【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
標的組織を治療するためのシステムであって、前記システムは、
切除デバイスであって、前記切除デバイスは、
近位部分、遠位部分、および前記近位部分から前記遠位部分まで延在する管腔を有する伸長管と、
前記伸長管に搭載され、前記管腔と流体連通している拡張可能治療要素と、
を備える、切除デバイスと、
エネルギーを前記拡張可能治療要素に送達するように構築および配列されたエネルギー送達ユニットと
を備え、
前記システムは、エネルギーの熱用量を前記標的組織に送達するように構築および配列されている、システム。
(項目2)
前記熱用量は、前記治療要素の材料の熱伝達性質、前記標的組織の熱伝達性質、前記治療要素と前記標的組織との間の界面における熱伝達係数、およびそれらの組み合わせから成る群から選択されるパラメータに基づく、項目1に記載のシステム。
(項目3)
アルゴリズムをさらに備え、前記熱用量は、前記アルゴリズムによって決定される、項目1〜2のいずれかに記載のシステム。
(項目4)
前記アルゴリズムは、患者測定データに基づく、項目3に記載のシステム。
(項目5)
前記システムはさらに、較正ルーチンを行うように構築および配列され、前記患者測定データは、前記較正ルーチンの実施中に収集される、項目4に記載のシステム。
(項目6)
前記システムはさらに、較正ルーチンを行うように構築および配列され、前記アルゴリズムは、前記較正ルーチン中に収集されるデータに基づく、項目3に記載のシステム。
(項目7)
前記熱用量は、前記治療要素に送達される加熱流体の単回ボーラスによって送達される、前記エネルギーを含む、項目1〜6のいずれかに記載のシステム。
(項目8)
前記単回ボーラスは、加熱流体の固定質量を含む、項目7に記載のシステム。
(項目9)
前記システムは、ある圧力または圧力の範囲で前記単回ボーラスを維持するように構築および配列されている、項目7に記載のシステム。
(項目10)
前記システムは、前記治療要素の圧力および/または直径に基づいて、前記単回ボーラスを送達するように構築および配列されている、項目7に記載のシステム。
(項目11)
前記熱用量は、一連の単回ボーラス加熱流体送達を含む、項目1〜10のいずれかに記載のシステム。
(項目12)
前記熱用量は、前記治療要素を通して加熱流体を循環させることによって送達される、項目1〜11のいずれかに記載のシステム。
(項目13)
前記加熱流体は、前記治療要素の中、上、および/または付近に比較的一定の温度で維持される、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記加熱流体は、65℃から99℃の間の温度で維持される、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記加熱流体は、水、生理食塩水、パーフッ素化化合物、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、項目13に記載のシステム。
(項目16)
前記熱用量は、エネルギー送達の固定持続時間を含む、項目1〜15のいずれかに記載のシステム。
(項目17)
前記熱用量は、エネルギーの連続的時変送達を含む、項目1〜16のいずれかに記載のシステム。
(項目18)
前記エネルギーの連続的時変送達は、前記治療要素を通して高温流体を再循環させることによって提供される、項目17に記載のシステム。
(項目19)
前記熱用量は、準定常状態温度プロファイルを有する、エネルギーの送達を含む、項目1〜18のいずれかに記載のシステム。
(項目20)
前記熱用量は、ある期間にわたる時間平均温度制御に基づくエネルギー送達を含む、項目1〜19のいずれかに記載のシステム。
(項目21)
前記熱用量は、比較的一定の温度でのエネルギー送達を含む、項目1〜20のいずれかに記載のシステム。
(項目22)
前記エネルギーは、65℃から99℃の間の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目23)
前記エネルギーは、約30秒から60秒にわたって、約65℃の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目24)
前記エネルギーは、約5秒から45秒にわたって、約70℃の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目25)
前記エネルギーは、約3秒から40秒にわたって、約75℃の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目26)
前記エネルギーは、約3秒から30秒にわたって、約80℃の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目27)
前記エネルギーは、約3秒から20秒にわたって、約90℃の温度の流体から送達される、項目21に記載のシステム。
(項目28)
前記システムは、エネルギーの複数の熱用量を前記標的組織に送達するように構築および配列されている、項目1〜27のいずれかに記載のシステム。
(項目29)
第1の用量は、第1の組織場所に送達され、第2の用量は、前記第1の組織場所に送達される、項目28に記載のシステム。
(項目30)
第1の用量は、第1の組織場所に送達され、第2の用量は、第2の組織場所に送達される、項目28に記載のシステム。
(項目31)
