(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
  前記第1のサービスのサービスタイプ及び前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ及び前記オーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、前記第1のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ及び前記照会サービスタイプのいずれか1種であり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御する前記ステップは、
  実行している前記第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで前記第1のサービスを実行するように前記スマートスピーカーを制御することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  前記第1のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ又は前記オーディオサービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御する前記ステップは、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  前記第1のサービスの実行を開始し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している前記第1のサービスを停止するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  バックグラウンドで実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行するように前記スマートスピーカーを制御することと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  前記第1のサービスのサービスタイプが前記トリガーサービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ又は前記照会サービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御する前記ステップは、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  フォアグラウンドで前記第1のサービスを実行し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  前記第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している前記第1のサービスを停止するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  バックグラウンドでキャッシュ実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行するように前記スマートスピーカーを制御することと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプに応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御する前記ステップの後、さらに、
  前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス終了時間との間の関係に応じて、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスに対応するサービス終了時間を確定することと、
  前記サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止することと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  前記第1のサービスのサービスタイプ及び前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ及び前記オーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、前記第1のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ及び前記照会サービスタイプのいずれか1種であり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  実行している前記第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで前記第1のサービスを実行することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  前記第1のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ又は前記オーディオサービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行すること、
  前記第1のサービスの実行を開始し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している前記第1のサービスを停止するように前記スマートスピーカーを制御すること、及び
  バックグラウンドで実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  前記第1のサービスのサービスタイプが前記トリガーサービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ又は前記照会サービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行すること、
  フォアグラウンドで前記第1のサービスを実行し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力するように前記スマートスピーカーを制御すること、
  前記第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している前記第1のサービスを停止すること、及び
  バックグラウンドでキャッシュ実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
  本発明は、サービス処理ロジックを簡略化し、実現の難易度を低下させるスマートスピーカーのサービス処理方法、装置及びスマートスピーカーを提供する。
 
