【実施例】
【0230】
8.実施例
一般的合成手順A:ジオキサン/水(4:1)中のエステル中間体(1当量)の溶液に、水酸化リチウム(5当量)を添加した。出発物質が消費されるまで、懸濁液を60℃に加熱した(LCMSまたはTLC分析によりモニターする)。反応混合物を冷却し、pH3までHCl(2M)で酸性化した。懸濁液を酢酸エチルと水の間に区分した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、所望の生成物を得た。
【0231】
一般的合成手順B:ジメチルホルムアミド中のカルボン酸中間体(1当量)の溶液に、必要なアミン(またはアミンヒドロクロリド)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(2当量)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(2当量)及びジイソプロピルエチルアミン(3当量)を添加した。出発物質が消費されるまで、混合物を60℃に加熱した(LCMSまたはTLC分析によりモニターする)。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノールまたはヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、所望の生成物を得た。
【0232】
実施例1
式(Ia)の化合物の一般的合成
式(Ia)の化合物は、スキーム1に従って一般的に合成することができる。
スキーム1.
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2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(JRW−0003)
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【0233】
酢酸エチル(25mL)中のN−エチル−3−メチルアニリン(2.0g、14.8mmol)の溶液に、水(12mL)を添加した。二相性溶液を0℃に冷却し、水酸化カリウム(2.49g、44.4mmol)を一度に添加した。2−クロロアセチルクロリド(2.5g、1.8mL、22.2mmol)を10分間かけて滴下した。混合物を1時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮し、モービル油として粗生成物(3.2g)を得た。ESI MS m/z 212[M+H]
+。
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0004)
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【0234】
アセトニトリル(100mL)中の2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(14.8mmol)の溶液に、4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(2.28g、12.6mmol)、炭酸カリウム(2.09g、15.1mmol)及び18−クラウン−6(166mg、0.63mmol)を添加した。混合物を5時間加熱還流し、反応物を真空下で約20mL容量に濃縮した。懸濁液を水で希釈し、濾過し、水で洗浄した。固体を真空下で乾燥させて、淡褐色固体として粗生成物(4.6g)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.53(d,J=5.4,1H),7.46−7.36(m,1H),7.35−7.11(m,5H),4.92(s,2H),3.74(s,3H),3.67−3.53(m,2H),2.37(s,3H),1.00(t,J=6.6,3H);ESI MS m/z 357[M+H]
+。
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(WZ−141−74)
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【0235】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(2.0g、5.6mmol)を水酸化リチウム(671mg、28.0mmol)と反応させて、淡黄色固体として所望の生成物(1.8g、93%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 12.45(s,1H),7.49(d,J=5.4,1H),7.44−7.37(m,1H),7.33−7.12(m,4H),7.09(s,1H),4.91(s,2H),3.71−3.54(m,2H),2.36(s,3H),1.08−0.94(s,3H);ESI MS m/z 343[M+H]
+。
実施例2
N−シクロヘキシル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0006)
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【0236】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(75mg、0.22mmol)をシクロヘキシルアミン(43mg、0.44mmol)と反応させて、白色固体として、所望の生成物(50mg、54%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.83(d,J=8.1,1H),7.44−7.16(m,5H),7.13−7.06(m,2H),4.96(s,2H),3.75−3.52(m,2H),2.36(s,3H),1.84−1.51(m,5H),1.37−1.17(m,6H),1.05−0.93(m,3H);ESI MS m/z 424[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.02分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε25,200。
実施例3
N−エチル−2−(5−(ピロリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド(JRW−0008)
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【0237】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(75mg、0.22mmol)をピロリジン(43mg、0.44mmol)と反応させて、オフホワイト固体として所望の生成物(70mg、81%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.45−7.16(m,5H),7.06(d,J=5.2,1H),6.83(s,1H),4.83(s,2H),3.77−3.32(m,6H),2.36(s,3H),1.91−1.75(m,4H),1.06−0.92(m,3H);ESI MS m/z 396[M+H]
+;HPLC97.3%(AUC),T
R6.24分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε21,773。
実施例4
N−エチル−2−(5−(ピペリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド(JRW−0009)
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【0238】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(80mg、0.23mmol)をピペリジン(40mg、0.47mmol)と反応させて、橙色ゴムとして所望の生成物(90mg、94%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.52−7.13(m,5H),7.05(d,J=5.2,1H),6.58(s,1H),4.75(s,2H),3.68−3.45(m,6H),2.37(s,3H),1.69−1.42(m,6H),1.00(t,J=6.9,3H);ESI MS m/z 410[M+H]
+;HPLC98.8%(AUC),T
R5.91分;UV(MeOH)λ
max284nm,ε24,598。
実施例5
1−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(JRW−0012)
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【0239】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(120mg、0.35mmol)をピペリジン−4−カルボン酸エチル(110mg、0.70mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(160mg、94%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.47−7.36(m,1H),7.32(d,J=5.3,1H),7.29−7.14(m,3H),7.07(d,J=5.3,1H),6.61(s,1H),4.75(s,2H),4.22(d,J=13.2,2H),4.06(q,J=7.1,2H),3.68−3.52(m,2H),3.18−2.94(m,2H),2.70−2.55(m,1H),2.37(s,3H),1.90−1.78(m,2H),1.62−1.48(m,2H),1.17(t,J=7.1,3H),0.98(t,J=6.8,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.25分;UV(MeOH)λ
max286nm,ε20,009。
実施例6
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−フェニル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0143)
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【0240】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.15mmol)をアニリン(16mg、0.18mmol)と反応させて、泡として所望の生成物(30mg、49%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 9.93(s,1H),7.74−7.68(m,2H),7.49−7.19(m,9H),7.16(d,J=5.3,1H),7.05(t,J=7.4,1H),4.99(s,2H),3.67−3.52(m,2H),2.37(s,3H),1.06−0.92(m,3H);ESI MS m/z 418[M+H]
+;HPLC85.4%(AUC),T
R6.04分;UV(EtOH)λ
max306nm,ε27,330。
実施例7
2−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)フェニル)酢酸エチル(JRW−0152)
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【0241】
DMF(3mL)中の4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.15mmol)の溶液に、2−(4−アミノフェニル)酢酸エチル(31mg、0.18mmol)、HATU(111mg、0.29mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(56mg、0.44mmol)を添加した。反応物を60℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、橙色固体として所望の生成物(28mg、38%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 9.93(s,1H),7.64(d,J=7.6,2H),7.50−7.11(m,9H),4.99(s,2H),4.06(q,J=6.4 Hz,2H),3.60(s、4H),2.37(s,3H),1.17(t,J=7.2,3H),0.98(t,J=6.4,3H);ESI MS m/z 476[M+H]
+;HPLC97.2%(AUC),T
R7.61分;UV(EtOH)λ
max308nm,ε34,350。
実施例8
3−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)安息香酸メチル(JRW−0151)
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【0242】
DMF(3mL)中の4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.15mmol)の溶液に、3−アミノ安息香酸メチル(33mg、0.22mmol)、HATU(111mg、0.29mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(56mg、0.44mmol)を添加した。反応物を60℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡黄色固体として所望の生成物(30mg、43%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 10.15(s,1H),8.42−8.38(m,1H),8.00(d,J=8.2,1H),7.67−7.63(m,1H),7.56−7.10(m,8H),5.00(s,2H),3.86(s,3H),3.67−3.55(m,2H),2.38(s,3H),0.99(t,J=6.7,3H);ESI MS m/z 476[M+H]
+;HPLC98.3%(AUC),T
R7.52分;UV(EtOH)λ
max309nm,ε37,302。
実施例9
メチル−シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0041)
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【0243】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(150mg、0.44mmol)をシス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチルヒドロクロリド(127mg、0.66mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(186mg、88%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.82(d,J=7.8,1H),7.45−7.33(m,2H),7.32−7.16(m,3H),7.12(s,1H),7.08(d,J=5.3,1H),4.95(s,2H),3.85−3.70(m,1H),3.68−3.53(m,5H),2.63−2.56(m,1H),2.36(s,3H),2.08−1.92(m,2H),1.69−1.43(m,6H),1.08−0.95(m,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.16分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε24,998。
実施例10
6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸(JRW−0264)
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ステップ1.シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0261)
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【0244】
一般的な手順Aに従って、メチル−シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(160mg、0.33mmol)を水酸化リチウム(40mg、1.66mmol)と反応させて、淡褐色固体として粗生成物を得た。ESI MS m/z 468[M+H]
+。
ステップ2.6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(JRW−0262)
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【0245】
一般的な手順Bに従って、シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(68mg、0.15mmol)を6−アミノヘキサン酸メチルヒドロクロリド(40mg、0.22mmol)と反応させて、淡赤色泡として所望の生成物(63mg、72%)を得た。ESI MS m/z 595[M+H]
+。
ステップ3.6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸(JRW−0264)
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【0246】
一般的な手順Aに従って、6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(60mg、0.10mmol)を水酸化リチウム(12mg、0.50mmol)と反応させて、淡赤色泡として所望の生成物(56mg、95%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.96(s,1H),7.77(d,J=7.2,1H),7.61(t,J=5.5,1H),7.45−7.33(m,2H),7.33−7.14(m,4H),7.08(d,J=5.5,1H),4.95(s,2H),3.92−3.74(m,1H),3.67−3.56(m,2H),3.01(dd,J=6.8,12.6,2H),2.36(s,3H),2.27−2.10(m,3H),1.94−1.79(m,2H),1.78−1.64(m,2H),1.60−1.31(m,8H),1.30−1.18(m,2H),1.06−0.94(m,3H).;ESI MS m/z 581[M+H]
+;HPLC97.8%(AUC),T
R5.50分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε18,873。
実施例11
8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸(JRW−0198)
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ステップ1.8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸メチル(JRW−0196)
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【0247】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.15mmol)を8−アミノオクタン酸メチルヒドロクロリド(46mg、0.22mmol)と反応させて、油として所望の生成物(72mg、99%)を得た。ESI MS m/z 498[M+H]
+。
ステップ2.8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸(JRW−0198)
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【0248】
一般的な手順Aに従って、8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸メチル(72mg、0.14mmol)を水酸化リチウム(17mg、0.72mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(47mg、67%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.91(s,1H),8.09(t,J=5.3,1H),7.47−7.16(m,5H),7.09(d,J=5.3,1H),7.03(s,1H),4.96(s,2H),3.72−3.52(m,2H),3.16(dd,J=6.4、12.8,2H),2.36(s,3H),2.17(t,J=7.3,2H),1.60−1.40(m,4H),1.36−1.18(m,6H),1.08−0.93(m,3H);ESI MS m/z 484[M+H]
+;HPLC99.4%(AUC),T
R5.43分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε24,627。
実施例12
6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸(JRW−0208)
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ステップ1.tert−ブチル 4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸(JRW−0203)
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【0249】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(75mg、0.22mmol)を4−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(66mg、0.33mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(120mg、quant)を得た。ESI MS m/z 525[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(ピペリジン−4−イル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0204)
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【0250】
ジクロロメタン(5mL)中の4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(120mg、0.22mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で濃縮(3X)し、淡褐色油の粗生成物(170mg)を得た。ESI MS m/z 425[M+H]
+。
ステップ3.6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸メチル(JRW−0206)
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【0251】
0℃に冷却したジクロロメタン(5mL)中の4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(ピペリジン−4−イル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(0.22mmol)の溶液に、6−クロロ−6−オキソヘキサン酸メチル(49mg、0.27mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(147mg、1.1mmol)を添加した。反応物を0℃で30分間撹拌した。混合物をジクロロメタン及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色泡として所望の生成物(100mg、77%)を得た。ESI MS m/z 567[M+H]
+。
ステップ4.6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸(JRW−0208)
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【0252】
一般的な手順Aに従って、6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸メチル(100mg、0.18mmol)を水酸化リチウム(21mg、0.88mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(98mg、quant.)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.96(s,1H),7.93(d,J=7.9,1H),7.46−7.34(m,2H),7.33−7.17(m,3H),7.12−7.06(m,2H),4.96(s,2H),4.39−4.26(m,1H),4.05−3.75(m,2H),3.68−3.54(m,2H),3.17−3.00(m,1H),2.73−2.57(m,1H),2.42−2.25(m,5H),2.24−2.12(m,2H),1.86−1.67(m,2H),1.55−1.11(m,6H),1.07−0.93(m,3H);ESI MS m/z 553[M+H]
+;HPLC98.8%(AUC),T
R5.30分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε23,015。
実施例13
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(JRW−0267)
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【0253】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(133mg、0.39mmol)を6−(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(111mg、0.39mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(180mg、76%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.09(t,J=5.6,1H),7.61(t,J=5.5,1H),7.66−7.56(m,2H),7.32−7.16(m,3H),7.14−6.99(m,2H),4.96(s,2H),3.67−3.46(m,5H),3.07−2.92(m,4H),2.37(s,3H),2.25(t,J=7.4,2H),2.08−1.93(m,1H),1.83−1.60(m,4H),1.56−1.12(m,10H),1.08−0.80(m,5H);ESI MS m/z 609[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.95分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε20,078。
実施例14
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸(JRW−0268)
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【0254】
一般的な手順Aに従って、6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(165mg、0.27mmol)を水酸化リチウム(32mg、3.4mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(115mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.93(s,1H),8.14−8.04(m,1H),7.61(t,J=5.3,1H),7.46−7.16(m,5H),7.13−6.98(m,2H),4.96(s,2H),3.68−3.53(m,2H),3.08−2.92(m,4H),2.36(s,3H),2.15(t,J=7.2,2H),2.07−1.92(m,1H),1.80−1.63(m,4H),1.54−1.14(m,10H),1.08−0.79(m,5H);ESI MS m/z 595[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.44分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε25,604。
実施例15
式(Ib)の化合物の一般的合成
【0255】
式(Ib)の化合物は、スキーム2に従って一般的に合成することができる。
スキーム2.
