特許第6863275号(P6863275)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6863275
(24)【登録日】2021年4月5日
(45)【発行日】2021年4月21日
(54)【発明の名称】装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20210412BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20210412BHJP
   H04B 7/0456 20170101ALI20210412BHJP
   H04B 7/0413 20170101ALI20210412BHJP
   H04J 99/00 20090101ALN20210412BHJP
【FI】
   H04W16/28 130
   H04W24/10
   H04B7/0456 100
   H04B7/0413 310
   !H04J99/00
【請求項の数】15
【全頁数】42
(21)【出願番号】特願2017-507586(P2017-507586)
(86)(22)【出願日】2016年2月10日
(86)【国際出願番号】JP2016054020
(87)【国際公開番号】WO2016152301
(87)【国際公開日】20160929
【審査請求日】2018年12月21日
(31)【優先権主張番号】特願2015-61308(P2015-61308)
(32)【優先日】2015年3月24日
(33)【優先権主張国】JP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高野 裕昭
【審査官】 桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/168315(WO,A1)
【文献】 特表2016−517226(JP,A)
【文献】 特開2015−033097(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/047505(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/126319(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
H04B 7/0413
H04B 7/0456
H04J 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、
RRC(Radio Resource Control)メッセージの中で、前記サブアレイ情報を端末装置に通知する制御部と、を備え、
前記サブアレイ情報は、前記複数のサブアレイの各々に含まれるアンテナポートであって、1つ以上の物理的なアンテナ素子に対応する仮想的なアンテナであるアンテナポートを示す情報と、を含
前記端末装置は、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う端末装置であり、
前記取得部は、
マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数を示す第1の数情報と、報告の対象とするサブアレイの組合せの数を示す第2の数情報と、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの1つ以上の組合せ候補を示す組合せ候補情報とをさらに取得し、
前記制御部は、
前記第1の数情報と、前記第2の数情報と、前記組合せ候補情報とを前記端末装置にさらに通知する、装置。
【請求項2】
前記サブアレイ情報は、前記複数のサブアレイの各々を識別するための識別情報を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記複数のサブアレイは、1つ以上のアンテナポートを共通に含む2つ以上のサブアレイを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記組合せ候補情報は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの2つ以上の組合せ候補を示し、
前記取得部は、前記2つ以上の組合せ候補の優先順位を示す優先順位情報を取得し、
前記制御部は、前記優先順位情報を前記端末装置に通知する、
請求項に記載の装置。
【請求項5】
記制御部は、前記端末装置により行われる前記報告に基づいて、前記端末装置についてのマルチレイヤMIMOのために使用される2つ以上のサブアレイの組合せを決定する、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記端末装置についてのマルチレイヤMIMOのために使用される前記2つ以上のサブアレイの前記組合せは、1つ以上のアンテナポートを共通に含む所定数超のサブアレイを含まない、請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記複数のサブアレイのうちの、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイのグループを示すグループ情報を取得し、
前記制御部は、前記グループ情報を前記端末装置に通知する、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
基地局からのRRC(Radio Resource Control)メッセージの中で、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う制御部と、を備え、
前記サブアレイ情報は、前記複数のサブアレイの各々に含まれるアンテナポートであって、1つ以上の物理的なアンテナ素子に対応する仮想的なアンテナであるアンテナポートを示す情報を含
前記取得部は、
マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数を示す第1の数情報と、報告の対象とするサブアレイの組合せの数を示す第2の数情報と、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの1つ以上の組合せ候補を示す組合せ候補情報とを前記基地局からさらに取得し、
前記制御部は、
前記1つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告を行う、装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記複数のサブアレイの中から、マルチレイヤMIMOに望ましい2つ以上のサブアレイの組合せを選択し、
前記報告は、マルチレイヤMIMOに望ましい前記2つ以上のサブアレイの前記組合せの報告を含む、
請求項に記載の装置。
【請求項10】
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについての重みセットの報告を含む、請求項に記載の装置。
【請求項11】
前記重みセットは、前記2つ以上のサブアレイ間の位相を調整するための重みセットを含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについてのレイヤ数の報告を含む、請求項に記載の装置。
【請求項13】
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについてのチャネル品質の報告を含む、請求項に記載の装置。
【請求項14】
前記組合せ候補情報は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの2つ以上の組合せ候補を示し、
前記取得部は、前記2つ以上の組合せ候補の優先順位を示す優先順位情報を取得し、
前記制御部は、前記優先順位情報に基づいて、前記2つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告を行う、
請求項に記載の装置。
【請求項15】
前記取得部は、前記複数のサブアレイのうちの、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイのグループを示すグループ情報を取得し、
前記制御部は、前記グループ情報に基づいて、前記グループについての、指向性を得るための重みセットを決定する、
請求項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)では、爆発的に増加するトラフィックを収容するために、セルラーシステムの容量を向上するための様々な技術が検討されている。将来、現在の1000倍程度の容量が必要とも言われている。MU−MIMO(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output)及びCoMP(Coordinated Multipoint)などの技術では、セルラーシステムの容量は数倍程度しか増加しないと考えられる。そのため、画期的な手法が求められている。
【0003】
例えば、セルラーシステムの容量を大幅に増加させるための手法として、多数のアンテナ素子(例えば、100個程度のアンテナ素子)を含む指向性アンテナを使用して基地局がビームフォーミングを行うことが考えられる。このような技術は、ラージスケール(Large-Scale)MIMO、マッシブ(Massive)MIMO、又はFD(Free Dimension)−MIMOと呼ばれる技術の一形態である。このようなビームフォーミングによれば、ビームの半値幅は狭くなる。即ち、鋭いビームが形成される。また、上記多数のアンテナ素子を平面上に配置することにより、所望の3次元方向へのビームを形成することも可能になる。
【0004】
例えば、特許文献1〜3には、3次元方向への指向性ビームが使用される場合に適用される技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−204305号公報
【特許文献2】特開2014−53811号公報
【特許文献3】特開2014−64294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
3GPPの規格では、マルチレイヤMIMO(即ち、2つ以上のレイヤでの端末装置への送信)のためのサブアレイは、一意に決められている。一方、ラージスケールMIMOのケースのように、アンテナ素子の増加に伴いアンテナポートが増加すると、自由度が上がり、様々なサブアレイが構成され得る。さらに、サブアレイの様々な組合せがアレイアンテナシステムとして使用され得る。また、使用されることが望ましいサブアレイの組合せ(即ち、使用されることが望ましいアレイアンテナシステム)は、端末装置によって異なり得る。それにもかかわらず、従来のようにサブアレイが一意に決められると、マルチレイヤMIMOにおいて端末装置にとっての望ましくないサブアレイが使用され得る。その結果、端末装置の通信速度又は通信品質などが低下し得る。
【0007】
そこで、マルチレイヤMIMOのために望ましいサブアレイの組合せを使用することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示によれば、マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、上記サブアレイ情報を端末装置に通知する制御部と、を備える装置が提供される。
【0009】
また、本開示によれば、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う制御部と、を備える装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示によれば、マルチレイヤMIMOのために望ましいサブアレイの組合せを使用することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットを説明するための説明図である。
図2】重み係数の乗算とリファレンス信号の挿入との関係を説明するための説明図である。
