(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数のテンプレートは、支援装置の管理者によって作成された複数の基準テンプレートと、前記複数の基準テンプレートを複製することによって得られる複数の複製テンプレートと、を含み、
前記取組名変更部は、前記複製テンプレートの前記取組名を変更し、
前記テンプレート選択部は、前記複数の複製テンプレートから任意の複製テンプレートを選択し、
前記取組情報登録部は、前記複製テンプレートにおいて設定されている前記取組名ごとに、ユーザによって入力された前記取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録し、
前記取組情報提示部は、前記テンプレート選択部によって選択された複製テンプレートを提示するとともに、その複製テンプレートの前記管理点ごとに、その管理点において設定されている前記取組名に対応する前記取組情報を、前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、
請求項2に記載の農業生産工程管理の支援装置。
前記複数のテンプレートは、支援装置の管理者によって作成された複数の基準テンプレートと、前記複数の基準テンプレートを複製することによって得られる複数の複製テンプレートと、を含み、
前記(d)のステップでは、前記複製テンプレートの前記取組名を変更し、
前記(a)のステップでは、前記複数の複製テンプレートから任意の複製テンプレートを選択し、
前記(b)のステップでは、前記複製テンプレートにおいて設定されている前記取組名ごとに、ユーザによって入力された前記取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録し、
前記(c)のステップでは、前記複数の複製テンプレートのうちのいずれかの複製テンプレートを提示するとともに、その複製テンプレートの前記管理点ごとに、その管理点において設定されている前記取組名に対応する前記取組情報を、前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、
請求項7に記載の農業生産工程管理の支援方法。
(e)前記(b)のステップで登録された生産者取組情報に基づいて、前記テンプレートごとに、前記生産者の取組が前記複数の管理点ごとに予め設定された基準に適合しているか否かを判定するステップをさらに備える、
請求項6から8のいずれかに記載の農業生産工程管理の支援方法。
前記複数のテンプレートは、支援装置の管理者によって作成された複数の基準テンプレートと、前記複数の基準テンプレートを複製することによって得られる複数の複製テンプレートと、を含み、
前記(d)のステップでは、前記複製テンプレートの前記取組名を変更し、
前記(a)のステップでは、前記複数の複製テンプレートから任意の複製テンプレートを選択し、
前記(b)のステップでは、前記複製テンプレートにおいて設定されている前記取組名ごとに、ユーザによって入力された前記取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録し、
前記(c)のステップでは、前記複数の複製テンプレートのうちのいずれかの複製テンプレートを提示するとともに、その複製テンプレートの前記管理点ごとに、その管理点において設定されている前記取組名に対応する前記取組情報を、前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、
請求項12に記載のプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のようなGAPは、複数の団体および国ごとに、独自に規格化されている。このため、生産者は、自身の生産活動が一つのGAPの基準を満たすものであっても、他のGAPの基準を満たしているのかどうかを判断することはできない。特許文献1の指導支援装置を利用したとしても、生産者の生産活動が複数のGAPの基準を満たしているかどうかを判断するためには、GAPごとに、生産者の生産活動を審査しなければならない。
【0008】
また、生産者の生産活動が、異なる複数のGAPの基準を満たしているかどうかを判断するためには、生産者は、GAPごとに、そのGAPにおいて設定された複数の管理点(チェック項目)の基準を満たしていることを証明する資料を準備しなければならない。この場合、生産者の負担が大きくなる。なお、特許文献1の指導支援装置によれば、上述のように、指導員はチェック項目をまとめて審査することができるので、指導員の負担を軽減することはできる。しかしながら、指導員が異なるGAPのチェック項目を審査する際には、GAPごとに、そのGAPのチェック項目に応じた資料を生産者に準備してもらう必要がある。このため、特許文献1の指導支援装置を用いても、生産者の負担を軽減することはできない。
【0009】
