特許第6866063号(P6866063)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6866063圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6866063
(24)【登録日】2021年4月9日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置
(51)【国際特許分類】
   F41F 7/00 20060101AFI20210419BHJP
   B64G 1/64 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
   F41F7/00
   B64G1/64 600
【請求項の数】1
【外国語出願】
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-230316(P2015-230316)
(22)【出願日】2015年11月26日
(65)【公開番号】特開2016-109417(P2016-109417A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2018年10月25日
(31)【優先権主張番号】1402779
(32)【優先日】2014年12月5日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】511148123
【氏名又は名称】タレス
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ステファン・ベザン
(72)【発明者】
【氏名】カロル・ビヨー
(72)【発明者】
【氏名】ディディエ・スタネック
(72)【発明者】
【氏名】ヤニク・ボダス
【審査官】 志水 裕司
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/182616(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0173197(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3071766(JP,U)
【文献】 特開2003−210601(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/065795(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/180579(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41F 7/00
B64G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮流体を使用して発射するための装置(140)であって、
・発射体(11)と、
・2つの端部(19、20)を有する砲身(18)であって、前記発射体(11)が前記砲身(18)の内側に配置され、前記2つの端部(19、20)の第1端部(19)は前記圧縮流体が前記砲身(18)に入ることを可能にし、前記2つの端部(19、20)の第2端部(20)は前記発射体(11)が出ることを可能にする砲身(18)と、
・前記砲身(18)の前記2つの端部(19、20)の前記第1端部(19)に接続された圧縮流体の貯蔵部(21)と
を含む装置(140)において、前記装置(140)が、第1テープ(42)を含む接続装置(130)を含み、前記第1テープ(42)が、軸Zの周りで支持体(43)の周囲に巻かれる構成から、前記軸Zに対して実質的に垂直な軸Xに沿って展開される構成へ移行することができ、および前記テープ(42)が前記発射体(11)に固定された端部(44)を有すること、前記支持体(43)が前記砲身(18)に固定されること、前記第1テープ(42)の前記端部(44)が接続要素(55)によって前記発射体(11)に接続されること、および前記接続要素(55)は、前記発射体(11)が前記軸Xの周りで回転することを可能にする機械的構成要素であり、前記機械的構成要素は、ボールベアリングであること
を特徴とする装置(140)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置に関する。本発明は特に宇宙の分野に適用される。
【背景技術】
【0002】
かなり実体のある大きさのスペースデブリの量は着実に増加している。スペースデブリの量の増加は、人工衛星間のおよび/または宇宙ステーションとの衝突の危険性を増大する。一部のデブリは、その大きさおよび/または危険領域と呼ばれる領域、例えば有用な軌道におけるその位置のために危機的な問題であると考えられる。例えば、有用な軌道中に配置され得る廃棄された人工衛星、ロケット段に関して言及することができる。そのようなデブリを有用な軌道から離すためにそれらを軌道から排除することは喫緊の課題になっている。続いて、効果的かつ確実な方法で宇宙の汚染を低減するためにこのデブリをどのように取り除くかについて疑問が生じている。実際に、デブリを取り除くために確実な操作および装備が必要であり、取り除かれない場合、望ましくない衝突が、およびさらに多くのデブリさえ生じるであろう。
【0003】
