(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記光受信器に、かつ前記スイッチの前記制御端子に結合されたスルーレート制限回路をさらに備え、前記スルーレート制限回路が、前記スイッチの前記制御端子に印加される電圧のスルーレートを制限するように構成されている、請求項1に記載の高電圧光絶縁システム。
前記光受信器に、かつ前記スイッチの前記制御端子に結合された解放回路をさらに備え、前記解放回路が、前記スイッチの前記制御端子に放電経路を提供するように構成されている、請求項1に記載の高電圧光絶縁システム。
前記光受信器に、かつ前記スイッチの前記制御端子に結合されたスルーレート制限回路をさらに備え、前記スルーレート制限回路が、前記スイッチの前記制御端子に印加される電圧のスルーレートを制限するように構成されている、請求項14に記載の高電圧光絶縁システム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
出願人は、光絶縁型MEMSスイッチを用いて電子デバイス間を絶縁することができるということを理解している。絶縁は、相互に電気的に絶縁された状態で、電気信号をある電圧ドメインから別の電圧ドメインに転送するために使用される技術である。絶縁は、例えば、高電圧がそのような電圧に耐えるように設計されていない低電圧システムを損傷するのを防止するために使用することができる。
【0011】
本出願の一態様によれば、光絶縁型MEMSスイッチを使用して、受信電子デバイスを高電圧信号から、ならびに高電圧電源から絶縁することができ、したがって、特に、雷、静電放電、無線周波数伝送、スイッチングパルス、および電源の変動による電圧サージに対する受信デバイスの堅牢性を改善する。本明細書に記載の種類の光絶縁型MEMSスイッチは、電子機器と、機器を操作する人間のユーザとの両方を保護することができる。例えば、本明細書に記載の種類の光絶縁型MEMSスイッチは、受信電子デバイスと制御回路との間に別々の接地を使用することを可能にすることができる。
【0012】
高電圧信号および高電圧電源の絶縁は、少なくともいくつかの実施形態においては、光アイソレータおよびMEMSスイッチを使用することによって達成することができ、光アイソレータは、MEMSスイッチの状態を制御する。光アイソレータによって提供される制御信号に応じて、MEMSスイッチは、オン状態となり、それによって電気信号の通過のための経路を提供し、またはオフ状態となり、それによって経路を遮断することができる。
【0013】
本明細書に記載の種類のMEMSスイッチは、少なくともいくつかの実施形態において、梁(beam)を含むことができる。これらの実施形態において、MEMSスイッチをオン状態とオフ状態との間で(またはその逆に)切り替えることは、梁を第1の位置と第2の位置との間で移動させることを含み得る。第1の位置において、梁は、電気信号が通過するための導電経路を提供し、第2の位置において、導電経路が開かれ、したがって電気信号が遮断される。梁は、静電力(例えば引力または反発力)を使用して移動させることができる。MEMSスイッチの耐久性および信頼性を増加させるために、梁は、剛性となるようにサイズ決定および形状化され得る。結果として、そのような堅い梁を移動させるために必要とされる電界は、非常に大きくなる(例えば、100V/μmを超える)可能性があり、それは、ひいては高電圧源を必要とする。しかしながら、高電圧源は、受信電子デバイスを損傷する可能性がある。出願人は、これらの電圧を供給するために光アイソレータを利用することによって、高電圧電源およびチャージポンプなどの電気的な高電圧源の必要性を取り除き、したがって受信電子デバイスに対する潜在的損傷の原因を取り除くことができるということを理解している。MEMSスイッチを作動させるために使用されるとき、本明細書に記載される種類の光アイソレータは、梁に印加される電位に関係なく、制御端子とMEMSスイッチの梁との間で実質的に一定の電圧を維持するように構成され得る。制御端子と梁間の電圧は梁の電位とは無関係であるため、非常に大きな電位を、梁を通って安全に負荷に転送することができる。さらに、MEMSスイッチを作動させるために使用される電圧は、負荷に伝達されず、したがって、これらの電圧は、絶縁システム内で内部的に発生され、出力端子に反映されないので、ガルバニック絶縁に寄与する。本明細書に記載の種類の光アイソレータは、20V〜10000V、40V〜10000V、60V〜10000V、80V〜10000V、100V〜10000V、200V〜10000V、または500V〜10000Vの電圧を絶縁するように構成される。このようにして、低電圧領域を、高電圧領域から分離することができる。チャージポンプおよび高電圧電源を取り除くことは、少なくともいくつかの状況において、とりわけ、回路の複雑さの全体的な減少、コストの減少、および/またはノイズの減少をもたらすことができるということを理解すべきである。
【0014】
さらに、本明細書に記載の種類のアイソレータシステムは、MEMSスイッチを使用することによって、受信電気デバイスを高電圧信号から絶縁する。したがって、MEMSスイッチを作動させるために使用される高電圧は、梁電極および制御電極を含む基板に対して局所的であり、受信電気デバイスに伝搬しない可能性がある。
