【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成29年5月13〜14日東京国際フォーラムにおいて開催されたOTOTEN AUDIO・VISUAL FESTIVAL 2017で発表
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば
図1〜
図9に示すスピーカー装置1について説明する。なお、
図1は、スピーカー装置1のエンクロージャー3が台座部6に対して接した状態を示す斜視図である。
図2は、スピーカー装置1のエンクロージャー3が台座部6に対して傾斜した状態を示す斜視図である。
図3は、スピーカー装置1の構成を示す背面図である。
図4は、スピーカー装置1のエンクロージャー3にスピーカーユニット2及びバスレフポート4が取り付けられた状態を示す断面図である。
図5は、スピーカー装置1のエンクロージャー3、スピーカーユニット2及びバスレフポート4の構成を示す分解斜視図である。
図6は、スピーカー装置1のエンクロージャー3の構成を示す断面図である。
図7は、スピーカー装置1のエンクロージャー3の構成を示す分解斜視図である。
図8は、スピーカー装置1のエンクロージャー3の構成を示す背面図である。
図9は、スピーカー装置1のスピーカーユニット2の構成を示す分解斜視図である。
【0013】
本実施形態のスピーカー装置1は、ハイレゾ音源(例えば5.6MHzDSDや192kHzWAV/FLACなど。)に対応したデジタル機器で再生された音楽等を聴くことができる小型の卓上型スピーカー装置である。
【0014】
なお、本実施形態のスピーカー装置1は、上述したハイレゾ音源に限らず、従来より一般に使用されているファイルフォーマットの音源にも対応可能である。また、本実施形態のスピーカー装置1は、例えばUSBケーブルなどの接続ケーブルを介してデジタル機器と接続される場合に限らず、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離無線規格に準じた無線通信に対応させることによって、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器とワイヤレスで接続することも可能である。
【0015】
具体的に、このスピーカー装置1は、
図1〜
図5に示すように、電気信号を振動に変換して音響を発するスピーカーユニット2と、スピーカーユニット2の背面側を覆うエンクロージャー3と、エンクロージャー3の一部を開放するバスレフポート4と、ヒンジ部5を介してエンクロージャー3を回動自在に支持する台座部6とを備えている。
【0016】
スピーカーユニット2は、
図1、
図2、
図4、
図5及び
図9に示すように、その構成について特に限定されるものではなく、一般的なスピーカーユニットを用いることができる。一般に、スピーカーユニット2は、磁気回路と、磁気回路の磁気ギャップ中で移動自在とされたボイスコイルと、ボイスコイルに取り付けられた振動板と、磁気回路及び振動板を支持するフレームとを含むスピーカー本体2aを有して、ボイスコイルに電気信号を供給し、この電気信号に応じて振動板を振動させることによって、音響を発することが可能となっている。
【0017】
スピーカーユニット2は、その前面にスピーカー本体2aが発する音響を放出する放音部2bを有し、この放音部2bにネット7が着脱自在に取り付けられた構成となっている。したがって、放音部2bでは、ネット7を取り外して、スピーカー本体2aの前面が露出した状態とすることも可能である。
【0018】
エンクロージャー3は、
図1〜
図8に示すように、両端が開口した真空二重構造体3Aからなる。真空二重構造体3Aは、外筐体8と、内筐体9と、中間筐体10とを有している。外筐体8、内筐体9及び中間筐体10には、例えばステンレス鋼などの金属を用いることができる。また、外筐体8、内筐体9及び中間筐体10については、真空二重構造体3Aが得られる材質のものあればよく、それ以外の金属等を用いることも可能である。また、エンクロージャー3の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
【0019】
真空二重構造体3Aでは、両端が開口した外筐体8の内側に内筐体9が収容された状態で、外筐体8及び内筐体9の一方の開口端側(本実施形態ではエンクロージャー3の前面側)において、外筐体8と内筐体9とが接合されている。一方、真空二重構造体3Aでは、外筐体8及び内筐体9の他方の開口端側(本実施形態ではエンクロージャー3の背面側)において、外筐体8及び内筐体9と中間筐体10とが接合されている。
