(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを前記隠蔽することに先立って、設定済みの期間において、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定すること
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを前記隠蔽することの後に、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在するとの判定に応答して、前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを再表示すること
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記アドレス帳に含まれている前記リモートユーザアカウントについてのセッションビュー命令が受信されると、前記ローカルセッションを開き、表示することをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
前記ローカルセッションにおいて、インスタントメッセージングメッセージが前記リモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントリストとの間で交換される平均交換頻度が、あらかじめ設定された閾値よりも多いとの判定に応答して、前記リモートユーザアカウントを前記特定のアカウントリストに追加することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記リモートユーザアカウントについての特定のアカウント確定命令の受信に応答して、前記リモートユーザアカウントを前記特定のアカウントリストに追加することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記ローカルセッションリストにおいて前記ローカルセッションを前記繰り下げることが、前記ローカルセッションリストの最下部へと前記ローカルセッションを移動させることを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
前記ローカルセッションリストにおいて前記ローカルセッションを前記繰り下げることに先立って、設定済みの期間において、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定すること
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
前記ローカルセッションリストの前記最下部へと前記ローカルセッションを前記繰り下げることの後に、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在するとの判定に応答して、前記ローカルセッションリストにおいて前記ローカルセッションを繰り上げること
をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
前記ローカルセッションにおいて、インスタントメッセージングメッセージが前記リモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントリストとの間で交換される平均交換頻度が、あらかじめ設定された閾値よりも多いとの判定に応答して、前記リモートユーザアカウントを前記特定のアカウントリストに追加することをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
前記リモートユーザアカウントについての特定のアカウント確定命令を受信すると、前記リモートユーザアカウントを前記特定のアカウントリストに追加することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
前記隠蔽モジュールが前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを隠蔽する前に、設定済みの期間において、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定する判断モジュールをさらに備えたことを特徴とする請求項17に記載の装置。
前記隠蔽モジュールが前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを隠蔽した後に、前記判断モジュールが、前記ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在すると判定すると、前記ローカルセッションリスト内の前記ローカルセッションを再表示する再表示モジュールをさらに備えたことを特徴とする請求項18に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
詳細な説明
本開示の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、本開示の技術的解決策を、具体的な例示的実施形態及び対応する添付の図面を参照して後述する。明らかに、記載された例示的な実施形態は、いくつかの例示的な実施形態を表しているにすぎず、本開示の例示的な実施形態のすべてであるとは限らない。本開示における例示的な実施形態に基づいて、創造的な努力をすることなく当業者によって得られる他のすべての例示的な実施形態は、すべて本開示の保護範囲に属する。
【0018】
図2は、本開示の例示的な実施形態による、インスタントメッセージングにおけるセッション処理方法であり、具体的には次のステップを含む。
【0019】
S201:ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定する。
【0020】
本開示の例示的な実施形態による情報認証のための方法の実行体は、端末、サーバ、端末又はサーバにおいてインスタントメッセージング機能を有するアプリケーションなどとすることができる。端末には、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、パーソナルコンピュータ、車載モバイルステーションなどを挙げることができるが、これらに限定されない。サーバには、パーソナルコンピュータ、大型/中型のコンピュータ、コンピュータクラスタなどを挙げることができるが、これらに限定されない。本明細書に記載の実行体は、本開示に対する限定を構成しない。
