特許第6861838号(P6861838)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6861838ミリ波ワイヤレスローカルエリアネットワークシステムにおける指向性応答のための衝突軽減
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861838
(24)【登録日】2021年4月1日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】ミリ波ワイヤレスローカルエリアネットワークシステムにおける指向性応答のための衝突軽減
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20210412BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20210412BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20210412BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20210412BHJP
【FI】
   H04W16/28
   H04W88/02 140
   H04W84/12
   H04B7/06 956
【請求項の数】16
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2019-549403(P2019-549403)
(86)(22)【出願日】2018年3月12日
(65)【公表番号】特表2020-515138(P2020-515138A)
(43)【公表日】2020年5月21日
(86)【国際出願番号】US2018021932
(87)【国際公開番号】WO2018165648
(87)【国際公開日】20180913
【審査請求日】2019年11月18日
(31)【優先権主張番号】62/469,754
(32)【優先日】2017年3月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オーヘンコーム・オテリ
(72)【発明者】
【氏名】ハンチン・ロウ
(72)【発明者】
【氏名】シャオフェイ・ワン
(72)【発明者】
【氏名】リ−シャン・サン
(72)【発明者】
【氏名】ルイ・ヤン
【審査官】 横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】 Enhanced SLS BF flow for efficient AP-STA access in dense environment,IEEE 802.11-17/0067r0,2017年 1月15日
【文献】 Improvements to enhanced SLS beamforming,IEEE 802.11-17/0770r0,2017年 5月 8日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
H04B 7/02− 7/12
H04L 1/02− 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のためのビームフォーミングトレーニングの方法であって、
アクセスポイントまたはパーソナルベーシックサービス制御ポイント(AP/PCP)から、ビームフォーミングトレーニング割当の期間にビーコンフレーム内で、前記AP/PCPの特定のセクタに対するスペースタイムスロット(STS)数のインジケーションを受信するステップと、
前記STS数から1つまたは複数のランダムに選択されたSTSにおいて、前記AP/PCPの前記特定のセクタに対応するセクタを介して信号を送るステップと、
前記信号が前記AP/PCPによって受信されたことを確認する肯定応答(ACK)を受信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ACKは、AP/PCPからセクタスイープのセクタにおいて受信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記WTRUは、エンハンスド指向性マルチギガビット(EDMG)ステーションであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記信号は、ビーコン送信インターバル(BTI)の間に発生したトレーニングに基づく方向に送られることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記特定のセクタに対する前記STS数は、別のセクタと比較して等しいまたは等しくない数であり得ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記STS数の前記インジケーションを送った前記AP/PCPは、前記WTRUに関連付けられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記STS数の前記インジケーションを送った前記AP/PCPは、前記WTRUに関連付けられないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記STS数は、前記ビーコンフレームのフィールドにおいて示され得ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ビームフォーミングトレーニングのための装置のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに動作可能に接続された受信機であって、前記受信機およびプロセッサは、アクセスポイントまたはパーソナルベーシックサービスセット制御ポイント(AP/PCP)から、ビームフォーミングトレーニング割当の期間にビーコンフレーム内で、前記AP/PCPの特定のセクタに対するスペースタイムスロット(STS)数のインジケーションを受信するように構成された、受信機と、
前記プロセッサに動作可能に結合された送信機であって、前記送信機およびプロセッサは、前記STS数から1つまたは複数のランダムに選択されたSTSにおいて、前記AP/PCPの前記特定のセクタに対応するセクタを介して信号を送るように構成された、送信機と
を備え、
前記受信機およびプロセッサは、前記信号が前記AP/PCPによって受信されたことを確認する肯定応答(ACK)を受信するようにさらに構成されたことを特徴とするWTRU。
【請求項10】
前記ACKは、APからセクタスイープのセクタにおいて受信されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記WTRUは、エンハンスド指向性マルチギガビット(EDMG)ステーションであることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項12】
前記信号は、ビーコン送信インターバル(BTI)の間に発生したトレーニングに基づく方向に送られることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項13】
前記特定のセクタに対する前記STS数は、別のセクタと比較された等しいまたは等しくない数であることがあり得ることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項14】
前記STS数の前記インジケーションを送った前記AP/PCPは、前記WTRUに関連付けられることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項15】
前記STS数の前記インジケーションを送った前記AP/PCPは、前記WTRUに関連付けられないことを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項16】
前記STS数は、前記ビーコンフレームのフィールドにおいて示され得ることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビームフォーミングトレーニングに関し、より詳細には、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のためのビームフォーミングトレーニングに関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年3月10日に出願された米国特許仮出願第62/469,754号明細書の利益を主張するものであり、この仮出願の内容は、参照により本明細書に組み入れられる。
【0003】
次世代モバイル通信として、例えば、eMBB(enhanced mobile broadband)、mMTC(massive Machine Type Communications)、および/またはURLLC(Ultra-Reliable Low Latency Communications)などのアプリケーションがあり得る。今述べたアプリケーションは、700MHzから80GHzまでに及ぶ広範囲のスペクトル帯域を使用することができる。今述べた新しいアプリケーション用のワイヤレスプロトコルにおいて生じ得る問題に対処する必要があるだろう。
【発明の概要】
【0004】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)を使用するビームフォーミングトレーニングのための方法、装置、およびシステム。WTRUは、ビームフォーミングトレーニング割当中に、ビーコンフレーム内の、アクセスポイント(AP)からスペースタイムスロット(STS)数のインジケーションを受信することができる。WTRUは、STS数の関数に基づいて特定のSTSにおいてAPに応答信号を送ることができる。WTRUは、肯定応答(ACK)を、応答が受信されたことを確認するAPから受信することができる。代替えとして、APは、衝突の発生を示す信号を送信し、STS数を改変することができ、WTRUは、次のビームフォーミングトレーニング割当において再試行することができる。
【0005】
図面のより詳細な理解は、実施形態の範囲を制限せずに単に添付図面と共に例として役立つと意図される以下の説明から得ることができ、ここで、図の同一の参照符号は、同一の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1A】例示的なワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
図1B】例示的な無線アクセスネットワークおよび/または例示的なコアネットワークのシステム図である。
図1C】例示的な通信システムのシステム図である。
図2】IEEE802.11adのビーコンインターバルの一例である。
図3】SLS(sector level sweep)トレーニングの一例である。
図4】SSW(sector sweep)フレームの例示的なフォーマットである。
図5】SSWフレームにおけるSSWフィールドの例示的なフォーマットである
図6A】SSWフレームにおけるSSWフィードバックフィールドの一例である。
図6B】SSWフレームのおけるSSWフィードバックフィールドの一例である。