本発明の目的の一例は、生産者の負担を軽減しつつ、生産者が自身の生産活動を容易にチェックすることができる、農業生産工程管理の支援装置、農業生産工程管理の支援方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の一側面における農業生産工程管理の支援装置は、
農業生産工程管理を支援する支援装置であって、
生産活動についての複数の管理点、及び、前記管理点ごとに設定された生産活動に関する取組名をそれぞれ含む、予め登録された複数のテンプレートから、ユーザの操作に応じて任意のテンプレートを選択する、テンプレート選択部と、
前記テンプレート選択部によって任意のテンプレートが選択されている場合に、前記取組名ごとにユーザによって入力された生産者の取組内容に関する取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録する、取組情報登録部と、
前記テンプレート選択部によって選択されたテンプレートを提示するとともに、そのテンプレートにおいて前記管理点ごとに設定されている前記取組名に基づいて、前記管理点ごとに対応する前記取組情報を前記取組情報登録部によって登録された前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、取組情報提示部と、
を備えている、ことを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における農業生産工程管理の支援方法は、
農業生産工程管理を支援する支援方法であって、
(a)生産活動についての複数の管理点、及び、前記管理点ごとに設定された生産活動に関する取組名をそれぞれ含む、予め登録された複数のテンプレートから、ユーザの操作に応じて任意のテンプレートを選択する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで任意のテンプレートが選択されている場合に、前記取組名ごとにユーザによって入力された生産者の取組内容に関する取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録する、ステップと、
(c)前記複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートを提示するとともに、そのテンプレートにおいて前記管理点ごとに設定されている前記取組名に基づいて、前記管理点ごとに対応する前記取組情報を前記(b)のステップで登録された前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、ステップと、
を備えている、ことを特徴とする。
【0012】
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)生産活動についての複数の管理点、及び、前記管理点ごとに設定された生産活動に関する取組名をそれぞれ含む、予め登録された複数のテンプレートから、ユーザの操作に応じて任意のテンプレートを選択する、ステップと、
(b)前記(a)のステップで任意のテンプレートが選択されている場合に、前記取組名ごとにユーザによって入力された生産者の取組内容に関する取組情報を、前記取組名と紐付けて生産者取組情報として登録する、ステップと、
(c)前記複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートを提示するとともに、そのテンプレートにおいて前記管理点ごとに設定されている前記取組名に基づいて、前記管理点ごとに対応する前記取組情報を前記(b)のステップで登録された前記生産者取組情報の中から抽出して提示する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上のように本発明によれば、生産者の負担を軽減しつつ、生産者が自身の生産活動を容易にチェックすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、農業生産工程管理の支援装置、支援方法、及びプログラムについて、
図1〜16を参照しながら説明する。
【0016】
[装置構成]
最初に、
図1を用いて、本発明の実施の形態における農業生産工程管理の支援装置(以下、単に支援装置ともいう。)の概略構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における支援装置の概略構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態における支援措置100は、テンプレート選択部10と、取組情報登録部12と、取組情報提示部14とを備えている。支援措置100は、例えば、図示しないネットワークを介して接続された端末装置を利用して、生産者を含むユーザによって操作される。なお、生産者とは、例えば、農業、畜産、又は水産養殖の生産者である。
【0018】
テンプレート選択部10は、予め登録された複数のテンプレートから、ユーザの操作に応じて任意のテンプレートを選択する。複数のテンプレートはそれぞれ、例えば、複数の団体、国及び農作物ごとに規格化されたGAPに対応するように構成されている。詳細は後述するが、各テンプレートは、生産活動についての複数の管理点、及び、管理点ごとに設定された生産活動に関する取組名を含む。なお、生産活動とは、例えば、農業、畜産、又は水産養殖に関する生産活動である。