前記システムは、切除パラメータを測定し、前記測定に基づいて前記熱用量を調整するように構築および配列されている、項目1〜30のいずれかに記載のシステム。
(項目32)
前記システムは、前記治療要素の中の高温流体の前記温度を測定するように構築および配列されている、項目31に記載のシステム。
(項目33)
前記システムは、較正手順を行って温度減衰をモデル化するように構築および配列されている、項目31に記載のシステム。
(項目34)
前記システムはさらに、較正ルーチンを行うように構築および配列されている、項目1〜33のいずれかに記載のシステム。
(項目35)
前記較正ルーチンは、較正ボーラスの送達を含む、項目34に記載のシステム。
(項目36)
前記較正ルーチンは、前記治療要素への流体の送達を含み、前記流体は、組織切除を引き起こすレベルを下回る温度の流体を含む、項目34に記載のシステム。
(項目37)
前記システムはさらに、前記標的組織に存在する残留熱を監視するように構築および配列されている、項目1〜36のいずれかに記載のシステム。
(項目38)
流入ポートと、流出ポートとをさらに備え、前記流入ポートおよび流出ポートは、前記治療要素と流体連通している、項目1〜37のいずれかに記載のシステム。
(項目39)
前記システムは、前記熱用量温度が、修正された標的温度への変更を開始して15秒以内に前記修正された標的温度の90%に達するような熱応答時間を有する、項目1〜38のいずれかに記載のシステム。
(項目40)
前記熱用量は、十二指腸漿膜への損傷を回避しながら、十二指腸粘膜を切除するように構築および配列されている、項目1〜39のいずれかに記載のシステム。
(項目41)
前記熱用量は、非標的組織への損傷を回避しながら、標的組織を切除するように構築および配列されている、項目1〜40のいずれかに記載のシステム。
(項目42)
前記拡張可能治療要素は、バルーンを備える、項目1〜41のいずれかに記載のシステム。
(項目43)
前記バルーンは、柔軟バルーンを備える、項目42に記載のシステム。
(項目44)
前記バルーンは、非柔軟バルーンを備える、項目42に記載のシステム。
(項目45)
前記拡張可能治療要素は、複数のバルーンを備える、項目1〜44のいずれかに記載のシステム。
(項目46)
前記拡張可能治療要素は、閾値圧力を上回る加圧後に、最初に拡張するように構築および配列されている、項目1〜45のいずれかに記載のシステム。
(項目47)
前記システムはさらに、前記拡張可能治療要素を熱的に準備するように構築および配列されている、項目1〜46のいずれかに記載のシステム。
(項目48)
前記システムはさらに、前記拡張可能治療要素を急速に膨張させるように構築および配列されている、項目1〜47のいずれかに記載のシステム。
(項目49)
前記システムは、前記治療要素から離して前記標的組織を移動させ、前記標的組織へのエネルギーの送達を停止するように構築および配列されている、項目1〜48のいずれかに記載のシステム。
(項目50)
前記システムは、前記治療要素に向かって前記標的組織を移動させ、前記標的組織へのエネルギーの送達を開始するように構築および配列されている、項目1〜49のいずれかに記載のシステム。
(項目51)
前記拡張可能治療要素は、透過性である少なくとも一部分を備える、項目1〜50のいずれかに記載のシステム。
(項目52)
前記伸長管の近位部分から前記伸長管の遠位部分まで延在する第2の管腔をさらに備え、前記第2の管腔は、前記拡張可能治療要素と流体連通している、項目1〜51のいずれかに記載のシステム。
(項目53)
近位部分、遠位部分、および前記近位部分から前記遠位部分まで延在する管腔を有する第2の伸長管をさらに備える、項目1〜52のいずれかに記載のシステム。
(項目54)
前記伸長管、前記伸長管の前記管腔、および前記治療要素のうちの少なくとも1つの圧潰を防止するように構築および配列された半径方向支持構造をさらに備える、項目1〜53のいずれかに記載のシステム。
(項目55)
前記エネルギー送達ユニットは、流体加熱器を備える、項目1〜54のいずれかに記載のシステム。
(項目56)
前記エネルギー送達ユニットは、流体ポンプを備える、項目1〜55のいずれかに記載のシステム。
(項目57)
センサをさらに備える、項目1〜56のいずれかに記載のシステム。
(項目58)
前記熱用量の送達を修正するように構築および配列されたコントローラをさらに備える、項目1〜57のいずれかに記載のシステム。
(項目59)
前記拡張可能治療要素内で流体混合を引き起こすように構築および配列された流体混合アセンブリをさらに備える、項目1〜58のいずれかに記載のシステム。
(項目60)
前記システムはさらに、陰圧プライミングアセンブリを備える、項目1〜59のいずれかに記載のシステム。
(項目61)
前記拡張可能治療要素を縦方向に位置付けるように構築および配列された運動伝達要素をさらに備える、項目1〜60のいずれかに記載のシステム。
(項目62)
第2の治療要素をさらに備える、項目1〜61のいずれかに記載のシステム。
(項目63)
標的組織を治療する方法であって、
拡張可能治療要素を備える切除デバイスを提供することと、
前記拡張可能治療要素から標的組織へエネルギーを送達することによって、熱用量を前記標的組織に送達することと
を含み、
前記熱用量は、
前記治療要素と前記標的組織との間の並置を調整することによって決定されるエネルギーの量、
前記治療要素に接触する前記標的組織の直径を縮小することによって開始される熱用量、
流体の単回ボーラスによって送達されるエネルギーの量、
