(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
容量センサデバイスであって、前記容量センサデバイスは、ドライバの出力と結合された伝送機電極と、前記ドライバの入力と結合された出力を有する受信機段とを備え、前記受信機段は、
受信機電極と、
前記伝送機電極と前記ドライバと前記受信機段とによって形成されるフィードバック回路の電気発振のアクティブ化に応じて静電容量測定を発行するように構成されたループフィルタであって、電気発振は、前記伝送機電極と前記受信機電極との間の容量結合に依存する、ループフィルタと
を備え、
前記容量センサデバイスは、前記伝送機電極と前記受信機電極との間に結合された静電容量をさらに備える、容量センサデバイス。
前記ループフィルタおよび容量結合は、オブジェクトが前記伝送機電極および前記受信機電極に対して所定の近接内にあるときに、前記電気発振を通して前記受信機段をアクティブ化するように構成されている、請求項1に記載の容量センサデバイス。
前記ループフィルタおよび容量結合は、前記容量結合が閾値に達するまたは前記閾値を超えるときに、前記電気発振を通して前記受信機段をアクティブ化するように構成されている、請求項1に記載の容量センサデバイス。
前記ループフィルタは、前記容量結合が閾値に達するまたは前記閾値を下回るときに、前記電気発振を通して前記受信機段をアクティブ化するように構成されている、請求項1に記載の容量センサデバイス。
前記デバイスは、3つの動作モードのうちの1つで動作するように構成され、第1の動作モードは、自励持続発振を提供し、第2の動作モードは、前記発振が飽和に駆動される飽和モードであり、第3の動作モードは、起動およびタイミング回路からのパルスを前記フィードバック回路にフィードすることによって減衰正弦波の過渡バーストが生成される減衰バーストモードである、請求項9〜12のうちの1項に記載の容量センサデバイス。
3つ全ての動作モードにおいて、前記デバイスは、相対振幅測定、周波数測定、および位相測定のうちの2つ以上を行い、感知空間内のインピーダンス変化についての多次元情報を判定するように構成されている、請求項13に記載の容量センサデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(詳細な説明)
すでに使用されているセンサの設計要件は、種々の課題を提起する。いくつかのデバイスは、受信機端末の入力において10Mオーム、信号フィルタでは10Mオームを上回る、バイアス抵抗を要求し得る。これは、半導体デバイスを製造する際に、製造費の増加につながる過剰なダイ面積を使用し得る。受信された信号は、接地に対するパッド静電容量への高い依存性を有し得る。本静電容量の非線形性に対する感受性は、性能制限につながる。
【0015】
いくつかの感知方法は、例えば、5つのRXチャネルと、全面適用PCBの面積とほぼ等しい面積を伴うTX電極とを要求する。そのような解決策は、12ビットアナログ/デジタル変換(ADC)分解能および測定につき1000を超えるサンプルを使用してもよい。それでもなお、旧来の感知方法に類似する性能を達成するために、本開示による種々の実施形態は、より小型のTX電極とともに、わずか3つのRXチャネルを使用してもよい。
【0016】
本開示の種々の実施形態によると、超高分解能感知が、低分解能電子計装を用いて可能にされる。これは、機械および容量システムが、搬送周波数(すなわち、アナログ発振器周波数)の半分よりも遅くなければならない、サンプリング周波数よりも遅く変化する、条件に基づいてもよい。例えば、物理的静電容量の変化の1/4000は、アナログ発振器の約60サイクル後に、測定回路の40mV変化として出現し得る。これは、およそ6ビットのADC分解能に変換する、2V範囲の測定の約1/50変化に変換する。
【0017】
バルクハウゼン基準を満たすという原則の下で設計されるアナログ発振器は、シミュレートすることに問題があることで有名であり、めったに考慮されない多数の寄生感受性問題および挙動アーチファクトを有する。本開示では、種々の実施形態は、過剰駆動/飽和モードおよび減衰過渡バーストモード等の回路の挙動特異性のうちのいくつかを利用する。設計によって、種々の実施形態の性能は、大部分がこれらの回路特異性のうちのいくつかの影響を受けない。
【0018】
種々の実施形態によると、アナログ回路は、特別に設計された開ループ伝達関数をそれぞれ伴う、複数のチャネルに拡張可能であり、自己誘起型発振点についての加重チャネル総和および閉ループ動作を有することは、いくつかの動作モードで容量センサを形成する。
【0019】
図1は、本開示の実施形態による、静電容量または他の信号の変化を検出するための回路100の簡略化されたモデルの実施例を図示する。回路100内の静電容量および抵抗要素は、受信機および伝送機電極と関連付けられる同等のインピーダンスを例証し得る。静電容量または他の信号の変化を検出するためのシステムは、複数の受信機チャネルを含んでもよい。さらに、そのようなシステムは、複数の伝送機チャネルを含んでもよい。
【0020】
