(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで前記第2ピクセルと前記第4ピクセルの前記第2サブピクセルにブラックデータを提供することを特徴とする、請求項2に記載の有機発光ディスプレイ装置。
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで、第k(kは、自然数)フレーム区間の間に前記第2ピクセルと前記第4ピクセルの前記第2サブピクセルにブラックデータを提供し、第k+1フレーム区間の間に前記第1ピクセルと前記第3ピクセルの前記第2サブピクセルに前記ブラックデータを提供することを特徴とする、請求項2に記載の有機発光ディスプレイ装置。
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで、第k(kは、自然数)フレーム区間の間に前記第2ピクセルと前記第3ピクセルの前記第2サブピクセルにブラックデータを提供し、第k+1フレーム区間の間に前記第1ピクセルと前記第4ピクセルの前記第2サブピクセルに前記ブラックデータを提供することを特徴とする、請求項2に記載の有機発光ディスプレイ装置。
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで、第k(kは、自然数)フレーム区間の間に前記偶数番目ピクセル行のピクセルにブラックデータを提供し、第k+1フレーム区間の間に前記奇数番目ピクセル行のピクセルにブラックデータを提供することを特徴とする、請求項2に記載の有機発光ディスプレイ装置。
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで、第k(kは、自然数)フレーム区間の間に前記第2ピクセルと前記第4ピクセルにブラックデータを提供し、第k+1フレーム区間の間に前記第1ピクセルと前記第3ピクセルにブラックデータを提供することを特徴とする、請求項2に記載の有機発光ディスプレイ装置。
前記駆動回路は、前記ディーミングモードで、第k(kは、自然数)フレーム区間の間に前記第1ピクセルと前記第3ピクセルの同一なサブピクセルに前記ブラックデータを提供し、第k+1フレーム区間の間に前記第2ピクセルと前記第4ピクセルの同一なサブピクセルに前記ブラックデータを提供することを特徴とする、請求項9に記載の有機発光ディスプレイ装置。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明の実施形態に係る有機発光ディスプレイ装置を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるサブピクセルを示す回路図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるディスプレイパネルの一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるタイミングコントローラの構成を示すブロック図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る
図4のタイミングコントローラにおけるデータコンバータの一例を示すブロック図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ノーマルモードでデータドライバーに提供する第1ディスプレイデータを示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードでデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【
図13】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図14】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図15】本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータが、ディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【
図16】本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるディスプレイパネルの他の例を示す図である。
【
図17】本発明の実施形態に係る
図4のタイミングコントローラにおけるデータコンバータの他の例を示すブロック図である。
【
図18】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがノーマルモードでデータドライバーに提供する第1ディスプレイデータを示す図である。
【
図19】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図20】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図21】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図22】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図23】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図24】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図25】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図26】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図27】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図28】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図29】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図30】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図31】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図32】本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す図である。
【
図33】本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置における発光ドライバーの構成を示すブロック図である。
【
図34】
図33に図示されたステージの構成を詳細に示す回路図である。
【
図35】ブラックデータを使用しない従来のディーミングモードで
図34に図示された第1ステージの動作を説明するタイミング図である。
【
図36】本発明の実施形態によってブラックデータを使用するディーミングモードで
図34に図示された第1ステージの動作を説明するタイミング図である。
【
図37】本発明の実施形態に係る有機発光ディスプレイ装置の動作方法を示すフローチャートである。
【
図38】
図37の有機発光ディスプレイ装置の動作方法で第1モードの動作を示すフローチャートである。
【
図39】
図37の有機発光ディスプレイ装置の動作方法で第2モードの動作を示すフローチャートである。
【
図40】本発明の実施形態に係るディスプレイシステムを示すブロック図である。
【
図41】本発明の実施形態に係る有機発光表示装置を含む電子機器を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施形態をより詳細に説明する。図面上の同一な構成要素に対しては同一な参照符号を使用し、同一な構成要素に対して重複説明は省略する。
【0031】
図1は、本発明の実施形態に係る有機発光ディスプレイ装置を示すブロック図である。
【0032】
図1を参照すると、有機発光ディスプレイ装置100は、駆動回路105、ディスプレイパネル110、及びパワーサプライ180を含むことができる。
【0033】
駆動回路105は、タイミングコントローラ130、データドライバー150、スキャンドライバー160、及び発光ドライバー170を含むことができる。実施形態において、有機発光ディスプレイ装置100は、モード信号生成器190をさらに含むことができる。タイミングコントローラ130、データドライバー150、スキャンドライバー160、及び発光ドライバー170は、チップオンフレキシブル印刷回路(chip on flexible printed circuit;COF)、チップオンガラス(chip on glass;COG)、フレキシブル印刷回路(flexible printed circuit;FPC)形態にディスプレイパネル110に連結できる。
【0034】
ディスプレイパネル110は、複数のスキャンライン(SL1〜SLn、nは2以上の自然数)を通じてスキャンドライバー160と連結され、複数のデータライン(DL1〜DLm、mは2以上の自然数)を通じてデータドライバー150と連結され、複数の発光制御ライン(EL1~ELn)を通じて発光ドライバー170と連結できる。ディスプレイパネル110は、複数のスキャンライン(SL1〜SLn)、複数のデータライン(DL1〜DLm)、及び複数の発光制御ライン(EL1〜ELn)の交差部毎に位置する複数のサブピクセル111を含むことができる。
【0035】
また、ディスプレイパネル110は、パワーサプライ180から高電源電圧(ELVDD)及び低電源電圧(ELVSS)の供給を受ける。また、発光ドライバー170は、パワーサプライ180から第1電圧(VGH)及び第2電圧(VGL)の供給を受けることができる。
