(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6864156
(24)【登録日】2021年4月5日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】ワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラック
(51)【国際特許分類】
B62H 5/16 20060101AFI20210419BHJP
B62H 3/08 20060101ALI20210419BHJP
B62H 5/20 20060101ALI20210419BHJP
E04H 6/42 20060101ALI20210419BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
B62H5/16
B62H3/08
B62H5/20
E04H6/42 G
E05B49/00 Z
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-513384(P2020-513384)
(86)(22)【出願日】2017年8月3日
(65)【公表番号】特表2020-520323(P2020-520323A)
(43)【公表日】2020年7月9日
(86)【国際出願番号】CN2017095755
(87)【国際公開番号】WO2018205431
(87)【国際公開日】20181115
【審査請求日】2020年1月8日
(31)【優先権主張番号】201720527076.9
(32)【優先日】2017年5月12日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519402063
【氏名又は名称】▲楊▼ ▲ミン▼新
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ ▲ミン▼新
【審査官】
渡邊 義之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−162170(JP,A)
【文献】
特開2016−83996(JP,A)
【文献】
中国実用新案第204998674(CN,U)
【文献】
特開2008−191922(JP,A)
【文献】
中国実用新案第204161521(CN,U)
【文献】
米国特許出願公開第2015/0008197(US,A1)
【文献】
特開2002−89103(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62H 1/00− 7/00
E05B 1/00− 85/28
E04H 6/00− 6/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地面に横設された水平レールと、地面に立設された複数組の垂直レールを備え、前記水平レールに複数の第1ラックが縦方向に配置され、前記第1ラックの底部には、前記水平レールと合わせてスライドするスライドレールが設けられ、前記垂直レールの前側面には、該前側面に沿って上下にスライド可能な第2ラックが設けられ、前記第1ラック及び第2ラックそれぞれには、駐車する2輪車の車輪をロックするためのワイヤレス電子ロックが装備され、
前記ワイヤレス電子ロックは、ロックケース及びロック本体を備え、前記ロックケースの外部には、QRコード又はデジタルコードが印刷されていて、前記ロック本体の内部には、ワイヤレス信号受信モジュール、メインコントロールセンターモジュール、駆動モジュール及び電源モジュールが装備され、前記電源モジュール、前記ワイヤレス信号受信モジュール、前記メインコントロールセンターモジュール及び前記駆動モジュールは、電源に接続され、前記メインコントロールセンターモジュールは、前記ワイヤレス信号受信モジュール及び前記駆動モジュールに接続され、前記ワイヤレス電子ロックは、ワイヤレス信号を介してバックグラウンドサーバー及び携帯端末のアプリに接続され、前記携帯端末のアプリは、前記ロックケースの外部に印刷された前記QRコードを読み取るか、又は前記デジタルコードを入力して前記メインコントロールセンターモジュールとの通信を確立し、前記バックグラウンドサーバーは