【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様において、モニタリング情報提供装置であって、
- モニタリングされる患者の患者データを得るための患者データ入力部と、
-患者に投与される薬物及び患者への薬物の投与の時間を特定する薬物投与データを得る薬物特定入力部と、
- 特定される薬物の薬物情報を得るための薬物情報入力部であって、前記薬物情報は薬物副作用及び/又は薬物間相互作用及び/又は薬物-病禁忌を含む、薬物情報入力部と、
-得られる患者データ、薬物投与データ及び薬物情報に基づいて時間分解モニタリング情報を決定する処理ユニットであって、前記モニタリング情報はダイナミックに適応され、時間にわたってモニタリングされるのに最もクリティカルな患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候を示す処理ユニットと、
- 前記モニタリング情報を出力するための出力インタフェースと
を有する、モニタリング情報提供装置が提供される。
【0009】
本発明の更なる態様において、対応するモニタリング情報提供方法であって、
- モニタリングされる患者の患者データを得るステップと、
-患者に投与される薬物及び患者への薬物の投与の時間を特定する薬物投与データを得るステップと、
- 前記特定される薬物の薬物情報を得るステップであって、前記薬物情報は薬物副作用及び/又は薬物間相互作用及び/又は薬物-病禁忌を含む、ステップと、
-前記得られる患者データ、薬物投与データ及び薬物情報に基づいて時間分解モニタリング情報を決定するステップであって、前記モニタリング情報はダイナミックに適応され、時間にわたってモニタリングされるのに最もクリティカルな患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候を示すステップと、
- 前記モニタリング情報を出力するステップと
を有する、対応するモニタリング情報提供方法が提供される。
【0010】
本発明の更なる他の態様において、プロセッサで実行されるとき、ここに開示される方法が実行されるようにするコンピュータプログラムプロダクトをそこに記憶する非一時的なコンピュータ読取り可能な記録媒体及びコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータに、ここに開示される方法のステップを実行させるためのプログラムコード手段を有するコンピュータプログラムが提供される。
【0011】
本発明の好ましい実施例は、従属請求項において規定される。 請求項に記載の方法、コンピュータプログラム及び媒体は、請求項に記載の装置と類似及び/又は同一の好ましい実施例を有し、従属請求項に記載のものと類似及び/又は同一の好ましい実施例を有することは理解されるべきである。
【0012】
本発明は、出力される、例えば薬物情報に基づいて患者モニタの表示に示されるリアルタイム生理的兆候情報を適応及び/又はハイライトする考えに基づく。薬理学から、身体における薬物分配及び従って生理的兆候に関する予測される作用が、作用の部位に対する吸収及び分配に依存することは知られている。このように、有害作用の発症は、投与ルート(例えば錠剤又は静脈注射)作用を受けた器官(例えば、経口製剤はすぐに胃に作用を及ぼすが、非常に遅くなってから腎臓に作用を及ぼす)に依存する。
【0013】
身体における薬物作用に作用を及ぼすいくつかのファクタがあり、生理的兆候において可能な変化が予測されるとき、それらは考慮される。これらのファクタは、現在の患者状況、病気及びアレルギー、腎臓、肝臓、及び心臓機能、服用及び最後の服用の時間、遺伝、年齢、体重、性別、薬物間相互作用、並びにダイエット及び運動を含む。本発明によると、少なくとも薬物の種類及び薬物投与の正確な時間、好ましくはルートも得られ、時間分解態様で生理的兆候における予測される変化を決定するように用いられる。
【0014】