【0036】
スキャンドライバー160は、第2駆動制御信号(OCTL2)に基づいて複数のスキャンライン(SL1~SLn)を通じて複数のサブピクセル111の各々にスキャン信号を提供することができる。
【0037】
データドライバー150は、第1駆動制御信号(OCTL1)に基づいて複数のデータライン(DL1〜DLm)を通じて複数のサブピクセル111の各々にデータ電圧を提供することができる。データドライバー150は、ノーマルモードではブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTA1)に基づいて複数のサブピクセル111の各々にデータ電圧を提供し、ディーミングモードではブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)に基づいて複数のサブピクセル111の各々にデータ電圧を提供することができる。
【0038】
発光ドライバー170は、第3駆動制御信号(OCTL3)に基づいて複数の発光制御ライン(EL1〜ELn)を通じて複数のサブピクセル111の各々に発光制御信号を提供することができる。この発光制御信号に基づいてディスプレイパネル100の輝度が調節できる。
【0039】
パワーサプライ180は電源制御信号(PCTL)に基づいて高電源電圧(ELVDD)と低電源電圧(ELVSS)をディスプレイパネル110に提供し、第1電圧(VGH)及び第2電圧(VGL)を発光ドライバー170に提供することができる。実施形態において、パワーサプライ180は再充電可能なバッテリー181及びバッテリー感知モジュール183を含むことができる。バッテリー感知モジュール183は、再充電可能なバッテリー181の残量を感知してバッテリー感知信号(BS)を提供することができる。
【0040】
タイミングコントローラ130は、入力イメージデータ(RGB)、制御信号(CTL)、及びモード信号(MS)を受信し、制御信号(CTL)及びモード信号(MS)に基づいて第1から第3駆動制御信号(OCTL1〜OCTL3)及び電源制御信号(PCTL)を生成し、第1駆動制御信号(OCTL1)はデータドライバー150に提供し、第2駆動制御信号(OCTL2)はスキャンドライバー160に提供し、第3制御信号(OCTL3)は発光ドライバー170に提供することができる。第3制御信号(OCTL3)は、開始信号(frame line mark:FLM)、第1クロック信号(CLK1)、及び第2クロック信号(CLK2)を含むことができる。
【0041】
また、タイミングコントローラ130はモード信号(MS)に基づいて入力イメージデータ(RGB)を第1ディスプレイデータ(DTA1)または第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換することができる。タイミングコントローラ130は、モード信号(MS)がノーマルモードを示す場合には入力イメージデータ(RGB)を第1ディスプレイデータ(DTA1)に変換し、モード信号(MS)がディーミングモードを示す場合には入力イメージデータ(RGB)を第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0042】
モード信号生成器190は、有機発光ディスプレイ装置100に連結されるバッテリーの電力状態を示すバッテリー感知信号(BS)に応答してディスプレイパネル100のモードを決定するモード信号(MS)を生成することができる。モード信号生成器190は、パワーサプライ180に含まれることができる。
【0043】
図2は、本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるサブピクセルを示す回路図である。
【0044】
図2を参照すると、サブピクセル111は、スイッチングトランジスタT1、駆動トランジスタT2、発光トランジスタT3、ストレージキャパシタCst、及び有機発光ダイオードOLEDを含むことができる。
【0045】
スイッチングトランジスタT1は、データライン(DL11)に連結されてデータ電圧(SDT)が印加される第1電極、スキャンライン(SL11)に連結されてスキャン信号(SCN)の印加を受けるゲート電極、及び第1ノードN11に連結される第2電極を有するPMOSトランジスタで具現できる。駆動トランジスタT2は、高電源電圧(ELVDD)が印加される第1電極、前記第1ノードN11に連結されるゲート電極、及び発光トランジスタT3に連結される第2電極を備えるPMOSトランジスタでありうる。発光トランジスタT3は、駆動トランジスタT2に連結される第1電極、有機発光ダイオードOLEDに連結される第2電極、及び発光制御ライン(EL1)に連結されて発光制御信号(EC1)の印加を受けるゲートを備えるPMOSトランジスタでありうる。格納キャパシタCstは、高電源電圧(ELVDD)に連結される第1端子及び前記第1ノードN11に連結される第2端子を備えることができる。有機発光ダイオードOLEDは、発光トランジスタT3の第2電極に連結されるアノード電極、及び前記低電源電圧(ELVSS)に連結されるカソード電極を備えることができる。
【0046】
スイッチングトランジスタT1はスキャン信号(SCN)に応答してデータ電圧(SDT)をストレージキャパシタCstに転送し、ストレージキャパシタCstに格納されたデータ電圧(SDT)は相応する輝度で有機発光ダイオードOLEDを発光させて映像を表示することができる。
【0047】
実施形態において、ディスプレイパネル110のサブピクセル111はディジタル方式により駆動できる。前記サブピクセル111のディジタル駆動方式において、駆動トランジスタT2は線形領域で動作するスイッチに使われる。したがって、前記駆動トランジスタT2はオンレベル及びオフレベルのみを表現する。
【0048】
前記駆動トランジスタT2をターンオンまたはターンオフするために、ターンオンレベル及びターンオフレベルの2つレベルのみを有するデータ電圧(SDT)が使われる。ディジタル駆動方式において、前記ピクセル(P)は、ただオンレベル及びオフレベルのみを表現するので、階調を表現するためには1つのフレームを複数のサブフィールドに分ける必要がある。前記サブフィールドの発光のオン及びオフの組合を用いて階調を表現することができる。
【0049】
発光トランジスタT3は、発光制御信号(EC1)に応答してターンオンまたはターンオフされて有機発光ダイオードOLEDに電流を流すか、または遮断することができる。有機発光ダイオードOLEDに電流が流れれば、有機発光ダイオードOLEDが発光し、有機発光ダイオードOLEDに電流が遮断されれば、有機発光ダイオードOLEDが非発光することができる。したがって、発光トランジスタT3は発光制御信号(EC1)に応答してターンオンまたはターンオフされてディスプレイパネル110の輝度を調節することができる。モード信号(MS)に応答してディスプレイパネル110がディーミングモードで動作する時、発光制御信号(EC1)の活性化区間を調節してディスプレイパネル110の輝度を減少させて消費電力を減少させることができる。
【0050】
図3は、本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるディスプレイパネルの一例を示す。
【0051】
図3を参照すると、ディスプレイパネル100aは、互いに交互に配置される複数の奇数番目ピクセル行PROと複数の偶数番目ピクセル行PREを含むことができる。奇数番目ピクセル行PROの各々は交互に配置される第1ピクセルPX11と第2ピクセルPX12を含むことができる。偶数番目ピクセル行PREの各々は交互に配置される第3ピクセルPX13と第4ピクセルPX14を含むことができる。
【0052】
第1ピクセルPX11は、第1色光を表示する第1サブピクセルSP11及び第2色光を表示する第2サブピクセルSP12を含むことができる。第2ピクセルPX12は、第3色光を表示する第3サブピクセルSP13及び第2色光を表示する第2サブピクセルSP12を含むことができる。第3ピクセルPX13は、第3サブピクセルSP13及び第2サブピクセルSP12を含むことができる。第4ピクセルPX14は、第1サブピクセルSP11及び第2サブピクセルSP12を含むことができる。実施形態において、第1色光は赤色光で、第2色光は緑色光で、第3色光は青色光でありうる。即ち、
図3のディスプレイパネル100aはペンタイル(pentile)構造で具現できる。
【0053】
図4は、本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるタイミングコントローラの構成を示すブロック図である。
【0054】
図4を参照すると、タイミングコントローラ130は、信号生成器131及びデータコンバータ140を含むことができる。
【0055】
信号生成器131は、制御信号(CTL)とモード信号(MS)に基づいてデータドライバー150を制御する第1駆動制御信号(OCTL1)、スキャンドライバー160を制御する第2駆動制御信号(OCTL2)、発光ドライバー170を制御する第3駆動制御信号(OCTL4)、及び電源供給器180を制御する電源制御信号(PCTL)を生成することができる。データコンバータ140は、モード信号(MS)に基づいて、入力イメージデータ(RGB)を、ブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTA1)、またはブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換することができる。データコンバータ140は、第1ディスプレイデータ(DTA1)のブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)をデータドライバー150に提供することができる。
【0056】
図5は、本発明の実施形態に係る