【0019】
取組情報登録部12は、テンプレート選択部10によって任意のテンプレートが選択されている場合に、取組名ごとにユーザによって入力された生産者の取組内容に関する取組情報を、取組名と紐付けて生産者取組情報として登録する。
【0020】
取組情報提示部14は、テンプレート選択部10によって選択されたテンプレートを提示する。また、取組情報提示部14は、提示したテンプレートにおいて管理点ごとに設定されている取組名に基づいて、管理点ごとに対応する取組情報を取組情報登録部12によって登録された生産者取組情報の中から抽出して提示する。
【0021】
このように、支援措置100においては、取組情報提示部14は、任意のテンプレートを提示する際に、管理点ごとに、取組情報を生産者取組情報の中から抽出して提示する。したがって、支援措置100では、一つのテンプレートの複数の管理点において共通の取組名が設定されている場合には、一つの管理点について登録された取組情報を、取組名が共通する他の管理点において提示することができる。すなわち、一つの管理点について作成された資料(取組情報)を、他の管理点の資料としても用いることができるので、資料を作成するための生産者の負担を軽減することができる。
【0022】
また、支援措置100では、取組情報提示部14が任意の一つのテンプレート(GAP)を提示する際に、他のテンプレート(他のGAP)においてユーザが登録した生産者取組情報の中から、対応する取組情報を抽出して提示することができる。これにより、例えば、複数のテンプレートのいずれかの管理点において共通の取組名が設定されている場合には、ユーザ(生産者等)は、一つのテンプレートについて登録した取組情報を、他のテンプレートにおいて新たに登録することなく提示させることができる。このため、ユーザは、例えば、一つのテンプレート(GAP)について登録した生産者の取組情報に基づいて、その生産者の生産活動が他のテンプレート(他のGAP)の基準を満たすものであるのかどうかを判断することができる。これにより、ユーザは、生産者の生産活動が、複数のテンプレート(GAP)の基準を満たしているか否かを容易に判断することができる。
【0023】
以上のように、本実施の形態における支援措置100によれば、生産者の負担を軽減しつつ、生産者が自身の生産活動を容易にチェックすることができる。
【0024】
続いて、
図2を用いて、本発明の実施の形態における支援措置の構成及び機能について更に具体的に説明する。
図2は、本発明の実施の形態における支援措置の具体的構成を示すブロック図である。
【0025】
図2に示すように、本実施の形態では、支援措置100は、上述のテンプレート選択部10、取組情報登録部12、及び取組情報提示部14に加えて、管理内容記憶部16、基準テンプレート記憶部18、テンプレート複製部20、複製テンプレート記憶部22、取組情報記憶部24、及び取組名変更部26を更に備える。支援措置100は、インターネット等のネットワーク50を介して、ユーザが使用する複数の端末装置70,72に接続されている。
図2の例では、端末装置70は、支援措置100の管理者(以下、システム管理者という。)に使用される管理者用端末であり、端末装置72は、生産者に使用される生産者用端末である。なお、生産者には、例えば、生産工程等の管理を行う管理者(以下、工程管理者)と、生産作業を行う作業者とが含まれる。
【0026】
図2を参照して、管理内容記憶部16には、各GAPにおいて設定されている管理点に関する情報が予め記憶されている。管理点に関する情報は、例えば、システム管理者によって、端末装置70を介して登録される。
【0027】
図3は、管理内容記憶部16に記憶される情報の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施の形態では、管理内容記憶部16には、GAPの種別を示す規格コード、各GAPにおいて設定される管理点の種別を示す管理点コード、各管理点の重要度を示す管理点レベル、各管理点において管理される項目、各管理点の具体的な内容、及び各管理点で要求される適合基準が示される。なお、
図3に示した例では、GAP−Aに関する管理点コードのうち、アルファベットの大文字で示される管理点コードは、各管理点の管理点レベル、項目、及び各管理点の内容と紐付けられて記憶されている。一方、GAP−Aに関する管理点コードのうち、アルファベットの小文字を含む管理点コードは、大文字の管理点コードで示された管理点の適合基準に紐付けられて記憶されている。
【0028】
図2を参照して、基準テンプレート記憶部18には、複数の基準テンプレートが予め記憶されている。複数の基準テンプレートは、例えば、システム管理者によって、端末装置70を介して登録される。本実施の形態では、基準テンプレート記憶部18には、複数の基準テンプレートとともに、各基準テンプレートが保持する情報が記憶されている。
