特許第6861286号(P6861286)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6861286旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861286
(24)【登録日】2021年3月31日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/00 20060101AFI20210412BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20210412BHJP
   B65G 1/04 20060101ALI20210412BHJP
   B64F 1/32 20060101ALI20210412BHJP
【FI】
   B65G1/00 501H
   B65G1/137 B
   B65G1/04 503
   B64F1/32
【請求項の数】17
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2019-540309(P2019-540309)
(86)(22)【出願日】2017年10月10日
(65)【公表番号】特表2019-533625(P2019-533625A)
(43)【公表日】2019年11月21日
(86)【国際出願番号】US2017055987
(87)【国際公開番号】WO2018071451
(87)【国際公開日】20180419
【審査請求日】2019年8月19日
(31)【優先権主張番号】15/289,786
(32)【優先日】2016年10月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519128783
【氏名又は名称】ジャービス ビー. ウェブ インターナショナル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】JERVIS B. WEBB INTERNATIONAL COMPANY
(73)【特許権者】
【識別番号】000003643
【氏名又は名称】株式会社ダイフク
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】マーフィー,クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】シュミット,ロベルトゥス,エイ
(72)【発明者】
【氏名】フレミング,マイケル
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2016/107844(WO,A1)
【文献】 特開2009−073661(JP,A)
【文献】 特開平09−118311(JP,A)
【文献】 実開昭51−130565(JP,U)
【文献】 実開昭62−126290(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/00
B65G 1/137
B65G 1/04
B64F 1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
関連するグループ分け基準を有する複数の旅行かばん類を保管し且つ並べる方法であって、
前記旅行かばん類のうちの少なくとも一つを、入口コンベアから積み込みエリアに受け入れることと、
前記旅行かばん類の前記グループ分け基準を決定することと、
各々が垂直方向に積み重ねられ、かつ第一のシャーシによって支持された複数の棚を含む複数のコンテナを設けることと、
前記コンテナのいずれかが、前記旅行かばん類の前記グループ分け基準と関連しているか否か、および前記積み込みエリアに近接する場所にあり、前記旅行かばん類を収容する能力を備えた少なくとも一つの利用可能な棚を有しているか否かを、制御システムによって判断すること、並びに、前記制御システムにより、前記旅行かばん類の前記グループ分け基準と関連しており、および前記積み込みエリアに近接する場所にあり、前記旅行かばん類を収容する能力を備えた少なくとも一つの利用可能な棚を有しているコンテナを好適なコンテナとして指定すること、およびそのようなコンテナが存在しない場合には、前記制御システムにより、前記旅行かばん類の前記グループ分け基準に関連していない利用可能なコンテナを好適なコンテナとして指定することと、
キャリヤ無人搬送車を前記好適なコンテナに取付けることと、
前記キャリヤ無人搬送車により、前記コンテナを前記旅行かばん類とともに、第一の通路に沿って第一の所定のエリアまで移動させることと、
パッキング無人搬送車を、前記第一の通路とは異なる第二の通路に沿って前記入口コンベアと前記好適なコンテナとの間で移動させることと、
前記パッキング無人搬送車により、前記入口コンベアから前記旅行かばん類を受け取り、当該旅行かばん類を前記好適なコンテナの利用可能な棚に積み込ませることと、を含む方法。
【請求項2】
前記好適なコンテナの利用可能な棚に前記旅行かばん類を積み込ませることは、前記パッキング無人搬送車が前記好適なコンテナに隣接する位置にある状態で、前記パッキング無人搬送車により、当該パッキング無人搬送車が前記第二の通路に沿って走行する方向と平面視で直交する方向に沿って前記旅行かばん類を移動させて行う、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンテナを前記旅行かばん類とともに第二の所定のエリアまで移動させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテナは第一の車輪を含み、
前記方法は、前記コンテナを手動で、キャリヤ無人搬送車を該コンテナに取付けることなく移動させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記棚は、各々が二つの対向する側部を有し、
前記旅行かばん類を、前記好適なコンテナの利用可能な棚に積み込む前記ステップは、