【0015】
本明細書に記載の種類の光アイソレータは、光源および光受信器を使用して実装することができる。光源は、光子(すなわち光)を放射する。光受信器は、光源によって放射された光子を受信し、かつそれに応答して、高電圧を発生させる。光源から放射された光子の受信に応答して、20Vを超える電圧を発生させるように構成された光受信器は、本明細書では高電圧光受信器と称される。いくつかの実施形態においては、高電圧光受信器は、光検出器のアレイを使用して実装され得る。このような光検出器は、例えば、各光検出器によって生成された電圧が一緒に加算されるように、互いに直列に配設されてもよい。このようにして、低電圧光検出器(例えばシリコン光検出器)を使用して、高電圧を得ることができる。一緒に直列に接続された光検出器の数は、MEMSスイッチを作動させるために必要な電圧を生成するように選択されてもよい。
【0016】
一例として、非限定的な実施形態によるMEMSスイッチは、90Vの作動信号を必要とし得る。この非限定的な例において、アレイの各光検出器は、照明されると、0.6Vの開回路電圧を出力することができる。この場合、必要な活性化電圧は、150個(すなわち、90V作動信号/光検出器当たり0.6V)の光検出器を互いに直列に接続することによって達成することができる。当然のことながら、追加の光検出器を、冗長性のために直列に接続してもよい。
【0017】
低電圧光検出器の非限定的な例には、シリコンPN接合およびPIN接合が含まれる。当然のことながら、ゲルマニウム、窒化ガリウム、ヒ化ガリウム、窒化アルミニウム、リン化インジウム、または他のIII−V合金を含むがこれらに限定されない、シリコン以外の他の材料を使用することができる。
【0018】
光源は、異なる方法で実装してもよい。一例においては、発光ダイオード(LED)を光源として使用することができる。他の実施形態においては、レーザーを光源として使用することができる。光源によって生成された光は、直接(光の空間伝播を介して)高電圧光受信器に伝達されてもよいし、間接的に(光ファイバのような光導管を介して)伝達されてもよい。他の状況において、追加の光子を生成するために複数のLEDおよび/またはレーザーを一緒に使用することができる。
【0019】
出願人はさらに、少なくともいくつかの状況において、光アイソレータ(または少なくとも高電圧光受信器)をMEMSスイッチと一緒にパッケージすることが有利であり得るということを理解している。したがって、これらの部品を同じパッケージに位置付けることが、製造コストを削減することができ、かつアイソレータシステムのフォームファクタを削減することができ、そのため、より多くのデバイスを同じスペースに集積することを可能にする。光アイソレータ(または少なくとも高電圧光受信器)およびMEMSスイッチを収容するために、異なるパッケージを使用することができる。そのようなパッケージの非限定的な例には、とりわけ、スルーホールパッケージ、表面実装パッケージ、ダイキャリア、ピングリッドアレイ、フラットパッケージ、スモールアウトラインパッケージ、ダイスケールパッケージ、ボールグリッドアレイが含まれる。
【0020】
LEDまたはレーザーが光源として使用される実施形態の少なくともいくつかにおいて、光アイソレータは、光源および高電圧光受信器が互いの上に積層される、積層構成で配設されてもよい。積層構成は、いくつかの利点を提供し得る。第1に、アイソレータシステムのフォームファクタがよりコンパクトになる可能性がある。第2に、製造コストを削減することができる。第3に、実際に高電圧光受信器によって吸収される、光源によって放射された光子の割合を高めることができ、したがって光効率を高めることができる。
【0021】
他の技術を使用して、積層構成に加えて(または代替的に)、光学効率を高めることができる。いくつかの実施形態において、反射コーティングで被覆されたゲルドームを使用して、光アイソレータを封入することができる。反射性であるため、光子の反射が増強され、したがってこれらの光子が最終的に光受信器によって吸収される可能性が高まる。
【0022】
本出願の別の態様によれば、マルチ−チャネル光アイソレータシステムが提供され得る。マルチ−チャネル光アイソレータシステムは、複数の光アイソレータを含むことができ、ここで、異なる光アイソレータは、異なる波長で動作するように構成することができる。異なるチャネルは、異なるMEMSスイッチを制御するために、および/または同じMEMSスイッチの動作の異なる態様を制御するために使用され得る。
【0023】
いくつかの実施形態において、マルチ−チャネル配設においてチャネル間のフォトニック絶縁を改善するために(例えば、異なる高電圧光受信器間のクロストークを制限するために)、溝および/または障壁を光受信器の近くの領域に(例えば、隣接する光受信器の間に)形成することができ、したがって、望ましくない方向に進む光子を遮断し、これらの光子が誤った光受信器によって吸収される可能性を制限する。
【0024】
出願人は、少なくともいくつかの状況において、本明細書に記載の種類のMEMSスイッチは、活性化を引き起こす光信号の除去時に急速な不活性化(本明細書では「解放(release)」とも称する)を示すように設計され得るということをさらに理解している。したがって、いくつかの実施形態において、解放回路を使用して高電圧を急速に放電し、それによってスイッチの応答時間を改善することができる。