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実施例16
トランス−メチル−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0013)
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【0256】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(100mg、0.29mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(84mg 0.44mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(103mg、73%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.89(d,J=7.9,1H),7.46−7.36(m,2H),7.34−7.15(m,3H),7.12−7.04(m,2H),4.96(s,2H),3.72−3.46(s,6H),2.36(s,3H),2.32−2.18(m,1H),2.03−1.77(m,4H),1.52−1.20(m,4H),1.06−0.95(m,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC99.0%(AUC),T
R7.75分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε26,100。
実施例17
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0034)
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【0257】
一般的な手順Aに従って、トランス−メチル−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(55mg、0.11mmol)を水酸化リチウム(14mg、0.57mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(50mg、93%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.99(s,1H),7.92−7.84(m,1H),7.44−7.19(m,5H),7.12−7.04(m,2H),4.97(s,2H),3.73−3.52(m,3H),2.36(s,3H),2.22−2.06(m,1H),1.98−1.76(m,4H),1.47−1.21(m,4H),1.08−0.93(m,3H);ESI MS m/z 468[M+H]
+;HPLC99.4%(AUC),T
R5.81分;UV(MeOH)λ
max290nm,ε26,502。
実施例18
N−(トランス−4−(ブチルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0042)
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【0258】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をブチルアミン(9mg、0.13mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(50mg、89%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.82(d,J=8.1,1H),7.65−7.57(m,1H),7.46−7.11(m,5H),7.06−6.98(m,2H),4.91(s,2H),3.66−3.45(m,3H),2.96(q,J=6.0 Hz,2H),2.32(s,3H),2.05−1.92(m,1H),1.85−1.60(m,4H),1.50−1.10(m,9H),1.02−0.90(m,3H),0.80(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 523[M+H]
+;HPLC99.6%(AUC),T
R6.52分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε28,364。
実施例19
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((2−ヒドロキシエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0043)
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【0259】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をエタノールアミン(7mg、0.13mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(48mg、88%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.86(d,J=7.8,1H),7.69(t,J=5.4,1H),7.45−7.18(m,5H),7.13−7.04(m,2H),4.96(s,2H),4.60(t,J=5.5,1H),3.75−3.54(m,3H),3.36(q,J=5.9,2H),3.08(q,J=5.9,2H),2.37(s,3H),2.14−2.00(m,1H),1.90−1.69(m,4H),1.52−1.10(m,4H),1.08−0.94(m,3H);ESI MS m/z 511[M+H]
+;HPLC99.7%(AUC),T
R6.52分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε24,966。
実施例20
N−(トランス−4−((2−(ジメチルアミノ)エチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0044)
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【0260】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をエタノールアミン(18mg、0.21mmol)と反応させて、淡赤色固体として所望の生成物(45mg、78%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=8.1,1H),7.62(t,J=5.5,1H),7.45−7.35(m,2H),7.33−7.17(m,3H),7.12−7.05(m,2H),4.97(s,2H),3.73−3.54(m,3H),3.10(q,J=6.4,2H),2.37(s,3H),2.24(t,J=6.4,2H),2.15−2.00(m,7H),1.88−1.691.78(m,4H),1.53−1.19(m,4H),1.08−0.94(m,3H);ESI MS m/z 538[M+H]
+;HPLC99.4%(AUC),T
R4.31分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε29,980。
実施例21
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸(JRW−0051)
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ステップ1.4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸メチル(JRW−0050)
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【0261】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)を4−アミノブタン酸メチル(15mg、0.13mmol)と反応させて、白色ガラスとして粗生成物(80mg)を得た。ESI MS m/z 567[M+H]
+。
ステップ2.4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸(JRW−0051)
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【0262】
一般的な手順Aに従って、4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸メチル(60mg、0.10mmol)を水酸化リチウム(13mg、0.53mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(55mg、93%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.97(s,1H),7.82(d,J=7.7,1H),7.66(t,J=5.4,1H),7.40−7.29(m,2H),7.27−7.13(m,3H),7.07−7.00(m,2H),4.92(s,2H),3.68−3.48(m,3H),3.03−2.92(m,2H),2.32(s,3H),2.14(t,J=7.3,2H),2.06−1.93(m,1H),1.85−1.64(m,4H),1.62−1.47(m,2H),1.47−1.15(m,4H),1.05−0.88(m,3H);ESI MS m/z 553[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.17分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε24,710。
実施例22
N−(トランス−4−カルバモイルシクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0052)
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【0263】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をアンモニア(1.1mL、0.5M、0.21mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(45mg、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.82(d,J=8.2,1H),7.40−7.29(m,2H),7.28−7.08(m,4H),7.06−6.98(m,2H),6.61(s,1H),4.91(s,2H),3.67−3.49(m,3H),2.31(s,3H),2.03−1.91(m,1H),1.82−1.68(m,4H),1.47−1.14(m,4H),1.03−0.88(s,3H);ESI MS m/z 467[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.11分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε25,213。
実施例23
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0138)
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をヘキシルアミン(13mg、0.13mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(50mg、85%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(d,J=8.1,1H),7.67(t,J=5.6,1H),7.45−7.34(m,2H),7.33−7.18(m,3H),7.12−7.04(m,2H),4.96(s,2H),3.72−3.52(m,3H),2.99(dd,J=6.5,12.6,2H),2.36(s,3H),2.10−1.96(m,1H),1.88−1.68(m,4H),1.52−1.16(m,12H),1.08−0.92(m,3H),0.88−0.78(m,3H);ESI MS m/z 551[M+H]
+;HPLC99.4%(AUC),T
R6.54分;UV(EtOH)λ
max292nm,ε29,535。
実施例24
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(JRW−0140)
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をピペリジン−4−カルボン酸エチル(20mg、0.13mmol)と反応させて、透明な半固体として所望の生成物(60mg、92%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.92(d,J=7.8,1H),7.45−7.34(m,2H),7.32−7.18(m,3H),7.12−7.05(m,2H),4.96(s,2H),4.23(d,J=12.7,1H),4.05(q,J=7.1,2H),3.87(d,J=12.7,1H),3.72−3.52(m,3H),3.18−3.02(m,1H),2.76−2.51(m,3H),2.36(s,3H),1.93−1.63(m,6H),1.56−1.26(m,6H),1.16(t,J=6.0Hz,3H),1.07−0.93(m,3H);ESI MS m/z 607[M+H]
+;HPLC99.5%(AUC),T
R6.01分;UV(EtOH)λ
max290nm,ε29,325。
実施例25
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(JRW−0145)
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【0266】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)を6−アミノヘキサン酸メチル(23mg、0.13mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(60mg、94%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(d,J=8.1,1H),7.68(t,J=5.6,1H),7.44−7.34(m,2H),7.32−7.17(m,3H),7.12−7.03(m,2H),4.95(s,2H),3.73−3.50(m,6H),2.98(dd,J=6.6,12.5,2H),2.36(s,3H),2.26(t,J=7.4,2H),2.08−1.95(m,1H),1.87−1.67(m,4H),1.57−1.15(m,10H),1.05−0.93(m,3H);ESI MS m/z 595[M+H]
+;HPLC99.4%(AUC),T
R6.24分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε26,555。
実施例26
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸(JRW−0147)
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【0267】
一般的な手順Aに従って、6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル(53mg、0.089mmol)を水酸化リチウム(10mg、0.44mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(50mg、96%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.98(s,1H),7.88(d,J=7.6,1H),7.72−7.63(m,1H),7.44−7.33(m,2H),7.32−7.18(m,3H),7.12−7.04(m,2H),4.95(s,2H),3.72−3.52(m,3H),3.04−2.93(m,2H),2.36(s,3H),2.16(t,J=7.1,2H),2.10−1.93(m,1H),1.88−1.67(m,4H),1.55−1.10(m,10H),1.08−0.92(m,3H);ESI MS m/z 581[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.49分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε23,738。
実施例27
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸(JRW−0187)
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【0268】
一般的な手順Aに従って、1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル(60mg、0.099mmol)を水酸化リチウム(12mg、0.49mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(45mg、78%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 12.20(s,1H),7.90(d,J=7.5,1H),7.45−7.33(m,2H),7.32−7.18(m,3H),7.08(s,2H),4.96(s,2H),4.28−4.15(m,1H),3.92−3.79(m,1H),3.70−3.52(m,3H),3.15−3.00(m,1H),2.75−2.60(m,1H),2.36(s,3H),1.92−1.63(m,7H),1.56−1.25(m,7H),1.08−0.95(m,3H);ESI MS m/z 579[M+H]
+;HPLC99.5%(AUC),T
R4.45分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε23,470。
実施例28
8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸(JRW−0188)
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ステップ1.8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸メチル(JRW−0186)
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【0269】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)を8−アミノオクタン酸メチル(27mg、0.13mmol)と反応させて、油として所望の生成物(55mg、82%)を得た。ESI MS m/z 623[M+H]
+。
ステップ2.8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸(JRW−0188)
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【0270】
一般的な手順Aに従って、8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸メチル(50mg、0.080mmol)を水酸化リチウム(9mg、0.40mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(45mg、92%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 11.92(s,1H),7.87(d,J=7.8,1H),7.70−7.61(m,1H),7.45−7.14(m,5H),7.10−7.03(m,2H),4.96(s,2H),3.72−3.54(m,3H),3.05−2.93(m,2H),2.37(s,3H),2.22−2.12(m,2H),2.10−1.98(m,1H),1.91−1.66(m,4H),1.55−1.10(m、14H),1.08−0.93(m,3H);ESI MS m/z 609[M+H]
+;HPLC96.9%(AUC),T
R4.97分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε25,824。
実施例29
N−(トランス−4−(シクロヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0190)
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【0271】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)をシクロヘキシルアミン(16mg、0.16mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(55mg、94%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.95−7.82(m,1H),7.66−7.16(m,6H),7.12−7.04(m,2H),4.97(s,2H),3.76−3.40(m,4H),2.36(s,3H),2.11−1.96(m,1H),1.90−1.60(m,8H),1.59−0.91(m,13H);ESI MS m/z 549[M+H]
+;HPLC99.5%(AUC),T
R5.98分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε25,407。
実施例30
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0191)
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【0272】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(50mg、0.11mmol)を1−メチルピペリジン−4−アミン(18mg、0.16mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(47mg、78%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=8.1,1H),7.58(d,J=7.6,1H),7.50−7.16(m,5H),7.13−7.04(m,2H),4.96(s,2H),3.75−3.38(m,4H),2.73−2.61(m,2H),2.36(s,3H),2.22−1.96(m,5H),1.96−1.58(m,8H),1.53−1.19(m,6H),1.08−0.97(s,3H);ESI MS m/z 564[M+H]
+;HPLC98.8%(AUC),T
R3.35分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε30,051。
実施例31
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(JRW−0192)
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【0273】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(84mg、0.18mmol)を4−アミノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(54mg、0.27mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(115mg、99%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.93−7.83(m,1H),7.68−7.58(m,1H),7.45−7.16(m,5H),7.13−7.03(m,2H),4.96(s,2H),3.96−3.46(m,6H),2.93−2.70(m,2H),2.36(s,3H),2.09−1.95(m,1H),1.88−1.60(m,6H),1.55−1.08(m,15H),1.06−0.93(m,3H);ESI MS m/z 650[M+H]
+;HPLC99.6%(AUC),T
R5.87分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε31,128。
実施例32
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0194)
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【0274】
ジクロロメタン(5mL)中の4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(105mg、0.16mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で濃縮(3X)し、白色泡の粗生成物を得た(150mg)。ESI MS m/z 550[M+H]
+。
実施例33
N−(トランス−4−((1−アセチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0195)
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【0275】
0℃に冷却したジクロロメタン(5mL)中の4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(0.16mmol)の溶液に、塩化アセチル(25mg、0.32mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(104mg、0.81mmol)を添加した。反応物を撹拌し、一晩室温に温めた。混合物をジクロロメタン及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物を得た(84mg、88%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=7.6,1H),7.67(d,J=7.6,1H),7.46−7.32(m,2H),7.33−7.17(m,3H),7.13−7.03(m,2H),4.96(s,2H),4.22−4.08(m,1H),3.81−3.52(m,5H),3.15−3.00(m,1H),2.70(t,J=11.9,1H),2.36(s,3H),2.11−1.94(m,4H),1.91−1.59(m,6H),1.52−1.09(m,6H),1.06−0.91(m,3H);ESI MS m/z 592[M+H]
+;HPLC99.8%(AUC),T
R4.09分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε26,034。
実施例34
(6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(JRW−0197)
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【0276】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(115mg、0.25mmol)を(6−アミノヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(80mg、0.37mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(150mg、91%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=8.0,1H),7.65(t,J=5.1,1H),7.45−7.33(m,2H),7.32−7.17(m,3H),7.12−7.06(m,2H),6.77−6.68(m,1H),4.96(s,2H),3.72−3.53(m,3H),3.03−2.93(m,2H),2.87(dd,J=6.0、12.6,2H),2.36(s,3H),2.12−1.96(m,1H),1.88−1.68(m,4H),1.51−1.16(m,21H),1.06−0.93(m,3H);ESI MS m/z 666[M+H]
+;HPLC99.7%(AUC),T
R4.11分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε21,608。
実施例35
N−(トランス−4−((6−(3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5(6)−カルボキサミド)ヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0200)
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ステップ1.N−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0199)
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【0277】
ジクロロメタン(5mL)中の(6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(150mg、0.22mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応物を室温で5時間撹拌した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で濃縮(3X)し、透明油として粗生成物(150mg)を得た。ESI MS m/z 566[M+H]
+。
ステップ2.N−(トランス−4−((6−(3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5(6)−カルボキサミド)ヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0200)
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【0278】
DMF(3mL)中のN−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(0.22mmol)の溶液に、2,5−ジオキソピロリジン−1−イル 3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5(6)−カルボン酸[5(6)−FAM−SE](106mg、0.22mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(145mg、1.1mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を酸性化し(0.1M HCl)、水で希釈し、3:1のCHCl
3/イソプロパノールで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、橙色固体として所望の生成物(145mg、69%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 10.12(s,2H),8.78(t,J=5.5、1H、異性体A)、8.64(t,J=5.7、1H、異性体B)、8.44(s、1H、異性体A)、8.23(dd,J=1.5、8.1、1H、異性体A)、8.15(dd,J=1.3、8.1、1H、異性体B)、8.05(d,J=8.1、1H、異性体B)、7.87(d,J=8.0,1H),7.72−7.60(m,1H),7.44−7.32(m,3H),7.32−7.17(m,3H),7.12−7.04(m,2H),6.70−6.65(m,2H),6.61−6.49(m,4H),4.96(s,2H),3.70−3.52(m,3H),3.32−3.23(m,2H),3.22−3.12(m,1H),3.08−2.91(m,2H),2.36(s,3H),2.11−1.95(m,1H),1.89−1.65(m,4H),1.61−1.16(m,11H),1.06−0.92(m,3H);ESI MS m/z 925[M+H]
+;HPLC97.1%(AUC),T
R6.16、6.26分;UV(MeOH)λ
max284nm,ε31,419。
実施例36
N−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミドヒドロクロリド(JRW−0241)
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【0279】
ジクロロメタン(5mL)中の(6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル(100mg、0.15mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で濃縮(3X)した。残渣をメタノールに溶解し、HCl(2mL、エーテル中で1M)を添加した。溶液を蒸発して、白色固体の所望の生成物(95mg、quant.)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.02−7.68(m,5H),7.45−7.34(m,2H),7.33−7.15(m,3H),7.12−7.05(m,2H),4.97(s,2H),3.74−3.51(m,3H),3.01(dd,J=6.5,12.5,2H),2.79−2.66(m,2H),2.36(s,3H),2.11−1.97(m,1H),1.88−1.68(m,4H),1.59−1.17(m,12H),1.02−0.94(m,3H);ESI MS m/z 566[M+H]
+;HPLC99.0%(AUC),T
R4.47分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε23,213。
実施例37
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0242)
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【0280】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(150mg、0.32mmol)を6−アミノヘキサン−1−オール(56mg、0.48mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(160mg、88%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=7.4,1H),7.73−7.59(s,1H),7.48−7.15(m,5H),7.13−7.02(m,2H),4.96(s,2H),4.35−4.23(m,1H),3.73−3.50(m,3H),3.43−3.30(m,2H),3.05−2.94(m,2H),2.37(s,3H),2.10−1.95(m,1H),1.90−1.65(m,4H),1.55−1.13(m,12H),1.09−0.90(s,3H);ESI MS m/z 567[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.48分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε26,356。
実施例38
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0344)
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ステップ1.4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0342)
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【0281】
イミダゾール(36mg、0.53mmol)、トリフェニルホスフィン(138mg、0.53mmol)、及びヨウ素(134mg、0.53mmol)の溶液に、THF(5mL)中に溶解させた4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(100mg、0.18mmol)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、10%Na
2S
2O
3溶液で急冷した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を10%Na
2S
2O
3溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって一部精製し、白色固体として粗生成物を得た。ESI MS m/z 677[M+H]
+。
ステップ2.6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0344)
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【0282】
エタノール(5mL)中の4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(0.18mmol)の溶液に、亜硫酸ナトリウム(66mg、0.53mmol)及び水(3mL)を添加した。混合物を75℃に2時間加熱した。反応物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物(100mg、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.87(d,J=8.0,1H),7.67(t,J=5.5,1H),7.49−7.17(m,5H),7.13−7.05(m,2H),4.97(s,2H),3.72−3.54(m,3H),3.05−2.93(m,2H),2.40−2.28(m,5H),2.12−1.96(m,1H),1.88−1.68(m,4H),1.62−1.14(m,12H),1.05−0.93(m,3H);ESI MS m/z 631[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R4.56分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε21,072。
実施例39
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸カリウム(JRW−0348)
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【0283】
水(25mL)中の6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸(50mg、0.08mmol)の溶液に、DowEx 50WX4(帯電したカリウム)を添加した。懸濁液を室温で10分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を凍結乾燥によって濃縮し、白色固体として所望の生成物(48mg、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.83(d,J=8.1,1H),7.62(t,J=5.5,1H),7.47−7.15(m,5H),7.10−7.04(m,2H),4.97(s,2H),3.71−3.54(m,3H),3.05−2.94(m,2H),2.41−2.31(m,5H),2.15−1.96(m,1H),1.90−1.70(m,4H),1.61−1.16(m,12H),1.06−0.95(m,3H);ESI MS m/z 631[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R4.55分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε19,812。
実施例40
メチル−トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0243)
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【0284】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(75mg、0.16mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチルヒドロクロリド(46mg、0.24mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(89mg、91%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.86(d,J=8.5,1H),7.58(d,J=7.8,1H),7.47−7.33(m,2H),7.32−7.18(m,3H),7.11−7.04(m,2H),4.96(s,2H),3.72−3.53(m,6H),3.52−3.35(m,1H),2.36(s,3H),2.29−2.16(m,1H),2.08−1.95(m,1H),1.95−1.65(m,8H),1.53−1.06(m,8H),1.05−0.93(m,3H);ESI MS m/z 607[M+H]
+;HPLC99.7%(AUC),T
R6.27分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε24,192。
実施例41
トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0245)
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【0285】
一般的な手順Aに従って、メチル−トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(80mg、0.13mmol)を水酸化リチウム(16mg、0.66mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(66mg、84%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 12.00(s,1H),7.86(d,J=8.1,1H),7.57(d,J=7.6,1H),7.45−7.33(m,2H),7.32−7.15(m,3H),7.12−7.03(m,2H),4.97(s,2H),3.73−3.52(m,3H),3.52−3.35(m,1H),2.36(s,3H),2.19−1.95(m,2H),1.94−1.65(m,8H),1.51−1.05(m,8H),1.05−0.94(m,3H);ESI MS m/z 593[M+H]
+;HPLC98.4%(AUC),T
R5.51分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε24,976。
実施例42
(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(カルボキシメチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オイック酸(JRW−0251)
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ステップ1.tert−ブチル(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オエート(JRW−0249)
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【0286】
一般的な手順Bに従って、(S)−2−((S)−2−((S)−2−アセトアミド−4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブタンアミド)−4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブタンアミド)−4−(tert−ブトキシ)−4−オキソブタン酸(81mg、0.14mmol)をN−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミドヒドロクロリド(85mg、0.14mmol)と反応させて、淡黄色固体として所望の生成物(125mg、78%)を得た。ESI MS m/z 1122[M+H]
+。
ステップ2.(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(カルボキシメチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オイック酸(JRW−0251)
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【0287】
ジクロロメタン(10mL)中のtert−ブチル(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オエート(120mg、0.11mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。反応物を室温で18時間撹拌した。混合物をトルエンで希釈し、真空下で濃縮(3X)した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物(68mg、66%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 12.31(s,3H),8.45−8.18(m,2H),7.95−7.83(m,2H),7.66(t,J=5.5,1H),7.52−7.17(m,6H),7.11−7.04(m,2H),4.96(s,2H),4.55−4.35(m,3H),3.71−3.52(m,2H),3.06−2.90(m,4H),2.75−2.60(m,3H),2.60−2.42(m,4H),2.36(s,3H),2.09−1.96(m,1H),1.89−1.66(m,7H),1.53−1.13(m,12H),1.06−0.93(m,3H);ESI MS m/z 953[M+H]
+;HPLC93.8%(AUC),T
R4.74分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε24,417。
実施例43
式(Ia)の化合物の代替合成
【0288】
式(Ia)の化合物は、スキーム3に従って一般的に合成することができる。
スキーム3.
