特許第6862006号(P6862006)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6862006
(24)【登録日】2021年4月2日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】周波数微調整機構付きアンテナ
(51)【国際特許分類】
   H01Q 9/26 20060101AFI20210412BHJP
   H01Q 7/00 20060101ALI20210412BHJP
   H01Q 9/14 20060101ALI20210412BHJP
【FI】
   H01Q9/26
   H01Q7/00
   H01Q9/14
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-35460(P2019-35460)
(22)【出願日】2019年2月28日
(65)【公開番号】特開2020-141259(P2020-141259A)
(43)【公開日】2020年9月3日
【審査請求日】2020年3月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】514174213
【氏名又は名称】株式会社フェニックスソリューション
(74)【代理人】
【識別番号】110000844
【氏名又は名称】特許業務法人 クレイア特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉村 詩朗
【審査官】 白井 亮
(56)【参考文献】
【文献】 特表2002−500852(JP,A)
【文献】 特開2004−266500(JP,A)
【文献】 実開昭61−000234(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2013/027260(US,A1)
【文献】 特開平10−303635(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 9/26
H01Q 7/00
H01Q 9/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁基板上に形成された長方形のループアンテナと、
一辺が前記ループアンテナの一方の長辺に接続された直方体形状の導体板と、を含み、
前記ループアンテナは、前記ループアンテナの共振周波数が電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定され、
前記導体板の前記一辺に対向する他辺と前記ループアンテナの他方の長辺との間隔を調整することにより、前記ループアンテナの共振周波数を調整する、周波数微調整機構付きアンテナ。
【請求項2】
前記ループアンテナの給電部は、長方形の短辺に配置される、請求項1記載の周波数微調整機構付きアンテナ。
【請求項3】
前記ループアンテナは、ヘンテナであって、
前記ヘンテナは、送受信する電波の波長をλとして、長辺が1/2λ−R、および短辺が1/6λの長方形のエレメントで構成され、対向する長辺上でともに一方の短辺から1/6λの2つの点を接続した導線上に給電部が配置され、
前記Rは、前記ヘンテナの共振周波数が前記電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定される、請求項に記載の周波数微調整機構付きアンテナ。
【請求項4】
前記導体板は、一辺が前記一方の長辺に固定接続され、前記絶縁基板と前記導体板との間の角度を調整することにより、前記導体板の他辺と前記ループアンテナの他方の長辺との間隔が調整される、請求項1から3のいずれか1項に記載の周波数微調整機構付きアンテナ。
【請求項5】
前記一方の長辺から所定の距離離間した位置において、前記導体板と前記絶縁基板との少なくとも一方に孔が形成され、
前記孔にネジ部が形成され、
前記ネジ部にビスが挿入され、
前記ビスを回転させることにより、前記絶縁基板と前記導体板との間の角度が調整される、請求項1から4のいずれか1項に記載の周波数微調整機構付きアンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ループアンテナおよびその一変形であるヘンテナの共振周波数を微調整できる周波数微調整機構を備えた、周波数微調整機構付きアンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
ループアンテナの共振周波数を微調整することは以前から行われている。
【0003】
特許文献1(特開2010−98742号公報)には、インピーダンス同調の間隙を含むループ・アンテナが記載されており、第1の間隙における第1の導電体及び第2の導電体の対向する部分は信号給電点を画定し得、第2の間隙における第1の導電体及び第2の導電体はインピーダンス同調構成を有し得る。第2の間隙は、第1の間隙と円周方向に90度未満だけ、離間させ得、第2の間隙は、所定のインピーダンスをもたらすために第1の間隙よりも多いことがあり得る。同軸伝送線は、ループ導体に対する給電差込みを形成し得ることが記載されている。
【0004】