図4のタイミングコントローラにおけるデータコンバータの一例を示すブロック図である。
【0057】
図5のデータコンバータ140aは、ディスプレイパネル110が
図3のようにペンタイル構造で具現される場合を示す。
【0058】
図5を参照すると、データコンバータ140aは、スイッチング回路145a、第1プロセシングロジック141a、及び第2プロセシングロジック143aを含むことができる。スイッチング回路145aは、モード信号(MS)に応答して入力イメージデータ(RGB)の経路を決定することができる。スイッチング回路145aは、モード信号(MS)に応答してスイッチングされるスイッチSW11を含むことができる。
【0059】
スイッチSW11はモード信号(MS)がノーマルモードを指示する場合に入力イメージデータ(RGB)を第1プロセシングロジック141aに伝達し、第1プロセシングロジック141aは入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含まず、ペンタイル構造に符合する第1ディスプレイデータ(DTAP1)に変換してデータドライバー150に提供することができる。スイッチSW11はモード信号(MS)がディーミングモードを指示する場合に入力イメージデータ(RGB)を第2プロセシングロジック143aに伝達し、第2プロセシングロジック143aは入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含み、ペンタイル構造に符合する第2ディスプレイデータ(DTAP2)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0060】
図6は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがノーマルモードでデータドライバーに提供する第1ディスプレイデータを示す。
【0061】
図3、
図5、及び
図6を参照すると、データコンバータ140aの第1プロセシングロジック141aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルの各々が発光するように入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTAP1)をデータドライバー150に提供し、データドライバー150は第1ディスプレイデータ(DTAP1)に相応するデータ電圧をディスプレイパネル100aのサブピクセルの各々に提供することができる。
【0062】
図7は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがディーミングモードでデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0063】
図3、
図5、及び
図7を参照すると、データコンバータ140aの第2プロセシングロジック143aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP2)をデータドライバー150に提供し、データドライバー150は第2ディスプレイデータ(DTAP2)に相応するデータ電圧をディスプレイパネル100aのサブピクセルの各々に提供することができる。第2プロセシングロジック143aは、入力イメージデータ(RGB)を処理してディーミングモードでディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX12と第4ピクセルPX14の第2サブピクセルSP12にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAP2)に変換することができる。前述したように、第2サブピクセルSP12は緑色光を担当するサブピクセルであり、ペンタイル構造の特性上、緑色光を担当するサブピクセルは各画素に含まれている。したがって、ディーミングモードで、
図7のように、第2ディスプレイデータ(DTAP2)がディスプレイパネル100aに提供されても視認性には大きい差が発生しない。
【0064】
図8及び
図9は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0065】
図3、
図5、
図8、及び
図9を参照すると、データコンバータ140aの第2プロセシングロジック143aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して、第kフレーム区間(kは、自然数)の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP21_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP21_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143aは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX12と第4ピクセルPX14の第2サブピクセルSP12にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAP21_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX11と第3ピクセルPX13の第2サブピクセルSP12にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAP21_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。前述したように、第2サブピクセルSP12は緑色光を担当するサブピクセルであり、ペンタイル構造の特性上、緑色光を担当するサブピクセルは各画素に含まれている。したがって、ディーミングモードで、
図8及び
図9のように、第2ディスプレイデータ(DTAP21_O、DTAP21_E)がディスプレイパネル100aに提供されてもフレーム間のチョッピング(chopping)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0066】
図10及び
図11は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0067】
図3、
図5、
図10、及び
図11を参照すると、データコンバータ140aの第2プロセシングロジック143aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して、第kフレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP22_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP22_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143aは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX12と第3ピクセルPX13の第2サブピクセルSP12にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP22_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX11と第4ピクセルPX14の第2サブピクセルSP12にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP22_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。前述したように、第2サブピクセルSP12は緑色光を担当するサブピクセルであり、ペンタイル構造の特性上、緑色光を担当するサブピクセルは各画素に含まれている。したがって、ディーミングモードで、
図10及び
図11のように、第2ディスプレイデータ(DTAP22_O、DTAP22_E)がディスプレイパネル100aに提供されてもフレーム間のチョッピング(chopping)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0068】
図12及び
図13は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0069】
図3、
図5、
図12、及び
図13を参照すると、データコンバータ140aの第2プロセシングロジック143aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して、第kフレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP23_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP23_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143aは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル100aの偶数番目ピクセル行にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP23_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル100aの奇数番目ピクセル行にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP23_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。ディーミングモードで、
図12及び