【課題を解決するための手段】
【0006】
  第1の態様によれば、本発明にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理方法は、
  サービス実行要求コマンドを取得するステップと、
  前記サービス実行要求コマンドに応じて前記サービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定するステップと、
  前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ前記第1のサービスが前記第2のサービスと異なる場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプに応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御するステップと、を含む。
【0007】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプに応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御する前記ステップは、
  前記第1のサービスのサービスタイプ、前記第2のサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係に応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御することを含む。
【0008】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記サービスタイプは、
  ビデオを再生するサービスを指示するためのビデオサービスタイプ、
  オーディオを再生するサービスを指示するためのオーディオサービスタイプ、
  照会結果を再生するサービスを指示するための照会サービスタイプ、
  予め設定されたサービス実行条件がトリガーされるとフォアグラウンドで自動的に実行されるサービスを指示するためのトリガーサービスタイプのうちの少なくとも2種を含む。
【0009】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプ及び前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ及び前記オーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、前記第1のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ及び前記照会サービスタイプのいずれか1種であり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの実行モードを確定する前記ステップは、
  実行している前記第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで前記第1のサービスを実行することを含む。
【0010】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ又は前記オーディオサービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの実行モードを確定する前記ステップは、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行することと、
  前記第1のサービスの実行を開始し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している前記第1のサービスを停止するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  バックグラウンドで実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することと、を含む。
【0011】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行した後、さらに、
  前記スマートスピーカー内の放音装置の再生音量を減らすことを含み、
バックグラウンドで実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行した後、さらに、
  前記放音装置の再生音量を復元することを含む。
【0012】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプが前記トリガーサービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ又は前記照会サービスタイプである場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの実行モードを確定する前記ステップは、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行することと、
  フォアグラウンドで前記第1のサービスを実行し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力するように前記スマートスピーカーを制御することと、
  前記第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している前記第1のサービスを停止することと、
  バックグラウンドでキャッシュ実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することと、を含む。
【0013】
  選択的に、第1の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプに応じて前記第1のサービス及び前記第2のサービスの実行モードを確定する前記ステップの後、さらに、
  前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス終了時間との間の関係に応じて、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスに対応するサービス終了時間を確定することと、
  前記サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止することと、を含む。
【0014】
  第2の態様によれば、本発明にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理装置は、
  サービス実行要求コマンドを取得するための取得モジュールと、
  前記サービス実行要求コマンドに応じて前記サービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定するためのサービス確定モジュールと、
  前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ前記第1のサービスが前記第2のサービスと異なる場合、前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ前記第1のサービス及び前記第2のサービスのサービスタイプに応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御するためのサービス実行モジュールと、を含む。
【0015】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  前記第1のサービスのサービスタイプ、前記第2のサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係に応じて、前記第1のサービス及び前記第2のサービスの少なくとも一方を実行するように前記スマートスピーカーを制御することに用いられる。
【0016】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記サービスタイプは、
  ビデオを再生するサービスを指示するためのビデオサービスタイプ、
  オーディオを再生するサービスを指示するためのオーディオサービスタイプ、
  照会結果を再生するサービスを指示するための照会サービスタイプ、
  予め設定されたサービス実行条件がトリガーされるとフォアグラウンドで自動的に実行されるサービスを指示するためのトリガーサービスタイプのうちの少なくとも2種を含む。
【0017】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプ及び前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ及び前記オーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、前記第1のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ及び前記照会サービスタイプのいずれか1種であり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  実行している前記第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで前記第1のサービスを実行することに用いられる。
【0018】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプが前記照会サービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ又は前記オーディオサービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行すること、
  前記第1のサービスの実行を開始し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している前記第1のサービスを停止するように前記スマートスピーカーを制御すること、及び
  バックグラウンドで実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられる。
【0019】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記サービス実行モジュールは、さらに、
  前記スマートスピーカー内の放音装置の再生音量を減らすこと、及び
  前記放音装置の再生音量を復元することに用いられる。
【0020】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記第1のサービスのサービスタイプが前記トリガーサービスタイプであり、前記第2のサービスのサービスタイプが前記ビデオサービスタイプ、前記オーディオサービスタイプ又は前記照会サービスタイプである場合、前記サービス実行モジュールは、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している前記第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行すること、
  フォアグラウンドで前記第1のサービスを実行し、且つ前記第1のサービスのサービス実行結果を出力するように前記スマートスピーカーを制御すること、
  前記第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している前記第1のサービスを停止すること、及び
  バックグラウンドでキャッシュ実行している前記第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられる。
【0021】
  選択的に、第2の態様の可能な実施形態では、前記サービス実行モジュールは、さらに、
  前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス終了時間との間の関係に応じて、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスに対応するサービス終了時間を確定すること、及び
  前記サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、前記スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止することに用いられる。
【0022】
  第3の態様によれば、本発明にて提供されるスマートスピーカーは、コマンドを記憶するためのメモリと、スマートスピーカーに上記第1の態様のいずれかの実施形態にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理方法を実行させるようにメモリに記憶されたコマンドを実行するためのプロセッサと、を含む。
【0023】
  第4の態様によれば、本発明にて提供される記憶媒体は、読み取り可能な記憶媒体と、第1の態様のいずれかの実施形態にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理方法を実現するためのコンピュータプログラムと、を含む。
【0024】
  第5の態様によれば、本発明にて提供されるプログラム製品は、読み取り可能な記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラム(すなわち実行コマンド)を含む。プロセッサは読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータプログラムを読み取ることができ、プロセッサは、上記第1の態様のいずれかの実施形態にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理方法を実行するために該コンピュータプログラムを実行する。
 
【発明の効果】
【0025】
  本発明は、スマートスピーカーのサービス処理方法、装置及びスマートスピーカーを提供し、サービス実行要求コマンドを取得することにより、サービス実行要求コマンドに応じてサービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定し、スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ第1のサービスが第2のサービスと異なる場合、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御する。2つのサービスのサービスタイプに応じて2つのサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御するため、サービス処理ロジックを簡略化し、実現の難易度を低下させる。
 
 
【発明を実施するための形態】
【0027】
  本発明の実施例の目的、技術的解決手段及び利点をさらに明確にするために、以下本発明の実施例の図面を参照しながら、本発明の実施例の技術的解決手段について明確に、完全に説明する。当然ながら、記載する実施例は本発明の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者であれば創造的な労力を要さずに想到し得る他の実施例は、いずれも本発明の技術的範囲に属する。
 
