(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記規制部材は、前記ハウジングから当該ハウジングの第1の面に対して垂直方向に延びる第1部分と当該第1部分の先端から前記保持部側に延びる第2部分を有する支持部材を含み、
前記支持部材は、前記保持部と前記第2部分の隙間を空けて設けられており、前記接触部が操作されたことにより、当該保持部が傾斜された場合に、当該保持部が前記第2部分に接触して当該保持部を支持する、請求項10記載の入力装置。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[第1実施例]
図1(A)は、情報処理装置の限定しない一例であるゲーム装置10を開いた状態の正面を斜め方向から見た斜視図であり、
図1(B)はゲーム装置10を開いた状態の背面を斜め方向から見た斜視図である。
【0032】
図1(A)および
図1(B)に示すように、ゲーム装置10は、上側ハウジング12および下側ハウジング14を含み、上側ハウジング12と下側ハウジング14とがヒンジ16で回動可能に連結される。したがって、ゲーム装置10の本体は、上側ハウジング12、下側ハウジング14およびヒンジ16で構成される。
【0033】
図1(A)に示すように、上側ハウジング12の正面側のほぼ中央には、第1LCD20が設けられる。また、上側ハウジング12には、第1LCD20の左右に、上側ハウジング12の内部に設けられる2つのスピーカ74(
図3参照)からの音を出すための孔12aが設けられる。
【0034】
また、
図1(A)に示すように、下側ハウジング14の正面側のほぼ中央には、第2LCD22が設けられる。また、下側ハウジング14には、第2LCD22の左側に十字ボタン24が設けられる。十字ボタン24は、上下左右の4つの押しボタン(押圧入力部)を備えている。さらに、下側ハウジング14には、第2LCD22の右側に4つの押しボタン(押圧入力部)26a、26b、26c、26dが設けられるとともに、押しボタン26aおよび26bの近傍にポインティングスティック28が設けられる。十字ボタン24および押しボタン26a〜26dは、物理的に押して入力を行う物理キーである。ポインティングスティック28は、上下左右および斜め方向を含む任意の方向に力を加える(押圧する)ことにより操作するためのキャップ(接触部)280(
図4等参照)を備えている。
【0035】
さらに、第2LCD22上には、抵抗膜式のタッチパネル(押圧入力部)30が設けられる。タッチパネル30は、ユーザの手指またはタッチペンを用いてタッチ操作による入力(接触入力または押圧入力)を行うものである。ただし、タッチパネル30は、静電容量方式などの他の方式のタッチパネルを用いることもできる。また、第2LCD22およびタッチパネル30が一体的に形成されたタッチスクリーンが設けられてもよい。
【0036】
この第1実施例のゲーム装置10は、携帯型(手持ち型)の装置であり、下側ハウジング14、十字ボタン24、押しボタン26a〜26d、ポインティングスティック28およびタッチパネル30を含む入力装置40を備えている。ただし、入力装置40は、後述するCPU50、メインメモリ52および通信モジュール58も含む(
図3参照)。
【0037】
なお、
図1(A)および
図1(B)に示したゲーム装置10の外観構成は一例であり、限定されるべきではない。たとえば、第1LCD20上に、タッチパネルが設けられてもよい。また、上側ハウジング12および下側ハウジング14が回動(開閉)しない1つのハウジングで構成されてもよい。また、LCDは1つでも良いし、タッチパネル30は無くてもよい。さらに、第2LCD22を省略し、タッチパネル30に代えて、タッチパッドが設けられてもよい。
【0038】
以下、この明細書において方向を用いて説明する場合には、特に記載する場合を除いて、
図1(A)におけるゲーム装置10の上下左右を用いるとともに、正面から背面に向かう方向および背面から正面に向かう方向を用いることにする。ただし、正面から背面に向かう方向を背面方向といい、背面から正面に向かう方向を正面方向ということにする。
【0039】
図2は
図1(A)および
図1(B)に示したゲーム装置10をユーザが把持した状態を正面から見た正面図である。
【0040】
上述したように、十字ボタン24、押しボタン26a〜26dおよびポインティングスティック28は下側ハウジング14に設けられる。したがって、
図2に示すように、ユーザは、十字ボタン24を左手の親指で操作するとともに、押しボタン26a〜26dおよびポインティングスティック28を右手の親指で操作するように、ゲーム装置10の下側ハウジング14の左右側の部分を両手で把持する。このため、下側ハウジング14のうち、第2LCD22の左側の部分を第1把持部14aと言い、第2LCD22の右側の部分を第2把持部14bと言うことができる。このように、下側ハウジング14において、第1把持部14aに十字ボタン24が設けられ、第2把持部14bに押しボタン26a〜26dおよびポインティングスティック28が設けられる。ただし、ユーザは、一方の手で下側ハウジング14を把持し、他方の手でタッチ操作する場合もある。
【0041】
図3は、
図1に示したゲーム装置10の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、ゲーム装置10は、CPU50を含み、このCPU50には、メインメモリ52、メモリ制御回路54、通信モジュール58、操作ボタン60、第1GPU62、LCDコントローラ66、第2GPU70およびデジタル・アナログ変換器(以下、「D/A」という)72が接続される。また、保存用データメモリ56がメモリ制御回路54に接続される。さらに、第1VRAM(Video RAM)64が第1GPU62とLCDコントローラ66との間に接続され、第2VRAM68が第2GPU70とLCDコントローラ66との間に接続される。さらにまた、上述した第1LCD20および第2LCD22がLCDコントローラ66に接続される。
【0042】