【0021】
本開示の例示的な実施形態においては、ローカルユーザアカウントにログインした後に、ローカルセッションリストを見て、操作することが実現可能である。ローカルセッションリストに含まれている各ローカルセッションはそれぞれ、1つのリモートユーザアカウントに対応する。リモートユーザアカウントは、1人のユーザのアカウントであっても、また少なくとも2人のユーザのアカウントによって形成されるグループアカウント(たとえば、ユーザグループのアカウント、及びディスカッショングループのアカウントなど)であってもよい。
【0022】
リモートユーザアカウントが1人のユーザのアカウントである場合、リモートユーザアカウントに対応するローカルセッションは、1人のユーザのアカウントとローカルユーザアカウントとの間で送受信されたすべてのインスタントメッセージングメッセージを含むことができ、リモートユーザアカウントがグループアカウントである場合、リモートユーザアカウントに対応するローカルセッションは、グループ内のグループアカウントにおけるすべてのユーザのアカウント間で送受信されるすべてのインスタントメッセージングメッセージを含むことができる。
【0023】
概して、ローカルセッションが生成され、保存されるとき、ローカルセッションにラベル付けする、又はローカルセッションに他の追加情報を追加して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを表すことが実現可能である。代替として、ローカルセッションと、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントとの間のマッピングを確立することも実現可能であり、そのマッピングは、あらかじめ確立されたマッピングテーブルに追加されることになる。
【0024】
このようにして、ステップS201においては、ラベル、追加情報、又はマッピングテーブルを照会することによって、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定することが実現可能であり、その場合に、リモートユーザアカウントのうちのいずれに対応するローカルセッションにおいても特定の処理を行うことが容易である。
【0025】
S202:リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、隠蔽される。
【0026】
本開示の例示的な実施形態においては、ローカルユーザによって、設定済みの特定のアカウントリストに、選択されたリモートユーザアカウントを追加することが実現可能である。追加する具体的な操作方法は、次の2つの種類を含むが、これらに限定されない。
【0027】
第1の種類は、1つ又は複数のリモートユーザアカウントが、アドレス帳に含まれているそれぞれのリモートユーザアカウントから選択され、設定済みの特定のアカウントリストに追加されることである。
【0028】
第2の種類は、リモートユーザアカウントが、サーバから照会され、照会されたリモートユーザアカウントが、設定済みの特定のアカウントリストに追加されることである。
【0029】
また、設定済みの特定のアカウントリストに含まれているリモートユーザアカウントを削除することも実現可能であることは確かである。
【0030】
本開示の例示的な実施形態においては、従来の技法における問題を解決するために、ローカルユーザが、しばしば連絡を取るいくつかの特定の対象のリモートユーザアカウントのみを、設定済みの特定のアカウントリスト(たとえば、友人リストなど)に、前もって、追加することが実現可能である。このようにして、特定の対象のリモートユーザアカウントに対応するローカルセッション(つまり、特定のセッション)を含み得ることに加えて、ローカルセッションリストはまた、ローカルユーザがたまに連絡を取る普通の友人のリモートユーザアカウントに対応する多数のローカルセッションも含むことができる。普通の友人のリモートユーザアカウントは、設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないので、普通の友人のリモートユーザアカウントに対応するローカルセッション(隠蔽されることになるセッションとも称すことができる)を隠蔽することが実現可能であり、このようにして、ローカルユーザが頻繁に特定のセッションを探すときの操作利便性が向上する。
【0031】
本開示の例示的な実施形態に記載の隠蔽が、ある領域内のある対象を完全に見えなくすることを指す場合があり、又はある領域内のある対象をこの領域内の他の対象に対してはっきりさせなくする(目立たなくする、若しくは見つかりにくくする)ことを指す場合もあることに留意されたい。
【0032】
実際のアプリケーションにおいては、隠蔽されることになるいずれのセッションの場合も、異なる実施方式で、隠蔽されることになるセッションを隠蔽することが実現可能である。実施方式は、次の2つの方式を含むが、これらに限定されない。
【0033】
第1の方式は、隠蔽されることになるセッションが、ローカルセッションリストにおいて完全に見えないように設定されることである。たとえば、隠蔽されることになるセッションは、まったく表示されず、隠蔽されることになるセッションに関するいずれのヒントも提供されない。
【0034】
一例として
図1におけるアカウントを使用して、3つのアカウント、たとえば、リモートユーザアカウント2、リモートユーザアカウント4、及びリモートユーザアカウント6が、特定の対象のアカウントであり、設定済みの特定のアカウントリストに追加されたと仮定すると、3つのアカウントに対応するセッションはすべて、特定のセッションである。それに対応して、5つのアカウント、たとえば、リモートユーザアカウント1、リモートユーザアカウント3、リモートユーザアカウント5、リモートユーザアカウント7、及びリモートユーザアカウント8はすべて、設定済みの特定のアカウントリストに含まれておらず、5つのアカウントに対応するセッションリストはすべて、隠蔽されることになるセッションである。
図3は、隠蔽されることになるセッションが完全に見えないように設定される方式で、隠蔽されることになるセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後のローカルセッションリストの概略図を示している。隠蔽されることになる5つのセッションはすべて、完全に見えなくなっている。