、前記携帯端末のアプリを介してワイヤレス信号を送信し、前記ワイヤレス信号受信モジュールは、前記携帯端末のアプリから送信された前記ワイヤレス信号を受信して、このワイヤレス信号を前記メインコントロールセンターモジュールに伝送するために用いられ、前記メインコントロールセンターモジュールは、前記受信されたワイヤレス信号を処理及び検証し、前記ワイヤレス信号が検証に通過した場合、前記メインコントロールセンターモジュールは、アンロック又はロックのコマンドを前記駆動モジュールに送信して、前記ワイヤレス電子ロックをアンロック又はロックさせるように制御し、前記ワイヤレス信号が検証に通過しなかった場合、前記メインコントロールセンターモジュールは、前記携帯端末のアプリにエラー情報をフィードバックしてエラーメッセージを表示し、前記エラー情報を、前記携帯端末のアプリを介して前記バックグラウンドサーバーにアップロードするとともに、前記駆動モジュールにコマンドを送信しないことで、前記ワイヤレス電子ロックをロックしたままとする、ことを特徴とするワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラック。
【請求項2】
前記ワイヤレス電子ロックには、前記駆動モジュールに接続された連動スイッチが配備され、前記2輪車が前記第1ラック又は前記第2ラックに進入し、前記車輪が前記連動スイッチに接触すると、前記連動スイッチが前記駆動モジュールをトリガーし、前記ワイヤレス電子ロックを自動的にロックさせる、ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラック。
【請求項3】
前記第1ラックの前記スライドレールは、前記第1ラックの前側の底部に設置され、前記第1ラックの後側の底部には、ローラが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の2輪車駐輪ラック及び駐輪方法は、おおよそ次の種類がある。
a.地面に直接設置された、前輪式、スパイラル式又はU字型、コラム型などのさまざまな形状のガードレール式の駐輪ラック、
b.公衆自転車や電気バイクの駐輪によく使用され、ICカードを使用することによって2輪車の出し入れを行う地面に設置された単独のスペースガード式1段車止めポール、
c.壁に固定された壁掛け式駐輪ラック、
d.手動引き出し式2段駐輪ラック、
e.管理人が必要な2輪車置き場。
【0003】
要約すると、従来の2輪車駐輪方法及び駐輪ラックの構造には、以下の欠点がある。
a、従来の駐輪装置付き2輪車駐輪ラックは、ユーザが使用する時の利便性が不十分であったり、ロックがないため盗難事故がよく発生したり、車両の入れ出しの手続きが面倒で時間がかかり、ユーザが簡単に車両を入れ出しするセルフ操作がまだ実現されていない、
b、1段式2輪車駐輪ラックは、駐輪スペースが限られているため、スペースの利用が不十分であり、且つ駐輪する車両が増えると、車両同士が互いに邪魔となったり摩擦したりするので、入れ出しが不便になり、さらに車両の破損を引き起こすこともあり、
c、単独のスペースガード式車止めポールは、占める面積が大きく、ほとんどの場合、備え付きの公衆自転車の駐輪にのみ使用され、ユーザーが利用する場合、ICカードを作成するために関連部門に行く必要があるので、使用上の不便が多く、且つ自家用車両を駐車することができない、
d、2輪車が乱雑に駐輪されたり、積み重ねて駐輪されたりして、見栄えが悪く、都市の景観性を損なう。
【0004】
現在、市販されている昇降式自転車ラックは、地面に横設された水平レールと、地面に立設された複数組の垂直レールを備え、上記水平レールには、複数組の第1ラックが縦方向に配置され、上記第1ラックの底部には、水平レールと合わせてスライドするスライドレールが設けられ、上記垂直レールの前側面には、該前側面に沿って上下にスライド可能な第2ラックが設けられている。作動原理は、以下のとおりである。ユーザは、第1ラックに自転車を収納することができ、第1ラックが水平レール上で水平にスライドできるため、実際な状況に応じて第1ラック間の間隔を調整でき、また、ユーザは、垂直レールのスライドレールに沿って第2ラックを下降させて自転車を止めることもでき、第1ラックと第2ラックは、垂直方向においてオフセットに設置され、それにより、占める面積の約半分を節約できる。しかし、このような昇降式自転車ラックには、まだ施錠による盗難防止機能がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、入れ出しが容易であり、整然と収納でき、盗難防止やインテリジェント管理が可能であるなどの利点を有する、ワイヤレスロック付き2段式2輪車駐車ラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成させるために、本発明は、以下の技術案を開示する。
ワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラックであって、地面に横設された水平レールと、地面に立設された複数組の垂直レールを備え、上記水平レールには、複数組の第1ラックが縦方向に配置され、上記第1ラックの底部には、水平レールと合わせてスライドするスライドレールが設けられ、上記垂直レールの前側面には、該前側面に沿って上下にスライド可能な第2ラックが設けられ、上記第1ラック及び第2ラックそれぞれには、駐車する2輪車の車輪をロックするためのワイヤレス電子ロックが設けられ、
上記ワイヤレス電子ロックのロックケース及びロック本体は、第1ラック及び第2ラックに取り付けられ、ロックケースの外部には、第1ラックと第2ラックにそれぞれ対応するQRコード(登録商標、以下同じ)又はデジタルコードが印刷されていて、ロック本体の内部には、ワイヤレス信号受信モジュール、メインコントロールセンターモジュール、駆動モジュール及び電源モジュールが装備され、電源モジュールは、ワイヤレス信号受信モジュール、メインコントロールセンターモジュール及び駆動モジュールに接続されてこれらに給電し、メインコントロールセンターモジュールは、ワイヤレス信号受信モジュール及び駆動モジュールに接続され、ワイヤレス電子ロックには、バックグラウンドサーバー及び携帯端末のアプリがさらに装備され、携帯端末のアプリによって第1ラック又は第2ラックにおけるワイヤレス電子ロックのロックケースの外部に印刷されたQRコードを読み取るか、又はデジタルコードを入力して通信を確立し、バックグラウンドサーバーは、携帯端末のアプリを介してワイヤレス信号を送信し、ワイヤレス信号受信モジュールは、アプリから送信されたワイヤレス信号を受信して、このワイヤレス信号をメインコントロールセンターモジュールに伝送し、メインコントロールセンターモジュールは、受信されたワイヤレス信号を処理及び検証し、ワイヤレス信号が検証を通った場合、メインコントロールセンターモジュールは、アンロック又はロックのコマンドを駆動モジュールに送信してワイヤレス電子ロックをアンロック又はロックさせ、ワイヤレス信号が検証に通過できなかった場合、メインコントロールセンターモジュールは、携帯端末のアプリにエラー情報をフィードバックし、エラーのコンテンツを表示し、次に、アプリを介してバックグラウンドサーバーにアップロードし、また、メインコントロールモジュールは、ワイヤレス電子ロックが動作しないように、駆動モジュールにコマンドを送信しない。
【0007】
上記ワイヤレス電子ロックには、連動スイッチが配備され、連動スイッチは、車輪が通過する軌跡に対応して第1ラック及び第2ラックに取り付けられ、連動スイッチは、駆動モジュールに接続され、車輪が連動スイッチをトリガーすると、連動スイッチは、駆動モジュールを作動させて(信号を送信する形式、又は機械的に触れることにより連動する形式をとってもよい)、ワイヤレス電子ロックを自動的にロックさせる。
【0008】
上記第1ラックのスライドレールは、第1ラックの前側の底部に配置され、第1ラックの後側の底部には、ローラが設けられている。
【発明の効果】
【0009】
上記構造とする本発明は、以下の利点がある。
一、駐輪装置付き2輪車駐輪ラックを最適化し、従来技術案のようにプロセスが面倒で、入れ出しが不便である状況を解消し、下段及び上段のラックのいずれにもワイヤレス電子ロックが設置され、ユーザが携帯端末のアプリを介して駐車ラックに固定されたワイヤレス電子ロックをアンロック又はロックすることができ、このように、携帯端末で直接アンロック及びロックを行うセルフ操作によりユーザが2輪車を簡便に収納したり出したりすることができ、
