(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記照明装置を、表示装置の取付部材に取り付ける際、前記照明装置の照射方向が少なくとも90度ずつ異なる4方向のいずれかの方向となるように前記パイプ部材を前記取付部材に取り付けられる請求項1に記載の照明装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の概略を示す正面図である。
【0011】
図1において、全体を示す符号1は、屋内外に設置された広告看板などに好適に用いられる照明装置として、直管蛍光灯型のLED照明灯の一構成例を模式的に示している。照明装置1の外形構成は、円筒パイプからなるパイプ部材2と、パイプ部材2の両端を閉塞するキャップ状の第1及び第2のカバー部材41、42とにより形成されている。
【0012】
パイプ部材2は、例えばアクリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂などの光透過性を有する管状の部材である。また、カバー部材41、42の材質としては、例えばアクリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂などの材料が用いられる。
【0013】
パイプ部材2の外周面2aには長手方向に沿って一対の凸部21(
図2参照)が形成され、第1及び第2のカバー部材41、42からそれぞれリード線10a、10bが延出され、各リード線10a、10bにはそれぞれコネクタ11a、11bが接続されている。
【0014】
また、符号3は、照明看板装置等の表示装置(図示省略)に照明装置1を取り付けるためのホルダー(取付部材)である。
【0015】
(ホルダーの構成)
図2に、照明装置1が取り付けられたホルダー3の部分を、拡大した斜視図で示す。
図2に示すように、ホルダー3は、コ字状の取付部31、円形に湾曲した一対の保持部32及び保持部32の先端の案内部33が、例えば、ばね性を有する金属板やプラスチック等で一体に形成されている。
【0016】
取付部31は、対向する一対の側面部31a及び底面部31bによりコ字状に形成され、底面部31bにおいて取付ネジ70等により図示を省略した表示装置の取付部材に取り付け固定される。一対の保持部32は、照明装置1のパイプ部材2を、その内側に挟んで保持する。また、案内部33は、照明装置1をホルダー3に取り付ける際、取り付けが容易になるように外側に開いた形状をしている。
【0017】
取付部31の側面部31aと保持部32との境界部34、及び保持部32と案内部33との境界部35は、詳しくは後述するが、それぞれ照明装置1のパイプ部材2の外周に形成された凸部21と係合し、照明装置1の回転を防止する働きをする。
【0018】
(照明装置の内部構成)
図3は、
図1のA−A線に沿った断面図である。
図3に示すように、照明装置1のパイプ部材2の内周面2bには、内周面2bから径方向に突出し、内周面2bの長手方向に沿って平行に延びる一対の係合受部である凹部22が形成されている。凹部22は、パイプ部材2の中心軸線から偏った部位に形成されている。この凹部22には回路基板4の端縁が着脱可能に挿入固定されている。
【0019】
回路基板4は、パイプ部材2とカバー部材41、42との内部に、パイプ部材2の長手方向に沿って保持され、照明装置1の骨格部材として構成されている。回路基板4の材質としては、ガラス基材(例えば、FR−4等)又はエポキシ系・ポリエステル系コンポジット基材(例えば、CEM−3等)などの材料が挙げられる。
【0020】
また、回路基板4の一方の面(パイプ部材2の中心軸線側の面)4aには、照明機能を有する発光素子である複数のLED(発光ダイオード)5が長手方向に沿って所定の間隔をもって一列に配列されている。なお、発光素子はレーザダイオードでもよい。これらのLED5への電源は、回路基板4に接続されたリード線10a、10b及びコネクタ11a、11bを介して供給される。
【0021】
また、図示例によれば、パイプ部材2の凹部22は、内周面2bの長手方向に沿って延びるレール状の凹凸部となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、パイプ部材2の内周面2bから径方向に窪んでおり、内周面2bの長手方向に沿って延びる溝状に形成してもよい。
