特許第6865571号(P6865571)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6865571
(24)【登録日】2021年4月8日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 31/00 20060101AFI20210419BHJP
   F21S 9/02 20060101ALI20210419BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20210419BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20210419BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20210419BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20210419BHJP
【FI】
   F21V31/00 200
   F21V31/00 100
   F21V31/00 300
   F21S9/02 200
   F21V31/00 400
   F21V17/00 200
   F21V17/00 152
   F21V23/04 110
   F21Y115:10 300
   F21Y115:15
【請求項の数】8
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2016-238275(P2016-238275)
(22)【出願日】2016年12月8日
(65)【公開番号】特開2018-97923(P2018-97923A)
(43)【公開日】2018年6月21日
【審査請求日】2019年11月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
(72)【発明者】
【氏名】鶴留 和幸
(72)【発明者】
【氏名】丹下 理和
(72)【発明者】
【氏名】石井 慶治
【審査官】 安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−149947(JP,A)
【文献】 特開2009−238534(JP,A)
【文献】 実開昭61−136421(JP,U)
【文献】 特開2003−249113(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 31/00
F21S 9/02
F21V 17/00
F21V 23/04
F21Y 115/10
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部に固定される照明器具において、
出射口と開口部を有する光源ユニットと、
前記出射口から露出した出射部材と、
前記開口部を覆う蓋ユニットとを備え、
前記光源ユニットは、前記出射口と前記出射部材とに密着した環状パッキンを有し、
前記蓋ユニットは、前記光源ユニットと密着し前記被取付部に密着する防水材を有し、
前記光源ユニットは、前記出射口が形成された前カバーを有するカバー部を有し、
前記出射部材は、前記出射口の周囲に、前記前カバーから突出した収納部を有し、
前記環状パッキンは、前記収納部に収納されている照明器具。
【請求項2】
前記光源ユニットは、前記カバー部に固定された光源取付部を有し、
前記環状パッキンは、前記カバー部と前記光源取付部との固定により前記出射口に押圧されている請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記光源ユニットは、前記環状パッキンと前記光源取付部との間に加圧スペーサを有し、
前記環状パッキンは、前記カバー部と前記加圧スペーサとに挟まれて前記出射口に押圧されている請求項2記載の照明器具。
【請求項4】
前記光源ユニットは、スイッチ孔を有し、
前記スイッチ孔に嵌め込まれたスイッチカバーと、
前記スイッチカバーを介して操作されるスイッチと
を備えた請求項1から3いずれか1項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記防水材は、一面が前記開口部に密着するとともに、他面が前記被取付部に密着している請求項1から4いずれか1項に記載の照明器具。
【請求項6】
被取付部に固定される照明器具において、
出射口と開口部を有する光源ユニットと、
前記出射口から露出した出射部材と、
前記開口部を覆う蓋ユニットとを備え、
前記光源ユニットは、前記出射口と前記出射部材とに密着した環状パッキンを有し、
前記蓋ユニットは、前記光源ユニットと密着し前記被取付部に密着する防水材を有し、
前記光源ユニットは、前記蓋ユニットを取り付ける取付部を有し、
前記取付部は、前記光源ユニットの軸と直交するリング部と前記リング部の外周から軸の方向に伸びたスカート部とを有し、
前記防水材は、先端が前記リング部の裏面と密着した環状壁を有する照明器具。
【請求項7】
前記防水材は、一つ以上の防水環部を有し、前記防水環部が前記被取付部に密着する請求項1から6いずれか1項に記載の照明器具。
【請求項8】
被取付部に固定される照明器具において、
出射口と開口部を有する光源ユニットと、
前記出射口から露出した出射部材と、
前記開口部を覆う蓋ユニットとを備え、
前記光源ユニットは、前記出射口と前記出射部材とに密着した環状パッキンを有し、
前記蓋ユニットは、前記光源ユニットと密着し前記被取付部に密着する防水材を有し、
前記防水材は、表面において前記開口部と密着する密着環部を有し、
前記防水材は、裏面において前記密着環部と対応した位置に防水環部を有し、前記防水環部が前記被取付部に密着する照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関するものであり、特に、防水形照明器具及び非常用照明器具に関するものでる。
【背景技術】
【0002】
従来から、軒下又は屋外などに設置される照明として防水性能を求められる照明器具があり、特に非常用照明器具に関しては、それら防水性能に加えて、火災・地震の災害時に起きる停電状態においても、避難時に必要とされる照度を維持することが要求されている。
【0003】
照明器具の筐体を防水構造とし、防水性能を有さない点灯装置及び蓄電池その他の部材を、その筐体の内部に収納することによって、照明器具内部に水の浸入を防ぎ、前記防水性能を有さない部材を保護する形をとっている。
【0004】
特許文献1の照明器具であれば、ガラスグローブの開口を本体に密嵌し、その内部に光源、配光制御部材、及び、電池を配設することで防水性能を有する照明器具となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−042010号公報(ガラスグローブによる防水構造)
【特許文献2】特開2015−141850号公報(誘導灯を覆うケースによる防水構造)
【特許文献3】特許第3924978号公報(天井と器具との間に設けるパッキン構造)
【特許文献4】特開平10−241453号公報(点検用引き紐スイッチに係る防水構造)
【特許文献5】実開平5−8808号公報(ミニハロゲンを内蔵する防水構造)
【特許文献6】実開平7−41843号公報(ミニハロゲンを内蔵する防水構造)
【特許文献7】特開2016−162503号公報(非常用照明器具)
【特許文献8】特開2016−162504号公報(非常用照明器具)
【特許文献9】特開2016−162505号公報(非常用照明器具)
【特許文献10】特開2016−162506号公報(非常用照明器具)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された照明器具のように、照明器具をガラスグローブで覆った構成とした場合、ガラスグローブの肉厚の製造ばらつきが大きいため、照明器具の照度が変化してしまう。
【0007】
本発明の実施の形態では、ガラスグローブを用いないで防水機能を向上させた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、被取付部に固定される照明器具において、
出射口と開口部を有する光源ユニットと、
前記出射口から露出した出射部材と、
前記開口部を覆う蓋ユニットとを備え、
前記光源ユニットは、前記出射口と前記出射部材とに密着した環状パッキンを有し、