ある持続時間にわたって所定の温度で維持される流体によって送達されるエネルギーの量、
所定の持続時間にわたって所定の温度で維持される流体によって送達されるエネルギーの量、
および、
プライミング手順が行われた後に送達される熱用量
のうちの1つ以上を含む、方法。
(項目64)
標的組織を治療するための方法であって、
小腸に治療デバイスのバルーンを挿入することと、
加熱流体で前記バルーンを膨張させることと、
切除熱用量を前記標的組織に送達することと、
送達される流体の温度、圧力、および/または流速を測定および制御することと、
膨張サイクル内または間の時間の関数として、温度、流速、および/または他のパラメータを測定することと、
治療の進行を評価し、必要に応じて調整を行うように、解釈アルゴリズムを収集されたデータに適用することと、
1つまたはいくつかの膨張サイクルの間に、腸の所望の部分の腸粘膜の実質的に全体の切除を達成するために十分な期間にわたって、前記膨張したバルーンを前記腸粘膜と接触させて維持することと
を含む、方法。
(要約)
本発明の概念の一側面によると、標的組織を治療するためのシステムは、切除デバイスと、エネルギー送達ユニットとを備える。切除デバイスは、近位部分、遠位部分、および近位部分から遠位部分まで延在する管腔を有する伸長管を備える。切除デバイスはさらに、伸長管に搭載され、管腔と流体連通している、拡張可能治療要素を備える。エネルギー送達ユニットは、エネルギーを治療要素に送達するように構築および配列される。本システムは、エネルギーの熱用量を標的組織に送達するように構築および配列される。
【0009】
熱用量は、標的組織の治療に先立って、および/または治療中に決定されてもよい。熱用量は、治療要素の材料の熱伝達性質、標的組織の熱伝達性質、治療要素と標的組織との間の界面における熱伝達係数、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される1つ以上のパラメータ等の、1つ以上のパラメータに基づいてもよい。
【0010】
本システムは、アルゴリズムを備えてもよく、熱用量は、アルゴリズムによって決定される。アルゴリズムは、標的組織の中への熱の伝達のモデルを含んでもよい。アルゴリズムは、標的組織の中、または標的組織に近接する組織潅流を考慮してもよい。アルゴリズムは、本システムに統合された較正ルーチンの実施中に収集されるデータ等の患者測定データに基づいてもよい。アルゴリズムは、多数のヒトおよび/または他の哺乳類対象からのデータに基づいてもよい。
【0011】
熱用量は、治療要素に送達される加熱流体の単回ボーラスによって送達される、エネルギーを含んでもよい。単回ボーラスは、加熱流体の固定質量を含んでもよく、単回ボーラスは、特定の圧力または圧力の範囲で維持されてもよい。単回ボーラス圧力または圧力範囲は、熱プロファイルを維持すること、治療要素を所望の直径に拡張すること、標的組織を所望の直径に拡張すること、標的組織を膨張させること、粘膜層等の標的組織の層を圧縮すること、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、機能を提供するように選択されてもよい。単回ボーラスは、治療要素の圧力および/または直径に基づく単回ボーラス質量を含んでもよい。
【0012】
熱用量は、一連の単回ボーラス加熱流体送達を含んでもよい。代替として、または加えて、熱用量は、治療要素の中および外に送達される加熱流体を循環させるステップを含んでもよい。連続的に送達される加熱流体は、比較的一定の温度で、および/または様々な温度で維持されてもよい。いくつかの実施形態では、送達される流体は、65℃から99℃の間の温度で維持される。いくつかの実施形態では、流体は、第1の期間にわたって、および/または第1の容量について、第1の温度で送達され、流体は、第2の期間にわたって、および/または第2の容量について、異なる第2の温度で送達される。送達される加熱流体は、生体適合性流体であってもよい。送達される加熱流体は、水、生理食塩水、パーフッ素化化合物、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される流体等の液体、ガス、またはゲルを含んでもよい。
【0013】
熱用量は、エネルギー送達の固定持続時間を含んでもよい。代替として、または加えて、熱用量は、エネルギーの連続的時変送達を含んでもよい。エネルギーの連続的時変送達は、治療要素を通して高温流体を再循環させることによって提供されてもよい。治療要素の中に、および/または治療要素に近接して位置付けられる加熱要素等の、加熱要素が、循環流体を加熱するように含まれてもよい。エネルギーの連続的時変送達は、本システムが第1の流体源および第2の流体源を含み、第1の流体源が第2の流体源とは異なる温度で流体を提供するとき等に、治療要素の中の流体の周期的熱希釈を含んでもよい。
【0014】
熱用量は、準定常状態温度プロファイルを有する、エネルギーの送達を含んでもよい。これらの実施形態では、熱用量は、45℃と50℃の間で維持される流体によって送達されるエネルギーを含んでもよい。これらの実施形態では、流体は、治療要素の中で再循環させられてもよい。本システムは、治療要素の中へのエネルギー伝達の時間割合を監視することによって、標的組織切除の進行を監視するように構成されてもよい。
【0015】
熱用量は、ある期間にわたる時間平均温度制御に基づくエネルギー送達を含んでもよい。
【0016】
