン面上に固定されている共振器を、固定を損なうまたは破壊する可能性がある回転から保護することである。多くの場合、上記例示的な実施形態では、以下で再び説明する回転止め安全装置をこのようにして省略できる。
【0027】
圧力ロッドは、先に説明したように、クランプ装置によって第1および第2のスクリーン支持体のうちの一方または双方に接続されていてもよいが、第2のスクリーン支持体にのみクランプ装置によって接続されたとえば第1のスクリーン支持体には溶接またはねじによる接続によって固定的に接続されていれば十分である。
【0028】
スクリーン面をクランプしかつ圧力ロッドを固定することを可能にするために、少なくとも1つの、好ましくは双方のスクリーン支持体が、スリーブ形状部分を含んでいてもよい。このスリーブ形状部分には、スクリーン面が固定されるとともに、カラー形状部分も固定される。カラー形状部分は、スリーブ形状部分から径方向外向きに突出しており、圧力ロッドのうちの少なくとも1つがカラー形状部分に固定される。このようなスリーブ形状部分があることにより、スクリーン面を、捩じれさせたり裏返したりせずに固定できる。スクリーン面をスリーブ形状部分の外側に固定することも好都合である。そうすると、スクリーン面を、たとえばクランプリングまたはホースクリップを用いてスリーブ形状部分に固定することができ、結果的には軸方向において固定することができる。加えて、スクリーン面を支持体上に、特にスリーブ形状部分に接着することができる。スクリーン支持体のスリーブ形状部分に、他方のスクリーン支持体の方向、すなわち長手方向の少なくとも1つのリセスを設けることができる。上記共振器および/または切離要素の一方端を上記リセスに収容することができる。よって、このリセスにより、共振器および/または切離要素を、カラー形状部分にできるだけ近付くように動かすことが可能になる。
【0029】
スクリーン支持体のカラー形状部分は、圧縮力を圧力ロッドに安定的に伝達することができる。
【0030】
共振器は、超音波伝導体を用いることにより、超音波振動によって作動させることができる。超音波伝導体は、たとえば、円形または矩形の断面を有し得る。超音波伝導体は、第1のスクリーン支持体、特に第1のスクリーン支持体のカラー形状部分に形成された貫通開口部を通して、第1のスクリーン支持体と第2のスクリーン支持体の間に形成された中間領域に案内することができる。超音波伝導体は、好ましくは、超音波振動がスクリーン支持体に伝達されないよう、接触しないように貫通開口部を通して案内される。このような貫通開口部を通して超音波伝導体を案内するので、好都合にも超音波伝導体を直線的に構成することができる。その結果、超音波振動をより有効に共振器に伝達することができる。これに代わるものとして、超音波伝導体をたとえば曲げることも、当然ながら本発明の範囲に含まれる。
【0031】
超音波伝導体は、カラー形状部分に直接または間接的に接続できる固定チューブを用いて保持することができる。第1のスクリーン支持体から遠い側の軸方向端部において、超音波伝導体を、たとえばねじ切りされた接続部によって、振動で作動する超音波変換器に接続することができる。超音波伝導体と固定チューブとの間に1つまたは複数のスリーブを配置することができる。このようなスリーブにより、スクリーニング材料が漏れるのを防ぐことができる。スクリーン支持体側の軸方向端部において、固定チューブを中間片を介してカラー形状部分に接続することができる。中間片は、1つまたは複数のねじを用いてスクリーン支持体のカラー形状部分に固定することができる。たとえば、中間片は、開口部を有する1つまたは複数の径方向連続部分を含み得る。ねじはこの開口部を通してカラー形状部分にねじ込むことができる。
【0032】
多くの例示的な実施形態において、上記固定チューブの利点は、組立て中に、既にスクリーン面上に固定されている共振器を、固定を損なうまたは破壊する可能性がある回転から保護することである。多くの場合、上記例示的な実施形態では、以下で再び説明する回転止め安全装置をこのようにして省略できる。
【0033】
共振器が第1のスクリーン支持体から第2のスクリーン支持体までたとえばらせん状に延在することも考えられ本発明の範囲に含まれる。しかしながら、共振器は、第1の支持体から第2の支持体まで実質的に長手方向に延在することが好ましい。そうすると、共振器に必要な長さを減じることができる。共振器を、実質的に長手方向に延在させることにより、曲げることなく簡単に設計して搭載することができる。
【0034】
共振器がスクリーン面上に実質的にその全長に沿って固定されていることがさらに好ましい。そうすると、超音波振動を一層有効にスクリーン面に導入することができる。
【0035】
共振器は、たとえば接着またははんだ付けによってスクリーン面に固定することができる。
【0036】
共振器は、長手方向に垂直な矩形断面を有し得る。しかしながら、共振器が、スクリーン面に接続されている接触面を有し、スクリーン面の輪郭に合わせて、たとえば凹状に構成されることが、好都合であり得る。このようにしても超音波伝導体の効率は高くなる。
【0037】
共振器がスクリーン面の外側に配置されてスクリーン面に固定されることが特に好都合である。結果として、先に述べたようにスクリーン面によって囲まれるように配置されているロータの動きは妨げられない。
【0038】
加えて、スクリーニングシステムが複数の共振器を含むことが好都合である。好ましくは、上記複数の共振器がスクリーン面の周囲に分散配置されている。特に、複数の共振器を、スクリーン面の周囲に均一的に分散させることができる。結果として、超音波振動をより均一的にスクリーン面に導入することができる。
【0039】
加えて、スクリーニングシステムが複数の圧力ロッドを含むことが好都合である。好ましくは、これら複数の圧力ロッドをスクリーニング面の周囲に均一的に分散させる。結果として、圧縮力を2つのスクリーン面の間で均一的に伝達できる。
【0040】
スクリーニングシステムはさらに、超音波伝導体に供給できる超音波振動を生成するための1つまたは複数の超音波変換器を含み得る。この場合、超音波伝導体が1つまたは複数の超音波変換器への接続のために、必ずしもスクリーニングシステムを構成する部品である必要はない接続手段を含むことも、本発明の範囲に含まれる。この接続手段はたとえばねじ接続として実現できる。
【0041】
