(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記仮想データが、前記仮想リソースプール内の前記仮想リソースの合計値、前記仮想リソースプール内の前記仮想リソースの単価、および前記単価の変動データを含む、請求項1に記載の方法。
前記拡張現実クライアントデバイスを使用することによって前記ユーザにより送信された第1の仮想リソース交換要求を、前記拡張現実サーバによって受信するステップであって、前記第1の仮想リソース交換要求が、交換されるべき仮想リソースの量および前記ユーザによって交換されるべき前記仮想リソースの識別情報を含む、ステップと、
前記第1の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき前記仮想リソースの合計値を、前記拡張現実サーバによって計算するステップと、
交換されるべき前記仮想リソースの前記合計値と同じ合計値を有する仮想伝票を前記ユーザに、前記拡張現実サーバによって割り当てるステップと、
前記拡張現実クライアントデバイスを使用することによって前記ユーザによって送信された第2の仮想リソース交換要求を、前記拡張現実サーバによって受信するステップであって、前記第2の仮想リソース交換要求が、前記ユーザによって交換されるべき仮想伝票の量を含む、ステップと、
前記第2の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき前記仮想伝票の量の値と同じ合計値を有する仮想リソースの量を、前記拡張現実サーバによって計算するステップと、
前記対応する量の仮想リソースを前記ユーザに、前記拡張現実サーバによって割り当てるステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
前記仮想リソースプールが前記ターゲット場所のために作成された仮想資産プールを含み、異なるユーザに割り当てられた前記仮想リソースが前記仮想リソースプールに蓄積される、請求項5に記載の方法。
前記仮想データが、前記仮想リソースプール内の前記仮想リソースの合計値、前記仮想リソースプール内の前記仮想リソースの単価、および前記単価の変動データを含む、請求項9に記載の方法。
前記拡張現実クライアントデバイスのユーザインターフェースが、前記仮想リソースに対応する第1の交換エントリおよび第2の交換エントリを含む、請求項9に記載の方法。
前記第1の交換エントリに対して前記ユーザによって実行されたトリガ動作に応答して、前記拡張現実サーバに第1の仮想リソース交換要求を送信するステップであって、前記第1の仮想リソース交換要求が、交換されるべき仮想リソースの量および前記ユーザによって交換されるべき前記仮想リソースの識別情報を含み、前記拡張現実サーバが、前記第1の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき前記仮想リソースの合計値を計算する、ステップと、
交換されるべき前記仮想リソースの前記合計値と同じ合計値を有する仮想伝票を前記ユーザに割り当てるステップと、
前記第2の交換エントリに対する前記ユーザによって実行されたトリガ動作に応答して、前記拡張現実サーバに第2の仮想リソース交換要求を送信するステップであって、前記第2の仮想リソース交換要求が前記ユーザによって交換されるべき仮想伝票の量を含み、前記拡張現実サーバが、前記第2の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき前記仮想伝票の量の値と同じ合計値を有する仮想リソースの量を計算する、ステップと、
前記対応する量の仮想リソースを前記ユーザに割り当てるステップと
をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本出願は、オンラインの仮想リソースの割り当ておよび管理と、オフラインのターゲット場所でのユーザの消費および画像スキャン動作とを組み合わせるAR技術ベースのインタラクションモードを提供する。インタラクションモードは、仮想リソースの割り当ておよび管理のオンラインインタラクションと、ターゲット場所でのユーザの消費および画像スキャンのオフラインインタラクションとに分類され得る。
【0012】
オンラインインタラクション中に、ARクライアントデバイスは、オフラインのターゲット場所でのユーザの消費データをARサーバにアップロードでき、ARサーバは、消費データにおける消費額に基づいて、対応する量の仮想リソースをユーザに割り当てることができ、割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積してオフラインのターゲット場所でのユーザの消費データを対応する量の仮想リソースに変換し、異なるユーザに割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積し、それにより、異なるターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積された仮想リソースの総量を水平に比較および分析することによって、良好なオフラインのターゲット場所を選択できる。
【0013】
