特許第6864979号(P6864979)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6864979
(24)【登録日】2021年4月7日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】導通検査方法及び導通検査装置
(51)【国際特許分類】
   G01R 31/54 20200101AFI20210419BHJP
   H01R 43/00 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
   G01R31/54
   H01R43/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-114961(P2015-114961)
(22)【出願日】2015年6月5日
(65)【公開番号】特開2017-3316(P2017-3316A)
(43)【公開日】2017年1月5日
【審査請求日】2018年5月17日
【審判番号】不服2020-5884(P2020-5884/J1)
【審判請求日】2020年4月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】599011687
【氏名又は名称】学校法人 中央大学
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】井伊 良介
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 淳仁
(72)【発明者】
【氏名】橋本 秀紀
(72)【発明者】
【氏名】中村 壮亮
(72)【発明者】
【氏名】鯵坂 志門
【合議体】
【審判長】 福島 浩司
【審判官】 磯野 光司
【審判官】 森 竜介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−98612(JP,A)
【文献】 特開2000−155149(JP,A)
【文献】 特開2012−52992(JP,A)
【文献】 特開2008−46038(JP,A)
【文献】 特開平11−352162(JP,A)
【文献】 実開昭52−30982(JP,U)
【文献】 特開2003−255013(JP,A)
【文献】 特開2009−162589(JP,A)
【文献】 特開2004−138437(JP,A)
【文献】 特開平7−280864(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0085550(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0312506(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 31/02
G01R 31/50-31/74
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子金具が端末に設けられた1本の電線の導通を検査する導通検査方法であって、
前記端子金具にネットワークアナライザに接続された検査ピンを非接触の状態で近づけた後、前記ネットワークアナライザにより前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定する工程と、
前記ネットワークアナライザにより測定した前記電線のインピーダンスの周波数特性に基づいて電線の導通を検査する工程と、を含むことを特徴とする導通検査方法。
【請求項2】
端子金具が端末に設けられた複数の電線を束ねたワイヤハーネスの導通を検査する導通検査方法であって、
前記複数の電線の端末にそれぞれ設けられた端子金具に、ネットワークアナライザに接続された複数の検査ピンをそれぞれ非接触の状態で近づけた後、前記ネットワークアナライザにより前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性を測定する工程と、
前記ネットワークアナライザにより測定した前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性に基づいて前記複数の電線それぞれの導通を検査する工程と、を含むことを特徴とする導通検査方法。
【請求項3】
端子金具が端末に設けられた1本の電線の導通を検査する導通検査装置であって、
前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定するためのネットワークアナライザと、
前記端子金具を収容したコネクタハウジングを保持するコネクタ保持部、前記ネットワークアナライザに接続され検査ピン、及び、前記検査ピンを前記端子金具に接近可能に保持するピン保持部を有する導通検査治具と、
前記ネットワークアナライザにより測定した前記電線のインピーダンスの周波数特性に基づいて前記電線の導通を検査する手段と、を備え、
前記ピン保持部は、前記検査ピンが前記端子金具に最接近する検査位置で当該端子金具と接触しないように設けられている
ことを特徴とする導通検査装置。
【請求項4】
端子金具が端末に設けられた複数の電線を束ねたワイヤハーネスの導通を検査する導通検査装置であって、