長手方向において細長いスクリーニングシステムを得るために、スクリーニングシステムは、(上記第1および第2のスクリーン支持体に加えて)少なくとも1つの第3の実質的に環状のスクリーン支持体と、実質的に横円筒面の形状の少なくとも2つのスクリーン面と、超音波振動を導入するための少なくとも2つの共振器とを含み得る。上記細長いスクリーニングシステムの場合、上記スクリーン面のうちの第1のスクリーン面は第1のスクリーン支持体と第2のスクリーン支持体の間においてクランプされ、第2のスクリーン面は、第2のスクリーン支持体と第3のスクリーン支持体の間においてクランプされる。上記共振器のうちの少なくとも第1の共振器は、第1のスクリーン面に超音波振動を直接導入するために実現され、上記共振器のうちの少なくとも第2の共振器は、第2のスクリーン面に超音波振動を直接導入するために実現される。
【0042】
細長いスクリーニングシステムは、第1の共振器を超音波振動で作動させることができる第1の超音波伝導体と、第2の共振器を超音波振動で作動させることができる第2の超音波伝導体とをさらに含む。第1の超音波伝導体は、第1のスクリーン支持体に形成された貫通開口部を通して案内され、第2の超音波伝導体は、第1のスクリーン支持体に形成された第1の貫通開口部と第2のスクリーン支持体に形成された第2の貫通開口部とを通して案内される。上記貫通開口部は、たとえば、対応する上記スクリーン支持体のカラー形状部分に形成することができる。
【0043】
細長いスクリーニングシステムの上記実施形態の利点は、超音波伝導体を、(スクリーニングシステムの長手方向の)同じ軸方向位置で、案内できることである。その結果、第1および第2の超音波伝導体を対応する超音波変換器に接続するまたは接続可能にすることができる。超音波変換器は、超音波振動を発生して超音波伝導体に供給することができる。超音波変換器は、スクリーニングシステムの、同じ軸方向端部に配置することができる。そうすると、超音波変換器を1つの発生器に接続し易くなる。これに代わるものとして、第1および第2の超音波伝導体が同一の超音波変換器に接続されるまたは接続可能にすることも、当然考えられ、本発明の範囲に含まれる。
【0044】
好ましくは、第2の超音波伝導体および第2の超音波共振器は、第1の超音波伝導体および第1の共振器に対し、スクリーニングシステムの中心軸を中心とする円周方向において、オフセットされている。オフセットの角度は、特に、90°〜270°の間、好ましくは120°〜240°の間、特に好ましくは150°〜210°の間、とりわけ好ましくは180°である。結果として、第1の超音波伝導体および第2の超音波伝導体の、互いに与える影響が小さくなるので、超音波を特に好都合に第2のスクリーン面に伝達できる。
【0045】
好ましくは、スクリーン支持体それぞれの中心軸が位置合わせされている。また、好ましくは、スクリーン支持体は等間隔で配置されている。さらに好ましくは、第1および第2の円筒スクリーン面は同一の直径を有する。
【0046】
スクリーニングシステムが、4つ以上のスクリーン支持体と、3つ以上のスクリーン面と、超音波伝導体が対応付けられ適切であれば超音波変換器も対応付けられている3つ以上の共振器とを備えることも、当然本発明の範囲に含まれる。
【0047】
好都合な実施形態において、少なくとも1つの共振器は、第1の端部および第2の端部を有する少なくとも1つの第1のバー形状部分と、第1の端部および第2の端部を有する少なくとも1つの第2のバー形状部分とを含む。この場合、スクリーン面に固定されるのは、第1のバー形状部分のみであり、第2のバー形状部分はスクリーン面に固定されない。
【0048】
しかしながら、第1のバー形状部分が第1のスクリーン面に固定され第2のバー形状部分が第2のスクリーン面に固定されることも考えられる。第1のバー形状部分の第1の端部と第2のバー形状部分の第1の端部とが接続され、第1のバー形状部分の第2の端部と第2のバー形状部分の第2の端部とが接続されている。
【0049】
このように共振器が2つのバー形状部分を有する場合は、特に、それ自体周知の曲げ振動をスクリーン面に導入することができる。この曲げ振動の振幅は、スクリーニングシステムの中心軸を中心とする径方向である。当然、曲げ振動に加えて、たとえば長手方向の振動等の他のモードの振動の部分も存在し得る。さらに、このような共振器の利点は、第2のバー形状部分を用いることで、第1のバー形状部分の第1の端部だけでなく第2の端部でも超音波を第1のバー形状部分に導入できることである。バーの長さにわたってより均一的な振動が、このようにして第1のバー形状部分に発生する。
【0050】
加えて、振動の振幅は、第1のバー形状部分の両端部において特に小さい。このため、共振器はより確実にスクリーン面に固定される。たとえば接着接続の場合は外れ難いからである。加えて、このような共振器を、たとえば第1のバー形状部分と第2のバー形状部分との間に形成されたスロットの長さを調整することによって、当該共振器を励振させる周波数に、特に簡単に調整できる。
【0051】
先に述べたように、共振器がスクリーン面に直接固定されているので、超音波振動を共振器からスクリーン面に直接導入できる。したがって、超音波振動は、スクリーン支持体または別のスクリーンフレームによって間接的にのみ導入される訳ではない。このため、超音波振動をスクリーンフレームに導入する必要はない。結果として、超音波振動をスクリーン面に導入するために与えねばならない超音波エネルギは減少する。
【0052】
好ましくは、共振器は、スクリーン面をクランプする、スクリーニングシステムのスクリーンフレームの部品の一部ではない。このようにして、共振器を、スクリーンフレームから、特に、スクリーンフレームに直接導入される低周波振動から切離すことができる。
【0053】
好ましくは、共振器、または、共振器に対して超音波振動を用いて作用する超音波伝導体は、スクリーンフレームに、特にスクリーンフレームのスクリーン支持体に形成された貫通開口部を通して案内される。超音波伝導体は、スクリーン支持体に超音波振動が伝達されないよう、貫通開口部を、接触せずに案内される。
【0054】
上記効果は、2つのバー形状部分とスクリーニングシステムの中心軸が共通の径方向面にある場合に、特に有効である。
【0055】
上記共振器の設計は、環状のスクリーン支持体と圧力ロッドと横円筒面の形態のスクリーン面とを有するスクリーニングシステムに限定されない。むしろ、このような共振器は、本発明に従い、たとえば平坦なスクリーン面を有するスクリーニングシステムにおいて使用することもできる。
