(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、一実施例による入力補助システム1の全体を示す概略図である。
【0016】
入力補助システム1は、ユーザが各種の登録を行う際に、ユーザに入力補助を行うシステムである。以下では、一例として、入力補助システム1は、銀行のような金融機関で使用される場合を想定する。各種の登録とは、任意であるが、金融サービスに関し、例えば送金サービスやプーリングサービスのような各種サービスの提供要求(金融機関からのサービスの提供を要求する要求)を顧客から受付可能とするための登録である。具体的には、各種の登録は、一例として、顧客ごとの送金ルールの登録(以下、「顧客送金ルール登録」と称する)や、顧客ごとのプーリングルールの登録(以下、「顧客プーリングルール登録」と称する)、顧客ごとの残高照会サービスを受付可能とするための登録(以下、「残高照会サービス登録」と称する)である。
【0017】
入力補助システム1は、サーバ10(入力支援装置の一例)と、クライアントコンピュータ群21とを含む。サーバ10とクライアントコンピュータ群21とは、ネットワーク4を介して接続される。ネットワーク4は、インターネット、World Wide Web、WAN(Wide Area Network)、無線通信網、有線ネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
【0018】
サーバ10は、例えばWEBサーバを含み、クライアントコンピュータ群21とHTML(HyperText Markup Language)による通信を行う。サーバ10は、WEBサーバを含む複数の種類のサーバの組み合わせにより実現されてもよい。また、サーバ10は、複数のコンピュータによる組み合わせにより実現されてもよい。クライアントコンピュータ群21は、複数のクライアントコンピュータ20を含む。なお、本明細書において、特に言及しない限り、ユーザとは、クライアントコンピュータ20のユーザを指す。
【0019】
図2は、クライアントコンピュータ20のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、サーバ10のハードウェア構成についても、規模や性能が異なりうる点、及び、表示装置108等が省略されてよい点以外は、同様であってよい。
【0020】
図2に示す例では、クライアントコンピュータ20は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、入力部107、及び表示装置108を含む。
【0021】
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
【0022】
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。主記憶部102は、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
【0023】
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
【0024】
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
【0025】
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介してクライアントコンピュータ20にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、クライアントコンピュータ20により実行可能となる。
【0026】
ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器やサーバ10とクライアントコンピュータ20とのインターフェースである。
【0027】
入力部107は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやタッチパッド等を有する。なお、入力部107は、ネットワークI/F部106を介して接続される周辺機器により実現されてもよい。
【0028】
表示装置108は、液晶ディスプレイ等であってよい。表示装置108には、後述する入力画面等が表示される。ユーザは、表示装置108上の入力画面を見ながら、入力部107を介して、各種の登録のための入力を行う。なお、表示装置108は、ネットワークI/F部106を介して接続される周辺機器により実現されてもよい。