【0020】
外筐体8と内筐体9との間には、真空層11が設けられている。真空層11は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、中間筐体10に設けられた脱気孔12を封止材(図示せず。)により封止することによって形成することができる。
【0021】
真空二重構造体3Aは、一方の開口端側において、外筐体8と内筐体9とが溶接により接合された第1の接合端部13と、他方の開口端側において、外筐体8と中間筐体10とが溶接により接合された第2の接合端部14、及び、内筐体9と中間筐体10とが溶接により接合された第3の接合端部15とを有している。
【0022】
具体的に、この真空二重構造体3Aでは、外筐体8の第1の接合端部13を形成する周壁8aと、内筐体9の第1の接合端部13を形成する周壁9aとが径方向に重なるように配置されて、互いの周壁8a,9aの先端が溶接により接合されている。
【0023】
また、真空二重構造体3Aでは、外筐体8の第2の接合端部14を形成する周壁8bと、中間筐体10の第2の接合端部14を形成する周壁10aとが径方向に重なるように配置されて、互いの周壁8b,10aの先端が溶接により接合されている。
【0024】
さらに、真空二重構造体3Aでは、内筐体9の第3の接合端部15を形成する周壁9bと、中間筐体10の第3の接合端部15を形成する周壁10bとが径方向に重なるように配置されて、互いの周壁9b,10bの先端が溶接により接合されている。
【0025】
真空二重構造体3Aは、真空層11を挟んで外筐体8と内筐体9とが径方向において対向するラジアルギャップ部16を有している。ラジアルギャップ部16は、第1の接合端部13と第2の接合端部14及び第3の接合端部15との間で軸線方向に延長して設けられている。
【0026】
真空二重構造体3Aでは、第1の接合端部13により円形状に形成された一端(前面)側の開口部3aの径が、第3の接合端部15により円形状に形成された他端(背面)側の開口部3bの径よりも大きくなっている。
【0027】
このため、外筐体8は、第1の接合端部13と第2の接合端部14との間に亘って同一径で円筒状に形成されている。一方、内筐体9は、外筐体8よりも小径とされ、同一径で円筒状に形成された中央部分から、第1の接合端部13側で拡径されると共に、第3の接合端部15側で縮径されるように形成されている。中間筐体10は、第2の接合端部14と第3の接合端部15との間に、外筐体8と内筐体9との間を閉塞する底壁部10cを有している。
【0028】
スピーカーユニット2は、その背面側をエンクロージャー3の内側に向けた状態で、エンクロージャー3の一端側の開口部3aから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3に取り付けられている。
【0029】
具体的に、このスピーカーユニット2は、
図4、
図5及び
図9に示すように、スピーカー本体2aの外周部を保持するリング状の保持部材17と、保持部材17の背面側の外周部に取り付けられたリング状の第1のシール部材18と、スピーカー本体2aの前面側の外周部に取り付けられたリング状の第2のシール部材19と、第2のシール部材をスピーカー本体2aの前面側に取り付けるためのリング状の押さえ部材20とを有している。
【0030】
保持部材17は、スピーカー本体2aの外周部にネジ止めにより取り付けられている。具体的に、この保持部材17の外周部には、複数(本実施形態では4つ)の孔部17aが周方向に並んで設けられている。一方、スピーカー本体2aの外周部には、これら複数の孔部17aに対応した複数(本実施形態では4つ)のネジ孔2cが周方向に並んで設けられている。保持部材17は、複数の孔部17aを通して複数のネジ孔2cにビス(図示せず。)を螺合することによって、スピーカー本体2aの外周部に取り付けられている。
【0031】
また、保持部材17の外周面には、雄ネジ部21が設けられている。一方、内筐体9(エンクロージャー3)の内周面には、雄ネジ部21が螺合される雌ネジ部22が設けられている。これにより、スピーカーユニット2は、エンクロージャー3の一端側の開口部3aから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3に対して螺合により取り付けられている。
【0032】
