(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御回路が、検出された動き事象の前記数えられた数と、検出された動き事象の前記数えられた数に関連付けられた前記終了時間、前記少なくとも一つの閾値、前記出力信号の前記大きさ、前記動きの方向、およびタイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて前記動作事象を特定するように構成されている、請求項1または2に記載のコントローラ。
前記制御回路が、前記特定された動作事象に基づいて前記電力消費要素のうちの所望のものに電力を供給するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコントローラ。
前記電力消費要素が、前記バッテリーのレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーターと、前記eベイパー装置をロックおよびロック解除するためのロックアウト回路と、前記プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーターとのうちの少なくとも一つを含む、請求項5に記載のコントローラ。
前記制御回路が、検出された動き事象の前記数えられた数と、検出された動き事象の前記数えられた数に関連付けられた前記終了時間、前記少なくとも一つの閾値、前記出力信号の前記大きさ、前記動きの方向、およびタイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて前記動作事象を特定するように構成されている、請求項7〜9のいずれか一項に記載のeベイピング装置。
前記制御回路が、前記動作事象を特定するように記憶媒体内に保存された表を参考にするように構成されている、請求項7〜10のいずれか一項に記載のeベイピング装置。
前記制御回路が、前記特定された動作事象に基づいて前記電力消費要素のうちの所望のものに電力を供給するように構成されている、請求項7〜11のいずれか一項に記載のeベイピング装置。
前記電力消費要素が、前記バッテリーのレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーターと、前記eベイパー装置をロックおよびロック解除するためのロックアウト回路と、前記プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーターとのうちの少なくとも一つを含む、請求項12に記載のeベイピング装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
少なくとも一つの例示的な実施形態は、eベイピング装置を制御するための複数の方法および装置のうちの少なくとも一つに関する。
【0004】
本発明の第一の態様によると、eベイピング装置用のコントローラが提供され、このコントローラは、eベイピング装置の動きを検出し、動きに基づいて出力信号を出力するように構成された動きセンサーを含む。コントローラは、eベイピング装置の電力消費要素に供給される電力を、この出力信号に基づいて制御するように構成された制御回路を含む。
【0005】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、動きセンサーは加速度計である。
【0006】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、出力信号の大きさに基づいて、動きからの動き事象を検出するように構成されている。
【0007】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、少なくとも一つの閾値に関連付けられる終了時間内に出力信号の大きさが少なくとも一つの閾値を超える回数に基づいて、検出された動き事象の数を数えるように構成されている。
【0008】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、検出された動き事象の数えられた数に基づいて動作事象を特定するように構成されている。
【0009】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、検出された動き事象の数えられた数と、検出された動き事象の数えられた数に関連付けられた終了時間、少なくとも一つの閾値、出力信号の大きさ、動きの方向、およびタイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて動作事象を特定するように構成されている。
【0010】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は動作事象を特定するために記憶媒体内に保存された表を参考にするように構成されている。記憶媒体はコントローラの一部を形成してもよい。
【0011】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、特定された動作事象に基づいて、電力消費要素のうちの所望のものに電力を供給するように構成されている。
【0012】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、特定された動作事象に基づいて、電力消費要素のうちの一つ以上に電力を供給するように構成されている。特定された動作事象が第一の動作事象である時、コントローラは電力消費要素のうちの第一の組に電力を供給するように構成されてもよい。特定された動作事象が第二の動作事象である時、コントローラは電力消費要素のうちの第二の組に電力を供給するように構成されてもよい。第一の動作事象は第二の動作事象とは異なることが好ましい。第一の組および第二の組の各々は電力消費要素の一つ以上を備えてもよい。第一の組は第二の組とは異なることが好ましい。
【0013】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、電力消費要素は、バッテリーのレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーターと、eベイパー装置を係止および係止解除するためのロックアウト回路と、プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーターとのうちの少なくとも一つを含む。
【0014】
本発明の第二の実施形態によると、プレベイパー製剤を保存するように構成された貯蔵部を含むeベイピング装置が提供される。eベイピング装置は、プレベイパー製剤からベイパーを発生するように構成された気化器と、eベイパー装置の電力消費要素に電力を供給するように構成された電源とを含む。電力消費要素は気化器を含んでもよい。eベイピング装置は、eベイピング装置の動きを検出し、動きに基づいて出力信号を出力するように構成された動きセンサーを含んでもよい。eベイピング装置は、電力消費要素に供給される電力を出力信号に基づいて制御するように構成された制御回路を含んでもよい。eベイピング装置はコントローラを備えてもよい。コントローラは、動きセンサーおよび制御回路を備えてもよい。コントローラは、本明細書で説明した実施形態のいずれかによる本発明の第一の態様によるコントローラであってもよい。
【0015】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、動きセンサーは加速度計である。