【0029】
図4は、基準テンプレート記憶部18に記憶される情報の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施の形態では、基準テンプレート記憶部14には、例えば、基準テンプレートごとに設定されるテンプレートコード、規格コード、管理点コード、及び取組名が記憶される。なお、取組名は、各管理点の要求(適合基準)に対する生産者の取組内容を示す名称である。
【0030】
図2を参照して、テンプレート複製部20は、例えば、端末装置72を利用する工程管理者の操作に応じて、基準テンプレート記憶部18に記憶された複数の基準テンプレートのうちからいずれかの基準テンプレートを複製して、複製テンプレートとして複製テンプレート記憶部22に記憶させる。また、
図5に示すように、テンプレート複製部20は、例えば、選択した基準テンプレートが保持するテンプレートコード、規格コード、管理点コード、及び取組名に、生産者ごとに予め登録されている生産者コードを紐付けて、複製テンプレート記憶部22に記憶させる。なお、
図5は、GAP−Aに対応する基準テンプレート及びGAP−Bに対応する基準テンプレートを複製した場合の例である。詳細な説明は省略するが、複製された複製テンプレートは、端末装置72の画面において、例えば、
図6のように示される。
【0031】
図2を参照して、テンプレート選択部10は、例えば、端末装置72を利用する生産者(工程管理者又は作業者)の操作に応じて、複製テンプレート記憶部22に記憶されたいずれかの複製テンプレートを選択する。
図6を参照して、本実施の形態では、生産者は、例えば、端末装置72の画面において、GAP種別のGAP−A又はGAP−Bをクリックすることによって、GAP−A又はGAP−Bに対応する複製テンプレートを選択することができる。
【0032】
図2を参照して、テンプレート選択部10は、選択された複製テンプレート及びその複製テンプレートに関する情報(
図4参照)を取組情報提示部14に送信する。取組情報提示部14は、テンプレート選択部10から送信されてきた情報、管理内容記憶部16に記憶される情報(
図3参照)、及び詳細を後述する取組情報記憶部24に記憶される情報に基づいて、端末装置72に提示される画面の画面データを生成する。
【0033】
本実施の形態では、生産者がGAP−Aに対応する複製テンプレートを選択した場合、取組情報提示部14は、例えば、
図7に示すように、GAP−Aの各管理点の項目及び内容を提示するためのデータを生成する。更に、取組情報提示部14は、生産者がいずれかの管理点を選択した場合、選択した管理点の内容を提示するためのデータを生成する。例えば、
図7の画面において、生産者が1番目の管理点を選択した場合、取組情報提示部14は、
図8に示すような、管理点の内容、適合基準、及び生産者の取組内容に関する情報(取組情報)を提示する。なお、
図8は、生産者によって取組内容が登録されていない場合に、端末装置72に提示される画面の例である。
【0034】
取組情報が提示されていない場合、取組情報登録部12は、端末装置72を利用する生産者の操作に応じて、取組情報を取組情報記憶部24に登録する。本実施の形態では、
図9に示すように、取組情報登録部12は、ユーザによって入力された取組情報を、取組情報提示部14から取得した取組名及び予め設定されている生産者コードと紐付けて、生産者取組情報として取組情報記憶部24に記憶させる。
【0035】
取組情報記憶部24に取組情報が記憶されると、取組情報提示部14は、取組情報記憶部24から取組情報を抽出し、
図10に示すように、端末装置72の画面において取組情報を提示する。なお、本実施の形態では、取組情報提示部14は、生産者コード及び取組名に基づいて、取組情報記憶部24から取組情報を抽出する。したがって、例えば、
図5を参照して、同一の生産者(生産者コード:HS0001)が、GAP−Bの管理点コード1−1の管理点を選択している場合には、取組情報記憶部24は、生産者コード(HS0001)及び取組名(安全衛生教育)に基づいて、取組情報記憶部24から、
図9に示した取組情報を抽出する。これにより、生産者は、GAP−Bの管理点コード1−1の管理点に対応する取組情報を新たに登録することなく、
図11に示すように、端末装置72の画面において、管理点コード1−1の管理点に対応する取組情報を提示させることができる。
【0036】
なお、取組情報として登録されるデータは、具体的な内容を示すテキストデータに限定されず、リンク先を示すURLを登録してもよい。また、例えば、画像データを登録してもよい。具体的には、
図3を参照して、GAP−Aの管理点コードB,b1の管理点の適合基準は、「非常時の連絡先リストを作成している」である。この場合、対応する取組情報として、非常時の責任者の氏名及び連絡先等を示した組織図を、画像データとして登録してもよい。取組情報記憶部24に記憶された画像データは、取組情報提示部14によって抽出されて、
図11に示すように、端末装置72の画面において取組情報の欄に提示される。なお、