【0025】
本出願人は、少なくともいくつかの状況において、本明細書に記載の種類のMEMSスイッチは、少それらを制御する高電圧光受信器が急激な応答を示す(例えば、非常に速いターンオンおよび/またはターンオフ遷移を示す)という事実によって引き起こされる損傷を受けやすいということをさらに理解している。したがって、移動可能な梁を含むMEMSスイッチが急激な遷移(例えば、論理0から論理1への非常に速い遷移)を受信すると、移動可能な梁は、取り扱うことができる速度よりも速い速度で移動する可能性があり、結果として衝突または跳ね返ることがある。これらの急激な遷移によって引き起こされるMEMSスイッチへの損傷を制限するために、いくつかの実施形態では、スルーレート限回路を使用することができる。本明細書に記載の種類のスルーレート制限回路は、スイッチドライバのスルーレートを制限するように構成されてもよく、したがって制御信号の急激さを低減する。
【0026】
図1は、いくつかの非限定的な実施形態による、光絶縁型MEMSスイッチを有するアイソレータシステムを示す概略図である。アイソレータシステム100は、光アイソレータ102と、信号源108と、MEMSスイッチ110と、負荷112と、を含み得る。光アイソレータ102は、光源104と、高電圧光受信器106と、を含み得る。光絶縁型MEMSスイッチは、信号源108と負荷112との間で信号を互いに電気的に絶縁しながら、それらの間で信号を転送するように構成され得る。
【0027】
高電圧光受信器106は、
図1の実施形態では、光検出器のアレイとして実装されているが、20Vを超える電圧を出力することが可能である他の種類の光受信器を代替的に使用してもよいということを理解されたい。光受信器106が光検出器アレイを含む実施形態においては、光検出器の数は、直列に接続されたときに、少なくともMEMSスイッチ110を作動させるために必要な電圧を集合的に生成するように選択され得る。例えば、それぞれ0.6Vを生成する150個の光検出器は、集合的に90Vを生成することができる。
【0028】
MEMSスイッチ110は、梁と、制御端子111と、出力端子113と、を含み得る。MEMSスイッチがオン状態になると、梁は出力端子113に接触し、それによって信号源108によって生成された信号が負荷112に到達するための経路を提供する。MEMSスイッチがオフ状態になると、移動可能な梁は、出力端子113に接触せず、それによって経路は遮断される。移動可能な梁の位置は、高電圧光受信器106に結合することができる制御端子111を介して、静電的に制御することができる。MEMSスイッチ110は、(
図1の実施形態に示されるように)片持ち梁として、シーソー梁として、または他の任意の好適な方法で実装することができる。
【0029】
光源104は、
図1では単一のデバイスとして表されているが、状況によっては、いくつかの発光体(例えば、いくつかのLEDまたはレーザ)を備えてもよい。光源104は、信号源103を用いて制御されてもよい。したがって、信号源103が光源の閾値を超える信号(例えば、電圧および/または電流)を出力すると、光源104は、光子を放射することによって応答する。光源104によって放射された光子は、光チャネル105を介して、高電圧光受信器106に運ばれ得る。光源104内にいくつかのエミッタが存在する場合、これらのエミッタを互いに並列に接続して、信号源103の電圧をエミッタの数とは無関係に設定することができる。光チャネル105は、光学装置(例えば、フィルタ、レンズ、および拡散器)、光導管(例えば、光ファイバおよび導波路)、または単なる自由空間を含み得る。
【0030】
光子の受信に応答して高電圧光受信器106によって生成された電圧は、引力を介して、梁の位置を例えば静電的に制御することによって、MEMSスイッチの状態を制御するために使用され得る。光受信器106は、その剛性のために、梁を静電的に移動させるために必要とされる電界が大きくなり得るので、高電圧(例えば、20V〜10000V、40V〜10000V、80V〜10000V、120V〜10000V、200V〜10000V、または500V〜10000V)を生成するように設計され得るということを理解されたい。例えば、4端子リレーを含む、MEMSスイッチ以外の他の種類のスイッチを使用することができるということに留意されたい。これらのスイッチは、反発力によって作動し得る。
【0031】
梁を移動させるために必要な電圧を発生させるために、光アイソレータ102が使用されるので、いくつかの実施形態では、追加の高電圧発生器は必要とされない。したがって、本明細書に記載の種類のアイソレータシステムは、(例えば、20Vを超える電圧を供給する)高電圧電源およびチャージポンプなどの高電圧発生器を欠いていてもよい。チャージポンプおよび/または高圧電源を取り除くと、ノイズが大幅に減少し得る。例えば、チャージポンプおよび/または高電圧電源を有するある回路では、最大115dBmのノイズが発生する可能性がある。チャージポンプおよび/または高電圧電源を取り除くと、ノイズが、例えば−135dBm未満または−157dBm未満になる可能性がある。
【0032】
