特許第6861715号(P6861715)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6861715制御シグナリング送信の方法及びデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861715
(24)【登録日】2021年4月1日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】制御シグナリング送信の方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20210412BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20210412BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20210412BHJP
【FI】
   H04W72/04 136
   H04W72/02
   H04W92/18
【請求項の数】12
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2018-540777(P2018-540777)
(86)(22)【出願日】2016年2月5日
(65)【公表番号】特表2019-504579(P2019-504579A)
(43)【公表日】2019年2月14日
(86)【国際出願番号】CN2016073706
(87)【国際公開番号】WO2017133013
(87)【国際公開日】20170810
【審査請求日】2018年8月22日
【審判番号】不服2020-389(P2020-389/J1)
【審判請求日】2020年1月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲興▼▲ウェイ▼
(72)【発明者】
【氏名】黎 超
【合議体】
【審判長】 國分 直樹
【審判官】 本郷 彰
【審判官】 畑中 博幸
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2015/200607(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/158056(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/065014(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/170763(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンドツーエンド通信のための方法であって、
前記エンドツーエンド通信に用いられる送信端デバイス及び受信端デバイスにより、予め設定された共通のルールに基づいて、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するステップであって、前記リソースサブセットは、前記制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属し、前記リソースサブセットがN個のシンボルであり且つ特定の数量のリソースブロック(RB)又はリソースエレメントグループ(REG)であり、Nは1以上である、ステップと、
前記送信端デバイスにより、前記リソースサブセットにおいて前記制御シグナリングの送信位置を決定し、かつ前記送信位置で前記制御シグナリングを送信するステップであって、前記制御シグナリングの送信リソースの周波数が、時分割多重化方式で前記制御シグナリングとリソースを共有するデータの送信リソースの周波数より高い周波数に予め設定されるか、又は前記データの送信リソースの周波数より低い周波数に予め設定される、ステップ
を含む、方法。
【請求項2】
エンドツーエンド通信のための方法であって、
前記エンドツーエンド通信に用いられる送信端デバイス及び受信端デバイスにより、予め設定された共通のルールに基づいて、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するステップであって、前記リソースサブセットは、前記制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属し、前記リソースサブセットがN個のシンボルであり且つ特定の数量のリソースブロック(RB)又はリソースエレメントグループ(REG)であり、Nは1以上である、ステップと、
前記受信端デバイスにより、前記リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行するステップと
時分割多重化方式で前記制御シグナリングとリソースを共有するデータの送信リソースが前記制御シグナリングの送信リソースの周波数より高い又は低い周波数に予め設定されている場合、前記受信端デバイスにより、予め設定されている前記高い又は低い周波数を使用することによって前記データを受信するステップと
を含む、方法。
【請求項3】
前記予め設定されたルールは、前記リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含む
請求項1又はに記載の方法。
【請求項4】
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定する前記ステップは、
プリセットパラメータに基づいて前記リソースサブセットを決定するステップを含み、前記プリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記制御シグナリング、前記制御シグナリングに用いられる無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、又は前記制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含み、前記制御シグナリングが正しく受信された後で、前記方法は、
前記受信端デバイスにより、前記データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信するステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
記予め設定されたルールは、前記リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、前記データを送信するために用いられる前記RBにおける前記N個のシンボルであることを含む
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
記予め設定されたルールは、前記リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、前記データを送信するために用いられる前記RBにおける前記N個のシンボルであることを含み、
前記制御シグナリングは前記データの長さLを含み、前記制御シグナリングが正しく受信された後で、前記方法は、前記受信端デバイスにより、
前記データの送信リソースが前記制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、前記高い周波数を使用することによって、前記制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLである前記データを受信するステップ、又は
前記データの送信リソースが前記制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、前記低い周波数を使用することによって、前記制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLである前記データを受信するステップをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記制御シグナリングは、スケジューリングアサインメント(SA)又はブロードキャストメッセージである
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記制御シグナリングは、前記リソースサブセットにおけるシンボル数が2以上のとき複数の制御シグナリング部に分割され、前記複数の制御シグナリング部は、互いに異なるシンボルに配置される、
請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記送信端デバイスとして動作するように構成された、デバイス。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記受信端デバイスとして動作するように構成された、デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、詳細には、制御シグナリング送信の方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信の急速な発展及び超高速サービス(例えば、high-definition video)の出現に伴い、ワイヤレス通信ネットワークの負荷が増加しており、それに応じて、エンドツーエンド通信が出現している。エンドツーエンド通信において、端末は、基地局によって実施される転送なしに互いに直接通信してよく、それによって、基地局のデータ負荷を削減する。エンドツーエンド通信は、デバイスツーデバイス(Device to Device、略してD2D)通信、ビークルツーエブリシング(Vehicle−to−Everything、略してV2X)通信、マシンツーマシン(Machine to Machine、略してM2M)通信、又は他の通信を含む。
【0003】
エンドツーエンドデバイス通信において、送信端デバイスは、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、略してPSCCH)上で搬送される制御シグナリング(例えば、スケジューリングアサインメント(Scheduling Assignment、略してSA)、及び(物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、略してPSSCH)上で搬送される)データを、受信端デバイスに送信し、受信端は、最初にブラインド制御シグナリング検出を実施し、制御シグナリングが正しく受信され、制御シグナリングに含まれる宛先識別子(アイデンティフィケーション、略してID)が受信端デバイスのIDリストにおける少なくとも1つのIDと一致する場合に、制御シグナリングにおいて搬送されるデータ関連情報に基づいてデータを受信して、エンドツーエンド通信を実現する。
【0004】
エンドツーエンドデバイス通信においては、制御シグナリング及びデータを送信するために用いられるリソースを割り当てる2つの方法が存在する。1つの方法は、中央制御デバイスがスケジュールする方法でリソースプール(予め設定された隣接リソースブロック)から送信端デバイスにリソースを割り当てる、集中制御型の方法である。もう1つの方法は、送信端デバイスが競合ベースの方法でリソースプール(基地局又は予め定義されたシステム帯域幅によって割り当てられた隣接リソースブロック)からリソースを取得する、競合ベースの方法である。
【0005】
現在、受信端デバイスは、リソースプールにおけるすべての位置でブラインド制御シグナリング検出を実施し、ブラインド検出は何回も実施されている。結果として、エンドツーエンド通信においては、受信端デバイスが、激しい復調/復号負荷、比較的大量のブラインド検出/ブラインド復号回数、比較的大きな電力消費、及び比較的高い実装複雑性を有する。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、エンドツーエンド通信における受信端デバイスの復調/復号負荷、検出/ブラインド復号回数の量、電力消費、及び実装複雑性を削減するために、制御シグナリング送信の方法及びデバイスを提供する。
【0007】
上記の目的を達成するために、以下の技術的ソリューションが、本発明の実施形態において用いられる。
【0008】
第1の態様によれば、制御シグナリング送信方法が提供され、方法は、エンドツーエンド通信デバイスに適用され、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するステップであって、リソースサブセットは制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する、ステップ、及び
リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定するステップ及び送信位置で制御シグナリングを送信するステップ、又は、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行するステップを含む。
【0009】
エンドツーエンド通信デバイスは、エンドツーエンド通信における送信端デバイス又は受信端デバイスであってよい。デバイスは、この明細書においてエンドツーエンド通信デバイスと呼ばれ、代替として別の名前を有してもよい。
【0010】
任意選択で、エンドツーエンド通信は、D2D通信、V2X通信、M2M、又は基地局が転送を実行する必要のない別の通信モードを含んでもよい。エンドツーエンド通信の特定の形態は、本発明において限定されない。
【0011】
任意選択で、リソースプールは、基地局によるスケジューリングの下で制御シグナリングを送信するために使用されうるリソース区間全体であるか、リソースプールは、制御シグナリングを送信するために使用されうる、基地局による分割に基づいたリソース区間全体であるか、又はリソースプールは、制御シグナリングを送信するために使用されうる、予め設定されたリソース区間全体である。
【0012】
このようにして、送信端デバイスは、決定されたリソースサブセットにおいて、制御シグナリングを送信するための位置を選択し、その位置で制御シグナリングをピアエンドに送信し、それによって、制御シグナリングの送信位置をリソースサブセット内であるように制御し、受信端デバイスは、決定されたリソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行する。送信端デバイス及び受信端デバイスは互いに協調し、それにより、制御シグナリングは、リソースサブセット内で送信される(送られるか、又はブラインド検出を通じて受信される)。リソースプール全体においてブラインド制御シグナリング検出が実施される先行技術と比較して、第1の態様は、負荷を大幅に削減し、検出の正しいことの確率を増加させ、実装複雑性を削減する。