第1のシール部材18は、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。第1のシール部材18は、保持部材17の背面側の外周面に設けられた嵌合凹部17bに嵌合されることによって、保持部材17に取り付けられている。一方、内筐体9には、リング状の張出部23が一端(前面)側の内周面から全周に亘って突出して設けられている。第1のシール部材18は、上述したエンクロージャー3の内側にスピーカーユニット2が取り付けられた際に、張出部23に全周に亘って密着した状態となる。これにより、スピーカーユニット2とエンクロージャー3との間を密閉することが可能となっている。
【0033】
第2のシール部材19は、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。第2のシール部材19は、押さえ部材20によりスピーカー本体2aの前面側の外周部に押し付けられた状態で取り付けられている。
【0034】
押さえ部材20の外周部には、背面側に向かって突出された複数(本実施形態では4つ)のアーム部20aが周方向に並んで設けられている。また、各アーム部20aには、孔部20bが設けられている。一方、スピーカー本体2aの外周部には、これら複数の孔部20bに対応した複数(本実施形態では4つ)のネジ孔2dが周方向に並んで設けられている。押さえ部材20は、第2のシール部材19の内側に嵌め込まれた状態で、複数の孔部20bを通して複数のネジ孔2dにビス(図示せず。)を螺合することによって、第2のシール部材19を挟んでスピーカー本体2aの外周部に取り付けられている。
【0035】
また、第2のシール部材19は、上述したエンクロージャー3の内側にスピーカーユニット2が取り付けられた際に、第1の接合端部13が嵌合される溝部19aを有している。これにより、スピーカーユニット2とエンクロージャー3との間を密閉することが可能となっている。
【0036】
バスレフポート4は、エンクロージャーの他端(後端)側から内側に向かって延長されたポート部4aを有している。バスレフポート4は、エンクロージャー3の他端(後端)側から内側にポート部4aが嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3の中間筐体10に取り付けられている。ポート部4aは、エンクロージャー3の中心軸よりも上方側に僅かにオフセットした状態で配置されている。
【0037】
具体的に、このバスレフポート4は、
図4〜
図8に示すように、中間筐体10の底壁部10cに取り付けられたリング状の固定部材24にネジ止めにより固定されている。固定部材24は、中間筐体10の底壁部10cに溶接により取り付けられている。固定部材24には、複数(本実施形態では4つ)のネジ孔24aが周方向に並んで設けられている。
【0038】
バスレフポート4は、エンクロージャー3の他端側の開口部3bを閉塞する栓部4bを有している。栓部4bは、ポート部4aの基端(後端)側の周囲を囲むように設けられている。栓部4bには、複数のネジ孔24aに対応した複数(本実施形態では4つ)の孔部4cが周方向に並んで設けられている。これにより、バスレフポート4は、複数の孔部4cを通して複数のネジ孔24aにビス25を螺合することによって、固定部材24に固定されている。
【0039】
また、栓部4bには、スピーカーユニット2のアナログ入力端子26が設けられている。また、エンクロージャー3の内側には、図示を省略するものの、スピーカーユニット2とアナログ入力端子26とを接続する配線コードが引き回されている。さらに、配線コードには、クッション材が巻き付けられている。
【0040】
ヒンジ部5は、
図1〜
図5に示すように、エンクロージャー3側に取り付けられた一方の半リング部材5aと、台座部6側に取り付けられた他方の半リング部材5bとの互いの両端が左右一対の軸受部5cを介して連結された構造を有している。
【0041】
一方の半リング部材5aは、エンクロージャー3の後端に位置して、固定部材24にネジ止めにより固定されている。他方の半リング部材5bは、台座部6の後端の上部にネジ止めにより固定されている。軸受部5cは、一方の半リング部材5aと他方の半リング部材5bとの間を段階的又は連続的(本実施形態では段階的)に軸回りの角度を調整可能に支持している。
【0042】
これにより、本実施形態のスピーカー装置1では、
図1に示す台座部6に対してエンクロージャー3が凹部6aに接した状態で支持される位置と、
図2に示す台座部6に対してエンクロージャー3が凹部6aから離間して傾斜した状態で支持される位置との間で、エンクロージャー3の傾斜する角度が調整自在とされている。
【0043】
台座部6は、
図1〜