前記旅行かばん類を、前記二つの対向する側部のいずれか一方から、前記好適なコンテナの利用可能な棚に積み込むことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第四のシャーシを有する前記パッキング無人搬送車と、第一の移送装置と、前記第四のシャーシと該第一の移送装置を相互接続し、該第四のシャーシに対する該第一の移送装置の動きを生成する昇降機構とを含む積み込みアセンブリをさらに含み、
前記旅行かばん類を、前記好適なコンテナの利用可能な棚に積み込む前記ステップは、
前記旅行かばん類を、前記入口コンベアから、前記パッキング無人搬送車の前記第一の移送装置上に移動させることと、
前記パッキング無人搬送車を、前記第二の通路に沿って前記好適なコンテナに隣接して移動させることと、
前記昇降機構を用いて、前記第一の移送装置を、前記コンテナの前記棚のうちの選択した一つと整列させて移動させることと、
前記第一の移送装置を用いて、前記旅行かばん類を前記パッキング無人搬送車から、前記好適なコンテナの前記選択した棚に移動させることと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第一の移送装置を用いて、前記旅行かばん類を前記パッキング無人搬送車から、前記好適なコンテナの前記選択した棚に移動させる前に、該パッキング無人搬送車と該好適なコンテナとの間の相対運動を防ぐために、該パッキング無人搬送車と該好適なコンテナを結合するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項8】
複数のプラットフォームコンベアの各々が、前記コンテナの前記他のうちの一つと同じ高さで配置された状態で、垂直方向に積み重ねて配置された前記複数のプラットフォームコンベアと、前記入口コンベアから延び、前記プラットフォームコンベアの各々との整列のために前記入口コンベアに対して旋回可能である積み込みコンベアと、各々が、前記プラットフォームコンベアの対応する一つと同じ高さで配置された複数の第二の移送装置とを含む積み込みアセンブリをさらに含み、
前記旅行かばん類を、前記好適なコンテナの利用可能な棚に積み込む前記ステップは、
前記積み込みコンベアを、前記利用可能な棚に対応する前記プラットフォームコンベアの選択した一つと整列させて旋回させることと、
前記積み込みコンベアを用いて、前記旅行かばん類を前記入口コンベアから、前記プラットフォームコンベアの前記選択した一つへ移動させることと、
前記第二の移送装置を用いて、前記旅行かばん類を、前記プラットフォームコンベアの前記選択した一つから、前記好適なコンテナの前記利用可能な棚に移動させることと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記グループ分け基準は、共通の予約で一緒に旅行する一人以上の旅行者が所有する前記旅行かばん類に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記グループ分け基準は、前記旅行かばん類の処理要件に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記コンテナが、隣接し且つ整列されたコンテナとして第一の方向に整列されるように、前記コンテナのうちの一つを、該コンテナの別の一つに隣接するキャリヤ無人搬送車を用いて移動させるステップと、
前記キャリヤ無人搬送車を、前記コンテナのうちの前記一つから切り離し、前記コンテナのうちの前記一つから離れた前記キャリヤ無人搬送車を、前記第一の方向に直角な第二の方向に移動させるステップと、
前記隣接し且つ整列されたコンテナを輸送車両と係合し、前記隣接し且つ整列されたコンテナを、該輸送車両とともに前記第一の方向に移動させるステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
関連するグループ分け基準を有する複数の旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムであって、該システムは、
垂直方向に積み重ねられている複数の棚を含む少なくとも一つのコンテナと、
前記旅行かばん類を積み込みエリア内に受け入れるための入口コンベアを含む該積み込みエリアと、
前記積み込みエリアから離間された第一の所定のエリアと、
前記積み込みエリアと前記第一の所定のエリアとの間に延びている少なくとも一つの第一の通路と、
前記コンテナに解放可能に取り付け可能である、前記積み込みエリアと前記第一の所定のエリアとの間で前記コンテナを輸送するための少なくとも一台のキャリヤ無人搬送車と、
前記積み込みエリア内に配置され、且つ前記旅行かばん類を前記入口コンベアから、前記コンテナの前記棚の一つに移動させるように構成された積み込みアセンブリと、
前記積み込みアセンブリに接続された、前記旅行かばん類を前記入口コンベアから前記コンテナの前記棚の一つに移動させるように前記積み込みアセンブリに指示するための制御システムとを含み、
前記制御システムは、前記積み込みエリアと前記第一の所定のエリアとの間の前記第一の通路に沿った前記キャリヤ無人搬送車の前記動きを制御するために前記キャリヤ無人搬送車に無線接続され
前記積み込みアセンブリは、前記第一の通路とは異なる第二の通路に沿って前記入口コンベアと前記コンテナとの間で移動すると共に、前記入口コンベアから前記旅行かばん類を受け取り、当該旅行かばん類を前記コンテナの前記棚に積み込ませるパッキング無人搬送車を含むシステム。
【請求項13】
前記パッキング無人搬送車が前記コンテナに隣接する位置にある状態で、前記パッキング無人搬送車により、当該パッキング無人搬送車が前記第二の通路に沿って走行する方向と平面視で直交する方向に沿って前記旅行かばん類を移動させて、前記コンテナの前記棚に前記旅行かばん類を積み込ませる、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記コンテナは、複数の第一の車輪をさらに含み、無人搬送車を該コンテナに取付けることなく、手動で移動されるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記コンテナの前記棚の各々は、対向する側部のペアをさらに含み、前記積み込みアセンブリは、前記対向する側部のいずれかに隣接する前記積み込みアセンブリを用いて、前記旅行かばん類を前記コンテナの前記棚のうちの一つに移動させるように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記パッキング無人搬送車は、第四のシャーシと、旅行かばん類を収容して、該旅行かばん類を前記コンテナの前記棚のうちの一つに移動させるための、前記第四のシャーシによって支持された第一の移送装置とを有し、
