(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、端末装置等を備える情報システムの3つの実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0024】
いずれの実施形態でも、端末装置と、他の端末装置である他端末とが通話中に、通話音声に基づいて、提案対象となる商品情報の検索を行い、1以上の商品情報を出力する情報システムについて説明する。ただし、実施の形態1では、端末装置で検索を行い、実施の形態2では、他端末で検索を行い、実施の形態3では、サーバ装置で検索を行う点が相違する。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報システム100のブロック図である。情報システム100は、1または2以上の端末装置1、および1または2以上の他端末2を備える。
【0026】
一般に、他端末とは、他の端末装置である。これに対して、端末装置は、自端末と呼んでもよい。また、例えば、端末装置は、親が使用する端末装置であり、他端末は、子が使用する端末装置であってもよい。さらに、他端末は、端末装置とは異なる構成を有していてもよいし、端末装置と同じ構成を有していても構わない。
【0027】
1以上の各端末装置1、および1以上の各他端末2(以下、単に、端末装置1、および他端末2と記す場合がある)は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、通信可能に接続される。
【0028】
なお、ネットワーク等には、図示しない各種のサーバ装置が接続されており、かかるサーバ装置によって、例えば、端末間の通信制御、端末装置1等への情報提供などが行われてもよい。また、通信は、通常、通話も含む。さらに、通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)やNFC等による近距離無線通信、接続ケーブルやコネクタ等を介した通信なども含むことは好適である。ただし、これらは例示に過ぎず、端末間では、様々な通信が可能であってよい。また、かかる事項は、後続する各実施の形態にも共通する。
【0029】
端末装置1は、格納部11、処理部12、出力部13、受付部14、受信部15、および送信部16を備える。処理部12は、通話部121、商品情報取得部122、購入処理部123、および決済処理部124を備える。商品情報取得部122は、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備える。出力部13は、商品情報出力部131を備える。受付部14は、購入指示受付部141を備える。受信部15は、購入指示受信部151を備える。
【0030】
他端末2は、他格納部21、他処理部22、他出力部23、他受付部24、他受信部25、および他送信部26を備える。
【0031】
端末装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、自端末識別子、1以上の他端末識別子、1以上の商品情報などである。
【0032】
自端末識別子とは、端末装置1を識別する情報である。自端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレス等のアドレスや電話番号などでもよいし、端末装置1のユーザを識別するユーザ識別子でもよい。ユーザ識別子は、例えば、メールアドレスやIDなどであるが、種類は問わない。このように、自端末識別子は、当該端末装置1またはそのユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。
【0033】
1以上の他端末識別子とは、端末装置1に対応する1以上の他端末2を識別する情報である。対応する他端末2とは、当該端末装置1のユーザと通話する他のユーザが使用する端末である。他のユーザとは、例えば、ユーザの家族、友人、同僚などであるが、ユーザと通話し得る人物であれば誰でもよい。なお、以下では、対応する他端末2を、単に他端末2と記す場合がある。また、一具体例として、ユーザが親であり、対応する他ユーザがその親の子供である場合に、その親の端末装置1を親端末、その子供の他端末2を子端末と呼ぶ場合もある。
【0034】
他端末識別子もまた、アドレスや電話番号等でもユーザ識別子でもよい。なお、以下では、自端末識別子および他端末識別子を、単に端末識別子と総称する場合もある。格納部11に格納される1以上の各他端末識別子は、例えば、アドレスと電話番号との組であることは好適である。
【0035】
商品情報とは、商品に関する情報をいう。商品情報は、通常、提案対象となり得る商品に関する情報である。商品情報は、例えば、商品識別子、種別識別子、価格情報、または価格帯情報のうち1種類以上の情報を有していてもよい。
【0036】
商品識別子とは、商品を識別する情報である。商品識別子は、例えば、商品名、メーカ名、品番、IDなどあるが、商品を識別し得る情報であれば何でもよい。商品名は、例えば、“絵具12色”、“水彩絵具24色セット”、“絵画セット”等の一般名でもよいし、登録商標等を含む固有名でもよいし、一般名および固有名の組み合わせでも構わない。種別識別子とは、商品の種別を識別する情報である。種別識別子は、例えば、種類名、IDなどあるが、商品の種別を識別し得る情報であれば何でもよい。種類名は、例えば、“絵具”、“12色”、“絵筆”、“絵画セット”等であってもよい。
【0037】
価格情報とは、商品の価格に関する情報である。価格は、例えば、本体価格であるが、本体価格と、税または送料のうち1種類以上の額とを含む価格でもよいし、本体価格と、税額または送料のうち1種類以上の額との組であっても構わない。また、価格情報は、通常、単位数量当たりの価格を示す情報である。単位数量とは、例えば1個、1箱、1ダース、1リットル、1回、1時間、1日等であるが、種類は問わない。価格情報は、例えば、100円/個、1箱1000円等のように、単位数量を示す情報を含んでもよいし、単に100円、1000円等のように、単位数量を示す情報を含まなくてもよく、その表現形式は問わない。
【0038】
帯価格帯情報とは、商品の価格帯を示す情報である。価格帯情報は、例えば、下限価格、上限価格、または下限価格と上限価格との組、IDなどあるが、商品の価格帯を識別し得る情報であれば何でもよい。
【0039】
なお、商品識別子、種別識別子、価格情報、および価格帯情報は、互いに重複する情報を含んでいても構わない。また、商品情報は、例えば、商品の説明や広告なども有していてよく、そのデータ構造や内容は問わない。
【0040】
なお、1以上の商品情報は、通常、図示しないサーバ装置に格納される。サーバ装置とは、例えば、商品DBサーバやECサーバなどであるが、その種類は問わない。ただし、格納部11にも、1以上の商品情報が格納されてよい。本実施の形態においては、例えば、後述する受信部15が、サーバ装置から1以上の商品情報を受信し、格納部11に蓄積することは好適である。格納部11による格納は、一時的な記憶でもよい。
【0041】
または、1以上の商品情報は、例えば、他端末2を構成する他格納部21に格納されてもよいし、コンピュータがアクセス可能な記録媒体であれば、どこに格納されていてもよい。なお、格納部11等を実現する記録媒体に格納される1以上の商品情報を、以下では、商品情報群と記す場合もある。
【0042】
処理部12は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、以下に説明する通話部121、商品情報取得部122、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、検索手段1223、購入処理部123、および決済処理部124等の処理である。
【0043】
通話部121は、他端末2と通話を行う。通話とは、他端末2から送信された音声情報の受信、または当該端末装置1のマイクロフォンを介して受け付けられた音声情報の送信のうちの1種類以上を含む処理である。また、通話は、例えば、携帯電話、固定電話、IP電話、Skype(登録商標)等による通話であるが、その種類は問わない。
【0044】
通話部121は、通常、格納部11に格納されている他端末識別子で識別される他端末2と通話を行うが、それ以外の他端末2と通話してもよく、その通話相手は問わない。なお、格納されている他端末識別子で識別される他端末2以外の他端末2と通話を行う場合、通話部121は、例えば、通話開始時に、当該他端末2または外部のサーバ等から、当該他端末2の他端末識別子を取得することは好適である。
【0045】
商品情報取得部122は、商品情報を取得する。なお、商品情報を取得することは、一の商品情報を取得することでも、2以上の商品情報を取得することでもよい。商品情報取得部122は、他端末2との通話中に、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報(以下、単に音声情報と記す場合がある)から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を取得する。
【0046】
送信された音声情報とは、通常、通話部121の通話相手である他端末2(以下、単に他端末2と記す場合がある)から送信された音声情報であり、他ユーザの発話音声の情報である。受け付けられた音声情報とは、通常、端末装置1のマイクロフォンを介して受け付けられた音声情報であり、ユーザの発話音声の情報である。
【0047】