図3に示すように、例えばマグネシウム合金などの電磁波遮蔽性に優れた筐体により形成されている。また、台座部6の上面には、エンクロージャー3の外周面に対応して湾曲した曲面からなる凹部6aが設けられている。
【0044】
台座部6の内部には、電源回路基板と、DACなどのデジタルアンプ、重しなどが配置されている。台座部6の前面には、電源のON/OFFを切り替える電源スイッチ27や、電源のON/OFFを表示する電源ランプ28と、音量を調整するボリュームスイッチ29が設けられている。
【0045】
一方、台座部6の背面には、アナログ出力端子30やAC入力端子31、外部入力端子32が設けられている。スピーカー装置1では、アナログ出力端子30とアナログ入力端子26との間がスピーカーコード(図示せず。)に接続されている。また、AC入力端子31にACアダプタ(図示せず。)を接続することによって、外部からの電力供給が可能となっている。さらに、外部入力端子32を介して外部機器と接続することが可能となっている。
【0046】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1では、スピーカーユニット2の背面側から放出される低音の位相を反転させて、バスレフポート4からエンクロージャー3の外部へと放出することによって、低音再生を強化することが可能である。
【0047】
一方、本実施形態のスピーカー装置1では、スピーカーユニット2の背面側から放出される音響によってエンクロージャー3の内筐体9が振動しても、真空層11によって内筐体9から外筐体8への振動の伝播が阻止される。これにより、エンクロージャー3を介して外部に伝播する不要な振動を抑制することが可能である。
【0048】
また、本実施形態のスピーカー装置1では、本実施形態の真空二重構造体3Aからなるエンクロージャー3を用いることによって、このエンクロージャー3の小型化及び軽量化を図ることが可能である。
【0049】
すなわち、本実施形態の真空二重構造体3Aでは、外筐体8に脱気孔を設けることなく、外筐体8と内筐体9との間に周方向の厚みが均一となる真空層11を設けることが可能である。これにより、内圧(真空圧)と外圧(大気圧)の差により外筐体2及び内筐体3に対して常に張力が加わった状態となり、これら外筐体2及び内筐体3の機械的強度が増すことになる。したがって、この真空二重構造体3Aの剛性を高めつつ、エンクロージャー3の小型化及び軽量化を図ることが可能である。
【0050】
また、本実施形態のスピーカー装置1では、エンクロージャー3の中間筐体10にバスレフポート4を簡便に取り付けることができ、この中間筐体10に取り付けられた固定部材24を介してバスレフポート4を適切に固定することが可能である。
【0051】
なお、本発明は、上記スピーカー装置1の構成に必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記スピーカー装置1では、エンクロージャー3の一端(前端)側にスピーカーユニット2が取り付けられ、エンクロージャー3の他端(後端)側にバスレフポート4が取り付けられた構成となっているが、エンクロージャー3の他端(後端)側には、スピーカーユニット2以外の機能部品を取り付けた構成とすることが可能である。また、機能部品(他の部材)は、中間筐体10に取り付けられた固定部材24により固定することが可能である。
【0052】
以下、本発明の第2〜第6の実施形態として、例えば
図10〜
図14に示すスピーカー装置1A〜1Eについて具体的に説明する。なお、以下の説明では、上記スピーカー装置1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
【0053】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば
図10に示すスピーカー装置1Aについて説明する。なお、
図10は、スピーカー装置1Aのエンクロージャー3にスピーカーユニット2及びパッシブラジエター33が取り付けられた状態を示す断面図である。
【0054】
本実施形態のスピーカー装置1Aは、
図10に示すように、エンクロージャー3の他端(後端)側に、機能部品として、上記バスレフポート4の代わりに、パッシブラジエター33が取り付けられた構成を有している。それ以外は、上記スピーカー装置1と基本的に同じ構成を有している。
【0055】
具体的に、このパッシブラジエター33は、スピーカーユニット2の背面側から放出される音響の振動(背圧)を駆動ユニットを持たない振動板(ドローンコーン)に伝えることによって、低音を増強させるものである。