CPU50は、所定のプログラム(アプリケーションプログラム)を実行するための情報処理手段である。この第1実施例では、所定のプログラムは、ゲーム装置10内のメモリ(たとえば保存用データメモリ56)や外部のメモリに記憶されており、CPU50は、当該所定のプログラムを実行することによって情報処理を実行する。
【0043】
なお、CPU50によって実行されるプログラムは、予めメモリに記憶されていてもよいし、ゲーム装置10に装着可能なメモリカードから取得してもよいし、他の機器と通信することによって当該他の機器から取得(ダウンロード)してもよい。また、所定のプログラムを記憶する情報記憶媒体としては、保存用データメモリ56のような不揮発性の記憶媒体に限らず、CD−ROM、DVD、あるいはそれらに類する光学式ディスク状記憶媒体でもよい。
【0044】
メインメモリ52は、CPU50のワーク領域やバッファ領域として用いられる記憶手段である。すなわち、メインメモリ52は、上記情報処理に用いられる各種データを記憶(一時記憶)したり、外部(メモリカードまたは他の機器等)から取得されるプログラムを記憶したりする。各種データには、後述するように、操作ボタン60から入力される操作データまたは/およびタッチパネル30から入力されるタッチ座標データも含まれる。
【0045】
保存用データメモリ56は、CPU50によって実行されるプログラムやゲームデータのようなデータ等を記憶(保存)するための記憶手段である。この保存用データメモリ56は、不揮発性の記憶媒体によって構成されており、たとえば、NAND型フラッシュメモリを用いることができる。メモリ制御回路54は、CPU50の指示に従って、保存用データメモリ56に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する。
【0046】
通信モジュール58は、たとえばIEEE802.11.b/gの規格に準拠した方式により、無線LANに接続する機能を有する。したがって、たとえば、CPU50は、通信モジュール58を用いて、アクセスポイントおよびインターネットを介して他の機器(コンピュータや他のゲーム装置など)との間でデータを送受信する。
【0047】
ただし、通信モジュール58は、無線LANに接続する機能に代えて、または、無線LANに接続する機能と切り替え可能に、近距離無線通信を行う機能を有していてもよい。近距離無線通信機能を有する場合には、通信モジュール58は、所定の通信方式(たとえば、赤外線方式)により、他の機器(他のゲーム装置など)との間で赤外線信号の送受信を行う、および所定の通信プロトコル(たとえば、マルチリンクプロトコル)に従って、同種のゲーム装置との間で無線通信を行う。したがって、たとえば、CPU50は、通信モジュール58を用いて、同種の他のゲーム装置との間でデータを直接送受信することもできる。
【0048】
操作ボタン60は、上記の十字ボタン24、押しボタン26(26a〜26d)およびポインティングスティック28などの様々な操作手段を含む。各操作手段に対する入力状況(押圧状況)を示す操作データが操作ボタン60からCPU50に出力される。CPU50は、操作ボタン60からの操作データを取得し、取得した操作データに応じた処理を実行する。タッチパネル30は、ユーザのタッチ入力(タッチ操作)に応じてタッチ位置に対応するタッチ座標データをCPU50に入力する。したがって、CPU50は、操作ボタン60から入力された操作データまたは/およびタッチパネル30から入力されたタッチ座標データを時系列に従ってメインメモリ52に記憶し、ゲーム、音楽、地図、ウェブブラウザ、スケジュール、時計などの様々なアプリケーションの処理(情報処理)に使用する。
【0049】
第1GPU62は、CPU50からの指示に応じて、メインメモリ52に記憶されている表示画像を生成するためのデータに基づいて第1の表示画像を生成し、第1VRAM64に描画する。第2GPU70は、同様にCPU50からの指示に応じて第2の表示画像を生成し、第2VRAM68に描画する。
【0050】
LCDコントローラ66は、第1VRAM64に描画された第1の表示画像を第1LCD20に出力し、第2VRAM68に描画された第2の表示画像を第2LCD22に出力する。
【0051】
なお、この第1実施例では、表示器としてLCDを用いるようにしてあるが、LCDに代えて、EL(Electronic Luminescence)ディスプレイやプラズマディスプレイを用いるよう
にしてもよい。また、ゲーム装置10は、任意の解像度の表示装置を利用することができる。さらに、LCDコントローラ66は、第1の表示画像を第2LCD22に出力し、第2の表示画像を第1LCD20に出力してもよい。
【0052】
また、CPU50は、ゲームなどの情報処理において必要な音(音楽)についての音データを生成し、D/A72を介してスピーカ74に出力する。
図3では1つのスピーカ74を示してあるが、上述したように、2つのスピーカ74が設けられる。
【0053】
図4は、この第1実施例のゲーム装置10(入力装置40)に設けられるポインティングスティック28の正面を斜め方向から見た斜視図の限定しない一例である。
図5は、この第1実施例のゲーム装置10に設けられるポインティングスティック28を分解した状態の正面を斜め方向から見た斜視図の限定しない一例である。
図6は、この第1実施例のゲーム装置10に設けられるポインティングスティック28を分解した状態の背面を斜め方向から見た斜視図の限定しない一例である。
【0054】
図4〜
図6に示すように、ポインティングスティック28は、キャップ280、ホルダ282、操作体284およびセンサ基板286を含む。
図4〜
図6に示すように、ポインティングスティック28では、キャップ280は一部(突出部280e)を除いてホルダ282の内側に配置される。
図4および
図5に示すように、突起部2826は、キャップ280の周面部280a、天面部280bおよびフランジ部280dが配置される部分(孔2820)の周囲であり、ホルダ282の正面方向に突出して設けられる。このため、ホルダ282に設けられた突起部2826は、キャップ280のうちのユーザが接触する部分(周面部280aの一部および天面部280b)の周囲に設けられる。
【0055】
なお、この第1実施例では、ポインティングスティック28がキャップ280を含むようにしてあるが、キャップ280は含まなくてもよい。かかる場合には、後述する操作体284の操作スティック284cがユーザによって操作される接触部としても機能する。
