(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実装形態において提供される地図を表示するための方法およびシステム、端末、ならびに地図サーバを詳細に説明する。
【0016】
実装形態1
図3は、本発明の実装形態による地図を表示するための方法を示す概略フローチャートである。
図3に示すように、地図を表示するための方法は以下のステップを含む。
【0017】
S101。端末は要求メッセージを地図サーバへ送信し、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0018】
ユーザが特定の目的地、たとえば、「証大五道口広場」を地図で検索する場合、ユーザは検索バーに検索語を入力して、地図ビューを目的地の範囲に位置決めすることができる。ユーザが周辺状況を知ろうとしている場合、ユーザは地図をドラッグもしくは拡大縮小することによって、または他の方法で目的地の周辺状況を知ることができる。
【0019】
地図をドラッグまたは拡大縮小した後、ユーザが現在地および目的地の間の位置関係、すなわち、現在地および目的地の間の距離と、現在地および目的地の間の方位関係とを知りたい場合、ユーザは画面を指で押し続けて、要求メッセージを地図サーバへ送信することができる。
【0020】
具体的には、端末は、端末に設置されたセンサ表示画面を使用して監視を行うことによって、ユーザのジェスチャを検出することができる。ユーザが画面を押し続けていることを検出した場合に、端末はユーザが押し続けている領域に対応する現在地に基づいて要求メッセージを生成し、現在地の識別子を要求メッセージに追加する。現在地の識別子は、現在地の名称、コードなどとすることができる。要求メッセージを生成した後、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信して、地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を返すことができるようにする。
【0021】
S102。地図サーバは現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を取得する。
【0022】
端末によって送信された要求メッセージを受信した後、地図サーバは要求メッセージから現在地の識別子を取得し、次いで、現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を発見する。位置情報は現在地の地理座標、すなわち、現在地の経度および緯度データである。
【0023】
S103。地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて、現在地および目的地の間の位置関係を取得する。
【0024】
現在地の位置情報を取得した後、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて2つの場所の間の位置関係を計算して、現在地および目的地の間の位置関係を取得することができる。位置関係は、現在地および目的地の間の距離、ならびに現在地および目的地の間の方位関係である。
【0025】
この実装形態では、地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を取得する前に、地図サーバはさらに目的地の位置情報を取得する必要がある。具体的には、地図サーバは目的地を検索するときに目的地の位置情報を取得する。位置情報は目的地の地理座標、すなわち、目的地の経度および緯度データである。
【0026】
S104。地図サーバは位置関係を表示のために端末へ返す。
【0027】
地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を取得した後、地図サーバは位置関係を端末へ返すことができる。位置関係を受信した後、端末は位置関係を地図上に表示して、方向案内をユーザに提供することができる。
【0028】
好ましくは、端末は現在地および目的地の間に指示線を形成し、端末は現在地および目的地の間の位置関係を指示線上に表示する。具体的には、1本の指示線を使用して現在地と目的地とを結ぶことができ、次いで2地点間の距離が指示線上に表示される。
【0029】
任意選択により、所定の距離間隔に基づいて現在地および目的地の間の距離が表示される。1本の指示線を使用して現在地および目的地が結ばれた後、所定の距離間隔に基づいて現在地および目的地の間にいくつかのカバレッジサークルが形成される。次いで、各カバレッジサークルおよび目的地の間の距離が距離間隔に基づいて計算され、距離がカバレッジサークル上にマークされる。
【0030】
図4は、実装形態による地図を表示するための方法を示すアプリケーション概略図である。
図4に示すように、ユーザが目的地「証大五道口広場」を発見した後、地図ビューを目的地の範囲に位置決めすることができる。ユーザが周辺状況を知ろうとしている場合、ユーザが地図を移動させて現在地「上海浦東ケリーホテル(Shanghai Pudong Jiali Hotel)」にたどり着いた後、ユーザが現在地および目的地の間の位置関係を知りたい場合、ユーザは画面上で「上海浦東ケリーホテル」の領域を指で押し続けることができ、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信することができる。地図サーバは、「上海浦東ケリーホテル」および「証大五道口広場」の間の位置関係を取得し、次いで、位置関係を表示のために端末へ返すことができる。
