特許第6866446号(P6866446)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6866446
(24)【登録日】2021年4月9日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】電磁接触器のコイル駆動装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 47/00 20060101AFI20210419BHJP
【FI】
   H01H47/00 K
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-177658(P2019-177658)
(22)【出願日】2019年9月27日
(65)【公開番号】特開2020-149965(P2020-149965A)
(43)【公開日】2020年9月17日
【審査請求日】2019年9月27日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0027726
(32)【優先日】2019年3月11日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LS ELECTRIC CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ヒョンウン
【審査官】 内田 勝久
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭62−145619(JP,A)
【文献】 特表2003−505853(JP,A)
【文献】 特開昭58−164124(JP,A)
【文献】 特開2004−304314(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 47/00 − 47/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される電力を直流電力に変換して出力する入力電力処理部と、
前記入力電力処理部から出力される直流電力の電圧レベルを検出する入力電圧検出部と、
前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルを用いて電磁接触器のコイルに流れる電流の制御のための制御信号を出力する制御部と、
前記制御部の制御信号に基づいてスイッチングして前記コイルに流れる電流を通電又は遮断するスイッチング部とを含み、
前記制御部は、
前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルと所定の基準レベルとを比較して比較結果に基づくPWM信号を生成するマイクロコントローラと、
前記コイルのノイズを遮断し、前記マイクロコントローラからの前記PWM信号を前記スイッチング部に伝達するゲートドライバを含み、
前記ゲートドライバは、フォトカプラであり、信号のない状態では、前記マイクロコントローラと前記スイッチング部とが物理的に絶縁され、
前記マイクロコントローラは、前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルが前記所定の基準レベルより高い場合、前記PWM信号として吸引信号を出力し、前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルが前記所定の基準レベルより低い場合、前記PWM信号として釈放信号を出力することを特徴とする電磁接触器のコイル駆動装置。
【請求項2】
前記ゲートドライバは、前記PWM信号を増幅して前記スイッチング部に伝達することを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器のコイル駆動装置。
【請求項3】
前記コイルの両端に並列に接続されるフライホイール部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器のコイル駆動装置。
【請求項4】
前記フライホイール部は、ショットキーダイオードであることを特徴とする請求項3に記載の電磁接触器のコイル駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁接触器のコイル駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電磁接触器(electronic magnetic contactor)は、ビル、工場、船舶などのシステムで電気接続経路に接続されて負荷に電力を供給又は遮断する装置であって、負荷が焼損することを防止する。電磁接触器は、電磁石の原理を利用して接点を開閉する機器であり、コイルに所定の電力が供給されて電流が流れると接点が接触し、電流が流れなくなると接点が分離する。
【0003】
従来の方式は、アナログ部品点数が多いことから、回路が複雑であり、動作時に誤差が累積され、製造時の不良発生率が高いという問題があった。よって、PWM信号を発生するためのアナログ方式の主要部を動作制御部とPWM制御器に代え、故障及び不良発生率を低減し、消費電力を抑えている。
【0004】
図3は従来技術による電磁接触器のコイル駆動装置の回路図である。図3に示すように、従来技術による電磁接触器のコイル駆動装置は、入力電力処理部110、入力電圧検出部120、定電圧部130、動作制御部140、PWM制御器150、スイッチング部160及びサージ吸収部170を含む。
【0005】
入力電力処理部110は、入力端子112、入力フィルタ部114及び整流部116から構成される。
【0006】
入力フィルタ部114は、入力端子112を介して入力される電力からサージ電圧を吸収し、ノイズを除去する。
【0007】
入力電圧検出部120は、整流部116から出力される直流電力の電圧レベルを検出する。
【0008】