前記パッキング無人搬送車は、前記第四のシャーシと前記第一の移送装置を相互接続し、前記第一の移送装置と、前記コンテナの前記棚の内の一つを整列させるために、前記第四のシャーシに対する前記第一の移送装置の動きを生成する昇降機構をさらに含み、
前記第一の移送装置は、前記旅行かばん類を前記第一の移送装置から前記コンテナの前記棚に移動させるために移動可能である、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
前記積み込みアセンブリは、複数のプラットフォームコンベアの各々が、前記コンテナの前記棚のうちの対応する一つと同じ高さで配置された状態で、垂直方向に積み重ねられて配置された前記複数のプラットフォームコンベアを含み、
前記積み込みアセンブリは、前記旅行かばん類を前記入口コンベアから、前記プラットフォームコンベアの一つに移動させるために、前記プラットフォームコンベアの一つと整列される、前記入口コンベアから延び且つ前記入口コンベアに対して旋回可能である積み込みコンベアと、前記旅行かばん類を前記棚の対応する一つに移動させるための、各々が前記プラットフォームコンベアの前記対応する一つに関連している複数の第二の移送装置とをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
このPCT特許出願は、2016年10月10日に出願された“System And Method For Storing And Sequencing Luggage Items”というタイトルの米国特許出願第15/289,786号の利益を主張するものであり、該出願の開示全体は、この出願の開示の一部と見なされ、参照によって、本願明細書に組み込まれるものとする。
【0002】
発明の背景
1.発明の分野
複数の旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムおよび方法。より具体的には、関連するグループ分け基準に従って、旅行かばん類を自動的に保管し且つ並べるシステムおよび方法
【背景技術】
【0003】
2.考察
旅行者が、旅客機等の商用の輸送方法によって旅行する場合、その輸送会社は、大抵、該旅行者が、自身の旅行かばん類をチェックすることを可能にしている。該輸送会社およびそのエージェントは、チェック済みの旅行かばん類を集め、処理し、輸送し、そして、該旅行者の最終目的地への到着時に該旅行者に返す。
【0004】
該輸送会社による該旅行かばん類の処理中は、グループ分け基準、例えば、共通の予約で一緒に旅行する旅行者のグループに基づいて、旅行かばん類を一緒にグループ分けすることが有利であることが多い。乗り継ぎまたは乗り遅れ等の事象による何らかの処理または処理の変更は、一般的に、共通する予約に関するすべての旅行者に当て嵌まり、そのため、関連する旅行かばんの経路設定または保管は、当該旅行かばんを一緒にグループ分けすることによって単純化することができる。さらに、旅行の一つの場所または行程において、一緒に仕分けされ、グループ分けされる旅行かばん類は、一緒に保持して、後の場所において適切に経路設定することができ、そのことは、該後の場所の各々において、それらの旅行かばん類を複数回、別の方法で仕分けし且つ識別するのに要するであろう時間と労力を節約することができる。
【0005】
当該技術の現状では、保管される旅行かばんは、多くの方法で管理されている。例えば、保管される旅行かばん類は、収容または保管のために指定されたエリアに手作業で保管される可能性がある。このような手作業による取扱い方法は、多くの人手を要し、労働災害を起こしやすいと共に、人手による処理ミスを起こしやすい傾向がある。輸送の変更を伴う一つ以上の中間目的地、または、途中降機地を有する旅行の場合、旅行かばんは、通常、出発地における初期仕分けおよび最終目的地における最終的な仕分けに加えて、該経路に沿って各中間目的地において荷降ろしされて再仕分けされる。
【0006】
別の実例の方法によれば、保管される旅行かばん類は、ベルトコンベアから成る長い区間に仕分けされ、該区間上に積まれる。ベルトコンベアから成る各区間は、便名または出発時間帯等の共通の属性を有する旅行かばん類のグループを保持することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術のコンベア処理および保管システムに関連するいくつかの問題が認識されている。例えば、このようなシステムは、かなりの床面積と設備投資を必要とする。さらに、大きなグループで保管されるかばんの取扱いは、個々のかばんまたはかばんの小さなグループを処理する可能性を取り除く。このような取扱いは、旅行者が旅行日程を変更する場合、または、フライトスケジュールが突然変更された場合に必要である可能性がある。これらの事象が発生した場合、該グループから所望の旅行かばん類を区別するために、グループ全体、または、ベルト区間全体を再仕分けしなければならない。それらの取扱い制約は、それらのシステムの柔軟性を損なう。
【0008】
上記を鑑みると、旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムおよび方法に対する改良の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明の概要
