【実施例】
【0321】
以下に示す実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、これらはいかなる意味においても限定的に解釈されるものではない。また、本明細書において、特に記載のない試薬、溶媒及び出発材料は、市販の供給源から容易に入手可能である。
【0322】
参考例1 トラスツズマブの調製
Herceptin(Genentech, Inc.)440mg/バイアルの14本分を陽イオン交換クロマトグラフィーバッファーA(25mM Citrate buffer,30mM NaCl,pH5.0)の2Lに溶解し、0.2μmフィルター(Millipore Co.:Stericup 0.22μm,GVPVDF Membrane)にてろ過を行った。陽イオン交換クロマトグラフィーカラム(SP Sepharose HP 240ml,XK50カラム)に試料を供し、陽イオン交換クロマトグラフィーバッファーB(25mM Citrate buffer,500mM NaCl,pH5.0)にてNaCl濃度30mM〜500mMの直線勾配(リニアグラディエント)により溶出させ、IgGモノマーを分画した。サイズ排除クロマトグラフィー分析により、モノマー高純度98%以上のサンプルを合わせ、UF30K(Millipore Co.:PELLICON XL Filter,BIOMAX 30K,PXB030A50)による濃縮及びCBSバッファー(10mM Citrate/140mM NaCl,pH6.0)に置換した。CBSバッファーに置換したサンプルは0.2μmフィルター(Sartorius:Minisart-Plus 0.2μm,17823K)にてろ過を行った。
【0323】
参考例2 トラスツズマブエムタンシンの製造 T-DM1
抗体のSMCC化:参考例1にて作成したトラスツズマブを製造方法1に記載した共通操作C-2(緩衝液としてPBS6.5/EDTAを使用)、共通操作A及び共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、PBS6.5/EDTAにバッファー交換し、トラスツズマブ(160.0mg)がPBS6.5/EDTA(7.60mL)に溶解した溶液を15mLポリプロピレン製チューブに用意した。次いでSMCC(1.84mg)のDMSO溶液(0.40mL;抗体一分子に対して約5.1当量相当)を室温で添加し、反応溶液の抗体濃度を20mg/mLに調整してチューブ・ローテーター(MTR-103、アズワン株式会社)を用いて室温で2時間反応させた。この反応液を共通操作D-2(緩衝液としてPBS6.5/EDTAを使用)に従った精製を行い、SMCC誘導化された抗体を154.9mg含む溶液を12mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:50mLポリプロピレン製チューブに入れた上記溶液へPBS6.5/EDTA(2.56mL)及びN
2-デアセチル-N
2-(3-メルカプト-1-オキソプロピル)-メイタンシン(4.67mg;DM1、Journal of Medicinal Chemistry、2006年、49巻、14号、4392項)のDMA(ジメチルアセトアミド)溶液(0.93mL;SMCC誘導化された抗体一分子に対して約5.8当量相当)を室温で添加し、反応溶液の抗体濃度を10mg/mLに調整してチューブ・ローテーターを用いて室温で16.5時間反応させた。
精製操作:上記溶液を、塩化ナトリウム(137mM)を含むリン酸ナトリウム緩衝液(10mM,pH6.5)を用いた共通操作D-1による精製を行い、目的の参考例化合物を含有する溶液を35mL得た。
特性評価:252nm及び280nmの二波長におけるUV吸光度を用いた共通操作Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:4.14mg/mL,抗体収量:144.9mg(91%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.0。
【0324】
実施例1 中間体(1)
【化54】
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【0325】
工程1:tert-ブチル(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)カーバメート
4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸(0.237g,1.13mmoL)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.130g,1.13mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.216g,1.13mmoL)を加えて1時間攪拌した。その反応溶液をエキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.500g,0.94mmoL)、及びトリエチルアミン(0.157mL,1.13mmoL)を加えたN,N-ジメチルホルムアミド溶液(10mL)に滴下し、室温にて1日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.595g,定量的)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.31(9H,s),1.58(1H,t,J=7.2Hz),1.66(2H,t,J=7.2Hz),1.82-1.89(2H,m),2.12-2.21(3H,m),2.39(3H,s),2.92(2H,t,J=6.5Hz),3.17(2H,s),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.24(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.59-5.55(1H,m),6.53(1H,s),6.78(1H,t,J=6.3Hz),7.30(1H,s),7.79(1H,d,J=11.0Hz),8.40(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:621(M+H)
+.
【0326】
工程2:4-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]ブタンアミド
上記工程1で得た化合物(0.388g,0.61mmoL)をジクロロメタン(9mL)に溶解した。トリフルオロ酢酸(9mL)を加えて4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(0.343g,定量的)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.79-1.92(4H,m),2.10-2.17(2H,m),2.27(2H,t,J=7.0Hz),2.40(3H,s),2.80-2.86(2H,m),3.15-3.20(2H,m),5.15(1H,d,J=18.8Hz),5.26(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.54-5.61(1H,m),6.55(1H,s),7.32(1H,s),7.72(3H,brs),7.82(1H,d,J=11.0Hz),8.54(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:521(M+H)
+.
【0327】
実施例2 抗体−薬物コンジュゲート(2)
【化55】
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【0328】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン(0.081g,0.19mmoL)をジクロロメタン(3mL)に溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.021g,0.19moLL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.036g,0.19mmoL)を加えて3.5時間攪拌した。その反応溶液を実施例1工程2で得た化合物(0.080g,0.15mmoL)を加えたN,N-ジメチルホルムアミド溶液(1.5mL)に滴下し、室温にて4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.106g,73%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.36(9H,s),1.71(2H,m),1.86(2H,t,J=7.8Hz),2.15-2.19(4H,m),2.40(3H,s),2.77(1H,dd,J=12.7,8.8Hz),3.02(1H,dd,J=14.1,4.7Hz),3.08-3.11(2H,m),3.16-3.19(2H,m),3.54(2H,d,J=5.9Hz),3.57-3.77(4H,m),4.46-4.48(1H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.55-5.60(1H,m),6.53(1H,s),7.00(1H,t,J=6.3Hz),7.17-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.7Hz),7.80(1H,d,J=11.0Hz),7.92(1H,t,J=5.7Hz),8.15(1H,d,J=8.2Hz),8.27(1H,t,J=5.5Hz),8.46(1H,d,J=8.2Hz).
MS(APCI)m/z:939(M+H)
+.
【0329】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(1.97g,2.10mmoL)をジクロロメタン(7mL)に溶解した。トリフルオロ酢酸(7mL)を加えて1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、トルエンを加えて共沸させ、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(1.97g,99%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.71-1.73(2H,m),1.82-1.90(2H,m),2.12-2.20(4H,m),2.40(3H,s),2.75(1H,dd,J=13.7,9.4Hz),3.03-3.09(3H,m),3.18-3.19(2H,m),3.58-3.60(2H,m),3.64(1H,d,J=5.9Hz),3.69(1H,d,J=5.9Hz),3.72(1H,d,J=5.5Hz),3.87(1H,dd,J=16.8,5.9Hz),4.50-4.56(1H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.55-5.60(1H,m),7.17-7.27(5H,m),7.32(1H,s),7.78-7.81(2H,m),7.95-7.97(3H,m),8.33-8.35(2H,m),8.48-8.51(2H,m).
MS(APCI)m/z:839(M+H)
+.
【0330】
工程3:N-(tert-ブトキシカルボニル)-β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(0.839g,1.00mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-β-アラニンを用いて実施例1工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の工程に用いた。
【0331】
工程4:β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た粗生成物を、上記工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.610g,67%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.67-1.77(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.09-2.22(4H,m),2.40(3H,s),2.46-2.55(2H,m),2.82-2.73(1H,m),2.95-3.13(5H,m),3.14-3.21(2H,m),3.55-3.80(6H,m),4.44-4.52(1H,m),5.20(2H,dd,J=35.0,19.0Hz),5.42(2H,s),5.53-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.67(2H,brs),7.72-7.78(1H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.10-8.17(2H,m),8.29(1H,t,J=5.9Hz),8.42(1H,t,J=5.7Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
【0332】
工程5:N-(ブロモアセチル)-β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
2-ブロモ酢酸(96.3mg,0.693mmoL)のジクロロメタン(4.5mL)溶液へ、N-ヒドロキシスクシンイミド(79.7mg,0.693mmoL)、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド(0.107mL,0.693mmoL)を加えて室温で攪拌した。反応溶液を、上記工程4で得た化合物(473mg,0.462mmoL)、トリエチルアミン(0.154mL,1.11mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(4.5mL)溶液へ0℃で加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[溶出溶媒:クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=85:15(v/v)]にて精製し、得られた固体をクロロホルム:メタノール:ジエチルエーテル混合溶媒にて洗浄することで、標記化合物(191mg,40%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.67-1.77(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.08-2.22(4H,m),2.33(2H,t,J=7.0Hz),2.40(3H,s),2.74-2.83(1H,m),2.99-3.12(3H,m),3.14-3.21(2H,m),3.24-3.30(2H,m),3.56-3.77(6H,m),3.82(2H,s),4.41-4.51(1H,m),5.20(2H,q,J=18.9Hz),5.42(2H,s),5.54-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.15-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.69-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.06(1H,t,J=5.7Hz),8.13(1H,d,J=7.8Hz),8.21-8.34(3H,m),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1030,1032(M+H)
+.
【0333】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(2)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.48mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.019mL;抗体一分子に対して2.3当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co. LLC;0.098mL)と上記工程5の化合物を10mM含むDMSO溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.008mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.41mg/mL,抗体収量:8.5mg(68%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0334】
実施例3 抗体−薬物コンジュゲート(3)
【化56】
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【0335】
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.48mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(0.065mL)と実施例2工程5の化合物を10mM含むDMSO溶液(0.078mL;抗体一分子に対して9.2当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0155mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.55mg/mL,抗体収量:9.3mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.0。
【0336】
実施例4 中間体(4)
【化57】
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【0337】
工程1:tert-ブチル [2-(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエトキシ)エチル]カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(3.10g,5.47moL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エトキシ}酢酸(J. Med. Chem.,1992年,35巻,2928頁;1.55g,6.01mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(2.56g,73%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.26(9H,s),1.81-1.91(2H,m),2.13-2.22(2H,m),2.40(3H,s),3.08-3.26(4H,m),3.43-3.53(2H,m),4.00(1H,d,J=15.1Hz),4.05(1H,d,J=15.1Hz),5.14(1H,d,J=18.7Hz),5.22(1H,d,J=18.7Hz),5.40(1H,d,J=16.6Hz),5.44(1H,d,J=16.6Hz),5.59-5.66(1H,m),6.53(1H,s),6.86(1H,t,J=5.4Hz),7.31(1H,s),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.49(1H,d,J=9.1Hz).
MS(APCI)m/z:637(M+H)
+.
【0338】
工程2:2-(2-アミノエトキシ)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アセトアミド
上記工程1で得た化合物(1.50g,2.36moL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(1.50g,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.5Hz),1.81-1.92(2H,m),2.15-2.23(2H,m),2.41(3H,s),3.05(2H,t,J=5.1Hz),3.15-3.23(2H,m),3.71(2H,t,J=5.1Hz),4.10(2H,s),5.19(1H,d,J=18.7Hz),5.24(1H,d,J=18.7Hz),5.43(2H,s),5.58-5.66(1H,m),6.55(1H,s),7.33(1H,s),7.73-7.84(4H,m),8.55(1H,d,J=9.1Hz).
MS(APCI)m/z:537(M+H)
+.
【0339】
実施例5 抗体−薬物コンジュゲート(5)
【化58】
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【0340】
工程1:tert-ブチル 4-({N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシル}アミノ)ブタノエート
N
ε-(tert-ブトキシカルボニル)-N
α-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシン(1.00g,2.14mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.370g,3.20mmoL)、及び4-アミノブタン酸tert-ブチルエステル塩酸塩(0.830g,4.27mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.610g,3.20mmoL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.410mL,2.35mmoL)を加え、室温にて3日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物(1.35g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.14-1.42(4H,m),1.36(9H,s),1.37(9H,s),1.48-1.67(4H,m),2.18(2H,t,J=7.6Hz),2.84-2.93(2H,m),2.99-3.11(2H,m),3.84-3.94(1H,m),4.18-4.30(3H,m),6.76(1H,t,J=5.4Hz),7.33(2H,t,J=7.3Hz),7.39-7.45(3H,m),7.73(2H,dd,J=7.3,2.7Hz),7.85-7.92(3H,m).
【0341】
工程2:tert-ブチル 4-{[N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-L-リシル]アミノ}ブタノエート
上記工程1で得た化合物(1.35g,2.22mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(8.00mL)溶液に、ピペリジン(2.00mL)を加え、室温で1.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物を含む混合物を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0342】
工程3:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N-(4-tert-ブトキシ-4-オキソブチル)-L-リシンアミド
上記工程2で得た混合物(2.22mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(30.0mL)溶液に、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリン(1.13g,3.32mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.310g,2.66mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.550g,2.88mmoL)を加え、室温にて18時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、(0.363g,23%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.84(6H,t,J=6.0Hz),1.12-1.64(8H,m),1.34(9H,s),1.38(9H,s),1.90-2.04(1H,m),2.17(2H,t,J=7.3Hz),2.79-2.90(2H,m),2.99-3.09(2H,m),3.83-3.91(1H,m),4.08-4.44(4H,m),6.71(1H,t,J=5.4Hz),7.32(2H,t,J=7.3Hz),7.42(3H,t,J=7.3Hz),7.74(2H,t,J=7.0Hz),7.85-7.91(4H,m).
MS(ESI)m/z:709(M+H)
+.
【0343】
工程4:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N-(3-カルボキシプロピル)-L-リシンアミド
上記工程3で得た化合物(0.363mg,0.512mmoL)にギ酸(10.0mL)を加え、室温で4時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物のギ酸塩を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0344】
工程5:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N-(3-カルボキシプロピル)-L-リシンアミド
上記工程4で得た化合物(0.512mmoL)の1,4-ジオキサン(5.00mL)懸濁液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20.0mL)及びジtert-ブチルジカルボネート(0.178mL,0.769mmoL)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、10%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物(0.295g,88%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.84(6H,t,J=6.7Hz),1.13-1.39(4H,m),1.35(9H,s),1.48-1.62(4H,m),1.91-2.04(1H,m),2.20(2H,t,J=7.3Hz),2.80-2.89(2H,m),2.99-3.11(2H,m),3.87(1H,dd,J=8.5,6.7Hz),4.06-4.35(4H,m),6.71(1H,t,J=6.0Hz),7.32(2H,t,J=7.6Hz),7.39-7.46(3H,m),7.74(2H,t,J=7.6Hz),7.83-7.94(4H,m).
MS(ESI)m/z:653(M+H)
+
【0345】
工程6:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-リシンアミド
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.240g,0.452mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程5で得た化合物(0.295g,0.452mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.208g,43%)を淡橙色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1071(M+H)
+.
【0346】
工程7:L-バリル-N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-リシンアミド
上記工程6で得た化合物(0.208g,0.194mmoL)を、上記工程2と同様に反応させ、標記化合物を含む混合物を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0347】
工程8:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-バリル-N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-リシンアミド
上記工程7で得た混合物(0.194mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(110mL)溶液に、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(84.5mg,0.271mmoL)を加え、室温で17時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.133g,56%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.77(6H,t,J=5.7Hz),0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.14-1.71(10H,m),1.35(9H,s),1.77-1.95(3H,m),2.02-2.23(7H,m),2.40(3H,s),2.84(3H,q,J=6.4Hz),3.05(2H,d,J=6.7Hz),3.17(2H,s),3.26-3.39(3H,m),4.01-4.16(2H,m),5.15(1H,d,J=18.7Hz),5.24(1H,d,J=18.7Hz),5.36-5.48(2H,m),5.51-5.60(1H,m),6.52(1H,s),6.72(1H,t,J=6.0Hz),6.99(2H,s),7.31(1H,s),7.71-7.85(5H,m),8.41(1H,d,J=9.1Hz).
MS(ESI)m/z:1041(M+H)
+.
【0348】
工程9:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-バリル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-リシンアミド
上記工程8で得た化合物(0.110mg,0.106mmoL)のジクロロメタン(10.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(4.00mL)を加え、室温で5時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(70.0mg,64%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.76-0.81(6H,m),0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.12-1.31(4H,m),1.39-1.56(8H,m),1.57-1.74(3H,m),1.79-1.96(3H,m),2.06-2.18(7H,m),2.40(3H,s),2.70-2.80(2H,m),3.01-3.10(2H,m),3.13-3.22(2H,m),4.04(1H,t,J=7.6Hz),4.10-4.20(1H,m),5.15(1H,d,J=18.7Hz),5.24(1H,d,J=18.7Hz),5.36-5.47(2H,m),5.52-5.60(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.32(1H,s),7.61(3H,brs),7.75-7.88(4H,m),8.43(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:941(M+H)
+.
【0349】
工程10:抗体−薬物コンジュゲート(5)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程9で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:10.64mg/mL,抗体収量:7.4mg(59%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0350】
実施例6 抗体−薬物コンジュゲート(6)
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(6)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例5工程9で得た化合物を用いて、実施例2工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:10.41g/mL,抗体収量:7.3mg(58%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.9。
【0352】
実施例7 中間体(7)
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
工程1:tert-ブチル (3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(500mg,0.941mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-β-アラニンを用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(616mg,定量的)を黄茶色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.29(9H,s),1.86(2H,dt,J=15.1,7.3Hz),2.04-2.22(2H,m),2.31(2H,t,J=6.8Hz),2.40(3H,s),3.10-3.26(4H,m),5.15(1H,d,J=18.8Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,dd,J=18.8,16.4Hz),5.57(1H,dt,J=8.5,4.2Hz),6.53(1H,s),6.78(1H,t,J=5.5Hz),7.30(1H,s),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:607(M+H)
+.
【0354】
工程2:N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニンアミド
上記工程1で得た化合物を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(499mg,86%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.86(2H,dquin,J=14.6,7.2,7.2,7.2,7.2Hz),2.06-2.27(1H,m),2.41(3H,s),2.46-2.57(2H,m),3.08(2H,t,J=6.8Hz),3.14-3.24(2H,m),5.22(1H,d,J=18.8Hz),5.29(1H,d,J=18.8Hz),5.43(2H,s),5.58(1H,dt,J=8.5,4.5Hz),6.55(1H,s),7.32(1H,s),7.74(3H,brs),7.82(1H,d,J=11.0Hz),8.67(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:507(M+H)
+.
【0355】
実施例8 中間体(8)
【化61】
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【0356】
工程1:tert-ブチル (6-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-6-オキソヘキシル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.500g,0.882mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに6-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ヘキサン酸を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.620g,定量的)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:0.83(3H,t,J=7.8Hz),1.14-1.28(2H,m),1.31(9H,s),1.47-1.61(2H,m),1.75-1.89(2H,m),2.04-2.17(4H,m),2.35(3H,s),2.81-2.88(2H,m),3.09-3.16(2H,m),5.10(1H,d,J=19.4Hz),5.16(1H,d,J=19.4Hz),5.39(2H,s),5.48-5.55(1H,m),6.50(1H,s),6.73-6.78(1H,m),7.26(1H,s),7.74(1H,d,J=10.9Hz),8.39(1H,d,J=9.0Hz).
【0357】
工程2:6-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]ヘキサンアミド
上記工程1で得た化合物(0.397g,0.611mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(0.342g,84%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.2Hz),1.31-1.41(2H,m),1.52-1.70(4H,m),1.80-1.94(2H,m),2.05-2.18(2H,m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),2.40(3H,s),2.81(2H,t,J=7.4Hz),3.10-3.25(2H,m),3.33(2H,brs),5.18(1H,d,J=19.8Hz),5.22(1H,d,J=19.8Hz),5.41(2H,d,J=16.6Hz),5.45(2H,d,J=16.6Hz),5.53-5.60(1H,m),6.55(1H,s),7.32(1H,s),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.49(1H,d,J=9.2Hz).
【0358】
実施例9 中間体(9)
【化62】
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【0359】
工程1:2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチルアセテート
氷冷下、エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.500g,0.941mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(20.0mL)懸濁液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.492mL,2.82mmoL)及びアセトキシアセチルクロリド(0.121mL,1.13mmoL)を加え、室温にて1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(0.505g,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.81-1.92(2H,m),2.08(3H,s),2.08-2.22(2H,m),2.41(3H,s),3.14-3.21(2H,m),4.51(2H,dd,J=19.4,14.7Hz),5.22(2H,dd,J=40.1,19.0Hz),5.43(2H,s),5.56-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),8.67(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:536(M+H)
+.
【0360】
工程2:N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-2-ヒドロキシアセトアミド
上記工程1で得た化合物(0.504g,0.941mmoL)のメタノール(50.0mL)懸濁液に、テトラヒドロフラン(20.0mL)及び1規定水酸化ナトリウム水溶液(4.00mL,4.00mmoL)を加え、室温にて1時間攪拌した。1規定塩酸(5.00mL,5.00mmoL)を加えて反応を停止し、溶媒を減圧留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(0.412g,89%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.78-1.95(2H,m),2.09-2.28(2H,m),2.39(3H,s),3.07-3.27(2H,m),3.96(2H,d,J=6.0Hz),5.11-5.26(2H,m),5.42(2H,s),5.46-5.54(1H,m),5.55-5.63(1H,m),6.52(1H,s),7.30(1H,s),7.78(1H,d,J=10.9Hz),8.41(1H,d,J=9.1Hz).
MS(ESI)m/z:494(M+H)
+.
【0361】
実施例10 (実施例9の化合物の別途合成法)
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
工程1:N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-2-ヒドロキシアセトアミド
グリコール酸(0.0201g,0.27mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(1.0mL)に溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.0302g,0.27mmoL)、及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.0508g,0.27mmoL)を加えて1時間攪拌した。その反応溶液をエキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.1g,0.176mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.0mL)懸濁液に、トリエチルアミン(0.025mL,0.18mmoL)を加え、室温にて24時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=10:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.080g,92%)を淡黄色固体として得た。機器データは、実施例9工程2で得た化合物と同様であった。
【0363】
実施例11 抗体−薬物コンジュゲート(11)
【化64】
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【0364】
工程1:N-(3-スルファニルプロパノイル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例2工程2で得た化合物(84.0mg,0.100mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-メルカプトプロピオン酸N-スクシンイミジルを用いて実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(61.2mg,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.77-1.66(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.07-2.24(4H,m),2.31-2.47(3H,m),2.40(3H,s),2.59-2.69(2H,m),2.78(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),2.98-3.13(3H,m),3.14-3.23(2H,m),3.54-3.79(6H,m),4.40-4.50(1H,m),5.20(2H,dd,J=36.8,19.2Hz),5.36-5.47(2H,m),5.52-5.63(1H,m),6.54(1H,s),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.03-8.09(1H,m),8.13(1H,d,J=7.8Hz),8.19-8.29(2H,m),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:927(M+H)
+.
【0365】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(11)
抗体のSMCC誘導体化:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここにスクシンイミジル 4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(SMCC,Thermo FisherScientific Inc.)を27.6mM含むDMSO溶液(0.0125mL;抗体一分子に対して約5.1当量相当)とDMSO(0.0125mL)を室温で加え、室温で2時間反応させた。この反応液を共通操作D-2を用いた精製を行い、SMCC誘導体化された抗体を約10mg含む溶液を1.2mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(0.09mL)と上記工程1で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.03mL;抗体一分子に対して約5.8当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーター(MTR-103,アズワン株式会社)を用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.20mg/mL,抗体収量:7.2mg(72%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0366】
実施例12 抗体−薬物コンジュゲート(12)
【化65】
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【0367】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(12)
抗体のSMCC誘導体化:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここにスクシンイミジル 4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(SMCC,Thermo FisherScientific Inc.)を27.6mM含むDMSO溶液(0.025mL;抗体一分子に対して約10当量相当)を室温で加え、室温で2時間反応させた。この反応液を共通操作D-2を用いた精製を行い、SMCC誘導体化された抗体を約10mg含む溶液を1.2mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(0.06mL)と実施例11工程1で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.06mL;抗体一分子に対して約11.6当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーター(MTR-103,アズワン株式会社)を用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:2.36mg/mL,抗体収量:2.8mg(28%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.8。
【0368】
実施例13 抗体−薬物コンジュゲート(13)
【化66】
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【0369】
工程1:N-{8-[(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ]-8-オキソオクタノイル}グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例2工程2で得た化合物(84.0mg,0.100mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりにスベリン酸ジ(N-スクシンイミジル)を用いて実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(77.1mg,71%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.21-1.38(4H,m),1.43-1.50(2H,m),1.55-1.63(2H,m),1.68-1.76(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.07-2.22(6H,m),2.40(3H,s),2.60-2.67(2H,m),2.76-2.84(5H,m),2.97-3.22(5H,m),3.56-3.76(6H,m),4.40-4.50(1H,m),5.20(2H,q,J=18.8Hz),5.37-5.48(2H,m),5.53-5.62(1H,m),6.54(1H,s),7.15-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.04(1H,t,J=5.9Hz),8.09(1H,t,J=5.9Hz),8.14(1H,d,J=7.8Hz),8.26(1H,t,J=5.9Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1092(M+H)
+.
【0370】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(13)
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.33mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに、上記工程1にて得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.04mL;抗体一分子に対して約9当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーター(MTR-103,アズワン株式会社)を用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、標記抗体−薬物コンジュゲートを含有する溶液を3.5mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.20mg/mL,抗体収量:4.2mg(63%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.6。
【0371】
実施例14 抗体−薬物コンジュゲート(14)
【化67】
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【0372】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(14)
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.33mL)を1.5mLチューブに入れたのち、1Mリン酸水素二カリウム水溶液(NacalaiTesque,Inc.)を加え、pHを7.2に調整した。ここに、実施例14工程1にて得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.04mL;抗体一分子に対して約9当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーター(MTR-103,アズワン株式会社)を用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を3.5mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.09mg/mL,抗体収量:3.8mg(57%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.1。
【0373】
実施例15 抗体−薬物コンジュゲート(15)
【化68】
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【0374】
工程1:4-({N
5-カルバモイル-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-オルニチル}アミノ)ブタン酸tert-ブチルエステル
N-α-(9-フルオレニルメトキシカルボニル)-L-シトルリン(2.00g,5.03mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.869g,7.55mmoL)、及び4-アミノブタン酸tert-ブチルエステル塩酸塩(1.48g,7.55mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(40.0mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.45g,7.55mmoL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.877mL,5.03mmoL)を加え、室温にて3日間攪拌した。反応液を水に注ぎ、攪拌後、析出した不溶物をろ取して、標記化合物(2.70g,99%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.36(9H,s),1.44(6H,tt,J=44.0,13.2Hz),2.17(2H,t,J=7.4Hz),2.89-3.07(4H,m),3.85-3.95(1H,m),4.15-4.26(3H,m),5.37(2H,brs),5.93(1H,t,J=5.9Hz),7.31(2H,td,J=7.4,1.2Hz),7.40(2H,t,J=7.4Hz),7.47(1H,d,J=8.2Hz),7.72(2H,dd,J=7.4,2.7Hz),7.87-7.89(3H,m).
【0375】
工程2:tert-ブチル 4-[(N
5-カルバモイル-L-オルニチル)アミノ]ブタノエート
上記工程1で得た化合物(1.70g,3.16mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(20.0mL)溶液に、ピペリジン(1.56mL,15.8mmoL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0376】
工程3:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N-(4-tert-ブトキシ-4-オキソブチル)-N
5-カルバモイル-L-オルニチンアミド
上記工程2で得た化合物(3.16mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(40.0mL)溶液に、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリン(1.07g,3.16mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.363g,3.16mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.908g,4.73mmoL)を加え、室温にて11日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム/(クロロホルム:メタノール=9:1(v/v))=100/0-0/100]にて精製し、標記化合物(0.280g,14%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.82(6H,t,J=6.6Hz),1.36(9H,s),1.25-1.64(4H,m),1.86-2.06(1H,m),2.16(3H,t,J=7.4Hz),2.80-3.07(4H,m),3.86(1H,dd,J=8.8,6.8Hz),4.06-4.37(5H,m),5.35(2H,brs),5.90(1H,t,J=5.5Hz),7.31(2H,t,J=7.4Hz),7.37-7.44(3H,m),7.72(2H,t,J=6.6Hz),7.84-7.94(4H,m).
【0377】
工程4:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N
5-カルバモイル-N-(3-カルボキシプロピル)-L-オルニチンアミド
上記工程3で得た化合物(0.280g,0.439mmoL)のジクロロメタン(10.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(10.0mL)を加え、室温にて3日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物(0.212g,83%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.82(6H,t,J=6.8Hz),1.17-1.69(4H,m),1.87-2.01(1H,m),2.15-2.32(3H,m),2.83-3.09(4H,m),3.87(1H,dd,J=8.8,6.8Hz),4.08-4.37(5H,m),5.35(2H,brs),5.91(1H,brs),7.31(2H,t,J=7.4Hz),7.36-7.44(3H,m),7.72(2H,t,J=6.8Hz),7.85-7.94(4H,m),12.04(1H,brs).
【0378】
工程5:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-バリル-N
5-カルバモイル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-オルニチンアミド
上記工程4で得た化合物(0.212g,0.364mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(42.0mg,0.364mmoL)、及びエキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.194g,0.364mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.145g,0.547mmoL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(63.5μL,0.364mmoL)を加え、室温にて1日間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム/(クロロホルム:メタノール=9:1(v/v))=100/0-0/100]にて精製し、標記化合物(0.169g,46%)を淡黄色固体として得た。
MS(ES+APCI)m/z:999(M+H)
+.
【0379】
工程6:L-バリル-N
5-カルバモイル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-オルニチンアミド
上記工程5で得た化合物(0.169g,0.169mmoL)を、上記工程2と同様に反応させ、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0380】
工程7:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-バリル-N
5-カルバモイル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-オルニチンアミド
上記工程6で得た化合物(0.131g,0.169mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(78.2mg,0.254mmoL)を加え、室温で18時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム/(クロロホルム:メタノール=9:1(v/v))=100/0-0/100]にて精製し、標記化合物(52.0mg,40%)を淡橙色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.74(6H,t,J=6.6Hz),0.85(4H,t,J=7.2Hz),1.10-1.19(1H,m),1.19-1.36(1H,m),1.38-1.50(4H,m),1.50-1.62(1H,m),1.62-1.73(2H,m),1.77-1.94(4H,m),2.03-2.19(6H,m),2.38(3H,s),2.56(1H,s),2.82-2.95(2H,m),2.98-3.08(2H,m),3.09-3.21(2H,m),3.32(2H,q,J=8.2Hz),4.02-4.16(2H,m),5.18(2H,q,J=17.0Hz),5.34(2H,s),5.41(2H,s),5.50-5.58(1H,m),5.89(1H,t,J=6.3Hz),6.52(1H,s),6.98(2H,s),7.29(1H,s),7.73-7.88(4H,m),8.42(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ES+APCI)m/z:970(M+H)
+.
【0381】
工程8:抗体−薬物コンジュゲート(15)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程7で得た化合物を用いて実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.62mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.1。
【0382】
実施例16 抗体−薬物コンジュゲート(16)
【化69】
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【0383】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(16)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例15工程7で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.47mg/mL,抗体収量:8.8mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.8。
【0384】
実施例17 中間体(17)
【化70】
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【0385】
工程1:tert-ブチル (5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-オキソペンチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(500mg,0.941mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに5-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)吉草酸を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(571mg,96%)を黄茶色固体として得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
MS(ESI)m/z:635(M+H)
+.
【0386】
工程2:5-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]ペンタンアミド
上記工程1で得た化合物(558mg,0.879mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(363mg,64%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.52-1.71(4H,m),1.87(2H,tt,J=14.4,6.9Hz),2.07-2.18(2H,m),2.22(2H,t,J=7.0Hz),2.40(3H,s),2.76-2.88(2H,m),3.13-3.22(2H,m),5.18(1H,d,J=18.8Hz),5.24(1H,d,J=18.8Hz),5.43(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.55(1H,s),7.33(1H,s),7.65(3H,br.s.),7.81(1H,d,J=11.3Hz),8.49(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:535(M+H)
+.
【0387】
実施例18 中間体(18)
【化71】
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【0388】
工程1:tert-ブチル [(2S)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(300mg,0.564mmoL)を4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに(2S)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-メチルプロピオン酸及びN-ヒドロキシスクシンイミドの代わりに3H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-オールを用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(376mg,定量的)を淡白色固体として得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.01(3H,d,J=6.6Hz),1.16(9H,s),1.84(2H,tt,J=13.8,7.3Hz),2.02-2.21(2H,m),2.40(3H,s),2.44-2.55(1H,m),2.84-2.94(1H,m),3.07-3.23(3H,m),5.10(1H,d,J=18.8Hz),5.31(1H,d,J=18.8Hz),5.39(1H,d,J=16.4Hz),5.45(1H,d,J=16.4Hz),5.53-5.63(1H,m),6.54(1H,s),6.70(1H,t,J=5.5Hz),7.30(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.43(1H,d,J=9.0Hz).
【0389】
工程2:(2S)-3-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-2-メチルプロパンアミド
上記工程1で得た化合物を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(339mg,95%,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.17(3H,d,J=7.0Hz),1.86(2H,tt,J=14.4,7.3Hz),2.05-2.15(1H,m),2.15-2.24(1H,m),2.42(3H,s),2.63(1H,q,J=6.3Hz),2.82-2.91(1H,m),3.03-3.12(1H,m),3.14-3.23(2H,m),5.27(1H,d,J=19.2Hz),5.33(1H,d,J=18.8Hz),5.44(2H,s),5.50-5.58(1H,m),6.57(1H,s),7.33(1H,s),7.75(3H,br.s.),7.83(1H,d,J=10.9Hz),8.62(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:521(M+H)
+.
【0390】
実施例19 抗体−薬物コンジュゲート(19)
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0391】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2S)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
実施例18工程2で得た化合物(308mg,0.485mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(422mg,93%)を得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
【0392】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2S)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(419mg,91%,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.06(3H,d,J=7.0Hz),1.78-1.90(2H,m),2.05-2.19(2H,m),2.40(3H,s),2.57(1H,t,J=6.6Hz),2.73(1H,dd,J=13.7,10.2Hz),3.01(1H,dd,J=14.5,4.7Hz),3.10-3.22(2H,m),3.21-3.46(2H,m),3.57(2H,br.s.),3.61-3.75(3H,m),3.87(1H,dd,J=16.8,5.9Hz),4.47-4.58(1H,m),5.18(1H,d,J=18.8Hz),5.28(1H,d,J=19.2Hz),5.39(1H,d,J=16.0Hz),5.45(1H,d,J=16.0Hz),5.50-5.58(1H,m),6.55(1H,s),7.13-7.28(5H,m),7.33(1H,s),7.81(2H,d,J=10.6Hz),7.96(3H,br.s.),8.27-8.36(2H,m),8.48(1H,t,J=5.3Hz),8.53(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:839(M+H)
+.
【0393】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2S)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.105mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(27.0mg,25%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.05(3H,d,J=6.3Hz),1.11-1.26(3H,m),1.44(4H,quin,J=7.4Hz),1.77-1.90(2H,m),2.01-2.18(4H,m),2.39(3H,s),2.76(1H,dd,J=14.1,8.6Hz),2.99(1H,dd,J=14.3,4.5Hz),3.10-3.22(3H,m),3.22-3.38(3H,m),3.39-3.82(6H,m),4.38-4.47(1H,m),5.18(1H,d,J=18.8Hz),5.28(1H,d,J=18.8Hz),5.41(2H,d,J=6.6Hz),5.49-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.11-7.29(5H,m),7.32(1H,s),7.73(1H,t,J=5.5Hz),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.99(1H,t,J=5.7Hz),8.06(1H,t,J=5.3Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),8.25(1H,t,J=6.3Hz),8.52(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1032(M+H)
+.
【0394】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(19)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.59mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.7。
【0395】
実施例20 抗体−薬物コンジュゲート(20)
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(20)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例19工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.62mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.0。
【0397】
実施例21 中間体(21)
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
工程1:tert-ブチル [(2R)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(300mg,0.564mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに(2R)-3-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-メチルプロピオン酸及びN-ヒドロキシスクシンイミドの代わりに3H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-オールを用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(376mg,定量的)を淡白色固体として得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.06(3H,d,J=6.6Hz),1.38(9H,s),1.77-1.93(1H,m),2.09-2.18(2H,m),2.40(3H,s),2.44-2.55(1H,m),2.92-3.00(1H,m),3.09-3.22(3H,m),5.12(1H,d,J=19.2Hz),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.51-5.59(1H,m),6.54(1H,s),6.85(1H,t,J=5.5Hz),7.30(1H,s),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.44(1H,d,J=8.6Hz).