特許文献2(特開2017−225015号公報)には、複数の通信バンドの通信信号に対して適切な特性調整を実現するアンテナ装置が記載されている。アンテナ装置は、誘電体基板、スロット導体、給電導体、複数の第1の整合素子、および、複数の第2の整合素子を備える。スロット導体は、誘電体基板の表面に形成されている。給電導体は、スロット導体の開口内に形成されている。複数の第1の整合素子は、給電導体に接続され、スロット導体の形状に基づく第1周波数を調整する。複数の第2の整合素子は、スロット導体に接続され、第1周波数よりも高周波数でスロット導体の形状に基づく第2周波数を調整することが記載されている。
【0005】
特許文献3(特表2010−536304号公報)は、共振周波数可変型アンテナであって、可変キャパシターにより共振周波数を変更可能なループアンテナを用いて、携帯放送サービス帯域であるT−DMB及びDVB−Hのように動作周波数が低く、広い周波数帯域幅を持たせ、様々なチャンネルを選択して受信可能にする共振周波数可変型アンテナに関する。特に、限られた実装空間に2つの異なるサービス帯域(T−DMB及びDVB−H)を利用可能なアンテナを実現し、独立して動作させて、2つのサービス帯域で高品質の携帯放送サービスを提供することができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−98742号公報
【特許文献2】特開2017−225015号公報
【特許文献3】特表2010−536304公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のループ・アンテナでは、周波数の微調整(例えば、アンテナ製造後の周波数トリミング)は、アブレーションまたは他の方法により、第2の間隙の幅を調節することによって実現することができる。しかし、アンテナ製造後の周波数トリミングのために第2の間隙を調整するためにはトリミング装置などが必要であり、困難である。
【0008】
特許文献2に記載のアンテナ装置では、キャパシタである第1の整合素子とインダクタである第2整合素子とにより周波数を調整している。この場合、周波数を微調整するためには、第1の整合素子または第2の整合素子を値の異なる整合素子と交換することが必要になる。
【0009】
特許文献3に記載の共振周波数可変型アンテナでは、可変キャパシターの印加電圧を調整することにより、共振部において決定される共振周波数を微調整することができる。しかし、印加電圧のための電圧源が必要であり、また、可変キャパシターの温度特性の補償のための回路が必要になるなど、回路が複雑化するとの課題がある。
【0010】
ループアンテナおよびその一変形であるヘンテナにおいては、周波数によりエレメント長が固定されるため、制作してから周囲の環境に応じて周波数を調整する場合、パターンデザインを変更する、整合素子を交換する、または、可変キャパシターの電圧を調整するなどの作業が必要になるという課題があった。
【0011】
本発明の主な目的は、ループアンテナおよびその一変形であるヘンテナの共振周波数を制作後に簡単に微調整することのできる周波数微調整機構付きアンテナを提供することにある。
本発明の他の目的は、大掛かりな加工装置や部品の交換が不要で、かつ回路が複雑化することのない周波数微調整機構を備えたループアンテナおよびその変形であるヘンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
(1)
一局面に従う周波数微調整機構付きアンテナは、絶縁基板上に形成された長方形のループアンテナと、一辺がループアンテナの一方の長辺に接続された直方体形状の導体板と、を含み、
ループアンテナは、ループアンテナの共振周波数が電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定され、導体板の一辺に対向する他辺とループアンテナの他方の長辺との間隔を調整することにより、ループアンテナの共振周波数を調整する。
【0013】
この場合、導体板の一辺に対向する他辺とループアンテナの他方の長辺との間隔を変化させることで、放射エレメント上に発生する静電容量が変化し、ループアンテナの共振周波数を変化させることができる。したがって、ループアンテナの共振周波数を電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定することにより、制作後に導体板の一辺に対向する他辺とループアンテナの他方の長辺との間隔を調整し、ループアンテナの共振周波数を送受信する電波の周波数に容易に一致させることができる。
【0014】
(2)
第2の発明にかかる周波数微調整機構付きアンテナは、一局面に従う周波数微調整機構付きアンテナにおいて、ループアンテナの給電部は、長方形の短辺に配置されてもよい。
【0015】
この場合、長辺側の長さを調整することで、導体板を備えない場合のループアンテナの共振周波数を調整することができる。
【0016】
(3)
第3の発明にかかる周波数微調整機構付きアンテナは、一局面から第2の発明に従う周波数微調整機構付きアンテナにおいて、ループアンテナは、ヘンテナであって、ヘンテナは、送受信する電波の波長をλとして、長辺が1/2λ−R、および短辺が1/6λの長方形のエレメントで構成され、対向する長辺上でともに一方の短辺から1/6λの2つの点を接続した導線上に給電部が配置され、
Rは、ヘンテナの共振周波数が電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定してもよい。Rは値である。