様々な解決策が提案されてきた。それらのうち、デブリを掴んで保持するための関節式アーム、巨大ネットまたはロボット型乗り物に関して言及することができ、それらすべては、デブリを捕捉して地球に戻すこと、または、有用な軌道から遠く離れた宇宙待機軌道と呼ばれる軌道にデブリを乗せることを目的としている。これらの解決策は費用が掛かり、また実行が困難である。
【0004】
別の解決策は、対象のターゲット物体、すなわちデブリに銛を打ち込み、デブリを危険領域の外へ曳航することである。1つの大きな問題は銛の安定性に関連する。実際に、地球の大気は、粘性媒体のようにふるまうと考えることができ、空気抵抗をもたらす。対照的に、完全に近い真空状態であると呼ばれる宇宙では、そのような媒体中を移動する物体はほとんど全く空気抵抗がない。その結果、この物体に空気力学的な効果は及ばない。換言すると、真空中、銛をその経路の軸に沿って向けられた状態に維持するために空気力学的な効果を当てにすることは不可能である。従って、いったん発射されると、銛は、一般的にはケーブルに保持されているが、もはやターゲット物体に向かって所望の方向に進まない。従って、ターゲット物体に銛を打ち込むように意図された装置に関する解決策を思い付いたとき、宇宙の分野に関連付けられるさらなる制約を考慮しなければならない。加えて、銛とターゲット物体(すなわちデブリ)との間の接続は、ケーブルが巻き出されるとき、銛の経路に乱れをもたらす可能性がある。また、ケーブルは、内部に保管されているとき、もつれる可能性もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置を提案することによって上記の問題の全てまたはいくつかを軽減することを目的とし、圧縮流体は、発射体がその照準線に沿ったその飛翔経路を維持することを可能にし、発射体は、発射体の経路に乱れをもたらさない接続装置によって接続される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このため、本発明の1つの主題は、圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置であって、
・2つの端部を有する砲身であって、発射体が砲身の内側に配置され、2つの端部の第1端部は圧縮流体が砲身に入ることを可能にし、2つの端部の第2端部は発射体が出ることを可能にする砲身と、
・砲身の2つの端部の第1端部に接続された圧縮流体の貯蔵部と
を含む装置において、装置が第1テープを含む接続装置を含み、第1テープが、軸Zの周りで支持体の周囲に巻かれる構成から、軸Zに対して実質的に垂直な軸Xに沿って展開される構成へ移行することができ、およびテープが発射体に固定された端部を有すること、および支持体が砲身に固定されることを特徴とする装置である。
【0007】
一実施形態によれば、第1テープの端部は接続要素によって発射体に接続され、接続要素は、発射体が軸Xの周りで回転することを可能にする機械的構成要素である。
【0008】
例として与えられる1つの実施形態の詳細な記載を読むことにより本発明はより深く理解されおよび他の利点が明らかになり、その記載は添付の図面によって示される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明による発射体を発射するための装置の第1実施形態の面XYにおける断面概略図、および面XYに対して垂直な面YZにおける発射体の断面図を示す。
図2a】本発明による発射体を発射するための装置の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図2b】本発明による発射体を発射するための装置の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図3】本発明による発射体を発射するための装置の第3実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図4a】発射体を発射するための、および砲身を含む装置の第4実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図4b】発射体を発射するための、および砲身を含む装置の第4実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図5】第1の物体を第2の物体に接続するように意図された接続装置の第1実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図6a】接続装置の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図6b】接続装置の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図7a】接続装置の第3実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図7b】接続装置の第3実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図8】接続装置の第4実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図9】接続装置の第5実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図10】接続装置を含む本発明による発射体を発射するための装置の第5実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図11a】接続装置の1つの実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図11b】接続装置の1つの実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