【0399】
工程2:(2R)-3-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-2-メチルプロパンアミド
上記工程1で得た化合物を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩として(376mg,92%,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.16(3H,d,J=7.0Hz),1.86(2H,tt,J=13.7,6.8Hz),2.12-2.24(2H,m),2.41(3H,s),2.67(1H,q,J=5.9Hz),2.82-2.93(1H,m),3.03-3.12(1H,m),3.13-3.22(2H,m),5.10(1H,d,J=18.8Hz),5.24(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.58(1H,dt,J=8.9,4.7Hz),6.55(1H,s),7.31(1H,s),7.79(3H,br.s.),7.82(1H,d,J=11.3Hz),8.73(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:521(M+H)
+.
【0400】
実施例22 抗体−薬物コンジュゲート(22)
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2R)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
実施例21工程2で得た化合物(296mg,0.466mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(398mg,91%)を得た。
これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
【0402】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2R)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(398mg,92%,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.09(3H,d,J=6.6Hz),1.79-1.92(2H,m),2.11-2.20(2H,m),2.40(3H,s),2.52-2.59(1H,m),2.76(1H,dd,J=13.7,10.2Hz),3.05(1H,dd,J=13.9,4.1Hz),3.12-3.19(2H,m),3.21(2H,t,J=6.5Hz),3.58(2H,br.s.),3.64-3.79(3H,m),3.87(1H,dd,J=16.6,5.7Hz),4.51-4.61(1H,m),5.13(1H,d,J=19.2Hz),5.19(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.52-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.15-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.91(1H,t,J=6.3Hz),7.96(3H,br.s.),8.31-8.38(2H,m),8.49(1H,t,J=5.5Hz),8.56(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:839(M+H)
+.
【0403】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2R)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-メチル-3-オキソプロピル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.105mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(27.0mg,25%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.09(3H,d,J=7.0Hz),1.13-1.26(3H,m),1.37-1.51(4H,m),1.77-1.92(2H,m),2.08(2H,t,J=7.4Hz),2.11-2.20(2H,m),2.39(3H,s),2.79(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.04(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.10-3.25(4H,m),3.28-3.38(2H,m),3.50-3.80(6H,m),4.42-4.54(1H,m),5.14(1H,d,J=19.6Hz),5.19(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.51-5.61(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.13-7.28(5H,m),7.30(1H,s),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.84(1H,t,J=5.9Hz),8.01(1H,t,J=5.7Hz),8.07(1H,t,J=5.3Hz),8.14(1H,d,J=7.8Hz),8.25(1H,d,J=10.9Hz),8.54(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1032(M+H)
+.
【0404】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(22)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.59mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.8。
【0405】
実施例23 抗体−薬物コンジュゲート(23)
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(23)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例22工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.59mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0407】
実施例24 中間体(24)
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
工程1:tert-ブチル (4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3,3-ジメチル-4-オキソブチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(300mg,0.564mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに4-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2,2-ジメチルブタン酸及びN-ヒドロキシスクシンイミドの代わりに3H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-オールを用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物を得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
【0409】
工程2:4-アミノ-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-2,2-ジメチルブタンアミドトリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(358mg,96%,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.21(3H,s),1.24(3H,s),1.74-1.93(4H,m),2.13(2H,q,J=6.6Hz),2.41(3H,d,J=1.6Hz),2.79-2.90(1H,m),3.09-3.25(2H,m),5.10(1H,d,J=18.4Hz),5.19(1H,d,J=18.4Hz),5.42(2H,s),5.55-5.63(1H,m),6.56(1H,s),7.33(1H,s),7.71(3H,brs),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.20(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:549(M+H)
+.
【0410】
実施例25 抗体−薬物コンジュゲート(25)
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3,3-ジメチル-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例24工程2で得た化合物(358mg,0.540mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物を得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
【0412】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3,3-ジメチル-4-オキソブチル)グリシンアミドトリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(576mg,定量的,2工程)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.20(3H,s),1.21(3H,s),1.64-1.71(2H,m),1.80-1.92(2H,m),2.09-2.18(2H,m),2.39(3H,d,J=1.2Hz),2.76(1H,dd,J=14.1,9.8Hz),3.05(2H,dd,J=14.1,4.3Hz),3.09-3.24(2H,m),3.54-3.60(2H,m),3.63-3.75(3H,m),3.82-3.91(2H,m),4.52-4.61(1H,m),5.12(1H,d,J=18.4Hz),5.18(1H,d,J=18.4Hz),5.42(2H,s),5.55-5.63(1H,m),6.55(1H,s),7.15-7.30(5H,m),7.32(1H,s),7.77-7.84(2H,m),7.97(3H,d,J=7.0Hz),8.16(1H,d,J=8.2Hz),8.29-8.37(2H,m),8.50(1H,t,J=5.5Hz).
MS(ESI)m/z:867(M+H)
+.
【0413】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3,3-ジメチル-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.102mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(24mg,22%)を固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.13-1.25(2H,m),1.20(3H,s),1.21(3H,s),1.39-1.52(4H,m),1.62-1.72(2H,m),1.86(2H,dt,J=14.2,6.8Hz),2.09(2H,t,J=7.4Hz),2.10-2.18(2H,m),2.39(3H,s),2.79(1H,dd,J=13.7,9.4Hz),2.98-3.08(2H,m),3.08-3.22(3H,m),3.29-3.39(2H,m),3.53-3.79(6H,m),4.41-4.52(1H,m),5.11(1H,d,J=18.8Hz),5.18(1H,d,J=18.4Hz),5.42(2H,s),5.53-5.64(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.03(1H,t,J=5.9Hz),8.06-8.19(3H,m),8.24(1H,t,J=6.1Hz).
MS(ESI)m/z:1060(M+H)
+.
【0414】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(25)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.44mg/mL,抗体収量:8.6mg(69%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0415】
実施例26 抗体−薬物コンジュゲート(26)
【化79】
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【0416】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(26)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例25工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.38mg/mL,抗体収量:8.3mg(66%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.1。
【0417】
実施例27 抗体−薬物コンジュゲート(27)
【化80】
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【0418】
工程1:9H-フルオレン-9-イルメチル(2-イソシアナートエチル)カーバメート
N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-β-アラニン(3.1g,10mmoL)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液を窒素雰囲気下で-15℃に冷却し、N-メチルモルホリン(1.2mL,11mmoL)、エチルクロロホルメート(1.1mL,11mmoL)を順次滴下し、-15℃にて10分間攪拌した。この溶液にアジ化ナトリウム(0.98g,15mmoL)水溶液(2mL)を-15℃にて滴下し、-15℃にて1時間攪拌した。反応液に5%炭酸ナトリウム水を加えた後、メチレンクロライドで抽出し、有機層を10%クエン酸、次いで水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた残留物(無色固体)をトルエン(50mL)に溶解し、65℃にて1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物(無色固体)は精製することなく次の反応に用いた。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:3.30-3.38(2H,m),3.41-3.47(2H,m),4.21(1H,t,J=6.6Hz),4.42(2H,d,J=7.0Hz),5.03(1H,brs),7.31(2H,t,J=7.4Hz),7.39(2H,t,J=7.4Hz),7.57(2H,d,J=7.4Hz),7.75(2H,d,J=7.4Hz).
【0419】
工程2:9H-フルオレン-9-イルメチル[2-({[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}アミノ)エチル]カーバメート
上記工程1で得た化合物(0.36g,1.2mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)溶液にエキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.55g,0.97mmoL)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.33mL,1.9mmoL)を加え、50℃にて1時間攪拌した後、10%硫酸水素カリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=10:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.79g,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.82(2H,t,J=7.2Hz),1.73-1.86(2H,m),2.00-2.20(2H,m),2.35(3H,s),3.00-3.16(5H,m),3.17-3.27(1H,m),4.11-4.27(3H,m),5.08(1H,d,J=19.2Hz),5.26-5.38(4H,m),5.97-6.03(1H,m),6.51(1H,s),6.67(1H,d,J=9.0Hz),7.24-7.30(2H,m),7.32-7.39(3H,m),7.62(2H,t,J=7.4Hz),7.72-7.82(3H,m).
MS(APCI)m/z:744(M+H)
+.
【0420】
工程3:1-(2-アミノエチル)-3-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]ウレア
上記工程2で得た化合物(0.744g,1.00mmoL)を、実施例15工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.452g,87%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.65(3H,t,J=7.2Hz),1.50-2.35(3H,m),2.23(3H,s),2.84-3.07(4H,m),3.11-3.22(1H,m),3.42-3.76(3H,m),4.40-4.46(1H,m),4.53-4.73(2H,m),4.81(1H,d,J=19.9Hz),5.24-5.35(1H,m),6.12(1H,s),6.39-6.47(1H,m),6.56(1H,d,J=9.8Hz),7.38(1H,d,J=10.6Hz),7.71(1H,s),8.17(1H,s).
【0421】
工程4:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[2-({[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}アミノ)エチル]グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(0.452g,0.867mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.510g,63%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.77-1.94(2H,m),2.08-2.24(2H,m),2.39(3H,s),2.71-2.82(1H,m),2.98-3.80(13H,m),4.40-4.55(1H,m),5.16-5.49(5H,m),6.06-6.11(1H,m),6.53(1H,s),6.77(1H,d,J=8.6Hz),6.96-7.03(1H,m),7.14-7.27(5H,m),7.32(1H,s),7.78(1H,d,J=11.0Hz),7.83-7.95(2H,m),8.15(1H,s),8.29(1H,s).
【0422】
工程5:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[2-({[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}アミノ)エチル]グリシンアミド
上記工程4で得た化合物(0.510g,0.543mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.351g,77%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.79-1.92(2H,m),2.04-2.24(2H,m),2.39(3H,s),2.76(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.03-3.18(7H,m),3.58(2H,brs),3.62-3.91(4H,m),4.50-4.58(1H,m),5.17-5.49(5H,m),6.08-6.15(1H,m),6.54(1H,s),6.79(1H,d,J=9.0Hz),7.13-7.30(5H,m),7.32(1H,s),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.91-8.03(3H,m),8.34(2H,d,J=7.4Hz),8.49(1H,t,J=5.7Hz).
【0423】
工程6:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[2-({[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}アミノ)エチル]グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(84.0mg,0.100mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(75.6mg,73%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.12-1.22(2H,m),1.40-1.51(4H,m),1.79-1.93(2H,m),2.03-2.22(4H,m),2.38(3H,s),2.47-3.38(11H,m),3.54-3.76(6H,m),4.42-4.52(1H,m),5.14-5.49(5H,m),6.07-6.12(1H,m),6.53(1H,s),6.77(1H,d,J=9.0Hz),6.99(1H,s),7.19(5H,dd,J=22.1,6.5Hz),7.31(1H,s),7.78(1H,d,J=10.6Hz),7.84-7.88(1H,m),7.99-8.10(2H,m),8.14(1H,d,J=7.8Hz),8.23-8.29(1H,m).
MS(ESI)m/z:1033(M+H)
+.
【0424】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(27)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.65mg/mL,抗体収量:9.9mg(79%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.2。
【0425】
実施例28 抗体−薬物コンジュゲート(28)
【化81】
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【0426】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(28)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例27工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.83mg/mL,抗体収量:11.0mg(88%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.4。
【0427】
実施例29 抗体−薬物コンジュゲート(29)
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
工程1:tert-ブチル (2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}エチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.541g,1.00mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解し、クロロホルム(100mL)、メタノール(100mL)、tert-ブチル N-(2-オキソエチル)カーバメート(0.238g,1.5mmoL)、酢酸(0.086mL,1.5mmoL)を加えた。この溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(316mg,1.5mmoL)を加えて室温にて12時間攪拌した。反応液に水を加えた後、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=10:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.20g,34%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.96(4H,t,J=7.3Hz),1.44(9H,s),1.88-2.03(2H,m),2.04-2.14(1H,m),2.23-2.37(1H,m),2.47(3H,s),2.73-2.82(1H,m),2.86-2.94(1H,m),3.08-3.17(3H,m),3.25-3.34(1H,m),4.31-4.36(1H,m),5.48(2H,s),5.52(2H,s),6.62(1H,s),6.85-6.90(1H,m),7.40(1H,s),7.84(1H,d,J=10.7Hz).
MS(APCI)m/z:579(M+H)
+.
【0429】
工程2:(1S,9S)-1-[(2-アミノエチル)アミノ]-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-1,2,3,9,12,15-ヘキサヒドロ-10H,13H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-10,13-ジオン
上記工程1で得た化合物(0.174g,0.300mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の反応に用いた。
【0430】
工程3:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}エチル)グリシンアミド
上記工程2で得た粗生成物を、実施例2工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の反応に用いた。
【0431】
工程4:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}エチル)グリシンアミド
上記工程3で得た粗生成物を、実施例2工程2と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の反応に用いた。
【0432】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}エチル)グリシンアミド
上記工程4で得た粗生成物を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(42.2mg,14%,4工程)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.11-1.20(2H,m),1.38-1.50(4H,m),1.79-1.92(2H,m),2.02-2.25(5H,m),2.38(3H,s),2.69-3.39(10H,m),3.53-3.77(6H,m),4.21-4.31(1H,m),4.42-4.51(1H,m),5.31-5.55(4H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.12-7.28(5H,m),7.32(1H,s),7.65-7.71(1H,m),7.75(1H,d,J=10.9Hz),7.98-8.10(2H,m),8.16(1H,d,J=7.4Hz),8.39(1H,t,J=6.1Hz).
MS(ESI)m/z:990(M+H)
+.
【0433】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(29)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程5で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.75mg/mL,抗体収量:10.5mg(84%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0434】
実施例30 抗体−薬物コンジュゲート(30)
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(30)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例29工程5で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.70mg/mL,抗体収量:10.2mg(82%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.6。
【0436】
実施例31 抗体−薬物コンジュゲート(31)
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
工程1:ジtert-ブチル (4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}ブチル)イミドジカーボナート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(2.13g,4.00mmoL)を、tert-ブチル N-(2-オキソエチル)カーバメートの代わりにジtert-ブチル (4-オキソブチル)イミドジカルボネートを用いて実施例29工程1と同様に反応させ、標記化合物(1.73g,61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(4H,t,J=7.2Hz),1.39(18H,s),1.60-1.34(4H,m),1.80-1.93(2H,m),1.96-2.05(1H,m),2.19-2.30(1H,m),2.37(3H,s),2.61-2.71(1H,m),2.73-2.83(1H,m),2.96-3.06(1H,m),3.17-3.26(1H,m),3.42-3.51(2H,m),4.19-4.25(1H,m),5.29-5.46(4H,m),6.52(1H,s),7.30(1H,s),7.74(1H,d,J=11.3Hz).
【0438】
工程2:(1S,9S)-1-[(4-アミノブチル)アミノ]-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-1,2,3,9,12,15-ヘキサヒドロ-10H,13H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-10,13-ジオン
上記工程1で得た化合物(0.283g,0.400mmoL)を、実施例1の工程2と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の工程に用いた。
【0439】
工程3:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}ブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た粗生成物を、実施例2工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の反応に用いた。
【0440】
工程4:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}ブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た粗生成物を、実施例2工程2と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに、次の反応に用いた。
【0441】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}ブチル)グリシンアミド
上記工程4で得た粗生成物を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(53.7g,13%,4工程)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.14-1.28(2H,m),1.40-1.56(8H,m),1.81-1.92(2H,m),1.97-2.28(5H,m),2.37(3H,s),2.46-3.42(10H,m),3.51-3.80(6H,m),4.19-4.26(1H,m),4.41-4.50(1H,m),5.29-5.48(4H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.09-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.61-7.69(1H,m),7.74(1H,d,J=11.3Hz),7.99-8.17(3H,m),8.24(1H,s).
MS(ESI)m/z:1018(M+H)
+.
【0442】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(31)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程5で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.81mg/mL,抗体収量:10.9mg(87%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0443】
実施例32 抗体−薬物コンジュゲート(32)
【化85】
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【0444】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(32)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例31工程5で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.77mg/mL,抗体収量:10.6mg(85%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.6。
【0445】
実施例33 中間体(33)
【化86】
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【0446】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}グリシナート
tert-ブチル N-(2-アミノエチル)カーバメート(3.00g,18.7mmoL)をアセトニトリル(10.0mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.59g,18.7mmoL)、及びベンジル 2-ブロモアセテート(1.46mL,9.36mmoL)を加え、室温にて1日間攪拌した。その反応溶液をろ過し、得られたろ液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(1.71g,59%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),2.72(2H,t,J=5.7Hz),3.19(2H,q,J=5.7Hz),3.43(2H,s),4.68(1H,s),5.16(2H,s),7.34-7.36(6H,m).
MS(APCI)m/z:309(M+H)
+.
【0447】
工程2:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシナート
上記工程1で得た化合物(0.370g,1.19mmoL)を1,4-ジオキサン(5.00mL)に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(2.00mL,11.9mmoL)、及びクロロギ酸9-フルオレニルメチル(1.23g,4.76mmoL)を加え、室温にて3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[ヘキサン〜ヘキサン/酢酸エチル=1:1(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(0.479g,76%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.40-1.43(9H,m),2.99-3.25(2H,m),3.34-3.40(2H,m),3.95-4.01(2H,m),4.08-4.24(1H,m),4.38(1H,d,J=6.6Hz),4.52(1H,d,J=6.3Hz),5.10-5.16(2H,m),7.24-7.41(9H,m),7.50(1H,d,J=7.4Hz),7.56(1H,d,J=7.4Hz),7.73(1H,d,J=7.4Hz),7.76(1H,d,J=7.4Hz).
【0448】
工程3:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシン
上記工程2で得た化合物(461mg,0.868mmoL)をメタノール(5.00mL)に溶解した。触媒量のパラジウム炭素触媒を加え、水素雰囲気下にて1時間攪拌した。セライト層を通してろ過し、ろ液を減圧下で溶媒留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、無色油状の標記化合物(236mg,62%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.36(9H,s),3.00-3.02(1H,m),3.24-3.27(2H,m),3.41-3.43(1H,m),3.67-3.69(1H,m),3.90-3.95(2H,m),4.17-4.20(1H,m),4.34-4.43(2H,m),7.29-7.33(4H,m),7.52-7.54(2H,m),7.71(2H,d,J=7.0Hz).
MS(APCI)m/z:439(M-H)
−.
【0449】
工程4:9H-フルオレン-9-イルメチル{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(230mg,0.435mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程3で得た化合物(228mg,0.519mmoL)を用いて実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(336mg,90%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.89-0.97(3H,m),1.35-1.40(9H,m),1.77-1.79(2H,m),2.16-2.23(2H,m),2.29(3H,s),2.62(1H,s),3.12-3.22(4H,m),3.36-3.52(1H,m),3.88-4.17(3H,m),4.32-4.36(2H,m),4.67-4.81(2H,m),5.03-5.38(2H,m),5.59(1H,dd,J=20.1,15.1Hz),6.69(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,dt,J=28.0,7.5Hz),7.16-7.57(6H,m),7.69(1H,d,J=7.4Hz),7.96(1H,s).
MS(APCI)m/z:858(M+H)
+.
【0450】
工程5:9H-フルオレン-9-イルメチル(2-アミノエチル)(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)カーバメート
上記工程4で得た化合物(347mg,0.404mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(307mg,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.05(3H,t,J=7.4Hz),1.85-1.92(2H,m),2.29-2.32(2H,m),2.45(3H,s),2.82-2.84(1H,m),3.25-3.28(2H,m),3.58-3.65(1H,m),3.98-4.12(3H,m),4.30-4.33(2H,m),4.55-4.62(2H,m),4.89-5.41(4H,m),5.60-5.72(1H,m),6.83(1H,t,J=7.4Hz),7.12-7.19(1H,m),7.30-7.65(7H,m),7.81(1H,d,J=7.4Hz).
MS(APCI)m/z:758(M+H)
+.
【0451】
工程6:N
2-(2-アミノエチル)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(191mg,0.253mmoL)を、実施例15工程6と同様に反応させ、標記化合物(97.7mg,72%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.84-1.87(2H,m),2.16-2.17(2H,m),2.38(3H,s),2.76(2H,t,J=5.5Hz),2.86-2.87(2H,m),3.00-3.02(2H,m),3.17-3.18(2H,m),3.26-3.28(2H,m),3.35(2H,br.s),5.19(2H,s),5.42(2H,s),5.58-5.60(1H,m),7.31(1H,s),7.78(1H,d,J=11.0Hz),8.57(1H,d,J=9.0Hz).
MS(APCI)m/z:758(M+H)
+.
【0452】
実施例34 抗体−薬物コンジュゲート(34)
【化87】
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【0453】
工程1:tert-ブチル N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシナート
N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニン(特開2002-60351;5.43g,10.8mmoL)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.93g,21.7mmoL)及びグリシンtert-ブチル塩酸塩(2.72g,16.2mmoL)、トリエチルアミン(3.02mL,21.7mmoL)のジクロロメタン(50.0mL)溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(4.15g,21.7mmoL)を加え、室温にて20時間攪拌した。10%クエン酸水溶液(100mL)を加え、クロロホルム(100mL)で3回抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(6.02g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:1.40(9H,s),2.76(1H,dd,J=13.7,10.6Hz),3.05(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.55-3.80(6H,m),4.21-4.31(3H,m),4.52(1H,td,J=9.3,3.4Hz),7.19-7.26(5H,m),7.32(2H,t,J=7.4Hz),7.42(2H,t,J=7.4Hz),7.60(1H,t,J=5.9Hz),7.71(2H,d,J=7.0Hz),7.89(2H,d,J=7.8Hz),8.00(1H,t,J=5.3Hz),8.14(1H,d,J=8.2Hz),8.39(1H,t,J=5.7Hz).
MS(APCI)m/z:615(M+H)
+.
【0454】
工程2:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン
上記工程1で得た化合物(5.00g,8.13mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(4.47g,98%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:2.76(1H,dd,J=13.7,10.2Hz),3.05(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.55-3.79(7H,m),4.21-4.30(3H,m),4.54(1H,td,J=9.0,3.7Hz),7.16-7.25(5H,m),7.33(2H,t,J=7.4Hz),7.42(2H,t,J=7.4Hz),7.59(1H,t,J=5.7Hz),7.71(2H,d,J=7.4Hz),7.89(2H,d,J=7.4Hz),8.00(1H,t,J=5.3Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),8.38(1H,t,J=5.7Hz).
MS(APCI)m/z:559(M+H)
+.
【0455】
工程3:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(2-{(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)グリシンアミド
実施例33工程5で得た化合物(200mg,0.264mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシンの代わりに上記工程2で得た化合物(177mg,0.317mmoL)を用いて実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(297mg,87%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.80-0.86(3H,m),1.75-1.82(2H,m),2.10-2.12(2H,m),2.35-2.38(4H,m),2.75-2.81(2H,m),3.00-3.17(7H,m),3.58-3.86(8H,m),4.18-4.28(4H,m),4.47-4.49(1H,m),5.14-5.23(2H,m),5.33-5.38(2H,m),5.56-5.58(1H,m),6.52-6.53(1H,m),7.17-7.43(17H,m),7.59-7.62(2H,m),7.69-7.71(2H,m),7.80-7.90(4H,m),8.01-8.03(1H,m),8.14-8.16(1H,m),8.29-8.32(1H,m),8.50-8.54(1H,m).
MS(APCI)m/z:1298(M+H)
+.
【0456】
工程4:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(297mg,0.229mmoL)を、実施例5工程2と同様に反応させ、標記化合物(95.6mg,49%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.82-1.89(2H,m),2.15-2.17(2H,m),2.29-2.31(1H,m),2.38(3H,s),2.60(2H,t,J=6.1Hz),2.76(1H,dd,J=15.1,11.1Hz),3.00(1H,dd,J=14.1,4.3Hz),3.15-3.18(5H,m),3.27-3.46(3H,m),3.55-3.80(6H,m),4.46(1H,dd,J=8.2,4.3Hz),5.20(2H,s),5.43(2H,s),5.58(1H,d,J=7.8Hz),6.54(1H,s),7.19-7.24(5H,m),7.31(1H,s),7.74-7.78(2H,m),8.23-8.31(3H,m),8.51(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:854(M+H)
+.
【0457】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程4で得た化合物(90.0mg,0.105mmoL)を、実施例15工程6と同様に反応させ、標記化合物(60.1mg,55%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.81(3H,t,J=7.2Hz),1.13-1.14(2H,m),1.39-1.40(4H,m),1.78-1.82(2H,m),2.03(2H,t,J=7.2Hz),2.09-2.12(2H,m),2.31(3H,s),2.57-2.59(2H,m),2.72-2.75(1H,m),2.92-2.96(1H,m),3.08-3.30(8H,m),3.57-3.65(6H,m),4.38-4.39(1H,m),5.12(2H,s),5.36(2H,s),5.51-5.53(1H,m),6.48(1H,s),6.93(2H,s),7.13-7.18(5H,m),7.24(1H,s),7.62(1H,t,J=5.9Hz),7.71(1H,d,J=10.9Hz),7.89(1H,s),7.97(1H,t,J=5.5Hz),8.04(1H,t,J=5.7Hz),8.08(1H,d,J=7.8Hz),8.19(1H,t,J=5.5Hz),8.43(1H,d,J=9.0Hz).
MS(APCI)m/z:1047(M+H)
+.
【0458】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(34)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程5で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.51mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.2。
【0459】
実施例35 抗体−薬物コンジュゲート(35)
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(35)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例34工程5で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.58mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.9。
【0461】
実施例36 中間体(36)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-メチルグリシナート
実施例33工程1で得た化合物(335mg,1.09mmoL)をジクロロメタン(5.00mL)に溶解した。ジイソプロピルエチルアミン(0.379mL,2.18mmoL)、及びヨードメタン(0.102mL,1.63mmoL)を加えて室温にて1日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(319mg,91%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),2.37(3H,s),2.63(2H,t,J=5.9Hz),3.19(2H,q,J=5.3Hz),3.32(2H,s),5.15(2H,s),7.31-7.33(5H,m).
MS(APCI)m/z:323(M+H)
+.
【0463】
工程2:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-メチルグリシン
上記工程1で得た化合物(319mg,0.990mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(203mg,88%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.42(9H,s),2.91(3H,br.s),3.28(2H,br.s),3.51(2H,br.s),3.70(2H,br.s).
MS(APCI)m/z:233(M+H)
+.
【0464】
工程3:tert-ブチル {2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(メチル)アミノ]エチル}カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(385mg,0.724mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程2で得た化合物(202mg,0.869mmoL)を用いて実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(332mg,71%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.8Hz),1.37(9H,s),1.83-1.90(2H,m),2.11-2.14(2H,m),2.33(3H,s),2.39(3H,s),2.92-3.59(8H,m),4.26(1H,s),5.21(1H,s),5.27(1H,s),5.38(2H,s),5.55(1H,s),6.53(1H,s),7.30(1H,s),7.76(1H,d,J=10.9Hz),8.57(1H,d,J=9.0Hz).
MS(APCI)m/z:650(M+H)
+.
【0465】
工程4:N
2-(2-アミノエチル)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
2-メチルグリシンアミド
上記工程3で得た化合物(340mg,0.523mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(289mg,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.86(2H,tt,J=21.1,7.1Hz),2.16-2.24(2H,m),2.40(3H,s),2.59(2H,br.s),3.08(3H,br.s),3.17-3.19(2H,m),3.70(4H,br.s),5.21(1H,d,J=18.8Hz),5.27(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.60-5.64(1H,m),6.57(1H,br.s),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.95(3H,br.s),8.88(1H,br.s).
MS(APCI)m/z:550(M+H)
+.
【0466】
実施例37 抗体−薬物コンジュゲート(37)
【化90】
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【0467】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例36工程4で得た化合物(200mg,0.364mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(140mg,40%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.36(9H,s),1.81-1.84(2H,m),2.15-2.18(2H,m),2.28(3H,s),2.37(3H,s),2.90-3.22(7H,m),3.40-3.86(9H,m),4.37-4.38(1H,m),5.20(2H,s),5.42(2H,s),5.56-5.59(1H,m),6.53(1H,s),7.01(1H,t,J=6.1Hz),7.17-7.25(5H,m),7.30(1H,s),7.62(1H,t,J=5.7Hz),7.78(1H,d,J=10.9Hz),7.92(1H,t,J=5.5Hz),8.15-8.24(2H,m),8.45(1H,d,J=9.0Hz).
MS(APCI)m/z:968(M+H)
+.
【0468】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(140mg,0.145moL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(113mg,90%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.85-1.88(2H,m),2.20-2.29(2H,m),2.42(3H,s),2.75-2.77(2H,m),2.89(3H,s),3.01-3.04(2H,m),3.34-3.45(4H,m),3.56-3.57(4H,m),3.64-3.72(4H,m),3.85(2H,dd,J=14.3,5.7Hz),4.54-4.59(1H,m),5.24(1H,d,J=18.0Hz),5.34(1H,d,J=20.3Hz),5.43(2H,s),5.62-5.68(1H,m),6.58(1H,s),7.19-7.27(5H,m),7.33(1H,s),7.84(1H,d,J=10.9Hz),7.98(3H,br.s),8.33(1H,d,J=8.2Hz),8.41(1H,s),8.50(1H,t,J=5.3Hz).
MS(APCI)m/z:868(M+H)
+.
【0469】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(110mg,0.126mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(41.1mg,31%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,s),1.17-1.19(2H,m),1.44-1.47(6H,m),1.83-1.85(2H,m),2.08-2.16(3H,m),2.27-2.30(2H,m),2.38(3H,s),2.59(3H,s),2.78-2.80(2H,m),2.91(2H,s),3.17(4H,s),3.55(7H,t,J=40.5Hz),4.37-4.40(1H,m),5.21(2H,s),5.42(2H,s),5.56-5.59(1H,m),6.52(1H,s),6.99(2H,s),7.17-7.21(5H,m),7.31(1H,s),7.61(1H,s),7.78(1H,d,J=9.8Hz),8.01-8.08(2H,m),8.20(1H,s),8.32(1H,s),8.45(1H,s).
MS(APCI)m/z:1061(M+H)
+.
【0470】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(37)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.46mg/mL,抗体収量:8.8mg(60%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.1。
【0471】
実施例38 抗体−薬物コンジュゲート(38)
【化91】
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【0472】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(38)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例37工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.44mg/mL,抗体収量:8.6mg(69%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.1。
【0473】
実施例39 中間体(39)
【化92】
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【0474】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]グリシナート
実施例33工程1で得た化合物(299mg,0.970mmoL)をジメチルホルムアミド(5.00mL)に溶解した。炭酸カリウム(268mg,1.94mmoL)、及び2-(2-ブロモエトキシ)テトラヒドロピラン(0.232mL,1.45mmoL)を加え、60℃にて3日間攪拌した。その反応溶液をろ過し、得られたろ液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[ヘキサン:酢酸エチル=9:1(v/v)〜ヘキサン:酢酸エチル=1:1(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(121mg,29%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),1.47-1.81(6H,m),2.80-2.83(2H,m),2.89(2H,t,J=5.5Hz),3.17(2H,s),3.46(2H,dq,J=18.5,4.4Hz),3.52(2H,s),3.76-3.86(2H,m),4.58(1H,t,J=3.5Hz),5.14(2H,s),5.47(1H,br.s),7.31-7.35(5H,m).
MS(APCI)m/z:437(M+H)
+.
【0475】
工程2:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]グリシン
上記工程1で得た化合物(823mg,1.89mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(616mg,94%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),1.54-1.81(6H,m),3.28-3.67(8H,m),3.74-4.00(4H,m),4.62(1H,s),6.35(1H,s),9.76(1H,s).
MS(APCI)m/z:347(M+H)
+.
【0476】
工程3:tert-ブチル (2-{(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]アミノ}エチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(780mg,1.47mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程2で得た化合物(610mg,1.76mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(874mg,78%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,s),1.29-1.59(15H,m),1.84-1.87(2H,m),2.16-2.18(2H,m),2.40(3H,s),2.62-2.97(6H,m),3.48-3.81(8H,m),4.34-4.56(1H,m),5.20(2H,s),5.42(2H,s),5.60(1H,s),6.55(1H,s),6.69(1H,s),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=10.6Hz),8.32(1H,s).
MS(APCI)m/z:764(M+H)
+.
【0477】
工程4:N
2-(2-アミノエチル)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
2-(2-ヒドロキシエチル)グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(707mg,0.926mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(524mg,98%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.81-1.91(2H,m),2.17-2.18(2H,m),2.39(3H,s),2.75-3.00(6H,m),3.34-4.02(6H,m),5.23(2H,s),5.42(2H,s),5.57-5.59(1H,m),6.56(1H,s),7.31(1H,s),7.70-7.84(4H,m),8.69-8.77(1H,m).
MS(APCI)m/z:580(M+H)
+.
【0478】
実施例40 抗体−薬物コンジュゲート(40)
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例39工程4で得た化合物(200mg,0.345mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(198mg,57%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.38(9H,s),1.84-1.87(2H,m),2.12-2.14(2H,m),2.33-2.38(2H,m),2.40(3H,s),3.16-3.17(8H,m),3.54-3.60(3H,m),3.62-3.65(2H,m),3.73-3.78(2H,m),3.86(2H,d,J=5.9Hz),4.10-4.12(1H,m),4.52-4.55(2H,m),5.22(2H,s),5.43(2H,s),5.57-5.59(1H,m),6.54(1H,s),7.01(1H,s),7.18-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.89-7.92(2H,m),8.17-8.19(2H,m),8.49-8.51(2H,m).
MS(APCI)m/z:998(M+H)
+.
【0480】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(198mg,0.198mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(59.5mg,34%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.85-1.86(2H,m),2.16-2.33(2H,m),2.40(3H,s),2.80-2.94(8H,m),3.34-4.11(10H,m),4.53-4.56(2H,m),5.26-5.28(2H,m),5.43(2H,s),5.59-5.61(1H,m),6.57(1H,s),7.21-7.24(5H,m),7.33(1H,s),7.82(1H,d,J=10.9Hz),7.99(4H,br.s),8.33-8.36(2H,m),8.49-8.51(2H,m).
MS(APCI)m/z:898(M+H)
+.
【0481】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.111mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(33.0mg,27%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.16-1.19(2H,m),1.45-1.48(4H,m),1.83-1.85(2H,m),2.09-2.17(4H,m),2.36(3H,s),2.70-2.96(2H,m),3.14-3.76(20H,m),4.39-4.41(1H,m),4.47-4.50(1H,m),5.14(1H,d,J=19.2Hz),5.24(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.57-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.19-7.23(5H,m),7.30(1H,s),7.58(1H,s),7.75(1H,d,J=10.9Hz),8.01-8.03(1H,m),8.10-8.12(2H,m),8.21-8.23(1H,m),8.49(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1091(M+H)
+.
【0482】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(40)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.54mg/mL,抗体収量:9.2mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.8。
【0483】
実施例41 抗体−薬物コンジュゲート(41)
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(41)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例40工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.54mg/mL,抗体収量:9.2mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0485】
実施例42 中間体(42)
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
工程1:ベンジルtert-ブチル 2,2'-({2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}イミノ)ジアセテート
実施例33工程1で得た化合物(0.753g,2.44mmoL)をジクロロメタン(10.0mL)に溶解した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.851mL,4.89mmoL)、及びtert-ブチル 2-ブロモアセテート(0.541mL,3.66mmoL)を加えて1日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[ヘキサン:酢酸エチル=90:10-0:100(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(0.614g,60%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),1.45(9H,s),2.84(2H,t,J=5.7Hz),3.15(2H,q,J=5.3Hz),3.42(2H,s),3.58(2H,s),5.13(2H,d,J=4.7Hz),5.62(1H,s),7.30-7.38(5H,m).
MS(APCI)m/z:423(M+H)
+.
【0487】
工程2:[{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)アミノ]酢酸
上記工程1で得た化合物(0.614g,1.45mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(0.469g,97%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),2.95(2H,s),3.24(2H,s),3.57(4H,s),5.79(1H,s),10.68(1H,brs).
MS(APCI)m/z:333(M+H)
+.
【0488】
工程3:tert-ブチル [{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]アセテート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(620mg,1.17mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程2で得た化合物(465mg,1.40mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(666mg,76%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.01(3H,t,J=7.0Hz),1.14(9H,s),1.37(9H,s),1.94(2H,q,J=6.9Hz),2.24-2.26(1H,m),2.35(3H,s),2.45-2.48(1H,m),2.75-2.86(2H,m),3.16-3.21(3H,m),3.34-3.46(3H,m),3.52(1H,d,J=17.2Hz),3.62(1H,d,J=17.6Hz),4.66(1H,d,J=18.8Hz),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.32(1H,d,J=16.0Hz),5.56(1H,d,J=16.0Hz),5.70-5.76(1H,m),6.51-6.57(1H,m),7.44(1H,d,J=10.6Hz),7.50(1H,s),8.04(2H,brs).