図3】本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。
図4】同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。
図5】同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図6】アンテナポートの例を説明するための説明図である。
図7】サブアレイの第1の例を説明するための説明図である。
図8】サブアレイの第2の例を説明するための説明図である。
図9】サブアレイの第3の例を説明するための説明図である。
図10】サブアレイの第4の例を説明するための説明図である。
図11】同実施形態において基地局が端末装置に通知する情報の一例を説明するための説明図である。
図12】同実施形態において端末装置が基地局に報告する報告情報の一例を説明するための説明図である。
図13】同実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
図14】同実施形態の第1の変形例において基地局が端末装置に通知する情報の一例を説明するための説明図である。
図15】同実施形態の第1の変形例において端末装置が基地局に報告する報告情報の一例を説明するための説明図である。
図16】同実施形態の第1の変形例において基地局が端末装置に通知する情報の他の例を説明するための説明図である。
図17】サブアレイのグループの第1の例を説明するための第1の説明図である。
図18】サブアレイのグループの第1の例を説明するための第2の説明図である。
図19】サブアレイのグループの第2の例を説明するための第1の説明図である。
図20】サブアレイのグループの第2の例を説明するための第2の説明図である。
図21】サブアレイのグループの第3の例を説明するための第1の説明図である。
図22】サブアレイのグループの第3の例を説明するための第2の説明図である。
図23】同実施形態の第2の変形例において基地局が端末装置に通知する情報の一例を説明するための説明図である。
図24】より少ないアンテナポートを含むサブアレイのセットの一例を説明するための説明図である。
図25】より多くのアンテナポートを含むサブアレイのセットの一例を説明するための説明図である。
図26】eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。
図27】eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。
図28】スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
図29】カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.関連技術
1.2.技術的課題
2.システムの概略的な構成
3.各装置の構成
3.1.基地局の構成
3.2.端末装置の構成
4.技術的特徴
5.処理の流れ
6.変形例
6.1.第1の変形例
6.2.第2の変形例
6.3.第3の変形例
7.応用例
7.1.基地局に関する応用例
7.2.端末装置に関する応用例
8.まとめ
【0014】
<<1.はじめに>>
まず、図1及び図2を参照して、本開示の実施形態に係る関連技術及び技術的特徴を説明する。
【0015】
<1.1.関連技術>
図1及び図2を参照して、本開示の実施形態に係る関連技術として、ビームフォーミング及びアンテナポートを説明する。
【0016】
(1)ビームフォーミング
(a)ラージスケールMIMOの必要性
現在、3GPPでは、爆発的に増加するトラフィックを収容するために、セルラーシステムの容量を向上するための様々な技術が検討されている。将来、現在の1000倍程度の容量が必要とも言われている。MU−MIMO及びCoMPなどの技術では、セルラーシステムの容量は数倍程度しか増加しないと考えられる。そのため、画期的な手法が求められている。
【0017】
3GPPのリリース10では、eNodeBが8本のアンテナを搭載することが規格化されている。よって、当該アンテナによれば、SU−MIMO(Single-User Multi-Input Multiple-Input Multiple-Output)の場合に8レイヤのMIMOを実現することができる。8レイヤのMIMOとは、独立な8つのストリームを空間的に多重する技術である。また、4ユーザに2レイヤのMU−MIMOを実現することもできる。
【0018】
UE(User Equipment)ではアンテナの配置のためのスペースが小さいこと、及びUEの処理能力には限界があることに起因して、UEのアンテナのアンテナ素子を増やすことは難しい。しかし、近年のアンテナ実装技術の進歩により、100個程度のアンテナ素子を含む指向性アンテナをeNodeBに配置することは不可能ではなくなってきている。
【0019】
例えば、セルラーシステムの容量を大幅に増加させるための手法として、多数のアンテナ素子(例えば、100個程度のアンテナ素子)を含む指向性アンテナを使用して基地局がビームフォーミングを行うことが考えられる。このような技術は、ラージスケール(Large-Scale)MIMO又はマッシブ(Massive)MIMOと呼ばれる技術の一形態である。このようなビームフォーミングによれば、ビームの半値幅は狭くなる。即ち、鋭いビームが形成される。また、上記多数のアンテナ素子を平面上に配置することにより、所望の3次元方向へのビームを形成することも可能になる。例えば、基地局よりも高い位置(例えば、高層ビルの上層階)に向けたビームを形成することにより、当該位置に存在する端末装置への信号を送信することが、提案されている。
【0020】
典型的なビームフォーミングでは、水平方向でビームの方向を制御することが可能である。そのため、当該典型的なビームフォーミングは、2次元ビームフォーミングとも言える。一方、ラージスケールMIMO(又はマッシブMIMO)のビームフォーミングでは、水平方向に加えて垂直方向にもビームの方向を制御することが可能である。即ち、水平方向及び垂直方向の所望の指向性を有する3次元ビームを形成することができる。そのため、ラージスケールMIMOのビームフォーミングは、3次元ビームフォーミングとも言える。例えば、2次元に配置されたアンテナ素子を使用することにより、3次元ビームを形成することができる。
【0021】
なお、アンテナ本数が増えるので、MU−MIMOでのユーザ数を増やすことが可能になる。このような技術は、ラージスケールMIMO又はマッシブMIMOと呼ばれる技術の別の形態である。なお、UEのアンテナ数が2本である場合には、1つのUEについての空間的に独立したストリームの数は2本であるので、1つのUEについてのストリーム数を増やすよりも、MU−MIMOのユーザ数を増やす方が合理的である。
【0022】
(b)重みセット
ビームフォーミング用の重みセット(即ち、複数のアンテナ素子のための重み係数のセット)は、複素数として表される。以下、図1を参照して、とりわけラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットの例を説明する。
【0023】
図1は、ラージスケールMIMOのビームフォーミング用の重みセットを説明するための説明図である。図1を参照すると、格子状に配置されたアンテナ素子が示されている。また、アンテナ素子が配置された平面上の直行する2つの軸x、y、及び、当該平面に直行する1つの軸zも示されている。ここで、形成すべきビームの方向は、例えば、角度phi(ギリシャ文字)及び角度theta(ギリシャ文字)で表される。角度phi(ギリシャ文字)は、ビーム方向のうちのxy平面の成分とx軸とのなす角度である。また、角度theta(ギリシャ文字)は、ビーム方向とz軸とのなす角度である。この場合に、例えば、x軸方向においてm番目に配置され、y軸方向においてn番目に配置されるアンテナ素子の重み係数Vm,nは、以下のように表され得る。
【0024】
【数1】
【0025】
fは周波数であり、cは光速である。また、jは複素数における虚数単位である。また、dは、x軸方向におけるアンテナ素子の間隔であり、dは、y軸方向におけるアンテナ素子間の間隔である。なお、アンテナ素子の座標は、以下のように表される。
【0026】
【数2】
【0027】
典型的なビームフォーミング(2次元ビームフォーミング)用の重みセットは、水平方向における指向性を得るための重みセットと、マルチレイヤMIMO(例えば、デュアルレイヤMIMO)の位相調整用の重みセット(例えば、異なる偏波に対応する2つのアンテナサブアレイ間の位相調整用の重みセット)とに分解され得る。一方、ラージスケールMIMOのビームフォーミング(3次元ビームフォーミング)用の重みセットは、水平方向における指向性を得るための第1の重みセットと、垂直方向における指向性を得るための第2の重みセットと、マルチレイヤMIMO(例えば、デュアルレイヤMIMO)の位相調整用の第3の重みセットとに分解され得る。例えば、当該第3の重みセットは、サブアレイ間の位相調整用の重みセットである。なお、シングルレイヤで送信される場合には、マルチレイヤMIMO(例えば、デュアルレイヤMIMO)の位相調整用の重みセットは含まれなくてもよい。
【0028】
(c)信号の受信
指向性ビームにより(over a directional beam)送信される信号の復調(demodulation)のために、eNB(evolved Node B)は、ダウンリンクにおいて、データ信号とともにDMRS(Demodulation Reference Signal)を送信する。DMRSは、UEにとって既知のシーケンスであり、ビームフォーミングのための重み係数のセット(データ信号に乗算される重み係数のセットと同じもの)が乗算される。UEは、DMRSの受信結果に基づいて、データ信号の位相及び振幅を復元することにより、当該データ信号を復調し、復号する。
【0029】
(d)CRS及びCSI−RSとDMRSとの違い
LTEでは、DMRSの他に、CRS(Cell-specific Reference Signal)及びCSI−RS(Channel State Information Reference Signal)というリファレンス信号がある。CRS及びCSI−RSは、データ信号の復調のために使用されるわけではなく、主としてチャネル品質を測定するために使用される。具体的には、CRSは、セル選択のために使用され、CSI−RSは、変調方式の決定のために使用される。したがって、現行の規格によれば、CRS及びCSI−RSは、指向性ビームにより送信されず、無指向性の電波により送信される。
【0030】
なお、指向性ビームによりCRS及び/又はCSI−RSを送信することも考えられる。無指向性の電波によりCRS及び/又はCSI−RSを送信するか、又は、指向性ビームによりCRS及び/又はCSI−RSを送信するかは、その時々のシステムの設計思想による。
【0031】
一方、DMRSは、指向性ビームにより送信されるデータ信号の復調のために送信されるので、同様に当該指向性ビームにより送信される。
【0032】
図2を参照して、リファレンス信号と重み係数の乗算の例を説明する。図2は、重み係数の乗算とリファレンス信号の挿入との関係を説明するための説明図である。図2を参照すると、各アンテナ素子81に対応する送信信号82は、乗算器84において重み係数83を複素乗算される。そして、重み係数83を複素乗算された送信信号82が、アンテナ素子81から送信される。また、DR−MS85は、乗算器84の前に挿入され、乗算器84において重み係数83が複素乗算される。そして、重み係数83が複素乗算されたDR−MS85が、アンテナ素子81から送信される。一方、CRS86(及びCSI−RS)は、乗算器84の後に挿入される。そして、CRS86(及びCSI−RS)は、重み係数83を乗算されることなく、アンテナ素子81から送信される。
【0033】
(2)アンテナポート
(a)仮想的なアンテナ
