(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係るインターポーザー、電子基板、および電子基板の製造方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1は、第1実施形態に係る電子基板100の模式図である。電子基板100は、基板10と、インターポーザー20と、第1電子部品30と、を備えている。電子基板100は、基板10にインターポーザー20を介して1つの第1電子部品30が実装されているが、電子基板100は、基板10に2以上の第1電子部品30が実装されているものであってもよい。
【0013】
基板10は、絶縁体により形成された基材部11と、導電体により形成された電極12と、を有している(
図3A等参照)。第1電子部品30は、本体部31と、基板10の電極12に電気的に接続されるバンプ32と、を有している(
図3C等参照)。
【0014】
第1電子部品30は、本体部31と、バンプ32とを有し、リフローはんだ付けによって、基板10の電極12に実装される。第1電子部品30は、バンプ32を介して基板10に実装されるものであれば限定されるものではないが、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)が好適である。バンプ32は、BGAのボールを含む。バンプ32は、半田ボール、金、銅等から形成され、バンプ32の直径は、例えば、100〜1000μmである。
【0015】
図2Aは、第1実施形態に係るインターポーザー20の平面図、
図2Bは
図2AのA−A線での断面図である。インターポーザー20は、貫通孔22を有しシート状のスペーサ23と、スペーサ23の上面および下面を覆う樹脂部24と、を備えている。
図2Aの例では、インターポーザー20は、第1電子部品30のバンプ32と同数の81個の貫通孔22を備えている。貫通孔22は、第1電子部品30のバンプ32に対応する位置に設けられ、第1電子部品30をインターポーザー20上に載置した際、バンプ32を収容する大きさである。貫通孔22の直径は、バンプ32の直径以上であればよいが、バンプ32の貫通孔22への収容のしやすさ、電子基板100の小型化および樹脂部24による電極12とバンプ32との接合部の保護という観点から、バンプ32の直径の1.05〜1.20倍程度である。
図2Aでは、貫通孔22は円柱状をなしているがこれに限定するものではなく、バンプ32を収容できれば、角柱状であってもよい。
【0016】
スペーサ23は、リフローはんだ付けの際に流動しない材料で形成されている。スペーサ23は、樹脂部24より熱膨張係数が小さく、かつ絶縁性の材料、例えばセラミックス等で形成されていることが好ましい。樹脂部24は、リフローはんだ付けの際に流動可能である。樹脂部24は、アンダーフィルとして使用される材料、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂からなり、スペーサ23の上面および下面に塗布された後、予備硬化されたものであることが好ましい。樹脂部24を予備硬化することにより、所定形状の貫通孔22を形成することができる。また、インターポーザー20の本体部21を構成する材料として、樹脂部24に加え、熱膨張係数が小さい、すなわち基板10の基材部11の材料との熱膨張係数差が小さいスペーサを使用することにより、インターポーザー20の熱膨張および熱収縮を低減でき、これによりバンプ32と電極12との接合部に加わる熱応力を低減し、接合部の破壊を抑制することができる。樹脂部24には、ガラス等のフィラーが添加されていてもよい。なお、インターポーザー20は、樹脂部24を覆うカバーフィルムを備えていてもよい。本明細書において、インターポーザー20の厚さ方向を上下方向(Z方向)とし、上下方向に直行する一方向を左右方向(X方向)、上下方向および左右方向に直行する方向を前後方向(Y方向)とする。また、インターポーザー20の第1電子部品30と接する側を上面、基板10と接する側を下面とする。
【0017】
次に、図を参照して、電子基板100の製造方法について説明する。
図3A〜
図3Eは、第1実施形態に係る電子基板100の製造方法を説明する図である。電子基板100の製造方法は、第1載置工程と、充填工程と、第2載置工程と、実装工程と、を含んでいる。
【0018】
第1載置工程では、
図3Aに示すように、インターポーザー20の下面を基板10と対向させて、基板10の上に載置する。載置は、インターポーザー20の貫通孔22の位置を、基板10の電極12の上に合わせるようにして行う。位置合わせは、画像制御や位置決めピン等で行うことができる。
【0019】
充填工程では、