熱用量は、比較的一定の温度で送達されるエネルギーを含んでもよい。いくつかの実施形態では、熱用量は、65℃から99℃の間の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。いくつかの実施形態では、熱用量は、約30秒から60秒にわたって、約65℃の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。いくつかの実施形態では、熱用量は、約5秒から45秒にわたって、約70℃の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。いくつかの実施形態では、熱用量は、約3秒から40秒にわたって、約75℃の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。いくつかの実施形態では、熱用量は、約3秒から30秒にわたって、約80℃の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。いくつかの実施形態では、熱用量は、約3秒から20秒にわたって、約90℃の温度の流体から送達されるエネルギーを含む。
【0017】
本システムは、複数のエネルギーの熱用量を標的組織に送達するように構築および配列されてもよい。第1の用量は、第1の組織場所に送達され、第2の用量は、第2の組織場所に送達されてもよい。第1の用量は、第1の温度で送達され、第2の用量は、第1の用量の温度に類似する、または類似しない温度で送達されてもよい。いくつかの実施形態では、第2の用量温度は、第1の用量温度より増分的に高い。第1の用量は、第1の期間にわたって適用されてもよく、第2の用量は、第2の期間にわたって適用されてもよく、第1および第2の期間は、類似する、または類似しない時間の長さである。本システムは、温度、持続時間、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、1つ以上のパラメータ等の、第1の熱用量送達と第2の熱用量送達との間の1つ以上のパラメータを修正するように構築および配列されてもよい。
【0018】
本システムは、1つ以上の切除パラメータを測定し、この測定に基づいて熱用量を調整するように構築および配列されてもよい。測定される切除パラメータは、治療要素の中、上、および/または付近の温度の温度減衰、標的組織の温度、標的組織に近接する組織の温度、非標的組織の温度、治療要素の中の流体の温度、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、パラメータであってもよい。本システムは、測定に基づいてエネルギーの送達を停止するように構成されてもよい。本システムは、温度減衰をモデル化するため等に、較正手順を行うように構成されてもよい。
【0019】
本システムは、較正ルーチンを行うように構築および配列されてもよい。較正ルーチンは、較正ボーラスの送達を含んでもよい。較正ルーチンは、41℃を下回る温度等の、組織切除を引き起こすであろうレベルを下回る温度で送達される流体等の流体の治療要素への送達を含んでもよい。本システムは、1つ以上の熱用量パラメータを決定するために使用されるアルゴリズム等の、較正ルーチン中に収集される情報に基づくアルゴリズムを備えてもよい。熱用量パラメータは、熱用量の温度、熱用量の温度プロファイル、熱用量の持続時間、熱用量中に印加される圧力、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、1つ以上のパラメータを含んでもよい。
【0020】
本システムは、標的組織に存在する残留熱を監視するように構築および配列されてもよい。残留熱は、エネルギーの第1の送達とエネルギーの第2の送達との間で測定されてもよい。本システムは、治療要素上に位置付けられる少なくとも1つのセンサ等の、センサを含んでもよい。少なくとも1つのセンサからの信号が、残留熱を測定するために使用されてもよい。
【0021】
本システムは、切除デバイスの1つ以上の管腔に流体的に取り付けられる流入ポートおよび/または流出ポート等の、流入ポートおよび流出ポートを含んでもよい。いくつかの実施形態では、流入ポートが、第1の圧力で維持される一方で、流出ポートは、第1の圧力より小さい第2の圧力で維持される。いくつかの実施形態では、流入ポートは、流体送達源(例えば、陽圧の流体源)に取り付けられ、流出ポートは、陰圧源に取り付けられる。
【0022】
本システムは、治療要素を膨張させて標的温度を達成する応答時間、および/または治療要素が修正された標的温度を達成するための応答時間等の、迅速熱応答時間を有してもよい。いくつかの実施形態では、迅速熱応答時間は、修正された標的温度への変更の開始の15秒以内に所望の修正された標的温度の90%に達する、熱用量を含む。いくつかの実施形態では、迅速熱応答時間は、治療要素の膨張を開始して5秒以内に生じる、所望の標的温度の90%までの熱用量温度の上昇を含む。
【0023】
熱用量は、十二指腸筋固有層または漿膜への損傷を回避しながら、十二指腸粘膜を切除するように構築および配列されてもよい。熱用量は、中空器官の1つ以上の外層への損傷を回避しながら、中空器官の組織の1つ以上の内層を切除するように構築および配列されてもよい。熱用量は、非標的組織への損傷を回避しながら、標的組織を切除するように構築および配列されてもよい。
【0024】
本システムは、標的組織に接触するように治療要素を拡張することに先立って、治療要素の中の流体の温度を上昇させるように構築および配列されてもよい。