LTEでは、物理的なアンテナ/アンテナ素子の代わりに、アンテナポートという仮想的なアンテナが用意されている。アンテナポートは1つ以上の物理的なアンテナ又はアンテナ素子に対応するが、アンテナポートが具体的にどのアンテナ/アンテナ素子に対応するかは実装に依存し、自由度がある。例えば、1つのアンテナポートが、1つのアンテナ(例えば、1つの通常のアンテナ又は1つのアレイアンテナ)に対応し得る。また、例えば、1つのアンテナポートが、アレイアンテナに含まれる1つのアンテナ素子(又は複数のアンテナ素子)に対応し得る。
【0034】
(b)アンテナポートに関連付けられているリソース
上述したように、例えば、複数のアンテナポートのために、互いに直交(orthogonal)する複数のリソースが用意され、DMRSの送信に使用される。例えば、eNBは、第1のアンテナポート(例えば、アンテナポート10)を使用して、第1のリソースにおいてDMRSを送信し、第2のアンテナポート(例えば、アンテナポート11)を使用して、上記第1のリソースと直交する第2のリソースにおいてDMRSを送信する。
【0035】
ここでの「リソース」とは、例えば、時間周波数リソースと符号系列との組合せであり、任意の1つのアンテナポートに関連付けられているリソースと、他のアンテナポートに関連付けられているリソースとは、互いに直交している。即ち、任意の1つのアンテナポートに関連付けられているリソースと、他のアンテナポートに関連付けられているリソースとは、時間周波数リソース及び符号系列の少なくとも一方が異なる。
【0036】
(c)直交するリソースを用意する理由
各アンテナポートには、空間的に異なる位置にあるアンテナ/アンテナ素子に対応するので、これにより、eNBとUEとの間に空間的に独立したチャネルが得られる。当該直交なチャネルを得る前段階で、リファレンス信号(例えば、CSI−RS)に基づいてチャネル特性を推定する必要がある。当該リファレンス信号への干渉が発生するとチャネル特性を推定することが困難になるので、異なるアンテナポートを使用して送信されるリファレンス信号の間で干渉が発生しないように、アンテナポートごとに、直交するリソース(即ち、異なるリソース)が用意される。
【0037】
例えば、eNBが64のアンテナ(例えば、仮想的にも64のアンテナポート)を有し、UEも8つのアンテナを有する。この場合に、64×8のチャネル行列Hが算出される。そして、チャネル行列Hの一般逆行列が算出され、当該一般逆行列を受信データに左辺から乗算することにより、空間的に独立した8つのチャネルが得られる。とりわけ、チャネル行列Hを適切に算出するために、64のアンテナポートを使用して送信されるリファレンス信号の間で干渉が発生しないように、64つのアンテナポートの各々に、直交するリソース(即ち、異なるリソース)が用意される。
【0038】
(d)チャネル状態情報の決定
UEは、チャネル行列に基づいて、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)及び/又はCQI(Channel Quality Indicator)を決定する。これらの情報は、チャネル状態情報(Channel State Information)と呼ばれる。UEは、これらの情報をeNBにフィードバックする。
【0039】
<1.2.技術的課題>
3GPPの規格では、マルチレイヤMIMO(即ち、2つ以上のレイヤでの端末装置への送信)のためのサブアレイは、一意に決められている。より具体的には、例えば、eNBは、8つのアンテナポート(アンテナポート15−22)を使用してCSI−RSが送信し、2本のアンテナを有するUEは、CSI−RSに基づいて2×8のチャネル行列を取得する。そして、当該UEは、当該チャネル行列に基づいて、プリコーディング行列を示すPMIを決定する。この際に、UEは、上記8つのアンテナポートを、4つのアンテナポートをそれぞれ含む2つのサブアレイとみなして、上記PMIを決定する。このように、サブアレイは、一意に決められている。
【0040】
一方、ラージスケールMIMOのケースのように、アンテナ素子の増加に伴いアンテナポートが増加すると(例えば、64のアンテナ素子及び64のアンテナポート)、自由度が上がり、様々なサブアレイが構成され得る。さらに、サブアレイの様々な組合せがアレイアンテナシステムとして使用され得る。また、使用されることが望ましいサブアレイの組合せ(即ち、使用されることが望ましいアレイアンテナシステム)は、端末装置によって異なり得る。それにもかかわらず、従来のようにサブアレイが一意に決められると、マルチレイヤMIMOにおいて端末装置にとっての望ましくないサブアレイが使用され得る。その結果、端末装置の通信速度又は通信品質などが低下し得る。
【0041】
そこで、マルチレイヤMIMOのために望ましいサブアレイの組合せを使用することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
【0042】
<<2.システムの概略的な構成>>
続いて、図3を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図3は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図3を参照すると、システム1は、基地局100及び端末装置200を含む。システム1は、例えば、LTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである。
【0043】
(1)基地局100
基地局100は、端末装置200との無線通信を行う。例えば、基地局100は、基地局100のセル101内に位置する端末装置200との無線通信を行う。
【0044】
とりわけ本開示の実施形態では、基地局100は、マルチレイヤMIMOをサポートする。即ち、基地局100は、2つ以上のレイヤで端末装置200へ信号を送信する。基地局100は、当該2つ以上のレイヤでの送信のために、当該2つ以上のレイヤのレイヤ数と同数の(又は当該レイヤ数よりも多くの)サブアレイの組合せであるアレイアンテナシステムを使用する。
【0045】
例えば、基地局100は、指向性アンテナを有し、マルチレイヤMIMOとして、マルチレイヤビームフォーミングを行う。即ち、基地局100は、2つ以上のレイヤで、指向性ビームにより端末装置200へ信号を送信する。
【0046】
また、例えば、基地局100は、多数のアンテナ素子を有する指向性アンテナを有し、ラージスケールMIMO(換言すると、マッシブMIMO又はFD−MIMOなど)をサポートする。例えば、基地局100は、ラージスケールMIMOのビームフォーミング(換言すると、マッシブMIMO若しくはFD−MIMOのビームフォーミング、又は3次元ビームフォーミング)として、水平方向及び垂直方向の両方の指向性を有する指向性ビーム(即ち、3次元ビーム)により端末装置200へ信号を送信する。
【0047】
(2)端末装置200
端末装置200は、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局100のセル101内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。
【0048】
とりわけ本開示の実施形態では、端末装置200は、マルチレイヤMIMOをサポートする。即ち、端末装置200は、2つ以上のレイヤで基地局100から信号を送信する。
【0049】
<<3.各装置の構成>>
続いて、図4及び図5を参照して、基地局100及び端末装置200の構成の例を説明する。
【0050】
<3.1.基地局の構成>
まず、図4を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を説明する。図4は、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
【0051】
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力された信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
【0052】
例えば、アンテナ部110は、指向性アンテナを含む。例えば、当該指向性アンテナは、ラージスケールMIMOに使用可能な指向性アンテナ(例えば、多数のアンテナ素子を含む指向性アンテナ)である。
【0053】
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置200へのダウンリンク信号を送信し、端末装置200からのアップリンク信号を受信する。
【0054】
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
【0055】
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
【0056】
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
【0057】
情報取得部151及び制御部153の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0058】
<3.2.端末装置の構成>
次に、図5を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図5は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、端末装置200は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
【0059】
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力された信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
【0060】
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局100からのダウンリンク信号を受信し、基地局100へのアップリンク信号を送信する。
【0061】
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。
【0062】
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241及び制御部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
【0063】
情報取得部241及び制御部243の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0064】
<<4.技術的特徴>>
続いて、図6図12を参照して、本開示の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
【0065】
(1)サブアレイ情報の通知
基地局100(情報取得部151)は、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記サブアレイ情報を端末装置に通知する。
【0066】
(a)サブアレイ
例えば、上記複数のサブアレイの各々は、1つ以上のアンテナポートを含む。また、例えば、各アンテナポートは、1つ以上の物理的なアンテナ素子に対応する仮想的なアンテナである。以下、図6図8を参照して、アンテナポート及びサブアレイの例を説明する。
【0067】
図6は、アンテナポートの例を説明するための説明図である。図6を参照すると、水平方向及び垂直方向の各々に8つのアンテナ素子が並ぶ8×8の指向性アンテナが示されている。即ち、64のアンテナ素子を有する指向性アンテナが示さている。例えば、基地局100は、当該指向性アンテナを有する。とりわけこの例では、アンテナポートは、1つのアンテナ素子に対応する。そのため、基地局100は、64のアンテナポートを有する。
【0068】
図7は、サブアレイの第1の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、図6と同様に、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、垂直方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)をそれぞれ含むサブアレイ301、303が用意される。上記複数のサブアレイは、このようなサブアレイ301、303を含み得る。