図13のように、第2ディスプレイデータ(DTAP23_O、DTAP23_E)がディスプレイパネル100aに提供されてもフレーム間の空間的及び時間的ディザリング(dithering)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0070】
図14及び
図15は、本発明の実施形態に係る
図5のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0071】
図3、
図5、
図14、及び
図15を参照すると、データコンバータ140aの第2プロセシングロジック143aは、
図3のペンタイル構造を有するディスプレイパネル100aのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して、第kフレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP24_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間には、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAP24_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143aは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル100aの第2ピクセルPX12と第4ピクセルPX14にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP24_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル100aの第1ピクセルPX11と第3ピクセルPX13にブラックデータが含まれるように、第2ディスプレイデータ(DTAP23_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。ディーミングモードで、
図14及び
図15のように、第2ディスプレイデータ(DTAP24_O、DTAP24_E)がディスプレイパネル100aに提供されてもフレーム間の空間的及び時間的ディザリング(dithering)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0072】
図6から
図15で、Rは赤色光、Gは緑色光、Bは青色光を示し、BLはブラックデータを示す。
【0073】
図16は、本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置におけるディスプレイパネルの他の例を示す。
【0074】
図16を参照すると、ディスプレイパネル110bは、互いに交互に配置される複数の奇数番目ピクセル行PROと複数の偶数番目ピクセル行PREを含むことができる。奇数番目ピクセル行PROの各々は、交互に配置される第1ピクセルPX21及び第2ピクセルPX22を含むことができる。偶数番目ピクセル行PREの各々は、交互に配置される第3ピクセルPX23及び第4ピクセルPX24を含むことができる。
【0075】
第1から第4ピクセルPX21〜PX24の各々は、第1色光を表示する第1サブピクセルSP21、第2色光を表示する第2サブピクセルSP22、及び第3色光を表示する第3サブピクセルSP23を含むことができる。実施形態において、第1色光は赤色光で、第2色光は緑色光で、第3色光は青色光でありうる。即ち、
図16のディスプレイパネル110bはリアルストリップ(real stripe)構造で具現できる。
【0076】
図17は、本発明の実施形態に係る
図4のタイミングコントローラにおけるデータコンバータの他の例を示すブロック図である。
【0077】
図17のデータコンバータ140bは、ディスプレイパネル110が
図16のようにリアルストリップ構造で具現される場合を示す。
【0078】
図17を参照すると、データコンバータ140bは、スイッチング回路145b、第1プロセシングロジック141b、及び第2プロセシングロジック143bを含むことができる。スイッチング回路145bは、モード信号(MS)に応答して入力イメージデータ(RGB)の経路を決定することができる。スイッチング回路145bは、モード信号(MS)に応答してスイッチングされるスイッチSW22を含むことができる。
【0079】
スイッチSW22は、モード信号(MS)がノーマルモードを指示する場合に、入力イメージデータ(RGB)を第1プロセシングロジック141bに伝達し、第1プロセシングロジック141bは入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含まず、リアルストリップ構造に符合する第1ディスプレイデータ(DTAS1)に変換してデータドライバー150に提供することができる。スイッチSW22は、モード信号(MS)がディーミングモードを指示する場合に、入力イメージデータ(RGB)を第2プロセシングロジック143bに伝達し、第2プロセシングロジック143bは入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含み、リアルストリップ構造に符合する第2ディスプレイデータ(DTAS2)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0080】
図18は、本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがノーマルモードでデータドライバーに提供する第1ディスプレイデータを示す。
【0081】
図16から
図18を参照すると、データコンバータ140bの第1プロセシングロジック141bは、
図16のリアルストリップ構造を有するディスプレイパネル110bのサブピクセルの各々が発光するように入力イメージデータ(RGB)を処理してブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTAS1)をデータドライバー150に提供し、データドライバー150は第1ディスプレイデータ(DTAS1)に相応するデータ電圧をディスプレイパネル110bのサブピクセルの各々に提供することができる。
【0083】
図16及び
図17、
図19から
図30参照すると、データコンバータ140bの第2プロセシングロジック143bは、
図16のリアルストリップ構造を有するディスプレイパネル110bのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して第kフレーム区間の間にはブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAS21_O、DTAS22_O、DTAS23_O、DTAS24_O、DTAS25_O、DTAS26_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAS21_E、DTAS22_E、DTAS23_E、DTAS24_E、DTAS25_E、DTAS26_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル100aのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第3ピクセルPX23のサブピクセルSP21〜SP23のうち、同一な1つのサブピクセルまたは第1ピクセルPX21と第4ピクセルPX24の同一なサブピクセルにブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータに変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第4ピクセルPX24のサブピクセルSP21〜SP23のうち、同一な1つのサブピクセルまたは第2ピクセルPX22と第3ピクセルPX23の同一なサブピクセルにブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータに変換してデータドライバー150に提供することができる。ディーミングモードで、
図19から
図30のように、第2ディスプレイデータ(DTAS21_O〜DTAS26_O、DTAS21_E〜DTAS26_E)がディスプレイパネル110bに提供されてもフレーム間のチョッピング(chopping)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0084】
ここで、同一なサブピクセルは青色光を表示する第3サブピクセルSP23、緑色光を表示する第2サブピクセルSP22、及び赤色光を表示する第1サブピクセルSP21のうち、いずれか1つでありうる。
【0085】
図19及び
図20を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第3ピクセルPX23の第3サブピクセルSP23にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA21_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第4ピクセルPX24の第3サブピクセルSP23にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS21_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0086】
図21及び