図5を参照して、GAP−Aの管理点コードb1の取組名と、GAP−Aの管理点コードe1の取組名は、ともに「組織図」である。したがって、取組情報提示部14は、管理点コードe1の管理点の取組情報を提示する際には、取組情報記憶部24から上記の組織図の画像データを抽出して、提示する。
【0037】
図2を参照して、取組名変更部26は、端末装置72を利用する工程管理者の操作に応じて、複製テンプレート記憶部22に記憶された取組名(
図5参照)を変更する。
図12は、工程管理者が使用する端末装置72に示される画面の一例である。本実施の形態では、工程管理者は、
図12に示される画面において、取組名を適宜変更することができる。例えば、基準テンプレートにおいて、管理点コードb1の取組名と、管理点コードe1の取組名とが異なっている場合には、両方の取組名が同一になるように、いずれかの取組名を変更することができる。これにより、管理点コードb1と管理点コードe1とで、共通の取組情報を用いることができる。なお、本実施の形態では、取組名変更部26は、
図12に示す画面において、「取組追加」をクリックすることによって、取組名を新たに追加することもできる。これにより、生産者は、取組名が追加された管理点において、取組情報をさらに登録することができる。
【0038】
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における支援措置100の動作について
図13を用いて説明する。
図13は、本発明の実施の形態における支援措置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜
図1〜
図12を参酌する。また、本実施の形態では、支援措置100を動作させることによって、支援方法が実施される。よって、本実施の形態における支援方法の説明は、以下の支援措置100の動作説明に代える。
【0039】
図13に示すように、支援措置100においては、最初に、テンプレート複製部20が、ユーザ(工程管理者)の操作に基づいて、基準テンプレート記憶部18に記憶された基準テンプレートから、複製テンプレートを作成する(ステップA1)。
【0040】
次に、取組名変更部26が、ユーザ(工程管理者)が、複製テンプレートの各管理点において設定されている取組名を変更するための操作を行ったか否かを判別する(ステップA2)。ユーザが変更操作を行っている場合、取組名変更部26は、複製テンプレート記憶部22に記憶されている取組名(
図5及び
図12参照)を変更する(ステップA3)。
【0041】
次に、取組情報登録部12が、ユーザ(工程管理者及び作業者)の操作に基づいて、取組情報記憶部24に取組情報を登録する(ステップA4)。最後に、取組情報提示部14が、生産者コード及び取組名に基づいて、取組情報記憶部24に記憶された取組情報を抽出し、管理点の内容とともに提示する(ステップA5:
図10参照)。
【0042】
ステップA2において、ユーザによって取組名の変更操作が行われていない場合には、取組名変更部26による変更処理は行われずに、取組情報登録部によってステップA4の処理が行われる。
【0043】
[実施の形態における作用効果]
以上のように、支援措置100においては、取組情報提示部14は、管理点ごとに、取組名に基づいて、取組情報記憶部24に記憶された生産者取組情報の中から取組情報を抽出して提示する。したがって、支援措置100では、一つのGAP(複製テンプレート)の複数の管理点において共通の取組名が設定されている場合には、一つの管理点について登録された取組情報を、取組名が共通する他の管理点において提示することができる。また、複数のGAP(複製テンプレート)のいずれかの管理点において共通の取組名が設定されている場合には、ユーザ(生産者等)は、一つのGAPについて登録した取組情報を、他のGAPにおいて新たに登録することなく提示させることができる。これらの結果、生産者の負担を軽減しつつ、生産者が自身の生産活動を容易にチェックすることができる。
【0044】
[変形例]
図14は、本実施の形態に係る支援措置の変形例を示すブロック図である。
図14に示す支援措置100aが、
図2の支援措置100と異なる点は、判定部28を更に備える点である。判定部28は、例えば、生産者の取組が、適合基準を満たしているか否かを判定する。本例では、判定部28は、例えば、取組情報提示部14によって取組内容が提示されている場合に、生産者の取組が、適合基準を満たしていると判定する。また、取組情報提示部14は、例えば、判定部28の判定結果を、各管理点の内容とともに提示する。また、取組情報提示部14は、例えば、判定部28の判定結果に基づいて、各GAP(複製テンプレート)について、生産者の取組が全ての管理点の基準に適合しているか否かを判定してもよい。そして、取組情報提示部14は、生産者の取組が全ての管理点の基準を満たしているGAPが存在する場合には、そのGAPを提示してもよい。
【0045】
図15は、本実施の形態に係る支援装置の他の変形例を示すブロック図である。