【0025】
治療要素は、バルーンを備えてもよい。バルーンは、柔軟バルーンまたは非柔軟バルーンを備えてもよい。治療要素は、複数の個別に拡張可能なバルーン、および/または流体で個別に充填することができる複数のバルーン等の、複数のバルーンを備えてもよい。
【0026】
治療要素は、複数のチャンバを有するバルーンを備えてもよい。いくつかの実施形態では、外側チャンバが、内側チャンバを少なくとも部分的に包囲する。内側チャンバおよび/または外側チャンバは、熱用量を送達するように構成される高温流体で充填されてもよい。いくつかの実施形態では、外側チャンバは、高温流体で充填され、内側チャンバは、治療要素を半径方向に拡張するために使用される他の流体で充填される。
【0027】
治療要素は、内部に印加される圧力が閾値圧力を超えた後に、最初に拡張するように構築および配列されてもよい。この圧力閾値治療要素は、治療要素が切除デバイスの流入ポートおよび流出ポートに流体的に取り付けられ、流入ポートが流出ポート圧力を上回るが治療要素閾値圧力を下回る圧力で維持されるとき等、この閾値圧力を下回る圧力で高温流体を送達することによって、予熱されてもよい。流入ポート圧力が、室内圧力を上回り得る一方で、流出ポート圧力は、室内圧力を下回る。拡張可能治療要素は、閾値圧力を上回る加圧が、薄くなる治療要素の壁、および/または治療要素と標的組織との間の増加する並置によって引き起こされる増加等、治療要素から標的組織への熱伝達率を増加させるように構成されてもよい。
【0028】
本システムは、拡張可能治療要素を熱的に準備するように構築および配列されてもよい。熱プライミングは、治療要素を完全または部分的に拡張させるであろう圧力を下回る圧力で加熱流体を送達するステップを含んでもよい。切除デバイスは、熱プライミング流体を供給するために使用される入口ポートを含んでもよい。切除デバイスは、熱プライミング流体を排出するために使用される出口ポートを含んでもよい。
【0029】
本システムは、10秒以内に治療要素を膨張させる等、拡張可能治療要素を急速に膨張させるように構築および配列されてもよい。本システムは、10秒以内に治療要素を収縮させる等、拡張可能治療要素を急速に収縮させるように構築および配列されてもよい。
【0030】
本システムは、標的組織移動の開始からわずか10秒の期間内等に、治療要素から離して標的組織を移動させ、標的組織への熱用量の送達を停止するように構築および配列されてもよい。組織移動は、本システムによって送達される吹送流体によって引き起こされ得る。代替として、または加えて、組織移動は、拡張可能ケージおよび/またはバルーンを備える組織マニピュレータ等の、システムの組織マニピュレータアセンブリによって引き起こされ得る。
【0031】
本システムは、標的組織移動の開始からわずか10秒の期間内等に、治療要素に向かって標的組織を移動させ、標的組織へのエネルギーの送達を開始するように構築および配列されてもよい。組織移動は、内視鏡の管腔または出口ポートを通して等、システムの管腔および/または出口ポートを通して陰圧を印加することによって等、標的組織に近接している流体を除去することによって引き起こされ得る。
【0032】
本システムは、拡張可能治療要素と標的組織との間のエネルギーの伝達を向上させるように構築および配列される、エネルギー伝達修正要素を備えてもよい。エネルギー伝達修正要素は、金属コーティング、ヒドロゲル、およびこれらの組み合わせから成る群から選択されるコーティング等の、コーティングを備えてもよい。いくつかの実施形態では、拡張可能治療要素は、壁と、壁の少なくとも一部分内に位置付けられるエネルギー伝達修正要素とを備える。エネルギー伝達修正要素は、ワイヤメッシュ、表面テクスチャ、組織と互いに噛み合う1つ以上の突起等の1つ以上の表面突起、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される要素を備えてもよい。
【0033】
拡張可能治療要素は、透過性膜部分等の、透過性である少なくとも一部分を備えてもよい。透過性部分は、加熱された生体適合性流体を標的組織に送達することによって等、流体を標的組織に送達するように構築および配列されてもよい。
【0034】
切除デバイスの伸長管は、第1の管腔を介して拡張可能治療要素の中へ流体を送達し、第2の管腔を介して拡張可能治療要素から抽出することができるように、同様に拡張可能治療要素と流体連通している第2の管腔等の、複数の管腔を備えてもよい。拡張可能治療要素を能動的に膨張および/または収縮させるために、第1および第2の管腔に接続されたポートを介して等、第1および第2の管腔内の圧力調節を使用することができる。圧力調節はまた、拡張可能治療要素を通る流量を正確に制御するために使用することもできる。
【0035】
本システムは、切除デバイスの第2の伸長管等の第2の伸長管を含んでもよい。第2の伸長管は、近位部分と、遠位部分と、近位部分から遠位部分まで延在する管腔とを含んでもよい。第2の伸長管は、第1の伸長管によって摺動して受容されるため等に、第1の伸長管内に位置付けられてもよい。代替として、第2の伸長管は、第1の伸長管と並んだ構成で位置付けられてもよい。第1の伸長管および/または第2の伸長管は、第1および/または第2の伸長管によって治療要素の中へ送達される流動パターンを送達するため等に、前進または後退させられるように構成されてもよい。第2の伸長管は、治療要素から流体(例えば、第1の伸長管によって送達される流体)を抽出するように構成されるポートを含んでもよく、抽出ポートは、熱プライミング手順または熱用量の送達中等に、治療要素内の所望の流動力学を引き起こすため等に、治療要素の近位に位置付けられてもよく、または位置付け可能であり得る。