複数の旅行かばん類を保管し且つ並べるシステムが提供される。該システムは、垂直方向に積み重ねられて、第一のシャーシによって支持される複数の棚を有する少なくとも一つのコンテナを含む。また、該システムは、該コンテナおよび/または旅行かばん類を運搬するための、該旅行かばん類を該コンテナ上に積み込むこともできる、一台以上の無人搬送車も含む。該システムは、積み込みエリアに配置された入口コンベアを含み、および旅行かばん類を該積み込みエリアに配送する。第一の所定のエリアは、間に延びている第一の通路によって、該積み込みエリアから離間されている。また、該システムは、該コンテナに解放可能に取り付け可能な、該積み込みエリアと該第一の所定のエリアとの間で該コンテナを運搬するための少なくとも一台のキャリヤ無人搬送車と、該旅行かばん類を該入口コンベアから、該コンテナの該棚のうちの一つに移動させる積み込みアセンブリとを含む。該旅行かばん類を該入口コンベアから、該コンテナの該棚の一つに移動させるように該積み込みアセンブリに指示するために、制御システムを該積み込みアセンブリに接続することができる。該制御システムは、該第一の通路に沿った該キャリヤ無人搬送車の動きを制御するために、該キャリヤ無人搬送車に無線接続してもよい。該積み込みアセンブリは、該第一の通路とは異なる該第二の通路に沿って該入口コンベアと該コンテナとの間で移動すると共に、該入口コンベアから該旅行かばん類を受け取り、該旅行かばん類を該コンテナの棚に積み込ませるパッキング無人搬送車を含む。
【0010】
また、複数の旅行かばん類を保管し且つ並べる方法も提供される。該方法は、入口コンベアからの該旅行かばん類のうちの少なくとも一つを積み込みエリアに受け入れることと、該旅行かばん類のグループ分け基準を決定することと、各々が、垂直方向に積み重ねられた複数の棚を含む複数のコンテナを設けることとを含む。また、該方法は、いずれかのコンテナが、該旅行かばん類のグループ分け基準と関連付けられており、該積み込みエリアに近接した場所にあり、かつ該旅行かばん類を収容する能力を備えた少なくとも一つの利用可能な棚を有する利用可能なコンテナであることを該制御システムによって判断するステップを介して、該旅行かばん類を保管することと、該制御システムにより、該旅行かばん類のグループ分け基準と関連しており、および該積み込みエリアに近接する場所にあり、該旅行かばん類を収容する能力を備えた少なくとも一つの利用可能な棚を有しているコンテナを好適なコンテナとして指定し、このようなコンテナが存在していない場合には、該制御システムにより、該旅行かばん類の該グループ分け基準に関連していない利用可能なコンテナを好適なコンテナとして指定することとを含む。該方法は、キャリヤ無人搬送車を該好適なコンテナに取付けるステップと、該入口コンベアからの該旅行かばん類を、該好適なコンテナの利用可能な棚に積み込むステップと、該キャリヤ無人搬送車によって、該コンテナを該旅行かばん類とともに第一の所定のエリアへ移動させるステップと、パッキング無人搬送車を、該第一の通路とは異なる該第二の通路に沿って該入口コンベアと該好適なコンテナとの間で移動させるステップと、該パッキング無人搬送車により、該入口コンベアから該旅行かばん類を受け取り、該旅行かばん類を該好適なコンテナの利用可能な棚に積み込ませるステップと、を進める。該方法ステップは、必ずしも列挙された順で実行される必要はない。例えば、キャリヤ無人搬送車を該好適なコンテナに取付けるステップは、該入口コンベアからの該旅行かばん類を、該好適なコンテナの利用可能な棚に積み込むステップの前、後または間のいずれかに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の他の利点は、添付図面とともに考察して、以下の詳細な説明を参照すれば、より良く理解されるようになるため、容易に正しく認識されるであろう。
【0012】
図1図1は、上記システムのメインエリアおよび構成要素を示すブロック図である。
図2図2は、該開示の態様による、積み込みエリアの第一の実施形態例の平面図である。
図3A図3Aは、該開示の態様によるコンテナの側面図である。
図3B図3Bは、図3Aの該コンテナの正面図である。
図4A図4Aは、該開示の態様による、キャリヤ無人搬送車の平面図である。
図4B図4Bは、図4Aの該キャリヤ無人搬送車の側面図である。
図4C図4Cは、コンテナの下の位置における、図4Aの該キャリヤ無人搬送車の側面図である。
図5図5は、該開示の態様による、別のコンテナの下の位置における、別のキャリヤ無人搬送車の斜視図である。
図6A図6Aは、キャリヤ無人搬送車が各コンテナの下に配置された状態の、第一の方向において互いに隣接しかつ整列された複数のコンテナの平面図である。
図6B図6Bは、該キャリヤ無人搬送車が、第二の方向において、該隣接しかつ整列されたコンテナから離れて移動する状態の図6Aの平面図である。
図6C図6Cは、運送車が該隣接しかつ整列されたコンテナの下に配置された状態の図6Aの平面図である。
図7図7は、該運送車が該隣接しかつ整列されたコンテナの下に配置された状態の図6Cの側面図である。
図8A図8Aは、該開示の態様による、パッキング無人搬送車の平面図である。
図8B図8Bは、図8Aの該パッキング無人搬送車の側面図である。
図9図9は、該開示の態様による、オーバーザトップ型コンベアによって、パッキング無人搬送車上に配置されている旅行かばん類の斜視図である。
図10図10は、該開示の態様による、パッキング無人搬送車により、コンテナの棚上に置かれている旅行かばん類の斜視図である。
図11図11は、積み込みコンベアと、各々がコンテナの対応する棚の同じ高さで積み重ねられた三つのプラットフォームコンベアとを含む、該開示の別の態様による積み込みアセンブリの切開断面図である。
図12図12は、本開示の態様による、旅行かばん類を保管し且つ並べる実施例の方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施可能な実施形態の説明
同様の数字がいくつかの図にわたって対応する部材を示す図面を参照すると、複数の旅行かばん類20を保管し且つ並べるシステムおよび方法が記載されている。該実施形態例は、主題のシステムおよび方法がどのようにして、空港において、預入れ旅行かばん類20を保管し且つ並べるのに用いることができるかを明らかにする。しかし、該主題のシステムおよび方法は、限定するものではないが、鉄道の駅、バスの停留所およびマリーナを含む他の輸送拠点において、旅行かばん類20を保管し且つ並べるのに利用できることを正しく認識すべきである。