前記蓋ユニットは、前記光源ユニットと密着し前記被取付部に密着する防水材を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ガラスグローブを用いないで防水機能を向上させた照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1における照明器具100の斜視図である。
図2】実施の形態1における照明器具100の正面図である。
図3】実施の形態1における照明器具100の側面図である。
図4】実施の形態1における照明器具100の背面図である。
図5】実施の形態1における照明器具100の正面透視図である。
図6】実施の形態1における照明器具100の分解斜視図である。
図7】実施の形態1における照明器具100のA−A断面図である。
図8】実施の形態1における照明器具100のB−B断面図である。
図9】実施の形態1における照明器具100の光源ユニット110のB−B拡大断面図である。
図10】実施の形態1における照明器具100の光源ユニット110のC−C拡大断面図である。
図11】実施の形態1における照明器具100の光源部20の分解斜視図である。
図12】実施の形態1における照明器具100の光源ユニット110のC部のA−A拡大断面図である。
図13】実施の形態1における照明器具100の取付部13のD部のA−A拡大断面図である。
図14】実施の形態1における照明器具100の通気路80のB−B拡大断面図である。
図15】実施の形態1における照明器具100の通気路80を示す防水材70の斜視図である。
図16】実施の形態2における点灯ユニット120と蓋ユニット130の分解斜視図である。
図17】実施の形態2における照明器具100の正面透視図である。
図18】実施の形態2における点灯ユニット120と蓋ユニット130の組み立て図である。
図19】実施の形態3における照明器具300の斜視図である。
図20】実施の形態3における照明器具300の正面図である。
図21】実施の形態3における照明器具300の背面図である。
図22】実施の形態3における照明器具300の内部側面図である。
図23】実施の形態3における照明器具300の側面断面図である。
図24】実施の形態3における照明器具300の分解斜視図である。
図25】実施の形態3における照明器具300の分解斜視図である。
図26】実施の形態3における他の照明器具300の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
本実施の形態の照明器具100は、照明器具であって、具体的には、天井その他の被取付部に直付け固定される天井直付け型の非常用照明器具である。
【0012】
***用語の説明***
以下の説明において用いる用語に意味は、以下のとおりである。
軸O:照明器具100の中心軸。
直径方向:照明器具100の軸Oに中心がある、軸Oと直交する直線の方向
半径方向:照明器具100の軸Oから外側に向く、軸Oと直交する直線の方向。
表面:光の出射方向にある面。
裏面:光の出射方向と反対の面。
正面図:光の出射方向と反対の方向から照明器具100を見た図。
背面図:光の出射方向と同じ方向に向かって照明器具100を見た図。
【0013】
***照明器具100の構成の説明***
図1図2図3図4図5、及び、図6を用いて、照明器具100の構成を説明する。
照明器具100は、配線孔のある天井その他の被取付部に固定される。
照明器具100は、光源ユニット110と点灯ユニット120と蓋ユニット130とを備えている。
【0014】
光源ユニット110は、カバー部10と光源部20とを備えている。
光源ユニット110は、出射口14と開口部101との2個の開口を有する。
【0015】
点灯ユニット120は、点灯装置30と電源端子台40と固定台50とを備えている。
【0016】
蓋ユニット130は、開口部101を覆うものであり、天板60と防水材70とを備えている。
蓋ユニット130は、光源ユニット110と被取付部とに密着した防水材70を有する。
点灯装置30と電源端子台40と固定台50とは、カバー部10と天板60とに収納された内部部品である。
【0017】
光源部20は、光源26を有し、カバー部10の出射口14を塞ぐように取り付けられる。
点灯装置30は、カバー部10の内部に配置され、電力を光源26に供給する。
点灯装置30は、光源26を点灯させる制御装置として機能する。
電源端子台40は、カバー部10の内部に配置され、外部の商用電源からの電線を接続し、点灯装置30に電力を供給する。
固定台50は、カバー部10の奥に配置され、点灯装置30と電源端子台40を固定している。
天板60は、カバー部10の開口部101を覆う蓋であり、固定台50を固定している。
【0018】
<<カバー部10>>
カバー部10は、ハット形状をしており、概ね筒状の形状をしている。
カバー部10は、一面に開口部101を有する有底円筒形状をしている。
カバー部10は、金属その他の不燃材料により形成されている。
カバー部10は、点灯装置30と電源端子台40と固定台50とを収納した金属筐体である。
【0019】
カバー部10は、前カバー11と側カバー12と取付部13を有する。
前カバー11は、側カバー12の一端にあり、側カバー12の一端を覆うカバーである。
前カバー11は、カバー部10の前面を塞いでいる金属円形板である。
前カバー11は、中央に円形の出射口14を有する。
側カバー12は、中空の円筒形あるいは円錐台形のカバーである。
側カバー12は、パイプ形状をしている金属円筒板である。
取付部13は、蓋ユニット130を取り付けるものである。
取付部13は、側カバー12の他端に庇状に形成されており、全体としてドーナツ形状をしている。
カバー部10は、スイッチ孔15と、スイッチ孔15に嵌め込まれ、スイッチ孔を覆うスイッチカバー19とを有する。
開口部101は、取付部13の一端に形成された円形開口である。
【0020】
前カバー11は、出射口14とスイッチ孔15とネジ孔16を有する。
出射口14は、出射部材21を露出させる円形開口である。
図9図10及び図12に示すように、収納部141は、環状パッキン22を収納する空間である。
押え部142は、前カバー11から突出したリング面であり、出射口14の周囲にあり、環状パッキン22を軸O方向に抑える部分である。
傾斜部143は、収納部141を前カバー11から突出させた傾斜面である。
スイッチ孔15は、スイッチ33を露出させる円形開口である。
ネジ孔16は、光源部20を固定するネジ93が貫通する孔である。
図6に示すように、ネジ93は、防水用のパッキン94を用いてネジ孔16から挿入されてネジ止めされる。
【0021】
図6及び図13に示すように、取付部13は、リング部17とスカート部18を有する。
リング部17は、光源ユニット110の軸Oと直交する環状面でありドーナツ形状をしている。
スカート部18は、リング部17の外周から軸Oの方向すなわち被取付部側の方向に向けて伸びた環状面である。開口部101は、スカート部18の先端部に形成された円形開口である。
【0022】
<<光源部20>>
図11は、光源部20を説明する図である。
光源部20は、出射部材21と環状パッキン22と加圧スペーサ23とソケット24と光源26と光源取付部27とを有する。
【0023】
<出射部材21>
出射部材21は、光源26から出射される光の配光を制御する不燃材の出射部材である。
出射部材21は、カバー状の透光性の配光制御部材の具体例である。
出射部材21の好適な具体例は、ガラス製レンズである。
出射部材21は、ソケット24の発光面側に配置される。
出射部材21は、半球状又はドーム状をしており、出射部材21の中央部はソケット24の表面から突出しているとともに、カバー部10の出射口14から露出している。
出射部材21は、出射部材21の外周部につば部212が設けられている。
【0024】
出射部材21は、周囲にリング状の環状パッキン22が取り付けられ、出射部材21の周囲は、環状パッキン22で保護されている。
出射部材21は、カバー部10の前カバー11とソケット24とで挟まれることにより固定される。
【0025】
<環状パッキン22>
環状パッキン22は、樹脂製のリングであり、具体的にはシリコン製である。
環状パッキン22の内周面には環状の溝が形成され、環状パッキン22の断面は凹形状をしている。