【0029】
なお、
図2に示す例において、以下で説明する各種処理等は、プログラムをクライアントコンピュータ20に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105をクライアントコンピュータ20に読み取らせて、以下で説明する各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、記録媒体105は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
【0030】
図3は、サーバ10とクライアントコンピュータ20の機能を説明する図である。
図3では、代表として、1つのクライアントコンピュータ20について説明するが、他のクライアントコンピュータ20も同様であってよい。
【0031】
サーバ10は、対応情報データベース124(記憶部の一例)と、画面データベース126と、登録データベース128と、表示制御部130と、登録処理部132とを含む。対応情報データベース124、画面データベース126、及び登録データベース128は、例えば、補助記憶部103のようなサーバ10の補助記憶部により実現できる。表示制御部130及び登録処理部132は、例えば、制御部101のようなサーバ10の制御部が、主記憶部102のようなサーバ10の主記憶部内のプログラムを実行することで実現できる。
【0032】
対応情報データベース124には、登録の種類(属性)ごとに、登録の種類と入力画面の種類とを対応付ける情報(第1情報の一例)(以下、「対応情報」と称する)が格納される。入力画面は、ウェブページ(Web page)の形態であってよく、リンクや画像、ボタンを含んでよい。
【0033】
図4は、対応情報の一例を示す表図である。
図5は、入力画面の種類と入力項目との関係の一例を示す表図である。
図4に示す例では、対応情報は、テーブル形式で示される。この場合、登録の種類の1つである「顧客送金ルール登録」に対しては、入力画面の種類A、B、Cが対応付けられ、登録の種類の1つである「顧客プーリングルール登録」に対しては、入力画面の種類C、D、Eが対応付けられ、以下同様である。各種の入力画面には、1つ以上の入力項目が割り当てられ、入力画面の種類が異なれば、割り当てられた入力項目が少なくとも1つ異なるものとする。
図5に示す例では、入力画面の種類Aには、入力項目300〜320が割り当てられ、入力画面の種類Bには、入力項目341〜360が割り当てられ、以下同様である。
【0034】
なお、
図4に示す例では、登録の種類ごとに、入力画面の種類の出力順に関する推奨順が対応付けられている。すなわち、対応情報は、推奨順を表す情報を含む。例えば、「顧客送金ルール登録」には、「入力画面の種類Aを最初に出力し、次いで入力画面の種類Bを出力し、最後に入力画面の種類Cを出力する」という出力順が推奨順として割り当てられる。推奨順は、ユーザの入力のし易さを考慮して決定されてよい。
【0035】
画面データベース126には、各種の入力画面に係る画面データが格納される。画面データベース126において、画像データは、ソースの形態で管理されてもよい。画面データベース126に格納される画面データは、対応情報データベース124内の対応情報で各種の登録に対応付けられる各種の入力画面に係る画面データを含む。入力画面は、割り当てられた1つ以上の入力項目に係る入力フィールドを含む。入力フィールドへの入力の形式は、文字や記号の入力であってもよいし、チェックマークの入力等であってもよい。
【0036】
登録データベース128には、クライアントコンピュータ20から送信される登録情報が格納される。登録情報は、表示装置108上に表示された入力画面に対してユーザが行う入力作業に基づいて生成される。すなわち、登録情報は、入力画面の入力項目に係る入力フィールドに対するユーザによる入力に基づいて生成される。登録情報は、顧客ごとかつ登録の種類ごとに管理されてよい。
【0037】
表示制御部130は、クライアントコンピュータ20からの登録画面要求に応じて、登録の種類に応じた画面データをクライアントコンピュータ20に送信する。画面データは、クライアントコンピュータ20により表示装置108上に表示可能な入力画面を形成するためのデータである。画面データは、例えばHTMLドキュメント及び画像ファイルを含む。
