特許第6861968号(P6861968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

<>
  • 6861968-冗長系回転センサ 図000002
  • 6861968-冗長系回転センサ 図000003
  • 6861968-冗長系回転センサ 図000004
  • 6861968-冗長系回転センサ 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6861968
(24)【登録日】2021年4月2日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】冗長系回転センサ
(51)【国際特許分類】
   G01D 5/20 20060101AFI20210412BHJP
【FI】
   G01D5/20 110Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-30853(P2017-30853)
(22)【出願日】2017年2月22日
(65)【公開番号】特開2018-136202(P2018-136202A)
(43)【公開日】2018年8月30日
【審査請求日】2019年12月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000203634
【氏名又は名称】多摩川精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147500
【弁理士】
【氏名又は名称】田口 雅啓
(74)【代理人】
【識別番号】100166235
【弁理士】
【氏名又は名称】大井 一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100179914
【弁理士】
【氏名又は名称】光永 和宏
(74)【代理人】
【識別番号】100179936
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 明日香
(72)【発明者】
【氏名】濱島 徹
【審査官】 吉田 久
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−250864(JP,A)
【文献】 特開2013−143893(JP,A)
【文献】 特開2016−118440(JP,A)
【文献】 特開2005−43140(JP,A)
【文献】 特開2008−216142(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0193957(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0034545(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 5/00−5/252
G01B 7/00−7/34
H02K 11/00−11/40、24/00、
29/00−29/14
H02P 6/00−6/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端栓部(51)を有するコップ状のケース部(5a)と蓋部(51A)とからなるケース(5)の内側に設けられた第1,第2回転角検出部(6,7)と、
前記各回転角検出部(6,7)にそれぞれ設けられた第1,第2輪状ステータ(61,71)と、
前記各輪状ステータ(61,71)の内側にそれぞれ設けられたロータ(62,72)と、
前記ケース(5)内に設けられ第1凹凸部(67)を有し前記第1輪状ステータ(61)に嵌合された第1キャップ(63)と、前記第1キャップ(63)から離間して前記第1輪状ステータ(61)に嵌合され第2凹凸部(68)を有する第2キャップ(64)と、前記第2凹凸部(68)と嵌合する第3凹凸部(77)を有し、前記第2輪状ステータ(71)に嵌合する第3キャップ(73)と、前記第3キャップ(73)から離間して前記第2輪状ステータ(71)に嵌合され、前記蓋部(51A)に当接する第4凹凸部(78)を有する第4キャップ(74)とを備え、前記ケース部(5a)と前記各キャップ(63,64,73,74)とを貫通し、前記各ロータ(62,72)と共に回転する回転軸(2)と、よりなり、前記各回転角検出部(6,7)が前記ケース部(5a)内に収容されている構成からなり、
前記各キャップ(63,64,73,74)は円筒状をなし、前記各キャップ(63,64,73,74)は複数の凸部(67a,68a,77a,78a)と複数の凹部(67b,68b,77b,78b)とを有し、
前記各凸部(67a,68a,77a,78a)と前記各凹部(67b,68b,77b,78b)との長手方向(B)は、前記回転軸(2)の軸方向(A)と直交していることを特徴とする冗長系回転センサ。
【請求項2】
前記第1キャップ(63)の第1凹凸部(67)は、前記端栓部(51)の裏面(51a)に当接していることを特徴とする請求項1に記載の冗長系回転センサ。