出射部材21のつば部212にはリング状の環状パッキン22が取り付けられ、他の部材と接触する場合、衝撃により出射部材21が破損することを防止することができる。
環状パッキン22は、カバー部10と光源取付部27との固定により出射口14に押圧されている。
環状パッキン22は、カバー部10と加圧スペーサ23とに挟まれて出射口14に押圧されている。
環状パッキン22の外径は、出射口14の押え部142の外径と同じであるか、押え部142の外径よりやや小さい。
環状パッキン22の内径は、出射口14の押え部142の内径と同じであるか、押え部142の内径よりやや大きい。
環状パッキン22の軸O方向の高さは、収納部141の突出高さと同じであるか、収納部141の突出高さよりやや大きい。
【0026】
<加圧スペーサ23>
加圧スペーサ23は、光源取付部27と環状パッキン22との間に配置されている。
加圧スペーサ23は、金属製又は硬質ゴム製又はセラミックス製のリングである。
加圧スペーサ23は、環状パッキン22よりも固い素材で製造されている。
図11に示すように、加圧スペーサ23の内径は、環状パッキン22の内径よりも小さい。また、加圧スペーサ23の外径は、環状パッキン22の外径よりも大きい。
図11に示すように、加圧スペーサ23の外径は、光源取付部27のソケット収納部271の内径より大きい。
加圧スペーサ23は、環状パッキン22の全周を出射口14に押し付ける部材であるとともに、出射部材21とソケット24との間の圧力を弱め、出射部材21とソケット24の損傷を防止する部材である。
【0027】
<ソケット24>
ソケット24は、表面中央に窪みを有し、裏面に平面を有する円盤形状をしている。
ソケット24は、セラミックス又は樹脂材料で製造されており、金属に比べて破損する可能性が高い。
光源26から発生する熱はソケット24を介して光源取付部27に伝導するため、ソケット24の材料は、熱伝導率の高い材料が好ましい。
ソケット24は、光源26と電気的に接続するための電極を有し、ソケット24に内蔵する接続端子により、光源26に給電する。
電線242は、ソケット24の外周側面に沿って引き回され、コネクタ243に接続されている。
ソケット24は、ネジ912により、光源取付部27に固定される。
図11に示すように、ソケット24の外径は、加圧スペーサ23の内径と同じであるか、又は、加圧スペーサ23の内径よりも小さい。
【0028】
<光源26>
光源26は、発光素子を有しており、COB(Chip・On・Board)形式のLEDが好適である。
光源26は、ソケット24の表面中央の窪みに装着される。
光源26は、ソケット24と出射部材21との間に配置されている。
光源26は、ソケット24に内蔵する接続端子により、給電される。
図11に示すように、ソケット24の給電端子に接続された電線242の先端にはコネクタ243が取り付けられている。コネクタ243は、光源取付部27のコネクタ固定孔272に固定されることで、ソケット24の給電端子に張力がかかることを防止する。
【0029】
<光源取付部27>
光源取付部27は、カバー部10にネジ93で固定されている。
光源取付部27は、金属製であり、ヒートシンクの機能を有する。
光源取付部27は、中央にソケット収納部271を有する。
ソケット収納部271は、ソケット24を配置する凹部である。
光源取付部27は、ソケット収納部271の外側に、コネクタ固定孔272を有する。
コネクタ固定孔272は、コネクタ243を固定する貫通孔である。
ソケット収納部271からコネクタ固定孔272にかけて電線242を配置する配線部279が連続している。
光源取付部27は、ネジ孔97を有する。
光源取付部27は、ネジ孔97に挿入されたネジ93により、カバー部10の前カバー11に固定される。
光源取付部27は、90度で切り欠いた切欠部276を有する。
切欠部276は、スイッチ33を配置する空間を提供している。
【0030】
<加圧部273>
光源取付部27は、ソケット収納部271の外周に、加圧部273を有する。
加圧部273は、光源取付部27の表面から階段状にへこんだ窪み部である。
加圧部273は、加圧スペーサ23を嵌め込むL字形の窪みであり、加圧部273は、加圧スペーサ23を位置決めする段差部である。
図10及び図11に示すように、加圧部273は、C字形状をしている。
図10及び図11に示すように、加圧部273は、加圧面274と位置決め面275とを有する。
加圧面274は、軸Oと直交するC字形状のリング面であり、加圧スペーサ23の裏面を加圧面である。
位置決め面275は、軸Oと平行なC字形状のリング壁であり、加圧スペーサ23の外周面が嵌め込まれる面である。
加圧部273の軸O方向の深さは、加圧スペーサ23の厚さより小さい。
図11に示すように、光源取付部27のソケット収納部271の内径は、加圧スペーサ23の外径より小さいが、加圧部273の内径は、加圧スペーサ23の外径と同じである。
電線242が通過する配線部279を除き、ソケット収納部271の加圧部273の加圧面274が加圧スペーサ23に当接するので、加圧スペーサ23がソケット収納部271に落ち込むことはない。
【0031】
<<点灯装置30>>
点灯装置30は、基板ケース31とバッテリ32とスイッチ33を有する。
基板ケース31は、外郭が樹脂製で構成されており、内部に回路基板を収納している。
バッテリ32は、停電時に電力を供給する電池を有する。
バッテリ32は、基板ケース31に対して軸O方向に着脱可能に取り付けられている。
スイッチ33は、光源26に電力を供給するためのスイッチである。
スイッチ33は、スイッチカバー19を介して操作されるスイッチである。
スイッチカバー19を軸O方向に押して、スイッチ33を軸O方向に押すことにより、光源26がオン又はオフする。
【0032】
点灯装置30は、被取付部側に、電源端子台40を収納する収納空間Kを有する。
収納空間Kは、点灯装置30の固定台50に接する面から窪んだ凹部である。
【0033】
<<電源端子台40>>
電源端子台40は、カバー部10の内部に配置され、光源26に電力を供給する。
電源端子台40は、固定台50に固定され、カバー部10の奥中央に存在する。
電源端子台40は、一面が端子孔56から露出して取り付けられる。
電源端子台40は、端子孔56から露出した部分において、外部電源からの電線を接続する。
電源端子台40は、端子本体41と端子取付板42を有する。
端子取付板42は、端子本体41を固定台50にネジ90で固定するカバーである。
【0034】
<<固定台50>>
固定台50は、点灯装置30と電源端子台40とを固定する台座である。
固定台50は、小判型の板金が折り曲げられて製造された金属製の屈曲板である。
固定台50は、板部51と側部52と固定部53を有する。
板部51は、矩形の板であり、中央に、端子孔56が形成されている。
側部52は、板部51と直交する1対の平板であり、板部51の短辺から90度の角度で屈曲している板である。一方の側部52は矩形の板であり、他方の側部52は台形の板である。
固定部53は、側部52と直交する平板であり、天板60の平板部65に固定される固定板である。
一方の固定部53は、矩形の側部52の底辺をつながった凸形の板である。
他方の固定部53は、台形の側部52の上辺とつながった矩形の板であり、ネジ孔を有する。
【0035】
<<天板60>>
天板60は、被取付部990に固定される。
天板60は、平板部65と環凸部66を有する。
平板部65は、金属製の円形板である。
平板部65は、中央に、電線が通る円形の開口K1が形成されている。
開口K1は、照明器具100の外部から内部に電線を引き込むための開口である。
開口K1は、照明器具100が被取付部990の配線孔991と対向した位置に配置される。
平板部65は、軸Oを中心にして4箇所に4個の挿入孔64がある。
挿入孔64は、防水材70を取り付ける貫通孔である。
平板部65は、1対の舌片68を有する。
2個の舌片68の間隔は、凸型の固定部53の凸部分の幅と同じである。
1対の舌片68の反対方向には、ネジ孔を有する固定ブリッジ69がある。
固定ブリッジ69は、固定部53を固定する台座である。
【0036】
図13に示すように、環凸部66は、平板部65の周囲に形成された環状の屈曲部である。
環凸部66は、半径方向の断面の外側形状が凸形の環状部である。
環凸部66は、半径方向の断面の内側形状が凹形の溝部を有する。
環凸部66は、内側部61と平部62と外側部63とにより形成されている。