【0056】
キャップ280は、一例として、弾性体で形成され、略円筒状に形成された周面部280aを含む。天面部280bが周面部280aの正面側の端部に設けられ、周面部280aの上側を閉塞する。周面部280aの背面側は開放され、開口部280cが設けられる。フランジ部280dが開口部280cの外周縁から外方へ張り出して設けられる。突出部280eは、フランジ部280dの一部からさらに外方へ突出して設けられる。同様に、突出部280fが、フランジ部280dの他の一部からさらに外方へ突出して設けられる。突出部280eの先端には、リング状の係止部2800が設けられる。また、突出部280fは、フランジ部280dから延びる延伸部2802および延伸部2802の背面方向に設けられる係止部2804によって構成される。延伸部2802は、後述するホルダ282の切り欠き部2824と同じまたはほぼ同じ大きさに形成され、係止部2804は、延伸部2802よりも大きく形成される。
【0057】
なお、キャップ280は、周面部280a(開口部280cを含む)、天面部280b、フランジ部280d、突出部280eおよび突出部280fが一体的に形成されることにより、構成される。
【0058】
ホルダ282は、一例として、プラスチックのような樹脂で形成され、正面視で略矩形の板状に形成されたホルダ本体282aを含む。ホルダ本体282aには、略円形状の孔2820、孔2820の一部からホルダ本体282aの角部に向けて放射状(径方向)に延びるように切り欠いた切り欠き部(収容部)2822および孔2820の他の一部から外方に矩形状に切り欠いた切り欠き部(収容部)2824が設けられる。孔2820、切り欠き部2822および切り欠き部2824が設けられることによって、キャップ280が、ホルダ本体282aの所定の位置に所定の向きで配置される。
【0059】
ホルダ本体282aの正面側であり、孔2820の周縁には正面方向に突出する突起部2826が設けられる。ただし、切り欠き部2822および切り欠き部2824が設けられる部分には、突起部2826は設けられていない。
【0060】
また、ホルダ282には、当該ホルダ本体282aの切り欠き部2822が設けられた角部において、当該ホルダ本体282aの背面側に配置され、背面方向に延びる円筒部材282bが設けられる。また、ホルダ282には、ホルダ本体282aの他の角部において、ホルダ本体282aの背面側に配置され、背面方向に延びる他の円筒部材282cが設けられる。円筒部材282bおよび円筒部材282cは、ホルダ282を下側ハウジング14に固定する場合に、ねじ150(
図7(B)〜
図7(D)参照)のねじ部(および円筒部)を通すために設けられる。
【0061】
さらに、ホルダ282には、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる側(上側)とは反対側(下側)において、ホルダ本体282aの背面側に配置され、ホルダ本体282aのその他の角部から背面方向に延びる脚部材(支持部材)282dと、ホルダ本体282aのさらに他の角部から背面方向に延びる他の脚部材(支持部材)282eが設けられる。
【0062】
さらにまた、
図6から良く分かるように、ホルダ本体282aの背面側には、操作体284を固定するためのねじ穴2830、2832および2834が形成される。
【0063】
操作体284は、樹脂または耐熱性セラミック材などによって形成され、基部284a、台座部284b、操作スティック284cを含む。基部284aには、この基部284aをホルダ282に固定する際にねじ152(
図7(C)〜
図7(D)参照)のねじ部(および円筒部)を通すための3つの孔2840、2842、2844が設けられる。台座部284bは、略円形状に形成され、基部284aの正面側に重ねて設けられる。操作スティック284cは、四角柱状に形成され、台座部284bの中央部であり、台座部284bの正面側に直立して設けられる。
【0064】
センサ基板286は、撓曲可能な樹脂フィルム等によって形成され、その一端には基端部286aを含む。基端部286aは、略円形状に形成され、操作体284の台座部284bの位置に対応するように操作体284の背面に固定される。また、センサ基板286の他端には、コネクタ286bが設けられる。コネクタ286bは、ゲーム装置10内の電子基板300(
図8参照)に設けられたコネクタ(図示せず)に接続される。
図3に示したような回路コンポーネントのうち、CPU50を含む一部のコンポーネントは電子基板300に設けられ、電子基板300に設けられる金属線(図示せず)またはケーブル(図示せず)によって互いに電気的に接続される。また、電子基板300に設けられていない他の一部のコンポーネントは、上側ハウジング12または下側ハウジング14に配置され、ケーブル等を用いてCPU50と電気的に接続される。
【0065】
センサ基板286の基端部286aには、厚膜または薄膜の抵抗体からなる歪みセンサ288a、288b、288c、288dが配置されている。歪みセンサ288a〜288dが配置された基端部286aは、操作体284の台座部284bの背面に接着固定される。このような構成を採用することで、キャップ280が押圧されることにより、操作スティック284cが傾けられると、操作スティック284cの下部に設けられた歪みセンサ288a〜288dには、操作スティック284cが傾けられた方向に圧縮力が作用するとともに、操作スティック284cが傾けられた方向とは反対方向に引張力が作用する。この圧縮力および引張力によって、歪みセンサ288a〜288dの各抵抗値は変化する。このような歪みセンサ288a〜288dの各抵抗値の変化を検知することで、ユーザの操作によって操作スティック284cが傾けられた方向および大きさを検知することができる。
【0066】