オフラインインタラクション中に、オフラインのターゲット場所に到着すると、そのターゲット場所でのいつもの消費に加えて、ユーザは、ARクライアントデバイスを使用することによってターゲット場所のオフライン環境をスキャンすることができる。ARクライアントデバイスは、スキャンにより得られた画像情報に対して画像認識を開始し、スキャンにより得られた画像情報からターゲット場所に対応する所定の識別子が識別されると、ARサーバによって配信されるとともに、ターゲット場所の仮想リソースに関連する仮想データを受信し、スキャンされた実世界画像内の所定の識別子に対応するロケーションに受信した仮想データに対する拡張表示を実行し、それにより、AR画像認識技術を使用することによって、オンライン仮想リソース管理とユーザのオフライン画像スキャン動作とを組み合わせることができる。このように、ユーザは、ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースの関連情報を閲覧して、ユーザに割り当てられた仮想リソースをより便利に管理できる。
【0014】
例えば、応用シナリオでは、ターゲットの場所は任意のタイプのオフライン店舗であり、仮想リソースはオフライン店舗に対応する仮想資産(仮想株や仮想債券など)であってよい。
【0015】
本シナリオでは、ユーザがオフライン店舗においてオフライン消費を実行した後(例えば、APPを使用することによってオフライン支払を完了した後)、ARクライアントデバイスはARサーバとインタラクションし、関連する消費データをARサーバにアップロードでき、ARサーバは、ユーザの現在の消費額に基づいて、オフライン店舗の特定量の仮想資産をユーザに割り当て、割り当てられた仮想資産をオフライン店舗の仮想資産プールに蓄積できる。割り当てが完了した後、ユーザは、ユーザが仮想資産を取引することを可能にする仮想資産の所有権を取得する。
【0016】
さらに、ユーザは、ARクライアントデバイスを使用することによってオフライン店舗の特定の識別子(例えばショップロゴなど)をスキャンでき、ARクライアントデバイスは、スキャンにより得られた画像情報に対して画像認識を開始でき、特定の識別子が画像情報から首尾よく識別されると、ARサーバは、オフライン店舗の仮想資産プールに蓄積された仮想リソースの関連情報(仮想資産の合計値、単価、および単価の変動データなど)をARクライアントデバイスに配信でき、ARクライアントデバイスは、スキャンされた実世界画像内の特定の識別子に対応するロケーションにある関連情報上にオーバーラップ表示を実行する。このように、ユーザは、実世界画像に表示された情報を使用することによってオフライン店舗の仮想資産の関連状況を知ることができ、ユーザが保有するオフライン店舗の仮想資産をより良く管理できる。
【0017】
特定の応用シナリオを参照して、以下は特定の実施形態を使用することによって本出願を説明する。
【0018】
図1は、本出願の実施形態による、拡張現実に基づくオフラインインタラクション方法を示す図である。この方法は以下のステップを含む。
【0019】
ステップ101:ARクライアントデバイスは、ターゲット場所でのユーザの消費データをARサーバにアップロードし、消費データは消費額を含む。
【0020】
ARクライアントデバイスは、AR技術に基づいて開発されるか、またはAR機能を統合する。例えば、ARクライアントデバイスは、ARサービス機能を統合するALIPAYであり得る。ARクライアントデバイスは、オフライン環境において実世界のシナリオに対して画像スキャンを実行するように構成され、スキャンにより得られた画像データをリアルタイムにARサーバに送信し、ARクライアントデバイスのフロントエンドのARエンジンを使用することによって、バックエンドのARサーバによってプッシュされた仮想データを視覚的にレンダリングし、仮想データを、実世界のシナリオにおいてスキャンにより得られた画像データ(実世界画像など)と重ね合わせおよび合成する。
【0021】
ARサーバは、ARクライアントデバイス、サーバクラスタ、またはサーバクラスタに基づいて構築されたクラウドプラットフォームにサービスを提供するサーバを含む。例えば、ARサーバは、ARサービス機能を統合するALIPAYのための相互作用サービスを提供する支払いプラットフォームであってよい。ARサーバは、バックエンドのARエンジンに基づいて、ARクライアントデバイスによってスキャンされた画像を認識するように構成され(確かに、画像はフロントエンドのARエンジンに基づいてARクライアントデバイスによっても認識され得る)、オフラインサービスに関連する仮想データを管理し、画像認識結果に基づいて関連する仮想データをARクライアントデバイスにプッシュする。例えば、ARサーバは、画像認識結果に基づいて仮想オブジェクトをユーザに割り当て、仮想オブジェクトの割り当て結果をARクライアントデバイスにプッシュすることができる。
【0022】
ターゲット場所は、例えばオフライン店舗などの任意のタイプのオフライン消費場所を含むことができる。
【0023】
実際には、ARクライアントデバイスはオフライン支払機能を有することができ、ARクライアントデバイスがインストールされたユーザ端末デバイス(スマートフォンなど)を持ってターゲット場所に到着したとき、ユーザは、ARクライアントデバイスのオフライン支払機能を使用することによってオフラインで対応する消費財(商品など)に対して支払いができる。
【0024】
本例では、ユーザがターゲット場所にて関連する消費を完了した後、ARクライアントデバイスはさらなる処理のためにユーザの現在の消費データをARサーバにアップロードすることができる。消費データは、ユーザの現在の消費額を含み得る。
【0025】
例えば、ユーザがARクライアントデバイスの支払い機能を使用することによってオフライン店舗での消費を完了すると、ユーザは、ARクライアントデバイスを使用して、店のオーナーによって提供された二次元支払いコードなどをスキャンし、オーナーへの支払いを開始し、支払い金額を入力する。さらに、ARクライアントデバイスに搭載された関連支払い機能モジュールは、さらなる支払いを完了するために関連支払いプラットフォームとインタラクションすることができる。支払いが完了した後、ARクライアントデバイスは、完了した注文などの現在の消費に関連する消費データをARサーバにアップロードすることができる。