図7】BRP(beam refinement protocol)フレームとトレーニング(TRN)フィールドとを搬送する例示的なPLCP(physical layer convergence procedure)のPPDU(Protocol Data Unit)である。
図8】エンハンスドSLSの実装についての一例の図である。
図9】ベースライン応答の実装の一例を例示する図である。
図10】DMG(directional multi-gigabit)のビーコンフレームにおけるSTS(space-time-slot)長の構成の一例を例示する図である。
図11】ビームごとのSTS数をシグナリングする一例を例示する図である。
図12】アクセスポイント(AP)の指向性Rxインターバルにおいてビーム中のSTS数を変動させる一例を例示する図である。
図13】可変サイズのビーコン、およびシグナリングされ得るx個のビームの情報についての一例を例示する図である。
図14】固定されたビーコンサイズ、およびシグナリングされ得るN個のビームのいくつかまたはすべての情報についての一例を例示する図である。
図15】アクセス前に待機するためのスロットの数を示す固定されたビーコンサイズのビーコンについての一例を例示する図である。
図16】アクセスポイント(AP)の指向性受信インターバル内の衝突識別についての一例を例示する図である。
図17】衝突識別に関する衝突インターバルの一例を例示する図である。
図18】STA(station)固有の衝突識別のためのSTA固有の識別子の一例を例示する図である。
図19】等しい衝突回復のSTSを有するセクタのACKフレームの一例を例示する図である。
図20】衝突ビームに特有の回復のSTSを有するセクタのACKフレームの一例を例示する図である。
図21】衝突識別とSTA固有のビーム衝突/回復のシグナリングとを有するセクタのACKフレームの一例を例示する図である。
図22】エンハンスドSLSの実装の一例を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1Aは、ワイヤレス送受信ユニット(WTRUA)などの例示的なデバイス102の図である。本明細書において論じられるように、WTRUは、アクセスポイント(AP)、STA(station)、ユーザ機器(UE)、モバイルデバイス、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、セルラー電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、タブレット、IoT(モノのインターネット)デバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、大衆消費電子製品、基地局などと置き換え可能であり得る。
【0008】
デバイス102は、本明細書に記載の通信システムの1つまたは複数において使用されることが可能である。図1Aに示されるように、デバイス102は、プロセッサ118、トランシーバー120、送信/受信エレメント122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺装置138を備えることができる。デバイス102は、実施形態との一貫性を維持しながら、前述のエレメントの任意のサブコンビネーションを備えてよいことを理解されたい。
【0009】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、ステートマシンなどとすることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、デバイス102がワイヤレス環境で動作するのを可能にする他の任意の機能を実施することができる。プロセッサ118はトランシーバー120に結合されてよく、トランシーバー120は送信/受信エレメント122に結合されてよい。図1Aはプロセッサ118とトランシーバー120を別々のコンポーネントとして描いているが、プロセッサ118とトランシーバー120は、電子パッケージまたはチップ中で統合されてもよいことを理解されたい。
【0010】
加えて、プロセッサ118は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。例えば、プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ(例えばベースバンドプロセッサやMACプロセッサなど)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、ステートマシンなどのうちの、1つまたは複数を含むことができる。1つまたは複数のプロセッサ118は、相互と一体化されている場合もありそうでない場合もある。プロセッサ118(例えば、1つもしくは複数のプロセッサ、またはそのサブセット)は、1つまたは複数の他の要素/機能(例えば、メモリなど、他の機能)と一体化されている場合もありそうでない場合もある。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、変調、復調、および/または、デバイスがWLANなどのワイヤレス環境で動作するのを可能にできる他の任意の機能を実施することができる。プロセッサ118は、例えばソフトウェアおよび/またはファームウェア命令を含めた、プロセッサ実行可能コード(例えば命令)を実行するように構成されてよい。例えば、プロセッサ118は、プロセッサ(例えば、メモリとプロセッサとを備えるチップセット)またはメモリのうちの、1つまたは複数に含まれるコンピューター可読命令を実行するように構成されてよい。命令が実行されると、本明細書に記載の機能の1つまたは複数をデバイスに実施させることが可能である。
【0011】
送信/受信エレメント122は、エアインタフェース115を介して基地局との間で信号を送信または受信するように構成されてよい。例えば、一実施形態では、送信/受信エレメント122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。別の実施形態では、送信/受信エレメント122は、例えばIR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器とすることができる。さらに別の実施形態では、送信/受信エレメント122は、RF信号と光信号との両方を送受信するように構成されてよい。送信/受信エレメント122は、任意の組合せのワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよいことを理解されたい。
【0012】
加えて、送信/受信エレメント122は、図1Aにおいて単一のエレメントとして描かれているが、デバイス102は、あらゆる数の送信/受信エレメント122を含むことができる。送信/受信エレメント122は、1つまたは複数のアンテナを含むことができる。より具体的には、デバイス102は、MIMO(multiple input multiple output)の技法を用いることができる。したがって、一実施形態において、デバイス102は、エアインタフェース116を介してワイヤレス信号を送信し受信するために、2つ以上の送信/受信エレメント122(例えば複数のアンテナ)を含むことができる。1つまたは複数のアンテナは、無線信号を受信することができる。プロセッサは、無線信号を、例えば1つまたは複数のアンテナを介して受信することができる。1つまたは複数のアンテナは、(例えば、プロセッサから送られた信号に基づく)無線信号を送信することができる。
【0013】
トランシーバー120は、送信/受信エレメント122によって送信されることになる信号を変調するように、かつ、送信/受信エレメント122によって受信された信号を復調するように構成されてよい。上記のように、デバイス102はマルチモード能力を有することができる。したがって、トランシーバー120は、例えばUTRAおよびIEEE802.11など、複数の無線アクセス技術(RAT)を介してデバイス102が通信できるようにするために、複数のトランシーバーを含むことができる。
【0014】
デバイス102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示装置(LCD)表示ユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合されてよく、これらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128を介した、ユーザへの出力を容易にすることができる。加えて、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132など任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、ならびにこのようなメモリにデータを記憶することができる。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバやホームコンピュータ(図示せず)上のメモリなど、WTRU102上に物理的に位置しないメモリからの情報にアクセスすること、およびこのようなメモリにデータを記憶することができる。
【0015】
さらに、デバイス102のメモリ(130および/または132)は、プロセッサ実行可能コードもしくは命令(例えばソフトウェアやファームウェアなど)、電子データ、データベース、または他のデジタル情報など、プログラミングおよび/またはデータを記憶するための1つまたは複数のエレメント/コンポーネント/ユニットを含むことができる。メモリ(130および/または132)は、1つまたは複数のメモリユニットを含むことができる。1つまたは複数のメモリ(130および/または132)ユニットは、1つまたは複数の他の機能(例えば、プロセッサなど、デバイスに含まれる他の機能)と一体化することができる。メモリ(130および/または132)は、読み出し専用メモリ(ROM)(例えば、EPROM(erasable programmable read only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read only memory)など)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、および/または、情報を記憶するための他の非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体を含むことができる。メモリ(130および/または132)は、プロセッサ118に結合することができる。プロセッサ118は、例えば、システムバスを介して、または直になど、メモリ(130および/または132)の1つまたは複数のエンティティと通信することができる。
【0016】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102中の他のコンポーネントへの電力の分配および/または制御を行うように構成されてよい。電源134は、デバイス102に電力供給するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル銅(NiZn)、ニッケルメタルハイドライド(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