商品特定情報とは、商品を特定する情報である。商品特定情報は、通常、提案対象となる商品を特定する情報である。商品特定情報は、例えば、商品名、種別、価格などであるが、商品を特定し得る情報であれば何でもよい。商品特定情報は、例えば、音声認識、形態素解析等により取得されることは好適であり、機械学習や深層学習等も用いて取得されることは、より好適である。音声認識、形態素解析、機械学習、および深層学習は、いずれも公知であり、説明を省略する。音声認識等は、当該端末装置1、他端末2、または図示しないサーバ装置のいずれで行われてもよいし、いずれか2つ又は3つで分担されても構わない。
【0048】
商品情報取得部122は、こうして取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を取得する。検索とは、商品情報群から、提案対象となる商品情報を特定することである。なお、提案対象となる商品情報は、一の商品情報でも、2以上の商品情報でもよい。検索は、例えば、格納部11等に格納されている商品情報群から、提案対象となる商品情報を、取得された商品特定情報を用いて特定することであってもよい。検索もまた、端末装置1、他端末2、またはサーバ装置のいずれで行われてもよいし、検索サイトが利用されてもよい。
【0049】
商品情報取得部122は、通常、サーバ装置に対して検索を要求し、商品情報を取得する。要求することは、例えば、音声情報をサーバ装置に送信することでもよい。ただし、商品情報取得部122は、例えば、他端末2の要求に応じてサーバ装置で検索された情報を他端末2から受信してもよい。または、例えば、サーバ装置が、通話の制御機能をも有する場合、商品情報取得部122は、特に検索の要求は行わず、サーバ装置で通話の音声情報を用いて検索された商品情報をサーバ装置から受信してもよい。または、他端末2が検索機能を有する場合は、他端末2で検索された情報を他端末2から受信したりしてもよい。あるいは、商品情報取得部122自身が検索を行うことで、商品情報を取得しても構わない。ただし、本実施の形態では、主として、商品情報取得部122自身が検索を行うことで、商品情報を取得する場合を説明する。
【0050】
音声認識手段1221は、音声認識を行う手段である。音声認識手段1221は、音声情報を音声認識し、文字列を取得する。すなわち、音声認識手段1221は、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうち1以上の音声情報を音声認識し、その認識結果である文字列を取得する。
【0051】
音声認識手段1221は、例えば、通話部121の通話相手である他端末2から送信された音声情報、または端末装置1のマイクロフォンを介して受け付けられた音声情報のうち1以上の音声情報を音声認識し、通話内容に対応する文字列を取得する。通話内容とは、通話部121と他端末2との間の通話の内容である。通話内容は、通常、ユーザの発話または他ユーザの発話のうち1種類以上の発話を含む。通話内容に対応する文字列とは、かかる1種類以上の発話を示す文字列である。文字列は、通常、テキストデータで表現されるが、その表現形式は問わない。
【0052】
商品特定情報取得手段1222は、商品特定情報を取得する手段である。商品特定情報取得手段1222は、音声認識手段1221が取得した文字列から、商品特定情報を取得する。なお、文字列から商品特定情報を取得する技術は公知である。商品特定情報取得手段1222は、例えば、取得された文字列を用いて形態素解析を行うことによって、1以上の名詞を取得することは好適である。なお、形態素解析によって1以上の名詞を取得する技術は、公知であり、説明を省略する。さらに、商品特定情報取得手段1222は、取得した1以上の名詞を、例えば、機械学習や深層学習などにより、商品名、種別、価格等の1以上のクラスに分類することは、より好適である。なお、機械学習等による名詞の分類の技術は、公知であり、説明を省略する。
【0053】
こうして、商品特定情報取得手段1222は、提案対象となる商品情報を特定するための情報であり、例えば、商品名、種別、価格等のうち1種類以上の情報を含む商品特定情報を取得できる。
【0054】
検索手段1223は、検索を行う手段である。検索手段1223は、商品特定情報を用いて検索を行い、商品情報を取得する。検索手段1223は、通常、商品特定情報取得手段1222が取得した商品特定情報をキーとして、格納されている商品報群を検索することで、提案対象となる商品情報を特定し、特定した商品特定情報を取得する。
【0055】
商品特定情報を用いた検索とは、例えば、当該商品特定情報が有する商品名に対応する商品識別子を含む商品情報を取得することであってもよい。対応することは、一致することでもよし、一致すると見なし得るほど類似することでもよいし、類似度が閾値より大きい又は閾値以上であることでもよい。類似度は、例えば、商品識別子を構成する全文字数に占める、商品名と一致する連続した文字数の割合として算出されてもよい。または、類似度は、例えば、商品名と一致する連続文字数をパラメータとする増加関数で算出されてもよいし、商品名と一致しない文字数をパラメータとする減少関数で算出されてもよく、類似度の算出方法は問わない。なお、かかる事項は、例えば、商品特定情報に含まれる種別と、商品情報に含まれ種類識別子との間の対応等についても当てはまる。
【0056】
または、商品特定情報を用いた検索とは、例えば、当該商品特定情報が有する種別に対応する種別識別子を含む商品情報を取得することであってもよい。
【0057】
または、商品特定情報を用いた検索とは、例えば、当該商品特定情報が有する価格に対応する価格情報を含む商品情報を取得することであってもよい。対応することは、例えば、価格が一致することでも、一致すると見なし得るほど近いことでも、最も近いことでもよい。または、対応することは、例えば、価格が近い順に並べた場合の順位が予め決められた順位以内であることでもよいし、遠い順に並べた場合の順位が予め決められた順位以下であることでも構わない。
【0058】
または、商品特定情報を用いた検索とは、例えば、当該商品特定情報が有する価格の属する価格帯情報を含む商品情報を取得することであってもよい。あるいは、商品特定情報を用いた検索とは、例えば、当該商品特定情報が有する種別に対応する種別識別子を含み、かつ当該商品特定情報が有する価格の属する価格帯情報をも含む商品情報を取得することであってもよい。
【0059】
すなわち、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる商品名と、商品情報に含まれる商品識別子との類似度を、格納されている1以上の商品情報ごとに算出し、商品名との類似度が最も高い商品識別子を含む商品情報を取得してもよい。または、検索手段1223は、上記と同様にして、商品名に関する1以上の類似度を算出した後、類似度が高いものから順に、予め決められた数(例えば、3個、10個等)の商品情報を取得してもよい。
【0060】
また、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる種別と、商品情報に含まれる種別識別子との類似度を、格納されている1以上の商品情報ごとに算出し、商品名との類似度が最も高い種別識別子を含む商品情報を取得してもよい。または、検索手段1223は、上記と同様にして、種別に関する1以上の類似度を算出した後、類似度が高いものから順に、予め決められた数の商品情報を取得してもよい。
【0061】
また、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる価格と、商品情報に含まれる価格情報との差分を、格納されている1以上の商品情報ごとに算出し、価格との差分が最も小さい価格情報を含む商品情報を取得してもよい。または、検索手段1223は、上記と同様に1以上の差分を算出した後、差分が小さいものから順に、予め決められた数の商品情報を取得してもよい。
【0062】
また、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる価格と、商品情報に含まれる価格帯情報とを、格納されている1以上の商品情報ごとに比較し、価格の属する価格帯情報を含む1または2以上の商品情報を取得してもよい。
【0063】
さらに、検索手段1223は、こうして1以上の商品情報を取得した後に、商品特定情報取得手段1222が新たな商品特定情報を取得したことに応じて、取得済みの1以上の商品情報に対して、当該新たな商品特定情報による絞り込みを行ってもよい。絞り込みとは、取得済みの1以上の商品情報から、新たな商品特定情報に対応する1以上の商品情報を選択することでもよいし、新たな商品特定情報に対応しない1以上の商品情報を除外することであってもよい。
【0064】
なお、検索手段1223は、絞り込みを、上記のように、一連の通話の音声情報を用いて、ユーザによる意図的な操作を要せず、全自動で行うことは好適である。ただし、例えば、ユーザが、キーワード等の情報を、キーボード等で手動入力し、受付部14が、かかる入力を受け付け、検索手段1223は、受け付けられたキーワードを用いて、絞り込みを行ってもよい。または、例えば、ユーザが、キーワード等をマイクロフォンで音声入力し、受付部14が、かかる音声情報を受け付け、音声認識手段1221が、受け付けられた音声情報に対して音声認識を行い、キーワード等を取得し、検索手段1223は、取得されたキーワード等による絞り込みを行ってもよく、絞り込みのための手法は問わない。
【0065】