【0026】
ステップ102:ARサーバは、消費額に基づいて対応する量の仮想リソースをユーザに割り当て、割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積する。
【0027】
仮想リソースは、ユーザの消費額に関連付けられ得る任意の形態のオンライン仮想リソースを含むことができる。ARサーバは、ユーザの消費額に基づいて予め設定された仮想リソース割り当て規則の下で対応する量の仮想リソースをユーザに割り当てることができる。
【0028】
一実施形態では、仮想リソースは、ターゲット場所に対応する仮想資産であり得る。本出願では、仮想資産の具体的な形態は限定されない。例えば、仮想資産は、実際には仮想株、仮想債券、仮想オプション、他の形態の仮想資産などであり得る。
【0029】
仮想リソースプールは、ターゲット場所に対して作成された仮想資産プールとすることができる。異なるコンシューマに割り当てられた仮想リソースは、仮想リソースプールに蓄積され得る。
【0030】
例えば、一実施形態では、ARサーバは、システム内の協働する各オフライン店舗に一意の店舗IDを割り当てることができ、同じブランドのチェーン店舗は、異なる店舗IDを使用することによって区別され得る(または必ず区別され得るわけではない)。さらに、各オフライン店舗の店舗IDは、仮想資産IDに一意に対応することができ、仮想資産IDはオフライン店舗のために作成された仮想資産アカウントのIDとすることができる。毎回消費データを受信した後、ARサーバは、消費データ内の消費額に基づいて対応する量の仮想資産を直ちにユーザに割り当て、次いで割り当てられた仮想資産を蓄積のために仮想資産アカウントに追加できる。
【0031】
本例では、ARサーバは、ARクライアントデバイスによってアップロードされた消費データをリアルタイムに取得することができる。ARクライアントデバイスによってアップロードされた消費データを受信した後、ARサーバは直ちに消費データを相応に処理し、消費データ内の消費額などの関連情報を抽出し、次いで対応する量の仮想リソースを予め設定された仮想リソース割り当て規則の下で対応するユーザに割り当てることができる。
【0032】
仮想リソース割り当て規則に含まれる特定の割り当てロジックは、本出願では限定されない。本出願の技術的解決策を実施するとき、当業者は必要に応じて柔軟な構成を実行できる。
【0033】
例えば、一実施形態では、仮想リソース割り当て規則は、消費額に基づいて、同量の仮想資産をユーザに割り当てることを含むことができる。具体的には、消費額に対応する値に基づいて、消費額に対応する値と同量の仮想資産がユーザに割り当てられ得る。
【0034】
別の例では、別の実施形態において、消費額と割り当てられるべき仮想資産の量との間に特定の線形関係があり得る。仮想リソース割り当て規則は、線形関係に基づいて構築された線形関数であり得る。このように、ユーザの消費額を計算のための入力パラメータとして線形関数に入力することができ、消費額は割り当てられるべき仮想資産の対応する量に変換される。確かに、実際には、必要に応じて線形関係を設定することができ、線形関数を使用することによって計算された割り当てられるべき仮想資産の量は、消費額に対応する値より大きくても小さくてもよい。
【0035】
割り当てが完了した後、ARサーバは、割り当てられた仮想リソースを消費者に対応する仮想リソースアカウントに追加し、仮想リソースアカウント内の仮想リソースの総量を更新し、メッセージの形式で更新結果をARクライアントにプッシュすることができ、それによりARクライアントデバイスは同期更新を実行する。
【0036】
例えば、仮想リソースがターゲット場所に対応する仮想資産であると仮定する。ARサーバは、各ユーザのために対応する仮想資産アカウントを作成し、仮想資産を割り当てた後に関連ユーザの仮想資産アカウントに対して割り当てられた仮想資産をリアルタイムに更新し、対応する更新メッセージをARクライアントデバイスに配信して、ARクライアントデバイスがユーザの仮想リソースアカウント内の表示された仮想資産の量を同期更新するようにトリガすることができる。
【0037】
加えて、ARサーバはさらに、割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースに蓄積できる。
【0038】
ユーザに割り当てられた仮想リソースの量はユーザの実際の消費額に関連するので、仮想リソースプールに蓄積された仮想リソースの総量および合計値は、最終的には、本方法におけるターゲット場所の収益状態を測定するための重要な指標として使用できる。具体的には、仮想リソースプール内の仮想リソースの総量が多いほど、消費のためにターゲット場所に移動するユーザの数が多いこと、および消費時間が多いことを示す。このように、実際には、優れた収益を有する良好なオフラインのターゲット場所は、異なるターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積された仮想リソースの総量および合計値を水平に比較および分析することによって「識別」され得る。例えば、仮想リソースが仮想資産であり、仮想リソースプールが仮想資産プールである場合、基本的に整合性のある資産状況を有する複数のオフライン店舗の仮想資産プールにおける仮想資産の総量および合計値が比較および分析されて、そのような種類のオフライン店舗からより多くの消費者とより多くの消費時間を持つ良い店舗を選択する。
