(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6864975
(24)【登録日】2021年4月7日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】使い捨て便座シート
(51)【国際特許分類】
A47K 13/18 20060101AFI20210419BHJP
【FI】
A47K13/18
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2020-213018(P2020-213018)
(22)【出願日】2020年12月22日
(62)【分割の表示】特願2020-585(P2020-585)の分割
【原出願日】2020年1月6日
【審査請求日】2021年1月19日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】309013141
【氏名又は名称】豊川 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100207996
【弁理士】
【氏名又は名称】豊川 直樹
(72)【発明者】
【氏名】豊川 直樹
【審査官】
立澤 正樹
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−213876(JP,A)
【文献】
米国特許第06996859(US,B1)
【文献】
特開平08−299227(JP,A)
【文献】
特開2004−097298(JP,A)
【文献】
特開2002−294048(JP,A)
【文献】
Bubble Wrap Toilet Seat,facebookへの投稿記事,Facebook,2019年10月31日,URL,https://www.facebook.com/ComedyCentral/videos/bubble-wrap-toilet-seat/2143511622611157/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 13/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に隣接する一方の樹脂シートと他方の樹脂シートとの間に気泡を介在させてなる気泡緩衝材からなり、かつ防寒用であり、
筒状に形成した薄い樹脂シートを折り畳んで2層状にし、次いで、2層状の樹脂シートに予熱を与えてから、一方の樹脂シートを凹状の吸着部で吸着することにより、相互に隣接する一方の樹脂シートと他方の樹脂シートとの間に気泡を介在させ、次いで、2層状の樹脂シートを加熱融着させて形成されており、
前記一方の樹脂シートを挟んで前記他方の樹脂シートとは反対側に、前記一方の樹脂シートの上面を覆うもう一枚の樹脂シートが設けられており、
トイレットロール状に形成されており、シート横断方向に沿って前記気泡緩衝材を切断するための切り取り線が設けられている使い捨て便座シート。
【請求項2】
便座シート部をシートから切り離すための切り取り線が設けられている請求項1に記載の使い捨て便座シート。
【請求項3】
前記便座シート部の裏面側には両面テープが貼り付けられており、
前記両面テープの剥離紙を剥がしてから、便座に仮固定する請求項1又は請求項2に記載の使い捨て便座シート。
【請求項4】
前記気泡が介在した気泡部が整列配置されており、該気泡部は1列毎に長手方向の位置がずらされており、n列目(nは整数)と(n+2)列目の前記気泡部は長手方向の位置が同一であり、n列目の任意の位置をm行目とすると、(n+1)列目の前記気泡部は、前記m行目と(m+1)行目との中間位置に配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の使い捨て便座シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨て便座シートに関する。より詳しくは、公園や駅前などの公衆トイレなどに用いられる使い捨て便座シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、公園や駅前などの公衆トイレに用いられる使い捨て便座シートとしては、紙製品が知られている(特許文献1参照)。これらは、トイレットペーパーのようにロール状に券回された形で使用される。使用時にはシートの先端を指で引っ張り、切り取り線に沿って切断する。そして、使い捨て便座シートを便座に敷くことにより、着座者の太腿の肌が直接便器に触れることがなくなり、苦痛を伴う冷感を低減させることができる。
なお、便座使用後は、便座から使い捨て便座シートを取り除き、廃棄することになる。このとき、当該シートが水溶性であれば、水洗時に流すことができる(特許文献2参照)。
【0003】
しかし、特許文献1の使い捨て便座シートは、紙製であるため厚みが小さく、直ぐに熱が便座に伝わり、すなわち太腿の肌を介して体熱が直ぐに便座に吸熱され、冷たさを感じる。