図22を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第4ピクセルPX24の第3サブピクセルSP23にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA22_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第3ピクセルPX23の第3サブピクセルSP23にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS22_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0087】
図23及び
図24を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第3ピクセルPX23の第2サブピクセルSP22にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA23_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第4ピクセルPX24の第2サブピクセルSP22にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS23_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0088】
図25及び
図26を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第4ピクセルPX24の第2サブピクセルSP22にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA24_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第3ピクセルPX23の第2サブピクセルSP22にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS24_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0089】
図27及び
図28を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第3ピクセルPX23の第1サブピクセルSP21にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA25_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第4ピクセルPX24の第1サブピクセルSP21にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS25_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0090】
図29及び
図30を参照すると、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで入力イメージデータ(RGB)を変換して、kフレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第1ピクセルPX21と第4ピクセルPX24の第1サブピクセルSP21にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTA26_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはディスプレイパネル110bのサブピクセルのうち、第2ピクセルPX22と第3ピクセルPX23の第1サブピクセルSP21にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS26_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。
【0091】
図31及び
図32は、本発明の実施形態に係る
図17のデータコンバータがディーミングモードで連続する2つのフレームの間にデータドライバーに提供する第2ディスプレイデータを示す。
【0092】
図16、
図17、
図31、及び
図32を参照すると、データコンバータ140bの第2プロセシングロジック143bは、
図16のリアルストリップ構造を有するディスプレイパネル110bのサブピクセルのうちの一部が発光しないように入力イメージデータ(RGB)を処理して、第kフレーム区間の間にはブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAS27_O)をデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間にはブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTAS27_E)をデータドライバー150に提供することができる。即ち、第2プロセシングロジック143bは、ディーミングモードで、kフレーム区間の間には入力イメージデータ(RGB)を処理してディスプレイパネル100aの第1ピクセルPX21と第4ピクセルPX24にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS27_O)に変換してデータドライバー150に提供し、k+1フレーム区間の間には入力イメージデータ(RGB)を処理してディスプレイパネル100aの第2ピクセルPX22と第4ピクセルPX23にブラックデータが含まれるように第2ディスプレイデータ(DTAS27_E)に変換してデータドライバー150に提供することができる。ディーミングモードで、
図31及び
図32のように、第2ディスプレイデータ(DTAS27_O、DTAS27_E)がディスプレイパネル110bに提供されてもフレーム間のディザリング(dithering)現象によって視認性には大きい差が発生しない。
【0093】
図19から
図32で、Rは赤色光、Gは緑色光、Bは青色光を示し、BLはブラックデータを示す。
【0094】
図33は、本発明の実施形態に係る
図1の有機発光ディスプレイ装置における発光ドライバーの構成を示すブロック図である。
【0095】
図33を参照すると、発光ドライバー170は互いに従属的に連結されて発光制御信号を順次に出力する複数のステージ(STAGE1〜STAGEn)を含む。
【0096】
ステージ(STAGE1〜STAGEn)は、各々対応する発光制御ライン(EL1〜ELn)に連結されて発光制御信号を順次に出力する。発光制御信号は所定の区間の間、互いにオーバーラップして出力される。
【0097】
ステージ(STAGE1〜STAGEn)は、各々第1電源電圧(VGL)及び第1電圧(VGL)より高いレベルを有する第2電源電圧(VGH)の提供を受ける。また、ステージ(STAGE1〜STAGEn)は各々第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)の提供を受ける。
【0098】
以下、発光制御ライン(EL1〜ELn)を通じて出力される発光制御信号は第1から第n発光制御信号として定義する。
【0099】
ステージ(STAGE1〜STAGEn)のうち、第1ステージ(STAGE1)は開始信号(FLM)の提供を受けて駆動される。具体的に、第1ステージ(STAGE1)は第1電圧(VGL)及び第2電圧(VGH)の提供を受けて、開始信号(FLM)、第1クロック信号(CLK1)、及び第2クロック信号(CLK2)に応答して第1発光制御信号(EC1)を生成する。第1発光制御信号(EC1)は、第1発光制御ライン(EL1)を通じて対応するピクセル行のピクセルに提供される。
【0100】
第1ステージ(STAGE1)を除外したステージ(STAGE2〜STAGEn)は、各々互いに従属的に連結されて順次に駆動される。具体的に、現在段ステージは以前段ステージの出力段に連結され、以前段ステージから出力される発光制御信号の提供を受ける。現在段ステージは以前段ステージから提供を受けた発光制御信号に応答して駆動される。
【0101】
例えば、第2ステージ(STAGE2)は以前段ステージである第1ステージ(STAGE1)から出力される第1発光制御信号(EC1)の提供を受ける。第2ステージ(STAGE2)は、第1発光制御信号(EC1)に応答して駆動される。具体的に、第2ステージ(STAGE2)は第1電圧(VGL)及び第2電圧(VGH)の提供を受けて、第1発光制御信号(EC1)、第1クロック信号(CLK1)、及び第2クロック信号(CLK2)に応答して第2発光制御信号(EC2)を生成する。第2発光制御信号(EC2)は、第2発光制御ライン(EL2)を通じて対応するピクセル行に配列されたピクセルに提供される。その他のステージ(STAGE3〜STAGEn)やはり同一に動作するので、以下、その他のステージ(STAGE3〜STAGEn)の動作説明は省略する。
【0102】
図34は、
図33に図示されたステージの構成を詳細に示す回路図である。
【0103】
図34には第1ステージ(STAGE1)及び第2ステージ(STAGE2)の回路図が図示されたが、実質的にステージ(STAGE3〜STAGEn)は同一な構成を有して同一に動作する。したがって、以下、第1ステージ(STAGE1)の構成と動作が詳細に説明され、第2ステージ(STAGE2)及びその他のステージ(STAGE3〜STAGEn)の構成と動作は簡略に説明される。
【0104】
図34を参照すると、ステージ(STAGE1〜STAGEn)は各々第1信号処理部171、第2信号処理部172、及び第3信号処理部173を含む。
【0105】