【0039】
ステップ103:ARクライアントデバイスは、ターゲット場所のオフライン環境においてユーザによって実行された画像スキャン動作に応答して、ターゲット場所のオフライン環境において画像スキャンを実行する。
【0040】
本例では、オフラインのターゲット場所に到着したときに、ARクライアントデバイスの支払い機能を使用することによってオフライン消費を完了するとともに、ARサーバによって割り当てられた特定量の仮想リソースを取得することに加えて、ユーザは、ARクライアントデバイスの画像スキャン機能を使用することによって、ターゲット場所の所定のオフライン識別子に対して画像スキャンを実行できる。
【0041】
オフライン識別子は、バックエンドのARサーバによって記述され、ターゲット場所と結び付けられている任意のタイプの識別情報であってよい。例えば、ターゲット場所がオフライン店舗であるとき、オフライン識別子はオフライン店舗のロゴであり得る。
【0042】
ステップ104:ARクライアントデバイスは、スキャンにより得られた画像情報に対して画像認識を開始する。
【0043】
本例では、ARクライアントデバイスは、スキャンによりターゲット場所のオフライン環境から対応する画像情報を取得した後、リアルタイムに画像情報に対する画像認識を開始し、スキャンにより得られた画像情報がターゲットの場所に対応するオフライン識別子を含むか否かを判定できる。
【0044】
画像認識は、ARクライアントデバイスに搭載された画像認識モデルに基づいてスキャンにより得られた画像情報に対して行われてもよいし、スキャンにより得られた画像情報をリアルタイムにARサーバにアップロードした後、ARサーバにローカルに搭載された画像認識モデルに基づいてARサーバによって行われてもよい。
【0045】
一実施形態では、ARクライアントデバイスは、画像認識モデルをローカルに搭載され得る。AR端末デバイスのカメラを呼び出すことによってスキャンによりターゲット場所のオフライン環境の画像情報を取得した後、ARクライアントデバイスは、引き続き画像認識モデルを呼び出して画像情報に対して画像認識を実行し、認識結果をARサーバにアップロードできる。ARサーバはさらに認識結果を確認する。
【0046】
別の実施形態では、ARクライアントデバイスは、ローカルに搭載された画像認識モデルなしで、スキャンにより得られた画像情報をリアルタイムにARサーバにアップロードすることができ、ARサーバはARサーバにローカルに搭載された画像認識モデルに基づいて画像情報に対して画像認識を実行し、次いでARクライアントデバイスに認識結果を返す。
【0047】
画像認識モデルに含まれる画像認識アルゴリズムは、本例に限定されないことに留意することは有意義である。当業者は、本出願の技術的解決策を実施するときに関連技術の記録を参照することができる。例えば、一実施形態では、画像認識モデルは、ニューラルネットワークおよび大量の画像認識サンプルに基づいて訓練された深層学習モデルとすることができる。
【0048】
ステップ105:ARサーバは、スキャンにより得られた画像情報から、ターゲット場所に対応する所定の識別子が識別されたか否かを判定する。
【0049】
ステップ106:スキャンにより得られた画像情報からターゲット場所に対応する所定の識別子が識別されたとの判定に応答して、ARサーバは、仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データをARクライアントデバイスに配信する。
【0050】
本例では、ARクライアントデバイスによるスキャンにより得られた画像情報に対して画像認識を実行した後、ARサーバは、画像認識結果に基づいて、ターゲット場所に対応するオフライン識別子が画像情報から首尾よく識別された否かをさらに判定できる。ターゲット場所に対応するオフライン識別子が画像情報から首尾よく識別されたとの判定に応答して、ARサーバは、ターゲット場所の仮想リソースプール内に仮想リソースに関連する仮想データについてターゲット場所の仮想リソースプールに関連するデータベースをローカルに検索できる。
【0051】
一実施形態では、ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データは、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価、単価の変動データなどを含むことができる。
【0052】
例えば、仮想リソースが仮想株である場合、仮想データは、ターゲット場所の仮想株ファンドプールに蓄積された仮想株の合計価格、仮想株ファンドプール内の仮想株の一株当たりの価格、特定の期間における1株当たりの価格の変動データなどを含むことができる。
【0053】
確かに、実際には、ターゲット場所に関連する他の形態の仮想データは、例えば、店舗のロケーション、店舗の販売促進情報、および店舗紹介など、本出願には逐一記載されていないが、上記のいくつかのタイプのデータに加えて仮想データに導入され得る。
【0054】
ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データは、仮想リソースプール内の仮想リソースの実際の状況に基づいてバックエンドのARサーバによるリアルタイム計算を通じて取得され得ることに留意することは有意義である。
【0055】
ARサーバが、ユーザに割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積した後、仮想リソースプール内の現在の仮想リソースの総量が変化するので、ARサーバは仮想データを再計算するように直ちにトリガされ得る。