【0013】
第1の態様に関連し、第1の態様の第1の可能な実装形態において、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するステップは、予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定するステップを含む。
【0014】
予め設定されたルールは、予め定義されたリソースサブセットである。
【0015】
第1の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第2の可能な実装形態において、予め設定されたルールは、リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含む。
【0016】
第1の態様の第2の可能な実装形態において、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースセットは、リソースサブセットとして予め定義される。
【0017】
第1の態様に関連し、第1の態様の第3の可能な実装形態において、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するステップは、プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するステップを含み、プリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0018】
第1の態様の第3の可能な実装形態において、リソースサブセットを決定するための方法では、リソースサブセットは、プリセットパラメータが決定されているという前提で決定されうる。
【0019】
プリセットパラメータは、ハンドシェイク手順において基地局との対話を通じて取得されてもよいし、又はプリセットパラメータは、予め設定されてもよいことが留意されるべきである。プリセットパラメータを取得する方法は、本発明において特に限定されない。
【0020】
第1の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第4の可能な実装形態において、
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するステップは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定するステップであって、第1のプリセットの対応関係は、少なくとも1つのプリセットパラメータと、少なくとも1つのプリセットパラメータとの1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含む、ステップ、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータの全部のパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定するステップを含む。
【0021】
特に、第1の態様の第4の可能な実装形態は、第1の態様の第3の可能な実装形態の特定の実装手段である。第1のプリセットの対応関係を予め設定することによって、プリセットパラメータに対応するリソース又はリソースパターン番号は、プリセットパラメータが取得されているという前提で第1のプリセットの対応関係から取得されてよく、リソース又はリソースパターン番号は、リソースサブセットとして用いられる。
【0022】
第1の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第5の可能な実装形態において、
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するステップは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータが満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定するステップであって、第2のプリセットの対応関係は、少なくとも1つの予め設定された条件と、少なくとも1つの予め設定された条件との1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含む、ステップ、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、複数のパラメータの各々が満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定するステップを含む。
【0023】
特に、第1の態様の第5の可能な実装形態は、第1の態様の第3の可能な実装形態の特定の実装手段である。第2のプリセットの対応関係を予め設定することによって、プリセットパラメータが予め設定された条件を満たすかどうかが、プリセットパラメータが取得されているという前提で第2のプリセットの対応関係において決定されてよく、予め設定された条件が満たされるとき、満たされた予め設定された条件に対応するリソース又はリソースパターン番号が取得され、リソースサブセットとして使用されてよい。
【0024】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装形態から第1の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第6の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリング、制御シグナリングに用いられる無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identity、略してRNTI)、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含み、制御シグナリングが正しく受信された後で、方法は、
データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信するステップをさらに含む。
【0025】
特に、エンドツーエンド通信において、送信端デバイスは、ピアエンドに制御シグナリングを送信することに加えて、ピアエンドにデータを送信する。第1の態様の第6の可能な実装形態は、エンドツーエンド通信デバイスが受信端デバイスであるときのデータ受信の実装形態を提供する。
【0026】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装形態から第1の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第7の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、同じサブフレームにあり、
制御シグナリングはLを含み、又は制御シグナリングはS0及び/又はLを含み、
ここでS0は、制御シグナリングのリソースエンド位置と、データのリソーススタート位置との間の区間であり、Lはデータの長さである。
【0027】
特に、第1の態様の第7の可能な実装形態において、制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにおいて周波数分割多重化する方法でリソースを共有する場合、S0は、周波数ドメインにおける制御シグナリングのリソースエンド位置と、周波数ドメインにおけるデータのリソーススタート位置との間の区間であり、ここでLは、周波数ドメインにおけるデータの長さである。
【0028】
特に、第1の態様の第7の可能な実装形態において、制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにおいて時分割多重化方式でリソースを共有する場合、S0は、時間ドメインにおける制御シグナリングのリソースエンド位置と、時間ドメインにおけるデータのリソーススタート位置との間の区間であり、ここでLは、時間ドメインにおけるデータの長さである。
【0029】
さらに、第1の態様の第7の可能な実装形態において、制御シグナリング及びデータが、同じサブフレームにあり、かつ連続的であるとき、制御シグナリングは、Lのみを含んでよい。
【0030】
さらに、第1の態様の第7の可能な実装形態において、制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにあり、Lが固定値であるとき、制御シグナリングは、S0のみを含んでよい。
【0031】
第1の態様の第7の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第8の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングが正しく受信された後で、方法は、
制御シグナリングがS0及びLを含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するステップであって、ここでS1は、制御シグナリングのリソースエンド位置である、ステップ、
制御シグナリングがLを含む場合に、S1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するステップ、又は
制御シグナリングがS0を含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するステップをさらに含み、ここでLは固定値である。
【0032】
第1の態様の第7の可能な実装形態に基づいて、第1の態様の第8の可能な実装形態は、エンドツーエンド通信デバイスが受信端デバイスであるときのデータ受信の実装形態を提供する。
【0033】
第1の態様の第8の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第9の可能な実装形態において、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、1つのリソースプールの中で位置決めされるか、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、リソースプールの2つのエンドに位置決めされるか、又は
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、2つのリソースプールの中で位置決めされる。
【0034】
特に、第1の態様の第9の可能な実装形態において、リソースプールの中のS1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間の位置、又はリソースプールの中のS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間の位置は、データ及びデータ長によって占有されるリソーススタート位置によって決定される。
【0035】
さらに、リソースプールの中のS1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間の位置、又はリソースプールの中のS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間の位置が、送信端デバイスによってデータを送信するための位置、及び受信端デバイスによってデータを受信するための位置を決定する。
【0036】
第1の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第10の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、
予め設定されたルールは、リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、データを送信するために用いられるリソースブロック(Resource Block、略してRB)ペアにおけるN個のシンボルであることを含み、ここでNは1以上である。
【0037】
データを送信するために用いられるRBペアは、送信されるべきデータのサイズに基づいて、及びデータを送信するために使用されうる、予め定義されたRBペアにおけるリソースに基づいて、送信端デバイスによって決定される。工程は、本発明において詳述されない。
【0038】
任意選択で、送信端デバイスは、エンドツーエンド通信における基地局であってもよいし、又は送信端デバイスは、エンドツーエンド通信における送信端末であってもよい。
【0039】
さらに、送信端デバイスが基地局であるとき、基地局は、送信端末を使用することによって、制御シグナリング及びデータを受信端末に送信する。
【0040】
第1の態様の第10の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第11の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは送信端デバイスであり、送信位置で制御シグナリングを送信するステップは、
Nが1よりも大きい場合に、制御シグナリングを、フィールド優先度の降順で第1の部分から第Nの部分に分割するステップと、
送信位置で、第1の部分から第Nの部分を、その部分と参照信号によって占有されるシンボルとの間の距離の昇順で送信するステップとを含む。
【0041】
第1の態様の第10の可能な実装形態又は第1の態様の第11の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第12の可能な実装形態において、
データは、周波数ドメインにおいてX個のRBペアを占有する必要があり、制御シグナリングは、周波数ドメインにおいてY個のRBペアを占有する必要があり、YはX以下である。
【0042】
Nの特定の値は、X及びYの値に依存している。
【0043】
Xの特定の値は、送信されるべきデータのサイズ、及びデータを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズに依存している。
【0044】
Yの特定の値は、制御シグナリングのサイズ、及び制御シグナリングを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズに依存している。
【0045】