【請求項3】
前記第1キャップ(63)と前記第3キャップ(73)とが同一形状であり、前記第2キャップ(64)と前記第4キャップ(74)とが同一形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の冗長系回転センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は冗長系回転センサに関し、特に、複数の回転角検出部を有し冗長構成を備える回転センサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の冗長構成を備える回転センサの構造としては、例えば以下の特許文献1に記載された内容を図4として挙げることができる。すなわち、従来の冗長系回転センサ1では、回転軸2が共通である第1レゾルバ3と第2レゾルバ4とが直列に組み立てられて設けられた冗長構成を備えている。前記第1レゾルバ3の第1ケース30には第1ステータ31及び第1ロータ32が収容され、前記第2レゾルバ4の第2ケース40には第2ステータ41及び第2ロータ42が収容されている。そして、前記第1ケース30と前記第2ケース40とを、例えば接着や溶接等の公知の接続手段を用いて固定することで、前記第1レゾルバ3と前記第2レゾルバ4とが1つの冗長系回転センサ1を構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−216142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の前記冗長系回転センサ1では、前記冗長系回転センサ1を他の機器に取り付けるための取付部を設けるために、前記第1ケース30又は前記第2ケース40のいずれかの外側の形状を変えることが必要な場合があり、その場合には前記第1ケース30と前記第2ケース40とを別形状の部品として制作するために部品点数が増加する。また、前記第1ケース30及び前記第2ケース40そのものの加工誤差や、前記第1ケース30及び前記第2ケース40の組立誤差により前記冗長系回転センサ1の測定精度のばらつきが発生するという問題点があった。
【0005】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、測定精度のばらつきを防止できる冗長系回転センサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の冗長系回転センサは、端栓部を有するコップ状のケース部と蓋部とからなるケースの内側に設けられた第1,第2回転角検出部と、前記各回転角検出部にそれぞれ設けられた第1,第2輪状ステータと、前記各輪状ステータの内側にそれぞれ設けられたロータと、前記ケース内に設けられ第1凹凸部を有し前記第1輪状ステータに嵌合された第1キャップと、前記第1キャップから離間して前記第1輪状ステータに嵌合され第2凹凸部を有する第2キャップと、前記第2凹凸部と嵌合する第3凹凸部を有し、前記第2輪状ステータに嵌合する第3キャップと、前記第3キャップから離間して前記第2輪状ステータに嵌合され、前記蓋部に当接する第4凹凸部を有する第4キャップとを備え、前記ケース部と前記各キャップとを貫通し、前記各ロータと共に回転する回転軸とよりなり、前記各回転角検出部が前記ケース部内に収容されている構成からなり、前記各キャップは円筒状をなし、前記各キャップは複数の凸部と複数の凹部とを有し、前記各凸部と前記各凹部との長手方向は、前記回転軸の軸方向と直交し、また、前記第1キャップの第1凹凸部は、前記端栓部の裏面に当接し、前記第1キャップと前記第3キャップとが同一形状であり、前記第2キャップと前記第4キャップとが同一形状である構成である。
【発明の効果】
【0007】
この発明の冗長系回転センサは、端栓部を有するコップ状のケース部と蓋部とからなるケースの内側に設けられた第1,第2回転角検出部と、前記各回転角検出部にそれぞれ設けられた第1,第2輪状ステータと、前記各輪状ステータの内側にそれぞれ設けられたロータと、前記ケース内に設けられ第1凹凸部を有し前記第1輪状ステータに嵌合された第1キャップと、前記第1キャップから離間して前記第1輪状ステータに嵌合され第2凹凸部を有する第2キャップと、前記第2凹凸部と嵌合する第3凹凸部を有し、前記第2輪状ステータに嵌合する第3キャップと、前記第3キャップから離間して前記第2輪状ステータに嵌合され、前記蓋部に当接する第4凹凸部を有する第4キャップとを備え、前記ケース部と前記各キャップとを貫通し、前記各ロータと共に回転する回転軸とよりなり、前記各回転角検出部が前記ケース部内に収容されている構成からなるので、測定精度のばらつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態に係る冗長系回転センサの概略図である。
図2図1に示す冗長系回転センサの概略図である。
図3図2に示す第1レゾルバ及び第2レゾルバの分解図である。