このように、本実施の形態では、商品情報取得部122が、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備えていることで、提案対象となる商品情報を端末装置1自身で取得できる。
【0066】
ただし、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223は、例えば、他端末2を構成する他処理部22が備えていてもよいし、または、図示しないサーバ装置の処理部が備えていても構わない。前者の構成は、実施の形態2で説明し、後者の構成は、実施の形態3で説明する。あるいは、これら3手段は、端末装置1、他端末2、またはサーバ装置のうちの2種類以上に分散して具備されてもよい。
【0067】
購入処理部123は、購入処理を行う。購入処理とは、商品の購入に関する処理をいう。購入処理は、通常、提案された商品を購入するための処理である。提案された商品とは、例えば、商品情報取得部122が取得した商品情報であり、後述する商品情報出力部131が出力した商品情報に対応する商品である。
【0068】
購入処理は、例えば、決済処理でもよいし、購入情報の他端末2または図示しないサーバ装置への送信であっても構わない。決済処理とは、決済のための処理をいう。決済は、例えば、クレジットカードによる決済、電子マネーによる支払い、またはポイントの利用などであるが、電子的な決済であれば、その方法は問わない。決済のための処理は、決済それ自体を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。決済それ自体は、例えば、当該端末装置1で行われてもよいし、他端末2で行われてもよいし、図示しないサーバ装置で行われても構わない。決済のための処理は、例えば、決済が実行される装置への購入情報の送信も含んでよい。このように、決済処理の内容や実行主体は問わない。
【0069】
購入情報とは、商品の購入のための情報である。購入情報は、例えば、商品識別子、数量情報、価格情報などを有する。購入する商品の数量を示す情報である。数量情報は、例えば、“1”、“2”等の数値でもよいし、数値および単位の組であってもよい。数値および単位の組とは、“1枚”、“2箱”等であってもよく、その組み合わせは問わない。このように、購入情報のデータ構造は問わない。
【0070】
なお、決済処理は、例えば、かかる購入情報を端末装置1から受信した他端末2またはサーバ装置で行われてもよい。
【0071】
購入処理部123は、通常、購入指示の受け付けに応じて、購入処理を行う。購入指示とは、商品の購入に関する指示をいう。購入指示は、通常、提案された商品を購入するための指示であり、後述する購入指示受付部141によって受け付けられる。
【0072】
購入処理部123は、例えば、後述する商品情報出力部131が出力した商品情報に対応する商品の購入指示を購入指示受付部141が受け付けたことに応じて、例えば、自ら決済処理を行ってもよいし、または、購入情報を他端末2または図示しないサーバ装置に送信してもよい。
【0073】
決済処理部124は、決済処理を行う。決済処理部124は、通常、後述する購入指示受信部151による購入指示の受信に応じて、決済処理を行う。決済処理部124は、例えば、購入指示受信部151による購入指示の受信に応じて、購入指示受信部151が当該購入指示と対に受信した購入情報に対応する決済処理を行うことは好適である。
【0074】
出力部13は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、商品情報などである。出力部13は、各種の情報を、通常、ディスプレイやスピーカなどの出力デバイスを介して出力するが、例えば、プリンタでプリントアウトしたり、記録媒体に蓄積したり、外部の装置に送信したり、他の処理装置や他のプログラムなどに引渡したりしてもよく、出力の態様は問わない。なお、ディスプレイ等の出力デバイスを介した出力は、通常、当該端末装置1での出力であるが、例えば、外部ディスプレイ等を介した出力でもよい。
【0075】
商品情報出力部131は、1または2以上の商品情報を出力する。商品情報出力部131は、本実施の形態では、通常、商品情報取得部122が取得した商品情報を出力する。ただし、商品情報出力部131は、例えば、検索手段1223が検索した商品情報を出力してもよいし、商品情報取得部122が他端末2または図示しないサーバ装置等から受信した商品情報を出力しても構わない。なお、前者は、実施の形態2における通常の動作であり、後者は、実施の形態3における通常の動作である。
【0076】
商品情報出力部131は、商品情報を、通常、当該端末装置1または通話相手の他端末2のうち1以上で出力する。出力とは、通常、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを介した出力であるが、例えば、他端末2への送信でもよい。
【0077】
なお、出力される購入情報は、取得または受信された購入情報と同じでなくてもよい。例えば、商品情報出力部131は、画面構成情報を保持しており、取得または受信された購入情報と、この画面構成情報とを用いて、購入画面を出力することは好適である。
【0078】
購入画面とは、商品情報に対応する商品を購入するための画面である。購入画面は、購入情報を有する。また、購入画面は、例えば、「購入する」ボタン、「キャンセル」ボタン等も有することは好適である。なお、購入画面は、例えば、支払方法の選択を行うためのダイアログボックス等をも有することは、より好適である。ただし、購入許可画面の構成は問わない。
【0079】
画面構成情報は、例えば、画像、文字列、レイアウト情報などを有する。画像とは、例えば、各種のボタンやダイアログボックス等の画像である。文字列とは、例えば、ボタン等に対応付いた文字列である。レイアウト情報とは、購入画面内における購入情報やボタン等の配置を示す情報である。ただし、画面構成情報のデータ構造は問わない。
【0080】
受付部14は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、購入指示などである。受け付けとは、キーボードやタッチパネルやマイクロフォン等の入力デバイスで入力された情報の受け付け、ネットワーク等を介して送信された情報の受信、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0081】
購入指示受付部141は、購入指示を受け付ける。購入指示受付部141は、通常、商品情報出力部131が出力した商品情報に対応する商品の購入指示を受け付ける。
【0082】
購入指示受付部141は、購入指示を、例えば、端末装置1の入力デバイスで受け付けてもよいし、他端末2から受信してもよい。購入指示を受け付けることは、例えば、入力デバイスを介して購入ボタンの選択を受け付けることでもよい。
【0083】
受信部15は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、購入指示などである。
【0084】
購入指示受信部151は、購入指示を受信する。購入指示受信部151は、通常、他端末2との通話中に、他端末2から、検索された商品情報に対応する商品の購入指示を受信する。
【0085】
送信部16は、各種の情報を送信する。各種の情報には、例えば、購入情報などが含まれていてもよい。
【0086】
他端末2を構成する他格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、当該他端末2を識別する端末識別子、当該他端末2に対応する端末装置1を識別する端末識別子などである。また、他格納部21には、例えば、1以上の商品情報が格納されていてもよい。
【0087】
他処理部22は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、通話などである。詳しくは、他処理部22は、例えば、端末装置1から送信された音声情報の受信、当該他端末2のマイクロフォンを介して受け付けられた音声情報の端末装置1への送信などを行う。なお、端末装置1から送信された音声情報とは、ユーザの発話音声の情報であり、受け付けられた音声情報とは、他ユーザの発話音声の情報である。なお、各種の処理には、例えば、フローチャートで説明する各種の判別なども含まれる。また、各種の処理には、例えば、購入または決済のうち1種類以上の処理が含まれていてもよい。
【0088】
また、他処理部22は、例えば、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備えていてもよい。さらに、他処理部22は、端末装置1の処理部11と同等の機能を有することは好適である。
【0089】
他出力部23は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、音声情報などである。他出力部23は、例えば、他処理部22が端末装置1から受信した音声情報を、スピーカを介して出力する。また、他出力部23は、例えば、後述する他受信部25が受信した商品情報を、ディスプレイやスピーカを介して出力してもよい。
【0090】
他受付部24は、各種の情報を受け付け得る。各種の情報とは、例えば、購入指示などである。他受付部24は、例えば、他出力部23が出力した商品情報に対応する商品の購入指示を、タッチパネル等の入力デバイスを介して受け付けてもよい。
【0091】