副作用による薬物の有害作用、薬物(又は薬物-食物間)相互作用及び禁忌は専門家に知られている。 しかしながら、誰でもこの領域の専門家であるというわけではなく、したがって、ガイダンスが必要である。 提案されたモニタリング情報提供装置及び方法は、彼らが適切なチェックを実行して、より速く、より一貫して適切な処置をもたらすことによって患者看護を改善することができるように正しい情報の方へ医療関係者をサポートする。 ある意味では、提案された装置及び方法は、患者看護の質を、担当人員(例えば看護師又は医師 )の知識レベルにあまり依存しないようにする。 それは、関連する最新情報をより速く共有することを促進し、病院における防止できるエラーを最小にする可能性を有する。
【0015】
対照的に、従来の薬物相互作用モニタリングシステム及びソフトウェアは、非常に汎用的である。 それらは予測される薬物作用のタイムライン又は薬物間相互作用及びいつ何をモニタリングするかに関する何れの情報(特に生理的兆候及び有害作用)も提供しない。予測される薬物作用又は薬物間相互作用に基づいて、何れの生理的徴候をいつモニタリングするかの優先順位はない。
【0016】
(例えば病院、薬局若しくは他の薬物ディスペンサ、薬物製造業者又はたとえばインターネットのような通信システムを介してモニタリング情報提供装置から何れかの方法でアクセス可能な他の場所において利用可能な薬物データベースから得られる)薬物作用、薬物間相互作用、薬-病禁忌から、(例えば、病歴患者データを記憶する電子健康記録(EHR)又は電子医療記録(EMR)のような患者の履歴データベースから得られる)患者データ、モニタリングされるべき最もクリティカルな生理的兆候及び有害作用に関する情報は利用できる。 これまで、このような情報がめったに又はまったく使われず、多くのセッティング(例えば家庭の状況)において、薬物投与の時間は医療従事者に知られていない。薬物投与の時間及び作用についての知識の両方の関連性の適切な判断のために、その作用、有害作用及び生理的兆候に関する作用は知られていなければならない。 多くの場合、知識を専門家、薬剤師又は病院薬剤師が有するが、これらの人々は家庭の状況における薬物投与の時間を知らない。
【0017】
(予測される薬物作用、それらの経時変化及び生理的兆候に関する作用 に関する)知識のこのレベルは、患者の薬物治療をチェックするために、通常、既知のシステムに含まれない。 これにより多くの薬物治療警告信号の生成がもたらされ、それから、臨床関連性のために看護師、医師及び/又は薬剤師によって判断されなければならない。 更に、相互作用又は禁忌が避けられないか、又は(例えば緊急事態で)すでに起こっている場合、何をするべきかについての情報がほとんどない。 本発明で提案されるように、投与の時間を加えることは、より高い臨床的関連性のある、より少ない薬物治療警告及び患者が臨床的に関連する有害作用を経験するかをモニタリングするための時間特定される生理的兆候をもたらす。
【0018】
本発明のコンテキストにおいて、「生理的兆候」という語が患者の生理学に対する何れの態様においても関連する何れの兆候としても広く理解される点は注意される。 生理的兆候は、心拍数、血圧、呼吸数、SpO2、体温などのような何れの種類のバイタルサインを含むが、アレルギー性皮膚反応、ドライマウス、ドライアイのようなモニタリングされるべき関連する兆候であってもよい他の徴候も含む。
【0019】
本発明によると、薬物副作用、薬物間相互作用又は薬-病禁忌による予測される有害反応に基づいて、例えばモニタリング情報提供装置のディスプレイ、別個のディスプレイ、ナースステーションにおける中央監視モニタ等上にダイナミックに適応されるモニタリング情報を出力することが提案される。出力される情報は時間分解され、データが潜在的有害作用の時間経過に従って、更新されて、注意を払うべき臨床的に最もクリティカルな生理的兆候、すなわち特定の患者の健康状態にとって重要であり、クリティカルな状態に達するとき、患者の重篤な健康状態を示す生理的兆候を示すことを意味する。
【0020】
モニタリング情報はそれ自体生理的兆候を含むが、代わりに又は更に、それから導出される収集信号又は生理的兆候を表示することなしに、作用される可能性があり、モニタリングされるのにクリティカルである生理的兆候及び状況のリスト又は、(例えばハイライトする)他の何れかの徴候のみを有する。
【0021】