【0056】
ARサーバは、仮想リソースプール内の仮想リソースの総量と、ターゲット場所に対応した割り当てられるべき合計値とに基づいて、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価を計算できる。例えば、仮想リソースが仮想資産である場合、割り当てられるべき合計値は、仮想リソースプール内の仮想資産の総量で除算され、各単位シェアにおける仮想資産の単価を得ることができる。
【0057】
単価の変動データは、変化した単価と変化時点とを含むことができ、それによりARサーバは、変化時点と変化した単価とに基づいて、単価変動の時系列データを生成できる。
【0058】
割り当てられるべき合計値は、ターゲット場所に対応して割り当てられるべき仮想リソースの合計値を反映できる指標であってよい。
【0059】
例えば、一実施形態では、仮想リソースが仮想資産であるとき、割り当てられるべき合計値は、ターゲット場所の総収益とすることができる。言い換えれば、仮想資産プール内の仮想資産の単価が計算されているとき、ターゲット場所の総収益が仮想資産プール内の仮想資産の総量で除算され、仮想資産の単価を得ることができる。
【0060】
確かに、ターゲット場所の総収益に加えて、割り当てられるべき合計値は、ターゲット場所の資産状況、例えば、ターゲット場所の総純利益、ターゲットの場所に対してサードパーティの評価機関またはプラットフォームによって評価された総資産、または資産状況に基づいてターゲットの場所のためにカスタマイズされた割り当てられるべき合計仮想資産を反映できる別の指標であってよい。
【0061】
実際には、単価は、通常、ターゲット場所の運用状況と共に動的に変化し得ることに留意することは有意義である。このように、ARサーバは、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価が変化した場合、計算によって単価の変動データをさらに直ちに記録できる。
【0062】
さらに、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価を計算した後、ARサーバは、計算された単価および仮想リソースプール内の仮想リソースの総量に基づいて仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値をさらに計算できる。
【0063】
本例では、ARサーバは、ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データを取得した後、該仮想データをARクライアントデバイスに配信でき、ARクライアントデバイスは、スキャンされた実世界画像内のオフライン識別子に対応するロケーションに関連する仮想データに対する拡張表示を実行する。
【0064】
ステップ107:ARクライアントデバイスは、スキャンされた実世界画像内の所定の識別子に対応するロケーションに受信された仮想データに対する拡張表示を実行する。
【0065】
本例では、ARサーバによって配信された仮想データを受信した後、ARクライアントデバイスは、フロントエンドのARエンジンを使用することによって仮想データを視覚的にレンダリングし、実世界のシナリオにおいて、仮想データをスキャンにより得られた画像データと重ね合わせおよび合成し、スキャンされた実世界画像内のオフライン識別子に対応するロケーションに拡張表示を実行する。
【0066】
一実施形態では、仮想データは、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価、および単価の変動データを含むと仮定する。
【0067】
第一に、ARサーバによって配信された仮想データを受信した後、ARクライアントデバイスは、単価の変動データに基づいて、単価の変動規則に対応する視覚的なグラフを作成できる。例えば、単価の変動データは、変化した単価と単価が変化した時点とに基づいて生成された時系列データであり、視覚的なグラフは、時系列データに基づいて生成された二次元曲線であり得る。
【0068】
第二に、視覚的なグラフを作成した後、ARクライアントデバイスは、視覚的なグラフ、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値、および仮想リソースプール内の仮想リソースの単価をフロントエンドのARエンジンを使用することによって視覚的にレンダリングし、スキャンされた実世界画像内のオフラインの識別子に対応するロケーションに拡張表示を実行する。
【0069】
例えば、
図2を参照して、ターゲット場所がオフライン店舗であり、仮想リソースがオフライン店舗の仮想株である場合、仮想データは、ショップの仮想株ファンドプールに蓄積された仮想株の合計価格、仮想株ファンドプール内の仮想株の1株当たりの価格、および特定の期間における1株当たりの価格の変動データを含むことができる。
【0070】
ユーザがARクライアントデバイスを使用することによってターゲット場所のロゴをスキャンした後、ARサーバは仮想データをARクライアントデバイスに配信できる。仮想データを受信した後、ARクライアントデバイスは、特定の期間における1株当たりの価格の変動データを最初に視覚的にレンダリングし、特定の期間における1株当たりの価格の変動データを、価格変動を反映できる二次元曲線に変換し、次いでスキャンした実世界画像内の店舗のロゴに対応するロケーションに、二次元曲線、店舗の仮想株ファンドプールに蓄積された仮想株の合計価格、仮想株ファンドプール内の仮想株の1株あたりの価格などのデータを拡張表示する。
