特許第6864531号(P6864531)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6864531
(24)【登録日】2021年4月6日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】医療廃棄物用の容器および廃棄システム
(51)【国際特許分類】
   A61G 12/00 20060101AFI20210419BHJP
   A61M 5/32 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
   A61G12/00 W
   A61M5/32 510D
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-80398(P2017-80398)
(22)【出願日】2017年4月14日
(65)【公開番号】特開2018-175474(P2018-175474A)
(43)【公開日】2018年11月15日
【審査請求日】2020年1月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】300027886
【氏名又は名称】有限会社グッツール
(74)【代理人】
【識別番号】110001265
【氏名又は名称】特許業務法人山村特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100102060
【弁理士】
【氏名又は名称】山村 喜信
(72)【発明者】
【氏名】平井 幸夫
【審査官】 齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−219833(JP,A)
【文献】 特開2000−245835(JP,A)
【文献】 特開2015−139623(JP,A)
【文献】 特開平01−104274(JP,A)
【文献】 特開平01−141644(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0195362(US,A1)
【文献】 米国特許第04485918(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 12/00
A61M 5/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
針25と当該針の一部を囲繞する針ハウジング26とを有する針ユニット27がネジにより本体ケース30に着脱され、患者が自分で薬液を投与するのに適したペン型注射器の前記本体ケース30および針ユニット27を投入する開口16が形成された蓋部10と、前記投入された本体ケース30および針ユニット27を収容する収容部12とを備え、
前記本体ケース30から前記針ユニット27を取り外す針ケースを立設するための有底の取外し用の凹部50が前記蓋部10に形成され、
前記針ケースが前記凹部50内で倒れることのないように、前記凹部50の深さおよび径が設定された医療廃棄物用の容器において、
前記凹部50は前記深さ方向に延びる軸線Sに配置された中心孔部51と、
前記中心孔部51から放射方向に延びる3〜10個の放射孔部52とを有し、
先端が矢羽根状の前記針ケースに前記凹部50が嵌合するように歯車状に構成され、
ここにおいて、
前記放射孔部52の外端の部位に前記深さ方向に延びるスリット55が形成されていることを特徴とする、容器。
【請求項2】
請求項1において、
前記凹部50は前記針ケースの先端が当接する底板56で規定され、
前記中心孔部51は前記軸線Sから所定の距離に配置された前記底板56から立ち上がる3〜10個の中心壁53で規定され、
前記各放射孔部52が前記各中心壁53に連なる壁部54で規定されていることを特徴とする、容器。
【請求項3】
請求項1もしくは2において、
前記蓋部10には、前記歯車状の凹部50とは別に、断面円形状の凹部17を更に備えることを特徴とする、容器。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項の容器1と前記針ケースとを含む医療廃棄物の廃棄システムであって、前記針ケースは、
前記中心孔部51に嵌る円筒状の円筒部61と、
前記円筒部61から前記放射方向に延び前記放射孔部52に嵌る3〜10枚の羽根部62とを有することを特徴とする、廃棄システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は針ユニットを取り外し当該針ユニット等の医療廃棄物を廃棄する容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、たとえば、インスリンや成長ホルモンを患者が自分で注射する(自己注射)するためのペン型注射器が提案されている(特許文献1参照)。
前記患者が自己注射を行えるようになるまで、看護師が前記ペン型注射器を用いて患者に注射方法を教えている。かかる場合には、前記注射を行った後、衛生上の観点から、1回の注射ごとにペン型注射器の針ユニットの交換を看護師が行っている。使用済の針ユニットは、医療廃棄物用の容器に廃棄される(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2006−519078号公報