回路100は、伝送機回路、アンテナ、または電極104と、受信機回路、アンテナ、または電極112との間の静電容量を計算するためのCVD回路を表してもよい。静電容量は、C106によって表されてもよい。静電容量は、回路100が存在するデバイス内の電極までのオブジェクトの距離に関連し得る。回路100は、タッチスクリーン、コンピュータ、またはモバイルデバイス等のタッチもしくは接近を検出するための任意の好適なデバイスで実装されてもよい。ソース102は、伝送信号を伝送機回路104に発行してもよい。伝送信号は、正弦波信号であってもよい。伝送信号は、環境に送信されてもよく、そうするとすぐに、手、スタイラス、または指等のオブジェクトが、伝送信号と相互作用してもよい。環境からの結果として生じた信号は、ひいては、受信機回路112によって受信され、測定されてもよい。Rx/Txの利得が、計算されてもよい。結果として生じた信号および利得は、C106を判定するように分析されてもよい。いったんC106が判定されると、タッチまたは接近値が、さらに計算されてもよい。回路100は、抵抗器R110と、固有静電容量(C
0)108とを含んでもよい。C
0108は、特定のダイまたはデバイス特性に起因し得る。C
0108は、一定であり得る。
【0021】
図1では、ソース102は、その電圧信号が把握され、回路100の他の場所で起こる動作と別個である必要があり得るという点で、独立ソースであってもよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、回路100は、ソースを含んでもよい。そのようなソースは、回路100の他の部分のために存在する寄生静電容量を受け得る。そのようなソースは、独立ソースとは対照的に、回路100と同一のダイまたはパッケージ上に構築されてもよい。
【0022】
回路100の利得は、以下のように求められ得る。
【数1】
【0023】
これを使用して、ソース102の出力信号は、伝送機回路104を駆動するために使用されてもよく、受信機回路112によって受信される信号は、受信されて測定されてもよく、C106の値は、R110およびC
0108の値が一定であると仮定して計算されてもよい。
【0024】
しかしながら、R110の値は、標準外サイズで、問題を引き起こし得る。そのような標準外サイズの条件は、R110が「1/s(C+C
0)」よりもはるかに大きい場合に存在し得る。C
0108の値は、把握されない場合がある。C
0108の値が実際にC106の値よりもはるかに大きい場合には、回路100によって受けられる低い電圧利得および低い電流利得があり得、したがって、受信機回路112によって受信される信号は、検出しにくくあり得る。C
0108の値が実際にC106の値よりもはるかに少ない場合には、低い感受性があり得る。故に、「1/s(C+C
0)」と比較して低いR110の値が選択されてもよい。
【0025】
一実施形態では、ソース102は、独立ソースとして除去され、代わりに、回路100の残りの部分または他の要素内でソースとして統合されてもよい。
【0026】
図1は、インピーダンスが主に容量性である場合のための受信機チャネルモデルを図示する。回路104と108との間の同等の静電容量C106は、外部の手、指、スタイラス、または他のオブジェクトの運動とともに変動し得る。上記で議論されるように、半導体集積回路内のC
0108は、ダイまたは集積回路パッドの要素の非線形静電容量によって支配され得る。R110の値は、設計によって選定されてもよい。R110の値が非常に小さくされるとき、受信機回路112段伝達関数は、効果的にC
0108から独立している。確かに電圧利得も減少するが、これは、原則として、それを通る電流が、それを横断する電圧の代わりに測定された入力として使用される場合に、R110が約または正確にゼロにされることができるため、問題となる必要はない。
【0027】
受信機回路112のための入力インピーダンスが、低いがゼロではない場合には、電圧入力が使用されてもよく、C
0108の効果が部分的に排除されてもよい。受信機回路112のための入力インピーダンスがゼロである場合には、電流入力が使用されてもよく、C
0108の効果が排除されてもよい。受信機回路112のための入力が、(コンパレータまたは他のトランジスタベースのオペレータの中等の)MOSFETの入力ゲートの前の抵抗器を通して結び付けられる場合には、より小型の静電気放電保護が必要とされ得る。さらに、帯域通過フィルタが、ちょうど入力において適用され得る。別様に、受信機回路112のための入力がMOSFETの入力ゲートに直接結び付けられる場合、ちょうど入力に帯域通過フィルタの可能性がない場合があるが、より少ない構成要素数が必要とされ得る。一実施形態では、回路100を使用するシステムの動作は、伝送機と受信機との間の静電容量が増加するときに(そのような増加は、オブジェクトの近付きを示す)、飽和モードで行われてもよい。別の実施形態では、伝送機と受信機との間の静電容量は、バーストモードを使用するときに減少してもよい(そのような減少は、オブジェクトの近付きを示す)。
【0028】