本実施例では、表示制御部130は、クライアントコンピュータ20から登録画面要求を受信すると、登録画面要求に係る登録の種類を特定する。次いで、表示制御部130は、対応情報データベース124内の対応情報に基づいて、登録の種類に応じた種類(複数種類)の入力画面を特定する。次いで、表示制御部130は、登録の種類に応じた種類の入力画面に係る画面データを、画面データベース126から抽出する。そして、表示制御部130は、登録の種類に応じた種類の入力画面に係る画面データを、要求元のクライアントコンピュータ20に送信する。要求元のクライアントコンピュータ20は、表示装置108上に、受信した画面データに基づいて、複数の種類の入力画面を同時又は順に表示する。このようにして、表示制御部130は、要求元のクライアントコンピュータ20の表示装置108を介して、抽出した複数の種類の入力画面を同時又は順に出力する。
【0038】
ここで、表示制御部130は、複数の種類の入力画面を順に出力する場合は、登録画面要求に係る登録の種類に対応付けられた推奨順に従って出力することとしてもよい。あるいは、表示制御部130は、後述のように、推奨順を表す情報(第2情報の一例)を、要求元のクライアントコンピュータ20の表示装置108を介して出力してもよい。これらの場合、ユーザは、複数の種類の入力画面に対して推奨順に従って入力作業を行うことが容易となる。
【0039】
登録処理部132は、クライアントコンピュータ20から送信される登録情報を、登録データベース128に登録する。登録情報は、顧客送金ルール登録等の各種の登録に関する情報である。登録処理部132の機能の詳細は後述する。
【0040】
クライアントコンピュータ20は、入力受付部210と、出力部212とを含む。入力受付部210及び出力部212は、例えば、制御部101が主記憶部102内のプログラムを実行することで実現できる。
【0041】
入力受付部210は、複数の種類の入力画面に対するユーザによる入力に基づいて、登録情報を生成する。なお、ユーザによる入力は、入力部107を介して得られる。ただし、変形例では、ユーザによる入力は、音声認識やジェスチャー認識等により実現されてもよい。
【0042】
出力部212は、サーバ10から送信される複数の種類の入力画面を、表示装置108上に表示する。例えば、出力部212は、Webブラウザを介して入力画面を出力してよい。この際、出力部212は、上述のように、複数の種類の入力画面を同時又は順に表示する。なお、“同時に表示”とは、複数の種類の入力画面がタブで選択可能な態様で出力される態様であってもよいし、複数の種類の入力画面が表示装置108の表示画面内に分割して表示される態様であってもよい。
【0043】
次に、
図6及び
図7を参照して、本実施例の効果について説明する。
【0044】
図6は、比較例による入力画面構成の説明図であり、
図7は、本実施例による入力画面構成の説明図である。
図6及び
図7には、入力フィールドFが示され、カッコ内の数字は、当該入力フィールドFに対応付けられた入力項目を表す。
【0045】
比較例の場合、
図6に示すように、一の入力画面に、多数の入力項目300〜399(本例では、99個の入力項目300〜399)が割り当てられている。入力項目300〜399は、例えば全種類の登録に対応できる入力項目であり、入力項目300〜399に係る全ての入力フィールドは、表示装置108の表示画面内に同時に表示できないものとする。この場合、ユーザは、画面スクロールを行うことで、入力項目300〜399のうちの所望の入力項目に係る入力フィールドを探して、入力を行うことができる。ユーザは、例えば登録の種類が「顧客送金ルール登録」であるときは、入力項目300〜320に係る入力フィールドと入力項目341〜360に係る入力フィールドと入力項目381〜390に係る入力フィールドとに対して入力を行う必要がある。この際、比較例の場合、ユーザは、一の入力画面のみを用いて入力作業を完結できるものの、多数の入力項目300〜399のうちから、所望の入力項目に係る入力フィールドを探すための作業(例えば頻繁な画面スクロール)が比較的大きな負荷となる。
【0046】
この点、本実施例によれば、上述のように、登録の種類に応じた種類(複数種類)の入力画面が出力されるので、比較例に比べて、ユーザの入力負荷を低減できる。具体的には、例えば