【0017】
この場合、アンテナとしてヘンテナを使用することで、通常のループアンテナと比較してより利得の高いアンテナを構成することができる。
【0018】
(4)
第4の発明にかかる周波数微調整機構付きアンテナは、一局面から第3の発明に従う周波数微調整機構付きアンテナにおいて、導体板は、一辺が一方の長辺に固定接続され、絶縁基板と導体板との間の角度を調整することにより、導体板の他辺とループアンテナの他方の長辺との間隔を調整するようにしてもよい。
【0019】
この場合、簡単かつ確実に導体板の他辺とループアンテナの他方の長辺との間隔を調整することができる。
【0020】
(5)
第5の発明にかかる周波数微調整機構付きアンテナは、一局面から第4の発明に従う周波数微調整機構付きアンテナにおいて、導体板上の一方の長辺から所定の距離離間した位置に、導体板と絶縁基板との少なくとも一方に孔が形成され、孔にネジ部が形成され、ネジ部にビスが挿入され、ビスを回転することにより絶縁基板と導体板との間の角度を調整されてもよい。
【0021】
この場合、ビスの回転角度によって絶縁基板と導体板との間の角度を調整することができるため、アンテナの共振周波数の調整が容易で、かつ、調整後の絶縁基板と導体板との間の角度の変動、およびアンテナの共振周波数の変動を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】第1の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナの上面から見た模式的平面図である。
図2】第1の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナの2種類の簡易モデルの斜視図である。
図3】第1の実施形態の2種類の簡易モデルの、導体板の他辺と反対側の長辺との距離と共振周波数との関係の計算結果を示すグラフである。
図4】周波数微調整機構の短辺側から見た模式的側面図である。
図5】第2の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナの上面から見た模式的平面図である。
図6】第2の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナの2種類の簡易モデルの、導体板の他辺と反対側の長辺との距離と共振周波数との関係の計算結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付す。また、同符号の場合には、それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さないものとする。
【0024】
[第1の実施形態]
(周波数微調整機構付きアンテナ25の構造)
図1に、第1の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナ25の上面から見た模式的平面図を示す。
ループアンテナ11は、絶縁基板10、第1の長辺12、第2の長辺13、第1の短辺14、第2の短辺15で構成され、第1の短辺14の中点に給電部16を備える。
送受信する電波の波長をλとして、第1の長辺12と第2の長辺13の長さはλ/3−R(Rは、導体板18を備えない場合のループアンテナ11の共振周波数が送受信電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定される)、第1の短辺14と第2の短辺15の長さはλ/6である。
第1の長辺12の中点より第2の短辺15側に周波数微調整機構17が備えられている。
【0025】
(周波数微調整の原理)
本発明では、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dを調整することにより、導体板18と第2の長辺13との間の容量成分の大きさを変化させ、ループアンテナ11の共振周波数の微調整を可能にしている。
図2は、第1の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナ25の2種類の簡易モデルの斜視図である。
この周波数微調整の原理を確認するために、図2に記載の2つの簡易モデルを用いて、共振周波数(より厳密には、反射損失が最小になる周波数)の導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dと共振周波数との関係をFDTD(Finite Difference Time Domain)法を用いて計算した。
図2の(a)は、導体板がz=0mm、すなわちループアンテナ11のループ面上に配置されている場合、(b)は導体板がz=2mm、すなわちループアンテナ11のループ面の上2mmに配置されている場合である。
【0026】
図3は、第1の実施形態の2種類の簡易モデルの、導体板18の他辺と反対側の長辺との距離と共振周波数との関係の計算結果を示すグラフである。
【0027】
図3に示すように、図2(a)のz=0mmの場合、および図2(b)のz=2mmの場合の、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dと共振周波数との関係を示すグラフである。当然、z=2mmの場合は、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dは2mm以上である。