【0014】
図3Aおよび図3Bを参照すると、上記システムは、垂直方向に積み重ねられ且つ第一のシャーシ26によって支持された複数の棚24を含む少なくとも一つのコンテナ22を含んでいる。該コンテナ22は、一つ以上の標準的なサイズの旅行かばん類20を各棚24に収容するようなサイズで形成して構成することができる。標準的なサイズの旅行かばん類20は、例えば、スーツケース、機内持込用バッグまたは他の同様のサイズで形成されたバッグを含んでもよい。該棚24は、例えば、幅が58インチで奥行が34インチとすることができる。他のコンテナ構成、例えば、ゴルフバッグまたはスキーまたはスノーボード等の特大サイズの旅行かばん類を収容するようにデザインされたもの等も用いてもよい。図5に示すように、該コンテナ22の該第一のシャーシ26は、該棚24を適切な位置に保持するエンドパネル30が各棚24の対向端部に設けられている四つの直立ポスト28を含むことができる。該エンドパネル30は、構造的剛性を該コンテナ22に与えることができ、該コンテナ22が移動される場合に、旅行かばん類20を該棚24の定位置に収容するのを補助することができる。該コンテナ22のうちの一つ以上は、複数の第一の車輪32を含むことができるため、該コンテナ22は、例えば、無人搬送車を該コンテナに取り付けることなく転動させることによって手動で動かすことができる。該第一の車輪32の少なくとも一つのペアは、該コンテナ22の向きを変えるのを補助するために、例えば、スイベルキャスターを用いて旋回可能にすることができる。該第一の車輪32の少なくとも一方は、コンテナ22が、傾斜面での転動、または、風やジェットウォッシュ等により不意に押される等、非意図的に動かされるのを防ぐためのブレーキロックを含んでいてもよい。また、該コンテナ22は、手動動作を補助するためのハンドル等の他の形状構成も含んでいてもよい。
【0015】
また、上記システムは、該コンテナ22および/または旅行かばん類20を輸送するための、該旅行かばん類20を該コンテナ22上に積むこともできる一台以上の無人搬送車34も含んでいる。他の種類の物資取扱い装置38、40、例えば、コンベア、ベルトおよび人が駆動する車両を、該システムのいくつかの作業で利用してもよいことを正しく認識すべきである。以下でより詳細に説明するように、無人搬送車34、36の各々は、制御システム44によって生成される命令に基づいて、自動的に、すなわち、運転者を要することなく、該積み込みエリア42中を移動するようにプログラムされている。任意の数の無人搬送車34、36を利用することができること、並びに、有利には、無人搬送車34、36を該積み込みエリア42に追加することおよび該無人搬送車を該積み込みエリアから取り除くことは容易であることを正しく認識すべきである。また、該コンテナ22は、必要に応じて手動で移動させることができ、手動で積み込むことおよび荷降ろしすることができることも正しく認識すべきである。
【0016】
図2に示すように、一連の通路46、48が、該積み込みエリア42の地面に設けられ、該無人搬送車34、36は、該制御システム44によって生成された命令に基づいて、それらの通路を辿るように構成されている。該通路46、48は、該積み込みエリア42の異なる部分まで延び、該積み込みエリア42の外側で、他の所定のエリア50、52まで延びていてもよい多数のセグメントを含んでいる。該他の所定のエリア50、52は、例えば、保管エリア、検査ステーション、荷降ろしエリアを含んでいてもよい。該通路46、48は、該旅行かばん類20を、そこで該コンテナ22に移し替えることができる指定受渡し位置54を含んでいてもよい。該通路46、48は、限定するものではないが、磁気マーカーまたは床上配線を含むさまざまな形態をとることができる。さらに、該通路46、48は、該無人搬送車をGPSまたは他の技術を用いる座標マッピングによって、該通路46、48のプログラムされたセグメントに沿って自動的に移動するようにプログラムできるように、該制御システム44のソフトウェアに電子的にマッピングすることができる。
【0017】
図1および図2に示すように、上記システムは、旅行かばん類20を該積み込みエリア42に引き渡す、該積み込みエリア42内に配置された入口コンベア56を含む。実施形態例において、該入口コンベア56は、最終的には該空港のチェックインエリアから延びているベルト形コンベアである。したがって、該入口コンベア56は、乗客によってチェックイン済みの旅行かばん類を該積み込みエリア42に引き渡す。該入口コンベア56は、他の場所から該旅行かばん類20を受け取ってもよいことを正しく認識すべきである。第一の所定のエリア50は、第一の通路46が、該積み込みエリア42と該第一の所定のエリア50との間に延びている状態で、該積み込みエリア42から離間されている。また、上記システムは、該コンテナ22に解放可能で取付可能な、該積み込みエリア42と該第一の所定のエリア50との間で該コンテナ22を輸送するための少なくとも一つのキャリヤ無人搬送車34と、該旅行かばん類20を該入口コンベア56から、該コンテナ22の該棚24のうちの一つに移動させる積み込みアセンブリ58とを含んでいる。制御システム44は、該旅行かばん類20を該入口コンベア56から、該コンテナ22の該棚のうちの一つに移動させるように該積み込みアセンブリ58に指示するために、該積み込みアセンブリ58に接続することができる。また、該制御システム44は、該積み込みエリア42と、該第一の所定のエリア50との間の該第一の通路46に沿った該キャリヤ無人搬送車34の動作を制御するために、該キャリヤ無人搬送車34に無線接続することもできる。
【0018】
態様によれば、図2に示すように、該コンテナ22の該棚24のうちの一つ以上は、対向する側部60のペアを含んでもよく、また、該積み込みアセンブリ58は、該積み込みアセンブリ58を、該対向する側部60のいずれかに隣接させた状態で、該旅行かばん類20を該コンテナ22の該棚24のうちの一つに移動させるように構成することができる。