【0016】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、気化器は、貯蔵部と流体連通する多孔性要素、および多孔性要素内のプレベイパー製剤を気化するように構成されたヒーターを含む。
【0017】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、出力信号の大きさに基づいて、動きからの動き事象を検出するように構成されている。
【0018】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、少なくとも一つの閾値に関連付けられる終了時間内に出力信号の大きさが少なくとも一つの閾値を超える回数に基づいて、検出された動き事象の数を数えるように構成されている。
【0019】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、検出された動き事象の数えられた数に基づいて動作事象を特定するように構成されている。
【0020】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、検出された動き事象の数えられた数と、検出された動き事象の数えられた数に関連付けられた終了時間、少なくとも一つの閾値、出力信号の大きさ、動きの方向、およびタイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて動作事象を特定するように構成されている。
【0021】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は動作事象を特定するために記憶媒体内に保存された表を参考にするように構成されている。eベイピング装置がコントローラを備える実施形態において、記憶媒体はコントローラの一部を形成してもよい。
【0022】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、特定された動作事象に基づいて、電力消費要素のうちの所望のものに電力を供給するように構成されている。
【0023】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、制御回路は、特定された動作事象に基づいて、電力消費要素のうちの一つ以上に電力を供給するように構成されている。特定された動作事象が第一の動作事象である時、コントローラは電力消費要素のうちの第一の組に電力を供給するように構成されてもよい。特定された動作事象が第二の動作事象である時、コントローラは電力消費要素のうちの第二の組に電力を供給するように構成されてもよい。第一の動作事象は第二の動作事象とは異なることが好ましい。第一の組および第二の組の各々は電力消費要素の一つ以上を備えてもよい。第一の組は第二の組とは異なることが好ましい。
【0024】
少なくとも一つの例示的な実施形態によると、電力消費要素は、バッテリーのレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーターと、eベイパー装置を係止および係止解除するためのロックアウト回路と、プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーターとのうちの少なくとも一つを含む。
【0025】
例示的な実施形態の上記およびその他の特徴および利点は、例示的な実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。添付の図面は、例示的な実施形態を描写することを意図したものであり、意図された特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。添付の図面は、明示的に注記されていない限り、実寸に比例して描かれていると考えられるべきでない。
【発明を実施するための形態】
【0027】
幾つかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。しかしながら、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型である。しかしながら、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されることができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
【0028】
従って、例示的な実施形態は、様々な変更および代替的形態が可能である一方で、その実施形態は図面の例によって示されており、本明細書で詳細に説明する。ところが当然のことながら、例示的な実施形態を、開示された特定の形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲に収まるあらゆる修正、同等物、代替物を網羅するものである。同様の数字は、図の説明の全体で同様の要素を意味する。
【0029】
当然のことながら、要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に結合される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の上に直接あってもよく、それに直接的に接続されてもよく、それに直接的に結合されてもよく、またはそれを直接的に覆ってもよく、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよい。対照的に、要素が別の要素もしくは層「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に結合される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、明細書の全体で同様の要素を指す。
【0030】
当然のことながら、第一の、第二の、第三のなどという用語は、様々な要素、領域、層、またはセクションを説明するために本明細書で使用されてもよく、これらの要素、領域、層、またはセクションはこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、一つの要素、領域、層、またはセクションを別の領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。従って、下記で考察される第一の要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
【0031】
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、一つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。当然のことながら、空間的関係の用語は、図に図示されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されている。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。従って、用語「下方に」は上方および下方の両方の方向を包含する場合がある。装置は、その他の方法で(90度回転して、または他の方向で)方向付けられる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
【0032】