【0022】
また、パイプ部材2の外周面2aに長手方向に沿って形成された凸部21は、
図3に示すように、パイプ部材2の周方向に一定の間隔を有して一対をなすように形成されている。そして、この一対の凸部21、21がそれぞれホルダー3の取付部31の側面部31aと保持部32との境界部34と係合している。
【0023】
このように、この
図3に示す例においては、パイプ部材2の凸部21がホルダー3の境界部34と係合することにより、パイプ部材2すなわち照明装置1の回転が防止される。
【0024】
図4は、照明装置1の断面図であり、この図を用いて照明装置1の各種寸法の一例を説明する。
図4に示すように、照明装置1のパイプ部材2は、円筒状を有しており、その直径dは、20mm、円筒の壁の厚さtは1.4mmである。また、パイプ部材2の外周面2aに一対の凸部21、21が形成される位置は、それぞれLED5の光軸の中心線から45度の角度をなす位置である。従って、一対の凸部21、21は、円筒の中心に対して中心角90度をなすように形成される。なお、中心角90度は正確な角度である必要はなく、一定の範囲の誤差(例えば±2度)は許容される。各凸部21の高さhは0.8mm、凸部21断面は半円状を有しておりその半径Rは0.8mmである。
【0025】
また、パイプ部材2の内周面2bに形成される、回路基板4が挿入固定される凹部22は、パイプ部材2の中心軸線から偏った部位に形成されるので、
図4に破線の矢印Hで示すように、照明装置1の発光面を大きく確保することができ、広い照射範囲を得ることができる。なお、回路基板4は、一方の面4aが筒状のパイプ部材2の中心軸線からの距離が、例えばパイプ部材2の直径dの1/5〜2/5となるように形成されている。
【0026】
図5は、ホルダー3の断面図である。前述したように、ホルダー3は、取付部31、保持部32及び案内部33から構成されている。取付部31は、側面部31a及び底面部31bとから構成されている。側面部31aと保持部32との間、及び保持部32と案内部33との間は、それぞれ湾曲した境界部34、35となっており、これら境界部34、35にパイプ部材2の凸部21が係合するようになっている。
【0027】
保持部32は、照明装置1の円筒状のパイプ部材2の周囲を保持するように円形状に湾曲し、その中心に対する一対の境界部34、34の中心角は、90°より多少大きく96°(あるいは、ある程度の範囲を持たせて91°〜101°)となるように形成されている。これは、中心角90°の一対の凸部21、21が境界部34、34より内側に位置して係合するためである。また、境界部34と境界部35(案内部33)とのなす中心角は、90°より多少小さく84°(あるいは、79°〜89°)となるように形成されている。これは、中心角90°をなす一対の凸部21、21がこれらの境界部34、34より外側に位置して係合するためである。
【0028】
(照明装置の取付方法)
次に、
図6を用いて、照明装置1のホルダー3への取り付け方法を説明する。この照明装置1は、円筒状の保パイプ部材2の外周面2aに円筒の中心に対して中心角90°をなすように一対の凸部21、21を形成したことにより、以下説明するように、照射方向が少なくとも90°毎の異なる4つの方向に向くように取り付けることができる。
【0029】
まず、
図6(a)に示すように、パイプ部材2の一対の凸部21、21を、それぞれホルダー3の取付部31の側面部31aと湾曲部32との一対の境界部34、34と係合させて取り付ける。このとき一対の境界部34、34の円筒の中心に対する中心角θ
1は、凸部21、21の中心角90°よりも多少大きく(例えば96°あるいは91°〜101°に)形成されている。これにより、一対の凸部21、21が一対の境界部34、34とちょうど係合して、パイプ部材2の回転が防止される。
【0030】
このとき、照明装置1のホルダー3に対する取り付け方向は、回路基板4がホルダー3の取付部31の底面部31bと略平行となり、LED5が一対の案内部33、33が開放されている側(図の上方)を向くような方向となっている。従って、このとき照明装置1の照射方向は、図に矢印で示したように、図の上方を向いている。
【0031】