【0028】
  図1は本発明に適用されるスマートスピーカーの構造概略図である。
図1に示すように、スマートスピーカー100は、ハウジング11、ハウジング11上に設置されたディスプレイ12、ハウジング11の内部に設置されたプロセッサ、メモリ、集音装置、放音装置及び送受信器(いずれも未図示)などを含んでよい。集音装置は、ユーザの入力した音声信号を取得するために用いられる。これにより、プロセッサは、音声信号を処理し、且つディスプレイ12及び/又は放音装置によってサービス実行結果を出力することで、対応するサービスをユーザに提供できる。送受信器は、他の機器と通信するために用いられる。例えば、ユーザが「今日の天気」について問い合わせる。スマートスピーカーは対応する音声信号を取得し、天気情報をディスプレイ12に表示してユーザに提示することができる。
 
【0029】
  選択的に、ディスプレイ12はタッチディスプレイであってよい。選択的に、集音装置はマイクロフォンアレイ又は複数のマイクロフォンであってよい。選択的に、放音装置は少なくとも1つのホーンを含んでよい。ハウジング11のホーンに対応する位置に放音孔13を設けてよい。選択的に、ハウジング11に顔認識、ビデオ通話などのためのカメラ14を設けてもよい。
 
【0030】
  なお、本発明は、スマートスピーカーの形状、ハウジング11の材質、ハウジング11の内部に設置された各装置又はモジュールのタイプ、型式及び実現形態について限定しない。
 
【0031】
  なお、本発明に係るスマートスピーカーのサービス処理方法は、スマートスピーカーに適用でき、また同様のソフトウェア及び/又はハードウェア構造を有する他の人工知能機器にも適用できる。本発明は人工知能機器のタイプについて限定しない。本発明の各実施例はいずれも人工知能機器としてスマートスピーカーを例示して説明する。
 
【0032】
  図2は本発明の実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法のフローチャートである。
図2に示すように、本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法の実行本体はスマートスピーカーのサービス処理装置又はスマートスピーカーであってよい。
図2に示すように、本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法は、S201と、S202と、S203と、を含み得る。
 
【0033】
  S201では、サービス実行要求コマンドを取得する。
 
【0034】
  ただし、サービス実行要求コマンドは1つのサービスを実行するように要求するために用いられる。前記サービスとは、スマートスピーカーがユーザのニーズを満たすためにユーザに提供できるアクティビティであり、スマートスピーカーに記憶されているプログラムコードを実行することによって実現される。例えば、映画再生、短いビデオ再生、ストーリーテリング、コース学習、歌聴き、クロストーク聴き、地図検索、天気照会、百科事典照会、詩詞照会、写真閲覧、その他のスマートホーム機器の制御、ビデオ通話、目覚まし時計などである。本実施例はサービスの分類について限定しない。例えば、一部のシナリオでは、詩詞照会及び見出し語意味照会は2つの異なるサービスとして定義されている。他のシナリオでは、詩詞照会及び見出し語意味照会は1つのサービスとして定義されており、天気照会と2つの異なるサービスとして定義されている。
 
【0035】
  選択的に、サービスは属性情報を設置できる。サービスの属性情報は、サービス名、サービス識別子及びサービスの説明情報のいずれか1つを含んでよい。
 
【0036】
  異なるサービス及び異なるアプリケーションシナリオに対して、サービス実行要求コマンドを異なる手段で取得することができる。
 
【0037】
  選択的に、S201では、サービス実行要求コマンドを取得することは、
  スマートスピーカーの集音装置によってユーザの入力した音声コマンドを取得することを含んでよい。
 
【0038】
  以下、具体的なサービス及びアプリケーションシナリオを挙げて説明する。例えば、ユーザが歌を聴きたい場合、ユーザは「XXを聴きたい」と言うことができる。ユーザがコースを学習したい場合、ユーザは「XXコースを開く」と言うことができる。ユーザが今日の天気を知りたい場合、ユーザは「今日の天気」と言うことができる。ユーザがリマインダを設定したい場合、ユーザは「午前8時に空港に行くようリマインドする」と言うことができる。上記の各シナリオでは、スマートスピーカーは集音装置によってユーザの入力した音声コマンドを取得でき、該音声コマンドは対応するサービスを実行するように要求することを指示する。
 