本明細書で使用される用語は、様々な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の制限を意図しない。単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は本明細書で使用される場合、複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合はその限りではない。「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および「備える(comprising)」という用語は本明細書で使用される時、述べられた特徴、整数、工程、動作、または要素の存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
【0033】
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態の概略図(および中間構造)である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば製造技法または許容差の結果として得られた図の形状からの変化が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば製造に起因する形状の逸脱を含む。従って、図に図示された領域は、本質的に概略的なものであり、それらの形状は、装置の領域の実際の形状を図示することを意図せず、例示的な実施形態の範囲を限定することを意図しない。
【0034】
その他の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が通常理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
【0035】
図1を参照すると、電子ベイピング(eベイピング)装置10は、カートリッジ(または第一のセクション、またはカートリッジセクション)50、電力セクション(または第二のセクション、または電源セクション)100、および点火インジケーター105を含む。
【0036】
点火インジケーター105は、コントローラによって制御されてもよく、かつベイピング装置10のステータスを示してもよい。点火インジケーター105は、eベイピング装置10の少なくとも以下の状態を示すために様々な順序で使用される三つの発光ダイオード(LED)であってもよい。カートリッジの検出、カートリッジの取り外し、吸煙、バッテリーレベル、使用不可モード、使用可能モード、カートリッジエラー、およびバッテリーエラー。
【0037】
第一のセクション50および第二のセクション100は、コネクターを使用する接続において一緒に結合されてもよい。コネクターは、オス接続部分およびメス接続部分を含んでもよい。オス接続部分は、第一のセクション50および第二のセクション100のうちの一つに固定されてもよい。オス接続部分は、オス接続部分のリムから延びる一対の嵌合するアームを含んでもよい。嵌合するアームとリムとの対は、一対の角度を付けたスロットをその間に画定してもよい。角度を付けたスロットの対の各々の終端は、拡大したソケット端部を含む。メス接続部分は、第一のセクション50および第二のセクション100のうちのもう一方に固定されている。例えば、オス接続部分が第一のセクション50に固定されている時、メス接続部分は第二のセクション100に固定されている(またその逆も可能である)。メス接続部分は、内表面と、その内表面上の一対のラグと、を含んでもよい。メス接続部分は、オス接続部分の角度を付けたスロットの対の各々の拡大したソケット端部の中でメス接続部分のラグの対の各々を係合して、第一のセクション50と第二のセクション100とが電気的に連結するように、オス接続部分の嵌合するアームの対を長軸方向および回転方向に受けるように構成されている(第一のセクション50と第二のセクション100との接続に関するさらなる詳細については、
図3A〜
図3Bの考察を参照のこと)。
【0038】
第二のセクション100はまた、第二のセクション100の中の圧力を監視するための圧力センサー、電源、ならびに圧力センサーからのデータを制御および解釈するように構成されたコントローラも含んでもよい。
【0039】
第一のセクション50は、ベイパーを発生するためにプレベイパー製剤を加熱するように構成された気化器を含んでもよい(
図3Cの考察を参照のこと)。プレベイパー製剤は、ベイパーへと変わりうる材料または材料の組み合わせである。例えば、プレベイパー製剤は、水、ビーズ、溶媒、活性成分、エタノール、植物エキス、天然もしくは人工フレーバー、ベイパー形成体(グリセリンおよびプロピレングリコールなど)、ならびにこれらの組み合わせ(ただしこれらに限定されない)を含む、液体製剤、固体製剤、またはゲル製剤のうちの少なくとも一つであってもよい。バッテリーアセンブリは、気化器アセンブリに電力を提供するように構成されている。
【0040】
図2は、第二のセクション100の半透視図を図示する。
図2に示すように、第二のセクション100は、メス接続部分106、ハウジング108、電源(またはバッテリー)110、発光パイプアセンブリ112、プリント基板(PCB)116、端部キャップ118、プラス接点120、およびコモン接点122を含む。発光パイプアセンブリ112は、点火インジケーターを保持する発光物品(例えば、発光パイプ)114を含む。
【0041】
メス接続部分106はハウジングシェル108の近位端に配置され、一方で端部キャップ118、第一の接点120(例えば、プラス接点)、および第二の接点122(例えば、コモン接点)は、ハウジングシェル108の反対側の遠位端に配置される。第二のセクション100は、反対側の遠位端(第二の接点122に隣接)における三角形の形態へと移行する円筒形状を有する近位端(メス接続部分106に隣接)を有する。例えば、反対側の遠位端はルーローの三角形と似た断面形状を有してもよい。ルーローの三角形は三つの円の交点から形成される形状であり、三つの円の各々はその中心を他の二つの円の境界の上に有する。バッテリーアセンブリ100はまた、傾斜した端面も有してもよい(バッテリーアセンブリ100の長軸方向軸に対して)。しかし、当然のことながら例示的な実施形態はその他の構成を有してもよく、上記の形態に限定されない。
【0042】
メス接続部分106は、第一のセクション50への接続を提供する。メス接続部分106は、第二のセクション100と第一のセクション50との間に電気的接続を提供するために導電性材料で作製されている。例えば、メス接続部分106は、ニッケルを用いてメッキされてから銀を用いて上層メッキされた真鍮製の基部を有してもよい。
【0043】
より具体的には、第一のセクション50への接続を完了すると、成人ベイパー吸引者によって加えられた陰圧を圧力センサーによって感知した際、電源110は第一のセクション50のヒーター要素と電気的に接続される(第一のセクション50の第二のセクション100への電気的接続に関するさらなる詳細については、
図3A〜
図3Cの考察を参照のこと)。空気はeベイピング装置10の一つ以上の空気吸込み口を通して主に第一のセクション50の中央空気通路の中へと引き出される(
図3Bを参照のこと)。例示的な実施形態は、ベイピングを起動するために圧力センサーを使用するeベイピング装置に限定されない。むしろ、例示的な実施形態は、起動のための別の手段(押しボタンまたは静電容量式ボタンなど)を利用するベイピング装置にも適用可能である。