【0036】
本システムは、伸長管、切除デバイスの管腔、および/または治療要素の圧潰を防止するように切除デバイス内に位置付けられる1つ以上の半径方向支持構造等の、1つ以上の半径方向支持構造を備えてもよい。熱プライミング手順および/または治療要素からの熱用量流体の排出中等の高流量流体抽出事象中に、半径方向圧潰が防止させられる必要があり得る。
【0037】
本システムは、治療要素から流体を排出するよう開放されるように構築および配列される弁等の、1つ以上の弁を備えてもよい。弁は、第1の管腔が流体で治療要素を充填するために使用され、第2の管腔が治療要素から流体を排出するために使用されるとき等に、治療要素内に、または伸長管の1つ以上の管腔内に位置付けられてもよい。
【0038】
本システムは、組織に対して拡張可能治療要素を位置付けるように構築および配列される、位置付けアセンブリを備えてもよい。位置付けアセンブリは、拡張可能ケージと、展開シャフトとを含んでもよい。浮動管が、展開シャフトの後退によって後退させられるため等に、拡張可能ケージに接続され、切除デバイスによって摺動して受容されてもよい。位置付けアセンブリは、バルーンまたはケージ等の半径方向に拡張可能な要素、および/または半径方向に展開可能なアーム等の半径方向に延長可能な要素を備えてもよい。位置付けアセンブリは、管腔の幾何学的中心に、または管腔の中で中心を外れて、治療要素を位置付けるため等に、管状組織内に治療要素を位置付けるように構築および配列されてもよい。位置付けアセンブリは、組織から離して、および/または組織と接触して、治療要素を位置付けるように構成されてもよい。位置付けアセンブリは、位置付けアセンブリの1つ以上の要素を拡張または延長するように構成される、1つ以上の展開シャフトを備えてもよい。位置付けアセンブリは、治療要素の近位に、治療要素の遠位に、治療要素と同一の縦方向位置に、またはこれらの組み合わせで位置付けられてもよい。位置付けアセンブリは、5秒以内または1秒以内に生じる運動等、組織から離して治療要素を移動させるように構成されてもよい。
【0039】
本システムは、加熱流体を含有するシリンジまたは他の容器等のエネルギー送達ユニットを含んでもよい。エネルギー送達ユニットは、伸長管内、治療要素内、切除デバイスの外部、またはこれらの組み合わせから成る群から選択される場所に位置付けられる流体加熱器等の、1つ以上の流体加熱器を含んでもよい。エネルギー送達ユニットは、治療要素に、および/または治療要素から、流体を送達および/または除去するポンプ等の、流体ポンプを含んでもよい。エネルギー送達ユニットは、第1の温度の流体の容量、および第2の温度の流体の容量等の、複数の温度の流体を提供してもよい。流体の第2の容量は、治療要素への流体の第1の容量の送達後に、流体の第1の容量を希釈させるため等に、流体の第1の容量の温度を変化させる(例えば、上昇または低下させる)ために使用されてもよい。
【0040】
本システムは、エネルギー送達パラメータを修正するように構成される1つ以上のセンサ等のセンサを含んでもよい。修正されるエネルギー送達パラメータは、エネルギーレベル、出力、および温度のうちの1つ以上を含んでもよい。センサは、熱電対、サーミスタ、抵抗温度検出器(RTD)、光高温計、蛍光光度計、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、1つ以上のセンサを含んでもよい。センサは、流体圧力等の圧力、流速、流体温度等の温度、粘度、密度、光学的透明度、組織インピーダンス等のインピーダンス、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、パラメータを測定するように構築および配列される1つ以上のセンサを備えてもよい。代替として、または加えて、センサは、電気インピーダンスおよび熱インピーダンス等の組織インピーダンス、組織の色、組織透明度、組織柔軟性、組織蛍光性、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、パラメータを測定するように構築および配列される1つ以上のセンサを備えてもよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、センサは、拡張可能治療要素と標的組織との間の物理的接触を測定するように構築および配列される、力センサを備える。いくつかの実施形態では、センサは、拡張可能治療要素の上に位置付けられる歪みゲージを備える。いくつかの実施形態では、センサは、標的組織等の組織と接触するため等に、切除デバイスの上に位置付けられる。組織接触センサは、圧力および/または温度センサを備えてもよい。組織接触センサは、治療要素の壁内に、および/または外面上に位置付けられてもよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、センサは、2つ以上の温度センサを備え、少なくとも1つのセンサは、拡張可能治療要素の上に搭載される。
【0043】