他受信部25は、各種の情報を受信し得る。各種の情報とは、例えば、購入情報などである。他受信部25は、例えば、端末装置1から購入情報を受信してもよい。他受信部25は、例えば、端末装置1から、当該端末装置1を識別する端末識別子と対に、購入情報を受信することは好適である。
【0092】
他送信部26は、各種の情報を送信し得る。各種の情報とは、例えば、購入指示であってもよい。他送信部26は、例えば、他受付部24が受け付けた購入指示を、他処理部22の通話相手である端末装置1に送信してもよい。または、他送信部26は、例えば、他受信部25が、端末装置1から当該端末装置1を識別する端末識別子と対に受信した購入情報であり、他出力部23が出力した購入情報に対して、他受付部24が受け付けた購入指示を、受信された端末識別子で識別される端末装置1に送信してもよい。
【0093】
なお、上記構成は一例であり、他端末2は、端末装置1と同じ構成を有していてもよい。また、このことは、他の実施形態にも当てはまる。
【0094】
格納部11、他格納部21は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0095】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン等、何でもよい。なお、かかる事項は、後出するサーバ格納部31にも当てはまる。
【0096】
処理部12、通話部121、商品情報取得部122、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、検索手段1223、購入処理部123、決済処理部124、および他処理部22は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部12等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。なお、かかる事項は、後出する処理部12a、他処理部22a、処理部12b、他処理部22、およびサーバ処理部33にも当てはまる。
【0097】
出力部13、商品情報出力部131、および他出力部23は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部13等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
【0098】
受付部14、購入指示受付部141、および他受付部24は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部14等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
【0099】
受信部15、購入指示受信部151、および他受信部25は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、ネットワークカードやモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。なお、かかる事項は、後出するサーバ受信部32にも当てはまる。
【0100】
送信部16、および他送信部26は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。なお、かかる事項は、後出する他送信部26a、およびサーバ送信部34にも当てはまる。
【0101】
次に、情報システム100の動作について
図2および
図3のフローチャートを用いて説明する。なお、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
【0102】
図2は、端末装置1の動作を説明するフローチャートである。
【0103】
(ステップS201)処理部12は、他端末2との通話が開始されたか否かを、例えば、通話部121を実現する通信モジュールからの情報を用いて判別する。なお、通信モジュールは、他端末2との通話が開始されたことに応じて、例えば、通話の開始を示す開始フラグを出力してもよいし、かかる開始フラグと共に、当該他端末2を識別する端末識別子をも出力することは好適である。他端末2との通話が開始された場合はステップS202に進み、他端末2との通話が開始されていない場合はステップS201に戻る。
【0104】
(ステップS202)商品情報取得部122は、端末装置1と他端末との間で行われる通話の音声情報を用いて商品情報を取得する処理である商品情報取得処理を実行する。なお、商品情報取得処理については、
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0105】
(ステップS203)処理部12は、商品情報取得処理の実行の結果、商品情報を取得できたか否かを判別する。商品情報を取得できた場合はステップS204に進み、取得できていない場合はステップS208に進む。
【0106】
(ステップS204)商品情報出力部131は、商品情報取得部122が取得した商品情報を、例えば、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを介して出力する。
【0107】
(ステップS205)処理部12は、購入指示の有無を判別する。処理部12は、例えば、購入指示受付部141がタッチパネル等の入力デバイスを介して購入指示を受け付けた場合、または、購入指示受付部141が他端末2から購入指示を受信した場合に、購入指示が有ったと判別する。購入指示が有った場合はステップS206に進み、購入指示が無い場合はステップS207に進む。
【0108】
(ステップS206)購入処理部123は、出力された商品情報に対応する商品を購入する処理である購入処理を行う。なお、購入処理については、前述したので繰り返さない。その後、ステップS208に進む。
【0109】
(ステップS207)処理部12は、出力された商品情報に対応する商品の購入をキャンセルするか否かを判断する。処理部12は、例えば、「キャンセル」ボタンの押下等のキャンセル操作が受け付けられた場合に、購入をキャンセルすると判断する。または、処理部12は、例えば、商品情報を出力してからの経過時間をMPUの内蔵時計等で計時し、経過時間が所定時間を超えても、購入指示が受け付けられない場合に、購入をキャンセルすると判断してもよい。出力された商品情報に対応する商品の購入をキャンセルする場合はステップS201に戻り、キャンセルしない場合はステップS202に戻る。
【0110】
(ステップS208)処理部12は、他端末2との通話が終了されたか否かを、例えば、例えば、通信モジュールからの情報を用いて判別する。なお、通信モジュールは、他端末2との通話が終了されたことに応じて、例えば、通話の終了を示す終了フラグを出力してもよい。他端末2との通話が終了された場合はステップS201に戻り、他端末2との通話が終了されていない場合はステップS202に戻る。
【0111】
なお、
図2のフローチャートにおいて、端末装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
【0112】
また、図示は省略しているが、通常、
図2のフローチャートの処理と並列に、通話部121による通話制御処理が行われる。詳しくは、通話部121は、例えば、他端末2への発信操作または他端末2からの着信信号の有無などを基に、通話を開始するか否かを判断し、通話を開始する場合は、他端末2との通話処理を開始する。また、通話部121は、例えば、他端末2との通話を終了する終話操作または他端末2からの終話信号の有無などを基に、通話を終了するか否かを判断し、通話を終了する場合は、通話処理を終了する。
【0113】
図3は、ステップS202の商品情報取得処理を説明するフローチャートである。
【0114】
(ステップS301)音声認識手段1221は、通話部121による他端末2との間の通話の音声情報を、例えばMPUの内部メモリに蓄積する。なお、前述したように、音声情報は、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1種類以上を含む。
【0115】
(ステップS302)音声認識手段1221は、内部メモリに格納されている音声情報に対して音声認識を行い、通話の内容を示す文字列を取得する。
【0116】
(ステップS303)商品特定情報取得手段1222は、認識結果である文字列を用いて形態素解析等を行い、商品特定情報を取得する。
【0117】
(ステップS304)検索手段1223は、取得された商品特定情報を用いて、格納部11等に格納されている1以上の商品情報を検索し、当該商品特定情報で特定される商品情報を取得する。ただし、例えば、音声認識や形態素解析等の成否、通話の内容などによっては、検索手段1223は、商品情報を取得できない可能性もある。その後、上位処理にリターンする。
【0118】
なお、
図2および
図3のフローチャートでは、通話中に、ステップS202〜207の処理が繰り返されることで、現在の通話内容に応じた1以上の商品情報が出力される。言い換えれば、通話の進行につれて、ディスプレイに表示されている1以上の商品情報が更新されていく。更新は、絞り込みも含む。例えば、ある時点までの音声情報から取得された商品特定情報を用いた検索によって、1以上の商品情報が取得され、表示されている状態で、その時点以降の音声情報から新たな商品特定情報が取得された場合に、当該1以上の商品情報に対して、当該新たな商品特定情報を用いた絞り込みが行われ、一部の商品情報が消去されてもよい。
【0119】