【0071】
本方法では、オンライン仮想リソース管理が、AR画像認識技術を使用することによってユーザによって実行されるオフライン画像スキャン動作に組み合わされ、それにより、ユーザはARクライアントデバイスを使用することによってターゲット場所に対応するオフライン識別子をスキャンすることによって、ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースの関連情報を見ることができ、ユーザに割り当てられた仮想リソースをより便利に管理できる。
【0072】
本実施例では、ARクライアントデバイスのユーザインターフェースは、ユーザに割り当てられた仮想リソースを管理するためのユーザエントリをさらに提供できる。
【0073】
一実施形態では、ユーザエントリは、第1の交換エントリおよび第2の交換エントリを含むことができる。第1の交換エントリは、ユーザに割り当てられた仮想リソースを対応する仮想伝票と交換するために使用され得、第2の交換エントリは、ユーザが保有する仮想伝票を仮想リソースと交換ために使用され得る。
【0074】
例えば、仮想リソースが仮想資産であるとき、第1の交換エントリは仮想資産購入エントリであり得、第2の交換エントリは仮想資産売却エントリであり得る。第1の交換エントリにおいてARクライアントデバイスがユーザによってトリガされたときに送信される仮想リソース交換要求は、仮想リソース購入要求とすることができ、第2の交換エントリにおいてARクライアントデバイスがユーザによってトリガされたときに送信される仮想リソース交換要求は、仮想リソース売却要求とすることができる。仮想伝票は、仮想資産の売買を決済するために使用される仮想通貨であり得る。初期状態では、ARサーバは、保有する仮想通貨を管理するために各ユーザのための仮想通貨アカウントをさらに作成できる。このように、ユーザは売却エントリをトリガすることによって保有する仮想資産を売却し、保有する仮想資産を仮想通貨として決済できる。あるいは、ユーザは購入エントリをトリガすることによって仮想リソースを購入し、保有する仮想通貨を仮想資産として決済できる。
【0075】
第1の交換エントリに対してユーザによって実行されたトリガ動作(タップ動作など)を検出すると、ARクライアントデバイスは、ユーザインターフェースを使用することによってユーザに対する仮想リソース交換インターフェースを入力し、仮想リソース交換インターフェース内でユーザが現在保有する仮想リソースを出力できる。ユーザは、インターフェース上の対応する仮想リソースを交換されるべき仮想リソースとして選択し、交換されるべき仮想リソースの量を入力できる。
【0076】
ARクライアントデバイスは、バックエンドにおいて、ユーザによって選択された交換されるべき仮想リソースの識別情報(仮想リソースIDなど)、および交換されるべき仮想リソースの入力された量を取得でき、取得した情報に基づいて仮想リソース交換要求(すなわち第1の仮想リソース交換要求)を構築し、次いで仮想リソース交換要求をARサーバに送信できる。
【0077】
仮想リソース交換要求を受信した後、ARサーバは、仮想リソース交換要求に含まれる識別情報および交換されるべき仮想リソースの量を取得し、交換されるべき仮想リソースの合計値を計算できる。計算が完了した後、ARサーバは、交換されるべき仮想リソースと同じ合計値を有する仮想伝票をユーザに割り当て、割り当てられた仮想伝票をユーザのために作成された仮想伝票アカウントに追加し、ユーザインターフェースを使用することによって結果をユーザに表示するために、交換結果をメッセージの形式でARクライアントデバイスにプッシュできる。
【0078】
これに対応して、ARクライアントデバイスは、第2の交換エントリに対してユーザによって実行されたトリガ動作を検出すると、ユーザインターフェースを使用することによってユーザに対する仮想リソース交換インターフェースを入力し、仮想リソース交換インターフェース上に現在ユーザによって交換されるべき仮想リソースを出力できる。ユーザは、インターフェース上の対応する仮想リソースを交換されるべき仮想リソースとして選択し、交換されるべき仮想伝票の量を入力できる。
【0079】
ARクライアントデバイスは、バックエンドにおいて、ユーザによって選択された交換されるべき仮想リソースの識別情報、および交換されるべき仮想伝票の入力された量を取得し、取得した情報に基づいて仮想リソース交換要求(すなわち、第2の仮想リソース交換要求)を構築し、次いで仮想リソース交換要求をARサーバに送信できる。
【0080】
仮想リソース交換要求を受信した後、ARサーバは、仮想リソース交換要求に含まれる識別情報および交換されるべき仮想リソースの量を取得し、交換されるべき仮想伝票と同じ合計値を有する仮想リソースの量を計算できる。計算が完了した後、ARサーバは、対応する量の仮想リソースをユーザに割り当て、割り当てられた仮想リソースをユーザのために作成された仮想リソースアカウントに追加し、ユーザインターフェースを使用することによって交換結果をユーザに表示するために、交換結果をメッセージの形式でARクライアントデバイスにプッシュすることができる。
【0081】
本方法では、ユーザは、ターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースの関連情報を閲覧することによって、リアルタイムにターゲット場所の仮想リソースプール内の仮想リソースの関連状況を把握した上で、必要に応じて保有する仮想リソースと仮想伝票とを都合よく交換できることがわかる。
【0082】
前述の方法の実施形態に対応して、本出願はさらに装置の実施形態を提供する。