図2は、本開示の実施形態による、受信機入力段の説明図である。受信機回路からの測定を処理するために、段200は、強化を回路100に追加してもよい。例えば、受信機回路212の出力が、オペアンプ214に印加されてもよい。オペアンプ214の出力は、抵抗器216、218と、オペアンプ214へのフィードバックとを含む、抵抗器分割器に接続されてもよい。段200の利得は、以下のように求められ得る。
【数2】
【0029】
図3は、本開示の実施形態による、容量センサ回路の説明図である。
図3は、
図2の受信機入力段200を備える、容量センサ回路を図示し得る。さらに、容量センサ回路は、全てフィードバック制御ループ内で接続される、フィードバック制御ループフィルタと、伝送機出力段と、伝送機・受信機電極アレイとを含んでもよい。例えば、オペアンプ314の出力に、抵抗器300によって分割される、一連のコンデンサ322、324が追加されてもよい。コンデンサ324の出力は、フィードバックにおいて抵抗器328を伴う別のオペアンプ326に印加されてもよく、オペアンプ326の出力は、伝送機および別のコンデンサ320にルーティングされてもよい。要素C1、R1、およびC2は、ループフィルタの一部を形成する。C2内の正弦波またはAC電流は、オペアンプおよびRf1によって形成される伝送機出力段にフィードされる。伝送機出力段内のオペアンプは、伝送機電極を駆動し、また、既知または制御可能な値の別のコンデンサCP320にルーティングされてもよい。本後者のコンデンサCPは、伝送機電極と受信機電極との間で測定される未知の静電容量と並列に接続される。
【0030】
また、段300の部分は、複数の受信機チャネルを実装するように複数回複製されてもよい。例えば、要素306、312、320、314、322、324、308、310、316、318、および330が、多くの受信機チャネルが必要とされるため、複製される受信機段の中に含まれてもよい。
【0031】
段300のトポロジは、電圧入力、入力における帯域通過フィルタの可能性がないこと、およびオブジェクトが電極により近いときの低IDD/精度(減衰バースト)動作モードを提供する。
【0032】
コンデンサCp320の値が、把握され、対照値が、Cx306の効果を相殺するように把握されてもよい。コンデンサCp320の値は、許容動作範囲に段300の動作を引き戻すように選択されてもよい。受信機回路312によって測定されるであろう、全静電容量Cは、Cp320およびCx306の両方の全静電容量を含んでもよい。故に、段300の利得は、以下のように求められ得る。
【数3】
【0033】
ゼロであると仮定される、発振閾値における利得の角度は、以下のように求められ得る。
【数4】
その結果として、方程式は、以下のように書き換えられ得る。
【数5】
式中、オメガは、段の発振周波数である。言い換えると、方程式は、以下のように表され得る。
【数6】
【0034】
方程式(eq)1によると、段は、アクティブであるとき、周波数オメガにおいて発振する。これは、入力ソースの直上ではなくて、Cの値の上で変動する。したがって、ソースは、もはやソース102として
図1に示されるような独立ソースである必要はないが、代わりに、受信機段も収納するダイ内に組み込まれてもよい。ソースは、受信機段に作用する同一の寄生力による影響を受け得、それでもなお、利得の測定が、計算されることができる。
【0035】
利得の絶対値は、次いで、以下のように表され得る。
【数7】
【0036】
方程式2は、発振が存在するであろうかどうかを定義する。閾値は、利得が1に等しいときである。全ての他のパラメータが、受信機回路によって測定されるCの値を除いて把握され得る。Cのある値に関して、利得は、1である。Cのより高い値に関して、方程式2の式の値は、1を上回り、発振がある。方程式2の式の値が1未満であるとき、発振がない。
【0037】
故に、方程式1および2を使用して、段の発振周波数は、以下のように表され得る。
【数8】
【0038】
方程式1および3を適用することは、以下の関係を生じる。
【数9】
【0039】
方程式3および4は、受信機段の設計者が抵抗器およびコンデンサの値を選び、受信機段が発振して測定するであろうCの閾値を生成することに役立つ関係を表すために、使用されてもよい。
【0040】
故に、
図3の回路に関して、測定されたCがある値の間になるとき、回路は、発振を駆動する伝送機段部分および発振を受信する受信機段分と連携して発振する。Cがある値を上回るとき、発振は、消滅し、減衰バーストとして出現し得る。したがって、発振は、Cに依存し得る。故に、一実施形態では、受信機回路および段が具体的にポーリングされる必要もなく、伝送機段が外部から駆動される必要もないが、代わりにCの値が発振閾値に達するときにアクティブ化される。
【0041】
Cのある値に関して、Tの絶対値は、1である。Cが増加する場合、Tの絶対値は、1未満になり、発振がない。
【0042】
それでもなお、方程式1は、C
0308が依然として考慮する要因であることを例証する。しかしながら、方程式は、CがC
0308を上回る場合にC
0308の効果が最小限にされ得ることを示す。実際、CをC