【0039】
  選択的に、S201では、サービス実行要求コマンドを取得することは、
  スマートスピーカーの送受信器によってサービス実行要求コマンドを取得することを含んでよい。
 
【0040】
  以下、具体的なサービス及びアプリケーションシナリオを挙げて説明する。例えば、ユーザAがユーザBにビデオコールを発信する場合、スマートスピーカーは送受信器によって無線信号を受信できる。該無線信号はすなわちサービス実行要求コマンドであり、ビデオ通話サービスを実行するように要求するために用いられる。
 
【0041】
  選択的に、S201では、サービス実行要求コマンドを取得することは、
  スマートスピーカーのディスプレイによってサービス実行要求コマンドを取得することを含んでよい。
 
【0042】
  以下、具体的なサービス及びアプリケーションシナリオを挙げて説明する。例えば、ユーザが見出し語Aの意味を照会する必要がある。スマートスピーカーのディスプレイでユーザに見出し語Aの意味を表示する。だだし、見出し語Aの意味に見出し語Bが現れる。ユーザは見出し語Bのディスプレイでの位置をタッチする。このとき、スマートスピーカーはディスプレイによってサービス実行要求コマンドを取得でき、該サービス実行要求コマンドが照会サービスを実行するように要求するために用いられ、これによりユーザに見出し語Bの意味を表示する。
 
【0043】
  選択的に、S201では、サービス実行要求コマンドを取得することは、
  サービスの予め設定されたサービス実行条件がトリガーされる際にサービス実行要求コマンドを取得することを含んでよい。
 
【0044】
  以下、具体的なサービス及びアプリケーションシナリオを挙げて説明する。例えば、ユーザが昨日の午後4時に「午前8時に空港に行くようリマインドする」というリマインダを設定するように要求した。今朝の8時に、目覚まし時計サービスの予め設定されたサービス実行条件がトリガーされると、サービス実行要求コマンドを取得できる。該サービス実行要求コマンドは目覚まし時計サービスを実行するように要求するために用いられる。
 
【0045】
  S202では、サービス実行要求コマンドに応じてサービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定する。
 
【0046】
  具体的には、サービス実行要求コマンドの取得手段が異なり、サービス実行要求コマンドのコンテンツが異なり、サービス実行要求コマンドに応じて実行するように指示されたサービスを確定する方法が異なる。異なるサービスの既存の処理方法を参照でき、本実施例では特に限定しない。例えば、通信プロトコルに応じてビデオ通話サービスを確定でき、タイミングアルゴリズムに応じて目覚まし時計サービスを確定することができる。
 
【0047】
  S203では、スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ第1のサービスが第2のサービスと異なる場合、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御する。
 
【0048】
  具体的には、本実施例では、スマートスピーカーが現時点ではフォアグラウンドで実行しているサービスは第2のサービスと呼ぶことができる。このとき、サービス実行要求コマンドを取得することによって実行するように要求されたサービスは第1のサービスと呼ぶことができる。いわゆるフォアグラウンド実行とは、サービスが実行中であり、且つディスプレイによってサービス実行結果を表示できることである。例えば、スマートスピーカーが現在映画を再生しており、ユーザが時間について問い合わせたい場合、第2のサービスはビデオ再生サービスであり、第1のサービスは時間照会サービスである。このとき、第1のサービスは第2のサービスと異なる。また例えば、スマートスピーカーのディスプレイは現在見出し語Aの意味を表示している。ユーザが見出し語Bの意味を照会したい場合、第2のサービスは見出し語照会サービスであり、第1のサービスは見出し語照会サービスである。このとき、第1のサービスは第2のサービスと同じである。また例えば、スマートスピーカーのディスプレイは現在見出し語Aの意味を表示している。ユーザが天気を照会したい場合、第2のサービスは見出し語照会サービスであり、第1のサービスは天気照会サービスである。このとき、第1のサービスは第2のサービスと異なる。
 