【特許文献2】登録意匠番号1166202号公報
【特許文献3】特許第4750146号公報
【0004】
しかし、前記ペン型注射器の針ユニットの交換中に針先が看護師に自身に刺さり、院内感染が生じるなどの医療事故が発生している。
一方、前記医療事故を回避するために、看護師の手をカバーするようなラッパ型の交換用器具も使用されているが、大型で嵩張り、また、該交換器具を持参することを失念するおそれがあるなど煩雑である。
【0005】
そこで、別途、専用の器具を用いることなく、安全にペン型注射器から針ユニットを取り外すことができる針ユニットの取り外し方法および医療廃棄物用の容器が提案されている。(特許文献3参照)
【0006】
この先行技術によれば、医療廃棄物用の容器に形成された取外し用凹部に針ケースを挿入し、該針ケースにペン型注射器を押し込んで、針ユニットの針ハウジングに前記針ケースを嵌着させるので、看護師に針先が刺さるなどの事故を防止しながら、針ハウジングの交換を行うことができる。
【0007】
また、別途、針ユニットを取り外すための器具を持ち歩く必要が無くなるので至便である。
【0008】
以下、前記先行技術を図面にしたがって説明する。
【0009】
医療廃棄物用の容器を説明するに先立ち、まず、自己注射に用いるための従来のペン型注射器について説明する。
【0010】
図7Dに示すように、ペン型注射器は、本体ケース30と針ユニット27からなる。針ユニット27は、針25と当該針25の一部を囲繞する針ハウジング26とを有する。針ハウジング26は本体ケース30の先端部に挿入される。
【0011】
前記ペン型注射器を用いて医薬品の投与を行うには、投与量を該ペン型注射器に設定した後、針25を患者の体に挿入して、該ペン型注射器内に予め投入された医薬品を患者の体内に投与する。
【0012】
前記注射を行う毎に、針ユニット27を本体ケース30から取り外し、注射を行う度に新たな針ユニット27を本体ケース30に装着する。
【0013】
針ユニット27;
図6に示す前記針ユニット27は針キャップ24内に収納され、該針キャップ24は針ケース20内に収納された後、カバーフィルム22によって密閉されている。針ケース20は、その先端部分に、使用済の針ユニット27を収納可能な小径部21が形成されている。なお、針ケース20内と針ハウジング26(図7D)の周囲には、互いに螺合するネジ山が形成されている。
【0014】
針ユニット27の装着方法;
まず、図6に示すカバーフィルム22を、図7Aに示すようにはぎ取った後、図7Bに示すように、針ケース20の挿入孔(針ケースの開口)23内に本体ケース30の先端部31(図7A)を挿入する。
【0015】
その後、針ケース20を本体ケース30から引き抜くと、図7Cに示すように、本体ケース30に針ユニット27が装着されると共に、該針ユニット27には、該針ユニット27をカバーする針キャップ24が装着される。前記針キャップ24は、注射時に外して使用する。
【0016】
容器1:
前記針ユニット27は、注射を行う毎に取り外して廃棄される。
以下、針ユニット27の取り外しおよび廃棄を行うための医療廃棄物用の容器1の構造について説明する。
【0017】
図1に示すように、前記容器1は方形状の容器であり、容器本体(収容部)12と、内蓋13および外蓋14からなる蓋部10とを備えている。
前記内蓋13および外蓋14は一体に成形され、内蓋13と外蓋14の間は薄肉部15となっている。内蓋13は、容器本体12の上部に嵌め込まれており、外蓋14は、薄肉部15を中心に回転可能となっている。
【0018】
前記内蓋13は、その上面に使用済の針ユニット27および針ケース20が投入される開口16および針ユニット27の取り外しに用いる有底の取外し凹部17を備えている。針ユニット27の取り外しや、取り外した針ユニット27を、開口16から容器1の内部に投入するには、外蓋14を回動させて開いた状態で行う。
【0019】
前記薄肉部15は、容器1の背面側Bに設けられている。容器1内に収納された使用済の針ユニット27や針ケース20などの廃棄を行う場合には、外蓋14を正面側Fに向って回動させ、開口16を閉じた上で、外蓋14の先端に設けた2つの爪18aを折り曲げて、内蓋13上面に設けた2つの嵌合孔18bにそれぞれ押し込み、外蓋14が開かないように閉じる。
【0020】
なお、容器1は、ヒンジ部19aを中心に回転可能な把手19bを備えており、前記把手19bを持って容器1を持ち運ぶことが可能である。
【0021】
前記針ユニット27を本体ケース30から取り外すには、図5Aに示すように、前記針ケース20に本体ケース30の針ユニット27側を押し込み、図5Bに示すように、所定の方向に複数回回転させて針ケース20内に針ユニット27の針ハウジング26を螺合させて固定した後、針ユニット27を本体ケース30から取り外し、図5Cに示すように、前記開口16から容器1内に廃棄する。
【0022】
ここで、本体ケース30を針ケース20に押し込む時に、針25が看護師の指に刺さるなどの医療事故が生じ易い。そこで、図3に示すように容器1には、内蓋13の上面に、針ケース20を立設するための取外し凹部17を設けている。
図4に示すように、取外し凹部17に立設された針ケース20に本体ケース30の針ユニット27側を押し込み、引き上げることで安全に本体ケース30の先端に針ケース20を装着することができる。
【0023】