前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定するためのネットワークアナライザと、
複数の前記端子金具を収容したコネクタハウジングを保持するコネクタ保持部、前記ネットワークアナライザに接続され複数の検査ピン、及び、前記複数の検査ピンを前記複数の端子金具それぞれに接近可能に保持するピン保持部を有する導通検査治具と、
前記ネットワークアナライザにより測定した前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性に基づいて前記複数の電線それぞれの導通を検査する手段と、を備え、
前記ピン保持部は、前記検査ピンが前記端子金具に最接近する検査位置で当該端子金具と接触しないように設けられている
ことを特徴とする導通検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具が端末に設けられた電線の導通検査方法及び当該導通検査方法に用いられる導通検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両内に配索されて各種電子機器等の接続に用いられるワイヤハーネスは、コネクタハウジングに収容される端子金具が端末に設けられた複数の電線を有している。そして、このようなワイヤハーネスに対して、電線の断線や端子の接続不良等を検出するための導通検査が行われる。
【0003】
導通検査は、例えば、電線の両端末に設けられた端子金具に対をなす検査プローブを接触させて、これら検査プローブ間の導通を確認することにより行うものであるところ、この検査プローブを接触させることにより端子金具の変形や損傷が生じるおそれがあった。そして、このような端子金具の変形や損傷を抑制できる検査プローブの一例が、特許文献1に開示されている。
【0004】
特許文献1に開示されている検査プローブは、検査器本体に取り付けられる管体と、この管体に突没自在に支持された可動ピンと、管体内に配置されかつ可動ピンを管体から突出させる方向に向けて押圧するコイルバネと、を有している。この検査プローブによれば、端子金具が可動ピンに押し付けられると、当該押し付けられる力に応じて可動ピンが管体内に押し込まれるので、端子金具の変形や損傷を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−43298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されているような可動ピンをコイルバネで押圧する構成の検査プローブは、繰り返し使用した場合においても可動ピンと端子金具とを確実に接触させるために、コイルバネによる可動ピンを押圧する力を、当該コイルバネの劣化(バネ力の低下等)などを考慮して、可動ピンと端子金具との間の導通を確保するために最低限必要な力より大きく設定することが求められ、そのため、端子金具の変形や損傷を抑制する点で改善の余地があった。
【0007】
発明本は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、端子金具の変形や損傷をより効果的に抑制することができる導通検査装置及び導通検査方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、端子金具が端末に設けられた電線の導通検査方法であって、前記端子金具にネットワークアナライザに接続された検査ピンを非接触の状態で近づけた後、前記ネットワークアナライザにより前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定する工程と、前記ネットワークアナライザにより測定した前記電線のインピーダンスの周波数特性に基づいて電線の導通を検査する工程と、を含むことを特徴とする導通検査方法に存する。
【0009】
請求項2記載の発明は、端子金具が端末に設けられた複数の電線を束ねたワイヤハーネスの導通検査方法であって、前記複数の電線の端末にそれぞれ設けられた端子金具に、ネットワークアナライザに接続された複数の検査ピンをそれぞれ非接触の状態で近づけた後、前記ネットワークアナライザにより前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性を測定する工程と、前記ネットワークアナライザにより測定した前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性に基づいて前記複数の電線それぞれの導通を検査する工程と、を含むことを特徴とする導通検査方法に存する。
【0010】
本発明における導通検査装置は、端子金具が端末に設けられた電線の導通検査装置であって、端子金具が端末に設けられた電線の導通検査装置であって、前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定するためのネットワークアナライザと、前記端子金具又は当該端子金具を収容したコネクタハウジングを保持するコネクタ保持部、前記ネットワークアナライザに接続される検査ピン、及び、前記検査ピンを前記端子金具に接近可能に保持するピン保持部を有する導通検査治具と、前記ネットワークアナライザにより測定した前記電線のインピーダンスの周波数特性に基づいて前記電線の導通を検査する手段と、を備え、前記ピン保持部は、前記検査ピンが前記端子金具に最接近する検査位置で当該端子金具と接触しないように設けられているようにしても良い
