特許第6861937号(P6861937)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6861937高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物およびそれを含有する化粧料または皮膚外用剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861937
(24)【登録日】2021年4月2日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物およびそれを含有する化粧料または皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/14 20060101AFI20210412BHJP
   A61K 8/55 20060101ALI20210412BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/33 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/25 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/60 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/41 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/36 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 8/46 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 9/127 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/24 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/10 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/14 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/18 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/12 20060101ALI20210412BHJP
   A61K 47/20 20060101ALI20210412BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20210412BHJP
【FI】
   A61K8/14
   A61K8/55
   A61Q19/00
   A61K8/33
   A61K8/37
   A61K8/34
   A61K8/25
   A61K8/60
   A61K8/41
   A61K8/36
   A61K8/46
   A61K9/127
   A61K47/24
   A61K47/10
   A61K47/14
   A61K47/26
   A61K47/18
   A61K47/12
   A61K47/20
   A61Q5/00
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-20151(P2017-20151)
(22)【出願日】2017年2月7日
(65)【公開番号】特開2017-171649(P2017-171649A)
(43)【公開日】2017年9月28日
【審査請求日】2019年12月6日
(31)【優先権主張番号】特願2016-55814(P2016-55814)
(32)【優先日】2016年3月18日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000226437
【氏名又は名称】日光ケミカルズ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000228729
【氏名又は名称】日本サーファクタント工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】301068114
【氏名又は名称】株式会社コスモステクニカルセンター
(72)【発明者】
【氏名】田中 佳祐
(72)【発明者】
【氏名】有路 千奈美
(72)【発明者】
【氏名】吉田 大介
【審査官】 ▲高▼ 美葉子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−074780(JP,A)
【文献】 特開昭62−095134(JP,A)
【文献】 特開2014−185184(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00− 8/99
A61Q 1/00−90/00
A61K 9/127
B01J 13/00
CAplus/MEDLINE/KOSMET/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
成分(a)リン脂質と成分(b)両親媒性物質がヘキサデシルリン酸アルギニンであり、(a):(b)=95:5〜50:50で含有することを特徴とする高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物。