【0019】
図4A図4Cに最も良く図示されているように、該キャリヤ無人搬送車34は、それぞれ、第二のシャーシ62と、該第二のシャーシ62に接続されている、該キャリヤ無人搬送車34の転動動作を確立するための複数の第二の車輪64と、該第二のシャーシ62上に設けられた、該コンテナ22のうちの一つを取外し可能に支持するための支持面66とを含んでいる。該支持面66は、例えば、該コンテナ22に係合して垂直方向に持ち上げ、該コンテナ22を該地面から離して支持することができる。該キャリヤ無人搬送車34の他の構成を用いることができることを正しく認識すべきである。例えば、該キャリヤ無人搬送車34は、該コンテナ22を支持するのではなく、該コンテナ22を押すかまたは引張るように構成することができる。
【0020】
態様によれば、図6A図6B図6Cおよび図7に示すように、上記システムは、複数のコンテナ22を一緒に移動させるように構成された輸送車両68も含んでいてもよい。該図面に示すように、該輸送車両68は、該コンテナ22が隣接していて、第一の方向70において互いに整列されている状態で、該複数のコンテナ22を持ち上げて、該第一の方向70へ移動させることができる。該輸送車両68の他の構成を用いることができることを正しく認識すべきである。例えば、該輸送車両68は、該コンテナ22を支持するのではなく、該コンテナ22を押すかまたは引張るように構成することができるであろう。
【0021】
図8A図8B図9および図10に示す態様によれば、該積み込みアセンブリ58は、第四のシャーシ72と、該第四のシャーシ72によって支持された、旅行かばん類20を収容し、該旅行かばん類20を該コンテナ22の棚24に移動させるための第一の移送装置38とを有するパッキング無人搬送車36を含んでいてもよく、また、該パッキング無人搬送車36は、該第四のシャーシ72と該第一の移送装置38を相互接続し、該第一の移送装置38と、該コンテナ22の該棚24のうちの一つを位置合わせするための、該第四のシャーシ72に対する該第一の移送装置38の垂直方向の動作を生成する昇降機構74も含んでいてもよい。図8Bに示すように、該昇降機構74は、例えば、シザー機構を含んでもよい。該第一の移送装置38は、例えば、ベルトコンベア、ローラコンベアまたはプッシャー装置を含んでもよい。
【0022】
該パッキング無人搬送車36は、該パッキング無人搬送車36と該コンテナ22との間の相対運動を防ぐように、該搬送車と該コンテナを解放可能に結合するための結合手段をさらに含んでもよい。該結合手段は、ピンまたはラッチの形態をとることができる。図9に示すように、旅行かばん類20は、該入口コンベア56から、オーバーザトップ形の積み込みコンベア76を用いて該パッキング無人搬送車36へ移送することができる。
【0023】
別の態様によれば、図11に示すように、該積み込みアセンブリ58は、プラットフォームコンベア78の各々を、該コンテナ22の該棚24の対応する一つと同じ高さで配置した状態で、互いに垂直方向に積み重ねて配置された複数のプラットフォームコンベア78を含んでいてもよい。該積み込みアセンブリ58は、該入口コンベア56から延び、該プラットフォームコンベア78の一つとの位置合わせのために該入口コンベア56に対して旋回可能である、該旅行かばん類20を該入口コンベア56から、該プラットフォームコンベア78の一つに移動させるための積み込みコンベア76をさらに含んでもよい。各々が該プラットフォームコンベア78の対応する一つと関連している複数の第二の移送装置40は、該旅行かばん類20を該プラットフォームコンベア78から、該コンテナ22の該棚24の対応する一つへ移動させることができる。該第二の移送装置40は、例えば、ベルトコンベア、ローラコンベア、または、プッシャー装置を含んでもよい。
【0024】
また、関連するグループ分け基準を有する複数の旅行かばん類20を保管し且つ並べる方法も提供される。該方法は、該旅行かばん類20を入口コンベア56から積み込みエリア42内に受け入れるステップ100と、該制御システム44によって、該旅行かばん類20の該グループ分け基準を決定するステップ102と、各々が、垂直方向に積み重ねられた複数の棚24を含む複数のコンテナ22を設けるステップ104とを含む。また、該方法は、該制御システム44によって、どの該コンテナ22が、該旅行かばん類20の該グループ分け基準と関連しているか否か、並びに、どの該コンテナが、該積み込みエリア42に近接した位置にあるかおよび該旅行かばん類20を収容する能力を備えた少なくとも一つの利用可能な棚を有しているか否かを判断することにより(ステップ106)、該制御システム44によって、そのようなコンテナ22を好適なコンテナ22として指定し(ステップ108)、そのようなコンテナ22が存在しない場合には、該制御システム44によって、該旅行かばん類20の該グループ分け基準に関連していない利用可能なコンテナ22を好適なコンテナ22として指定する(ステップ110)、該旅行かばん類20を保管するためのステップも含んでいる。該方法は、該制御システム44によって、該コンテナ22を、該旅行かばん類20の該グループ分け基準と関連付けることを含んでもよい。該方法は、キャリヤ無人搬送車34を該好適なコンテナ22に取付けるステップ112をさらに含む。該方法は、該入口コンベア56からの該旅行かばん類20を、該好適なコンテナ22の利用可能な棚に積み込むステップ114と、該キャリヤ無人搬送車34を用いて、該コンテナ22を該旅行かばん類20とともに第一の所定のエリア50へ移動させるステップ116とを開始する。該キャリヤ無人搬送車34を用いて、該コンテナ22を該旅行かばん類20とともに第一の所定のエリア50へ移動させるステップ116は、該制御システム44が、当該コンテナ22の該棚24のすべてに旅行かばん類20が積み込まれていると判断した後に実行してもよい。また、該制御システム44は、移送基準の発生の結果として、例えば、当該グループ分け基準に関連する航空便が、離陸前の最終的な積み込みが予定されている場合に、または、収容基準の終了の結果として、例えば、共通の予約で旅行する旅行者のグループに関連するいずれかの旅行かばん類20が上記システムに入ってから所定期間が過ぎた場合に、該キャリヤ無人搬送車34を用いて、該コンテナ22を該旅行かばん類20とともに第一の所定のエリア50へ移動させるステップ116を始めてもよい。