【0083】
図3を参照すると、本出願は拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置30を提供し、この装置はARサーバに適用される。
図4を参照すると、拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置30を含むARサーバのハードウェアアーキテクチャは、通常、CPU、メモリ、不揮発性メモリ、ネットワークインターフェース、内部バスなどを含む。拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置30がソフトウェアによって実現される例では、拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置30は、通常、メモリにロードされたコンピュータプログラムとして理解することができ、CPUによる実行後に論理ソフトウェアおよびハードウェア複合装置を形成する。装置30は、ターゲット場所におけるユーザの消費データを取得するように構成された取得モジュール301であって、消費データは消費額を含む、取得モジュールと、消費額に基づいて対応する量の仮想リソースをユーザに割り当てるとともに、割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積するように構成された割り当てモジュール302と、ターゲット場所のオフライン環境において拡張現実クライアントデバイスによって実行される画像スキャン動作に応答して、ターゲット場所に対応する所定の識別子がスキャンにより得られた画像情報から識別されるか否かを判定するように構成された判定モジュール303と、ターゲット場所に対応する所定の識別子がスキャンにより得られた画像情報から識別されたとの判定に応答して、仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データを拡張現実クライアントデバイスに配信するように構成された配信モジュール304とを備え、それにより拡張現実クライアントデバイスは、スキャンされた実世界画像内の所定の識別子に対応する位置に関連する仮想データに対する拡張表示を実行する。
【0084】
本例では、仮想データは、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価、および単価の変動データを含む。
【0085】
装置30はさらに、仮想リソースプール内の仮想リソースの量およびターゲット場所に対応する割り当てられるべき合計値に基づいて仮想リソースプール内の仮想リソースの単価を計算し、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価が変化したときの単価の変動データを記録し、算出された単価と仮想リソースプール内の仮想リソースの量とに基づいて、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値を算出するように構成された計算モジュール305(
図3に図示せず)を含む。
【0086】
本例では、割り当てモジュール302は、拡張現実クライアントデバイスを使用することによってユーザにより送信された第1の仮想リソース交換要求を受信することであって、第1の仮想リソース交換要求は、交換されるべき仮想リソースの量とユーザによって交換されるべき仮想リソースの識別情報とを含む、受信することと、第1仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき仮想リソースの合計値を計算することと、交換されるべき仮想リソースと同じ合計値を有する仮想伝票をユーザに割り当てることと、拡張現実クライアントデバイスを使用することによってユーザにより送信された第2の仮想リソース交換要求を受信することであって、第2の仮想リソース交換要求は、ユーザによって交換されるべき量の仮想伝票を含む、受信することと、第2の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき仮想伝票と同じ合計値を有する仮想リソースの量を計算することと、対応する量の仮想リソースをユーザに割り当てることとを行うようにさらに構成される。
【0087】
本例では、仮想リソースはターゲット場所に対応する仮想資産であり、割り当てられるべき合計値はターゲット場所の総収益であり、仮想伝票は仮想通貨であり、第1の仮想リソース交換要求は仮想資産購入要求であり、第2の仮想リソース交換要求は、仮想資産売却要求である。
【0088】
図5を参照すると、本出願は拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置50を提供し、この装置はARクライアントデバイスに適用される。