【請求項2】
請求項1記載の高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物を含むことを特徴とする化粧料。
【請求項3】
請求項1記載の高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物を含むことを特徴とする皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リン脂質と両親媒性物質を含有する高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物、およびそれを含有する化粧料または皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
リポソームとは主にリン脂質が形成する二分子膜の閉鎖小胞体であり、油性成分や水性成分を同時に内包できるという特徴を持つ。一般的にリン脂質は生体膜構成物質であることから安全性が高いとされ、香粧品や医薬品など幅広い分野で応用されている。
従来のリポソームに関する報告はさまざまな調製法や分散安定性を高める方法に関するものが主である(特許文献1および非特許文献1)。医薬品への応用としては特定の薬剤を特定部位に届けるためのDDS(ドラッグデリバリーシステム)キャリアーとしての検討が医薬品メーカーなどで活発に開発が行われている。しかしこれらの多くは、注射剤として直接皮膚または血中内へ投与する場合が多く、皮膚外用剤のように皮膚を透過して吸収させるような剤型については、あまり検討されていない。
【0003】
さらに、化粧料への応用についてはリン脂質の形成するラメラ膜による優れた保湿効果や肌荒れ改善作用などに関する報告は多数あり、前記肌荒れ改善効果を促進するためのセラミド類の安定化や経皮吸収性を高める目的でリポソーム組成物が用いられる報告がある(特許文献2、3)。しかしながら、これらのリポソームは配合される有効成分の安定性、また別途配合される乳化剤や安定化剤などの製剤の安定性について検討されることがほとんどであり、リポソーム組成物による有効成分等の経皮吸収性についての検討は十分になされていない。つまり、リポソーム組成物およびそれを配合した化粧料や皮膚外用剤を実際に皮膚へ適用した際における内包物質の経皮吸収性に関する実使用面での評価は少ないのが現状であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−094808号公報
【特許文献2】特開2011−032230号公報
【特許文献3】特開2014−208626号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】A.D.Bangham et al., J.Mol.Biol., 13, 238−252
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物およびそれを配合した化粧料または皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの実情を鑑み、本発明者らはリン脂質に両親媒性物質を任意に混合しリポソームを調製すること、さらにそれを含む化粧料および皮膚外用剤の調製について鋭意検討した。リン脂質の相転移温度は60℃付近である場合が多く、皮膚または人への適用時は60℃以下である場合が多いので適用時のリポソームは固体状態であるといえる。固体状態では内包物質を効率よく放出することが困難であると考えられ、この固体状態よりも柔軟な状態で皮膚または人へ適用すれば、内包物質の放出が効率的になり高い経皮吸収性を有するリポソーム製剤が開発可能であると考えた。
その結果、両親媒性物質を用いることで従来のリン脂質のみで構成されたリポソームよりも柔軟な膜を有し、皮膚へ適用した際に内包物質を効率よく放出することができ、皮膚中へより多くの有効成分を浸透させることができる高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物の調製、およびこれを含む化粧料および皮膚外用剤を得るに至った。
【発明の効果】
【0008】
従来のリン脂質のみからなるリポソーム組成物と比較して、両親媒性物質を任意に混合することにより、リポソーム膜の剛直性を弱め、柔軟にすることで内包物質を放出しやすいリポソーム組成物を調製することで、当該リポソーム組成物およびこれを含有する化粧料または皮膚外用剤において高い経皮吸収性があることを見出した。さらに、両親媒性物質の適切な選定によりリポソーム構成成分の相転移温度を60℃付近から40℃付近まで低下させ、より柔軟なリポソーム組成物を調製することで、この相転移温度の低いリポソーム組成物を含有する化粧料または皮膚外用剤は従来のリポソーム組成物を比較して、内包物質を放出しやすく、皮膚へ適用した際に高い経皮吸収性を示した。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に使用される(a)リン脂質とは、構造中にリン酸エステル部位をもつグリセロリン脂質であり、炭素鎖が12〜20の飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸が結合している。リン酸エステル部位に結合するアルコール部位としてはコリン、エタノールアミン、イノシトール、セリンなどである。リン脂質は通常、上述成分の混合物である場合が多く、これらの1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。市販品としてはNIKKOL レシノールS−10、NIKKOL レシノールS−10M、NIKKOL レシノールS−10E、NIKKOL レシノールS−10EX(すべて日光ケミカルズ社製、水添レシチン)などがある。