以下、本実施の形態における情報システム100の具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明を何ら限定するものではない。また、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
【0120】
本例において、情報システム100を構成する1以上の端末装置1および1以上の他端末2のうち、一の端末装置1(以下、端末装置1)は、ユーザXの自宅に設置されたIP電話機能を有するPCである。また、一の他端末2(以下、他端末2)は、ユーザXの子であるユーザYによって携帯される携帯端末である。
【0121】
端末装置1の格納部11には、例えば、
図4に示すような5以上の商品情報が格納されている。なお、商品情報群は、例えば、図示しないサーバ装置のサーバ格納部や、他端末2の他格納部21などに格納されていてもよく、その所在を問わないことは言うまでもない。ただし、商品情報群がサーバ格納部に格納されていることは、例えば、より多様な商品情報群を提案可能な点で好適である。
【0122】
本例における商品情報群は、例えば、サーバ格納部に格納されている多様な商品情報の一部であり、受信部15がサーバ装置から受信し、格納部11に蓄積したものであってもよい。その際、受信部15は、受信履歴またはユーザ属性のうち1種類以上の情報を保持しており、サーバ格納部の商品情報群から、その情報に対応する商品情報群を選択し、選択した商品情報群をサーバ装置から受信することは好適である。受信履歴とは、過去に受信された1以上の商品情報に関する情報である。受信履歴は、例えば、商品識別子または種別識別子と、受信回数または受信頻度との組の集合であってもよい。ユーザ属性とは、ユーザの属性を示す情報である。属性は、例えば、年齢、性別、学校または職業のうち1種類以上を含んでいてもよい。本例では、ユーザ属性が“小学生”であり、これに対応する絵具等の商品情報群がサーバ装置から受信された結果、
図4に示したような5以上の商品情報が格納部11に格納されている。
【0123】
図4は、商品情報のデータ構造図である。商品情報は、例えば、商品識別子、種別識別子、価格情報、および価格帯情報などを有する。
【0124】
5以上の各商品情報は、ID(例えば、1,2,…)に対応付いている。例えば、ID“1”に対応付いた商品情報(以下、商品情報1と記す場合がある)は、商品識別子“絵具12色,A社”、種別識別子“絵具,12色”、価格情報“600円”、および価格帯情報“500円以上1000円以下”などを有する。同様に、ID“2”に対応付いた商品情報(商品情報2)は、商品識別子“絵具24色,A社”、種別識別子“絵具,24色”、価格情報“1200円”、および価格帯情報“1000円超1500円未満”などを有する。
【0125】
また、商品情報3は、商品識別子“水彩絵具24色セット,B社”、種別識別子“絵具,24色”、価格情報“900円”、および価格帯情報“1000円以下”などを有する。また、価格情報4は、商品識別子“絵画セット,B社”、種別識別子“絵画セット,絵具,絵筆,パレット”、価格情報“2500円”、および価格帯情報“2000円超”などを有する。さらに、価格情報5は、商品識別子“パレット,A社”、種別識別子“パレット”、価格情報“300円”、および価格帯情報“500円未満”などを有する。
【0126】
いま、ユーザYは、学校から帰宅しようとしている。ユーザは、帰りがけに文房具店で絵具を購入したいので、親に相談したいと考え、他端末2で自宅に電話を掛けたとする。自宅では、端末装置1のスピーカから着信音が出力され、ユーザXが電話に出たとする。
【0127】
例えば、ユーザYは、「絵具がなくなったので買いたい。」と発話する。これに対して、ユーザXは、例えば、「値段は?」と尋ね、ユーザYは、「12色のセットで1000円位。」と答える。
【0128】
端末装置1において、通話部121が他端末2との通話を開始すると、通信モジュールから、発信元である他端末2を識別する端末識別子と共に、通話の開始を示す開始フラグが出力される。これに応じて、商品情報取得部122は、商品情報取得処理を開始する。
【0129】
詳しくは、音声認識手段1221は、通話部121による他端末2との間の上記のような通話の音声情報を内部メモリに蓄積しつつ、内部メモリに格納されている音声情報に対して音声認識を行い、通話の内容を示す文字列“絵具がなくなったので買いたい。値段は?12色で1000円位”を取得する。
【0130】
次に、商品特定情報取得手段1222は、取得された文字列を用いて形態素解析を行い、1以上の名詞(以下、名詞群と記す場合がある)“絵具”,“値段”,“12色”,“セット”,および“1000円”を取得する。さらに、商品特定情報取得手段1222は、取得した名詞群を、例えば、機械学習や深層学習等を用いて、商品名、種別、価格等の1以上のクラス(以下、クラス群)に分類することにより、商品名“Null”、種別“絵具”、種別“12色”、および価格“1000円”を含む商品特定情報を取得する。
【0131】
次に、検索手段1223は、取得された商品特定情報を用いて、格納部11に格納されている商品情報群を検索し、当該商品特定情報で特定される商品情報を取得する。
【0132】
詳しくは、検索手段1223は、例えば、商品特定情報に含まれる2つの種別“絵具”および“12色”と、商品情報に含まれる種別識別子との類似度を、格納されている5以上の商品情報ごとに算出し、種別との類似度が最も高い種別識別子を含む商品情報を取得してもよい。
【0133】
図4の商品情報群の場合、2つの種別“絵具”および“12色”に対する類似度は、商品情報1については、全5文字中、連続2文字および連続3文字が一致するため、100%のように算出され、商品情報2については、全5文字中、連続2文字が一致するため、40%のように算出されてもよい。同様に、類似度は、商品情報3については40%、商品情報4については15%、商品情報5については0%のように算出されてもよい。
【0134】
検索手段1223は、上記のように算出した5つの類似度のうち、例えば、最も高い類似度100%に対応する商品情報1を選択し、取得してもよいし、または、類似度が高い順に、例えば3つの商品情報1〜3を選択し、取得してもよい。
【0135】
または、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる価格“1000円”と、商品情報に含まれる価格情報との差分を、格納されている1以上の商品情報ごとに算出し、価格との差分が最も小さい価格情報“900円”を含む商品情報3を選択し、取得してもよい。または、検索手段1223は、差分が小さいものから順に、例えば3つの商品情報3,1および2を選択し、取得してもよい。
【0136】
または、検索手段1223は、例えば、取得された商品特定情報に含まれる価格“1000円”と、商品情報に含まれる価格帯情報とを、格納されている1以上の商品情報ごとに比較し、価格“1000円”の属する価格帯情報を含む2つの商品情報1および3を選択し、取得してもよい。
【0137】
あるいは、検索手段1223は、例えば、上記のような、種別を用いる方法、価格を用いる方法、または価格帯を用いる方法のうち2種類以上の方法で、商品情報の選択を行い、選択した商品情報群のうち、重複する商品情報を除く1以上の商品情報を取得することは好適である。例えば、検索手段1223は、種別を用いる方法で商品情報1を選択し、価格を用いる方法で商品情報3を選択し、価格帯を用いる方法で商品情報1および3を選択する。さらに、検索手段1223は、こうして選択した4つの商品情報1,3,1および3のうち、重複する商品情報1および3を除く2つの商品情報1および3を取得することは好適である。
【0138】
なお、ユーザYは、「A社の絵具12色を買いたい。」と発話した場合の商品情報取得処理は、例えば、次のようになる。
【0139】
音声認識手段1221は、上記発話を含む通話の音声情報に対して音声認識を行い、文字列“A社の絵具12色を買いたい”を取得する。次に、商品特定情報取得手段1222は、かかる文字列を用いて形態素解析を行い、名詞群“A社”,“絵具”,“12色”を取得し、取得した名詞群をクラス群に分類して、商品名“絵具12色,A社”、および2つの種別“絵具”および“12色”を含む商品特定情報を取得する。次に、検索手段1223は、取得された商品特定情報を用いて、格納部11に格納されている商品情報群を検索し、当該商品特定情報で特定される商品情報を取得する。
【0140】
詳しくは、検索手段1223は、格納されている5以上の商品情報のうち、例えば、商品特定情報に含まれる商品名“絵具12色,A社”と一致する商品情報1を選択し、取得してもよい。
【0141】
または、検索手段1223は、例えば、商品特定情報に含まれる2つの種別“絵具”および“12色”との類似度が高いものから順に、3つの商品情報1〜3を選択し、取得してもよい。
【0142】
または、検索手段1223は、例えば、商品特定情報に含まれる2つの種別“絵具”および“12色”のうち1以上を含む4つの商品情報1〜4を選択し、取得してもよい。
【0143】
または、検索手段1223は、例えば、商品特定情報に含まれる商品名“絵具12色,A社”のうち、末尾2文字からなる文字列“A社”を含む3つの商品情報1,2および5を選択し、取得してもよい。
【0144】
あるいは、検索手段1223は、例えば、上記4つの方法のうち2種類以上の方法で商品情報の選択を行い、選択した商品情報群のうち、重複する商品情報を除く1以上の商品情報を取得することは好適である。
【0145】