ステージ(STAGE1〜STAGEn)の各々の第1信号処理部171に提供される制御信号は、第1サブ制御信号及び第2サブ制御信号として定義できる。具体的に、各々のステージ(STAGE1〜STAGEn)の第1信号処理部171は、前段から出力される発光制御信号を第1サブ制御信号として提供を受けることができる。第1ステージ(STAGE1)の第1信号処理部151は、第1サブ制御信号として開始信号(FLM)の提供を受けることができる。また、奇数番目ステージ(STAGE1、STAGE3、・・・、STAGEn−1)の各々の第1信号処理部171は第2サブ制御信号として第1クロック信号(CLK1)の提供を受けることができる。偶数番目ステージ(STAGE2、STAGE4、・・・、STAGEn)の各々の第1信号処理部171は、第2サブ制御信号として第2クロック信号(CLK2)の提供を受けることができる。したがって、第1信号処理部171は第1電圧(VGL)の提供を受けて、第1サブ制御信号、及び第2サブ制御信号に応答して第1信号(CS1)及び第2信号(CS2)を生成することができる。第1信号(CS1)及び第2信号(CS2)は、第2信号処理部172に提供される。
【0106】
第1ステージ(STAGE1)を例として説明すると、第1ステージ(STAGE1)の第1信号処理部171は第1電圧(VGL)の提供を受けて、開始信号(FLM)及び第1クロック信号(CLK1)に応答して第1信号(CS1)及び第2信号(CS2)を生成する。第1信号処理部171は、第1信号(CS1)及び第2信号(CS2)を第2信号処理部172に提供する。第1信号処理部171は、第1から第3トランジスタM1〜M3を含む。第1から第3トランジスタM1〜M3はPMOSトランジスタで構成できる。
【0107】
第1トランジスタM1のソースは開始信号(FLM)の提供を受けて、ゲートは第1クロック信号(CLK1)の提供を受けて、ドレインは第2トランジスタM2のゲートに連結される。第2トランジスタM2のゲートは第1トランジスタM1のドレインに連結され、ソースは第3トランジスタM3のソースに連結され、ドレインは第1クロック信号(CLK1)の提供を受ける。第3トランジスタM3のゲートは第1クロック信号(CLK1)の提供を受けて、第2トランジスタM2のドレインに連結される。第3トランジスタM3のソースは第2トランジスタM2のソースに連結され、ドレインは第1電圧(VGL)の提供を受ける。
【0108】
第1信号(CS1)は、互いに連結された第2及び第3トランジスタM2、M3のソースを通じて出力される。第2信号(CS2)は、第1トランジスタM1のドレインを通じて出力される。
【0109】
ステージ(STAGE1〜STAGEn)の各々の第2信号処理部172に提供される制御信号は、第3サブ制御信号として定義できる。具体的には、奇数番目ステージ(STAGE1、STAGE3、・・・、STAGEn−1)の各々の第2信号処理部172は、第3サブ制御信号として第2クロック信号(CLK2)の提供を受けることができる。偶数番目ステージ(STAGE2、STAGE4、・・・、STAGEn)の各々の第2信号処理部172は、第3サブ制御信号として第1クロック信号(CLK1)の提供を受けることができる。第2信号処理部172は第2電圧(VGH)の提供を受けて、第2サブ制御信号、第1信号(CS1)、及び第2信号(CS3)に応答して、第3信号(CS3)及び第4信号(CS4)を生成することができる。第3信号(CS3)及び第4信号(CS4)は、第2信号処理部172に提供される。
【0110】
第1ステージ(STAGE1)を例として説明すると、第1ステージ(STAGE1)の第2信号処理部172は第2電圧(VGH)の提供を受けて、第2クロック信号(CLK2)と第1信号処理部171から提供を受けた第1信号(CS1)及び第2信号(CS2)に応答して第3信号(CS3)及び第4信号(CS3)を生成する。第2信号処理部172は、第3信号(CS3)及び第4信号(CS4)を第3信号処理部173に提供する。第2信号処理部172は、第4から第7トランジスタM4〜M7と第1及び第2キャパシタC1、C2を含む。第4から第7トランジスタM4〜M7は,PMOSトランジスタで構成できる。
【0111】
第4トランジスタM4のゲートは、第2クロック信号(CLK2)の提供を受けて、ドレイン端子は第1ノードN1及び第2トランジスタM2のゲートに連結され、ソース端子は第5トランジスタM5のドレインに連結される。第1キャパシタC1の第1電極は第2クロック信号(CLK2)の提供を受けて、第2電極は第4トランジスタM4のドレイン及び第1ノードN1に連結される。第5トランジスタM5のゲートは第3トランジスタM3のソース及び第2ノードN2に連結され、ソースは第2電圧(VGH)の提供を受けて、ドレインは第4トランジスタM4のソースに連結される。第6トランジスタM6のゲートは第2ノードN2に連結され、ソースは第7トランジスタM7のドレインに連結され、ドレインは第2クロック信号(CLK2)の提供を受ける。第2キャパシタC2の第1電極は第6トランジスタM6のゲートに連結され、第2電極は第6トランジスタM6のソースに連結される。第7トランジスタM7のゲートは第2クロック信号(CLK2)の提供を受けて、ソースは第3ノードN3に連結され、ドレインは第6トランジスタM6のソースに連結される。
【0112】
第3信号(CS3)は、第3ノードN3に提供される。第4信号(CS4)は、第1ノードN1に提供される。第1ステージ(STAGE1)の第3信号処理部173は、第1電圧(VGL)及び第2電圧(VGH)の提供を受けて、第2信号処理部172から提供を受けた第3信号(CS3)及び第4信号(CS4)に応答して第1発光制御信号(EC1)を生成する。第1発光制御信号(EC1)は、第1発光制御ライン(EL1)を通じてピクセルに提供される。第1発光制御信号(EC1)は、第2ステージ(STAGE2)の第1信号処理部171に提供される。
【0113】
第3信号処理部173は、第8から第10トランジスタM8〜M10及び第3キャパシタC3を含む。第8から第10トランジスタM8〜M10は、PMOSトランジスタで構成できる。
【0114】
第8トランジスタM8のゲート端子は第1ノードN1に連結され、ソースは第2電圧(VGH)の提供を受けて、ドレインは第3ノードN3に連結される。第3キャパシタC3の第1電極は第2電圧(VGH)の提供を受けて、第2電極は第3ノードN3に連結される。第9トランジスタM9のゲートは第3ノードN3に連結され、ソースは第2電圧(VGH)の提供を受けて、ドレインは第1発光制御ライン(EL1)に連結される。第10トランジスタM10のゲートは第1ノードN1に連結され、ソースは第1発光制御ライン(EL1)に連結され、ドレインは第1電圧(VGL)の提供を受ける。第9トランジスタM9のドレイン及び第10トランジスタM10のソースは、第2ステージ(STAGE2)の第1信号処理部171の第1トランジスタM1のソース端子に連結される。
【0115】
図35は、ブラックデータを使用しない従来のディーミングモードで
図34に図示された第1ステージの動作を説明するタイミング図である。
【0116】
図35を参照すると、第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)は同一な周波数を有する。即ち、第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)は同一な第1周期(T1)を有する。第2クロック信号(CLK2)は、第1クロック信号(CLK1)の第1周期(T1)の半周期だけ第1クロック信号(CLK1)がシフトされた信号である。第1クロック信号(CLK1)から第2クロック信号(CLK2)がシフトされた区間は第1区間(1H)と定義できる。
【0117】
開始信号(FLM)は第1ステージ(STAGE1)のみに提供され、開始信号(FLM)のハイレベル区間は第2区間(INT11)と定義できる。第2区間(INT11)は、第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)の周期の2倍区間に設定できる。即ち、第2区間(INT11)は1区間(1H)の4倍時間を有する区間に設定できる。
【0118】
開始信号(FLM)は、第1クロック信号(CLK1)がハイレベルからローレベルに遷移される時、ローレベルからハイレベルに遷移できる。前述したように、開始信号(FLM)はローレベルからハイレベルに遷移された後、第2区間(INT11)の間ハイレベルを維持する。即ち、開始信号(FLM)は第1クロック信号(CLK1)がハイレベルからローレベルに遷移される時に活性化され、活性化された区間は第2区間(INT11)の間維持される。
【0119】
以下、各信号のハイレベルは第1レベルと定義され、ハイレベルより低いローレベルは第2レベルと定義される。また、第1電圧(VGL)は第2レベルを有することができ、第2電圧(VGH)は第1レベルを有することができる。
【0120】
第1時間(t11)で、開始信号(FLM)及び第1クロック信号(CLK1)は第2レベルを有し、第2クロック信号(CLK2)は第1レベルを有する。第2レベルを有する第1クロック信号(CLK1)は第1トランジスタM1のゲート及び第3トランジスタM3のゲートに提供される。したがって、第1トランジスタM1及び第3トランジスタM3はターンオンされる。ターンオンされた第1トランジスタM1を通じて第2レベルを有する開始信号(FLM)は第2トランジスタM2のゲート及び第1ノードN1に提供される。したがって、第2トランジスタM2はターンオンされ、第1ノードN1の電圧は第2レベルを有する。
【0121】
