【文献】
OpenFlowスイッチテストツール,2014年10月20日,URL,https://web.archive.org/web/20141020001907/https://osrg.github.io/ryu-book/ja/html/switch_test_tool.html
【文献】
初めてのCisco IOSルータの初期セットアップ -Telnetが出来るまで-CCNA,ランスルネット CCNA取得・ネットワークエンジニアのためのサイト,2017年 9月29日,URL,http://www.runsurunet.com/2017/09/29/cisco-iosルータの初期セットアップ/
【文献】
鈴木 俊吾 SHUNNGO SUZUKI,これでシスコマスター スイッチコマンド入門,日経NETWORK 第203号,日本,日経BP社 Nikkei Business Publications,Inc.,2017年 2月28日,P.92-97
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記疎通確認試験装置は、前記試験用設定情報を前記接続用スイッチに記憶させる処理の後に、前記第2ケーブルを通じて、取得した前記設定情報に基づいて、前記試験対象スイッチの前記複数のポートのうち使用可能なポートと接続された前記接続用スイッチの前記ポートの全てを活性化する処理を行い、
前記疎通確認試験を行う処理は、前記接続用スイッチの前記ポートの全てを活性化した状態で行う、
請求項1記載の疎通確認試験装置。
前記疎通確認試験装置は、前記活性化する処理の後に、取得した前記ポートステータス情報におけるリンクアップ数と、前記設定情報の使用可能ポート数とを比較し、差異があるか否かを確認する処理を行い、
前記疎通確認試験を行う処理は、前記差異があるか否かを確認する処理で差異がないときに行う、
請求項2記載の疎通確認試験装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。さらに、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。
【0016】
[実施形態1]
実施形態1に係る疎通確認試験システムについて図面を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係る疎通確認試験システムの構成を模式的に示したブロック図である。
図2は、実施形態1に係る疎通確認試験システムにおける接続用L3スイッチの試験用設定情報の論理構成の一例を模式的に示した図である。
【0017】
疎通確認試験システム1は、疎通確認試験装置100及び接続用L3スイッチ300を用いて、試験対象L2スイッチ200の疎通確認試験を行うためのシステムである(
図1、
図2参照)。疎通確認試験システム1は、疎通確認試験装置100と、接続用L3スイッチ300と、LANケーブル400と、LANケーブル401と、シリアルケーブル402と、を有する。
【0018】
疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300を用いて、試験対象L2スイッチ200の疎通確認試験を行うための装置である。疎通確認試験装置100には、シリアル接続部104及びLAN接続部105を有するコンピュータを用いることができ、例えば、ノート型パーソナルコンピュータを用いることができる。疎通確認試験装置100は、制御部101と、入力部102と、出力部103と、シリアル接続部104と、LAN接続部105と、記憶部106と、を有する。
【0019】
制御部101は、入力部102、出力部103、シリアル接続部104、LAN接続部105、及び、記憶部106を制御する機能部である(
図1参照)。制御部101は、入力部102を制御して、入力部102から入力された情報を取り込む。制御部101は、出力部103を制御して、出力部103に情報を出力させる。制御部101は、シリアル接続部104を制御して、試験対象L2スイッチ200に対する情報の送受信を行う。制御部101は、LAN接続部105を制御して、接続用L3スイッチ300に対する情報の送受信を行う。制御部101は、記憶部106へのデータの入出力、記憶部106へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部101は、ソフトウェア(スイッチ制御試験ツール109、試験用設定情報作成ツール110を含む)を実行することにより所定の情報処理を行う。
【0020】
制御部101は、試験用設定情報作成ツール110を実行することにより、以下のような情報処理を行う。制御部101は、取得した設定情報205に基づいて、試験対象L2スイッチ200に接続する接続用L3スイッチ300の試験用設定情報306を自動作成する。試験用設定情報の作成の詳細については、後述する。