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実施例44
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ−141−84)
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ステップ1.2,5−ジオキソピロリジン−1−イル 4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(WZ−141−82)
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【0289】
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(0.44g、1.28mmol)及びTSTU(1.16g、3.85mol)を15mlの塩化メチレン及び15mlのアセトニトリル中に溶解させた。DIPEA(0.996g、7.71mmol)を室温でゆっくり添加し、及び得られた混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を100mlの塩化メチレンで希釈し、30%クエン酸で2回洗浄し、水で2回洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。有機溶媒を30ml溶液に濃縮した。さらに精製せずに、溶液の一部を次のステップで直接使用した。
ステップ2.4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ−141−84)
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【0290】
上記の10mlの粗の2,5−ジオキソピロリジン−1−イル 4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(WZ141−82)(150mg、0.34mmol)に、メチルアミン(40%)(0.53g、6.83mmol)を添加し、得られた混合物を室温で30分間撹拌した。溶媒の除去後、溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを用いて、化合物をフラッシュカラムによって精製し、定量的収率で所望の生成物を得た。
1H NMR(300MHz,CD
2Cl
2)δ 7.5−6.8(m,7H),4.95(s,2H),3.76(m,2H),2.91(d,3H),2.43(s,3H),1.10(t,3H);ESI MS m/z 356[M+H]
+;HPLC 254nmで99.6%。
実施例45
N−シクロペンチル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ−141−88)
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【0291】
化合物WZ141−88は、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ141−84)を調製するための同様の方法を使用して合成した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.96(d,1H),7.5−7.1(m,6H),6.8(d,1H),4.90(s,2H),4.61(m,1H),3.63(m,2H),2.38(s、br,3H),1.9−1.4(m,8H),1.00(t,3H);ESI MS m/z 410[M+H]
+;HPLC純度 254nmで99.1%。
実施例46
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ−141−89)
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【0292】
化合物WZ141−89は、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ141−84)を調製するための同様の方法を使用して合成した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.79(t,1H),8.46(d,2H),7.45−7.05(m,8H),4.92(s,2H),4.41(d,2H),3.58(m,2H),2.32(s,3H),1.10(t,3H);ESI MS m/z 433[M+H]
+;HPLC純度 254nmで94.2%。
実施例47
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(3−モルフォリノプロピル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ−141−90)
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【0293】
化合物WZ141−90は、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ141−84)を調製するための同様の方法を使用して合成した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.12(d,2H),7.4−7.0(m,6H),4.93(s,2H),3.7−3.4(m,6H),3.4−3.2(m,2H),2.4−2.2(s,9H),1.7−1.5(m,2H),1.10(t,3H);ESI MS m/z 469[M+H]
+;HPLC純度 254nmで98.0%。
実施例48
N−エチル−2−(5−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド(WZ−141−91)
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【0294】
化合物WZ141−91は、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(WZ141−84)を調製するための同様の方法を使用して合成した。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.44(d,1H),7.3−7.1(m,3H),7.03(d,1H),6.26(s,1H),4.68(s,2H),3.7−3.5(m,6H),2.35(s,3H),2.32(m,4H),2.18(s,3H),1.10(t,3H);ESI MS m/z 425[M+H]
+;HPLC純度 254nmで96.0%。
実施例49
式(Ic)の化合物の合成
【0295】
式(Ic)の化合物は、スキーム4に従って一般的に合成することができる。
スキーム4.
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実施例50
4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0077)
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【0296】
アセトニトリル(20mL)中の2−クロロ−N−(m−トリル)アセトアミド(500mg、2.7mmol)の溶液に、4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(411mg、2.3mmol)、炭酸カリウム(376mg、2.7mmol)及び18−クラウン−6(30mg、0.11mmol)を添加した。反応物を1.5時間加熱還流した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡褐色固体として所望の生成物(530mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 10.21(s,1H),7.57(d,J=5.4,1H),7.42(s,1H),7.37−7.30(m,1H),7.27(d,J=5.4,1H),7.23(s,1H),7.16(t,J=7.8,1H),6.85(d,J=7.8,1H),5.31(s,2H),3.73(s,3H),2.24(s,3H);ESI MS m/z 329[M+H]
+;HPLC99.6%(AUC),T
R6.32分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε29,177。
実施例51
N−シクロヘキシル−4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0081)
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ステップ1.4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0080)
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【0297】
一般的な手順Aに従って、4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(130mg、0.39mmol)を水酸化リチウム(47mg、2.0mmol)と反応させて、淡褐色固体として粗生成物を得た。
ステップ2.N−シクロヘキシル−4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0081)
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【0298】
一般的な手順Bに従って、4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(120mg、0.38mmol)をシクロヘキシルアミン(56mg、0.57mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(47mg、31%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 10.13(s,1H),7.95(d,J=8.1,1H),7.43−7.38(m,2H),7.33(d,J=8.1,1H),7.23−7.10(m,3H),6.84(d,J=7.5,1H),5.30(s,2H),3.75−3.58(m,1H),2.24(s,3H),1.85−1.53(m,5H),1.35−1.00(m,5H);ESI MS m/z 396[M+H]
+;HPLC94.7%(AUC),T
R7.34分;UV(MeOH)λ
max285nm,ε28,066。
実施例52
N−シクロヘキシル−4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0109)
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ステップ1.N−(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)−3−メチルアニリン(JRW−0101)
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【0299】
DMF(10mL)中のm−トルイジン(1.0g、9.3mmol)の溶液に、1−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)エタン(0.85g、4.6mmol)及びジイソプロピルアミン(1.2g、0.93mmol)を添加した。混合物を100℃に4時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、油として所望の生成物(650mg、66%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.07(t,J=7.5,1H),6.56(d,J=7.5,1H),6.52−6.45(m,2H),3.71(t,J=5.3,2H),3.67−3.62(m,2H),3.60−3.52(m,2H),3.31(t,J=5.3,2H),2.28(s,3H);ESI MS m/z 210[M+H]
+。
ステップ2.2−クロロ−N−(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)−N−(m−トリル)アセトアミド(JRW−0104)
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【0300】
酢酸エチル(15mL)中のN−(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)−3−メチルアニリン(650mg、3.1mmol)の溶液に、水(5mL)を添加した。二相性溶液を0℃に冷却し、水酸化カリウム(522mg、9.3mmol)を一度に添加した。2−クロロアセチルクロリド(526mg、4.7mmol)を10分間かけて滴下した。混合物を2.5時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮し、淡赤色油として粗生成物(830mg)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.34−7.25(m,1H),7.18(d,J=7.7,1H),7.15−7.03(m,2H),3.89(t,J=5.8,2H),3.83(s,2H),3.65(t,J=5.8,2H),3.62−3.55(m,2H),3.54−3.46(m,2H),2.37(s,3H);ESI MS m/z 286[M+H]
+。
ステップ3.4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0105)
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【0301】
アセトニトリル(20mL)中の2−クロロ−N−(2−(2−メトキシエトキシ)エチル)−N−(m−トリル)アセトアミド(830mg、2.9mmol)の溶液に、4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(438mg、2.4mmol)、炭酸カリウム(400mg、2.9mmol)及び18−クラウン−6(32mg、0.12mmol)を添加した。混合物を18時間加熱還流した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、濃厚な油として粗生成物(1.3g)を得た。ESI MS m/z 430[M+H]
+。
ステップ4.4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0107)
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【0302】
一般的な手順Aに従って、4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(2.4mmol)を水酸化リチウム(287mg、12.0mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(1.0g、quant.)を得た。ESI MS m/z 417[M+H]
+。
ステップ5.N−シクロヘキシル−4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0109)
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【0303】
一般的な手順Bに従って、4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(120mg、0.28mmol)をシクロヘキシルアミン(42mg、0.43mmol)と反応させて、白色ゴムとして所望の生成物(120mg、83%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.96−7.85(m,1H),7.48−7.30(m,4H),7.30−7.20(m,1H),7.17−7.07(m,2H),5.01(s,2H),3.82−3.62(m,3H),3.56−3.35(m,6H),3.25(s,3H),2.38(s,3H),1.90−1.54(m,5H),1.41−1.04(m,5H);ESI MS m/z 498[M+H]
+;HPLC96.0%(AUC),T
R7.38分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε25,434。
実施例53
メチル−トランス−4−(4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0110)
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【0304】
一般的な手順Bに従って、4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(120mg、0.28mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(68mg、0.43mmol)と反応させて、白色ゴムとして所望の生成物(140mg、87%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.94(d,J=7.8,1H),7.46−7.20(m,5H),7.15−7.04(m,2H),5.00(s,2H),3.78−3.65(m,3H),3.60(s,3H),3.52−3.35(m,6H),3.23(s,3H),2.38(s,3H),2.34−2.20(m,1H),2.02−1.81(m,4H),1.53−1.22(m,4H);ESI MS m/z 556[M+H]
+;HPLC98.7%(AUC),T
R6.60分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε23,567。
実施例54
4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0142)
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ステップ1.2−クロロ−N−ヘキシル−N−(m−トリル)アセトアミド(JRW−0141)
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【0305】
酢酸エチル(15mL)中のN−ヘキシル−3−メチルアニリン(500mg、2.6mmol)の溶液に、水(5mL)を添加した。二相性溶液を0℃に冷却し、水酸化カリウム(440mg、7.8mmol)を一度に添加した。2−クロロアセチルクロリド(442mg、3.9mmol)を10分間かけて滴下した。混合物を1時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮し、淡赤色油として粗生成物(730mg)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.32(t,J=8.0,1H),7.24−7.17(m,1H),7.04−6.97(m,2H),3.80(s,2H),3.74−3.61(m,2H),2.38(s,3H),1.59−1.41(m,2H),1.37−1.16(m,6H),0.92−0.80(m,3H);ESI MS m/z 268[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0142)
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【0306】
アセトニトリル(20mL)中の2−クロロ−N−ヘキシル−N−(m−トリル)アセトアミド(700mg、2.6mmol)の溶液に、4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(394mg、2.2mmol)、炭酸カリウム(361mg、2.6mmol)及び18−クラウン−6(29mg、0.11mmol)を添加した。混合物を18時間加熱還流した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(780mg、86%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.53(d,J=5.4,1H),7.41(t,J=7.7,1H),7.33−7.11(m,5H),4.93(s,2H),3.74(s,3H),3.58(t,J=6.0Hz,2H),2.37(s,3H),1.48−1.30(m,2H),1.28−1.15(m,6H),0.81(t,J=6.7,3H);ESI MS m/z 413[M+H]
+;HPLC97.1%(AUC),T
R7.18分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε26,840。
実施例55
N−シクロヘキシル−4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0148)
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ステップ1.4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0149)
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【0307】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(300mg、0.73mmol)を水酸化リチウム(87mg、3.6mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(300mg)を得た。ESI MS m/z 399[M+H]
+。
ステップ2.N−シクロヘキシル−4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0148)
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【0308】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.12mmol)をシクロヘキシルアミン(15mg、0.15mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(60mg、99%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.85(d,J=8.2,1H),7.46−7.16(m,5H),7.12−7.06(m,2H),4.96(s,2H),3.75−3.60(m,1H),3.56(t,J=6.7,2H),2.36(s,3H),1.84−1.52(m,5H),1.43−1.04(m,13H),0.81(t,J=6.9,3H);ESI MS m/z 480[M+H]
+;HPLC98.1%(AUC),T
R8.62分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε24,544。
実施例56
メチル−トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0149)
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【0309】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(50mg、0.12mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(24mg、0.15mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(65mg、96%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.91(d,J=8.0,1H),7.44−7.33(m,2H),7.33−7.17(m,3H),7.12−7.06(m,2H),4.96(s,2H),3.75−3.47(m,6H),2.36(s,3H),2.31−2.20(m,1H),1.99−1.78(m,4H),1.51−1.10(m,12H),0.81(t,J=6.9,3H);ESI MS m/z 538[M+H]
+;HPLC99.8%(AUC),T
R8.17分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε26,509。
実施例57
トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0260)
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【0310】
一般的な手順Aに従って、メチル−トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(58mg、0.11mmol)を水酸化リチウム(13mg、0.54mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(55mg、97%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 12.03(s,1H),7.88(d,J=7.8,1H),7.46−7.17(m,5H),7.12−7.06(m,2H),4.97(s,2H),3.74−3.48(m,3H),2.36(s,3H),2.19−2.05(m,1H),2.00−1.77(m,4H),1.48−1.09(m,12H),0.88−0.77(m,3H);ESI MS m/z 524[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.42分;UV(EtOH)λ
max288nm,ε24,240。
実施例58
4−(2−(ベンジル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(WZ−141−86)
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ステップ1.N−ベンジル−2−クロロ−N−(m−トリル)アセトアミド(WZ−141−85)
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【0311】
50mlの塩化メチレン中のN−ベンジル−3−メチルアニリン(1.35g、6.84mmol)及びTEA(0.761g、7.53mmol)の溶液に、0℃での2−クロロアセチルクロリド(0.772g、0.772mmol)をゆっくり添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した後、室温で一晩撹拌した。混合物を100mlの塩化メチレンで希釈し、水で3回洗浄し、有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。溶媒の除去後、溶媒としてヘプタン及び酢酸エチルを用いて、化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製し、74%の収率で黄色味がかった生成物を得た。
1H NMR(300MHz,CD
2Cl
2)δ 7.6−6.7(m,9H),4.89(s,2H),3.71(s,2H),2.31(s,3H);ESI MS m/z 274[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(ベンジル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(WZ−141−86)
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【0312】
50mlのアセトニトリル中のN−ベンジル−2−クロロ−N−(m−トリル)アセトアミド(1.36g、4.97mmol)、4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(0.6g、3.31mmol)、18−クラウン−6エーテル(0.262g、0.993mmol)及びK
2CO
3(0.915g、6.62mmol)の混合物を一晩加熱還流した。冷却時、大部分の溶媒を真空下で除去し、残渣を塩化メチレン(100ml)中に溶解させて、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させた。溶媒の除去後、溶媒としてヘプタン及び酢酸エチルを用いて、化合物をフラッシュカラムによって精製し、95%の収率で青白い生成物を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 7.57(s,1H),7.4−7.1(m,11H),5.06(s,2H),4.83(s,2H),3.79(s,3H),2.31(s,3H);ESI MS m/z 419[M+H]
+;HPLC純度 254nmで94.3%。
スキーム5.