図6を参照すると、拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置50を含むARクライアントデバイスのハードウェアアーキテクチャは、通常、CPU、メモリ、不揮発性メモリ、ネットワークインターフェース、内部バスなどを含む。拡張現実に基づく装置50がソフトウェアによって実現される例では、拡張現実に基づくオフラインインタラクション装置50は、通常、メモリにロードされたコンピュータプログラムとして理解することができ、CPUによる実行後に論理ソフトウェアとハードウェアの複合装置を形成する。装置50は、ターゲット場所でのユーザの消費データを拡張現実サーバにアップロードするように構成されたアップロードモジュール501であって、消費データは消費額を含み、それにより拡張現実サーバは消費額に基づいて仮想リソースの対応する量をユーザに割り当て、割り当てられた仮想リソースをターゲット場所の仮想リソースプールに蓄積する、アップロードモジュールと、ターゲット場所のオフライン環境においてユーザによって実行された画像スキャン動作に応答して、ターゲット場所のオフライン環境において画像スキャンを実行するように構成されたスキャンモジュール502と、スキャンにより得られた画像情報の画像認識を開始するとともに、ターゲット場所に対応する所定の識別子が画像情報から識別されると、拡張現実サーバによって配信されるとともに、仮想リソースプール内の仮想リソースに関連する仮想データを受信するように構成された受信モジュール503と、スキャンされた実世界画像内の所定の識別子に対応する位置に受信された仮想データに対する拡張表示を実行するように構成された表示モジュール504とを備える。
【0089】
本例では、仮想データは、仮想リソースプール内の仮想リソースの合計値、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価、および単価の変動データを含む。
【0090】
表示モジュール504は、受信された単価の変動データに基づいて、単価の変動規則に対応する視覚的なグラフを作成し、スキャンされた実世界画像内の所定の識別子に対応する場所に、仮想リソースプール内の仮想リソースの受信された合計値、仮想リソースプール内の仮想リソースの単価、および作成された視覚的なグラフに対する拡張表示を実行するように構成される。
【0091】
本例では、拡張現実クライアントデバイスのユーザインターフェースは、仮想リソースに対応する第1の交換エントリと第2の交換エントリとを含む。
【0092】
装置はさらに、第1の交換エントリに対してユーザによって実行されたトリガ動作に応答して、拡張現実サーバに第1の仮想リソース交換要求を送信することであって、第1の仮想リソース交換要求は、交換されるべき仮想リソースの量とユーザによって交換されるべき仮想リソースの識別情報とを含み、それにより拡張現実サーバは、第1の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき仮想リソースの合計値を計算し、交換されるべき仮想リソースと同じ合計値を有する仮想伝票をユーザに割り当てる、送信することと、第2の交換エントリに対してユーザによって実行されたトリガ動作に応答して拡張現実サーバに第2の仮想リソース交換要求を送信することと、第2の仮想リソース交換要求は、ユーザによって交換されるべき量の仮想伝票を含み、その結果、拡張現実サーバは、第2の仮想リソース交換要求に基づいて交換されるべき仮想伝票と同じ合計値を有する仮想リソースの量を計算し、対応する量の仮想リソースをユーザに割り当てる、送信することとを行うように構成された送信モジュール505をさらに備える。
【0093】
本例では、仮想リソースはターゲット場所に対応する仮想資産であり、仮想伝票は仮想通貨であり、第1の仮想リソース交換要求は仮想資産購入要求であり、第2の仮想リソース交換要求は仮想資産売却要求である。
【0094】
装置の実施形態は基本的に方法の実施形態に対応するので、関連する部分については、方法の実施形態における関連する説明を参照することができる。前述の装置の実施形態は単なる例である。別々の部分として記載されたユニットは、物理的に分離されてもされなくてもよく、ユニットとして表示された部分は物理的なユニットであってもなくてもよく、一つの位置に配置されても複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本出願における解決策の目的を達成するために、必要に応じてモジュールのいくつかまたはすべてが選択され得る。当業者は、創造的な努力なしに本出願の実施形態を理解し実施することができる。
【0095】
前述の実施形態で説明したシステム、装置、モジュール、またはユニットは、コンピュータチップまたはエンティティを使用することによって実施することができ、あるいは特定の機能を有する製品によって実施することができる。典型的な実施装置は、コンピュータである。コンピュータは、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、カメラ付き携帯電話、スマートフォン、個人情報端末、メディアプレーヤ、ナビゲーション装置、電子メールデバイス、ゲーム機、タブレット、またはウェアラブルデバイス、あるいはこれらのデバイスの組み合わせとすることができる。
【0096】
当業者は、本明細書を検討し、本開示を実施した後、本出願の別の実施態様を容易に理解することができる。本出願は、本出願のあらゆる変形、機能、または適応的変更を網羅することを意図している。これらの変形、機能、または適応的変更は、本出願の一般的な原則に準拠し、本出願に開示されていない技術分野における一般的な知識または一般的に使用される技術的手段を含む。本明細書および実施形態は単なる例として考慮される。本出願の実際の範囲および精神は、添付の特許請求の範囲によって説明される。
【0097】
本出願は、添付の図面に示される前述の正確な構造に限定されず、本出願の範囲から逸脱することなく修正および変更を行うことができることを理解されたい。本出願の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0098】
前述の説明は、本出願の実施形態の単なる例であるが、本出願を限定することを意図するものではない。本出願の精神および原理から逸脱することなくなされたいかなる修正、同等の置換え、または改良も本出願の保護範囲内に入るべきである。