さらに、本明細書に記載の種類のアイソレータシステムは、MEMSスイッチを作動させるために使用される電圧がアイソレータシステム100内で内部的に発生され、出力端子113の電位に影響を及ぼさないため、そのような電圧を負荷112から絶縁する。
【0033】
絶縁が光学的に提供されるという事実により、制御端子111と移動可能な梁との間の電圧は、経時的に実質的に(例えば、一定値から5%未満の変動で)一定である。電圧が実質的に一定のままであるため、MEMSスイッチに関連付けられた抵抗もまた実質的に一定であり、MEMSスイッチの梁とは実質的に無関係(例えば、梁形状、種類、材料位置、および/または電気特性と実質的に無関係)である。例えば、MEMスイッチの中には、0.1Ω/100V未満の抵抗対梁の電位勾配を示すものがある。MEMスイッチの梁に印加される電位と実質的に無関係の抵抗は、歪みを低減し、その結果として信号の完全性を向上させることができるという点でMEMSスイッチに利益をもたらし得る。一例において、移動可能な梁を0Vに、制御端子111を80Vに設定することができる。移動可能な梁の電位が10Vまで増加すると、制御端子111の電位は、90Vまで増加する。電圧が80Vまで一定であるので、MEMSスイッチを損傷すること、または歪みを生じさせることなく、大きな信号をMEMSスイッチに印加することができる(例えば、移動可能な梁上で100V、制御端子111上で180V)。
【0034】
いくつかの実施形態において、高電圧光受信器106およびMEMSスイッチ110は、同じチップ(例えば、シリコンダイ)上に配置されてもよい。これらの実施形態において、高電圧光受信器106をMEMSスイッチ110に電気的に結合するための相互接続もまた、共通チップの一部であり得る。この実装の利点は、システム全体のフォームファクタを減らすことができ、これにより、ある用途に対してより好適になり得る。共通チップは、例えばチップスケールパッケージング(chip scale packaging、CSP)およびベアダイ(bare die)アセンブリを含む任意の好適な技術を用いてパッケージングすることができる。ベアダイアセンブリが使用される実施形態のうちの少なくともいくつかにおいて、オーバーモールドパッケージ(overmolded packages)を省略することができ、それによってパッケージングコストが削減される。
【0035】
いくつかの実施形態においては、光アイソレータ(または光アイソレータの少なくとも一部)とMEMSスイッチとを一緒にパッケージ化することができ、それによって製造コストおよびフォームファクタを削減することができる。
図2Aは、高電圧光受信器206と、光源204と、MEMSスイッチ210と、を含む、パッケージを示す。MEMSスイッチ210および高電圧光受信器206は、共通基板220(例えばインターポーザ)上に配置されてもよい。光源204は、光源104として機能し、高電圧光受信器206は、高電圧光受信器106として機能し、MEMSスイッチ210は、MEMSスイッチ110として機能する。MEMSスイッチ210および高電圧光受信器206は、
図2Aに示されるように、ワイヤボンドを介して互いに電気的に結合されてもよいが、他の配設も可能である。いくつかの実施形態において、
図2Bに示すように、光源204を、高電圧光受信器206の上に積層され得る。この配設により、製造コストをさらに削減することができ、2つの構成要素が近接していることを考慮に入れると、光源から放射された光子が高電圧光受信器によって実際に吸収される割合を高めることができる。
【0036】
高電圧光受信器106およびMEMSスイッチ110が同じチップ上に配置されている実施形態の少なくともいくつかにおいて、光源204は、高電圧光受信器206の上に積層されてもよい(またはそうでなければ一緒にパッケージ化されてもよい)。
【0037】
いくつかの実施形態は、マルチ−チャネルアイソレータシステムに関する。各チャネルは、異なる波長によってサポートされてもよく、異なる目的のために使用されてもよい。例えば、シーソー型MEMSスイッチが使用されるとき、1つのチャネルは、シーソー梁を一方向に移動させるために使用され得、別のチャネルは、梁を他の方向に移動させるために使用され得る。いくつかの実施形態によるマルチ−チャネルアイソレータシステムの例が、
図3Aに示されている。この場合、複数の高電圧光受信器206
A、206
B、および206
Cが使用される(全ての実施形態が3つの光受信器に限定されるわけではない)。
【0038】
いくつかの実施形態において、各光受信器は、異なる光波長を受信するように構成されてもよい。しかしながら、他の実施形態において、同じ波長が2つ以上の光受信器に使用されてもよく、各光源は、対応する光受信器のみを(または少なくとも主に)照らすように構成されてもよい。異なる波長が使用される実施形態の少なくともいくつかにおいて、光フィルタを使用して、望ましくない波長を除去することができる。光学フィルタは、光源とそれぞれの光受信器との間の光路に沿って配置することができる。
【0039】
いくつかの実施形態において、光受信器は、溝によって互いに分離されてもよく、これについては以下でさらに記載する。異なる光受信器は、(
図3Bに示されるように)同じダイ上に(
図3Cに示されるように)、または別々のダイ内に配置されてもよい。