さらに、データを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズ、及び制御シグナリングを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズは、プロトコルにおいて予め設定されていてよく、通信におけるパーティによって知られている。
【0046】
第1の態様の第12の可能な実装形態に関連し、第1の態様の第13の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは送信端デバイスであり、制御シグナリング及びデータは同じサブフレームにあり、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定するステップ及び送信位置で制御シグナリングを送信するステップの後で、方法は、
YがXに等しい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるリソースエレメントRE(Resource Element、略してRE)以外のRE上で、データを送信するステップ、又は
YがXよりも小さい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を送信するステップ、及び残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分を送信するステップをさらに含む。
【0047】
任意選択で、残りのRBペアと、制御シグナリングによって占有されるRBペアとは、連続的であってもよいし、又は不連続であってもよい。これは、本発明において特に限定されない。
【0048】
第1の態様の第10の可能な実装形態から第1の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第14の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さLを含み、制御シグナリングが正しく受信された後で、方法は、
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、その高い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するステップ、又は
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、その低い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するステップをさらに含む。
【0049】
データの送信リソースと制御シグナリングの送信リソースとの相対位置の関係は、予め定義されていてよい。具体的には、データの送信リソースは、制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数、又はそれよりも低い周波数であるように予め定義される。予め定義された内容は、本発明において特に限定されない。
【0050】
第1の態様の第10の可能な実装形態から第1の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第15の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さL及び方向指示情報を含み、制御シグナリングが正しく受信された後で、方法は、
方向指示情報が高周波数方向を指し示す場合に、高周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するステップ、又は
方向指示情報が低周波数方向を指し示す場合に、低周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するステップをさらに含む。
【0051】
特に、第1の態様の第14の可能な実装形態又は第1の態様の第15の可能な実装形態において、データが、制御シグナリングのリソーススタート位置に基づいて受信されるのか、それとも制御シグナリングのリソースエンド位置に基づいて受信されるのかは、リソース番号に対応するリソースの周波数方向に依存している。これは、本発明において特に限定されない。
【0052】
第1の態様の第10の可能な実装形態から第1の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第16の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0053】
さらに、送信端デバイスがデータを送信するとき、データが残りのRBペアを使用することによって送られる場合に、残りのRBペアにおける参照信号識別子は、制御シグナリングに追加される必要があり、かつ残りのRBペアにおける参照信号識別子に基づいて残りのRBペアからデータを受信するよう受信端デバイスに命令するために用いられる。
【0054】
第1の態様の第10の可能な実装形態から第1の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第17の可能な実装形態において、
エンドツーエンド通信デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングは残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含み、制御シグナリングが正しく受信された後で、方法は、
制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信するステップと、
残りのRBペアにおける参照信号識別子によって指し示されたRBペアにおいて、参照信号によって占有されるRE以外のRE上で、データの残りの部分を受信するステップとをさらに含む。
【0055】
第1の態様、又は第1の態様の第1の可能な実装形態から第1の態様の第17の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第1の態様の第18の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、SA又はブロードキャストメッセージである。
【0056】
さらに、制御シグナリングは、代替として、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(Physical Sidelink Broadcast Channel、略してPSBCH)であってもよい。制御シグナリングのタイプは、本発明において限定されず、エンドツーエンド通信において送信端デバイスによってピアエンドに送られるすべての制御型シグナリングが、本発明において説明される制御シグナリングである。
【0057】
第2の態様によれば、制御シグナリング送信デバイスが提供され、デバイスは、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するように構成された決定ユニットであって、リソースサブセットは制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する、決定ユニット、及び
決定ユニットによって決定されたリソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定するステップ及び送信位置で制御シグナリングを送信するように構成された送信ユニット、又は、決定ユニットによって決定されたリソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行するように構成された検出ユニットを含む。
【0058】
第2の態様に関連し、第2の態様の第1の可能な実装形態において、
決定ユニットは、予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成される。
【0059】
第2の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第2の可能な実装形態において、
予め設定されたルールは、リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含む。
【0060】
第2の態様に関連し、第2の態様の第3の可能な実装形態において、
決定ユニットは、
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成され、プリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0061】
第2の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第4の可能な実装形態において、
決定ユニットは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで、第1のプリセットの対応関係は、少なくとも1つのプリセットパラメータと、少なくとも1つのプリセットパラメータとの1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータの全部のパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する、ように特に構成される。
【0062】
第2の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第5の可能な実装形態において、
決定ユニットは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータが満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで第2のプリセットの対応関係は、少なくとも1つの予め設定された条件と、少なくとも1つの予め設定された条件との1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、複数のパラメータの各々が満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する、ように特に構成される。
【0063】
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装形態から第2の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第6の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリング、制御シグナリングに用いられるRNTI、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含み、デバイスは、
データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信するように構成された受信ユニットをさらに含む。
【0064】
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装形態から第2の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第7の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、同じサブフレームにあり、
制御シグナリングはLを含み、又は制御シグナリングはS0及び/又はLを含み、
ここでS0は、制御シグナリングのリソースエンド位置と、データのリソーススタート位置との間の区間であり、Lは、データの長さである。
【0065】
第2の態様の第7の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第8の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、デバイスは、
制御シグナリングがS0及びLを含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信し、ここでS1は制御シグナリングのリソースエンド位置であり、
制御シグナリングがLを含む場合に、S1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間内でデータを受信し、又は
制御シグナリングがS0を含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信する、ように構成される受信ユニットをさらに含み、ここでLは固定値である。
【0066】
第2の態様の第8の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第9の可能な実装形態において、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、1つのリソースプールの中で位置決めされるか、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、リソースプールの2つのエンドに位置決めされるか、又は
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、2つのリソースプールの中で位置決めされる。
【0067】
第2の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第10の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、
予め設定されたルールは、リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、データを送信するために用いられるRBペアにおけるN個のシンボルであることを含み、ここでNは1以上である。
【0068】
第2の態様の第10の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第11の可能な実装形態において、
デバイスは送信端デバイスであり、送信ユニットは、
Nが1よりも大きい場合に、制御シグナリングを、フィールド優先度の降順で第1の部分から第Nの部分に分割し、
送信位置で、第1の部分から第Nの部分を、その部分と参照信号によって占有されるシンボルとの間の距離の昇順で送信する、ように特に構成される。
【0069】
第2の態様の第10の可能な実装形態又は第2の態様の第11の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第12の可能な実装形態において、