0308よりも2または3倍大きくすることは、C
0308の影響および段300の異なるインスタンスの間のC
0308の変動の影響を有意に低減させ得る。CがCx306(伝送機と受信機との間の実際の静電容量)およびCp320の合計であることを考慮して、いったんCx306の範囲が規定されると、Cp320の値が選定されることができる。Cp320に大きすぎる値を選定することは、(精密に測定される必要がある)Cx306がCp320と比較して小さくなり得ることを意味する。しかしながら、本方法の1つの利点は、たとえCp320がCx306よりもはるかに大きくても、自励持続発振平衡状態についての回路の感受性は、大部分が不変であることを含み得る。さらに、Cp320に大きい値を設定することは、振幅測定の感受性を低減させ得るが、種々のチャネルにわたるCp320の分布は、良好な振幅測定感受性を留保するように加重され得る。さらに、代わりに、位相測定を行うことが強調され得る。オメガ3乗項方程式2は、最高出力を有し、故に、実用的な意味で優位に立つことに留意されたい。方程式1から、Cが増加するとき(典型的には、オブジェクトが受信機電極アレイに近付くことの結果)、動作周波数は、減少する傾向があり、Tも同様である。したがって、オブジェクトが規定境界を横断し、電極アセンブリにより近く移動するときに、減衰バーストモードになり、これは、本開示およびトポロジの特徴である。所与のオブジェクトおよび位置のためのCx306の値を把握することは、種々の動作モードの物理的境界を設定するよう、設計者がCp320を設定することを可能にする。段300の設計における多くの自由度は、典型的動作周波数を調節/選定すること、ならびにサイズのために最適化することを可能にする。
【0043】
図4は、本開示の実施形態による、さらに別の容量センサ回路の説明図である。回路400は、伝送機出力段の代わりに使用される受信機入力段を伴う、および逆も同様である、回路300の変形例と見なされ得る。出力が抵抗分割器RfおよびRAにルーティングされ、負の入力にフィードバックされたオペアンプ444が、伝送機出力段を形成してもよい一方で、フィードバック抵抗器R432を伴うオペアンプ414は、受信機入力段を形成してもよい。オペアンプ444の出力は、伝送機にルーティングされてもよい。受信機回路からの測定を処理するために、段400は、強化を
図1−3に追加してもよい。例えば、オペアンプ414の出力に、抵抗器430および随意の利得オペアンプ436によって分割される、一連のコンデンサ422、424が追加されてもよい。フィードバック抵抗器432が、負の入力に戻るようにオペアンプ414の出力に接続されてもよい。コンデンサ424の出力は、並列に別のオペアンプ444および抵抗器438に印加されてもよい。オペアンプ444の出力は、負の入力にフィードバックされる抵抗器440、442で構成される抵抗器分割器ネットワークにルーティングされてもよい。オペアンプ444の出力は、伝送機に戻るようにルーティングされてもよい。
【0044】
また、段400の部分は、複数の受信機チャネルを実装するように複数回複製されてもよい。例えば、要素406、412、420、414、432、422、436、424、430、および408が、多くの受信機チャネルが必要とされるため、複製される受信機段の中に含まれてもよい。
【0045】
図4のトポロジは、C
0408の値から独立している電流入力および動作を提供する。また、より少ないまたはより小さい構成要素があり、オブジェクトが受信機に近付くときに、精密減衰バーストモードがある。
【0046】
図4のトポロジのループ利得は、以下のように求められ得る。
【数10】
【0047】
周波数は、以下のように確立されてもよい。
【数11】
【0048】
したがって、平衡モードでは、周波数は、Cから独立している。しかしながら、飽和モードでは、独立していない。
【0049】
利得は、以下のように書き換えられてもよい。
【数12】
【0050】
図4の設計は、Cが指定設計値を上回るときに、アクティブである、または発振するという効果を及ぼし得る。
【0051】
図5は、本開示の実施形態による、さらに別の容量センサ回路の説明図である。回路500は、上記の実装の変形例であってもよい。具体的には、段400は、オペアンプ514への入力抵抗器546と、抵抗器532と並列であるオペアンプ514の出力からその負の入力までのループバックコンデンサ548とを追加してもよい。本トポロジは、帯域通過フィルタを提供してもよいが、C
0508の効果を完全には排除しない。そのようなトポロジでは、システム周波数は、構成要素数を最小限にするために、帯域通過フィルタの高域通過コーナ周波数よりもちょうど低くなるべきである。
【0052】
図3−5のトポロジのそれぞれに関して、帯域通過フィルタ、バッファ、および反転増幅器のペアが、付加的構成要素数を犠牲にして有利と見なされる場合に追加されてもよい。同一または異なるトポロジバージョンのチャネルが、目的/特徴セットに応じて構築されてもよい。すなわち、システム内の複数の受信機チャネルが、
図3−5のトポロジのうちの異なるものから個別に選択されてもよい。