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実施例59
トランス−4−(4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0318)
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ステップ1.4−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0277)
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【0313】
アセトニトリル(30mL)中の4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(1.4g、7.73mmol)の溶液に、炭酸カリウム(1.28g、9.28mmol)、18−クラウン−6エーテル(102mg、0.38mmol)、及び2−ブロモ酢酸tert−ブチル(1.81g、9.28mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡黄色固体として所望の生成物(2.1g、91%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.34(d,J=5.4,1H),7.22(d,J=0.7,1H),6.87(dd,J=0.7,5.4,1H),5.11(s,2H),3.84(s,3H),1.46(s,9H);ESI MS m/z 296[M+H]
+。
ステップ2.2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(JRW−0288)
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【0314】
DCM(20mL)中の4−(2−(tert−ブトキシ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(1.92g、6.50mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。溶液を室温で4時間撹拌した後、混合物を濃縮した。トルエンを残渣に添加し、濃縮して、白色固体として粗生成物を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.38(d,J=5.4,1H),7.24(s,1H),6.89(d,J=5.4,1H),5.24(s,2H),3.86(s,3H);ESI MS m/z 240[M+H]
+。
ステップ3.4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0294)
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【0315】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N−エチルアニリン(101mg、0.84mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(108mg、0.84mmol)を添加した。反応物を75℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(86mg、60%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.57−7.21(m,6H),7.16(s,1H),6.80(d,J=5.5,1H),4.95(s,2H),3.87−3.68(m,5H),1.13(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 343[M+H]
+。
ステップ4.4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−309)
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【0316】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(86mg、0.25mmol)を水酸化リチウム(30mg、1.3mmol)と反応させて、淡褐色固体として粗生成物(82mg)を得た。ESI MS m/z 329[M+H]
+。
ステップ5.トランス−4−(4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0318)
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【0317】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(80mg、0.24mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(56mg、0.29mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(81mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.89(d,J=7.9,1H),7.60−7.28(m,6H),7.04−7.13(m,2H),4.95(s,2H),3.73−3.52(m,5H),2.31−2.18(m,1H),2.03−1.78(m,4H),1.50−1.20(m,4H),1.07−0.93(s,3H);ESI MS m/z 468[M+H]
+;HPLC97.7%(AUC),T
R6.51分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε28,274。
実施例60
トランス−4−(4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0321)
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ステップ1.2−クロロ−N−(3−シアノフェニル)−N−エチルアセトアミド(JRW−0313)
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【0318】
酢酸エチル(7mL)中の3−(エチルアミノ)ベンゾニトリル(60mg、0.41mmol)の溶液に、水(3mL)を添加した。二相性溶液を0℃に冷却し、水酸化カリウム(69mg、1.2mmol)を一度に添加した。2−クロロアセチルクロリド(69mg、0.62mmol)を10分間かけて滴下した。混合物を2時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮し、油として粗生成物(98mg)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.81−7.42(m,4H),3.84−3.70(m,4H),1.15(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 223[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0316)
[この文献は図面を表示できません]
【0319】
アセトニトリル(5mL)中の4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(68mg、0.37mmol)の溶液に、炭酸カリウム(62mg、0.45mmol)、18−クラウン−6エーテル(5mg、0.019mmol)、及び2−クロロ−N−(3−シアノフェニル)−N−エチルアセトアミド(98mg、0.45mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色泡として所望の生成物(94mg、68%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.71−7.62(m,1H),7.61−7.49(m,3H),7.33(d,J=5.4,1H),7.12(s,1H),6.82(d,J=5.4,1H),4.98(s,2H),3.87−3.70(m,5H),1.14(t,J=7.1,3H);ESI MS m/z 368[M+H]
+。
ステップ3.4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0319−1)及び4−(2−((3−カルバモイルフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0319−2)
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【0320】
一般的な手順Aに従って、4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(90mg、0.24mmol)を水酸化リチウム(12mg、0.49mmol)と反応させた。2つの生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって分離し、白色固体としてニトリル(61mg)及びアミド(31mg)を得た。ESI MS m/z 354[M+H]
+及びm/z 372[M+H]
+。
ステップ4.トランス−4−(4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0321)
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【0321】
一般的な手順Bに従って、4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(60mg、0.17mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(56mg、0.29mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(68mg、81%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.02−7.59(m,5H),7.38(d,J=5.3,1H),7.17−7.03(m,2H),5.02(s,2H),3.77−3.55(m,6H),2.32−2.18(m,1H),1.99−1.79(m,4H),1.54−1.20(m,4H),1.10−0.95(m,3H);ESI MS m/z 493[M+H]
+;HPLC98.3%(AUC),T
R6.12分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε26,802。
実施例61
トランス−4−(4−(2−((3−カルバモイルフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0322)
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【0322】
一般的な手順Bに従って、4−(2−((3−カルバモイルフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(30mg、0.08mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(19mg、0.10mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(33mg、80%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.05(s,1H),7.97−7.83(m,3H),7.72−7.43(m,3H),7.37(d,J=5.4,1H),7.12−7.05(m,2H),4.98(s,2H),3.75−3.54(m,6H),2.32−2.18(m,1H),1.99−1.79(m,4H),1.53−1.22(m,4H),1.10−0.95(m,3H);ESI MS m/z 511[M+H]
+;HPLC98.2%(AUC),T
R4.81分;UV(EtOH)λ
max289nm,ε28,223。
実施例62
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0326)
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ステップ1.4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0298)
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【0323】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N,3−ジエチルアニリン(94mg、0.63mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、橙色の泡として所望の生成物(107mg、69%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.38(t,J=7.9,1H),7.31−7.20(m,2H),7.17−7.10(m,3H),6.81(d,J=5.4,1H),4.98(s,2H),3.84−3.67(m,5H),2.71(q,J=7.6,2H),1.29(t,J=7.6,3H),1.13(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 371[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0323)
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【0324】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(100mg、0.27mmol)を水酸化リチウム(19mg、0.81mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(100mg)を得た。ESI MS m/z 357[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0326)
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【0325】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(100mg、0.28mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(65mg、0.34mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(105mg、75%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.90(d,J=7.9,1H),7.51−7.19(m,5H),7.13−7.04(m,2H),4.95(s,2H),3.74−3.54(m,5H),2.73−2.61(m,2H),2.32−2.18(m,1H),2.01−1.78(m,4H),1.51−1.14(m,7H),1.08−0.95(s,3H);ESI MS m/z 496[M+H]
+;HPLC97.6%(AUC),T
R7.37分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε27,343。
実施例63
4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0429)
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ステップ1.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0427)
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【0326】
一般的な手順Aに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(980mg、1.98mmol)を水酸化リチウム(142mg、5.93mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(1.0g)を得た。ESI MS m/z 482[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0429)
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【0327】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(200mg、0.42mmol)を6−アミノヘキサン−1−オール(73mg、0.62mmol)と反応させて、淡黄色の泡として所望の生成物(200mg、83%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.85(d,J=8.0,1H),7.63(t,J=5.6,1H),7.46−7.18(m,5H),7.11−7.04(m,2H),4.96(s,2H),4.27(t,J=5.2,1H),3.72−3.55(m,3H),3.40−3.32(m,2H),3.05−2.95(m,2H),2.72−2.62(m,2H),2.10−1.97(m,1H),1.89−1.68(m,4H),1.53−1.14(m,15H),1.01(t,J=6.9,3H);ESI MS m/z 581[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.85分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε25,165。
実施例64
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0432)
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ステップ1.4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(JRW−0431)
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【0328】
THF(10mL)中のイミダゾール(60mg、0.88mmol)、トリフェニルホスフィン(230mg、0.88mmol)、及びヨウ素(223mg、0.88mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した。THF(5mL)中に溶解させた4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(170mg、0.29mmol)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、10%Na
2S
2O
3溶液で急冷した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を10%Na
2S
2O
3溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって一部精製し、白色固体として粗生成物を得た。ESI MS m/z 691[M+H]
+。
ステップ2.6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0432)
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【0329】
エタノール(10mL)中の4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(0.29mmol)の溶液に、亜硫酸ナトリウム(184mg、1.46mmol)及び水(10mL)を添加した。混合物を75℃に3.5時間加熱した。反応物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物(205mg、quant)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(d,J=8.3,1H),7.68(t,J=5.4,1H),7.48−7.19(m,5H),7.12−7.04(m,2H),4.95(s,2H),3.71−3.55(m,3H),3.04−2.94(m,2H),2.74−2.61(m,2H),2.40−2.32(m,2H),2.11−1.97(m,1H),1.88−1.68(m,4H),1.62−1.14(m,15H),1.00(t,J=6.7,3H);ESI MS m/z 645[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.07分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε18,276。
実施例65
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0327)
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ステップ1.4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0299)
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【0330】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N−エチル−3−メトキシアニリン(94mg、0.63mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、橙色の泡として所望の生成物(97mg、62%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.37(t,J=8.0,1H),7.29(d,J=5.4,1H),7.15(s,1H),6.99−6.84(m,3H),6.81(d,J=5.4,1H),5.02(s,2H),3.86(s,3H),3.83−3.69(m,5H),1.14(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 373[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0324)
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【0331】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(95mg、0.26mmol)を水酸化リチウム(18mg、0.77mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(88mg)を得た。ESI MS m/z 359[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0327)
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【0332】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(88mg、0.25mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(48mg、0.34mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(78mg、63%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.90(d,J=8.3,1H),7.50−7.31(m,2H),7.16−6.91(m,5H),5.00(s,2H),3.81(s,3H),3.75−3.53(m,6H),2.33−2.18(m,1H),2.01−1.77(m,4H),1.50−1.22(m,4H),1.08−0.95(m,3H);ESI MS m/z 498[M+H]
+;HPLC96.4%(AUC),T
R6.69分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε28,671。
実施例66
トランス−4−(4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0330)
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ステップ1.4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0300)
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【0333】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N−エチル−2−メチルアニリン(84mg、0.63mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色泡として所望の生成物(72mg、48%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.43−7.21(m,5H),7.16(s,1H),6.78(d,J=5.4,1H),5.02(d,J=16.9,1H),4.74(d,J=16.9,1H),4.15(dq,J=7.1、14.2,1H),3.81(s,3H),3.24(dq,J=7.1,14.2,1H),1.14(t,J=7.1,4H);ESI MS m/z 357[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0328)
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(70mg、0.20mmol)を水酸化リチウム(23mg、0.98mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(69mg)を得た。ESI MS m/z 343[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0330)
[この文献は図面を表示できません]
【0335】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(69mg、0.25mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(46mg、0.24mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(77mg、79%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.91(d,J=7.9,1H),7.49−7.29(m,5H),7.11−6.98(m,2H),4.91(d,J=16.7,1H),4.79(d,J=16.7,1H),4.06−3.90(m,1H),3.72−3.53(m,4H),3.14−2.99(m,1H),2.34(s,3H),2.31−2.18(m,1H),2.00−1.78(m,4H),1.51−1.14(m,4H),0.99(t,J=7.1,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC92.3%(AUC),T
R6.97分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε29,468。
実施例67
トランス−4−(4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0331)
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1.4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0301)
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(92mg、0.63mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色泡として所望の生成物(140mg、90%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.31(d,J=5.4,1H),7.18(s,1H),7.08−6.96(m,3H),6.82(d,J=5.4,1H),5.39(s,2H),3.86−3.74(m,5H),2.82−2.66(m,2H),2.31(s,3H),2.05−1.89(m,2H);ESI MS m/z 367[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0329)
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(130mg、0.35mmol)を水酸化リチウム(42mg、1.76mmol)と反応させて、橙色固体として粗生成物(120mg)を得た。ESI MS m/z 355[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0331)
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(140mg、0.40mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(92mg、0.47mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(130mg、67%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.89(d,J=7.7,1H),7.47(d,J=7.7,1H),7.39(d,J=5.3,1H),7.19(d,J=5.3,1H),7.12(s,1H),7.08−6.88(m,2H),5.44(s,2H),3.73−3.53(m,6H),2.72(t,J=6.6,2H),2.33−2.16(m,4H),2.00−1.74(m,6H),1.50−1.20(m,4H);ESI MS m/z 494[M+H]
+;HPLC98.9%(AUC),T
R7.16分;UV(MeOH)λ
max287nm,ε26,027。
実施例68
トランス−4−(4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0334)
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ステップ1.4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0314)
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【0339】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N−エチル−4−メチルアニリン(68mg、0.50mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に18時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色泡として所望の生成物(120mg、80%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.33−7.18(m,5H),7.16(s,1H),6.80(d,J=5.4,1H),4.95(s,2H),3.84(s,3H),3.74(q,J=7.2,3H),2.40(s,3H),1.12(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 357[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0332)
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【0340】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(120mg、0.34mmol)を水酸化リチウム(40mg、1.68mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(109mg)を得た。ESI MS m/z 343[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0334)
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【0341】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(109mg、0.32mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(74mg、0.38mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(131mg、85%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(d,J=7.9,1H),7.41−7.25(m,5H),7.12−7.03(m,2H),4.95(s,2H),3.72−3.48(s,6H),2.35(s,3H),2.31−2.19(s,1H),2.01−1.77(m,4H),1.52−1.19(m,4H),1.05−0.94(m,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC98.0%(AUC),T
R7.04分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε27,490。
実施例69
トランス−4−(4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0335)
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ステップ1.4−(2−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0320)
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【0342】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(150mg、0.63mmol)の溶液に、4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−N−エチルアニリン(166mg、0.63mmol)、HATU(477mg、1.25mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(243mg、1.88mmol)を添加した。反応物を85℃に30分間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡黄色の泡として所望の生成物(165mg、54%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.31(d,J=8.1,2H),7.23−7.11(m,3H),7.03(s,1H),6.66(d,J=5.3,1H),4.82(s,2H),4.66(s,2H),3.73−3.55(m,5H),0.99(t,J=7.2,3H),0.83(s,9H),0.00(s,6H);ESI MS m/z 487[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0333)
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【0343】
一般的な手順Aに従って、4−(2−((4−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(165mg、0.34mmol)を水酸化リチウム(40mg、1.68mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(110mg)を得た。ESI MS m/z 359[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0335)
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【0344】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(110mg、0.31mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(71mg、0.37mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(169mg、91%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.89(d,J=7.8,1H),7.52−7.31(m,5H),7.12−7.05(m,2H),5.30−5.21(m,1H),4.95(s,2H),4.54(d,J=5.6,2H),3.74−3.51(m,6H),2.32−2.18(m,1H),2.00−1.78(m,4H),1.52−1.21(m,4H),1.05−0.94(m,3H);ESI MS m/z 498[M+H]
+;HPLC98.7%(AUC),T
R5.13分;UV(MeOH)λ
max288nm,ε24,103。
実施例70
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0460)
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ステップ1.4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0454)
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【0345】
DMF(5mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(110mg、0.46mmol)の溶液に、N−エチル−3−イソプロピルアニリン(112mg、0.69mmol)、HATU(350mg、0.92mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(178mg、1.38mmol)を添加した。反応物を85℃に1.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡橙色油として所望の生成物(147mg、83%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.45−7.34(m,1H),7.31−7.23(m,2H),7.20−7.11(m,3H),6.80(d,J=5.4,1H),4.96(s,2H),3.83−3.71(m,5H),3.05−2.87(m,1H),1.35−1.25(m,6H),1.18−1.09(m,3H);ESI MS m/z 385[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0457)
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【0346】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(145mg、0.38mmol)を水酸化リチウム(45mg、1.89mmol)と反応させて、淡褐色固体として粗生成物(134mg)を得た。ESI MS m/z 371[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0460)
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【0347】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(130mg、0.35mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(102mg、0.53mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(135mg、75%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.91(d,J=7.9,1H),7.48−7.33(m,3H),7.32−7.19(m,2H),7.12−7.03(m,2H),4.93(s,2H),3.73−3.52(m,6H),3.04−2.87(m,1H),2.33−2.18(m,1H),2.00−1.78(m,4H),1.51−1.18(m,10H),1.08−0.95(m,3H);ESI MS m/z 510[M+H]
+;HPLC98.8%(AUC),T
R7.61分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε23,933。
実施例71
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0461)
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ステップ1.4−(2−((3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0455)
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【0348】
DMF(5mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(120mg、0.50mmol)の溶液に、3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−N−エチルアニリン(200mg、0.75mmol)、HATU(381mg、1.0mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(194mg、1.50mmol)を添加した。反応物を85℃に1.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、無色油として所望の生成物(156mg、63%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.31(t,J=7.8,1H),7.24−7.17(m,1H),7.18−7.06(m,3H),7.02(s,1H),6.66(d,J=5.2,1H),4.82(s,2H),4.66(s,2H),3.71−3.54(m,5H),0.99(t,J=6.9,3H),0.83(s,9H),0.00(s,6H);ESI MS m/z 487[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0458)
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【0349】
一般的な手順Aに従って、4−(2−((3−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(156mg、0.32mmol)を水酸化リチウム(38mg、1.60mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(150mg)を得た。ESI MS m/z 359[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0461)
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【0350】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(150mg、0.42mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(121mg、0.63mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(126mg、60%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.90(d,J=8.0,1H),7.54−7.27(m,5H),7.13−7.03(m,2H),5.33−5.24(s,1H),4.96(s,2H),4.56(d,J=5.5,2H),3.73−3.52(m,6H),2.31−2.18(m,1H),1.99−1.78(m,4H),1.53−1.21(m,4H),1.07−0.94(m,3H);ESI MS m/z 498[M+H]
+;HPLC97.2%(AUC),T
R5.23分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε25,856。
実施例72
トランス−4−(4−(2−((3−(ブロモメチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0466)
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【0351】
THF(5mL)中の四臭化炭素(333mg、1.0mmol)及びトリフェニルホスフィン(263mg、1.0mmol)の溶液に、THF(5mL)中のトランス−4−(4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)を添加した。反応物を室温で48時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物(11mg、20%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.94−7.86(m,1H),7.72−7.30(m,5H),7.19−6.97(m,2H),4.96(s,2H),4.74(s,2H),3.76−3.49(m,6H),2.37−2.17(m,1H),2.05−1.75(m,4H),1.55−1.19(m,4H),1.10−0.95(m,3H);ESI MS m/z 562[M+H]
+;HPLC87.2%(AUC),T
R6.96分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε20,648。
実施例73
トランス−4−(4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0478)
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1.4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0475)
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(115mg、0.48mmol)の溶液に、N1−エチル−N3,N3−ジメチルベンゼン−1,3−ジアミン(118mg、0.72mmol)、HATU(365mg、0.96mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(186mg、1.44mmol)を添加した。反応物を85℃に1時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、黄色固体として所望の生成物(152mg、82%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.35−7.23(m,2H),7.14(s,1H),6.85−6.60(m,4H),5.05(s,3H),3.89−3.61(m,5H),3.02(s,6H),1.29−0.97(m,3H);ESI MS m/z 386[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0476)
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
一般的な手順Aに従って、4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(160mg、0.42mmol)を水酸化リチウム(50mg、2.1mmol)と反応させて、淡緑色固体として粗生成物(130mg)を得た。ESI MS m/z 372[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0478)
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
一般的な手順Bに従って、4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(130mg、0.35mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(102mg、0.53mmol)と反応させて、オフホワイト固体として所望の生成物(132mg、74%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.91(d,J=7.9,1H),7.35(d,J=5.4,1H),7.28(t,J=7.9,1H),7.11−7.04(m,2H),6.86−6.65(m,3H),5.01(s,2H),3.74−3.51(m,6H),2.95(s,6H),2.32−2.19(s,1H),2.01−1.79(m,4H),1.49−1.25(m,4H),1.00(t,J=7.1,3H);ESI MS m/z 511[M+H]
+;HPLC97.8%(AUC),T
R5.21分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε29,909。
実施例74
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0508)
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1.4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0502)
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
DMF(3mL)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)酢酸(100mg、0.42mmol)の溶液に、N−エチル−3−イソブチルアニリン(89mg、0.50mmol)、HATU(318mg、0.84mmol)、及びジイソプロピルエチルアミン(162mg、1.25mmol)を添加した。反応物を85℃に4時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、濃厚な油として所望の生成物(128mg、77%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.38(t,J=7.7,1H),7.28(d,J=5.4,1H),7.21−7.13(m,3H),7.13−7.09(m,1H),6.79(d,J=4.8,1H),4.95(s,2H),3.84−3.69(m,5H),2.54(d,J=7.2,2H),1.98−1.82(m,1H),1.13(t,J=7.2,3H),0.92(t,J=6.1、6H);ESI MS m/z 399[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0505)
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【0356】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(120mg、0.30mmol)を水酸化リチウム(36mg、1.5mmol)と反応させて、淡黄色固体として粗生成物(125mg)を得た。ESI MS m/z 385[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0508)
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【0357】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(120mg、0.42mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(90mg、0.47mmol)と反応させて、白色固体として所望の生成物(130mg、80%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.90(d,J=7.9,1H),7.47−7.13(m,5H),7.12−7.04(m,2H),4.93(s,2H),3.72−3.52(m,6H),2.57−2.46(m,2H),2.32−2.19(m,1H),2.00−1.79(m,5H),1.50−1.20(m,4H),1.06−0.94(m,3H),0.86(d,J=6.6,6H);ESI MS m/z 524[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R6.73分;UV(MeOH)λ
max289nm,ε19,115。
スキーム6.