【0011】
本発明における導通検査装置は、端子金具が端末に設けられた複数の電線を束ねたワイヤハーネスの導通検査装置であって、前記電線のインピーダンスの周波数特性を測定するためのネットワークアナライザと、複数の前記端子金具又は複数の前記端子金具を収容したコネクタハウジングを保持するコネクタ保持部、前記ネットワークアナライザに接続される複数の検査ピン、及び、前記複数の検査ピンを前記複数の端子金具それぞれに接近可能に保持するピン保持部を有する導通検査治具と、前記ネットワークアナライザにより測定した前記複数の電線それぞれのインピーダンスの周波数特性に基づいて前記複数の電線それぞれの導通を検査する手段と、を備え、前記ピン保持部は、前記検査ピンが前記端子金具に最接近する検査位置で当該端子金具と接触しないように設けられているようにしても良い
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように請求項1〜4記載の発明によれば、検査ピンと端子金具とを接触しなくても導通検査を行うことができる。これにより、端子金具の変形や損傷を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態の導通検査装置の概略構成を示す図である。
図2図1の導通検査装置が備える導通検査治具の斜視図である。
図3図1の導通検査装置が備える導通検査治具の断面図である。
図4】正常時のインピーダンスの実数、虚数の周波数特性の一例を示すグラフである。
図5】異常時のインピーダンスの実数、虚数の周波数特性の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態に係る導通検査装置について、図1図5を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態の導通検査装置の概略構成を示す図である。図2は、図1の導通検査装置が備える導通検査治具の斜視図である。図3は、図1の導通検査装置が備える導通検査治具の断面図である。図4は、正常時のインピーダンスの実数、虚数の周波数特性の一例を示すグラフである。図5は、異常時のインピーダンスの実数、虚数の周波数特性の一例を示すグラフである。
【0016】
本実施形態の導通検査装置1は、例えば、各図に示すように、検査台K上に配索された車両用のワイヤハーネス101の導通検査に用いられる。このワイヤハーネス101は、複数の電線102を束ねたワイヤハーネス本体103と、ワイヤハーネス本体103の端末に設けられたコネクタ104と、を有している。ワイヤハーネス本体103は、幹線103aとこの幹線103aから分岐した分岐線103bとを有している。
【0017】
コネクタ104は、図3に示すように、ワイヤハーネス本体103を構成する複数の電線102それぞれの端末に設けられた複数の端子金具104aと、これら複数の端子金具104aを収容するコネクタハウジング104bと、を有している。コネクタ104は、車両に搭載された電子機器等に接続される。
【0018】
図1に示すように、導通検査装置1は、ネットワークアナライザ10と、導通検査治具20と、導通可否判定装置30と、を備えている。
【0019】
ネットワークアナライザ10は、電線102のインピーダンスの周波数特性を測定する装置である。このネットワークアナライザ10は、後述する検査ピン24によって電線102に交流の入力電力を入力し、例えば検査ピン24に入力される反射電力に基づいて入力電力の周波数に対する電線102のインピーダンスを測定する周知のネットワークアナライザである。
【0020】
導通検査治具20は、複数の電線102の端末にそれぞれ設けられた端子金具104aと、ネットワークアナライザ10に接続された検査ピン24と、を非接触の状態で近づけるための治具である。導通検査治具20は、ワイヤハーネス101のコネクタ104と同数、端子台Kに搭載されている。
【0021】
導通検査治具20は、図2に示すように、端子台K上に搭載される基部21と、操作レバー22と、一対のコネクタ保持部23と、複数の検査ピン24と、ピン保持部25と、を備えている。基部21は、互いに平行な一対の側壁21aなどを備えている。操作レバー22と、コネクタ保持部23と、ピン保持部25と、は、前記一対の側壁21a間に設けられている。
【0022】
操作レバー22は、前記側壁21aに回転自在に支持されている。コネクタ保持部23は、前記側壁21a間に固定されている。一対のコネクタ保持部23は、コネクタハウジング104bの相手側端子金具の挿入口が後述するピン保持部25に相対する状態で、前記コネクタハウジング104bを保持している。コネクタ保持部23は、検査台Kと直交する方向に沿ってコネクタハウジング104bが出し入れ自在となっている。
【0023】