データは、周波数ドメインにおいてX個のRBペアを占有する必要があり、制御シグナリングは、周波数ドメインにおいてY個のRBペアを占有する必要があり、YはX以下である。
【0070】
第2の態様の第12の可能な実装形態に関連し、第2の態様の第13の可能な実装形態において、
デバイスは送信端デバイスであり、制御シグナリング及びデータは同じサブフレームにあり、送信ユニットは、
YがXに等しい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データを送信するか、又は
YがXよりも小さい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を送信し、かつ残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分を送信する、ように特に構成される。
【0071】
第2の態様の第10の可能な実装形態から第2の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第14の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さLを含み、デバイスは、
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、その高い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するか、又は
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、その低い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信する、ように構成された受信ユニットをさらに含む。
【0072】
第2の態様の第10の可能な実装形態から第2の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第15の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さL及び方向指示情報を含み、デバイスは、
方向指示情報が高周波数方向を指し示す場合に、高周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するか、又は
方向指示情報が低周波数方向を指し示す場合に、低周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信する、ように構成された受信ユニットをさらに含む。
【0073】
第2の態様の第10の可能な実装形態から第2の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第16の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0074】
第2の態様の第10の可能な実装形態から第2の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第17の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングは残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含み、送信ユニットは、
制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信し、
残りのRBペアにおける参照信号識別子によって指し示されたRBペアにおいて、参照信号によって占有されるRE以外のRE上で、データの残りの部分を受信する、ように特に構成される。
【0075】
第2の態様、又は第2の態様の第1の可能な実装形態から第2の態様の第17の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第2の態様の第18の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、SA又はブロードキャストメッセージである。
【0076】
第3の態様によれば、制御シグナリング送信デバイスが提供され、デバイスは、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するように構成されたプロセッサであって、ここで、リソースサブセットは制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する、プロセッサ、及び
プロセッサによって決定されたリソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定し、かつ送信位置で制御シグナリングを送信するように構成された送信機を含むか、又は、プロセッサが、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行する、ようにさらに構成される。
【0077】
第3の態様に関連し、第3の態様の第1の可能な実装形態において、
プロセッサは、予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成される。
【0078】
第3の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第2の可能な実装形態において、
予め設定されたルールは、リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含む。
【0079】
第3の態様に関連し、第3の態様の第3の可能な実装形態において、
プロセッサは、
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成され、プリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0080】
第3の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第4の可能な実装形態において、
プロセッサは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで、第1のプリセットの対応関係は、少なくとも1つのプリセットパラメータと、少なくとも1つのプリセットパラメータとの1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータの全部のパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する、ように特に構成される。
【0081】
第3の態様の第3の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第5の可能な実装形態において、
プロセッサは、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータが満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで、第2のプリセットの対応関係は、少なくとも1つの予め設定された条件と、少なくとも1つの予め設定された条件との1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、複数のパラメータの各々が満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する、ように特に構成される。
【0082】
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装形態から第3の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第6の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリング、制御シグナリングに用いられる無線ネットワーク一時識別子RNTI、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含み、デバイスは、
データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信するように構成された受信機をさらに含む。
【0083】
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装形態から第3の態様の第5の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第7の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、同じサブフレームにあり、
制御シグナリングはLを含み、又は制御シグナリングはS0及び/又はLを含み、
ここでS0は、制御シグナリングのリソースエンド位置と、データのリソーススタート位置との間の区間であり、Lは、データの長さである。
【0084】
第3の態様の第7の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第8の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、デバイスは、
制御シグナリングがS0及びLを含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信し、ここでS1は、制御シグナリングのリソースエンド位置であり、
制御シグナリングがLを含む場合に、S1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するか、又は
制御シグナリングがS0を含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信する受信する、ように構成される受信機をさらに含み、ここでLは固定値である。
【0085】
第3の態様の第8の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第9の可能な実装形態において、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、1つのリソースプールの中で位置決めされるか、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、リソースプールの2つのエンドに位置決めされるか、又は
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、2つのリソースプールの中で位置決めされる。
【0086】
第3の態様の第1の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第10の可能な実装形態において、
制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、
予め設定されたルールは、リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、データを送信するために用いられるRBペアにおけるN個のシンボルであることを含み、ここでNは1以上である。
【0087】
第3の態様の第10の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第11の可能な実装形態において、
デバイスは送信端デバイスであり、送信機は、
Nが1よりも大きい場合に、制御シグナリングを、フィールド優先度の降順で第1の部分から第Nの部分に分割し、
送信位置で、第1の部分から第Nの部分を、その部分と参照信号によって占有されるシンボルとの間の距離の昇順で送信する、ように特に構成される。
【0088】
第3の態様の第10の可能な実装形態又は第3の態様の第11の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第12の可能な実装形態において、
データは、周波数ドメインにおいてX個のRBペアを占有する必要があり、制御シグナリングは、周波数ドメインにおいてY個のRBペアを占有する必要があり、YはX以下である。
【0089】
第3の態様の第12の可能な実装形態に関連し、第3の態様の第13の可能な実装形態において、
デバイスは送信端デバイスであり、制御シグナリング及びデータは同じサブフレームにあり、送信機は、
YがXに等しい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データを送信するか、又は
YがXよりも小さい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を送信し、かつ残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分を送信するように特に構成される。
【0090】
第3の態様の第10の可能な実装形態から第3の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第14の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さLを含み、デバイスは、
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、その高い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するか、又は
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、その低い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信する、ように構成された受信機をさらに含む。
【0091】
第3の態様の第10の可能な実装形態から第3の態様の第13の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第15の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さL及び方向指示情報を含み、デバイスは、
方向指示情報が高周波数方向を指し示す場合に、高周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するか、又は