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実施例75
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0355)
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ステップ1.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(JRW−0349)
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【0358】
アセトニトリル(5mL)中の1H−インドール−2−カルボン酸メチル(100mg、0.57mmol)の溶液に、炭酸カリウム(94mg、0.68mmol)、18−クラウン−6エーテル(7mg、0.03mmol)、及び2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(120mg、0.57mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(108mg、54%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.65(d,J=8.0,1H),7.44−7.07(m,8H),5.05(s,2H),3.88(s,3H),3.78−3.68(m,2H),2.43(s,3H),1.12(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 351[M+H]
+。
ステップ2.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(JRW−0353)
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【0359】
一般的な手順Aに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(108mg、0.31mmol)を水酸化リチウム(37mg、1.54mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(103mg)を得た。ESI MS m/z 337[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0355)
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【0360】
一般的な手順Bに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(103mg、0.31mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(71mg、0.37mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(133mg、91%)を得た。ESI MS m/z 476[M+H]
+。
実施例76
トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0424)
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ステップ1.2−クロロ−N−エチル−N−(3−エチルフェニル)アセトアミド(JRW−0413)
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【0361】
酢酸エチル(30mL)中のN−エチル−3−エチルアニリン(0.97g、6.50mmol)の溶液に、水(10mL)を添加した。二相性溶液を0℃に冷却し、及び水酸化カリウム(1.09g、19.5mmol)を一度に添加した。2−クロロアセチルクロリド(1.10g、0.76mL、9.75mmol)を10分間かけて滴下した。混合物を1時間撹拌し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮し、モービル油として粗生成物(1.54g)を得た。ESI MS m/z 226[M+H]
+。
ステップ2.1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(JRW−0416)
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【0362】
アセトニトリル(20mL)中の1H−インドール−2−カルボン酸メチル(582mg、3.3mmol)の溶液に、炭酸カリウム(551mg、4.0mmol)、18−クラウン−6エーテル(44mg、0.17mmol)、2−クロロ−N−エチル−N−(3−エチルフェニル)アセトアミド(750mg、3.3mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、淡褐色固体として所望の生成物(0.74g、61%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.65(d,J=8.1,1H),7.50−7.07(m,8H),5.06(s,2H),3.87(s,3H),3.82−3.69(m,4H),2.78−2.63(m,2H),1.35−1.24(m,3H),1.18−1.06(m,3H);ESI MS m/z 365[M+H]
+。
ステップ3.1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(JRW−0419)
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【0363】
一般的な手順Aに従って、1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(740mg、2.0mmol)を水酸化リチウム(243mg、10.1mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(690mg)を得た。ESI MS m/z 350[M+H]
+。
ステップ4.トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0424)
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【0364】
一般的な手順Bに従って、1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(690mg、1.97mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(457mg、2.36mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(760mg、79%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.20(d,J=7.9,1H),7.58(d,J=7.9,1H),7.51−7.13(m,6H),7.13−7.02(m,2H),5.02(s,2H),3.77−3.54(m,6H),2.69(d,J=7.6,2H),2.33−2.21(m,1H),2.02−1.81(m,4H),1.52−1.30(m,4H),1.23(t,J=7.6,3H),1.08−0.95(m,3H);ESI MS m/z 490[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.56分;UV(MeOH)λ
max291nm,ε15,737。
実施例77
1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド(JRW−0430)
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ステップ1.トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(JRW−0428)
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【0365】
一般的な手順Aに従って、トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(720mg、1.47mmol)を水酸化リチウム(105mg、4.4mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(680mg)を得た。ESI MS m/z 476[M+H]
+。
ステップ2.1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド(JRW−0430)
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【0366】
一般的な手順Bに従って、トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸(200mg、0.42mmol)を6−アミノヘキサン−1−オール(74mg、0.63mmol)と反応させて、淡黄色の泡として所望の生成物(218mg、79%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.17(d,J=8.0,1H),7.69−7.54(m,2H),7.50−7.14(m,6H),7.13−7.02(m,2H),5.02(s,2H),4.27(t,J=5.2,1H),3.77−3.52(s,3H),3.36(dd,J=6.4、11.7,2H),3.05−2.95(m,2H),2.74−2.63(m,2H),2.13−1.97(m,1H),1.91−1.69(m,4H),1.54−1.15(m,15H),1.09−0.93(m,3H);ESI MS m/z 575[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R6.12分;UV(MeOH)λ
max291nm,ε17,243。
実施例78
6−(トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0434)
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ステップ1.1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド(JRW−0433)
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【0367】
THF(10mL)中のイミダゾール(66mg、0.97mmol)、トリフェニルホスフィン(254mg、0.97mmol)、及びヨウ素(246mg、0.97mmol)の溶液を室温で10分間撹拌した。THF(5mL)中に溶解させた1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド(186mg、0.32mmol)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、10%Na
2S
2O
3溶液で急冷した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を10%Na
2S
2O
3溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって一部精製し、白色固体として粗生成物を得た。ESI MS m/z 685[M+H]
+。
ステップ2.6−(トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム(JRW−0434)
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【0368】
エタノール(10mL)中の1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヨードヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド(0.32mmol)の溶液に、亜硫酸ナトリウム(203mg、1.6mmol)及び水(10mL)を添加した。混合物を75℃に2時間加熱した。反応物を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン/メタノール)によって精製し、白色固体として所望の生成物(190mg、89%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 8.21(d,J=8.2,1H),7.69(t,J=5.6,1H),7.58(d,J=7.8,1H),7.51−7.14(m,6H),7.12−7.03(m,2H),5.02(s,2H),3.76−3.53(m,3H),3.00(dd,J=6.6、12.7,2H),2.76−2.61(m,2H),2.39−2.32(m,2H),2.12−1.99(m,1H),1.90−1.70(m,4H),1.61−1.14(m,15H),1.08−0.95(s,3H);ESI MS m/z 639[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R5.07分;UV(MeOH)λ
max291nm,ε15,800。
実施例79
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0359)
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ステップ1.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(JRW−0351)
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【0369】
アセトニトリル(5mL)中の6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(116mg、0.57mmol)の溶液に、炭酸カリウム(94mg、0.68mmol)、18−クラウン−6エーテル(7mg、0.03mmol)、及び2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(120mg、0.57mmol)を添加した。懸濁液を70℃に2日間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(155mg、72%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.51(d,J=8.7,1H),7.41−7.31(m,1H),7.24−7.08(m,4H),6.79(dd,J=2.2,8.7,1H),6.62−6.55(m,1H),5.01(s,2H),3.87(s,3H),3.84(s,3H),3.81−3.68(m,2H),2.42(s,3H),1.18−1.09(m,3H);ESI MS m/z 381[M+H]
+。
ステップ2.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸(JRW−0357)
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【0370】
一般的な手順Aに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸メチル(150mg、0.39mmol)を水酸化リチウム(47mg、1.97mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(150mg)を得た。ESI MS m/z 367[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0359)
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【0371】
一般的な手順Bに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボン酸(150mg、0.41mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(95mg、0.49mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(163mg、78%)を得た。ESI MS m/z 506[M+H]
+。
実施例80
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−360)
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ステップ1.4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0352)
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【0372】
アセトニトリル(5mL)中の4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(94mg、0.57mmol)の溶液に、炭酸カリウム(94mg、0.68mmol)、18−クラウン−6エーテル(7mg、0.03mmol)、及び2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(120mg、0.57mmol)を添加した。懸濁液を70℃に2日間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(166mg、86%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.47(d,J=2.2,1H),7.35(t,J=7.7,1H),7.24−7.17(m,1H),7.16−7.07(m,2H),6.81−6.78(m,1H),6.38−6.36(m,1H),4.86(s,2H),3.85−3.67(m,5H),2.40(s,3H),1.12(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 341[M+H]
+。
ステップ2.4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−358)
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【0373】
一般的な手順Aに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(160mg、0.47mmol)を水酸化リチウム(56mg、2.35mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(150mg)を得た。ESI MS m/z 327[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−360)
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【0374】
一般的な手順Bに従って、4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(150mg、0.46mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(106mg、0.55mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(178mg、83%)を得た。ESI MS m/z 466[M+H]
+。
実施例81
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0456)
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ステップ1.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸メチル(JRW−0450)
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【0375】
アセトニトリル(20mL)中の1H−ピロール−2−カルボン酸メチル(295mg、2.36mmol)の溶液に、炭酸カリウム(391mg、2.83mmol)、18−クラウン−6エーテル(31mg、0.12mmol)、及び2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(500mg、2.36mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、透明油として所望の生成物(530mg、75%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.35(t,J=7.5,1H),7.24−7.10(m,3H),6.93(dd,J=1.8,3.9,1H),6.78−6.70(m,1H),6.13(dd,J=2.6,3.9,1H),4.77(s,2H),3.85−3.61(m,6H),2.41(s,3H),1.13(t,J=7.2,3H);ESI MS m/z 301[M+H]
+。
ステップ2.1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸(JRW−0453)
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【0376】
一般的な手順Aに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸メチル(530mg、1.76mmol)を水酸化リチウム(211mg、8.82mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(475mg)を得た。ESI MS m/z 287[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0456)
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【0377】
一般的な手順Bに従って、1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボン酸(475mg、1.66mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(482mg、2.49mmol)と反応させて、白色泡として所望の生成物(505mg、71%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.62(d,J=8.0,1H),7.41−7.30(m,1H),7.26−7.12(m,3H),6.82−6.67(m,2H),5.94(dd,J=2.6、3.8,1H),4.77(s,2H),3.67−3.54(m,6H),2.34(s,3H),2.29−2.18(s,1H),1.98−1.74(m,4H),1.48−1.26(m,4H),1.09−0.92(m,3H);ESI MS m/z 426[M+H]
+;HPLC97.5%(AUC),T
R6.05分;UV(MeOH)λ
max264nm,ε11,978。
実施例82
トランス−4−(6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0463)
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ステップ1.6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(JRW−0459)
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【0378】
アセトニトリル(10mL)中の6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(171mg、0.94mmol)の溶液に、炭酸カリウム(157mg、1.1mmol)、18−クラウン−6エーテル(13mg、0.047mmol)、及び2−クロロ−N−エチル−N−(m−トリル)アセトアミド(200mg、0.94mmol)を添加した。懸濁液を75℃に18時間加熱した。混合物を酢酸エチル及び水で希釈し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過した。その後、濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン/酢酸エチル)によって精製し、白色固体として所望の生成物(260mg、77%)を得た。
1H NMR(300MHz,CDCl
3)δ 7.37(t,J=7.6,1H),7.25−7.09(m,4H),6.99−6.95(m,1H),6.91−6.85(m,1H),4.93(s,2H),3.92−3.64(m,5H),2.43(s,3H),1.14(t,J=7.2、4H);ESI MS m/z 357[M+H]
+。
ステップ2.6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸(JRW−0462)
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【0379】
一般的な手順Aに従って、6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸メチル(260mg、0.73mmol)を水酸化リチウム(87mg、3.6mmol)と反応させて、白色固体として粗生成物(240mg)を得た。ESI MS m/z 342[M+H]
+。
ステップ3.トランス−4−(6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(JRW−0463)
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【0380】
一般的な手順Bに従って、6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸(240mg、0.70mmol)をトランス−4−アミノシクロヘキサン−1−カルボン酸メチル(203mg、1.05mmol)と反応させて、淡黄色の泡として所望の生成物(320mg、95%)を得た。
1H NMR(300MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(d,J=8.0,1H),7.44−7.33(m,1H),7.28−7.14(m,3H),7.11−6.95(m,3H),4.90(s,2H),3.72−3.52(m,6H),2.36(s,3H),2.25(s,1H),2.02−1.76(m,4H),1.51−1.20(m,4H),1.00(t,J=6.9,3H);ESI MS m/z 482[M+H]
+;HPLC>99%(AUC),T
R7.01分;UV(MeOH)λ
max287nm,ε12,894。
【0381】
実施例83
Nlucルシフェラーゼの阻害