【0017】
プロセッサ118はGPSチップセット136にも結合されてよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度と緯度)を提供するように構成されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えてまたはそれに代えて、デバイス102は、エアインタフェース115を介して基地局から位置情報を受け取ること、および/または、2つ以上の近隣基地局から受信される信号のタイミングに基づいてその位置を決定することもできる。デバイス102は、実施形態との一貫性を維持しながら、任意の適切な位置決定方法を用いて位置情報を取得できることを理解されたい。
【0018】
プロセッサ118はさらに、他の周辺装置138にも結合されてよく、周辺装置138は、追加の特徴、機能、および/または有線もしくはワイヤレス接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含むことができる。
【0019】
図1Bは、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、少なくとも1つのワイヤレス送受信ユニット(WTRU)(複数のWTRUなど、例えばWTRU102a、102b、102c、および102d)、1つまたは複数の基地局114aおよび114b、無線アクセスネットワーク(RAN)105、コアネットワーク109、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、ならびに他のネットワーク112を含むことができるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワークエレメントを企図することを理解されたい。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局(例えばWLAN STA)、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャ、セルラー電話機、タブレット、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、タブレット、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、大衆消費電子製品、IoT(モノのインターネット)デバイスなどを含むことができる。
【0020】
基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つとワイヤレスに連動して、1つまたは複数の通信ネットワーク、例えば、コアネットワーク109、インターネット110、および/またはネットワーク112などへのアクセスを容易にするように構成された、あらゆるタイプのデバイスとすることができる。例として、基地局114a、114bは、BTS(base transceiver station)、Node−B、eNode B、Home Node B、Home eNode B、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、パーソナルベーシックサービスセット(PBSS)制御ポイント(PCP)、ワイヤレスルータなどとすることができる。図1Bでは基地局114a、114bはそれぞれ単一のエレメントとして描かれているが、基地局114a、114bは、相互接続された任意の数の基地局および/またはネットワークエレメントを含むことができる。
【0021】
基地局114aはRAN105の一部であってよく、RAN105はまた、基地局コントローラ(BSC)や無線ネットワークコントローラ(RNC)や中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワークエレメント(図示せず)を含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、この地理領域はセル(図示せず)と呼ばれることがある。セルはさらに、セルセクタに分割されてよい。例えば、基地局114aに関連するセルが、3つのセクタに分割されてよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバー、すなわちセルの各セクタに対して1つを含むことができる。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を用いることができ、したがって、セルの各セクタに対して複数のトランシーバーを利用することができる。
【0022】
基地局114a、114bは、エアインタフェース115を介してWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することができ、エアインタフェース115は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)とすることができる。エアインタフェース115は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されることが可能である。
【0023】
通信システム100は、多元接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を用いることができる。例えば、RAN105中の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)UTRA(Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができ、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース115を確立することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型(Evolved)HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
【0024】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、E−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができ、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE−A(LTE-Advanced)を使用してエアインタフェース115を確立することができる。
【0025】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
【0026】
図1B中の基地局114bは、例えばワイヤレスルータ、Home NodeB、Home eNodeB、またはアクセスポイントであってよく、事業所、家庭、車両、キャンパスなどの局所化されたエリア中でのワイヤレス接続性を容易にするために任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(例えばWCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Bに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク109を介してインターネット110にアクセスすることを必要としない。
【0027】
RAN105は、コアネットワーク109と通信することができ、コアネットワーク109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークとすることができる。例えば、コアネットワーク109は、呼制御、料金請求サービス、モバイル位置ベースサービス、前払い電話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、かつ/または、ユーザ認証など、高レベルのセキュリティ機能を実施することができる。図1Bには示されていないが、RAN105および/またはコアネットワーク109は、RAN105と同じRATまたは異なるRATを用いる他のRAN(図示せず)と、直接的または間接的に通信していてもよいことを理解されたい。例えば、コアネットワーク109は、E−UTRA無線技術を利用しているであろうRAN105に接続されるのに加えて、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)と通信していてもよい。
【0028】
コアネットワーク109はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての働きをすることができる。PSTN108は、POTS(plain old telephone service)を提供する回路交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート中の、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスの地球規模のシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される、有線またはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN105と同じRATまたは異なるRATを用いるであろう1つまたは複数のRAN(図示せず)に接続された、別のコアネットワーク(図示せず)を含むことができる。
【0029】
通信システム100中のWTRU102a、102b、102c、102dのいくつかまたはすべては、マルチモード能力を備えることができる(すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、種々のワイヤレスリンクを介して種々のワイヤレスネットワークと通信するために、複数のトランシーバーを含むことができる)。例えば、図1Bに示されるWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を用いることができる基地局114a、および802.11無線技術を用いることができる基地局114bと通信するように構成され得る。
【0030】
一実施形態では、通信システム100は、ワイヤレスネットワークを越えて(例えば、ワイヤレスネットワークに関連付けられた「ウォールドガーデン(walled garden)」を越えて)拡がるベアラであってQoS特性が割り当てられることが可能なベアラを含むワイヤレスネットワークを有することができる。
【0031】
加えて、通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムとすることができる。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含めたシステムリソースの共有を通してこのようなコンテンツにアクセスするのを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を用いることができる。