【0035】
代替として、隠蔽されることになるセッションは、ローカルセッションリストにおいて部分的に見ないように設定される。たとえば、隠蔽されることになるセッションは、折り畳まれ、又は隠蔽されることになるセッションは、現在の表示画面のサイドバーなどにインデントされ、対応するヒントが提供される。隠蔽されることになるセッションの下に置かれているローカルセッションリスト内のそれぞれのローカルセッションはすべて、ローカルセッションリストに含まれているコンテンツの視覚的継続性を確保するために、1行上に移動させられる。つまり、ローカルセッションリスト内のローカルユーザにとって見えるそれぞれのローカルセッションは、依然として、ローカルセッションリストの第1の行から順番に連続的に配置され、表示される。
【0036】
第1の隠蔽方式の別の例について、
図3における仮定を引き続き使用することによって説明する。
図4は、隠蔽されることになるセッションが折り畳まれる方式で、隠蔽されることになるセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後のローカルセッションリストの概略図を示している。
図4は、隠蔽されることになる5つのセッションがすべて、折り畳まれており、部分的に見えず、対応する操作ヒントを有することを示している。
【0037】
第2の方式は、隠蔽されることになるセッション及び他のローカルセッションが現在、表示されているとき、明るさ、コントラスト、色その他のパラメータをそれぞれ調整することによって、調整後に、隠蔽されることになる表示されたセッションを他のローカルセッションに対してはっきりさせなくすることである。たとえば、隠蔽されることになるセッションの表示色は、あらかじめ設定された閾値内の非常に薄い色(たとえば、薄い灰色、及び淡黄色など)に調整される。
【0038】
第2の隠蔽方式の1つの例について、
図3における仮定を引き続き使用することによって説明する。
図5は、隠蔽されることになるセッションを表示するための色パラメータが調整される方式で、隠蔽されることになるセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後のローカルセッションリストの概略図を示している。
図5は、隠蔽されることになる5つのセッションの表示色がすべて、薄い灰色に調整されており、特定のセッションの表示色に比較して非常に目立たないことを示している。
【0039】
上記方法により、特定の対象のアカウント以外の他のリモートユーザアカウントに対応するローカルセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽されることになるので、ローカルユーザが特定のセッションを探すのに便利である。
【0040】
さらには、実際のアプリケーションにおいては、上記のようにステップS202に関しては、リモートユーザアカウントが、設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルユーザが、リモートユーザアカウントに対応するローカルセッションを使用中であり(すなわち、ローカルセッションにおけるリモートユーザアカウントとインスタントメッセージングを行っており)、現在のローカルユーザが、ローカルセッションリストを頻繁にクリックし得るという可能性がある。この場合には、ローカルセッションが即座にローカルセッションリスト内に隠蔽された場合、ローカルセッションをクリックするローカルユーザに対する利便性に、影響が及ぶことになる。
【0041】
この問題を解決するためには、上記のようにステップS202に関しては、ローカルセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽される前に、ローカルセッションは、設定済みの時間間隔において、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在するか否かを判定するために監視される。肯定の場合、ローカルユーザは、現在、ローカルセッションを使用中であると見なされ、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、ローカルセッションリストにおいて一時的に隠蔽されない。そうでない場合、ローカルユーザは、現在、ローカルセッションを使用中ではないと見なされ、したがって、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、即座に隠蔽される。
【0042】
さらに、設定済みの時間間隔について説明する。時間間隔を設定する実施方法は、次の2つの種類を含むが、これらに限定されない。
【0043】
第1の種類は、ローカルセッションごとにそれぞれ1つの時間間隔を設定することであり、ここで、時間間隔の長さは、適切なあらかじめ設定された値とすることができ(たとえば、それは24時間、又は12時間、又は1時間などとすることができ)、時間間隔の間隔開始点は、ローカルセッションに含まれている直近のインスタントメッセージングメッセージのタイムスタンプによって表される時点とすることができる。それに対応して、時間間隔の間隔終了点は、ある時間期間後の時点とすることができ、その長さは、間隔開始点から経過したあらかじめ設定された値である。
【0044】
ローカルセッションが監視されるとき、監視タイマが設定される。新規インスタントメッセージングメッセージがローカルセッションに追加されるたびに、一度、監視タイマが再設定されてタイミングが再起動され、監視タイマの1回のタイミングのタイミング長さが時間間隔の長さに到達すると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、即座に隠蔽される。
【0045】
第2の種類は、ローカルセッションのそれぞれについて、グローバル時間間隔を設定することである。たとえば、同じ監視タイマを用いて、ローカルセッションすべてを監視する。監視タイマは、循環的にタイミングをとり、各周回のタイミング長さはグローバル時間間隔の長さであり、サイクルの各周回においては、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことが監視された場合、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、即座にキャンセルされる。