二、2段式ラックのデザインにすることで、下段のラックを左右移動可能にするとともに、上段のラックを上下移動可能にし、それによりスペースを十分に利用でき、従来よりも2〜3倍多くの2輪車を整然と収容することができ、
三、ワイヤレスで制御するため、配線する必要がなくなり、より効率的且つ便利で取り付けることができ、
四、違法駐車や盗難を心配することなく、現在の公衆自転車、シェアサイクル又は自家用2輪車の駐車に適用でき、
五、一台の車が一つのラックに対応するため、標準化されていて、整然と並べて、外観性が良好であり、都市の景観性を改善し、無断駐車などの現象を解決し、
六、さらに、課金、支払い、控除などの一連の操作が携帯端末のアプリで直接実施でき、セルフ操作によりICカードを扱うための面倒な手続きを省略し、ユーザが簡便に車両を入れ出しすることができ、人件費を節約し、系統化・インテリジェント化の管理を採用するため、管理や料金の受け取りを担当するための管理人が不要になり、
七、公衆自転車をレンタルするための実施形態や公衆自転車の2段式自転車ラックとして利用できるだけでなく、自家用車の駐車にも適用でき、インテリジェント管理を採用するため、利便性や効率が高く、従来の公衆自転車の駐輪ポールには備え付きの自転車しか駐輪できず、自家用自転車の駐輪ができないという現状を改善し、
八、地下鉄駅、さまざまなタイプの駅、大型ショッピングプラザ、政府機関、病院、住宅地など、人口密度の高い公共エリアで広く使用でき、自転車や電気バイクなどの2輪車の駐車についての問題を解決する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1及び
図2に示すように、本発明で開示されたワイヤレスロック付き2段式2輪車駐輪ラックは、地面に横設された水平レール1と、立設された複数組の垂直レール2を備え、上記水平レール1には、複数の第1ラック3が縦方向に配置され、第1ラック3の前側の底部には、水平レール1と合わせてスライドするスライドレール4が設けられ、第1ラック3の後側の底部には、水平方向に沿って移動可能なローラ6が設けられ、垂直レール2の前側面には、該前側面に沿って上下にスライド可能な第2ラック5が設けられ、第1ラック3及び第2ラック5それぞれには、駐車する2輪車の車輪をロックするためのワイヤレス電子ロック7が設けられる。
【0012】
ワイヤレス電子ロック7のロックケース及びロック本体は、第1ラック3及び第2ラック5に取り付けられ、ロックケースの外部には、それぞれの第1ラック3と第1ラック5に対応するQRコード又はデジタルコード71が印刷されていて、ロック本体の内部には、ワイヤレス信号受信モジュール72、メインコントロールセンターモジュール73、駆動モジュール74及び電源モジュール75が装備され、電源モジュール75は、ワイヤレス信号受信モジュール72、メインコントロールセンターモジュール73、駆動モジュール74に接続されてこれらに給電し、メインコントロールセンターモジュール73は、ワイヤレス信号受信モジュール72及び駆動モジュール74に接続され、ワイヤレス電子ロック7には、連動スイッチ78(ワイヤレス電子ロック7に集積させてもよい)が配備され、連動スイッチ78は、車輪が通過する軌跡に対応して第1ラック3及び第2ラック5に取り付けられ、駆動モジュール74に接続され、車輪が連動スイッチ78をトリガーすると、連動スイッチ78は、連動信号を駆動モジュール74に送信し、ワイヤレス電子ロック7を自動的にロックさせ、ワイヤレス電子ロック
7は、
ワイヤレス信号を介してバックグラウンドサーバー76及び携帯端末のアプリ77
に接続され、携帯端末のアプリ77によってワイヤレス電子ロック7のロックケースの外部に印刷されたQRコードを読み取るか、又はデジタルコード71を入力して通信を確立し、バックグラウンドサーバー76は、携帯端末のアプリ77を介してワイヤレス信号を送信し、ワイヤレス信号受信モジュール72は、アプリ77から送信されたワイヤレス信号を受信して、このワイヤレス信号をメインコントロールセンターモジュール73に伝送し、メインコントロールセンターモジュール73は、受信されたワイヤレス信号を処理及び検証し、ワイヤレス信号が検証に通過した場合、メインコントロールセンターモジュール73は、アンロック又はロックのコマンドを駆動モジュール74に送信し、ワイヤレス電子ロック7をアンロック又はロックさせ、ワイヤレス信号が検証に通過しなかった場合、メインコントロールセンターモジュール73は、携帯端末のアプリ77にエラー情報をフィードバックしエラーのコンテンツを表示し、次に、アプリ77を介してバックグラウンドサーバー76にアップロードし、また、メインコントロールモジュール73は、ワイヤレス電子ロック7が動作しないように、駆動モジュール74にコマンドを送信しない。