方向指示情報が低周波数方向を指し示す場合に、低周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信する、ように構成された受信機をさらに含む。
【0092】
第3の態様の第10の可能な実装形態から第3の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第16の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0093】
第3の態様の第10の可能な実装形態から第3の態様の第15の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第17の可能な実装形態において、
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングは残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含み、送信機は、
制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信し、
残りのRBペアにおける参照信号識別子によって指し示されたRBペアにおいて、参照信号によって占有されるRE以外のRE上で、データの残りの部分を受信する、ように特に構成される。
【0094】
第3の態様、又は第3の態様の第1の可能な実装形態から第3の態様の第17の可能な実装形態のいずれか1つに関連し、第3の態様の第18の可能な実装形態において、
制御シグナリングは、SA又はブロードキャストメッセージである。
【0095】
本発明の実施形態において提供される制御シグナリング送信の方法及びデバイスによれば、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットが決定され、ここでリソースサブセットは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールの一部であり、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置が決定され、送信位置で制御シグナリングが送信されるか、又は、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出が実施される。このようにして、一般的な原理に基づいてリソースサブセットを決定した後で、送信端デバイス及び受信端デバイスは、制御シグナリングの送信位置を、リソースサブセット内であるように限定する。送信端は、リソースサブセットにおいてのみ制御シグナリングを送信し、受信端デバイスは、リソースサブセットにおいてのみブラインド制御シグナリング検出を実行する。送信端デバイス及び受信端デバイスは互いに協調し、それにより、制御シグナリングは、リソースサブセット内で送信される(送られる、又はブラインド検出を通じて受信される)。リソースプール全体においてブラインド制御シグナリング検出が実施される先行技術と比較して、本実施形態は、受信端デバイスの復調/復号負荷及び検出/ブラインド復号回数の量を大幅に削減し、受信端デバイスの電力消費及び実装複雑性を削減する。
【図面の簡単な説明】
【0096】
本発明の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明するために、以下は、本実施形態又は先行技術を説明するために必要とされる添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているにすぎず、当業者であれば、創造的な取り組みなしに、これらの添付の図面からなお他の図面を引き出しうる。
【0097】
図1】先行技術における制御シグナリング及びデータのリソース位置の概略図である。
図2】先行技術における制御シグナリング及びデータのリソース位置の別の概略図である。
図3】本発明の実施形態による制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
図4】本発明の実施形態による別の制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
図5】本発明の実施形態による制御シグナリング送信方法の概略流れ図である。
図6】本発明の実施形態による制御シグナリング及びデータのリソース位置の概略図である。
図7】本発明の実施形態による制御シグナリング及びデータのリソース位置の概略図である。
図8】本発明の実施形態による制御シグナリング及びデータのリソース位置の別の概略図である。
図9】本発明の実施形態による制御シグナリング及びデータのリソース位置のなおも別の概略図である。
図10】本発明の実施形態による制御シグナリング及びデータのリソース位置のさらに別の概略図である。
図11】本発明の実施形態によるなおも別の制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
図12】本発明の実施形態によるさらに別の制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
図13】本発明の実施形態によるなおもさらに別の制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0098】
エンドツーエンド通信デバイスにおいて、レイテンシ要件を満たすために、送信端は、制御シグナリング及びデータを、1つのサブフレームにおいて同じ時間に送ってよい。図1に示されるように、受信端は、制御シグナリングリソースプールのリソース区間(図における破線ボックス)内でブラインド制御シグナリング検出を実施し、同時に同じサブフレームにあるデータをキャッシュする必要があり、なぜなら、SAを使用することによりスケジュールされたデータが、同じサブフレームにありうるからである。SAが正しく受信され、SAにおけるIDが受信端におけるIDと一致すると、(同じサブフレームにおいて)キャッシュされたデータを復調/復号するのか、それとも(異なるサブフレームにおいて)後続のデータを受信するのかが、SAにおいて搬送されるデータ関連情報に基づいて決定される。
【0099】
端末について、ピーク対平均電力比(Peak to Average Power Ratio、略してPAPR)を削減するためには、制御シグナリング及びデータによって占有されるリソースが連続的であることが最適である。現在用いられている方法は、制御シグナリング及びデータがリソースプールを共有することであり、それにより、図2に示されるように、データは連続的に配置されうる。しかしながら、制御シグナリングリソースプール(図2における破線ボックス)の範囲は拡大される。図1のそれと比較すると、PAPRは減少するが、制御シグナリングはより多くの位置を占有してよく、受信端デバイスによって実施されるブラインド検出の範囲が増加する。これは、受信端デバイスの、検出の正しいことの確率、ブラインド検出回数の量、復調/復号負荷、電力消費、及び複雑性をさらに増加させる。
【0100】
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、いくつかにすぎない。本発明の実施形態に基づいて、創造的な取り組みなしに当業者によって取得される全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0101】
本発明の基本的原理は次の通りである、すなわち、送信端デバイス及び受信端デバイスは、一般的なソリューションに基づいて、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定し、ここでリソースサブセットは、リソースプールの一部であり、送信端デバイスは、リソースサブセットにおいて、制御シグナリングを送信するための送信位置を決定し、かつ制御シグナリングを送信し、受信端デバイスは、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行する。これは、制御シグナリングを送信するための利用可能なリソースの範囲を削減し、受信端デバイスのブラインド検出負荷を削減し、ブラインド検出の正しいことの確率を増加させ、実装複雑性を削減する。
【0102】
本発明の実施形態において提供される制御シグナリング送信方法は、本発明の実施形態において提供される制御シグナリング送信デバイスによって実施されてよい。デバイスは、基地局の部分又は全部、エンドツーエンド通信における送信端デバイスの部分又は全部、又はエンドツーエンド通信における受信端デバイスの部分又は全部であってよい。図3は、本発明の実施形態に関連した制御シグナリング送信デバイスの概略構造図である。
【0103】
図3に示されるように、制御シグナリング送信デバイス30は、プロセッサ301と、メモリ302と、通信バス303とを含んでよい。
【0104】
さらに、図4に示されるように、制御シグナリング送信デバイス30が送信端デバイスであるとき、制御シグナリング送信デバイス30は、送信機304をさらに含む。
【0105】
以下、図3を参照して、制御シグナリング送信デバイス30の各構成要素部分を詳述する。
【0106】
メモリ302は、ランダムアクセスメモリ(random−access memory、RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)、読み出し専用メモリ(read−only memory、ROM)などの不揮発性メモリ(non−volatile memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、ソリッドステートドライブ(solid−state drive、SSD)、又は上記のメモリのタイプの組合せであってよく、本発明における方法を実装するために使用されうる関連アプリケーションプログラム及び構成ファイルを記憶するように構成される。
【0107】
プロセッサ301は、制御シグナリング送信デバイス30の制御中心であり、中央処理ユニット(Central Processing Unit、略してCPU)であってもよいし、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、略してASIC)であってもよいし、又は本発明のこの実施形態を実装するように構成された1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(デジタル信号プロセッサ、略してDSP)、又は1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、略してFPGA)であってもよい。プロセッサ301は、メモリ302に記憶されており、メモリ302に記憶されたデータを呼び出すソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを、動作させる、又は実行することによって、制御シグナリング送信デバイス30のさまざまな機能を実行してよい。
【0108】
通信バス303は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、略してISA)バス、周辺コンポーネント(Peripheral Component Interconnect、略してPCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、略してEISA)バス、その他であってよい。バス303は、アドレスバス、データバス、制御バス、その他に分類されてよい。表現しやすさのために、バスは、図3及び図4においては1つの太線のみを使用することによって表現されているが、これは1つのバス又は1つのタイプのバスのみが存在することを意味するものではない。
【0109】
プロセッサ301は、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するように構成され、ここでリソースサブセットは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する。
【0110】
プロセッサ301はさらに、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定し、送信機304を使用することによって送信位置で制御シグナリングを送信するように構成される、又は、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行するように構成される。
【0111】
任意選択で、プロセッサ301は、予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成されてもよい。
【0112】
任意選択で、プロセッサ301は、プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成されてもよく、ここでプリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0113】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳述する。
【0114】
1つの態様によれば、本発明の実施形態は、エンドツーエンド通信デバイスに適用される制御シグナリング送信方法を提供し、ここでエンドツーエンド通信デバイスは、送信端デバイス又は受信端デバイスである。図5に示されるように、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0115】
S501。送信端デバイスは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定する。
【0116】
リソースサブセットは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する。
【0117】
任意選択で、リソースサブセットは、リソースプールの一部である。
【0118】
任意選択で、集中型リソース割り当てモードにおいて、リソースプールは、基地局によるスケジューリングの下で制御シグナリングを送信するために使用されうるリソース区間全体である、又は競合ベースのリソース割り当てモードにおいて、リソースプールは、制御シグナリングを送信するために使用されうる、基地局による分割に基づいたリソース区間全体である、又はリソースプールは、制御シグナリングを送信するために使用されうる、予め設定されたリソース区間全体である。
【0119】
さらに、データ及び制御シグナリングがリソースプールを共有する場合、リソースプールは、データリソースプール及び制御シグナリングリソースプールを含む。