【0056】
加えて、好ましくは、スクリーニングシステムは少なくとも1つの超音波伝導体を含む。この超音波伝導体により、第1のバー形状部分および第2のバー形状部分それぞれの第1の端部を、超音波振動によって作動させることができる。超音波伝導体は、たとえば、円形または矩形の断面を有し得る。超音波伝導体は、たとえばねじ接続または溶接によって共振器に接続できる。共振器は、超音波伝導体を2つのバー形状部分それぞれの第1の端部に接続する接続部を含み得る。上記接続部は矩形の断面を有し得る。
【0057】
さらに好ましいのは、第1のバー形状部分および第2のバー形状部分それぞれの第1の端部が第1のU字形部分によってともに接続され、第1のバー形状部分および第2のバー形状部分それぞれの第2の端部が第2のU字形部分によってともに接続され、第1のU字形部分、第2のU字形部分、およびスクリーニングシステムの中心軸が共通する径方向面に延在することである。第1のU字形部分を、したがってこれらのバー形状部分の第1の端部を、超音波伝導体を用いることにより、超音波振動で作動させることができることが、好都合である。第1のU字形部分は、超音波伝導体の長手方向の振動を曲げ振動に変換する。
【0058】
また、2つのバー形状部分を有するこのような共振器を、2つのスクリーン支持体のうちの一方のみで、特に、第1のスクリーン支持体と第2のスクリーン支持体との間に形成されている中間領域の中に案内される超音波伝導体が通されるスクリーン支持体で、保持することも、好都合である。
【0059】
共振器、超音波伝導体、または切離要素の、スクリーニングシステムのスクリーン支持体に対する直接または間接的な固定は、ねじ接続によって実現されることが多い。ねじで接続するときに既に共振器がスクリーン面に固定されている場合、ねじで接続するとこの固定が損なわれることがあり、破壊されることさえある。
【0060】
これを防ぐために、本発明の他の独立局面では、スクリーニングシステムに回転止め安全装置が設けられる。このスクリーニングシステムは、少なくとも1つのスクリーン面と、スクリーン面に固定され超音波振動をスクリーン面に直接導入するための少なくとも1つの共振器とを含む。このスクリーニングシステムはさらに超音波伝導体を含み、この超音波伝導体を用いることにより、共振器を超音波振動で作動させる。特にこれは上記スクリーニングシステムであってもよい。
【0061】
上記本発明の第3の局面において、超音波伝導体は、スクリーニングシステムのスクリーン支持体に形成された貫通開口部と、回転止め安全装置に形成された回転止め保護開口部とを通して案内される。この場合、回転止め保護開口部は、超音波伝導体がその長手方向軸を中心として所定の角度範囲内でしか回転できないように、実現され、配置され、位置合わせされる。これには、共振器、超音波伝導体、または切離要素がねじ接続によってスクリーン支持体に直接または間接的に固定されている場合に、共振器の固定を保護するという有利な効果がある。
【0062】
好ましくは、上記所定の角度範囲は45°未満であり、さらに好ましくは20°未満であり、特に好ましくは10°未満である。この場合、たとえば10°という角度範囲は、回転止め保護開口部が、超音波伝導体を、中心角度位置から両回転方向に最大5°しか回転させないことを意味する。回転止め保護開口部が角度範囲をこのように制限することにより、多くの場合、スクリーン面上の共振器の固定は十分に保護される。
【0063】
好都合な設計において、回転止め安全装置は、回転止め保護開口部を有するプレートと、プレートを、特にスクリーン支持体から遠ざかる方向であってスクリーン面に近づく方向において貫通開口部から距離を置いて保持する、少なくとも1つのスペーサとを含む。このような距離があることで、回転止め保護開口部が形成されたプレートとスクリーン支持体との間に封止手段を導入できる。この封止手段は、スクリーニング材料が貫通開口部を通ることを防止できる。
【0064】
構造的により単純な実施形態において、超音波伝導体は非円形の断面、たとえば矩形の断面を有し、回転止め保護開口部は、細長い孔として実現される。特に上記角度範囲をこのようにして得ることができる。
【0065】
特定の実施形態において、超音波伝導体は、断面が円形の第1の部分と、断面が非円形、特に矩形の第2の部分とを含み得る。この場合、第1の部分は超音波変換器に面しスクリーン支持体の貫通開口部を通して案内されてもよく、第2の部分は回転止め保護開口部を通して案内されてもよい。
【0066】
好ましくは、回転止め保護開口部は、一方側において、スクリーニングシステムの中心軸を中心とする径方向において内向きに開口している。たとえば、この開口部は円形セグメント形状部分を含み、この円形セグメント形状部分はスロットに合流し、このスロットは径方向内側に向かって幅が大きくなり、その端において回転止め保護開口部は開口している。このため、組立て中において、回転止め安全装置を超音波伝導体の上から径方向内向きに移動させることができる。この場合、超音波伝導体はスロットを貫通し一部が円形部分に入る。スロットは径方向内側方向に広がることができる。このようにして、超音波伝導体を所定の角度範囲内で回転可能にすることができる。
【0067】
このような回転止め安全装置があれば、多くの場合、上述の切離要素および固定チューブを省略できる。
【0068】
上記局面から独立した好都合な設計において、少なくとも一方の、好ましくは双方のスクリーン支持体は周方向に延在する溝を含む。この溝には、弾性封止リング、特に弾性Oリングが挿入される。このリングは溝から径方向外向きに突出する。スクリーン面は、上記封止リングにより径方向においてクランプすることができる。このようにして、スクリーン面は、軸方向だけでなく径方向においても均一的にクランプすることができる。これにより、超音波はより均一的にスクリーン面に導入されるので、スループットを高めることができる。
【0069】
好都合には、少なくとも1つの、好ましくは双方のスクリーン支持体がスリーブ形状部分を含み、その径方向外側に溝が形成される。上記配置の場合、封止リングをスクリーン支持体において特に安定して保持することができる。上述のように、カラー形状部分はスリーブ形状部分から径方向外側に突出していてもよい。
【0070】