【0025】
また、本発明の態様によれば、上記方法は、該コンテナ22を該旅行かばん類20とともに、第二の所定のエリア52へ移動させるステップも含んでもよい。例えば、将来のある程度遠い時間まで出発が予定されていない共通の航空便によってグループ分けされている旅行かばん類20は、まず、保管エリアである第一の所定のエリア50へ送り、該共通の航空便への積み込み等のさらなる処理のための所望の時間に、該コンテナ22は、該旅行かばん類20とともに、該旅行かばん類20を該共通の航空便に移動させるための積み込みエリア42とすることができる該第二の所定のエリア52へ移動させることができる。上述したように、該方法ステップは、本願明細書に記載されている順番とは異なる順番で実行してもよい。
【0026】
本発明の態様によれば、該コンテナ22は、第一の車輪32を含んでもよく、また、上記方法は、キャリヤ無人搬送車34を該コンテナ22に取付けることなく、該コンテナ22を手動で移動させるステップを含んでもよい。このことは、一つ以上の旅行かばん類20が、通常の自動化プロセスの他に特別な処理を要する場合に有利になる可能性がある。該コンテナ22のこの手動による動作は、無人搬送車が適していないエリア、例えば、エレベータ内、旅客通路内等を含む施設の至る所で該コンテナを手動で移動できるようにし、旅行客、空港職員、または警備員が、手荷物の保管、乗り継ぎ、積み込み、または積み下ろしに利用することができる。例えば、大きなイベントまたは旅行シーズンのピークに対して、追加的な手荷物受取所の能力が必要なケースでは、コンテナ22は、例えば、旅行かばん類20の旅行客による荷降ろしまたは積み込みのための指定エリア内に設けることができる。このことは、費用のかかる永続的なインフラストラクチャ、例えば、ほとんどの時間使用されないままであろう、必要以上の要求であるベルトコンベアを要することなく、空港が、追加的な手荷物受取所能力を要する当該事例に適応することを可能にする。
【0027】
本発明の態様によれば、該棚24は、各々が、二つの対向する側部60を有していてもよく、また、上記方法は、該旅行かばん類20を、該好適なコンテナ22の利用可能な棚に積み込む該ステップを含んでもよく、該方法は、該旅行かばん類20を、該二つの対向する側部60から該好適なコンテナ22の該利用可能な棚に積み込むことをさらに含む。
【0028】
該旅行かばん類20を該好適なコンテナ22の利用可能な棚に積み込む上記方法ステップは、該旅行かばんを手動で、該好適なコンテナ22の利用可能な棚に移動させることを含んでもよい。
【0029】
また、一つの実施形態によれば、上記方法は、第四のシャーシ72と、第一の移送装置38と、該第四のシャーシ72と該第一の移送装置38を相互接続し、該第四のシャーシ72に対する該第一の移送装置38の垂直方向の動作を生成する昇降機構74とを有するパッキング無人搬送車36とともに積み込みアセンブリ58を利用することも含んでもよい。該パッキング無人搬送車36を利用する際、該旅行かばん類20を、該好適なコンテナ22の利用可能な棚に積み込む上記方法ステップは、該旅行かばん類20を該入口コンベア56から、該パッキング無人搬送車36の該第一の移送装置38上に移動させることを含んでもよい。図9に示すように、該旅行かばん類20を該パッキング無人搬送車36に積み込む該ステップは、オーバーザトップ形の積み込みコンベア76によって実行してもよい。
【0030】
上記方法は、該パッキング無人搬送車36を第二の通路48に沿って、該好適なコンテナ22に隣接する位置まで移動させる該ステップを始めることができる。図2に示すように、この隣接する位置は、指定受渡し位置54に位置している該好適なコンテナ22を含んでもよい。該方法は、該昇降機構74を用いて、該第一の移送装置38を動かして、該コンテナ22の該棚24の選択した一つと垂直方向で位置合わせすることと、該第一の移送装置38を用いて、該旅行かばん類20を該パッキング無人搬送車36から、該好適なコンテナ22の該選択した棚24に移動させることとをさらに含んでもよい。また、該方法は、該第一の移送装置38を用いて、該旅行かばん類20を該パッキング無人搬送車36から、該好適なコンテナ22の該選択した棚24に移動させる前に、該パッキング無人搬送車36と該好適なコンテナ22との間の相対運動を防止するように、該パッキング無人搬送車36を該好適なコンテナ22に結合する該ステップも含んでもよい。
【0031】
別の実施形態によれば、上記方法は、プラットフォームコンベア78の各々が、該コンテナ22の該棚24のうちの一つと同じ高さで配置された状態で、垂直方向に積み重ねられた複数のプラットフォームコンベア78と、該入口コンベア56から延び、該プラットフォームコンベア78の各々との位置合わせのために該入口コンベア56に対して旋回可能である積み込みコンベア76と、各々が、該プラットフォームコンベア78の対応する一つと同じ高さで配置されている複数の第二の移送装置40とを有する積み込みアセンブリ58とを用いることを含んでもよい。該プラットフォームコンベア78を用いる際、該旅行かばん類20を該好適なコンテナ22の利用可能な棚に積み込む該方法ステップは、該積み込みコンベア76を旋回させて、該利用可能な棚に対応するプラットフォームコンベア78と位置合わせすることと、該積み込みコンベア76を用いて、該旅行かばん類20を該入口コンベア56から、該プラットフォームコンベア78の該選択した一つへ移動させることと、該第二の移送装置40を用いて、該旅行かばん類20を該プラットフォームコンベア78の該選択した一つから、該好適なコンテナ22の該利用可能な棚へ移動させることとを含んでもよい。
【0032】
本発明の態様によれば、上記グループ分け基準は、共通の予約で一緒に旅行する一人以上の旅行客が所有する該旅行かばん類20に基づいていてもよい。
【0033】