図15に示す支援措置100bが、
図2の支援措置100と異なる点は、スナップショット取得部30及び評価用テンプレート生成部32を更に備える点である。なお、
図15においては、図面が煩雑になることを避けるために、基準テンプレート記憶部18及びテンプレート複製部20の図示を省略している。
【0046】
スナップショット取得部30は、取組情報登録部12によって登録された生産者取組情報から、スナップショットを取得する。スナップショットは、例えば、予め設定された期間ごとに取得されてもよく、ユーザの操作に基づいて取得されてもよい。評価用テンプレート生成部32は、スナップショット取得部30によって取得されたスナップショットの生産者取組情報、及び複製テンプレート記憶部22に記憶されている複数の複製テンプレートのうちの任意の複製テンプレートに基づいて、評価用テンプレートを生成する。評価用テンプレートにおいては、複数の管理点の内容と取組情報とが対応付けて提示されている。評価用テンプレート生成部32は、更に、生成した評価用テンプレートを、図示しない評価用テンプレート記憶部に記憶させる。本実施の形態では、例えば、生産者は、評価用テンプレート記憶部に記憶された評価用テンプレートを、GAPの認証者に提示することによって、GAP認証審査を効率的に行うことができる。
【0047】
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、
図13に示すステップA1〜A5を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における支援装置と支援方法とを実現することができる。この場合、支援装置となるコンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、テンプレート選択部10、取組情報登録部12、取組情報提示部14、テンプレート複製部20、取組名変更部26、判定部28、スナップショット取得部30、及び評価用テンプレート生成部32として機能し、処理を行なう。
【0048】
また、本実施の形態では、管理内容記憶部16、基準テンプレート記憶部18、複製テンプレート記憶部22、及び取組情報記憶部24は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、またはこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現されている。
【0049】
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、テンプレート選択部10、取組情報登録部12、取組情報提示部14、テンプレート複製部20、取組名変更部26、判定部28、スナップショット取得部30、及び評価用テンプレート生成部32のいずれかとして機能してもよい。また、管理内容記憶部16、基準テンプレート記憶部18、複製テンプレート記憶部22、及び取組情報記憶部24は、本実施の形態におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていてもよい。
【0050】
[物理構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、支援装置を実現するコンピュータについて図を用いて説明する。
図16は、本発明の実施の形態における支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
【0051】
図16に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
【0052】
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
【0053】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボードおよびマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
【0054】
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、およびコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0055】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))およびSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、またはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
【0056】
なお、本実施の形態における支援装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、支援装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。