上記のような商品情報特定処理の結果、例えば、商品情報を取得できた場合、商品情報出力部131は、取得された商品情報を、端末装置1または他端末2のうち1以上の端末のディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを介して出力する。なお、このことは、他端末2または図示しないサーバ装置で商品情報が取得され、取得された商品情報を受信できた場合にも当てはまる。
【0146】
例えば、2つの商品情報1〜3を取得または受信できた場合、商品情報出力部131は、取得または受信された3つの購入情報1〜3と、保持している画面構成情報とを用いて、例えば、
図5に示すような購入画面をディスプレイに表示することは好適である。
【0147】
図5は、購入画面の一出力例を示す図である。この購入画面は、文字列“下記商品がおすすめです。いずれかの「購入する」ボタン、またはキャンセルボタンを押してください。”と、商品情報1に対応する文字列“(1)商品名:絵具12色(A社製),価格:800円”と、当該商品情報1に対応する第一の「購入する」ボタンと、商品情報2に対応する文字列“(2)商品名:絵具24色(A社製),価格:1200円”と、当該商品情報2に対応する第二の「購入する」ボタンと、商品情報3に対応する文字列“(3)商品名:水彩絵具24色セット(B社製),価格:900円”と、当該商品情報3に対応するもう第三の「購入する」ボタンと、現時点の商品特定情報に対応する文字列“検索キー:絵具,12色,1000円”と、「キャンセル」ボタンとを有する。
【0148】
例えば、ユーザXが、端末装置1の入力デバイスを介して、第一の「購入する」ボタンを選択したとすると、購入指示受付部141は、選択された商品情報1に対応する商品“絵具12色(A社製)”の購入指示を受け付け、購入処理部123は、商品“絵具12色(A社製)”の購入処理を行う。なお、購入処理については、前述したので繰り返さない。
【0149】
または、ユーザYが、他端末2の入力デバイスを介して、第二の「購入する」ボタンを選択したとすると、他受付部24は、選択された商品情報2に対応する商品“水彩絵具24色セット(B社製)”の購入指示を受け付け、他送信部26は、当該購入指示を端末装置1に送信する。端末装置1において、購入指示受信部151が、当該購入指示を受信し、購入処理部123は、商品“水彩絵具24色セット(B社製)”の購入処理を行う。
【0150】
あるいは、いずれのボタンも選択されないまま、ユーザYが、さらに「A社がいい」と発話したとすると、音声認識手段1221は、この発話の音声情報に対して音声認識を行い、文字列“A社がいい”を取得する。商品特定情報取得手段1222は、取得された文字列に対して形態素解析等を行い、商品識別子“A社”を含む商品特定情報を取得する。検索手段1223は、現時点での検索結果である3つの商品情報1〜3に対して“A社”による絞り込みを行い、新たな検索結果として、2つの商品情報1および2を取得する。商品情報出力部131は、こうして取得された商品情報1および2、ならびに画面構成情報などを用いて、
図5に示すような購入画面を、例えば
図6のように更新することは好適である。
【0151】
図6は、購入画面の他の出力例を示す図である。この購入画面は、文字列“下記商品がおすすめです。いずれかの「購入する」ボタン、またはキャンセルボタンを押してください。”と、商品情報1に対応する文字列“(1)商品名:絵具12色(A社製),価格:800円”と、当該商品情報1に対応する第一の「購入する」ボタンと、商品情報2に対応する文字列“(2)商品名:絵具24色(A社製),価格:1200円”と、当該商品情報2に対応する第二の「購入する」ボタンと、現時点の商品特定情報に対応する文字列“検索キー:絵具,12色,1000円,A社”と、「キャンセル」ボタンとを有する。
【0152】
なお、
図5の購入画面で、いずれのボタンも選択されないまま、例えば、ユーザXが、さらに「1000円未満で」と発話したとすると、音声認識手段1221は、この発話の音声情報に対して音声認識を行い、文字列“1000円未満で”を取得する。商品特定情報取得手段1222は、取得された文字列に対して形態素解析等を行い、価格帯情報“1000円未満”を含む商品特定情報を取得する。検索手段1223は、現時点での検索結果である3つの商品情報1〜3に対して“1000円未満”による絞り込みを行い、新たな検索結果として、2つの商品情報1および3を取得する。商品情報出力部131は、こうして取得された商品情報1および3、ならびに画面構成情報などを用いて、その他の購入画面(図示しない)を出力してもよい。この購入画面は、
図5の購入画面において、商品情報2に対応する文字列“(2)商品名:絵具24色(A社製),価格:1200円”と、当該商品情報2に対応する第二の「購入する」ボタンとが消去されたものである。また、
図5の購入画面に含まれている文字列“検索キー:絵具,12色,1000円”のうち、価格に対応する“1000円”が、価格帯に対応する“1000円未満”に更新されることは好適である。
【0153】
端末装置1または他端末2で「キャンセル」ボタンが選択されると、商品情報取得処理が再開される。端末装置1または他端末2で終話操作が行われると、通話が終了される。
【0154】
以上、本実施の形態によれば、端末装置1は、他の端末装置である他端末2と通話を行い、他端末2から送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、他端末2との通話中に取得し、商品情報を出力することにより、他端末2と通話を行いながら商品提案ができる。
【0155】
また、端末装置1は、1以上の音声情報を音声認識し、文字列を取得し、文字列から商品を特定する商品特定情報を取得し、商品特定情報を用いて検索を行い、商品情報を取得することにより、他端末2と通話を行いながら、商品情報を取得し、提案できる。
【0156】
また、端末装置1は、出力した商品情報に対応する商品の購入指示を受け付け、購入指示の受け付けに応じて、商品の購入のための購入処理をも行うことにより、提案した商品の購入処理も、指示に応じて行うことができる。
【0157】
また、端末装置1は、商品の購入のための購入情報を他端末2に送信することにより、他端末2に購入処理を行わせることができる。
【0158】
また、端末装置1は、購入情報を受信した他端末2において、商品の購入のための決済処理が行われるので、決済処理をも他端末2に行わせることができる。また、他端末2による決済処理は、購入情報を送信しなければ実行されないので、決済機能を有する他端末2を子供等に持たせる場合の安全性を高めることができる。
【0159】
また、端末装置1は、他端末2から検索された商品情報に対応する商品の購入指示を受信し、購入指示の受信に応じて、商品の購入のための決済処理を行うことにより、決済機能を有さない他端末2による商品購入を代替できる。
【0160】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。
【0161】
つまり、このプログラムは、端末装置1のコンピュータを、他の端末装置である他端末2と通話を行う通話部121と、前記他端末2から送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、他端末2との通話中に取得する商品情報取得部122と、前記商品情報を出力する商品情報出力部131として機能させるためのプログラムである。ここで、前記商品情報取得部122は、前記1以上の音声情報を音声認識し、文字列を取得する音声認識手段1221と、前記文字列から商品を特定する商品特定情報を取得する商品特定情報取得手段1222と、前記商品特定情報を用いて検索を行い、商品情報を取得する検索手段1223とを具備している。
【0162】
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態における情報システム200のブロック図である。情報システム200は、1以上の端末装置1a、および1以上の他端末2aを備える。
【0163】
なお、端末装置1aは、実施の形態1の端末装置1とは、一部の構成または一部の動作が異なっている。また、他端末2aは、実施の形態1の他端末2とは、一部の構成または一部の動作が異なっている。以下では、共通の構成または共通の動作についての説明は、省略または簡略化している。なお、かかる事項は、後続する実施形態にも当てはまる。
【0164】
端末装置1aは、格納部11、処理部12a、出力部13、受付部14、受信部15、および送信部16を備える。処理部12aは、通話部121、商品情報取得部122a、購入処理部123、および決済処理部124を備える。
【0165】
他端末2aは、他格納部21、他処理部22a、他出力部23、他受付部24、他受信部25、および他送信部26aを備える。他処理部22aは、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備える。
【0166】
端末装置1aを構成する処理部12aは、各種の処理を行う。各種の処理とは、通話部121、商品情報取得部122a、購入処理部123、および決済処理部124などの処理である。
【0167】
商品情報取得部122aは、前述した商品情報取得部122と同様、他端末2aとの通話中に、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を取得する。
【0168】
ただし、商品情報取得部122が、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備え、提案対象となる商品情報を、通常、自ら取得したのに対し、商品情報取得部122aは、かかる商品情報を、通常、他端末2aから受信する。