【0049】
  スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行している際に、また第1のサービスを実行するように要求し、且つ第1のサービスが第2のサービスと異なる場合、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御できる。ただし、サービスは異なり、サービスのサービスタイプは同じであってよい。例えば、見出し語照会サービス及び天気照会サービスは異なる。しかしながら、見出し語照会サービス及び天気照会サービスのサービスタイプは同じであってよく、例えば、いずれも照会サービスタイプである。また例えば、クロストーク聴きサービス及びストーリーテリングサービスは異なる。しかしながら、クロストーク聴きサービス及びストーリーテリングサービスのサービスタイプは同じであってよく、例えば、いずれもオーディオサービスタイプである。なお、本実施例はサービスのサービスタイプについて限定しないが、スマートスピーカーに予め設定されたサービスとサービスタイプとの間の対応関係を予め記憶してよい。
 
【0050】
  本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法により、スマートスピーカーのフォアグラウンドで1つのサービスを実行している際に、このとき新たなサービスを実行するように要求する場合、2つのサービスのサービスタイプに応じて、2つのサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御でき、タスクマネージャの設置を回避し、サービス処理ロジックを簡略化し、実現の難易度を低下させることが分かる。
 
【0051】
  選択的に、予め設定されたサービスタイプは、
  ビデオを再生するサービスを指示するためのビデオサービスタイプ、
  オーディオを再生するサービスを指示するためのオーディオサービスタイプ、
  照会結果を再生するサービスを指示するための照会サービスタイプ、
  予め設定されたサービス実行条件がトリガーされるとフォアグラウンドで自動的に実行されるサービスを指示するためのトリガーサービスタイプのうちの少なくとも2種を含む。
 
【0053】
  例えば、ビデオサービスタイプに対応するサービスは、映画再生及び短いビデオ再生のうちの少なくとも1種を含んでよい。オーディオサービスタイプに対応するサービスは、ストーリーテリング、コース学習、歌聴き及びクロストーク聴きのうちの少なくとも1種を含んでよい。照会サービスタイプに対応するサービスは、地図検索、天気照会、百科事典照会、詩詞照会、写真閲覧及びその他のスマートホーム機器の制御のうちの少なくとも1種を含んでよい。トリガーサービスタイプに対応するサービスは、ビデオ通話及び目覚まし時計のうちの少なくとも1種を含んでよい。
 
【0054】
  選択的に、S203では、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得することは、
  第1のサービス及び第2のサービスのサービス識別子を取得することと、
  第1のサービス及び第2のサービスのサービス識別子及び予め設定されたサービス識別子とサービスタイプとの間の対応関係に応じて、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得することと、を含んでよい。
 
【0055】
  具体的には、スマートスピーカーには異なるサービスのサービス識別子及び予め設定されたサービス識別子とサービスタイプとの間の対応関係を予め記憶してよい。該対応関係に応じて、第1のサービスのサービス識別子に応じて第1のサービスのサービスタイプを取得してよく、第2のサービスのサービス識別子に応じて第2のサービスのサービスタイプを取得してよい。
 
【0056】
  なお、本実施例はサービス識別子の実現形態について限定しない。例えば、数字、アルファベット又は数字とアルファベットの組み合わせでよい。
 
【0057】
  選択的に、S203では、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御することは、
  第1のサービスのサービスタイプ、第2のサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係に応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御することを含んでよい。
 
【0058】
  具体的には、スマートスピーカーには予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係を予め記憶してよい。該対応関係に応じて、第1のサービスのサービスタイプ及び第2のサービスのサービスタイプに応じて第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御してよい。
 
【0059】
  以下、例を挙げて説明する。表1を参照されたい。表1は予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係を示している。
 
【0061】
  ただし、いわゆるバックグラウンド実行とは、サービスが実行中であるが、ディスプレイにサービス実行結果を表示しないことである。サービス実行結果にオーディオデータを含む場合、放音装置によって再生できる。いわゆるバックグラウンドキャッシュ実行とは、サービスの実行を一時停止し、サービス実行結果を生成しないが、サービスを再実行しやすいようにバッファデータを記憶していることである。
 