【0069】
図8は、サブアレイの第2の例を説明するための説明図である。図8を参照すると、図6と同様に、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、水平方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)をそれぞれ含むサブアレイ311、313、315が用意される。上記複数のサブアレイは、このようなサブアレイ311、313、315を含み得る。
【0070】
なお、上記複数のサブアレイは、1つ以上のアンテナポートを共通に含む2つ以上のサブアレイを含んでもよい。これにより、例えば、サブアレイの自由度が高まり得る。以下、図9及び図10を参照して、このようなサブアレイの例を説明する。
【0071】
図9は、サブアレイの第3の例を説明するための説明図である。図9を参照すると、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、水平方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)を含むサブアレイ321と、垂直方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)を含むサブアレイ323とが、用意される。サブアレイ321及びサブアレイ323は、1つのアンテナポート(1つのアンテナ素子)を共通に含む。上記複数のサブアレイは、このようなサブアレイ321、323を含み得る。
【0072】
図10は、サブアレイの第4の例を説明するための説明図である。図10を参照すると、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、水平方向及び垂直方向の各々に7つのアンテナポート(アンテナ素子)が並ぶ7×7のサブアレイ331、333が用意される。サブアレイ331及びサブアレイ333は、36のアンテナポート(36のアンテナ素子)を共通に含む。上記複数のサブアレイは、このようなサブアレイ331、333を含み得る。
【0073】
(b)サブアレイ情報の内容
例えば、上記サブアレイ情報は、上記複数のサブアレイの各々に含まれるアンテナポートを示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記サブアレイ情報は、上記複数のサブアレイの各々に含まれるアンテナポートのポート番号を含む。
【0074】
なお、上記サブアレイ情報は、上記複数のサブアレイの各々を識別するための識別情報を含んでもよい。より具体的には、上記サブアレイ情報は、上記複数のサブアレイの各々のサブアレイ番号を含んでもよい。
【0075】
(c)通知手法
(c−1)シグナリング
例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200へのシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング)により、上記サブアレイ情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、シグナリングメッセージ(例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージ)の中で、上記サブアレイ情報を端末装置200に通知する。
【0076】
具体的な処理として、例えば、制御部153は、上記サブアレイ情報を含むシグナリングメッセージを生成する。そして、処理部150(例えば、制御部153)は、当該シグナリングメッセージの送信処理を行う。
【0077】
(c−2)システム情報
あるいは、基地局100(制御部153)は、システム情報(例えば、SIB(System Information Block))の中で、上記サブアレイ情報を端末装置200に通知する。
【0078】
具体的な処理として、例えば、制御部153は、上記サブアレイ情報を含むシステム情報を生成する。そして、処理部150(例えば、制御部153)は、当該システム情報の送信処理を行う。
【0079】
(2)他の情報の通知
(a)第1の数情報
例えば、基地局100(情報取得部151)は、マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数を示す第1の数情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記第1の数情報を端末装置200に通知する。
【0080】
例えば、基地局100は、マルチレイヤMIMOのためにアレイアンテナシステムを使用し、当該アレイアンテナシステムは、2つ以上のサブアレイの組合せである。そのため、マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数(例えば、M)は、マルチレイヤMIMOのために使用されるアレイアンテナシステムに含まれるサブアレイの数である。また、上記第1の数情報は、当該アレイアンテナシステムに含まれるサブアレイの数(例えば、M)を示す情報である。
【0081】
これにより、例えば、端末装置200は、マルチレイヤMIMOのために使用され得るサブアレイの組合せを選択することが可能になる。
【0082】
(b)第2の数情報
後述するように、端末装置200は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う。例えば、基地局100(情報取得部151)は、報告の対象とするサブアレイの組合せの数を示す第2の数情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記第2の数情報を端末装置200に通知する。例えば、上記組合せの上記数は、サブアレイの全ての組合せの数よりも小さい。
【0083】
これにより、例えば、端末装置200による報告に要する無線リソースが抑えられる。
【0084】
(c)第3の数情報
例えば、基地局100(情報取得部151)は、上記複数のサブアレイに含まれるサブアレイの数を示す第3の数情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記第3の数情報を端末装置200に通知する。
【0085】
(d)通知手法
例えば、基地局100(制御部153)は、上記サブアレイ情報と同様に、上記第1の数情報、上記第2の数情報及び/又は上記第3の数情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200へのシグナリングにより、又は、システム情報の中で、上記第1の数情報、上記第2の数情報及び/又は上記第3の数情報を端末装置200に通知する。
【0086】
(3)基地局が端末装置に通知する情報の具体例
図11は、本開示の実施形態において基地局100が端末装置200に通知する情報の一例を説明するための説明図である。図11を参照すると、基地局100が端末装置200に通知する情報であるサブアレイコンフィギュレーション30が示されている。この例では、サブアレイコンフィギュレーション30は、サブアレイ情報31、第1の数情報33、第2の数情報34及び第3の数情報35を含む。サブアレイ情報31は、マルチレイヤMIMOのために使用可能なN個のサブアレイ(サブアレイ1〜N)の各々に含まれるアンテナポートを示す。例えば、サブアレイ1はアンテナポート1〜8を含み、サブアレイ2はアンテナポート9〜16を含む。第1の数情報33は、マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数M(即ち、アレイアンテナシステムに含まれるサブアレイの数M)を示す。第2の数情報34は、報告の対象とするサブアレイの組合せの数Lを示す。第3の数情報35は、サブアレイの総数Nを示す。
【0087】
(4)サブアレイ候補の組合せに関する報告
端末装置200(情報取得部241)は、上記サブアレイ情報を取得する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う。
【0088】
(a)報告の例
(a−1)サブアレイの組合せの報告
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記複数のサブアレイの中から、マルチレイヤMIMOに望ましい2つ以上のサブアレイの組合せを選択し、上記報告は、マルチレイヤMIMOに望ましい当該2つ以上のサブアレイの上記組合せの報告を含む。上記組合せは、換言すると、マルチレイヤMIMOに望ましいアレイアンテナシステムである。
【0089】
−サブアレイの組合せの選択
例えば、端末装置200(制御部243)は、基地局100により送信されるリファレンス信号(例えば、CSI−RS)に基づいてチャネル推定を行う。具体的には、例えば、基地局100は、64のアンテナポートを有し、端末装置200が、8つのアンテナを有する。この場合に、基地局100は、アンテナポートごとにリファレンス信号を送信し、端末装置200は、64×8のチャネル行列を算出する。
【0090】
さらに、例えば、端末装置200(制御部243)は、上記チャネル推定の結果(即ち、上記チャネル行列)に基づいて、サブアレイの組合せごとのPMI、RI及び/又はCQIなどを決定する。そして、例えば、端末装置200(制御部243)は、サブアレイの組合せごとのPMI、RI及び/又はCQIに基づいて、マルチレイヤMIMOに望ましいサブアレイの組合せを選択する。一例として、端末装置200(制御部243)は、より大きいRIを伴うサブアレイの組合せを、マルチレイヤMIMOに望ましいサブアレイの組合せとして選択する。
【0091】
−サブアレイの組合せの報告
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せ(即ち、アレイアンテナシステム)を示す組合せ情報を基地局100に報告する。
【0092】
これにより、例えば、基地局100は、端末装置200にとっての望ましいサブアレイの組合せを知ることが可能になる。
【0093】
(a−2)重みセットの報告
例えば、上記報告は、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せについての重みセットの報告を含む。例えば、当該重みセットは、上記2つ以上のサブアレイ間の位相を調整するための重みセットを含む。
【0094】
−重みセットの決定
例えば、基地局100は、上記チャネル推定の結果(即ち、上記チャネル行列)に基づいて、サブアレイの組合せごとのPMI(即ち、重みセットであるプリコーディング行列を示すインジケータ)を決定する。より具体的には、例えば、基地局100は、サブアレイの組合せごとに、指向性を得るための重みセットのPMI、及び/又は、サブアレイ間の位相を調整するための重みセットのPMIを決定する。
【0095】
基地局100は、指向性を得るための重みセットのPMIとして、水平方向の指向性を得るための重みセットのPMI、及び垂直方向の指向性を得るための重みセットのPMIのうちの、一方又は両方を決定する。あるいは、基地局100は、指向性を得るための重みセットのPMIとして、水平方向及び垂直方向の両方の指向性を得るための重みセットのPMIを決定してもよい。
【0096】
−重みセットの報告
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せについての上記重みセットを示す重み情報を基地局100に報告する。例えば、当該重み情報は、PMIである。より具体的には、例えば、当該重み情報は、指向性を得るための重みセットのPMI、及び/又は、サブアレイ間の位相を調整するための重みセットのPMIである。
【0097】
これにより、例えば、基地局100は、サブアレイの組合せに適用すべき重みセットを知ることが可能になる。
【0098】
(a−3)レイヤ数の報告
例えば、上記報告は、上記2つ以上のサブアレイの組合せについてのレイヤ数の報告を含む。
【0099】
−レイヤ数の決定