各溝は、スリーブ形状部分の、他方のスクリーン支持体に対向する軸方向端部に配置されてもよく、スクリーン面の軸方向端部は、上記他方のスクリーン支持体と反対側の、スリーブ形状部分の軸方向端部のホースクリップによって保持されてもよい。このようなホースクリップを用いることにより、上記封止リングによって径方向に張力を生じさせることができるよう、スクリーン面を封止リングによって特に軸方向に十分にクランプすることができる。
【0071】
軸方向において、各溝は、他方のスクリーン支持体と反対側において、第1の軸方向境界画定面によって境界が画定されてもよく、上記他方のスクリーン支持体に対向する側において、第2の軸方向境界画定面によって境界が画定されてもよく、第1の境界画定面は、第2の境界画定面よりも、径方向の大きさが大きくてもよい。こうすると、封止リングを溝に嵌め易い。スクリーン面が軸方向において他方のスクリーン支持体と反対側でホースクリップによってクランプされているとき、封止リングが溝からすべり落ちることが防止される。
【0072】
好ましくは、スクリーン支持体のスリーブ形状部分から他方のスクリーン支持体の方向に延在するスリーブ形状連続部分を設けて溝を形成してもよい。スリーブ形状連続部分は、スリーブ形状部分よりも径方向においては小さいが径方向内側においてスリーブ形状部分と同一面をなすように実現してもよい。肉厚部分がスリーブ形状連続部分の端部から径方向外向きに延在してもよい。そうすると、溝は、スリーブ形状連続部分と肉厚部分とにより、スリーブ形状部分の端面に形成してもよい。この場合、好ましくは、肉厚部分の径方向の大きさは上記端面の径方向の大きさよりも小さい。
【0073】
溝は、たとえばスクリーン支持体に、特にそのスリーブ形状部分に形成してもよい。封止リングはたとえばゴムで構成されていてもよい。
【0074】
本発明の他の局面は、渦電流スクリーニングマシンに関する。渦電流スクリーニングマシンは、上記本発明に従う少なくとも1つのスクリーニングシステムを備える。上記渦電流スクリーニングマシンは、スクリーン面によって囲まれた内部に配置されたロータを含み得る。このようなロータによって、内部にあるスクリーニング材料を励振させることにより、渦電流を形成することができる。その結果、微細な材料はスクリーン面を通して外に運ぶことができ、粗い材料はスクリーン面の端部に配置された粗材料出口に運ぶことができる。スクリーニングシステムは、たとえば、渦電流スクリーニングマシンの内部でその長手方向が水平または鉛直方向になるように、位置合わせすればよい。
【0075】
渦電流スクリーニングマシンは、超音波伝導体に供給することが可能な超音波振動を生成するための1つまたは複数の超音波変換器を含み得る。
【0076】
加えて、本発明はまた、スクリーニング材料を制御スクリーニングする、分離する、遊離させる、再生する、または分別するための、本発明に従うスクリーニングシステムまたは本発明に従う上記渦電流スクリーニングマシンの使用に関する。
【0077】
以下において、本発明を例示的な実施形態およびいくつかの図面を用いて詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0078】
図1】スクリーン表面なしで、本発明に従う第1のスクリーニングシステムの第1の斜視図を示す。
図2】スクリーン面とともに、図1に係るスクリーニングシステムの第2の斜視図を示す。
図3a図1および図2に係るスクリーニングシステムの第1のスクリーン支持体の一部および第1の切離要素の側面図の詳細を示す。
図3b図1図3aに係るスクリーニングシステムの第2のスクリーン支持体の一部および第2の切離要素の側面図の詳細を示す。
図4a図1図3bに係る第1のスクリーン支持体の一部および第1の切離要素の上面図の詳細を示す。
図4b図1図4aに係る第2のスクリーン支持体の一部および第2の切離要素の上面図の詳細を示す。
図5a】本発明に従う第2のスクリーニングシステムの斜視図を示す。
図5b】本発明に従う第2のスクリーニングシステムの斜視断面図を示す。
図6図5aおよび図5bに係る第2のスクリーニングシステムの側面断面図を示す。
図7】本発明に従う、3つのスクリーン支持体と2つのスクリーン面と2つの共振器と2つの超音波伝導体とを備える、細長い第3のスクリーニングシステムの輪郭側面図を示す。
図8】本発明に従う、回転止め安全装置を備える第4のスクリーニングシステムの詳細の写真を示す。
図9a】本発明に従う、第5のスクリーニングシステムの詳細の斜視図を示すが、回転止め安全装置は示されていない。
図9b】本発明に従う第5のスクリーニングシステムの回転止め安全装置の斜視図を示す。
図9c】本発明に従う、図9bに係る回転止め安全装置を備える第5のスクリーニングシステムの詳細の斜視図を示す。
図10a】本発明に従う、溝およびOリングシールを備える第6のスクリーニングシステムの斜視図を示す。
図10b図10aに係る本発明に従う第6のスクリーニングシステムの側面図を示す。
図10c図10aおよび図10bに係る本発明に従う第6のスクリーニングシステムの上面図を示す。
図10d図10bのAの詳細の拡大図を示す。
図11a】本発明に係る第6のスクリーニングシステムのスクリーン支持体の側面断面図を示す。
図11b図11aのXの詳細の拡大図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0079】
図1に示されるスクリーニングシステム10は、第1の環状のスクリーン支持体11と第2の円形リング状のスクリーン支持体12とを含む。これらの支持体は全く同一に設計されている。しかしながら、本明細書では示されない他の実施形態において、これら2つのスクリーン支持体11、12を全く同一に設計しないことも考えられる。円形横円筒面の形態で長手方向Lに延在するスクリーン面13は、スクリーン支持体11と12との間でクランプすることができるが、上記スクリーン面13が最初により適切に示されているのは図2である。2つのスクリーン支持体11、12は各々、スリーブ形状部分16または17と、スリーブ形状部分16または17から径方向外向きに突出するカラー形状部分18または19とを含む。
【0080】