本発明の利点は、それが、出力される生理的徴候情報を患者の状態により関連させる(又は強調する)ことにある。 好ましい実施例において、この情報は、警告を優先させて及び/又は警告閾値をダイナミックに適応させるように用いられる。薬物関連情報を出力することに加えて、提案された装置及び方法は、血圧変化が予測されて、最も関連する時間に従って、時間分解態様で血圧のようなさらなる測定を提案及び/又は自動的に開始する。
【0022】
本願のコンテキストにおいて、表現「得る」は、(受動的に)「受ける」だけでなく、(能動的に)「集める」又は「フェッチする」ことを含む態様で理解されることは注意される。
【0023】
提案されたモニタリング情報提供装置及び方法は、それぞれ、スタンドアローン装置及び方法であり、それぞれの手段を有し、それぞれのステップを実行するように適する、例えばPC、プロセッサー又は他の何れのハードウェアで実装される。代わりに、それらは他の装置及び方法、例えば患者モニタ、病院ワークステーション、医師のタブレット又はスマートフォン、看護師のモニタリングステーション等にも一体化される。
【0024】
好ましい実施例によると、処理ユニットは、
- いつ生理的徴候の変化が予測されるか、
- どれくらいの変化が予測されるか、
- それぞれの変化はどれくらいクリティカルか、
- 何れの潜在的な薬物副作用、薬物間相互作用、薬-病禁忌及び/又は薬物-食物相互作用が現われ得るか、及び/又は
- これらの潜在的薬物副作用、薬物間相互作用、薬-病禁忌及び/又は薬物-食物相互作用が生理的徴候の変化をどのようにもたらすことが予測されるか、変化はどれくらい予測されるか、及び/又はそれぞれの変化はどれくらいクリティカルか
をさらに示すモニタリング情報を決定するように構成される。
【0025】
これは、正しい生理的兆候に注意を払って、患者の状態又は健康状態の(潜在的に危険な)悪化を伴う特定の生理的徴候の(予測される)変化の誤解を避けるように、役に立つ情報をユーザ、例えば介護者にさらに提供する。
【0026】
さらに、最もクリティカルな生理的兆候に関する情報だけでなく、生理的信号の変化が予測される情報も生成され、出力される。 たとえば、血圧を下げるために患者に薬物Aが与えられる場合、予測される変化は血圧の低下である。 これは、スタッフが準備する意図された変化である。 これはハイライトされるが、それはクリティカルな有害反応を示さないので、より高い優先度を持っていない。 それどころか、場合によっては、薬物Aは副作用として心房細動を潜在的に誘発する。 これは、それが起こる場合、クリティカルな注意を必要とするクリティカルなパラメータであり、これはより高い優先度でハイライトされなければならない。 これは、出力される情報及び薬物投与に対する反応としての生理的徴候の変化の理解をさらにサポートする。
【0027】
好ましくは、モニタリング情報提供装置は、決定されるモニタリング情報に基づいて一つ又はそれより多くのセンサでなされる測定を適応させるために、モニタリングされるのに最もクリティカルであることが決定される一つ又はそれより多くの生理的兆候に関連するセンサ信号を提供する、一つ又はそれより多くのセンサを制御するための制御情報を生成するための制御ユニットを更に有する。たとえば、前記制御ユニットは、決定されるモニタリング情報に基づいて、一つ又はそれより多くのセンサを制御するための制御情報を生成して測定を開始し、特定の時間の間、測定を実行し、測定周波数を変更し、及び/又は測定の他のセッティングを適応させるように構成される。このように、好ましくは、有用で必要なセンサ信号が提供され、それらは薬物に関連すると共に患者に関連し、時間に渡って患者のリアルタイムの健康状態のさらに改善されるオーバビューさえも提供する。 現在のセンサ信号は、例えば、モニタリング情報をチェックして、必要な場合、それを適応させるためにセンサインタフェースを介して、提案された装置及び方法に連続的に供給される。
【0028】
他の実施例において、前記薬物特定入力部は、患者に投与される薬物の量及び/又は投与のルートを更に含む薬物投与データを得るように構成される。 この情報は、決定の正確さ及びモニタリング情報のダイナミックな適応をさらに改善することが分かっている。