MS(APCI)m/z:750(M+H)
+.
【0489】
工程4:[(2-アミノエチル)(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]酢酸
上記工程3で得た化合物(587mg,0.783mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(477mg,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.96(3H,t,J=7.2Hz),1.90(2H,q,J=7.0Hz),2.07-2.09(1H,m),2.28(3H,s),2.38-2.40(1H,m),3.02-3.23(6H,m),3.56-3.67(4H,m),4.71(1H,d,J=18.4Hz),5.02(1H,d,J=18.4Hz),5.28(1H,d,J=16.0Hz),5.49(1H,d,J=16.4Hz),5.63-5.65(1H,m),7.32(1H,d,J=10.6Hz),7.44(1H,s).
MS(APCI)m/z:594(M+H)
+.
【0490】
実施例43 抗体−薬物コンジュゲート(43)
【化96】
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【0491】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例42工程4で得た化合物(300mg,0.505mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(316mg,62%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=6.8Hz),1.36(9H,s),1.81-1.83(2H,m),2.14-2.20(2H,m),2.37(3H,s),2.86-3.46(18H,m),4.38-4.41(1H,m),5.14(1H,d,J=19.6Hz),5.22(1H,d,J=18.8Hz),5.41(2H,s),5.56-5.58(1H,m),6.53(1H,s),7.06-7.20(5H,m),7.75(1H,d,J=10.6Hz),7.90-7.92(2H,m),8.09(1H,s),8.18(2H,s),8.34-8.40(2H,m),8.73(1H,s).
MS(APCI)m/z:1012(M+H)
+.
【0492】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(316mg,0.312mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(285mg,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.85-1.86(2H,m),2.21-2.24(2H,m),2.40(3H,s),2.69-2.75(2H,m),3.01-3.03(3H,m),3.17-3.19(3H,m),3.28-3.30(1H,m),3.56-3.89(9H,m),3.96(1H,s),4.55(1H,td,J=8.8,4.7Hz),5.23(1H,d,J=19.6Hz),5.30(1H,d,J=21.5Hz),5.43(2H,s),5.58-5.63(1H,m),7.16-7.26(6H,m),7.33(1H,s),7.82(1H,d,J=10.0Hz),7.97(3H,brs),8.31(1H,d,J=7.0Hz),8.37(1H,t,J=5.5Hz),8.49(1H,t,J=5.7Hz),8.80(1H,s).
MS(APCI)m/z:912(M+H)
+.
【0493】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.110mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(79.6mg,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.12-1.18(2H,m),1.44-1.46(4H,m),1.81-1.83(2H,m),2.08-2.11(2H,m),2.23-2.29(2H,m),2.38(3H,s),2.65-2.74(5H,m),3.11-3.72(15H,m),4.36(1H,td,J=8.2,3.4Hz),5.14(1H,d,J=18.8Hz),5.23(1H,d,J=18.8Hz),5.38-5.42(2H,m),5.55-5.58(1H,m),6.50(1H,s),6.99(2H,s),7.15-7.22(6H,m),7.74(1H,d,J=10.9Hz),8.06-8.23(5H,m),8.49(1H,brs),8.81(1H,b).
MS(APCI)m/z:1105(M+H)
+.
【0494】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(43)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.58mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.8。
【0495】
実施例44 抗体−薬物コンジュゲート(44)
【化97】
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【0496】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(44)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例43工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.68mg/mL,抗体収量:10.1mg(81%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0497】
実施例45 中間体(45)
【化98】
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【0498】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-β-アラニンエート
tert-ブチル N-(2-アミノエチル)カーバメート(3.00g,18.7mmoL)をピリジン(10.0mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.59g,18.7mmoL)、及びベンジルアクリレート(1.43mL,9.36mmoL)を加え、室温にて1日間攪拌した。反応溶液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(1.58g,52%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),2.54(2H,t,J=6.5Hz),2.71(2H,t,J=5.9Hz),2.89(2H,t,J=6.5Hz),3.19(2H,q,J=5.5Hz),5.00(1H,brs),5.13(2H,s),7.32-7.37(6H,m).
MS(APCI)m/z:323(M+H)
+.
【0499】
工程2:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-メチル-β-アラニンエート
上記工程1で得た化合物(490mg,1.52mmoL)を、実施例36工程1と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(327mg,64%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),2.20(3H,s),2.45(2H,t,J=5.9Hz),2.50(2H,t,J=6.8Hz),2.70(2H,t,J=7.0Hz),3.18(2H,q,J=5.5Hz),5.13(2H,s),7.32-7.34(5H,m).
MS(APCI)m/z:337(M+H)
+.
【0500】
工程3:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-メチル-β-アラニン
上記工程2で得た化合物(327mg,0.971mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(236mg,99%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),2.61-2.64(2H,m),2.75(3H,s),3.08-3.11(2H,m),3.20-3.23(2H,m),3.47-3.50(2H,m),6.43(1H,br.s),11.09(1H,br.s).
MS(APCI)m/z:247(M+H)
+.
【0501】
工程4:tert-ブチル {2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(メチル)アミノ]エチル}カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(410mg,0.771mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程3で得た化合物(228mg,0.926mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(122mg,24%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.31(9H,s),1.82-1.90(2H,m),2.14-2.16(4H,m),2.30-2.32(2H,m),2.41(3H,s),2.59(3H,s),2.59-2.64(2H,m),2.91-2.93(2H,m),3.16-3.17(2H,m),5.23(2H,s),5.43(2H,s),5.54-5.56(1H,m),6.42-6.63(1H,m),6.54(1H,s),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.54(1H,d,J=7.8Hz).
MS(APCI)m/z:664(M+H)
+.
【0502】
工程5:N
3-(2-アミノエチル)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
3-メチル-β-アラニンアミド
上記工程4で得た化合物(389mg,0.585mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(304mg,92%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,br.s),1.85-1.88(2H,m),2.16-2.19(2H,m),2.40(3H,s),2.67(3H,s),2.77-2.79(2H,m),3.25-3.37(8H,m),5.24-5.29(2H,m),5.43(2H,s),5.58-5.60(1H,m),6.56(1H,s),7.32(1H,s),7.80(1H,d,J=10.2Hz),8.17(3H,br.s),8.81(1H,s).
MS(APCI)m/z:564(M+H)
+.
【0503】
実施例46 抗体−薬物コンジュゲート(46)
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例45工程5で得た化合物(200mg,0.355mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(165mg,47%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.37(9H,s),1.85(2H,td,J=14.9,7.2Hz),2.14-2.16(2H,m),2.15(3H,s),2.32-2.37(4H,m),2.39(3H,s),2.65-2.67(2H,m),2.76(1H,dd,J=13.5,9.6Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.10(2H,q,J=6.4Hz),3.16-3.17(2H,m),3.53-3.77(6H,m),4.45-4.50(1H,m),5.22(2H,s),5.43(2H,s),5.53-5.57(1H,m),6.54(1H,s),7.01(1H,t,J=5.9Hz),7.14-7.26(5H,m),7.30(1H,s),7.60(1H,t,J=5.5Hz),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.93(1H,t,J=5.5Hz),8.16(1H,d,J=8.2Hz),8.29(1H,t,J=5.7Hz),8.55(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:982(M+H)
+.
【0505】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(165mg,0.168mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(148mg,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.81-1.92(2H,m),2.13-2.19(2H,m),2.41(3H,s),2.66(2H,dd,J=8.6,5.1Hz),2.74(1H,dd,J=13.9,10.0Hz),2.82(3H,s),3.03(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.45-3.48(9H,m),3.57(2H,d,J=5.1Hz),3.67-3.76(2H,m),3.86(1H,dd,J=16.8,5.9Hz),4.57(1H,td,J=9.1,4.0Hz),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.28(1H,d,J=19.2Hz),5.44(2H,s),5.57-5.61(1H,m),6.58(1H,s),7.11-7.25(5H,m),7.33(1H,s),7.84(1H,d,J=10.9Hz),7.98(3H,s),8.13(1H,s),8.34(1H,d,J=7.8Hz),8.43(1H,t,J=5.9Hz),8.49(1H,t,J=5.3Hz),8.79(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:882(M+H)
+.
【0506】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(メチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.113mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(43.4mg,36%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.14-1.22(4H,m),1.44-1.48(4H,m),1.80-1.91(2H,m),2.09-2.13(3H,m),2.10(2H,t,J=7.4Hz),2.38-2.40(6H,m),2.79(2H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.02(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.09(1H,q,J=7.3Hz),3.15-3.18(4H,m),3.35-3.77(9H,m),4.46(1H,td,J=8.7,4.2Hz),5.21(2H,s),5.42(2H,s),5.53-5.58(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.25(5H,m),7.30(1H,s),7.68(1H,br.s),7.79(1H,d,J=10.4Hz),8.03(1H,t,J=5.7Hz),8.09(1H,t,J=5.7Hz),8.13(1H,d,J=7.8Hz),8.27(1H,t,J=5.3Hz),8.59(1H,d,J=5.5Hz).
MS(APCI)m/z:1075(M+H)
+.
【0507】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(46)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.57mg/mL,抗体収量:9.4mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0508】
実施例47 抗体−薬物コンジュゲート(47)
【化100】
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【0509】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(47)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例46工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.61mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.2。
【0510】
実施例48 中間体(48)
【化101】
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【0511】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]-β-アラニンエート
実施例45工程1で得た化合物(387mg,1.20mmoL)を、実施例39工程1と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(251mg,46%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),1.48-1.82(6H,m),2.51(2H,t,J=7.0Hz),2.60(2H,t,J=5.7Hz),2.66-2.69(2H,m),2.88(2H,dd,J=10.8,4.1Hz),3.17(2H,t,J=4.5Hz),3.41(1H,dt,J=11.5,5.2Hz),3.50(1H,dq,J=12.9,2.9Hz),3.73-3.78(1H,m),3.81-3.87(1H,m),4.57(1H,t,J=3.5Hz),5.13(2H,s),5.30(1H,d,J=4.3Hz),7.29-7.37(5H,m).
MS(APCI)m/z:451(M+H)
+.
【0512】
工程2:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]-β-アラニン
上記工程1で得た化合物(436mg,0.968mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(337mg,97%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),1.57-1.77(6H,m),2.71-2.72(2H,m),3.21-3.23(2H,m),3.32-3.35(4H,m),3.50-3.53(3H,m),3.72-3.77(1H,m),3.83(1H,dt,J=13.0,4.5Hz),4.04(1H,dt,J=11.3,4.4Hz),4.62(1H,s),6.21(1H,s),9.04(1H,br.s).
MS(APCI)m/z:361(M+H)
+.
【0513】
工程3:tert-ブチル (2-{(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)[2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)エチル]アミノ}エチル)カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(410mg,0.771mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程2で得た化合物(334mg,0.926mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(366mg,61%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.33-1.40(6H,m),1.33(9H,s),1.85-1.87(2H,m),2.12-2.14(2H,m),2.28-2.34(2H,m),2.40(3H,s),2.79-3.08(12H,m),3.57-3.66(2H,m),4.43-4.45(1H,m),5.18(1H,d,J=18.2Hz),5.25(1H,d,J=18.4Hz),5.42(2H,s),5.55-5.58(1H,m),6.49-6.52(1H,m),6.54(1H,s),7.30(1H,s),7.80(1H,d,J=11.3Hz),8.50(1H,d,J=8.2Hz).
MS(APCI)m/z:778(M+H)
+.
【0514】
工程4:N
3-(2-アミノエチル)-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
3-(2-ヒドロキシエチル)-β-アラニンアミド
上記工程3で得た化合物(356mg,0.458mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(270mg,99%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.81-1.92(2H,m),2.15-2.17(2H,m),2.40(3H,s),2.58-2.61(2H,m),2.92-3.60(12H,m),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.43(2H,s),5.59-5.60(1H,m),6.55(1H,s),7.32(1H,s),7.79-7.82(2H,m),8.03(3H,br.s),8.77-8.79(1H,m).
MS(APCI)m/z:594(M+H)
+.
【0515】
実施例49 抗体−薬物コンジュゲート(49)
【化102】
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【0516】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例48工程4で得た化合物(200mg,0.337mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(270mg,79%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.0Hz),1.36(9H,s),1.83-1.85(2H,m),2.16-2.18(2H,m),2.38(3H,s),2.59(4H,s),3.02-3.94(18H,m),4.43-4.47(2H,m),5.19(1H,d,J=19.2Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.43(2H,s),5.58(1H,s),6.54(1H,d,J=5.1Hz),7.00(1H,s),7.21-7.23(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,t,J=11.3Hz),7.92-7.95(2H,m),8.12-8.14(1H,m),8.23-8.26(1H,m),8.49(1H,d,J=8.2Hz).
【0517】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミドトリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物(270mg,0.267mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(103mg,42%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.85-1.88(2H,m),2.17-2.20(2H,m),2.41(3H,s),2.66-3.04(8H,m),3.31-4.11(12H,m),4.57-4.59(2H,m),5.21(1H,d,J=18.4Hz),5.28(1H,d,J=18.4Hz),5.43-5.45(2H,m),5.58-5.61(1H,m),6.58(1H,s),7.21-7.23(5H,m),7.34(1H,s),7.84(1H,d,J=10.9Hz),7.96(4H,br.s),8.31-8.33(2H,m),8.47-8.49(2H,m).
MS(APCI)m/z:912(M+H)
+.
【0518】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.110mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(38.4mg,32%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.15-1.22(2H,m),1.45-1.48(4H,m),1.82-1.89(2H,m),2.09-2.11(4H,m),2.30-2.33(1H,m),2.38(3H,s),2.59(1H,s),2.77-2.79(2H,m),3.03-3.72(18H,m),4.35-4.37(1H,m),4.46-4.49(1H,m),5.19(2H,s),5.42(2H,s),5.55-5.56(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.16-7.25(5H,m),7.30(1H,s),7.61(1H,s),7.78(1H,d,J=10.9Hz),8.02(1H,t,J=5.5Hz),8.08-8.11(2H,m),8.25(1H,t,J=5.5Hz),8.55(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1105(M+H)
+.
【0519】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(49)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.57mg/mL,抗体収量:9.4mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.7。
【0520】
実施例50 抗体−薬物コンジュゲート(50)
【化103】
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【0521】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(50)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例49工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.61mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0522】
実施例51 中間体(51)
【化104】
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【0523】
工程1:ベンジルN-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-β-アラニンエート
実施例45工程1で得た化合物(0.926mg,2.87mmoL)を、実施例42工程1と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(1.10g,88%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),1.45(9H,s),2.49(2H,t,J=6.8Hz),2.72(2H,t,J=5.7Hz),2.98(2H,t,J=6.8Hz),3.14(2H,q,J=5.6Hz),3.22(2H,s),5.13(2H,s),5.30(1H,brs),7.30-7.34(5H,m).
MS(APCI)m/z:437(M+H)
+.
【0524】
工程2:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-β-アラニン
上記工程1で得た化合物(1.25g,2.87mmoL)を、実施例33工程3と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(0.850g,83%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),1.47(9H,s),2.50(2H,t,J=6.3Hz),2.82-2.85(2H,m),3.02(2H,t,J=6.5Hz),3.22-3.25(2H,m),3.39(2H,s),5.62(1H,brs),10.36(1H,brs).
MS(APCI)m/z:347(M+H)
+.
【0525】
工程3:tert-ブチル N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)グリシナート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(1.00g,1.88mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに上記工程2で得た化合物(0.782g,2.26mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(1.43g,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.95(3H,t,J=7.4Hz),1.20(9H,s),1.33(9H,s),1.87(2H,q,J=7.3Hz),2.24-2.28(1H,m),2.29(3H,s),2.35-2.48(3H,m),2.57-2.65(2H,m),2.89-2.92(2H,m),3.06-3.28(6H,m),3.66-3.67(1H,m),4.76(1H,d,J=19.2Hz),5.13(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=16.0Hz),5.49(1H,d,J=16.0Hz),5.62(1H,t,J=5.7Hz),7.37(1H,d,J=10.6Hz),7.43(1H,s),7.97(2H,s).
MS(APCI)m/z:764(M+H)
+.
【0526】
工程4:N-(2-アミノエチル)-N-(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)グリシン
上記工程3で得た化合物(1.43g,1.87mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(1.06g,93%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.96(3H,t,J=6.3Hz),1.90(2H,d,J=6.3Hz),2.22-2.27(1H,m),2.29(3H,s),2.42-2.54(2H,m]),2.95-3.08(6H,m),3.33-3.35(3H,m),3.66-3.69(2H,m),4.04-4.07(1H,m),4.84(1H,d,J=18.4Hz),5.10(1H,d,J=18.4Hz),5.25(1H,d,J=16.0Hz),5.45(1H,d,J=16.0Hz),5.76-5.79(1H,m),7.09(1H,d,J=10.6Hz),7.33(1H,s).
MS(APCI)m/z:608(M+H)
+.
【0527】
実施例52 抗体−薬物コンジュゲート(52)
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)アミノ]エチル}グリシンアミド
実施例51工程4で得た化合物のトリフルオロ酢酸塩(300mg,0.494mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(221mg,44%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.36(9H,s),1.83-1.85(2H,m),2.12-2.14(2H,m),2.33(3H,s),2.37-2.39(1H,m),2.43-2.45(1H,m),2.64-3.73(18H,m),4.48-4.51(1H,m),5.20(2H,s),5.42(2H,s),5.53-5.56(1H,m),6.54(1H,s),7.01-7.29(5H,m),7.79(1H,d,J=10.6Hz),7.91(1H,s),8.09-8.14(2H,m),8.26-8.31(4H,m),8.63(1H,s).
MS(APCI)m/z:1026(M+H)
+.
【0529】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(221mg,0.216mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(196mg,98%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.85-1.87(2H,m),2.17-2.19(2H,m),2.41(3H,s),2.67-2.77(2H,m),2.99-3.05(3H,m),3.32-3.35(3H,m),3.56-3.96(13H,m),4.54-4.56(1H,m),5.21(1H,d,J=19.0Hz),5.27(1H,d,J=19.0Hz),5.43(2H,s),5.58-5.59(1H,m),6.57(1H,s),7.18-7.24(5H,m),7.33(1H,s),7.83(1H,d,J=10.9Hz),7.98(3H,br.s),8.33(1H,d,J=8.2Hz),8.39(1H,s),8.50(1H,s),8.71(1H,s).
MS(APCI)m/z:926(M+H)
+.
【0530】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-{2-[(カルボキシメチル)(3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-オキソプロピル)アミノ]エチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(100mg,0.108mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(79.2mg,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.12-1.18(2H,m),1.44-1.48(4H,m),1.80-1.91(2H,m),2.09-2.15(2H,m),2.09(2H,t,J=7.6Hz),2.33(2H,t,J=6.8Hz),2.39(3H,s),2.65(2H,t,J=6.8Hz),2.78(2H,dd,J=13.7,9.8Hz),2.91(2H,t,J=6.6Hz),3.00-3.76(14H,m),4.47(1H,td,J=8.8,4.3Hz),5.22(2H,s),5.43(2H,s),5.54-5.58(1H,m),6.52(1H,s),6.99(2H,s),7.13-7.25(6H,m),7.30(1H,s),7.71(1H,s),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.09-8.13(2H,m),8.21-8.23(2H,m),8.57(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1119(M+H)
+.
【0531】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(52)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.56mg/mL,抗体収量:9.4mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.1。
【0532】
実施例53 抗体−薬物コンジュゲート(53)
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0533】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(53)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例52工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.61mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.3。
【0534】
実施例54 抗体−薬物コンジュゲート(54)
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
工程1:9H-フルオレン-9-イルメチル[(2S)-3-tert-ブトキシ-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1-オキソプロパン-2-イル]カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにO-tert-ブチル-N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-セリンを用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
MS(ES+APCI)m/z:801(M+H)
+.
【0536】
工程2:O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程1で得た化合物(1.10g,1.37mmoL)を、実施例15工程6と同様に反応させ、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0537】
工程3:9H-フルオレン-9-イルメチル{2-[(4-{[(2S)-3-tert-ブトキシ-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1-オキソプロパン-2-イル]アミノ}-4-オキソブチル)アミノ]-2-オキソエチル}カーバメート
上記工程2で得た化合物(0.460mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシンの代わりに4-({N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシル}アミノ)ブタン酸を用いて実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.106g,24%、3工程)を淡黄色固体として得た。
MS(ES+APCI)m/z:943(M+H)
+.
【0538】
工程4:N-[(2S)-3-tert-ブトキシ-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1-オキソプロパン-2-イル]-4-(グリシルアミノ)ブタンアミド
上記工程3で得た化合物(0.106g,0.112mmoL)を、実施例15工程6と同様に反応させ、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0539】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(2S)-3-tert-ブトキシ-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1-オキソプロパン-2-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程4で得た化合物(0.112mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシンの代わりにN-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニンを用いて実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(63.0mg,48%)を橙色固体として得た。
MS(ES+APCI)m/z:1175(M+H)
+.
【0540】
工程6:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(2S)-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-ヒドロキシ-1-オキソプロパン-2-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(63.0mg,53.6μmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(20.0mg,33%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.84(3H,t,J=7.2Hz),1.09-1.20(2H,m),1.28-1.60(6H,m),1.74-1.91(2H,m),2.01-2.20(6H,m),2.37(3H,s),2.69-2.84(1H,m),2.88-3.05(3H,m),3.07-3.18(2H,m),3.21-3.40(3H,m),3.46-3.78(8H,m),4.17-4.35(1H,m),4.36-4.48(1H,m),5.07-5.27(2H,m),5.40(2H,s),5.47-5.59(1H,m),6.50(1H,brs),6.96(2H,s),7.10-7.29(6H,m),7.58(1H,t,J=4.7Hz),7.77(1H,d,J=11.3Hz),7.87(1H,t,J=7.4Hz),7.96-8.13(3H,m),8.21(1H,t,J=5.9Hz),8.52(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ES+APCI)m/z:1119(M+H)
+.
【0541】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(54)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.46mg/mL,抗体収量:8.8mg(88%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0542】
実施例55 抗体−薬物コンジュゲート(55)
【化108】
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【0543】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(55)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例54工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.35mg/mL,抗体収量:7.2mg(72%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.3。
【0544】
実施例56 抗体−薬物コンジュゲート(56)
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0545】
工程1:4-[[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)アセチル]アミノ]ブタン酸
4-[(2-アミノアセチル)アミノ]ブタン酸(0.500g,3.12mmoL)を飽和重曹水(20.0mL)に溶解した。1,4-ジオキサン(10.0mL)に溶解したN-(フルオレニルメトキシカルボニルオキシ)コハク酸イミド(1.58g,4.68mmoL)を滴下し、3日間攪拌した。ジエチルエーテルで洗浄したのち、水層を5規定の塩酸で酸性とし、析出した沈殿物を吸引ろ取し、標記化合物(1.19g,99%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.61-1.62(2H,m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),3.07(2H,q,J=6.5Hz),3.57(2H,t,J=2.9Hz),4.21-4.29(3H,m),7.33(2H,t,J=7.4Hz),7.42(2H,t,J=7.4Hz),7.51(1H,t,J=6.1Hz),7.70(2H,t,J=10.4Hz),7.86(1H,t,J=5.5Hz),7.90(3H,d,J=7.4Hz).
【0546】
工程2:tert-ブチル N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-α-アスパラギンエート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(1.00g,1.88mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-α-(9-フルオレニルメトキシカルボニル)-L-アスパラギン酸β-t-ブチルエステル(0.930mg,2.26mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.890mg,57%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.01(3H,t,),1.35(9H,s),1.83(2H,brs),2.13-2.26(2H,m),2.32(3H,s),2.67-2.69(1H,m),2.92-3.02(4H,m),3.46(1H,s),4.09(1H,s),4.33(2H,s),4.57(1H,s),4.99-5.18(2H,m),5.53-5.56(1H,m),6.28(1H,s),7.16-7.67(11H,m),7.99(1H,s).
MS(APCI)m/z:829(M+H)
+.
【0547】
工程3:tert-ブチル N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
2-[4-({N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシル}アミノ)ブタノイル]-L-α-アスパラギンエート
上記工程2で得た化合物(0.500g,0.604mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(3.00mL)に溶解し、ピペリジン(0.598mL,6.04mmoL)を加えて1時間攪拌した。溶媒を減圧乾固し、得られた残留物をN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)に溶解した。その溶液に、上記工程1で得た化合物(0.277mg,0.724mmoL)、及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.139mg,0.724mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.0834mg,0.724mmoL)をジクロロメタン(5.00mL)に溶解し、2時間攪拌した反応溶液を滴下し、15.5時間攪拌した。10%クエン酸水(20.0mL)を加えてクロロホルム(20.0mL,3回)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥させろ過した。ろ液の溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.333g,57%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,brs),1.26(9H,s),1.57-1.59(2H,m),1.84-1.87(2H,m),2.14-2.23(4H,m),2.37(3H,s),2.67-2.71(1H,m),3.04-3.40(5H,m),3.54-3.57(2H,m),4.13-4.25(3H,m),4.58-4.60(1H,m),5.08-5.24(2H,m),5.41-5.53(3H,m),6.53(1H,s),7.31-7.46(6H,m),7.70-7.89(6H,m),8.16-8.24(1H,m),8.59-8.61(1H,m).
MS(APCI)m/z:971(M+H)
+.
【0548】
工程4:tert-ブチル (11S,22S)-11-ベンジル-22-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}-1-(9H-フルオレン-9-イル)-3,6,9,12,15,20-ヘキサオキソ-2-オキサ-4,7,10,13,16,21-ヘキサアザテトラコサン酸エート
上記工程3で得た化合物(413mg,0.418mmoL)を、上記工程1で得た化合物の代わりに(2S)-2-[[2-[[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)アセチル]アミノ]アセチル]アミノ]-3-フェニル-プロパン酸を用いて上記工程3と同様に反応させ、標記化合物(122.6mg,32%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.90(3H,t,J=6.8Hz),1.29(9H,s),1.40-1.46(2H,m),1.66-1.78(2H,m),2.20-2.28(4H,m),2.25(3H,s),2.67(1H,t,J=8.8Hz),2.79-3.18(6H,m),3.42-3.47(1H,m),3.59-3.91(6H,m),4.03(1H,t,J=6.7Hz),4.18-4.21(1H,m),4.34-4.41(2H,m),4.70(1H,t,J=6.5Hz),5.17(2H,t,J=18.2Hz),5.41-5.45(3H,m),7.15-7.25(9H,m),7.34-7.41(2H,m),7.50(2H,d,J=7.4Hz),7.60-7.63(2H,m).
MS(APCI)m/z:1232(M+H)
+.
【0549】
工程5:tert-ブチル (3S,14S)-14-ベンジル-27-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}-5,10,13,16,19,22-ヘキサオキソ-4,9,12,15,18,21-ヘキサアザヘプタコサン酸エート
上記工程4で得た化合物(100mg,81.1μmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(3.00mL)に溶解し、ピペリジン(9.64μL,97.4μmoL)を加えて1時間攪拌した。溶媒を減圧乾固し、得られた残留物をN,N-ジメチルホルムアミド(5.00mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(30.0mg,97.4μmoL)を加え、2日間攪拌した。10%クエン酸水(20.0mL)を加えてクロロホルム(20.0mL,3回)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥させろ過した。ろ液の溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[クロロホルム:メタノ−ル=10:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(15.5mg,16%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.21-1.30(2H,m),1.33(9H,s),1.44-1.79(6H,m),1.93-1.94(1H,m),2.16-2.48(6H,m),2.40(3H,s),2.70-2.81(1H,m),2.95-3.00(2H,m),3.13-3.21(3H,m),3.39-3.51(4H,m),3.75-3.93(6H,m),4.39-4.44(1H,m),4.61(2H,s),5.07-5.16(1H,m),5.35(2H,dd,J=17.3,5.1Hz),5.55-5.60(2H,m),6.76(2H,s),7.20-7.26(5H,m),7.56-7.58(2H,m).
MS(APCI)m/z:1203(M+H)
+.
【0550】
工程6:(3S,14S)-14-ベンジル-27-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-3-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}-5,10,13,16,19,22-ヘキサオキソ-4,9,12,15,18,21-ヘキサアザヘプタコサン酸
上記工程5で得た化合物(15.5mg,12.9μmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(5.50mg,37%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.99(3H,t,J=7.4Hz),1.22-1.30(2H,m),1.49-1.79(6H,m),1.94(1H,t,J=7.8Hz),2.20-2.22(4H,m),2.30-2.40(2H,m),2.39(3H,s),2.72-2.77(2H,m),2.87-3.26(6H,m),3.43-3.51(2H,m),3.59-3.69(2H,m),3.77-3.87(4H,m),4.38-4.45(1H,m),4.69(2H,q,J=6.7Hz),5.15(1H,t,J=18.0Hz),5.32-5.38(2H,m),5.51-5.60(2H,m),6.76(2H,s),7.19-7.23(5H,m),7.53-7.55(2H,m).
MS(APCI)m/z:1147(M+H)
+.
【0551】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(56)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.60mg/mL,抗体収量:9.6mg(77%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.8。
【0552】
実施例57 抗体−薬物コンジュゲート(57)
【化110】
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【0553】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(57)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例56工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.53mg/mL,抗体収量:9.2mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.1。
【0554】
実施例58 抗体−薬物コンジュゲート(58)
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-ノエート
(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸(0.625g,1.52mmoL)をジクロロメタン(10.0mL)に溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.175g,1.52moL)、及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(0.291g,1.52mmoL)を加えて1時間攪拌した。その反応溶液を実施例2工程2で得た化合物(1.00g,1.01mmoL)を加えたN,N-ジメチルホルムアミド溶液(10.0mL)に滴下し、室温にて20時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.873g,70%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6):
0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.37(9H,s),1.68-1.78(2H,m),1.81-1.93(2H,m),2.10-2.23(4H,m),2.41(3H,s),2.68-2.85(3H,m),2.99-3.22(5H,m),3.58-3.81(6H,m),4.19-4.36(3H,m),4.38-4.52(2H,m),5.17(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.43(2H,s),5.54-5.62(1H,m),6.55(1H,s),7.15-7.34(8H,m),7.41(2H,t,J=7.2Hz),7.66-7.75(4H,m),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.88(2H,d,J=7.4Hz),8.01-8.06(1H,m),8.14(1H,d,J=8.2Hz),8.17-8.22(1H,m),8.25-8.30(1H,m),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1232(M+H)
+.
【0556】
工程2:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-ノエート
上記工程1で得た化合物(0.800g,0.649mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(3.00mL)に溶解し、ピペリジン(0.643mL,6.49mmoL)を加えて1時間攪拌した。溶媒を減圧乾固し、得られた残留物をN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(0.300g,0.974mmoL)を加え、20時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.224g,29%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.6Hz),1.15-1.22(2H,m),1.35(9H,s),1.44-1.47(4H,m),1.71-1.73(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.08(2H,t,J=7.6Hz),2.13-2.20(4H,m),2.40(3H,s),2.67(1H,dt,J=11.1,4.8Hz),2.78(1H,dd,J=13.6,9.4Hz),2.99-3.17(6H,m),3.31-3.36(2H,m),3.57-3.76(6H,m),4.45-4.47(1H,m),4.57-4.60(1H,m),5.16(1H,d,J=18.7Hz),5.25(1H,d,J=18.7Hz),5.42(2H,s),5.55-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.15-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.70(1H,t,J=5.4Hz),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.99(1H,t,J=5.7Hz),8.09-8.12(3H,m),8.25(1H,t,J=6.0Hz),8.45(1H,d,J=9.1Hz).
MS(APCI)m/z:1203(M+H)
+.
【0557】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程2で得た化合物(0.224g,0.186mmoL)を実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(21.2mg,10%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.13-1.21(2H,m),1.42-1.45(6H,m),1.70-1.72(2H,m),1.85-1.88(2H,m),2.06-2.20(6H,m),2.39(3H,s),2.63-2.67(1H,m),2.78-2.81(1H,m),3.04-3.12(6H,m),3.63-3.70(6H,m),4.46-4.52(2H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.55-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.18-7.23(6H,m),7.30(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.99-8.02(1H,m),8.10-8.11(3H,m),8.27-8.30(1H,m),8.47-8.50(1H,m).
MS(APCI)m/z:1147(M+H)
+.
【0558】
工程8:抗体−薬物コンジュゲート(58)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mMトリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩(TCEP,東京化成工業株式会社)水溶液(0.032mL)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(NacalaiTesque, Inc.;0.100mL)を加え、抗体に対するTCEPのモル比4.6の反応液を調製した。本溶液のpHが7.4±0.1であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、上記工程3で得た化合物10mM DMSO溶液(0.062mL)を室温で加え、抗体に対する薬物リンカーのモル比9.2の反応液を調製し、チューブ・ローテーター(MTR-103,アズワン株式会社)を用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM N-アセチルシステイン(NAC)水溶液(0.0062mL)を加え、抗体に対するNACのモル比18.4の反応液を調製し、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
抗体濃度:1.22mg/mL,抗体収量:7.3mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.4。
【0559】
実施例59 抗体−薬物コンジュゲート(59)
【化112】
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【0560】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(59)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.016mL)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.050mL)を加え、抗体に対するTCEPのモル比2.3の反応液を調製した。本溶液のpHが7.4±0.1であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、実施例58工程3で得た化合物10mM DMSO溶液(0.031mL)を室温で加え、抗体に対する薬物リンカーのモル比4.6の反応液を調製し、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0062mL)を加え、抗体に対するNACのモル比9.2の反応液を調製し、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。この検体を2バッチ調製して合わせて12mLを得、このうち8mLを濃縮し、目的の化合物を含有する溶液を2.5mL得、共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.82mg/mL,抗体収量:9.6mg(72%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.2。
【0561】
実施例60 抗体−薬物コンジュゲート(60)
【化113】
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【0562】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(60)
原料とする抗体の量を80mg(すなわちPBS6.0/EDTAを媒体とする濃度10mg/mLの溶液として8mL)、反応容器を50mLのポリプロピレン製チューブとし、実施例58工程4と同様にして目的の化合物を含有する溶液を得、遠心式限外ろ過フィルター(Amicon Ultra-4、カットオフ分子量:50k)を用いて濃縮を行い、目的の化合物を含有する溶液を13mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:4.16mg/mL,抗体収量:54mg(68%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.8。
【0563】
実施例61 抗体−薬物コンジュゲート(61)
【化114】
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【0564】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(61)
原料とする抗体の量を80mg(すなわちPBS6.0/EDTAを媒体とする濃度10mg/mLの溶液として8mL)、反応容器を50mLのポリプロピレン製チューブとし、実施例59工程1と同様にして目的の化合物を含有する溶液を得、遠心式限外ろ過フィルター(Amicon Ultra-4、カットオフ分子量:50k)を用いて濃縮を行い、目的の化合物を含有する溶液を17mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.79mg/mL,抗体収量:64mg(80%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.1。
【0565】
実施例62 抗体−薬物コンジュゲート(62)
【化115】
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【0566】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(62)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(5.0mL)を15mLチューブに採取し、30mM TCEP水溶液(0.0777mL;抗体一分子に対して6.9当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.250mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に実施例58工程3で得た化合物を30mM含むDMSO溶液(0.1555mL;抗体一分子に対して13.8当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0933mL;抗体一分子に対して27.6当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.35mg/mL,抗体収量:29.5mg(59%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.4。
【0567】
実施例63 抗体−薬物コンジュゲート(63)
【化116】
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【0568】
工程1:tert-ブチルN-(2-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)グリシネート
2-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル 4-メチルベンゼンスルホネート(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011年,21巻,550項;1.75g,5.00mmoL)、及びグリシンtert-ブチル塩酸塩(1.26g,7.52mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(50.0mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.94g,15.0mmoL)を加え、60℃で10時間攪拌した。反応溶液にクロロホルムを加え、有機層を1規定塩酸で洗浄し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=8:1(v/v)]にて精製し、無色油状の標記化合物(426mg,28%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.47(9H,s),2.80(2H,t,J=5.3Hz),3.32(2H,s),3.76-3.54(17H,m).
【0569】
工程2:tert-ブチルN-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-N-(2-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)グリシネート
上記工程1で得た化合物(426mg,1.39mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、無色油状の標記化合物(489mg,70%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.28-1.36(2H,m),1.45(9H,s),1.57-1.71(4H,m),2.39(2H,t,J=7.3Hz),3.48-3.76(3H,m),4.02(2H,s),6.68(2H,s).