平部62は、軸Oに対して直交する面を有するドーナツ板であり、3箇所にネジ孔67が形成されている。
内側部61は、軸Oに対して平行な面を有するリング板であり、平部62の内周部と平板部65とをつないでいる帯板である。
外側部63は、軸Oに対して平行な面を有するリング板であり、平部62の外周部とつながっている帯板である。
【0037】
<<防水材70>>
図7図8に示すように、防水材70は、被取付部990と天板60との間に配置される。
防水材70は、一面が開口部101に密着するとともに、他面が被取付部990の被取付面992に密着する。
防水材70は、シリコン製あるいは樹脂製であり、概略円盤形状をしている。
防水材70は、防水盤71と環状壁72と防水環部74とを有する。
【0038】
<防水盤71>
防水盤71は、平板の円形板である。
防水盤71は、軸Oを中心にして4箇所に4個の突起78がある。
突起78は、防水材70の表面に形成されており、キノコ形状又はマッシュルーム形状をしている。
突起78の位置は、天板60の挿入孔64の位置と同じ位置にあり、突起78を挿入孔64に挿入することにより、防水材70を天板60に取り付けるものである。
防水盤71の表面の中央には、位置決め凸部82がある。
位置決め凸部82は、天板60の開口K1に挿入される凸部である。
防水盤71の裏面の中央には、1対の弧状壁85がある。
弧状壁85は、被取付部990の配線孔991に挿入される1対の壁である。
【0039】
<環状壁72>
環状壁72は、防水盤71の縁において、防水盤71の表面から立設された環状の壁である。
環状壁72は、先端がリング部17の裏面と密着している。
環状壁72は、先端に密着端73を有し、先端になるほど厚さが薄くなっており、先端になるほど弾性あるいは柔軟性を有する。
環状壁72の内径は、天板60の外径と同じであるか、又は、天板60の外径よりやや小さい。
環状壁72の内周面は、天板60の外周面と密着している。
【0040】
<防水環部74>
図7図8に示すように、防水材70は、一つ以上の防水環部74を有する。
防水環部74は、天井その他の被取付部990の被取付面992に密着する。
防水環部74は、防水盤71の裏面からくさび状に突出した環状突出部である。
防水環部74は、被取付部990に隙間なく接触することができるように、先端がとがっている。
防水環部74は、4本あり、内側から、第1防水環部741と、第2防水環部742と、第3防水環部743と、第4防水環部744とが配置されている。第1、第2防水環部は内側にあり、第3、第4防水環部は外側にある。
第3防水環部743の直径は、天板60の外側部63の直径と同じである。
第4防水環部744の直径は、カバー部10のスカート部18の開口部101の直径と同じである。
【0041】
<受け面75>
防水材70は、表面において開口部101と密着する受け面75を有する。
防水盤71の環状壁72の外側は、リング状の受け面75である。
受け面75は、環状壁72の根元から半径方向の外側に突出した環状の鍔の表面である。
受け面75は、スカート部18の先端が密着する密着環部79を有する。
防水材70は、裏面において受け面75の密着環部79と対応した位置に第4防水環部744を有し、第4防水環部744が被取付部990の被取付面992に密着する。
【0042】
<位置決め凸部82>
防水材70は、円筒形状の位置決め凸部82を有する。
位置決め凸部82は、防水材70の表面に突出して形成されており、凹部83の中央に形成されている。
位置決め凸部82が形成された部分は位置決め凸部82が形成されていない部分に比べて厚さが厚い厚肉部である。
位置決め凸部82の外周形状は、天板60の開口K1の内周形状と同じ円形であり、位置決め凸部82を天板60の開口K1に嵌め込むことで、天板60に対する防水材70の位置決めができる。
位置決め凸部82は、開口K1に嵌め込まれて開口K1を密封するものであり、開口K1からの水の浸入を防ぐものである。
【0043】
<電線通過部76>
図4及び図7に示すように、位置決め凸部82は、中央に、配線孔991からの電線を突き通す電線通過部76を有する。
電線通過部76は、楕円又は小判形状の形状をしている。
電線通過部76は、2個あり、それぞれ1本の電線を通過させる。
電線通過部76は、被取付部990からの電線を突き通す薄肉部である。
電線通過部76は、位置決め凸部82が形成された部分の厚さよりも厚さが薄い部分である。
電線通過部76は、電線の突き刺しにより貫通孔が形成できる程度の厚さを有している。
電線通過部76は、薄いので、人手により電線通過部76に電線を突き刺すことにより、電線で電線通過部76を突き破ることができる。
電線通過部76に電線を通しても、電線通過部76の部材が電線の周囲に密着しており、電線の周囲に隙間ができないようになっている。
【0044】
<ネジ通過部77>
図4図6及び図7に示すように、防水盤71は、直径方向に、複数のネジ通過部77を有する。
ネジ通過部77は、図示していない木ネジが被取付部990に向かってねじ込まれる薄肉部である。
ネジ通過部77は、木ネジの回転により貫通孔が形成できる程度の厚さを有している。
図7に示すように、ネジ通過部77は、防水材70の裏面側に周囲に形成された凸壁771を有する。
凸壁771は、先端が被取付面992に接触することにより、木ネジの締め付けによるネジ頭部分の天板60のたわみを防止する。
ネジ通過部77は、木ネジの締め付けによる天板60の中央部分のたわみを防止するため、第1防水環部741と第2防水環部742の近傍に配置されている。
ネジ通過部77は、被取付面992を伝わってくる水が木ネジの貫通孔に浸入することを防止するため、第1防水環部741の内側に配置されている。
木ネジの締め付けによる天板60の中央部分のたわみをさらに防止するため、ネジ通過部77の内側に追加の防水環部74を設けてもよい。
また、木ネジの代わりにその他の締結部材を用いてもよい。
【0045】
<<通気路80>>
図4図14図15により、通気路80について説明する。
防水材70は、通気口81と部材開口84と凹部83を介して、照明器具100の内部空間と配線孔991とを通気する通気路80を有する。
通気路80は、通気口81と部材開口84と凹部83により構成されている。
通気口81と部材開口84と凹部83は連通しており、照明器具100の内部空間と天井裏の空間との間で通気が可能である。
【0046】
<通気口81>
天板60は、被取付部990に固定され、開口K1と、開口K1の脇に形成された通気口81とを有する。
通気口81は、天板60に形成された開口である。
通気口81は、通気口屋根81aが開口の一部を塞ぐように形成されており、通気口81の開口面は、天板60に対して略垂直に形成されている。
天板60は、開口K1の両サイドに通気口81を有し、通気口81は、直径方向に2個形成されている。
通気口81は、配線孔991の半径よりも外側の位置に形成されている。
通気口81は、背面視で、配線孔991と重なることはない。
通気口81は、天板60の平板部65の一部が防水材70の厚さ以下の高さで斜めに隆起して形成されている。
通気口81は、半径方向外側に向かって開口されている。
通気口81は、平板部65と平行なスリットである。
スリットの隙間は、気体が通過できる程度のわずかなものでよい。
通気口81の形状は、スリット以外でもよく、微小穴その他の構造でもよい。
ただし、通気口81からの塵芥の侵入を防止するため、通気口81の開口面は、軸O方向と直交する面ではなく、軸O方向と平行な開口であることが望ましい。
【0047】
<部材開口84>
防水材70は、通気口81を配置した部材開口84を有する。
部材開口84は、通気口81の対応する部分に形成されている半円形又は爪形状の開口である。
部材開口84は、通気口81を防水材70の裏面に露出させる開口である。
部材開口84は、配線孔991の半径よりも外側の位置に形成されている。
部材開口84は、平面視で、配線孔991と重なることはない。
【0048】
<凹部83>
防水材70は、トラック形状又は小判形状の凹部83を有する。
凹部83は、防水材70の裏面に形成されている。
凹部83が形成された部分は凹部83が形成されていない部分に比べて厚さが薄い薄肉部である。
凹部83の両端には、部材開口84が形成されている。部材開口84は、凹部83の両端にある開口である。
凹部83は、部材開口84から配線孔991のある位置まで形成されており、防水材70の中央から部材開口84まで形成されている。