この冷たさを低減できる素材としては、例えば、織布、不織布又は発泡樹脂が挙げられる(特許文献3参照)。
【0004】
しかし、織布や不織布といった布製の使い捨て便座シートは、制作時の手間や省資源化の観点から、適切とは言えない。また、冷感解消のために、使用上及び携帯上、支障がない程度に厚みを必要とするため、上記観点から不適切性が増す。なお、不織布であれば、繊維間の接着力が水中で弱くなるため、水洗には適している(特許文献4参照)。
【0005】
発泡樹脂としては、主なものとして、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン及び発泡ポリオレフィンが知られている(特許文献5参照)。これらは、気泡が混入しているため、断熱性に優れ、着座時に冷たさを感じ難いため、熱の観点から適切な素材である。しかし、上記同様に使い捨てるには省資源化の観点から好ましくない。
省資源化の観点からは、ポリエチレンなどの樹脂シートが優れている。リサイクルが可能であるからである。紙と並列的に選択される素材として知られている(特許文献6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平2−16196号公報
【特許文献2】実開平1−145295号公報
【特許文献3】実開平4−9200号公報
【特許文献4】特開2012−245232号公報
【特許文献5】実開平4−115492号公報
【特許文献6】実開平4−25594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、ポリエチレンのような樹脂シートでは、リサイクル性に優れており、使い捨てを容易に行うことができるものの紙製シートと同様に厚みが小さいため、直ぐに熱が浸透し、肌を介して体温が吸熱され、冷たさを感じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、省資源化だけでなく、冷たさを感じさせないという観点からの体感性にも優れている使い捨て便座シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、このような課題に対して鋭意研究を重ねた結果、いわゆるプチプチと呼ばれる気泡緩衝材を用いることにより、肌に冷たさを感じさせない体感性と省資源化を図ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明の使い捨て便座シートは、相互に隣接する一方の樹脂シートと他方の樹脂シートのと間に気泡を介在させてなる気泡緩衝材からなり、かつ防寒用である。
【0010】
本発明の使い捨て便座シートでは、樹脂シートであるため熱伝導率が小さく、シート状であるため比熱も小さく、気泡は空気であるため優れた断熱材として機能し、冬場などの寒い時期に便座に着座する時の防寒用に特に有効である。
【0011】
また、本発明の使い捨て便座シートは、筒状に形成した薄い樹脂シートを折り畳んで2層状にし、次いで、2層状の樹脂シートに予熱を与えてから、一方の樹脂シートを凹状の吸着部で吸着することにより、相互に隣接する一方の樹脂シートと他方の樹脂シートの間に気泡を介在させ、次いで、2層状の樹脂シートを加熱融着させて形成されている。
【0012】
本発明の使い捨て便座シートでは、いわゆるプチプチシートが想定される。シートは薄いため、熱伝導面の断面積が小さく、熱が移動し難い。さらに、気泡部分は空気であり、優れた断熱材として機能するため、熱の伝達は僅かである。よって、肌から便座への断熱性が非常に高いため、着座しても肌に冷さを感じ難い。特に、使い捨て便座シートが冬場の大気温度によって体温に比べて冷却されている場合、樹脂シートは薄くて熱伝導率が小さいため、着座時に肌との接触部が直ぐに昇温し、肌の冷たさを苦に感じなくて済む。
【0013】
より工学的にいえば、いわゆるプチプチシートのプチプチ部高さ方向の熱の逃げはシート厚み方向と垂直方向であり、熱の流路の幅が非常に狭い上に熱伝導率が小さく、熱の逃げがないレベルである。また、気泡部分は空気であり断熱性が非常に良いため、その部分からの熱の逃げもないレベルである。その上、シートが薄く熱容量が小さいため、肌との接触部が直ぐに昇温し、肌への冷たさを苦に感じなくて済む。このように、熱設計上、極めて優れた構造になっている。
【0014】
また、織布や不織布などの布を用いる場合や発泡樹脂を用いる場合に比べて省資源化を図ることができる。
【0015】
また、本発明の使い捨て便座シートは、前記一方の樹脂シートを挟んで前記他方の樹脂シートとは反対側に、前記一方の樹脂シートの上面を覆うもう一枚の樹脂シートが設けられている。
【0016】
本発明の使い捨て便座シートでは、サンドイッチ状のプチプチシートが想定される。サンドイッチ状のプチプチシートであれば、形状安定性が良く着座時の快適さが向上する。ゴミも付着しにくく衛生上良い。
【0017】
