【文献】
舟生 日出男、外2名,"問題解決モデルを利用した選択問題の選択肢と解説の自動生成",「2007年度人工知能学会全国大会(第21回)論文集」,日本,社団法人人工知能学会,2007年 6月22日,pp.2E4-4-1〜2
【文献】
田村 武志、外4名,"Web教材を自動生成する講義支援システムの開発",「電子情報通信学会技術研究報告 Vol.101 No.180 ET2001-23〜34 教育工学」,日本,社団法人電子情報通信学会,2001年 7月 6日,第101巻,第180号,pp.55〜59,[ISSN]0913-5685
【文献】
北清 拓実、外1名,"オプティカルフローを利用した料理ハイライト映像自動生成",「第78回(平成28年)全国大会講演論文集(4) インタフェース コンピュータと人間社会」,日本,一般社団法人情報処理学会,2016年 3月10日,pp.4-305〜4-306
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記学習ログとは、前記学習のための動画の学習開始時刻、一時停止の回数、巻き戻しの回数及び始点と終点、早送りの回数及び始点と終点、速度調整、学習終了時刻の群からなる少なくとも一つのログである、
ことを特徴とする請求項1に記載の学習システム。
前記解答ログとは、解答開始時刻、入力開始時刻、やり直し回数、書き直し回数、聴き直し回数、解答終了時刻、入力終了時刻、正誤の群からなる少なくとも一つのログである、
ことを特徴とする請求項1に記載の学習システム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0014】
[学習システム1の概要]
本発明の好適な実施形態の概要について、
図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態である学習システム1の概要を説明するための図である。学習システム1は、コンピュータ10から構成され、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得する。
【0015】
なお、学習システム1は、学習者が所持する端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ)、その他のコンピュータ等のその他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、学習システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
【0016】
また、学習システム1は、コンピュータ10と、学習者が所持する端末とにより実現されてもよい。この場合、学習システム1は、コンピュータ10と端末との双方又はいずれかにより、後述する各処理を実行することになる。
【0017】
コンピュータ10は、端末、他のコンピュータ等と、公衆回線網等を介して、データ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
【0018】
コンピュータ10は、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得する。この解答は、最終的な解答結果のみに限らず、解答途中の状況も含まれる。
【0019】
コンピュータ10は、学習時の学習態度を示す学習ログ又は解答時の解答態度を示す解答ログを、端末から取得する。この学習ログは、例えば、学習のための動画の学習開始時刻、一時停止の回数、巻き戻しの回数及び始点と終点、早送りの回数及び始点と終点、速度調整、学習終了時刻の群からなる少なくとも一つのログである。この解答ログは、例えば、解答開始時刻、入力開始時刻、やり直し回数、書き直し回数、聴き直し回数、解答終了時刻、入力終了時刻、正誤の群からなる少なくとも一つのログである。
【0020】
コンピュータ10は、端末からの解答後、この問題に対する解答動画を、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて端末に出力させる。背景画像は、例えば、所定の拡張子(例えば、jpg、gif、png、bmp)を有するファイルである。描画は、例えば、ペン描画(例えば、図形、注釈、強調、数式)やブラウザのCANVASにより描画する図形等であり、このペン描画や図形等の座標、時間、色、太さ等に関するものである。音声は、例えば、講義者が発した音声である。
【0021】
コンピュータ10は、このような背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、端末に出力させる。コンピュータ10は、例えば、予め問題に対応付けられた背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを、端末に出力させる。コンピュータ10は、この背景画像、描画及び音声の要素を、端末に送信する。端末は、この背景画像、描画及び音声の要素を受信し、この背景画像、描画及び音声の要素を表示するとともに放音する。その結果、コンピュータ10は、この背景画像、描画及び音声の要素を解答動画として端末に出力させることになる。
【0022】
コンピュータ10は、解答動画に対する学習者の学習効果を示すスコアを取得する。コンピュータ10は、例えば、端末から、このスコアを取得する。端末は、この解答動画に対する学習効果を、アンケートの形式等により、学習者からの評価をスコアとして受け付ける。端末は、背景画像、描画及び音声の其々について、スコアを受け付ける。端末は、受け付けたスコアをコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このスコアを受信することにより、学習者の学習効果を示すスコアを取得することになる。