【0570】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-N-(2-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)グリシン
上記工程2で得た化合物(489mg,0.977mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(211mg,49%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.38-1.28(2H,m),1.73-1.55(4H,m),2.28(2H,t,J=7.0Hz),3.50-3.79(18H,m),4.12(2H,s),6.68(2H,s).
【0571】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-N-(2-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}エチル)グリシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(48.9mg,0.110mmoL)を、エキサテカンのメタンスルホン酸塩の代わりに実施例2工程2で得た化合物(84.0mg,0.100mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(54.0mg,43%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.14-1.26(2H,m),1.39-1.51(4H,m),1.68-1.76(2H,m),1.81-1.91(2H,m),2.08-2.23(4H,m),2.40(3H,s),2.73-2.84(1H,m),2.98-3.21(5H,m),3.25-3.79(26H,m),3.93(2H,s),4.43-4.49(1H,m),4.54-4.61(1H,m),5.21(2H,q,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.54-5.60(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.14-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.02-8.32(4H,m),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1265(M+H)
+.
【0572】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(63)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.019mL;抗体一分子に対して2.3当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co. LLC;0.109mL)と上記工程4で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.008mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.76mg/mL,抗体収量:10.6mg(84%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.9。
【0573】
実施例64 抗体−薬物コンジュゲート(64)
【化117】
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【0574】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(64)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co. LLC;0.072mL)と実施例63工程4で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.078mL;抗体一分子に対して9.2当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0155mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の実施例化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.74mg/mL,抗体収量:10.4mg(83%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.6。
【0575】
実施例65 抗体−薬物コンジュゲート(65)
【化118】
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【0576】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)-β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例2工程2で得た化合物(0.839g,1.00mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-β-アラニンを用いて実施例5工程8と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の工程に用いた。
【0577】
工程2:β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た粗生成物を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.610g,67%,2工程)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.67-1.77(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.09-2.22(4H,m),2.40(3H,s),2.46-2.55(2H,m),2.82-2.73(1H,m),2.95-3.13(5H,m),3.14-3.21(2H,m),3.55-3.80(6H,m),4.44-4.52(1H,m),5.20(2H,dd,J=35.0,19.0Hz),5.42(2H,s),5.53-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.67(2H,brs),7.72-7.78(1H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.10-8.17(2H,m),8.29(1H,t,J=5.9Hz),8.42(1H,t,J=5.7Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
【0578】
工程3:(2S)-5-tert-ブトキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-5-オキソペンタン酸
L-グルタミン酸5-tert-ブチル(1.02g,5.00mmoL)を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20.0mL)に溶解し、0℃でN-メトキシカルボニルマレイミド(0.775g,5.00mmoL)を加え、0℃で30分攪拌した後、室温で1時間攪拌した。反応溶液に0℃で5規定塩酸を加え、酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、粗生成物を得た。得られた粗生成物は精製せずに次の工程に用いた。
【0579】
工程4:N-[(2S)-5-tert-ブトキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-5-オキソペンタノイル]-β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た粗生成物(85.0mg,0.300mmoL)を、エキサテカンのメタンスルホン酸塩の代わりに上記工程2で得た化合物(182mg,0.200mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(102mg,43%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.67-1.76(2H,m),1.81-1.90(2H,m),2.35-2.05(10H,m),2.40(3H,s),2.75-2.83(1H,m),2.99-3.13(3H,m),3.14-3.26(4H,m),3.55-3.76(6H,m),4.36-4.50(2H,m),5.21(2H,q,J=18.9Hz),5.42(2H,s),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.03(2H,s),7.17-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.73(1H,m),7.80(1H,d,J=10.6Hz),8.00-8.05(2H,m),8.12(1H,d,J=7.8Hz),8.16-8.20(1H,m),8.23-8.28(1H,m),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
【0580】
工程5:N-[(2S)-4-カルボキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]-β-アラニルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程4で得た化合物(102mg,86.8μmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(76.0mg,78%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.68-1.75(2H,m),1.84-1.91(2H,m),2.35-2.05(10H,m),2.40(3H,s),2.74-2.83(1H,m),2.99-3.12(3H,m),3.14-3.26(4H,m),3.55-3.77(6H,m),4.41-4.49(2H,m),5.21(2H,dd,J=38.7,18.8Hz),5.42(2H,s),5.54-5.61(1H,m),6.54(1H,s),7.03(2H,s),7.15-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.69-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.01-8.07(2H,m),8.12(1H,d,J=8.2Hz),8.19(1H,t,J=5.5Hz),8.27(1H,t,J=6.3Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz),12.12(1H,s).
MS(ESI)m/z:1119(M+H)
+.
【0581】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(65)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程5で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.39mg/mL,抗体収量:8.3mg(66%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0582】
実施例66 抗体−薬物コンジュゲート(66)
【化119】
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【0583】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(66)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例65工程5で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.45mg/mL,抗体収量:8.7mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.5。
【0584】
実施例67 抗体−薬物コンジュゲート(67)
【化120】
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【0585】
工程1:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-フェニルアラニンアミド
実施例1工程2で得た化合物(300mg,0.473mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニン(特開2002-60351;346mg,0.691mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(230mg,40%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.85(3H,t,J=7.2Hz),1.67-1.68(2H,m),1.81-1.84(2H,m),2.13(4H,t,J=6.8Hz),2.39(3H,s),2.76(1H,t,J=11.4Hz),2.96-3.08(4H,m),3.16-3.17(2H,m),3.59-3.74(4H,m),4.22-4.28(2H,m),4.39-4.42(1H,m),5.16-5.22(2H,m),5.36-5.41(2H,m),5.56-5.59(1H,m),6.52(1H,s),7.14-7.20(5H,m),7.29-7.31(3H,m),7.38-7.41(2H,m),7.61(1H,t,J=6.0Hz),7.69(2H,d,J=7.4Hz),7.79(1H,d,J=11.0Hz),7.87(2H,d,J=7.8Hz),7.95(1H,s),8.07(2H,t,J=4.3Hz),8.42(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1004(M+H)
+.
【0586】
工程2:グリシルグリシル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-フェニルアラニンアミド
上記工程1で得た化合物(226mg,0.225mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.00mL)溶液に、ピペリジン(0.223mL,2.25mmoL)を加え、室温で5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物を含む混合物を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0587】
工程3:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-18-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4,7,10,13,18-ペンタオキソ-5,8,11,14-テトラアザオクタデカン-1-オエート
上記工程2で得た化合物(0.225mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチル(104mg,0.337mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(114mg,43%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.66-1.69(2H,m),1.84-1.85(2H,m),2.11-2.13(4H,m),2.39(3H,s),2.43-2.45(1H,m),2.68-2.79(2H,m),2.94-3.16(5H,m),3.66(5H,tt,J=30.5,10.0Hz),4.23-4.30(3H,m),4.39-4.41(1H,m),5.15(1H,d,J=19.2Hz),5.21(1H,d,J=18.8Hz),5.37(1H,d,J=17.2Hz),5.42(1H,d,J=16.0Hz),5.53-5.57(1H,m),6.54(1H,s),7.15-7.22(5H,m),7.26-7.34(3H,m),7.38-7.40(2H,m),7.68-7.70(2H,m),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.86-7.87(2H,m),7.88-7.90(1H,m),7.96(1H,t,J=6.3Hz),8.03-8.07(2H,m),8.20(1H,t,J=5.5Hz),8.43(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1175(M+H)
+.
【0588】
工程4:tert-ブチル (3S,12S)-3-アミノ-12-ベンジル-18-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,18-ペンタオキソ-5,8,11,14-テトラアザオクタデカン-1-オエート
上記工程3で得た化合物(110mg,0.0936mmoL)を、上記工程2と同様に反応させ、標記化合物を含む混合物を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0589】
工程5:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-18-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,18-ペンタオキソ-5,8,11,14-テトラアザオクタデカン-1-オエート
上記工程4で得た化合物(0.0936mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(40.2mg,38%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.17-1.19(2H,m),1.35(9H,s),1.44-1.47(4H,m),1.66-1.67(2H,m),1.81-1.88(2H,m),2.06-2.13(6H,m),2.39-2.41(1H,m),2.40(3H,s),2.67(1H,dd,J=16.0,5.5Hz),2.76(1H,dd,J=13.3,9.0Hz),2.96(1H,dd,J=13.5,4.9Hz),3.04(2H,td,J=13.4,6.6Hz),3.18(2H,s),3.36(2H,d,J=7.0Hz),3.58(1H,dd,J=16.8,5.5Hz),3.70(3H,dt,J=21.5,7.2Hz),4.38-4.41(1H,m),4.57-4.59(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.24(1H,d,J=19.2Hz),5.38(1H,d,J=16.4Hz),5.43(1H,d,J=16.0Hz),5.57-5.58(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.13-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.94-8.04(3H,m),8.13-8.16(2H,m),8.43(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1146(M+H)
+.
【0590】
工程6:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチルグリシルグリシル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)-L-フェニルアラニンアミド
上記工程5で得た化合物(40.0mg,0.0349mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(33.6g,88%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,q,J=7.2Hz),1.14-1.20(2H,m),1.46(4H,td,J=14.8,7.3Hz),1.67(2H,td,J=12.9,6.3Hz),1.84(2H,dq,J=25.5,7.2Hz),2.11(6H,dt,J=23.4,7.3Hz),2.39(3H,s),2.45-2.47(1H,m),2.69(1H,dd,J=16.5,5.5Hz),2.76(1H,dd,J=13.7,9.3Hz),2.94-3.01(1H,m),3.05(2H,dq,J=25.1,6.4Hz),3.17-3.19(1H,m),3.34-3.46(4H,m),3.59(1H,dd,J=16.6,5.6Hz),3.69(2H,dt,J=20.1,6.8Hz),4.37-4.41(1H,m),4.55(1H,dd,J=13.5,7.7Hz),5.16(1H,d,J=19.0Hz),5.22(1H,d,J=18.6Hz),5.38(1H,d,J=16.4Hz),5.43(1H,d,J=16.4Hz),5.55-5.59(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.19(5H,dq,J=31.6,7.9Hz),7.31(1H,s),7.79(1H,d,J=11.0Hz),7.99(3H,ddd,J=25.1,14.2,6.2Hz),8.11(1H,t,J=5.5Hz),8.17(1H,d,J=7.6Hz),8.44(1H,d,J=8.5Hz),12.32(1H,s).
MS(APCI)m/z:1090(M+H)
+.
【0591】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(67)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得たのち、共通操作Aを使用して、溶液を濃縮した。
抗体濃度:17.6mg/mL,抗体収量:8.8mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.7。
【0592】
実施例68 抗体−薬物コンジュゲート(68)
【化121】
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【0593】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(68)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例67工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た標記抗体−薬物コンジュゲートを得たのち、共通操作Aを使用して、溶液を濃縮した。
抗体濃度:13.3mg/mL,抗体収量:9.3mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.0。
【0594】
実施例69 抗体−薬物コンジュゲート(69)
【化122】
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【0595】
工程1:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例2工程2で得た化合物(167mg,0.176mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN
ε-(tert-ブトキシカルボニル)-N
α-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシン(103mg,0.22mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の工程に用いた。
【0596】
工程2:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た粗生成物のN,N-ジメチルホルムアミド(4.00mL)溶液に、ピペリジン(0.400mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(113mg,60%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.18-1.49(5H,m),1.36(9H,s),1.51-1.60(1H,m),1.67-1.76(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.09-2.20(4H,m),2.39(3H,s),2.76-2.89(3H,m),2.99-3.22(6H,m),3.58-3.77(6H,m),4.43-4.49(1H,m),5.20(2H,q,J=18.5Hz),5.42(2H,s),5.55-5.60(1H,m),6.54(1H,s),6.76(1H,t,J=5.5Hz),7.15-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.69-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.08(1H,t,J=5.7Hz),8.14(1H,d,J=7.8Hz),8.22-8.30(2H,m),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
【0597】
工程3:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(113mg,0.106mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(102mg,61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.11-1.53(11H,m),1.35(9H,s),1.56-1.65(1H,m),1.68-1.76(2H,m),1.81-1.92(2H,m),2.06-2.20(6H,m),2.40(3H,s),2.74-2.90(3H,m),2.96-3.39(7H,m),3.57-3.74(6H,m),4.14-4.21(1H,m),4.42-4.49(1H,m),5.20(2H,q,J=18.9Hz),5.42(2H,s),5.55-5.60(1H,m),6.54(1H,s),6.72-6.78(1H,m),7.00(2H,s),7.15-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.69-7.72(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.93(1H,d,J=7.4Hz),7.99-8.04(1H,m),8.10-8.18(2H,m),8.26(1H,t,J=6.1Hz),8.46(1H,d,J=8.2Hz).
【0598】
工程4:N
2-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(102mg,80.9μmoL)のジクロロメタン(4.00mL)、トリフルオロ酢酸(1.00mL)を加え、室温にて2時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(57.0mg,61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.12-1.35(4H,m),1.41-1.55(7H,m),1.61-1.77(3H,m),1.80-1.91(2H,m),2.07-2.22(6H,m),2.40(3H,s),2.84-2.71(3H,m),2.97-3.40(7H,m),3.59-3.76(6H,m),4.20-4.25(1H,m),4.45-4.50(1H,m),5.20(2H,q,J=18.5Hz),5.42(2H,s),5.54-5.60(1H,m),6.55(1H,s),7.01(2H,s),7.15-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.74(1H,t,J=5.7Hz),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.97(1H,d,J=7.8Hz),8.05(1H,t,J=6.1Hz),8.13-8.18(2H,m),8.28(1H,t,J=5.7Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1160(M+H)
+.
【0599】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(69)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程4で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た標記抗体−薬物コンジュゲートを得たのち、共通操作Aを使用して、溶液を濃縮した。
抗体濃度:20.6mg/mL,抗体収量:8.3mg(66%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0600】
実施例70 抗体−薬物コンジュゲート(70)
【化123】
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【0601】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(70)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例69工程4で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た標記抗体−薬物コンジュゲートを得たのち、共通操作Aを使用して、溶液を濃縮した。
抗体濃度:23.5mg/mL,抗体収量:9.4mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.0。
【0602】
実施例71 抗体−薬物コンジュゲート(71)
【化124】
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【0603】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニンアミド
実施例7工程2で得た化合物(484mg,0.780mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(626mg,87%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.27-1.42(9H,m),1.77-1.93(2H,m),2.06-2.22(2H,m),2.36(2H,t,J=7.2Hz),2.40(3H,d,J=1.6Hz),2.44-2.54(2H,m),2.76(1H,dd,J=14.5,10.2Hz),3.02(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.12-3.22(2H,m),3.52(6H,d,J=6.3Hz),4.42-4.54(1H,m),5.19(1H,d,J=19.2Hz),5.26(1H,d,J=18.4Hz),5.42(1H,dd,J=18.4,16.4Hz),5.57(1H,dt,J=8.7,4.4Hz),6.53(1H,s),6.98(1H,t,J=5.9Hz),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.77-7.84(1H,m),7.91(1H,t,J=5.5Hz),8.16(1H,d,J=7.8Hz),8.27(1H,t,J=5.1Hz),8.52(1H,d,J=9.0Hz).
【0604】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニンアミドトリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物(624mg,0.675mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物(626mg,92%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.86(2H,tt,J=14.5,7.2Hz),2.07-2.22(2H,m),2.36(2H,t,J=7.2Hz),2.40(3H,s),2.44-2.54(2H,m),2.75(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.04(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.12-3.22(2H,m),3.58(2H,d,J=4.7Hz),3.69(3H,td,J=11.2,5.7Hz),3.87(1H,dd,J=17.0,5.7Hz),4.54(1H,m,J=17.8,4.5Hz),5.19(1H,d,J=19.2Hz),5.26(1H,d,J=18.8Hz),5.43(2H,s),5.51-5.60(1H,m),6.55(1H,s),7.14-7.29(5H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.88(1H,t,J=5.7Hz),7.97(3H,brs),8.29-8.38(2H,m),8.50(1H,t,J=5.7Hz),8.55(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:825(M+H)
+.
【0605】
工程3:tert-ブチル (9S,18S)-9-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-18-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-1,5,8,11,14,17-ヘキサオキソ-4,7,10,13,16-ペンタアザイコサン-20-ノエート
上記工程2で得た化合物(150mg,0.182mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシンの代わりに(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸(90.0mg,0.219mmoL)を用いて、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(84.0mg,38%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.82-0.91(3H,m),1.35(9H,s),1.85(2H,tt,J=14.0,7.3Hz),2.06-2.21(2H,m),2.39(3H,s),2.31-2.53(5H,m),2.64-2.73(1H,m),2.78(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.02(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.11-3.20(2H,m),3.55-3.80(6H,m),4.17-4.35(3H,m),4.35-4.43(1H,m),4.44-4.51(1H,m),5.18(1H,d,J=19.2Hz),5.24(1H,d,J=19.2Hz),5.41(2H,dd,J=18.8,16.4Hz),5.51-5.60(1H,m),6.53(1H,s),7.13-7.20(1H,m),7.20-7.27(4H,m),7.27-7.34(3H,m),7.39(2H,t,J=7.2Hz),7.65-7.73(3H,m),7.79(2H,d,J=10.6Hz),7.87(2H,d,J=7.4Hz),8.00(1H,t,J=6.1Hz),8.08-8.20(2H,m),8.22-8.31(1H,m),8.52(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:1218(M+H)
+.
【0606】
工程4:tert-ブチル (9S,18S)-9-ベンジル-18-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,5,8,11,14,17-ヘキサオキソ-4,7,10,13,16-ペンタアザイコサン-20-ノエート
上記工程3で得た化合物(81.0mg,0.0665mmoL)を実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(56.0mg,71%)を得た。
MS(ESI)m/z:1189.5(M+H)
+.
【0607】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニンアミド
上記工程2で得た化合物(52.0mg,0.0437mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(35.0mg,71%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.12-1.22(2H,m),1.39-1.51(4H,m),1.78-1.92(2H,m),2.04-2.19(2H,m),2.08(2H,t,J=7.2Hz),2.40(3H,s),2.31-2.46(6H,m),2.61-2.72(1H,m),2.73-2.85(1H,m),3.02(1H,dd,J=14.1,4.7Hz),3.17(2H,m,J=5.5Hz),3.26-3.43(2H,m),3.55-3.77(6H,m),4.42-4.50(1H,m),4.51-4.58(1H,m),5.19(1H,d,J=18.4Hz),5.26(1H,d,J=18.4Hz),5.42(2H,brs),5.52-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.80(2H,d,J=10.9Hz),7.93-8.02(1H,m),8.03-8.17(3H,m),8.22-8.31(1H,m),8.53(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1133(M+H)
+.
【0608】
工程6:抗体−薬物コンジュゲート(71)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.18mg/mL,抗体収量:7.08mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.4。
【0609】
実施例72 抗体−薬物コンジュゲート(72)
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(72)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例71工程5で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.04mg/mL,抗体収量:6.24mg(62%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.4。
【0611】
実施例73 抗体−薬物コンジュゲート(73)
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
工程1:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-14-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
氷冷下、フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.250g,0.332mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(57.2mg,0.497mmoL)、及びN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチル(0.205g,0.497mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、N,N-ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.123g,0.497mmoL)を加え、室温にて2日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.278g,73%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.1Hz),1.35(9H,s),1.79-1.90(2H,m),2.03-2.25(2H,m),2.40(3H,s),2.40-2.51(2H,m),2.64-2.82(2H,m),2.98(1H,dd,J=13.7,4.6Hz),3.16(2H,brs),3.55(1H,dd,J=16.7,5.7Hz),3.63-3.80(4H,m),4.16-4.34(3H,m),4.36-4.50(2H,m),5.23(2H,s),5.37(1H,d,J=16.5Hz),5.43(1H,d,J=16.5Hz),5.51-5.62(1H,m),6.52(1H,s),7.10-7.25(5H,m),7.26-7.33(3H,m),7.39(2H,t,J=7.3Hz),7.65-7.72(3H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),7.86(2H,d,J=7.3Hz),7.98(1H,t,J=5.5Hz),8.07(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,t,J=5.5Hz),8.31(1H,t,J=5.5Hz),8.41(1H,d,J=8.7Hz).
MS(ESI)m/z:1147(M+H)
+.
【0613】
工程2:tert-ブチル (5S,14S)-14-アミノ-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
上記工程1で得た化合物(0.279g,0.242mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.00mL)溶液に、ピペリジン(0.240mL,2.42mmoL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=2:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.265g,定量的)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.2Hz),1.39(9H,s),1.81-1.94(1H,m),2.07-2.28(2H,m),2.37(1H,dd,J=15.8,8.0Hz),2.43(3H,s),2.60(1H,dd,J=15.8,4.9Hz),2.75-2.82(1H,m),3.00(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.16-3.25(2H,m),3.50-3.61(2H,m),3.65-3.81(5H,m),4.40-4.51(1H,m),5.27(2H,dd,J=24.1,19.0Hz),5.43(2H,dd,J=21.3,16.2Hz),5.56-5.65(1H,m),6.55(1H,s),7.15-7.28(5H,m),7.33(1H,s),7.83(1H,d,J=11.0Hz),8.04(1H,t,J=5.7Hz),8.09(1H,d,J=8.2Hz),8.26-8.39(2H,m),8.44(1H,d,J=8.2Hz).
【0614】
工程3:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-14-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
上記工程2で得た化合物(0.100g,0.108mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.00mL)溶液に、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(40.0mg,0.130mmoL)を加え、室温で2日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(80.0mg,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.2Hz),1.13-1.23(2H,m),1.37(9H,s),1.42-1.54(4H,m),1.80-1.96(2H,m),2.08-2.25(4H,m),2.35-3.76(15H,m),2.43(3H,s),4.39-4.49(1H,m),4.55-4.67(1H,m),5.21-5.34(2H,m),5.43(2H,dd,J=21.1,16.4Hz),5.56-5.64(1H,m),6.55(1H,s),7.01(2H,d,J=0.8Hz),7.16-7.26(5H,m),7.33(1H,s),7.83(1H,d,J=11.3Hz),8.04-8.18(3H,m),8.30-8.37(1H,m),8.43(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1118(M+H)
+.
【0615】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
氷冷下、上記工程3で得た化合物(70.0mg,62.6μmoL)にトリフルオロ酢酸(4.00mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物(55.0mg,83%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.14-1.24(2H,m),1.41-1.53(4H,m),1.79-1.95(2H,m),2.08-2.28(4H,m),2.37-2.60(2H,m),2.42(3H,s),2.63-2.82(2H,m),2.99(1H,dd,J=14.1,5.1Hz),3.12-3.25(2H,m),3.29-3.44(1H,m),3.52-3.80(6H,m),4.38-4.48(1H,m),4.56(1H,dd,J=13.7,7.4Hz),5.27(2H,dd,J=24.3,18.8Hz),5.43(2H,dd,J=21.5,16.4Hz),5.57-5.62(1H,m),6.55(1H,s),7.01(2H,s),7.15-7.26(5H,m),7.33(1H,s),7.82(1H,d,J=11.0Hz),7.98(1H,brs),8.08(1H,d,J=6.7Hz),8.15(1H,d,J=7.8Hz),8.34(1H,brs),8.44(1H,d,J=8.6Hz),12.26(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1062(M+H)
+.
【0616】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(73)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(3.0mL)を15mLチューブに採取し、30mM TCEP水溶液(0.0467mL;抗体一分子に対して6.9当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.150mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に上記工程4で得た化合物を30mM含むDMSO溶液(0.0933mL;抗体一分子に対して13.8当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0560mL;抗体一分子に対して27.6当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の実施例化合物を含有する溶液を得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.24mg/mL,抗体収量:19.4mg(65%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.6。
【0617】
実施例74 抗体−薬物コンジュゲート(74)
【化127】
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【0618】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(74)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(8mL)を50mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.124mL)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.400mL)を加え、抗体に対するTCEPのモル比4.6の反応液を調製した。本溶液のpHが7.4±0.1であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、実施例73工程4で得た化合物10mM DMSO溶液(0.249mL;抗体一分子に対して9.2当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.050mL)を加え、抗体に対するNACのモル比18.4の反応液を調製し、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、遠心式限外ろ過フィルター(Amicon Ultra-4、カットオフ分子量:50k)を用いて濃縮を行い、目的の化合物を含有する溶液を13mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.69mg/mL,抗体収量:48mg(60%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.7。
【0619】
実施例75 抗体−薬物コンジュゲート(75)
【化128】
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【0620】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(75)
抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が2.3となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が4.6となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が9.2となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例74工程1と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を17mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.66mg/mL,抗体収量:62mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0621】
実施例76 抗体−薬物コンジュゲート(76)
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(76)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(5.0mL)を15mLチューブに採取し、30mM TCEP水溶液(0.0777mL;抗体一分子に対して6.9当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.250mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に実施例73工程4で得た化合物を30mM含むDMSO溶液(0.1555mL;抗体一分子に対して13.8当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0933mL;抗体一分子に対して27.6当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.91mg/mL,抗体収量:27.4mg(55%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.4。
【0623】
実施例77 抗体−薬物コンジュゲート(77)
【化130】
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【0624】
薬物リンカーとして実施例73工程4で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例3工程1と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.50mg/mL,抗体収量:8.55mg(68%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.3。
【0625】
実施例78 抗体−薬物コンジュゲート(78)
【化131】
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【0626】
工程1:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.300g,0.397mmoL)を、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチルの代わりにN
ε-(tert-ブトキシカルボニル)-N
α-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシンを用いて、実施例73工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.471g,98%)を黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1204(M+H)
+.
【0627】
工程2:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.417g,0.391mmoL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物を(0.272g,71%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1062(M+H)
+.
【0628】
工程3:N
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(0.210g,0.213mmoL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物を(63.0mg,21%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1175(M+H)
+.
【0629】
工程4:N
2-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-リシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
氷冷下、上記工程3で得た化合物(63.0mg,53.6μmoL)にトリフルオロ酢酸(2.00mL)を加え、室温にて1時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(50.0mg,78%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.89(3H,t,J=7.2Hz),1.13-1.39(4H,m),1.43-1.58(7H,m),1.61-1.73(1H,m),1.80-1.94(2H,m),2.07-2.28(4H,m),2.43(3H,s),2.72-2.84(4H,m),3.00(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.20(2H,brs),3.55-3.80(6H,m),4.20-4.30(1H,m),4.42-4.52(1H,m),5.27(2H,dd,J=23.7,19.8Hz),5.43(2H,dd,J=21.9,16.4Hz),5.55-5.65(1H,m),6.56(1H,s),7.02(2H,s),7.15-7.27(5H,m),7.34(1H,s),7.64(3H,brs),7.83(1H,d,J=10.6Hz),7.98-8.04(2H,m),8.09-8.20(2H,m),8.37(1H,t,J=5.5Hz),8.47(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1075(M+H)
+.
【0630】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(78)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.024mL)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.050mL)を加え、抗体に対するTCEPのモル比3.5の反応液を調製した。本溶液のpHが7.4±0.1であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、上記工程4で得た化合物10mM DMSO溶液(0.047mL)を室温で加え、抗体に対する上記工程4で得た化合物のモル比6.9の反応液を調製し、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0093mL)を加え、抗体に対するNACのモル比13.8の反応液を調製し、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.26mg/mL,抗体収量:7.6mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.1。
【0631】
実施例79 抗体−薬物コンジュゲート(79)
【化132】
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【0632】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(79)
抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例78工程5と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.19mg/mL,抗体収量:7.1mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.7。
【0633】
実施例80 中間体(80)
【化133】
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【0634】
工程1:tert-ブチル (2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)カーバメート
N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシン(0.395g,2.26mmoL)のジクロロメタン(3.00mL)溶液に、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.260g,2.26mmoL)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.433mg,2.26mmoL)を加え、室温にて1時間撹拌した。この溶液を、エキサテカンのメタンスルホン酸塩(1.00g,1.88mmoL)、トリエチルアミン(0.315mL,2.26mmoL)、及びN,N-ジメチルホルムアミド(3.00mL)からなる溶液に加え、室温にて16.5時間撹拌した。反応溶液をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸溶液で洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.16g,99%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.30(9H,s),1.81-1.89(2H,m),2.09-2.21(2H,m),2.38(3H,s),3.15-3.17(2H,m),3.55-3.56(2H,m),5.15(1H,d,J=18.8Hz),5.23(1H,d,J=19.2Hz),5.41(2H,s),5.55-5.56(1H,m),6.53(1H,s),6.95(1H,t,J=5.5Hz),7.28(1H,s),7.77(1H,d,J=11.0Hz),8.39(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:593(M+H)
+.
【0635】
工程2:N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.513g,1.01mmoL)を、実施例69工程4と同様に反応させ、標記化合物(0.463g,93%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.96(3H,t,J=7.0Hz),1.89-1.91(2H,m),2.14-2.16(1H,m),2.30(3H,s),2.40-2.42(1H,m),3.15-3.21(2H,m),3.79-3.86(2H,m),4.63-4.67(1H,m),5.00-5.05(1H,m),5.23(1H,d,J=16.0Hz),5.48(1H,d,J=16.0Hz),5.62-5.64(1H,m),7.40-7.45(2H,m).
MS(APCI)m/z:493(M+H)
+.
【0636】
実施例81 抗体−薬物コンジュゲート(81)
【化134】
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【0637】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン(0.292mg,0.669mmoL)をジクロロメタン(5.00mL)に溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(77.0mg,0.0.669mmoL)、及びN,N-ジシクロヘキシルカルボジイミド(128mg,0.669mmoL)を加えて1時間20分攪拌した。その反応溶液を実施例80工程2の化合物(0.275g,0.558mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(5.00mL)に滴下し、室温にて1日間撹拌した。10%クエン酸水溶液(20.0mL)を加え、クロロホルム(20mL)で3回抽出した。得られた有機層を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.430g,85%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.94(3H,t,J=7.2Hz),1.43(9H,s),1.83-1.85(2H,m),2.20-2.22(1H,m),2.29(3H,s),2.36-2.39(2H,m),2.50-2.53(1H,m),2.67(1H,s),3.08-3.11(1H,m),3.18-3.21(1H,m),3.63-3.67(4H,m),3.78-3.82(1H,m),3.99(2H,dd,J=23.5,16.8Hz),4.16(1H,s),4.58(1H,d,J=18.8Hz),5.15(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=16.4Hz),5.52(1H,d,J=16.4Hz),5.59-5.61(1H,m),6.89(2H,d,J=6.7Hz),7.15-7.17(3H,m),7.28(1H,d,J=10.6Hz),7.41(1H,s).
MS(APCI)m/z:911(M+H)
+.
【0638】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.227g,0.249mmoL)をジクロロメタン(1.00mL)に溶解した。トリフルオロ酢酸(3.00mL)を加えて1時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(0.200g,99%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:0.93(3H,t,J=7.4Hz),1.85(2H,q,J=7.3Hz),2.24-2.45(5H,m),2.32(3H,s),2.56(1H,dd,J=13.7,5.5Hz),3.09-3.25(2H,m),3.66-3.76(6H,m),4.18-4.24(1H,m),4.76(1H,d,J=19.2Hz),5.18(1H,d,J=18.8Hz),5.30(1H,t,J=18.4Hz),5.52(1H,d,J=16.0Hz),5.63(1H,t,J=5.9Hz),6.93(2H,d,J=6.6Hz),7.17(3H,q,J=7.3Hz),7.30(1H,d,J=10.9Hz),7.42(1H,s).
MS(APCI)m/z:811(M+H)
+.
【0639】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(0.125g,0.154mmoL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.0775g,50%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.18-1.19(2H,m),1.45-1.48(4H,m),1.83-1.85(2H,m),2.12-2.17(4H,m),2.39(3H,s),2.68(1H,dd,J=24.4,14.7Hz),2.83-2.87(1H,m),3.17-3.78(12H,m),4.42-4.45(1H,m),5.23(2H,s),5.41(2H,s),5.58-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.15-7.29(6H,m),7.76(1H,d,J=10.9Hz),7.97-8.00(1H,m),8.09-8.12(3H,m),8.25-8.28(1H,m),8.44(1H,d,J=8.2Hz).
MS(APCI)m/z:1004(M+H)
+.
【0640】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(81)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.0078mL;抗体一分子に対して2.3当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.025mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co.LLC;0.039mL)と上記工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.0155mL;抗体一分子に対して4.6当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.003mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を3mL得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:8.31mg/mL,抗体収量:3.3mg(83%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.2。
【0641】
実施例82 抗体−薬物コンジュゲート(82)
【化135】
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【0642】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(82)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.0155mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.025mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co. LLC;0.029mL)と実施例81工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.031mL;抗体一分子に対して9.2当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.006mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を3mL得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:9.62mg/mL,抗体収量:3.8mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.5。
【0643】
実施例83 中間体(83)
【化136】
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【0644】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.800g,1.51mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシルグリシン(0.419g,1.81mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.965g,99%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.23(9H,s),1.82-1.89(2H,m),2.11-2.19(2H,m),2.40(3H,s),3.16-3.17(2H,m),3.52(2H,ddd,J=21.3,15.5,4.7Hz),3.77(2H,ddd,J=24.3,16.8,5.9Hz),5.23(2H,s),5.43(2H,s),5.56-5.60(1H,m),6.53(1H,s),7.04(1H,t,J=5.9Hz),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.12(1H,t,J=5.5Hz),8.31(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:650(M+H)
+.
【0645】
工程2:グリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.884g,1.36mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(0.787g,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.82-1.89(2H,m),2.11-2.18(2H,m),2.41(3H,s),3.17-3.18(2H,m),3.63(2H,s),3.88(2H,d,J=5.5Hz),5.19(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.56-5.61(1H,m),6.56(1H,s),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),8.01(3H,brs),8.65(1H,d,J=8.6Hz),8.72(1H,t,J=5.5Hz).
MS(APCI)m/z:550(M+H)
+.
【0646】
実施例84 抗体−薬物コンジュゲート(84)
【化137】
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【0647】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシルフェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
実施例83工程2で得た化合物のトリフルオロ酢酸塩(0.400g,0.728mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン(0.381mg,0.873mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.545g,77%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.37(9H,s),1.80-1.90(2H,m),2.09-2.11(1H,m),2.18-2.21(1H,m),2.40(3H,s),2.72-2.77(1H,m),3.01(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.16-3.17(2H,m),3.52-3.83(10H,m),4.48-4.51(1H,m),5.21(1H,d,J=19.2Hz),5.26(1H,d,J=18.8Hz),5.43(2H,s),5.55-5.59(1H,m),6.53(1H,s),6.99(1H,t,J=5.9Hz),7.18-7.24(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.0Hz),7.90(1H,t,J=5.3Hz),8.02(1H,t,J=5.5Hz),8.15-8.19(2H,m),8.30(1H,t,J=5.5Hz),8.43(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:968(M+H)
+.
【0648】
工程2:グリシルグリシルフェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミドトリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物(0.429g,0.443mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.385g,定量的)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.82-1.89(2H,m),2.11-2.19(2H,m),2.40(3H,s),2.74(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.03(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.16-3.18(2H,m),3.57-3.58(2H,m),3.67-3.76(7H,m),3.82-3.90(1H,m),4.53-4.56(1H,m),5.23(2H,s),5.43(2H,s),5.55-5.59(1H,m),6.55(1H,s),7.17-7.19(1H,m),7.22-7.29(4H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.00(3H,brs),8.07(1H,t,J=5.7Hz),8.22(1H,t,J=5.7Hz),8.36(2H,dd,J=10.9,7.0Hz),8.47-8.52(2H,m).
MS(APCI)m/z:868(M+H)
+.
【0649】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシルフェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(0.278g,0.320mmoL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.166g,49%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.14-1.22(2H,m),1.44-1.49(4H,m),1.80-1.90(2H,m),2.06-2.13(3H,m),2.20(1H,d,J=14.1Hz),2.40(3H,s),2.77(1H,dd,J=13.3,8.7Hz),3.01(1H,dd,J=13.3,4.3Hz),3.17(2H,t,J=6.7Hz),3.35-3.38(2H,m),3.56-3.84(10H,m),4.48(1H,dd,J=13.1,9.2Hz),5.23(2H,s),5.43(2H,s),5.55-5.59(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.20-7.24(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.00(2H,q,J=5.5Hz),8.06(1H,t,J=5.9Hz),8.13(1H,d,J=8.2Hz),8.18(1H,t,J=5.7Hz),8.28(1H,t,J=5.7Hz),8.43(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1061(M+H)
+.