検査ピン24は、上述したネットワークアナライザ10に接続され、交流の入力電力を出力する。検査ピン24は、コネクタ保持部23に保持されるコネクタハウジング104bに収容される複数の端子金具104aと同数設けられる。また、検査ピン24は、図3に示すように、一端に設けられた棒状の先端部24aと、他端に設けられた配線L1(図1)を接続するための電線接続部(図示せず)と、が設けられている。この検査ピン24の他端に接続された配線L1がネットワークアナライザ10に接続される。
【0024】
ピン保持部25は、上述した先端部24aをコネクタ保持部23側に突出させ、コネクタ保持部23とは反対側から配線L1を引き出すように、検査ピン24を保持する。ピン保持部25は、図2に示すように、リンク26によって、操作レバー22に連結される。これにより、ピン保持部25は、操作レバー22の回転操作によってコネクタ保持部23に最接近する検査位置(図3)と、最も離れる着脱位置との間でスライドするように一対の側壁21a間に配されている。即ち、ピン保持部25は、検査ピン24を端子金具104aに対して接近可能に保持している。
【0025】
上記検査位置では、図3に示すように、検査ピン24は雌型で筒状の端子金具104a内に挿入されている。この検査位置において検査ピン24の先端部24aは、端子金具104aの挿入口付近の内径が大きい位置までしか挿入されないため、検査ピン24と端子金具104aとが接触することがなく、非接触の状態で近づけることができる。
【0026】
上記着脱位置では、検査ピン24は、筒状の端子金具104a外に位置する。この着脱位置で、コネクタ保持部23にコネクタハウジング104bを着脱することができる。
【0027】
導通可否判定装置30は、例えばPCなどから構成されている。導通可否判定装置30にはネットワークアナライザ10により計測された各電線102のインピーダンスの周波数特性が入力される。導通可否判定装置30は、各電線102のインピーダンスの周波数特性に基づいて電線102それぞれの導通の有無を検査する。
【0028】
次に、上述した導通検査装置1の導通検査の動作の一例について以下に説明する。
【0029】
まず、検査台Kに搭載された各導通検査治具20の操作レバー22を操作してピン保持部25を着脱位置にする。次に、導通検査対象となるワイヤハーネス101を検査台Kに配索し、ワイヤハーネス101の端末に設けられたコネクタ104を、それぞれに対応する導通検査治具20のコネクタ保持部23に保持させる。
【0030】
次に、操作レバー22を回転操作して、ピン保持部25を検査位置にスライドさせて、図3に示すように、端子金具104aにネットワークアナライザ10に接続された検査ピン24を非接触の状態で近づける。その後、ネットワークアナライザ10によりコネクタハウジング104bに収容される複数の電線102それぞれについてインピーダンスの周波数を測定させる。ネットワークアナライザ10は、各検査ピン24から例えば0〜500MHzの範囲で変化する交流の入力電力を出力し、検査ピン24に入力される反射電力に基づいて入力電力の周波数に対する電線102のインピーダンスを求めて、導通可否判定装置30に送信する。
【0031】
導通可否判定装置30は、例えば、図4に示すような正常時の電線102のインピーダンスの周波数特性を記録している。電線102に断線や短絡、導通不良などの異常が発生すると電線102のインピーダンスの周波数特性が例えば図5に示すように変化する。このことに着目し、導通可否判定装置30は、予め記憶された正常時の電線102のインピーダンスの周波数特性と、ネットワークアナライザ10が測定した電線102のインピーダンスの周波数特性とを比較して、各電線102の導通を検査する。導通可否判定装置30は、ワイヤハーネス101の複数の電線102の全てについて導通を検査する。
【0032】
全ての導通検査が終了すると、作業員が、操作レバー22を操作して、ピン保持部25を再び着脱位置に戻して、コネクタ保持部23からコネクタハウジング104bを外して、次に検査すべきワイヤハーネス101のコネクタハウジング104bを保持させる。
【0033】
上述した実施形態では、端子金具104aにネットワークアナライザ10に接続された検査ピン24を非接触の状態で近づけた後、ネットワークアナライザ10により電線102のインピーダンスの周波数特性を測定し、ネットワークアナライザ10により測定した電線102のインピーダンスの周波数特性に基づいて電線の導通を検査する。これにより、検査ピン24と端子金具104aとを接触しなくても導通検査を行うことができ、端子金具104aの変形や損傷を効果的に抑制することができる。
【0034】
なお、上述した実施形態によれば、端子金具104aは雌型であったがこれに限ったものではない。雄型の端子金具104aであってもよい。
【0035】
また、上述した実施形態によれば、ワイヤハーネス101を構成する電線102の導通検査を行っていたが、これに限ったものではない。例えば、ワイヤハーネス101にする前の電線102の1本、1本の導通検査を行うようにしてもよい。
【0036】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 導通検査装置
10 ネットワークアナライザ
20 導通検査治具
23 コネクタ保持部
24 検査ピン
25 ピン保持部
101 ワイヤハーネス
102 電線
104a 端子金具
104b コネクタハウジング
図1
図2
図3
図4
図5