図4】従来の冗長系回転センサの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1図3に基づいて説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る冗長系回転センサ10の概略図である。前記冗長系回転センサ10は、金属製の円筒状のケース5と、前記ケース5の一方の底面を貫通して延びる回転軸2を備えており、前記回転軸2の回転角を測定し同一内容の一定の回転角を電気信号として出力する。
【0010】
図2は、前記冗長系回転センサ10の縦断面図である。前記ケース5のコップ状のケース部5aの内側には、前記回転軸2を共有し、冗長構成である第1レゾルバ6及び第2レゾルバ7が収容されている。前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7は例えばVR形レゾルバ等の公知のレゾルバであって第1,第2回転角検出部を構成しており、図示しない配線を介して図示しない公知のレゾルバ−デジタル変換器に接続され、それぞれの回転角を電気信号として得ることができる。前記ケース5の前記第2レゾルバ7が設けられている側の端部には、前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7が収容された後に脱落することを防ぐために、他の部分に対して直径が細径に形成された溝状細径部50を有する蓋部51Aが設けられている。前記ケース5の前記第1レゾルバ6が設けられている側の端部には、端栓部51が形成されている。
【0011】
図3は、図2に示す前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7の分解図である。尚、図2の前記第1,第2レゾルバ6,7は、全く同一に構成されているため、図3の分解図では、前記第1,第2レゾルバ6,7の符号を一つの部品に共用して付して説明している。前記回転軸2の延びる方向を軸方向Aとして図2及び図3を参照すると、前記第1レゾルバ6には、厚みを有する輪状の第1輪状ステータ61と、前記第1輪状ステータ61の軸方向Aの一方の端部に嵌合された円筒状をなす第1キャップ63と、前記第1輪状ステータ61の軸方向Aの他方の端部に嵌合された円筒状をなす第2キャップ64と、前記第1輪状ステータ61の内側に配置されて前記回転軸2と共に回転可能な第1ロータ62とが設けられている。前記第1キャップ63は、前記第1輪状ステータ61の内径よりもわずかに小さな外径を有する第1突部630によって前記第1輪状ステータ61に嵌合されている。また、前記第2キャップ64は、前記第1輪状ステータ61の内径よりもわずかに小さな外径を有する第2突部640によって前記第1輪状ステータ61に嵌合されている。前記第1キャップ63及び前記第2キャップ64は、合成樹脂で形成されている。
【0012】
前記第1キャップ63の、前記第1輪状ステータ61に嵌合していない側の軸方向端面において、第1凹部67b及び第1凸部67aの長手方向Bが前記軸方向Aと直交して平行に形成されることで第1凹凸部67が設けられている。また、前記第2キャップ64の前記第1輪状ステータ61に嵌合していない側の軸方向端面において、第2凹部68b及び第2凸部68aの長手方向Bが前記軸方向Aと直交して平行に形成されることで第2凹凸部68が設けられている。前記第1凸部67aは、前記ケース5の端栓部51の裏面51aに当接して当接部を構成している。
【0013】
前記第2レゾルバ7には、厚みを有する輪状の第2輪状ステータ71と、前記第2輪状ステータ71の軸方向の一方の端部に嵌合された円筒状をなす第3キャップ73と、前記第2輪状ステータ71の軸方向の他方の端部に嵌合された円筒状をなす第4キャップ74と、前記第2輪状ステータ71の内側に設けられ前記回転軸2と同軸に共に回転する第2ロータ72とが設けられている。前記第2輪状ステータ71は、前記第1輪状ステータ61と同じ構成である。前記第3キャップ73は、前記第1キャップ63と同一形状であり、前記第2輪状ステータ71の内径よりもわずかに小さな外径を有する第3突部730によって前記第2輪状ステータ71に嵌合されている。また、前記第4キャップ74は、前記第2キャップ64と同一形状であり、前記第2輪状ステータ71の内径よりもわずかに小さな外径を有する第4突部740によって前記第2輪状ステータ71に嵌合されている。前記第3キャップ73及び前記第4キャップ74は、合成樹脂で形成されている。
【0014】
前記第3キャップ73の前記第2輪状ステータ71に嵌合していない側の軸方向端面において、第3凹部77b及び第3凸部77aの長手方向Bが前記軸方向Aと直交して平行に形成されることで第3凹凸部77が設けられている。また、前記第4キャップ74の前記第2輪状ステータ71に嵌合していない側の軸方向端面において、第4凹部78b及び第4凸部78aの長手方向Bが前記軸方向Aと直交して平行に形成されることで第4凹凸部78が設けられている。前記第2凹凸部68と前記第3凹凸部77とは嵌合可能に形成されており、前記第2凹凸部68と前記第3凹凸部77とが嵌合することで、前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とが前記第2キャップ64及び前記第3キャップ73を介して結合している。