【0032】
図1Cに、例示的なワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)122の図を示す。WLAN122のデバイスの1つまたは複数を使用して、本明細書に記載の実施形態/特徴の1つまたは複数を実装することができる。WLAN122は、以下のものに限定されないが、アクセスポイント(AP/PCP)114c、STA(station)102e、およびSTA102fを含むことができる。STA102eおよび102fは、AP114cに関連付けられてよい。WLAN122は、DSSS、OFDM、OFDMAなどのチャネルアクセス方式を含み得るIEEE802.11通信標準の1つまたは複数のプロトコルを実装するように構成されてよい。WLAN122は、インフラストラクチャモードやアドホックモードなどのモードで動作することができる。STAは、本明細書に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)と同じまたは同様の、有線またはワイヤレスデバイスとすることができる。一例では、STA102e、102fは、ワイヤレスモバイルデバイスである。AP/PCP114cは、本明細書に記載のWTRUと同じまたは同様の、有線またはワイヤレスデバイスとすることができる。一例では、AP114cは、有線とワイヤレスの両方のインタフェースを有する定置デバイスである。
【0033】
インフラストラクチャモードにおいて動作するWLAN122は、1つまたは複数の関連付けられたSTA102eおよび102fと通信する1つまたは複数のAP114cを含むことができる。AP114cと、AP114cに関連付けられたSTA102eおよび102fとは、基本サービスセット(BSS)を構成することができる。例えば、AP114c、STA102e、およびSTA102fは、BSS WLAN122を構成することができる。拡張サービスセット(ESS)は、1つまたは複数のBSSを有する1つまたは複数のAPと、APに関連付けられた1つまたは複数のSTAとを含むことができる(図示せず)。AP114cは、配信システム(DS)116へのアクセスを有する、および/またはDS116と連動することができ、DS116は、有線および/またはワイヤレスであってよく、トラフィックを、AP114cへ、および/または、から搬送することができる。WLAN122の外から起こる、WLAN122中のSTA102eまたは102fへのトラフィックを、WLAN122中のAP114cにおいて受信することができ、AP114cは、トラフィックを、WLAN122中のSTA102の1つに送ることができる。WLAN122中のSTA102eから起こる、WLAN122の外の宛先への(例えばサーバ118への)トラフィックを、WLAN122中のAP114cに送ることができ、AP114cは、宛先へのトラフィックを、(例えばDS116を介して)ネットワーク117に送り、サーバ118に送ることができる。WLAN122内でのSTA102eと102fとの間のトラフィックを、1つまたは複数のAP114cを介して送ることができる。例えば、ソースSTA102eは、宛先STA102fに向けられたトラフィックを有することがある。STA102eは、トラフィックをAP114cに送ることができ、AP114cは、トラフィックをSTA102fに送ることができる。
【0034】
あるいは、BSS WLAN122内でのSTA102eと102fとの間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックであってもよい。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)によって、802.11eDLSまたは802.11zトンネルド(tunneled)DLS(TDLS)を使用してソースSTAと宛先STAとの間で送られることが可能であり、直接送られることが可能である。WLAN122は、独立BSS(IBSS)モードを使用することができ、AP/PCPおよび/またはSTAを有さなくてよく、別のWLAN(図示せず)と直接に通信することができる。この通信モードは、「アドホック」通信モードと呼ばれることがある。アドホックモードWLAN122中では、STA102eと102fは、通信がAP114cを介してルーティングされることなく、相互と直接に通信することができる。
【0035】
デバイスは、IEEE802.11プロトコルを使用して動作することができ、例えば、AP/PCP103は、802.11acインフラストラクチャの動作モードを使用することができる。AC/PCP114cは、ビーコンを送信することができ、固定されたチャネル上で行うことができる。固定されたチャネルは、プライマリチャネルであってよい。チャネルは、20MHz幅であってよく、BSSの動作チャネルであってよい。チャネルを、STA102eおよび102fが使用することができ、AC/PCP114cとの接続を確立するのに使用することができる。
【0036】
STAおよび/またはAPは、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避)チャネルアクセスメカニズムを使用することができる。CSMA/CAでは、STAおよび/またはAPは、プライマリチャネルを感知することができる。一例では、送るべきデータをSTAが有する場合、STAはプライマリチャネルを感知することができ、プライマリチャネルがビジーであることが検出された場合は、STAはバックオフすることができる。別の例では、WLANまたはその一部は、所与の時に(例えば所与のBSS中で)1つのSTAが送信できるように構成されてよい。チャネルアクセスは、送信要求(RTS)および/または送信可(CTS)シグナリングを含むことができる。別の例では、RTSフレームの交換が送信側デバイスによって送信されてよく、応答は、受信側デバイスによって送られるCTSフレームとすることができる。別の例では、STAに送るべきデータをAPが有する場合、APは、RTSフレームをSTAに送ることができる。STAがデータを受信する準備ができている場合、STAは、CTSフレームで応答することができる。CTSフレームは、媒体/チャネルへのアクセスを控えるよう他のSTAにアラートできる時間値を含むことができ、この時間値の間、RTSを開始したAPはそのデータを送信することができる。STAからCTSフレームが受信されると、APはSTAにデータを送ることができる。
【0037】
デバイスは、ネットワーク割当ベクトル(NAV)フィールドを介してスペクトルを予約することができる。例えば、IEEE802.11フレーム中では、NAVフィールドを使用して、時間期間にわたってチャネルを予約することができる。データを送信したいSTAは、チャネルの使用を予期できる時間にNAVを設定することができる。STAがNAVを設定するとき、NAVは、関連付けられたWLANまたはそのサブセット(例えばBSS)について設定されるものとすることができる。他のSTAは、NAVを0までカウントダウンすることができる。カウンタが0の値に達したとき、NAV機能は、チャネルが今や利用可能であることを他のSTAに対して示すことができる。
【0038】
802.11adは、60GHz帯域中の超高スループット(VHT)のためのMACおよびPHY層を指定する改正を含むことができる。802.11adは、7ギガビット/秒までのデータレートをサポートすることができる。802.11adは、異なる3つの変調モードをサポートすることができる(例えば、シングルキャリアおよびスペクトラム拡散を用いる制御PHY、シングルキャリアPHY、およびOFDM PHY)。802.11adは、60GHz未許可帯域、および/または大域的に利用可能な帯域を使用することができる。60GHzでは、波長は5mmであり、小型アンテナまたはアンテナアレイが使用可能である。アンテナは、細いRFビームを生み出すことができる(例えば送信機と受信機の両方において)。細いRFビームは、カバレッジ範囲を効果的に拡大することができ、干渉を低減することができる。
【0039】
図2は、802.11adなどの802.11標準についての例示的なビーコンインターバル(BI)の図である。横軸には時間201が示されている。BI200が、時間期間にわたって続くことができ、ビーコン送信インターバル(BTI)202、A−BFT(Association Beamforming Training;アソシエーションビームフォーミングトレーニング)203、ATI(Announcement Transmission Interval;アナウンスメントトランスミッションインターバル)204、および/またはDTI(Data Transmission Interval;データトランスミッションインターバル)205を含めた1つまたは複数の(例えば3つの)インターバルを含むことができる。BTI202、A−BFT203、および/またはATI204は、ビーコンヘッダインターバル(BHI)206に含まれるものとすることができる。
【0040】
BTI202は、複数のビーコンフレームを含むことができる。ビーコンフレームは、いくつかまたはすべての可能な方向をカバーするように、異なるセクタ上でPCP/APによって送信され得る。フレームは、ネットワークアナウンスメント、および/またはPCP/APのアンテナセクタのビームフォーミングトレーニングに使用され得る。A−BFT203は、PCP/APとの通信用のSTAのアンテナセクタをトレーニングするために、STAによって使用され得る。ATI204において、PCP/APは、関連付けられた、および/またはビームトレーニングされたSTAと管理情報を交換することができる。DTI205は、ステーションがデータフレームを交換する、1つまたは複数のCBAP(contention-based access period)および/またはSP(scheduled service period)を含むことができる。CBAPにおいて、複数のSTAは、802.11のEDCF(enhanced distributed coordination function)に従って、チャネルを求めて競合することができる。SPにおいて、専用のノードペアを、競合のない期間中の間、通信に割り当てることができる。
【0041】