【0650】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(84)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.53mg/mL,抗体収量:9.2mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.5。
【0651】
実施例85 抗体−薬物コンジュゲート(85)
【化138】
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【0652】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(85)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例84工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.51mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.8。
【0653】
実施例86 抗体−薬物コンジュゲート(86)
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0654】
工程1:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.150g,0.200moL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(70.0mg,37%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.15-1.21(2H,m),1.41-1.50(4H,m),1.80-1.90(2H,m),2.07-2.12(4H,m),2.17-2.23(1H,m),2.35-2.40(1H,m),2.41(3H,s),2.73-2.81(1H,m),2.98(1H,dd,J=13.7,4.6Hz),3.15-3.20(2H,m),3.53(1H,dd,J=16.6,5.7Hz),3.62-3.77(5H,m),4.39-4.45(1H,m),5.22(1H,d,J=18.9Hz),5.27(1H,d,J=18.9Hz),5.39(1H,d,J=16.0Hz),5.44(1H,d,J=16.0Hz),5.55-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.98(2H,s),7.13-7.24(5H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=10.3Hz),7.95-8.00(1H,m),8.05-8.09(2H,m),8.28-8.31(1H,m),8.41(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:947(M+H)
+.
【0655】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(86)
参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(5.0mL)を15mLチューブに採取し、10mM TCEP水溶液(0.155mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.250mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に上記工程1で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.311mL;抗体一分子に対して9.2当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0622mL;抗体一分子に対して18.4当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS7.4を使用)を用いた精製を行い、目的の実施例化合物を含有する溶液を得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.04mg/mL,抗体収量:32.5mg(65%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0656】
実施例87 抗体−薬物コンジュゲート(87)
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0657】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(87)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(9.0mL)を50mLチューブに採取し、10mM TCEP水溶液(0.280mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.450mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に実施例31の工程1で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.559mL;抗体一分子に対して9.2当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.112mL;抗体一分子に対して18.4当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS7.4を使用)を用いた精製を行い、目的の実施例化合物を含有する溶液を得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:3.45mg/mL,抗体収量:49.7mg(55%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0658】
実施例88 抗体−薬物コンジュゲート(88)
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0659】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(88)
薬物リンカーとして実施例86工程1で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例3工程1と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.50mg/mL,抗体収量:8.55mg(68%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.3。
【0660】
実施例89 抗体−薬物コンジュゲート(89)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
工程1:tert-ブチル (9S,18S)-9-ベンジル-18-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,5,8,11,14,17-ヘキサオキソ-4,7,10,13,16-ペンタアザイコサン-20-オエート
実施例71工程2で得た化合物(76mg,0.076mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-マレイミドプロピオン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(73mg,83%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1147(M+H)
+.
【0662】
工程2:N-[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニンアミド
上記工程1で得た化合物(69mg,0.060mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(32mg,44%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.6Hz),1.85(2H,m,J=14.1Hz),2.06-2.20(2H,m),2.40(3H,s),2.31-2.57(7H,m),2.61-2.71(1H,m),2.73-2.83(1H,m),2.98-3.06(1H,m),3.12-3.22(2H,m),3.29-3.40(2H,m),3.54-3.79(6H,m),3.80-4.41(3H,m),4.43-4.57(2H,m),5.19(1H,d,J=19.6Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,brs),5.52-5.60(1H,m),6.98(2H,s),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.77-7.84(2H,m),7.90-7.97(1H,m),8.07-8.14(2H,m),8.23-8.30(1H,m),8.35(1H,d,J=7.0Hz),8.53(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1091(M+H)
+.
【0663】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(89)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.67mg/mL,抗体収量:10.0mg(80%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0664】
実施例90 抗体−薬物コンジュゲート(90)
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0665】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(90)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例89工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.64mg/mL,抗体収量:9.8mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.8。
【0666】
実施例91 抗体−薬物コンジュゲート(91)
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
工程1:tert-ブチル (9S,18S)-9-ベンジル-18-{[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,5,8,11,14,17-ヘキサオキソ-4,7,10,13,16-ペンタアザイコサン-20-オエート
実施例71工程2で得た化合物(75mg,0.075mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに4-マレイミド酪酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(72mg,82%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0668】
工程2:N-[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニルアミド
上記工程1で得た化合物(69mg,0.059mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(24mg,34%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.63-1.74(2H,m),1.78-1.91(2H,m),2.05-2.21(4H,m),2.30-2.56(3H,m),2.40(3H,s),2.61-2.72(1H,m),2.73-2.83(1H,m),2.97-3.07(1H,m),3.12-3.23(2H,m),3.29-3.43(4H,m),3.53-3.79(6H,m),3.80-4.58(3H,m),4.43-4.57(2H,m),5.19(1H,d,J=19.2Hz),5.26(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.51-5.61(1H,m),7.00(2H,s),7.12-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.76-7.84(2H,m),7.94(1H,t,J=5.9Hz),8.05-8.14(2H,m),8.19(1H,d,J=7.0Hz),8.26(1H,t,J=5.7Hz),8.52(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1105(M+H)
+.
【0669】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(91)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.51mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0670】
実施例92 抗体−薬物コンジュゲート(92)
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(92)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例91工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.66mg/mL,抗体収量:10.0mg(80%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.7。
【0672】
実施例93 抗体−薬物コンジュゲート(93)
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
工程1:tert-ブチル (9S,18S)-9-ベンジル-18-({3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}アミノ)-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,5,8,11,14,17-ヘキサオキソ-4,7,10,13,16-ペンタアザイコサン-20-オエート
実施例71工程2で得た化合物(80mg,0.080mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-(2-(2-(3-マレイミドプロパナミド)エトキシ)エトキシ)プロパン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(87mg,83%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1307(M+H)
+.
【0674】
工程2:N-{3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニルアミド
上記工程1で得た化合物(82mg,0.063mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(30mg,35%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.0Hz),1.85(2H,dt,J=14.6,7.4Hz),2.07-2.22(2H,m),2.40(3H,s),2.29-2.58(7H,m),2.63-2.72(1H,m),2.78(1H,dd,J=13.7,10.6Hz),3.02(1H,dd,J=13.9,4.1Hz),3.09-3.21(4H,m),3.30-3.39(4H,m),3.45(4H,s),3.54-3.78(10H,m),3.78-4.53(3H,m),4.43-4.52(1H,m),4.52-4.59(1H,m),5.19(1H,d,J=18.8Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.43(2H,s),5.52-5.61(1H,m),7.00(2H,s),7.13-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.77-7.85(2H,m),7.94(1H,t,J=5.7Hz),8.02(1H,t,J=6.3Hz),8.05-8.14(2H,m),8.22-8.30(2H,m),8.53(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1250(M+H)
+.
【0675】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(93)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.70mg/mL,抗体収量:10.2mg(82%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0676】
実施例94 抗体−薬物コンジュゲート(94)
【化147】
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【0677】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(94)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例93工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.65mg/mL,抗体収量:9.9mg(79%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.5。
【0678】
実施例95 抗体−薬物コンジュゲート(95)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
工程1:tert-ブチル (21S)-21-{[(7S)-7-ベンジル-15-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2,5,8,11,15-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザペンタデク-1-イル]カルバモイル}-1-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-3,19-ジオキソ-7,10,13,16-テトラオキサ-4,20-ジアザトリコサン-23-オエート
実施例71工程2で得た化合物(80mg,0.080mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに1-マレイミド-3-オキソ-7,10,13,16-テトラオキサ-4-アザノナデカン-19-オイックアシッドN-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(91mg,81%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1395(M+H)
+.
【0680】
工程2:N-[19-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-17-オキソ-4,7,10,13-テトラオキサ-16-アザノナデカン-1-オイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-β-アラニルアミド
上記工程1で得た化合物(86mg,0.062mmoL)を、実施例1の工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(30mg,34%)を黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.85(2H,dt,J=14.5,7.2Hz),2.05-2.22(2H,m),2.28-2.59(7H,m),2.40(3H,s),2.64-2.72(1H,m),2.73-2.82(1H,m),3.02(1H,dd,J=13.5,4.5Hz),3.09-3.21(4H,m),3.35(4H,t,J=6.3Hz),3.48(11H,d,J=8.2Hz),3.53-3.78(11H,m),3.98-4.89(3H,m),4.43-4.51(1H,m),4.52-4.59(1H,m),5.19(1H,d,J=19.6Hz),5.26(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.52-5.61(1H,m),7.00(2H,s),7.13-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.77-7.85(2H,m),7.94(1H,t,J=5.1Hz),8.02(1H,t,J=5.7Hz),8.05-8.14(2H,m),8.22-8.31(2H,m),8.53(1H,d,J=9.4Hz).
MS(ESI)m/z:1339(M+H)
+.
【0681】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(95)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.68mg/mL,抗体収量:10.1mg(81%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0682】
実施例96 抗体−薬物コンジュゲート(96)
【化149】
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【0683】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(96)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例95工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.67mg/mL,抗体収量:10.0mg(80%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.6。
【0684】
実施例97 抗体−薬物コンジュゲート(97)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例58工程1で得た化合物(90mg,0.089mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-マレイミドプロピオン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(67mg,65%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.35(9H,s),1.66-1.77(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.08-2.22(4H,m),2.31-2.46(3H,m),2.40(3H,s),2.65(1H,dd,J=15.8,5.7Hz),2.78(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),2.97-3.04(1H,m),3.05-3.12(2H,m),3.14-3.21(2H,m),3.54-3.80(8H,m),4.42-4.50(1H,m),4.54-4.62(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.54-5.62(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.97(1H,t,J=5.9Hz),8.10(1H,d,J=8.2Hz),8.15(1H,t,J=5.9Hz),8.26(1H,t,J=4.7Hz),8.34(1H,d,J=8.2Hz),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0686】
工程2:N-[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程1で得た化合物(67mg,0.058mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(50mg,78%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.71(2H,dt,J=14.6,7.4Hz),1.86(2H,dt,J=15.0,7.2Hz),2.08-2.22(4H,m),2.31-2.55(3H,m),2.39(3H,brs),2.67(1H,dd,J=16.2,6.1Hz),2.78(1H,dd,J=13.9,9.2Hz),3.01(1H,dd,J=12.7,4.5Hz),3.04-3.12(2H,m),3.13-3.21(2H,m),3.30-3.51(2H,m),3.53-3.79(6H,m),4.42-4.50(1H,m),4.54(1H,dd,J=13.7,7.4Hz),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.53(1H,brs),6.98(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.95(1H,t,J=5.9Hz),8.05-8.15(2H,m),8.26(1H,t,J=6.1Hz),8.35(1H,d,J=7.8Hz),8.46(1H,d,J=8.6Hz),12.30(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1105(M+H)
+.
【0687】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(97)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1mL)を1.5mLチューブに入れ、ここに10mM TCEP水溶液(0.016mL)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.050mL)を加え、抗体に対するTCEPのモル比2.3の反応液を調製した。本溶液のpHが7.4±0.1であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、上記工程2で得た化合物10mM DMSO溶液(0.031mL)を室温で加え、抗体に対する上記工程2で得た化合物のモル比4.6の反応液を調製し、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0062mL)を加え、抗体に対するNACのモル比9.2の反応液を調製し、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.37mg/mL,抗体収量:8.2mg(82%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.2。
【0688】
実施例98 抗体−薬物コンジュゲート(98)
【化151】
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【0689】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(98)
抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例97工程3と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.25mg/mL,抗体収量:7.5mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.2。
【0690】
実施例99 抗体−薬物コンジュゲート(99)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例58工程1で得た化合物(90mg,0.089mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに4-マレイミド酪酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(88mg,84%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.34(9H,s),1.64-1.76(4H,m),1.86(2H,tt,J=14.8,7.1Hz),2.05-2.22(6H,m),2.35-2.55(1H,m),2.39(3H,s),2.67(1H,dd,J=16.0,5.9Hz),2.78(1H,dd,J=13.9,9.2Hz),3.01(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.05-3.12(2H,m),3.14-3.21(2H,m),3.39(2H,t,J=7.0Hz),3.53-3.79(6H,m),4.42-4.50(1H,m),4.53-4.62(1H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.13-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.73(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.97(1H,t,J=5.9Hz),8.07-8.15(2H,m),8.18(1H,d,J=7.8Hz),8.25(1H,t,J=6.1Hz),8.46(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1175(M+H)
+.
【0692】
工程2:N-[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程1で得た化合物(88mg,0.075mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(72mg,86%)を淡黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.62-1.77(4H,m),1.86(2H,dt,J=15.4,7.5Hz),2.04-2.24(6H,m),2.39(3H,s),2.30-2.53(2H,m),2.75-2.87(1H,m),3.01(1H,dd,J=13.7,4.7Hz),3.04-3.12(2H,m),3.13-3.20(2H,m),3.38(2H,t,J=7.0Hz),3.52-3.77(6H,m),4.31-4.46(1H,m),4.46-4.56(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.12-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.79(1H,d,J=11.3Hz),7.67-7.84(1H,m),7.95-8.22(4H,m),8.25-8.43(1H,m),8.42-8.61(1H,m),12.30(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1119(M+H)
+.
【0693】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(99)
薬物リンカーとして上記工程2で得た化合物を使用し、実施例2工程6と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.32mg/mL,抗体収量:7.9mg(79%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0694】
実施例100 抗体−薬物コンジュゲート(100)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0695】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(100)
抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカーとして実施例99工程2で得た化合物を使用し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例99工程3と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.17mg/mL,抗体収量:7.0mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.2。
【0696】
実施例101 抗体−薬物コンジュゲート(101)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-({3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}アミノ)-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例58工程1で得た化合物(107mg,0.106mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-(2-(2-(3-マレイミドプロパナミド)エトキシ)エトキシ)プロパン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(107mg,76%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1321(M+H)
+.
【0698】
工程2:N-{3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程1で得た化合物(107mg,0.081mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(91mg,89%)を淡黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.71(2H,t,J=7.0Hz),1.79-1.93(2H,m),2.07-2.22(4H,m),2.32(2H,t,J=7.2Hz),2.35-2.41(2H,m),2.39(3H,s),2.75-2.86(1H,m),3.01(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.05-3.21(6H,m),3.29-3.37(6H,m),3.45(4H,s),3.52-3.78(8H,m),4.38-4.47(1H,m),4.48-4.60(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.73(1H,t,J=5.7Hz),7.79(1H,d,J=11.3Hz),8.03(2H,t,J=5.7Hz),8.07-8.26(3H,m),8.26-8.42(1H,m),8.45-8.55(1H,m),12.32(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1264(M+H)
+.
【0699】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(101)
薬物リンカーとして上記工程2の化合物を使用し、実施例2工程6と同様の操作により、目的の実施例化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.40mg/mL,抗体収量:8.4mg(84%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.2。
【0700】
実施例102 抗体−薬物コンジュゲート(102)
【化155】
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【0701】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(102)
薬物リンカーとして実施例101工程2で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例101工程3と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.22mg/mL,抗体収量:7.3mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.9。
【0702】
実施例103 抗体−薬物コンジュゲート(103)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
工程1:tert-ブチル (21S)-21-{[(7S)-7-ベンジル-16-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2,5,8,11,16-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデク-1-イル]カルバモイル}-1-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-3,19-ジオキソ-7,10,13,16-テトラオキサ-4,20-ジアザトリコサン-23-オエート
実施例58工程1で得た化合物(107mg,0.106mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに1-マレイミド-3-オキソ-7、10、13、16-テトラオキサ-4-アザノナデカン-19-オイックアシッドN-スクシンイミジルを用いて、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(157mg,定量的)を淡黄色固体として得た。
【0704】
工程2:N-[19-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-17-オキソ-4,7,10,13-テトラオキサ-16-アザノナデカン-1-オイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程1で得た化合物(156g,0.111mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(83mg,55%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.72(2H,t,J=7.4Hz),1.79-1.93(2H,m),2.05-2.23(4H,m),2.32(2H,t,J=7.4Hz),2.39(3H,s),2.35-2.42(2H,m),2.76-2.87(1H,m),3.01(1H,dd,J=13.5,4.5Hz),3.05-3.21(6H,m),3.29-3.38(4H,m),3.48(12H,d,J=8.2Hz),3.54-3.79(10H,m),4.38-4.47(1H,m),4.48-4.59(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.53-5.62(1H,m),6.53(1H,s),7.00(2H,s),7.13-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.70-7.77(1H,m),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.03(2H,t,J=5.5Hz),8.07-8.28(3H,m),8.29-8.45(1H,m),8.46-8.57(1H,m),12.33(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1353(M+H)
+.
【0705】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(103)
薬物リンカーとして上記工程2の化合物を使用し、実施例2工程6と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.27mg/mL,抗体収量:7.6mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.3。
【0706】
実施例104 抗体−薬物コンジュゲート(104)
【化157】
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工程1:抗体−薬物コンジュゲート(104)
薬物リンカーとして実施例103工程2で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例103工程3と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.21mg/mL,抗体収量:7.3mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.0。
【0707】
実施例105 抗体−薬物コンジュゲート(105)
【化158】
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【0708】
工程1:tert-ブチル (10S,19S)-10-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-19-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-1,6,9,12,15,18-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザドコサン-22-オエート
実施例2工程2で得た化合物(150mg,0.179mmoL)を、(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸の代わりに(2S)-5-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-5-オキソペンタン酸を用いて、実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(176mg,79%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1247(M+H)
+.
【0709】
工程2:tert-ブチル (10S,19S)-10-ベンジル-19-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,6,9,12,15,18-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザドコサン-22-オエート
上記工程1で得た化合物(165mg,0.132mmoL)を、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(125mg,78%)を白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1218(M+H)
+.
【0710】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-グルタミルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程2で得た化合物(125mg,0.103mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(102mg,85%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.16(2H,m,J=14.5Hz),1.46(4H,quin,J=7.3Hz),1.72(3H,dt,J=14.2,7.2Hz),1.78-1.94(3H,m),2.01-2.27(8H,m),2.39(3H,s),2.79(1H,dd,J=13.7,9.4Hz),3.02(1H,dd,J=13.3,4.7Hz),3.05-3.12(2H,m),3.17(2H,d,J=5.1Hz),3.28-3.40(2H,m),3.50-3.83(6H,m),4.18-4.27(1H,m),4.40-4.50(1H,m),5.16(1H,d,J=19.6Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.51-5.62(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.12-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.79(1H,d,J=10.9Hz),8.01(1H,d,J=7.4Hz),8.05-8.21(3H,m),8.32(1H,s),8.47(1H,d,J=8.6Hz),12.08(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0711】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(105)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.019mL;抗体一分子に対して2.3当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、DMSO(Sigma-Aldrich Co. LLC;0.109mL)と上記工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.008mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.71mg/mL,抗体収量:10.3mg(82%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.7。
【0712】
実施例106 抗体−薬物コンジュゲート(106)
【化159】
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【0713】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(106)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-1及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.0/EDTAに置換し、10mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(1.25mL)を1.5mLポリプロピレン製チューブに入れ、ここに10mMTCEP水溶液(0.039mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.0625mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることで、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、ジメチルスルホキシド(0.072mL)と実施例105工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.078mL;抗体一分子に対して9.2当量)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で40分間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0155mL)を加え、さらに室温で20分間攪拌し、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.46mg/mL,抗体収量:8.8mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.1。
【0714】
実施例107 抗体−薬物コンジュゲート(107)
【化160】
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【0715】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-3-アミノ-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例58工程1で得た化合物(300mg,0.243mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.5mL)溶液に、ピペリジン(0.245mL,2.43mmoL)を加え、室温で1.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(210mg,85%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d
6)δ:0.90(3H,t,J=6.8Hz),1.40(9H,s),1.70-1.77(2H,m),1.83-1.92(2H,m),2.12-2.23(4H,m),2.32-2.39(1H,m),2.42(3H,s),2.55-2.62(1H,m),2.78-2.85(1H,m),3.00-3.07(1H,m),3.07-3.13(2H,m),3.17-3.21(2H,m),3.50-3.80(7H,m),4.45-4.51(1H,m),5.19(1H,d,J=17.3Hz),5.28(1H,d,J=17.3Hz),5.43-5.47(2H,m),5.57-5.63(1H,m),6.56(1H,s),7.18-7.28(5H,m),7.34(1H,s),7.70-7.74(1H,m),7.83(1H,d,J=10.7Hz),8.05-8.15(3H,m),8.28-8.30(3H,m),8.49(1H,d,J=9.3Hz).
【0716】
工程2:tert-ブチル (3S,6S,15S)-15-ベンジル-6-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-24-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4,7,10,13,16,19,24-ヘプタオキソ-5,8,11,14,17,20-ヘキサアザテトラコサン-1-オエート
上記工程1で得た化合物(105mg,0.104mmoL)を実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(105mg,72%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.33(9H,s),1.36(9H,s),1.65-1.76(2H,m),1.78-1.92(2H,m),2.06-2.22(4H,m),2.39(3H,s),2.41-2.53(2H,m),2.64-2.74(2H,m),2.78(1H,dd,J=13.3,9.8Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.7Hz),3.08(2H,dt,J=12.2,6.2Hz),3.13-3.21(2H,m),3.54-3.80(6H,m),4.16-4.33(3H,m),4.34-4.43(1H,m),4.43-4.51(1H,m),4.54-4.63(1H,m),5.15(1H,d,J=19.2Hz),5.23(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,br.s.),5.52-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.13-7.19(1H,m),7.20-7.27(4H,m),7.27-7.34(3H,m),7.40(2H,t,J=7.6Hz),7.65-7.74(4H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.87(2H,d,J=7.8Hz),7.98(1H,t,J=5.9Hz),8.05-8.09(1H,m),8.12(1H,d,J=7.8Hz),8.23-8.31(2H,m),8.46(1H,d,J=9.0Hz).
【0717】
工程3:tert-ブチル (3S,6S,15S)-15-ベンジル-6-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-24-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,19,24-ヘプタオキソ-5,8,11,14,17,20-ヘキサアザテトラコサン-1-オエート
上記工程2で得た化合物(99mg,0.071mmoL)を、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(83mg,86%)を淡茶白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1375(M+H)
+.
【0718】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパルチル-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(80mg,0.058mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(30mg,41%)を淡黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.10-1.22(2H,m),1.45(4H,t,J=7.0Hz),1.71(2H,m,J=7.4Hz),1.78-1.93(2H,m),2.06(2H,t,J=7.4Hz),2.10-2.23(4H,m),2.31-2.57(2H,m),2.40(3H,s),2.61-2.85(3H,m),3.01(1H,dd,J=13.9,3.7Hz),3.05-3.12(2H,m),3.17(2H,brs),3.28-3.41(2H,m),3.46-3.85(6H,m),4.41-4.50(1H,m),4.50-4.60(2H,m),5.16(1H,d,J=19.6Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.52-5.62(1H,m),6.54(1H,s),7.00(2H,s),7.12-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.72(1H,brs),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.94(1H,brs),8.00(1H,brs),8.10(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,d,J=7.0Hz),8.19(1H,d,J=7.4Hz),8.28(1H,brs),8.46(1H,d,J=8.2Hz),12.34(2H,brs).
MS(ESI)m/z:1262(M+H)
+.
【0719】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(107)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程4で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.74mg/mL,抗体収量:10.4mg(83%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.3。
【0720】
実施例108 抗体−薬物コンジュゲート(108)
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(108)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例107工程4で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:2.0mg/mL,抗体収量:12mg(96%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):8.1。
【0722】
実施例109 抗体−薬物コンジュゲート(109)
【化162】
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【0723】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[(2S)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}ヘキサノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例105工程1で得た化合物(105mg,0.104mmoL)を、(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸の代わりにN
6-(tert-ブトキシカルボニル)-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-リシンを用いて、実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(105mg,69%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.30-1.34(9H,m),1.34-1.40(9H,m),1.44-1.54(2H,m),1.55-1.65(2H,m),1.66-1.77(2H,m),1.79-1.91(2H,m),2.06-2.22(4H,m),2.39(3H,s),2.43-2.55(2H,m),2.65-2.91(5H,m),3.01(1H,dd,J=14.1,4.7Hz),3.05-3.12(2H,m),3.13-3.21(2H,m),3.54-3.81(6H,m),3.89-4.01(1H,m),4.15-4.30(3H,m),4.42-4.51(1H,m),4.53-4.62(1H,m),5.17(1H,d,J=19.9Hz),5.23(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.52-5.60(1H,m),6.54(1H,s),6.73-6.81(1H,m),7.12-7.27(5H,m),7.27-7.35(3H,m),7.36-7.44(2H,m),7.54(1H,d,J=7.8Hz),7.66-7.75(3H,m),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.87(2H,d,J=7.8Hz),7.95-8.01(1H,m),8.01-8.06(1H,m),8.11(1H,d,J=7.0Hz),8.21-8.31(2H,m),8.46(1H,d,J=9.0Hz).
【0724】
工程2:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[(2S)-6-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}ヘキサノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
上記工程1で得た化合物(101mg,0.069mmoL)を、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(87mg,88%)を淡茶白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1432(M+H)
+.
【0725】
工程3:N
2-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-リシル-L-α-アスパラチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(84mg,0.059mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(28mg,37%)を淡茶白色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.17(2H,dt,J=13.7,7.0Hz),1.21-1.34(2H,m),1.37-1.56(6H,m),1.57-1.77(3H,m),1.78-1.92(2H,m),1.99-2.25(6H,m),2.31-2.58(3H,m),2.40(3H,s),2.64-2.86(3H,m),3.02(1H,dd,J=13.3,4.3Hz),3.05-3.13(2H,m),3.13-3.22(2H,m),3.26-3.39(2H,m),3.39-3.81(6H,m),4.14-4.27(1H,m),4.40-4.58(2H,m),5.16(1H,d,J=19.6Hz),5.25(1H,d,J=19.9Hz),5.43(2H,s),5.51-5.63(1H,m),6.55(1H,s),7.01(2H,s),7.23(5H,s),7.31(1H,s),7.65(2H,brs),7.76(1H,brs),7.80(1H,d,J=10.6Hz),7.94-8.09(3H,m),8.13(1H,d,J=7.8Hz),8.23(1H,d,J=7.4Hz),8.31-8.39(1H,m),8.49(1H,d,J=7.8Hz),12.18-12.56(1H,m).
MS(ESI)m/z:1276(M+H)
+.
【0726】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(109)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.76mg/mL,抗体収量:10.6mg(85%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0727】
実施例110 抗体−薬物コンジュゲート(110)
【化163】
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工程1:抗体−薬物コンジュゲート(110)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例109工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の実施例化合物を得た。
抗体濃度:1.81mg/mL,抗体収量:10.8mg(86%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.2。
【0728】
実施例111 抗体−薬物コンジュゲート(111)
【化164】
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【0729】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-3-アミノ-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-20,20-ジメチル-4,7,10,13,16,21-へキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザへニコサン-1-オエート
(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸(114mg,0.277mmoL)のジクロロメタン(2.5mL)混合液へ、N-ヒドロキシスクシンイミド(31.9mg,0.277mmoL)、及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(66.3mg,0.346mmoL)を加えて室温で1時間攪拌した。その反応溶液を、実施例25工程2で得た化合物(200mg,0.231mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.0mL)溶液へ滴下し、トリエチルアミン(0.0643mL,0.461mmoL)を加え、室温にて23時間攪拌した。反応混合物に10%クエン酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機相を水−飽和食塩水(1:1)、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[ジクロロメタン〜ジクロロメタン/メタノール=9/1(v/v)]にて精製し、得られた化合物をN,N-ジメチルホルムアミド(2.00mL)に溶解し、ピペリジン(0.140mL,1.42mmoL)を加えて1時間攪拌した。減圧下にて溶媒を留去し得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(104mg,49%)を淡黄色固体として得た。
1HNMR(500MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.6Hz),1.20(3H,s),1.21(3H,s),1.37(9H,s),1.62-1.73(2H,m),1.81-1.91(2H,m),2.10-2.18(2H,m),2.34(1H,dd,J=15.6,7.8Hz),2.39(3H,s),2.57(1H,dd,J=16.1,4.9Hz),2.80(1H,dd,J=13.9,9.5Hz),2.99-3.07(2H,m),3.08-3.23(3H,m),3.27-3.37(2H,m),3.50(1H,dd,J=7.3,4.9Hz),3.56-3.78(6H,m),4.44-4.51(1H,m),5.12(1H,d,J=18.6Hz),5.18(1H,d,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.56-5.62(1H,m),6.52(1H,s),7.15-7.20(1H,m),7.21-7.27(4H,m),7.31(1H,s),7.70(1H,t,J=5.6Hz),7.79(1H,d,J=10.7Hz),8.05(1H,t,J=5.6Hz),8.08(1H,d,J=7.8Hz),8.14(1H,d,J=8.8Hz),8.23(1H,t,J=6.1Hz),8.28(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1038(M+H)
+.
【0730】
工程2:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-20,20-ジメチル-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
上記工程1で得た化合物(104mg,0.100mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(1.00mL)に溶解し、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(61.8mg,0.200mmoL)を加え、室温で17時間攪拌した。減圧下にて溶媒を留去し得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[ジクロロメタン〜ジクロロメタン/メタノール=17/3(v/v)]にて精製し、標記化合物(114mg,92%)を淡茶白色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1232(M+H)
+.
【0731】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3,3-ジメチル-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程2で得た化合物(111mg,0.0901mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(83.0mg,78%)を黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.12-1.25(2H,m),1.20(3H,s),1.21(3H,s),1.39-1.52(4H,m),1.63-1.72(2H,m),1.86(2H,m,J=7.4Hz),2.08(2H,t,J=7.4Hz),2.11-2.19(2H,m),2.39(3H,s),2.42-2.54(1H,m),2.68(1H,dd,J=16.0,5.5Hz),2.79(1H,dd,J=13.5,9.6Hz),2.96-3.08(2H,m),3.08-3.25(3H,m),3.35(2H,t,J=7.0Hz),3.53-3.78(6H,m),4.43-4.52(1H,m),4.52-4.60(1H,m),5.11(1H,d,J=19.2Hz),5.18(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.54-5.64(1H,m),6.54(1H,brs),6.99(2H,s),7.14-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.72(1H,t,J=5.3Hz),7.79(1H,d,J=10.9Hz),7.98(1H,t,J=5.7Hz),8.05-8.12(2H,m),8.15(2H,d,J=7.0Hz),8.25(1H,t,J=5.5Hz),12.29(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1175(M+H)
+.
【0732】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(111)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.69mg/mL,抗体収量:10.1mg(81%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.5。
【0733】
実施例112 抗体−薬物コンジュゲート(112)
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(112)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例111工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.84mg/mL,抗体収量:11.0mg(88%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.6。
【0734】
実施例113 抗体−薬物コンジュゲート(113)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
工程1:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[3-(メチルジスルファニル)プロパノイル]アミノ}-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例107工程1で得た化合物(202mg,0.200mmoL)を(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸の代わりに4-(メチルジチオ)プロパン酸(36.5mg,0.240mmoL)を実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(153mg,67%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.36(9H,s),1.67-1.76(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.08-2.23(4H,m),2.36-2.57(6H,m),2.39(3H,s),2.69(1H,dd,J=16.0,5.5Hz),2.78(1H,dd,J=13.3,9.8Hz),2.88(2H,t,J=7.2Hz),2.97-3.13(3H,m),3.14-3.21(2H,m),3.55-3.79(6H,m),4.42-4.51(1H,m),4.56-4.65(1H,m),5.20(2H,q,J=18.5Hz),5.37-5.48(2H,m),5.52-5.62(1H,m),6.54(1H,s),7.13-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.95-8.01(1H,m),8.11(1H,d,J=8.2Hz),8.14-8.20(1H,m),8.23-8.30(1H,m),8.34(1H,d,J=8.2Hz),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
【0736】
工程2:N-[3-(メチルジスルファニル)プロパノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程1で得た化合物(153mg,0.134mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(103mg,71%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.67-1.77(2H,m),1.81-1.91(2H,m),2.09-2.21(4H,m),2.39(3H,s),2.58-2.35(6H,m),2.65-2.84(2H,m),2.88(2H,t,J=7.2Hz),2.97-3.21(5H,m),3.58-3.76(6H,m),4.42-4.50(1H,m),4.53-4.62(1H,m),5.21(2H,q,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.53-5.62(1H,m),6.53(1H,s),7.14-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.68-7.74(1H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),7.93-7.99(1H,m),8.07-8.17(2H,m),8.23-8.29(1H,m),8.35(1H,d,J=7.8Hz),8.46(1H,d,J=8.2Hz),12.33(1H,brs).
【0737】
工程3:N-(3-スルファニルプロパノイル)-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシナミド
上記工程2で得た化合物(103mg,0.0947mmoL)を、メタノール(1.00mL)、酢酸エチル(0.500mL)、0.05規定リン酸カリウムバッファー(0.500mL)に溶解し、トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩(81.4mg,0.284mmoL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(24.0mg,24%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.66-1.76(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.08-2.22(4H,m),2.37-2.69(9H,m),2.75-2.85(1H,m),2.99-3.17(5H,m),3.53-3.78(6H,m),4.39-4.49(1H,m),4.51-4.60(1H,m),5.20(2H,q,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.14-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.69-7.75(1H,m),7.80(1H,d,J=10.9Hz),7.92-8.21(4H,m),8.23-8.38(2H,m),8.45-8.52(1H,m),12.32(1H,s).
MS(ESI)m/z:1042(M+H)
+.
【0738】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(113)
抗体のSMCC誘導体化:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここにスクシンイミジル 4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1-カルボキシレート(SMCC,Thermo FisherScientific Inc.)を27.6mM含むジメチルスルホキシド溶液(0.0125mL;抗体一分子に対して約5.1当量相当)とジメチルスルホキシド(0.0125mL)を室温で加え、室温で2時間反応させた。この反応液を共通操作D-2を用いた精製を行い、SMCC誘導体化された抗体を約10mg含む溶液を1.2mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、ジメチルスルホキシド0.09mLと上記工程3で得た化合物を10mM含むジメチルスルホキシド溶液(0.03mL;抗体一分子に対して約5.8当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.19mg/mL,抗体収量:7.1mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0739】
実施例114 抗体−薬物コンジュゲート(114)
【化167】
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【0740】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(114)
抗体のSMCC誘導体化:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここにSMCCを27.6mM含むジメチルスルホキシド溶液(0.025mL;抗体一分子に対して約10当量相当)を室温で加え、室温で2時間反応させた。この反応液を共通操作D-2を用いた精製を行い、SMCC誘導体化された抗体を約10mg含む溶液を1.2mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、ジメチルスルホキシド(0.06mL)と実施例113工程3で得た化合物を10mM含むジメチルスルホキシド溶液(0.06mL;抗体一分子に対して約11.6当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.96mg/mL,抗体収量:2.4mg(24%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.0。
【0741】
実施例115 抗体−薬物コンジュゲート(115)
【化168】
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【0742】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-オキソペンチル)グリシンアミド
実施例17工程2で得た化合物(348mg,0.537mmoL)を、実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(429mg,84%)を淡黄色固体として得た。これ以上の精製はせず次の反応へ用いた。
【0743】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-オキソペンチル)グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(427mg,0.448mmoL)を、実施例2工程2と同様に反応させ、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(430mg,99%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.38-1.49(2H,m),1.54-1.66(2H,m),1.86(2H,tt,J=14.5,7.0Hz),2.08-2.16(2H,m),2.19(2H,t,J=7.2Hz),2.40(3H,s),2.76(1H,dd,J=13.9,10.0Hz),3.00-3.12(3H,m),3.14-3.21(2H,m),3.57(2H,d,J=4.7Hz),3.60-3.75(3H,m),3.87(1H,dd,J=16.8,5.9Hz),4.55(1H,td,J=9.0,4.7Hz),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.23(1H,d,J=18.4Hz),5.44(2H,s),5.53-5.60(1H,m),6.55(1H,s),7.14-7.29(5H,m),7.32(1H,s),7.74(1H,t,J=5.5Hz),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.96(3H,br.s.),8.30-8.37(1H,m),8.44-8.53(2H,m).
MS(ESI)m/z:853(M+H)
+.