次に、
図6(b)に示すように、パイプ部材2の一対の凸部21、21を、図の右側のホルダー3の取付部31の側面部31aと湾曲部32との境界部34、及び湾曲部32と案内部33との境界部35とそれぞれ係合させて取り付ける。このとき二つの境界部34及び35の円筒の中心に対する中心角θ
2は、一対の凸部21、21の中心角90°よりも多少小さく(例えば、84°あるいは79°〜89°に)形成されている。これにより、一対の凸部21、21が境界部34、35とちょうど係合して、パイプ部材2の回転が防止される。
【0032】
このとき、照明装置1のホルダー3に対する取り付け方向は、回路基板4がホルダー3の取付部31の底面部31bに対して略垂直となり、LED5が図の左側を向くような方向となっている。また、このとき照明装置1の照射方向は、図に矢印で示したように、図の左方向を向いている。
【0033】
次に、
図6(c)に示すように、パイプ部材2の一対の凸部21、21を、ホルダー3の一対の案内部33、33とそれぞれ係合させて取り付ける。このとき一対の案内部33、33(境界部35、35)の円筒の中心に対する中心角θ
3は、
図6(a)のθ
1と同じように形成されている。これにより、一対の凸部21、21が一対の案内部33、33とちょうど係合して、パイプ部材2の回転が防止される。
【0034】
このとき、照明装置1のホルダー3に対する取り付け方向は、回路基板4がホルダー3の取付部31の底面部31bと略平行となっているが、
図6(a)の場合とは異なり、LED5がホルダー3の取付部31の底面部31bの方(図の下方)を向くような方向となっている。また、このとき照明装置1の照射方向は、図に矢印で示したように、図の下方を向いている。
【0035】
次に、
図6(d)に示すように、パイプ部材2の一対の凸部21、21を、図の左側のホルダー3の取付部31の側面部31aと湾曲部32との境界部34、及び湾曲部32と案内部33との境界部35とそれぞれ係合させて取り付ける。これはちょうど上述した
図6(b)とは左右を逆にした場合に相当する。
【0036】
このとき、照明装置1のホルダー3に対する取り付け方向は、回路基板4がホルダー3の取付部31の底面部31bに対して略垂直となり、LED5が図の右側を向くような方向となっている。また、このとき照明装置1の照射方向は、図に矢印で示したように、図の右方向を向いている。
【0037】
このように
図6(a)〜(d)で説明したように、本実施の形態では、同一のホルダー3に対して、照明装置1の取り付け方向を略90°ずつ変えた4方向に取り付けることができる。また、ホルダー3の側からみると、
図1に示すように、照明装置1のパイプ部材2の外周に凸部21を長手方向に沿って設けたので、直管型の照明装置1の長手方向の任意の場所でホルダー3を取り付け、照明装置1を固定し回転を防止することができる。さらに、この固定用の凸部21は、
図4に示すように、回路基板4のLED5が配置されていない側のパイプ部材2の外周面2aに形成されているので、発光の妨げとはならない。
【0038】
従って、照明装置1の長手方向の任意の位置にホルダー3を取り付け、また任意の回転方向で固定することができ、取り付けの自由度が非常に大きいため、本実施形態の照明装置1を、様々な骨組み構造を有する照明看板装置等の表示装置に対して適用することができる。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。これは、上述した照明装置1をホルダー3を有する表示装置(照明看板装置)に実際に適用した例である。
【0040】
図7に、照明装置を取り付けた表示装置の概略斜視図を示す。
図7は、例えば照明装置1を、内照式の照明装置として適用した、屋外に設置される表示装置6を模式的に示したものである。
【0041】
この表示装置6は、例えば店舗等の壁面に設置されるものであり、直方体状を有し、前面の一面のみが広告表示部61で、他の5つの面は、内部に照明装置1が配置される筐体62となっている。
図7では、筐体62の内部に3つの照明装置1が縦方向に格納されているが、設置される照明装置の数は3つに限定されるものではなく、表示装置6の大きさや、広告表示部61の内容等に応じて適当な数の照明装置1が設置される。また、照明装置1を筐体62内に設置する方向も縦方向でなく横方向でもよい。