【0023】
なお、このスコアは、コンピュータ10が設定することも可能である。この場合、コンピュータ10は、自身が設定したスコアを取得することになる。
【0024】
コンピュータ10は、このスコアと、取得した学習ログ又は解答ログとを関連付けて学習する。このとき、コンピュータ10は、取得した学習ログ又は解答ログの何れか一方を用いた学習を実行する。
【0025】
なお、コンピュータ10は、学習ログ及び解答ログの両方を用いた学習を実行する構成であってもよい。この場合、コンピュータ10は、学習ログ及び解答ログを取得し、スコアと、学習ログと、解答ログとを関連付けて学習することになる。
【0026】
コンピュータ10は、この学習結果を利用し、新たに取得した学習ログ又は解答ログに対して、学習効果の高い背景画像、描画及び音声の要素を選択することになる。
【0027】
コンピュータ10は、所定の学習結果と、新たな解答で取得した学習ログ又は解答ログとに応じて、学習効果の高い背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、出力処理を行う。このとき、コンピュータ10は、取得した学習ログ又は解答ログの何れか一方を用いて、出力処理を行う。出力処理とは、例えば、この学習効果の高い背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを、端末に出力させる処理である。コンピュータ10は、例えば、この背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを、端末に出力させる。コンピュータ10は、この背景画像、描画及び音声の要素を、端末に送信する。端末は、この背景画像、描画及び音声の要素を受信し、この背景画像、描画及び音声の要素を其々表示するとともに放音する。その結果、コンピュータ10は、この背景画像、描画及び音声の要素を学習効果の高い解答動画として端末に出力させることになる。
【0028】
なお、コンピュータ10は、解答動画の要素となる背景画像、描画及び音声の要素で対応するスコアを取得する構成であってもよい。この場合、コンピュータ10は、其々の要素で学習効果が高いものを選択することで、この学習効果が高い背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて出力処理を行うことになる。
【0029】
また、コンピュータ10は、学習ログ及び解答ログの両方を用いる構成であってもよい。この場合、コンピュータ10は、学習ログ及び解答ログを取得し、所定の学習結果と、新たな解答で取得した学習ログ及び解答ログとに応じて、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、出力処理を行う。
【0030】
次に、学習システム1が実行する処理の概要について説明する。
【0031】
コンピュータ10は、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得する(ステップS01)。コンピュータ10は、端末からの要求に応じて、学習のための動画を端末に出力させるとともに、この動画に対する問題の解答を取得する。
【0032】
コンピュータ10は、学習時の学習態度を示す学習ログ又は解答時の解答態度を示す解答ログを、端末から取得する(ステップS02)。この学習ログ及び解答ログは、上述したものである。端末は、上述したログを、解答中の学習者の入力に基づいて特定する。端末は、解答を送信後又は送信時に、このログをコンピュータ10に送信する。コンピュータ10は、このログを受信することにより学習ログ又は解答ログを取得することになる。
【0033】
コンピュータ10は、端末からの解答後、この問題に対する解答動画を、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて端末に出力させる(ステップS03)。コンピュータ10は、端末に出力させた動画に対する問題に対応付けられた背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを端末に出力させる。背景画像、描画及び音声は、其々、上述したものである。コンピュータ10は、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを、端末に送信する。端末は、この背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを受信し、この背景画像、描画及び音声の要素を自身に表示するとともに放音する。その結果、コンピュータ10は、この背景画像、描画及び音声の要素を解答動画として端末に出力させることになる。
【0034】
コンピュータ10は、解答動画に対する学習者の学習効果を示すスコアを取得する(ステップS04)。コンピュータ10は、例えば、このスコアを、学習者からの入力を受け付けることにより取得する。コンピュータ10は、上述したアンケート形式等により、学習者からの評価を取得する。このとき、コンピュータ10は、解説動画全体のスコアのみに限らず、背景画像、描画及び音声の何れか又は複数の組み合わせのスコアを取得することも可能である。
【0035】