【0062】
  選択的に、予め設定されたサービスタイプ、予め設定されたサービス識別子とサービスタイプとの間の対応関係、予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係は定期的更新又はイベントトリガー更新が可能である。
 
【0063】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプ及び第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ及びオーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、第1のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ、オーディオサービスタイプ及び照会サービスタイプのいずれか1種であり、第2のサービスのサービスタイプが照会サービスタイプである場合、S203では、第1のサービス及び第2のサービスの実行モードを確定することは、
  実行している第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで第1のサービスを実行することを含む。
 
【0065】
  一例では、第2のサービスはストーリーテリングサービスであり、第1のサービスは歌聴きサービスである。ストーリーテリングサービスをオフにし、フォアグラウンドで歌聴きサービスを実行する。スマートスピーカーのディスプレイに歌曲再生インタフェースを表示する。
 
【0066】
  別の例では、第2のサービスは映画再生サービスであり、第1のサービスは歌聴きサービスである。映画再生サービスをオフにし、フォアグラウンドで歌聴きサービスを実行する。スマートスピーカーのディスプレイに歌曲再生インタフェースを表示する。
 
【0067】
  さらに別の例では、第2のサービスは天気照会サービスであり、第1のサービスは映画再生サービスである。天気照会サービスをオフにし、フォアグラウンドで映画再生サービスを実行する。スマートスピーカーのディスプレイに映画再生インタフェースを表示する。
 
【0068】
  さらに別の例では、第2のサービスは天気照会サービスであり、第1のサービスは見出し語照会サービスである。天気照会サービスをオフにし、フォアグラウンドで見出し語照会サービスを実行する。スマートスピーカーのディスプレイに照会した見出し語の関連情報を表示する。
 
【0069】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプが照会サービスタイプであり、第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ又はオーディオサービスタイプである場合、S203では、第1のサービス及び第2のサービスの実行モードを確定することは、
  フォアグラウンドで実行している第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行することと、
  第1のサービスの実行を開始し、且つ第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している第1のサービスを停止するようにスマートスピーカーを制御することと、
  バックグラウンドで実行している第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することと、を含んでよい。
 
【0070】
  選択的に、第1のサービスのサービス実行結果を出力するようにスマートスピーカーを制御することは、
  スマートスピーカーの放音装置及び/又はディスプレイが第1のサービスのサービス実行結果を出力するようにスマートスピーカーを制御することを含んでよい。
 
【0072】
  例えば、第2のサービスは歌聴きサービスであり、第1のサービスは天気照会サービスである。フォアグラウンドで実行している歌聴きサービスをバックグラウンドに切り替えて実行する。このとき、スマートスピーカーのディスプレイに音楽再生インタフェースを表示しない。スマートスピーカーの放音装置は音楽再生を続けることができる。天気照会サービスの実行を開始し、スマートスピーカーのディスプレイに天気照会結果を表示する。その後、実行している天気照会サービスを停止する。バックグラウンドで実行している歌聴きサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行する。このとき、スマートスピーカーのディスプレイに音楽再生インタフェースを表示する。スマートスピーカーの放音装置は音楽を再生し続ける。
 
【0073】
  選択的に、フォアグラウンドで実行している第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行した後、さらに、
  スマートスピーカー内の放音装置の再生音量を減らすことを含み、
  バックグラウンドで実行している第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行した後、さらに、
  放音装置の再生音量を復元することを含む。
 
【0075】
  また上記第2のサービスが歌聴きサービスであり、第1のサービスが天気照会サービスであることを例として説明する。フォアグラウンドで実行している歌聴きサービスをバックグラウンドに切り替えて実行した後、スマートスピーカー内の放音装置の再生音量を減らすことができ、ユーザが天気照会結果を取得することに干渉することを回避する。バックグラウンドで実行している歌聴きサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行した後、放音装置の再生音量を復元することができる。
 