図3Bに示すように、インターポーザー20の貫通孔22内に、第1はんだ合金13を充填する。第1はんだ合金13は、インターポーザー20をマスクとして貫通孔22内の電極12上にプリントされる。
【0020】
ここで、第1はんだ合金13としては、バンプ32よりも融点の低いはんだ合金が好適である。第1はんだ合金13の融点は、例えば、150℃以下であることが好ましい。低融点のはんだ合金を第1はんだ合金13として用いることにより、第1電子部品30を実装する際の加熱温度が低くなり、第1電子部品30に加わる熱負荷を低減することができる。150℃以下のはんだ合金としては、Sn−Bi系はんだ合金を例示することができる。Sn−Bi系はんだ合金の具体例としては、Sn−Biはんだ合金、Sn−Bi―Cuはんだ合金、Sn−Bi−Niはんだ合金、Sn−Bi−Cu−Niはんだ合金、Sn−Bi−Agはんだ合金、Sn−Bi−Sbはんだ合金が挙げられる。
【0021】
Sn−Biはんだ合金中のBi含有量は、30〜80質量%であることが好ましい、Bi含有量が上記範囲内とすると、融点が例えば、138℃とすることができる。融点を低くする観点から、Bi含有量は、35〜70質量%であることがさらに好ましく、53〜61質量%であることが特に好ましい。また、Sn−Biはんだ合金にCuやNiを添加する場合、Cu:0.1〜1.0質量%、Ni:0.01〜0.1質量%の割合で添加することが好ましい。
【0022】
一方、バンプ32の材質としては、例えば、Sn−Cuはんだ合金、Sn−Agはんだ合金、Sn−Ag−Cuはんだ合金Sn−Ag−Cu−Niはんだ合金Sn−Ag−Cu−Sbはんだ合金mSn−Ag−Cu−Ni−Sbはんだ合金などを使用することができる。バンプ32の材質としては、第1電子部品30の実装の際に溶融しない融点をしめすはんだ合金、例えば200℃以上の高融点はんだ合金が好ましいが、第1電子部品30の実装の際に溶融する低融点はんだを使用してもよい。
【0023】
第2載置工程は、
図3C、
図3Dに示すように、第1電子部品30をインターポーザー20の上面に載置する工程である。第2載置工程は、第1電子部品30のバンプ32の位置を、インターポーザー20の貫通孔22の上に合わせるようにして行う。この位置合わせにより、バンプ32は、貫通孔22内に収容される。位置合わせは、画像制御や位置決めピン等で行うことができる。バンプ32と第1はんだ合金13とが接するように、第1はんだ合金13の充填量等を調整することが好ましい。なお、後述する第1電子部品30の実装工程において、第1電子部品30の自重により、バンプ32が第1はんだ合金13と接触し、電極12と電気的に接続可能であれば、必ずしも第2載置工程でバンプ32と第1はんだ合金13とが接していなくてもよい。
【0024】
実装工程では、
図3Eに示すように、第1電子部品30のバンプ32と基板10の電極12とを、第1はんだ合金13により電気的に接続する。実装工程は、リフローにより行うことが好ましい。実装工程は、基板10と第1電子部品30の間にインターポーザー20を挟んだ状態で、リフロー炉に入れて加熱して行う。加熱により、第1はんだ合金13が溶融し、バンプ32と電極12とが、第1はんだ合金13を介して電気的に接続される。また、予備硬化した樹脂部24は、加熱により硬化して、第1電子部品30とスペーサ23、およびスペーサ23と基板10とを物理的に接続する。実装工程の加熱温度は、例えば、150〜180℃である。また、リフローの前に、50〜100℃程度の予備加熱を行い、第1はんだ合金13中の溶剤を除去してもよい。
【0025】
以上、説明したように、第1実施形態に係る電子基板100は、第1電子部品30のバンプ32と基板10の電極12とが第1はんだ合金13により電気的に接続されるとともに、第1電子部品30と基板10とが樹脂部24により物理的に接続されている。第1電子部品30の基板10への実装工程で、インターポーザー20を第1電子部品30と基板10との間に挿入して、樹脂部24をアンダーフィルとして機能させることができるため、アンダーフィルの充填工程を省略することができ、電子基板100を効率よく製造することができる。
【0026】
また、第1実施形態に係る電子基板100は、インターポーザー20の本体部21を構成する材料として、熱膨張係数が小さいスペーサ23を使用するため、インターポーザー20の熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接続部に加わる応力を低減する。また、熱応力による接合部の破壊を抑制できるため、電子基板100の信頼性を向上することができる。
【0027】
なお、第1実施形態に係る電子基板100は、電極12上に第1はんだ合金13を塗付した基板10上に、貫通孔22に第1電子部品30のバンプ32を収容したインターポーザー20を載置し、加熱して実装することにより製造してもよい。