【0010】
本発明で使用される(b)両親媒性物質としては、POEアルキルエーテル類、POE脂肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE・POPアルキルエーテル類、ポリソルベート類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル、POE変性シリコーン、ショ糖脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類などのノニオン型界面活性剤、第4級アンモニウム塩などの陽イオン性界面活性剤、脂肪酸セッケン類、硫酸エステル類、アシル化アミノ酸塩類、リン酸エステル類などの陰イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの成分のうち、特に好ましくはアシル化アミノ酸類、リン酸エステル類であり、市販品としてはNIKKOL ピュアフォスLC(日光ケミカルズ社製、ヘキシルデシルリン酸アルギニン)、NIKKOL ピュアフォスα(日光ケミカルズ社製、リン酸セチル)、NIKKOL SMT(日光ケミカルズ社製、ステアロイルメチルタウリンナトリウム)、NIKKOL PMT(日光ケミカルズ社製、パルミトイルメチルタウリンナトリウム)、NIKKOL MMT(日光ケミカルズ社製、ミリストイルメチルタウリンナトリウム)NIKKOL LMT(日光ケミカルズ社製、ラウロイルメチルタウリンナトリウム)、NIKKOL CMT−30(日光ケミカルズ社製、ココイルメチルタウリンナトリウム)等がある。
本発明で使用される(a)リン脂質と(b)両親媒性物質は95:5〜50:50の混合比で用いられることが望ましい。
【0011】
さらに、本発明のリポソーム組成物に内包される成分としては、油性成分、活性成分、粘度調整剤、色素、香料等が挙げられる。これらの成分は主に、油溶性成分はリポソーム内部または膜中に内包され、水溶性成分はリポソーム内部に内包される。
例えば、油性成分としてはスクワラン、流動パラフィンなどの炭化水素類、オリーブ油、マカデミアンナッツ油、ホホバ油などの植物油、牛脂などの動物油、トリイソオクタン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、パルミチン酸イソオクチルなどのエステル類、ジメチルシリコーン、フェニルメチルシリコーン、シクロメチコンなどのシリコーン類、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル、ホモサレート、ポリシリコーン−15などの紫外線吸収剤などが挙げられる。
【0012】
活性成分としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、エラグ酸、ルシノールなどの美白剤、アミノ酸などのNMF成分、水溶性コラーゲン、エラスチン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、セラミドなどの肌荒れ防止剤、レチノール、ビタミンA酸などの抗老化剤や各種ビタミン類やその誘導体などが挙げられる。
保湿成分としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどを挙げられる。
【0013】
また、本発明の高い経皮吸収性を有するリポソーム組成物には、本発明品の効果を損なわない範囲において、一般にリポソームに配合できる成分を配合できる。例えば、高級アルコール、高級脂肪酸、極性脂質などが挙げられる。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコールなどがある。
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸などがある。
極性脂質としては、スフィンゴ脂質、セラミド類、コレステロールおよびその誘導体などがある。
【0014】
本発明のリポソーム組成物の調製方法としては、特に限定されず、一般的なリポソーム調製方法である非特許文献1に記載のBangham法(薄膜法)や逆相蒸散法等を用いることができる。本発明ではBangham法を用いたがこれに限定されるものではない。
さらに、本発明の化粧料または皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品または皮膚外用剤に用いられる各種の成分、例えば、油性成分、活性成分、保湿成分、抗菌成分、粘度調整剤、色素、香料等を配合できる。
また本発明にかかる化粧料または皮膚外用剤の使用用途は特に限定されるものではないが、例えば、ローション、乳液、ゲル、クリーム、ヘアトリートメントなど、種々の製品に応用することが可能である。
以下に実施例を示しながら本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。また以下に示す質量%とは、組成物全体に対する質量%のことである。
【実施例1】
【0015】
表1および表2に示す本発明品1〜5および比較品1〜4のリポソーム組成物を非特許文献1に記載の方法により調製した。表中Aに示す成分をクロロホルムへ溶解し、窒素を用いて薄膜としたのち、表中Bの成分を添加し撹拌後、超音波処理によりリポソームを得た。