【0046】
本開示の例示的な実施形態においては、上記のステップS202に関しては、ローカルセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後に、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントがインスタントメッセージングメッセージを送信するという可能性は依然としてあり、この場合においては、ローカルユーザは、インスタントメッセージングメッセージを見る、又はインスタントメッセージングメッセージに返信するために、もう一度ローカルセッションを使用する必要があり得る。
【0047】
この場合においては、ローカルセッションが、依然として、ローカルセッションリスト内に隠蔽された状態にある場合、ユーザが使用するのに明らかに便利でなく、そのため、上記のステップS202に関しては、ローカルセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後に、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在すると判定されると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションは、再表示される。本開示は、ローカルセッションが再表示される表示位置を限定するものでなく、ローカルセッションリストの最上位(たとえば、第1の行)にローカルセッションを表示することが実現可能であること、またローカルセッションが隠蔽される前に置かれている位置にローカルセッションを表示することも実現可能であることなどに留意されたい。加えて、ローカルセッションが、明るさ、コントラスト、色その他のパラメータを調整することによって、以前に隠蔽されていた場合、当該パラメータは、調整前の値に復元され、それにより、ローカルセッションは、再表示され得る。
【0048】
さらに、上記のステップS202に関しては、ローカルセッションがローカルセッションリスト内に隠蔽された後に、ローカルユーザが、インスタントメッセージングメッセージをローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントに送信するという可能性もある。この場合においては、ローカルユーザはまた、もう一度ローカルセッションを使用する必要がある場合があり、したがって、ローカルセッションリスト内に隠蔽されているローカルセッションをもう一度使用するための対応する方法を提供する必要がある。
【0049】
当該ローカルセッションがローカルセッションリストにおいて完全に見えない状態にある場合、ローカルセッションリストに対応するリモートユーザアカウントがアドレス帳に含まれていることを前提として、アドレス帳を介して当該ローカルセッションを使用することが実現可能である。たとえば、特定の操作を行うこと(アドレス帳に含まれているリモートユーザアカウントをクリックすること、又はスライドすることなど)によって、アドレス帳に含まれているリモートユーザアカウントについてのセッションビュー命令を本開示の例示的な実施形態における実行体に対して送信することが実現可能である。それに対応して、セッションビュー命令を受信すると、実行体は、ローカルセッションを開き、表示することができ、次いで、ユーザは、もう一度、ローカルセッションを使用することができる。
【0050】
アドレス帳について、
図3における仮定を引き続き使用することによって説明する。
図6の左側は、アドレス帳の概略図であり、
図6の右側は、アドレス帳におけるリモートユーザアカウント3がクリックされた後に開かれ、表示されるリモートユーザアカウント3に対応するローカルセッションである。
【0051】
本開示の例示的な実施形態は、
図2における方法を提供することに加えて、インスタントメッセージングにおける別のセッション処理方法も提供し、それによりまた、従来の技法において生じた問題も解決することができる。
図7は、インスタントメッセージングにおける別のセッション処理方法を示し、この方法は、次のステップを含むことができる。
【0052】
S701:ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定する。
【0053】
S702:リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルセッションを、ローカルセッションリストの最下部へと繰り下げる。
【0054】
ローカルセッションリストの最下部が、ローカルセッションリストの最後の行を指す場合があること、又はローカルセッションリスト内の最も低い位置における特定のセッションの下の任意の行を指す場合もあることに留意されたい。
【0055】
引き続き、
図3における仮定を使用すると、
図8は、5つのアカウント、すなわちリモートユーザアカウント1、リモートユーザアカウント3、リモートユーザアカウント5、リモートユーザアカウント7、及びリモートユーザアカウント8に対応するローカルセッションが
図7の方法により処理された後のローカルセッションリストの概略図である。示されているように、5つのアカウントに対応するローカルセッションはすべて、ローカルセッションリストの最下部へと繰り下げられている。
【0056】
上記方法により、特定の対象のアカウントのみを特定のアカウントリストに追加することが実現可能である。このようにして、特定の対象のアカウント以外の他のリモートユーザアカウントに対応するローカルセッションは、ローカルセッションリストの最下部へと繰り下げられることになるので、ローカルユーザは、ローカルセッションリストの最初のわずかな数の行を直接見るだけで、特定のセッションを見つけることができ、したがって、ローカルユーザが特定のセッションを探すときの利便性が向上する。
【0057】
さらに、
図2における方法と同様に、上記のステップS702に関して、いくつかの例においては、ローカルセッションがローカルセッションリストの最下部へと繰り下げられる前に、設定済みの期間において、ローカルセッションに追加される新規のインスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定する必要がやはりある。
【0058】
その上、
図2における隠蔽されたローカルセッションを再表示するステップに対応して、