図4に示すように、「上海浦東ケリーホテル」および「証大五道口広場」の間に指示線を形成することができ、次いで、2地点間の距離が指示線上にマークされる。指示線を使用して現在地および目的地の間の方位および距離を明確にすることができるので、ユーザは位置情報を素早く取得することができる。
【0031】
図5は、本発明の実装形態による地図を表示するための方法を示すアプリケーション概略図である。ユーザが地図を移動させて現在地「東郊賓館(Dongjiao Hotel)」にたどり着いた後、「東郊賓館」が目的地から遠いために、目的地が地図ビューから消えていることが
図5からわかる。この場合、ユーザが現在地および目的地の間の位置関係を知りたければ、ユーザは画面上で「東郊賓館」の領域を指で押し続けることができ、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信することができる。地図サーバは、「東郊賓館」および「証大五道口広場」の間の位置関係を取得し、次いで、位置関係を表示のために端末へ返すことができる。
図5に示すように、「東郊賓館」および「証大五道口広場」の間に指示線を形成することができ、次いで、所定の距離間隔に基づいて「東郊賓館」および「証大五道口広場」の間にいくつかのカバレッジサークルを形成することができる。次いで、各カバレッジサークルおよび目的地の間の距離が距離間隔に基づいて計算され、距離がカバレッジサークル上にマークされる。指示線を使用して現在地および目的地の間の方位および距離を明確にすることができるので、ユーザは目的地を素早く決定することができる。
【0032】
地図を表示するための方法によれば、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信し、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持し、地図サーバは現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を取得し、地図サーバは位置情報および目的地の位置情報に基づいて、現在地および目的地の間の位置関係を取得し、地図サーバは位置関係を表示のために端末へ返す。この実装形態では、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報を取得することができ、それによって地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係を決定することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0033】
実装形態2
図6は、本発明の実装形態による地図を表示するための方法を示す概略フローチャートである。前述の実装形態に基づいて、すなわち、地図サーバが位置関係を表示のために端末へ返した後、地図を表示するための方法は以下のステップを含む。
【0034】
S201。端末は戻り指示を地図サーバへ送信させるために使用される所定の操作を監視する。
【0035】
戻り指示は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すように指示するために使用される。
【0036】
S202。端末は戻り指示を地図サーバへ送信する。
【0037】
ユーザが地図を移動または拡大縮小することによって目的地の周辺状況を知った後、ユーザは目的地に戻る必要がある場合がある。この実装形態では、地図ビューを目的地に対応する地図ビューに簡便に戻すために、ユーザはいくつかの所定の操作を使用して端末に戻り指示を生成させ、戻り指示に基づいて現在地に対応する地図ビューから目的地に対応する地図ビューに地図を戻すことができる。好ましくは、戻りの利便性を向上させるために、ユーザは端末(たとえば、携帯電話)を振って、端末に戻り指示を地図サーバへ送信させることができる。すなわち、端末は戻り指示を地図サーバへ送信させるために使用される所定の操作を監視し、端末は操作が観察された後に戻り指示を地図サーバへ送信する。
【0038】
S203。地図サーバは戻り指示および位置関係に基づいて、現在地に対応する地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻す。
【0039】
戻り指示を受信した後、地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係に基づいて現在地に対応する地図ビューから目的地に対応する地図ビューに地図ビューを戻すことができる。
【0040】
この実装形態では、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報を取得することができ、それによって地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係を決定することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0041】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0042】
実装形態3
図7は、本発明の実装形態による地図を表示するための方法を示す概略フローチャートである。
図7に示すように、地図を表示するための方法は以下のステップを含む。
【0043】
S301。要求メッセージを地図サーバへ送信し、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0044】
この実装形態では、地図を表示するための方法は端末によって実行され、端末は携帯電話またはiPad(登録商標)などのポータブルデバイスとすることができる。
【0045】