スクリーン面13をスリーブ形状部分16、17の外側に固定しスクリーン面13に対し軸方向に張力を加えるために、クランプリング27、28がそれぞれスクリーン支持体11、12に設けられる。ここで見えているのは第2の支持体12上に配置されたクランプリング28のみである。さらに、スリーブ形状部分16、17は各々、この場合は4つのリセス29または30を有し、これらのリセスは、周方向において均一に分散しており、反対側のスクリーン支持体11、12の方向、すなわち長手方向Lに延在している。
【0081】
周方向において均一に分散しており第1のスクリーン支持体11から第2のスクリーン支持体12まで長手方向Lに延在している4つの圧力ロッド14が、カラー形状部分18、19に固定されている。この場合、圧力ロッド14は、溶接またはねじ接続によって第1のスクリーン支持体11に固定され、上述のクランプ装置によって第2のスクリーン支持体12に接続されている。このようにして、圧力ロッド14は、圧縮応力がスクリーン支持体11、12間で発生するように、スクリーン支持体11、12を一緒に固定する。
【0082】
矩形断面を有する、中空輪郭形状の2つの共振器15は、直径方向において対向し、したがって、周方向において均一に分散しており、加えて、第1のスクリーン支持体11から第2のスクリーン支持体12まで長手方向Lに沿って延在している。共振器15は、たとえばクロム鋼またはプラスチック材料からなるものであってもよい。
【0083】
共振器15は各々、第1および第2の振動ノードを含む。共振器15は、第1の振動ノードにおいて、第1の切離要素22によって第1のスクリーン支持体11上で保持され、第2の振動ノードにおいて、第2の切離要素23によって第2のスクリーン支持体12上で保持される。共振器15の端部はスリーブ形状部分16、17のリセス29、30に収容される。
【0084】
周方向において均一に分散している4つの貫通開口部24が、第1の支持体11のカラー形状部分18に形成されている。超音波伝導体25は各々、上記貫通開口部24のうちの対向する2つの貫通開口部を通り、第1のスクリーン支持体11と第2のスクリーン支持体12との間に形成されたスクリーニングシステム10の中間領域26内に延在する。超音波伝導体25は、第1のスクリーン支持体11に超音波振動が直接伝達されないよう、接触せずに貫通開口部24を通して案内される。超音波伝導体は、スクリーニングシステム10の長手方向Lに平行に延在し、円形断面を有する。
【0085】
スクリーニングシステム10はさらに、超音波伝導体25に供給可能なしたがって共振器15に超音波振動を生成するための1つまたは複数の超音波変換器を含む。上記少なくとも1つの超音波変換器は、たとえばねじ接続によって超音波伝導体25に接続できる。
【0086】
図2はスクリーニングシステム10全体をスクリーン面13とともに示す。スクリーン面13は、スクリーン生地として実現され、すべてが長手方向Lに平行に延在する部分を一体化したものである。スクリーン面13は、長手方向Lにおいて100mmと1000mmの間の範囲の長さを有し得る、また、100mmと500mmの間の範囲の直径を有し得る。スクリーン面13は、クランプリング28により、第2のスクリーン支持体12のスリーブ形状部分17(図示せず)の外側に固定される。加えて、スクリーン面13はまた、スリーブ形状部分17の外側に接着されてもよい。しかしながら、ここでは示されていないスクリーン面13の他の種類の固定も考えられる。
【0087】
共振器15は、その全長に沿ってスクリーン面13の外側に接着によって固定される。超音波振動は、2つの共振器15によってスクリーン面13に導入できる。共振器15は、細長い構成なので、実質的にスクリーニングシステムの長手方向Lの成分のみを含む超音波振動を生成することができる。共振器15をその全長に沿って固定することで、特に有効に超音波をスクリーン面13に導入できる。
【0088】
図3aは、圧力ロッド14および共振器15の第1のスクリーン支持体11に対する固定を詳細に示す側面図である。先に説明したように、超音波伝導体25は、カラー形状部分18に形成された貫通開口部24を接触することなく通して案内されている。超音波伝導体25は、超音波振動を上記共振器に伝達できるよう、共振器15の端面に接続される。第1の振動ノードにおいて、共振器15は、第1の切離要素22によってカラー形状部分18上で保持される。第1の切離要素22は、たとえば溶接接続によってカラー形状部分18に固定的に接続される。図4aは、実質的に同じ切取部分の上面図を示す。全体的に見ると、このような設計により、超音波振動を共振器15のみに伝達することができ、超音波振動は第1のスクリーン支持体11には伝達されない。実際のスクリーニングには不必要な第1のスクリーン支持体11の超音波振動が発生することはない。
【0089】
第2のスクリーン支持体12に対する固定は、図3bおよび図4bに詳細に示されるように、異なるやり方で行なわれる。この場合、具体的には、第2の切離要素23は、カラー形状部分19に固定的に接続されていない。その代わりにクランプ装置がある。このクランプ装置は、雄ねじが設けられ第2の切離要素23に固定的に接続されているクランプ要素31を含む。ボア20が第2のスクリーン支持体12のカラー形状部分19に設けられている。雄ねじとボア20と2つのクランプナット(図示せず)との相互作用の結果、クランプ要素31を、したがって共振器15をも、第2のスクリーン支持体12のカラー形状部分19上に留めて固定することができる。同様に、圧力ロッド14は、ここでは詳細に示されていないクランプ装置によって、ボア21に留めて固定することができる。図4bは実質的に同じ切取部分の上面図を示す。
【0090】
組立て中であっても、切離要素22、23は、既にスクリーン面13上に固定されている共振器15を、固定を損なうまたは破壊する可能性がある回転から保護する。このようにして、この例示的な実施形態では、図8に示される回転止め安全装置を省略することが可能である。
【0091】
図1図4bに示されるスクリーニングシステム10は、たとえばスクリーニング材料を制御スクリーニングする、分離する、遊離させる、再生する、または分別するための、渦電流スクリーニングマシンにおいて使用することができる。そのために、渦流スクリーニングマシンは、スクリーン面13によって囲まれた内部に配置されたロータを含み得る。このようなロータによって、内部にあるスクリーニング材料を励振させることにより、渦電流を形成することができる。その結果、微細な材料はスクリーン面13を通して外側に運ぶことができ、粗い材料はスクリーン面の端部に配置された粗材料出口に運ぶことができる。