【0120】
任意選択で、制御シグナリングは、SA又はブロードキャストメッセージであってよい。
【0121】
特に、制御シグナリングのリソースサブセットを決定するために用いられるソリューションは、限定はされないが、以下の2つのソリューション(以下の第1のソリューション及び第2のソリューション)を含む。
【0122】
第1のソリューション:
予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定する。
【0123】
上記の第1のソリューションにおいて、予め設定されたルールの特定の内容は、限定はされないが、以下の2つのケースを含んでよい。
【0124】
第1のケースはこうである:予め設定されたルールは、リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含む。
【0125】
言い換えれば、リソースサブセットの範囲は、予め設定されたルールの内容において明示的に提供される。
【0126】
例えば、予め設定されたルールは、こう定義されてもよい:リソースサブセットは、奇数番号のRB識別子(インデックス)、又は奇数番号のリソースエレメントグループ(Resource Element Group、略してREG)インデックスである。
【0127】
例えば、予め設定されたルールは、こう定義されてもよい:リソースサブセットは、偶数番号のRBインデックス、又は偶数番号のREGインデックスである。
【0128】
例えば、予め設定されたルールは、こう定義されてもよい:リソースサブセットは、高周波数部分における特定の数量のRB又はREGである。
【0129】
上記の例は、第1のケースにおける予め設定されたルールの内容を説明するために用いられるにすぎず、予め設定されたルールの内容を特に限定することは意図されないことが留意されるべきである。実際の適用において、予め設定されたルールの内容は、実際の要件に基づいて予め定義されていてよい。これは、本発明において特に限定されない。
【0130】
第1のケースにおけるソリューションは、制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにあるシナリオに適用されてもよいし、又は制御シグナリング及びデータが異なるサブフレームにあるシナリオに適用されてもよいことが留意されるべきである。
【0131】
さらに、第1のケースにおけるソリューションが制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにあるシナリオに適用されるとき、ソリューションは、制御シグナリング及びデータのための周波数分割多重化シナリオに適用されてもよいし、又は制御シグナリング及びデータのための時分割多重化シナリオに適用されてもよい。
【0132】
第2のケースはこうである:制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有する。
【0133】
予め設定されたルールは次を含む:リソースサブセットは、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、データを送信するために用いられるRBペアにおけるN個のシンボルである。
【0134】
Nは、1以上である。
【0135】
任意選択で、参照信号は、復調参照信号(Demodulation Reference Signal、略してDMRS)であってもよいし、又は参照信号は、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、略してSRS)であってもよい。もちろん、参照信号は、代替として別の参照信号であってもよい。参照信号のタイプは、本発明のこの実施形態において特に限定されない。
【0136】
任意選択で、N個のシンボルは、参照信号によって占有されるシンボルの2つの側にあってよく、かつ参照シンボルに近接していてよく、又は参照信号によって占有されるシンボルの1つの側にあってもよく、かつ参照シンボルに近接していてよい。これは、本発明のこの実施形態において特に限定されない。
【0137】
特に、データは、周波数ドメインにおいてX個のRBペアを占有する必要があり、制御シグナリングは、周波数ドメインにおいてY個のRBペアを占有する必要があり、YはX以下である。
【0138】
Nの特定の値は、X及びYの値に依存している。
【0139】
Xの特定の値は、送信されるべきデータのサイズ、及びデータを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズに依存している。
【0140】
Yの特定の値は、制御シグナリングのサイズ、及び制御シグナリングを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズに依存している。
【0141】
さらに、データを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズ、及び制御シグナリングを送信するために用いられる1つのRBペアにおけるリソースのサイズは、プロトコルにおいて予め設定されていてよく、通信におけるパーティによって知られている。
【0142】
例えば、ノーマルサイクリックプレフィックス(Normal Cyclic Prefix、略してNCP)の場合、Xが3×Y以上であるとき、Nは4に等しく、Xが3×Yよりも小さくかつYよりも大きいとき、Nは8に等しく、XがYに等しいとき、Nは12に等しい。
【0143】
例えば、制御シグナリングを送信するために用いられる予め定義されたRBペアにおけるリソースが、4つのシンボルである、すなわち、N=4であると仮定すると、周波数ドメインにおいて制御シグナリングを送信するためには、Y=3RBペアが用いられる必要があることが、計算を通じて取得されてよい。3個のRBペアにおける残りのREがデータを送信するのに十分である場合、Xは3に等しく、制御シグナリングと参照信号との間の位置関係は、図6に示されている。そうでない場合、Xは3よりも大きい(制御シグナリング及びデータによって共に占有されるRBと、データによって独占的に占有されるRBとは、1つの参照信号を共有してもよいし、又は2つの参照信号を共有してもよい。2つの参照信号が共有される場合、独立したシーケンスが、2つの参照信号のために使用されてよい)。制御シグナリング及びデータによって共に占有されるRBと、データによって独占的に占有されるRBとが1つの参照信号を共有する場合、制御シグナリングと参照信号との間の位置関係は、図7に示されている。制御シグナリング及びデータによって共に占有されるRBと、データによって独占的に占有されるRBとが2つの参照信号を共有する場合、制御シグナリングと参照信号との間の位置関係は、図8に示されている。
【0144】
例えば、制御シグナリングを送信するために用いられる予め定義されたRBペアにおけるリソースが、8つのシンボルである、すなわち、N=8であると仮定すると、周波数ドメインにおいて制御シグナリングを送信するためには、Y=2RBペアが用いられる必要があることが、計算を通じて取得されてよい。2個のRBペアにおける残りのREがデータを送信するのに十分である場合、Xは2に等しい。そうでない場合、Xは2よりも大きく、制御シグナリングと参照信号との間の位置関係は、図9に示されている。
【0145】
さらに、制御シグナリングを送信するために用いられる予め定義されたRBペアにおけるリソースのサイズが、データによって占有されるRBペアにおける1つのシンボルよりも大きいとき、制御シグナリングの送信位置は、制御シグナリングによって占有されるリソースのサイズが制御シグナリングを送信するために用いられる予め定義されたRBペアにおけるリソースのサイズに等しくなるまで、参照信号によって占有されるシンボルに近接したシンボルから外側に拡大する。
【0146】
任意選択で、Nが1よりも大きいとき、制御シグナリングの送信位置は、参照信号によって占有されるシンボルに近接したシンボルから外側に拡大する。制御シグナリングにおけるフィールドのシンボル位置は、随意に配列されてよい。
【0147】
さらに、エンドツーエンド通信デバイスが送信端デバイスであり、Nが1よりも大きい場合に、制御シグナリングは、フィールド優先度の降順で第1の部分から第Nの部分に分割され、
送信位置で、第1の部分から第Nの部分が、その部分と参照信号によって占有されるシンボルとの間の距離の昇順で送信される。
【0148】
例えば、制御シグナリングを送信するために用いられる予め定義されたRBペアにおけるリソースが、8つのシンボルである、すなわち、N=8であると仮定すると、周波数ドメインにおいて制御シグナリングを送信するためには、Y=2RBペアが用いられる必要があることが、計算を通じて取得されてよい。制御シグナリングを送信するとき、送信端デバイスは、制御シグナリングを、第1の制御シグナリング部と第2の制御シグナリング部とに分割し、ここで第1の制御シグナリング部に含まれるフィールドの優先度は、第2の制御シグナリング部に含まれるフィールドの優先度よりも高い。より高い優先度の部分が、参照信号によって占有されるシンボルに近接した4つのシンボル上に配置され、より低い優先度の部分が、他の4つのシンボル上に配置される。制御シグナリングと参照信号との位置間の特定の関係は、図10に示されている。
【0149】
第2のケースにおける例は、制御シグナリングと参照信号との間の位置関係を説明するために用いられるにすぎず、制御シグナリング及び参照信号の内容、及びその位置関係を特に限定することは意図されないことが留意されるべきである。
【0150】
第2のソリューション:
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定し、ここでプリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0151】
プリセットパラメータは、ハンドシェイク手順において基地局との対話を通じて取得されてもよいし、又はプリセットパラメータは、予め設定されていてもよいことが留意されるべきである。プリセットパラメータを取得する方法は、本発明において特に限定されない。
【0152】
以下、例を使用することによって、いくつかのプリセットパラメータの内容を説明するが、プリセットパラメータの内容を特に限定することは意図されない。
【0153】
例えば、制御シグナリング関連パラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリングピリオド、又は制御シグナリングオフセット、のうちの1つ又は複数であってよい。
【0154】
制御シグナリングピリオドの値がTであると仮定すると、制御シグナリングオフセットの値は、0からT−1になる。
【0155】
例えば、データ関連パラメータは、次のパラメータ、すなわち、送信される/受信されるデータの、又はデータのサービスの優先度、送信される/受信されるデータの、又はデータのサービスのタイプ、又は、送信される/受信されるデータのID、又はデータのサービスのID、のうちの1つ又は複数であってよい。
【0156】
データの、又はデータのサービスの優先度は、予め設定され、送信端デバイス及び受信端デバイスによって知られている。
【0157】
例えば、送信される/受信されるデータの、又はデータのサービスのタイプは、限定はされないが、以下の項目aからeのうちの1つ又は複数を含んでよい。
【0158】
a.サービスはセキュリティ関連サービスであるかどうか、ここでサービスタイプは、セキュリティ関連サービスと、非セキュリティ関連サービスとを含む。
【0159】
b.データは周期的であるか、或いは非周期的なものか/イベントトリガされるのか。
【0160】
c.データは最初に送信されるか、或いは再送されるか。
【0161】
d.データの内容は、協調認識メッセージ(Cooperative Awareness Message、略してCAM)であるか、或いは分散型環境通報メッセージ(Decentralized Environment Notification Message、略してDENM)であるか。
【0162】
e.制御失敗、緊急制動、前方輻輳、その他などの特定のメッセージ。
【0163】
例えば、送信端関連パラメータは、次のパラメータ、すなわち、送信端末タイプ、又は送信端末ID、のうちの1つ又は複数であってよい。
【0164】
例えば、端末タイプは、次のもの、すなわち、D2D端末、中継(Relay)ユーザ機器(User Equipment、略してUE)、歩行者又は車両型端末、路側装置、又は基地局/ネットワーク、のうちの少なくとも1つであってよい。
【0165】
例えば、受信端関連パラメータは、次のパラメータ、すなわち、受信端末タイプ、受信端末ID、又は受信端末グループID、のうちの1つ又は複数であってよい。
【0166】
例えば、リソース関連パラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリングリソースプール帯域幅、データリソースプール帯域幅、制御シグナリングリソースプール及びデータリソースプールの合計帯域幅、共通リソースプール(制御シグナリング及びデータのために共有されるリソースプール)帯域幅、システム帯域幅、サブフレーム番号、タイムスロット番号、その他、のうちの1つ又は複数であってよい。
【0167】
特に、上記の第2のソリューションにおいて、プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するための実装形態は、限定はされないが、以下の2つの方法を含んでよい。
【0168】
第1の方法:
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで第1のプリセットの対応関係は、少なくとも1つのプリセットパラメータと、少なくとも1つのプリセットパラメータとの1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータの全部のパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する。
【0169】
例えば、データの優先度は、8つの優先度にカテゴライズされてよく、異なる優先度は、異なるリソース範囲に対応している。最も高い優先度のサービスは、限定されなくてもよく(リソースプールの全部分)、高い優先度のサービスは、比較的大きい範囲に限定され、低い優先度のサービスは、比較的小さい範囲に限定される。異なる優先度は、異なるリソースに対応している。最も高い優先度のサービスは、全部のシステムリソース又は利用可能なリソースに対応していてよく、高い優先度のサービスは、比較的大量のリソースに対応しており、低い優先度のサービスは、比較的少量のリソースに対応している。高い優先度のサービスのリソースは、低い優先度のサービスのリソースを含んでよい。