定電圧部130は、整流部116から出力される直流電力の入力を受け、入力された直流電力の電圧を分圧して定電圧を発生する。定電圧部130が発生する定電圧により各部が駆動される。
【0009】
動作制御部140は、比較判断部142及び時間決定部144から構成され、入力電圧検出部120により検出された電圧レベルと所定の基準電圧レベルとを比較し、その比較結果に基づいて制御信号を発生する。
【0010】
PWM制御器150は、コイル300に流れる電流のフィードバックを受け、そのフィードバックされた電流と動作制御部140から発生した制御信号に基づいて、コイル300に流れる電流が制御されるようにPWM信号のパルス幅を調整し、調整されたPWM信号を出力する。PWM制御器150はPWM制御専用ICである。
【0011】
スイッチング部160は、PWM制御器150からのPWM信号に基づいてスイッチングし、コイル300に流れる電流を通電又は遮断する。
【0012】
サージ吸収部170は、コイル300に流れる電流が通電又は遮断されることにより発生する逆起電力を吸収する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
従来技術による電磁接触器のコイル駆動装置においては、図3に示すようにPWM制御器150を用いたデジタル方式でアナログ部品の多数を代替してアナログ方式の問題は解決したが、コイル300から発生するノイズによる問題があった。
【0014】
具体的には、電磁接触器のコイル駆動装置100の動作中はコイル300から逆起電力によるノイズNが発生する。ノイズNはスイッチング部160を介してPWM制御器150に伝達されて物理的ダメージを直接与える。その結果、電磁接触器のコイル駆動装置100はノイズNにより誤動作したり焼損する。
【0015】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、電磁接触器のコイル駆動のためのアナログ部品点数を削減すると共に、電磁接触器のコイルから発生するノイズによる誤動作や焼損を防止することのできる電磁接触器のコイル駆動装置を提供することを目的とする。
【0016】
本発明の他の目的は、ハードウェアを変更することなく、コイル駆動において所望の性能を実現することのできる電磁接触器のコイル駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置は、入力される電力を直流電力に変換して出力する入力電力処理部と、前記入力電力処理部から出力される直流電力の電圧レベルを検出する入力電圧検出部と、前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルを用いて電磁接触器のコイルに流れる電流の制御のための制御信号を出力する制御部と、前記制御部の制御信号に基づいてスイッチングして前記コイルに流れる電流を通電又は遮断するスイッチング部とを含む。
【0018】
前記制御部は、前記スイッチング部に電気的に接続されて前記コイルのノイズを遮断するゲートドライバを含むことを特徴とする。
【0019】
前記制御部は、前記入力電圧検出部により検出された電圧レベルと所定の基準レベルとを比較して比較結果に基づくPWM信号を生成するマイクロコントローラ(MCU, Micro Controller Unit)をさらに含み、前記ゲートドライバは、前記PWM信号を増幅して前記スイッチング部に伝達することを特徴とする。
【0020】
前記ゲートドライバは、フォトカプラであることを特徴とする。
【0021】
前記駆動装置は、前記コイルの両端に並列に接続されるフライホイール部をさらに含むことを特徴とする。
【0022】
前記フライホイール部は、ショットキーダイオードであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明による電磁接触器のコイル駆動装置は、制御部で従来のアナログ部品を代替するので、コイル駆動装置を小型化することができる。
【0024】
また、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置は、制御信号がゲートドライバを介してスイッチング部に伝達される構造を有し、電磁接触器のコイルから発生するノイズがゲートドライバにより遮断されるので、コイル駆動装置の誤動作や焼損を防止することができ、コイル駆動の信頼性を向上させることができる。
【0025】
さらに、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置は、制御部がマイクロコントローラを含み、コイル駆動装置の構成を変更することなくソフトウェアを修正するだけで所望の性能を実現することができるので、1つのコイル駆動装置を用いて異なる仕様を有する様々な電磁接触器のコイルを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置の構成を示す図である。
図2】本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置の回路図である。
図3】従来技術による電磁接触器のコイル駆動装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明するが、同一又は類似の構成要素については同一又は類似の符号を付し、その説明は省略する。本明細書で用いられる構成要素の接尾辞である「モジュール」や「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本発明の実施形態について説明する上で、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の実施形態の要旨を不明確にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。本実施形態は本発明の技術思想を説明するためのものであり、本実施形態に本発明の範囲が限定されるものではない。すなわち、本発明は特許請求の範囲により定められるべきであり、均等の範囲にあるあらゆる技術思想は本発明に含まれるものと解釈すべきである。