図7に示す例では、入力画面601には、割り当てられた入力項目300〜320に係る入力フィールドが含められ、入力画面602には、割り当てられた入力項目341〜360に係る入力フィールドが含められ、他の入力画面(図示せず)には、割り当てられた入力項目381〜390に係る入力フィールドが含められるといった具合である。この場合、例えば登録の種類が「顧客送金ルール登録」であるときは、ユーザは、これらの3種類の入力画面(入力画面601、602等)を利用して、入力作業を完結できる。3種類の入力画面は、「顧客送金ルール登録」に割り当てられていない入力項目に係る入力フィールドを比較的少ない数しか含まないので(
図7に示す例では、1つも含まないので)、ユーザは、実質的に、所望の入力項目に係る入力フィールドを探すための作業を行う必要がない。このようにして、本実施例によれば、比較例に比べて、ユーザの入力負荷を低減できる。
【0047】
なお、本実施例では、各種の入力画面には、割り当てられた入力項目に係る入力フィールドのみが含まれているが、これに限られない。例えば、ある入力画面には、当該入力画面に割り当てられた入力項目以外の入力項目(以下、「入力不要な入力項目」とも称する)に係る入力フィールドが含められてもよい。この場合、入力不要な入力項目に係る入力フィールドは、他の入力項目に係る入力フィールドとは異なる態様(例えば入力ができないような非アクティブ化された態様)で表示されてもよい。この場合、ユーザは、入力不要な入力項目に係る入力フィールドを容易に判断できるので、入力作業を依然として効率的に実現できる。
【0048】
また、本実施例によれば、ユーザは、所望の種類の登録を行う際、当該種類に応じた複数種類の入力画面に対して順次入力作業を行うことで、必要な入力作業を完結させることができる。すなわち、ユーザは、一ステップずつ入力作業を完了していくことで、必要な入力作業を確実に完結させることができる。特に、単独のサービスに係る登録ではなく、複数のサービスを受付可能とする場合に行うべき登録が複雑に関わり合う場合でも、ユーザは、本実施例による入力補助システム1を利用することで、確実かつ短時間で入力作業を完結させることができる。
【0049】
また、本実施例によれば、ユーザは、所望の複数の種類の登録を行う際、当該複数の種類に応じた複数種類の入力画面に対して順次入力作業を行うことで、必要な入力作業を完結させることができる。この際、複数の種類に応じた複数種類の入力画面の一部が重複している場合は、重複した入力作業を省略することも可能である。例えば、
図4に示すとおり「顧客送金ルール登録」に係る登録作業は推奨順に従い「A→B→C」の順に出力される3つの画面で入力を完結でき、「顧客プーリングルール登録」作業は推奨順に従い「C→D→E」の順に出力される3つの画面で入力を完結できる。ここで、登録作業として例えば「顧客送金ルール登録」と「顧客プーリングルール登録」の二つが選択された場合は、Cの画面が共通するので「A→B→C→D→E」のように5つの画面で入力が完結できることになる。
【0050】
なお、本実施例は、上述のような効果を有するので、種々の国際金融サービスを提供する統一したプラットフォームへの初期登録に好適である。また、本実施例は、金融サービスのうちの、海外への又は海外からの送金を伴う国際金融サービスに関する登録に好適である。国際金融サービスに関しては、登録に必要な入力項目が比較的多いためである。ただし、本実施例は、国際金融サービスに関する登録以外の登録に対しても適用可能である。
【0051】
次に、
図8を参照して、本実施例による入力補助システム1の動作例について説明する。
【0052】
図8は、クライアントコンピュータ20とサーバ10との間の情報やデータのやり取りを概略的に示すタイミングチャートである。
【0053】
ステップS600では、クライアントコンピュータ20は、ユーザから登録画面要求を受け付ける。ユーザは、所望する登録の種類を指定することで、登録画面要求を行う。登録画面要求は、例えば、ユーザは、
図9に示すような表示装置108上の要求画面900を介して、登録画面要求を行ってもよい。この場合、ユーザは、例えば、所望の種類の登録に係るチェックフィールド901にチェックを入れ、OKボタン902を操作(例えばタッチやクリック等)することで、登録画面要求を行うことができる。
【0054】
ステップS602では、クライアントコンピュータ20は、ユーザからの登録画面要求に応答して、当該登録画面要求に係る登録の種類を表す種類情報を、入力画面要求としてサーバ10に送信する。
【0055】