【0056】
パッシブラジエター33は、その背面側をエンクロージャーの内側に向けた状態で、エンクロージャー3の他端側の開口部3bから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3の中間筐体10に取り付けられている。また、パッシブラジエター33は、中間筐体10に取り付けられた固定部材24にネジ止めにより固定されている。
【0057】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1Aでは、エンクロージャー3の他端(後端)側にパッシブラジエター33を取り付けることによって、低音再生を強化することが可能である。さらに、エンクロージャー3に本実施形態の真空二重構造体3Aを採用することで、上記スピーカー装置1と同様の効果を得ることが可能である。
【0058】
また、本実施形態のスピーカー装置1Aでは、エンクロージャー3の中間筐体10にパッシブラジエター33を簡便に取り付けることができ、この中間筐体10に取り付けられた固定部材24を介してパッシブラジエター33を適切に固定することが可能である。
【0059】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、例えば
図11に示すスピーカー装置1Bについて説明する。なお、
図11は、スピーカー装置1Bのエンクロージャー3にスピーカーユニット2及びツイーター34が取り付けられた状態を示す断面図である。
【0060】
本実施形態のスピーカー装置1Bは、
図11に示すように、エンクロージャー3の他端(後端)側に、機能部品として、上記バスレフポート4の代わりに、ツイーター34が取り付けられた構成を有している。それ以外は、上記スピーカー装置1と基本的に同じ構成を有している。
【0061】
具体的に、このツイーター34は、スピーカーユニット2よりも高音を発するスピーカーユニットである。ツイーター34は、その背面側をエンクロージャー3の内側に向けた状態で、エンクロージャー3の他端側の開口部3bから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3の中間筐体10に取り付けられている。また、ツイーター34は、中間筐体10に取り付けられた固定部材24にネジ止めにより固定されている。
【0062】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1Bでは、エンクロージャー3の他端(後端)側にツイーター34を取り付けることによって、高音再生を強化することが可能である。また、エンクロージャー3に本実施形態の真空二重構造体3Aを採用することで、上記スピーカー装置1と同様の効果を得ることが可能である。
【0063】
また、本実施形態のスピーカー装置1Bでは、エンクロージャー3の中間筐体10にツイーター34を簡便に取り付けることができ、この中間筐体10に取り付けられた固定部材24を介してツイーター34を適切に固定することが可能である。
【0064】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として、例えば
図12に示すスピーカー装置1Cについて説明する。なお、
図12は、スピーカー装置1Cのエンクロージャー3にスピーカーユニット2及び配線取付部材35が取り付けられた状態を示す断面図である。
【0065】
本実施形態のスピーカー装置1Cは、
図12に示すように、エンクロージャー3の他端(後端)側に、機能部品として、上記バスレフポート4の代わりに、配線取付部材35が取り付けられた構成を有している。それ以外は、上記スピーカー装置1と基本的に同じ構成を有している。
【0066】
具体的に、この配線取付部材35は、スピーカーユニット2と接続された配線コード36をエンクロージャー3の他端(後端)側から外部へと引き回すためのものである。配線取付部材35は、配線コード36を保持した状態で、エンクロージャー3の他端側の開口部3bから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3の中間筐体10に取り付けられている。また、配線取付部材35は、中間筐体10に取り付けられた固定部材24にネジ止めにより固定されている。
【0067】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1Cでは、エンクロージャー3の他端(後端)側に配線取付部材35を取り付けることによって、配線コード36をエンクロージャー3の他端(後端)側から外部へと引き回すことが可能である。また、エンクロージャー3に本実施形態の真空二重構造体3Aを採用することで、上記スピーカー装置1と同様の効果を得ることが可能である。