【0042】
(照明装置の取付方法)
図8は、
図7中のB−B線に沿った表示装置6の断面図である。
図8に示すように、表示装置6は、筐体62の前方の開口部には広告表示部61が形成され、筐体62の背面の広告表示部61と対向する面に取付板(取付部材)62aが設けられている。取付板62aには、取付ネジ70でホルダー3が取り付けられ、ホルダー3に照明装置1が取り付けられている。
【0043】
表示装置6の筐体62の材質は、特に限定されるものではないが、アルミニウム等の金属材料又はポリカーボネート等の樹脂材料からなる。筐体62の内面は銀又はアルミニウム等からなる金属反射シート62bが貼り付けられており、光の反射効率を高めている。また、筐体62の内面は、金属反射シート62bの代わりに、例えば白色塗装を施してもよく、あるいは筐体62自体を白色系の樹脂材料で形成するようにしてもよい。
【0044】
また、表示装置6の広告表示部61は、広告板61a、透明板61b、及び散乱板61cを積層して形成されている。この透明板61b及び散乱板61cは、透明樹脂又は透明ガラス等からなる。透明板61bは、文字、記号、図形等を構成する広告が印刷された広告板61aを保護する。散乱板61cの表面又は裏面には、図示しない微細な凹凸が形成されており、これによって入射光が散乱させられるようになっている。
【0045】
なお、図示例では、三層構造を有する広告表示部61を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、一枚の乳白パネルの表面に文字等を構成する広告を印刷したり、一枚のに乳白パネルの表面に広告を印刷した透明又は半透明の広告シートを貼り付けるようにしてもよい。
【0046】
図8に示す例では、ホルダー3に対して照明装置1を
図6(a)に示すように取り付けたものを用いている。従って、
図8に示すように、この場合には照明装置1の回路基板4は広告表示部61に略平行となっており、LED5は広告表示部61の方を向いている。従って、照明装置1から出射された光は主に広告表示部61に直接あたるようになっており、この場合の照明装置の取付方法は直接照射タイプである。
【0047】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。これは、上記と同じ表示装置6に対して照明装置1の他の取り付け方法を適用したものである。
【0048】
図9は、照明装置1を表示装置6に取り付けた状態を示す
図8と同様の断面図である。
図9に示すように、筐体62の背面の広告表示部61と対向する面に取付板62aが設けられ、取付板62aには、取付ネジ70でホルダー3が取り付けられている。ただ、照明装置1をホルダー3に取り付ける方法は、
図8の例とは異なり、
図6(c)に示すように、回路基板4が広告表示部61と略平行であるが、LED5が筐体62の背面側の取付板62aの方向を向いている。
【0049】
従って、この例では、照明装置1から出射された光は筐体62の背面側内面あるいは側面の内面に形成された金属反射シート62bで反射されて広告表示部61にあたるようになっている。すなわち、この場合の照明装置の取付方法は反射利用タイプである。
【0050】
なお、筐体62内面に金属反射シート62bを貼り付ける代わりに、例えばABS樹脂等の樹脂材料で形成された反射板を設けるようにしてもよい。このとき反射板の広告表示部61側の表面に白色塗装を施すことで反射面を形成するようにしてもよいし、白色系の樹脂材料によって反射板を形成するようにしてもよい。
【0051】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。これは、前後両面が広告表示部となっている表示装置に対して照明装置を取り付けるものである。
図10に、前後両面が広告表示部となっている表示装置7に照明装置1を取り付けた例を示す。この表示装置7は、
図6と同様に直方体をした表示装置の内部に、長手方向が縦方向となるようにして複数の照明装置1を配置し、直方体の前面後面を広告表示部71としたものである。
図10は、このような表示装置7を
図7のB−B線と同様に、表示装置7の一部を照明装置1の長手方向と垂直な面で切った断面図である。