図12】本発明による接続装置を含む発射体を発射するための装置の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
明確にするため、様々な図面中、同一の要素は同一の参照番号が付される。
【0011】
本発明は宇宙分野での使用に関連して記載されることに注目すべきである。それにもかかわらず、本発明は同じく地球大気内で、例えば水中からまたは水面に浮遊するデブリを回収するために船舶上で、または物体をけん引するために地上で適用されてもよい。
【0012】
およびより一般的には、本発明は、第1の物体が第2の物体に接続されるいかなる場面にも適用可能である。
【0013】
図1は発射体11を発射するための装置10の、および砲身18の第1実施形態の面XYにおける断面概略図と、面XYに対して垂直な面YZにおける発射体11の断面図とを示す。発射体11は軸Xに沿って2つの端部12、13の間に延在する。発射体11は、軸Xの実質的に円筒状の砲身18内に配置されるように意図されている。発射体11は、発射体11の2つの端部の第1端部12に開口しおよび圧縮流体を受け取るように意図された中空部分14をその中心に含む。発射体11は複数の排気口15を含み、排気口15は、軸Xに対して実質的に垂直に中空部分14から発射体11を貫いて延在し、および圧縮流体を実質的に発射体11の接線方向に放出するように意図された実質的に半径方向の出口を有する。好ましくは、これは強制ではないが、圧縮流体は圧縮ガスであり得る。圧縮流体は中空部分14を経由して発射体11に入り、排気口15を経由して発射体11の断面の接線方向に流出する。排気口15を経由して発射体11の断面の接線方向に流出する圧縮流体は発射体のトルクを生成し、トルクは発射体を自己回転させる。換言すると、発射体11は軸Xの周りで自己回転するように設定される。発射体11に入ると圧縮流体は発射体の内側で圧力を増大する。この圧力の増大は発射体の軸Xの沿った並進運動を引き起こし、それにより発射体11は発射される。同時に流体の圧力および排気口を通る流体の流れは発射体を自己回転させる。従って発射体11の中空部分14および排気口15は、発射体11の軸Xに沿った並進運動と軸X周りの回転運動との両方を可能にする。図1の面YZの断面図において、発射体11は3つの排気口を含む。発射体11を適切に回転するように設定するために、少なくとも2つの排気口が必要であるが、3つ以上の排気口を有することも同じく可能である。
【0014】
発射体11は頭部16および胴部17を含む。発射体11の頭部16は、発射体11の2つの端部の第2端部13から複数の排気口15まで延在する。発射体11の胴部17は、頭部16から発射体11の第1端部12まで延在する。
【0015】
砲身18は2つの端部19、20を有し、その中に発射体11は配置され、砲身18の2つの端部の第1端部19は圧縮流体が砲身18に入ることを許容し、2つの端部の第2端部20は発射体11が出ることを許容する。
【0016】
最後に、発射体11を回転するように設定する装置10は、発射体11が配置される砲身18の第1端部19に接続される圧縮流体の貯蔵部21を含み、それにより発射体11に圧縮流体を供給する。
【0017】
図2aおよび2bは、発射体11を発射するための装置100の第2実施形態の面XYにおける概略断面図を示す。砲身18は2つのらせん接続要素23、24のうちの第1要素23を含む。発射体11は2つのらせん接続要素23、24のうちの第2要素24を含み、それは発射体11の中空部分14内に固定され、第1らせん接続要素23および第2らせん接続要素24は組合せ運動機構22を形成し、それにより砲身18に対する発射体11の軸X周りの回転と軸Xに沿った並進とを同時にもたらす。組合せ運動機構22は、ねじ−ナットアセンブリであり得、または好ましくは、2つの接続要素23、24の間の摩擦を制限するようにボールねじまたはローラねじを含むアセンブリであり得る。圧縮流体の圧力が発射体11を砲身18から押し出す。既に見たように、実質的に半径方向の出口を有する排気口15が、発射体11の軸X周りの回転運動の発生を可能にする。ここで発射体はその飛翔経路をその軸上に維持することが望ましく、飛翔経路は軸Xに沿うので、発射体は常に同じ方向に向けられた状態を維持するように適切に加速されて軸X周りで回転されることが望ましい。2つの要素のうちの1つ23または24はねじ付きロッドに例えることができ、2つの要素のうちの他方23または24はナットに例えることができる。ナットがねじ付きロッドと係合されるねじ山の数Nに依存して、発射体11は図2aに示されるようにそれ自体の同じ数Nの回転に、従ってN回転の運動に影響を及ぼし、その後、図2bに示されるように並進方向に解放され、そして放出されることが可能になる。従って接続機構22は、発射体11が軸Xに沿って並進運動を加速する前、軸X周りでより大きな角加速度を得ることを可能にする。
【0018】
図2aおよび2bにおいて、ねじが砲身18に固定され、およびナットが発射体11の中空部分14内に固定されていることに注目すべきである。それにもかかわらずこの配置を逆にすること、すなわち、ねじを発射体11の中空部分14内に固定し、ナットを砲身18に固定することも全体的に可能である。
【0019】