【0028】
図4は、第2実施形態に係るインターポーザー20Bの断面図である。インターポーザー20Bは、第1実施形態のインターポーザー20と平面視で同一形状であり(
図2A参照)、
図4は、インターポーザー20のA−A線と同一の位置での断面図である。以下、第2実施形態について説明するが、上述の実施形態等と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0029】
インターポーザー20Bは、貫通孔22を有するスペーサ23Bと、スペーサ23Bの上面および下面、ならびに貫通孔22の表面を覆う樹脂部24Bと、からなる。スペーサ23Bは、リフローはんだ付けの際に流動しない材料であって、樹脂部24Bより熱膨張係数が小さい材料、例えばセラミックス等の絶縁材のほか、金属等で形成されていてもよい。樹脂部24Bは、リフローはんだ付けの際に流動可能な材料であって、アンダーフィルとして使用される材料、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂からなり、予備硬化されている。
【0030】
図5は、第2実施形態に係る電子基板100Bの断面図である。電子基板100Bは、第1実施形態の電子基板100と同様に、インターポーザー20Bを構成する材料として、熱膨張係数が小さいスペーサ23Bを使用するため、インターポーザー20Bの熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接合部に加わる熱応力を低減する。また、熱応力による接合部の破壊を抑制できるため、電子基板100Bの信頼性を向上することができる。また、インターポーザー20Bは、貫通孔22の表面を樹脂部24で覆う構造のため、硬化した樹脂部24が、第1電子部品30とスペーサ23B、およびスペーサ23Bと基板10に加え、バンプ32とも物理的に接続するため、接合部の強度を向上することができる。
【0031】
図6は、第3実施形態に係るインターポーザー20Dの断面図である。インターポーザー20Dは、第1実施形態のインターポーザー20と平面視で同一形状であり(
図2A参照)、
図6は、インターポーザー20のA−A線と同一の位置での断面図である。以下、第3実施形態について説明するが、上述の実施形態等と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0032】
インターポーザー20Dは、貫通孔22と、スペーサ23Dと、スペーサ23Dの上面および下面を覆う樹脂部24Dと、貫通孔22の表面を覆う金属皮膜25と、からなる。スペーサ23Dは、リフローはんだ付けの際に流動しない材料であって、樹脂部24Dより熱膨張係数が小さく、かつ絶縁性の材料、例えばセラミックス等で形成されている。樹脂部24Dは、リフローはんだ付けの際に流動可能な材料であって、アンダーフィルとして使用される材料、例えば、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂からなり、予備硬化されている。金属皮膜25は、銅、アルミニウム、銀、金または、合金からなり、異なる金属皮膜が積層されたものであってもよい。金属皮膜25は、基板10の電極12と同一の材料であることが好ましい。
【0033】
図7は、第3実施形態に係る電子基板100Dの断面図である。電子基板100Dは、上述の実施形態と同様に、インターポーザー20Dの本体部21Dを構成する材料として、熱膨張係数が小さいスペーサ23Dを使用するため、インターポーザー20Dの熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接合部に加わる熱応力を低減する。また、熱応力による接合部の破壊を抑制できるため、電子基板100Dの信頼性を向上することができる。さらに、インターポーザー20Dは、貫通孔22の表面を金属皮膜25で覆う構造のため、第1はんだ合金13が、バンプ32と電極12に加え、バンプ32と金属皮膜25を物理的に接続するため、接合部の強度をさらに向上しうる。
【0034】
図8Aは、第4実施形態に係るインターポーザー20Eの平面図であり、
図8Bは、
図8AのE−E線での断面図である。インターポーザー20Eにおいて、貫通孔22は、スペーサ23Eの外周領域に1列のみ配置され、スペーサ23Eの外周領域より内側領域は刳り貫かれて空隙26となっている。以下、第4実施形態について説明するが、上述の実施形態等と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0035】
インターポーザー20Eは、