【0052】
図10に示すように、この表示装置7は、向かい合った両面が広告表示部71、71となっており、これを枠体72が支える構成となっている。広告表示部71は、前の例と同様に、広告板71a、透明板71b、及び散乱板71cを積層して形成されている。また、側面部72の内面も前の例と同様に金属反射シート72bが貼り付けられている。
【0053】
また、
図10に示すように、表示装置7の内部には照明装置1を長手方向で支えるように縦方向に柱部材8が枠体72の底面部に立設され、その縦方向の適当な位置で広告表示部71と対向しない2方向側に取付ネジ70でホルダー3がそれぞれ取り付けられている。
【0054】
そして、各ホルダー3に
図6(b)及び(c)の取り付け方法で照明装置1が取り付けられている。すなわち、各照明装置1の回路基板4は、それぞれ広告表示部71と略平行に配置され、一つの照明装置1のLED5は一方の側の広告表示部71に向かって配置され、もう一つの照明装置1のLED5は他方の側の広告表示部71に向かって配置されている。この場合の照明装置の取付方法は両面表示タイプと言える。
【0055】
これにより、表示装置7の両面に形成された広告表示部71は、それぞれの照明装置1によって照明されるようになっている。このように、照明装置1の照明方向をホルダー3への取り付け位置に対して略垂直の方向にできることから、表示装置7内における照明装置1の取り付けスペースを抑制でき、さまざまな表示装置への適用が可能となる。
【0056】
(第1の変形例)
次に、上記の実施の形態に対する第1の変形例について説明する。
【0057】
図11に、第1の変形例に用いられるホルダーの断面図を示す。このホルダー13は、
図5に示したホルダー3の側面部31aと保持部32との境界部34を、特に強調して突起部134としたものであり、これにより照明装置1のパイプ部材2の凸部21との係合をより確実なものとしたものである。
【0058】
すなわち、ホルダー13は、取付部131、保持部132及び案内部133から構成され、取付部131は、側面部131a及び底面部131bとから構成されている。また、側面部131aと保持部132との間には突起部134が形成されている。この例では、照明装置1のパイプ部材2の凸部21は、この突起部134あるいは案内部133の湾曲した部分に突き当たるようになっている。
【0059】
また、保持部132は照明装置1の円筒状のパイプ部材2の周囲を保持するように円形状となっている。図に示すように、一対の突起部134、134の中心角は、一対の凸部21、21の中心角90°よりも多少大きく、96°(あるいは、ある程度の範囲を持たせて91°〜101°)となるように形成されている。また、一つの突起部134と案内部133のなす中心角は、一対の凸部21、21の中心角90°より多少小さく84°(あるいは、79°〜89°)となるように形成されている。
【0060】
(照明装置の取付方法)
図12(a)〜(d)に、このホルダー13に対して照明装置1を取り付けた様子を示す。実施の形態の
図6(a)〜(d)に示したものと同様に、この場合にも、照明装置1の照射方向を90°ずつ異なる4方向に向けて取り付けることができる。
【0061】
図12(a)は、照明装置1のパイプ部材2の一対の凸部21、21を一対の突起部134、134と係合させて、照明装置1を固定したものである。この場合、
図6(a)と同様に、回路基板4はホルダー13の底面部131bと略平行であり、LED5は図の上方を向いており、照射方向は上方である。
【0062】
図12(b)は、一対の凸部21、21をそれぞれ突起部134と案内部133とに係合させたもので、
図6(b)と同様である。すなわち、回路基板4はホルダー13の底面部131bと略垂直であり、LED5は図の左方を向いており、照射方向は左方である。
【0063】
図12(c)は、一対の凸部21、21をそれぞれ一対の案内部133、133と係合させたもので、
図6(c)と同様である。すなわち、回路基板4はホルダー13の底面部131bと略平行であり、LED5は図の下方を向いており、照射方向は下方である。
【0064】
図12(d)は、一対の凸部21、21をそれぞれ案内部133と突起部134とに係合させたもので、