例えば、基地局100は、上記チャネル推定の結果(即ち、上記チャネル行列)に基づいて、サブアレイの組合せごとのRI(即ち、レイヤ数を示すインジケータ)を決定する。
【0100】
−レイヤ数の報告
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記2つ以上のサブアレイについての上記レイヤ数を示すレイヤ数情報を基地局100に報告する。例えば、当該レイヤ数情報は、RIである。
【0101】
これにより、例えば、基地局100は、サブアレイの組合せに適用可能なレイヤ数を知ることが可能になる。
【0102】
(a−4)チャネル状態の報告
例えば、上記報告は、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せについてのチャネル品質の報告を含む。
【0103】
−チャネル品質の決定
例えば、基地局100は、上記チャネル推定の結果(即ち、上記チャネル行列)に基づいて、サブアレイの組合せごとのCQI(即ち、チャネル品質を示すインジケータ)を決定する。
【0104】
−チャネル品質の報告
例えば、端末装置200(制御部243)は、上記2つ以上のサブアレイについての上記チャネル品質を示すチャネル品質情報を基地局100に報告する。例えば、当該チャネル品質情報は、CQIである。
【0105】
これにより、例えば、基地局100は、サブアレイの組合せについてのチャネル品質を知ることが可能になる。
【0106】
(b)報告情報の具体例
図12は、本開示の実施形態において端末装置200が基地局100に報告する報告情報の一例を説明するための説明図である。図12を参照すると、端末装置200が基地局100に報告する報告情報50が示されている。この例では、報告情報50は、マルチレイヤMIMOに望ましいサブアレイの組合せ(即ち、アレイアンテナシステム)を示す組合せ情報51を含む。より具体的には、報告情報50は、L個のアレイアンテナシステム(即ち、L個の組合せ)の各々の組合せ情報51を含む。例えば、1つめ目のアレイアンテナシステムはサブアレイ1、2を含み、2つめ目のアレイアンテナシステムはサブアレイ1、3、5、8を含み、L個目のアレイアンテナシステムはサブアレイ4、6を含む。また、報告情報50は、サブアレイの組合せ(即ち、アレイアンテナシステム)についての重み情報(PMI)、レイヤ数情報(RI)及びチャネル品質情報(CQI)を含むチャネル状態情報53を含む。具体的には、報告情報50は、L個のアレイアンテナシステム(即ち、L個の組合せ)の各々のチャネル状態情報53を含む。
【0107】
なお、端末装置200は、アレイアンテナシステム(即ち、サブアレイの組合せ)ごとの報告情報を基地局100に報告してもよい。
【0108】
(c)具体的な処理
具体的な処理として、例えば、制御部243は、報告情報を生成する。そして、処理部240(例えば、制御部243)は、当該報告情報の送信処理を行う。
【0109】
(5)サブアレイ候補の組合せの決定
例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200により行われる上記報告に基づいて、端末装置200についてのマルチレイヤMIMOのために使用される2つ以上のサブアレイの組合せを決定する。即ち、基地局100(制御部153)は、端末装置200についてのマルチレイヤMIMOのために使用されるアレイアンテナシステムを決定する。
【0110】
より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200により報告される報告情報に基づいて、上記アレイアンテナシステム(即ち、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せ)を決定する。一例として、基地局100(制御部153)は、より多くのレイヤでの送信を可能にするアレイアンテナシステム(即ち、より大きいRIを伴うアレイアンテナシステム)を決定する。
【0111】
なお、例えば、上記アレイアンテナシステム(即ち、上記2つ以上のサブアレイの上記組合せ)は、1つ以上のアンテナポートを共通に含む所定数超のサブアレイを含まない。これにより、例えば、アンテナ素子のPA(Power Amplifier)の最大送信電力を超える電力が割当てられてしまうことを回避することが可能になる。
【0112】
(6)マルチレイヤMIMOの送受信
基地局100は、決定された上記サブアレイの上記組合せ(即ち、決定された上記アレイアンテナシステム)を使用して、2つ以上のレイヤで端末装置200への信号を送信する。また、端末装置200は、上記2つ以上のレイヤで基地局100からの信号を受信する。
【0113】
以上、本開示の実施形態に係る技術的特徴を説明した。本開示の実施形態によれば、基地局100は、上記複数のサブアレイを示す上記サブアレイ情報を端末装置200に通知し、端末装置200は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せ(即ち、アンテナアレイシステム)に関する報告を行う。これにより、例えば、マルチレイヤMIMOのために望ましいサブアレイの組合せを使用することが可能になる。
【0114】
<<5.処理の流れ>>
続いて、図13を参照して、本開示の実施形態に係る処理の例を説明する。図13は、本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
【0115】
基地局100は、サブアレイコンフィギュレーションを端末装置200に通知する(S401)。例えば、当該サブアレイコンフィギュレーションは、サブアレイ情報、第1の数情報、第2の数情報及び第3の数情報を含む。当該サブアレイ情報は、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示す情報である。上記第1の数情報は、マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数(例えば、M)を示す。上記第2の数情報は、報告の対象とするサブアレイの組合せの数(例えば、L)を示す。上記第3の数情報は、上記複数のサブアレイに含まれるサブアレイの数(例えば、N)を示す。
【0116】
基地局100は、CSI−RSを送信する(S403)。
【0117】
端末装置200は、基地局100により送信されるCSI−RSに基づいて、チャネル推定を実行する(S405)。即ち、端末装置200は、チャネル行列を算出する。そして、端末装置200は、推定された上記チャネル(即ち、算出された上記チャネル行列)に基づいて、サブアレイの組合せごとの(即ち、アレイアンテナシステムごとの)PMI、RI及びCQIを決定する(S407)。
【0118】
端末装置200(制御部243)は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う(S409)。具体的には、例えば、端末装置200(制御部243)は、報告情報を基地局100に報告する。例えば、当該報告情報は、組合せ情報及びチャネル状態情報を含む。上記組合せ情報は、マルチレイヤMIMOに望ましいサブアレイの組合せ(即ち、アンテナアレイシステム)を示す。上記チャネル状態情報は、当該サブアレイの当該組合せについての重み情報(PMI)、レイヤ数情報(RI)及び/又はチャネル品質情報(CQI)を含む。
【0119】
基地局100は、上記報告情報に基づいて、端末装置200についてのマルチレイヤMIMOのために使用される2つ以上のサブアレイの組合せを決定する(S411)。
【0120】
<<6.変形例>>
続いて、図14図21を参照して、本開示の実施形態に係る第1〜第3の変形例を説明する。
【0121】
<6.1.第1の変形例>
まず、図14図16を参照して、本開示の実施形態に係る第1の変形例を説明する。
【0122】
(1)組合せ候補情報の通知
第1の変形例によれば、基地局100(情報取得部151)は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの1つ以上の組合せ候補(即ち、1つ以上のアレイアンテナシステム候補)を示す組合せ候補情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記組合せ候補情報を端末装置200に通知する。
【0123】
(a)サブアレイの組合せ候補
一例として、上記1つ以上の組合せ候補の各々は、水平方向に並ぶアンテナポートのみを含むサブアレイの組合せであってもよい。別の例として、上記1つ以上の組合せ候補の各々は、垂直方向に並ぶアンテナポートのみを含むサブアレイの組合せであってもよい。さらに別の例として、上記1つ以上の組合せ候補の各々は、水平方向及び垂直両方に広がるアンテナポートを含むサブアレイの組合せであってもよい。
【0124】
(b)サブアレイ情報の内容
例えば、上記組合せ候補情報は、上記1つ以上の組合せ候補(即ち、上記1つ以上のアレイアンテナシステム候補)の各々に含まれるサブアレイを示す情報を含む。より具体的には、例えば、上記組合せ候補情報は、上記1つ以上の組合せ候補の各々に含まれるサブアレイのサブアレイ番号を含む。
【0125】
なお、上記組合せ候補情報は、上記1つ以上の組合せ候補(即ち、上記1つ以上のアレイアンテナシステム候補)の各々を識別するための識別情報を含んでもよい。より具体的には、上記サブアレイ情報は、上記1つ以上の組合せ候補の各々の組合せ候補番号(又は上記1つ以上のアレイアンテナシステム候補の各々のアレイアンテナシステム番号)を含んでもよい。
【0126】
(c)通知手法
例えば、基地局100(制御部153)は、上記サブアレイ情報と同様に、上記組合せ候補情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200へのシグナリングにより、又は、システム情報の中で、上記組合せ候補情報を端末装置200に通知する。
【0127】
(2)基地局が端末装置に通知する情報の具体例
図14は、本開示の実施形態の第1の変形例において基地局100が端末装置200に通知する情報の一例を説明するための説明図である。図14を参照すると、基地局100が端末装置200に通知する情報であるサブアレイコンフィギュレーション30が示されている。この例では、サブアレイコンフィギュレーション30は、サブアレイ情報31及び組合せ候補情報37を含む。図11の例と同様に、サブアレイ情報31は、マルチレイヤMIMOのために使用可能なN個のサブアレイ(サブアレイ1〜N)の各々に含まれるアンテナポートを示す。とりわけ、組合せ候補情報37は、N個のサブアレイに含まれるサブアレイのL個の組合せ候補を示す。組合せ候補1はサブアレイ1、2を含み、組合せ候補2はサブアレイ1、3、5、8を含み、組合せ候補Lはサブアレイ4、6を含む。
【0128】
(3)サブアレイ候補の組合せに関する報告
上述したように、端末装置200(制御部243)は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う。
【0129】
とりわけ、第1の変形例では、端末装置200(情報取得部241)は、上記組合せ候補情報を取得する。そして、上記報告は、上記1つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告である。例えば、上記報告は、上記1つ以上の組合せ候補の各々のチャネル状態情報の報告である。あるいは、端末装置200(制御部243)は、上記1つ以上の組合せ候補の中から、マルチレイヤMIMOに望ましいサブアレイの組合せを選択してもよく、上記報告は、当該望ましいサブアレイの組合せの報告であってもよい。以下、図15を参照して、端末装置200が基地局100に報告する報告情報の例を説明する。
【0130】
図15は、本開示の実施形態の第1の変形例において端末装置200が基地局100に報告する報告情報の一例を説明するための説明図である。図15を参照すると、端末装置200が基地局100に報告する報告情報50が示されている。この例では、報告情報50は、(図14に示されるような)基地局100が端末装置200に通知した組合せ候補情報37により示される、サブアレイのL個の組合せ候補についての、チャネル状態情報53を含む。チャネル状態情報53は、重み情報(PMI)、レイヤ数情報(RI)及びチャネル品質情報(CQI)を含む。