上述したように、ポインティングスティック28は、下側ハウジング14に設けられる。ユーザは、ゲーム装置10(主として、下側ハウジング14)を両手で把持して、第1LCD20または/および第2LCD22を見ながらポインティングスティック28を指で操作できる。たとえば、ユーザがキャップ280を上向きに操作することにより、操作スティック284cが上向きに傾けられ、このことによって生じる歪みセンサ288a〜288dでの各抵抗値の変化量に応じて、上向きの傾きの大きさが検知される。ゲーム装置10は、検知された上向きの入力(操作データ)に対応して、たとえば、カーソルまたはキャラクタなどの画面上のオブジェクトを上向きに移動させる。
【0067】
ここで、
図7(A)〜
図7(D)を用いて、
図4〜
図6に示したポインティングスティック28を下側ハウジング14に取り付ける方法および取り付け構造を説明する。ただし、
図7(A)〜
図7(D)においては、下側ハウジング14のうち、正面側部材140の一部のみを示してある。また、
図7(A)〜
図7(D)に示すように、ポインティングスティック28を下側ハウジング14に取り付ける場合には、正面側部材140の背面側からキャップ280、ホルダ282およびセンサ基板286が固定された操作体284が取り付けられる。したがって、
図7(A)〜
図7(D)においては、背面側から見た状態が示される。
【0068】
正面側部材140には、孔140a(
図8参照)が設けられ、孔140aの近傍に、ねじ穴を有する円筒部材140bおよび円筒部材140cが設けられる。キャップ280が下側ハウジング14の孔140aの位置に配置されるように、ポインティングスティック28は下側ハウジング14に取り付けられる。
【0069】
たとえば、
図7(A)に示すように、下側ハウジング14の正面側部材140の背面側から孔140aにキャップ280の天面部280bおよび周面部280aの一部を嵌める(通す)とともに、係止部2800に正面側部材140の背面側に設けられた円筒部材140cを嵌める(通す)ように、キャップ280が載置される。
【0070】
次に、
図7(B)に示すように、孔2820、切り欠き部2822および切り欠き部2824にキャップ280の周面部280a、突出部280eおよび突出部280fを嵌める(収容する)ように、ホルダ282がキャップ280に重ねられる。このとき、キャップ280の突出部280fを構成する係止部2804がホルダ282の背面側に来るように、ホルダ282は配置される。そして、ホルダ282が下側ハウジング14にねじ150で固定される。
【0071】
続いて、
図7(C)および
図7(D)に示すように、ホルダ282に、センサ基板286が接着された操作体284が固定される。この場合、
図5に示した操作スティック284cが開口部280cからキャップ280に装着される(
図8参照)。また、このとき、ホルダ282のねじ穴2830の位置に孔2840が重なり、ホルダ282のねじ穴2832の位置に孔2842が重なり、ホルダ282のねじ穴2834の位置に孔2844が重なるように、操作体284の向きが設定される。そして、
図7(D)に示すように、センサ基板286が接着された操作体284がねじ152でホルダ282に固定される。
【0072】
なお、ポインティングスティック28を下側ハウジング14に取り付ける方法は、上記の方法に限定される必要はない。ホルダ282にキャップ280およびセンサ基板286が接着された操作体284を固定することにより、ポインティングスティック28を組み立てた後に、キャップ280を孔140aの位置に合わせて配置し、ホルダ282部分をねじ150で正面側部材140に固定するようにしてもよい。
【0073】
また、この第1実施例では、センサ基板286が接着された操作体284をねじ152でホルダ282に固定するようにしてあるが、接着固定するようにしてもよい。
【0074】
図7(A)に示したように、係止部2800は円筒部材140cを通し、ホルダ282がねじ150で正面側部材140に固定されることにより、円筒部材282bで正面側に付勢される。したがって、係止部2800は円筒部材140cから離脱しない。
【0075】
また、
図7(B)〜
図7(D)に示したように、係止部2804はホルダ282の背面側に配置される。また、
図7(C)および
図7(D)に示したように、フランジ部280dと係止部2804の間の延伸部2802は、操作体284がホルダ282にねじ152で固定されることにより、ホルダ282(切り欠き部2824)と操作体284との間で挟持される。上述したように、係止部2804は、切り欠き部2824よりも大きく形成されるため、キャップ280は、突出部280fが設けられる部分において正面側に抜けにくい。
【0076】
さらに、フランジ部280dが下側ハウジング14の正面側部材140に設けられた孔140aの背面側の周縁部に係止する。
【0077】
このように、キャップ280は取り付けられるため、キャップ280がホルダ282から離脱することが防止されるとともに、キャップ280が操作スティック284cから抜けることが防止される。
【0078】
図8は
図1に示したVIII-VIII断面の限定しない一例の一部を示す断面図である。具体的には、
図8は、ポインティングスティック28が下側ハウジング14に取り付けられた部分の限定しない一例を示す。ただし、
図8においては、ポインティングスティック28の後方(
図1の左方向)に配置される第2LCD22などのポインティングスティック28以外のコンポーネントについて省略してある。また、ポインティングスティック28の背面方向に設けられる部材(ここでは、電子基板300)よりもさらに背面に配置されるコンポーネントおよび下側ハウジング14を構成する背面側部材142についても省略してある。
【0079】
図8からも分かるように、ポインティングスティック28は、キャップ280の一部(天面部280bおよび周面部280aの略上半分)が下側ハウジング14の正面側部材140に設けられた孔140aを介して下側ハウジング14の正面から露出するように、下側ハウジング14に配置される。キャップ280は操作体284の操作スティック284cを覆うように装着される。ただし、操作体284はホルダ282に固定される。また、上述したように、突起部2826は、キャップ280のうちのユーザが接触する部分(周面部280aの一部および天面部280b)の周囲に配置される。
【0080】