ステップS604では、サーバ10は、クライアントコンピュータ20からの入力画面要求に応答して、登録の種類に応じた入力画面に係る画面データを、画面データベース126から抽出する。具体的には、上述したように、サーバ10は、種類情報に基づいて、登録画面要求に係る登録の種類を特定する。次いで、サーバ10は、対応情報データベース124内の対応情報に基づいて、登録の種類に応じた種類(複数種類)の入力画面を特定する。次いで、サーバ10は、特定した複数種類の入力画面に係る画面データを、画面データベース126から抽出する。
【0056】
ステップS606では、サーバ10は、対応情報データベース124内の対応情報に基づいて、推奨順に従って推奨順が1番目の入力画面に係る画面データを、クライアントコンピュータ20に送信する。
【0057】
ステップS608では、クライアントコンピュータ20は、サーバ10から送信されてきた画面データに基づいて、表示装置108上に、推奨順が1番目の入力画面を表示する。
【0058】
ステップS610では、クライアントコンピュータ20は、1番目の入力画面に対するユーザによる入力作業が終了すると、次の入力画面への遷移要求をサーバ10に送信する。例えば、ユーザは、入力作業が終了すると、次の入力画面への遷移要求を行うためのボタン(図示せず)を操作することで、遷移要求を行うことができる。なお、遷移要求は、特定の一の入力画面への遷移を指示する態様で実現されてもよいし、単に次の入力画面(推奨順に従った次の入力画面)への遷移を指示する態様で実現されてもよい。遷移要求の生成例については後述する。
【0059】
ステップS612では、サーバ10は、クライアントコンピュータ20からの遷移要求に応答して、遷移要求に係る入力画面に係る画面データを、クライアントコンピュータ20に送信する。
【0060】
ステップS614では、クライアントコンピュータ20は、サーバ10から送信されてきた画面データに基づいて、表示装置108上に、遷移要求に係る入力画面を表示する。
【0061】
ステップS616では、クライアントコンピュータ20は、現在の入力画面に対するユーザによる入力作業が終了すると、更なる次の入力画面への遷移要求をサーバ10に送信する。
【0062】
以下、同様の遷移要求が繰り返されることで、今回の登録画面要求に対応付けられたすべての種類の入力画面が表示装置108上に順に出力されていく。
【0063】
ステップS618では、クライアントコンピュータ20は、全ての入力画面に対するユーザによる入力作業が終了すると、登録情報を生成し、登録情報をサーバ10に送信する。登録情報は、各入力項目に係る入力フィールドに対するユーザによる入力に基づいて生成される。例えば、全ての入力画面に対するユーザによる入力作業が終了すると、入力画面内の登録情報生成ボタン(図示せず)がアクティブになり、ユーザは、登録情報生成ボタンを操作することで、サーバ10への登録情報の送信(アップロード)を行うことができる。なお、変形例では、クライアントコンピュータ20は、入力画面ごとに、ユーザによる入力作業が終了すると、登録情報を生成し、登録情報をサーバ10に送信してもよい。
【0064】
ステップS620では、サーバ10は、クライアントコンピュータ20からの登録情報を登録データベース128に保存(登録)する。なお、サーバ10は、登録情報を登録データベース128に保存すると、その旨の通知を所定のユーザに係るクライアントコンピュータ20に送信してもよい。この場合、所定のユーザは、入力作業を行ったユーザを含んでよい。また、所定のユーザは、入力作業を行ったユーザに加えて又は代えて、今回の登録対象の登録情報に基づいて決定されてもよい。例えば、登録情報に、入力項目“登録の承認者(管理者)”に係る情報が含まれる場合、所定のユーザは、登録の承認者(管理者)に対応してよい。なお、変形例では、クライアントコンピュータ20は、入力画面ごとに、クライアントコンピュータ20からの登録情報を受信し、登録データベース128に保存(登録)してもよい。
【0065】
次に、
図10から
図13を参照して、本実施例による入力画面等の具体例について説明する。
【0066】
図10は、要求画面の具体的な一例を示す図である。
図10では、要求画面900Aが示される。
【0067】
要求画面900Aは、タブ“Services”を選択することで表示される画面であり、ある顧客に関する登録情報をも示す画面である。要求画面900Aのような画面は、顧客ごとに設定されてよく、この場合、ユーザは、所望の顧客の要求画面900Aを呼び出すことができる。