【0068】
また、本実施形態のスピーカー装置1Cでは、エンクロージャー3の中間筐体10に配線取付部材35を簡便に取り付けることができ、この中間筐体10に取り付けられた固定部材24を介して配線取付部材35を適切に固定することが可能である。
【0069】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態として、例えば
図13に示すスピーカー装置1Dについて説明する。なお、
図13は、スピーカー装置1Dのエンクロージャー3がブラケット37を介して壁面Hに取り付けられた状態を示す断面図である。
【0070】
スピーカー装置1Dは、
図13に示すように、エンクロージャー3の中間筐体10が取り付けられた側を一端(前端)側として、このエンクロージャー3の一端(前端)側にスピーカーユニット2が取り付けられ、エンクロージャー3の他端(後端)側にバスレフポート4が取り付けられた構成となっている。
【0071】
スピーカーユニット2は、その背面側をエンクロージャーの内側に向けた状態で、エンクロージャー3の一端側の開口部3bから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3の中間筐体10に取り付けられている。スピーカーユニット2は、中間筐体10に取り付けられた固定部材24にネジ止めにより固定されている。
【0072】
バスレフポート4は、エンクロージャー3の他端(後端)側から内側にポート部4aが嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3に対して螺合により取り付けられている。このため、バスレフポート4の外周面には、雌ネジ部22と螺合される雄ネジ部4dが設けられている。
【0073】
また、本実施形態のスピーカー装置1Dは、中間筐体10に取り付けられたブラケット(他の部材)37を介してエンクロージャー3が壁面Hに取り付けられた構成となっている。ブラケット37は、中間筐体10の底壁部10cに溶接により取り付けられている。
【0074】
ブラケット37は、スピーカーユニット2の前面を外部に臨ませる円形状の開口部37aと、この開口部37aの周囲に並んで設けられた複数の孔部(図示せず。)とを有している。エンクロージャー3は、各孔部を通して壁面Hを貫通するボルト38にナット(図示せず。)を締結することによって、開口部37aに合わせて開口した壁面Hに取り付けられている。
【0075】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1Dでは、台座部6を省略し、壁面Hに取り付けて使用することが可能である。また、エンクロージャー3に本実施形態の真空二重構造体3Aを採用することで、上記スピーカー装置1と同様の効果を得ることが可能である。
【0076】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態として、例えば
図14に示すスピーカー装置1Eについて説明する。なお、
図14は、スピーカー装置1Dのエンクロージャー3がブラケット37を介して壁面Hに取り付けられた状態を示す断面図である。
【0077】
スピーカー装置1Eは、
図14に示すように、バスレフポート4を省略し、エンクロージャー3の中間筐体10が取り付けられた側を一端(前端)側として、このエンクロージャー3の他端(後端)側にスピーカーユニット2が取り付けられた構成となっている。
【0078】
スピーカーユニット2は、その前面側をエンクロージャー3の内側に向けた状態で、エンクロージャー3の後端側の開口部3aから内側に嵌め込まれた状態で、エンクロージャー3に螺合により取り付けられている。
【0079】
また、本実施形態のスピーカー装置1Eは、中間筐体10に取り付けられたブラケット(他の部材)37を介してエンクロージャー3が壁面Hに取り付けられた構成となっている。なお、壁面Hへの取り付け方は、上記
図13に示すスピーカー装置1Dと同じであるため、その説明を省略するものとする。
【0080】
以上のような構成を有する本実施形態のスピーカー装置1Eでは、台座部6を省略し、壁面Hに取り付けて使用することが可能である。また、エンクロージャー3に本実施形態の真空二重構造体3Aを採用することで、上記スピーカー装置1と同様の効果を得ることが可能である。