【0170】
例えば、送信端デバイスがD2D端末である場合、D2D端末のプリセットパラメータに対応するリソースが、第1のプリセットの対応関係において取得され、リソースサブセットとして用いられる。受信端デバイスがD2D端末のみによって送信されるデータを受信するためである場合、受信端デバイスは、他の無意味なブラインド検出を実行することなく、D2D端末のプリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係において取得されたリソース上で、ブラインド制御シグナリング検出を実施してよい。
【0171】
例えば、第1のプリセットの対応関係は、表形式で、エンドツーエンド通信デバイスに記憶されてよい。表1に列記されるように、表1は、第1のプリセットの対応関係を説明している。
【0172】
【表1】
【0173】
表1は、第1のプリセットの対応関係の形式及び内容を説明するための例として用いられるにすぎず、第1のプリセットの対応関係の形式及び内容を特に限定することは意図されないことが留意されるべきである。実際の適用において、第1のプリセットの対応関係の形式及び内容は、実際の要件に基づいて決定されてよい。
【0174】
第2の方法:
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータが満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定し、ここで第2のプリセットの対応関係は、少なくとも1つの予め設定された条件と、少なくとも1つの予め設定された条件との1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は、
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、複数のパラメータの各々が満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定する。
【0175】
例えば、異なるリソース又はリソースパターン番号が、第2のプリセットの対応関係における偶数番号のサブフレーム及び奇数番号のサブフレームについて、それぞれ設定されてよい。
【0176】
例えば、第2のプリセットの対応関係は、表形式で、エンドツーエンド通信デバイスに記憶されてよい。表2に列記されるように、表2は、第2のプリセットの対応関係を説明している。
【0177】
【表2】
【0178】
表2は、第2のプリセットの対応関係の形式及び内容を説明するための例として用いられるにすぎず、第2のプリセットの対応関係の形式及び内容を特に限定することは意図されないことが留意されるべきである。実際の適用において、第2のプリセットの対応関係の形式及び内容は、実際の要件に基づいて決定されてよい。
【0179】
さらに、第2のソリューション及び第1のソリューションの第1のケースにおいて、制御シグナリング及びデータが同じサブフレームにある場合、制御シグナリングはLを含み、又は制御シグナリングはS0及びLを含み、それにより、受信端デバイスは、制御シグナリングに含まれる内容に基づいてデータの送信位置を決定し、データを受信する。
【0180】
S0は、制御シグナリングのリソースエンド位置と、データのリソーススタート位置との間の区間であり、Lは、データの長さである。
【0181】
S502。送信端デバイスは、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定し、送信位置で制御シグナリングを送信する。
【0182】
任意選択で、送信端デバイスは基地局であり、すなわち、集中型スケジューリングリソース割り当てモードが使用され、S502は、
リソースサブセットにおいて送信位置を集中的にスケジュールすること、及び
送信位置でSAを送信するよう送信端デバイスに命令するために、送信位置を送信端デバイスに送信することを特に含んでもよい。
【0183】
任意選択で、送信端デバイスは送信端末であり、すなわち、競合ベースのリソース割り当てモードが使用され、S502は、
競合を通じて、リソースサブセットにおいて送信位置を取得すること、及び
送信位置でSAを送信することを特に含んでもよい。
【0184】
S503。受信端デバイスは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定し、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行する。
【0185】
受信端デバイスによって制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定する工程は、送信端デバイスによって制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定する工程と同じであることが留意されるべきである。制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定する工程は、S501に詳述されている。詳細は、本明細書で再度説明はされない。
【0186】
さらに、S502の後で、方法は、送信端デバイスによってデータを送信することをさらに含む。
【0187】
特に、送信端デバイスによってデータを送信することは、以下のいくつかの実装形態を含んでよい。
【0188】
第1の実装形態はこうである:送信端デバイスは、送られるべきデータのデータタイプに対応するリソースを決定し、対応するリソース上でデータを送信する。
【0189】
第1の実装形態において、制御シグナリング、制御シグナリングに用いられるRNTI、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含む。
【0190】
第2の実装形態はこうである:データを送信するために使用され、かつ基地局によって指し示されたリソース上でデータを送信する、又は、競合を通じて送信端デバイスによって取得されたデータリソース上でデータを送信する。
【0191】
制御シグナリングは、データの送信リソース位置を決定し、かつデータを受信するために受信端デバイスによって用いられる、データ関連情報を含む。
【0192】
第3の実装形態はこうである:制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式で、又は周波数分割多重化する方法で、リソースを共有する。
【0193】
第3の実装形態において、送信端デバイスは、制御シグナリングの連続的なリソース位置で、又は不連続なリソース位置で、データを送信する。制御シグナリングはデータの長さLを含むか、制御シグナリングはS0を含むか、又は制御シグナリングはS0及びLを含み、それにより、受信端デバイスは、データの送信リソース位置を決定し、データを受信する。
【0194】
第4の実装形態はこうである:制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、かつ同じサブフレームにある。
【0195】
YがXに等しい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データが送られる、又は
YがXよりも小さい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部が送られ、残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分が送られる。
【0196】
さらに、第4の実装形態において、送信端デバイスは、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データを送信する。制御シグナリングはデータの長さLを含むか、又は制御シグナリングはL及び方向指示情報を含む。
【0197】
送信端デバイスが、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上でデータの一部を送信し、残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分を送信する場合、制御シグナリングは、データの長さL、及び残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含むか、又は制御シグナリングは、データの長さL、方向指示情報、及び残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0198】
さらに、S503の後で、制御シグナリングが正しく受信された場合、方法は、受信端デバイスによってデータを受信することをさらに含む。
【0199】
特に、受信端デバイスによってデータを受信する工程は、制御シグナリングに含まれる異なる内容に伴って変化する。以下のいくつかの工程が特に含まれてもよい。
【0200】
第1の工程はこうである:制御シグナリング、制御シグナリングに用いられるRNTI、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードがデータタイプ指示情報を含む場合に、受信端デバイスは、データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信する。
【0201】
第2の工程はこうである:制御シグナリング及びデータは、同じサブフレームにある。
【0202】
第2の工程において、制御シグナリングがS0及びLを含む場合に、データは、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内で受信され、ここでS1は、制御シグナリングのリソースエンド位置である。制御シグナリングがLを含む場合に、データは、S1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間内で受信される。制御シグナリングがS0を含む場合に、データは、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内で受信される(Lは固定長である)。
【0203】
任意選択で、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、1つのリソースプールの中で位置決めされてよい。
【0204】
任意選択で、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、リソースプールの2つのエンドに位置決めされてよい。
【0205】
任意選択で、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、2つのリソースプールの中で位置決めされてよい。
【0206】
第3の工程はこうである:制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、かつ同じサブフレームにあり、ここで制御シグナリングは、データの長さLを含む。
【0207】
受信端デバイスによってデータを受信する工程は、
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、その高い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信すること、又は
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、その低い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信することを特に含む。
【0208】
第4の工程はこうである:制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、かつ同じサブフレームにあり、ここで制御シグナリングは、データの長さL及び方向指示情報を含む。
【0209】
受信端デバイスによってデータを受信する工程は、
方向指示情報が高周波数方向を指し示す場合に、高周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信すること、又は
方向指示情報が低周波数方向を指し示す場合に、低周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信することを特に含む。
【0210】
第5の工程:制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0211】
第5の工程において、受信端デバイスによってデータを受信することは、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信すること、及び残りのRBペアにおける参照信号識別子によって指し示されたRBペアにおいて、参照信号によって占有されるRE以外のRE上で、データの残りの部分を受信することを含んでよい。
【0212】
特に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信する工程は、第3の工程又は第4の工程と同じである。詳細は、本明細書で再度説明はされない。
【0213】
本発明のこの実施形態において提供される制御シグナリング送信方法によれば、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットが決定され、ここでリソースサブセットは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールの一部であり、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置が決定され、送信位置で制御シグナリングが送られる、又は、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出が実施される。このようにして、一般的な原理に基づいてリソースサブセットを決定した後で、送信端デバイス及び受信端デバイスは、制御シグナリングの送信位置を、リソースサブセット内であるように限定する。送信端は、リソースサブセットにおいてのみ制御シグナリングを送信し、受信端デバイスは、リソースサブセットにおいてのみブラインド制御シグナリング検出を実行する。送信端デバイス及び受信端デバイスは互いに協調し、それにより、制御シグナリングは、リソースサブセット内で送信される(送られる、又はブラインド検出を通じて受信される)。リソースプール全体においてブラインド制御シグナリング検出が実施される先行技術と比較して、この実施形態は、受信端デバイスの復調/復号負荷及び検出/ブラインド復号回数の量を大幅に削減し、受信端デバイスの電力消費及び実装複雑性を削減する。