【0068】
要求画面900Aは、“Types”の欄を含み、“Types”のフィールドには、登録の種類“Fund Transfer(顧客送金ルール登録)”、“Payroll(給与振込用ルール登録)”、“Bank Report(残高照会サービス登録)”、“Pooling(顧客プーリングルール登録)”等が含められている。また、要求画面900Aは、“Level of Approver”、“Sub−Types”、及び“Assigned Information”の欄を含み、これらの欄のそれぞれのフィールドには、登録の種類ごとに、対応する情報やリンクが適宜割り含められる。例えば、“Assigned Information”には、登録情報に基づく情報が含められている。なお、“Sub−Types”の欄は任意であるが、入力が必要な所定の入力画面へのリンクが貼られており、ユーザは、リンクを操作することで当該入力画面を直接呼び出すことができる。
【0069】
要求画面900Aは、登録の種類ごとにチェックフィールド901Aを含み、ユーザは、例えば、所望の種類の登録に係るチェックフィールド901Aにチェックを入れ、Editボタン904やRegisterボタン906を操作することで、対応する登録の種類に係る登録画面要求を行うことができる。なお、要求画面900Aにおいて、複数のチェックフィールド901Aは1つだけ選択可能であってよい(すなわち同時には2つ以上選択できない仕様であってよい)。
【0070】
図11から
図13は、ユーザが“Fund Transfer”に係るチェックフィールド901Aにチェックを入れて登録画面要求を行った場合の入力画面の一例を示す図である。
図11は、顧客が使用する出金口座を入力するための画面であり、タブ群800のうちのタブ“Debit Account”を選択することで表示できる。
図12は、顧客が使用する送金種別を入力するための画面であり、タブ群800のうちのタブ“Contract Types”を選択することで表示できる。
図13は、承認額と承認フローを入力するための画面であり、タブ群800のうちのタブ“Group Matrix”を選択することで表示できる。この場合、登録の種類“Fund Transfer”に対しては、
図11から
図13に示す入力画面が対応付けられていることになる。
【0071】
ここで、タブ群800のうちの“Contract Types”は、
図10に示す画面では存在しなかったタブであり、ユーザが“Fund Transfer”に係るチェックフィールド901Aにチェックを入れて登録画面要求を行った場合に初めて出現したタブである。他方、
図10に示す画面で存在したタブ“User”は、タブ“Contract Types”で置換される態様で、消失している。このように、チェックフィールドの選択態様(すなわち登録の種類)に応じて、タブ群800のタブ構成を変更することで、登録に必要な入力画面に係る各タブのいずれもユーザが選択できる。ただし、変形例では、
図11から
図13におけるタブ群800の構成は、
図10に示す状態から変更されなくてもよい。この場合、
図10に示すタブ群は、すべての画面に係る各タブを含むように変更される。
【0072】
図11から
図13に示す入力画面は、それぞれ、タブ群800で選択可能である。この場合、サーバ10は、
図11から
図13に示す入力画面を表示可能な画面データを、クライアントコンピュータ20に送信することとしてもよい(すなわち、
図8を参照して説明した次の入力画面への遷移要求や、当該遷移要求に応答した画像データの送信は不要とされる)。また、この場合、クライアントコンピュータ20は、ユーザによるタブ群800内のタブの選択態様にしたがって
図11から
図13に示す入力画面のうちのいずれかを出力(前面側に出力)することとしてよい。このようにして、ユーザは、タブ群800内の対応するタブを選択することで、入力が必要な各入力画面のうちから、所望の入力画面を選択できる。
【0073】
図11から
図13に示す入力画面は、推奨順を表す情報801を含む。推奨順を表す情報の形態は任意であるが、推奨順を表す情報801は、順序の数字“1”、“2”、“3”を表す選択ボタン811、812、813の形態である。この場合、ユーザは、数字“1”が付された選択ボタン811を操作することで、
図11から
図13に示す入力画面のうちの、推奨順が1番目の入力画面を表示させることができる。なお、推奨順が1番目の入力画面は、登録画面要求を行った場合の初期の入力画面として表示されてもよい。同様に、ユーザは、数字“2”が付された選択ボタン812を操作することで、