図3は砲身18を含む発射体11を発射するための装置110の第3実施形態の面XYにおける断面斜視図を示す。砲身18は実質的に半径方向の第1開口25を含む。この実質的に半径方向の開口25は、圧縮流体が発射体11を通って流れたあと、圧縮流体が砲身18を出ることを可能にする。
【0020】
砲身18は頭部26および胴部27を含み、砲身18の頭部26は、砲身18の2つの端部の第2端部20から開口25まで延在し、砲身18の胴部27は、砲身18の頭部26から砲身18の2つの端部の第1端部19まで延在する。
【0021】
砲身18の胴部27の直径は砲身18の頭部26の直径より小さいことが同じく注目されてもよい。加えて、発射体11の胴部17の直径は発射体11の頭部16の直径より小さい。さらに、発射体11の胴部17の直径は砲身18の胴部27の直径より小さく、発射体11の頭部16の直径は砲身18の頭部26の直径より小さい。
【0022】
換言すると、砲身18の頭部26の直径は発射体11の頭部16の直径よりかなり大きく、砲身18の胴部27の直径は発射体11の胴部17の直径よりかなり大きい。
【0023】
胴部および頭部それぞれの間のこの直径の差は発射体11の案内システムを構成する。具体的には、胴部は、頭部の直径に対応する第2直径より小さい第1直径に対応するので、発射体11は放出されるとき、胴部および頭部レベルで同時に解放される。従ってこの構成は、胴部で振動によって生じる可能性のある発射体11の飛翔経路の一切の妨害作用を回避する。
【0024】
図4aおよび4bは砲身18を含む発射体11を発射するための装置120の第4実施形態の面XYにおける断面斜視図を示す。砲身18は、2つの端部29、30を有する排気ダクト28を含む。砲身18は、砲身18の第1開口25と砲身18の2つの端部の第2端部20との間に第2開口31を含む。排気ダクト28の2つの端部の第1端部29は砲身18の第1開口25に接続され、排気ダクト28の2つの端部の第2端部30は砲身18の第2開口31に接続される。特定の圧力であり且つ特定の流速を有する圧縮流体は、発射体11を通過した後、砲身18から放出しなければならない。図3と組み合わせて既に説明したように、圧縮流体は、砲身18の半径方向の開口25を通って単に放出されてもよい。この場合、圧縮流体は外側(宇宙、大気、すなわち発射体を回転するように設定する装置が使用される環境)へ放出される。図4aおよび4bに示されるように、空気力学的効果を発射体11に生じさせるために圧縮空気の放出を使用することも可能である。図4aでは発射体11は角加速段階にある。組合せ運動機構22は発射体11の回転加速を促し、半径方向の開口25は少なくとも1つの排気口15に面してほぼ横たわる。圧縮流体は排気口を経由して発射体11を出、発射体11にトルクをもたらし、それを自己回転させる。圧縮流体は続いて第1端部29を経由して(すなわち半径方向の開口25を経由して)排気ダクト28に入り、そして第2端部30(すなわち第2開口31)を経由して排気ダクト28から再び現れる。図4bに示されるように、軸Xに沿った並進運動段階において、組合せ運動機構22の接続要素23、24は互いに自由になるので、すなわち発射体11はかなりの角加速度を得たので、発射体11は砲身18の端部20に向かって移動する。従って排気口15は排気ダクト28の第2端部30に面する。従って圧縮流体は第2端部30を経由して排気ダクト28に入り、排気ダクト28の第1端部29のレベルで半径方向の開口25を経由して排気ダクト28から再び現れる。砲身18の胴部27に向かう圧縮流体の流れは砲身18の胴部27内の圧力の増大をもたらし、従って軸Xの方向における発射体の追加の力を生成し、発射体11の軸Xに沿った並進運動を促す。
【0025】
図5は、第1の物体40、第2の物体41を含む接続装置130の第1実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。接続装置130は第1テープ42を含み、第1テープ42は、第1の物体40に固定された支持体43の周囲に軸Zの周りでそれが巻かれる構成から、軸Zに対して実質的に垂直な軸Xに沿ってそれが展開される構成へ移行することができ、テープ42は第2の物体41と接触するように意図された端部44を有し、それにより第1の物体40と第2の物体41を接続する。
【0026】
テープは簡単に巻かれ、そして巻き出され、巻かれた構成において最小量の空間を占める。なぜならテープが軸Zの周りにおよび実質的に面XYにおいて巻かれるためであり、それによりテープがからまることを防止する。それにもかかわらず、テープの代わりにケーブルまたはひもの使用を考えることも可能であり、ケーブルまたはひもは、テープ42と同様に、第1の物体40に固定された支持体43の周囲に軸Zの周りでそれが巻かれる構成から、軸Xに沿ってそれが展開される構成へ移行することができる。
【0027】
図6aおよび6bは接続装置130の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。接続装置130は、面XYと実質的に平行に、第1テープ42の各側に1つ配置された第1フランジ45および第2フランジ46と、第1テープ42の周囲に配置されたカバー47とを含む。2つのフランジ45、46によりテープ42は巻き出されるときその巻取機から逸脱しない。カバー47も同じくテープ42が大量に巻き出されることを防止する。これは、第2の物体41と接触するためにまたはそれをけん引するためにテープ42の特定長さを迅速に利用可能にすることが時々必要になるためである。その場合、テープ42を、例えばテープ42を5〜20メートル、2つのフランジ45、46の間から巻き出すことが必要かもしれず、カバー47はこの巻き出された長さが支持体43の周囲に維持されることを可能にする。これらの例は図7aおよび7bで見ることができる。