【0131】
(4)優先度情報
上記組合せ候補情報は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの2つ以上の組合せ候補を示してもよい。基地局100(情報取得部151)は、上記2つ以上の組合せ候補の優先順位を示す優先順位情報を取得してもよい。そして、基地局100(制御部153)は、上記優先順位情報を上記端末装置に通知してもよい。
【0132】
一方、端末装置200(情報取得部241)は、上記優先順位情報を取得してもよい。そして、端末装置200(制御部243)は、上記優先順位情報に基づいて、上記2つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告を行ってもよい。
【0133】
図16は、本開示の実施形態の第1の変形例において基地局100が端末装置200に通知する情報の他の例を説明するための説明図である。図16を参照すると、基地局100が端末装置200に通知する情報であるサブアレイコンフィギュレーション30が示されている。この例では、サブアレイコンフィギュレーション30は、サブアレイ情報31、組合せ候補情報37及び優先順位情報39を含む。とりわけ、優先順位情報39は、L個の組合せ候補の優先順位を示す。例えば、当該優先順位において、組合せ候補2が1番目であり、組合せ候補4が最後である。
【0134】
以上のように、第1の変形例によれば、基地局100(制御部153)は、上記1つ以上の組合せ候補を示す上記組合せ候補情報を、端末装置200に通知する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記1つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告を行う。これにより、例えば、端末装置200にとっての負荷がより小さくなる。より具体的には、例えば、端末装置200は、サブアレイの全ての組合せ(個の組合せ)ではなく、限定された組合せについてのPMI、RI及び/又はCQIなどを決定すればよいので、端末装置200にとっての負荷がより小さくなる。なお、Nはサブアレイの総数であり、Mはアンテナアレイシステムに含まれるサブアレイの数である。
【0135】
<6.2.第2の変形例>
次に、図17図19を参照して、本開示の実施形態に係る第2の変形例を説明する。
【0136】
(1)グループ情報の通知
第2の変形例によれば、基地局100(情報取得部151)は、上記複数のサブアレイのうちの、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイのグループを示すグループ情報を取得する。そして、基地局100(制御部153)は、上記グループ情報を端末装置200に通知する。
【0137】
(a)サブアレイのグループ
第2の変形例によれば、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイが、同一のグループに属する。換言すると、マルチレイヤMIMOにおいて同一の重みセットが適用される2つ以上のサブアレイが、同一のグループに属する。以下、図17図22を参照して、サブアレイのグループの例を説明する。
【0138】
(a−1)第1の例
図17及び図18は、サブアレイのグループの第1の例を説明するための説明図である。
【0139】
図17を参照すると、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、垂直方向に並ぶ8つのアンテナポートをそれぞれ含むサブアレイ341、342と、水平方向に並ぶ8つのアンテナポートをそれぞれ含むサブアレイ343、344と、水平方向及び垂直方向の各々に3つのアンテナポートが並ぶ3×3のサブアレイ345、346とが用意される。この例では、サブアレイ341、342が1つのグループに属し、サブアレイ343、344が別のグループに属し、サブアレイ345、346がさらに別のグループに属する。
【0140】
図18を参照すると、サブアレイ番号とグループ番号とが示されている。サブアレイ341〜346のサブアレイ番号は、それぞれ1〜6である。サブアレイ番号が1、2であるサブアレイ341、342は、グループ番号が1であるグループに属する。サブアレイ番号が3、4であるサブアレイ343、344は、グループ番号が2であるグループに属する。サブアレイ番号が5、6であるサブアレイ345、346は、グループ番号が3であるグループに属する。
【0141】
(a−2)第2の例
図19及び図20は、サブアレイのグループの第2の例を説明するための説明図である。
【0142】
図19を参照すると、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、垂直方向に並ぶ8つのアンテナポートをそれぞれ含むサブアレイ351、352、353、354と、水平方向及び垂直方向の各々に3つのアンテナポートが並ぶ3×3のサブアレイ355、356、357、358とが用意される。この例では、サブアレイ351、352、353、354が1つのグループに属し、サブアレイ355、356、357、358が別のグループに属する。
【0143】
図20を参照すると、サブアレイ番号とグループ番号とが示されている。サブアレイ351〜358のサブアレイ番号は、それぞれ1〜8である。サブアレイ番号が1〜4であるサブアレイ351〜354は、グループ番号が1であるグループに属する。サブアレイ番号が5〜8であるサブアレイ355〜358は、グループ番号が2であるグループに属する。
【0144】
(a−3)第3の例
図21及び図22は、サブアレイのグループの第3の例を説明するための説明図である。
【0145】
図21は、サブアレイのグループの第1の例を説明するための説明図である。図21を参照すると、8×8の指向性アンテナが示されている。例えば、サブアレイとして、垂直方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)をそれぞれ含むサブアレイ361、362、363と、水平方向に並ぶ8つのアンテナポート(8つのアンテナ素子)をそれぞれ含むサブアレイ365、366、367とが用意される。この例では、サブアレイ361、362、363が1つのグループに属し、サブアレイ365、366、367が別のグループに属する。
【0146】
図22を参照すると、サブアレイ番号とグループ番号とが示されている。サブアレイ361〜367のサブアレイ番号は、それぞれ1〜6である。サブアレイ番号が1〜3であるサブアレイ361〜363は、グループ番号が1であるグループに属する。サブアレイ番号が4〜6であるサブアレイ365〜367は、グループ番号が2であるグループに属する。
【0147】
(b)グループ情報の内容
例えば、上記グループ情報は、上記複数のサブアレイの各々が属するグループを示す情報である。より具体的には、例えば、上記グループ情報は、上記複数のサブアレイの各々が属するグループのグループ番号を含む。即ち、上記グループ情報は、例えば、図18図20及び図22に示されるような情報を示す。
【0148】
(c)通知手法
例えば、基地局100(制御部153)は、上記サブアレイ情報と同様に、上記グループ情報を端末装置200に通知する。より具体的には、例えば、基地局100(制御部153)は、端末装置200へのシグナリングにより、又は、システム情報の中で、上記グループ情報を端末装置200に通知する。
【0149】
(3)基地局が端末装置に通知する情報の具体例
図23は、本開示の実施形態の第2の変形例において基地局100が端末装置200に通知する情報の一例を説明するための説明図である。図23を参照すると、基地局100が端末装置200に通知する情報であるサブアレイコンフィギュレーション30が示されている。この例では、サブアレイコンフィギュレーション30は、サブアレイ情報31、組合せ候補情報37及びグループ情報41を含む。図14の例と同様に、サブアレイ情報31は、マルチレイヤMIMOのために使用可能なN個のサブアレイ(サブアレイ1〜N)の各々に含まれるアンテナポートを示す。また、組合せ候補情報37は、N個のサブアレイに含まれるサブアレイのL個の組合せ候補を示す。とりわけ、グループ情報41は、N個のサブアレイ(サブアレイ1〜N)の各々が属するグループを示す。例えば、サブアレイ1、2はグループ1に属し、サブアレイ3、4は、グループ2に属し、サブアレイ5、6はグループ3に属する。
【0150】
(4)重みセットの決定
第2の変形例では、端末装置200(情報取得部241)は、上記グループ情報を取得する。そして、端末装置200(制御部243)は、上記グループ情報に基づいて、上記グループについての、指向性を得るための重みセットを決定する。即ち、端末装置200(制御部243)は、グループ単位で、指向性を得るための重みセット(のPMI)を決定する。
【0151】
ここで、指向性を得るための重みセットは、水平方向の指向性を得るための重みセットであってもよく、垂直方向の指向性を得るための重みセットであってもよく、これらの重みセットのペアであってもよい。あるいは、指向性を得るための重みセットは、水平方向及び垂直方向の両方の指向性を得るための重みセットであってもよい。
【0152】
一例として、図17を再び参照すると、端末装置200(制御部243)は、サブアレイ341、342について、垂直方向の指向性を得るための重みセット(のPMI)を決定する。また、端末装置200(制御部243)は、サブアレイ343、344について、水平方向の指向性を得るための重みセット(のPMI)を決定する。また、端末装置200(制御部243)は、サブアレイ345、346について、水平方向及び垂直方向の指向性を得るための重みセット(のPMI)を決定する。
【0153】
これにより、例えば、端末装置200は、指向性を得るための重みセットをサブアレイごとに算出しなくてもよくなる。そのため、端末装置200の負荷が軽減され得る。また、同一の放射方向への指向性ビームを形成すべきサブアレイ間で、異なる重みセット(異なるPMI)が決定されてしまうことを回避することが可能になる。
【0154】
(5)重みセットの報告
上述したように、端末装置200(制御部243)は、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う。
【0155】
第2の変形例では、例えば、上記報告は、上記グループについての上記重みセット(即ち、指向性を得るための重みセット)の報告を含む。例えば、端末装置200(制御部243)は、上記グループについての上記重みセット(のPMI)を基地局100に報告する。例えば、端末装置200(制御部243)は、サブアレイのグループごとに、指向性を得るための重みセット(のPMI)を基地局が100に報告する。
【0156】
また、例えば、端末装置200は、上記グループに含まれる上記2つ以上のサブアレイ間の位相を調整するための重みセット(のPMI)も基地局100に報告する。例えば、端末装置200は、サブアレイのグループごとに、指向性を得るための重みセット(のPMI)と、サブアレイ間の位相を調整するための重みセット(のPMI)とを、基地局100に報告する。
【0157】
これにより、例えば、端末装置200により報告される情報が減少し、オーバーヘッドが小さくなり得る。
【0158】
<6.3.第3の変形例>
次に、図24及び図25を参照して、本開示の実施形態に係る第3の変形例を説明する。
【0159】
第3の変形例では、上記複数のサブアレイは、より少ないアンテナポート(より少ないアンテナ素子)を含む2つ以上のサブアレイのセットと、より多くのアンテナポート(より多くのアンテナ素子)を含む2つ以上のサブアレイのセットとを含む。以下、図20及び図21を参照して、このようなサブアレイのセットの例を説明する。
【0160】
図24は、より少ないアンテナポートを含むサブアレイのセットの一例を説明するための説明図である。図24を参照すると、10×10のアンテナポートと、2つのサブアレイ371、373のセットとが示されている。サブアレイ371及びサブアレイ373は、9つのアンテナポートを含むサブアレイである。サブアレイ371及びサブアレイ373は、少ないアンテナポートを含むので、互いに離れて位置することができる。即ち、サブアレイ371及びサブアレイ373の相関を小さくすることが可能である。