なお、このスコアは、コンピュータ10が設定することも可能である。この場合、コンピュータ10は、例えば、学習ログ又は解答ログの何れか又は双方に基づいて、このスコアを設定する。コンピュータ10は、このスコアを設定する結果として、このスコアを取得することになる。
【0036】
コンピュータ10は、このスコアと、学習ログ又は解答ログとを関連付けて学習する(ステップS05)。コンピュータ10は、この学習結果を記録しておき、新たに取得した学習ログ又は解答ログに対して、学習効果の高い背景画像、描画及び音声の要素を選択することになる。
【0037】
コンピュータ10は、この学習結果と、新たに取得した学習ログ又は解答ログとに応じて、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、出力処理を行う(ステップS06)。コンピュータ10は、学習結果において、スコアが高い背景画像、描画及び音声の要素と、新たに取得した学習ログ又は解答ログとに応じて、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、上述したような出力処理を行う。
【0038】
以上が、動画自動生成システム1が実行する処理の概要である。
【0039】
[学習システム1のシステム構成]
図2に基づいて、本発明の好適な実施形態である学習システム1のシステム構成について説明する。
図2は、本発明の好適な実施形態である学習システム1のシステム構成を示す図である。
図2において、学習システム1は、コンピュータ10から構成され、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得するコンピュータシステムである。
【0040】
コンピュータ10は、図示していない端末、その他のコンピュータ等の他の端末や装置類と公衆回線網等を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信を実行する。
【0041】
なお、学習システム1は、図示していない端末、その他のコンピュータ等の他の端末や装置類が含まれていてもよい。また、学習システム1は、例えば、コンピュータ10等の1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。
【0042】
また、学習システム1は、コンピュータ10と、学習者が所持する端末により実現されてもよい。この場合、学習システム1は、コンピュータ10と端末との双方又はいずれかにより、後述する各処理を実行することになる。
【0043】
コンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、コンピュータ10は、記録部として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、コンピュータ10は、処理部として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
【0044】
コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部と協働して、解答取得モジュール20、ログ取得モジュール21、出力モジュール22、スコア取得モジュール23を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、記録部と協働して、記録モジュール30を実現する。また、コンピュータ10において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、処理部と協働して、第一要素選択モジュール40、学習モジュール41、第二要素選択モジュール42を実現する。
【0045】
[学習処理]
図3に基づいて、学習システム1が実行する学習処理について説明する。
図3は、コンピュータ10が実行する学習処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。
【0046】
解答取得モジュール20は、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得する(ステップS10)。ステップS10において、解答取得モジュール20は、端末からの要求等に基づいて、学習者が所望する動画を、端末に出力させる。解答取得モジュール20は、この動画を端末に送信し、端末にこの動画の表示や音声出力を実行させる。
【0047】
端末は、表示や音声出力を行った動画に対する問題の解答を学習者から受け付ける。例えば、端末は、キーボード、マウス、スタイラス等の入力デバイスやタップ操作等の直接入力による入力を受け付けることにより、解答を受け付ける。この解答は、例えば、選択方式のものであるなら、選択されたものであり、記述方式のものであるなら、記述されたものである。端末は、受け付けた回答を、コンピュータ10に送信する。解答取得モジュール20は、この解答を受信することにより、動画に対する問題の解答を端末から取得する。
【0048】
ログ取得モジュール21は、学習者の学習時の学習態度を示す学習ログ又は解答時の解答態度を示す解答ログを、端末から取得する(ステップS11)。ステップS11において、学習ログは、上述した通り、学習のための動画の学習開始時刻、この動画の一時停止の回数、この動画の巻き戻しの回数及び巻き戻し地点の始点と終点、この動画の早送りの回数及び早送り地点の始点と終点、この動画の再生速度の速度調整、学習者の学習終了時刻(例えば、動画の再生の終了時刻や解答取得時の時刻)の群からなる少なくとも一つのログである。また、解答ログは、上述した通り、解答開始時刻、入力開始時刻、やり直し回数、書き直し回数、聴き直し回数、解答終了時刻、入力終了時刻、正誤の群からなる少なくとも一つのログである。