【0092】
図5aおよび図5bに示される本発明に従う第2のスクリーニングシステム10’も、第1の環状のスクリーン支持体11’と第2の円形リング状のスクリーン支持体12’とを含む。これらの支持体は、実質的に互いに鏡に映したように設計されている。円形横円筒面の形態で長手方向Lに延在するスクリーン面13’は、スクリーン支持体11’と12’と間でクランプされている。第1のスクリーン支持体11’は、図5bのみにおいて見ることができるスリーブ形状部分16’と、スリーブ形状部分16’から径方向外向きに突出するカラー形状部分18’とを含む。同様に、第2のスクリーン支持体12’は、スリーブ形状部分17’と、スリーブ形状部分17’から径方向外向きに突出するカラー形状部分19’とを含む。
【0093】
この実施形態の場合も、両スクリーン支持体11’、12’上のスリーブ形状部分の外側にスクリーン面13’を固定するために、クランプリングが設けられる。しかしながら、図1図4bに係る第1の例示的な実施形態とは異なり、スリーブ形状部分は、反対側のスクリーン支持体の方向に延びるリセスを含まない。
【0094】
周方向において均一に分散しており長手方向Lに沿って第1のスクリーン支持体11’から第2のスクリーン支持体12’まで延在する3つの圧力ロッド14’が、カラー形状部分18’、19’に固定されているが、見えているのはそのうち2つのみである。圧力ロッド14’は、クランプナット40’によってスクリーン支持体11’、12’に固定される。
【0095】
加えて、たとえばクロム鋼またはプラスチック材料で構成できる共振器15’は、長手方向Lに沿い、第1のスクリーン支持体11’から実質的に第2のスクリーン支持体12’まで延びている。上記共振器15’は、第1の端部33および第2の端部34を有する第1のバー形状部分32と、第1の端部36および第2の端部37を有する第2のバー形状部分35とを含む。接着によってスクリーン面13’の外側に固定されているのは、第1のバー形状部分32のみであり、第2のバー形状部分35ではない。第1のバー形状部分32および第2のバー形状部分35の第1の端部33、36は、第1のU字形部分38によって互いに接続され、第1のバー形状部分32および第2のバー形状部分35の第2の端部34、37は、第2のU字形部分39によって互いに接続されている。2つのバー形状部分32、35、2つのU字形部分38、39、およびスクリーニングシステム10’の中心軸Mは、共通する径方向面に延在している。
【0096】
図6の側断面図からわかるように、貫通開口部24’は第1のスクリーン支持体11’のカラー形状部分18’に形成されており、円形の断面を有する超音波伝導体25’は、貫通開口部24’を通って、第1のスクリーン支持体11’と第2のスクリーン支持体12’との間に形成されたスクリーニングシステム10’の中間領域26’の中に延在している。超音波伝導体25’は、固定チューブ45’によってカラー形状部分18’上で保持される。第1のスクリーン支持体11’から遠い側の軸方向端部(図6の右側、図示せず)において、超音波伝導体25’は、示されたねじ山によって超音波変換器に固定される。固定チューブ45’と超音波伝導体25’との間のスリーブ46’は、スクリーニング材料が漏れるのを防ぐ。第1のスクリーン支持体11’に面する側の軸方向端部(図6の左側)において、固定チューブ45’は、中間片47’によってカラー形状部分18’に接続されている。中間片47’は、図6では見えていないが、開口部を有する径方向連続部分を含む。この開口部を通してねじをカラー形状部分18’にねじ込むことができる。このようにして、超音波伝導体25’は、固定チューブ45’とスリーブ46’の内側で軸方向にスライドするように搭載される。
【0097】
固定チューブ45’は、組立て中も、スクリーン面13’に既に固定されている共振器15’を、固定を損なうまたは破壊する可能性がある回転から保護する。このようにして、この例示的な実施形態でも、図8に示される回転止め安全装置を省略することが可能である。
【0098】
超音波伝導体25’を用いることで、第1のU字形部分38を、結果的にはバー形状部分32、25の第1の端部33、36を、超音波振動によって作動させることができる。共振器15’により、特に曲げ振動を、スクリーニングシステム10’の中心軸Mに対して径方向に、スクリーン面13’に導入することができる。この場合、超音波伝導体の長手方向の振動から曲げ振動への変換は、第1のU字形部分38によって行なわれる。当然、曲げ振動に加えて、たとえば長手方向の振動等の他のモードの振動の部分も存在し得る。さらに、このような共振器15’の利点は、第2のバー形状部分35および第2のU形状部分39を用いることで、第1のバー形状部分32の第1の端部33だけでなく第2の端部34でも超音波を導入できることである。バーの長さにわたってより均一的な振動が、このようにして第1のバー形状部分32に発生する。
【0099】
振動の振幅は、第1のバー形状部分32の第1の端部33および第2の端部34において特に小さい。このため、共振器15’は、より確実にスクリーン面13’に固定される。接着接続は外れ難いからである。加えて、共振器15’を、特に簡単なやり方で、たとえば、第1のバー形状部分32と第2のバー形状部分35との間に形成されたスロット42の長さを調整することにより、励振する周波数に調整することができる。
【0100】
図7は、細長いスクリーニングシステムとして実現される、本発明に従う第3のスクリーニングシステム10’’を示す。このスクリーニングシステムは、第1の実質的に環状のスクリーン支持体11’’と、第2の実質的に環状のスクリーン支持体12’’と、第3の実質的に環状のスクリーン支持体51’’とを含み、これらの支持体は、中心軸Mが同一であり等間隔で配置されている。加えて、このスクリーニングシステムは、2つの圧力ロッド14’’を含むが、ここで見えているのはそのうち一方のみである。この圧力ロッド14’’は、圧縮応力がスクリーン支持体11’’、12’’、51’’間で発生するように、スクリーン支持体11’’、12’’、51’’を一緒に固定する。圧力ロッド14’’は、第1のスクリーン支持体11’’から第2のスクリーン支持体12’’を経由して第3のスクリーン支持体51’’まで延在していてもよい。これに代わるものとして、第1の圧力ロッド14’’が第1のスクリーン支持体1’’から第2のスクリーン支持体12’’までしか延在しておらず第2の圧力ロッド14’’が第2のスクリーン支持体12’’から第3のスクリーン支持体51’’までしか延在していないことも考えられる。圧力ロッド14’’は、たとえば図1図6に示されるようにスクリーン支持体11’’、12’’、51’’に固定できる。