図3Bの例において、異なる光源204は、溝222によって互いに分離されており、光源204は、それぞれの光受信器206に光学的に結合されている。いくつかの実施形態において、各光源204は、光受信器206の上に位置付けられている別々のダイ上に製造される。他の実施形態において、光源204は、光源204間に溝222を形成するようにエッチングされた共通のダイ上に製造される。溝222は、光源204のダイ全体、またはその一部のみを通って延在することができる。
【0040】
図3Cの例において、光受信器206および光源204は、溝223によって互いに分離されている。いくつかの実施形態において、各光受信器206は、基板220上に位置付けられた別々のダイ上に製造される。他の実施形態において、光受信器206は、同じ共通のダイ上に製造され、ダイは、光受信器206の間に溝223を形成するためにエッチングされる。溝223は、光受信器206のダイ全体、またはその一部のみを通って延在してもよい。
【0041】
いくつかの実施形態において、1つの光源を、2つ以上の光受信器に使用することができる。
図3Dの例は、そのような一例を示す。この場合、光源204は、3つの光受信器206を照明する(ただし、他の実施形態においては、任意の他の好適な数の受信器が1つの共通の光源によって照明されてもよい)。光源は、異なる波長の信号を放射することができ、各波長は、それぞれの光受信器のために意図されている。各受信器が指定された波長のみを受信することを確実にするために、光源と受信器との間に光学フィルタ(
図3Dには図示せず)を使用することができる。
【0042】
いくつかの実施形態において、光アイソレータは、高電圧光受信器によって放射された光子の吸収を高めるように封入されてもよい。例えば、
図4は、(他のカプセル化材料および/または構成を代替的に使用してもよいが)光源204および高電圧光受信器206がゲルドーム402でカプセル化されている実施形態を示す。ゲルドーム402は、少なくとも部分的に反射コーティング404で被覆されてもよい。反射コーティング404は、光受信器によって吸収される光子の割合を増加させることができる。
【0043】
いくつかの実施形態においては、光学装置を光源204と光受信器206との間に設けて、放射光場を処理する(例えば、フィルタをかける、ガイドする、方向付ける、焦点を合わせる、および/または拡散させる)ことができる。光学装置は、所望に応じて、光場を処理するように、成形することができ、かつ構成された材料で作ることができる。光学装置は、所望の波長の光に対して少なくとも部分的に透明である1つ以上の誘電体層を使用して実装することができる。例えば、
図5は、積層構成で光源204と光受信器206との間に配置された光透過層500を示す分解図である。光透過層500は、他の材料の中でも、ゲルまたはガラスで作ることができるが、複合材料も使用することができる。光透過層500は、他の可能な光学処理技術の中でも、光を光受信器のダイの特定の領域に集束させ、光を拡散させて光受信が均一に照らされ、および/または特定の波長をフィルタリングするように構成され得る。光透過層500は、接着材料から作られてもよく、そうでなければ接着材料を含んでもよい。接着材料は、可視光に対する75%〜100%の透過率を有することができる。接着材料は、可視スペクトルにおいて、1.3から2.5の間、例えば1.4から1.7の間の屈折率を有することができる。接着材料は、とりわけ、ガラス、金属、プラスチック、またはそれらの任意の好適な組み合わせから作ることができる。接着材料の例には、エポキシ、ウレタン、シリコン、シアノアクリレート、および紫外線硬化アクリルが含まれる。
【0044】
複数のチャネルが使用される実施形態において、チャネル間の光クロストークが制限されるように光受信器を設計することが望ましい場合がある。異なるチャネル間のクロストークを制限するために、非平面状光学分離器を隣接する光受信器間に配置することができる。これらの非平面状光学分離器は、所望の方向以外の方向に伝播する光を遮断することができ、光受信器を受け入れるダイの表面に形成することができる。非平面光学分離器の例は、溝および障壁を含む。
【0045】
図6Aおよび
図6Bは、それぞれその隣に形成された溝622を有する光受信器206の、それぞれ断面図および斜視図である。様々な光受信器が同じダイ上、または別々のダイ上に配置されるかどうかにかかわらず、溝は、隣接する光受信器の間にあってもよく、所望の光受信器に向けられていない光を散乱および/または吸収するように構成され得る。このようにして、異なるチャネル間のクロストークを軽減することができる。溝622は、少なくともいくつかの実施形態において、光受信器206がその上に製造されるダイの表面の一部をエッチングすることによって形成することができる。他の実施形態において、溝622が基板220上に形成され、それが製造されると、光受信器206がその上に配置される。
【0046】
図7Aおよび
図7Bは、その隣に形成された障壁722を有する光受信器206の、それぞれ断面図および斜視図である。様々な光受信器が同じダイ上、または別々のダイ上に配置されるかどうかにかかわらず、障壁は、隣接する光受信器の間にあってもよく、所望の光受信器に向けられていない光を反射、散乱および/または吸収するように構成され得る。障壁722は、ダイの上面に対して隆起していてもよい。
【0047】