凹部83は、被取付面992を伝わってくる水が凹部83に浸入すること防止するため、第1防水環部741の内側に配置されている。
【0049】
<弧状壁85>
防水材70は、通気路80の凹部83を間にして立設された1対の弧状壁85を有する。
弧状壁85は、中空の円筒を軸Oの方向に凹部83の幅だけ切り取った残りの部分であり、被取付部990の配線孔991に対して、挿入される。
凹部83の中心は、弧状壁85の根本に形成されている。
【0050】
<通気路80の特徴>
通気路80は、通気口81と部材開口84と凹部83とにより構成される。
通気路80は、通気口81と部材開口84と配線孔991とを通気する。
通気路80は、直径方向に形成された2個の通気口81を連結している。
通気路80は、被取付部990の配線孔991に通じており、照明器具100の内部空間と被取付部990の裏空間とを結ぶ通路である。
【0051】
通気路80は、以下のように通気路から塵芥が侵入しないような構造になっている。
(1)配線孔991の真下には、天板60の位置決め凸部82が存在しており、配線孔991と照明器具100の内部空間とが上下に直接連通していないので、配線孔991から落下してくる塵芥が照明器具100の内部空間に直接落下することがない。
(2)位置決め凸部82の裏面に塵芥が集積しても、凹部83の深さより大きな塵芥は凹部83を通りぬけることができない。
(3)凹部83を塵芥が通過して部材開口84に到達したとしても、部材開口84で塵芥は凹部83から天板60の裏面に落下して、部材開口84の内部に集積する。
(4)部材開口84の内部に塵芥が集積したとしても、通気口81を形成している斜めの隆起は、半径方向外側に向かって上り坂を呈しているので、部材開口84の内部に集積した塵芥が半径方向外側に移動しにくい。
(5)塵芥が半径方向外側に移動したとしても、通気口81は、部材開口84の内部で半径方向外側に開口しているので、半径方向に移動する塵芥は、通気口81に侵入できない。
(6)塵芥が通気口81に侵入しようとしても、通気口81は、スリット状に形成されているので、通気口81の上下方向の高さより大きな塵芥は通気口81を通りぬけることができない。
【0052】
<<光源ユニット110の組み立て方法>>
図6図9図10、及び、図11により、光源ユニット110の組み立て方法について説明する。
光源26が装着されたソケット24を光源取付部27にネジ912で固定する。
次に、コネクタ243をコネクタ固定孔272に嵌め込む。
次に、加圧スペーサ23の内周にソケット24を配置して、加圧スペーサ23の外周を位置決め面275の内周に嵌め込み、加圧スペーサ23の裏面を加圧面274に載せ、加圧スペーサ23を光源取付部27の加圧部273に嵌め込む。
出射部材21のつば部212に環状パッキン22を取り付ける。
また、スイッチカバー19を変形させて、カバー部10の前カバー11のスイッチ孔15にスイッチカバー19を挿入しておく。
【0053】
次に、環状パッキン22が装着された出射部材21を加圧スペーサ23に載せる。
次に、出射部材21をカバー部10の出射口14から露出させ、カバー部10の前カバー11にあるネジ孔16を介して、前カバー11の裏面と光源取付部27の表面とが接触するまで、カバー部10と光源取付部27とをネジ93でネジ止めする。
ネジ93は、防水のため、パッキン94を用いてネジ止めされる。
カバー部10と光源取付部27とをネジ止めにより、加圧スペーサ23と環状パッキン22とはカバー部10と光源取付部27とに挟まれて固定される。
環状パッキン22よりも加圧スペーサ23が固く、環状パッキン22の高さは収納部141の高さと同じであり、加圧スペーサ23は光源取付部27の表面より軸O方向に突出している。
このため、カバー部10と光源取付部27とをネジ止めにより、加圧スペーサ23が環状パッキン22を前カバー11の裏面に押し付けることになる。環状パッキン22は加圧により変形し、環状パッキン22と押え部142の裏面とが密着する。よって、出射口14からの水の浸入がない。
カバー部10と光源取付部27とのネジ止めによる圧力は、前カバー11と環状パッキン22と加圧スペーサ23と光源取付部27とで受け止められ、出射部材21と光源取付部27の間にあるソケット24には、ネジ止めによる圧力はほとんどかからない。よって、ソケット24は、加圧により損傷しない。
【0054】
<加圧スペーサ23の機能>
光源ユニット110において、加圧スペーサ23は、以下の役割を有する。
(1)防水機能
加圧スペーサ23は、環状パッキン22を前カバー11に押し付けて、防水効果を高める。光源取付部27は、コネクタ固定孔272に通じた配線部279があるため、環状パッキン22を360度か加圧することができないが、加圧スペーサ23により、環状パッキン22を360度加圧することができる。
(2)破損防止
加圧スペーサ23は、ソケット24への過重加圧を防止し、ソケット24の破損を防止する。
加圧スペーサ23がなければ、ネジ93によるネジ孔97へのネジ止めの圧力がソケット24に直接かかる。しかし、加圧スペーサ23があるため、ネジ93によるネジ孔97へのネジ止めの圧力がソケット24に直接かかることがなく、ソケット24の破損が防止できる。
(3)位置ずれ防止
加圧スペーサ23は、ソケット24の外周にあるので、ソケット24の位置ずれを防止する。
ソケット24の外周壁とソケット収納部271の内周壁の間には、電線242を通す隙間がある。
加圧スペーサ23は、ソケット24の外周360度を囲んでいるので、ソケット24を光源取付部27に固定しているネジ912が緩んでも、ソケット24の半径方向への位置ずれを防止することができる。
(4)放熱機能
加圧スペーサ23は、光源取付部27に密着する金属リングであり、ヒートシンクとして機能する。加圧スペーサ23があることにより、ヒートシンクの体積及び表面積が増加する。
【0055】
<<点灯ユニット120の組み立て方法>>
図6により、固定台50の組み立て方法について説明する。
まず、端子本体41を端子取付板42で覆い、端子取付板42を固定台50にネジ90でネジ止めすることにより、電源端子台40を固定台50に取り付ける。
次に、収納空間Kに電源端子台40を収納した状態で、基板ケース31を固定台50にネジで固定する。
【0056】
<<蓋ユニット130の組み立て方法>>
図6により、蓋ユニット130の組み立て方法について説明する。
防水材70の位置決め凸部82を天板60の開口K1に嵌めて中央部分で位置決めしながら、防水材70の突起78を天板60の挿入孔64に嵌め込み、かつ、環状壁72を天板60の外周に嵌め込みながら、防水材70を天板60に取り付ける。
【0057】
<<蓋ユニット照明器具100の取付方法>>
図6図13により、照明器具100の被取付部990への取付方法について説明する。
前提として、被取付部990に電線が引き出し可能な配線孔991があるものとする。
【0058】
<蓋ユニット130の被取付部990への取付>
まず、被取付部990の配線孔991から電線を引き出し、電線通過部76に突き通す。
次に、配線孔991に蓋ユニット130の防水材70の弧状壁85を挿入する。
次に、木ネジをネジ孔98から被取付部990に向けて挿入し、木ネジの先端で、ネジ通過部77を突き破り、木ネジを被取付部990にねじ込む。
木ネジの締め付けにより、防水環部74が被取付部990に押し付けられ、防水環部74が被取付部990に密着する。
木ネジの外側近傍に、第1防水環部741、第2防水環部742があるので、木ネジの締め付けにより、第1防水環部741、第2防水環部742が被取付部990に密着する。
また、第3防水環部743が、天板60の外側部63に対応して形成されているので、木ネジの締め付けにより、第3防水環部743が被取付部990に密着する。
木ネジの締め付けにより、防水材70の裏面全面が被取付部990に密着したとしても、凹部83があるので、通気路80が塞がれてしまうことはない。
【0059】
<点灯ユニット120の取付>
蓋ユニット130の被取付部990への取付後、点灯ユニット120を蓋ユニット130に取り付ける。
まず、電線を電源端子台40の端子に接続する。
次に、固定台50を天板60の内側部61の内側面に斜めに入れ、凸形の固定部53の先端部を1対の舌片68の間に挿入し、凸形の固定部53の根本部分を1対の舌片68の下に嵌め込む。そして、他方の固定部53を固定ブリッジ69に載せる。凸形の固定部53と1対の舌片68とは、点灯ユニット120を蓋ユニット130に対して位置決めする部分である。