【0028】
本発明による電磁接触器のコイル駆動装置は、従来のアナログ部品を代替して装置を小型化すると共に、電磁接触器のコイルから発生するノイズによるコイル駆動装置の誤動作や焼損を防止してコイル駆動の信頼性を向上させることができる。
【0029】
また、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置は、コイル駆動装置の構成を変更することなくソフトウェアを修正するだけで所望の性能を実現することができるので、1つのコイル駆動装置を用いて異なる仕様を有する様々な電磁接触器のコイルを駆動することができる。
【0030】
以下、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置について詳細に説明する。
【0031】
図1は本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置の構成を示す図である。
【0032】
図1に示すように、本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置200は、入力電力処理部210、入力電圧検出部220、定電圧部230、制御部240、スイッチング部250及びフライホイール部260を含んでもよい。
【0033】
入力電力処理部210は、コイル駆動装置200に入力される電力を直流電力に変換して出力する。具体的には、入力電力処理部210は、入力端子212、入力フィルタ部213及び整流部214を含んでもよい。
【0034】
入力フィルタ部213は、入力端子212を介して入力される電力からサージ電圧を吸収し、ノイズを除去する。入力フィルタ部213は、EMCフィルタであってもよい。ただし、これに限定されるものではなく、入力フィルタ部213は、コイル駆動装置200によるコイル300の駆動を妨害する電磁波干渉(EMI, Electromagnetic Interference)を防止できる他の種類のフィルタで実現されてもよい。
【0035】
整流部214は、入力フィルタ部213からの電力を整流して直流電力を出力する。
【0036】
入力電圧検出部220は、入力電力処理部210から出力される直流電力の電圧レベルを検出する。
【0037】
定電圧部230は、入力電力処理部210から出力される直流電力の入力を受け、定電圧を発生する。具体的には、定電圧部230は、整流部214からの直流電力を分圧して定電圧を出力する。定電圧部230から出力される定電圧により制御部240が駆動される。なお、制御部240のマイクロコントローラ241は第2定電圧部231から出力される定電圧により駆動される。
【0038】
制御部240は、入力電圧検出部220により検出された電圧レベルを用いてコイル300に流れる電流の制御のための制御信号を出力する。具体的には、制御部240は、入力電圧検出部220により検出された電圧レベルと所定の基準レベルとを比較し、その比較結果に基づいて前記制御信号を出力する。
【0039】
制御部240は、マイクロコントローラ241及びゲートドライバ242を含んでもよい。
【0040】
マイクロコントローラ241は、入力電圧検出部220により検出された電圧レベルと所定の基準レベルとを比較し、比較結果に基づいて前記制御信号を生成してゲートドライバ242に伝達する。
【0041】
以下、マイクロコントローラ241の制御信号の生成について具体的に説明する。
【0042】
マイクロコントローラ241は、入力電圧検出部220により検出された電圧レベルが所定の基準レベルより高い場合、前記制御信号として吸引信号を出力する。
【0043】
前記吸引信号は、電磁接触器の接点の接触のためにコイル300に電流が流れるようにする信号である。マイクロコントローラ241は、前記接点が接触するまでは高い電流(例えば、250mA)が流れるようにする吸引信号を出力し、接触した後は接触状態を維持するだけでいいので相対的に低い電流(例えば、30〜60mA)が流れるようにする吸引信号を出力する。
【0044】
マイクロコントローラ241は、入力電圧検出部220により検出された電圧レベルが所定の基準レベルより低い場合、前記制御信号として釈放信号を出力する。前記釈放信号は、電磁接触器の接点の接触解除のためにコイル300に流れる電流を遮断する信号である。
【0045】
前記制御信号は、PWM信号であってもよい。前記所定の基準レベルは、駆動対象であるコイル300の仕様や性能に応じて変更してもよい。
【0046】
ゲートドライバ242は、マイクロコントローラ241から前記制御信号を受信してスイッチング部250に伝達する。一態様において、ゲートドライバ242は、前記制御信号を増幅してスイッチング部250に伝達するようにしてもよい。一態様において、ゲートドライバ242は、コイル300から発生するノイズを遮断するために、絶縁ゲートドライバにしてもよい。
【0047】
一態様において、ゲートドライバ242は、フォトカプラで実現されてもよい。前記フォトカプラとは、回路間を電気的に絶縁した状態で電気信号を伝達する目的で、発光素子と受光素子とを光学的に結合して1つのパッケージに内蔵した光複合素子をいう。
【0048】
ゲートドライバ242が前記フォトカプラで実現された場合、ゲートドライバ242は光を用いて発光素子及び受光素子により信号を伝達するので、信号のない状態では、入力端に接続されるマイクロコントローラ241と出力端に接続されるスイッチング部250とが物理的に絶縁される。よって、ゲートドライバ242は、コイル駆動装置200の動作によりコイル300から発生するノイズがマイクロコントローラ241に及ぼす影響をより効果的に抑制することができる。
【0049】