【0053】
図6は、本開示の実施形態による、インピーダンス変化を感知する受信機回路を組み込む例示的システムを図示する。システム600は、1つ以上の受信機段602、604、606を含んでもよい。受信機段602、604、606はそれぞれ、
図1−5に図示される実装のうちの1つ以上によって実装されてもよい。また、個々の受信機段602、604、606は、システム600の同一のインスタンスを伴って、
図1−5に図示される段のうちの異なるものによって実装されてもよい。システム600は、接近またはタッチ検出、もしくは他の静電容量感知を判定するためのコンピュータ、モバイルデバイス、タブレット、または他のデバイス内に実装されてもよい。システム600は、受信機回路612および受信機段602、604、606から受信される入力信号を考慮して、オブジェクトが近付いているか、またはセンサに接触したかどうかを判定してもよい。本判定は、測定および決定データ出力として発行されてもよい。
【0054】
システム600は、伝送機回路614と、受信機612と、受信機段602、604、606と、加算器608と、受信機段602、604、606からの信号の合計、追加、または他の組み合わせから生成される、結果として生じる入力信号610とを含む、センサコアを含んでもよい。受信機段602、604、606はそれぞれ、測定された静電容量C(受信機段への内部静電容量と、個別の受信機612と伝送機614との間の静電容量とを含む)が、(受信機段の実装に応じて)指定値を上回るまたは下回るときに、アクティブ化もしくは発振し得る。指定値は、特定のオブジェクト(手袋をした、または手袋をしていない手)、保護された、または保護されていないタッチ表面、距離、もしくは他の好適な基準に対応する値等の用途の必要性に従って設定されてもよい。
【0055】
システム600は、エンベロープ検出器622と、信号プロセッサ620と、振幅検出器614と、周波数検出器616と、位相検出器618とを含む、信号パラメータ測定および処理コアを含んでもよい。エンベロープ検出器622、振幅検出器614、周波数検出器616、および位相検出器618はそれぞれ、好適な回路で実装され、
図1−5で実証されるような計算を実行するように、受信機段602、604、606からの受信された信号の測定を提供してもよい。計算は、算出を行うようにデジタルおよびアナログ回路の任意の好適な組み合わせで実装され得る、信号プロセッサ620によって行われてもよい。
【0056】
システム600は、起動およびタイミング制御ハードウェアならびにアルゴリズム(開始624と標識される)を含んでもよい。
【0057】
受信機段602、604、606は、
図2−5に示される実装に従って伝達関数を実施してもよい。それぞれの出力は、合計され、ひいては、感知空間を横断して受信機にフィードバックされる、低インピーダンス伝送機ドライバ信号に様式化されてもよい。所与の伝送機・受信機電極構成に関して、通常、直接の意図された用途ではTx−Rxnを横断するコンデンサである、インピーダンス要素Zpnは、感知空間の規定中央または境界状態に関して、フィードバックループの全体的フィードバックループ利得が、持続的自励発振のバルクハウゼン基準を満たすように、開始624によって設定または変動される。持続的自励発振は、上記でさらに詳細に議論される。ループ利得の位相は、0度であってもよく、ループ利得の振幅は、公称動作周波数において1であってもよい。そのような公称動作周波数では、ループ利得(T)は、nがチャネル数である、HnおよびRXn/TXの積の総和で乗算されたHoに等しい。
図6では、3つのチャネルが実施例として示されているが、より多いまたは少ないものが使用されてもよい。
【0058】
システム600のセンサ動作は、そのような境界状態に対して定義されてもよい(ループ利得の位相は、0度であってもよく、ループ利得の振幅は、公称動作周波数において1であってもよい)。第1に、自己持続モードでは、境界状態は、感知空間の静止状態またはゼロ状態であるように設計されてもよい。共通モードの負フィードバックループを通して、ループ利得は、自励持続発振を維持するよう、感知空間内のインピーダンス変化に応答して変調される。そのように要求される変調は、測定され、静止状態からの偏差または変化の尺度として使用される。
【0059】
第2に、飽和モードでは、静止状態は、動作周波数であるように設計される、ゼロ位相周波数におけるループ利得が、1を上回るように、境界状態からそのようにオフセットされる。伝送発振は、依然として持続されるが、飽和に駆動されて歪曲される。しかしながら、その周波数は、感知空間内のインピーダンス変動とともに依然として変動し、そのような変動を検出して測定するために使用されることができる。
【0060】
第3に、減衰バーストモードでは、静止状態は、同様に動作周波数である、ゼロ位相周波数におけるループ利得が、1未満であるように、境界状態からそのようにオフセットされる。開始ブロックからのパルスで発振器Tx−Rxループにpingを打つことによって、減衰正弦波の過渡バーストが生成される。各過渡バーストの減衰率および周波数は、感知空間内のインピーダンスに依存し、したがって、これらのパラメータは、感知空間内のインピーダンス変化を追跡するように測定されることができる。