(1)経皮吸収性試験
12穴プレートの各ウェルにPBS(−)を2mL添加し、3次元培養表皮モデルEpiSkin(tm)−Large Model(EpiSkin)を設置した。各製剤をEpiSkinの角層側から適用して、24時間後に洗浄したEpiSkinを回収した。回収したEpiSkin中の有効成分量を定量した。浸透させる物質としてはカルセインをモデル物質として用いた。
リン脂質のみで構成されたリポソーム(比較品1)に配合したカルセイン(経皮吸収モデル物質)の皮膚中量を基準として、製剤適用後の皮膚中量を比較し、両親媒性物質を混合したリポソーム(本発明品1〜5および比較品2〜4)の有意性を評価した。リン脂質のみで構成されたリポソームよりも5倍以上皮膚中量が多かったものを◎、2〜5倍の膚中量のものを○、同等量の皮膚量のものを△、皮膚中量が少なかったものを×とした。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【実施例2】
【0018】
スキンローション
(A)NIKKOL レシノールS−10M 1.0(質量%)
NIKKOL ピュアフォスLC 0.3
L−ヒドロキシプロリン 0.2
グリセリン 5.0
精製水 5.0
(B)1,3−ブチレングリコール 7.0
ヒアルロン酸ナトリウム(1%水溶液) 0.5
防腐剤 適量
精製水 残余
調製方法:A相を70℃以上に加温し、超音波処理してリポソームを得る。その後、撹拌しながら室温まで冷却する。B相を50℃に加温し均一溶解する。A相をB相に徐々に添加し、均一撹拌後、調製終了とする。
経皮吸収性試験:モデル物質としてL−ヒドロキシプロリンを用いた。経皮吸収性試験の結果、NIKKOL レシノールS−10M未配合品と比較して5倍以上皮膚中量が高かった。
【実施例3】
【0019】
モイスチャーミルク
(A)NIKKOL レシノールS−10EX 0.3(質量%)
NIKKOL SMT 0.2
NIKKOL VB6−IP 1.0
グリセリン 5.0
精製水 5.0
(B)NIKKOL ニコムルスLC 2.5
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
スクワラン 3.0
(C)カルボマー 0.1
アルギニン 0.1
防腐剤 適量
精製水 残余
調製方法:A相を70℃以上に加温し、超音波処理してリポソームを得る。B相およびC相を加温し均一溶解する。C相をホモミキサーで撹拌しながら、B相を添加し乳化する。乳化後撹拌しながら35℃付近まで冷却し、A相を添加しさらに撹拌する。室温付近まで冷却して調製終了とする。
経皮吸収性試験:モデル物質としてNIKKOL VB6−IPを用いた。経皮吸収性試験の結果、NIKKOL レシノールS−10EX未配合品と比較して5倍以上皮膚中量が高かった。
※NIKKOL VB6−IP:トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン
※NIKKOL ニコムルスLC:ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、PEG−20フィトステロール、セタノール、フィトステロールズ、ステアリン酸グリセリル、水添レシチン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの混合物
【実施例4】
【0020】
美白クリーム
(A)NIKKOL レシノールS−10 2.0(質量%)
NIKKOL ピュアフォスLC 0.5
NIKKOL VC−IP 3.0
グリセリン 5.0
精製水 7.0
(B)ステアリン酸グリセリル 1.0
ステアリン酸PEG−10 0.5
ポリソルベート60 0.8
ステアリルアルコール 2.0
セタノール 1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 8.0
ジメチコン(6cs) 6.0
スクワラン 10.0
(C)1,3−ブチレングリコール 7.0
カルボマー 0.3
水酸化カリウム 0.1
防腐剤 適量
精製水 残余
調製方法:A相を70℃以上に加温し、超音波処理してリポソームを得る。B相およびC相を加温し均一溶解する。C相をホモミキサーで撹拌しながら、B相を添加し乳化する。乳化後撹拌しながら35℃付近まで冷却し、A相を添加しさらに撹拌する。室温付近まで冷却して調製終了とする。
経皮吸収性試験:モデル物質としてNIKKOL VC−IPを用いた。経皮吸収性試験の結果、NIKKOL フィトステリルイソステアレート未配合品と比較して5倍以上皮膚中量が高かった。
※NIKKOL VC−IP:テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
【実施例5】
【0021】
ヘアケアエッセンス
(A)NIKKOL レシノールS−10 1.2(質量%)
NIKKOL レシノールS−10E 0.4
NIKKOL SMT 0.3
パンテノール 0.5
セラミド3 0.1
(B)1,3−ブチレングリコール 4.0
グリセリン 8.0
防腐剤 適量
精製水 残余
調製方法:A相を70℃以上に加温し、超音波処理してリポソームを得る。B相加温し均一溶解する。B相を撹拌しながら35℃付近まで冷却し、A相を添加しさらに撹拌する。室温付近まで冷却して調製終了とする。
経皮吸収性試験:モデル物質としてパンテノールを用いた。経皮吸収性試験の結果、NIKKOL レシノールS−10未配合品と比較して5倍以上皮膚中量が高かった。