【0744】
工程3:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-22-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4,7,10,13,16,22-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザドコサン-1-ノエート
上記工程2で得た化合物(140mg,0.164mmoL)を、実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(140mg,68%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.31-1.37(9H,m),1.39-1.47(2H,m),1.53-1.64(2H,m),1.85(2H,tt,J=14.2,7.1Hz),2.07-2.15(2H,m),2.18(2H,t,J=7.2Hz),2.39(3H,s),2.40-2.54(1H,m),2.70(1H,dd,J=16.8,5.5Hz),2.79(1H,dd,J=13.9,9.6Hz),2.99-3.10(3H,m),3.12-3.20(2H,m),3.56-3.79(6H,m),4.17-4.35(3H,m),4.35-4.43(1H,m),4.44-4.52(1H,m),5.15(1H,d,J=19.2Hz),5.21(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.51-5.60(1H,m),6.54(1H,s),7.12-7.19(1H,m),7.20-7.27(4H,m),7.27-7.34(3H,m),7.40(2H,t,J=7.4Hz),7.62-7.73(4H,m),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.87(2H,d,J=7.4Hz),8.02(1H,t,J=5.7Hz),8.11(1H,d,J=7.8Hz),8.17(1H,t,J=5.3Hz),8.25(1H,t,J=5.7Hz),8.44(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1247(M+H)
+.
【0745】
工程4:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-22-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4,7,10,13,16,22-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザドコサン-1-ノエート
上記工程3で得た化合物(137mg,0.110mmoL)を、実施例58工程2と同様に反応させ、標記化合物(103mg,77%)を得た。
MS(ESI)m/z:1218(M+H)
+.
【0746】
工程5:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-オキソペンチル)グリシナミド
上記工程4で得た化合物(88mg,0.072mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(51mg,61%)を淡黄色固体として得た。
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.12-1.22(2H,m),1.38-1.51(6H,m),1.54-1.64(2H,m),1.80-1.92(2H,m),2.03-2.15(4H,m),2.19(2H,t,J=7.0Hz),2.31-2.56(2H,m),2.40(3H,s),2.60-2.71(1H,m),2.75-2.86(1H,m),2.98-3.10(3H,m),3.17(2H,d,J=5.1Hz),3.26-3.40(2H,m),3.54-3.78(6H,m),4.39-4.49(1H,m),4.50-4.59(1H,m),5.16(1H,d,J=19.6Hz),5.23(1H,d,J=19.6Hz),5.43(2H,s),5.52-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.62-7.72(1H,m),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.95-8.19(4H,m),8.24-8.36(1H,m),8.45(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0747】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(115)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1.0mL)を2mLチューブに採取し、10mM TCEP水溶液(0.0155mL;抗体一分子に対して2.3当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.050mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に上記工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.0311mL;抗体一分子に対して4.6当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.00622mL;抗体一分子に対して9.2当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:0.99mg/mL,抗体収量:5.94mg(59%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.2。
【0748】
実施例116 抗体−薬物コンジュゲート(116)
【化169】
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【0749】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(116)
抗体の還元:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作B(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)及びC-1を用いて、PBS6.0/EDTAにて10mg/mLに調製した。本溶液(1.0mL)を2mLチューブに採取し、10mM TCEP水溶液(0.0311mL;抗体一分子に対して4.6当量)及び1Mリン酸水素二カリウム水溶液(0.050mL)を加えた。本溶液のpHが7.4±0.1内であることを確認した後に、37℃で1時間インキュベートすることにより、抗体内ヒンジ部のジスルフィド結合を還元させた。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液を22℃で10分間インキュベートした後に実施例115工程3で得た化合物を10mM含むDMSO溶液(0.0622mL;抗体一分子に対して9.2当量)を加え、22℃にて40分間インキュベートし、薬物リンカーを抗体へ結合させた。次に、100mM NAC水溶液(0.0124mL;抗体一分子に対して18.4当量)を加え、さらに22℃にて20分間インキュベートし、薬物リンカーの反応を停止させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてPBS6.0を使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、E、Fを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:0.95mg/mL,抗体収量:5.70mg(57%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.0。
【0750】
実施例117 抗体−薬物コンジュゲート(117)
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
工程1:(2S)-5-tert-ブトキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-5-オキソペンタン酸
L-グルタミン酸5-tert-ブチル(1.02g,5.00mmoL)を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20.0mL)に溶解し、0℃でN-メトキシカルボニルマレイミド(0.775g,5.00mmoL)を加え、0℃で30分攪拌した後、室温で1時間攪拌した。反応溶液に0℃で5規定塩酸を加え、酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、粗生成物を得た。得られた粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0752】
工程2:N-[(2S)-5-tert-ブトキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-5-オキソペンタノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(85.0mg,0.300mmoL)をエキサテカンのメタンスルホン酸塩の代わりに実施例2工程2で得た化合物(168mg,0.200mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(113mg,51%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.67-1.76(2H,m),1.79-1.93(2H,m),2.03-2.29(8H,m),2.40(3H,s),2.74-2.82(1H,m),2.97-3.13(3H,m),3.14-3.22(2H,m),3.50-3.80(6H,m),4.41-4.49(1H,m),4.50-4.57(1H,m),5.20(2H,q,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.04(2H,s),7.14-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.66-7.72(1H,m),7.80(1H,d,J=11.0Hz),7.98-8.03(1H,m),8.11(1H,d,J=7.8Hz),8.22-8.27(1H,m),8.31-8.37(1H,m),8.45(1H,d,J=8.6Hz).
【0753】
工程3:N-[(2S)-4-カルボキシ-2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(113mg,0.102mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(81.0mg,76%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.67-1.75(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.07-2.35(8H,m),2.39(3H,s),2.77(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),2.96-3.13(3H,m),3.13-3.22(2H,m),3.38-3.80(6H,m),4.42-4.50(1H,m),4.53-4.60(1H,m),5.20(2H,q,J=18.6Hz),5.42(2H,s),5.54-5.60(1H,m),6.54(1H,brs),7.04(2H,s),7.17-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.70(1H,t,J=5.3Hz),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.01(1H,t,J=5.5Hz),8.12(1H,d,J=8.2Hz),8.26(1H,t,J=5.9Hz),8.32-8.38(1H,m),8.46(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1048(M+H)
+.
【0754】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(117)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.38mg/mL,抗体収量:8.3mg(66%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.6。
【0755】
実施例118 抗体−薬物コンジュゲート(118)
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0756】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(118)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例117工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.52mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.5。
【0757】
実施例119 抗体−薬物コンジュゲート(119)
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
工程1:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸の代わりに実施例40工程2で得た化合物(0.250g,0.300mmoL)を用いて、実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(59.9mg,17%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.40(9H,s),1.68-1.75(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.16-2.31(4H,m),2.40(3H,s),2.80(1H,d,J=7.0Hz),2.95-2.98(3H,m),3.19-3.24(6H,m),3.40(4H,s),3.62-3.72(6H,m),4.44-4.48(1H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.56-5.59(1H,m),6.54(1H,s),6.79(1H,t,J=6.8Hz),7.20-7.22(5H,m),7.31(1H,s),7.72(1H,t,J=6.5Hz),7.80(1H,d,J=10.6Hz),8.09(2H,t,J=5.7Hz),8.15(1H,d,J=7.8Hz),8.27(1H,t,J=5.7Hz),8.47(1H,d,J=7.4Hz).
MS(APCI)m/z:1153(M+H)
+.
【0759】
工程2:N-(2-アミノエチル)-N-(カルボキシメチル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(50.6mg,43.8μmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(29.5mg,67%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.6Hz),1.71-1.74(2H,m),1.85-1.87(2H,m),2.10-2.20(4H,m),2.39(3H,s),2.66-2.68(1H,m),2.77-2.80(7H,m),3.15-3.18(4H,m),3.50(2H,s),3.60(4H,s),3.74-3.76(2H,m),4.37-4.39(1H,m),5.17(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.57-5.59(1H,m),6.55(1H,s),7.23-7.24(6H,m),7.31(1H,s),7.76-7.80(4H,m),8.10-8.13(2H,m),8.39-8.41(1H,m),8.57-8.60(2H,m).
MS(APCI)m/z:997(M+H)
+.
【0760】
工程3:N-(カルボキシメチル)-N-[2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)エチル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(76.0mg,76.2μmoL)を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2.00mL)に氷冷下で溶解し、30分攪拌した。メチル 2,5-ジオキソピロール-1-カルボキシレート(13.0mg,83.9μmoL)を氷冷下で加え、20分間攪拌した。さら、室温で2時間攪拌した。10%クエン酸水溶液を加えて1晩攪拌した。反応溶液をクロロホルムで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。ろ液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(18.1mg,22%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=8.5Hz),1.71-1.73(2H,m),1.84-1.87(2H,m),2.12-2.19(4H,m),2.36(3H,s),2.65-2.68(1H,m),2.89-3.15(9H,m),3.48-3.66(10H,m),4.35-4.37(1H,m),5.16(1H,d,J=18.4Hz),5.24(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.55-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.95(2H,s),7.19-7.21(6H,m),7.30(1H,s),7.77-7.80(2H,m),8.19(1H,s),8.32(1H,s),8.49(1H,s),8.62(2H,s).
MS(APCI)m/z:1077(M+H)
+.
【0761】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(119)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:10.02mg/mL,抗体収量:7.0mg(56%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.6。
【0762】
実施例120 抗体−薬物コンジュゲート(120)
【化173】
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【0763】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(120)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例119工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。さらに共通操作Aを使用して、溶液を濃縮したのち、共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:10.36mg/mL,抗体収量:7.3mg(58%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.8。
【0764】
実施例121 抗体−薬物コンジュゲート(121)
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0765】
工程1:N-(カルボキシメチル)-N-(2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}エチル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例119工程2で得た化合物(25.8mg,25.9μmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(1.50mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(12.0mg,38.9μmoL)を加え、1日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(6.07mg,20%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=6.7Hz),1.18(4H,dd,J=25.4,19.2Hz),1.41-1.43(4H,m),1.73(2H,d,J=4.3Hz),1.82-1.90(2H,m),1.98(2H,s),2.12-2.19(4H,m),2.38(3H,s),3.08-3.15(10H,m),3.39-3.41(4H,m),3.60-3.71(8H,m),4.32-4.35(1H,m),5.16(1H,d,J=19.2Hz),5.25(1H,d,J=18.0Hz),5.42(2H,s),5.57(1H,s),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.20-7.22(5H,m),7.30(1H,s),7.72-7.81(3H,m),8.26-8.32(2H,m),8.59-8.62(2H,m).
MS(APCI)m/z:1190(M+H)
+.
【0766】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(121)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程1で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.40mg/mL,抗体収量:8.4mg(67%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.0。
【0767】
実施例122 抗体−薬物コンジュゲート(122)
【化175】
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【0768】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(122)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例121工程1で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.49mg/mL,抗体収量:8.9mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0769】
実施例123 抗体−薬物コンジュゲート(123)
【化176】
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【0770】
工程1:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-14-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
実施例73工程2で得た化合物(0.185g,0.200mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-マレイミドプロピオン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.152g,71%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.78-1.93(2H,m),2.04-2.46(5H,m),2.41(3H,s),2.61-2.69(1H,m),2.72-2.81(1H,m),2.93-3.02(1H,m),3.13-3.22(2H,m),3.49-3.80(8H,m),4.38-4.49(1H,m),4.53-4.62(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.0,19.2Hz),5.41(2H,dd,J=21.1,16.4Hz),5.54-5.62(1H,m),6.54(1H,s),6.98(2H,s),7.12-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.93(1H,t,J=5.7Hz),8.06(1H,d,J=7.8Hz),8.13(1H,t,J=5.9Hz),8.29-8.39(2H,m),8.42(1H,d,J=8.2Hz).
【0771】
工程2:N-[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.152g,0.141mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.112g,78%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.81-1.89(2H,m),2.56-2.03(6H,m),2.41(3H,s),2.77(1H,dd,J=13.5,9.6Hz),2.94-3.02(1H,m),3.12-3.24(2H,m),3.48-3.80(8H,m),4.35-4.47(1H,m),4.47-4.57(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.2,19.4Hz),5.41(2H,dd,J=20.5,16.2Hz),5.53-5.62(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=11.3Hz),7.89-8.00(1H,m),8.03-8.17(2H,m),8.27-8.54(3H,m),12.31(1H,s).
MS(ESI)m/z:1020(M+H)
+.
【0772】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(123)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.83mg/mL,抗体収量:11.0mg(88%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.2。
【0773】
実施例124 抗体−薬物コンジュゲート(124)
【化177】
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【0774】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(124)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例123工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.91mg/mL,抗体収量:11.5mg(92%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.4。
【0775】
実施例125 抗体−薬物コンジュゲート(125)
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
工程1:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-14-{[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
実施例73工程2で得た化合物(0.185g,0.200mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに4-マレイミド酪酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.166g,76%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.34(9H,s),1.64-1.74(2H,m),1.78-1.92(2H,m),2.03-2.45(5H,m),2.41(3H,s),2.63-2.71(1H,m),2.72-2.82(1H,m),2.93-3.02(1H,m),3.13-3.23(2H,m),3.42-3.36(2H,m),3.53(1H,dd,J=16.8,5.9Hz),3.61-3.77(5H,m),4.38-4.47(1H,m),4.53-4.61(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.6,19.0Hz),5.41(2H,dd,J=21.5,16.4Hz),5.53-5.63(1H,m),6.54(1H,s),7.00(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.93(1H,t,J=5.7Hz),8.06(1H,d,J=8.2Hz),8.11(1H,t,J=5.9Hz),8.18(1H,d,J=8.2Hz),8.29-8.35(1H,m),8.42(1H,d,J=8.6Hz).
【0777】
工程2:N-[4-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ブタノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.166g,0.152mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.100g,63%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.64-1.75(2H,m),1.79-1.92(2H,m),2.04-2.51(5H,m),2.41(3H,s),2.62-2.82(2H,m),2.97(1H,dd,J=13.3,4.7Hz),3.13-3.22(2H,m),3.38(2H,t,J=6.8Hz),3.51-3.74(6H,m),4.38-4.47(1H,m),4.49-4.58(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.4,19.2Hz),5.41(2H,dd,J=20.5,16.6Hz),5.53-5.63(1H,m),6.54(1H,brs),7.00(2H,s),7.11-7.27(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.92(1H,t,J=5.7Hz),8.03-8.12(2H,m),8.20(1H,d,J=7.4Hz),8.32(1H,t,J=5.7Hz),8.42(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:1034(M+H)
+.
【0778】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(125)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.81mg/mL,抗体収量:10.9mg(87%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0779】
実施例126 抗体−薬物コンジュゲート(126)
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(126)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例125工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:2.11mg/mL,抗体収量:12.0mg(96%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.6。
【0781】
実施例127 抗体−薬物コンジュゲート(127)
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
工程1:tert-ブチル (15S)-1-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-15-[(2-{[2-({(2S)-1-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]-1-オキソ-3-フェニルプロパン-2-イル}アミノ)-2-オキソエチル]アミノ}-2-オキソエチル)カルバモイル]-3,13-ジオキソ-7,10-ジオキサ-4,14-ジアザヘプタデカン-17-オエート
実施例73工程2で得た化合物(0.185g,0.200mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-(2-(2-(3-マレインイミドプロパンアミド)エトキシ)エトキシ)プロパン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.157g,64%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.35(9H,s),1.79-1.94(2H,m),2.05-2.26(2H,m),2.28-2.47(8H,m),2.63-2.71(1H,m),2.72-2.82(1H,m),2.93-3.03(1H,m),3.08-3.24(4H,m),3.28-3.49(6H,m),3.50-3.62(5H,m),3.63-3.77(5H,m),4.39-4.48(1H,m),4.55-4.65(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.6,19.0Hz),5.41(2H,dd,J=21.5,16.4Hz),5.54-5.63(1H,m),6.54(1H,s),7.00(2H,s),7.13-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.91-7.98(1H,m),7.99-8.04(1H,m),8.04-8.14(2H,m),8.24(1H,d,J=8.2Hz),8.30-8.36(1H,m),8.42(1H,d,J=9.0Hz).
【0783】
工程2:N-{3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.157g,0.127mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.120g,80%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.79-1.92(2H,m),2.05-2.27(2H,m),2.28-2.45(8H,m),2.64-2.81(2H,m),2.92-3.02(1H,m),3.08-3.23(4H,m),3.30-3.78(16H,m),4.39-4.47(1H,m),4.52-4.61(1H,m),5.25(2H,dd,J=26.4,19.4Hz),5.41(2H,dd,J=20.3,16.4Hz),5.54-5.62(1H,m),6.55(1H,brs),7.00(2H,s),7.13-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.89-7.97(1H,m),7.99-8.12(3H,m),8.26(1H,d,J=7.8Hz),8.30-8.36(1H,m),8.43(1H,d,J=8.6Hz),12.32(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1179(M+H)
+.
【0784】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(127)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.77mg/mL,抗体収量:10.6mg(85%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0785】
実施例128 抗体−薬物コンジュゲート(128)
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0786】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(128)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例127工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.98mg/mL,抗体収量:11.9mg(95%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.3。
【0787】
実施例129 抗体−薬物コンジュゲート(129)
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
工程1:tert-ブチル (21S)-1-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-21-[(2-{[2-({(2S)-1-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエチル)アミノ]-1-オキソ-3-フェニルプロパン-2-イル}アミノ)-2-オキソエチル]アミノ}-2-オキソエチル)カルバモイル]-3,19-ジオキソ-7,10,13,16-テトラオキサ-4,20-ジアザトリコサン-23-オエート
実施例73工程2で得た化合物(0.185g,0.200mmoL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに1-マレインイミド-3-オキソ-7,10,13,16-テトラオキサ-4-アザ-19-ノナデカン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.161g,61%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.35(9H,s),1.79-1.91(2H,m),2.06-2.26(2H,m),2.28-2.46(8H,m),2.63-2.71(1H,m),2.72-2.82(1H,m),2.93-3.03(1H,m),3.10-3.22(4H,m),3.28-3.53(14H,m),3.54-3.62(5H,m),3.63-3.78(5H,m),4.39-4.47(1H,m),4.55-4.65(1H,m),5.25(2H,dd,J=25.4,19.2Hz),5.41(2H,dd,J=21.1,16.4Hz),5.55-5.62(1H,m),6.54(1H,s),7.00(2H,s),7.16-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.91-7.98(1H,m),8.00-8.15(3H,m),8.24(1H,d,J=7.8Hz),8.30-8.36(1H,m),8.42(1H,d,J=8.6Hz).
【0789】
工程2:N-[19-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-17-オキソ-4,7,10,13-テトラオキサ-16-アザノナデカン-1-オイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.161g,0.122mmoL)を、実施例73工程4と同様に反応させ、標記化合物(0.133g,86%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.78-1.92(2H,m),2.03-2.25(2H,m),2.28-2.44(8H,m),2.65-2.82(2H,m),2.94-3.01(1H,m),3.10-3.22(4H,m),3.35(2H,t,J=5.7Hz),3.42-3.80(22H,m),4.39-4.47(1H,m),4.52-4.60(1H,m),5.25(2H,dd,J=26.2,18.8Hz),5.41(2H,dd,J=20.3,16.4Hz),5.55-5.62(1H,m),6.55(1H,brs),7.00(2H,s),7.13-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.90-7.96(1H,m),8.00-8.10(3H,m),8.27(1H,d,J=7.8Hz),8.30-8.36(1H,m),8.43(1H,d,J=9.0Hz).
MS(ESI)m/z:1267(M+H)
+.
【0790】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(129)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.80mg/mL,抗体収量:10.8mg(86%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0791】
実施例130 抗体−薬物コンジュゲート(130)
【化183】
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【0792】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(130)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例129工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.88mg/mL,抗体収量:11.3mg(90%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.2。
【0793】
実施例131 抗体−薬物コンジュゲート(131)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
工程1:エチル N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシネート
N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニン(特開2002-60351;5.90g,15.6mmoL)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.62g,17.1mmoL)及びグリシンエチルエステル塩酸塩(2.62g,17.1mmoL)、ジイソプロピルエチルアミン(5.42mL,31.1mmoL)のジクロロメタン(40.0mL)溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.58g,18.68mmoL)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液をジクロロメタンで希釈した後1規定塩酸、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(5.86g,82%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.20(3H,q,J=7.3Hz),1.38(9H,s),2.75(1H,dd,J=13.9,9.7Hz),3.05(1H,dd,J=13.9,4.2Hz),3.51-3.61(3H,m),3.75(1H,dd,J=16.9,6.0Hz),3.81-3.86(2H,m),4.10(2H,q,J=7.3Hz),4.53(1H,td,J=9.4,4.0Hz),6.96-7.02(1H,m),7.16-7.21(1H,m),7.23-7.28(4H,m),7.88(1H,t,J=5.4Hz),8.15(1H,d,J=9.1Hz),8.47(1H,t,J=5.7Hz).
MS(ESI)m/z:465(M+H)
+.
【0795】
工程2:エチル グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシネート
上記工程1で得た化合物(5.80g,12.5mmoL)のジオキサン(40.0mL)溶液に、4規定塩酸ジオキサン溶液(15.0mL)を加えて一晩室温にて放置した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物に酢酸エチルを加え、析出物を濾取して標記化合物の塩酸塩(5.74g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),2.76(1H,dd,J=13.9,10.3Hz),3.05(1H,dd,J=13.9,4.2Hz),3.53-3.57(2H,m),3.63-3.72(1H,m),3.82-3.90(3H,m),4.10(2H,q,J=7.5Hz),4.53-4.60(1H,m),7.12-7.22(2H,m),7.23-7.29(5H,m),8.06(1H,brs),8.36(1H,d,J=8.8Hz),8.55(2H,td,J=11.3,5.6Hz).
MS(ESI)m/z:365(M+H)
+.
【0796】
工程3:エチル N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシネート
上記工程2で得た化合物(0.940g,2.34mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(0.572g,4.69mmoL)、N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリン(0.625g,3.05mmoL)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.584g,3.05mmoL)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液をクロロホルムで希釈した後、1規定塩酸及び0.1規定リン酸緩衝液(pH7.4)の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.750g,58%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.16(3H,t,J=7.1Hz),1.35(9H,s),2.74(1H,dd,J=13.7,10.0Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.4Hz),3.50-3.59(3H,m),3.64-3.74(3H,m),3.81(2H,ddd,J=22.5,16.6,5.4Hz),3.96(1H,q,J=6.2Hz),4.07(2H,q,J=7.2Hz),4.50(1H,td,J=9.2,3.7Hz),4.85(1H,t,J=5.9Hz),6.70(1H,d,J=7.3Hz),7.13-7.18(1H,m),7.20-7.25(5H,m),7.96(1H,t,J=5.4Hz),8.07-8.12(1H,m),8.44(1H,t,J=5.9Hz).
MS(ESI)m/z:552(M+H)
+.
【0797】
工程4:N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン
上記工程3で得た化合物(0.155g,0.280mmoL)のジオキサン(5.00mL)溶液に、氷冷下、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.310mL,0.310mmoL)を加え、10分間攪拌した。1規定塩酸(0.310mL,0.310mmoL)を加えて中和した後に溶媒を留去し、標記化合物(0.147g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.35(9H,s),2.73(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.1Hz),3.51-3.59(4H,m),3.67-3.71(2H,m),3.72-3.76(2H,m),3.96(1H,dd,J=12.9,5.6Hz),4.50(1H,td,J=9.3,3.6Hz),6.71(1H,d,J=7.8Hz),7.13-7.18(1H,m),7.20-7.24(5H,m),7.96(1H,t,J=5.9Hz),8.06-8.13(2H,m),8.35(1H,t,J=5.9Hz),12.56(1H,s).
【0798】
工程5:N-(tert-ブトキシカルボニル)-L-セリルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程4で得た化合物(0.147g,0.280mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.00mL)溶液に、N-ヒドロキシスクシンイミド(32.4mg,0.280mmoL)、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(54mg,0.28mmoL)を加え、室温にて30分間攪拌した。この溶液を、エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.145mg,0.260mmoL)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(89.3μL,0.510mmoL)、及びN,N-ジメチルホルムアミド(0.200mL)からなる溶液に加え、室温にて1時間攪拌した。反応溶液を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(197mg,82%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.84(3H,t,J=7.6Hz),1.33(9H,s),1.83(2H,dq,J=25.4,7.2Hz),2.03-2.13(1H,m),2.14-2.21(1H,m),2.38(3H,s),2.50-2.52(2H,m),2.74(1H,dd,J=13.7,9.3Hz),2.95(1H,dd,J=13.7,4.6Hz),3.12-3.18(2H,m),3.49-3.56(3H,m),3.62-3.76(5H,m),3.93-3.99(1H,m),4.37-4.43(1H,m),4.84-4.91(1H,m),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.36(1H,d,J=16.1Hz),5.41(1H,d,J=16.1Hz),5.53-5.58(1H,m),6.51(1H,s),6.71(1H,d,J=7.8Hz),7.11-7.23(5H,m),7.29(1H,s),7.78(1H,d,J=10.7Hz),7.96(1H,t,J=5.9Hz),8.05(1H,d,J=7.3Hz),8.11(1H,d,J=5.4Hz),8.28-8.33(1H,m),8.40(1H,d,J=8.3Hz).
MS(ESI)m/z:941(M+H)
+.
【0799】
工程6:L-セリルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(0.190g,0.200mmoL)を、トリフルオロ酢酸に溶解し、室温にて1時間放置した。反応溶液を減圧留去し、得られた残留物にジエチルエーテルを加え、攪拌後、得られた固体を濾取し、標記化合物のトリフルオロ酢酸塩(175mg,91%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.90(3H,t,J=7.3Hz),1.81-1.95(2H,m),2.11-2.19(1H,m),2.19-2.26(1H,m),2.44(3H,s),2.79(1H,dd,J=14.3,10.0Hz),3.00(1H,dd,J=14.3,4.4Hz),3.18-3.24(2H,m),3.65(1H,dd,J=16.6,5.4Hz),3.69-3.83(6H,m),3.87(1H,dd,J=16.6,5.4Hz),3.90-3.95(1H,m),4.52(1H,td,J=8.8,4.2Hz),5.25(1H,d,J=19.0Hz),5.30(1H,d,J=19.0Hz),5.42(1H,d,J=16.1Hz),5.47(1H,d,J=16.1Hz),5.51(1H,t,J=5.1Hz),5.58-5.63(1H,m),6.58(1H,s),7.17-7.29(6H,m),7.35(1H,s),7.85(1H,d,J=10.7Hz),8.09-8.18(3H,m),8.43(1H,t,J=5.6Hz),8.52(1H,d,J=8.8Hz),8.70(1H,t,J=5.6Hz).
MS(ESI)m/z:841(M+H)
+.
【0800】
工程7:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-セリルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程6で得た化合物(90.0mg,94.3μmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(2.00mL)溶液に、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(32.0mg,0.100μmoL)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(17.4μL,0.100μmoL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応溶液を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(50mg,51%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.12-1.25(2H,m),1.41-1.51(4H,m),1.79-1.92(2H,m),2.09-2.15(3H,m),2.17-2.24(1H,m),2.41(3H,s),2.77(1H,dd,J=13.9,9.7Hz),2.98(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.14-3.21(2H,m),3.35-3.38(2H,m),3.50-3.60(3H,m),3.63-3.76(5H,m),4.26(1H,q,J=6.2Hz),4.43(1H,td,J=8.5,4.8Hz),4.94(1H,t,J=5.4Hz),5.21(1H,d,J=19.3Hz),5.27(1H,d,J=19.3Hz),5.38(1H,d,J=16.3Hz),5.44(1H,d,J=16.3Hz),5.54-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.13-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.5Hz),7.89(1H,d,J=7.9Hz),7.99(1H,t,J=5.7Hz),8.06(1H,d,J=7.9Hz),8.15(1H,t,J=5.4Hz),8.29-8.34(1H,m),8.41(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:1034(M+H)
+.
【0801】
工程8:抗体−薬物コンジュゲート(131)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程7で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.79mg/mL,抗体収量:5.4mg(43%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0802】
実施例132 抗体−薬物コンジュゲート(132)
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(132)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例131工程7で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.86mg/mL,抗体収量:10.7mg(86%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.6。
【0804】
実施例133 抗体−薬物コンジュゲート(133)
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0805】
工程1:tert-ブチル (5S,14R)-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-14-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
N-ヒドロキシスクシンイミド(28.5mg,0.250mmoL)、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-D-アスパラギン酸4-tert-ブチル(0.101g,0.250mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(1.00mL)溶液に、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(47.4mg,0.250mmoL)を加え、室温にて30分間攪拌した。この溶液を、フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.195g,0.225mmoL)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(78.4μL,0.450mmoL)、及びN,N-ジメチルホルムアミド(1.00mL)からなる溶液に加え、室温にて1時間攪拌した。反応溶液をクロロホルムで希釈し、10%クエン酸溶液で洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.187mg,72%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=6.7Hz),1.37(9H,s),1.77-1.92(2H,m),2.07-2.28(2H,m),2.40(3H,s),2.67-2.80(2H,m),2.98(1H,d,J=10.3Hz),3.14-3.21(2H,m),3.50-3.60(1H,m),3.73-3.78(5H,m),4.15-4.35(3H,m),4.36-4.48(2H,m),5.24(2H,s),5.38(1H,d,J=17.2Hz),5.43(1H,d,J=17.2Hz),5.54-5.60(1H,m),6.53(1H,d,J=1.8Hz),7.10-7.27(5H,m),7.30-7.37(3H,m),7.39(2H,t,J=7.3Hz),7.69(3H,t,J=7.3Hz),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.87(2H,d,J=7.9Hz),7.97-8.02(1H,m),8.08-8.13(1H,m),8.13-8.20(1H,m),8.32(1H,d,J=1.8Hz),8.42(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:1147(M+H)
+.
【0806】
工程2:tert-ブチル (5S,14R)-14-アミノ-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
上記工程1で得た化合物(182mg,0.158mmoL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(132mg,91%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.06(1H,t,J=6.7Hz),1.37(9H,s),1.78-2.04(4H,m),2.04-2.26(2H,m),2.34(1H,dd,J=16.3,7.3Hz),2.41(3H,s),2.56-2.60(1H,m),2.77(1H,dd,J=9.1,13.9Hz),2.99(1H,dd,J=13.9,4.2Hz),3.15-3.21(2H,m),3.40-3.58(3H,m),3.64-3.76(4H,m),4.39-4.46(1H,m),5.22(1H,d,J=19.6Hz),5.28(1H,d,J=19.6Hz),5.38(1H,d,J=16.6Hz),5.44(1H,d,J=16.6Hz),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.13-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.01(1H,t,J=5.7Hz),8.08(1H,d,J=7.9Hz),8.21-8.33(2H,m),8.41(1H,d,J=9.1Hz).
MS(ESI)m/z:925(M+H)
+.
【0807】
工程3:tert-ブチル (5S,14R)-5-ベンジル-14-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
上記工程2で得た化合物(130mg,0.140mmoL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(85.0mg,54%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.5Hz),1.12-1.23(2H,m),1.35(9H,s),1.40-1.50(4H,m),1.80-1.91(2H,m),2.04-2.18(3H,m),2.18-2.21(1H,m),2.41(3H,s),2.63-2.71(1H,m),2.77(1H,dd,J=14.2,9.7Hz),2.98(1H,dd,J=14.2,4.5Hz),3.15-3.20(2H,m),3.26-3.38(3H,m),3.54(1H,dd,J=16.3,5.4Hz),3.64-3.75(4H,m),4.39-4.46(1H,m),4.55-4.62(1H,m),5.22(1H,d,J=19.3Hz),5.28(1H,d,J=19.3Hz),5.38(1H,d,J=16.0Hz),5.44(1H,d,J=16.0Hz),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,t,J=14.8Hz),7.13-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.95(1H,t,J=5.7Hz),8.04-8.15(3H,m),8.27-8.33(1H,m),8.42(1H,d,J=9.1Hz).
MS(ESI)m/z:1147(M+H)
+.
【0808】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-D-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(85.0mg,0.0760mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(20.0mg,25%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.11-1.21(2H,m),1.39-1.50(4H,m),1.80-1.91(2H,m),2.05-2.16(3H,m),2.17-2.25(1H,m),2.40(3H,s),2.44-2.47(2H,m),2.81(1H,dd,J=13.4,10.4Hz),2.99(1H,dd,J=13.4,4.3Hz),3.15-3.20(2H,m),3.57-3.78(6H,m),4.30-4.40(1H,m),4.51(1H,q,J=6.9Hz),5.27(2H,s),5.38(1H,d,J=16.5Hz),5.43(1H,d,J=16.5Hz),5.53-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.97(2H,s),7.13-7.27(7H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.0Hz),8.00-8.10(4H,m),8.49(2H,d,J=7.9Hz),12.40(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1062(M+H)
+.
【0809】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(133)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程4で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.63mg/mL,抗体収量:9.8mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.8。
【0810】
実施例134 抗体−薬物コンジュゲート(134)
【化187】
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【0811】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(134)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例133工程4で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.66mg/mL,抗体収量:10mg(80%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.0。
【0812】
実施例135 抗体−薬物コンジュゲート(135)
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0813】
工程1:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-14-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘプタデカン-17-オエート
フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.316g,0.360mmoL)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(61.4mg,0.400mmoL)、及びN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-グルタミン酸5-tert-ブチル(0.175g,0.400mmoL)、トリエチルアミン(0.178mL,1.28mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(5.00mL)溶液に1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(76.8mg,0.400mmoL)を加え、室温にて一晩攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.215g,51%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.89(3H,t,J=7.3Hz),1.40(9H,s),1.74-2.03(4H,m),2.08-2.17(1H,m),2.19-2.30(3H,m),2.43(3H,s),2.81(1H,dd,J=13.9,9.5Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.4Hz),3.17-3.22(2H,m),3.57(1H,dd,J=16.6,5.4Hz),3.66-3.78(5H,m),3.88-3.95(1H,m),4.21-4.34(3H,m),4.42-4.48(1H,m),5.26(2H,s),5.41(1H,d,J=16.1Hz),5.45(1H,d,J=16.1Hz),5.57-5.62(1H,m),6.57(1H,s),7.16-7.27(5H,m),7.32-7.36(3H,m),7.42(2H,td,J=7.4,2.8Hz),7.74(3H,d,J=7.3Hz),7.83(1H,d,J=11.2Hz),7.90(2H,d,J=7.3Hz),8.05-8.12(2H,m),8.19(1H,t,J=5.6Hz),8.34(1H,t,J=5.9Hz),8.45(1H,d,J=8.8Hz).
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0814】
工程2:tert-ブチル (5S,14S)-14-アミノ-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘプタデカン-17-オエート
上記工程1で得た化合物(185mg,0.160mmoL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(110mg,73%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.05(1H,td,J=7.1,1.6Hz),1.40(9H,s),1.57-1.69(1H,m),1.76-1.92(3H,m),2.06-2.15(1H,m),2.16-2.25(3H,m),2.41(3H,s),2.54(3H,d,J=1.2Hz),2.77(1H,dd,J=13.9,9.7Hz),2.98(1H,dd,J=13.9,4.2Hz),3.23-3.28(1H,m),3.44(1H,ddd,J=13.9,6.7,1.2Hz),3.53(1H,dd,J=17.2,5.1Hz),3.62-3.68(2H,m),3.69-3.75(2H,m),4.38-4.46(1H,m),5.21(1H,d,J=19.3Hz),5.28(1H,d,J=19.3Hz),5.38(1H,d,J=16.3Hz),5.43(1H,d,J=16.3Hz),5.54-5.60(1H,m),6.54(1H,brs),7.13-7.26(5H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.02-8.09(2H,m),8.21-8.15(3H,m),8.29-8.34(1H,m),8.42(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:939(M+H)
+.
【0815】
工程3:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-14-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘプタデカン-17-オエート
上記工程2で得た化合物(110mg,0.117mmoL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(113mg,85%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.3Hz),1.13-1.24(2H,m),1.36(9H,s),1.41-1.53(4H,m),1.67-1.79(1H,m),1.79-1.95(3H,m),2.03-2.10(3H,m),2.13-2.22(3H,m),2.41(3H,s),2.45-2.48(1H,m),2.77(1H,dd,J=13.9,9.1Hz),2.98(1H,dd,J=13.6,4.5Hz),3.14-3.22(2H,m),3.34-3.38(2H,m),3.53(1H,dd,J=16.6,5.7Hz),3.65(2H,d,J=5.4Hz),3.71(2H,dd,J=12.4,5.7Hz),4.01-4.08(1H,m),4.38-4.45(1H,m),5.22(1H,d,J=19.0Hz),5.28(1H,d,J=19.0Hz),5.38(1H,d,J=16.3Hz),5.44(1H,d,J=16.3Hz),5.54-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.13-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.00-8.09(3H,m),8.14(1H,t,J=5.7Hz),8.28-8.33(1H,m),8.41(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:1133(M+H)
+.