また、本発明の使い捨て便座シートは、トイレットロール状に形成されており、シート横断方向に沿って気泡緩衝材を切断するための切り取り線と、便座シート部をシートから切り離すための切り取り線とが設けられている。
【0018】
本発明の使い捨て便座シートでは、サンドイッチ状にし形状安定性を高めたため、剪断力を加えやすく、ロール状のシートから容易に横方向切断及び便座部の切り離しを行うことができる。また、両面テープで便座に固定した場合には、取り付け・取り外しも容易になる。便座を暖める機能が付いていないトイレに容易に適用でき、駅の構内や公園などの洋式トイレに広く普及する。
【0019】
また、本発明の使い捨て便座シートは、前記便座シート部の裏面側には両面テープが貼り付けられており、前記両面テープの剥離紙を剥がしてから、便座に仮固定される。
【0020】
本発明の使い捨て便座シートでは、便座に仮固定されるため、便座使用後に容易にシートを便座から剥がすことができる。なお、水溶性の気泡緩衝材を用いれば、便器水洗時に流すことができる。
【0021】
また、本発明の使い捨て便座シートは、前記気泡が介在した気泡部が整列配置されており、該気泡部は1列毎に長手方向の位置がずらされており、n列目(nは整数)と(n+2)列目の前記気泡部は長手方向の位置が同一であり、n列目の任意の位置をm行目とすると、(n+1)列目の前記気泡部は、前記m行目と(m+1)行目との中間位置に配置されている。
【0022】
本発明の使い捨て便座シートでは、気泡部について1列毎に長手方向の位置がずらされていない場合に比べて、より密に気泡部を配置することができ、着座者の体重をより多くの気泡部で受けることができる。したがって、気泡部1個当たりの強度を低くすることができ、樹脂シートをより薄くすることが可能である。一方、樹脂シートを薄くするのではなく、樹脂シートの厚みを同じままとすると、気泡緩衝させるための気泡部の高さを低くでき、便座シートをより薄くすることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の使い捨て便座シートでは、省資源化だけでなく、冷たさを感じさせないという観点からの体感性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、本発明の使い捨て便座シートの一実施形態を示す説明図である。
【
図2】
図2は、
図1の使い捨て便座シートの気泡緩衝材に形成された気泡部の断面の概略を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
【0026】
図1は、本発明の使い捨て便座シートの一実施形態を示す説明図である。本実施形態の使い捨て便座シート1は、気泡緩衝材2に切り取り線S1を入れたものである。この気泡緩衝材2はポリエチレン製であり、割れ物や電子部品を包んだり、クッキーなどの菓子が入った缶の中に封入されたりして使用されており、広く普及しているものである。また、この気泡緩衝材2は、いわゆるプチプチと呼ばれ、エアクッションの機能を有し、梱包資材として店舗で販売されている。
気泡緩衝材2には、一対の便座シート部2a毎に切り離すための切り取り線S2がシート横断方向に形成されている。この切り取り線S2は、シート長手方向に一定間隔で形成されている。
【0027】
同図では、気泡が介在した気泡部3が整列配置されている。これらの気泡部3は1列毎に長手方向の位置がずらされている。より詳細にはn列目(nは整数)と(n+2)列目の気泡部3は長手方向の位置が同一である。そして、n列目の任意の位置をm行目とすると、(n+1)列目の気泡部3は、前記m行目と(m+1)行目との中間位置に配置されている。
【0028】
切り取り線S1は、便座に沿った湾曲形状の形状ラインを形成している。この形状ラインは、点線状であり、切断された切断部と切断されていない接続部が交互に連続している。ポリエチレンは伸び易く切断することが難しいため、切断部の長さは、接続部に比べて長くされている。
便座シート部2aの裏面側には、適宜の場所に、両面テープを貼り付け、便座に仮固定できるようにする。両面テープとしては、容易に剥がすことができるアクリル系粘着剤を用いたスリーエム社製のスコッチ(登録商標)を用いることができる。
【0029】
図2は、気泡緩衝材2に形成された気泡部3の断面の概略を示している。図では、略長方形状の断面をしているが、円弧状であっても良く、特に形状は限定されない。このような気泡部3は、気泡を形成する素材が樹脂シートであるため熱伝導率が銅や鉄などの金属と比べて低く、熱が移動し難い。また、シートは薄いため、熱伝導面の断面積が小さく、熱が移動し難い。さらに、気泡部分は空気であり、優れた断熱材として機能するため、熱の伝達は僅かである。よって、肌から便座への断熱性が非常に高いため、着座しても肌に冷さを感じ難い。
【0030】
特に、着座時に