本システムは、エネルギー送達、拡張可能治療要素に送達される流体の温度、拡張可能治療要素に送達される流体の流速、拡張可能治療要素に送達される流体の圧力、およびこれらの組み合わせのうちの1つ以上を修正することによって等、熱用量の送達を修正するように構築および配列される、コントローラを備えてもよい。コントローラは、送達される流体の1つ以上の測定された性質、拡張可能治療要素の1つ以上の測定された性質、標的組織の1つ以上の測定された性質、およびこれらの組み合わせから成る群から選択されるパラメータに基づいて、温度、流速、および/または圧力を修正してもよい。
【0044】
本システムは、拡張可能治療要素に送達される流体の第1の供給と、拡張可能治療要素に送達される流体の第2の供給とを備えるアセンブリ等の、温度調整アセンブリを含んでもよい。流体の第2の供給は、治療要素の中で、および/または第1の治療要素の近位の場所で、流体の第1の供給と混合させられてもよい。流体の第2の供給は、治療要素内で行われる冷却等、流体の第1の供給を冷却するように構成されてもよい。
【0045】
本システムは、拡張可能治療要素内で流体混合を引き起こすように構築および配列される、流体混合アセンブリを含んでもよい。流体混合アセンブリは、少なくとも1つのノズルおよび/または少なくとも1つの流動指向器を含んでもよい。流体混合アセンブリは、遠位送達ポートを備える流体送達管と、遠位抽出ポートを備える流体抽出管とを備えてもよい。送達ポートおよび抽出ポートは、拡張可能治療要素内で流体混合を引き起こすように位置付けられてもよい。流体送達管および流体抽出管は、流体送達管が流体抽出管内に位置付けられるとき等に、共通管腔であり得る。代替として、流体送達管および流体抽出管は、並んだ配列で位置付けられてもよい。
【0046】
本システムは、陰圧プライミングアセンブリを含んでもよい。切除は、流体経路を備えてもよく、陰圧プライミングアセンブリは、この流体経路から流体を除去するように構成されてもよい。陰圧プライミングアセンブリは、本システムの熱上昇時間を向上させるように構築および配列される。
【0047】
本システムは、拡張可能治療要素を縦方向に位置付けるように構築および配列される、運動伝達要素を含んでもよい。いくつかの実施形態では、標的組織は、第1の組織部分と、第2の組織部分とを含み、運動伝達要素は、治療要素を位置付けて、第1のエネルギー送達において第1の組織部分を治療するように、および第2のエネルギー送達において第2の組織部分および第1の組織部分の副次的部分を治療するように構成される。標的組織は、第3の組織部分を含んでもよく、運動伝達要素は、第3のエネルギー送達において第3の組織部分および第2の組織部分の副次的部分を治療するように構成されてもよい。第1の組織部分および第2の副次的組織は、治療の間に治療される組織の重複がほぼ同一であるとき等に、長さがほぼ等しくあり得る。
【0048】
治療される標的組織は、十二指腸組織を含んでもよい。治療される十二指腸組織は、十二指腸組織の少なくとも全長、十二指腸組織の少なくとも全周、十二指腸組織の全粘膜層、およびこれらの組み合わせから成る群から選択されてもよい。
【0049】
本発明の概念のシステムは、第2の治療要素を備える等、複数の治療要素を備えてもよい。いくつかの実施形態では、切除デバイスは、第2の治療要素を含む。他の実施形態では、第2の治療要素は、第2の切除デバイス等の別個のデバイスと一体である。
【0050】
本発明の概念の別の側面によると、標的組織を治療する方法は、切除デバイスを提供するステップと、熱用量を標的組織に送達するステップとを含む。切除デバイスは、拡張可能治療要素を備え、熱用量は、拡張可能治療要素から標的組織へエネルギーを送達するステップを含む。熱用量は、治療要素と標的組織との間の並置を調整することによって決定されるエネルギーの量、治療要素に接触する標的組織の直径を縮小することによって開始される熱用量、流体の単回ボーラスによって送達されるエネルギーの量、ある持続時間にわたって所定の温度で維持される流体によって送達されるエネルギーの量、所定の持続時間にわたって所定の温度で維持される流体によって送達されるエネルギーの量、およびプライミング手順が行われた後に送達される熱用量のうちの1つ以上を含む。
【0051】
本方法はさらに、連続的および/または順次に治療される複数の標的組織部分等の治療される標的組織の選択を含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1の標的組織部分は、第1の熱用量を受容し、第2の標的部分は、第2の熱用量を受容する。
【0052】
本方法はさらに、身体アクセスデバイスの中への切除デバイスの挿入を含んでもよい。身体アクセスデバイスは、内視鏡を備えてもよい。
【0053】
本方法はさらに、標的組織に近接して治療要素を位置付けるステップを含んでもよい。
【0054】
本方法はさらに、切除デバイスの少なくとも一部分への陰圧の印加を含む熱プライミング手順等の、熱プライミング手順を行うステップを含んでもよい。
【0055】
本方法はさらに、陰圧プライミング手順を行うステップを含んでもよい。陰圧プライミング手順は、切除デバイスから非切除温度の液体等の液体を除去してもよい。陰圧プライミング手順は、切除デバイスから気泡を除去してもよい。
【0056】
熱用量はさらに、治療要素へ、および治療要素からの流体の連続流を含んでもよい。本方法はさらに、この流体の連続流を治療要素に提供するように構成される流体送達デバイスに切除デバイスの流体流入ポートを取り付けるステップを含んでもよい。加えて、本方法はさらに、治療要素から流体の連続流を除去するように構成される陰圧源に切除デバイスの流体流出ポートを取り付けるステップを含んでもよい。治療要素に送達される流体の連続流は、比較的一定の温度の流体、または温度が経時的に変化する流体を含んでもよい。