取外し凹部17:
図2に示すように、前記取外し凹部17には、針ケース20の小径部21(図6)が挿入される。取外し凹部17は、針ケース20の小径部21が該凹部17に嵌着せず、かつ、針ケース20が倒れることがないように、市販の針ケースの小径部に合わせて、深さDが6.0mm〜10mmで、直径が5.8mm〜6.8mmに設定されている。
取外し凹部17の上面は、針ケース20の小径部21が入り易いように、若干丸みを帯びた形状に形成されている。
【0024】
図3に示すように、取外し凹部17内に針ケース20の小径部21を差し込むと、図2の側面17aに針ケース20の小径部21(図6)の側面が支持されると共に、取外し凹部17の底部17bに前記小径部21の先端部が支持され、図3に示すように、針ケース20が立設される。
なお、取外し凹部17の平面形状は、必ずしも円形である必要はなく、多角形や楕円形など取外し凹部17内で針ケース20が嵌着せず、かつ、取外し凹部17内で倒れることがない形状であればよい。
【0025】
針ユニット27の取り外し方法:
本体ケース30から針ユニット27を取り外すには、まず、図3に示すように、前記取外し凹部17に、針ユニット27を収納することが可能な針ケース20の小径部21を挿入し、挿入孔23が上方に向かった状態で、取外し凹部17に当該針ケース20を起立状態に配置する。
【0026】
その後、図4および図5Aに示すように、針ユニット27が本体ケース30に螺合された本体ケース30の針25を下に向けた状態で、該本体ケース30を針ケース20に押し込んで、針ユニット27の針ハウジング26に針ケース20を嵌着させる。
【0027】
前記押し込み後、本体ケース30を上方に引き上げると、針ユニット27に針ケース20が嵌着された状態で針ケース20が取外し凹部17から取り外される。
【0028】
その後、図5Bに示すように、本体ケース30に対して針ケース20を、図5Bに示す所定の方向に複数回回転させると、針ユニット27が針ケース20内に螺合して固定される。かかる状態で、本体ケース30から針ケース20を引き抜くと、針ユニット27が針ハウジング26に嵌着した状態を維持しながら該針ユニット27が本体ケース30から離脱される。
【0029】
前記離脱後、図5Cに示すように、前記針ユニット27を針ハウジング26と共に、開口16から医療廃棄容器1内に投入して廃棄する。
【発明の開示】
【0030】
しかし、図5Bの針ケース20の先端の小径部21は細く持ちにくい。そのため、医療行為時に操作ミスが生じ易い。
一方、針ケース20を持ち易くするために小径部21を太くすると、針ケース20の軸線の位置が分かりづらく、やはり、操作ミスが生じ易い。
【0031】
したがって、本発明の目的は操作ミスが生じにくい医療廃棄物用の容器および廃棄システムを提供することである。
【0032】
本発明の医療廃棄物用の容器は、
前記凹部50が前記深さ方向に延びる軸線Sに配置された中心孔部51と、
前記中心孔部51から放射方向に延びる3〜10個の放射孔部52とを有し、
先端が矢羽根状の前記針ケース20に前記凹部50が嵌合するように歯車状に構成されていることを特徴とする。
【0033】
本発明によれば、円筒部61および羽根部62を有する針ケースを前記凹部50に立てて、ペン型注射器に針ケースを嵌着させることができる。すなわち、針ケースの円筒部61を中心孔部51に嵌合させると共に、羽根部62を放射孔部52に嵌合させて、針ケースを凹部50に立てることができる。これにより、従来と同様に針ハウジングの交換を行うことができる。
【0034】
一方、針ケースの先端部には細い円筒部61があり、本容器を用いずに、針ケースを脱着する際に、針ケースの軸線の位置が分かりづらくなるということもない。
【0035】
したがって、医療行為時に操作ミスが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】従来の医療廃棄物用の容器を示す概略斜視図である。
図2】同取外し凹部を示す拡大された概略断面図である。
図3】同容器を示す概略斜視図である。
図4】同容器を示す概略斜視図である。
図5図5A図5Cは、針ユニットの取り外し方法を示す概略斜視図である。
図6】針ケースを示す概略斜視図である。
図7図7A図7Dは、針ユニットのペン型注射器への装着方法を示す概略斜視図である。
図8】本発明の実施例1をデジタル写真で示す容器の概略斜視図である。
図9】同実施例1の凹部を示す破断斜視図、斜視図および底板等を示す斜視図である。
図10】同実施例1の凹部を示す平面図、縦断面図および平面断面図である。
図11】針ケースの装着方法を示す概略斜視図である。
図12】本発明の実施例2をデジタル写真で示す容器の概略斜視図である。
図13】実施例2のアタッチメントを示す平面図および側面図である。
図14】同実施例2の凹部を示す平面図、縦断面図、平面断面図および斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
好ましくは、前記凹部50は前記針ケースの先端が当接する底板56で規定され、
前記中心孔部51は前記軸線Sから所定の距離に配置された前記底板56から立ち上がる3〜10個の中心壁53で規定され、
前記各放射孔部52が前記各中心壁53に連なる壁部54で規定されていることを特徴とする。
【0038】