【0044】
電源110は、ヒーターの両端に電圧をかけるために、ヒーターへと動作可能に接続されてもよい(
図3A〜
図3Dを参照しながら以下で説明されるように)。さらに、電源110は、以下でより詳細に説明されるように、回路基板116上のコントローラへと電力を供給する(回路基板116に関するさらなる詳細については
図5の考察を参照のこと)。
【0045】
電源110は、リチウム−イオン電池またはその変形のうちの一つ(例えばリチウム−イオンポリマーバッテリー)であってもよい。別の方法として、電源110は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムマンガン電池、リチウムコバルト電池、または燃料電池であってもよい。その場合、eベイピング装置10は、電源110内のエネルギーが消耗されるまで、または設定された閾値を下回るまで使用可能である。電源110は再充電可能であってもよく、回路基板116はバッテリーを外部充電装置によって充電することを可能にする回路を含む。
【0046】
図3Aは、第二のセクション100の断面図を図示する。
図3Aを参照すると、第二のセクション100は近位端(メス接続部分106に隣接)から反対側の遠位端(第二の接点122に隣接)へとサイズが増加してもよい。メス陽極102およびメス絶縁部材104は、メス接続部分106の中に配置されてもよい。メス絶縁部材104は環状構造であってもよく、これを通して延びるメス陽極102を有する。例えば、メス陽極102はメス接続部分106の中に同心で配設されてもよく、一方でメス絶縁部材104を介してこれらから電気的に分離されてもよい。
【0047】
図3に示すように、電源110はeベイピング装置10内に配設されたバッテリーを含んでもよく、その結果電源110の陰極110aは電源110の陽極110bの下流であってもよい。陰極110aは電線129aによってPCB 116に接続されている。PCB 116はその後、電線129bによって陰極部分106aに接続されている。より具体的には、陽極110bは電線126によってPCB 116の回路に接続されている。PCB 116上の回路は、電源110の陽極110bをメス接続部分106の陽極部分102に接続するための、および電源110の陰極110aを陰極部分106aに接続するためのスイッチとして作用する。PCB回路がスイッチを有効にした時、陽極部分102が許容できる回路(例えば、第一のセクション50の回路)に接続されている場合、電流はこの回路を通して流れることができる。
【0048】
当然のことながら、陰極部分106aと陽極部分102の位置はメス接続部分106の中で取り替えられてもよい。
【0049】
ハウジング108はプラスチック製であって、アルミニウムを用いてメッキされ、暗灰色の顔料で被覆されてもよい。ハウジング108は長軸方向に延び、電源110、発光パイプアセンブリ112および回路基板116を収容する。メス接続部分106および端部キャップ118は、ハウジング108の反対側の端部に提供されている。プラス接点120およびコモン接点122は、端部キャップ118の露出した面上に形成されている。プラス接点120およびコモン接点122の両方はステンレスニッケルシルバーで被覆されてもよい。
【0050】
発光物品114(例えば、発光パイプ)が第二のセクション100の遠位端に配置されてもよい。発光物品114は、eベイパー装置の状態に基づいて成人ベイパー吸引者の目に見える光を発するように構成された光インジケーター105a〜105cを含む。例示的な実施形態において、光インジケーター105a〜105cは、ベイピング中に第一の色の光を発し、電源110が下がった時は第二の色の光を発し、電源110が充電された時は第三の色の光を発し、およびこれらの組み合わせを発してもよい。色付きの光の代わりに(またはこれに加えて)、光インジケーター105a〜105cは、ステータスインジケーターとして、点滅する光、光のパターン、またはこれらの両方を発してもよい。
【0051】
例えば、光インジケーター105a〜105cは、少なくとも以下の状態を図示するために様々な順序で使用される発光ダイオード(LED)であってもよい。カートリッジの検出、カートリッジの取り外し、吸煙、バッテリーレベル、使用不可モード、使用可能モード、カートリッジエラー、およびバッテリーエラー。
【0052】
プラス接点120およびコモン接点122は、電線によって回路基板116に接続されてもよい。プラス接点120およびコモン接点122は、充電器が回路基板116上のコントローラと通信し、電源110に電力を供給することを許容するために、こうした様式で回路基板116に接続されている。より具体的には、第二のセクション100が充電器の中(充電器の二つのプロング)に挿入された時、コモン接点およびプラス接点は閉回路を形成する。
【0053】
図3Bは、
図1に示される第一のセクションの例示的な実施形態の断面図を図示する。
図3Bを参照すると、第一のセクション(またはカートリッジセクション、またはカートリッジ)50は、近位端および反対側の遠位端を有するハウジングバレル202を含む。ハウジングバレル202は、金属(例えば、ステンレス鋼)で形成されてもよいが、他の好適な材料が使用されてもよい。マウスピース204およびシールリング212は、ハウジングバレル202の近位端に配置され、一方でオス接続部分206(例えば、気化器コネクター)は、ハウジングバレル202の反対側の遠位端に配置される。オス陽極208(例えば、ポスト)およびオス絶縁部材210(例えば、ガスケットリング)は、オス接続部分206の中に配置されてもよい。オス絶縁部材210は環状構造であってもよく、これを通して延びるオス陽極208を有する。例えば、オス陽極208はオス接続部分206の中に同心で配設されてもよく、一方でオス絶縁部材210を介してこれらから電気的に分離されてもよい。オス絶縁部材210およびシールリング212は、シリコーンで形成されてもよい。第一のセクション50は、一つ以上の空気吸込み口215(これを通して空気が引き出されうる)を含んでもよく、また圧力センサーは、一つ以上の空気吸込み口215を通して引き出される空気から得られる空気圧力を測定してもよい。
【0054】
第一のセクション50と第二のセクション100とを取り付けると、第一のセクション50のオス接続部分206は、第二のセクション100の陰極部分106aと電気的に接続する。第一のセクション50と第二のセクション100は、第二のセクション100のメス接続部分106を第一のセクション50のオス接続部分206と係合することによって取り付けられてもよい。第一のセクション50は気化器250を含んでもよい。気化器250は、プレベイパー製剤を気化するために発熱体(またはヒーター)を含んでもよい(
図3Cを参照のこと)。
【0055】
上記の
図3Aおよび
図3Bの説明から、当然のことながら第一のセクション50および第二のセクション100は、コネクターを使用する接続で一緒に結合されてもよい。コネクターは、オス接続部分206およびメス接続部分106を含んでもよい。
図3Aおよび