【0169】
他端末2aを構成する他処理部22aは、前述した他処理部22と同様、端末装置1aとの通話を含む各種の処理を行う。加えて、他処理部22aは、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備えており、商品情報の取得も行う。なお、これらの手段については、前述したので繰り返さない。
【0170】
すなわち、他処理部22aは、例えば、端末装置1aから送信された音声情報、または当該他端末2aのマイクロフォンで受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報を音声認識手段1221で音声認識し、その認識結果である文字列から商品特定情報を商品特定情報取得手段1222で取得する。さらに、他処理部22aは、取得した商品特定情報を用いて、格納されている1以上の商品情報を検索手段1223で検索することにより、提案対象となる商品情報を取得する。
【0171】
他送信部26aは、こうして他処理部22aが取得した商品情報を、通常、他処理部22aの通話相手である端末装置1aに送信する。
【0172】
また、他送信部26aは、前述した他送信部26と同様、受け付けられた購入指示の端末装置1aへの送信も行う。すなわち、他送信部26aは、他送信部26aが受信した1以上の購入情報のうちの1以上に対して、他受付部24が受け付けた購入指示を、他処理部22aの通話相手である端末装置1aに送信してもよい。または、他送信部26aは、例えば、他受信部25が、端末装置1aから当該端末装置1aを識別する端末識別子と対に受信した購入情報であり、他出力部23が出力した購入情報に対して、他受付部24が受け付けた購入指示を、受信された端末識別子で識別される端末装置1aに送信してもよい。
【0173】
次に、情報システム200の動作について
図2および
図8のフローチャートを用いて説明する。端末装置1aの動作は、ステップS202の商品情報取得処理を除いて、
図2フローチャートと同様である。
【0174】
図8は、本実施の形態2における商品情報取得処理を説明するフローチャートである。
【0175】
(ステップS801)商品情報取得部122は、通話部121による他端末2aとの間の通話の音声情報を、例えばMPUの内部メモリに蓄積する。
【0176】
(ステップS802)商品情報取得部122は、内部メモリに格納されている音声情報を、通話部121の通話相手である他端末2aに送信する。
【0177】
なお、他端末2aでは、他受信部25が上記音声情報を受信し、他処理部22は、受信された音声情報に対して、
図3で示したものと同様の商品情報取得処理を実行する。さらに、他送信部26は、こうして取得された商品情報を、当該音声情報の送信元である端末装置1aに送信する。なお、他処理部22が商品情報を取得できなかった場合、他送信部26は、例えば、その旨を示す失敗フラグを、端末装置1aに送信することは好適である。
【0178】
(ステップS803)商品情報取得部122は、当該他端末2aから情報を受信したか否かを判別する。商品情報取得部122は、当該他端末2aから、例えば、商品情報または失敗フラグ等の情報を受信した場合に、当該他端末2aから情報を受信したと判別する。当該他端末2aから情報を受信していない場合はステップS803に戻り、他端末2aから情報を受信した場合は上位処理にリターンする。
【0179】
なお、
図8のフローチャートでは省略しているが、商品情報取得部122は、例えば、音声情報の送信からの経過時間を計時し、経過時間が所定時間を超えても、当該他端末2aから情報を受信しない場合にも、上位処理にリターンしてよい。
【0180】
本実施の形態における情報システム200の具体的な動作例は、商品情報取得処理が他端末2aで行われる点を除けば、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0181】
以上、本実施の形態によれば、端末装置1aは、他の端末装置である他端末2aと通話を行い、他端末2aから送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、他端末2aとの通話中に取得し、商品情報を出力することにより、他端末2aと通話を行いながら商品提案ができる。
【0182】
また、端末装置1aは、他端末2aが取得した商品情報を、他端末2aから受信することで、他端末2aと通話を行いながら、商品情報を他端末2aから取得し、提案できる。
【0183】
また、端末装置1aは、出力した商品情報に対応する商品の購入指示を受け付け、購入指示の受け付けに応じて、商品の購入のための購入処理をも行うことにより、提案した商品の購入処理も、指示に応じて行うことができる。
【0184】
また、端末装置1aは、商品の購入のための購入情報を他端末2aに送信することにより、他端末2aに購入処理を行わせることができる。
【0185】
また、端末装置1aは、購入情報を受信した他端末2aにおいて、商品の購入のための決済処理が行われるので、決済処理をも他端末2に行わせることができる。また、他端末2aによる決済処理は、購入情報を送信しなければ実行されないので、決済機能を有する他端末2aを子供等に持たせる場合の安全性を高めることができる。
【0186】
また、端末装置1aは、他端末2aから検索された商品情報に対応する商品の購入指示を受信し、購入指示の受信に応じて、商品の購入のための決済処理を行うことにより、決済機能を有さない他端末2aによる商品購入を代替できる。
【0187】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。
【0188】
つまり、このプログラムは、端末装置1aのコンピュータを、他の端末装置である他端末2aと通話を行う通話部121と、前記他端末2aから送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、他端末2aとの通話中に取得する商品情報取得部122aと、前記商品情報を出力する商品情報出力部131として機能させるためのプログラムである。ここで、前記商品情報取得部122aは、前記他端末2aが取得した商品情報を、前記他端末2aから受信する。
【0189】
(実施の形態3)
図9は、本実施の形態における情報システム300のブロック図である。情報システム300は、1以上の端末装置1b、1以上の他端末2、およびサーバ装置3を備える。サーバ装置3は、1以上の端末装置1b、および1以上の他端末2の各々と、例えば、ネットワークや通信回線等を介して通信可能に接続され得る。
【0190】
端末装置1bは、格納部11、処理部12b、出力部13、受付部14、受信部15、および送信部16を備える。処理部12bは、通話部121、商品情報取得部122b、購入処理部123、および決済処理部124を備える。商品情報取得部122bは、音声情報送信手段1224、および商品情報受信手段1225を備える。
【0191】
サーバ装置3は、サーバ格納部31、サーバ受信部32、サーバ処理部33、およびサーバ送信部34を備える。サーバ処理部33は、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223を備える。
【0192】
端末装置1bを構成する処理部12bは、各種の処理を行う。各種の処理とは、通話部121、商品情報取得部122b、購入処理部123、および決済処理部124の処理などである。
【0193】
商品情報取得部122bは、先述した商品情報取得部122と同様、他端末2との通話中に、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を取得する。
【0194】
ただし、商品情報取得部122が、提案対象となる商品情報を、通常、自ら取得したのに対し、商品情報取得部122bは、かかる商品情報を、通常、サーバ装置3から受信する。商品情報取得部122bは、例えば、自らサーバ装置3に対して検索を要求し、サーバ装置3から商品情報を取得することは好適である。検索を要求することは、例えば、音声情報を音声情報送信手段1224でサーバ装置3に送信することでもよく、商品情報を取得することは、例えば、後述するサーバ処理部33が当該音声情報を用いて取得した商品情報を、商品情報受信手段1225で受信することであってもよい。
【0195】
音声情報送信手段1224は、音声情報を送信する手段である。音声情報送信手段1224は、送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報を、通常、サーバ装置3に送信する。音声情報送信手段1224は、例えば、端末装置1bから送信された音声情報、または当該他端末2のマイクロフォンで受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報を、サーバ装置3に送信することは好適である。
【0196】
また、音声情報送信手段1224は、かかる音声情報を、通常、当該端末装置1bを識別する端末識別子と対に送信する。
【0197】
商品情報受信手段1225は、商品情報を受信する手段である。商品情報受信手段1225は、通常、音声情報送信手段1224による音声情報の送信に応じて、サーバ装置3から商品情報を受信する。
【0198】
サーバ装置3を構成するサーバ格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、商品情報である。サーバ格納部31には、通常、1以上の商品情報が格納される。
