【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の開示
地図を構築するための本発明に係る第1の方法は、少なくとも1つの車両の周辺を表す少なくとも2つの周辺データセットを検出するステップと、前記少なくとも2つの周辺データセットを評価するステップと、少なくとも2つの部分地図を構築するステップとを含んでいる。さらに本発明に係る方法は、前記少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの部分地図を伝送するステップと、前記少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの部分地図を受信するステップと、前記少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの部分地図から地図を構築するステップとを含んでいる。
【0007】
地図を構築するための複数のデータセットを伝送する本発明に係る第2の方法は、少なくとも1つの車両の周辺を表す少なくとも2つの周辺データセットを検出するステップと、前記少なくとも2つの周辺データセットを評価するステップと、前記少なくとも2つの周辺データセット及び前記少なくとも2つの評価された周辺データセットから少なくとも2つの部分地図を構築するステップと、前記少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの部分地図を伝送するステップとを含んでいる。
【0008】
地図を構築するための複数のデータセットを受信する本発明に係る第3の方法は、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの部分地図を受信するステップと、前記少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの部分地図から地図を構築するステップとを含んでいる。
【0009】
地図とは、本発明に係る方法に関しては、視覚型の媒体とも、また、例えば計算ユニットのメモリ内に存在する、(デジタル)地図を構築するためのデータとも、あるいは、例えばルート計算のような地図支援型の計算演算を実施するためのデータとも理解されたい。
【0010】
その場合の部分地図とは、少なくとも1つの車両の複数のセンサの領域を含む地図と理解されたい。従って、例えば、同じ軌道に沿って2つの異なる車両によって作成される複数のデータに基づいているにも拘わらず、異なる領域を含む2つの部分地図が構築されることが考えられるが、このことは例えば異なる複数のセンサに関連していると考えられる。さらに2つの部分地図は、同じ車両が同じ軌道を2回走行した場合であっても、例えば部分地図の利用に必要とされる周辺データセットの検出に影響を与える異なった天候状態が存在していた場合には異なり得る。それに対して(完全な)地図とは、いわば、前述した部分地図と比べて、例えば1つの車両のセンサ領域を越えるより広い領域を含むものと理解されたい。
【0011】
本発明に係る方法の利点は、デジタル地図が一連の量産車両によって構築される点にある。このことは、個別の地図構築車両の代わりに、基本的に各車両を、次のようにすることで、地図の構築のために利用できることを意味する。即ち、地図の構築に関連した複数のデータを各車両で収集し、引き続き公知の方法に従って効果的かつ資源節約的に外部計算ユニットに伝送し、そこでこれらのデータから地図を構築するようにすることである。この場合には大きな利点として、図表ベースのSLAM技法に基づく既存の方法が、開示された方法により、個々の方法ステップを新規に構造化することで相応に拡張されることが分かった。
【0012】
好ましくは、少なくとも2つの周辺データセットは、それぞれ、当該少なくとも2つの周辺データセットがそれぞれ少なくとも1つの周辺特徴を含むように検出され、少なくとも1つの周辺特徴は、少なくとも1つの車両と自身との相対距離と共に検出される。
【0013】
好ましくは、少なくとも2つの検出された周辺データセットは、少なくとも1つの車両の少なくとも2つの位置及び/又は少なくとも2つの位置経路が決定されるように評価される。
【0014】
好ましくは、少なくとも1つの車両の前記少なくとも2つの位置及び/又は少なくとも2つの位置経路は、少なくとも1つの周辺特徴との相対距離を用いて決定される。
【0015】
特に好ましい実施形態によれば、少なくとも2つの部分地図は、構築のために少なくとも2つの検出された周辺データセットと、少なくとも2つの評価された周辺データセットとを利用するようにして構築される。
【0016】
特に好ましい実施形態によれば、少なくとも2つの部分地図は、構築のために少なくとも2つの検出された周辺データセット、少なくとも2つの評価された周辺データセット、並びに、少なくとも1つの車両の少なくとも2つの位置及び/又は少なくとも2つの位置経路を利用するようにして構築される。
【0017】
好ましくは、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの構築された部分地図は、車両外部計算ユニットに伝送される。
【0018】
好ましくは、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの構築された部分地図からの前記地図の構築は、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び/又は少なくとも2つの部分地図が、地図の構築のために最適化されるようにして行われる。
【0019】
特に好ましい実施形態によれば、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの構築された部分地図からの前記地図の構築は、前記少なくとも2つの評価された周辺データセットが、少なくとも1つの車両の少なくとも1つの周辺特徴及び少なくとも2つの位置経路を含むように行われ、但し、各位置経路は、少なくとも1つの始点位置と終点位置とを含んでおり、さらに、地図の構築のために、少なくとも2つの位置経路が1つの位置経路に最適化される。
【0020】
好ましくは、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び前記少なくとも2つの構築された部分地図からの前記地図の構築は、地図の構築のために、少なくとも2つの位置経路が1つの位置経路に最適化されるように行われ、その際、少なくとも2つの位置と少なくとも1つの周辺特徴との間の距離が最適化される。
【0021】
本発明に係る、複数のデータセットの検出、評価及び伝送並びに地図の構築のための車両用装置は、少なくとも1つの車両の周辺を表す少なくとも2つの周辺データセットを検出する検出手段と、少なくとも2つの周辺データセットを評価する評価手段と、少なくとも2つの周辺データセット及び少なくとも2つの評価された周辺データセットから少なくとも2つの部分地図を構築する構築手段と、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの部分地図を伝送する伝送手段とを含んでいる。
【0022】
さらに本発明に係る、複数のデータセットの受信及び地図の構築のための装置は、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの部分地図を受信する受信手段と、少なくとも2つの評価された周辺データセット及び少なくとも2つの部分地図から地図を構築する構築手段とを含んでいる。
【0023】
好ましくは本発明に係る装置は、請求項4から12いずれか1項記載の方法を実施するように構成されている。
【0024】
本発明の好ましい改善形態は、従属請求項に記載されており、また下記において説明されている。
【0025】
本発明の実施形態は図面に示され、以下の明細書で詳細に説明する。