図3Bに示される例示的な実施形態によると、オス接続部分206は第一のセクション50に固定されてもよく、一方でメス接続部分106は第二のセクション100に固定されてもよい。オス接続部分206は、オス接続部分のリムから延びる一対の嵌合するアームを含んでもよい。嵌合するアームとリムとの対は、一対の角度を付けたスロットをその間に画定してもよい。角度を付けたスロットの対の各々の終端は、拡大したソケット端部を含む。メス接続部分106は、第一のセクション50に固定されている。例えば、オス接続部分206が第二のセクション100に固定されている時、メス接続部分106は第一のセクション50に固定されている(またその逆も可能である)。メス接続部分106は、内表面および内表面上の一対のラグを含んでもよい。メス接続部分106は、オス接続部分206の角度を付けたスロットの対の各々の拡大したソケット端部の中でメス接続部分106のラグの対の各々を係合して、第一のセクション50と第二のセクション100とが電気的に連結するように、オス接続部分206の嵌合するアームの対を長軸方向および回転方向に受けるように構成されている。
【0056】
図3Cは、
図3Bの破線の中に示されるカートリッジセクションの例示的な実施形態の拡大断面図を図示する。
図3Cに示すように、気化器250のヒーター252はそれぞれ、接続点255および260においてオス接続部分206の本体220およびオス陽極208に電気的に接続されてもよい。
【0057】
図3Bおよび
図3Cを参照すると、ハウジングバレル202は、多孔性材料270および280を有する貯蔵部290を含んでもよい。貯蔵部290、多孔性材料270および280は、プレベイパー製剤を含有してもよい。多孔性材料270の密度は多孔性材料280の密度より大きくてもよい。ハウジングバレル202は気化器250を含んでもよい。気化器250は、貯蔵部290の中に含まれるプレベイパー製剤と流体連通する多孔性要素251を含んでもよい。気化器250は、多孔性要素251内に含有されるプレベイパー製剤を気化するために発熱体(またはヒーター)252を含んでもよい。ヒーター252の一部分は多孔性要素251の周りにコイル状に巻いてもよく、一方でヒーター252の2本の電気リードはそれぞれ接続点255および260に延びる。ハウジングバレル202は、マウスピース204の空気出口295と空気吸込み口215との間の空気の流れを可能にするために、中央空気チャネル275を画定する内側管265を含んでもよい。気化器250は空気チャネル275内に配設されてもよく、その結果気化器によって発生したベイパーはマウスピース204に向かって流れてもよい。
【0058】
図3Dは、
図1における第一のセクションと第二のセクションの間の接続区域の断面図を図示する。
図3Dは、オス陽極208とメス陽極102の間の電気的接続、およびオス接続部分206と陰極部分106の間の電気的接続を示す。
【0059】
図3A〜
図3Dを参照すると、電源110の陽極110bと第一のセクション50内のヒーター252との間の電気的接続は、PCB 116、第二のセクション100内のメス陽極102、第一のセクション50内のオス陽極208、およびオス陽極208上の接続点260を通して、ヒーター252の第一の電気リードと確立されてもよい。同様に、電源110の陰極110aとヒーター252の間の電気的接続は、PCB 116、接続部分106の陰極部分106a、オス接続部分206、およびオス接続部分206の本体220上の接続点255を通して、ヒーター252の第二の電気リードと確立されてもよい。接続点255および260は、例えばヒーター252の2本の電気リードをスポット溶接またははんだ付けすることによって実現されてもよい。陽極110bは、バッテリー電線126によって回路基板116上の回路に接続されている。回路基板116は電線128によって陰極部分106aに接続されている。
【0060】
図4は、
図1における第二のセクションの分解組立図を図示する。
図4に示すように、発光パイプ(または発光物品)114は、発光パイプアセンブリ112の円柱状の穴112a、112bおよび112cの中に挿入されるように適合されてもよい。
【0061】
図5は、例示的な実施形態によるPCB 116のブロック図を図示する。
【0062】
示すように、回路基板116はコントローラ500およびバッテリーモニタリングユニット(BMU)510を含んでもよい。幾つかの例示的な実施形態において、回路基板116は、外部装置入力/出力(I/O)インターフェース530を含む。I/Oインターフェース530は、例えばBluetooth(登録商標)インターフェースであってもよい。
【0063】
コントローラ500は、マイクロプロセッサ502、コンピュータ可読記憶媒体505、ヒーター制御回路515、充電制御回路520、圧力センサー525、および動きセンサー540を含む。明示的には示されないが、当然のことながら動きセンサー540はコントローラ500とは別個のものとして含まれてもよい。
【0064】
コントローラ500は、第二のセクション100、ならびにeベイピング装置10全体の機能(例えば、ヒーターの制御、外部充電器とのインターフェース、および成人ベイパー吸引者が陰圧を加えたかどうかを判定するためのeベイピング装置10の中の圧力のモニタリング)を実施する。コントローラ500は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを実行するハードウェア、またはこれらの任意の組み合わせであってもよい。例えば、コントローラ500は、一つ以上の中央処理装置(CPU)と、デジタル信号処理装置(DSP)と、一つ以上の回路と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)と、コントローラ500の機能を実施するための特殊用途機械として構成されたコンピュータまたはこれに類するものとのうちの少なくとも一つを備えてもよい。
【0065】
例えば、コントローラ500がソフトウェアを実行するプロセッサである場合、コントローラ500は、コンピュータ可読記憶媒体505内に保存された指示を実行して、プロセッサを特殊用途機械として構成する。
【0066】
さらに、
図5の例示的な実施形態に示すように、コントローラ500は、ハードウェアと、ソフトウェアを実行するプロセッサとの組み合わせであってもよい。示すように、ハードウェア要素は、コンピュータ可読記憶媒体505、ヒーター制御回路515、充電制御回路520、圧力センサー525、および動きセンサー540を含んでもよい。示すように、マイクロプロセッサ502は、記憶媒体505上に保存されたソフトウェアを実行することによって上記に説明されたハードウェア要素の動作を制御するように構成されている。
【0067】
マイクロプロセッサ(または制御回路)502は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを実行するハードウェア、またはこれらの任意の組み合わせであってもよい。例えば、コントローラ500は、一つ以上の中央処理装置(CPU)と、デジタル信号処理装置(DSP)と、一つ以上の回路と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)と、マイクロプロセッサ502の機能を実施するための特殊用途機械として構成されたコンピュータまたはこれに類するものとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0068】
例えば、
図5に示すように、マイクロプロセッサ502がソフトウェアを実行するプロセッサである場合、マイクロプロセッサ502は、コンピュータ可読記憶媒体505内に保存された指示を実行して、プロセッサを特殊用途機械として構成する。
【0069】
さらに、マイクロプロセッサ502は、ハードウェアと、ソフトウェアを実行するプロセッサとの組み合わせであってもよい。例えば、