次に、ネジ96を固定部53のネジ孔に通し、ネジ96を固定ブリッジ69のネジ孔にねじ込み、固定台50を天板60に固定する。この時点で、1対の舌片68とネジ96により固定台50が天板60に固定される。
【0060】
次に、点灯装置30から引き出されたコネクタ(図示せず)を、コネクタ243に差し込む。
さらに、スイッチカバー19の位置がスイッチ33の位置になるように光源ユニット110を点灯ユニット120に対して位置合わせして、図13に示すように、カバー部10を天板60の環凸部66にあるネジ孔67にネジ91でネジ止めする。ネジ91は、防水のため、パッキン92を用いてネジ止めされる。
図13に示すように、カバー部10をネジ91でネジ止めすると、スカート部18の先端が防水材70の受け面75の密着環部79を加圧することになり、スカート部18の先端の開口部101と密着環部79とが密着する。同時に、環状壁72の密着端73がリング部17の裏面に密着する。
したがって、スカート部18と防水材70の密着と、スイッチ孔15と密着端73との密着とにより水の浸入を防止する。
また、第4防水環部744が、スカート部18の先端の開口部101に対応して形成されているので、ネジ91の締め付けにより、第4防水環部744が被取付部990に密着する。
以上で、照明器具100の取付が終了する。
【0061】
<<照明器具100の特徴的構成>>
この実施の形態の特徴は以下のとおりである。
照明器具100は、カバー部10内部に配設され、非常時の電源となる非常用電源部として基板ケース31を備えた非常用照明器具である。
照明器具100は、出射部材21と光源26を有する光源部20と、光源部20を点灯制御する点灯装置30とを備え、光源部20と点灯装置30は有底状のカバー部10に収納され、カバー部10の一面が蓋となる天板60で覆われている。
光源部20は、カバー部10の前部に配置されており、カバー部10の前カバー11の出射口14より必要な照度を発する。
照明器具100の外郭において露出しているガラスは、出射部材21のみである。
光源部20の出射部材21と出射口14の嵌合部分は、水の浸入を防ぐ構造となっている。
カバー部10と光源部20と天板60が不燃材で形成されている。
光源ユニット110は、出射口14と出射部材21とに密着した環状パッキン22を有する。
光源ユニット110は、出射口14が形成されたカバー部10と、カバー部10に固定された光源取付部27とを有する。
光源ユニット110は、環状パッキン22と光源取付部27との間に加圧スペーサ23を有する。
【0062】
<<照明器具100の外郭>>
照明器具100の外郭は、カバー部10と出射部材21と天板60の3部材のみで構成されている。
照明器具100を防水構造にするには、以下の接触部分のみを防水構造にすればよい。(A)カバー部10と出射部材21との接触部分
(B)天板60と被取付部990との接触部分
(C)カバー部10と天板60との接触部分
【0063】
<<照明器具100の防水方法>>
照明器具100の防水構造は以下のような工程により組みたてられる。
(1)光源ユニット110の防水工程
カバー部10の出射口14を出射部材21と環状パッキン22とで塞ぐ。
さらに、カバー部10と光源取付部27をネジ止めして環状パッキン22を加圧スペーサ23で出射口14に密着させる。
また、スイッチ孔15をスイッチカバー19で覆う。
(2)蓋ユニット130と被取付部990との防水工程
蓋ユニット130の天板60を被取付部990に固定する際に、天板60と被取付部990との間に防水材70を挟んで防水材70の裏面を被取付部990の被取付面992に密着させる。
(3)光源ユニット110と蓋ユニット130との防水工程
光源ユニット110のカバー部10を蓋ユニット130の天板60に固定する際に、カバー部10のスカート部18を防水材70の表面に密着させる。さらに、防水材70の環状壁72をリング部17の裏面に密着させる。
【0064】
***照明器具100の効果の説明***
本実施の形態によれば、防水性能を有しながら、外郭部を構成するガラスの面積を小さくすることができる。
ガラスグローブを使用する照明装置は、従来の照明装置をそのままに覆う形で、その外側に防水用の筐体としてガラスグローブと本体を配置する形となっており、器具の外形サイズが大きくなり、重量が増えてしまう。しかし、本実施の形態によれば、ガラスグローブを使用していないので、器具重量の軽減、及び、コストの抑制を図ることができる。
また、ガラスグローブを使用する照明装置のように最外郭の大部分をガラス部材で覆うことになれば、ガラスの破損による危険性も高くなるが、本実施の形態によれば、ガラスグローブを使用していないので、ガラスの破損の危険性を低減することができる。
また、ガラスグローブを使用する照明装置の光源部はガラスグローブを通して器具外部へ光を照射しており、ガラスグローブのばらつきによって、その照度は変化してしまう。しかし、本実施の形態によれば、出射部材21がガラスグローブに覆われておらず、出射部材21を照明器具100の最外郭へ配置する構造とすることで、必要とされる照度をより有効に取り出すことが可能となる。
また、ガラスグローブを使用する照明装置は、ガラス部材で覆われるので筐体内部で点灯する光源又は制御装置の発する熱を外部へ排出しにくい構造となってしまっている。しかし、本実施の形態によれば、ガラスグローブを使用する場合に比べて、器具内部に収納される点灯装置30と電源端子台40が発する熱を器具外部へ排出しやすい。
さらには、点検その他の点灯確認作業を行う必要のある非常用照明装置の場合には、ガラスグローブを外さなければ作業ができないという作業性の悪化が予想される。しかし、本実施の形態によれば、点灯確認作業を行うスイッチ33がガラスグローブに覆われておらず、スイッチカバー19を介してスイッチ33を照明器具100の最外郭へ配置する構造とすることで、点検その他の点灯確認作業が容易になる。
また、環状パッキン22が出射口14から露出することがないので、光の出射を妨害することがなく、さらに、外観が美しい。
また、通気路80を有しているので、照明器具100が防水用に密封されていても、外気と通ずることができる。特に、バッテリ32から水素ガスが発生する場合でも、通気路80により水素ガスを外部に放出することができる。
また、防水材のみで通気用の通気路を設けようとすると、その通気路の開口は防水性能も有する必要があるため、水が浸入しないような小さな貫通孔にしなくてはいけない。そのため、防水材には小さな貫通孔が必要となり、防水材が成形しにくい。本実施の形態では、防水材70と天板60を組み合わせて通気路80を形成していることで、防水材に小さな貫通孔を成形する必要がなく防水材70の成形を容易にすることができる。すなわち、金属製の天板60に微小な開口となる通気口81を成形し、シリコン製の防水材70に比較的大きな成形形状となる部材開口84と凹部83とを成形することで、通気路80を形成しているので、防水材に小さな貫通孔を成形する必要がなく防水材70の成形を容易にすることができる。
また、通気口81は、通気口屋根81aを有していることによって、上部方向からの埃や水の侵入を抑制することができる。
また、照明器具100は、通気口81及び部材開口84を天井面(被取付面992)と対向するように取り付けるとよい。通気口81及び部材開口84を天井面(被取付面992)と対向するように取り付けることで、通気路80への水の浸入を更に防ぐことができる。すなわち、通気口81及び部材開口84の上部に天井面(被取付面992)が対向して存在していれば、上部方向からの通気口81及び部材開口84の埃や水の直接侵入を抑制することができる。
配線孔991の直径が大きすぎて、通気口81及び部材開口84の上部に天井面(被取付面992)が対向して存在していない場合でも、通気口81が通気口屋根81aを有しているので、通気口屋根81aにより、上部方向からの通気口81及び部材開口84の埃や水の侵入を抑制することができる。
また、通気口81が通気口屋根81aを有していることで、蓋ユニット130を木ネジ(締結部材)により被取付部990を取り付けるときに、木ネジ(締結部材)を締め込みすぎて防水材70が想定しているよりも圧縮されたとしても、被取付部990と通気口屋根81aが当接して通気口81及び通気路80が塞がれるのを防止することができる。
【0065】