図3は、SLS(Sector Level Sweep;セクタレベルスイープ)など、例示的なビームフォーミングトレーニングの図である。802.11adのフレーム構造は、ビームフォーミングトレーニング(例えば、発見および追跡)のためのメカニズムを容易にすることができる。ビームフォーミングトレーニングプロトコルは、2つのコンポーネント、すなわち、SLS304およびBRP(Beam Refinement Protocol;ビームリファインメントプロトコル)305を含むことができる。SLS304は、ビームフォーミングトレーニングを送信するのに使用することができる。BRP305は、ビームフォーミングトレーニングを受信するのを可能にすることができ、ならびに/または、送信および/もしくは受信のビームを(例えば、反復的に)リファイン(refine)することができる。どんなビームフォーミングトレーニングに対しても、イニシエータ302およびレスポンダ303があり得る。イニシエータ302とレスポンダ303との間の伝送のやり取りを、縦軸に示し、時間301を、横軸に示す。SLS304の一実施例において、イニシエータ302は、1つまたは複数のセクタスイープ(SSW)フレーム307aにより、ISS(Initiator Sector Sweep;イニシエータセクタスイープ)306aをレスポンダ303に送ることができる。後に、レスポンダ303は、1つまたは複数のSSWフレーム307bにより、RSS(Responder Sector Sweep;レスポンダセクタスイープ)306bを送ることができる。イニシエータ302がSSWフレーム307bをRSS306bから受信するすぐに、イニシエータ302は次に、SSWフィードバック308aを送ることができる。レスポンダ303は、SSW ACK(肯定応答)308bを返信として送ることができる。今述べたプロセスの1つまたは複数のステップを、繰り返すことができる。後に、BRP305を、実施することができる。
【0042】
SLS304トレーニングは、ビーコンフレームまたはSSWフレームを使用することができる。ビーコンフレームが利用されるときは、AP/PCPは、各BI内で複数のビーム/セクタによってビーコンフレームを繰り返すことができ、かつ/または、複数のSTAがBFトレーニングを(例えば同時に)実施することができる。AP/PCPは、1つのBI内ですべてのセクタ/ビームをスイープすることはできない場合がある(例えば、ビーコンフレームのサイズのせいで)。STAは、ISSトレーニングを完了するために、1つまたは複数のBIにわたって待機することができる。レイテンシもまた考慮事項である場合がある。SSWフレームが(例えばポイントツーポイントBFトレーニングに)利用されるときは、図4に示されるSSWフレームフォーマットを使用してSSWフレームが(例えば制御PHYを使用して)送信されてよい。
【0043】
図4は、選択されたSSWフレームについての例示的なフレームフォーマットの図である。横軸上にオクテット410がラベル付けされている。このフォーマットは、オクテット2におけるフレーム制御401、オクテット2におけるデュレーション402、オクテット6における受信機アドレス(RA)403、オクテット6における404送信機アドレス(TA)、オクテット3におけるSSW405、オクテット3におけるSSWフィードバック406、およびオクテット4におけるフレームチェックシーケンス(FCS)407を含むことができる。
【0044】
図5は、SSWフレーム中のSSWフィールドについての例示的なフォーマットの図である。ビット510は、横軸の下に、要素ごとのビット数が付けられ、ビット識別子は、横軸の上に、対応して付けられる。エレメントは、1ビット構成の方向501、9ビット構成のカウントダウン(CDOWN)502、6ビット構成のセクタID503、2ビット構成のDMG(Directional Multi-Gigabit)アンテナID504、および6ビット構成のRXSS(受信セクタスイープ)長505を含むことができる。例えば、セクタID503は、長さが6ビットであり、ビット位置B10からB15を占めることができる。
【0045】
図6Aは、SSWフレーム中のISSフィールドについての例示的なフォーマットの図である。横軸の底部の下には、ビット610がエレメントごとのビット数でラベル付けされており、横軸の上には、ビット識別子が相応にラベル付けされている。エレメントは、9ビット構成のISS中の総セクタ601、2ビット構成のRX−DMGアンテナ数602、5ビット構成のReserved フィールド603、1ビット構成のPoll Required604、および7ビット構成の別のReserved フィールド605を含むことができる。
【0046】
図6Bは、SSWフレーム中のRXSSフィールドの例示的なフォーマットの図である。ビット630は、横軸の下に、要素ごとのビット数が付けられ、ビット識別子は、横軸の上に、対応して付けられる。エレメントは、6ビット構成のセクタ選択621、2ビット構成のDMGアンテナ選択622、8ビット構成のSNR(信号対雑音比)報告623、1ビット構成のPoll Required624、および7ビット構成のReserved フィールド625を含むことができる。
【0047】
図7は、PLCP(physical layer convergence procedure)に使用可能なPPDU(Protocol Data Unit)710の一例の図である。PDDU710は、いくつかのフレーム/フィールド、例えばトレーニング長(N)のPTTL(Packet Type Training Length)フィールド701、BRP(beam refinement protocol;ビームリファインメントプロトコル)フレーム702、トレーニング長(4N)のAGC(Automatic Gain Control)フィールド703、およびトレーニング長(5N)のBRPトレーニングフィールド704などを有することができる。AGC703は、部分トレーニングフィールドとして考えられ得る。値(N)は、トレーニング長(例えば、ヘッダフィールドにおいて与えられ得るトレーニング長)であり得る。トレーニング長は、AGC703が4N(すなわち4×Nトレーニング長)サブフィールドであることを示すことができ、TRN−RX/TXフィールドが5Nサブフィールドであることを示すことができる。一実装形態において、PTTL701は、PLCPヘッダ711であり得て、BRP702は、MAC(メディアアクセス制御)本体712であり得て、AGC703は、4つのフィールド713a〜dを含むことができ、BRPトレーニングフィールド704は、一連のトレーニング(TRN)フィールド714であり得る。各AGCフィールド703を、SC(シングルキャリア)のOFDM(直交周波数分割多重)の波形によって送信することができ、各々が対応する制御730のGb64 733a〜eのシーケンスを有する、複数の長さ64のゴレイ相補シーケンスGa64 723a〜cにより構成することができる。また、TRN−RX/TX714を、サブフィールド7241a〜kにより構成される、いくつかのSC−OFDM波形によって搬送することができる。例えば、CE724aサブフィールドは、プリアンブル中のひとつと同じまたは同様であり得て、5トレーニング長(5N)にわたって繰り返すことができ、ただし、724aが1番目であり、724gが5番目であるだろう。PPDU710のトレーニングフィールド中のサブフィールド(例えばすべてのサブフィールド)を、回転されたπ/2−BPSK変調を使用して送信することができる。TRN−RX/TX 714の各サブフィールド、例えばR/T2 724cは、Ga128 734aからGb128 734eの間において交互に繰り返す、長さ128の制御ゴレイ相補シーケンスにより構成され得る。
【0048】
本明細書で論じられるように、BRPは、STAが送信および/または受信などのためにそのアンテナ構成(またはアンテナ重みベクトル)を改善するプロセスとすることができる。このようなプロセスにおいて、BRPトレーニングパケットを使用して受信機および/または送信機アンテナをトレーニングすることができる。2つのタイプのBRPパケット、BRP−RX(TRN−RX714(例えば、ビームフォーミングリファインメントプロトコルレシーバー(beamforming refinement protocol receiver))パケットなど)と、BRP−TX(TRN−TX714(例えば、ビームフォーミングリファインメントプロトコルトランスミッター(beamforming refinement protocol transmitter))パケットなど)とがある。BRPパケットは、DMG PPDUによって搬送されてよく、AGCフィールドが後に続くことができる。AGCフィールドの後には、図7に示されるように例えばTXまたはRX TRNフィールドが続くことができる。
【0049】
BRP702MAC本体712フレームは、アクション番号ACKフレームとすることができ、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を有することができる。すなわち、カテゴリ、保護なしDMGアクション、ダイアログトークン、BRP要求フィールド、DMGビームリファインメントエレメント、チャネル測定フィードバックエレメント1からチャネル測定フィードバックエレメントkである。
【0050】
802.11ayのPHY(物理層)およびIEEE802.11ayのMAC層は、MACデータサービスアクセスポイントにおいて測定された、少なくとも毎秒20ギガビットの最大スループットをサポートする性能がある少なくとも1つの動作モードを有することができ、(例えばステーションごとの)電力効率を維持または改善することができる。802.11ayのPHYおよびMAC層は、同じ帯域において動作するDMG STA(例えばレガシー)と後方互換性を有することができおよび/または共存することができる、45GHzよりも高い免許不要の帯域を有することができる。802.11ayは、レガシーな標準と同じ帯域において動作することができる。同じ帯域においてレガシーとの後方互換性および/または共存があり得る。802.11ayは、以下の、MIMO(multiple input, multiple output)の送信(例えば、SU(単一ユーザ)−MIMOおよび/もしくはMU(複数ユーザ)MIMO)、ならびに/または、チャネルボンディングおよび/もしくはチャネルアグリゲーションを含むマルチチャネル送信、のうちの1つまたは複数をサポートすることができる。
【0051】
一実施形態では、TRN−RX/TXフィールドはDMGビーコンフレームに付加されてよく、エンハンスド(enhanced)DMG(EDMG)STAは、ビーコンフレームを使用してRX/TXトレーニングを実施することが可能にされてよい。これは、エンハンスドSLSのプロセスにおいて実装されることが可能である。
【0052】
図8は、例示的なエンハンスドSLSの実装の図である。与えられたビーコンインターバル800に対して、図2と同じように、ビーコン送信インターバル(BTI)801、A−BFT(Association Beamforming Training;アソシエーションビームフォーミングトレーニング)802、および/またはDTI(Data Transmission Interval;データトランスミッションインターバル)803があり得る。しかしながら、エンハンスドSLSは、DTI803において使用することができるBTA(ビームフォーミングトレーニング割当)803aを有することができる。BTA803aは、EDMG拡張スケジュールエレメントを使用してスケジュールされ得る。
【0053】
本明細書で論じられるように、最初のBTI801の間、イニシエータAP801が、いくつかのセクタトレーニングビーム811a〜811dを有することができ、それぞれは、図8の各セクタトレーニングビーム811a〜811dの下のしずく形で示されるような固有の方向を有する。860および861中に示される部分については、図10および図11に関してさらに詳細に論じられる。