【0015】
前記第4凹凸部78の凸部である第4凸部78aは、前記蓋部51Aの前記溝状細径部50の内面に当接して当接部を構成している。これにより、前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7が前記ケース5から脱落することがない。
【0016】
前記冗長系回転センサ10を組み立てる場合には、前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7を組み立てた後、前記第2凹凸部68と前記第3凹凸部77とを嵌合することで前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とを結合する。そして、前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とに前記回転軸2を取り付け、前記蓋部51Aが設けられていない状態の前記ケース部5a内部に収容する。その後、前記蓋部51Aを設けて前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とを前記ケース5内に固定する。これにより、前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とを容易に結合することができるので工数を低減でき、前記冗長系回転センサ10がコンパクトになり製品重量が低下する。また、前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とが1つの前記ケース部5aに収容されるので、レゾルバごとにケースを設ける場合と比較してケースそのものの加工誤差やケースの組立誤差による測定精度のばらつきが防止でき、部品点数が少なくなる。
【0017】
また、前記第1キャップ63と前記第2キャップ64と前記第3キャップ73と前記第4キャップ74とが合成樹脂で形成されているので、金属製ケースを加工して前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とを結合する場合と比較して組立が容易であり、部品価格及び加工時間が低減される。
【0018】
このように、前記端栓部51を有するコップ状の前記ケース部5aと前記蓋部51Aとからなる前記ケース5の内側に設けられた前記第1,第2レゾルバ6,7と、前記各レゾルバ6,7にそれぞれ設けられた前記第1,第2輪状ステータ61,71と、前記各輪状ステータ61,71の内側にそれぞれ設けられた前記第1,第2ロータ62,72と、前記ケース5内に設けられ前記第1凹凸部67を有し前記第1輪状ステータ61に嵌合された前記第1キャップ63と、前記第1キャップ63から離間して前記第1輪状ステータ61に嵌合され前記第2凹凸部68を有する前記第2キャップ64と、前記第2凹凸部68と嵌合する前記第3凹凸部77を有し、前記第2輪状ステータ71に嵌合する前記第3キャップ73と、前記第3キャップ73から離間して前記第2輪状ステータ71に嵌合され、前記蓋部51Aに当接する前記第4凹凸部78を有する前記第4キャップ74とを備え、前記ケース部5aと前記各キャップ63,64,73,74とを貫通し、前記各ロータ62,72と共に回転する前記回転軸2とよりなり、前記各レゾルバ6,7が前記ケース部5a内に収容されている構成からなるので、加工誤差や組み立て誤差が少なくなり、測定精度のばらつきを防止できる。
【0019】
また、前記各キャップ63,64,73,74は円筒状をなし、前記各キャップ63,64,73,74は複数の凸部67a,68a,77a,78aと複数の凹部67b,68b,77b,78bとを有し、前記各凸部67a,68a,77a,78aと前記各凹部67b,68b,77b,78bとの前記長手方向Bは、前記回転軸2の前記軸方向Aと直交しているので、容易に前記第1レゾルバ6と前記第2レゾルバ7とを結合させることができる。
【0020】
また、前記第1キャップ63の前記第1凹凸部67は、前記端栓部51の前記裏面51aに当接しているので、前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7を前記ケース5内部に安定して収容することができる。
【0021】
また、第1キャップ63と前記第3キャップ73とが同一形状であり、前記第2キャップ64と前記第4キャップ74とが同一形状であるので、部品点数を少なくして製造コストを小さくすることができる。
【0022】
なお、この実施の形態では、前記冗長系回転センサ10の前記ケース部5aの内側には前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7の2つのレゾルバが収容されていたが、前記冗長系回転センサ10は、3つ以上のレゾルバが前記ケース部5aの内側に収容される構成であってもよい。