K562を、2000細胞/ウェルで、20μLのRPMI培地中のCorning 3707アッセイプレートのウェルにプレートし、一晩インキュベートした。トレイル滴定を10μLのRPMI培地中で調製し、細胞に添加した。その後、10μLの4×REALTIME−GLO(商標)MT細胞生存率試薬(RTCV;Promega Corporation)または培地(対照)のいずれかを各ウェルに添加した。反応物を種々の時点で37℃/5%CO
2にてインキュベートし、Tecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。5時間で、40μLのCASPASE−GLO(登録商標)3/7検出試薬(Promega Corporation)を、200μMのJRW−0004の有無に関わらず添加した。反応物を2時間室温(RT)でインキュベートし、Tecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。
図1は、JRW−0004が、REALTIME−GLO(商標)MT細胞生存率試薬中でNluc酵素を阻害するため、REALTIME−GLO(商標)アッセイとCASPASE−GLO(登録商標)アッセイを組み合わせる多重化において、CASPASE−GLO(登録商標)アッセイウインドウを回復することができることを示す。
【0382】
実施例84
精製されたNlucルシフェラーゼの阻害
Corning 3570アッセイプレートでは、精製されたNluc酵素(Promega Corporation)、20mMのDTT、及びDTTによる還元時にNluc基質に変換されるNluc Pro基質(米国特許公開第2013/0130289号に記載されるPBI−4442)を添加した。その後、JRW−0004、JRW−0013、JRW−0006、JRW−0042、JRW−0138、及びJRW−0147の化合物滴定を行った(PBS中で1:2の段階希釈、11ポイント+阻害剤無しの対照、200μMで開始し;反応中で100μMの最終濃度)。化合物滴定をアッセイプレートのウェルに等しい容量で添加した。反応物を室温で2時間インキュベートし、Tecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。GraphPad Prism 6.03を用いて、半最大阻害(チエノピロール化合物)濃度(IC
50)を判断した。
図2は、全ての化合物が、精製されたNluc酵素を阻害することができることを示す。
【0383】
実施例85
Nlucルシフェラーゼの阻害の特異性
以下の実施例は、Nlucルシフェラーゼ活性対ホタルルシフェラーゼ活性、例えば、ULTRAGLO(登録商標)ルシフェラーゼを阻害するための本開示のチエノピロール化合物JRW−0004、JRW−0013、JRW−0006、JRW−0042、JRW−0138、及びJRW−0147の特異性について述べる。Corning 3570アッセイプレートでは、ルシフェラーゼ検出試薬(Promega Corporation V865/859)中に1μMのルシフェリンを含有する溶液をアッセイウェルに添加した。その後、チエノピロール化合物JRW−0004、JRW−0013、JRW−0006、JRW−0042、JRW−0138、及びJRW−0147の等しい容量の滴定をウェルに添加した。反応物を室温で2時間インキュベートし、Tecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。
図3は、チエノピロール化合物が、ホタルルシフェラーゼ活性を阻害しなかったことを示す。
【0384】
実施例86
多重化を可能にするチエノピロール化合物
以下の実施例は、Nlucルシフェラーゼと別のルシフェラーゼ、例えば、ホタルルシフェラーゼを利用するアッセイの多重化を可能にするための本発明のチエノピロール化合物の使用について述べる。
【0385】
A)Corning 3570アッセイプレートでは、MCF7細胞を、20μLの細胞培養培地(0.01mg/mLのヒト組換えインスリン及び10%ウシ胎児血清で補充したEMEM)中で1,000細胞/ウェルでプレートし、一晩インキュベートした。培地中の10μLの4×REALTIME−GLO(商標)MT細胞生存率試薬(Promega Corporation)または10μL培地のみを細胞に添加した。培地中の10μLの40μMスタウロスポリンまたは10μL培地のみ(対照)を細胞に添加した。細胞をインキュベートし、カスパーゼ活性化を試薬添加5.5時間後にモニターした。カスパーゼ活性化をモニターするため、40μLのCASPASE−GLO(登録商標)3/7アッセイ試薬(Promega Corporation)を、そのままで(カスパーゼ)または200μMのJRW−0004、JRW−0013、またはJRW−0042と共にのいずれかで添加した。反応物を室温でインキュベートし、試薬添加1時間10分後にTecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。
【0386】
表1は、化合物が、CASPASE−GLO(登録商標)(REALTIME−GLO(商標)を含有する培地)との多重化におけるREALTIME−GLO(商標)からのバックグラウンド発光を阻害することを示す。培地のみの中のCASPASE−GLO(登録商標)試薬から生成されたシグナルと、REALTIME−GLO(商標)試薬を含有する培地中で生成されたシグナルを比較した場合、シグナルは、多重反応でより高い。化合物は、Nluc酵素を阻害し、REALTIME−GLO(商標)試薬からのバックグラウンド発光を減少させる。
表1
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【0387】
B)A549細胞を、Corning 3570プレート(n−4)のウェルに20μLのF12K培地中の1,000細胞/ウェルでプレートし、一晩インキュベートした。その後、REALTIME−GLO(商標)MT細胞生存率アッセイ試薬(Promega Corporation)を20μL培地中の2倍溶液としてウェルに添加した。反応物を1時間インキュベートした。CASPASE−GLO(登録商標)3/7アッセイ試薬(Promega Corporation)中のJRW−0013またはJRW−0147の40μLの滴定を2倍濃度で添加した。反応物を室温でインキュベートし、発光を1時間で判断した。
【0388】
表2は、これらの化合物が、CASPASE−GLO(登録商標)アッセイとの多重化におけるREALTIME−GLO(商標)MT細胞生存率アッセイにおいてNluc酵素を用量依存的に阻害することができることを示す。
表2
[この文献は図面を表示できません]
【0389】
実施例87
以下の実施例は、化合物JRW−0004、WZ141−88、WZ141−86、WZ141−74、WZ141−84、WZ141−89、WZ141−90、及びWZ141−91が、Nlucルシフェラーゼを阻害することを示す。DTTによる還元時にNluc基質に変換される、精製されたNluc及びNlucプロ基質(US2013/0130289に記載されるPBI−4442)の溶液をPBS緩衝液中でpH7.5に調製した。1%のTERGITOLを含有する、PBS中のDTTのpH7.5の40mM溶液も調製した。次いで、DTT及びTERGITOLを含有する、緩衝液中のチエノピロール化合物JRW−0004、WZ141−88、WZ141−86、WZ141−74、WZ141−84、WZ141−89、WZ141−90、及びWZ141−91の滴定も調製した。等しい容量のNluc/前基質溶液を、アッセイプレートのウェル中のチエノピロール化合物滴定に添加した。反応物を室温でインキュベートし、Tecan M100 Proプレートリーダーで発光を種々の時点で測定した(積分時間200ms)。GraphPad Prism 6.03を用いて、IC
50値を判断した。
図4〜6は、試験した全ての化合物が、用量及び時間依存的にNlucルシフェラーゼを阻害することを示す。
【0390】
実施例88
細胞透過性
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物の透過性を示す。HEK293またはHeLa細胞をβ2アドレナリン受容体−Nluc(B2AR−Nluc)融合タンパク質で一時的にトランスフェクトし、Nlucを細胞質的に固定し、配向させた。トランスフェクションの24時間後、細胞を−/+50μg/mLのジギトニンで処理し、生及び溶解シナリオをそれぞれ模倣した。その後、無傷細胞及び透過性細胞を、チエノピロール化合物の化合物反応曲線に最大2時間暴露させた。10μMのフリマジン(Promega Corp.)を添加し、発光を測定した。チエノピロール化合物(阻害剤)が透過性であった場合、生細胞及び透過性細胞の両方の用量反応曲線は重複した。しかしながら、チエノピロール化合物が不透過性であった場合、EC
50は、透過性細胞と比較して、生細胞において右にシフトした。
図7〜11を参照されたい。
【0391】
実施例89
細胞外BRETの阻害
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物が細胞外BRETを阻害する能力を示す。
図12Aを参照されたい。HEK293をNluc−HDAC6融合タンパク質で一時的にトランスフェクトし、Nluc−HDAC6を細胞の内側に配向させた。トランスフェクションの24時間後、細胞を、NANOBRET618リガンドで標識された10ng/mLの精製Nluc−HALOTAGで処理し、疑似細胞外BRETをシミュレートした。次いで、細胞をチエノピロール化合物JRW−0013、JRW−0051、JRW−0147、及びJRW−0187の化合物反応曲線に2時間暴露させた。その後、10μMのフリマジンを添加し、BRET比610/450nmを測定した。チエノピロール化合物、例えば、JRW−0013が透過性であった場合、BRET比は、化合物用量反応曲線全体で一定のままであった。チエノピロール化合物、例えば、JRW−0051、JRW−0147、またはJRW−0187が不透過性であった場合、BRET比は、化合物用量反応曲線全体で減少し、細胞外BRETを阻害しながら細胞内Nlucシグナルを増強した。
図12B〜12Eを参照されたい。
【0392】
実施例90
細胞外ルシフェラーゼ活性の阻害、及び細胞内BRETの増強
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物が、細胞内BRETを増強しながら細胞外ルシフェラーゼ活性を阻害する能力を示す。
図13Aを参照されたい。HEK293をNluc−HALOTAG融合タンパク質で一時的にトランスフェクトし、Nluc−HALOTAGを細胞の内側に配向させた。トランスフェクションの24時間後、細胞をNANOBRET618リガンドで標識し、特異的細胞内BRETをシミュレートした。その後、細胞を10ng/mLの精製Nlucで処理し、疑似細胞外発光をシミュレートした。細胞をチエノピロール化合物JRW−0013、JRW−0051、JRW−0147、及びJRW−0187の化合物反応曲線に2時間暴露させた。10μMのフリマジンを添加し、BRET比610/450nmを測定した。阻害剤、例えば、JRW−0013が透過性であった場合、BRET比は、化合物用量反応曲線全体で一定のままであった。阻害剤、例えば、JRW−0051、JRW−0147、またはJRW−0187が不透過性であった場合、細胞内BRET比は、疑似細胞外Nlucシグナルを阻害しながら化合物用量反応曲線全体で増強された。
図13B〜13Fを参照されたい。
【0393】
実施例91
生物発光イメージングによる細胞透過性
HeLa細胞をβ2アドレナリン受容体−Nluc(B2AR−Nluc;C末端Nluc)またはNluc−β2アドレナリン受容体(Nluc−B2AR;N末端Nluc)融合タンパク質で一時的にトランスフェクトし、Nlucを細胞内または細胞外にそれぞれ固定し、配向させた。トランスフェクションの24時間後、細胞を−/+30μMのチエノピロール化合物JRW−0147、JRW−0051、及びJRW−0138で処理した。10μMのフリマジンを添加し、Olympus LV200上のイメージングによって発光を検出した。チエノピロール化合物JRW−0147及びJRW−0051は、不透過性であり、細胞外Nlucを阻害し、細胞内Nlucを増強した。化合物JRW−0138は、細胞透過性であり、細胞内及び細胞外Nlucの両方を阻害した。
図14を参照されたい。
【0394】
実施例92
標的会合モデルにおける不透過性チエノピロール化合物の特徴付け
HEK293細胞をSrc−Nluc融合タンパク質で一時的にトランスフェクトした。
図15Aを参照されたい。トランスフェクションの24時間後、細胞を−/+50μg/mLのジギトニンで処理し、生及び溶解シナリオをそれぞれシミュレートした。無傷細胞及び透過性細胞を1μMのダサチニブ−DY605トレーサー(不透過性)で標識し、細胞不透過性チエノピロール化合物JRW−0147反応曲線で2時間処理した。10μMのフリマジンを添加し、BRET比610/450nmを記録した。
図15B〜15Cは、JRW−0147が、細胞残屑中のBRETを阻害したが、細胞内部のBRETを阻害しなかったことを示す。
【0395】
実施例93
細胞透過性の時間的経過
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物の透過性を示す。HEK293細胞をNlucルシフェラーゼで一時的にトランスフェクトし、それを細胞質的に発現した。トランスフェクションの24時間後、細胞をチエノピロール化合物JRW−0147またはJRW−0013の化合物反応曲線に10分間、30分間、または120分間暴露させた。その後、10μMのフリマジンを添加し、発光を測定した。
【0396】
チエノピロール化合物(阻害剤)が透過性であった場合、化合物は、細胞に受動的に入り、JRW−0013(
図16)によって見られるように、NlucからのRLUを時間に依存せずに用量依存的に減少させる。チエノピロール化合物(阻害剤)が不透過性であった場合、化合物は、細胞に能動的または受動的に入らず、JRW−0147(
図16)によって見られるように、時間に依存しない用量依存的なNlucからのRLUの有意な変化は観察されなかった。
【0397】
実施例94
Nlucへの化学的複合化または分子融合によるエンドサイトーシスの測定
抗体、タンパク質、受容体、薬物、薬物担体、ペプチド、糖類、脂肪酸、ナノ粒子、または他の生体分子は、Nlucに化学的に複合化または融合して、本明細書に記載の細胞不透過性チエノピロール化合物(阻害剤)と組み合わせてエンドサイトーシスを測定することができた。
【0398】
例えば、モノクローナル抗体(例えば、Nluc−トラスツズマブ)は、SKBR3細胞の表面上に発現されたHER2受容体に化学的に複合化し、結合することができた。細胞不透過性のNluc阻害剤を適用して、細胞外Nluc−トラスツズマブを阻害することができた。セレンテラジン基質の添加時に、シグナルアッセイのゲインを使用して、能動的的/受動的に内在化されたトラスツズマブ−Nluc−HER2受容体(Nlucに化学的に複合化した他の抗体、タンパク質、受容体、薬物、薬物担体、ペプチド、糖類、脂肪酸、ナノ粒子、または他の生体分子に拡張することができる)を動力学的に測定することができた。
【0399】
別の例では、Nluc−GPCR(例えば、Nluc−B2AR)は、哺乳類細胞に遺伝的に融合し、発現することができた。本明細書に記載の細胞不透過性のチエノピロール化合物(阻害剤)を適用して、細胞外または膜結合Nluc−B2ARを阻害することができた。セレンテラジン基質の添加時に、シグナルアッセイのゲインを使用して、能動的/受動的に内在化または再生されたNluc−GPCR(Nlucに遺伝的に融合した他のタンパク質または受容体に拡張することができる)を動力学的に測定することができた。
【0400】
実施例95
Nlucルシフェラーゼの阻害の特異性
以下の実施例は、Nlucルシフェラーゼ活性とホタルルシフェラーゼ活性、例えば、ULTRAGLO(登録商標)ルシフェラーゼを阻害するための本開示のチエノピロール化合物JRW−0251、JRW−0344、及びJRW−0147の特異性について述べる。Corning 3570アッセイプレートでは、ルシフェラーゼ検出試薬(Promega Corporation V865/859)中に1μMのルシフェリンを含有する溶液をアッセイウェルに添加した。その後、チエノピロール化合物JRW−0251、JRW−0344、及びJRW−0147の等しい容量滴定をウェルに添加した。反応物を室温で2時間インキュベートし、Tecan M1000 Proプレートリーダーで発光を測定した。表3は、チエノピロール化合物が、ホタルルシフェラーゼ活性を阻害しなかったことを示す。
表3
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【0401】
実施例96
多重化を可能にするチエノピロール化合物
以下の実施例は、Nlucルシフェラーゼと別のルシフェラーゼ、例えば、ホタルルシフェラーゼを利用するアッセイの多重化を可能にするための本発明のチエノピロール化合物の使用について述べる。
【0402】
Corning 3570アッセイプレートでは、1×REAL−TIME−GLO(商標)MT細胞生存率アッセイ試薬を40μLのDMEM培地(n=3)中で調製し、一晩インキュベートした。次に、JRW−0147またはJRW−0344(CASPASE−GLO(登録商標)3/7アッセイ試薬(Promega Corporation)中の2×濃度)の40μLの滴定を添加した。反応物を室温でインキュベートし、1時間で発光を判断した。
【0403】
表4は、化合物が、CASPASE−GLO(登録商標)アッセイ(REALTIME−GLO(商標)試薬を含有する培地)との多重化におけるREALTIME−GLO(商標)アッセイからのバックグラウンド発光を阻害することを示す。化合物は、Nluc酵素を阻害し、REALTIME−GLO(商標)試薬からのバックグラウンド発光を減少させる。
表4
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【0404】
実施例97
細胞透過性
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物の透過性を示す。HEK293をβ2アドレナリン受容体−Nluc(B2AR−Nluc)融合タンパク質で一時的にトランスフェクトし、Nluc及びpGEM−3z担体DNA(1:100)を細胞質的に固定し、配向させた。トランスフェクションの24時間後、細胞を−/+50μg/mLのジギトニンで処理し、生及び溶解シナリオをそれぞれ模倣した。その後、無傷細胞及び透過性細胞を、チエノピロール化合物の化合物反応曲線に最大2時間暴露させた。10μMのフリマジン(Promega Corp.)を添加し、発光を測定した。チエノピロール化合物(阻害剤)が透過性であった場合、生細胞及び透過性細胞の両方の用量反応曲線は重複した。しかしながら、チエノピロール化合物が不透過性であった場合、EC50は、透過性細胞と比較して、生細胞において右にシフトした。
図17A〜17Cは、JRW−0147及びJRW−0344が、生細胞対溶解細胞において右にシフトしたEC50によって特徴付けられた細胞不透過性であることを示す。JRW−0013は、生細胞対溶解細胞において同様のEC50によって特徴付けられた細胞透過性対照として機能した。
【0405】
実施例98
細胞生存率及び毒性
以下の実施例は、JRW−0344の細胞生存率及び毒性を示す。HEK293細胞を20k細胞/ウェルでプレートし、ビヒクル(DMSO)、ジギトニン(細胞死に対する陽性対照)、またはJRW−0344に10分間/30分間/120分間/240分間/または18時間暴露させた。細胞Titer−Glo(Promega Corp.)を添加し、発光を測定した。
図18A〜18Cは、18時間後に100μMまでビヒクルまたはJRW−0344の明らかな毒性は無かったことを示す。ジギトニン処理細胞は、2μg/mLを超える濃度でほぼ完全な死を経験した。
【0406】
実施例99
生物発光イメージングによる細胞透過性
HeLa細胞をNluc−ADRB2(細胞外Nluc)またはADRB2−Nluc(細胞内Nluc)で一時的にトランスフェクトし、Nlucを細胞内または細胞外にそれぞれ固定し、配向させた。トランスフェクション24時間後、細胞を−/+30μMのチエノピロール化合物JRW−0147、JRW−0013、及びJRW−0344で処理した。10μMのフリマジンを添加し、Olympus LV200上のイメージングによって発光を検出した。DMSO(未処理)は、陰性対照として使用し、いずれかの配向でNlucを阻害しなかった。JRW−0013は、細胞透過性の陽性対照であり、いずれかの配向でNlucを阻害した。しかしながら、JRW−0344またはJRW−0147は、Nlucが細胞外に配向される場合には典型的な環状構造を阻害するが、Nlucが細胞内に配向される場合には阻害しない。
図19を参照されたい。
【0407】
実施例100
細胞外ルシフェラーゼ活性の阻害
以下の実施例は、本明細書に記載のチエノピロール化合物が、細胞内BRETを増強しながら細胞外ルシフェラーゼ活性を阻害する能力を示す。
図20Aを参照されたい。HEK293をSRC−NlucまたはNluc−HaloTagのいずれかで一時的にトランスフェクトした。トランスフェクションの24時間後、20k/細胞を96ウェルプレート(Costar 3600)のウェルにプレートした。1μMの細胞不透過性トレーサーであるダサチニブ−DY605をHEK293 SRC−Nluc発現細胞に添加し、100nMの細胞透過性トレーサーであるNanoBRET−618をNluc−HaloTag発現細胞に添加した。HEK293 SRC−Nluc及びNluc−HaloTag細胞の両方をJRW−0344の用量反応曲線に暴露させた。
図20A〜20Cは、JRW−0344が、HEK293 SRC−Nluc発現細胞中の細胞残屑ではBRETを阻害したが、HEK293 Nluc−HaloTag発現細胞では阻害しなかったことを示す。
【0408】
実施例101
阻害剤IC50決定
以下の実施例は、本明細書に開示の化合物のIC50値を提供する。表5を参照されたい。NANOLUC(登録商標)酵素をCO2独立培地+10%FBS中の0.4ng/mlに希釈し、検出試薬を作製した。次いで、各阻害剤の3×希釈系列を検出試薬で作製した。「阻害剤無し」対照も試料ごとに作製した。50ulの各阻害剤希釈物を、20uMのフリマジンを含有する50ulのNanoGlo緩衝液と混合し(最終フリマジン濃度は、Kmで10uMである)、発光を測定した。各試料を「阻害剤無し」対照に正規化した。次いで、GraphPad Prismを用いて、IC50値を決定した(log[阻害剤]対正規化応答)。
表5
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【0409】
上記の詳細な説明及び添付の実施例は、単なる例示であり、添付の特許請求の範囲及びそれらの同等物によってのみ定義される本発明の範囲を限定するものでないことは理解されよう。
【0410】
本開示の実施形態の様々な変更形態及び修正形態は、当業者には明らかであろう。これらだけに限定されないが、本発明の化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、組成物、製剤、または使用方法に関するものを含めたこのような変更及び修正は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行ってもよい。
【0411】
完全性の理由により、本開示の種々の態様を以下の番号の条項で提示する:
【0412】
条項1.式(I)の化合物、またはその塩であって:
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(I)
式中:
点線は、結合の存在または不在を表し;
nは、0、1、2、3、4、または5であり;
Xは、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xは、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xは、OまたはSであり;
Aは、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2は、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;及び
R
3及びR
4は、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、化合物、またはその塩。
【0413】
条項2.nが、1である、条項1に記載の化合物。
【0414】
条項3.前記点線が、結合の存在を表し、Xが、CHである、条項1〜2のいずれか1項に記載の化合物。
【0415】
条項4.Aが、5員のヘテロアリール環である、条項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【0416】
条項5.Aが、チエニル環またはフラニル環である、条項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【0417】
条項6.Aが、フェニル環である、条項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【0418】
条項7.R
1が、水素、C
1−C
8アルキル、ハロ−C
1−C
8−アルキル、アルコキシアルコキシアルキル、及びアリールアルキルからなる群から選択される、条項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【0419】
条項8.R
1が、水素、エチル、n−ヘキシル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル及びベンジルからなる群から選択される、条項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【0420】
条項9.R
1が、エチルである、条項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【0421】
条項10.R
2が、任意で置換されたアリールである、条項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【0422】
条項11.R
2が、置換フェニルである、条項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【0423】
条項12.R
2が、C
1−C
4アルキル、シアノ、アミド、C
1−C
4アルコキシ、及びヒドロキシアルキルからなる群から選択される1つの置換基でフェニル置換される、条項11に記載の化合物。
【0424】
条項13.R
2が、1つのメチル基でフェニル置換される、条項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
【0425】
条項14.R
3及びR
4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、条項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【0426】
条項15.R
3及びR