【0054】
割当において、イニシエータAP/PCP810は、BTI801中と同じ順序で(例えばRxモードで)BTA803aにわたってセクタスイープを繰り返すことができる。レスポンダEDMG STA X820、Y830、Z840、および/またはSTA DMG L850は、BTI801送信セクタスイープ(TXSS)の間に、特定のセクタ(例えば、ベストなセクタ)に対応するセクタ中で受信することができる(それぞれ821、831、841、および/または851など)。セクタACKフレーム(図示せず)が、AP/PCP810から送信されてよい。このエンハンスドSLSを介して、指向性割当がDTIに導入されることが可能であり、AP/PCPの受信セクタを指定および/または使用して、割当の間にリッスンすることができる。
【0055】
送信セクタ/ビームは、BTI801TXSSの間にトレーニングされたものとすることができる。レスポンダSTA820、830、および840は、TRN−RXフィールドを使用してトレーニングされたセクタ/ビームを受信することができる。TRN−RXフィールドは、BTI801TXSSの間にビーコンフレームに付加されてよい。BTA803aの応答サブフェーズ中には、以下の態様のうちの1つまたは複数が残っているものとすることができる。すなわち、衝突がBTA803a中で発生することがあり、かつ/もしくは衝突解決が使用されてよい;フィードバックのための複数チャネルの可能性を組み込んだ修正された応答アプローチが使用されてよい(例えば、マルチチャネル送信を用いて);および/または、AP/PCP810に関連付けられていないSTAがBTA803a中で送信することができる。エンハンスドSLSの結果、事前関連付け送信が実施されることが可能である。
【0056】
A−BFT802のAP/PCP810は、受信セクタ812dを点在させた一連の送信セクタ812a、812b、および812cにおいて送信することができる。送信は、例えば812a、812b、および812c上の半円により示されるような、全方向の送信を含むことができる。STA820、830、840、および850は、それぞれ、R−TXSS822、832、842、および852により応答することができる。
【0057】
図9に、図8の右側のDTI803部分に焦点を合わせた図を示す。図9は、エレメントに同様の番号が付されている限りにおいては図8に類似する。しかし、図9は、BTA803a中のベースライン応答実装形態の例を示すという点で異なる。823a、833a、および843aなどの応答フレームが、前のBTI801TXSSの間に(例えば最良のセクタとして)検出されたイニシエータ810のセクタ中で、それぞれ応答側STA820、830、および840によって送信されてよい。
【0058】
PCP/AP810は、BTI801中のセクタスイープと同じ順序において(例えばRXモードにおいて)セクタスイープを繰り返すことができる。PCP/AP810は、STS(スペースタイムスロット)863において、(例えば、各)セクタを1回または複数回繰り返すことができる。実線のSTSは、関連付けられたSTAについての通信を説明することが意味され、点線のSTSは、関連付けられていないSTAについての通信を説明することが意味される。一実施例において、BTA803aは、1つまたは複数のサブフェーズ813a〜813dを含むことができる。サブフェーズ813a〜813dは、応答サブフェーズ823a、833a、および843aを含むことができる。応答サブフェーズ823a、833a、および843aにおいて、STA820、833、および843は、それぞれ、AP/PCP810に応答を送信することができる。例えば、サブフェーズ813bにおいて、AP810は、受信ビームを、4つのSTSにわたって一定に維持することができる。STA820は、サブフェーズ813bの第2のSTSを選択し、823aを送信する一方、STA840は、サブフェーズ813bのSTS4を選択し、843aを送信する。サブフェーズ813dにおいて、AP810は、受信ビームを、4つのSTSにわたって一定に維持する。STA830は、813dの第3のSTSを選択し、833aを送信する。
【0059】
各応答サブフェーズ823a、833a、および843aにつき、肯定応答(ACK)サブフェーズがあってよい。例えば、AP810は、各STS上でセクタACK873を送ることができ、STA820、830および840は、823b、833b、および843b上でセクタACKを受信する。あるいは、セクタスイープに続く各セクタ中で、セクタACKフレームがAP/PCPから送信されてもよい。本明細書で論じられるように、セクタとサブフェーズは交換可能に使用され得る。
【0060】
図10は、他のエレメントの中でもとりわけSTS長を示すDMGビーコンフレームの例示的な信号構成の図である。一実施形態では、信号1000は、レガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)1001で開始し、その後にレガシーチャネル推定フィールド(L−CEF)1002が続き、その後にレガシーヘッダ(L−ヘッダ)1003が続き、その後にデータ1004が続き、その後にSTS数1005が続き、その後にAGC1006が続き、その後にTRN−RX1007が続くことができる。前述の順序は、必要に応じて並べ替えられてもよく、一構成の例に過ぎない。セクタについてのSTS数1005は、等しい場合と等しくない場合がある。セクタについてのSTS数1005は、固定である場合と交渉可能である場合がある。STS構成(例えば、セクタについてのSTS構成が等しくないかどうか、かつ/または交渉可能かどうか)は、セクタに対応するEDMGビーコンフレーム中で送信されてよい。
【0061】
図11は、図8の左側部分からエレメント860および861に焦点を合わせた図を示す。図11は、エレメントに同様の番号が付される限りにおいて図8と同様である。しかしながら、図11は、エレメント860および861の詳細を示すことに関して異なる。イニシエータEDMG AP810は、DMGビーコンセクタ811a、811b、811c、および811dを含むBTIを経ることができる。円860は、DMGビーコンセクタ821がレスポンダEDMG STAx820においてイニシエータDMGビーコン811bから受信された場所を強調する。セクタID=1のDMGビーコンインターバル811bは、点線の円860に示される例示的な信号構成1000を有することができる。DMGビーコンの信号構成1000は、図10に関して一般的な用語により論じられた信号構成と同じである。信号構成1000におけるSTS数は、IDに関連付けられることができ、DMGビーコン811bにおいて示されるセクタID=1に基づく1に等しい。また、861に示される例において、TRN−RX1007はさらに、ゴレイ相補シーケンス1007a〜dを含む1つまたは複数のTRN−Rの構成であり得て、Omni−RX1008により先行され得る。
【0062】
図12に、BTA803aの間にイニシエータで指向性受信に対する応答における衝突があり得るという例示的な状況の図を示す。図12は、エレメントに同様の番号が付されている限りにおいては図8に類似する。しかし、図12は、衝突シナリオを示すという点で異なる。1201a〜1201hなど、白色で示される点線ブロックは、イニシエータEDMG AP810に送られた、関連付けられたSTAの応答1201を表す。1202a〜1202fなど、黒色で示されるブロックは、関連付けられていないSTAの応答1202を示す。1つまたは複数の実施形態で、STS数は、セクタごとに異なる(例えば等しくない)場合があり、かつ/または交渉可能な場合がある。セクタについてのSTS数は、STA応答インターバル中に衝突があったときなどに、変更するかまたは適応させる必要があることがある。例えば、レスポンダEDMG STAz840からの1241応答が、レスポンダEDMG STAx820からの応答1221と衝突する場合がある。図12は、AP指向性Rxインターバル中にビーム中のSTS数を変動させる例を示す。
【0063】
1つまたは複数の実施形態で、所与のインクリメントについての(例えばセクタについての)STS数は、等しい、かつ/または仕様によって設定されるものとすることができる。1つまたは複数の実施形態で、(例えば各)セクタについてのSTS数は、等しい、かつ/または交渉可能(例えばPCP/APとSTAとの間で)であるものとすることができる。PCP/APは、STS数(例えばセクタについての)を、例えば衝突(図12の例のような)の有無に基づいて修正することができる。PCP/APは、STS数を修正して、最小数のSTSが使用されるのを確実にすること、および/または不必要なオーバヘッドを回避することができる。ビームについてのSTS数は、ビーコン中のフィールド(例えばSTS数フィールド)中でシグナリングされてよい。
【0064】
図13は、STS数のサイズが変動する、図10に示された例の基礎設計に基づく信号構成のいくつかの例である。図13は、エレメントに同様の番号が付されている限りにおいては図10に類似する。しかし、図13は、x個のビームについての(例えばx個のビームのみについての)情報がSTSフィールド内でシグナリングされ得ることを示すという点で異なる。1つまたは複数の実施形態で、対応するSTS数を含む、現在のビームインデックス、および/またはSTS(例えば前のSTS)についてのビームインデックスリストが、(例えば各)ビーコン中でシグナリングされてよい。例えば、ビーコン0 1010中では、セッションID0 1015aについての初期STS番号フィールドがあり、その後にSTS数(NSTS)0 1015bが続くものとすることができる。同様に、ビーコン1では、セッションID1フィールド1025aがあり、その後に、対応するNSTS1フィールド1025bが続き、セッションID0フィールド1025cがあり、その後にNSTS0フィールド1025dが続くものとすることができる。理解できるように、これは、ビーコンx1030(xは任意の数)について、IDxフィールド1035aがあり、その後にNSTSxフィールド1035bが続き、次いでIDx−1フィールド1035aがあり、その後にNSTSx−1フィールド1035dが続き、0フィールドに達するまで必要に応じて続くものとすることができる、というパターンに従う。このシステムを使用すると、受信側STAは、所与のビーコン中でスケジュールされたようにSTSがいつ競争する可能性があるかを推定することができるであろう。
【0065】
表1および表2に、シグナリングパラメータの例を示す。例えば、表1を見ると、スロットID2を有するスロットグループは、インターバルの開始から9スロット後に開始することができ、かつ/または4スロットにわたって有効であることができる。この表の全体、表の一部、および/または、表のいくつかまたはすべての行(例えば所望のビームの前の)が、シグナリングされてよい。ビーコンフレームのサイズは、ビームごとに変化することがある。表1および/または表2では、ビームxが、かつ/またはx−1個のSTSについての情報が、NビームのエンハンスドSLS中でシグナリングされることが可能であると仮定することができる。復号を単純にするために、例えば、スロット(例えば現在のスロット)のスロットグループIDが(例えば最初に)シグナリングされてよい。復号器は、AGCフィールドの開始を(例えば暗黙的に)推定することが可能にされてよい。