【0061】
上記の3つ全てのモードでは、相対振幅および位相測定は、感知空間内のインピーダンス変化についての多次元情報を収集するために使用されてもよく、故に、2および3次元空間内で策定、三角測量、または検出するために使用されることができる。
【0062】
開始624および信号プロセッサ620の設計は、本システムが適用されるであろう用途、具体的には、システム仕様ならびに特徴セットに従って、カスタマイズされてもよい。それでもなお、種々の実施形態は、いくつかの設計考慮事項に従ってもよい。負のフィードバックループが自励持続発振を維持するために使用される場合、十分な利得限度および位相限度が全ての場合における全てのループで維持されるように配慮され得る。同一の推奨が、主要センサコアループに適用され得る。さらに、高周波数雑音問題を回避するために、フィルタが、システム性能に悪影響を及ぼすことなく帯域幅を最小限にするために使用されてもよい。また、いずれの測定パラメータが最も有用であるかに応じて、いくつかの測定ブロックが、完全に除去されてもよい。さらに、タイミング制御のためのクロック信号が使用されてもよいが、ある場合には、これは不必要であり得る。また、Zp制御が、バラクタ型電圧制御によって、またはバイナリバンク選択もしくはデジタル制御によって、達成されてもよい。さらに、多くの異なる、相関の測定パラメータの自然な存在は、ニューラルネットワーク制御および信号処理を魅力的にし得る。また、処理ブロックにフィードされる受信機信号は、パッドから直接生じる必要がない場合がある。それらは、Hnの第1段後に、より自然に生じてもよい。同様に、受信機バッファおよびフィルタは、センサコアと別個である必要がない場合があるが、Hnブロックの一部であってもよい。
【0063】
種々の実施形態に固有の正または再生フィードバックに起因して、より優れた感受性が可能であり得る。所望である場合、ヒステリシスが、モードの間で急速に前後に動くことを防止するように、設計の中に容易に追加されてもよい。所望である場合、スイッチおよびアナログマルチプレクサが、
図7に示されるように、より多くのチャネルまたは電極を追加するために使用されてもよい。
【0064】
図1−7の要素を使用して、新しい感知方法は、自己誘起型伝送機信号、および受信機チャネル上の振幅、位相、周波数測定の選択肢を可能にする。故に、ある電極上の測定の特定の選択肢の有用性を最大限にするようにカスタマイズされて加重され得る、新しい伝送機・受信機構成が可能である。一実施形態では、
図1−7の要素を使用して、オブジェクトが近付くまで、センサまたは測定システムの一部は、いかなる発振信号も発行する必要がない。代わりに、伝送機と受信機との間の周囲静電容量が測定され得る。
図1−7の受信機は、(固有の静電容量を含む)受信機と伝送機との間の静電容量が、低いまたは高い静電容量閾値に達するまで、発振しない場合がある。次いで、伝送機は、近付いたオブジェクトのより精密な検出を行うために、アクティブ化され得る。
【0065】
他のシステムは、伝送機からの正弦波または他の出力信号の連続発行を要求し得る。さらに、他のシステムは、ポーリングが連続的または周期的である、受信機による値の連続チェックを要求し得る。対照的に、本開示の実施形態は、オブジェクトが近付いたことを判定するために、伝送機からの出力信号の発行を要求しない。一実施形態では、受信機が近付きも接触もされていないとき、いかなる受信機または伝送機信号も発行されない。代わりに、受信機は、伝送機と受信機との間の静電容量に十分に影響を及ぼすオブジェクトによる近付きのみに応じて、アクティブ化または発振する。続いて、伝送機は、正弦波信号でアクティブ化されてもよく、受信機は、(近付くオブジェクトによる影響を受けるような)そのような信号の偏向または歪曲バージョンを受信し、静電容量、接近、またはタッチを計算するようにアクティブ化されてもよい。
【0066】
伝送機および受信機電極ならびに回路およびアレイは、すでに広く使用されている構成に従ってもよい。
図8は、伝送機および受信機の配列ならびに構成を図示する。
図8に示されるように、伝送機電極は、その周囲の受信機電極に対して中心に置かれてもよい。他の場合では、
【0067】
図9は、伝送機および受信機の別の配列ならびに構成を図示する。
図9に示されるように、伝送機電極は、表示画面等の他の回路およびシステム構成要素のための空間を可能にするように、中心からオフセットされてもよい。
【0068】
図10は、伝送機および受信機のさらに別の配列ならびに構成を図示する。
図10では、伝送機電極、受信電極、または両方のタイプの電極の任意の組み合わせは、複数の電極によって分割もしくは共有されてもよい、または複数の電極もしくは電極の組み合わせにわたって選択的に切り替えられてもよい。
【0069】
図11は、本開示の実施形態による、伝送機電極に密接に結合された受信機電極の配列を図示する。具体的には、受信機電極1102は、伝送機電極1104に密接に結合されてもよい。受信機電極1102は、伝送機電極1104の周波数を設定する際に優勢電極であるよう、(その入力信号に対して)加重されてもよい。伝送機電極の周波数は、システム周波数として確立されてもよい。