【0049】
端末は、入力デバイスや直接入力等による入力を受け付け、上述した学習ログを判断する。例えば、端末は、この動画の視聴を開始する入力を受け付けた時刻を、学習開始時刻として判断する。また、端末は、この動画の一時停止、巻き戻し、早送り、速度調整等の入力を受け付けることにより、これらの入力の有無やこれらの始点及び終点を判断する。また、端末は、解答終了の入力(例えば、この動画の視聴を終了する入力、解答の送信入力)を受け付けた時刻を、学習終了時刻として判断する。
【0050】
また、端末は、入力デバイスや直接入力等による入力を受け付け、上述した解答ログを判断する。例えば、端末は、動画に対する問題の解答を開始する入力や解答に必要な入力を最初に受け付けた時刻を、解答開始時刻として判断する。また、端末は、この解答における入力開始時刻、やり直し回数、書き直し回数、聴き直し回数、解答終了時刻、入力終了時刻、正誤の入力を受け付けることにより、これらを判断する。
【0051】
端末は、このようにして判断した学習ログ又は解答ログを、コンピュータ10に送信する。ログ取得モジュール21は、この学習ログ又は解答ログを受信することにより、学習ログ又は解答ログを、端末から取得する。
【0052】
第一要素選択モジュール40は、端末からの解答後、この問題に対する解答動画として、背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する(ステップS12)。ステップS12において、予め、コンピュータ10は、解答動画の制作者から、問題と、この問題の解答に該当する背景画像、描画及び音声の要素との入力を受け付けるとともに、其々の再生タイミングを併せて受け付ける。記録モジュール30は、この受け付けた問題と、背景画像、描画及び音声の要素とを対応付けて記録する。第一要素選択モジュール40は、この記録した背景画像、描画及び音声の要素に基づいて、これらの組み合わせを選択する。解答動画とは、この組み合わせた要素を、端末が再生することにより、結果的に構成されるものである。
【0053】
第一要素選択モジュール40が選択する要素の一例について説明する。
【0054】
背景画像とは、上述したものであり、所定の拡張子を有するファイルである。描画とは、上述したものであり、背景画像の上に重畳させて描画する内容を示すものである。音声とは、上述したものであり、背景画像及び描画に併せて出力する内容を示すものである。例えば、背景画像として星空を表示し、白線を描画し星座を囲むといった使い方が挙げられる。そのとき、白線が、何処から描かれ、何処を通って何処で終わったかが描画であり、それがいつ始まりいつ何処を通り、いつ描き終わるかを表したものが再生タイミングである。音声も描画と同様に、いつ始まりいつ終了するかを表したものが再生タイミングである。
【0055】
第一要素選択モジュール40は、端末に出力させた動画に対する問題に基づいて、記録モジュール30が記録したこの問題の解答に該当する背景画像、描画及び音声の要素を其々特定し、この特定した背景画像、描画及び音声の要素を選択する。上述した例では、第一要素選択モジュール40は、背景画像として、星空を特定する。第一要素選択モジュール40は、この星空に対して、描画に基づいて、白線を描画し星座を囲んだものを特定する。第一要素選択モジュール40は、この背景画像及び描画に対して、音声に基づいて、音声を特定する。第一要素選択モジュール40は、要素の再生タイミングを併せて特定し、要素の組み合わせを選択する。
【0056】
出力モジュール22は、この背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、端末に出力させる(ステップS13)。ステップS13において、出力モジュール22は、選択した要素を組み合わせたものを、端末に送信する。端末は、これを受信し、この背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせたものを表示するとともに放音する。その結果、コンピュータ10は、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、端末に出力させることになる。端末は、この要素を再生することにより、結果として、解答動画を再生することになり、コンピュータ10は、解答動画を端末に出力させることになる。
【0057】
スコア取得モジュール23は、解答動画に対する学習者の学習効果を示すスコアを取得する(ステップS14)。ステップS14において、スコア取得モジュール23は、例えば、解答動画を出力させた端末から、このスコアを取得する。このとき、端末は、この解答動画における背景画像、描画及び音声の其々の要素に対するスコアの入力を、学習者から受け付ける。学習効果とは、例えば、学習者にとって、理解しやすかった又は理解しにくかった、見やすかった又は見にくかったといった学習者にとって、今回の解答動画を構成する各要素が有効であったか否かをスコア化したものである。
【0058】
端末は、例えば、背景画像、描画及び音声の其々に対して、所定の範囲の数字によるスコア(数字が大きいものほど有効であり、数字が小さいものほど有効でなかったと学習者が判断した)の入力を受け付ける。端末は、この受け付けたスコアを、コンピュータ10に送信する。スコア取得モジュール23は、このスコアを受信することにより、解答動画に対する学習者の学習効果を示すスコアを取得する。その結果、コンピュータ10は、このスコアを取得することになる。