ターンオンされた第2トランジスタM2を通じて、第2レベルを有する第1クロック信号(CLK1)とターンオンされた第3トランジスタM3を通じて第1電圧(VGL)が第2ノードN2に提供される。したがって、第2ノードの電圧は第2レベルを有する。第1レベルを有する第2クロック信号(CLK2)は、第4トランジスタM4及び第7トランジスタM7に提供される。したがって、第4及び第7トランジスタM4、M7はターンオフされる。第1ノードN1の電圧が第2レベルを有するので、第8トランジスタM8はターンオンされる。ターンオンされた第8トランジスタM8を通じて第2電圧(VGH)が第3ノードN3に提供される。したがって、第3ノードN3の電圧は第1レベルを有する。第3キャパシタC3には第2電圧(VGH)が充電される。即ち、第3キャパシタC3には第1レベルを有する電圧が充電される。第3ノードN3の電圧は第1レベルを有するので、第9トランジスタM9はターンオフされる。第1ノードN1の電圧は第2レベルを有するので、第10トランジスタM10はターンオンされる。ターンオンされた第10トランジスタM10により第1電圧(VGL)が第1発光制御ライン(EL1)に提供される。したがって、第1発光制御信号(EC1)は第2レベルを有する。
【0122】
第2時間(t12)で、開始信号(FLM)は第2レベルを有し、第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)は第1レベルを有する。第1レベルを有する第1クロック信号(CLK1)により、第1トランジスタM1及び第3トランジスタM3はターンオフされる。第1ノードN1の電圧は第2レベルに維持されるので、第2トランジスタM2はターンオンされる。ターンオンされた第2トランジスタM2を通じて、第1レベルを有する第1クロック信号(CLK1)が第2ノードN2に提供される。したがって、第2ノードN2の電圧は第1レベルを有する。第1ノードN1の電圧は第2レベルを有するので、第8トランジスタM8及び第10トランジスタM10はターンオンされる。ターンオンされた第8トランジスタM8を通じて、第2電圧(VGH)が第3ノードN3に提供されるので、第3ノードN3の電圧は第1レベルを維持する。第3ノードN3の電圧が第1レベルを有し、第1ノードN1の電圧が第2レベルを有するので、第9トランジスタM9はターンオフされ、第10トランジスタM10はターンオンされる。したがって、第1発光制御信号は第2レベルを維持する。
【0123】
第3時間(t13)で、第2クロック信号(CLK2)は第1レベルから第2レベルに遷移した後、第2レベルから第1レベルにまた遷移する。したがって、第1ノードN1の電位は第1キャパシタC1のカップリング(coupling)により第2クロック信号(CLK2)の電位変化量だけブートストラップ(Boot Strap)される。即ち、第2時間(t12)で第2レベルの電圧を有する第1ノードN1は、第1キャパシタC1のカップリング(coupling)により第2クロック信号(CLK2)の第2レベル区間で第2レベルより低い電圧レベルを有する第3レベルの電圧を有する。一般的なPMOSトランジスタはより低い電圧レベルの印加を受けるほど良い駆動特性を有する。第2クロック信号(CLK2)の第2レベル区間で第1ノードN1の電圧は第2レベルより低い第3レベルを有するので、第8及び第10トランジスタM8、M9の駆動特性は向上できる。第1発光制御信号(EC1)は第2レベルを維持する。
【0124】
第4時間(t14)で、開始信号(FLM)及び第2クロック信号(CLK2)は第1レベルを有し、第1クロック信号(CLK1)は第2レベルを有する。第2レベルを有する第1クロック信号(CLK1)により第1トランジスタM1はターンオンされ、第1レベルを有する開始信号(FLM)は第1ノードN1に提供される。第1ノードN1の電圧は第1レベルを有する。第1ノードN1の電圧が第1レベルを有するので、第2トランジスタM2及び第10トランジスタM10はターンオフされる。第2レベルを有する第1クロック信号(CLK1)により第3トランジスタM3はターンオンされ、第1電圧(VGL)は第2ノードN2に提供される。したがって、第2ノードN2の電圧は第2レベルを有する。第1レベルを有する第2クロック信号(CLK2)により第7トランジスタM7はターンオフされる。第1ノードN1の電圧は第1レベルを有するので、第8トランジスタM8はターンオフされる。第3ノードN3の電圧は第3キャパシタC3により第1レベルを維持する。第3ノードN3の電圧は第1レベルを維持するので、第9トランジスタM9はターンオフされる。したがって、第1発光制御信号(EC1)は第2レベルを維持する。
【0125】
第5時間(t15)で、開始信号(FLM)及び第1クロック信号(CLK1)は第1レベルを有し、第2クロック信号(CLK2)は第2レベルを有する。第1レベルを有する第1クロック信号(CLK1)により第1トランジスタM1及び第3トランジスタM3はターンオフされる。第1ノードN1の電圧は第1レベルを維持するので、第2トランジスタM2、第8トランジスタM8、及び第10トランジスタM10はターンオフされる。第2レベルを有する第2クロック信号(CLK2)により第4トランジスタM4及び第7トランジスタM7がターンオンされる。また、第2ノードM2の電圧は第2レベルを有するので、第5トランジスタM5及び第6トランジスタM6はターンオンされる。
【0126】
前述したブートストラップのように、第2ノードN2の電位は第2キャパシタC2のカップリングにより第2クロック信号(CLK2)の電位変化量だけブートストラップ(Boot Strap)される。即ち、第2クロック信号(CLK2)の第2レベル区間で第2ノードN2の電圧は第2レベルより低い第3レベルを有する。ターンオンされた第6及び第7トランジスタM6、M7を通じて第2レベルを有する第2クロック信号(CLK2)が第3ノードN3に提供される。したがって、第5時間(t15)で第3ノードN3の電圧は第2レベルを有する。第3ノードN3の電圧が第2レベルを有するので、第9トランジスタM9はターンオンされる。第9トランジスタM9がターンオンされ、第10トランジスタM10がターンオフされるので、第1発光制御信号(EC1)は第1レベルを有する。
【0127】
第6時間(t16)で、開始信号(FLM)及び第1クロック信号(CLK1)は第2レベルを有し、第2クロック信号(CLK2)は第1レベルを有する。前述した第1時間(t11)の動作を参照すると、第6時間(t16)で第1発光制御信号(EC1)は第2レベルを有する。第1発光制御信号(EC1)が第1レベルを有する区間は第3区間(INT12)と定義できる。第3区間(INT12)は第1区間(H1)の3倍時間を有する区間に設定できる。第1発光制御信号(EC1)は、第2ステージ(STAGE2)と第1発光制御ライン(EL1)を通じて画素に提供される。
【0128】
第2ステージ(STAGE2)は、第1発光制御信号(EC1)、第1クロック信号(CLK1)、及び第2クロック信号(CLK2)に応答して第2発光制御信号(EC2)を生成する。第2発光制御信号(EC2)は、第1発光制御信号(EC1)より第1区間(H1)だけシフトされて出力される。即ち、ステージ(STAGE1〜STAGEn)から出力される発光制御信号は、順次に第1区間(H1)だけシフトされて出力される。具体的に、現在段ステージから出力される発光制御信号は、以前段ステージから出力される発光制御信号を第1区間(H1)だけシフトした信号である。発光制御信号が第1レベルを有する区間の間、該当ピクセル行のピクセルは発光しない。
【0129】
図35のように、非発光区間を増加させて表示パネル110の輝度を減少させるディーミング動作を遂行する場合に、表示パネル110にデータ電圧変化に従う縞が生じる不具合が発生することがある。
【0130】
図36は、本発明の実施形態によってブラックデータを使用するディーミングモードで
図34に図示された第1ステージの動作を説明するタイミング図である。
【0131】
図36で、第1時間(t21)から第5時間(t25)での動作は、
図35の第1時間(t11)から第5時間(t15)での動作と実質的に同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0132】
図36で、開始信号(FLM)のハイレベル区間は第2区間(INT21)と定義できる。第2区間(INT21)は、第1クロック信号(CLK1)及び第2クロック信号(CLK2)の周期と同一な区間に設定できる。開始信号(FLM)は、ローレベルからハイレベルに遷移された後、第2区間(INT21)の間ハイレベルを維持する。即ち、開始信号(FLM)は第1クロック信号(CLK1)がハイレベルからローレベルに遷移される時に活性化され、活性化された区間は第2区間(INT21)の間維持される。
【0133】
第6時間(t26)で、開始信号(FLM)及び第1クロック信号(CLK1)は第2レベルを有し、第2クロック信号(CLK2)は第1レベルを有する。第6時間(t16)で、第1発光制御信号(EC1)は第2レベルを有する。第1発光制御信号(EC1)が第1レベルを有する区間は第3区間(INT22)と定義できる。第3区間(INT22)は、第1区間(H1)の1.5倍時間を有する区間に設定できる。第1発光制御信号(EC1)は、第2ステージ(STAGE2)と第1発光制御ライン(EL1)を通じて画素に提供される。
【0134】
第2ステージ(STAGE2)は、第1発光制御信号(EC1)、第1クロック信号(CLK1)、及び第2クロック信号(CLK2)に応答して第2発光制御信号(EC2)を生成する。第2発光制御信号(EC2)は、第1発光制御信号(EC1)より第1区間(H1)だけシフトされて出力される。即ち、ステージ(STAGE1〜STAGEn)から出力される発光制御信号は順次に第1区間(H1)だけシフトされて出力される。具体的に、現在段ステージから出力される発光制御信号は、以前段ステージから出力される発光制御信号を第1区間(H1)だけシフトした信号である。発光制御信号が第1レベルを有する区間の間該当ピクセル行のピクセルは発光しない。
【0135】
図36のように、ブラックデータを含むデータ電圧を表示パネル110に提供しながら非発光区間を減少させて、ディスプレイパネル110の輝度を減少させるディーミング動作を遂行するため、ディスプレイパネル110にデータ電圧変化に従う縞が生じる不具合を防止し、かつディスプレイパネル110は
図35と同一な輝度を有することができる。
【0136】