4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された単環式の複素環を一緒に形成する、条項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【0427】
条項16.任意で置換された単環式の複素環が、任意で置換されたピロリジン、ピペリジン及びピペラジンからなる群から選択される、条項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【0428】
条項17.任意で置換された単環式の複素環が、未置換ピロリジン、未置換ピペリジン、1つの置換基で置換されたピペリジン、または1つの置換基で置換されたピペラジンからなる群から選択される、条項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
【0429】
条項18.R
3が、水素である、条項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。
【0430】
条項19.R
4が、未置換C
1−C
8アルキル、、カルボキシ−C
1−C
8−アルキル、C
1−C
4−アルコキシカルボニル−C
1−C
8−アルキル、任意で置換されたフェニル、任意で置換されたC
5−C
6シクロアルキル、、任意で置換されたヘテロシクリル、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択される、条項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【0431】
条項20.R
4が、未置換であるかまたは1つの置換基で置換されるフェニルである、条項1〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【0432】
条項21.置換基が、C
1−C
4−アルコキシカルボニル、及びC
1−C
4−アルコキシカルボニル−C
1−C
4−アルキルからなる群から選択される、条項20に記載の化合物。
【0433】
条項22.R
4が、カルボキシ、C
1−C
4−アルコキシカルボニル、C
1−C
8−アルキルアミド、ヒドロキシ−C
1−C
8−アルキルアミド、アミド、任意で置換されたアミノ−C
1−C
8−アルキルアミド、C
1−C
4−ジアルキルアミノ−C
1−C
8−アルキルアミド、カルボキシ−C
1−C
8−アルキルアミド、スルホン酸−C
1−C
8−アルキルアミド、スルホン酸−C
1−C
8−アルキルアミド、C
1−C
4−アルキルカルボニル−C
1−C
8−アルキルアミド、任意で置換されたC
3−C
6−シクロアルキルアミド、及び任意で置換されたヘテロシクリルアミドからなる群から選択される1つの置換基で置換されるシクロヘキシルである、条項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【0434】
条項23.化合物が、式(Ia):
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(Ia)
を有する、条項1〜22のいずれか一項に記載の化合物。
【0435】
条項24.化合物が、式(Ib)を有し:
[この文献は図面を表示できません]
(Ib)
式中:
Yが、−NR
aR
b及び−OR
cからなる群から選択され;
R
a及びR
bが、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルからなる群から選択され;またはR
a及びR
bが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成し;及び
R
cは、水素及び任意で置換されたC
1−C
4アルキルからなる群から選択される、条項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
【0436】
条項25.Yが、−OR
cである、条項24に記載の化合物。
【0437】
条項26.R
cが、水素及びメチルからなる群から選択される、条項24〜25のいずれか1項に記載の化合物。
【0438】
条項27.Yが、−NR
aR
bである、条項24に記載の化合物。
【0439】
条項28.R
a及びR
bが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、条項27に記載の化合物。
【0440】
条項29.R
a及びR
bが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された単環式の複素環を一緒に形成する、条項27〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【0441】
条項30.前記任意で置換された単環式の複素環が、任意で置換されたピペリジンである、条項29に記載の化合物。
【0442】
条項31.前記任意で置換された単環式の複素環が、未置換ピペリジン及び1つの置換基で置換されたピペリジンからなる群から選択される、条項29〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【0443】
条項32.R
aが、水素である、条項27に記載の化合物。
【0444】
条項33.R
bが、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルからなる群から選択される、条項32に記載の化合物。
【0445】
条項34.R
bが、水素、C
1−C
6アルキル、ヒドロキシアルキル、任意で置換されたアミノアルキル、カルボキシアルキル、スルホン酸−アルキル、スルホネート−アルキル、アルキルカルボニルアルキル、任意で置換されたC
3−C
6−シクロアルキル、及び任意で置換された6員のヘテロシクリルからなる群から選択される、条項31〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【0446】
条項35.前記化合物が、以下の式(Ib’)
[この文献は図面を表示できません]
(Ib’)
を有する、条項1〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【0447】
条項36.前記化合物が、
N−シクロヘキシル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−エチル−2−(5−(ピロリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
N−エチル−2−(5−(ピペリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
1−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−フェニル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
2−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)フェニル)酢酸エチル;
3−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)安息香酸メチル;
メチル−シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸;
6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸;
トランス−メチル−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
N−(トランス−4−(ブチルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((2−ヒドロキシエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((2−(ジメチルアミノ)エチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸;
N−(トランス−4−カルバモイルシクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸;
8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸;
N−(トランス−4−(シクロヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((1−アセチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
(6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル;
N−(トランス−4−((6−(3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5(6)−カルボキサミド)ヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミドヒドロクロリド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(カルボキシメチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オイック酸;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−シクロペンチル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(3−モルフォリノプロピル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−エチル−2−(5−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
N−シクロヘキシル−4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−シクロヘキシル−4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
N−シクロヘキシル−4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
4−(2−(ベンジル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル;
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸カリウム;
トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−(4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−カルバモイルフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−(ブロモメチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド;
6−(トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;及び
トランス−4−(6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル
からなる群から選択される、条項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
【0448】
条項37.Oplophorus由来ルシフェラーゼを条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物と接触させることを含む、Oplophorus由来ルシフェラーゼの阻害方法。
【0449】
条項38.前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、条項37に記載の方法。
【0450】
条項39.Oplophorus由来ルシフェラーゼの阻害方法であって、
前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを式(II)の化合物:
[この文献は図面を表示できません]
(II)
と接触させることを含み、
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記方法。
【0451】
条項40.Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、条項39に記載の方法。
【0452】
条項41.試料中のOplophorus由来ルシフェラーゼの発光の調節方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物と接触させること;及び
(b)試料中の発光を検出すること、
を含み、
条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼからの発光の減少を引き起こす、前記方法。
【0453】
条項42.試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物と接触させること、ここで試料は、
(ix)前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの第1の断片及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(x)前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの第2の断片及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;及び
(b)試料中の発光を検出すること、
を含み、
発光の検出が、第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を示す、前記方法。
【0454】
条項43.試料を条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物と接触させる前に、試料をセレンテラジン基質と接触させることを含む、条項41〜42のいずれか1項に記載の方法。
【0455】
条項44.第1のタンパク質と第2のタンパク質が相互作用する場合、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの第1の断片及びOplophorus由来ルシフェラーゼの第2の断片が、セレンテラジン基質に安定して結合することが可能な完全長酵素を再構成する、条項42に記載の方法。
【0456】
条項45.試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物と接触させること、ここで試料は:
(xi)生物発光ドナーであるOplophorus由来ルシフェラーゼ及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xii)蛍光アクセプター分子及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;
(b)生物発光ドナーと蛍光アクセプターの相互作用または近接を示す、試料中の生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)を検出すること
を含む、前記方法。
【0457】
条項46.前記試料が、細胞を含む、条項41〜45のいずれか1項に記載の方法。
【0458】
条項47.前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを含む、条項46に記載の方法。
【0459】
条項48.前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを発現する、条項46に記載の方法。
【0460】
条項49.前記セレンテラジン基質が、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体、セレンテラジンアナログ、プロセレンテラジン、またはキノンマスクされたセレンテラジンである、条項41〜48のいずれか1項に記載の方法。
【0461】
条項50.第1の標的タンパク質及び生物発光ドナー分子を含む第1の融合タンパク質、ここで、生物発光ドナー分子は、Oplophorus由来ルシフェラーゼである;第2の標的タンパク質及び蛍光アクセプター分子を含む第2の融合タンパク質;セレンテラジン基質、及び条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物、を含む、生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システム。
【0462】
条項51.(a)条項1〜36のいずれか1項に記載の化合物;及び
(b)Oplophorus由来ルシフェラーゼ
を含む、キット。
【0463】
条項52.前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、条項51に記載のキット。
【0464】
条項53.セレンテラジン基質をさらに含む、条項51〜52のいずれか1項に記載のキット。
【0465】
条項54.発光アッセイを実施するための指示書をさらに含む、条項51〜53のいずれか1項に記載のキット。
【0466】
条項55.試料中のOplophorus由来ルシフェラーゼの発光の調節方法であって、
(a)前記試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること:
[この文献は図面を表示できません]
(II)
を含み、
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成し;及び
(b)試料中の発光を検出すること、
式(II)の化合物が、Oplophorus由来ルシフェラーゼからの発光の減少を引き起こす、前記方法。
【0467】
条項56.試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること、
[この文献は図面を表示できません]
(II)
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、
試料が、
(xiii)Oplophorus由来ルシフェラーゼの第1の断片及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xiv)Oplophorus由来ルシフェラーゼの第2の断片及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;及び
(b)前記試料中の発光を検出すること
を含み、
発光の前記検出は、前記第1のタンパク質と前記第2のタンパク質の間の相互作用を示す、前記方法。
【0468】
条項57.前記試料を式(II)の化合物と接触させる前に、試料をセレンテラジン基質と接触させることを含む、条項55〜56のいずれか1項に記載の方法。
【0469】
条項58.前記第1のタンパク質と前記第2のタンパク質が相互作用する場合、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第1の断片及び前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第2の断片が、セレンテラジン基質に安定して結合することが可能な完全長酵素を再構成する、条項57に記載の方法。
【0470】
条項59.試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること、
[この文献は図面を表示できません]
(II)
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、
前記試料が、
(xv)生物発光ドナーであるOplophorus由来ルシフェラーゼ及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xvi)蛍光アクセプター分子及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;及び
(b)前記生物発光ドナーと前記蛍光アクセプターの相互作用または近接を示す、前記試料中の生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)を検出すること
を含む、前記方法。
【0471】
条項60.前記試料が、細胞を含む、条項55〜59のいずれか1項に記載の方法。
【0472】
条項61.前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを含む、条項60に記載の方法。
【0473】
条項62.前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを発現する、条項60に記載の方法。
【0474】
条項63.前記セレンテラジン基質が、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体、セレンテラジンアナログ、プロセレンテラジン、またはキノンマスクされたセレンテラジンである、条項54〜62のいずれか1項に記載の方法。
【0475】
条項64.生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システムであって、
第1の標的タンパク質及び生物発光ドナー分子を含む第1の融合タンパク質、ここで前記生物発光ドナー分子は、Oplophorus由来ルシフェラーゼである;第2の標的タンパク質及び蛍光アクセプター分子を含む第2の融合タンパク質;セレンテラジン基質、及び式(II)の化合物、を含み、
[この文献は図面を表示できません]
(II)
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システム。
【0476】
条項65.(a)式(II)の化合物:
[この文献は図面を表示できません]
(II)
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R
1及びR
2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR
3R
4及び−OR
5からなる群から選択され;及び
R
3、R
4、及びR
5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC
1−C
8アルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキル、任意で置換されたC
3−C
8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR
3及びR
4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成し;及び
(b)Oplophorus由来ルシフェラーゼ
を含む、キット。
【0477】
条項66.前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、条項65に記載のキット。
【0478】
条項67.セレンテラジン基質をさらに含む、条項65〜66のいずれか1項に記載のキット。
【0479】
条項68.発光アッセイを実施するための指示書をさらに含む、条項65〜67のいずれか1項に記載のキット。
付録
【0480】
配列番号1−天然の成熟Oplophorusルシフェラーゼアミノ酸配列
FTLADFVGDWQQTAGYNQDQVLEQGGLSSLFQALGVSVTPIQKVVLSGENGLKADIHVIIPYEGLSGFQMGLIEMIFKVVYPVDDHHFKIILHYGTLVIDGVTPNMIDYFGRPYPGIAVFDGKQITVTGTLWNGNKIYDERLINPDGSLLFR−VTINGVTGWRLCENILA
【0481】
配列番号2−Nlucアミノ酸配列
MVFTLEDFVGDWRQTAGYNLDQVLEQGGVSSLFQNLGVSVTPIQRIVLSGENGLKIDIHVIIPYEGLSGDQMGQIEKIFKVVYPVDDHHFKVILHYGTLVIDGVTPNMIDYFGRPYEGIAVFDGKKITVTGTLWNGNKIIDERLINPDGSLLFRVTINGVTGWRLCERILA
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕式(I)の化合物、またはその塩であって:
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式中:
点線は、結合の存在または不在を表し;
nは、0、1、2、3、4、または5であり;
Xは、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xは、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xは、OまたはSであり;
Aは、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2は、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;及び
R3及びR4は、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記化合物、またはその塩。
〔2〕nが、1である、前記〔1〕に記載の化合物。
〔3〕前記点線が、結合の存在を表し、Xが、CHである、前記〔1〕〜〔2〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔4〕Aが、5員のヘテロアリール環である、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔5〕Aが、チエニル環またはフラニル環である、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔6〕Aが、フェニル環である、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔7〕R1が、水素、C1−C8アルキル、ハロ−C1−C8−アルキル、アルコキシアルコキシアルキル、及びアリールアルキルからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔8〕R1が、水素、エチル、n−ヘキシル、2−(2−メトキシエトキシ)エチル及びベンジルからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔7〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔9〕R1が、エチルである、前記〔1〕〜〔8〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔10〕R2が、任意で置換されたアリールである、前記〔1〕〜〔9〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔11〕R2が、置換フェニルである、前記〔10〕に記載の化合物。
〔12〕R2が、C1−C4アルキル、シアノ、アミド、C1−C4アルコキシ、及びヒドロキシアルキルからなる群から選択される1つの置換基で置換されたフェニルである、前記〔11〕に記載の化合物。