ホルダ282が下側ハウジング14に取り付けられ、ポインティングスティック28が操作されておらず、下側ハウジング14が撓んでいない(変形していない)状態においては、ホルダ本体282aの正面に設けられた突起部2826の全体が下側ハウジング14の正面側部材140の背面に接触(当接)する。この状態においては、ホルダ本体282aの正面のうち、突起部2826が設けられていない部分または領域については、下側ハウジング14(正面側部材140)に接触しない。つまり、隙間G1が設けられる。
【0081】
上記の説明では省略したが、ホルダ本体282aの正面側の端から円筒部材282bおよび円筒部材282cの背面側の端までの長さは、ホルダ本体282aの正面側の端から脚部材282dおよび脚部材282eの背面側の端までの長さよりも長い。したがって、ホルダ282においては、円筒部材282bおよび円筒部材282cの背面側の端は電子基板300に接触し、ホルダ282(ポインティングスティック28)は円筒部材282bおよび円筒部材282cで支持される。一方、脚部材282dおよび脚部材282eの背面側の端は電子基板300との間に隙間G2を有している。
【0082】
上述したように、ホルダ282は、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる2点において、下側ハウジング14に固定される。つまり、ホルダ282は、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる側の1辺で下側ハウジング14に線状(上記の2点を結ぶ線分状)に固定される。また、ホルダ282は、円筒部材282bおよび円筒部材282cの間の任意の1点または2点以上においてさらに固定される場合もある。ただし、ホルダ282が下側ハウジング14に対して線状に固定されているとみなせる場合には、ホルダ282は、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる2点を結ぶ直線上に無い1点または2点以上をさらに含む3点以上で下側ハウジング14に固定されてもよい。つまり、固定された点を結んで形成される面の形状が三角形などの多角形の形状であっても、細長い三角形または細長い四角形の形状(棒状)のように、ホルダ282が回動(傾斜)するのに支障の無い形状であればよい。また、別の例として、ホルダ282は、下側ハウジング14に線状に接着固定されてもよい。
【0083】
この第1実施例では、ホルダ282は円筒部材282bおよび円筒部材282cで支持され、ポインティングスティック28(キャップ280)が押圧された場合には、通常、その押圧により、操作スティック284cが傾けられた方向および大きさが歪みセンサ288a〜288dで検知される。
【0084】
また、ホルダ282は円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられた部分で正面側部材140に固定されるため、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられた側(上側)を軸として、脚部材282dおよび脚部材282eが設けられた側(下側)が背面方向(押圧方向)に移動(変位)される。つまり、ホルダ282が傾斜(回動)される。ホルダ282の脚部材282dおよび脚部材282eが設けられた側が背面方向に移動された場合、脚部材282dおよび脚部材282eの背面側の端部が電子基板300に当たる(接触する)ことにより、脚部材282dおよび脚部材282eが設けられた側におけるホルダ282の背面方向への移動が一定範囲内に規制される。このとき、ホルダ282は、円筒部材282b、円筒部材282c、脚部材282dおよび脚部材282eの4点で支持される。つまり、ホルダ282は、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる側と、脚部材282dおよび脚部材282eが設けられる側(反対側)の両側で支持される。このため、円筒部材282bおよび円筒部材282c側に掛かる負荷が軽減され、ポインティングスティック28が破損するのを防止することができる。
【0085】
なお、この第1実施例では、ポインティングスティック28の背面側に電子基板300が配置されるため、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合に、脚部材282dおよび脚部材282eは電子基板300に当たるが、ゲーム装置10(入力装置40)の構成によっては、電子基板300以外の部材に当たる場合もある。たとえば、ポインティングスティック28の背面側に下側ハウジング14の背面側部材142(の一部)が配置される場合には、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合に、脚部材282dおよび脚部材282eは背面側部材142に当たる。
【0086】
また、この第1実施例では、2つの脚部材282dおよび脚部材282eを設けるようにしてあるが、ホルダ282を支持可能であれば、1つの脚部材を設けるようにしてもよい。また、3つ以上の脚部材が設けられてもよい。また、2つの脚部材282dおよび脚部材282eに代えて、円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられる側の反対側を辺(線)で支持するように壁を設けるようにしてもよい。
【0087】
さらに、この第1実施例では、脚部材282dおよび脚部材282eを設けるため、ホルダ282は、脚部材282dおよび脚部材282eが設けられる側とは反対側において、1点で固定するようにしてもよい。この場合、たとえば、脚部材282dおよび脚部材282eの中点を通り、脚部材282dおよび脚部材282eを結ぶ線分に垂直な直線上またはその近傍においてホルダ282を下側ハウジング14に固定するようにすれば、ポインティングスティック28を三角形の形状の面で支持することができる。したがって、ポインティングスティック28がいずれの方向に押圧された場合であっても、ポインティングスティック28を安定して支持することができると考えられる。
【0088】
一方、ポインティングスティック28が押圧されない場合には、下側ハウジング14(