【0028】
図7aおよび7bは接続装置の第3実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。接続装置130は第1テープ42を案内するための案内装置48を含む。案内装置48は、テープ42の各側に1つの、2つの簡単な台(rest)から構成され得、テープ42を展開された状態に案内する。簡単な台は、テープ42との点接触を形成するローラ、またはテープ42の幅を横切る長手方向の接続を形成するフィンガであり得る。
【0029】
さらに、接続装置130は第1テープ42を切断することを目的とする切断装置49を含み得る。そのような切断装置は、第2の物体と接触することをもはや望まない場合、または安全性または操作しやすさの理由でけん引を継続することをもはや望まない場合、必要性を証明し得る。切削装置は、高温せん断(pyro shears)または他のいずれかの適切な種類のせん断であり得る。
【0030】
図8は接続装置130の第4実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。接続装置130は、支持体43に接続され且つ第1テープ42を巻き取りおよび展開するように意図された軸Zに沿った出力シャフト51を有するモータ50をさらに含み得る。
【0031】
図9は、接続装置130の第5実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。接続装置130は少なくとも1本の第2テープ52を含み得、第2テープ52は第1テープ42に重ねられ、および第1の物体40に固定された支持体43の周囲に軸Zの周りでそれが巻かれる構成から、軸Zに対して実質的に垂直な軸Xに沿ってそれが展開される構成へ移行することができ、テープ52は第3の物体(不図示)と接触するように意図された端部54を有し、それにより第1の物体40と第3の物体を接続する。テープ52はテープ42と重ねられる。同様に第3テープ53が支持体43に巻かれ、テープ42および52と重ねられてもよい。このテープ巻取り構成は、いくつかの物体と接触するように意図されたいくつかのテープが最小量の空間に巻かれることをそれが可能にするので、有利である。同様に、接続装置130は4本以上のテープを含むことが可能であり、それらテープは互いに重ねられ、第5またはそれ以上の物体が第1の物体40に接続されることを可能にする。
【0032】
図10は、砲身18、砲身18の2つの端部の第1端部19に接続された圧縮流体の貯蔵部21を含む、本発明による圧縮流体を使用して発射体を発射するための装置140の第5実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。発射装置140は、本明細書中で上に記載した接続装置130を含み、発射体11は第2の物体41である。支持体43は装置140に固定される。第1テープ42の端部44は、接続要素55によって、第2の物体、すなわち発射体11に接続される。接続要素55は機械的構成要素であり、発射体11が軸Xの周りで回転することを可能にする。それは発射体11が軸Xの周りで回転することを可能にするボールベアリングであり得る。支持体43は砲身18に固定される。有利には、支持体43は砲身18の2つの端部の第1端部19の近くで固定される。換言すると、接続装置130は砲身18の後部に配置され、そこで圧縮流体は流入する。従って貯蔵部21から来る圧縮流体は砲身18の後部を占める。次に圧縮流体は砲身18にその端部19で入り、次に発射体11の中空部分14に入り、排気口15を経由して再び現れ、それにより発射体11それ自体の回転運動を引き起こし、および軸Xに沿った発射体の並進運動を引き起こす。
【0033】
図11aおよび11bは接続装置130の2つの実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。既に説明したように接続装置130は砲身18内に配置される。テープ42の端部44は接続要素55(これらの図には示されない)によって発射体11に固定される。換言すると、第1の物体40は砲身18であり、第2の物体41は発射体11である。従ってテープ42は発射体11に固定される間、いったん発射体11が砲身18内に存在しなくなると、その飛翔経路を邪魔しない。さらに、テープ42と発射体の間の接続は砲身18の内側にあるので、流体、従って圧力の漏れは発生しない。
【0034】
図12は本発明による接続装置130を含む発射体11を発射するための装置140の第2実施形態の面XYにおける断面概略図を示す。図12の全ての要素は図11bの要素と同一である。この実施形態は、図11aおよび11bと組み合わせてこれよりも前で言及したような、テープ42の端部44および発射体11を接続する接続要素55の見た目を提供する。
【符号の説明】
【0035】
10 装置
11 発射体
12 端部
13 端部
14 中空部分
15 排気口
18 砲身
19 端部
20 端部
21 貯蔵部
42 第1テープ
43 支持体
44 端部
55 接続要素
130 接続装置
140 装置
図1
図2a
図2b
図3
図4a
図4b
図5
図6a
図6b
図7a
図7b
図8
図9
図10
図11a
図11b
図12