【0059】
なお、スコア取得モジュール23は、学習者から受け付けたスコアの代わりに、自身が算出したスコアを取得する構成であってもよい。例えば、スコア取得モジュール23は、取得したログに基づいて、背景画像、描画及び音声の其々に対して、所定の方法によりスコアを算出する。スコア取得モジュール23は、この算出したスコアを取得する構成とすればよい。また、スコア取得モジュール23が背景画像、描画及び音声の其々のスコアを算出する具体的な方法は、上述した例に限らず、適宜変更可能である。
【0060】
また、背景画像、描画及び音声を其々個別に評価し、其々のスコアを取得するのではなく、解答動画全体としての評価の入力を受け付け、この解答動画全体のスコアを取得する構成であってもよい。
【0061】
学習モジュール41は、このスコアと、取得した学習ログ又は解答ログとを関連付けて学習する(ステップS15)。ステップS15において、学習モジュール41は、取得した学習ログ又は解答ログの何れか一方を用いて、学習を実行する。
【0062】
学習モジュール41が実行する学習について説明する。
【0063】
学習モジュール41は、取得したスコアと、学習ログとを関連付けて学習する。例えば、学習モジュール41は、スコアと、学習開始時刻とに基づいて、学習者の学習時刻における学習効果を学習する。学習モジュール41は、他の学習ログでも同様に、スコアと、学習ログとに基づいて、この学習ログに対応する内容における学習効果を学習する。
【0064】
また、学習モジュール41は、取得したスコアと、解答ログとを関連付けて学習する。例えば、学習モジュール41は、スコアと、解答開始時刻とに基づいて、学習者の解答開始時刻における学習効果を学習する。学習モジュール41は、他の解答ログでも同様に、スコアと、解答ログとに基づいて、この解答ログに対応する内容における学習効果を学習する。
【0065】
また、上述した処理では、コンピュータ10は、学習ログ又は解答ログの何れか一方を用いて学習を行う構成としているが、学習ログ及び解答ログの双方を用いて学習する構成であってもよい。
【0066】
この場合、上述したステップS11の処理において、ログ取得モジュール21は、学習ログ及び解答ログの双方を、端末から取得する。その後、上述したステップS15の処理において、学習モジュール41は、取得したスコアと、学習ログと、解答ログとを関連付けて学習する。
【0067】
例えば、学習モジュール41は、スコアと、学習開始時時刻と、解答開始時刻とに基づいて、学習者の学習効果を学習する。学習モジュール41は、他の学習ログ及び他の解答ログでも同様に、スコアと、学習ログに対応する内容と、解答ログに対応する内容とに基づいて、学習者の学習効果を学習する。
【0068】
上述した処理の結果、コンピュータ10は、取得したログやスコアに基づいて、学習者の生活習慣、学習者の学習態度、学習者に対する学習効果等を学習することが可能となる。
【0069】
記録モジュール30は、学習結果を記録する(ステップS16)。
【0071】
[動画自動生成処理]
図4に基づいて、学習システム1が実行する動画自動生成処理について説明する。
図4は、コンピュータ10が実行する動画自動生成処理のフローチャートを示す図である。上述した各モジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。なお、上述した処理と同様の処理については、その詳細な説明は省略する。
【0072】
解答取得モジュール20は、学習のための動画を端末に出力させ、この動画に対する問題の解答を端末から取得する(ステップS20)。ステップS20の処理は、上述したステップS10の処理と同様である。
【0073】
ログ取得モジュール21は、学習者の学習ログ又は解答ログを、端末から取得する(ステップS21)。ステップS21の処理は、上述したステップS11の処理と同様である。
【0074】
第二要素選択モジュール42は、上述したステップS15の処理により学習した学習結果を利用し、今回取得した学習ログ又は解答ログに応じて、学習効果のスコアが高い背景画像、描画及び音声の其々の要素の組み合わせを選択する(ステップS22)。ステップS22において、第二要素選択モジュール42は、所定の学習結果と、取得した学習ログ又は解答ログとに応じて、背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、学習効果の高い背景画像、描画及び音声の其々の要素の組み合わせを選択する。すなわち、第二要素選択モジュール42は、其々の要素で学習効果が高い背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択することになる。解答動画とは、この組み合わせた要素を、端末が再生することにより、結果的に構成されるものである。
【0075】
第二要素選択モジュール42が実行する要素の選択について説明する。
【0076】
第二要素選択モジュール42が、学習ログを用いて要素を選択する場合について説明する。第二要素選択モジュール42は、取得した学習ログに基づいて、この学習ログと類似又は一致する学習ログに関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。この結果、第二要素選択モジュール42は、学習結果を利用し、取得した学習ログに対して背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択することになる。