図7における実行は、ローカルセッションがローカルセッションリストの最下部へと繰り下げられた後に、当該ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在すると判定されると、当該ローカルセッションは、ローカルセッションリストの最上部へと繰り上げられることとすることができ、ここで、ローカルセッションリストの最上部は、ローカルセッションリストの最初の行とすることが可能である。
【0059】
本開示の例示的な実施形態においては、特定のアカウントリストは、ローカルユーザによって実行体において手動で保守されてもよく、さらには実行体によって自動的に、又は半自動的に保守されてもよい。
【0060】
前者の保守方式に関しては、たとえば、ローカルユーザは、少なくとも1つのリモートユーザアカウントについての特定のアカウント確定命令を、特定の制御部を操作することによって実行体に対して発することができる。特定のアカウント確定命令を受信すると、実行体は、少なくとも1つのリモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加することができる。
【0061】
後者の保守方式に関しては、たとえば、実行体は、特定のユーザアカウントリストにまだ含まれていないリモートユーザアカウントに関して、リモートユーザアカウントに対応するローカルセッションにおいて、インスタントメッセージングメッセージがリモートユーザアカウントとローカルユーザとの間で交換される平均交換頻度があらかじめ設定された閾値よりも多いか否かを定期的に、又はリアルタイムに判定することができる。肯定の場合、ローカルユーザアカウントは、最近の期間において、リモートユーザアカウントとインスタントメッセージングメッセージを頻繁に交換したと見なされ、リモートユーザアカウントとインスタントメッセージングメッセージを引き続き頻繁に交換する可能性が非常に高く、したがって、リモートユーザアカウントは、ローカルユーザが、リモートユーザアカウントに対応するローカルセッションを見ることを容易にするために、特定のアカウントリストに追加される。
【0062】
平均交換頻度は、単位時間における(たとえば、最近の一週間、又は最近の一ヶ月など)リモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントとの間でインスタントメッセージングメッセージが交換される回数を指す場合があることに留意されたい。リモートユーザアカウント及びローカルユーザアカウントがそれぞれ、相手側にインスタントメッセージングメッセージを送信することは、インスタントメッセージングメッセージがリモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントとの間で一度、交換されると表現することができる。たとえば、選択された単位時間が最近の一週間であり、最近の一週間にローカルセッションに追加されるインスタントメッセージングメッセージが合計100件あり、55件のインスタントメッセージングメッセージがローカルユーザアカウントによって送信され、45件のインスタントメッセージングメッセージがリモートユーザアカウントによって送信されると仮定すると、平均交換頻度は、45回と表現することができる。
【0063】
実際のアプリケーションにおいては、リモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加する前に、実行体が、追加操作を実行するか否かについてローカルユーザにさらに問い合わせることができることは確実である。ローカルユーザが追加の操作を実行するように決定した場合、実行体は、リモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加する。ローカルユーザが、追加の操作を実行しないと決定した場合、実行体は、リモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加しない。結果として、実行体が、特定のアカウントリストを保守する場合に、ローカルユーザの真意に反することを回避することが実現可能であり、それによって、特定のアカウントリストの信頼性が向上する。
【0064】
上記は、本開示の例示的な実施形態による、同じ考えに基づくインスタントメッセージングにおけるセッション処理方法に関する。本開示の例示的な実施形態は、
図9及び
図10に示されているように、インスタントメッセージングにおける対応するセッション処理装置をさらに提供する。
【0065】
図9は、本開示の例示的な実施形態による、
図2に対応するインスタントメッセージングにおけるセッション処理装置900の概略構造図である。装置900は、1つ又は複数のプロセッサ(複数可)902又はデータ処理ユニット(複数可)、及びメモリ904を含む。装置900は、1つ又は複数の入力/出力インターフェース(複数可)906、及びネットワークインターフェース(複数可)908をさらに含むことができる。メモリ904は、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0066】
メモリ904は、
ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定特定する確定特定モジュール910と、
リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定特定されると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションを隠蔽する隠蔽モジュール912と
を含む複数のモジュール又はユニットを内部に記憶することができる。
【0067】
装置900は、メモリ904において記憶されている次のモジュール:
隠蔽モジュール912がローカルセッションリスト内のローカルセッションを隠蔽する前に、設定済みの期間において、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定する判断モジュール914と、
隠蔽モジュール912がローカルセッションリスト内のローカルセッションを隠蔽した後に、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在すると判定決定されると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションを再表示する再表示モジュール916と