【0076】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプがトリガーサービスタイプであり、第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ、オーディオサービスタイプ又は照会サービスタイプである場合、S203では、第1のサービス及び第2のサービスの実行モードを確定することは、
  フォアグラウンドで実行している第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行することと、
  フォアグラウンドで第1のサービスを実行し、且つ第1のサービスのサービス実行結果を出力するようにスマートスピーカーを制御することと、
  第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している第1のサービスを停止することと、
  バックグラウンドでキャッシュ実行している第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することと、を含んでよい。
 
【0078】
  例えば、第2のサービスは歌聴きサービスであり、第1のサービスはビデオ通話サービスである。フォアグラウンドで実行している歌聴きサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行する。このとき、スマートスピーカーのディスプレイに音楽再生インタフェースを表示しない。スマートスピーカーの放音装置は音楽を再生しない。フォアグラウンドでビデオ通話サービスを実行し、スマートスピーカーのディスプレイにビデオ通話インタフェースを表示できる。ユーザがタッチスクリーンでビデオ通話を手動で終了し、或いは、スマートスピーカーが集音装置によってビデオ通話を終了するように指示するユーザの音声信号を取得した場合、実行しているビデオ通話サービスを停止する。バックグラウンドでキャッシュ実行している歌聴きサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行する。このとき、スマートスピーカーのディスプレイに音楽再生インタフェースを表示する。スマートスピーカーの放音装置は音楽再生を続ける。
 
【0079】
  選択的に、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて第1のサービス及び第2のサービスの実行モードを確定した後、さらに、
  スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス終了時間との間の関係に応じて、スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスに対応するサービス終了時間を確定することと、
  サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止することと、を含んでよい。
 
【0080】
  具体的には、フォアグラウンドで実行しているサービスについて、予め設定された期間内で任意の信号が受信されない場合、スマートスピーカーは実行している該サービスを能動的にオフにすることができる。該予め設定された期間はサービス終了時間と呼ばれてよい。本実施例では、サービスタイプが同じである少なくとも1つのサービスはいずれも同じサービス終了時間に対応する。例えば、ストーリーテリングサービス、歌聴きサービス及びクロストーク聴きサービスについて、サービス終了時間は同じである。サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止する。スマートスピーカーの実行リソースを節約し、エネルギー消費を削減する。
 
【0081】
  なお、本実施例は、異なるサービスタイプに対応するサービス終了時間の具体的な値について限定しない。
 
【0082】
  本実施例は、サービス実行要求コマンドを取得するステップと、サービス実行要求コマンドに応じてサービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定するステップと、スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ第1のサービスが第2のサービスと異なる場合、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御するステップと、を含むスマートスピーカーのサービス処理方法を提供する。本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法により、スマートスピーカーのフォアグラウンドで1つのサービスを実行している際に、このとき新たなサービスを実行するように要求する場合、2つのサービスのサービスタイプに応じて、2つのサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御でき、タスクマネージャの設置を回避し、サービス処理ロジックを簡略化し、実現の難易度を低下させる。
 
【0083】
  図3は本発明の実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理装置の構造概略図である。本発明の実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理装置は、
図2に示される実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法を実行することに用いられる。
図3に示すように、本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理装置は、
  サービス実行要求コマンドを取得するための取得モジュール31と、
  サービス実行要求コマンドに応じてサービス実行要求コマンドから実行するように指示された第1のサービスを確定するためのサービス確定モジュール32と、
  スマートスピーカーのフォアグラウンドで第2のサービスを実行しており、且つ第1のサービスが第2のサービスと異なる場合、第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプを取得し、且つ第1のサービス及び第2のサービスのサービスタイプに応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御するためのサービス実行モジュール33と、を含んでよい。
 
【0084】
  選択的に、サービス実行モジュール33は、具体的には、
  第1のサービスのサービスタイプ、第2のサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス実行モードとの間の対応関係に応じて、第1のサービス及び第2のサービスの少なくとも一方を実行するようにスマートスピーカーを制御することに用いられる。
 
【0085】
  選択的に、サービスタイプは、
  ビデオを再生するサービスを指示するためのビデオサービスタイプ、
  オーディオを再生するサービスを指示するためのオーディオサービスタイプ、
  照会結果を再生するサービスを指示するための照会サービスタイプ、
  予め設定されたサービス実行条件がトリガーされるとフォアグラウンドで自動的に実行されるサービスを指示するためのトリガーサービスタイプのうちの少なくとも2種を含む。
 