【0101】
スクリーニングシステム10’’はさらに、実質的に横円筒面の形態であり第1のスクリーン面11’’と第2のスクリーン面12’’との間でクランプされている第1のスクリーン面13’’と、実質的に横円筒面の形態であり第2のスクリーン支持体12’’と第3のスクリーン支持体51’’との間でクランプされている第2のスクリーン面52’’とを含む。スクリーン面13’’、52’’のクランプは、上記例示的な実施形態と同様に行なわれる。加えて、スクリーニングシステム10’’は、超音波振動を第1のスクリーン面13’’に直接導入するための第1の共振器15’’と、超音波振動を第2のスクリーン面52’’に直接導入するための第2の共振器53’’とを含む。第1の共振器15’’は、第1の超音波伝導体25’’を用いることにより超音波振動で作動させることができ、第2の共振器53’’は、第2の超音波伝導体54’’を用いることにより超音波振動で作動させることができる。
【0102】
第1の超音波伝導体25’’は、第1のスクリーン支持体11’’に形成された貫通開口部24’’を通して、第1のスクリーン支持体11’’と第2のスクリーン支持体12’’との間に形成された第1の中間領域26’’の中に案内される。第2の超音波伝導体54’’は、第1のスクリーン支持体11’’に形成された第1の貫通開口部55’’と、第2のスクリーン支持体12’’に形成された第2の貫通開口部56’’とを通して、第2のスクリーン支持体12’’と第3のスクリーン支持体51’’との間に形成された第2の中間領域66’’の中に案内される。第2の超音波伝導体54’’および第2の共振器53’’は、第1の超音波伝導体25’’および第1の共振器15’’から、スクリーニングシステム10’’の中心軸Mを中心とする円周方向において、180°オフセットされているので、直径方向において互いに対向している。このように、超音波伝導体25’’、54’’は特に互いに与える影響がほとんどない。超音波伝導体25’’、54’’は、図1〜6に示されるものと同様、ここでは示されていない切離要素または固定チューブを用いることでスクリーン支持体11’、12’’、51’’において保持することができる。これに代わるものとしてまたはこれに加えて、図8に示され以下で説明される回転留め安全装置を設けてもよい。
【0103】
第1の超音波導体25’’は第1の超音波変換器57’’に接続され、第2の超音波導体54’’は第2の超音波変換器58’’に接続されている。第1の超音波変換器57’’および第2の超音波変換器58’’は同一の発生器59’’に接続されている。これに代わるものとして、超音波伝導体25’’、54’’双方を同じ超音波変換器に接続することも当然考えられる。
【0104】
特に超音波伝導体25’’、54’’を(スクリーニングシステム10’’の長手方向に対し)同じ軸方向位置で案内することができるので、この実施形態では特に占有空間が小さい細長いスクリーニングシステム10’’の構成が得られる。
【0105】
図8は、本発明に従う第4のスクリーニングシステム10’’’の詳細の写真を示す。これは、2つの実質的に環状のスクリーン支持体(そのうち見えているのは第1のスクリーン支持体11’’’のみ)と、横円筒面の形態のスクリーン面13’’’と、図5a〜図6に示される共振器15’’と同様に実現されスクリーン面13’’’に直接固定されている共振器15’’’とを備えた、スクリーニングシステム10’’’でもある。スクリーニングシステム10’’’は超音波伝導体25’’’を含み、超音波伝導体25’’’を用いることにより、共振器15’’’を超音波振動で作動させることができる。超音波伝導体25’’’は、矩形の断面を有し、第1のスクリーン支持体11’’’のカラー形状部分18’’’に形成された貫通開口部24’’’を通して案内される。
【0106】
スクリーニングシステム10’’’はさらに、回転止め安全装置60’’’を含む。この回転止め安全装置はプレート62’’’を含み、プレート62’’’は、2つのスペーサ要素63’’’により、第1のスクリーン支持体11’’’から遠ざかる方向であってスクリーン面13’’’に近づく方向において、貫通開口部24’’’から距離を置いた場所で保持されている。第1のスクリーン支持体11’’’のカラー形状部分18’’’上にねじ64’’’を用いて固定されている径方向連続部分65’’’は、スペーサ要素63’’’上に一体的に形成されている。プレート62’’’は、細長い孔として実現される回転止め保護開口部61’’’を有し、超音波伝導体25’’’はこの孔を通しても案内される。
【0107】
回転止め保護開口部61’’’を細長い孔として実現していること、超音波伝導体25’’’の矩形の断面形状、および、寸法が適切に設定されていること、により、回転止め保護開口部61’’’において、超音波伝導体25’’’は、長手方向軸を中心として所定の角度範囲内でしか回転できない。たとえば、この角度範囲を10°とすると、回転止め保護開口部61’’’では、超音波伝導体25’’’は中央角度位置を中心としてどちらの回転方向にも最大5°しか回転できない。このようにして、超音波伝導体25’’’を保持する保持構造体、たとえば図6に示す固定チューブ45を、スクリーン支持体11’’’に固定したときの、スクリーン面13’’’上における共振器15’’’の固定を保護することができる。ここでは示されていない、スクリーニング材料が貫通開口部24’’’を通過するのを防止できる封止手段を、スクリーン支持体11’’’と、回転止め保護開口部61’’’が形成されているプレート62’’’との間に導入してもよい。
【0108】
第5の例示的な実施形態として、図9a〜図9cは、図8に示されるスクリーニングシステムをわずかに修正して得られた変形体を示す。図9aに示されるスクリーニングシステム10’’’’では、図9bに詳細に示されている回転止め安全装置60’’’’は示されていない。このスクリーニングシステム10’’’’はまた、2つの実質的に環状のスクリーン支持体(ここではそのうち第1のスクリーン支持体11’’’’のみを見ることができる)と、横円筒面の形態のスクリーン面13’’’’と、図5a〜図6に示される共振器15’’と同様に実現されスクリーン面13’’’’に直接固定されている共振器15’’’’とを含む。共振器15’’’’は、超音波伝導体25’’’’を用いることにより超音波振動で作動させることができる。