【0029】
他の実施例において、前記薬物特定入力部は、患者により早く投与され、又は後に投与される、一つ又はそれより多くの更なる薬物を特定する更なる薬物投与データ及び一つ又はそれより多くの更なる薬物の投与の時間を得るように構成され、前記処理ユニットは、モニタリング情報の決定において更なる薬物投与データを使うように構成される。好ましくは、前記薬物特定入力部は、一つ又はそれより多くの更なる薬物の量及び/又は投与のルートを更に含む更なる薬物投与データを得るように構成される。これは、決定の正確さ及びモニタリング情報のダイナミックな適応をここでもさらに改善する。
【0030】
実施例において、モニタリング情報提供装置は、患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候に関連する一つ又はそれより多くのセンサ信号を得るためのセンサインタフェースを更に有し、前記処理ユニットはモニタリング情報の決定においてセンサ信号を使うように構成される。これは、モニタリング情報の正確さをさらに改善する。 センサ信号はそれぞれのセンサから(例えば有線又は無線態様で)直接入力されるか、又は他の装置、例えば従来のベッドサイド患者モニタのような患者モニタを介して間接的に入力される。
【0031】
さらに別の実施例において、モニタリング情報提供装置は、患者によって消費される食物並びに患者による食物の消費の時間、量及び/又はルートを特定する食物消費(摂食量)データを得るための食物特定入力部を更に有し、処理ユニットは時間に渡って患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候の予測される変化の決定において食物消費データを使うように構成される。 食物の消費が、例えば薬物の投与の前、間、又は後に(食物は、薬物と混ぜ合わされる場合、作用を有するだけでなく、代謝及び作用に関する延長される作用も有する)、薬物-食物相互作用をもたらすため、この実施例は、モニタリング情報の決定の正確さをさらに改善する。
【0032】
他の実施例において、モニタリング情報提供装置は、決定されるモニタリング情報によって示される生理的兆候がクリティカルな状態に達する場合、警告を生成して、発するための警告ユニットを更に有し、前記警告ユニットは、時間に渡って患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候の決定される予測される変化に基づいて、決定されるモニタリング情報によって示される生理的兆候がクリティカルな状態に達するかを決定するためにそのセッティングを適応させるように構成される。このように、装置を誤警告の数はかなり減らされることができ、警告はより速く生成されることができる。
【0033】
好ましくは、前記患者データ入力部は、患者のプロフィール、病歴、状態、病状、共存症、腎臓及び肝臓機能、非薬物治療を含む現在の治療法、血液値データ及び/又は他の検査データ(例えばイメージング、生検の組織構造)を含む、モニタリングされる患者の患者データを得るように構成される。この情報は例えば医療記録(例えばEHR)又は病院のデータベースから得られ、又はユーザインタフェース、例えばPC又はモニタリング情報提供装置のキーボードを介してユーザによって入力される。このような情報の使用はモニタリング情報の決定の正確さ及びダイナミックな適応をさらに改善する。
【0034】
都合のよいことに、提案されたモニタリング情報提供装置は、画像データを提供するイメージングユニット、特にカメラを更に有し、前記患者データ入力部は、前記画像データから(例えば顔認証を介して)患者を特定するように構成され、及び/又は前記薬物特定入力部は、(例えば薬物容器に付けられる識別子を認識し、投与の行為を認識するために画像処理を介して)前記画像データから患者に投与される薬物及び患者に対する薬物の投与の時間を特定するように構成され、及び/又は処理ユニットは、(例えばよく知られる遠隔フォト-プレチスモグラフィ技術を介して)前記画像データから患者の一つ又はそれより多くの生理的兆候を決定し、モニタリング情報の決定においてセンサ信号を使用するように構成される。これは、それぞれの情報を決定する単純で効率的な方法を提供する。