【0066】
【表1】
【0067】
図14は、ビーコンが固定されたサイズである場合の例を示す信号図である。図14は、エレメントに同様の番号が付される限りにおいて図10と同様である。しかしながら、図14は、ビーコンフレームのサイズが(例えば、N個のビームのいくつかまたはすべてについての情報をシグナリングすることによって、)一定に維持され得る、シグナリング設計に関係する一実施形態を示すことに関して異なる。N個のビームのいくつかまたはすべてについての情報を、シグナリングすることができる。ビーコンフレームのサイズは、STAに、ビーコンフレームに関連付けられたセクタに対応するSTSの開始を推定する(例えば暗黙的に推定する)のを可能にするための情報をシグナリングすることによって、一定に維持されることができる。図14に示される実施例において、STSフィールドは、NSTS0フィールド1405cが後続する、ID0フィールド1405aにより開始することができ、これらのIDフィールドおよびNSTSフィールドのセットは、1405eおよび1405fにより示されるN−1回目の繰返しまで、それぞれ、フィールド1405cおよび1405dにより示されるように繰り返すことができる。最終的に、STSフィールドは、NSTS NフィールドおよびビーコンID Nフィールドに達することができ、ただし、Nは特定のビーコンの番号である。
【0068】
表2に、ビーコンフレームのサイズが一定に維持され得る実施形態での例示的なパラメータ、ならびにSTS開始インデックスを提示する。表2の行エントリ(例えば単一の行エントリ)がシグナリングされてよい。ビーム(例えば特定のビーム)についてのSTS開始インデックス、および/またはビームに利用可能なSTSの数が、(例えば各)ビーコン中でシグナリングされてよい。ビーム(例えば特定のビーム)についてのSTS開始インデックス、および/またはビームについて利用可能なSTSの数をシグナリングすることで、STAがそれを求めて競争したいと思うSTSがいつスケジュールされるかをSTAが推定するのを可能にすることができる。
【0069】
【表2】
【0070】
図15は、アクセス前に待機すべきスロットの数をNSTSスロット開始インデックスによって示す、固定ビーコンサイズを有する例示的な構成のシグナリング図を示す。ビーコン1500のフィールドは図10と同様とすることができ、同様のフィールドを示すために同じ番号を使用するが、STSフィールドの点で異なる場合がある。具体的には、図15は、IDx1505aフィールド、NSTSxフィールド、およびNSTSスロット開始インデックスフィールド1505cを含み、ただし、xは特定のビーコンの番号である。
【0071】
一実施形態では、STAがSTSにアクセスするとき、送信前にチャネルアセスメント(例えばクリアチャネルアセスメント)のための時間がない場合がある。したがって、802.11におけるレガシーCSMA/CAとは異なる、STAのための伝送プロトコルが必要であろう。具体的には、STAがSTSにアクセスするとき、STAは、利用可能なSTSリソースの数のインジケーションに基づく修正されたランダムアクセスプロシージャを使用することができる。
【0072】
一実装形態において、修正されたランダムアクセスプロシージャは、利用可能なSTSリソースの数および/または送信しているであろうSTAの数の推定値(CW)を示す、PCP/APにより開始することができる。(例えば、各)STAは、1とCW(または0とCW−1)との間の数(例えば、乱数)を生成することができる。生成された数が利用可能なSTSリソースの数(Nres)以下であるならば、STAは、リソース(例えば、特定のリソース)にアクセスすることができる。生成された数が利用可能なSTSリソースの数より小さいならば、STAは、リソース(例えばリソースのいずれか)にランダムにアクセスすることができる。数が利用可能なSTSリソースの数より大きいならば、STAは、生成された数からSTAリソースの数を引くことができる。STAは、次のPCP/APの指向性RXを待機し、および/または、リソース(例えば、特定のリソース)もしくはランダムなリソースにアクセスすることができる。STAは、STAが待機していることを示すために、PCP/APに信号を送ることができる。
【0073】
別の実装形態では、(例えば各)STAは、NresとCWの間の乱数を生成し、次いで、上記のランダムアクセスプロシージャで述べられた残りのステップに従うことができる。
【0074】
別の実装形態において、STAは、修正されたランダムアクセスプロシージャを行い、ハッシュ関数または他の何らかの関数に基づいて、STSにアクセスすることを決定することができる。STAのセクタ番号MのSTS番号Nは、N(M)として表され、以下のパラメータ、アソシエーション識別子(AID)、STAのMACアドレスまたは(例えば、STAがPCP/APに関連付けられているか否かに応じた)他のID、TSF(タイミング同期機能)タイマ、セクタ番号M、利用可能なスペースタイムスロットの数(Navailable)、および/またはセクタMに対して利用可能なスペースタイムスロットの数(Navailable(M))、の1つまたは複数の関数またはハッシュ関数であり得る。例えば、N(M)=f(AID,MACアドレス,TSFタイマ,M,Navailable,Navailable(M))、または、N(M)=hash(AID,MACアドレス,TSFタイマ,M,Navailable,Navailable(M))である。
【0075】
1つまたは複数のチャネルがBTAを送信するのに利用可能であるならば、STAは、1つまたは複数の利用可能なチャネル中のSTSを選ぶことができる。例えば、STAは、(例えば、STAの最も好ましい)チャネル中のSTSを使用することを決定することができる。STAがフィードバックを提供するチャネル番号は、以下のパラメータ、AID、STAのMACアドレスまたは(例えば、STAがPCP/APに関連付けられているか否かに応じた)他のID、TSFタイマ、およびセクタ番号M、利用可能なSTSの数Navailable、セクタMに対して利用可能なSTSの数Navailable(M)、利用可能なチャネルの数NumChannel_available、および/またはセクタMに対して利用可能なチャネルの数NumChannel_available(M)、の1つまたは複数の関数であり得る。
【0076】
一実施形態では、送信される信号は、STA固有ではない場合がある。例えば、信号は、検出されたエネルギーとすることができる。この信号は、STAの送信の肯定応答をSTAが受信しなかったことをPCP/APに知らせることができる。
【0077】
図16は、例示的な衝突検出プロセスの図である。一実施形態において、APは、APの指向性受信インターバル内に衝突を識別することができる。例えば、APは、(例えば各)STSのエネルギー検出を、STSの復号前に行うことによって、APの指向性受信インターバル内に直接的に衝突を識別することができる(1601)。STSエネルギーがしきい値未満の場合(1602)、STAは、STSにアクセスせず、APは、識別された空のSTSの数を使用して、ビームにのSTS数を適応/減少させることができる(1603)。空のSTSの数が増加するほど、ビーム(例えばこの特定のビーム)に対してスケジュールされるSTSの数を、減少させることができる。一実施例において、NSTSは、空のSTSの数がNSTS_reduce_thresholdよりも大きい場合、減少させることができる。STSのエネルギーがしきい値よりも高い場合(1604)、および/またはSTSが復号可能情報を含む場合(1605)、APは、STAを識別することができ、および/またはACKを、セクタACKインターバルの間、STAに送ることができる(1606)。STSのエネルギーがしきい値よりも大きい場合、および/またはSTSが復号可能情報を含まない場合(1607)、APは、衝突を識別することができ、APは、衝突検出フラグまたはインジケータを、セクタACKインターバルの間、送ることができる(1608)。衝突検出フラグまたはインジケータは、情報をAPに送った、および/またはACKを得なかったSTAに、衝突があったであろうことを確認するのを可能にすることができる。STAは、追加のチャネルアクセスを要求すること、および/またはフィードバックの取得を再試行することができる。APは、識別された衝突を使用して、ビームに対してSTS数を適応/増加させることができる(1609)。一実施例において、NSTSは、衝突を有するSTSの数がNSTS_increase_thresholdよりも大きい場合、増加させることができる。衝突識別のために定義されるエネルギーしきい値は、例えば、衝突に関係したSTAの数を推定するようために、仕様により固定されまたは仕様により適応され得る。例えば、APは、STAに、望ましいRSSI(受信信号強度インジケータ)のフレームを、電力制御されるSTAのセットに送るよう指示することができる。受信エネルギー(またはRSSI)を使用して、衝突に関係したSTAの数を推定することができる。今述べたプロセスは、必要に応じて、および/またはエネルギー検出を受けることのできる選択された各STSに対して繰り返すことができる(1610)。
【0078】
図17は、衝突識別シナリオでの衝突インターバルの例を示す図である。図17は、エレメントに同様の番号が付されている限りにおいては図8に類似する。しかし、図17は、セクタACKインターバル1701を示すという点で異なり、このインターバル中では、STS1711、1712、および1713中のいくつかのACKが、イニシエータEDMG AP810によって送られる。ACKインターバル1701は、AP810が送信を受信したかどうかをSTA820、830、および840に知らせることができる。一例では、STA830など、セクタACKを受信していない(例えば各)STAは、例えばSTAの所望のセクタが受信しているときに、信号1731をAPに送信することができる。
【0079】
図17ではまた、AP810の指向性受信の間に衝突があるかどうかを識別するために、例えばセクタACKインターバル1701の後で送信可能な衝突識別子インターバル1702があってよい。AP/PCP810は、衝突識別インターバル(例えば更新された衝突識別インターバル)中に、例えばBTIおよび/またはRXモードと同様の順序でセクタスイープを繰り返すことができる。例えば、STS1703中で、AP810は、STA820および840からそれぞれ送られた信号1721および1741からのエネルギー検出に基づいて、衝突を検出する。
【0080】
1つまたは複数の実施形態で、STA固有の直交、疑似ランダム、または半直交シーケンスが、STA応答フレーム(例えばショートセクタスイープフレーム)の最後に付加されてよい。例として、OFDM波形シナリオでは、(例えば各)STAに、送信を行う際のサブキャリア(例えば特定のサブキャリア)が割り当てられてよい。APは、サブキャリア/サブキャリアグループを識別する(例えば、サブキャリア上/サブキャリアグループ上のエネルギーにより)ことによって、送信したSTAを識別することができる。APは、衝突が発生した場合にSTAを識別する(例えば別々に識別する)ことが可能にされるものとすることができる。