【0070】
一実施形態では、受信機電極1102の周囲の感知空間内の摂動が、ひいては、他の受信機電極1106、1108に対する周波数測定の変動を支配し得る。したがって、周波数測定は、他の受信機電極と比較して、受信機電極1102と関連付けられるチャネルおよび段に最も有用であろう。その一方で、伝送機電極1104からより遠い他の受信機電極1106、1108は、それらの受信された信号振幅が、これらのRX電極と関連付けられる感知空間内の変化に最も敏感な測定であろうため、最も有用な測定となるように、加重され得る。これらの同一受信機電極1106、1108が、伝送機電極1104から非常に遠いため、受信された信号振幅が比較的小さかった場合、ゼロ交差位相検出器を通して測定される相対位相変化が、より確実になるであろう。電極の所望の加重は、インピーダンスZpnの設計によって、または関連付けられる同等のインピーダンスZinを有する伝達関数ブロックHnの設計によって、達成されてもよい。
【0071】
感知空間内の伝送機・受信機アレイによって形成されるインピーダンスネットワークは、極めて複雑であり得るが、回路動作は、各伝送機および受信機電極対の間の同等のインピーダンスのみを考慮することによって、理解されることができる。
図12は、本開示の実施形態による、インピーダンスネットワークを図示する。
図12は、1つの伝送機、2つの受信機、および1つの外部オブジェクト(OB)を伴う場合を図示する。
図12の各要素は、他の要素および接地に対するインピーダンスを含んでもよい。
図13は、本開示の実施形態による、簡略化されたインピーダンスネットワークモデルを図示する。
図12のネットワークは、(
図12からの)Zpnが含まれ、設計によって(
図13からの)ZnTeqに寄与する、
図13のネットワークに要約されることができる。一実施形態では、接地へのインピーダンスである、要素Zn0の効果は、最小限にされるものである。さらに、Zn0と直列の雑音源を考慮すると、受信機電極と接地との間のインピーダンスは、現在利用可能な他の方法によるよりも本感知方法によって容易かつ自然に拒否されることができる。しかしながら、外部オブジェクトと接地との間のインピーダンスである、ZoOの効果を排除することは、ZoOがネットワーク内の他のインピーダンスと比較して非常に低いときには困難であり得る。
【0072】
すぐ上で意図される用途では、オブジェクトは、電極アセンブリの周囲の空中でジェスチャする人間の手、スタイラス、指、または他のオブジェクトであってもよく、優勢インピーダンスは、静電容量であってもよい。種々の実施形態の目的は、次いで、手の相対的位置および運動を検出することであろう。
【0073】
図11を参照すると、親指の近付き、近くのホバリング、またはタッチ等のオブジェクトによる近付きが、受信機電極1102の発振を誘起するために十分な静電容量の変化を引き起こし得る。そのような誘起後に、正弦波または他の信号の伝送が、密接に結合された伝送機電極1104によって行われてもよい。現在アクティブ化されている、伝送機電極1104もまた、受信機電極1102をアクティブ化したオブジェクトに比較的近くあり得る。(人体のように)身体が十分な電気伝導度を有する場合、伝送機電極1104からの信号は、掌または他の指(もしくはオブジェクトの他の電気的に接続された部分)を横断して進行し、他の受信機電極1106、1108または元の受信機電極1102に結合する。信号は、オブジェクトの(指等の)最近傍の延在部の相対的位置に応じて、様々な程度に伝搬してもよい。相対振幅(おそらく、受信された信号の位相ならびに伝送機システム動作周波数自体の周波数の変化も)測定することによって、相対的位置およびジェスチャを検出するために十分な情報が取得されることができる。
【0074】
本装置は、次いで、タッチパッド、PCマウス、脈拍数モニタ、および仮想タイピングキーボードにさえも及ぶ、用途で使用されてもよい。本装置は、デバイスの外輪または縁上に搭載された電極アセンブリを伴う、モバイルスマートフォン、タブレット、もしくは類似デバイス上に含まれることができる。これは、例えば、音量制御のより単純かつ使いやすい実装をもたらし得る。そのような実装では、受信機電極1106、1108からの相対的測定が、オブジェクトが上または下にジェスチャをしているかどうかを判定するように、獲得されて分析されてもよい。
【0075】
類似技法を使用して、本システムは、マウスの移動または仮想キーボード等の2次元もしくは3次元用途に適用されてもよい。例えば、