スイッチング部250は、制御部240から出力される前記制御信号に基づいてスイッチングし、コイル300に流れる電流を通電又は遮断する。具体的には、スイッチング部250は、前記制御信号が吸引信号である場合、コイル300に電流が流れるようにターンオンし、前記制御信号が釈放信号である場合、コイル300に電流が流れないようにターンオフする。スイッチング部250は、MOSFET又はBJTで実現されてもよい。ただし、これらに限定されるものではなく、スイッチング部250は、ゲート電極(制御端子)に入力される信号を用いてスイッチング動作ができる他の種類のトランジスタで実現されてもよい。
【0050】
フライホイール部260は、コイル300から発生する逆起電力を吸収する。
【0051】
具体的には、フライホイール部260は、コイル300の両端に並列に接続され、コイル300に流れる電流の遮断により発生する逆起電力による電流がコイル駆動装置200内の他の素子に影響を及ぼさないようにループを形成する。
【0052】
フライホイール部260は、ショットキーダイオードで実現されてもよい。ただし、これに限定されるものではなく、フライホイール部260は、順方向電圧が低くかつスイッチング速度が速い他の種類のダイオードで実現されてもよい。
【0053】
前述したように、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置200は、マイクロコントローラ241を用いて制御信号を生成するので、PWM制御器を用いる従来技術に比べてアナログ部品点数が削減される。よって、消費電力が低くなる。
【0054】
また、従来技術においては、コイル300の仕様や特性に応じて装置内部の構成を異なる容量や数値を有する構成に変更しなければならないのに対し、本発明においては、マイクロコントローラ241に予め設定された値をソフトウェア的に変更することにより対応するコイル300の性能を実現することができる。よって、1つのコイル駆動装置200により異なる仕様を有する様々な電磁接触器のコイル300を駆動することができ、汎用性が向上し、メンテナンスが容易である。
【0055】
また、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置200は、マイクロコントローラ241により生成される制御信号がゲートドライバ242を介してスイッチング部250に伝達される構造を有するので、コイル300から発生する逆起電力によるノイズが遮断され、マイクロコントローラ241に影響を及ばない。よって、コイル300のノイズによる誤動作や焼損を事前に防止することができ、コイル駆動装置200のコイル駆動の信頼性が確保される。
【0056】
図2は本発明の一実施形態による電磁接触器のコイル駆動装置の回路図である。
【0057】
図2に示すように、入力電力処理部210において、入力フィルタ部213はEMCフィルタで実現され、整流部214は4つのダイオードで実現される。定電圧部230は、2つの抵抗、1つのコンデンサ及び2つのツェナーダイオードで実現される。第2定電圧部231は、3.3Vの電圧レギュレータで実現される。ただし、これに限定されるものではなく、第2定電圧部231は、マイクロコントローラ(MCU)241の仕様に合う電圧を出力するレギュレータで実現される。
【0058】
入力電圧検出部220は2つの抵抗で実現される。入力電圧検出部220は、2つの抵抗を用いて定電圧部230から出力される定電圧を分配し、下段の抵抗にかかる電圧がマイクロコントローラ241に印加される。
【0059】
マイクロコントローラ241は、第2定電圧部231から出力される電圧により駆動され、入力電圧検出部220を介して印加される電圧のレベルと所定の電圧レベルとを比較し、その比較結果に基づいて制御信号(PWM信号)を生成してゲートドライバ242に出力する。
【0060】
ゲートドライバ242はフォトカプラで実現される。ゲートドライバ242は、マイクロコントローラ241の制御信号をスイッチング部250に伝達する。
【0061】
一態様において、ゲートドライバ242は、マイクロコントローラ241の制御信号を増幅して伝達するようにしてもよい。
【0062】
スイッチング部250はMOSFETで実現される。スイッチング部250は、ゲートドライバ242からの制御信号に基づいてターンオン又はターンオフする。
【0063】
フライホイール部260はダイオードで実現される。フライホイール部260は、コイル300から発生する逆起電力を吸収する。
【0064】
以下、コイル300から発生するノイズNについて具体的に説明する。コイル300の動作がオフになると、すなわち電流が遮断されると、インダクタL成分の存在により逆起電力が発生する。前記逆起電力はフライホイール部260により吸収されるが、その一部はスイッチング部250に存在する寄生コンデンサによりコイル駆動装置200の各構成に伝達されてノイズとして作用する。
【0065】
従来技術とは異なり、本発明による電磁接触器のコイル駆動装置200は、前記制御信号を生成するマイクロコントローラ241と前記制御信号を受信するスイッチング部250間にゲートドライバ242が存在する。
【0066】
ゲートドライバ242は、フォトカプラで実現され、マイクロコントローラ241とスイッチング部250とを物理的に絶縁する。よって、コイル300のオフ動作時に発生する逆起電力によるノイズNがゲートドライバ242により遮断されるので、コイル駆動装置200の誤動作や焼損を事前に防止することができる。
【0067】
本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更が本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0068】
200 コイル駆動装置
210 入力電力処理部
220 入力電圧検出部
230 定電圧部
231 第2定電圧部
240 制御部
250 スイッチング部
260 フライホイール部
300 コイル
図1
図2
図3