いくつかの実施形態において、光源は、別個のパッケージ上に配置されてもよい。これらの実施形態のいくつかにおいて、光子は、1つ以上の光ファイバ、または他の種類の光導波路を通って高電圧光受信器に運ばれてもよい。光ファイバは、高電圧光受信器に向かって光子を放射するように構成された端部を伴って配設されてもよい。
図8は、いくつかの実施形態による、光ファイバを使用して光子を複数の高電圧光受信器に運ぶ配設を示す図である。この場合、光ファイバ802
A、802
Bおよび802
C(光ファイバの端部のみが示されている)は、(例えば、上面に対する垂線に対する角度が5°未満の角度で)、基板220の上面に対して実質的に垂直な軸を有する。
【0048】
光ファイバと、対応する光受信器206
A、206
B、および206
Cとの間の光結合を容易にするために、光導管804
A、804
B、および804
Cがパッケージ内に形成され得る。これらの光導管は、例えば、パッケージの上面(基板220とは反対側のパッケージの表面)を通る開口部を創り出すことによって形成することができる。光導管804
A、804
B、および804
Cは、クロストークを制限しながら、光ファイバによって放射された光子をそれぞれの光受信器に送ることができる。本明細書に記載されている種類の光導管は、マルチ−チャネルならびにシングルチャネルの光アイソレータに関して使用することができる。いくつかの実施形態において、光導管をガラスまたはゲルなどの誘電材料で充填して、導管を伝わる光を処理(例えば、フィルタ処理、集束、拡散)することができる。いくつかの実施形態において、導管の周波数応答は、用途に応じて(例えば、導管内に置かれたフィルタの応答を調整することによって)調整されてもよい。
【0049】
いくつかの実施形態において、
図8Bに示すように、ガラスまたは他の透明誘電材料の層を光受信器の上に配置して光を拡散させ、それによって光受信器間で光を均一に分配することができる。
【0050】
図8Cは、いくつかの非限定的な実施形態による、光ファイバを介して受光するアイソレータシステムを示す断面図である。この例において、第1の光ファイバ810が、光受信器206が配置されている基板の一方の側に接続され、第2の光ファイバ812が基板の上面に接続されている。光ファイバから放射された光は、それぞれの光受信器206を照明する。
【0051】
図8Dは、いくつかの非限定的な実施形態による、光受信器への光路に配置されたフィルタを有するアイソレータシステムを示す断面図である。示されるように、光学フィルタ814および816は、対応する光受信器206への光路上に配置される。フィルタ814は、基板の表面と同一平面上にあり、フィルタ816は、光受信器の上に形成された空洞内に配置されている。
【0052】
図8Eは、いくつかの非限定的な実施形態による、封入層を有するアイソレータシステムを示す断面図である。示されるように、基板は、チャネルが光子の通過を可能にするために形成される層820で封入されている。
【0053】
いくつかの実施形態においては、ある期間にわたるある事象の発生に応じて、MEMSスイッチを作動させることが望ましい場合がある。例えば、ある波長の光が少なくとも60秒間(連続的または累積的に)受光された場合、MEMSスイッチを作動させることが望ましい場合がある。MEMSスイッチの活性化/不活性化のパラメータとして時間を有効にするために、貯蔵デバイスを使用することができる。貯蔵デバイスは、例えば、光子が光受信器によって吸収されるにつれて電荷を蓄積することができる。貯蔵デバイスおよびMEMSスイッチに結合された制御回路を使用して、蓄積電荷に基づいてMEMSスイッチをいつ活性化させるかを決定することができる。例えば、制御回路は、蓄積電荷が所定の閾値を超えた場合にMEMSスイッチを活性化させると決定することができる。いくつかの実施形態による、貯蔵デバイスを含むシステムの一例が
図9に示されている。示されるように、貯蔵デバイス900は、光受信器206およびMEMSスイッチ210に隣接して基板220上に配置されてもよい。いくつかの実施形態においては、貯蔵デバイス900は、1つ以上のコンデンサまたは電池として実装することができる。いくつかの実施形態において、貯蔵デバイス900は、(例えばワイヤボンド910を介して)光受信器206および(例えばワイヤボンド912を介して)MEMSスイッチ210に電気的に結合されてもよい。貯蔵デバイス900は、記憶セルと、記憶セルの動作を制御するための回路と、を含み得る。この例においては、光ファイバ802が光受信器206に結合されている。光ファイバ803は、接着材料803(例えば、エポキシまたは接着剤)を介して光受信器206のダイ(207)に取り付けることができる。しかしながら、他の例においては、光は、光受信器206に結合され得る、本明細書に記載される種類の光源を通って提供され得る。
【0054】
図9の配設は、少なくともいくつかの実施形態では、環境発電ワイヤレスセンサノードの一部として使用され得る。センサノードは、電力にアクセスすることなく遠隔地に置くことができ、とりわけ温度、圧力、応力、湿度などの環境量を測定するように構成することができる。測定された量は、連続的にまたは周期的に基地局にワイヤレスで送信されてもよい。センサノードの動作に電力を供給するためのエネルギーは、光受信器206で光を捕捉することによって環境から収集することができる。収穫されたエネルギーは、貯蔵デバイス900に貯蔵することができる。