ユーザが特定の目的地、たとえば、「証大五道口広場」を地図で検索する場合、ユーザは検索バーに検索語を入力して、地図ビューを目的地の範囲に位置決めすることができる。ユーザが周辺状況を知ろうとしている場合、ユーザは地図をドラッグもしくは拡大縮小することによって、または他の方法で目的地の周辺状況を知ることができる。
【0046】
地図をドラッグまたは拡大縮小した後、ユーザが現在地および目的地の間の位置関係、すなわち、現在地および目的地の間の距離と、現在地および目的地の間の方位関係とを知りたい場合、ユーザは画面を指で押し続けて、要求メッセージを地図サーバへ送信することができる。
【0047】
具体的には、端末は、端末に設置されたセンサ表示画面を使用して監視を行うことによって、ユーザのジェスチャを検出することができる。ユーザが画面を押し続けていることを検出した場合に、端末はユーザが押し続けている領域に対応する現在地に基づいて要求メッセージを生成し、現在地の識別子を要求メッセージに追加する。要求メッセージを生成した後、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信して、地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を返すことができるようにする。
【0048】
S302。地図サーバによって送信された現在地および目的地の間の位置関係を受信する。
【0049】
位置関係は地図サーバによって現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて取得され、現在地の位置情報は現在地の識別子に基づいて取得される。
【0050】
S303。位置関係を地図上に表示する。
【0051】
位置関係を受信した後、端末は位置関係を地図上に表示して、方向案内をユーザに提供することができる。好ましくは、端末は現在地および目的地の間に指示線を形成し、端末は現在地および目的地の間の位置関係を指示線上に表示する。具体的には、1本の指示線を使用して現在地と目的地とを結ぶことができ、次いで2地点間の距離が指示線上に表示される。任意選択により、所定の距離間隔に基づいて現在地および目的地の間の距離が表示される。1本の指示線を使用して現在地および目的地が結ばれた後、所定の距離間隔に基づいて現在地および目的地の間にいくつかのカバレッジサークルが形成される。次いで、各カバレッジサークルおよび目的地の間の距離が距離間隔に基づいて計算され、距離がカバレッジサークル上にマークされる。
【0052】
さらに、端末が位置関係を地図上に表示した後、端末は戻り指示を地図サーバへ送信させるために使用される所定の操作を監視することができる。戻り指示は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すように指示するために使用される。ユーザが地図を移動または拡大縮小することによって目的地の周辺状況を知った後、ユーザは目的地に戻る必要がある場合がある。この実装形態では、地図ビューを目的地に対応する地図ビューに簡便に戻すために、ユーザはいくつかの所定の操作を使用して端末に戻り指示を生成させ、戻り指示に基づいて現在地に対応する地図ビューから目的地に対応する地図ビューに地図を戻すことができる。好ましくは、戻りの利便性を向上させるために、ユーザは端末(たとえば、携帯電話)を振って、端末に戻り指示を地図サーバへ送信させることができる。すなわち、端末は戻り指示を地図サーバへ送信させるために使用される所定の操作を監視し、端末は操作が観察された後に戻り指示を地図サーバへ送信する。
【0053】
戻り指示を受信した後、地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係に基づいて現在地に対応する地図ビューから目的地に対応する地図ビューに地図ビューを戻すことができる。
【0054】
この実装形態では、端末が現在地および目的地の間の位置関係を取得しようとする場合、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信して、現在地および目的地の間の位置関係を取得することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0055】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0056】
実装形態4
図8は、本発明の実装形態による地図を表示するための方法を示す概略フローチャートである。
図8に示すように、地図を表示するための方法は以下のステップを含む。
【0057】
S401。端末によって送信された要求メッセージを受信し、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0058】
この実装形態では、地図を表示するための方法は地図サーバによって実行される。
【0059】
ユーザが現在地および目的地の間の位置関係を知ろうとする場合、ユーザは端末を使用して要求メッセージを地図サーバへ送信することができる。地図サーバは要求メッセージを受信することができ、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0060】
S402。現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を取得する。
【0061】
端末によって送信された要求メッセージを受信した後、地図サーバは要求メッセージから現在地の識別子を取得し、次いで、現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を発見する。位置情報は現在地の地理座標、すなわち、現在地の経度および緯度データである。