図3から、z=0mmの場合とz=2mmの場合とにおいて、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dと共振周波数との関係がほぼ同じであることがわかる。したがって、ループアンテナ11の共振周波数は、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dで決まっており、この間隔を調整することにより、共振周波数を調整することができる。
【0028】
(周波数微調整機構17の構造)
次に、図4は、周波数微調整機構17の短辺側から見た模式的側面図である。
【0029】
図4に示すように、周波数微調整機構17の第2の短辺15の側から見た模式的側面図を示す。
周波数微調整機構付きアンテナ25は、一辺を固定接続部20で第1の長辺12に固定接続された直方体形状の導体板18を備える。
導体板18には、固定接続部20から約λ/18離れた位置に、導体板18と絶縁基板10とをともに貫通する孔が形成されており、孔にプラスチック絶縁ビス19が嵌合(螺合)されている。導体板18の孔にはネジ山22が形成されている。
また、導体板18は、固定接続部20の近傍の折り曲げ部21で折り曲げられており、プラスチック絶縁ビス19を回転させることにより、絶縁基板10と導体板18との角度θを変化させ、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dを調整することができるようになっている。したがって、周波数微調整機構17のプラスチック絶縁ビス19を回転させることにより、ループアンテナ11の共振周波数を調整することができる。
【0030】
[第2の実施形態]
(周波数微調整機構付きアンテナ25の構造)
続いて、図5に、第2の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナ25の上面から見た模式的平面図を示す。
【0031】
第2の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナ25では、ループアンテナ11の一変形であるヘンテナ23が用いられている。ヘンテナ23は、絶縁基板10、第1の長辺12、第2の長辺13、第1の短辺14、第2の短辺15で構成される。
送受信する電波の波長をλとして、第1の長辺12と第2の長辺13の長さはλ/3−R(Rは導体板18を備えない場合のヘンテナ23の共振周波数が送受信電波の周波数の1.1倍から1.5倍までの範囲となるように設定される)、第1の短辺14と第2の短辺15との長さはλ/6である。給電部16は対向する長辺上でともに第1の短辺14から1/6λの2つの点を接続した導線24上に設けられる。
【0032】
次いで、図6は、第2の実施形態の周波数微調整機構付きアンテナ25の2種類の簡易モデルの、導体板の他辺と反対側の長辺との距離と共振周波数との関係の計算結果を示すグラフである。
【0033】
図6に示すように、ヘンテナ23の場合における、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dと共振周波数との関係を示した。図3と同様に、z=0mmの場合とz=2mmの場合とで導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dと共振周波数との関係はほぼ同じである。したがって、ヘンテナ23の場合においても、共振周波数は、導体板18と第2の長辺13との間隔dで決まっており、この間隔を調整することにより、共振周波数を調整することができる。
【0034】
以上のように、本願発明の周波数微調整機構付きアンテナ25では、予め、ループアンテナ11またはヘンテナ23のエレメント長を短くし、周波数微調整機構が調整可能な範囲の高めの周波数のアンテナを製作する。そして、周波数微調整機構17に設けたプラスチック絶縁ビス19を回転させ、導体板18の他辺と第2の長辺13との間隔dを調整することにより、容易に、ループアンテナ11またはヘンテナ23の共振周波数を送受信周波数に一致させることができる。
【0035】
本発明において、絶縁基板10が『絶縁基板』に相当し、ループアンテナ11が『ループアンテナ』に相当し、第1の長辺12が『一方の長辺』に相当し、第2の長辺13が『他方の長辺』に相当し、第1の短辺14が『一方の短辺』に相当し、給電部16が『給電部』に相当し、周波数微調整機構17が『周波数微調整機構』に相当し、導体板18が『導体板』に相当し、プラスチック絶縁ビス19が『ビス』に相当し、ヘンテナ23が『ヘンテナ』に相当し、導線24が『導線』に相当し、周波数微調整機構付きアンテナ25が『周波数微調整機構付きアンテナ』に相当する。
【0036】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【符号の説明】
【0037】
10 絶縁基板
11 ループアンテナ
12 第1の長辺
13 第2の長辺
14 第1の短辺
15 第2の短辺
16 給電部
17 周波数微調整機構
18 導体板
19 プラスチック絶縁ビス
20 固定接続部
21 折り曲げ部
22 ネジ山
23 ヘンテナ
24 導線
25 周波数微調整機構付きアンテナ
図1
図2
図3
図4
図5
図6