図14は、本開示の実施形態による、仮想キーボード電極配列を図示する。2つの密接に結合された伝送機・受信機対が、含まれてもよい。これらは、空間の左側の受信機電極1402および伝送機電極1404、ならびに空間の右側の受信電極1408および伝送機電極1406であってもよい。他の受信機電極1410、1412、1414、1416は、ジェスチャが識別され、仮想キーボードの動作にトレースされるであろう、空間を画定してもよい。左および右下隅にアクティブ化の場所を提供することによって、結果として生じた仮想キーボードは、ちょうど親指が実際のキーボードのスペースキーの上でホバリングするであろう方法で、親指が2つアクティブ化の場所の上でホバリングするときに、自動的にアクティブ化されてもよい。受信機電極1402、1408の一方または両方が静電容量の十分な変化を判定するまで、受信機電極1402、1408は、発振していない場合がある。さらに、伝送機電極1404、1406は、発振していない場合がある。加えて、受信機電極1410、1412、1414、1416は、非アクティブであり得る。いったん受信機電極1402、1408の一方または両方が静電容量の十分な変化を検出すると、伝送機電極1404、1406は、正弦波もしくは他の信号を発行してもよく、これらの変形または変化したバージョンが、現在アクティブ化されている受信機電極1410、1412、1414、1416によって検出されてもよい。振幅、位相、および周波数測定は、これらの受信機電極から収集され、キーストロークの形態でジェスチャとして解釈されてもよい。(電極に対する)「より短い距離」のキーストロークジェスチャは、受信機における信号振幅に注目することによって、取り上げることがより容易であり得る。「遠い距離」は、受信機信号振幅の顕著な低下も引き起こしながら、伝送機信号のさらなる周波数偏移を引き起こし得、これは両方とも、復号プロセスで述べられるように使用されることができる。
【0076】
感知システムは、デバイスの外輪または縁上に搭載された電極アセンブリを伴う、モバイルスマートフォン、タブレット、もしくは類似デバイス上に含まれてもよい。デバイス上の表示は、その上方で音量ジェスチャ等の制御が行われるものである、画面の部分を図示し得る。さらに、2次元マウスジェスチャが、画面の側面に向けて行われ得る。加えて、上記の仮想キーボードは、表面に平らに置かれたそのようなデバイスの底部まで追跡され得る。
【0077】
図15は、本開示の実施形態による、静電容量変化を感知するための方法のフローチャートを図示する。
【0078】
方法1500は、
図1−14の要素等の任意の好適な機構によって実装されてもよい。方法1500は、随意に、任意の好適な点で反復または終了してもよい。また、ある数のステップが方法1500を実装するように図示されているが、方法1500のステップは、随意に、繰り返されてもよい、相互と並行して、もしくは再帰的に行われてもよい、省略されてもよい、または別様に必要に応じて修正されてもよい。例えば、1520および1525は、同時に起こってもよい。方法1500は、1505等の任意の好適な点で開始してもよい。
【0079】
1505では、伝送機は、非アクティブ化されてもよい。また、非アクティブ化受信機は、非アクティブ化されてもよい。1510では、アクティブ化受信機は、出力信号を伝播するように発振またはアクティブ化しない場合がある。
【0080】
1515では、静電容量が閾値に達したかどうかが判定されてもよい。閾値は、低下後に下限閾値または上昇後に上限閾値に達している場合がある。静電容量変化は、アクティブ化受信機電極に近付くオブジェクトに起因し得る。静電容量の判定は、ある静電容量閾値に達した後のみにアクティブ化または発振するように構成される、受信機段によって行われてもよい。静電容量は、アクティブ化受信機と伝送機との間の静電容量を含んでもよい。静電容量はまた、アクティブ化受信機の内部の静電容量を含んでもよい。一実施形態では、静電容量測定は、インピーダンス測定に取って代わられてもよい。
【0081】
静電容量閾値に達した場合、方法1500は、1520に進んでもよい。別様に、1515が繰り返してもよい。1520では、アクティブ化受信機が発振してもよい。
【0082】
1525では、伝送機がアクティブ化されてもよい。他の受信機がアクティブ化されてもよい。ブロードキャスト信号が、伝送機に提供されてもよい。
【0083】
1530では、利得が測定されてもよい。利得は、身体と相互作用するブロードキャスト信号に起因する、受信された歪曲信号に対するシステムおよび受信機段のものであってもよい。さらに、受信された信号の周波数、振幅、および位相情報が、測定されてもよい。
【0084】
1535では、収集されるデータが、ジェスチャとして解釈されてもよい。
【0085】
1540では、ジェスチャに変換される身体の効果の測定が継続するであろうかどうかが判定されてもよい。該当する場合、方法1500は、1530で繰り返してもよい。別様に、方法1500は、1545に進んでもよい。
【0086】
1545では、方法1500が繰り返すであろうかどうかが判定されてもよい。該当する場合、方法1500は、例えば、1510で繰り返してもよい。別様に、方法1500は、終了してもよい。
【0087】
例示的実施形態が上記で示されているが、変更、追加、削減、または他の順列が、当業者の知識および能力に従って、本開示の精神ならびに範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に行われてもよい。