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1と異なる光源ユニット110と蓋ユニット130との固定構造について説明する。
【0066】
***実施の形態2−1の構成の説明***
図16図17により、実施の形態1とは、固定台50と天板60との構成が異なる場合について説明する。
図16は、実施の形態2−1における点灯ユニット120と蓋ユニット130の斜視図である。
図17は、実施の形態2−1における照明器具100の正面透視図である。
【0067】
<<固定台50>>
固定台50は、板部51と側部52と固定部53を有する。
側部52は、板部51と直交する1対の平板であり、板部51の短辺から90度の角度で屈曲している板である。
固定部53は、側部52と直交する平板であり、外周が円弧状の板である。
固定部53は、天板60に固定される固定板である。
固定部53には、挿入孔54とスリット55とが形成されている。
スリット55は、挿入孔54の外周半径と同一の外周半径を有する細い弧状スリットである。
【0068】
<<天板60>>
平板部65は、直径方向に1対の舌片68を有する。
1対の舌片68の片方の舌片68に内側には、ネジ孔を有する固定ブリッジ69がある。
【0069】
<点灯ユニット120の取付>
蓋ユニット130の被取付部990への取付後、点灯ユニット120を蓋ユニット130に取り付ける。
固定台50の固定部53を天板60の内側部61の内側面に入れながら、2個の挿入孔54に2個の舌片68を挿入する。そして、点灯ユニット120を回転させ、スリット55に舌片68をスライドさせる。この時点で、手を放しても点灯ユニット120が落下することはない。
次に、ネジ96を固定台50のネジ孔に通し、ネジ96を固定ブリッジ69のネジ孔にねじ込み、固定台50を天板60に固定する。この時点で、固定台50は回転することができず、固定台50が天板60に固定される。
【0070】
***実施の形態2−1の効果の説明***
本実施の形態によれば、点灯ユニット120から手を放しても点灯ユニット120が落下することはないので、点灯ユニット120のネジ止め作業が容易になる。
【0071】
***実施の形態2−2の構成の説明***
図18により、点灯ユニット120をネジ止めする代わりに、点灯ユニット120をバネ止めを用いる場合について説明する。
図18は、実施の形態2−2における点灯ユニット120と蓋ユニット130の構成図である。
以下、実施の形態2−1と異なる点について説明する。
【0072】
<<バネ止め板190>>
点灯ユニット120は、バネ止め板190を有する。
バネ止め板190は、金属のバネ板製である。
図18の(a)に示すように、バネ止め板190は、背板191と止め板192を有する。背板191と止め板192は、直交している。
背板191は、断面がU字形の折り曲げ板である。背板191には、2個の爪受け孔195がある。
止め板192は、中央に矩形の止め口193があり、一端部にそり部194がある。そり部194から、止め板192の中央までは、背板191とつながっておらず、そり部194は、上下に移動可能である。
図18の(b)に示すように、側部52には、取付窓59があり、取付窓59の下に2個の固定爪197がある。
【0073】
<<バネ止め板190の固定方法>>
図18の(c)に示すように、背板191を取付窓59に通し、U字状の2枚の板の間に側部52を挟んで下にスライドさせ、爪受け孔195を固定爪197に引っ掛け、バネ止め板190を側部52に固定する。この時点で、止め口193は、スリット55を露出させており、そり部194は、挿入孔54の中央に位置している。
【0074】
<<点灯ユニット120の固定方法>>
図18の(d)に示すように、固定台50の固定部53を天板60の内側部61の内側面に入れながら、挿入孔54に舌片68を挿入する。
舌片68が挿入孔54に挿入されると、舌片68はそり部194を上に押上げる。
次に、点灯ユニット120を回転させ、スリット55に舌片68をスライドさせる。
舌片68のスリット55へのスライドにより、舌片68は止め口193に嵌り込む。
止め口193の形状をと舌片68の形状は同じであり、舌片68が止め口193に嵌り込むと舌片68は止め口193のエッジにひっかかり正転も逆転もすることができなくなる。
そり部194を持ち上げて舌片68のエッジをそり部194のエッジからはずさなければ、舌片68を止め口193から外すことはできない。
この時点で、手を放しても点灯ユニット120が落下することはないし、固定台50は回転することができず、固定台50が天板60に固定される。
【0075】
***実施の形態2−2の効果の説明***
本実施の形態によれば、点灯ユニット120のネジ止め作業なしで、点灯ユニット120を蓋ユニット130に固定することができる。
【0076】
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1、2と異なる点について説明する。
本実施の形態においては、図19から図25により、天井埋め込み型の非常用照明器具について説明する。
【0077】
***照明器具300の構成の説明***
照明器具300は、光源ユニット110と点灯ユニット120と枠パッキン370と蓋ユニット130とを備えている。
光源ユニット110は、カバー部10と光源部20とを有する。
点灯ユニット120は、点灯装置30と電源端子台40と固定台50とを有する。
点灯装置30と電源端子台40と固定台50とは、カバー部10とカバー部310とに収納された内部部品である。
蓋ユニット130は、埋め込み部360と枠パッキン370とを有する。
【0078】
<<カバー部10>>
図23に示すように、カバー部10は、皿形状をしており、円盤形状をしている。
カバー部10は、金属その他の不燃材料により形成されている。
【0079】
カバー部10は、前カバー11と側カバー12と取付部13を有する。
前カバー11は、側カバー12の一端で、側カバー12の一端を覆う前カバーである。
前カバー11は、カバー部10の前面を塞いでいる金属円形板である。
側カバー12は、金属製の円錐台形のカバーである。
取付部13は、側カバー12の他端に形成されており、全体として帯形状をしている。
開口部101は、取付部13一端に形成された円形開口である。
【0080】
前カバー11の出射口14とスイッチ孔15とネジ孔16は、実施の形態1と同じ構成を有する。
【0081】
図23に示すように、取付部13は、リング部17とスカート部18を有する。
スカート部18は、前カバー11の外周から被取付部側に向けて延びている環状面である。
リング部17は、スカート部18の端部から半径方向に広がった面である。
リング部17は、軸Oと直交する面でありドーナツ形状をしている。
【0082】
<<埋め込み部360>>
図24図25に示すように、埋め込み部360は、ハット形状をしており、概ね筒状の形状をしている。
埋め込み部360は、一面に開口K2を有する有底円筒形状をしている。
埋め込み部360は、金属その他の不燃材料により形成されている。
埋め込み部360は、点灯装置30と電源端子台40と固定台50とを収納した金属筐体である。
【0083】
埋め込み部360は、後板361と側板362と鍔板363とを有する。
後板361は、側板362の一端に配置され、側板362の一端を覆う後カバーである。
後板361は、埋め込み部360の後部を塞いでいる金属円形板である。
後板361は、ボルト穴364と電線穴365とネジ穴366を有する。
側板362は、中空の円筒形あるいは円錐台形のカバーである。
側板362は、パイプ形状をしている金属円筒板である。
鍔板363は、側板362の他端に庇状に形成されており、全体としてドーナツ形状をしている。
鍔板363は、表面に、光源ユニット110を止めるネジがねじ込まれるネジ受け367を有する。
【0084】
<枠パッキン370>
枠パッキン370は、樹脂製のリングであり、好適にはシリコンで製造される。
枠パッキン370の内周面には環状の溝が形成され、枠パッキン370の断面は凹形状をしている。
枠パッキン370は、埋め込み部360の鍔板363に取り付けられる。
枠パッキン370の外径は、カバー部10のリング部17の外径よりも大きく、枠パッキン370の内径は、カバー部10のリング部17の内径よりも小さい。
【0085】
<<光源部光源ユニット110の防水構造と組み立て方法>>