【0057】
本方法はさらに、熱用量の適用に先立って、その間および/または後に行われる冷却等の、標的組織を冷却するステップを含んでもよい。冷却は、37℃未満および/または10℃未満の温度の1つ以上の冷却材料を用いて行われてもよい。冷却は、標的組織の少なくとも一部分が定常状態温度に達するまで行われてもよい。冷却は、第1の期間にわたって行われ、熱用量は、第2の期間にわたって投与されてもよく、第2の期間は、第1の期間より短い。
【0058】
本方法はさらに、標的組織および/または標的組織に近接する組織において潅流の低減を引き起こすため等に、標的組織および/または標的組織に近接する組織に圧力を印加するステップを含んでもよい。
【0059】
本方法はさらに、標的組織が管状標的組織を含むとき等に、標的組織を治療要素に接触させるように身体管腔への陰圧を含んでもよい。
【0060】
本方法はさらに、治療要素との標的組織の十分な並置を確認するステップを含んでもよい。十分な並置は、熱用量送達に先立って、および/またはその間に確認されてもよい。確認は、漏出試験および/または圧力測定を使用して行われてもよい。
【0061】
本方法はさらに、組織層拡張手順を行うステップを含んでもよい。組織層拡張手順は、粘膜下組織に流体を注入することによって等、粘膜下組織の拡張を含んでもよい。組織層拡張手順は、標的組織への熱用量の送達の15分以内等、30分以内に行われてもよい。
【0062】
本方法はさらに、管状組織を半径方向に拡張するステップを含んでもよい。半径方向拡張は、組織操作デバイスおよび/または吹送手順によって行われてもよい。半径方向拡張は、1つ以上の組織襞を縮小してもよい。
【0063】
本方法はさらに、熱用量の送達を停止するステップを含んでもよい。熱用量の送達を停止するステップは、標的組織を半径方向に拡張するステップ、治療要素を半径方向に圧縮するステップ、標的組織を冷却するステップ、および治療要素を冷却するステップのうちの1つ以上によって達成されてもよい。
【0064】
本方法はさらに、熱用量送達の進行を監視するステップを含んでもよい。監視するステップは、残留熱の評価を含んでもよい。監視するステップは、1つ以上のセンサから受信される1つ以上の信号の分析を含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、温度センサを備えてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、熱電対等の熱センサ、組織インピーダンスセンサ等のインピーダンスセンサ、圧力センサ、血液センサ、光センサ等の光学センサ、超音波センサ等の音声センサ、電磁場センサ等の電磁センサ、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、少なくとも1つのセンサを備える。
【0065】
本方法はさらに、非標的組織への熱用量の影響を監視するステップを含んでもよい。
【0066】
本方法はさらに、治療要素を回転および/または平行移動させるステップを含んでもよい。
【0067】
本方法はさらに、標的組織への第2の熱用量の送達を含んでもよい。第2の熱用量は、同一の標的組織、および/または第1の標的組織に重複する第2の標的組織等の第2の標的組織に送達されてもよい。第2の熱用量は、治療要素または第2の治療要素によって送達されてもよい。
【0068】
本発明の別の側面によると、標的組織を治療するための方法は、小腸に治療デバイスのバルーンを挿入するステップと、加熱流体でバルーンを膨張させるステップと、切除熱用量を標的組織に送達するステップと、送達される流体の温度、圧力、および/または流速を測定および制御するステップと、膨張サイクル内または間の時間の関数として、温度、流速、および/または他のパラメータを測定するステップと、治療の進行を評価し、必要に応じて調整を行うよう、解釈アルゴリズムを収集されたデータに適用するステップと、1つまたはいくつかの膨張サイクルの間に、腸の所望の部分の腸粘膜の実質的に全体の切除を達成するために十分な期間にわたって、膨張したバルーンを腸粘膜と接触させて維持するステップとを含む。
【0069】
本方法はさらに、粘膜への熱伝達が停止した状態までバルーンを収縮させるステップを含んでもよい。代替として、または加えて、本方法はさらに、粘膜への熱伝達が停止した直径構成まで小腸を吹送するステップを含んでもよい。
【0070】
本方法はさらに、小腸からバルーンを除去するステップを含んでもよい。
【0071】
本方法はさらに、腸内の追加的な場所へバルーンを移動させるステップと、各場所で類似する、または類似しない切除熱用量を送達するステップとを含んでもよい。
【0072】
バルーンは、柔軟バルーンを備えてもよい。バルーンは、腸粘膜の全周部分に接触するように構築および配列されてもよい。
【0073】
本方法はさらに、治療要素の中の加熱流体の温度および圧力を制御するステップを含んでもよい。
【0074】
切除熱用量の送達は、1つ以上の膨張サイクル中に、固定熱含有量の高温流体ボーラスをバルーンに送達するステップを含んでもよい。
【0075】
上記で説明される技術の利点は、さらなる利点とともに、添付図面と関連して解釈される、以下の説明を参照することによって、より理解され得る。図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、代わりに、概して、本技術の原理を例証することが強調されている。