【0161】
図25は、より多くのアンテナポートを含むサブアレイのセットの一例を説明するための説明図である。図25を参照すると、10×10のアンテナポートと、2つのサブアレイ381、383のセットとが示されている。サブアレイ381及びサブアレイ383は、64のアンテナポートを含むサブアレイである。サブアレイ381及びサブアレイ383は、多くのアンテナポートを含むので、互いに離れて位置することができない。そのため、サブアレイ371及びサブアレイ373の相関は大きくなる。
【0162】
一例として、基地局100は、より多くのアンテナポートを含む上記2つ以上のサブアレイを使用しても多くのレイヤ数(例えば、大きいRI)を確保できるのであれば、より多くのアンテナポートを含む上記2つ以上のサブアレイを使用する。これにより、例えば、鋭い指向性ビームを形成して干渉を抑えることが可能になる。
【0163】
別の例として、基地局100は、より多くのアンテナポートを含む上記2つ以上のサブアレイを使用すると多くのレイヤ数(例えば、大きいRI)を確保できないのであれば、より少ないアンテナポートを含む上記2つ以上のサブアレイを使用する。これにより、例えば、より多くのレイヤ数が確保され得る。
【0164】
このように、第3の変形例によれば、例えば、個々の端末装置200にとって適切なサブアレイが選択され得る。その結果、干渉が抑えられ、及び/又はより多くのレイヤ数が確保され得る。
【0165】
<<7.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
【0166】
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
【0167】
<7.1.基地局に関する応用例>
(1)第1の応用例
図26は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
【0168】
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図26に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図26にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
【0169】
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
【0170】
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
【0171】
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
【0172】
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
【0173】
無線通信インタフェース825は、図26に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図26に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図26には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
【0174】
図26に示したeNB800において、図4を参照して説明した情報取得部151及び/又は制御部153は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び/又は制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び/又は制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び/又は制御部153を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
【0175】
また、図26に示したeNB800において、図4を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
【0176】
(2)第2の応用例
図27は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
【0177】
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図27に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図27にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
【0178】
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図26を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
【0179】
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図26を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図27に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図27には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
【0180】
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
【0181】
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
【0182】
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
【0183】
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図27に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図27には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
【0184】
図27に示したeNB830において、図4を参照して説明した情報取得部151及び/又は制御部153は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部151及び/又は制御部153が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部151及び/又は制御部153の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部151及び/又は制御部153を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部151及び/又は制御部153として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
【0185】
また、図27に示したeNB830において、例えば、図4を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
【0186】
<7.2.端末装置に関する応用例>
(1)第1の応用例
図28は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
【0187】
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
【0188】
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
【0189】
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図28に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図28には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
【0190】
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
【0191】
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
【0192】
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図28に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図28にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
【0193】
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
【0194】
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図28に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
【0195】
図28に示したスマートフォン900において、図5を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
【0196】
また、図28に示したスマートフォン900において、例えば、図5を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
【0197】
(2)第2の応用例
図29は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
【0198】
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
【0199】
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
【0200】
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
【0201】
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図29に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図29には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
【0202】
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
【0203】
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
【0204】
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図29に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図29にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
【0205】
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
【0206】
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図29に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
【0207】