【0081】
図18は、STA固有の衝突識別のためのSTA固有の識別子を実装する例の図である。送信される信号は、STAに固有であってよく、かつ/または、直交または半直交符号に基づいてSTAの識別を可能にすることができる。図18は、エレメントに同様の番号が付されている限りにおいては図8に類似するであろう。しかし、図18は、例えば、衝突が発生しているAP指向性受信RX1800を示すという点で異なる。所与のインターバル/フレーム中に、いくつかのSTS1811、1812、1813、1814、1815、および1816があるものとすることができる。STA820およびSTA830によって送られた信号の結果として、STS1812において衝突が検出されることが可能だが、これが可能なのは、各信号がフィードバック部分1860および分離可能識別子1861を有することができ、これによりAP810は各STAにどの信号が属するかを識別できるからである。例えば、STA820の信号1821は、SSW1822と、STA固有の分離可能識別子1823とを含むことができる。同様に、STA830の信号1831は、SSW1832と、STA固有の識別子1834とを含むことができる。
【0082】
図19、20、および21は、衝突の回復に関係する信号構成である。1つまたは複数の実施形態で、PCP/APは、衝突を有するとしてPCP/APが識別したセクタのために、(例えば次の)ビームフォーミングトレーニング割当期間について追加のスロットをスケジュールすることができ、これは、AP指向性受信インターバル中のSTS数をインクリメントすることによって行うことができる。一例では、PCPは、ビーム衝突回復インターバルを(例えばセクタACKの直後に)生み出すことができる。別の例では、APは、AP指向性受信インターバル内での衝突識別に関する追加のフィードバックスケジューリング情報を、特定のセクタ(例えば衝突セクタのみ)についてのセクタACKインターバル内で送ることができる。
【0083】
図19は、等しい衝突回復STSを含むセクタACKフレームについての信号構成例である。図19に示される例では、セクタACKヘッダ1901があり、その後に各STAについてのSTA肯定応答が続くものとすることができる(STA1 ACK1902から1903にわたりN番目のSTA ACK1904まで、など)。ビーム衝突が可能にされているときは、衝突が存在することを示すためのフィールド1905があってよい。
【0084】
APがSTA(例えば特定のSTA)を識別できないシナリオでは、APは、衝突があったか否かをシグナリングすることができる。APは、ビーム回復インターバルを(例えばセクタACKの直後に)可能にするために、かつ/またはSTAがフィードバックの取得を再試行できるようにするために、情報をシグナリングすることができる。APはまた、衝突セクタについての追加のSTS機会をシグナリングすることができる。こうするために、衝突があったとAPが識別したセクタ(例えば衝突セクタ)を識別するためのフィールドがあってよい。例えば、シグナリング複雑性を低減するために、ビームについてのSTS数1907は等しいものとすることができ、この場合、前のビームの数1906およびSTS数1907が信号に含まれる。
【0085】
図20に、衝突ビーム固有の回復STSを含むセクタACKフレームの例を示す。1つまたは複数の実施形態で、衝突セクタについてのSTS数は、衝突セクタ固有とすることができる。図20は、エレメント1901〜1904がエレメント2001〜2004と同じであるという点では、図19に類似するであろう。しかし、図20は、衝突セクタごとのSTS数が衝突セクタ固有であり得るシナリオを表すので、図19とは異なる。APは、ビーム回復インターバルを(例えばセクタACKの直後に)可能にするために、かつ/またはSTAがフィードバックの取得を再試行できるようにするために、衝突が存在するという情報2005をシグナリングすることができる。APは、いつ衝突からの回復を再試行すべきかがSTAにわかるように、STS開始インデックス2006およびSTS数2007を送ることができ、これらは、特定のSTS上の特定のビームを伴う別のSTSセットにAPが移ることができることを示す。
【0086】
図21は、衝突識別およびSTA固有のビーム衝突/回復シグナリングを含む例示的なセクタACKフレームの例の信号構成である。図21は、エレメント1901〜1904がエレメント2101〜2104と同じであるという点では、図19に類似するであろう。しかし、図21は、衝突を有するSTA(例えば特定のSTA)をAPが識別することができ、APが、衝突があったか否かをシグナリングすること、および/または衝突があったことをSTAに知らせる情報をSTAにシグナリングすることができる、というシナリオを表すので、図19とは異なる。例えば、図21では、STA1の衝突が2106において示され、これは、衝突したn番目のSTA2108が報告されるまで、必要に応じて繰り返される(2107)。APは、STAを(例えば各STAを個別に)ポーリングすることができ、または、回復の間の情報送信のためにSTAが使用できるSTSを示す情報を(例えば各)STAに送ることができる。
【0087】
1つまたは複数の実施形態で、PCP/APは、ビーム内の衝突を識別すると、例えば指向性割当領域の間に追加のフィードバックをスケジュールすることができる。指向性割当領域は、DTI中の領域を含むことができる。DTI中で、PCP/APは、割当の間にリッスンするのにPCP/APが使用できるAPの受信セクタを指定することができる。インターバル中では、SP(および、例えばSTA固有STS SP)を使用する専用フィードバック、および/または、CBAP(または例えばスケジュールされたSTS)を使用する競合ベースのフィードバック、のうちの1つまたは複数が使用されてよい。加えて、PCP/APは、次のBTA期間の間に衝突を有すると識別したセクタについて、AP指向性受信インターバル中のSTS数をインクリメントすることによって追加のスロットをスケジュールすることができる。
【0088】
STAの視点からは、これは、次のBTA期間中の追加のSTS中で応答できるように、AP/PCPから受信されるフィードバックをSTAが考慮できることを意味し、フィードバックは、本明細書で論じられる実施形態のいずれか1つまたは実施形態の組合せに基づいて行われてよい。例えば、ACKがSTAによって受信されず、衝突によりAPが追加のSTSを提供する場合は、STAは、衝突を有するとPCP/APが識別したセクタについて、次のBTA中で再試行することができる。
【0089】
1つまたは複数の実施形態で、関連付けられていないSTAは、エンハンスドSLSの状況の間にAPによって対処されるためにプロシージャを必要とするであろう。関連付けられていないSTAは、AP指向性受信領域中でSLSに応答することができる。関連付けられていないSTAは、関連付けられていないSTAをAPが識別できるようにするためのAIDをSSWフレーム中に有さないことがある。関連付けられていないSTAを識別するために、STAは、1つまたは複数のプロシージャを使用して応答することができる。
【0090】
一例では、STAは、固定の関連付けID(AID)を使用して応答することができる。固定AIDは、受信セクタ内で関連付けを開始するようAPに知らせることができる。
【0091】
別の例では、STAは、STA(例えば特定のSTA)を識別するために生成された乱数を含む固定AIDを使用して応答することができる。生成された乱数を含む固定AIDは、APおよび/またはSTAが相互を識別するのを可能にすることができる。生成された乱数を含む固定AIDは、STA(例えば特定のSTA)のための関連付け実装形態をAPが開始できることをAPに知らせることができる。STAは、AIDのランダムな選択(例えば、事前選択済みのAIDセットからの)を使用して応答することができる。
【0092】
別の例では、AIDのランダムな選択は、APおよび/またはSTAが相互を識別するのを可能にすることができる。AIDのランダムな選択は、STA(例えば特定のSTA)のための関連付け実装形態をAPが開始できることをAPに知らせることができる。
【0093】
図22は、エンハンスドSLSのプロシージャに関する、本明細書に記載の実施形態の1つまたは複数を示す図である。他の図と同様の番号付けは、同じまたは同様のエレメントと見なされ得る。1つまたは複数の実施形態で、関連付けられていないSTAは、STS(例えば、利用可能なSTSのいずれか)を使用することができる。あるいは、関連付けられていないSTAは、陰付きのSTS1202など、リザーブされたSTSセットを使用することができる。一例では、関連付けられていないSTAは、実線のSTS(例えば、優先度のより低い)などのSTSセットにアクセスして、関連付けられたSTAとの衝突を最小限に抑えることができる。
【0094】
図19、20、および21に関して論じられたように、ビーム回復インターバル2201に対して、AP/PCP810は、フィードバック2211および2212を、衝突の後に送ることができ、したがって、STA、例えば821、841などは、それぞれ、送信2221および2243を再試行することができる。
【0095】
本発明の特徴および要素が、特定の組合せによる好ましい実施形態で記述されているが、各特徴または要素は、好ましい実施形態の他の特徴および要素なしで単独で使用されてもよく、または、本発明の他の特徴および要素ありもしくはなしで様々な組合せで使用されてもよい。本明細書に記載の解決法は802.11特有のプロトコルを考慮しているが、本明細書に記載の解決法は、このシナリオに制限されず、他のワイヤレスシステムにも適用可能であることを理解されたい。解決法および提供される例の全体を通して、図中の空白エリアは、このエリアに対する制限がなく、どんな解決法も採用可能であることを含意し得る。
【0096】
前述のプロセスは、コンピューターおよび/またはプロセッサによって実行されるようにコンピューター可読媒体に組み入れられたコンピュータプログラム、ソフトウェア、および/またはファームウェアにおいて実現されてよい。コンピューター可読媒体の例は、以下のものに限定されないが、電子信号(有線および/もしくはワイヤレス接続を介して伝送される)、ならびに/またはコンピューター可読記憶媒体を含む。コンピューター可読記憶媒体の例は、以下のものに限定されないが、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気媒体(以下のものに限定されないが、内蔵ハードディスクおよび/もしくは取り外し可能なディスクなど)、光磁気媒体、ならびに/または、光学媒体(CD−ROMディスクおよび/もしくはデジタル多用途ディスク(DVD)など)を含む。ソフトウェアと連携したプロセッサが使用されて、WTRU、端末、基地局、RNC、および/または任意のホストコンピュータ中で使用される無線周波数トランシーバーが実現されてよい。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22