【0062】
S403。現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて、現在地および目的地の間の位置関係を取得する。
【0063】
現在地の位置情報を取得した後、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて2つの場所の間の位置関係を計算して、現在地および目的地の間の位置関係を取得することができる。位置関係は、現在地および目的地の間の距離、ならびに現在地および目的地の間の方位関係である。
【0064】
この実装形態では、地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を取得する前に、地図サーバはさらに目的地の位置情報を取得する必要がある。具体的には、地図サーバは目的地を検索するときに目的地の位置情報を取得する。位置情報は目的地の地理座標、すなわち、目的地の経度および緯度データである。
【0065】
S404。位置関係を表示のために端末へ返す。
【0066】
地図サーバが現在地および目的地の間の位置関係を取得した後、地図サーバは位置関係を端末へ返すことができる。位置関係を受信した後、端末は位置関係を地図上に表示して、方向案内をユーザに提供することができる。
【0067】
さらに、地図サーバはさらに端末によって送信された戻り指示を受信することができ、ここで、戻り指示は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すように指示するために使用される。
【0068】
戻り指示を受信した後、地図サーバは現在地に対応する地図ビューから目的地に対応する地図ビューに地図ビューを切り替える。
【0069】
この実装形態では、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報を取得することができ、それによって地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係を決定することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0070】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0071】
実装形態5
図9は、本発明の実装形態による地図を表示するためのシステムを示す構造概略図である。
図9に示すように、地図を表示するためのシステムは、端末1および地図サーバ2を含む。
【0072】
端末1は要求メッセージを地図サーバ2へ送信するように構成され、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0073】
地図サーバ2は、現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を取得し、現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて、現在地および目的地の間の位置関係を取得し、位置関係を表示のために端末1へ返すように構成される。
【0074】
位置関係は、現在地および目的地の間の距離と、現在地および目的地の間の方位関係とを含む。
【0075】
さらに、端末1は、ユーザのジェスチャを検出し、ユーザが画面を押し続けていることを検出した場合に、ユーザが押し続けている領域に対応する現在地に基づいて要求メッセージを生成するように構成される。
【0076】
さらに、端末1は、現在地および目的地の間に指示線を形成し、指示線上に位置関係を表示するように構成される。
【0077】
さらに、地図サーバ2は、目的地の位置情報を取得するようにさらに構成される。
【0078】
さらに、端末1は、戻り指示を地図サーバ2へ送信させるために使用される所定の操作を監視し、操作が観察された後に戻り指示を地図サーバ2へ送信するようにさらに構成される。
【0079】
戻り指示は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すように指示するために使用される。
【0080】
さらに、地図サーバ2は、戻り指示および位置関係に基づいて、現在地に対応する地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すようにさらに構成される。
【0081】
この実装形態では、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報を取得することができ、それによって地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係を決定することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0082】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0083】
実装形態6
図10は、本発明の実装形態による端末を示す構造概略図である。
図10に示すように、端末1は、送信モジュール11、受信モジュール12、および表示モジュール13を含む。
【0084】
送信モジュール11は、要求メッセージを地図サーバへ送信するように構成され、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0085】
受信モジュール12は、地図サーバによって送信された現在地および目的地の間の位置関係を受信するように構成され、ここで、位置関係は地図サーバによって現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて取得され、現在地の位置情報は現在地の識別子に基づいて取得される。