図29に示したカーナビゲーション装置920において、図5を参照して説明した情報取得部241及び/又は制御部243は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部241及び/又は制御部243が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部241及び/又は制御部243の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部241及び/又は制御部243として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
【0208】
また、図29に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図5を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
【0209】
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、情報取得部241及び/又は制御部243を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
【0210】
<<8.まとめ>>
ここまで、図3図29を参照して、本開示の実施形態に係る各置及び各処理を説明した。
【0211】
本開示の実施形態によれば、基地局100は、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する情報取得部151と、上記サブアレイ情報を端末装置200に通知する制御部153と、を備える。
【0212】
本開示の実施形態によれば、端末装置200は、マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する情報取得部241と、上記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う制御部243と、を備える。
【0213】
これにより、例えば、マルチレイヤMIMOのために望ましいサブアレイの組合せを使用することが可能になる。
【0214】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0215】
例えば、システムがLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠したシステムである例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、システムは、他の通信規格に準拠したシステムであってもよい。
【0216】
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
【0217】
また、本明細書の装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、基地局、基地局装置若しくは基地局装置のためのモジュール、又は、端末装置若しくは端末装置のためのモジュール)も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び通信制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
【0218】
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
【0219】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、
前記サブアレイ情報を端末装置に通知する制御部と、
を備える装置。
(2)
前記サブアレイ情報は、前記複数のサブアレイの各々に含まれるアンテナポートを示す情報を含む、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記サブアレイ情報は、前記複数のサブアレイの各々を識別するための識別情報を含む、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記取得部は、マルチレイヤMIMOのために組み合わせられるサブアレイの数を示す第1の数情報を取得し、
前記制御部は、前記第1の数情報を前記端末装置に通知する、
前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の装置。
(5)
前記端末装置は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う端末装置であり、
前記取得部は、報告の対象とするサブアレイの組合せの数を示す第2の数情報を取得し、
前記制御部は、前記第2の数情報を前記端末装置に通知する、
前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の装置。
(6)
前記複数のサブアレイは、1つ以上のアンテナポートを共通に含む2つ以上のサブアレイを含む、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の装置。
(7)
前記取得部は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの1つ以上の組合せ候補を示す組合せ候補情報を取得し、
前記制御部は、前記組合せ候補情報を前記端末装置に通知する、
前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記組合せ候補情報は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの2つ以上の組合せ候補を示し、
前記取得部は、前記2つ以上の組合せ候補の優先順位を示す優先順位情報を取得し、
前記制御部は、前記優先順位情報を前記端末装置に通知する、
前記(7)に記載の装置。
(9)
前記端末装置は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う端末装置であり、
前記制御部は、前記端末装置により行われる前記報告に基づいて、前記端末装置についてのマルチレイヤMIMOのために使用される2つ以上のサブアレイの組合せを決定する、
前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の装置。
(10)
前記端末装置についてのマルチレイヤMIMOのために使用される前記2つ以上のサブアレイの前記組合せは、1つ以上のアンテナポートを共通に含む所定数超のサブアレイを含まない、前記(9)に記載の装置。
(11)
前記取得部は、前記複数のサブアレイのうちの、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイのグループを示すグループ情報を取得し、
前記制御部は、前記グループ情報を前記端末装置に通知する、
前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の装置。
(12)
マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得する取得部と、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行う制御部と、
を備える装置。
(13)
前記制御部は、前記複数のサブアレイの中から、マルチレイヤMIMOに望ましい2つ以上のサブアレイの組合せを選択し、
前記報告は、マルチレイヤMIMOに望ましい前記2つ以上のサブアレイの前記組合せの報告を含む、
前記(12)に記載の装置。
(14)
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについての重みセットの報告を含む、前記(12)又は(13)に記載の装置。
(15)
前記重みセットは、前記2つ以上のサブアレイ間の位相を調整するための重みセットを含む、前記(14)に記載の装置。
(16)
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについてのレイヤ数の報告を含む、前記(12)〜(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記報告は、前記2つ以上のサブアレイの前記組合せについてのチャネル品質の報告を含む、前記(12)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記取得部は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの1つ以上の組合せ候補を示す組合せ候補情報を取得し、
前記報告は、前記1つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告である、
前記(12)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
前記組合せ候補情報は、前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの2つ以上の組合せ候補を示し、
前記取得部は、前記2つ以上の組合せ候補の優先順位を示す優先順位情報を取得し、
前記制御部は、前記優先順位情報に基づいて、前記2つ以上の組合せ候補に含まれる組合せに関する報告を行う、
前記(18)に記載の装置。
(20)
前記取得部は、前記複数のサブアレイのうちの、マルチレイヤMIMOにおいて同一の放射方向への指向性ビームを形成する2つ以上のサブアレイのグループを示すグループ情報を取得し、
前記制御部は、前記グループ情報に基づいて、前記グループについての、指向性を得るための重みセットを決定する、
前記(12)〜(19)のいずれか1項に記載の装置。
(21)
前記装置は、基地局、基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(22)
前記装置は、端末装置、又は端末装置のためのモジュールである、前記(12)〜(20)のいずれか1項に記載の装置。
(23)
プロセッサにより、
マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記サブアレイ情報を端末装置に通知することと、
を含む方法。
(24)
マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記サブアレイ情報を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(25)
マルチレイヤMIMO(Multi-Input Multi-Output)のために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記サブアレイ情報を端末装置に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(26)
プロセッサにより、
マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行うことと、
を含む方法。
(27)
マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(28)
マルチレイヤMIMOのために使用可能な複数のサブアレイを示すサブアレイ情報を取得することと、
前記複数のサブアレイに含まれる2つ以上のサブアレイの組合せに関する報告を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
【符号の説明】
【0220】
1 システム
30 サブアレイコンフィギュレーション
31 サブアレイ情報
33 第1の数情報
34 第2の数情報
35 第3の数情報
37 組合せ候補情報
39 優先順位情報
41 グループ情報
50 報告情報
51 組合せ情報
53 チャネル状態情報
100 基地局
101 セル
151 情報取得部
153 制御部
200 端末装置
241 情報取得部
243 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29