図5に示すように、マイクロプロセッサ502は、タイマー545、カウンター550、およびレジスター555を含む。これらの要素の機能は、
図6を参照しながら以下でより詳細に説明される。
【0070】
本明細書で開示される場合、「コンピュータ可読記憶媒体」または「非一時的コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気RAM、コアメモリ、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリ装置、その他の情報を保存するための有形の機械可読媒体、およびこれらの組み合わせを含む、データを保存するための一つ以上の装置を表す場合がある。「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、一つ以上の指示およびデータのうちの少なくとも一つを保存、含有、または保持する能力を有する、可搬式または固定式の記憶装置、光学記憶装置、およびその他の様々な媒体を含みうるが、これらに限定されない。
【0071】
図5に示すように、電源110は電圧V
BATを、ヒーター制御回路515、充電制御回路520、および発光物品114に供給する。電圧V
BATおよびマイクロプロセッサ502からのデータ(または制御信号)に基づいて、発光物品114は、eベイピング装置10のステータスを示す光または一連の光を生成する。
【0072】
ヒーター制御回路515および充電制御回路520は、マイクロプロセッサ502によって制御され、データをマイクロプロセッサ502に送信する、およびマイクロプロセッサ502から受信する。
【0073】
より具体的には、ヒーター制御回路515は、パルス幅変調信号に基づいて第一のセクション50のヒーターに供給される電圧を制御し、マイクロプロセッサ502からの信号を有効化するように構成されている。例えば、マイクロプロセッサ502が、第一のセクション50と第二のセクション100が接続されていることを検出する場合、ヒーター制御回路515は、ヒーターの両側の電圧およびヒーターを通して流れる電流を監視するように構成されている。ヒーター制御回路515は監視したヒーターの両側の電圧およびヒーターを通して流れる電流をマイクロプロセッサ502へとフィードバックするように構成されている。次にマイクロプロセッサ502は、ヒーター制御回路515からのフィードバックに基づいてパルス幅変調信号を調節するように構成されている。
【0074】
充電制御回路520は、外部充電器と第二のセクション100の間のインターフェースとして作用する。より具体的には、充電器に接続すると、充電器は一連の電圧パルスを充電制御回路520に送信する。マイクロプロセッサ502は、一連の電圧パルスが正しい一連であるかどうかを判定する。この一連がマイクロプロセッサ502によって正しいと判定された場合、マイクロプロセッサ502は、応答の一連の電圧を発生するように充電制御回路520に指示し、その結果充電器が正しい応答を受けた場合、充電器は電源110の充電を開始する。
【0075】
BMU 510は、電源110が発生した電圧V
BATを監視する。電圧V
BATが設定された範囲(例えば、2.5V〜4.3V)内である場合、BMU 510はマイクロプロセッサ502に電圧V
BATを供給する。電圧V
BATが設定された範囲内ではない場合、BMU 510はマイクロプロセッサ502に電力が供給されるのを妨げる。
【0076】
マイクロプロセッサ502は、電圧V
BATを別の電圧V
DDへと変換するための電圧調整器を含む。マイクロプロセッサ502は電圧V
DDを圧力センサー525に供給する。
【0077】
圧力センサー525は、真の圧力センサーである微小電気機械システム(MEMS)センサーであってもよい。マイクロプロセッサ502は、成人ベイパー吸引者がeベイピング装置10に陰圧を加えたかどうかを判定するためにMEMS圧力センサー525を使用する。成人ベイパー吸引者が陰圧を加えていることをマイクロプロセッサ502が検出した場合、マイクロプロセッサ502は、プレベイパー製剤を気化することによってベイパーを発生するためにヒーターの加熱プロセスを開始するためにヒーター制御回路515を制御する。
【0078】
真のMEMS圧力センサー525を使用することによって、マイクロプロセッサ502は成人ベイパー吸引者に由来する陰圧を迅速に判定する場合がある。さらに、MEMS圧力センサー525は回路基板116上に直接取り付けることができるため、MEMS圧力センサーが占めるスペースは差圧センサーよりも小さい場合がある。
【0079】
MEMS圧力センサー525は、例えばMS5637−02BA03低電圧気圧センサーであってもよい。
【0080】
別の方法として、圧力センサー525は、差圧センサーであってもよい。差圧センサーは、二つの空気圧力、すなわち周囲の空気圧力と変化する空気圧力とを測定する。差圧センサーは一般に、装置の端部上に設定され、センサーの一方の側をセンサーの他方の側からシールするガスケットの中に入れられる。成人ベイパー吸引者が陰圧をかける時、差圧センサーのシールされた側が圧力低下(真空)を検出する一方で、シールされていない露出のため、周囲側が検出する低下はより少ない。次に、差圧センサーは差信号を提供する。
【0081】
一つの例示的な実施形態において、コントローラ500およびマイクロプロセッサ502の様々な要素は、集積回路間(I
2C)インターフェースを使用して通信する。
【0082】
動きセンサー540は、eベイピング装置10の動き(例えば、動き事象)を検出する能力を有するセンサーであってもよい。例えば、動きセンサー540は、適切な加速度(または重力加速度)の大きさおよび方向のうちの少なくとも一つを検出する単軸加速度計または多軸加速度計であってもよい。加速度計は、圧電原理、ピエゾ抵抗原理、および静電容量原理のうちの少なくとも一つによって動作してもよい。加速度計はMEMS装置であってもよい。検出された動きは成人ベイパー吸引者によるeベイピング装置10の動きを含んでもよく、例えばeベイピング装置10を軽く叩く、eベイピング装置10を振る、eベイピング装置10を回すなどがある。動きセンサー540はまた、eベイピング装置10の向きを検出してもよい。コントローラ500は、動きセンサー540の出力信号に基づいてeベイピング装置10の電力消費要素を動作してもよい。電力消費要素は、バッテリー110のレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーター(例えば、発光物品114)と、eベイピング装置10を係止および係止解除するためのロックアウト回路と、プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーター(例えば、発光物品114)とのうちの少なくとも一つ、気化器250、およびその他を含んでもよい。
【0083】