〔13〕R2が、1つのメチル基で置換されたフェニルである、前記〔12〕に記載の化合物。
〔14〕R3及びR4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記〔1〕〜〔13〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔15〕R3及びR4が、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された単環式の複素環を一緒に形成する、前記〔14〕に記載の化合物。
〔16〕前記任意で置換された単環式の複素環が、任意で置換されたピロリジン、ピペリジン及びピペラジンからなる群から選択される、前記〔15〕に記載の化合物。
〔17〕前記任意で置換された単環式の複素環が、未置換ピロリジン、未置換ピペリジン、1つの置換基で置換されたピペリジン、または1つの置換基で置換されたピペラジンからなる群から選択される、前記〔15〕に記載の化合物。
〔18〕R3が、水素である、前記〔1〕〜〔17〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔19〕R4が、未置換C1−C8アルキル、ハロ−C1−C8−アルキル、カルボキシ−C1−C8−アルキル、C1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C8−アルキル、任意で置換されたフェニル、任意で置換されたC5−C6シクロアルキル、任意で置換されたC5−C6−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔18〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔20〕R4が、未置換であるかまたは1つの置換基で置換されるフェニルである、前記〔19〕に記載の化合物。
〔21〕前記置換基が、C1−C4−アルコキシカルボニル、及びC1−C4−アルコキシカルボニル−C1−C4−アルキルからなる群から選択される、前記〔20〕に記載の化合物。
〔22〕R4が、カルボキシ、C1−C4−アルコキシカルボニル、C1−C8−アルキルアミド、ヒドロキシ−C1−C8−アルキルアミド、アミド、任意で置換されたアミノ−C1−C8−アルキルアミド、C1−C4−ジアルキルアミノ−C1−C8−アルキルアミド、カルボキシ−C1−C8−アルキルアミド、スルホン酸−C1−C8−アルキルアミド、スルホン酸−C1−C8−アルキルアミド、C1−C4−アルキルカルボニル−C1−C8−アルキルアミド、任意で置換されたC3−C6−シクロアルキルアミド、及び任意で置換されたヘテロシクリルアミドからなる群から選択される1つの置換基で置換されるシクロヘキシルである、前記〔1〕〜〔18〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔23〕前記化合物が、式(Ia):
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(Ia)
を有する、前記〔1〕に記載の化合物。
〔24〕前記化合物が、式(Ib)を有し:
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(Ib)
式中:
Yが、−NRaRb及び−ORcからなる群から選択され;
Ra及びRbが、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルからなる群から選択され;またはRa及びRbが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成し;及び
Rcは、水素及び任意で置換されたC1−C4アルキルからなる群から選択される、前記〔1〕に記載の化合物。
〔25〕Yが、−ORcである、前記〔24〕に記載の化合物。
〔26〕Rcが、水素及びメチルからなる群から選択される、前記〔25〕に記載の化合物。
〔27〕Yが、−NRaRbである、前記〔24〕に記載の化合物。
〔28〕Ra及びRbが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記〔27〕に記載の化合物。
〔29〕Ra及びRbが、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された単環式の複素環を一緒に形成する、前記〔28〕に記載の化合物。
〔30〕前記任意で置換された単環式の複素環が、任意で置換されたピペリジンである、前記〔29〕に記載の化合物。
〔31〕前記任意で置換された単環式の複素環が、未置換ピペリジン及び1つの置換基で置換されたピペリジンからなる群から選択される、前記〔30〕に記載の化合物。
〔32〕Raが、水素である、前記〔27〕に記載の化合物。
〔33〕Rbが、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、及び任意で置換されたヘテロシクリルからなる群から選択される、前記〔32〕に記載の化合物。
〔34〕Rbが、水素、C1−C6アルキル、ヒドロキシアルキル、任意で置換されたアミノアルキル、カルボキシアルキル、スルホン酸−アルキル、スルホネート−アルキル、アルキルカルボニルアルキル、任意で置換されたC3−C6−シクロアルキル、及び任意で置換された6員のヘテロシクリルからなる群から選択される、前記〔32〕に記載の化合物。
〔35〕前記化合物が、以下の式(Ib’)
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(Ib’)
を有する、前記〔24〕〜〔34〕のいずれか1項に記載の化合物。
〔36〕前記化合物が、
N−シクロヘキシル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−エチル−2−(5−(ピロリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
N−エチル−2−(5−(ピペリジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
1−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−フェニル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
2−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)フェニル)酢酸エチル;
3−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)安息香酸メチル;
メチル−シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
8−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)オクタン酸;
6−(4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)ピペリジン−1−イル)−6−オキソヘキサン酸;
トランス−メチル−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
N−(トランス−4−(ブチルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((2−ヒドロキシエチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((2−(ジメチルアミノ)エチル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ブタン酸;
N−(トランス−4−カルバモイルシクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸エチル;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸;
8−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)オクタン酸;
N−(トランス−4−(シクロヘキシルカルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((1−メチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((1−アセチルピペリジン−4−イル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
(6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキシル)カルバミン酸tert−ブチル;
N−(トランス−4−((6−(3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5(6)−カルボキサミド)ヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−(トランス−4−((6−アミノヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミドヒドロクロリド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
トランス−4−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
(11S,14S,17S)−17−アセトアミド−11,14−ビス(カルボキシメチル)−1−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキシル)−1,10,13,16−テトラオキソ−2,9,12,15−テトラアザノナデカン−19−オイック酸;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−メチル−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−シクロペンチル−4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(3−モルフォリノプロピル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−エチル−2−(5−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−4−イル)−N−(m−トリル)アセトアミド;
4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
N−シクロヘキシル−4−(2−オキソ−2−(m−トリルアミノ)エチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
N−シクロヘキシル−4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(4−(2−((2−(2−メトキシエトキシ)エチル)(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
N−シクロヘキシル−4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
メチル−トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキシレート;
4−(2−(ベンジル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸メチル;
6−(シス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸メチル;
6−(トランス−4−((4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)メチル)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン酸;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸カリウム;
トランス−4−(4−(2−(ヘキシル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸;
トランス−4−(4−(2−(エチル(フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−シアノフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−カルバモイルフェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−メトキシフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(o−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(6−メチル−3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(p−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6−メトキシ−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド;
6−(トランス−4−(4−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソプロピルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−(ブロモメチル)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−((3−(ジメチルアミノ)フェニル)(エチル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(4−(2−(エチル(3−イソブチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;
1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−N−(トランス−4−((6−ヒドロキシヘキシル)カルバモイル)シクロヘキシル)−1H−インドール−2−カルボキサミド;
6−(トランス−4−(1−(2−(エチル(3−エチルフェニル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−インドール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボキサミド)ヘキサン−1−スルホン酸ナトリウム;
トランス−4−(1−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル;及び
トランス−4−(6−(2−(エチル(m−トリル)アミノ)−2−オキソエチル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド)シクロヘキサン−1−カルボン酸メチル
からなる群から選択される、前記〔1〕に記載の化合物。
〔37〕Oplophorus由来ルシフェラーゼを前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物と接触させることを含む、
前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの阻害方法。
〔38〕前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、前記〔37〕に記載の方法。
〔39〕Oplophorus由来ルシフェラーゼの阻害方法であって、
前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを式(II)の化合物:
[この文献は図面を表示できません]
と接触させることを含み、
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記方法。
〔40〕前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、前記〔39〕に記載の方法。
〔41〕試料中のOplophorus由来ルシフェラーゼの発光の調節方法であって、
(a)前記試料をセレンテラジン基質及び前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物と接触させること;及び
(b)前記試料中の発光を検出すること、
を含み、
前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼからの発光の減少を引き起こす、前記方法。
〔42〕試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物と接触させること、前記試料は、
(xvii)Oplophorus由来ルシフェラーゼの第1の断片及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xviii)前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの第2の断片及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;及び
(b)前記試料中の発光を検出すること、
を含み、
発光の検出が、前記第1のタンパク質と前記第2のタンパク質の間の相互作用を示す、前記方法。
〔43〕前記試料を前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物と接触させる前に、前記試料を前記セレンテラジン基質と接触させることを含む、前記〔41〕〜〔42〕のいずれか1項に記載の方法。
〔44〕前記第1のタンパク質と第2のタンパク質が相互作用する場合、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第1の断片及び前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第2の断片が、前記セレンテラジン基質に安定して結合することが可能な完全長酵素を再構成する、前記〔42〕に記載の方法。
〔45〕試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物と接触させること、前記試料は:
(xix)生物発光ドナーであるOplophorus由来ルシフェラーゼ及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xx)蛍光アクセプター分子及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;
(b)前記生物発光ドナーと前記蛍光アクセプターの相互作用または近接を示す、前記試料中の生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)を検出すること
を含む、前記方法。
〔46〕前記試料が、細胞を含む、前記〔41〕〜〔45〕のいずれか1項に記載の方法。
〔47〕前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを含む、前記〔46〕に記載の方法。
〔48〕前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを発現する、前記〔46〕に記載の方法。
〔49〕前記セレンテラジン基質が、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体、セレンテラジンアナログ、プロセレンテラジン、またはキノンマスクされたセレンテラジンである、前記〔41〕〜〔48〕のいずれか1項に記載の方法。
〔50〕第1の標的タンパク質及び生物発光ドナー分子を含む第1の融合タンパク質、ここで前記生物発光ドナー分子は、Oplophorus由来ルシフェラーゼである;第2の標的タンパク質及び蛍光アクセプター分子を含む第2の融合タンパク質;セレンテラジン基質、及び前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物、を含む、生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システム。
〔51〕(a)前記〔1〕〜〔36〕のいずれか1項に記載の化合物;及び
(b)Oplophorus由来ルシフェラーゼ
を含む、キット。
〔52〕前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、前記〔51〕に記載のキット。
〔53〕セレンテラジン基質をさらに含む、前記〔51〕〜〔52〕のいずれか1項に記載のキット。
〔54〕発光アッセイを実施するための指示書をさらに含む、前記〔51〕〜〔53〕のいずれか1項に記載のキット。
〔55〕試料中のOplophorus由来ルシフェラーゼの発光の調節方法であって、
(a)前記試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること:
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を含み、
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成し;及び
(b)前記試料中の発光を検出すること、
前記式(II)の化合物が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼからの発光の減少を引き起こす、前記方法。
〔56〕試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること、
[この文献は図面を表示できません]
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、
前記試料が、
(xxi)Oplophorus由来ルシフェラーゼの第1の断片及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xxii)前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの第2の断片及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;及び
(b)前記試料中の発光を検出すること
を含み、
発光の検出は、前記第1のタンパク質と前記第2のタンパク質の間の相互作用を示す、前記方法。
〔57〕前記試料を式(II)の前記化合物と接触させる前に、前記試料を前記セレンテラジン基質と接触させることを含む、前記〔55〕〜〔56〕のいずれか1項に記載の方法。
〔58〕前記第1のタンパク質と第2のタンパク質が相互作用する場合、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第1の断片及び前記Oplophorus由来ルシフェラーゼの前記第2の断片が、前記セレンテラジン基質に安定して結合することが可能な完全長酵素を再構成する、前記〔57〕に記載の方法。
〔59〕試料中の第1のタンパク質と第2のタンパク質の間の相互作用を検出する方法であって、
(a)試料をセレンテラジン基質及び式(II)の化合物と接触させること、
[この文献は図面を表示できません]
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、
前記試料が、
(xxiii)生物発光ドナーであるOplophorus由来ルシフェラーゼ及び第1のタンパク質を含む第1の融合タンパク質をコードする第1のポリヌクレオチド;及び
(xxiv)蛍光アクセプター分子及び第2のタンパク質を含む第2の融合タンパク質をコードする第2のポリヌクレオチド
を含み;
(b)前記生物発光ドナーと前記蛍光アクセプターの相互作用または近接を示す、前記試料中の生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)を検出すること
を含む、前記方法。
〔60〕前記試料が、細胞を含む、前記〔55〕〜〔59〕のいずれか1項に記載の方法。
〔61〕前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを含む、前記〔60〕に記載の方法。
〔62〕前記細胞が、前記Oplophorus由来ルシフェラーゼを発現する、前記〔60〕に記載の方法。
〔63〕前記セレンテラジン基質が、セレンテラジン、セレンテラジン誘導体、セレンテラジンアナログ、プロセレンテラジン、またはキノンマスクされたセレンテラジンである、前記〔55〕〜〔62〕のいずれか1項に記載の方法。
〔64〕生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システムであって、
第1の標的タンパク質及び生物発光ドナー分子を含む第1の融合タンパク質、ここで前記生物発光ドナー分子は、Oplophorus由来ルシフェラーゼである;第2の標的タンパク質及び蛍光アクセプター分子を含む第2の融合タンパク質;セレンテラジン基質、及び式(II)の化合物、を含み、
[この文献は図面を表示できません]
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する、前記生物発光共鳴エネルギー移動(BRET)システム。
〔65〕(a)式(II)の化合物:
[この文献は図面を表示できません]
式中:
点線が、結合の存在または不在を表し;
nが、0、1、2、3、4、または5であり;
Xが、CH、N、O、またはSであり;
前記点線が結合の存在を表す場合、Xが、CHまたはNであり、前記点線が結合の不在を表す場合、Xが、OまたはSであり;
Aが、任意で置換されたフェニル環、または任意で置換された5または6員のヘテロアリール環であり;
R1及びR2が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたアルコキシアルキル及び任意で置換されたアルコキシアルコキシアルキルからなる群から選択され;
Zが、−NR3R4及び−OR5からなる群から選択され;及び
R3、R4、及びR5が、各々独立して、水素、任意で置換されたC1−C8アルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキル、任意で置換されたC3−C8−シクロアルキルアルキル、任意で置換されたアリール、任意で置換されたアリールアルキル、任意で置換されたヘテロアリール、任意で置換されたヘテロアリールアルキル、任意で置換されたヘテロシクリル、及び任意で置換されたヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され;またはR3及びR4は、それらが結合している窒素原子と一緒に、任意で置換された環を一緒に形成する;及び
(b)Oplophorus由来ルシフェラーゼ
を含む、キット。
〔66〕前記Oplophorus由来ルシフェラーゼが、配列番号2のポリペプチド配列を含む、前記〔65〕に記載のキット。
〔67〕セレンテラジン基質をさらに含む、前記〔65〕〜〔66〕のいずれか1項に記載のキット。
〔68〕発光アッセイを実施するための指示書をさらに含む、前記〔65〕〜〔67〕のいずれか1項に記載のキット。