図8では正面側部材140または/および電子基板300)が撓んだ(変形した)としても、隙間G1が設けられるため、正面側部材140がホルダ282の端部に直ぐに接触しない。つまり、正面側部材140は、撓みが伝わり易いホルダ282の端部に接触し難い。また、正面側部材140の撓みがホルダ282に伝わったとしても、脚部材282dおよび脚部材282eと電子基板300の間に隙間G2があるため、ホルダ282は面で移動でき、撓みが或る程度吸収される。このため、下側ハウジング14が撓んだことに応じて歪みセンサ288a〜288dの各抵抗値が変化するのを出来る限り防止することができる。つまり、信号が誤検出される可能性を低減させることができる。
【0089】
たとえば、ポインティングスティック28が押圧されていない場合に、下側ハウジング14が撓む原因としては、ユーザが下側ハウジング14を力強く把持すること、ユーザが押しボタン26a〜26dのいずれか1つまたは2つ以上を操作すること、ユーザがタッチパネル30に対してタッチ操作(接触入力)を行うこと(タッチパッドの場合も同様)が考えられる。これらの原因の1つが作用することにより、または、2つ以上の原因が複合的に作用することにより、下側ハウジング14が撓むことがある。
【0090】
なお、この第1実施例では、ホルダ282をその1辺で下側ハウジング14に固定するようにしたが、これに限定される必要はない。他の例としては、ホルダ282をその1辺およびこれに隣接(連結)する他の1辺の2辺で下側ハウジング14に固定するようにしてもよい。かかる場合であっても、ホルダ282は下側ハウジング14に面で固定されることは無いため、下側ハウジング14が撓むことにより歪みセンサ288a〜288dで歪みが検知されるのを防止することができる。また、ホルダ282を隣接する2辺で下側ハウジング14に固定する場合には、脚部材282dおよび脚部材282eに代えて、固定されていない2辺が接続される角部またはその近傍においてホルダ282の背面側に配置され、背面方向に延びる1つの脚部材を設けるようにしてもよい。このようにしても、ポインティングスティック28が押圧された場合には、固定された2辺と1つの脚部材によって三角形の形状の面でポインティングスティック28を支持することができる。
【0091】
また、この第1実施例では、ホルダ282をその外周の1辺で下側ハウジング14に固定するようにしたが、これに限定される必要はない。他の例としては、ホルダ282を対角となる2つの角部においてホルダ282に固定してもよい。かかる場合には、ホルダ282を下側ハウジング14に固定した角部を結ぶ対角線(第1の対角線)に交差する対角線(第2の対角線)上に、第1の対角線を挟んで配置されるように2つの脚部材を設けるようにしてもよい。このようにしても、下側ハウジング14が撓むことにより、歪みセンサ288a〜288dで歪みが検知されるのを防止するとともに、ポインティングスティック28が押圧されたことにより、操作スティック284cが傾けられた方向および大きさが歪みセンサ288a〜288dで検知される。
【0092】
この第1実施例によれば、歪みセンサを備えるセンサ基板を固定したホルダを、ハウジングに線状または点状に固定するので、センサ基板もハウジングに対しては線状または点状に固定されることになり、ハウジングまたは/および電子基板が撓んだとしても、その撓みによって歪みセンサで歪みが検出されるのを出来る限り防止することができる。つまり、信号が誤検出される可能性を低減させることができる。
【0093】
また、この第1実施例によれば、ホルダがハウジングに接触するのは、ホルダ本体のうちキャップに近い内側に設けた突起部であるため、ポインティングスティックが押圧されない場合にハウジングが撓んだとしても、撓みが伝わり易いホルダの端部にハウジングが接触するのを出来る限り防止することができる。また、ホルダが固定される側とは反対側において脚部材と電子基板の間に隙間を設けるため、ポインティングスティックが押圧されない場合にハウジングまたは/および電子基板が撓んだとしても、撓みが隙間によって或る程度吸収される。これらのことからも、ハウジングが撓んだとしても、その撓みによって歪みセンサで歪みが検出されるのを出来る限り防止することができる。
【0094】
さらに、この第1実施例によれば、ホルダに脚部材を設けることにより、ポインティングデバイスが必要以上に強い力で押圧された場合に、ポインティングスティックの背面方向への移動を一定範囲内に規制して、ポインティングデバイスを固定する側と脚部材が設けられる側の両側で支持するため、ポインティングスティックが破損するのを防止することができる。
【0095】
[第2実施例]
第2実施例のゲーム装置10は、ポインティングスティック28の一部の構成が異なる以外は第1実施例に示したゲーム装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複した説明は省略することにする。
【0096】
上記の第1実施例では、ホルダ282に脚部材282dおよび脚部材282eを設けることにより、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合に、脚部材282dまたは/および脚部材282eが電子基板300に当たることにより、背面方向への移動を一定範囲内に規制するようにしたが、移動を規制するための構造は限定されるべきでない。
【0097】
図9および
図10に示すように、第1実施例で示したホルダ282の脚部材282dおよび脚部材282eを省略(除去)し、下側ハウジング14の正面側部材140の背面側に、背面方向に延びるL字状の係止部材140dおよび係止部材140eを設けるようにしてもよい。
図9および
図10に示すように、係止部材140dおよび係止部材140eは、脚部材282dおよび脚部材282eが設けられていた位置においてホルダ282に係止するように配置される。より具体的には、
図10に示すように、係止部材140dは、正面側部材140から背面側に下方(正面に対して垂直)に延びる第1部材1400と、第1部材1400の先端部(背面側の端部)からホルダ282側に延びる第2部材1402によって構成される。このことは、係止部材140eについても同じである。したがって、ポインティングスティック28が押圧された場合に、ホルダ282の円筒部材282bおよび円筒部材282cが設けられていない側が背面方向に移動し、係止部材140dまたは/および係止部材140eの第2部材1402に係止する。