【0055】
状況によっては、本明細書に記載の種類のMEMSスイッチは、それらを制御する高電圧光受信器が非常に急激な応答を示す可能性があるという事実によって引き起こされる損傷を受けやすい可能性がある。結果として、MEMSスイッチの移動可能な梁は、それが取り扱うことができるよりも迅速に制御されることがあり、結果として衝突または跳ね返ることがある。高速遷移によって引き起こされるMEMSスイッチへの損傷を制限するために、いくつかの実施形態においては、スルーレート制限回路を使用することができる。
【0056】
スルーレート制限回路は、MEMSスイッチの活性化中に作用することができ、MEMSスイッチの制御端子に印加される高電圧が立ち上がる速度を制御することができる。したがって、本明細書に記載の種類のスルーレート制限回路は、梁が過度に加速されると接点が跳ね返ったり、接点が変形したり損傷したりする可能性があるため、スイッチに印加される力が過大でないことを保証する。いくつかの実施形態においては、スルーレート制限回路は電圧の導関数を監視することができ、導関数が所定の閾値を超えると判定された場合、光受信器によって発生された電流の一部を吸収することができる。このようにして、得られるスルーレートは、所望の限界よりも低い。
【0057】
加えてまたは代替的に、少なくともいくつかの実施形態において、本明細書に記載の種類のMEMSスイッチは、活性化を引き起こす光信号の除去時に急速な放出を示すことが望ましい場合がある。スイッチが解放される速度を改善させるために、いくつかの実施形態において、解放回路を使用することができる。光源が光の供給を停止したときにMEMSスイッチを不活性化すると、MEMSスイッチの制御端子における高電圧が除去され、したがって梁を開位置に戻すことが可能になる。しかしながら、(光受信器の逆方向漏れ電流によって引き起こされる電流経路を除いて)高電圧を消散させるための電流経路は設けられていない。その結果、高電圧の消散は制御されない可能性があり、状況によっては、過度の時間(例えば、約1秒)がかかることがある。本明細書に記載の種類の解放回路は、高電圧用の放電経路を提供することができ、したがってスイッチの迅速な開放を可能にする。
【0058】
図10A〜
図10Bは、そのような解放回路の例を示している。
図10Aの解放回路が使用されるのは、片持ちMEMSスイッチ1010Aとの接続であり、
図10Bの解放回路が使用されるのは、シーソー型MEMSスイッチ1010Bとの接続である。
【0059】
図10Aのシステムは、光源204として機能するLED1004、高電圧光受信器206として機能する光検出器1006のアレイ、MEMSスイッチ210として機能する片持ちMEMSスイッチ1010、スイッチドライバ、解除回路、およびスルーレート制限回路を含む。
図10Aの回路は、トランジスタQ1、Q2、Q3、Q4およびQ5、コンデンサCならびに抵抗器R1およびR2を含む。
【0060】
LED1004が(例えば端子InPとInNとの間に電圧を印加することによって)活性化されると、それに応じて光検出器1006は電流を生成することができる。(抵抗R2と並列に集合的に位置付けられた)下側のフォトダイオードは、R2の両端に電圧を発生させることがある。この電圧は、トランジスタQ3に電流の伝導を停止させ得る(例えば、トランジスタQ3は、そのゲート−ソース間電圧が閾値を下回るときに電流を伝導し得るように、空乏モード電界効果トランジスタであり得る)。その間、他の光検出器によって発生された電流がコンデンサCを充電し、それによってMEMSスイッチの制御端子における電圧を上昇させ、それが次に梁を閉じさせることがある。その結果、端子OutAとOutBとの間に導電路が形成される。コンデンサCを充電する電流は抵抗器R1も通過し得る。コンデンサCを通る電流は、その端子間の電圧のスルーレートに比例し得ることに留意されたい。その結果、R1を通る電流、したがってベース(またはQ1に使用されるトランジスタの種類に応じてゲート)に印加される電圧は、スルーレートに比例する。過度のスルーレートは、Q1をオンにさせ、それにより、トランジスタQ5、Q4、およびQ1を含む経路を通る光検出器電流の一部をシンクさせ得る。そのために、このフィードバックループはスルーレートを所定の限度未満に制限することができる。
【0061】
LED1004が光を放射することを停止すると、光検出器1006はそれに応じて電流の生成を停止することができる。その結果、下側の下部光検出器はもはやR2の両端に電圧を発生させることができず、Q3は導通し始めることができる。したがって、トランジスタQ5、Q4、およびQ3を通る高電圧の放電経路が形成され得、MEMSスイッチの梁が開き得る。この放電経路は、高電圧がスイッチの制御端子から消散する速度を加速させる可能性がある。
【0062】
コンデンサCに発生した高電圧の負のスルーは抵抗R1の両端に負の電圧を発生させる可能性があることに注意すべきである。そのような負電圧はトランジスタQ1のベース−エミッタ接合を損傷する可能性がある。しかしながら、トランジスタQ2はダイオードとして動作するように配設され、それによってそのような負の偏位を小さい値にクランプする。
【0063】