コントローラ500は、eベイピング装置10をスリープモード、スタンバイモード、およびアクティブモードで動作してもよい。アクティブモードは、コントローラ500が(例えば、成人ベイパー吸引者による吸煙中に)ヒーター252を起動するモードであってもよい。アクティブモードにおいて、マイクロプロセッサ502は、圧力センサー525から圧力読み取りを得るために、読み出し要求を第一の頻度で圧力センサー525に送信する。スタンバイモードは、マイクロプロセッサ502が、圧力センサー525に送信される読み出し要求の頻度をアクティブモードよりも低減するモードであってもよい。従って、スタンバイモードはeベイピング装置10の電力消費をアクティブモードよりも低減する場合がある。スリープモードは、マイクロプロセッサ502が、圧力センサー525に送信される読み出し要求の頻度をスタンバイモードよりも低減するモードであってもよい。別の方法として、スリープモードにおいて、マイクロプロセッサ502は圧力センサー525をオフにするか、または複数の読み出し要求をまとめて終了させ、圧力センサー525を効果的に使用不可にしてもよい。スリープモード、スタンバイモード、およびアクティブモードのうちのいずれか一つにおいて、マイクロプロセッサ502によって送信された読み出し要求の頻度は、成人ベイパー吸引者によって画定されてもよく、経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。
【0084】
当然のことながら、マイクロプロセッサ502が気化器250を起動するために動きセンサー540の出力を使用する場合、コントローラ500は(例えば、スイッチを使用して)圧力センサー525を使用不可にすることができてもよい。例えば、eベイピング装置10の動作がアクティブモードの低い電力状態にある場合、マイクロプロセッサ502は圧力センサー525を使用不可にしてもよい。別の方法として、動きセンサー540は、圧力センサー525の機能を置き換えてもよく、マイクロプロセッサ502は、気化器250をいつ起動するかを決定するために動きセンサー540の出力を使用してもよい。従って、少なくとも一つの例示的な実施形態によると、コントローラ500は圧力センサー525を含まない。動きセンサー540は圧力センサー525よりも少ない電力を消費しうるため、上記のすべての事例において、電力消費量が低減される場合がある。
【0085】
図6は、
図5に示されるコントローラを動作する例示的な方法を図示するフローチャートを示す。例えば、
図6は、マイクロプロセッサ502の視点からのコントローラ500の動作を示す。
【0086】
動作600では、マイクロプロセッサ502は、動きセンサー540から出力信号を受信する。出力信号の大きさ(例えば、電圧の大きさ)は、eベイピング装置10の動きにより変化する場合がある。例えば、eベイピング装置10が静止している場合、出力信号の大きさは、eベイピング装置10が成人ベイパー吸引者によって軽く叩かれた(または他の動きを経験する)場合の出力信号の大きさより小さい場合がある。しかしながら、例示的な実施形態は、それに限定されない。
【0087】
動きセンサー540が多軸加速度計である場合、出力信号は加速度計の各々の軸の構成要素(すなわち、x、y、およびz軸の各々に対する構成要素)を含んでもよい。従って、少なくとも一つの例示的な実施形態によると、出力信号の大きさは、構成要素(例えば、二つまたは三つの構成要素)の大きさを平均化することによって測定されてもよい。別の方法として、マイクロプロセッサ502は、
図6の動作が単一の構成要素の大きさ関して実施されるように、出力信号の各々の構成要素を別個に監視してもよい。従って、当然のことながら「出力信号の大きさ」を実施に応じて上記の可能性のうちの任意のものに適用する。
【0088】
動作605において、マイクロプロセッサ502は、出力信号の大きさが第一の閾値を超えるかどうかを判定する。すなわち、マイクロプロセッサ502は、出力信号の大きさに基づいて動き事象を検出してもよい。例示的な実施形態は、出力信号の大きさが閾値を超えるかどうかを判定することに限定されない。少なくとも一つの例示的な実施形態によると、マイクロプロセッサ502は出力信号の大きさの変化が閾値を超えるかどうかを判定する場合がある。さらに、マイクロプロセッサ502はまた、出力信号の大きさの変化に基づいて動きの方向も検出できる場合もある。
【0089】
第一の閾値は、成人ベイパー吸引者によって画定されてもよく、経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。例えば、出力信号が電圧信号である場合、マイクロプロセッサ502は電圧信号が第一の閾値電圧レベルを超えるかどうかを判定してもよい。超えない場合、動作600において、マイクロプロセッサ502は動きセンサー540から出力信号を受信し続ける。出力信号の大きさが第一の閾値を超えるとマイクロプロセッサ502が判定する場合、動作610において、マイクロプロセッサ502はタイマー545を開始する。
【0090】
動作615において、マイクロプロセッサ502はカウンター550をインクリメントし、出力信号が動作605における第一の閾値を超えるインスタンスを示す。動作615において、マイクロプロセッサ502はまた、例えばタイムスタンプを記録することによって、カウンター550がいつインクリメントしたかを追跡してもよい。さらにまた、マイクロプロセッサ502は検出された動き事象の大きさおよび方向も記録してもよい。タイムスタンプ、大きさ、および方向はレジスター555内に保存されてもよく、この情報は動作事象を特定するために有用である場合がある(動作630の考察を参照のこと)。
【0091】
動作620において、マイクロプロセッサ502は、タイマー545の経過時間が終了時間を超えるかどうかを判定する。終了時間は成人ベイパー吸引者によって画定されてもよく、経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。例えば、動作605において出力信号の大きさが第一の閾値を超える第一のインスタンスを検出する際、マイクロプロセッサ502がどのぐらい長く出力信号を監視するのが望ましいかによって、終了時間は選択されてもよい。タイマー545の経過時間が終了時間を超えないとマイクロプロセッサ502が判定する場合、動作625においてマイクロプロセッサ502は出力信号が第二の閾値を超えるかどうかを判定する。超える場合、マイクロプロセッサ502は、カウンター550をインクリメントするために動作615に戻る。第二の閾値は、第一の閾値と同一であってもよい。しかし、第二の閾値は、所望される場合、第一の閾値より小さくてもよく、または大きくてもよい。第二の閾値は、成人ベイパー吸引者によって画定されてもよく、経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。例えば、第一の閾値および第二の閾値は、成人ベイパー吸引者によってインターフェース530を通して調節されてもよい。
【0092】
動作625において第二の閾値を超えないとマイクロプロセッサ502が判定する場合、マイクロプロセッサ502はカウンター550をインクリメントせず、動作620に戻り、タイマー545の経過時間が終了時間を超えたかどうかを判定する。
【0093】
当然のことながら動作600〜625は、結果としてマイクロプロセッサ502が(カウンター550を介して)終了時間期間内に出力信号が一つ以上の閾値を超える回数を数えることができるようにする。すなわち、マイクロプロセッサ502は、特定の期間内のeベイピング装置10の動き事象(例えば、軽く叩く、回す、その他)の数を検出してもよい。
【0094】