【0023】
また、この実施の形態では、前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7はVR形レゾルバであったが、これ以外の任意の角度センサであってもよい。例えば、ブラシレスレゾルバ等の他の種類の回転角が無限のレゾルバであってもよいし、また、RVDT等のように回転角が有限の角度センサであってもよい。
【0024】
また、この実施の形態では、前記第1キャップ63と前記第2キャップ64と前記第3キャップ73と前記第4キャップ74とは合成樹脂で形成されていたが、例えば金属等で形成されていてもよい。
【0025】
また、この実施の形態では、前記回転軸2の前記軸方向Aと直交する前記長手方向Bと平行に前記第1,第2,第3,第4凹部67b,68b,77b,78b及び前記第1,第2,第3,第4凸部67a,68a,77a,78aが形成されることで前記第1,第2,第3,第4凹凸部67,68,77,78が形成されていたが、複数の穴状の凹部と複数のピン状の凸部とが形成されることで凹凸部が形成されていてもよい。
【0026】
なお、本発明の実施の形態における前記第1レゾルバ6及び前記第2レゾルバ7については、前記各輪状ステータ61,71に必要とされるステータ巻線等はここでは省略している。
【0027】
なお、本発明による冗長系回転センサの要旨としては、以下の通りである。すなわち、前記端栓部51を有するコップ状の前記ケース部5aと前記蓋部51Aとからなる前記ケース5の内側に設けられた前記第1,第2レゾルバ6,7と、前記各レゾルバ6,7にそれぞれ設けられた前記第1,第2輪状ステータ61,71と、前記各輪状ステータ61,71の内側にそれぞれ設けられた前記第1,第2ロータ62,72と、前記ケース5内に設けられ前記第1凹凸部67を有し前記第1輪状ステータ61に嵌合された前記第1キャップ63と、前記第1キャップ63から離間して前記第1輪状ステータ61に嵌合され前記第2凹凸部68を有する前記第2キャップ64と、前記第2凹凸部68と嵌合する前記第3凹凸部77を有し、前記第2輪状ステータ71に嵌合する前記第3キャップ73と、前記第3キャップ73から離間して前記第2輪状ステータ71に嵌合され、前記蓋部51Aに当接する前記第4凹凸部78を有する前記第4キャップ74とを備え、前記ケース部5aと前記各キャップ63,64,73,74とを貫通し、前記各ロータ62,72と共に回転する前記回転軸2とよりなり、前記各レゾルバ6,7が前記ケース部5a内に収容されている構成からなり、また、前記各キャップ63,64,73,74は円筒状をなし、前記各キャップ63,64,73,74は複数の凸部67a,68a,77a,78aと複数の凹部67b,68b,77b,78bとを有し、また、前記各凸部67a,68a,77a,78aと前記各凹部67b,68b,77b,78bとの前記長手方向Bは、前記回転軸2の前記軸方向Aと直交し、また、前記第1キャップ63の前記第1凹凸部67は、前記端栓部51の前記裏面51aに当接し、また、第1キャップ63と前記第3キャップ73とが同一形状であり、前記第2キャップ64と前記第4キャップ74とが同一形状であるように構成されている。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明による冗長系回転センサは、端栓部を有するコップ状のケース部と蓋部とからなるケースの内側に設けられた第1,第2回転角検出部と、各回転角検出部にそれぞれ設けられた第1,第2輪状ステータと、各輪状ステータの内側にそれぞれ設けられたロータと、ケース5内に設けられ第1凹凸部を有し第1輪状ステータに嵌合された第1キャップと、第1キャップから離間して第1輪状ステータに嵌合され第2凹凸部を有する第2キャップと、第2凹凸部と嵌合する第3凹凸部を有し、第2輪状ステータに嵌合する第3キャップと、第3キャップから離間して第2輪状ステータに嵌合され、蓋部に当接する第4凹凸部を有する第4キャップとを備え、ケース部と各キャップとを貫通し、各ロータと共に回転する回転軸とよりなり、各回転角検出部がケース部内に収容されていることで、回転角検出部が他の回転角検出部と結合されるので、測定精度のばらつきを抑えることができる。
【符号の説明】
【0029】
2 回転軸
5a ケース部
6 第1レゾルバ(第1回転角検出部)
7 第2レゾルバ(第2回転角検出部)
51 端栓部
51a 裏面
51A 蓋部
61 第1輪状ステータ
62 第1ロータ(ロータ)
63 第1キャップ
64 第2キャップ
67 第1凹凸部
67a 第1凸部(当接部)
67b 第1凹部
68 第2凹凸部
68a 第2凸部
68b 第2凹部
71 第2輪状ステータ
72 第2ロータ(ロータ)
73 第3キャップ
74 第4キャップ
77 第3凹凸部
77a 第3凸部
77b 第3凹部
78 第4凹凸部
78a 第4凸部(当接部)
78b 第4凹部
図1
図2
図3
図4