いくつかの実施形態においては、トランジスタQ3はデプレッションモード電界効果トランジスタであり得るが、他の実装形態も可能である。トランジスタQ4およびQ5は、例えば、電界効果トランジスタまたはバイポーラトランジスタを含む、任意の好適な種類のトランジスタを使用して実装することができる。トランジスタQ4およびQ5はカスコード構成で配設されてもよく、これらのトランジスタが個々に高電圧を処理するように構成されていなくても、それらが集合的にそうすることができるように光ダイオードによって発生された高電圧を分割してもよい。
【0064】
図10Bのシステムは、シーソー型MEMSスイッチ1010B、LED1004Aおよび1004B、2組の光検出器1006Aおよび1006B、ならびにそれぞれのスイッチドライバおよびスルーレート制限回路を含む。LED、光検出器、スイッチドライバ、およびスルーレート制限回路の各組は、シーソー梁の片側を制御するように配設することができる。前の例のように、トランジスタQ1およびQ2、コンデンサCならびに抵抗R1は、スルーレート制限回路および/または解放回路として機能することができる。
【0065】
いくつかの実施形態においては、左側のLED(1004A)および右側のLED(1004B)のうちの少なくとも1つのLEDは、(例えば、In1PとIn1Nとの間、またはIn2PとIn2Nとの間に電圧を印加することによって)活性になり得、これにより、MEMSスイッチの梁は一方の側または他方の側で傾斜する。その結果、梁はOut1またはOut2に接触する可能性がある。いくつかの実施形態においては、
図10Bの回路は対称的であってもよく、したがって、簡潔にするために片側だけを論じる。
図10Aに関して記載したように、コンデンサC、抵抗器R1、およびトランジスタQ1は、高電圧の立ち上がり中にスルー制限を提供することができる。トランジスタQ4は、トランジスタQ1およびQ3が過度に高い電圧によって損傷を受けないように、高電圧を分割するためのカスコードデバイスとして機能し得る。この配設では、2つの組の光検出器(1006Aおよび1006B)を使用して、片側に発生する電圧/電流が反対側に放電を引き起こすようにすることができる。トランジスタQ2は、放電中にトランジスタQ1を逆ベース電圧から保護するように構成することができる。
【0066】
このように本出願の技術のいくつかの態様および実施形態を説明してきたが、当業者には様々な変更、改変、および改良が容易に思い浮かぶであろうことを理解されたい。そのような変更、改変、および改良は、本出願に記載されている技術の精神および範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の実施形態は例としてのみ提示されており、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で、本発明の実施形態は具体的に記載されたものとは別の方法で実施できることを理解されたい。さらに、本明細書に記載の2つ以上の特徴、システム、物品、材料、および/または方法の任意の組み合わせは、そのような特徴、システム、物品、材料、および/または方法が互いに矛盾しない限り、本発明の範囲内に含まれる。
【0067】
また、記載したように、いくつかの態様は1つ以上の方法として具現化することができる。方法の一部として実行される行為は、任意の好適な方法で順序付けられてもよい。したがって、例示的な実施形態では順次行為として示されていても、行為が図示された順序とは異なる順序で実行される実施形態を構成することができ、それはいくつかの行為を同時に実行することを含み得る。
【0068】
本明細書で定義および使用される全ての定義は、辞書の定義、参照により組み込まれる文書中の定義、および/または定義された用語の通常の意味を支配すると理解されるべきである。
【0069】
本明細書および特許請求の範囲で使用される不定冠詞「a」および「an」は、そうでないことが明確に示されていない限り、「少なくとも1つ」を意味すると理解されるべきである。
【0070】
本明細書および特許請求の範囲で使用される「および/または」という句は、そのように結合された要素、すなわち場合によっては結合的に存在し、他の場合には分離的に存在する要素の「いずれかまたは両方」を意味すると理解されたい。
【0071】
本明細書および特許請求の範囲で使用されるように、1つ以上の要素のリストに関して、句「少なくとも1つ」は、要素のリスト中の任意の1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味するが、要素のリスト内に具体的に載せられた各要素および全ての要素の少なくとも1つを必ずしも含まず、また要素リスト中の要素の組み合わせを除外しない、と理解されるべきである。この定義はまた、「少なくとも1つ」という句が指す要素のリスト内で具体的に識別された要素以外の要素が、具体的に識別された要素に関係しようが無関係であろうが、任意選択的に存在することを可能にする。
【0072】
「およそ(approximately)」および「約(about)」という用語は、いくつかの実施形態では目標値の±20%以内、いくつかの実施形態では目標値の±10%以内、いくつかの実施形態では目標値の±5%以内、いくつかの実施形態では目標値のさらに±2%以内を意味するために使用され得る。用語「およそ」および「約」は、目標値を含み得る。