【0098】
図10に示すように、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧されない場合には、ホルダ282の背面と、係止部材140d(140e)との間には、背面方向において隙間G3が設けられる。たとえば、隙間G3の幅(大きさ)は、第1実施例において
図8に示した隙間G2と同じである。
【0099】
このようにしても、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合の背面方向への移動を一定範囲内に規制することができる。
【0100】
なお、ポインティングスティック28の背面方向への移動を規制するための構造以外については、第1実施例で示した内容と同じであるため、重複した説明は省略する。
【0101】
第2実施例においても、第1実施例と同様の効果を奏する。
【0102】
[第3実施例]
第3実施例のゲーム装置10は、ポインティングスティック28の一部の構成が異なる以外は第1実施例に示したゲーム装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複した説明は省略することにする。
【0103】
簡単に説明すると、第1実施例に示したホルダ282が省略(除去)され、キャップ280が装着されるとともにセンサ基板286が接着固定された操作体284が下側ハウジング14に固定される。
【0104】
図11は、この第3実施例のゲーム装置10に設けられるポインティングスティック28を分解した状態の背面を斜め方向から見た斜視図の限定しない一例である。
図11に示すように、第3実施例のポインティングスティック28は、キャップ280、操作体284およびセンサ基板286を含む。センサ基板286は、第1実施例で説明したセンサ基板286と同じである。
【0105】
第3実施例のキャップ280には、突出部280eおよび突出部280fに代えて、突出部280gおよび突出部280hが設けられる。突出部280gは、フランジ部280dの一部からさらに外方へ突出して設けられる。同様に、突出部280hは、フランジ部280dの他の一部からさらに外方へ突出して設けられる。突出部280gの先端には、リング状の係止部2806が設けられる。同様に、突出部280hの先端には、リング状の係止部2808が設けられる。
【0106】
なお、周面部280a、天面部280b、開口部280cおよびフランジ部280dは、第1実施例のキャップ280と同じである。
【0107】
第3実施例の操作体284は、第1実施例の操作体284と略同じであり、基部284aの一部が省略(除去)される。
図6と対比して分かるように、孔2840が形成されていた部分が除去される。
【0108】
なお、台座部284bおよび操作スティック284cは、第1実施例の操作体284のものと同じである。
【0109】
ここで、
図12(A)〜
図12(C)を用いて、
図11に示したポインティングスティック28を下側ハウジング14に取り付ける方法および取り付け構造を説明する。ただし、
図12(A)〜
図12(C)においては、下側ハウジング14のうち、正面側部材140の一部のみを示してある。また、
図12(A)〜
図12(C)に示すように、ポインティングスティック28を下側ハウジング14に取り付ける場合には、正面側部材140の背面側からキャップ280およびセンサ基板286が固定された操作体284が取り付けられる。したがって、
図12(A)〜
図12(C)においては、背面側から見た状態が示される。
【0110】
たとえば、
図12(A)および
図12(B)に示すように、下側ハウジング14の正面側部材140の背面側から孔140aにキャップ280の天面部280bおよび周面部280aの一部を嵌め(通し)、係止部2806に正面側部材140の背面側に設けられた円筒部材140fを嵌め(通し)、さらに、係止部2808に正面側部材140の背面に設けられた円柱部材(突出部)140hを嵌める(通す)ように、キャップ280が載置される。
【0111】
続いて、
図12(B)および
図12(C)に示すように、正面側部材140の背面側に、センサ基板286が接着された操作体284が固定される。この場合、操作スティック284cが開口部280cからキャップ280に装着される(
図13参照)。また、このとき、操作体284の孔2842の位置に円筒部材140fが重なり、操作体284の孔2844の位置に円筒部材140gが重なるように、操作体284の向きが設定される。そして、
図14(C)に示すように、センサ基板286が接着された操作体284がねじ152で正面側部材140に固定される。
【0112】
なお、この第3実施例では、センサ基板286が接着された操作体284をねじ152で正面側部材140に固定するようにしてあるが、接着固定するようにしてもよい。
【0113】
図12(A)および
図12(B)に示したように、係止部2806は円筒部材140fを通し、係止部2808は円柱部材140hに通して、操作体284がねじ152で正面側部材140に固定される。したがって、係止部2806は、ねじ152が外れない限り、円筒部材140fから離脱しない。また、係止部2808は、操作体284によって正面側部材140の背面に付勢されるため、円柱部材140hから離脱し難い。
【0114】
また、フランジ部280dが下側ハウジング14の正面側部材140に設けられた孔140aの背面側の周縁部に係止する。
【0115】
このように、キャップ280は取り付けられるため、キャップ280が下側ハウジング14(正面側部材140)から離脱することが防止されるとともに、キャップ280が操作スティック284cから抜けることが防止される。
【0116】
図13は第3実施例のゲーム装置10の断面の限定しない一例の一部を示す断面図である。
図13においても、
図1に示したVIII-VIII断面と同じ位置でゲーム装置10を切断した場合について示してある。具体的には、
図13は、ポインティングスティック28が下側ハウジング14に取り付けられた部分の限定しない一例を示す。ただし、