動作620においてタイマー545の経過時間が終了時間期間を超えるとマイクロプロセッサ502が判定する場合、マイクロプロセッサ502は動作630においてカウンター550の内容に基づいて動作事象の特定を試みる。動作600〜625の観点から、カウンター550の内容は、タイマー545の経過時間が終了時間を超える前に検出された動き事象の数を示すべきである。従って、マイクロプロセッサ502は、検出された動き事象の数えられた数に基づいて動作事象を特定する。別の方法として、マイクロプロセッサ502は、動き事象の数えられた数と、検出された動き事象の数えられた数に関連付けられた第一の閾値および第二の閾値、終了時間、出力信号の大きさ、動きの方向、タイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて動作事象を特定するように構成されている。
【0095】
動作事象は、eベイピング装置10の機能、例えばバッテリー110のレベルを示すバッテリーレベル表示機能、eベイピング装置10を係止および係止解除するロックアウト回路機能、カートリッジ50内のプレベイパー製剤のレベルを示すプレベイパー製剤レベルインジケーター機能、気化器250を起動する機能、またはeベイピング装置10によって実施できる任意の他の機能(例えば、電源オンおよび暖機、ヒーター電圧の増加、その他)であってもよい。マイクロプロセッサ502は、動作事象を特定するために記憶媒体505の中に保存された表(例えば、ルックアップテーブル(LUT))を参考にしてもよい。例えば、マイクロプロセッサ502は、カウンター550によって示される動き事象の数を、記憶媒体505内に保存された表と相互に関連付けることによって、動作事象を特定することを試みる場合がある。
【0096】
表は、動き事象の数えられた数をeベイピング装置10の特定の動作事象と関連付けるエントリーを含んでもよい。例えば、この表は、数えられた二つの動き事象がeベイピング装置10のバッテリーレベルをチェックする動作事象を開始することを示すはずであること、数えられた三つの動き事象が気化器250を起動する動作事象を開始することを示すはずであること、等々を示すエントリーを含んでもよい。表エントリーは、成人ベイパー吸引者によって画定されてもよく、経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。表エントリーはまた、成人ベイパー吸引者によってインターフェース530を通して調節されてもよい。動きセンサー540が多軸加速度計であり、マイクロプロセッサ502が出力信号の複数の構成要素を監視している場合、表は各々の軸に関連付けられたある数のエントリーを含んでもよい。例えば、出力信号のx軸構成要素を使用して検出されるある数の動き事象は、出力信号のy軸構成要素を使用して検出される同一の数の動き事象とは異なる動作事象に対応する場合がある。従って、マイクロプロセッサ502は
図6の動作を三つの同様の方法(加速度計の各々の軸に対して一つずつ)で実行してもよい。
【0097】
マイクロプロセッサ502は、検出された動き事象の数えられた数と、検出された動き事象の数えられた数に関連付けられた終了時間、少なくとも一つの閾値、出力信号の大きさ、動きの方向、およびタイムスタンプのうちの少なくとも一つとに基づいて動作事象を特定してもよい(すなわち、カウンター550がいつインクリメントされたかを示すレジスター555内に保存されたタイムスタンプ)。例えば、第一の閾値および第二の閾値は特定の終了時間と関連付けられてもよく、このため閾値を調節することはまた、終了時間を調節することであり、またはその逆も可能である。タイムスタンプはマイクロプロセッサ502が各々の検出された動き事象の間の間隔を判定できるようにする場合がある。マイクロプロセッサ502は、動作事象を特定するために、動き事象の数えられた数に加えて、この情報の一部またはすべてを使用してもよい。これはマイクロプロセッサ502が同一の数の数えられた動き事象に対して異なる動作事象を特定することを可能にする場合がある。例えば、マイクロプロセッサ502は、eベイピング装置10を素早く2回軽く叩くこと(または動き事象)を、比較的長い間隔をあけて2回軽く叩くこと(または動き事象)と異なる動作事象として特定してもよい。従って、表は「動き事象の数えられた数」、「動作事象」、「閾値(複数可)」、「終了時間」、「出力信号の大きさ」、「動きの方向」、および「検出された動き事象の間の間隔」と題された縦列を、縦列に列挙された各々の範疇について対応する情報とともに含んでもよい。表の中の情報は、成人ベイパー吸引者によってインターフェース530を介して読み出し可能、調節可能、もしくはこれらの両方が可能であってもよく、表の中の情報は経験的証拠に基づいて設定された設計パラメータであってもよく、またはこれらの両方であってもよい。
【0098】
動作630において、マイクロプロセッサ502が動作事象を特定しない場合、(例えば、表の中に動き事象の数えられた数に対応するエントリーがないため)、マイクロプロセッサ502は、動作600に戻る前に動作635においてタイマー545およびカウンター550をリセットする。動作630において、マイクロプロセッサ502が動作事象を特定する場合、マイクロプロセッサ502は特定された動作事象を実施するために指示を実行する。例えば、動き事象の数えられた数が気化器250を起動する動作事象に関連付けられる表の中のエントリーと一致するとマイクロプロセッサ502が判定する場合、マイクロプロセッサ502は指示を実行して、ヒーター制御回路515が気化器250に電力を供給させるようにする。少なくとも一つの例示的な実施形態によると、マイクロプロセッサ502は、通常は圧力センサー525によって消費される電力を節約するために、ヒーター制御回路515を起動する際、圧力センサー525を使用不可としてもよい(例えば、マイクロプロセッサ502と圧力センサー525の間のスイッチを開くことによって)。従って、マイクロプロセッサ502は、特定された動作事象に基づいて、eベイピング装置の電力消費要素のうちの所望のものに電力を供給する。電力消費要素は、バッテリーのレベルを示すためのバッテリーレベルインジケーター(例えば、発光物品114)、eベイパー装置10を係止および係止解除するためのロックアウト回路、プレベイパー製剤の量を示すためのインジケーター(例えば、発光物品114)、その他など、電力を消費するeベイピング装置10のいずれかの要素を含んでもよい。
【0099】
動作640の後、動作600に戻る前に、マイクロプロセッサ502は動作635においてレジスター555を消去し、タイマー545およびカウンター550をリセットする。
当然のことながら、動作640において、特定された動作事象を実施するために、マイクロプロセッサ502に指示を実行させることは、eベイピング装置10の動作状態などの他の状況を条件としうる。例えば、eベイピング装置10のバッテリー110が閾値レベルより低い場合、マイクロプロセッサ502は特定された動作事象をキャンセルまたは遅延する場合がある。
【0100】
上記の観点から、当然のことながら、少なくとも一つの例示的な実施形態によるコントローラまたはeベイピング装置は、eベイピング装置上のボタンの数を減らし、低減した電力消費量で動作してもよく、(例えば、eベイピング装置が、気化器を起動するために吸煙センサーではなく動きセンサーの出力に依存する場合に)、便利かつカスタマイズ可能な動作オプション、およびこれらの組み合わせを提供する。
【0101】
従って、例示的な実施形態を説明しており、これらは多くの方法で変形されうることが明らかであろう。こうした変形は、例示的な実施形態の意図する範囲から逸脱するものとして見なされるべきではなく、当業者であれば明らかであるようなこうした修正のすべては、以下の特許請求の範囲内に含めるべきであることを意図している。