【0816】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-グルタミルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(113mg,0.0998mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(85.0mg,80%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.89(3H,t,J=7.2Hz),1.15-1.24(2H,m),1.44-1.53(4H,m),1.70-2.02(4H,m),2.10(2H,t,J=7.4Hz),2.21(2H,t,J=7.8Hz),2.43(3H,s),2.79(1H,dd,J=13.7,9.4Hz),3.00(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.16-3.23(2H,m),3.40-3.44(1H,m),3.55(1H,dd,J=16.8,5.5Hz),3.67(2H,d,J=5.5Hz),3.73(2H,dd,J=14.1,5.9Hz),4.12-4.19(1H,m),4.40-4.47(1H,m),5.24(1H,d,J=19.2Hz),5.30(1H,d,J=19.2Hz),5.40(1H,d,J=16.2Hz),5.46(1H,d,J=16.2Hz),5.57-5.63(1H,m),6.52-6.58(1H,m),7.01(2H,s),7.15-7.27(5H,m),7.34(1H,s),7.83(1H,d,J=11.0Hz),8.03(1H,t,J=5.9Hz),8.08(2H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,t,J=5.7Hz),8.32(1H,t,J=6.1Hz),8.43(1H,d,J=8.2Hz),12.54(1H,s).
MS(ESI)m/z:1076(M+H)
+.
【0817】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(135)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程4で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.61mg/mL,抗体収量:9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0818】
実施例136 抗体−薬物コンジュゲート(136)
【化189】
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【0819】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(136)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例135工程4で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.60mg/mL,抗体収量:9.6mg(77%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0820】
実施例137 抗体−薬物コンジュゲート(137)
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
工程1:tert-ブチル (5S,15S)-15-アミノ-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザヘキサデカン-16-オエート
フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;150mg,0.199mmoL)を、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチルの代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸1-tert-ブチルを用いて、実施例73工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(72.0mg,39%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=6.5Hz),1.38(9H,s),1.79-1.92(2H,m),2.06-2.15(1H,m),2.15-2.24(1H,m),2.25-2.35(1H,m),2.41(3H,br.s.),2.45-2.58(2H,m),2.71-2.82(1H,m),2.93-3.04(1H,m),3.10-3.23(2H,m),3.29-3.37(2H,m),3.41-3.79(6H,m),4.32-4.48(1H,m),5.16-5.33(2H,m),5.36-5.46(2H,m),5.53-5.63(1H,m),6.55(1H,s),7.12-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.6Hz),7.94-8.04(1H,m),8.24-8.39(3H,m),8.43(1H,d,J=7.4Hz).
【0822】
工程2:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-β-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(72.0mg,0.0778moL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、得られた粗生成物を実施例2工程1と同様に反応させ、標記化合物(31.0mg,37%)を固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.11-1.22(2H,m),1.34-1.52(4H,m),1.85(2H,m,J=8.2Hz),1.94-2.02(2H,m),2.03-2.13(1H,m),2.15-2.25(1H,m),2.31-2.60(2H,m),2.38(3H,s),2.77-2.88(1H,m),2.99(1H,dd,J=13.3,3.5Hz),3.12-3.21(2H,m),3.28-3.41(2H,m),3.41-3.83(6H,m),4.05-4.33(2H,m),5.20(1H,d,J=19.6Hz),5.26(1H,d,J=19.2Hz),5.41(2H,dd,J=19.6,16.4Hz),5.51-5.59(1H,m),6.52(1H,s),7.00(2H,s),7.12-7.27(5H,m),7.30(1H,s),7.77(1H,d,J=10.2Hz),7.83-8.06(2H,m),8.28-9.04(3H,m),8.47(1H,d,J=8.6Hz),12.39-12.69(1H,m).
MS(ESI)m/z:1062(M+H)
+.
【0823】
工程3:抗体−薬物コンジュゲート(137)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.52mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.7。
【0824】
実施例138 抗体−薬物コンジュゲート(138)
【化191】
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【0825】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(138)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例137工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.51mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.7。
【0826】
実施例139 抗体−薬物コンジュゲート(139)
【化192】
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【0827】
工程1:9H-フルオレン-9-イルメチル[(2S)-3-tert-ブトキシ-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1-オキソプロパン-2-イル]カーバメート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(0.750g,1.41mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシンの代わりに、O-tert-ブチル-N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-セリンを用いて、実施例80工程1と同様に反応させ、標記化合物(1.10g,97%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:801(M+H)
+.
【0828】
工程2:O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程1で得た化合物(659mg,0.823mmoL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(395mg,83%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.84(3H,t,J=7.0Hz),0.90(9H,s),1.02-1.11(1H,m),1.71-1.94(4H,m),2.06-2.16(1H,m),2.17-2.27(1H,m),2.40(3H,s),3.14-3.22(2H,m),3.23-3.29(1H,m),5.22(1H,d,J=19.2Hz),5.29(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.56-5.64(1H,m),6.54(1H,s),7.29(1H,s),7.80(1H,d,J=10.9Hz),8.34-8.46(1H,m).
【0829】
工程3:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程2で得た化合物(362mg,0.626mmoL)を、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチルの代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニン(特開2002-60351)、N-ヒドロキシスクシンイミドの代わりに3H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-オールを用いて、実施例58工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物を実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(257mg,49%)を得た。
MS(ESI)m/z:840(M+H)
+.
【0830】
工程4:tert-ブチル (5S,8S,17S)-8-ベンジル-5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}-17-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-2,2-ジメチル-7,10,13,16-テトラオキソ-3-オキサ-6,9,12,15-テトラアザノナデカン-19-オエート
上記工程3で得た化合物(249mg,0.297mmoL)を、実施例73工程1と同様に反応させ、標記化合物(259mg,71%)を得た。
MS(ESI)m/z:1234(M+H)
+.
【0831】
工程5:tert-ブチル (5S,8S,17S)-17-アミノ-8-ベンジル-5-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]カルバモイル}-2,2-ジメチル-7,10,13,16-テトラオキソ-3-オキサ-6,9,12,15-テトラアザノナデカン-19-オエート
上記工程4で得た化合物(259mg,0.210mmoL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(99.0mg,47%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.76-0.92(3H,m),0.85(9H,br.s.),1.00-1.12(2H,m),1.37(9H,br.s.),1.73-1.92(1H,m),2.03-2.17(1H,m),2.19-2.29(1H,m),2.30-2.60(2H,m),2.41(3H,br.s.),2.65-2.77(1H,m),2.81-2.92(1H,m),3.15-3.25(2H,m),3.27-3.36(2H,m),3.37-3.42(1H,m),3.45-3.57(2H,m),3.62-3.77(3H,m),4.27-4.39(1H,m),4.46-4.56(1H,m),5.17(1H,d,J=19.9Hz),5.28-5.45(3H,m),5.54-5.64(1H,m),6.54(1H,br.s.),7.08-7.24(5H,m),7.28(1H,br.s.),7.81(1H,d,J=9.4Hz),7.93-8.10(3H,m),8.20-8.31(1H,m),8.44-8.54(1H,m).
MS(ESI)m/z:1011(M+H)
+.
【0832】
工程6:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパルチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程5で得た化合物(94.0mg,0.0930moL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、得られた粗生成物を実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(51.0mg,50%)を固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.85(3H,t,J=7.4Hz),1.17(2H,quin,J=7.7Hz),1.38-1.52(4H,m),1.76-1.91(2H,m),2.08(3H,t,J=7.2Hz),2.18-2.36(1H,m),2.37-2.53(1H,m),2.41(3H,s),2.60-2.75(2H,m),2.85(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.14-3.22(2H,m),3.29-3.39(2H,m),3.47-3.72(6H,m),4.28(1H,dd,J=12.9,5.5Hz),4.43-4.61(2H,m),4.88-5.01(1H,m),5.19(1H,d,J=18.4Hz),5.29(1H,d,J=18.8Hz),5.40(2H,dd,J=21.9,16.8Hz),5.51-5.60(1H,m),6.52(1H,s),6.94-7.03(2H,m),7.10-7.24(5H,m),7.29(1H,s),7.80(1H,d,J=10.6Hz),7.92-7.99(1H,m),7.99-8.08(2H,m),8.09-8.16(2H,m),8.41(1H,d,J=9.4Hz),12.29(1H,brs).
MS(ESI)m/z:1092(M+H)
+.
【0833】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(139)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.61mg/mL,9.7mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0834】
実施例140 抗体−薬物コンジュゲート(140)
【化193】
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【0835】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(140)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例139工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.52mg/mL,抗体収量:9.1mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0836】
実施例141 抗体−薬物コンジュゲート(141)
【化194】
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【0837】
工程1:N-{3-[2-(2-{[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]アミノ}エトキシ)エトキシ]プロパノイル}-グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-(2-(2-(3-マレイミドプロパナミド)エトキシ)エトキシ)プロパン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例86工程1と同様に反応させ、標記化合物(39mg,55%)を固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.79-1.91(2H,m),2.06-2.15(1H,m),2.16-2.24(1H,m),2.29-2.34(2H,m),2.37-2.43(2H,m),2.41(3H,s),2.54-2.58(2H,m),2.77(1H,dd,J=14.2,9.6Hz),2.98(1H,dd,J=14.2,4.6Hz),3.10-3.15(2H,m),3.15-3.20(2H,m),3.44-3.47(4H,m),3.55-3.61(6H,m),3.62-3.69(2H,m),3.70-3.75(2H,m),4.39-4.46(1H,m),5.22(1H,d,J=18.8Hz),5.28(1H,d,J=18.8Hz),5.39(1H,d,J=16.5Hz),5.44(2H,d,J=16.5Hz),5.54-5.61(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.25(5H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.97-8.03(2H,m),8.08(1H,d,J=7.8Hz),8.17(1H,t,J=5.7Hz),8.31(1H,t,J=6.0Hz),8.42(1H,d,J=8.7Hz).
MS(APCI)m/z:1064(M+H)
+.
【0838】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(141)
薬物リンカーとして上記工程1で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が2.3となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が4.6となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が9.2となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例2工程6と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.28mg/mL,抗体収量:7.68mg(77%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.6。
【0839】
実施例142 抗体−薬物コンジュゲート(142)
【化195】
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【0840】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(142)
薬物リンカーとして実施例141工程1で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例3工程1と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.14mg/mL,抗体収量:6.84mg(68%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.8。
【0841】
実施例143 抗体−薬物コンジュゲート(143)
【化196】
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【0842】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(143)
薬物リンカーとして実施例141工程1で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例3工程1と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.60mg/mL,抗体収量:9.12mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.8。
【0843】
実施例144 抗体−薬物コンジュゲート(144)
【化197】
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【0844】
工程1:N-{2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}-N-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)グリシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸の代わりに実施例51工程2で得た化合物(0.198g,0.597mmoL)を用いて、実施例58工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.380g,89%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.35(9H,s),1.39(9H,s),1.84-1.86(2H,m),2.09-2.11(1H,m),2.18-2.21(1H,m),2.41(3H,s),2.97-2.99(5H,m),3.18-3.23(4H,m),3.38-3.40(3H,m),3.55-3.73(6H,m),4.43(1H,s),5.22(1H,d,J=19.2Hz),5.28(1H,d,J=19.2Hz),5.39(1H,d,J=16.4Hz),5.44(1H,d,J=16.4Hz),5.59(1H,s),6.54(1H,s),6.59(1H,s),6.78(1H,s),7.15-7.23(5H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.05-8.09(2H,m),8.32(1H,s),8.42(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:1068(M+H)
+.
【0845】
工程2:N-(2-アミノエチル)-N-(カルボキシメチル)グリシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.366g,0.338mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.180g,58%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.82-1.89(2H,m),2.11-2.13(1H,m),2.18-2.20(1H,m),2.41(3H,s),2.77-2.81(5H,m),2.98-3.00(1H,m),3.16-3.18(3H,m),3.39-3.43(3H,m),3.58(1H,dd,J=16.8,5.5Hz),3.71-3.73(5H,m),4.45-4.46(1H,m),5.22(1H,d,J=18.0Hz),5.28(1H,d,J=18.0Hz),5.39(1H,d,J=17.6Hz),5.44(1H,d,J=15.6Hz),5.58-5.59(1H,m),6.55(1H,s),7.18-7.23(6H,m),7.32(1H,s),7.80(2H,br.s),7.82(1H,d,J=10.9Hz),8.10(1H,d,J=5.5Hz),8.19(1H,d,J=7.8Hz),8.36(1H,s),8.43(1H,s),8.49(1H,d,J=8.6Hz).
MS(APCI)m/z:912(M+H)
+.
【0846】
工程3:N-(カルボキシメチル)-N-[2-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)エチル]グリシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(81.0mg,88.8μmoL)を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1.00mL)、及び1,4-ジオキサン(4.00mL)に氷冷下で溶解し、10分攪拌した。メチル 2,5-ジオキソピロール-1-カルボキシレート(13.8mg,88.8μmoL)を氷冷下で加え、20分間攪拌した。さら、室温で30分攪拌した。10%クエン酸水溶液を加えて1晩攪拌した。クロロホルムで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。ろ液を減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(14.9mg,17%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.80-1.91(2H,m),2.09-2.11(1H,m),2.17-2.20(1H,m),2.38(3H,s),2.63-2.68(2H,m),2.84-3.00(2H,m),3.12-3.16(3H,m),3.40-3.45(6H,m),3.63-3.76(5H,m),4.33-4.35(1H,m),5.24(2H,s),5.38(1H,d,J=16.8Hz),5.43(1H,d,J=16.4Hz),5.56-5.57(1H,m),6.52(1H,s),6.95(2H,s),7.14-7.21(6H,m),7.31(1H,s),7.78(1H,d,J=11.0Hz),8.10(1H,s),8.54(1H,d,J=7.8Hz),8.72(3H,br.s).
MS(APCI)m/z:992(M+H)
+.
【0847】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(144)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程3で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:10.55mg/mL,抗体収量:7.4mg(59%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0848】
実施例145 抗体−薬物コンジュゲート(145)
【化198】
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【0849】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(145)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例144工程3で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の実施例化合物を得た。
抗体濃度:9.91mg/mL,抗体収量:6.9mg(55%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.3。
【0850】
実施例146 抗体−薬物コンジュゲート(146)
【化199】
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【0851】
工程1:N-(カルボキシメチル)-N-(2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}エチル)グリシルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
実施例144工程2で得た化合物(49.0mg,53.7μmoL)を、実施例121工程1と同様に反応させ、標記化合物(14.9g,25%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.07-1.16(2H,m),1.41-1.43(4H,m),1.85-1.87(2H,m),1.96-1.98(2H,m),2.09-2.12(1H,m),2.17-2.19(1H,m),2.37-2.42(3H,m),2.38(3H,s),2.48-2.60(4H,m),2.87-3.48(8H,m),3.63-3.82(5H,m),4.30(1H,s),5.22(1H,d,J=20.3Hz),5.29(1H,d,J=19.2Hz),5.41(2H,s),5.56-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.20(6H,d,J=10.6Hz),7.32(1H,s),7.78-7.80(3H,m),8.14-8.16(2H,m),8.32(1H,s),8.53(1H,d,J=8.2Hz).
MS(APCI)m/z:1105(M+H)
+.
【0852】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(146)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程1で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.48mg/mL,抗体収量:8.9mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.1。
【0853】
実施例147 抗体−薬物コンジュゲート(147)
【化200】
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【0854】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(147)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例146工程1で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.49mg/mL,抗体収量:8.9mg(71%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.0。
【0855】
実施例148 抗体−薬物コンジュゲート(148)
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0856】
工程1:N-(3-スルホニルプロパノイル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
フリー体のグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(国際公開第97/46260号;0.200g,0.27mmoL)を、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチルの代わりに3-メルカプトプロピオン酸(62.0mg,0.58mmoL)を用いて、実施例73工程1と同様に反応させ、標記化合物(55.0mg,25%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.82-1.93(2H,m),2.03-2.29(2H,m),2.35-2.57(3H,m),2.43(3H,s),2.66(2H,q,J=7.0Hz),2.79(1H,dd,J=13.7,9.4Hz),3.00(1H,dd,J=13.5,4.5Hz),3.12-3.25(2H,m),3.56(1H,dd,J=16.8,5.5Hz),3.63-3.79(5H,m),4.42-4.48(1H,m),5.27(2H,dd,J=23.9,19.2Hz),5.43(2H,dd,J=20.9,16.2Hz),5.54-5.64(1H,m),6.55(1H,s),7.13-7.28(5H,m),7.33(1H,s),7.83(1H,d,J=11.0Hz),8.03(1H,t,J=5.9Hz),8.10(1H,d,J=8.2Hz),8.24(1H,t,J=5.5Hz),8.34(1H,t,J=5.7Hz),8.45(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:842(M+H)
+.
【0857】
工程2:抗体−薬物コンジュゲート(148)
抗体のSMCC誘導体化:参考例1にて作製したトラスツズマブを、共通操作C-2及びB(280nm吸光係数として1.37mLmg
-1cm
-1を使用)を用いて、媒体をPBS6.5/EDTAに置換し、20mg/mLの抗体濃度に調製した。本溶液(0.5mL)を1.5mLチューブに入れ、ここにSMCCを27.6mM含むジメチルスルホキシド溶液(0.0125mL;抗体一分子に対して5.1当量相当)とジメチルスルホキシド(0.0125mL)を室温で加え、室温で2時間反応させた。この反応液について共通操作D-2を用いた精製を行い、SMCC誘導体化された抗体を約10mg含む溶液を1.2mL得た。
抗体と薬物リンカーのコンジュゲーション:上記溶液へ、上記工程1にて得た化合物を10mM含むジメチルアセトアミド溶液(0.03mL;抗体一分子に対して5.8当量相当)を室温で加え、チューブ・ローテーターを用いて室温で16時間攪拌し、薬物リンカーを抗体へ結合させた。
精製:上記溶液を、共通操作D-1(緩衝液としてABSを使用)を用いた精製を行い、目的の化合物を含有する溶液を6mL得た。
特性評価:共通操作B、Eを使用して、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.22mg/mL,抗体収量:7.3mg(73%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.7。
【0858】
実施例149 抗体−薬物コンジュゲート(149)
【化202】
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【0859】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(149)
抗体一分子に対するSMCCの添加量が10.2当量となるよう27.6mM SMCCのDMSO溶液の添加量を調節し、抗体一分子に対する実施例148工程1で得た化合物の添加量が11.6当量となるよう10mM薬物リンカーのジメチルアセトアミド溶液の添加量を調節し、実施例148工程2と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.10mg/mL,抗体収量:6.6mg(66%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.2。
【0860】
実施例150 抗体−薬物コンジュゲート(150)
【化203】
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【0861】
工程1:N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
実施例139工程2で得た化合物(0.27g,0.46mmoL)を、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸の代わりに実施例34工程2で得た化合物(0.39g,0.69mmoL)を用いて、実施例1工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.313g,72%)を淡黄色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1119(M+H)
+.
【0862】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程1で得た化合物(0.31g,0.28moL)を、実施例73工程2と同様に反応させ、溶媒を濃縮後、精製せずに次の反応に用いた。
【0863】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-O-tert-ブチル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程2で得た化合物(0.28moL)を、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(0.306g,定量的、2工程)を橙色固体として得た。
MS(ESI)m/z:1090(M+H)
+.
【0864】
工程4:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-セリンアミド
上記工程3で得た化合物(0.31g,0.28moL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.12g,41%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.4Hz),1.13-1.23(2H,m),1.39-1.52(6H,m),1.74-1.90(2H,m),2.03-2.14(4H,m),2.39(3H,s),2.60-2.95(2H,m),3.49-3.81(10H,m),4.15-4.59(3H,m),5.15-5.31(2H,m),5.40(2H,s),5.53-5.61(1H,m),6.52(1H,brs),6.99(2H,s),7.12-7.29(6H,m),7.76(1H,d,J=11.0Hz),7.94-8.16(4H,m),8.25(1H,t,J=5.5Hz),8.50(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1034(M+H)
+.
【0865】
工程5:抗体−薬物コンジュゲート(150)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程4で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.57mg/mL,抗体収量:9.4mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0866】
実施例151 抗体−薬物コンジュゲート(151)
【化204】
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【0867】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(151)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例150工程4で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.76mg/mL,抗体収量:10.6mg(85%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):6.9。
【0868】
実施例152 抗体−薬物コンジュゲート(152)
【化205】
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【0869】
工程1:tert-ブチルN-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-N
2-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-α-グルタミナート
エキサテカンのメタンスルホン酸塩(532mg,1.00mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシンの代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-グルタミン酸5-tert-ブチル(511mg,1.20mmoL)を用いて、実施例80工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0870】
工程2:tert-ブチル N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミネート
上記工程1で得られた粗生成物を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(411mg,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.32(9H,s),1.51-2.35(8H,m),2.41(3H,s),3.13-3.22(3H,m),5.21(2H,dd,J=57.7,19.0Hz),5.42(2H,dd,J=18.4,16.4Hz),5.51-5.59(1H,m),6.54(1H,s),7.30(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.34-8.42(1H,m).
【0871】
工程3:tert-ブチルN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミナート
上記工程2で得た化合物(411mg,0.662mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシンの代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシン(236mg,0.795mmoL)を用いて、実施例80工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0872】
工程4:tert-ブチルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミネート
上記工程3で得られた粗生成物を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(219mg,49%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.27(9H,s),1.66-2.45(8H,m),2.41(3H,s),3.11-3.45(4H,m),4.30-4.37(1H,m),5.19(2H,dd,J=109.1,18.8Hz),5.41(2H,dd,J=16.4,19.9Hz),5.50-5.58(1H,m),6.55(1H,s),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),8.14(1H,s),8.65(1H,d,J=8.2Hz).
【0873】
工程5:tert-ブチル N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミナート
上記工程4で得た化合物(219mg,0.323mmoL)を、N-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシンの代わりにN-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン(217mg,0.388mmoL)を用いて、実施例80工程1と同様に反応させ、得られた粗生成物は精製せずに次の反応に用いた。
【0874】
工程6:tert-ブチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミナート
上記工程5で得られた粗生成物を、実施例73工程2と同様に反応させ、標記化合物(131mg,41%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.28(9H,s),1.66-2.29(8H,m),2.40(3H,s),2.72-2.80(1H,m),3.00-3.08(1H,m),3.37-3.10(4H,m),3.55-3.84(6H,m),4.23-4.31(1H,m),4.49-4.55(1H,m),5.19(2H,dd,J=104.4,18.8Hz),5.42(2H,dd,J=19.9,16.4Hz),5.50-5.58(1H,m),6.55(1H,s),7.16-7.28(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.96-8.01(1H,m),8.09(1H,d,J=7.4Hz),8.12-8.19(1H,m),8.24(1H,d,J=8.2Hz),8.34-8.40(1H,m),8.52(1H,d,J=8.6Hz).
【0875】
工程7:tert-ブチルN-[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミナート
上記工程6で得た化合物(131mg,0.132moL)を、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジルの代わりに3-マレイミドプロピオン酸N-スクシンイミジルを用いて、実施例73工程3と同様に反応させ、標記化合物(102mg,68%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.28(9H,s),2.87-2.86(10H,m),2.40(3H,s),2.73-2.82(1H,m),2.99-3.07(1H,m),3.11-3.20(2H,m),3.54-3.80(10H,m),4.23-4.31(1H,m),4.45-4.52(1H,m),5.19(2H,dd,J=104.1,18.8Hz),5.41(2H,dd,J=16.4,20.0Hz),5.50-5.58(1H,m),6.54(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.92-7.97(1H,m),8.00-8.05(1H,m),8.06-8.13(2H,m),8.26-8.32(2H,m),8.50(1H,d,J=8.6Hz).
【0876】
工程8:N-[3-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)プロパノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-L-α-グルタミン
上記工程7で得た化合物(102mg,0.0889moL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(74.0mg,76%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.88(3H,t,J=7.4Hz),2.56-1.74(10H,m),2.40(3H,s),2.74-2.83(1H,m),2.99-3.08(1H,m),3.12-3.19(2H,m),3.55-3.78(10H,m),4.22-4.33(1H,m),4.44-4.53(1H,m),5.19(2H,dd,J=83.1,19.0Hz),5.43(2H,s),5.49-5.56(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.15-7.29(5H,m),7.31(1H,s),7.80(1H,d,J=11.3Hz),7.93-8.19(4H,m),8.24-8.36(2H,m),8.44-8.53(1H,m),12.08(1H,s).
MS(APCI)m/z:1091(M+H)
+.
【0877】
工程9:抗体−薬物コンジュゲート(152)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程8で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、目的の化合物を得た。
抗体濃度:1.58mg/mL,抗体収量:9.5mg(76%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.9。
【0878】
実施例153 抗体−薬物コンジュゲート(153)
【化206】
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【0879】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(153)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例152工程8で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、目的の実施例化合物を得た。
抗体濃度:1.45mg/mL,抗体収量:8.7mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):7.2。
【0880】
実施例154 抗体−薬物コンジュゲート(154)
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0881】
工程1:N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシルグリシルフェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド(0.550g,0.730mmoL)を、N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]-L-アスパラギン酸4-tert-ブチルの代わりにN-(tert-ブトキシカルボニル)-グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシン(0.382g,0.876mmoL)を用いて、実施例73工程1と同様に反応させ、標記化合物(0.566g,66%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.37(9H,s),1.79-1.90(2H,m),2.10-2.13(1H,m),2.18-2.21(1H,m),2.41(3H,s),2.77-2.80(2H,m),2.98(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.04(1H,dd,J=13.7,3.9Hz),3.17-3.19(2H,m),3.54-3.61(4H,m),3.70-3.74(8H,m),4.44(1H,td,J=8.4,4.7Hz),4.52(1H,td,J=8.8,4.0Hz),5.22(1H,d,J=19.6Hz),5.28(1H,d,J=19.6Hz),5.38(1H,d,J=16.4Hz),5.44(1H,d,J=16.4Hz),5.56-5.60(1H,m),6.53(1H,s),6.99(1H,t,J=5.7Hz),7.17-7.23(10H,m),7.31(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.89(1H,t,J=6.1Hz),8.03-8.05(2H,m),8.10(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,d,J=8.2Hz),8.32-8.33(2H,m),8.44(1H,d,J=8.2Hz).
MS(APCI)m/z:1172(M+H)
+.
【0882】
工程2:グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシルグリシルフェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(0.440g,0.376mmoL)を、実施例1工程2と同様に反応させ、標記化合物(0.264g,66%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.79-1.90(2H,m),2.14-2.20(2H,m),2.41(3H,s),2.73-2.80(2H,m),2.98(1H,dd,J=13.7,4.3Hz),3.05(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.17-3.18(2H,m),3.55-3.88(12H,m),4.45(1H,dd,J=13.1,8.8Hz),4.56(1H,td,J=8.9,4.3Hz),5.22(1H,d,J=19.9Hz),5.27(1H,t,J=10.9Hz),5.38(1H,d,J=16.0Hz),5.44(1H,d,J=16.4Hz),5.58(1H,t,J=4.1Hz),6.55(1H,s),7.16-7.32(10H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=10.9Hz),7.99(3H,brs),8.07-8.12(2H,m),8.34-8.38(3H,m),8.47-8.51(2H,m).
MS(APCI)m/z:1072(M+H)
+.
【0883】
工程3:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニルグリシルグリシルグリシルフェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(0.229g,0.213mmoL)を、実施例5工程8と同様に反応させ、標記化合物(0.0282g,11%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.17-1.63(8H,m),2.08-2.10(3H,m),2.31-2.35(1H,m),2.40(3H,s),2.76(1H,dd,J=10.6,3.1Hz),2.95-3.11(2H,m),3.13-3.24(3H,m),3.36-3.41(2H,m),3.59-3.79(12H,m),4.50-4.52(2H,m),5.23-5.25(2H,m),5.40-5.41(2H,m),5.57-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.14-7.26(10H,m),7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11.0Hz),7.97-8.13(6H,m),8.28-8.32(2H,m),8.42-8.47(1H,m).
MS(APCI)m/z:1265(M+H)
+.
【0884】
工程4:抗体−薬物コンジュゲート(154)
薬物リンカーとして上記工程3で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が2.3となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が4.6となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が9.2となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例78工程5と同様の操作により、目的の実施例化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.16mg/mL,抗体収量:7.0mg(70%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.2。
【0885】
実施例155 抗体−薬物コンジュゲート(155)
【化208】
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【0886】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(155)
薬物リンカーとして実施例154工程3で得た化合物を使用し、抗体還元時の抗体に対するTCEPのモル比が4.6となるよう10mM TCEP水溶液の添加量を調節し、薬物リンカー結合時の抗体に対する薬物リンカーのモル比が9.2となるよう10mM薬物リンカー溶液の添加量を調節し、また、反応停止時の抗体に対するNACのモル比が18.4となるよう100mM NAC水溶液の添加量を調節し、実施例78工程5と同様の操作により、目的の化合物を含有する溶液を6mL得、下記の特性値を得た。
抗体濃度:1.36mg/mL,抗体収量:8.2mg(82%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.9。
【0887】
実施例156 抗体−薬物コンジュゲート(156)
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0888】
工程1:tert-ブチル (3S)-4-{[2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチル](メチル)アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタネート
(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸(9.00g,21.9mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(30.0mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.96g,21.9mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(8.39g,43.8mmoL)を加えて室温にて1時間攪拌した。ベンジル N-メチルグリシネート4-メチルベンゼンスルホネート(7.69g,21.9mmoL)、及びトリエチルアミン(3.05mL,21.88mmoL)を加え、室温にて21時間攪拌した。水(200mL)を加え、150mLの酢酸エチルで3回抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物を含む無色固体の混合物(11.9g)を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0889】
工程2:{[(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタノイル](メチル)アミノ}酢酸
上記工程2で得た混合物(11.9g)をメタノール(200mL)に溶解した。パラジウム炭素触媒(500mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて7時間攪拌した。不溶物をセライト濾過によって除き、溶媒を減圧留去し、標記化合物を含む無色固体の混合物(9.21g)を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0890】
工程3:ベンジルN-(tert-ブトキシカルボニル)グリシル-L-フェニルアラニネート
N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシン(5.00g,28.5mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.86g,28.5mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(10.9g,57.1mmoL)を加えて室温にて1時間攪拌した。ベンジル L-フェニルアラニネート4-メチルベンゼンスルホネート(12.2g,28.5mmoL)、及びトリエチルアミン(3.98mL,28.5mmoL)を加え、室温にて17時間攪拌した。反応液を水に注ぎ、攪拌後、析出した不溶物をろ取した。水で洗浄して標記化合物(11.7g,99%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.38(9H,s),2.96(1H,dd,J=13.7,8.5Hz),3.03(1H,dd,J=13.8,6.0Hz),3.52(1H,dd,J=17.0,6.2Hz),3.58(1H,dd,J=16.8,6.3Hz),4.54(1H,dd,J=14.2,7.6Hz),5.06(1H,d,J=12.4Hz),5.10(1H,d,J=12.4Hz),6.93(1H,t,J=6.0Hz),7.17-7.37(10H,m),8.27(1H,d,J=7.8Hz).
MS(ESI)m/z:413(M+H)
+.
【0891】
工程4:ベンジルグリシル-L-フェニルアラニネート
上記工程3で得た化合物(11.7g,28.2mmoL)を4規定塩酸ジオキサン溶液(100mL)に溶解し、室温にて2時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物の塩酸塩(9.98g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:2.96(1H,dd,J=13.8,8.7Hz),3.08(1H,dd,J=13.9,5.9Hz),3.51-3.57(2H,m),4.62(1H,q,J=7.2Hz),5.07(1H,d,J=12.4Hz),5.13(1H,d,J=12.7Hz),7.21-7.38(10H,m),8.10(3H,s),9.00(1H,s).
MS(ESI)m/z:313(M+H)
+.
【0892】
工程5:ベンジル (5S,14S)-14-ベンジル-5-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-1-(9H-フルオレン-9-イル)-7-メチル-3,6,9,12-テトラオキソ-2-オキサ-4,7,10,13-テトラアザペンタデカン-15-オエート
工程2で得た混合物(2.8g)をN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(780mg,5.80mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(10.9g,11.6mmoL)、工程4で得た化合物(2.02g,5.80mmoL)、トリエチルアミン(590μL,5.80mmoL)を加え、室温にて13時間攪拌した。反応液を水に注ぎ、攪拌後、析出した不溶物をろ取した。水で洗浄して標記化合物(4.51g,87%、3工程)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.36(9H,s),2.43-2.48(1H,m),2.60-2.66(1H,m),2.79-2.81(1H,m),2.93-2.97(1H,m),3.03(3H,s),3.63-4.07(4H,m),4.17-4.35(3H,m),4.51-4.57(1H,m),4.69-4.80(1H,m),5.05-5.09(2H,m),7.18-7.46(14H,m),7.58-7.83(2H,m),7.82-8.03(4H,m),8.26-8.44(1H,m).
MS(ESI)m/z:777(M+H)
+.
【0893】
工程6:(5S,14S)-14-ベンジル-5-(2-tert-ブトキシ-2-オキソエチル)-1-(9H-フルオレン-9-イル)-7-メチル-3,6,9,12-テトラオキソ-2-オキサ-4,7,10,13-テトラアザペンタデカン-15-アシッド
上記工程5で得た化合物(4.49g,5.78mmoL)をメタノール(50.0mL)に溶解した。触媒量のパラジウム炭素触媒を加え、水素雰囲気下、室温にて1.5時間攪拌した。不溶物をセライト濾過によって除き、溶媒を減圧留去し、標記化合物(3.99g,定量的)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.35(9H,s),2.42-2.45(1H,m),2.62-2.67(1H,m),2.77(1H,s),2.85-2.90(1H,m),3.00(3H,s),3.03-3.06(1H,m),3.61-4.06(3H,m),4.25-4.29(3H,m),4.40-4.42(1H,m),4.79-4.80(1H,m),7.19-7.43(9H,m),7.64-7.70(2H,m),7.81-7.89(3H,m),7.99(1H,t,J=5.7Hz),8.12(1H,d,J=8.1Hz),8.21(1H,d,J=7.3Hz).
MS(ESI)m/z:687(M+H)
+.
【0894】
工程7:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-14-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-12-メチル-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザペンタデカン-16-オエート
実施例80工程2の化合物のメタンスルホン酸塩(400mg,0.659mmoL)を、N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(90.0mg,0.659mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(250mg,1.32mmoL)、上記工程6で得た化合物(450mg,0.659mmoL)、トリエチルアミン(90.0μL,0.0659mmoL)を加え、室温にて19時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノ−ル=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(595mg,78%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.3Hz),1.35(9H,s),1.80-1.89(2H,m),2.10-2.11(1H,m),2.17-2.19(1H,m),2.39(3H,s),2.40-2.45(1H,m),2.58-2.82(3H,m),2.99(3H,s),3.17(2H,s),3.53-4.01(5H,m),4.25-4.40(5H,m),4.65-4.79(1H,m),5.22(2H,s),5.37(1H,d,J=16.4Hz),5.42(1H,d,J=16.4Hz),5.56-5.58(1H,m),6.52(1H,s),7.14-7.40(9H,m),7.66-7.68(2H,m),7.79-7.84(4H,m),7.96-8.22(2H,m),8.34-8.43(3H,m).
MS(ESI)m/z:1161(M+H)
+.
【0895】
工程8:tert-ブチル (5S,14S)-14-アミノ-5-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-12-メチル-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザペンタデカン-16-オエート
上記工程7で得た化合物(520mg,0.448mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(8.00mL)に溶解し、ピペリジン(2.00mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(350mg,83%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.1Hz),1.36(9H,s),1.82-1.88(3H,m),2.12-2.22(3H,m),2.40(3H,s),2.54(1H,s),2.76-2.81(1H,m),2.98-3.03(1H,m),3.04(3H,s),3.16-3.17(2H,m),3.33(2H,s),3.50-4.16(6H,m),4.47(1H,t,J=17.1Hz),5.24(2H,s),5.39(1H,d,J=16.6Hz),5.43(1H,d,J=16.4Hz),5.57-5.59(1H,m),6.53(1H,s),7.17-7.22(5H,m),7.31(1H,s),7.79-7.81(1H,m),7.89-8.01(1H,m),8.18-8.46(3H,m).
MS(ESI)m/z:939(M+H)
+.