図37は、本発明の実施形態に係る有機発光ディスプレイ装置の動作方法を示すフローチャートである。
【0137】
図38は、
図37の有機発光ディスプレイ装置の動作方法で第1モードの動作を示すフローチャートである。
【0138】
図39は、
図37の有機発光ディスプレイ装置の動作方法で第2モードの動作を示すフローチャートである。
【0139】
図37から39は、ディスプレイパネル110がペンタイル構造で構成される場合を仮定する。
【0140】
図1から
図15、及び
図37から
図39を参照すると、タイミングコントローラ130が入力イメージ信号(RGB)を受信する(S110)。バッテリーを含むパワーサプライ180のバッテリー感知モジュールがバッテリーの残量が基準値より大きいか否かを判断して、これを示すバッテリー感知信号(BS)をモード信号生成器190に提供する(S120)。モード信号(MS)がバッテリーの残量が基準値より大きいことを示すと、タイミングコントローラ130は第1モード、即ちノーマルモードで入力イメージ信号(RGB)を、ブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTA1)に変換してデータドライバー150に提供する(S130)。モード信号(MS)がバッテリーの残量が基準値より大きくないことを示すと、タイミングコントローラ130は第2モード、即ちディーミングモードで入力イメージ信号(RGB)を、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換してデータドライバー150に提供する(S140)。
【0141】
第1モード、即ち、ノーマルモードでタイミングコントローラ130のデータコンバータ140は入力イメージ信号(RGB)をペンタイル構造に符合する第1ディスプレイデータ(DTA1)に変換してデータドライバー150に提供する(S131)。データドライバー150は、第1ディスプレイデータ(DTA1)に相応するデータ電圧をディスプレイパネル110のピクセル行に印加してノーマルモードで入力イメージ信号(RGB)に相応するイメージをディスプレイすることができる(S133)。
【0142】
第2モード、即ち、ディーミングモードでタイミングコントローラ130のデータコンバータ140は入力イメージ信号(RGB)をペンタイル構造に符合し、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換してデータドライバー150に提供する(S141)。ディーミングモードで、発光ドライバー170はサブピクセルの非発光区間を減少させ、データドライバー150は第2ディスプレイデータ(DTA2)に相応するデータ電圧をディスプレイパネル110のピクセル行に印加してディスプレイパネル110の輝度を減少させる(S143)。
【0143】
図40は、本発明の実施形態に係るディスプレイシステムを示すブロック図である。
【0144】
図40を参照すると、ディスプレイシステム800は、アプリケーションプロセッサ810、及び有機発光ディスプレイ装置820を含むことができる。有機発光ディスプレイ装置820は、駆動回路830、ディスプレイパネル840、及びパワーサプライ850を含むことができる。パワーサプライ850は、バッテリー851及びバッテリー感知モジュール853を含むことができる。パワーサプライ850はディスプレイパネル840に電力(PWR)を提供することができ、バッテリー感知モジュール853はバッテリー851の残量を感知してバッテリー感知信号(BS)を駆動回路830に提供することができる。
【0145】
ディスプレイシステム800は、携帯用装置で具現できる。前記携帯用装置は、ラップトップコンピュータ、移動電話機、スマートフォン、タブレット(tablet)PC、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multi-media player)、MP3プレーヤー、または車両用ナビゲーションシステム(automotive navigation system)などで具現できる。
【0146】
アプリケーションプロセッサ810は、イメージ信号(RGB)、制御信号(CTL)、及びメインクロック信号(MCLK)を有機発光ディスプレイ装置820に提供する。パワーサプライ840は、ディスプレイパネル840に電力(PWR)を供給する。
【0147】
駆動回路830、ディスプレイパネル840、及びパワーサプライ850は、
図1の駆動回路105、ディスプレイパネル110、及びパワーサプライ180と実質的に同一である。したがって、ディスプレイシステム800はバッテリー感知信号(BS)に基づいてノーマルモードまたはディスプレイパネル840の輝度を減少させるディーミングモードで動作し、ノーマルモードではイメージ信号(RGB)を、ブラックデータを含まない第1ディスプレイデータ(DTA1)に変換してディスプレイパネル840に表示し、ディーミングモードではイメージ信号(RGB)をブラックデータを含む第2ディスプレイデータ(DTA2)に変換してディスプレイパネル840に表示すると共に、非発光区間を減少させることによって、ディーミングモードで横縞が発生することを防止することができる。
【0148】
図41は、本発明の実施形態に係る有機発光表示装置を含む電子機器を示すブロック図である。
【0149】
図41を参照すると、電子機器1000は、プロセッサ1010、メモリ装置1020、格納装置1030、入出力装置1040、パワーサプライ1050、及び有機発光表示装置1060を含むことができる。パワーサプライ1050は、バッテリー1051及びバッテリー感知モジュール1053を含むことができる。パワーサプライ1050は、電子システム1000に動作電力を供給することができる。バッテリー感知モジュール1053は、バッテリー1051の残量を感知してバッテリー感知信号(BS)を有機発光表示装置1060に提供することができる。電子機器1000は、ビデオカード、サウンドカード、メモリカード、USB装置などと通信するか、または他のシステムと通信できる種々のポート(port)をさらに含むことができる。
【0150】
プロセッサ1010は、特定計算またはタスク(task)を遂行することができる。実施形態によって、プロセッサ1010はマイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(CPU)などでありうる。プロセッサ1010は、アドレスバス(address bus)、制御バス(control bus)、及びデータバス(data bus)などを通じて他の構成要素に連結できる。実施形態に従って、プロセッサ1010は周辺構成要素相互連結(Peripheral Component Interconnect;PCI)バスのような拡張バスにも連結できる。
【0151】
メモリ装置1020は、電子機器1000の動作に必要とするデータを格納することができる。例えば、メモリ装置1020は、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、PRAM(Phase Change Random Access Memory)、RRAM(登録商標)(Resistance Random Access Memory)、NFGM(Nano Floating Gate Memory)、PoRAM(Polymer Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)などの不揮発性メモリ装置及び/又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、モバイルDRAMなどの揮発性メモリ装置を含むことができる。
【0152】
格納装置1030は、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive;SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)、CD−ROMなどを含むことができる。入出力装置1040は、キーボード、キーパッド、タッチパッド、タッチスクリーン、マウスなどの入力手段、及びスピーカー、プリンタなどの出力手段を含むことができる。パワーサプライ1050は、電子機器1000の動作に必要なパワーを供給することができる。有機発光表示装置1060は、前記バスまたは他の通信リンクを通じて他の構成要素に連結できる。
【0153】
有機発光表示装置1060は、
図1の有機発光表示装置100でありうる。有機発光表示装置1060はバッテリー感知信号(BS)に基づいてノーマルモードまたはディスプレイパネルの輝度を減少させるディーミングモードで動作し、ノーマルモードではイメージ信号を、ブラックデータを含まない第1ディスプレイデータに変換してディスプレイパネルに表示し、ディーミングモードではイメージ信号を、ブラックデータを含む第2ディスプレイデータに変換してディスプレイパネルに表示すると共に、非発光区間を減少させることによって、ディーミングモードで横縞が発生することを防止することができる。
【0154】
実施形態によって、電子機器1000は、ノートブックコンピュータ(Laptop Computer)、タブレットコンピュータ(Table Computer)、携帯電話(Mobile Phone)、スマートフォン(Smart Phone)、個人情報端末機(personal digital assistant;PDA)、携帯型マルチメディアプレーヤー(portable multimedia player;PMP)、ディジタルカメラ(Digital Camera)、音楽再生機(Music Player)、携帯用ゲームコンソール(portable game console)、ナビゲーション(Navigation)などの有機発光表示装置1060を含む携帯用電子機器でありうる。