図1に示す使い捨て便座シート1が冬場の大気温度によって体温に比べて冷却されている場合、樹脂シートは薄くて熱伝導率が小さいため、肌との接触部が直ぐに昇温し、肌の冷たさを苦に感じなくて済む。熱伝導率が小さいと肌との近接部の温度は、熱伝導率が大きい場合に比べて、温度上昇幅が大きくなる。逆に、肌との接触部からある程度離れた地点では、熱伝導率が大きい方が相対的に温度上昇幅が大きい。横軸に接触部からの距離、縦軸に温度を採った場合、単調減少グラフとなり、熱伝導率の異なる2つの物質のグラフ間には、交差点が発生する。
【0031】
リサイクル製品の原材料として、例えば、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)が回収対象となっている。本実施形態の気泡緩衝材2はポリエチレン製であるため、使用後に、リサイクル回収を図ることができ、省資源化に繋がる。
【0032】
次に、気泡緩衝材2の製造方法について説明する。先ず、筒状に形成した樹脂シートを折り畳んで2層状にする。次いで、2層状のシートに予熱を与えてから、一方の樹脂シート4Aを凹状の吸着部で吸着することにより、相互に隣接する一方の樹脂シート4Aと他方の樹脂シート4Bの間に気泡を介在させる。次いで、2層を加熱融着させる。
【0033】
次に、本実施形態の使い捨て便座シート1の使用方法について説明する。使い捨て便座シート1は、トイレットペーパーと同様にロール状にして製品化される。そして、気泡緩衝材2の先端を一定長さ引っ張り、一対の便座シート部2aが取り出された状態で、シート横断方向に沿った切り取り線S2に沿って気泡緩衝材2を切断し、1片のシートを切り離す。
なお、1片のシートを複数枚束ねて、製品化しても良い。
【0034】
次いで、この切り離したシート内に形成された一対の便座シート部2aのうちの一方の便座シート部2aをシートから切り離す。切り離した便座シート部2aの裏面側の両面テープの剥離紙を剥がしてから、一方の便座シート部2aを便座に仮固定する。次いで、他方の便座シート部2aもシートから切り離し、剥離紙を剥がしてから、便座に仮固定する。
【0035】
上述した実施形態の使い捨て便座シートでは、相互に隣接する一方の樹脂シート4Aと他方の樹脂シート4Bの間に気泡を介在させてなる気泡緩衝材2を用いているので、織布や不織布などの布を用いる場合や発泡樹脂を用いる場合に比べて省資源化を図ることができる。また、冷たさを感じさせないという観点からの体感性にも優れている。ここで、気泡緩衝材2は、ポリエチレン製であるため、リサイクル可能な素材であり、省資源化に貢献することができる。
【0036】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることは言うまでもない。
上述した実施形態では、使い捨て便座シート1の気泡緩衝材2としてリサイクル性のある材料を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、生分解性のある材料を用いても良い。生分解性のある材料を用いれば、焼却時にダイオキシンなどの有害ガスを発生しないため、普通ゴミとして廃棄することができる。
【0037】
また、例えば、水溶性のある材料を用いても良い。水溶性のある材料であれば、便座使用後に使い捨て便座シートを便座から剥がし、便器内に捨ててそのまま水洗することができる。水溶性の材料としては、ポリビニールアルコール(PVA)を主成分としたものが知られており、具体的には、アイセロ社が販売するソルバック(登録商標)という水溶性フィルムが知られている。
【0038】
また、上述した実施形態では、2層からなる気泡緩衝材2について説明したが、
図3に示すように、気泡部3の上面側にも樹脂シート4Cを設け、サンドイッチ形状にした気泡緩衝材としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、使い捨て便座シートに利用することができる。例えば、公園や駅前などの公衆トイレなどに用いられる使い捨て便座シートに利用することができる。
【符号の説明】
【0040】
1 使い捨て便座シート
2 気泡緩衝材
2a 便座シート部
3 気泡部
4A,4B,4C 樹脂シート
S1,S2 切り取り線
【要約】
【課題】省資源化だけでなく、冷たさを感じさせないという観点からの体感性にも優れている使い捨て便座シートを提供する。
【解決手段】相互に隣接する一方の樹脂シートと他方の樹脂シートとの間に気泡を介在させてなる気泡緩衝材2からなる使い捨て便座シート1を形成する。気泡緩衝材2としては、いわゆるプチプチを好適に用いることができる。ここで、一方の樹脂シートを挟んで他方の樹脂シートとは反対側に、一方の樹脂シートの上面を覆うもう一枚の樹脂シートを設けても良い。この三層構造のシートは、例えば、トイレットロール状にされ、シート横断方向に沿って切り取り線S2が設けられる。また、便座に沿った湾曲形状の切り取り線S1を設け、便座シート部2aを形成しても良い。この便座シート部2aの裏面には便座への仮固定用に予め両面テープを貼り付けておくと良い。
【選択図】
図1