【0896】
工程9:tert-ブチル (5S,14S)-5-ベンジル-14-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-12-メチル-1,4,7,10,13-ペンタオキソ-3,6,9,12-テトラアザペンタデカン-16-オエート
上記工程8で得た化合物(351mg,0.374mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(6.00mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(115mg,0.374mmoL)を加え、室温で16.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(403mg,95%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.3Hz),1.15-1.18(2H,m),1.35(9H,s),1.41-1.44(4H,m),1.83-1.88(2H,m),1.99-2.00(1H,m),2.03-2.06(1H,m),2.10-2.12(1H,m),2.19-2.21(1H,m),2.33(1H,dd,J=15.9,6.8Hz),2.40(3H,s),2.61(1H,dq,J=26.1,6.5Hz),2.78(1H,dd,J=13.8,9.6Hz),2.97-2.99(1H,m),2.98(3H,s),3.17-3.19(2H,m),3.35-3.37(2H,m),3.67-3.83(6H,m),4.41-4.49(1H,m),4.90-5.02(1H,m),5.24(2H,s),5.39(1H,d,J=16.1Hz),5.43(1H,d,J=16.4Hz),5.57(1H,dd,J=8.4,4.3Hz),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.19(5H,dq,J=26.7,6.8Hz),7.32(1H,d,J=7.6Hz),7.80(1H,d,J=10.7Hz),7.92(1H,dd,J=21.0,15.4Hz),8.09(1H,dt,J=20.1,5.9Hz),8.22(1H,dd,J=14.5,8.4Hz),8.32-8.45(2H,m).
MS(ESI)m/z:1132(M+H)
+.
【0897】
工程10:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチル-N-メチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
上記工程9で得た化合物(343mg,0.302mmoL)をトリフルオロ酢酸(6.00mL)に溶解し、室温で22時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(42.2mg,13%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.16-1.17(2H,m),1.45-1.48(4H,m),1.81-1.91(2H,m),2.00-2.02(2H,m),2.11-2.17(2H,m),2.38(3H,s),2.71-3.17(8H,m),3.11(3H,s),3.37-3.38(3H,m),3.63-3.80(3H,m),4.24-4.32(1H,m),4.86-4.90(1H,m),5.26(2H,s),5.39(1H,d,J=16.6Hz),5.44(1H,d,J=16.4Hz),5.57-5.58(1H,m),6.51(1H,s),7.00(2H,s),7.16-7.25(5H,m),7.31(1H,d,J=3.2Hz),7.76-7.78(2H,m),8.05-8.14(3H,m),8.54(1H,d,J=7.6Hz),8.73(1H,s).
MS(ESI)m/z:1077(M+H)
+.
【0898】
工程11:抗体−薬物コンジュゲート(156)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程10で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.82mg/mL,抗体収量:15.5mg(78%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.2。
【0899】
実施例157 抗体―薬物コンジュケート(157)
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0900】
工程1:tert-ブチル (3S)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-4-ヒドロキシブタネート
N-α-ベンジルオキシカルボニル-L-アスパラギン酸α-(N-ヒドロキシスクシンイミジル)β-t-ブチルエステル(10.0g,5.29mmoL)及びベンジルグリコレート(1.16g,7.93mmoL)のテトラヒドロフラン(50.0mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(1.47g,35.7mmoL)の水溶液(10.0mL)を0℃で加え、同温で1時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v)〜酢酸エチル]にて精製し、標記化合物(7.91g,定量的)を無色透明油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.44(9H,s),2.41(1H,brs),2.48-2.62(2H,m),3.72(2H,t,J=5.4Hz),3.99-4.08(1H,m),5.11(2H,s),5.42-5.53(1H,m),7.28-7.40(5H,m).
MS(API)m/z:310(M+H)
+.
【0901】
工程2:tert-ブチル (3S)-3-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-4-(プロプ-2-エン-1-イルオキシ)ブタノエート
上記工程で得た化合物(3.75g,12.1mmoL)及びアリルメチル カーボネート(2.05mL,18.1mmoL)のテトラヒドロフラン(50.0mL)溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.700g,0.600mmoL)を加え、60℃で13時間加熱攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=2:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.08g,49%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.43(9H,s),2.54(2H,d,J=6.0Hz),3.43-3.57(2H,m),3.97(2H,d,J=5.4Hz),4.10-4.22(1H,m),5.10(2H,s),5.17(1H,dd,J=10.3,1.2Hz),5.24(1H,dd,J=17.2,1.2Hz),5.32-5.43(1H,m),5.80-5.91(1H,m),7.30-7.36(5H,m).
MS(API)m/z:350(M+H)
+.
【0902】
工程3:{[(2S)-2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-4-tert-ブトキシ-4-オキソブチル]オキシ}酢酸
過ヨウ素酸ナトリウム(3.06g,14.3mmoL)の水溶液(15.0mL)に、アセトニトリル(10.0mL)、塩化ルテニウム・水和物(15.0mg)、及び上記工程で得た化合物(0.500g,1.43mmoL)の酢酸エチル(10.0mL)溶液を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、無色油状の標記化合物(0.187g,36%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.36(9H,s),2.29(1H,dd,J=15.4,8.8Hz),2.43-2.54(1H,m),3.36(1H,dd,J=9.7,6.0Hz),3.43(1H,dd,J=9.7,6.0Hz),3.93-4.03(1H,m),4.00(2H,s),4.98(1H,d,J=12.7Hz),5.03(1H,d,J=12.7Hz),7.25-7.39(6H,m),12.63(1H,brs).
MS(API)m/z:368(M+H)
+.
【0903】
工程4:ベンジル N-({[(2S)-2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-4-tert-ブトキシ-4-オキソブチル]オキシ}アセチル)グリシル-L-フェニルアラニネート
実施例156工程4で得た化合物(0.266g,0.760mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(89.4mg,0.660mmoL)、及び上記工程で得た化合物(0.187g,0.510mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.124mL,0.710mmoL)及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.127g,0.660mmoL)を加え、室温にて22時間攪拌した。反応溶液をクロロホルム:メタノール=9:1(v/v)で希釈し、10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.373g,定量的)を淡橙色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:1.35(9H,s),2.33(1H,dd,J=15.1,9.1Hz),2.47-2.53(1H,m),2.93(1H,dd,J=13.9,8.5Hz),3.03(1H,dd,J=13.9,6.0Hz),3.37(1H,dd,J=9.1,5.4Hz),3.44(1H,dd,J=9.7,4.8Hz),3.69(1H,dd,J=16.3,6.0Hz),3.79(1H,dd,J=16.3,6.0Hz),3.87(2H,s),3.99-4.09(1H,m),4.53(1H,dd,J=14.2,8.2Hz),4.94-5.12(4H,m),7.16-7.40(15H,m),7.92-7.99(2H,m),8.41(1H,d,J=7.9Hz).
MS(API)m/z:662(M+H)
+.
【0904】
工程5:N-({[(2S)-2-アミノ-4-tert-ブトキシ-4-オキソブチル]オキソ}アセチル)グリシル-L-フェニルアラニン
上記工程で得た化合物(0.373g,0.560mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(30.0mL)に溶解した。パラジウム炭素触媒(0.400g)を加え、水素雰囲気下、室温にて4日間攪拌した。不溶物をセライト濾過により除き、溶媒を減圧留去し、標記化合物を得た。本化合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
MS(API)m/z:438(M+H)
+.
【0905】
工程6:N-({[(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-4-オキソブチル]オキシ}アセチル)グリシル-L-フェニルアラニン
上記工程で得た混合物(0.560mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(0.261g,0.850mmoL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(98.2μL,0.560mmoL)を加え、室温で2日間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物を酢酸エチルで希釈し、10%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.246g,69%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz、CDCl
3)δ:1.23-1.34(2H,m),1.44(9H,s),1.53-1.67(4H,m),2.16(2H,t,J=7.6Hz),2.43-2.55(2H,m),3.03-3.28(2H,m),3.46-3.59(4H,m),3.81-4.06(4H,m),4.38-4.49(1H,m),4.69-4.78(1H,m),6.61-6.73(1H,m),6.67(2H,s),6.99(1H,brs),7.11-7.33(5H,m),7.51(1H,brs).
MS(API)m/z:631(M+H)
+.
【0906】
工程7:N-({[(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-4-オキソブチル]オキシ}アセチル)グリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
実施例80工程2の化合物のメタンスルホン酸塩(0.101g,0.170mmoL)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(25.7mg,0.190mmoL)、及び上記工程で得た化合物(0.100g,0.160mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(29.0μL,0.170mmoL)及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(39.5mg,0.210mmoL)を加え、室温にて18時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=9:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(90.0mg,51%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.3Hz),1.11-1.19(2H,m),1.35(9H,s),1.41-1.48(4H,m),1.82-1.89(2H,m),2.00(2H,t,J=7.3Hz),2.06-2.35(3H,m),2.41(3H,s),2.76(1H,dd,J=13.9,9.7Hz),2.98(1H,dd,J=13.6,4.5Hz),3.14-3.22(2H,m),3.24-3.49(5H,m),3.58(1H,dd,J=16.9,5.4Hz),3.73-3.80(3H,m),3.82(2H,s),4.16-4.28(1H,m),4.41-4.51(1H,m),5.25(2H,s),5.35-5.47(2H,m),5.54-5.62(1H,m),6.52(1H,s),6.99(2H,s),7.12-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.74-7.84(3H,m),8.17(1H,d,J=8.5Hz),8.36(1H,t,J=5.4Hz),8.42(1H,d,J=8.5Hz).
MS(API)m/z:1106(M+H)
+.
【0907】
工程8:N-{[(2S)-3-カルボキシ-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}プロポキシ]アセチル}グリシル-L-フェニルアラニル-N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]グリシンアミド
氷冷下、上記工程で得た化合物(85.0mg,80.0μmoL)にトリフルオロ酢酸(6.00mL)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、標記化合物(60.0mg,74%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.6Hz),1.12-1.20(2H,m),1.41-1.48(4H,m),1.80-1.91(2H,m),2.00(2H,t,J=7.3Hz),2.05-2.26(2H,m),2.34(1H,dd,J=15.7,7.9Hz),2.41(3H,s),2.76(1H,dd,J=13.6,9.4Hz),2.98(1H,dd,J=13.6,4.5Hz),3.13-3.22(2H,m),3.29-3.47(5H,m),3.59(1H,dd,J=16.9,5.4Hz),3.71-3.81(3H,m),3.83(2H,s),4.15-4.25(1H,m),4.41-4.51(1H,m),5.25(2H,s),5.35-5.47(2H,m),5.54-5.62(1H,m),6.52(1H,brs),6.99(2H,s),7.12-7.26(5H,m),7.31(1H,s),7.75-7.84(3H,m),8.17(1H,d,J=7.9Hz),8.36(1H,t,J=5.7Hz),8.42(1H,d,J=9.1Hz),12.17(1H,brs).
HRMS(FAB)m/z:(M+H)
+:Calcd for C
53H
58FN
8O
14:1049.40564;Found:1049.40646.
【0908】
工程9:抗体−薬物コンジュゲート(157)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程8で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.90mg/mL,抗体収量:16.2mg(81%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.8。
【0909】
実施例158 抗体−薬物コンジュゲート(158)
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0910】
工程1:tert-ブチル {2-[(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)アミノ]-2-オキソエチル}カーバメート
実施例1工程1の化合物(1.70g,2.68mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(10.0mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(362mg,2.68mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.03g,5.36mmoL)を加えて室温にて30分間攪拌した。N-(tert-ブトキシカルボニル)グリシン(469mg,2.68mmoL)、及びトリエチルアミン(373μL,2.68mmoL)を加え、室温にて4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.82g,91%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz、CD
3OD)δ:0.94(3H,t,J=6.6Hz),1.37(9H,s),1.88-1.90(4H,m),2.07-2.08(1H,m),2.23(3H,s),2.33-2.36(3H,m),3.16-3.30(4H,m),3.66-3.73(2H,m),4.54(1H,d,J=18.8Hz),4.95-4.98(1H,m),5.25(1H,d,J=16.0Hz),5.47(1H,d,J=16.0Hz),5.54-5.57(1H,m),7.29(1H,d,J=10.6Hz),7.38(1H,s).
MS(APCI)m/z:678(M+H)
+.
【0911】
工程2:N-[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]-4-(グリシルアミノ)ブタンアミド
上記工程1で得た化合物(1.66g,2.45mmoL)をジクロロメタン(6.00mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(6.00mL)を加え、室温で30分攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(1.69g,93%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz、CD
3OD)δ:0.97(3H,t,J=6.8Hz),1.95-2.04(5H,m),2.31(3H,s),2.35-2.43(3H,m),3.07(1H,s),3.22(1H,d,J=17.2Hz),3.35-3.37(2H,m),3.78(2H,s),4.74-5.01(1H,m),5.10(1H,d,J=18.8Hz),5.30(1H,d,J=16.4Hz),5.51(1H,d,J=16.0Hz),5.61-5.63(1H,m),7.43(1H,d,J=10.6Hz),7.47(1H,s).
MS(APCI)m/z:578(M+H)
+.
【0912】
工程3:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-3-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-5-メチル-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
実施例156工程6で得た化合物(1.56g,2.27mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(20mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(307mg,2.27mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(870mg,4.54mmoL)を加えて室温にて1時間30分間攪拌した。上記工程2で得た化合物(1.57g,2.27mmoL)、及びトリエチルアミン(316μL,2.27mmoL)を加え、室温にて17時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.65g,94%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.0Hz),1.35(9H,s),1.71-1.73(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.09-2.12(2H,m),2.18(2H,t,J=7.2Hz),2.37(3H,s),2.40-2.48(1H,m),2.64-2.77(2H,m),3.01(3H,s),3.02-3.13(5H,m),3.59-3.68(3H,m),3.75-3.80(2H,m),3.98-4.07(1H,m),4.17-4.30(3H,m),4.47-4.48(1H,m),4.65-4.83(1H,m),5.14(1H,d,J=19.2Hz),5.20(1H,d,J=18.8Hz),5.39(1H,d,J=17.2Hz),5.44(1H,d,J=17.2Hz),5.53-5.56(1H,m),6.53(1H,s),7.18-7.24(9H,m),7.39-7.41(2H,m),7.65-7.87(5H,m),7.98-8.00(1H,m),8.13-8.14(1H,m),8.23-8.30(2H,m),8.45(1H,d,J=7.8Hz).
MS(ESI)m/z:1247(M+H)
+.
【0913】
工程4:tert-ブチル (3S,12S)-3-アミノ-12-ベンジル-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-メチル-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
上記工程3で得た化合物(1.85g,1.48mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(16.0mL)に溶解し、ピペリジン(4.00mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(1.15g,76%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.37(9H,s),1.72-1.73(2H,m),1.80-1.92(2H,m),2.17-2.22(5H,m),2.37(3H,s),2.53-2.56(1H,m),2.73-2.82(1H,m),2.99-3.15(7H,m),3.30-3.32(2H,m),3.57-4.00(6H,m),4.39-4.45(1H,m),5.14(1H,d,J=19.0Hz),5.20(1H,d,J=19.0Hz),5.40(1H,d,J=19.3Hz),5.43(1H,d,J=16.4Hz),5.55-5.56(1H,m),6.53(1H,s),7.16-7.21(7H,m),7.30(1H,s),7.69-7.72(1H,m),7.77(1H,d,J=11.0Hz),8.02-8.09(1H,m),8.25-8.31(2H,m),8.47(1H,d,J=8.5Hz).
MS(ESI)m/z:1025(M+H)
+.
【0914】
工程5:tert-ブチル (3S,12S)-12-ベンジル-3-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-21-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-5-メチル-4,7,10,13,16,21-ヘキサオキソ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-1-オエート
上記工程4で得た化合物(1.09g,1.06mmoL)N,N-ジメチルホルムアミド(6.00mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(328mg,1.06mmoL)を加え、室温で17.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(730mg,56%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.14-1.16(2H,m),1.34(9H,s),1.44(4H,d,J=7.0Hz),1.71-1.73(2H,m),1.83-1.86(2H,m),1.98-2.18(6H,m),2.31-2.35(1H,m),2.38(3H,s),2.56-2.66(1H,m),2.74-2.78(1H,m),3.00(3H,s),3.03-3.09(3H,m),3.16-3.18(4H,m),3.58-4.22(6H,m),4.45-4.48(1H,m),4.89-5.07(1H,m),5.15(1H,d,J=18.8Hz),5.23(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.55-5.58(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.18-7.23(5H,m),7.30(1H,s),7.70-7.73(1H,m),7.78(1H,d,J=11.0Hz),7.97-7.99(1H,m),8.10-8.14(1H,m),8.21-8.27(2H,m),8.45(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:1218(M+H)
+.
【0915】
工程6:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチル-N-メチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(690mg,0.567mmoL)をジクロロメタン(3.00mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(6.00mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(346mg,53%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.14-1.16(2H,m),1.44-1.45(4H,m),1.71-1.73(2H,m),1.81-1.89(2H,m),1.99-2.03(2H,m),2.12-2.14(2H,m),2.17-2.19(2H,m),2.34-2.39(1H,m),2.39(3H,s),2.69-2.76(2H,m),3.01(3H,s),3.09-3.13(2H,m),3.16-3.18(2H,m),3.35-3.36(2H,m),3.58-3.89(7H,m),4.45-4.47(1H,m),4.91-4.99(1H,m),5.16(1H,d,J=19.0Hz),5.23(1H,d,J=19.0Hz),5.42(2H,s),5.56-5.58(1H,m),6.52(1H,s),6.99(2H,s),7.17-7.25(5H,m),7.31(1H,s),7.70-7.72(1H,m),7.79(2H,d,J=11.0Hz),7.94-7.96(1H,m),8.10-8.12(1H,m),8.19-8.28(2H,m),8.47(1H,d,J=7.1Hz).
MS(ESI)m/z:1162(M+H)
+.
【0916】
工程7:抗体−薬物コンジュゲート(158)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程6で得た化合物を用いて、実施例2工程6と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.76mg/mL,抗体収量:15.0mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):2.8。
【0917】
実施例159 抗体−薬物コンジュゲート(159)
【化212】
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【0918】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(159)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び実施例158工程6で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.75mg/mL,抗体収量:15.0mg(75%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):4.9。
【0919】
実施例160 抗体−薬物コンジュゲート(160)
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
工程1:N-({[(2S)-4-tert-ブトキシ-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}-4-オキソブチル]オキシ}アセチル)グリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
実施例157工程6の化合物(21.8mg,34.6μmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(3.00mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(4.68mg,34.6μmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(9.96mg,51.9μmoL)を加えた。更に、実施例158工程2の化合物(20.0mg,34.6μmoL)を加え、室温にて21時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(15.1mg,37%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.11-1.19(2H,m),1.35(9H,s),1.40-1.48(4H,m),1.67-1.75(2H,m),1.80-1.91(2H,m),1.99(2H,t,J=7.4Hz),2.15-2.18(4H,m),2.27-2.32(2H,m),2.40(3H,s),2.67(1H,s),2.77(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.01(1H,dd,J=13.9,4.5Hz),3.06-3.11(2H,m),3.17(2H,t,J=2.5Hz),3.36-3.47(3H,m),3.58-3.67(3H,m),3.80(1H,t,J=8.2Hz),3.85(2H,s),4.20-4.24(1H,m),4.45-4.50(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=18.8Hz),5.42(2H,s),5.55-5.59(1H,m),6.53(1H,s),6.99(2H,s),7.17-7.23(5H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,d,J=5.9Hz),7.78(1H,s),7.81(1H,d,J=3.5Hz),7.86(1H,t,J=5.7Hz),8.21(1H,d,J=7.8Hz),8.30(1H,t,J=5.9Hz),8.45(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1190(M+H)
+.
【0921】
工程2:N-{[(2S)-3-カルボキシ-2-{[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]アミノ}プロポキシ]アセチル}グリシル-L-フェニルアラニル-N-(4-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-4-オキソブチル)グリシンアミド
上記工程1で得た化合物(14.3mg,0.12.0μmoL)をジクロロメタン(1.00mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(1.00mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、エタノール及びジエチルエーテルで析出した不溶物をろ取して標記化合物(11.8mg,87%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.15(2H,t,J=7.2Hz),1.40-1.48(4H,m),1.68-1.75(2H,m),1.80-1.91(2H,m),2.00(2H,t,J=7.4Hz),2.12-2.19(4H,m),2.34(2H,dd,J=16.0,7.8Hz),2.40(3H,s),2.77(1H,dd,J=13.5,9.6Hz),3.01(1H,dd,J=13.7,4.7Hz),3.05-3.11(2H,m),3.16-3.18(2H,m),3.33-3.35(3H,m),3.44-3.47(2H,m),3.61-3.68(2H,m),3.80(1H,dd,J=16.6,6.1Hz),3.85(1H,s),4.22-4.25(1H,m),4.47-4.50(1H,m),5.16(1H,d,J=18.8Hz),5.25(1H,d,J=19.2Hz),5.42(2H,s),5.57(1H,s),6.99(2H,s),7.15-7.26(6H,m),7.31(1H,s),7.71(1H,t,J=5.5Hz),7.78-7.81(2H,m),7.84(1H,t,J=5.7Hz),8.21(1H,d,J=7.8Hz),8.30(1H,t,J=6.8Hz),8.45(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:1134(M+H)
+.
【0922】
工程1:抗体−薬物コンジュゲート(160)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程2で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.75mg/mL,抗体収量:14.7mg(74%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):5.0。
【0923】
実施例161 抗体−薬物コンジュゲート(161)
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0924】
工程1:({N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシル}アミノ)メチルアセテート
N-9-フルオレニルメトキシカルボニルグリシルグリシン(4.33g,12.2mmoL)、テトラヒドロフラン(120mL)、及びトルエン(40.0mL)からなる混合物に、ピリジン(1.16mL,14.7mmoL)及び四酢酸鉛(6.84g,14.7mmoL)を加え、5時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、不溶物をセライト濾過によって除き、減圧下濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルに溶解し、水及び飽和食塩水で洗浄後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=9:1(v/v)〜酢酸エチル]にて精製し、標記化合物(3.00g,67%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:2.07(3H,s),3.90(2H,d,J=5.1Hz),4.23(1H,t,J=7.0Hz),4.46(2H,d,J=6.6Hz),5.26(2H,d,J=7.0Hz),5.32(1H,brs),6.96(1H,brs),7.32(2H,t,J=7.3Hz),7.41(2H,t,J=7.3Hz),7.59(2H,d,J=7.3Hz),7.77(2H,d,J=7.3Hz).
【0925】
工程2:ベンジル [({N-[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]グリシル}アミノ)メトキシ]アセテート
上記工程1で得た化合物(7.37g,20.0mmoL)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に、ベンジル グリコレート(6.65g,40.0mmoL)、及びp-トルエンスルホン酸一水和物(0.381g,2.00mmoL)を0℃で加え、室温にて2時間30分間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=100:0(v/v)〜0:100]にて精製し、標記化合物(6.75g,71%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:3.84(2H,d,J=5.5Hz),4.24(3H,t,J=6.5Hz),4.49(2H,d,J=6.7Hz),4.88(2H,d,J=6.7Hz),5.15-5.27(1H,m),5.19(2H,s),6.74(1H,brs),7.31-7.39(7H,m),7.43(2H,t,J=7.4Hz),7.61(2H,d,J=7.4Hz),7.79(2H,d,J=7.4Hz).
【0926】
工程3:N-[(ベンジルオキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニン-N-{[(2-(ベンジルオキシ)-2―オキソエトキシ]メチル}グリシンアミド
上記工程2で得た化合物(6.60g,13.9mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(140mL)溶液に、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(2.22g,14.6mmoL)を0℃で加え、室温にて15分間攪拌した。反応溶液に、N-[(ベンジルオキシ)カルボニル]グリシルグリシル-L-フェニルアラニン(6.33g,15.3mmoL)、N-ヒドロキシスクシンイミド(1.92g,16.7mmoL)、及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(3.20g,16.7mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(140mL)溶液を、あらかじめ室温にて、1時間攪拌した後に加え、室温にて、4時間攪拌した。反応溶液に0.1規定塩酸を加え、クロロホルムで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=8:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(7.10g,79%)を無色固体として得た。
1h-nmr(dmso-D
6)δ:2.78(1h,DD,j=13.9,9.6hZ),3.05(1h,DD,j=13.9,4.5hZ),3.56-3.80(6h,M),4.15(2h,S),4.47-4.55(1h,M),4.63(2h,D,j=6.6hZ),5.03(2h,S),5.15(2h,S),7.16-7.38(15h,M),7.52(1h,T,j=5.9hZ),8.03(1h,T,j=5.5hZ),8.17(1h,D,j=8.2hZ),8.36(1h,T,j=5.7hZ),8.61(1h,T,j=6.6hZ).
【0927】
工程4:グリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(カルボキシメトキシ)メチル]グリシンアミド
上記工程3で得た化合物(7.00g,10.8mmoL)のN,N-ジメチルホルムアミド(216mL)溶液に、パラジウム炭素触媒(7.00g)を加え、水素雰囲気下、室温にて24時間攪拌した。不溶物をセライト濾過により除き、溶媒を減圧留去した。得られた残留物を水に溶解し、不溶物をセライト濾過により除き、溶媒を減圧留去する操作を2回繰り返し、標記化合物(3.77g,82%)を無色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:2.84(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),3.08(1H,dd,J=13.7,4.7Hz),3.50-3.72(4H,m),3.77-3.86(2H,m),3.87(2H,s),4.52-4.43(1H,m),4.61(2H,d,J=6.6Hz),7.12-7.30(5H,m),8.43(1H,t,J=5.9Hz),8.54(1H,d,J=7.8Hz),8.70(1H,t,J=6.3Hz),8.79(1H,t,J=5.5Hz).
【0928】
工程5:(5S,14S)-14-ベンジル-5-[2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチル]-3,6,9,12,15,18-ヘキサオキソ-1-フェニル-2,21-ジオキサ-4,7,10,13,16,19-へキサアザトリコサン-23-アシッド
(2S)-4-(ベンジルオキシ)-2-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-4-オキソブタン酸(123mg,0.344mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、N-ヒドロキシスクシンイミド(39.5mg,0.344mmoL)、及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(65.9mg,0.344mmoL)を加え、室温で30分間攪拌した。上記工程4の化合物(121mg,0.286mmoL)、及びトリエチルアミン(39.6μL,0.286mmoL)を加えて、室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて精製し、標記化合物(66.2mg,30%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:2.55(1H,s),2.62(1H,dd,J=16.4,7.4Hz),2.80(1H,dd,J=13.9,10.0Hz),2.86(1H,dd,J=16.2,4.9Hz),2.99(1H,dd,J=14.3,7.2Hz),3.63-3.73(6H,m),3.96(2H,s),4.46-4.52(2H,m),4.61(2H,d,J=6.7Hz),5.00(1H,d,J=12.5Hz),5.05(1H,d,J=15.3Hz),5.07(2H,s),7.24-7.26(5H,m),7.31-7.35(10H,m),7.76(1H,d,J=8.2Hz),8.07(1H,t,J=5.1Hz),8.18(1H,d,J=8.2Hz),8.30(1H,t,J=5.3Hz),8.34(1H,t,J=5.5Hz),8.60(1H,t,J=6.7Hz).
MS(ESI)m/z:761(M-H)
−.
【0929】
工程6:L-α-アスパラチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエトキシ)メチル]グリシンアミド
上記工程5で得た化合物(85.6mg,0.112mmoL)、及びエキサテカン(63.7mg,0.112mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(1.50mL)、及びメタノール(0.500mL)の混合溶媒に溶解し、トリエチルアミン(15.6μL,0.112mmoL)、及び4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウムクロリデン水和物(49.6mg,0.168mmoL)を加え、室温で17.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール=4:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(59.8mg,45%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.80-1.90(2H,m),2.16-2.20(2H,m),2.38(3H,s),2.63(1H,dd,J=16.4,9.0Hz),2.76(1H,dd,J=13.7,9.8Hz),2.85(1H,dd,J=16.2,4.9Hz),3.01(1H,dd,J=13.5,4.5Hz),3.11-3.23(2H,m),3.58-3.76(6H,m),4.02(2H,s),4.45-4.50(2H,m),4.63(2H,d,J=6.3Hz),4.98-5.01(2H,m),5.06(2H,s),5.20(2H,s),5.41(2H,s),5.58-5.61(1H,m),6.53(1H,s),7.16-7.22(5H,m),7.29-7.34(11H,m),7.70(1H,d,J=8.2Hz),7.79(1H,d,J=11.0Hz),7.99(1H,t,J=5.7Hz),8.12(1H,d,J=7.8Hz),8.23(1H,d,J=5.5Hz),8.32(1H,t,J=5.7Hz),8.52(1H,d,J=9.0Hz),8.64(1H,t,J=6.7Hz).
MS(ESI)m/z:1180(M+H)
+.
【0930】
工程7:ベンジル (10S,19S)-10-ベンジル-19-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,6,9,12,15,18-ヘキサオキソ-3-オキサ-5,8,11,14,17-ペンタアザヘニコサン-21-オエート
上記工程6で得た化合物(57.3mg,48.6μmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(6.00mL)に溶解した。パラジウム炭素触媒(10.0mg)を加え、水素雰囲気下、室温にて6日間した。不溶物をセライト濾過によって除き、溶媒を減圧留去し、標記化合物を含む淡黄色固体の混合物(46.8mg)を得た。本混合物は、これ以上の精製は行わずに次の反応に用いた。
【0931】
工程8:N-[6-(2,5-ジオキソ-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)ヘキサノイル]-L-α-アスパラチルグリシルグリシル-L-フェニルアラニル-N-[(2-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-2-オキソエトキシ)メチル]グリシンアミド
上記工程7で得た混合物(43.6mg,1.06mmoL)をN,N-ジメチルホルムアミド(0.500mL)に溶解した。6-マレイミドヘキサン酸N-スクシンイミジル(28.1mg,91.2μmoL)を加え、室温で23時間攪拌した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルム〜クロロホルム:メタノール:水=7:3:1(v/v/v)の分配有機層]にて標記化合物(4.23mg,8.1%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.16(2H,dt,J=18.9,6.0Hz),1.45-1.50(4H,m),1.79-1.91(2H,m),2.09-2.14(4H,m),2.32(2H,dd,J=5.3,3.7Hz),2.36(3H,s),2.67-3.19(4H,m),3.43-3.48(2H,m),3.56-3.76(6H,m),4.01(2H,s),4.21-4.22(1H,m),4.35-4.37(1H,m),4.62-4.63(2H,m),5.21(2H,s),5.41(2H,s),5.56-5.59(1H,m),6.51(1H,s),6.99(2H,s),7.10-7.30(9H,m),7.75-7.78(2H,m),8.32-8.36(1H,m),8.55-8.70(2H,m),9.02-9.04(1H,m).
MS(ESI)m/z:1149(M+H)
+.
【0932】
工程9:抗体−薬物コンジュゲート(161)
参考例1にて作製したトラスツズマブ及び上記工程8で得た化合物を用いて、実施例3工程1と同様の方法により、標記抗体−薬物コンジュゲートを得た。
抗体濃度:1.89mg/mL,抗体収量:15.9mg(79%),抗体一分子あたりの薬物平均結合数(n):3.4。
【0933】
評価例1 抗体−薬物コンジュゲートの抗細胞効果
HER2抗原陽性細胞のヒト乳癌株であるKPL-4(川崎医科大学・紅林淳一先生;BritishJournal of Cancer,(1999) 79 (5/6). 707-717)、HER2抗原陰性細胞のMCF7(ECACC;European Collection of Cell Cultures)は10%のウシ胎児血清(MOREGATE)を含むRPMI1640(GIBCO;以下、培地)で培養した。KPL-4、MCF7を培地で2.5×10
4 Cells/mLになるようにそれぞれ調製し、96穴細胞培養用マイクロプレートに100μLずつ添加して一晩培養した。翌日、培地で1000nM、200nM、40nM、8nM、1.6nM、0.32nM、0.064nMに希釈したトラスツズマブ及び抗体−薬物コンジュゲートをマイクロプレートに10μLずつ添加した。抗体非添加ウェルには培地を10μLずつ添加した。37℃、5% CO
2条件下で5乃至7日間培養した。培養後、マイクロプレートをインキュベーターから取り出し室温で30分間静置した。培養液と等量のCellTiter-Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega)を添加し撹拌した。室温で10分間静置後にプレートリーダー(PerkinElmer)で発光量を計測した。IC
50値は次式で算出した。
IC
50(nM)=antilog((50-d)×(LOG
10(b)−LOG
10(a))÷(d-c)+LOG
10(b))
a:サンプルaの濃度
b:サンプルbの濃度
c:サンプルaの生細胞率
d:サンプルbの生細胞率
【0934】
各濃度における細胞生存率は次式で算出した。
細胞生存率(%)=a÷b×100
a:サンプルウェルの発光量の平均値(n=2)
b:抗体非添加ウェルの発光量の平均値(n=10)
結果を「表1」に示す。なお、トラスツズマブはKPL-4細胞、MCF7細胞のいずれに対しても抗細胞効果を示さなかった(>100(nM))。
【0935】
【表1】
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【0936】
評価例2 抗腫瘍試験(1)
マウス:5-6週齢の雌BALB/c ヌードマウス(日本チャールス・リバー株式会社)を実験使用前にSPF条件化で4-7日間馴化した。マウスには滅菌した固形飼料(FR-2,Funabashi FarmsCo.,Ltd)を給餌し、滅菌した水道水(5-15ppm次亜塩素酸ナトリウム溶液を添加して調製)を与えた。
測定、計算式:全ての研究において、腫瘍の長径及び短径を電子式デジタルキャリパー(CD-15CX,Mitutoyo Corp.)で1週間に2回測定し、腫瘍体積(mm
3)を計算した。計算式は以下に示すとおり。
腫瘍体積(mm
3)=1/2×長径(mm)×[短径(mm)]
2
【0937】
抗体−薬物コンジュゲートならびに抗体は全て生理食塩水(株式会社大塚製薬工場)で希釈し、10mL/kgの液量を尾静脈内投与した。ヒト乳癌株KPL-4細胞を生理食塩水に懸濁し、1.5×10
7cellsを雌ヌードマウスの右体側部に皮下移植し(Day0)、Day15に無作為に群分けを実施した。抗体−薬物コンジュゲート(61)、(62)、(76)及び対照群として抗HER2抗体トラスツズマブ(参考例1)をDay15、22に全て10mg/kgの用量で尾静脈内投与した。コントロール群として無処置群を設定した。
【0938】
結果を
図3に示す。トラスツズマブの投与により腫瘍の増殖が抑制されたが、抗体−薬物コンジュゲート(61)、(62)、(76)の投与ではより強い腫瘍増殖抑制効果が認められ、特に抗体−薬物コンジュゲート(62)、(76)の投与では顕著な腫瘍増殖抑制効果が認められた。なお、図中、横軸は細胞移植後の日数、縦軸は腫瘍体積を示す。また、トラスツズマブならびに抗体−薬物コンジュゲート(61)、(62)、(76)を投与されたマウスでは、体重減少などの特に目立った所見もなく、抗体−薬物コンジュゲート(61)、(62)、(76)は高い安全性を有していると考えられる。
【0939】
評価例3 抗腫瘍試験(2)
ATCC(American Type Culture Collection)から購入したヒト胃癌株NCI-N87細胞を、生理食塩水に懸濁して1×10
7cellsを雌ヌードマウスの右体側部に皮下移植し(Day0)、Day7に無作為に群分けを実施した。抗体−薬物コンジュゲート(77)、(143)、(88)ならびにトラスツズマブエムタンシン(参考例2)をDay7に全て10mg/kgの用量で尾静脈内投与した。コントロール群として無処置群を設定した。
【0940】
結果を
図4に示す。抗体−薬物コンジュゲート(77)、(143)、(88)は、トラスツズマブエムタンシンと同等の腫瘍の退縮を伴う強い抗腫瘍効果が認められた。また、抗体−薬物コンジュゲート(77)、(143)、(88)ならびにトラスツズマブエムタンシンを投与してもマウスの体重減少は認められなかった。
【0941】
評価例4 抗腫瘍試験(3)
DSMZ(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH)から購入したヒト乳癌株JIMT-1細胞を生理食塩水に懸濁して3×10
6cellsを雌ヌードマウスの右体側部に皮下移植し(Day0)、Day12に無作為に群分けを実施した。抗体−薬物コンジュゲート(77)、(88)、(143)、トラスツズマブならびにトラスツズマブエムタンシンをDay12、19に全て10mg/kgの用量で尾静脈内投与した。コントロール群として生理食塩水投与群を設定した。
【0942】
結果を
図5に示す。JIMT-1腫瘍に対し、トラスツズマブ、トラスツズマブエムタンシンの投与は腫瘍の増殖を抑制しなかった。一方、抗体−薬物コンジュゲート(77)、(88)、(143)の投与により腫瘍の増殖は顕著に抑制された。また、抗体−薬物コンジュゲート(77)、(88)、(143)、トラスツズマブならびにトラスツズマブエムタンシンを投与してもマウスの体重減少は認められなかった。