をさらに含むことができる。
【0068】
リモートユーザアカウントは、アドレス帳に含まれている。装置900は、メモリ904において記憶されている次のモジュール、すなわち、アドレス帳に含まれているリモートユーザアカウントについてのセッションビュー命令が受信されると、ローカルセッションを開き、表示する表示モジュール918をさらに含むことができる。
【0069】
装置900は、メモリ904において記憶されている次のモジュール、すなわち、ローカルセッションにおいて、インスタントメッセージングメッセージがリモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントリストとの間で交換される平均交換頻度が、あらかじめ設定された閾値よりも多いと判定されると、リモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加し、及び/又は少なくとも1つのリモートユーザアカウントについての特定のアカウント確定命令が受信されると、少なくとも1つのリモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加する追加モジュール920をさらに含むことができる。
【0070】
たとえば、
図9に示されている装置は、端末上、サーバ上、又は端末又はサーバにおいてインスタントメッセージング機能を有するアプリケーション上に置かれていてよい。
【0071】
図10は、本開示の例示的な実施形態による、
図7に対応するインスタントメッセージングにおいてセッション処理装置1000の概略構造図である。
【0072】
装置1000は、1つ又は複数のプロセッサ(複数可)1002又はデータ処理ユニット(複数可)、及びメモリ1004を含む。装置1000は、1つ又は複数の入力/出力インターフェース(複数可)1006、及びネットワークインターフェース(複数可)1008をさらに含むことができる。メモリ1004は、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0073】
メモリ1004は、
ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定する確定モジュール1010と、
リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルセッションリストの最下部へとローカルセッションを繰り下げる最下部化モジュール1012と
を含む複数のモジュール又はユニットを内部に記憶することができる。
【0074】
装置1000は、メモリ1004において記憶されている次のモジュール、すなわち、
最下部化モジュール1012がローカルセッションリストの最下部へとローカルセッションを繰り下げる前に、設定済みの期間において、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在しないことを判定する判断モジュール1014と、
最下部化モジュール1012がローカルセッションリストの最下部へとローカルセッションを繰り下げた後に、ローカルセッションに追加される新規インスタントメッセージングメッセージが存在すると判定されると、ローカルセッションリストの最上部へとローカルセッションを繰り上げる最上部化モジュール1016と
をさらに含むことができる。
【0075】
ローカルセッションリストの最下部は、たとえば、ローカルセッションリストの最後の行、又はローカルセッションリスト内の設定済みの特定のアカウントリストに含まれているそれぞれのリモートユーザアカウントに対応するローカルセッションにおける最も低い位置にあるローカルセッションの下のいずれかの行を含むことができる。
【0076】
装置1000は、メモリ1004において記憶されている次のモジュール、すなわち、
ローカルセッションにおいて、インスタントメッセージングメッセージがリモートユーザアカウントとローカルユーザアカウントとの間で交換される平均交換頻度が、あらかじめ設定された閾値よりも多いと判定されると、リモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加し、及び/又は少なくとも1つのリモートユーザアカウントについての特定のアカウント確定命令が受信されると、少なくとも1つのリモートユーザアカウントを特定のアカウントリストに追加する追加モジュール1018をさらに含むことができる。
【0077】
たとえば、
図10に示されている装置1000は、端末上、サーバ上、又は端末又はサーバにおいてインスタントメッセージング機能を有するアプリケーション上に置かれていてよい。
【0078】
本開示の例示的な実施形態は、インスタントメッセージングにおける少なくとも1つのセッション処理方法及び装置を提供し、ここで、方法は、ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定し、リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルセッションリスト内のローカルセッションを隠蔽することを含む。代替として、この方法は、ローカルセッションリストに含まれているローカルセッションに関して、ローカルセッションに対応するリモートユーザアカウントを確定し、リモートユーザアカウントが設定済みの特定のアカウントリストに含まれていないと判定されると、ローカルセッションリストの最下部へとローカルセッションを繰り下げることを含む。上記方法により、特定の対象のアカウントのみを特定のアカウントリストに追加することが実現可能である。このようにして、特定の対象のアカウント以外の他のリモートユーザアカウントに対応するローカルセッションは、ローカルセッションリスト内に隠蔽される、又はローカルセッションリストの最下部へと繰り下げられることになり、したがって、ローカルユーザが特定のセッションを探すのに便利である。
【0079】
当業者には認識されるように、本発明の例示的な実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得る。したがって、本発明は、全ハードウェアの例示的な実施形態、全ソフトウェアの例示的な実施形態、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた例示的な実施形態の形を使用することができる。その上、本発明は、コンピュータ利用可能プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能ストレージ媒体(磁気ディスクメモリ、CD−ROM、及び光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実装されるコンピュータプログラム製品の形を使用することができる。