光源部光源ユニット110の防水構造及びその組み立て方法は、実施の形態1と同じである。
よって、出射口14から水が浸入することがない。
【0086】
<<被取付部への取付方法>>
あらかじめ、光源ユニット110を組み立てておく。
また、点灯装置30と電源端子台40とを固定台50の固定皿57に固定しておく。
埋め込み部360の鍔板363に枠パッキン370を嵌め込む。
埋め込み部360に、固定脚58をネジ止めする。
被取付部990からの電線を電線穴365に通し、固定脚58が固定された埋め込み部360を配線孔991に挿入する。
その際、天井裏の吊ボルトをボルト穴364に通し、ナットで締め付け、埋め込み部360を被取付部990に固定する。こうして、枠パッキン370の裏面が被取付部990の被取付面992と密着する。
電線穴365からの電線を電源端子台40に接続して、固定台50の固定皿57を固定脚58に固定する。
次に、光源ユニット110のカバー部10をネジ91で埋め込み部360のネジ受け367に固定する。
枠パッキン370は、カバー部10のリング部17により、軸O方向に加圧され、カバー部10のリング部17の裏面は枠パッキン370の表面に密着する。リング部17のリング面全体が、枠パッキン370の半径方向の幅の中央部分において、枠パッキン370の表面から沈み込むように取り付けられる。
以上で、照明器具300の取付が終了する。
【0087】
照明器具300の防水構造は以下のような工程により組みたてられる。
(1)光源ユニット110の防水工程
実施の形態1と同様に、カバー部10の出射口14を出射部材21と環状パッキン22とで、さらに、カバー部10と光源取付部27をネジ止めして環状パッキン22を加圧スペーサ23で出射口14に密着させる。
また、スイッチ孔15をスイッチカバー19で覆う。
(2)蓋ユニット130と被取付部990との防水工程
蓋ユニット130の埋め込み部360を被取付部990に固定する際に、鍔板363の裏面と被取付部990との間に枠パッキン370を挟んで枠パッキン370の裏面を被取付部990の被取付面992に密着させる。
(3)光源ユニット110と蓋ユニット130との防水工程
光源ユニット110のカバー部10を蓋ユニット130の埋め込み部360に固定する際に、カバー部10のリング部17を枠パッキン370の表面に密着させる。
【0088】
***他の構成***
図26に示すように、天井埋め込み型の非常用照明器具のスイッチのオンオフに引き棒型のスイッチ33を用いてもよい。
スイッチカバー19は、引き棒型のスイッチ33を貫通させた貫通孔を有する。貫通孔の内周と引き棒型のスイッチ33の外周は密着しており、引き棒型のスイッチ33が軸O方向に上下すると貫通孔も同じく上下するので、水が浸入することはない。
図示しないが、天井直付け型の非常用照明器具に引き棒型のスイッチ33を用いてもよい。
【0089】
***実施の形態3の効果の説明***
本実施の形態によれば、天井直付け型の非常用照明器具に用いた光源部20、点灯装置30、及び、電源端子台40を、天井埋め込み型の照明器具300の非常用照明器具に用いることができる。
また、実施の形態1と同じ構造と同じ方法で、光源部光源ユニット110の出射口14における防水が可能になる。
また、枠パッキン370により、天井と光源ユニット110と埋め込み部360との防水が可能になる。
【0090】
他の実施の形態.
実施の形態1、2、又は、3と異なる点について説明する。
【0091】
実施の形態1において、実施の形態1の防水材70の代わりに、実施の形態3の枠パッキン370を用いてもよい。すなわち、実施の形態3の枠パッキン370を、実施の形態1の天板60の環凸部66の周囲に被せて、防水構造を構成してもよい。枠パッキン370を天板60の周囲に被せた場合、実施の形態3と同様に、枠パッキン370の裏面が被取付部990の被取付面992と密着し、枠パッキン370の表面はカバー部10のリング部17の端面に密着する。
【0092】
実施の形態3において、実施の形態3の枠パッキン370の代わりに、実施の形態1の防水材70から防水盤71を取り除いたリング状の防水材70を用いてもよい。すなわち、実施の形態1の防水材70から防水盤71を取り除いたリング状の防水材70を、実施の形態3の埋め込み部360の鍔板363の周囲に被せて、防水構造を構成してもよい。防水盤71を取り除いた防水材70を埋め込み部360の周囲に被せた場合、実施の形態1と同様に、表面にある受け面75がリング部17の裏面と密着し、環状壁72が側カバー12の裏面と密着する。また、防水材70の裏面にある防水環部74が被取付部990の被取付面992と密着する。
【0093】
照明器具100は、非常用照明器具でなくてもよく、一般の照明器具であってもよい。
照明器具100の被取付部990は、天井でなくてもよく、梁、桁、桟、横木、屋根、覆い、庇でもよい。照明器具100は、天井ではなく壁面又は床面などに取り付けられてもよい。照明器具100の取付方向は問わない。
照明器具100は、円柱形状でなくてもよく、四角柱、五角柱、六角柱、八角柱、又は、その他の多角柱形状でもよい。円錐台、角錐台、その他の錐台形状でもよい。
各部品の固定は、ネジを用いてもよいし、接着剤を用いてもよい。
【0094】
ソケット収納部271の周囲に加圧部273を形成して加圧スペーサ23を嵌め込んだが、加圧部273を形成せず、光源取付部27の表面に加圧スペーサ23を固定するスペーサ設置部を設けてもよい。
あるいは、加圧スペーサ23の形状を変えて、加圧部273のないソケット収納部271に対して、加圧スペーサ23の一部を収納することにより加圧スペーサ23を固定してもよい。
【0095】
スイッチ孔15の周辺を凹形状として、スイッチカバー19を前カバー11の表面から突出させないようにしてもよい。
また、ネジ孔16の周辺を凹形状として、ネジ91を前カバー11の表面から突出させないようにしてもよい。
【0096】
光源26は、白熱ランプ、蛍光灯、複数のLEDが実装されたLED光源でもよい。また有機ELを用いてもよい。
【符号の説明】
【0097】
10 カバー部、101 開口部、11 前カバー、12 側カバー、13 取付部、14 出射口、15 スイッチ孔、16 ネジ孔、17 リング部、18 スカート部、19 スイッチカバー、20 光源部、21 出射部材、212 つば部、22 環状パッキン、23 加圧スペーサ、24 ソケット、26 光源、27 光源取付部、30 点灯装置、31 基板ケース、32 バッテリ、33 スイッチ、40 電源端子台、41 端子本体、42 端子取付板、50 固定台、51 板部、52 側部、53 固定部、54 挿入孔、55 スリット、56 端子孔、57 固定皿、58 固定脚、59 取付窓、60 天板、61 内側部、62 平部、63 外側部、64 挿入孔、65 平板部、66 環凸部、67 ネジ孔、68 舌片、69 固定ブリッジ、70 防水材、71 防水盤、72 環状壁、73 密着端、74 防水環部、75 受け面、76 電線通過部、77 ネジ通過部、78 突起、79 密着環部、80 通気路、81 通気口、81a 通気口屋根、82 位置決め凸部、83 凹部、84 部材開口、85 弧状壁、90 ネジ、91 ネジ、92 パッキン、93 ネジ、94 パッキン、96 ネジ、97 ネジ孔、98 ネジ孔、100 照明器具、110 光源ユニット、120 点灯ユニット、130 蓋ユニット、141 収納部、142 押え部、143 傾斜部、190 バネ止め板、191 背板、192 止め板、193 止め口、194 そり部、195 爪受け孔、197 固定爪、242 電線、243 コネクタ、271 ソケット収納部、272 コネクタ固定孔、273 加圧部、274 加圧面、275 位置決め面、276 切欠部、279 配線部、300 照明器具、310 カバー部、360 埋め込み部、361 後板、362 側板、363 鍔板、364 ボルト穴、365 電線穴、366 ネジ穴、367 ネジ受け、370 枠パッキン、741 第1防水環部、742 第2防水環部、743 第3防水環部、744 第4防水環部、771 凸壁、912 ネジ、990 被取付部、991 配線孔、992 被取付面。
図1
図2
図3
図4
図5
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図9
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