【0109】
超音波伝導体25’’’’は、円形断面を有し超音波変換器に面する第1の部分69’’’’と、矩形断面を有し共振器15’’’’に面する第2の部分70’’’’とを含む。第1の部分69’’’’は、第1のスクリーン支持体11’’’’のカラー形状部分18’’’’に形成された貫通開口部24’’’’を通して案内される。
【0110】
図9bに詳細に示されている回転止め安全装置60’’’’のプレート62’’’’は回転止め保護開口部61’’’’を有し、超音波伝導体25’’’’の第2の部分70’’’’はこの開口部を通して案内される(この点については図9c参照)。回転止め保護開口部61’’’’は、一方側において、スクリーニングシステムの中心軸に対する径方向の内向きに開口している。より正確には、回転止め保護開口部61’’’’は円形セグメント形状部分67’’’’を含み、この部分67’’’’はスロット68’’’’に合流し、スロット68’’’’は径方向内側に向かって幅が大きくなり、スロット68’’’’の端において回転止め保護開口部61’’’’は開口している。
【0111】
組立ての際は、回転止め安全装置60’’’’を超音波伝導体25’’’’の上から径方向内向きに移動させればよい。超音波伝導体25’’’’は、スロット68’’’’を貫通し一部が円形部分67’’’’に入る。その後回転止め安全装置60’’’’をねじ64’’’’で固定する。ねじ64’’’’は、図9cにおいて六角ソケットねじとして実現されている。最終的に達した端部位置において、超音波伝導体25’’’’とプレート62’’’’とは接触していない。
【0112】
また、上述の図9a〜図9cの実現の結果、回転止め安全装置61’’’’において、超音波伝導体25’’’’の長手方向軸を中心とする回転は、所定の角度範囲に限られる。この回転が可能であるのは、特に、スロット68’’’’の幅が径方向内側に向かって広くなっているからである。
【0113】
図10a〜図10dは、本発明に従うスクリーニングシステム10’’’’’の第6の例示的な実施形態を示す。スクリーニングシステム10’’’’’の第1の円形リング状のスクリーン支持体11’’’’’および第2の円形リング状のスクリーン支持体12’’’’’は、実質的に互いに鏡に映したように設計されている。圧力ロッド14’’’’’は、スクリーン支持体11’’’’’、12’’’’’間において圧縮応力が発生するように、スクリーン支持体11’’’’’、12’’’’’を一緒に固定する。円形横円筒面の形態であり長手方向Lに延在するスクリーン面13’’’’’は、2つのホースクリップ76’’’’’により、スクリーン支持体11’’’’’、12’’’’’間でクランプされている。第1のスクリーン支持体11’’’’’は、スリーブ形状部分16’’’’’と、スリーブ形状部分から径方向外向きに突出したカラー形状部分18’’’’’とを含む。同様に、第2のスクリーン支持体12’’’’’は、ここでは見えていないスリーブ形状部分と、スリーブ形状部分から径方向外向きに突出したカラー形状部分19’’’’’とを含む。
【0114】
図5a〜図6に示されるものと全く同一に設計された共振器15’’’’’は、長手方向Lに沿い、第1のスクリーン支持体11’’’’’から第2のスクリーン支持体12’’’’’まで延在する。共振器15’’’’’は、超音波変換器77’’’’’と超音波伝導体25’’’’’によって励起させられて超音波振動を発生する。超音波変換器77’’’’’は、プレート形状の変換器ホルダ79’’’’’と2つのスペーサ78’’’’’を用いることにより、第1のスクリーン支持体11’’’’’のカラー形状部分18’’’’’上で保持される。超音波伝導体25’’’’’は貫通開口部24’’’’’を通して案内される。図8図9cに示される回転止め安全装置はこの場合オプションとして設けることもできる。
【0115】
図10dは、図10bのAの詳細を拡大して示す。第2のスクリーン支持体12’’’’’に対向する軸方向端部74’’’’’において、第1のスクリーン支持体11’’’’’のスリーブ形状部分16’’’’’はその径方向外側73’’’’’において溝71’’’’’を有する。Oリングシール72’’’’’として実現された封止リングが上記溝71’’’’’に嵌められる。Oリングシール72’’’’’は、溝71’’’’’の上で径方向わずかに外向きに突出している(図面を単純にするために示されていない)。スクリーン面13’’’’’は、上記Oリングシール72’’’’’により、径方向においてクランプされている。スクリーン面13’’’’’の軸方向端部は、第2のスクリーン支持体12’’’’’と反対側のスリーブ形状部分16’’’’’の軸方向端部75’’’’’のホースクリップ76’’’’’によって保持される。
【0116】
図11aおよび図11bは、ここでも第1のスクリーン支持体11’’’’’を、単独で拡大して示し、図11bは図11aのXの詳細を示す。スリーブ形状連続部分80’’’’’は、スリーブ形状部分16’’’’’から、第2のスクリーン支持体12’’’’’の方向に延在する。これは、径方向においてはスリーブ形状部分16’’’’’よりも小さいが、径方向内側82’’’’’においてスリーブ形状部分16’’’’’と面一で延在する。肉厚部分81’’’’’は、スリーブ形状連続部分80’’’’’の端部から径方向外向きに延在する。溝71’’’’’は、スリーブ形状部分16’’’’’の端面83’’’’’と、スリーブ形状連続部分80’’’’’と、肉厚部分81’’’’’とにより、形成されている。この場合、肉厚部分81’’’’’の径方向の大きさは、端面83’’’’’の径方向の大きさよりも小さい。このため、Oリングシール72’’’’’を溝71’’’’’に嵌め易くなる。スクリーン面13’’’’’は、ホースクリップ76’’’’’により、軸方向において肉厚部分83’’’’’と反対側でクランプされているので、Oリングシール72’’’’’が溝71’’’’’からすべり落ちることはない。
図1
図2
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8
図9a
図9b
図9c
図10a
図10b
図10c
図10d
図11a
図11b