図11から
図13に示す入力画面のうちの、推奨順が2番目の入力画面を表示させることができる。同様に、ユーザは、数字“3”が付された選択ボタン813を操作することで、
図11から
図13に示す入力画面のうちの、推奨順が3番目の入力画面を表示させることができる。
【0074】
このようにして、
図10から
図13に示す例によれば、選択ボタン811、812、813に対するユーザの操作に応答して、操作された選択ボタンに対応付けられた入力画面を出力できる。
【0075】
また、
図10から
図13に示す例によれば、推奨順を表す情報801が、入力が必要な入力画面とともに出力されるので、ユーザは入力作業の全体像を把握し易くなる。これは、ユーザが多様な種類の登録を行う必要がある場合に特に有用となる。多様な種類の登録を行う必要がある場合は、登録の種類に応じて入力が必要な入力画面の種類や数が異なりうるので、全体像を把握しがたいためである。
【0076】
なお、
図11から
図13に示す入力画面は、それぞれ、タブ群800内の各タブで選択可能であるので、ユーザは、ボタン811、812、813を操作する以外にも、タブ群800内の対応するタブを操作することで、所望の入力画面を表示させることができる。ただし、変形例では、推奨順を表す情報801が省略されてもよい。また、別の変形例では、タブ群800は省略されてもよい。すなわち、
図11から
図13に示す各入力画面は、互いに対して独立した形態であってよい。この場合、ユーザは、ボタン811、812、813を操作することで、入力画面間の遷移要求を行うことができる。また、更なる別の変形例では、
図10におけるタブ群についても省略されてもよい。
【0077】
次に、
図14を参照して、推奨順を表す情報の他の例について説明する。
【0078】
図14は、推奨順を表す情報の他の例の説明図であり、推奨順を表す情報を含む画面の他の一例を示す図である。
【0079】
図14では、推奨順を表す情報801Bは、上述の推奨順を表す情報801と同様、順序の数字“1”、“2”、“3”を表す選択ボタン811B、812B、813Bの形態である。なお、選択ボタン811B、812B、813Bには、それぞれに対応付けられた登録内容を示唆する文字表示“Debit Account”、“Contract Types”及び“Group Matrix”が隣接されている。選択ボタン811B、812B、813Bには、
図11から
図13に示したような各入力画面が対応付けられる。例えば、選択ボタン811Bには、推奨順が1番目の入力画面として、
図11に示したような入力画面が対応付けられる。ただし、この場合、
図11に示した入力画面に対して、タブ群800及び推奨順を表す情報801が省略された入力画面が用いられてよい。同様に、選択ボタン812Bには、推奨順が2番目の入力画面として、
図12に示したような入力画面が対応付けられる。ただし、この場合、
図12に示した入力画面に対して、タブ群800及び推奨順を表す情報801が省略された入力画面が用いられてよい。選択ボタン813Bについても同様である。
【0080】
図14に示す例では、推奨順を表す情報801Bは、ユーザが登録要求を行った際に先ず初めに出力されてよい。この場合、ユーザは、今回の登録要求に関する入力作業の全体像を、入力作業を開始する際に把握し易くなる。
【0081】
なお、
図14に示す例において、推奨順を表す情報801Bを含む画面850は、いったん出力されると、その後、継続的に入力画面とともに出力されてもよいし、一の入力画面に対する入力作業が終了するごとに出力されてもよい。
【0082】
また、
図14に示す例において、選択ボタン811B、812B、813Bに代えて又は加えて、文字“Debit Account”、”Contract Types”及び“Group Matrix”の部分がリンクの形態であってもよい。
【0083】
次に、
図15を参照して、選択ボタンの出力方法の一例について説明する。なお、選択ボタンの出力は、クライアントコンピュータ20の出力部212により実現される。以下で説明する出力方法は、上述した選択ボタン811B、812B、813B等にも適用できる。
【0084】
図15は、選択ボタンの出力方法の一例の説明図である。
図15に示す例では、選択ボタン811C、812C、813Cが示されている。