図13においては、ポインティングスティック28の後方(
図1の左方向)に配置される第2LCD22などのポインティングスティック28以外のコンポーネントについて省略してある。また、ポインティングスティック28の背面方向に設けられる部材(ここでは、電子基板300)よりもさらに背面に配置されるコンポーネントおよび下側ハウジング14を構成する背面側部材142についても省略してある。
【0117】
図13からも分かるように、ポインティングスティック28は、キャップ280の一部(天面部280bおよび周面部280aの略上半分)が下側ハウジング14の正面側部材140に設けられた孔140aを介して下側ハウジング14の正面から露出するように、下側ハウジング14に配置される。キャップ280は操作体284の操作スティック284cを覆うように装着される。ただし、操作体284は正面側部材140に固定される。
【0118】
上述したように、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる2点において、下側ハウジング14に固定される。つまり、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる側の1辺で下側ハウジング14に線状(上記の2点を結ぶ線分状)に固定される。また、操作体284は、孔2842および孔2844の間の任意の1点または2点以上においてさらに固定される場合もある。ただし、操作体284が下側ハウジング14に対して線状に固定されているとみなせる場合には、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる2点を結ぶ直線上に無い1点または2点以上をさらに含む3点以上で下側ハウジング14に固定されてもよい。つまり、固定された点を結んで形成される面の形状が三角形などの多角形の形状であっても、細長い三角形または細長い四角形の形状(棒状)のように、操作体284が回動(傾斜)するのに支障の無い形状であればよい。
【0119】
この第3実施例では、操作体284は孔2842および孔2844が設けられる側の辺で支持され、ポインティングスティック28(キャップ280)が押圧された場合には、通常、その押圧により、操作スティック284cが傾けられた方向および大きさが歪みセンサ288a〜288dで検知される。
【0120】
また、操作体284は孔2842および孔2844が設けられた部分で正面側部材140に固定されるため、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧された場合、孔2842および孔2844が設けられた側(左側:
図13では奥側)を軸として、孔2842および孔2844が設けられた側とは反対側(右側:
図13で手前側)が背面方向(押圧方向)に移動される場合がある。
【0121】
このため、第3実施例においても、第1実施例に示したように、孔2842および孔2844が設けられた側とは反対側において、背面方向に延びる1つまたは2つ以上の脚部材が設けられてもよい。ただし、ポインティングスティック28が必要以上に強い力で押圧される場合および下側ハウジング14が撓む場合を除いて、脚部材の背面側の端部と電子基板300の間に隙間が設けられる。
【0122】
このように、第3実施例においても、操作体284に1つまたは2つ以上の脚部材を設けるようにすれば、操作体284が傾斜(回動)され、1つまたは2つ以上の脚部材が設けられた側が背面方向に移動された場合に、1つまたは2つ以上の脚部材の背面側の端部が電子基板300に当たる(接触する)ことにより、1つまたは2つ以上の脚部材が設けられた側における操作体284の背面方向への移動が一定範囲内に規制される。このとき、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる2点に加えて、1つまたは2以上の脚部材によって、3点以上で支持される。つまり、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる側と、1つまたは2つ以上の脚部材が設けられる側(反対側)の両側で支持される。このため、孔2842および孔2844が設けられる側に掛かる負荷が軽減され、ポインティングスティック28が破損するのを防止することができる。
【0123】
なお、1つまたは2つ以上の脚部材を設けることに代えて、第2実施例で示したように、下側ハウジング14の正面側部材140の背面側に、背面方向に延びるL字状の係止部材を1つまたは2つ以上設けるようにしてもよい。
【0124】
また、第3実施例では、操作体284は、孔2842および孔2844が設けられる2点において、下側ハウジング14に固定されるようにしてあるが、固定する2点の位置は限定される必要は無い。一例として、操作体284の孔部2842および孔部2844に代えて、孔部2842および孔部2844が設けられる側とは反対側に2つの孔部を設けて、反対側の2点で操作体284が下側ハウジン部14に固定されるようにしてもよい。
【0125】
この第3実施例によれば、歪みセンサを備えるセンサ基板を、ハウジングに線で固定するので、ハウジングが撓んだとしても、センサ基板は面で傾斜または回動し、その撓みによって歪みセンサで歪みが検出されるのを出来る限り防止することができる。つまり、信号が誤検出される可能性を低減させることができる。
【0126】
また、上記の各実施例では、情報処理装置の一例として、入力装置40を備えるゲーム装置10について説明したが、これに限定される必要はない。たとえば、入力装置40と、据置型のゲーム装置または汎用のコンピュータなどの情報処理装置を別個に設けるようにしてもよい。かかる場合には、入力装置40は、情報処理装置と有線接続されてもよい。このため、入力装置40には、通信モジュール58に代えて、または、通信モジュール58とは別に、情報処理装置と有線通信するためのインターフェースが設けられる。
【0127】
さらに、上記の実施例で示した具体的なゲーム装置(情報処理装置)または入力装置の構成は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更可能である。