【0214】
別の態様によれば、本発明の実施形態は、別の制御シグナリング送信デバイス30を提供する。図11及び図12に示されるように、デバイス30は、
制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定するように構成された決定ユニット301であって、ここでリソースサブセットは制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールに属する、決定ユニット301、及び
決定ユニット301によって決定されたリソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定し、送信位置で制御シグナリングを送信するように構成された送信ユニット302、又は、決定ユニット301によって決定されたリソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行するように構成された検出ユニット1103を含んでよい。
【0215】
任意選択で、決定ユニット301は、
予め設定されたルールに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成されてもよい。
【0216】
任意選択で、予め設定されたルールは、リソースサブセットが指定されたリソースセットであることを含んでよい。
【0217】
任意選択で、決定ユニット301は、
プリセットパラメータに基づいてリソースサブセットを決定するように特に構成されてよく、ここでプリセットパラメータは、次のパラメータ、すなわち、制御シグナリング関連パラメータ、データ関連パラメータ、送信端関連パラメータ、受信端関連パラメータ、及びリソース関連パラメータ、のうちの少なくとも1つである。
【0218】
特に、決定ユニット301は、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定するように特に構成されてよく、ここで第1のプリセットの対応関係は、少なくとも1つのプリセットパラメータと、少なくとも1つのプリセットパラメータとの1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータの全部のパラメータに対応する、第1のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定するように特に構成されてよい。
【0219】
特に、決定ユニット301は、
プリセットパラメータが1つのパラメータである場合に、リソースサブセットが、プリセットパラメータが満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号であることを決定するように特に構成されてよく、ここで第2のプリセットの対応関係は、少なくとも1つの予め設定された条件と、少なくとも1つの予め設定された条件との1対1対応におけるリソース又はリソースパターン番号とを含み、又は
プリセットパラメータが複数のパラメータである場合に、リソースサブセットが、複数のパラメータの各々が満たす予め設定された条件に対応する、第2のプリセットの対応関係におけるリソース又はリソースパターン番号の共通集合であることを決定するように特に構成されてよい。
【0220】
さらに、図13に示されるように、デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリング、制御シグナリングに用いられるRNTI、又は制御シグナリングに用いられるスクランブリングコードが、データタイプ指示情報を含み、デバイス30は、
データタイプ指示情報に対応するリソース上でデータを受信するように構成された受信ユニット304をさらに含む。
【0221】
さらに、制御シグナリング及びデータは、同じサブフレームにあり、
制御シグナリングはLを含み、又は制御シグナリングはS0及び/又はLを含み、
ここでS0は、制御シグナリングのリソースエンド位置と、データのリソーススタート位置との間の区間であり、Lは、データの長さである。
【0222】
さらに、受信ユニット304は、
制御シグナリングがS0及びLを含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するようにさらに構成されてよく、ここでS1は、制御シグナリングのリソースエンド位置であり、
制御シグナリングがLを含む場合に、S1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するようにさらに構成されてよく、又は
制御シグナリングがS0を含む場合に、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間内でデータを受信するようにさらに構成されてよく、ここでLは固定値である。
【0223】
任意選択で、S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、1つのリソースプールの中で位置決めされるか、
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、リソースプールの2つのエンドに位置決めされるか、又は
S1+S0とS1+S0+Lとの間のリソース区間、又はS1+1とS1+1+Lとの間のリソース区間は、2つのリソースプールの中で位置決めされる。
【0224】
任意選択で、制御シグナリング及びデータは、時分割多重化方式でリソースを共有し、予め設定されたルールは、リソースサブセットが、参照信号によって占有されるシンボルに近接した、データを送信するために用いられるRBペアにおけるN個のシンボルであることを含み、ここでNは1以上である。
【0225】
さらに、デバイスは送信端デバイスであり、送信ユニット302は、
Nが1よりも大きい場合に、制御シグナリングを、フィールド優先度の降順で第1の部分から第Nの部分に分割し、
送信位置で、第1の部分から第Nの部分を、その部分と参照信号によって占有されるシンボルとの間の距離の昇順で送信するように特に構成されてよい。
【0226】
データは、周波数ドメインにおいてX個のRBペアを占有する必要があり、制御シグナリングは、周波数ドメインにおいてY個のRBペアを占有する必要があり、YはX以下である。
【0227】
任意選択で、デバイスは送信端デバイスであり、制御シグナリング及びデータは同じサブフレームにあり、送信ユニット302は、特に、
YがXに等しい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データを送信し、又は
YがXよりも小さい場合に、制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を送信し、残りのRBペアを使用することによってデータの残りの部分を送信するようにさらに構成されてもよい。
【0228】
デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングはデータの長さLを含み、デバイスは、
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも高い周波数であるように予め設定されている場合に、その高い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信し、又は
データの送信リソースが制御シグナリングの送信リソースの周波数よりも低い周波数であるように予め設定されている場合に、その低い周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するように構成された受信ユニットをさらに含む。
【0229】
さらに、制御シグナリングはデータの長さL及び方向指示情報を含み、受信ユニット304は、
方向指示情報が高周波数方向を指し示す場合に、高周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信し、又は
方向指示情報が低周波数方向を指し示す場合に、低周波数を使用することによって、制御シグナリングのリソーススタート位置又はエンド位置で、その長さがLであるデータを受信するようにさらに構成されてよい。
【0230】
任意選択で、制御シグナリングは、残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含む。
【0231】
さらに、デバイスは受信端デバイスであり、制御シグナリングは残りのRBペアにおいて参照信号識別子を含み、送信ユニット302は、
制御シグナリングによって占有されるRBペアにおいて、参照信号によって及び制御シグナリングによって占有されるRE以外のRE上で、データの一部を受信し、
残りのRBペアにおける参照信号識別子によって指し示されたRBペアにおいて、参照信号によって占有されるRE以外のRE上で、データの残りの部分を受信するように特に構成されてよい。
【0232】
任意選択で、制御シグナリングは、SA又はブロードキャストメッセージである。
【0233】
本発明のこの実施形態において提供される制御シグナリング送信デバイス30は、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースサブセットを決定し、ここでリソースサブセットは、制御シグナリングを送信するために用いられるリソースプールの一部であり、リソースサブセットにおいて制御シグナリングの送信位置を決定し、送信位置で制御シグナリングを送信する、又は、リソースサブセットにおいてブラインド制御シグナリング検出を実行する。このようにして、一般的な原理に基づいてリソースサブセットを決定した後で、送信端デバイス及び受信端デバイスは、制御シグナリングの送信位置を、リソースサブセット内であるように限定する。送信端は、リソースサブセットにおいてのみ制御シグナリングを送信し、受信端デバイスは、リソースサブセットにおいてのみブラインド制御シグナリング検出を実行する。送信端デバイス及び受信端デバイスは互いに協調し、それにより、制御シグナリングは、リソースサブセット内で送信される(送られる、又はブラインド検出を通じて受信される)。リソースプール全体においてブラインド制御シグナリング検出が実施される先行技術と比較して、この実施形態は、受信端デバイスの復調/復号負荷及び検出/ブラインド復号回数の量を大幅に削減し、受信端デバイスの電力消費及び実装複雑性を削減する。
【0234】
簡便かつ簡単な説明の目的のために、上記のシステム、装置、及びユニットの詳述された作業工程については、上記の方法の実施形態における対応する工程に対して参照がなされてよいことが、当業者によって明確に理解されうる。詳細は、本明細書で再度説明はされない。
【0235】
この出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、例にすぎない。例えば、ユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされても、又は統合されてもよいし、又はいくつかの特徴が省略されても、又は実施されなくてもよい。加えて、表示された、又は議論された相互結合又は直接結合、又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的形態又は他の形態で実装されてもよい。
【0236】
別個の部品として説明されたユニットは、物理的に分離していても、していなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理ユニットであっても、なくてもよく、1つの場所に位置決めされてもよいし、又は複数のネットワークユニット上に分散されていてもよい。ユニットのいくつか又は全部は、実施形態のソリューションの目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0237】
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、又はユニットの各々が物理的に単独で存在してもよいし、又は少なくとも2つのユニットが、1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、又はソフトウェア機能ユニットに加えたハードウェアの形態で実装されてもよい。
【0238】
上記の統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶されてよい。ソフトウェア機能ユニットは、ストレージ媒体に記憶され、本発明の実施形態において説明された方法のステップのいくつかを実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、その他であってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。上記のストレージ媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略してRAM)、磁気ディスク、又は光学ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0239】
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的ソリューションを説明することが意図されているにすぎず、本発明を限定することは意図されないことが留意されるべきである。本発明は上記の実施形態に関連して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的ソリューションの趣旨及び範囲から逸脱することなく、彼らがなお上記の実施形態で説明された技術的ソリューションに修正を行っても、又はそのいくつかの技術的特徴に等価な置換を行ってもよいことを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
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図8
図9
図10
図11
図12
図13