【0086】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプ及び第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ及びオーディオサービスタイプのいずれか1種であり、或いは、第1のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ、オーディオサービスタイプ及び照会サービスタイプのいずれか1種であり、第2のサービスのサービスタイプが照会サービスタイプである場合、サービス実行モジュール33は、具体的には、
  実行している第2のサービスを停止し、且つフォアグラウンドで第1のサービスを実行することに用いられる。
 
【0087】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプが照会サービスタイプであり、第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ又はオーディオサービスタイプである場合、サービス実行モジュール33は、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している第2のサービスをバックグラウンドに切り替えて実行すること、
  第1のサービスの実行を開始し、且つ第1のサービスのサービス実行結果を出力した後に実行している第1のサービスを停止するようにスマートスピーカーを制御すること、及び
  バックグラウンドで実行している第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられる。
 
【0088】
  選択的に、サービス実行モジュール33は、さらに、
  スマートスピーカー内の放音装置の再生音量を減らすこと、及び
  放音装置の再生音量を復元することに用いられる。
 
【0089】
  選択的に、第1のサービスのサービスタイプがトリガーサービスタイプであり、第2のサービスのサービスタイプがビデオサービスタイプ、オーディオサービスタイプ又は照会サービスタイプである場合、サービス実行モジュール33は、具体的には、
  フォアグラウンドで実行している第2のサービスをバックグラウンドに切り替えてキャッシュ実行すること、
  フォアグラウンドで第1のサービスを実行し、且つ第1のサービスのサービス実行結果を出力するようにスマートスピーカーを制御すること、
  第1のサービスの予め設定されたサービス実行停止条件が満たされると、実行している第1のサービスを停止すること、及び
  バックグラウンドでキャッシュ実行している第2のサービスをフォアグラウンドに切り替えて実行することに用いられる。
 
【0090】
  選択的に、サービス実行モジュール33は、さらに、
  スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスのサービスタイプ及び予め設定されたサービスタイプとサービス終了時間との間の関係に応じて、スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスに対応するサービス終了時間を確定すること、及び
  サービス終了時間内でユーザの入力したコマンドを取得できなかった場合、スマートスピーカーのフォアグラウンドで実行しているサービスを停止することに用いられる。
 
【0091】
  本実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理装置は、
図2に示される実施例に係るスマートスピーカーのサービス処理方法を実行し、具体的な実現形態及び技術的効果が類似するため、ここでは説明を省略する。
 
【0092】
  図4は本発明の実施例に係るスマートスピーカーの構造概略図である。
図4に示すように、前記スマートスピーカーは、コマンドを記憶するためのメモリ42と、前記スマートスピーカーに
図2に示される実施例にて提供されるスマートスピーカーのサービス処理方法を実行させるようにメモリ42に記憶されたコマンドを実行するためのプロセッサ41と、を含んでよく、具体的な実現形態及び技術的効果が類似するため、ここでは説明を省略する。前記スマートスピーカーは、さらに、他の機器と通信するための送受信器43と、ディスプレイ44と、集音装置45と、放音装置46と、を含んでよい。
 
【0093】
  当業者であれば理解できるように、上記各方法の実施例のすべて又は一部のステップの実現はプログラムが関連するハードウェアを指示することによって完成されることができる。前述したプログラムはコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてよい。該プログラムを実行する際は、上記各方法の実施例を含むステップを実行する。前述した記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
 
【0094】
  最後に説明すべきこととして、以上の各実施例は本発明の実施例の技術的解決手段の説明にすぎず、それを限定するものではない。前述した各実施例を参照して本発明の実施例について詳細に説明したが、当業者には明らかなように、依然として前述した各実施例に記載の技術的解決手段を補正し、又は技術的特徴の一部又は全部について等価の置換を行うことができる。これらの補正又は等価の置換は、対応する技術的解決手段の本質を本発明の実施例の技術的解決手段の範囲から逸脱させるものではない。