【0035】
しかしながら、本発明のコンテキストにおいて他の方法も同様に適用できる。 たとえば、ユーザインタフェース(例えばキーボード又はタッチスクリーン)は薬物投与の時間と共に患者データ及び/又は薬物データを入力するために提供される。 さらに、患者を特定するために患者又は患者ベッドに付けられ、及び/又は薬物を特定するために薬物容器に付けられる、対応する識別子を読み込むために、RFIDリーダ又はバーコードスキャナーのような適切なリーダーが使われる。生理的兆候に関連するセンサ信号を測定するために、パルスオキシメータ、SpO2センサ、(運動検出及び/又は呼吸レート検出のための)加速度計、呼気レートセンサ、温度センサ、血圧センサ、ECG電極、埋込み可能装置、スマート錠剤、微小工学に基づくソリューション等のような、患者の体に付けられる対応するセンサが使われる。音声処理のような他の方法が患者の特定及び患者の状態情報のために使われることができる。 さらに、提案された特定は同様に、たとえば患者特定、薬物特定又は食物特定のための無線技術(Wi-Fi、NFC)を使用する他の手段でなされることができる。
【0036】
さらに別の実施例において、モニタリング情報提供装置は、モニタリング情報をユーザに提供するための出力装置、特にディスプレイ、拡声器、プリンタ又は送信器を更に有する。このように、モニタリング情報はモニタリング情報提供装置において直接出力されるか、又は(無線又は有線態様で、例えばブルートゥース、Wi-Fi、UMTS、LANなどを介して)異なる装置、例えば医師のスマートフォン又はタブレット、ナースルームのモニタリングステーション、患者モニタ、在宅患者の監視のための監視センター等に送信される。出力、例えば表示されたモニタリング情報は好ましくはモニタリング情報自体のようにダイナミックに適応される。
【0037】
さらに、異なる生理的徴候は、モニタを見ているすべての人がどこに最初にフォーカスされるかをすぐに理解することができるように、それらがどれくらいクリティカルかに基づいて異なる態様(色、フォントなど)でハイライトされるか、又はマークされる。ハイライトの方法は、好ましくはモニタリング情報のダイナミックな適応に依存して、時間に渡って変化される。
【0038】
他の実施例において、必要な場合、過去時間分解生理的徴候モニタリング情報が容易にアクセスされ得るように、記憶ユニットが、モニタリング情報及び随意に出力されたか、又は表示されたすべてのデータを記憶するために提供される。これは、何れの種類の出力がより早く生成されたかを知るために時間的に戻ることを可能にする。 たとえば、これは、意味のある結果が現在もたらされるか、又はいくらかのデータマイニングがその後なされるかを確認するように用いられる。
【0039】
さらに、実施例において、ユーザインタフェースは、ユーザが装置にデータを入力することを可能にするため、及び/又は専門臨床医又は他の専門家のようなユーザが特定のセッティング、彼は何れの生理的兆候がクリティカルにモニタされなければならないかをマニュアルで示すことができる場所及び時間にアクセスすることを可能にするために提供される。 言い換えると、更なる情報を追加し、薬物情報入力を更新し、又は自動的に決定されるモニタリング情報、例えば何れの生理的兆候がモニタリングされるかの自動的に決定された提案を無視さえするために、オプションがユーザにもたらされる。
【0040】
また更に、実施例において、装置は連続的に学習するように構成されて、適応可能である。 たとえば、薬物Aの最初の投与の後、患者Aが薬物Aに敏感なことが観測される場合、次に薬物Aが与えられる時、モニタリングされるべきクリティカルな生理的徴候がどのように決定されるかにこの知識が使われる。つまり、この新情報は装置のセッティング、例えば警告閾値、この患者に起こる有害作用の可能性などを適応させるように用いられる。
【0041】
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載された実施例から明らかであり、これらの実施例を参照して説明される。