図8Bに示すように、貫通孔22を有するスペーサ23Eと、スペーサ23Eの上面および下面を覆う樹脂部24Eと、からなる。なお、樹脂部24Eは、第2実施形態と同様に、スペーサ23Bの上面および下面、ならびに貫通孔22の表面を覆う態様としてもよく、あるいは、第3実施形態と同様に、貫通孔22の表面を覆う金属皮膜25を設けてもよい。
【0036】
図9は、第4実施形態に係る電子基板100Eの断面図である。電子基板100Eは、第1電子部品30のインターポーザー20Eの空隙内に位置するバンプ32の周囲には、スペーサ23および樹脂部24が存在しない。電子基板100Eは、第1電子部品30と基板10との接合部の外周をインターポーザー20Eにより封止するため、湿度等の環境からの接合部への影響を遮断することができる。また、上述の実施形態と同様に、インターポーザー20
Eのスペーサ23
Eを構成する材料として、熱膨張係数が小さいスペーサ23
Eを使用するため、インターポーザー20
Eの熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接合部に加わる応力を低減でき、接合部の破壊のおそれを低減しうる。
【0037】
図10Aは、第5実施形態に係るインターポーザー20Fの断面図であり、
図10Bは、
図10AのF−F線での断面図である。インターポーザー20Fは、9個の貫通孔22を備えている。以下、第5実施形態について説明するが、上述の実施形態等と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0038】
インターポーザー20Fは、
図10Bに示すように、貫通孔22を有するスペーサ23Fと、スペーサ23Fの上面および下面を覆う樹脂部24Fと、からなる。なお、樹脂部24Eは、第2実施形態と同様に、スペーサ23Bの上面および下面、ならびに貫通孔22の表面を覆う態様でもよく、あるいは、第3実施形態と同様に、貫通孔22の表面を覆う金属皮膜25を設けてもよい。
【0039】
図11は、第5実施形態に係る電子基板100Fの製造方法を説明する図である。電子基板100Fは、第1実施形態の電子基板100と同様に、第1載置工程と、充填工程と、第2載置工程と、実装工程と、により製造する。第1載置工程において、
図11に示すように、第1電子部品30の本体部31よりも面積が小さいインターポーザー20Fを、第1電子部品30の4つの角度に対応する基板10上の位置にそれぞれ載置する。その後、インターポーザー20Fの貫通孔22内、および基板10のインターポーザー20Fが載置されていない電極12上に第1はんだ合金13を充填またはプリントする充填工程を行い、第1電子部品30の4つの角部を各インターポーザー20F上に合わせて載置する第2載置工程、および実装工程を行うことにより、電子基板100Fを製造することができる。
【0040】
電子基板100Fでは、最も応力負荷が大きい第1電子部品30の4つの角部のバンプ32の周囲をインターポーザー20Fにより封止接続するため、バンプ32と電極12との接合部を効果的に保護することができ、接合部の熱応力等による破壊を抑制することができる。また、上述の実施形態と同様に、インターポーザー20Fのスペーサ23Fを構成する材料として、熱膨張係数が小さい材料を使用するため、インターポーザー20Fの熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接合部に加わる応力を低減でき、接合部の破壊のおそれを低減しうる。
【0041】
なお、第5実施形態では、9つの貫通孔22を有するインターポーザー20Fを4つ使用しているが、これに限定するものではなく、例えば、より面積が小さいインターポーザー(例えば、貫通孔の個数が4つ)を第1電子部品30の4つの角部と、各角部を結ぶ辺の中間地点にそれぞれ配置してもよい。
【0042】
なお、第5実施形態に係る電子基板100Fは、電極12上に第1はんだ合金13を塗付した基板10F上に、貫通孔22に第1電子部品30の角部のバンプ32をそれぞれ収容したインターポーザー20Fを載置し、加熱して実装することにより製造してもよい。
【0043】
図12Aは、第6実施形態に係るインターポーザー20Gの断面図であり、
図12Bは、
図12AのG−G線での断面図である。インターポーザー20Gにおいて、貫通孔22は、スペーサ23Gの外周領域に1列配置されるとともに、角部にさらに貫通孔22を配置している。貫通孔22が配置されている部分を除くスペーサ23Gの内側領域は刳り貫かれて空隙26Gとなっている。以下、第6実施形態について説明するが、上述の実施形態等と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0044】
インターポーザー20Gは、