図15では、“なし地”でハッチングされた状態は、選択ボタンが操作可能な状態を表し、白抜きの状態は、選択ボタンが操作不能な状態(非アクティブ化された態様)を表す。状態1500では、選択ボタン811Cのみが操作可能な状態であり、状態1501では、選択ボタン811C、812Cが操作可能な状態であり、状態1502では、選択ボタン811C、812C、813Cが操作可能な状態である。
【0085】
この場合、クライアントコンピュータ20の出力部212は、推奨順に従って少なくとも1つの選択ボタンを操作可能な状態及び操作不能な状態間で切り替える。具体的には、例えば推奨順が1番目の入力画面が出力される前、又は、推奨順が1番目の入力画面が出力されておりかつ入力作業が完了していない状態では、出力部212は、数字“1”が付された選択ボタン811Cのみが操作可能な状態、すなわち
図15の状態1500を形成する。また、推奨順が1番目の入力画面が出力されておりかつ当該入力画面に対する入力作業が完了した際には、出力部212は、選択ボタン811Cと、数字“2”が付された選択ボタン812Cとが操作可能な状態、すなわち
図15の状態1501を形成する。選択ボタン811Cが操作可能な状態であることで、推奨順が1番目の入力画面に対する入力作業のやり直し(例えば誤りの修正のためのやり直し)が可能である。ただし、変形例では、推奨順が1番目の入力画面が出力されておりかつ入力作業が完了した際には、出力部212は、数字“2”が付された選択ボタン812Cのみが操作可能な状態を形成してもよい。また、他の変形例では、推奨順が1番目の入力画面が出力されておりかつ入力作業が完了した際には、出力部212は、選択ボタン812Cを操作可能な状態としつつ、選択ボタン812Cを点滅等により強調してもよい。この場合、ユーザは、推奨順が1番目の入力画面に対する入力作業が完了したことを容易に判断できる。以下同様に、推奨順が2番目の入力画面が出力されておりかつ入力作業が完了していない状態では、出力部212は、選択ボタン811C、812Cが操作可能な状態、すなわち
図15の状態1501を形成する。そして、推奨順が2番目の入力画面が出力されておりかつ当該入力画面に対する入力作業が完了した際には、出力部212は、選択ボタン811C、812Cと、数字“3”が付された選択ボタン813Cとが操作可能な状態、すなわち
図15の状態1502を形成する。
【0086】
ここで、複数種類の入力画面に対して入力作業を行う場合、複数種類の入力画面に対して特定の順で入力作業を行うと入力作業が効率的になる場合がある。例えば、同様の入力内容は続けて入力した方が効率的でありうる。この点、
図15に示す例によれば、推奨順に従った順で入力画面が出力されるので、入力作業の更なる効率化を図ることができる。
【0087】
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
【0088】
例えば、上述した実施例では、入力補助システム1が金融機関で使用される場合を想定しているが、入力補助システム1の適用範囲は任意である。例えば、入力補助システム1は、行政窓口サービスのようなサービスなどを受けるための登録において使用できる。行政窓口サービスでは、登録の種類(例えば、転入届、出生届の提出のための登録)ごとに、該登録に必要な入力を行うための入力画面を案内することが有用である。この場合、同様に、登録の種類と複数種類の入力画面とが対応付けられ、入力補助システム1は、ユーザが登録の種類を入力すると、対応する複数の入力画面を同時又は順に出力することとしてもよい。
【0089】
なお、上述の実施例に関して、更に以下の態様を開示する。
(態様1) 登録の種類ごとに、該種類と、入力すべき入力項目に係る入力フィールドをそれぞれ含む複数種類の入力画面とを対応付ける第1情報を記憶する記憶部と、
【0090】
前記記憶部内の前記第1情報に基づいて、ユーザにより指定された登録の種類に対応付けられる複数種類の入力画面を、同時又は順に出力する表示制御部とを含む、入力支援装置。
(態様2) 前記表示制御部は、前記登録の種類のうち任意の1つを選択可能な要求画面を更に出力する、態様1に記載の入力支援装置。
(態様3) 前記登録の種類は、金融サービス及び行政窓口サービスの少なくともいずれか一方に関する、態様1に記載の入力支援装置。
(態様4) 前記表示制御部は、登録の種類ごとに、選択可能なタブの構成が変化する態様で、複数種類の前記入力画面をタブ形式で選択可能に表示する、態様1に記載の入力支援装置。