好ましくは、前記蓋部10には、前記歯車状の凹部50とは別に、断面円形状の凹部17を更に備える。
【0039】
蓋部10が広い面積を有する場合、従来の凹部17を設け円筒形の小径部を有する針ケースを凹部17に立てて、針ハウジングの交換を行うことができる。
なお、歯車形状の凹部50の中心孔部51に前記従来の小径部を立てることができるようにしてもよい。この場合も、断面円形状の凹部17があることで、従来どおりの用い方が可能になる。
【0040】
好ましくは、前記放射孔部52の外端の部位に前記深さ方向に延びるスリット55が形成されている。
【0041】
容器が携帯用で小さい場合や、針ユニット27を投入する開口16にアタッチメントを設け当該アタッチメントに凹部50を設ける場合、スペース的に凹部50を形成(成型)しにくいことがある。
これに対し、前記スリット55が形成されていることで、狭いスペースに凹部50の形成が可能となる。
【実施例】
【0042】
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。以下の実施例において、図1図7の先行技術と同一部分もしくは相当部分には同一符号を付しており、先行技術と相違する部分について主に説明する。
【0043】
図8の医療廃棄物用の容器において、内蓋13には凹部50が設けられている。針ケース60(図11)が前記凹部50に嵌着せず、かつ、図11の前記針ケース60が前記凹部50内で倒れることのないように、前記凹部50の深さおよび径が設定されている。
【0044】
図9の前記凹部50は前記深さ方向に延びる図10の軸線Sに配置された中心孔部51と、図9の前記中心孔部51から放射方向に延びる3〜10個(好ましくは4〜8個)の放射孔部52とを有する。
図11のように先端が矢羽根状の前記針ケース60に前記凹部50が嵌合するように凹部50が歯車状に構成されている。
【0045】
すなわち、前記針ケース60は、前記中心孔部51に嵌る円筒状の円筒部61と、前記円筒部61から前記放射方向に延び前記放射孔部52に嵌る3〜10枚(好ましくは4〜8枚)の羽根部62とを有する。
【0046】
図10の前記凹部50は前記針ケースの先端が当接する底板56で規定されている。前記中心孔部51は前記軸線Sから所定の距離に配置された前記底板56から立ち上がる例えば6個の中心壁53で規定されている。前記各放射孔部52が前記各中心壁53に連なる壁部54で規定されている。
【0047】
図8の前記蓋部10には、前記歯車状の凹部50とは別に、従来と同様の断面円形状の凹部17を更に備えている。
なお、図9の中心孔部51の内径は従来の針ケース20を立てることができる径に設定されていてもよい。
【0048】
針ユニット27の取り外し方法:
図11の本体ケース30から針ユニット27を取り外すには、まず、図11(a)に示すように、前記凹部50に、針ユニット27を収納することが可能な針ケース60の先端部を挿入し、挿入孔63が上方に向かった状態で、凹部50に当該針ケース60を起立状態に配置する。
【0049】
その後、図11(b)および(c)に示すように、針ユニット27が本体ケース30に螺合された本体ケース30の針25を下に向けた状態で、該本体ケース30を針ケース60に押し込んで、針ユニット27の針ハウジング26に針ケース60を嵌着させる。
【0050】
前記押し込み後、本体ケース30を上方に引き上げると、針ユニット27に針ケース60が嵌着された状態で針ケース60が凹部50から取り外される。
【0051】
その後、図5Bの前記先行技術と同様に、本体ケース30に対して針ケース60を、所定の方向に複数回回転させると、針ユニット27が針ケース60内に螺合して固定される。かかる状態で、本体ケース30から針ケース60を引き抜くと、針ユニット27が針ハウジング26に嵌着した状態を維持しながら該針ユニット27が本体ケース30から離脱される。
【0052】
前記離脱後、図5Cと同様に、前記針ユニット27を針ハウジング26と共に、開口16から容器1内に投入して廃棄する。
【0053】
図12〜14は実施例2を示す。
図12に示すように、実施例2の容器1は、円筒形に形成されている。また、容器1は、患者が携帯して使用できる大きさに形成されている。
【0054】
容器1の内蓋13には、図13のアタッチメント70が装着されている。このアタッチメント70には凹部50および使用済みの針ユニット27の収納された針ケース60を廃棄するための開口16が形成されている。
【0055】
図14に示すように、前記放射孔部52の外端の部位に前記深さ方向に延びるスリット55が形成されている。
その他の構成は、実施例1と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明はペン型注射器の針ケースおよび医療廃棄物の容器に適用できる。
【符号の説明】
【0057】
1:容器 10:蓋部 12:容器本体(収容部) 16:注射器投入口(開口)
17:取外し凹部
20:針ケース 23:挿入孔(針ケースの開口)25:針 26:針ハウジング
27:針ユニット
30:本体ケース
50凹部 51中心孔部 52:放射孔部 53:中心壁 54:壁部 55:スリット 56:底板
60:針ケース 61:円筒部 62:羽根部
70:アタッチメント
S:軸線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14