図12Bに示すように、貫通孔22が形成されたスペーサ23Gと、スペーサ23Gの上面および下面を覆う樹脂部24Gと、からなる。なお、樹脂部24Gを、第2実施形態と同様に、スペーサ23Bの上面および下面、ならびに貫通孔22の表面を覆う態様としてもよく、あるいは、第3実施形態と同様に、貫通孔22の表面を覆う金属皮膜25を設けてもよい。
【0045】
インターポーザー20Gの空隙26G内に位置するバンプ32の周囲には、スペーサ23および樹脂部24が存在しない。インターポーザー20Gを使用する電子基板は、第1電子基板と基板との接続部の外周をインターポーザー20Gにより封止接続するため、湿度等の環境からの接続部への影響を遮断することができる。また、4つの角部に貫通孔22を多く配置することにより、応力負荷が大きい角部の接合部を効果的に保護することができる。さらに、上述の実施形態と同様に、インターポーザー20Gの本体部21Gを構成する材料として、熱膨張係数が小さいスペーサ23を使用するため、インターポーザー20Gの熱膨張および熱収縮に伴うバンプ32と電極12との接合部に加わる応力を低減でき、接合部の破壊のおそれを低減することができる。
【0046】
図13は、第7実施形態に係る電子基板100Aの模式図である。電子基板100Aは、基板10Aと、インターポーザー20を介して基板10Aに実装されている第1電子部品30と、第2電子部品40と、を備えている。電子基板100Aは、基板10Aに1つの第1電子部品30、および1つの第2電子部品40が実装されているが、電子基板100Aは、基板10Aに2以上の第1電子部品30、および/または2以上の第2電子部品40が実装されているものであってもよい。以下、第7実施形態について説明するが、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0047】
第1電子部品30および第2電子部品40としては、LSI(Large Scale Integration)、SSI(Small Scale integration)などのIC(Integrated Circuit)チップを用いることができる。CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、メモリー、SSD(Solid State Drive)などの比較的高価で熱に弱い部品を第1電子部品30とし、その他の部品を第2電子部品40として用いることが好ましい。
【0048】
第7実施形態では、第1載置工程の前に予備実装工程を行う。予備実装工程では、
図14Aに示すように、基板10Aに第2電子部品40を実装する。第2電子部品40は、電極14に第2はんだ合金15を介して、図示しない第2電子部品40の電極部が電気的に接続されている。予備実装工程は、リフローにより行うことが好ましい。第2はんだ合金15は、電極14上にマスクを介してプリント、またはジェットプリント等により塗布することができる。
【0049】
予備実装工程後、
図14B〜
図14Eに示すように、第1載置工程、充填工程、第2載置工程、実装工程を行うことにより、電子基板100Aを製造することができる。
【0050】
第7実施形態で使用する第2はんだ合金15は、第1はんだ合金13よりも融点が高いものであることが好ましい。第7実施形態では、第2電子部品40を第2はんだ合金15により電極14に接続後、第1電子部品30を第1はんだ合金13により電極12に接続するが、第1電子部品30の実装の際に第2はんだ合金15の再溶融を防止できるためである。第1はんだ合金13として、融点が150℃以下の低融点はんだを使用する場合、第2はんだ合金15の融点は、180℃程度であることが好ましい。
【0051】
なお、第2電子部品40がバンプを有し、基板10Aにフリップチップ実装されるものである場合、第2電子部品40の実装の際にも、第2電子部品40のバンプに対応した貫通孔を有する第1実施形態のインターポーザーを使用して実装してもよい。
【0052】
第7実施形態に係る電子基板100Aは、第1実施形態の効果に加え、異なる種類の電子部品を備える場合でも、電子部品の耐熱性等を考慮して実装を行うことができ、電子基板100Aの信頼性を向上することができる。
【0053】
なお、第7実施形態のインターポーザー20の樹脂部24は、
図14B等に示すように、スペーサ23の上面および下面を覆う態様であるが、樹脂部24を、第2実施形態と同様に、スペーサ23Bの上面および下面、ならびに貫通孔22の表面を覆う態様としてもよく、第3実施形態と同様に、貫通孔22の表面を覆う金属皮膜25を設けてもよい。
【0054】
また、第5実施形態に係る電子基板100Aは、電極12上に第1はんだ合金13を塗付した基板10A上に、貫通孔22に第1電子部品30のバンプ32を収容したインターポーザー20を載置し、加熱して実装することにより製造してもよい。