【0080】
本開示は、本発明の例示的な実施形態による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令が、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組合せを実装するのに使用され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するための汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに対して提供され得、それにより、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定される機能を実施するように構成されている装置は、コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令を使用することによって生成される。
【0081】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、特定の方式で機能するようにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを導くことができるコンピュータ可読メモリに記憶され得、それにより、コンピュータ可読メモリに記憶されている命令は、命令装置を含む製造品を生成し、ここで、命令装置は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定される機能を実施する。
【0082】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされ得、それにより、一連の操作ステップは、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスにおいて実行されて、コンピュータによって実施される処理を生成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスにおいて実行される命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定される機能を実施するためのステップを提供する。
【0083】
典型的な構成においては、コンピュータデバイスは、1つ又は複数の中央処理装置(CPU)、入力/出力インターフェース、ネットワークインターフェース、及びメモリを含む。
【0084】
メモリは、コンピュータ可読媒体の次の形、すなわち、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又はたとえば、読取り専用メモリ(ROM)又はフラッシュRAMからなる不揮発性メモリを含むことができる。メモリは、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0085】
コンピュータ可読媒体は、揮発性及び不揮発性の取外し式及び非取外し式媒体を含み、何らかの方法又は技術を使用して、情報を記憶することができる。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造体、プログラムのモジュール、又は他のデータとすることができる。コンピュータのストレージ媒体の例には、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMの他のタイプ、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくは他のメモリ技術、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、若しくは他の光学ストレージ、カセットテープ、テープディスクストレージ、若しくは他の磁気ストレージデバイス、又はコンピュータアクセス可能情報を記憶するものとすることができる任意の他の非伝送媒体が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書における定義によれば、コンピュータ可読媒体は、一時的媒体、たとえば、変調データ信号及び搬送波を含まない。
【0086】
「comprise(備える、含む)」、「include(含む)」という用語、又はそれらの任意の他の変形が非排他的な包含をカバーするように意図され、それにより、一連の要素を含む処理、方法、商品、又はデバイスが、それらの要素を含んでいるだけでなく、明示的に列挙されていない他の要素も含んでいること、又は処理、方法、商品、若しくはデバイスに固有の要素をさらに含んでいることにさらに留意されたい。それ以上の限定を伴わない、「including a...(〜を含む)」という言葉で表すことによって定義される要素は、その要素を含む処理、方法、商品、又はデバイスにおける他の同一の要素のさらなる包含を除外しない。
【0087】
当業者には認識されるように、本開示の例示的な実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得る。したがって、本開示は、全ハードウェアの例示的な実施形態、全ソフトウェアの例示的な実施形態、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた例示的な実施形態の形をとることができる。その上、本開示は、コンピュータ利用可能プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能ストレージ媒体(磁気ディスクメモリ、CD−ROM、及び光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形をとることができる。
【0088】
上記は、本開示の例示的な実施形態にすぎず、本開示を限定するのに使用すべきではない。当業者の場合、本開示は、様々な変形形態、及び変更形態を有することができる。本開示の趣旨及び原理内で行われるあらゆる修正、等価的な置換、及び改良などは、本開示の特許請求の範囲の範囲内に入るものとする。