【0077】
例えば、第二要素選択モジュール42は、学習ログとして、学習開始時刻を取得した場合、この学習開始時刻と類似又は一致する学習開始時刻に関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。
【0078】
第二要素選択モジュール42が、解答ログを用いて要素を選択する場合について説明する。第二要素選択モジュール42は、取得した解答ログに基づいて、この解答ログと類似又は一致する解答ログに関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。この結果、第二要素選択モジュール42は、学習結果を利用し、取得した解答ログに対して背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択することになる。
【0079】
例えば、第二要素選択モジュール42は、解答ログとして、解答開始時刻を取得した場合、この解答開始時刻と類似又は一致する解答開始時刻に関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。
【0080】
なお、上述した処理では、コンピュータ10は、学習ログ又は解答ログの何れか一方を用いて解答動画を自動生成する構成としているが、学習ログ及び解答ログの双方を用いて学習する構成であってもよい。
【0081】
この場合、上述したステップS21の処理において、ログ取得モジュール21は、学習ログ及び解答ログの双方を、端末から取得する。その後、上述したステップS22の処理において、第二要素選択モジュール42は、上述したステップS15の処理により学習した学習結果を利用し(この時の学習結果は、スコアと、学習ログ及び解答ログとを関連付けて学習したものである)、今回取得した学習ログ及び解答ログに対して背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。
【0082】
第二要素選択モジュール42は、取得した学習ログ及び解答ログに基づいて、この学習ログ及び解答ログと類似又は一致する学習ログ及び解答ログに関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。この結果、第二要素選択モジュール42は、学習結果を利用し、取得した学習ログ及び解答ログに対して背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択することになる。
【0083】
例えば、第二要素選択モジュール42は、学習ログとして、学習開始時刻を取得し、解答ログとして、解答開始時刻を取得した場合、この学習開始時刻と類似又は一致する学習開始時刻と、解答開始時刻と類似又は一致する解答開始時刻とに関連付けられた各要素を、記録した学習結果から特定する。第二要素選択モジュール42は、この各要素のうち、スコアが最高値のものを其々特定する。このとき、第二要素選択モジュール42は、この特定した各要素の再生タイミングも併せて特定する。第二要素選択モジュール42は、このようにして特定した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを選択する。
【0084】
上述した処理の結果、コンピュータ10は、取得したログと学習結果とに基づいて、背景画像のデザインや色、音声の種類(男女)や速度、描画の色や速度等を適切に組み合わせることが容易となり、学習者に対しての学習効果を高めることが可能となる。
【0085】
出力モジュール22は、この背景画像、描画及び音声の要素を組み合わせて、出力処理を行う(ステップS23)。ステップS23の処理は、上述したステップS13の処理と同様である。
【0086】
なお、本処理では、出力処理として、コンピュータ10が端末に出力する例を説明しているが、学習システム1がコンピュータ10と端末とにより構成されている場合、出力モジュール22が端末により実現される構成とすることも可能である。この場合、第二要素選択モジュール42が生成した背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせを、端末が取得し、取得したこれらの組み合わせを、出力モジュール22が出力する構成となる。
【0087】
また、コンピュータ10は、今回出力処理が行われたこの背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせに対するスコアを取得し、このスコアと取得した学習ログ又は解答ログと、自動生成した解答動画とを関連付けて学習する構成であってもよい。すなわち、コンピュータ10は、上述したステップS23の処理の後に、上述したステップS14−16の処理を実行する構成であってもよい。
【0088】
例えば、コンピュータ10は、今回出力処理の結果得られたスコアと、学習ログ又は解答ログとを関連付けて学習することにより、次回以降における背景画像、描画及び音声の要素の組み合わせの選択に際して、より学習効果の高い組み合わせを選択することが容易となる。
【0090】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態で提供される。また、プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0091】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。