本発明の別の態様によれば、該グループ分け基準は、該旅行かばん類20の処理要件に基づいていてもよい。該旅行かばん類20の処理要件のいくつかの実施例は、以下により詳細に記載されている。
【0034】
本発明の別の態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、セキュリティ検査または税関検査を含む。例えば、行き先の地域または国に依存する可能性のある、セキュリティ検査または税関検査を指定されたすべての手荷物は、関連する検査エリアにすべてが移動されるように一緒にグループ分けすることができる。
【0035】
本発明の別の態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、共通の出発時間帯に関連している該旅行かばん類20を含む。例えば、今後、数時間を超える出発が指定されたすべての手荷物は、長期保管エリアに送られるように一緒にグループ分けしてもよい。別の実施例として、所定時間内に出発時間が指定されたすべての手荷物は、優先処理の注意を与えることができ、また、該旅行かばん類20のチャンスを増やして、関連する航空機に間に合うように、当該旅行かばん類20が最小の遅延時間で処理されることを可能にする、関連するグループ分け基準のセットを有していてもよい。
【0036】
本発明の別の態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、該旅行かばん類20が、共通の行き先を有する第一の輸送手段と関連付けられることと、該共通の行き先が最終目的地であることと、該旅行かばん類20が、該共通の行き先での要求に対して利用可能になることとを含む。換言すると、輸送会社により、乗り継ぎ便等の第二の輸送手段への移送が指定されていない。この種のグループ分けは、例えば、該共通の行き先での要求が指定されたすべての該旅行かばん類20を、該共通の行き先への到着時に、乗り継ぎ便行きの旅行かばん類20を取出すことなく、要求エリアへ直接送ることができる一つ以上の貨物クレート内に配置できるようにすることにより、該共通の行き先での処理を単純化することができる。
【0037】
本発明の別の態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、該旅行かばん類20が、共通の第一の行き先を有する第一の輸送手段と関連付けられることと、該旅行かばん類20が、該共通の第一の行き先への到着時に、第二の輸送手段への移送が指定されることとを含む。この態様は、上述した該態様と類似しており、該共通の第一の行き先での単純化された処理という同様の利益をもたらすこともできる。実施例として、この種のグループ分けは、該共通の行き先での別の航空便への移送が指定されたすべての該旅行かばん類20が、該共通の第一の行き先への到着時に、乗客の要求先への旅行かばん類20を取り出すことなく、移送保管エリアへ直接送ることができる一つ以上の貨物コンテナ22内に配置されることを実行できる。
【0038】
本発明の別の態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、該旅行かばん類20が、該共通の第一の行き先の後の共通の中間目的地が指定されていることも含む。上記の該実施例と同様に、該共通の第一の行き先における該旅行かばん類20の処理は、共通の中間目的地行きのすべての該旅行かばん類20が一緒にグループ分けされることによって単純化することができる。一緒にグループ分けされることにより、共通の中間目的地行きの該旅行かばん類20は、単一のグループとして、当該中間目的地行きの該航空便へ移送することができる。この一緒の移送は、該共通の中間目的地において、それらの個々の旅行かばん類20を処理するステップをなくすことができる。
【0039】
本発明のさらなる態様によれば、該旅行かばん類20の該処理要件は、該旅行かばん類20が、該共通の第一の行き先の後の共通の最終目的地が指定されていることも含んでもよい。上記の該実施例と同様に、上記の該旅行かばん類20は、旅行かばん類20の当該グループを、乗客用の手荷物引渡所まで一緒に移送することができる該共通の最終目的地までずっと該個別の旅行かばん類20を処理することなく、任意の数の中間ステップを介してグループ分けして一緒に処理することができる。
【0040】
図6A図6Bおよび図6Cに最も良く図示されているように、上記方法は、輸送車両68により、複数のコンテナ22を一緒に移動させるステップも含むことができる。それらのステップは、該コンテナ22が、隣接し且つ整列されたコンテナ22として第一の方向70に整列されるように、該コンテナ22の一つを、該コンテナ22の別の一つに隣接するキャリヤ無人搬送車34を用いて移動させることと、該キャリヤ無人搬送車34を、該コンテナ22の該一つから切り離すことと、該コンテナ22の該一つがない該キャリヤ無人搬送車34を、該第一の方向70に直角な第二の方向84に移動させることとを含んでもよい。該方法は、該隣接して整列されたコンテナ22を輸送車両68に係合するステップと、該第一の方向70において、該隣接して整列されたコンテナ22を該輸送車両68とともに移動させるステップとによって終えてもよい。図6A図6Bおよび図6Cに示す該実施例において、該輸送車両68は、該キャリヤ無人搬送車34が、各コンテナ22を個別に移動させることができる方法と同様に、該隣接して整列されたコンテナ22を支持するように昇降させる無人搬送車である。
【0041】
上記の教示を考慮すると、明らかに、本発明の多くの変更および変形が可能であり、また、該変更および変形を、添付クレームの範囲内にありながら、具体的に記載されているのとは別の方法で実施することができる。それらの先行する記述は、発明の新規性が、その実用性を発揮する任意の組合せをカバーするように解釈すべきである。該添付クレームにおける「前記」という用語の利用は、該クレームの適用範囲に含まれることが意図されている積極的な記載である先行詞を指し、それに対して、「該」という用語は、該クレームの該適用範囲に含まれることが意図されていない言葉に先行する。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12