【0086】
表示モジュール13は、位置関係を地図上に表示するように構成される。
【0087】
位置関係は、現在地および目的地の間の距離と、現在地および目的地の間の方位関係とを含む。
【0088】
さらに、端末1は、検出モジュール14および生成モジュール15をさらに含む。
【0089】
検出モジュール14は、ユーザのジェスチャを検出するように構成される。
【0090】
生成モジュール15は、ユーザが画面を押し続けていることを検出した場合に、ユーザが押し続けている領域に対応する現在地に基づいて要求メッセージを生成するように構成される。
【0091】
さらに、表示モジュール13は、現在地および目的地の間に指示線を形成し、指示線上に位置関係を表示するように構成される。
【0092】
さらに、端末1は、監視モジュール16をさらに含む。
【0093】
監視モジュール16は、戻り指示を地図サーバへ送信させるために使用される所定の操作を監視するように構成され、ここで、戻り指示は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すように指示するために使用される。
【0094】
送信モジュール11は、操作が観察された後に戻り指示を地図サーバへ送信して、地図サーバが戻り指示および位置関係に基づいて、現在地に対応する地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すようにするようさらに構成される。
【0095】
この実装形態では、端末が現在地および目的地の間の位置関係を取得しようとする場合、端末は要求メッセージを地図サーバへ送信して、現在地および目的地の間の位置関係を取得することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0096】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0097】
実装形態7
図11は、本発明の実装形態による地図サーバを示す構造概略図である。
図11に示すように、地図サーバ2は、受信モジュール21、取得モジュール22、およびフィードバックモジュール23を含む。
【0098】
受信モジュール21は、端末によって送信された要求メッセージを受信するように構成され、ここで、要求メッセージは現在地の識別子を保持する。
【0099】
取得モジュール22は、現在地の識別子に基づいて現在地の位置情報を取得し、現在地の位置情報および目的地の位置情報に基づいて、現在地および目的地の間の位置関係を取得するように構成される。
【0100】
フィードバックモジュール23は、位置関係を表示のために端末へ返すように構成される。
【0101】
位置関係は、現在地および目的地の間の距離と、現在地および目的地の間の方位関係とを含む。
【0102】
さらに、取得モジュール22は、目的地の位置情報を取得するようにさらに構成される。
【0103】
さらに、受信モジュール21は、端末によって送信された戻り指示を受信して、地図サーバ2が戻り指示および位置関係に基づいて、現在地に対応する地図ビューを目的地に対応する地図ビューに戻すようにするようさらに構成される。
【0104】
この実装形態では、地図サーバは現在地の位置情報および目的地の位置情報を取得することができ、それによって地図サーバは現在地および目的地の間の位置関係を決定することができる。これにより、インテリジェント端末上での既存の地図表示において、地図を移動または拡大縮小した後にユーザは大抵方向感覚および距離感覚を失い、ナビゲーション効率が低下するという問題を軽減することができる。ユーザが地図を移動または拡大縮小した後に目的地が視野から消えた場合、ユーザは位置関係に基づいて現在地および目的地の間の距離と、目的地に対する現在の方位とを知ることができる。これはユーザがナビゲーションまたは位置決めを行うことを支援し、それによってユーザ体験が向上する。
【0105】
さらに、ユーザが目的地に戻る必要がある場合、ユーザが手動のドラッグまたは拡大縮小などの操作を行う必要なく、戻り指示を地図サーバへ送信するだけで、端末は地図ビューを目的地に対応する地図ビューに切り替えることができる。これは便利であり、素早く、正確であり、ユーザ体験をより良く向上させる。
【0106】
当業者であれば、方法の実装形態のステップの全部または一部が、プログラム命令関連ハードウェアによって実装され得ることを理解することができる。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。プログラムが実行された場合、方法の実装形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、プログラムコードを記憶可能な任意の媒体、たとえば、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクを含む。
【0107】
最後に、前述の実装形態は本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するためのものではないことは留意する価値がある。本発明は前述の実装形態を参照して詳細に説明しているが、当業者であれば、本発明の実装形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実装形態に記載した技術的解決策への修正をまだ行うことができ、またはその技術的特徴の一部または全部に対して等価な置き換えを行うことができることを理解するはずである。