図6(d)と同様である。すなわち、回路基板4はホルダー13の底面部131bと略垂直であり、LED5は図の右方を向いており、照射方向は右方である。
【0065】
このように、第1の変形例においても、照明装置1の照明方向が90°毎の異なる4方向を向くようにしてホルダー13に取り付けることができる。しかもこの場合、突起部134と係合するようにしたことにより、凸部21との係合がより確実なものとなる。
【0066】
(第2の変形例)
次に、上記の実施の形態に対する第2の変形例について説明する。
【0067】
図13に、第2の変形例で用いられるホルダーの断面図を示す。
図13に示すように、このホルダー23は、
図5に示す実施の形態のホルダー3の保持部32の中間部に凹部を設けたものである。
【0068】
すなわち、ホルダー23は、取付部231、保持部232及び案内部233から構成され、取付部231は、側面部231a及び底面部231bとから構成されている。そして、保持部232のちょうど中央に凹部232aが形成されている。従って、この変形例では、照明装置1のパイプ部材2の凸部21は、この凹部232a、及び
図5と同様に、側面部231aと保持部232の境界部、及び案内部233の湾曲した部分と係合するようになっている。
【0069】
図14(a)〜(h)に、このホルダー13に対して照明装置1を取り付けた様子を示す。
【0070】
図14(a)、(c)、(e)及び(g)は、
図6(a)〜(d)あるいは
図12(a)〜(d)と同様であり、一対の凸部21、21を、側面部231aと保持部232の境界部、あるいは案内部233の湾曲した部分と係合させるようにして、照明装置1の照明方向が90°毎の異なる4方向を向くようにホルダー23に取り付けたものである。
【0071】
これに対して、
図14(b)、(d)、(f)及び(h)は、第2の変形例に特有のもので、保持部232の中間に設けた凹部232aに凸部21を係合させて、上記
図14(a)、(c)、(e)及び(g)の各位置の中間の回転位置に照明装置1を固定するものである。
【0072】
図12(b)においては、一つの凸部21を凹部232aに係合させ、もう一つの凸部21はコ字状の保持部232の中に位置している。この場合には、
図12(b)に示すように、回路基板4は、保持部232の底面部231bと45°の角をなし、
図12(a)と(c)の中間の位置にある。
【0073】
図12(d)においては、一つの凸部21を凹部232aに係合させ、もう一つの凸部21は一対の案内部233の間の位置している。この場合には、
図12(d)に示すように、回路基板4は、保持部232の底面部231bと135°の角をなし、
図12(c)と(e)のちょうど中間の位置にある。
【0074】
図12(f)は、
図12(d)とちょうど左右対称の場合である。また、
図12(h)は、
図12(b)とちょうど左右対称の場合である。
【0075】
このように、
図12(a)〜(h)に示す第2の変形例では、45°毎の異なる8方向の回転方向において、照明装置1をホルダー23に固定することができる。
【0076】
以上、本発明の実施の形態及びその変形例を説明してきたが、これらの例によれば、同一の照明装置を同一のホルダーに対して、少なくとも異なる4つの回転方向で固定することができる。実施の形態及び第1の変形例においては、90°毎の4つの回転方向で、また第2の変形例においては、45°毎の8つの回転方向で、それぞれ照明装置をホルダーに固定することができる。
【0077】
また、直管の照明装置の長手方向の任意の位置でホルダーを取り付けることができる。また、照明装置のパイプ部材の外周面に長手方向に沿って設けた一対の凸部は照明装置の発光の妨げとはならない。そのため照明装置は大きな発光面を有し、広い照射範囲を確保することができる。さらに、照明装置の両端はG13口金を使用せず、コネクタ・ハーネス構造とし、直管単体で防水機能を持つようにしたことにより防水ソケットが不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0078】
以上、本発明の実施の形態をいろいろ説明して来たが、本発明は上記各実施の形態には限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々な変形が可能である。