【0013】
具体的な作動原理は、次のようであってもよい。
一、ユーザが自分の自転車を駐車する場合、
ユーザは、携帯端末(携帯電話など)に専用のアプリプログラムをダウンロードして(たとえば、現在のMobikeアプリなど)登録し、
アプリ77における測位及び地図による指示に従って近くの2段式2輪車ラックのサイトを見つけ、
ユーザは、まず、選択したサイトの駐車状況をアプリ77で確認し、まだ利用可能なスペースがあるか否かを確認したり、又は事前に予約したりすることができ、
サイトに到着した後、ユーザは、実際な状況に応じて、水平レール1にある第1ラック3を選ぶか、又は垂直レール2にある第2ラック5を下降させて2輪車を駐車し、
ラックを決めた後、ユーザは、携帯端末のアプリ77を介して対応するラックにあるQRコード(又は、アプリにラックに対応するデジタルコードを入力してもよい)71を読み取り、アプリをラックにあるワイヤレス電子ロック7と通信し、バックグラウンドサーバー76はコマンドを送信してワイヤレス電子ロック7をアンロックし、
2輪車を対応するラックに入れて、車輪が連動スイッチ78をトリガーすると、ワイヤレス電子ロック7が自動的にロックし、課金が始まり、携帯端末はアプリ77を介して対応する情報をバックグラウンドサーバー76に送信し、
ユーザが車を出すとき、対応するラックを見つけて、アプリ77を操作して、対応する料金を支払する。支払完了後、バックグラウンドサーバー76はワイヤレス電子ロック7がアンロックするようにコマンドを送信し、車を出すことが完了する。
【0014】
二、ユーザが2段式ラックに備え付きの2輪車を利用する場合、公衆自転車レンタルの分野に使用でき、
ユーザは、携帯端末に専用のアプリをダウンロードして、登録し、
アプリ77における測位及び地図の指示に従って近くの2段式2輪車ラックのサイトを見つけ、
ユーザは、まず、アプリ77で選択したサイトの駐車状況を確認し、まだ利用可能な2輪車があるかを確認したり、事前に予約したりすることができ、
サイトに到着した後、ユーザは、実際な状況に応じて、水平レール1にある第1ラック3を選ぶか、又は垂直レール2にある第2ラック5を下降させて2輪車を出すことができ、
ラックを決めた後、ユーザは、携帯端末のアプリ77を介して対応するラックにあるQRコード(ラックに対応するデジタルコードをアプリに入力してもよい)71を読み取り、アプリをラックにあるワイヤレス電子ロック7と通信し、バックグラウンドサーバー76はコマンドを送信して、2段式ラックにあるワイヤレス電子ロック7をアンロックし、
2輪車を出した後、課金が始まり、携帯端末はアプリ77を介して対応する情報をサーバーに送信し、
ユーザが返車するとき、空いている第1ラック3又は第2ラック5を見つけて(別の駅で返車可能)、ユーザは、携帯端末のアプリ77を介して空いているこのラックでのラックにあるQRコード(ラックに対応するデジタルコードをアプリに入力してもよい)71を読み取り、アプリ77をワイヤレス電子ロック7と通信し、バックグラウンドサーバー76はコマンドを送信して2段式ラックのワイヤレス電子ロック7をアンロックする。2輪車がラックに押し込まれた後、ワイヤレス電子ロック7が自動的にロックし、アプリを操作してその使用を終了し、対応する料金を支払うと、返車が終了する。
【符号の説明】
【0015】
7 ワイヤレス電子ロック
72 ワイヤレス信号受信モジュール:
携帯電話のアプリと通信し、ワイヤレス信号を受信して、メインコントロールセンターに送信
73 メインコントロールセンター:
信号の処理及び検証
正確:アンロック又はロックのコマンドを送信
エラー:情報をフィードバック
74 駆動モジュール:アンロック又はロックを制御
75 電源モジュール
76 バックグランドサーバー
77 携帯端末のアプリ