【0199】
サーバ受信部32は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、音声情報などである。サーバ受信部32は、通常、端末装置1bから、当該端末装置1bを識別する端末識別子と対に、音声情報を受信する。
【0200】
サーバ処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、音声認識手段1221、商品特定情報取得手段1222、および検索手段1223等の処理である。なお、これらの手段については、前述したので繰り返さない。
【0201】
サーバ処理部33は、例えば、端末装置1bから送信された音声情報であり、サーバ受信部32が受信した音声情報を音声認識手段1221で音声認識し、その認識結果である文字列から商品特定情報を商品特定情報取得手段1222で取得してもよい。さらに、サーバ処理部33は、こうして取得した商品特定情報を用いて、格納されている1以上の商品情報を検索手段1223で検索することにより、提案対象となる商品情報を取得してもよい。
【0202】
サーバ送信部34は、こうしてサーバ処理部33が音声情報を用いて取得した商品情報を、通常、サーバ受信部32が当該音声情報と対に受信した端末識別子で識別される端末装置1bに送信する。
【0203】
なお、情報システム300の動作は、商品情報取得処理が他端末2で行われる点を除けば、実施の形態1と同様である。すなわち、端末装置1bの動作は、
図2フローチャートと同様である。また、ステップS202の商品情報取得処理は、
図8のフローチャートにおいて、ステップS802およびS803の「他端末」を「サーバ装置」に読み替えたものである。
【0204】
また、情報システム300の具体的な動作例は、商品情報取得処理がサーバ装置3で行われる点を除けば、実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
【0205】
以上、本実施の形態によれば、端末装置1bは、他の端末装置である他端末2と通話を行い、他端末2から送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、他端末2との通話中に取得し、商品情報を出力することにより、他端末2と通話を行いながら商品提案ができる。
【0206】
また、端末装置1bは、1以上の音声情報をサーバ装置3に送信し、音声情報の送信に応じて、サーバ装置3から商品情報を受信することにより、他端末と通話を行いながら、商品情報をサーバ装置から取得し、提案できる。
【0207】
また、端末装置1bは、出力した商品情報に対応する商品の購入指示を受け付け、購入指示の受け付けに応じて、商品の購入のための購入処理をも行うことにより、提案した商品の購入処理も、指示に応じて行うことができる。
【0208】
また、端末装置1bは、商品の購入のための購入情報を他端末2に送信することにより、他端末2に購入処理を行わせることができる。
【0209】
また、端末装置1bは、購入情報を受信した他端末2において、商品の購入のための決済処理が行われるので、決済処理をも他端末2に行わせることができる。また、他端末2による決済処理は、購入情報を送信しなければ実行されないので、決済機能を有する他端末2を子供等に持たせる場合の安全性を高めることができる。
【0210】
また、端末装置1bは、他端末2から検索された商品情報に対応する商品の購入指示を受信し、購入指示の受信に応じて、商品の購入のための決済処理を行うことにより、決済機能を有さない他端末2による商品購入を代替できる。
【0211】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、端末装置1bのコンピュータを、他の端末装置である他端末2と通話を行う通話部121と、前記他端末2から送信された音声情報、または受け付けられた音声情報のうちの1以上の音声情報から取得された商品特定情報を用いて検索された商品情報を、前記他端末2との通話中に取得する商品情報取得部122bと、前記商品情報を出力する商品情報出力部131として機能させるためのプログラムである。ここで、前記商品情報取得部122bは、前記1以上の音声情報をサーバ装置3に送信する音声情報送信手段1224と、前記音声情報の送信に応じて、前記サーバ装置3から商品情報を受信する商品情報受信手段1225とを具備する。
【0212】
図10は、上記各実施の形態におけるプログラムを実行して、端末装置1、端末装置1a、または端末装置1b等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。各実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。
図10において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904と、マイクロフォン917とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904やマイクロフォン917をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
【0213】
図11は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。
図11において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
【0214】
コンピュータシステム900に、端末装置1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
【0215】
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、端末装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
【0216】
なお、上述したコンピュータシステム900は、PCであるが、端末装置1や他端末2等は、例えば、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話機といった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることが望ましい。サーバ装置3も、基本的なハードウェア構成は、PC等と同様でよい。ただし、以上は例示であり、端末装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
【0217】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0218】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0219】
なお、上記各実施の形態において、端末装置(1,1a,1b)を構成する処理部(12、12a,12b)は、例えば、図示しない通話者関係取得部をさらに備えていてもよい。通話者関係取得部は、通話者間の人間関係を取得する。人間関係とは、例えば、親と子、祖父母と孫、夫婦、恋人といった関係であるが、その種類は問わない。かかる人間関係は、例えば、各通話者の年齢および性別を用いて取得可能である。
【0220】
そこで、通話者関係取得部は、例えば、年齢取得手段、および性別取得手段を備えることは好適である。年齢取得手段は、通話者の年齢を取得する。年齢取得手段は、年齢を、例えば、音声認識の結果を用いて取得してもよいし、他端末(2,2a)から直接受信してもよい。性別取得手段は、通話者の性別を取得する。性別取得手段もまた、性別を、例えば、音声認識の結果を用いて取得してもよいし、他端末から直接受信してもよい。商品情報取得部(122,122a,122b)は、通話者関係取得部が取得した人間関係を用いて商品特定情報を取得することは好適である。商品情報取得部は、人間関係を識別する人間関係識別子と、当該人間関係に好適な商品を識別する1以上の商品識別子との組の集合である組情報を保持しており、通話者関係取得部が取得した人間関係を用いて、例えば、当該人間関係に好適な商品特定情報群を取得することは、より好適である。
【0221】
また、上記各実施の形態において、端末装置(1,1a,1b)を構成する処理部(12、12a,12b)は、例えば、図示しない位置情報取得部をさらに備えていてもよい。位置情報取得部は、端末装置(1,1a,1b)または他端末(2,2a)のうち1種類以上の各端末の位置情報を取得する。検索手段1223は、位置情報取得部が取得した位置情報を用いて検索を行うことは好適である。検索手段1223は、例えば、各店舗の在庫に関する1以上の在庫情報を保持しており、在庫位置情報取得部が取得した位置情報を用いて、例えば、各端末の近傍の店舗に在庫のある商品群を対象に検索を行うことは、より好適である。
【0222】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(送信部16、受信部15など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
【0223】
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0224】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。