【0021】
制御部101は、スイッチ制御試験ツール109を実行することにより、以下のような情報処理を行う。制御部101は、試験対象L2スイッチ200と通信可能な状態になると、試験対象L2スイッチ200から、試験対象L2スイッチ200の設定情報205及びポートステータス情報206を自動で取得する。制御部101は、自動作成された試験用設定情報306を接続用L3スイッチ300に記憶させる。制御部101は、接続用L3スイッチ300の全てのポートを活性化した状態で、取得した試験対象L2スイッチ200の設定情報205及びポートステータス情報206を用いて、試験対象L2スイッチ200の第1ポートから順番にping試験を行うことで、疎通確認試験(LAG機能試験を含む)を実施する。疎通確認試験の詳細については、後述する。
【0022】
入力部102は、情報を入力するための機能部である(
図1参照)。入力部102には、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク、ボタン、その他の入力手段を用いることができ、図示しない通信部を介して通信可能に接続された入力部を有する情報端末等を用いてもよい。
【0023】
出力部103は、情報を出力(表示、音声出力、印刷等)するための機能部である(
図1参照)。出力部103として、例えば、表示を行うディスプレイ、印刷を行うプリンタ、その他の出力手段を用いることができ、図示しない通信部を介して通信可能に接続された出力部を有する情報端末等を用いてもよい。また、出力部103を使用する代わりに、通信部及びネットワークを通じて接続された別の情報端末等(図示せず;例えば、ユーザが使用する端末)を使用して情報を出力するようにしてもよい。
【0024】
シリアル接続部104は、シリアルポートのインタフェース規格(例えば、RS−232)を用いて、情報を1度に1ビットずつ送受信するインタフェースである(
図1参照)。シリアル接続部104は、シリアルケーブル402と着脱可能に接続する。シリアル接続部104は、シリアルケーブル402を経由して、試験対象L2スイッチ200のコンソールポート203と通信可能に接続する。
【0025】
LAN接続部105は、イーサネット(Ethernet)(登録商標)規格を用いて、情報を送受信するインタフェースである(
図1参照)。LAN接続部105は、LANケーブル401と着脱可能に接続する。LAN接続部105は、LANケーブル401を経由して、接続用L3スイッチ300のLANポート303と通信可能に接続する。
【0026】
記憶部106は、各種データ、プログラム(ツールソフトウェアを含む)、ファイル等の情報を記憶する機能部である(
図1参照)。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置を用いることができる。記憶部106は、装置情報107、スイッチ制御試験ツール109、試験用設定情報作成ツール110を記憶している。
【0027】
装置情報107は、試験対象L2スイッチ200及び接続用L3スイッチ300に関する情報である。装置情報107は、スイッチ設定情報108を有する。
【0028】
スイッチ設定情報108は、試験対象L2スイッチ200及び接続用L3スイッチ300に係る設定情報(running-config、interfaces status)、試験用設定情報(試験用設定情報306に対応)、リンク試験結果、疎通確認試験結果を含む情報である。
【0029】
スイッチ制御試験ツール109は、試験対象L2スイッチ200及び接続用L3スイッチ300へのリモート接続、試験対象L2スイッチ200及び接続用L3スイッチ300からの設定情報(running-config、及び、interfaces status)の取得、接続用L3スイッチ300への試験用設定情報の設定(登録)、及び、疎通確認試験(pingコマンド実行)を実行するプログラムである。
【0030】
試験用設定情報作成ツール110は、試験対象L2スイッチ200の設定情報に基づいて、接続用L3スイッチ300の試験用設定情報を作成するプログラムである。
【0031】
試験対象L2スイッチ200は、試験対象となるL2スイッチである(
図1、
図2参照)。試験対象L2スイッチ200は、ネットワークを中継する機器であり、パケットに含まれるMACアドレスに基づいて中継先を判断し、中継動作を行う。試験対象L2スイッチ200は、制御部201と、LANポート202と、コンソールポート203と、記憶部204と、を有する。
【0032】
制御部201は、各LANポート202、コンソールポート203、及び、記憶部204を制御する機能部である(
図1参照)。制御部201は、各LANポート202を制御して、対応する接続用L3スイッチ300のLANポート302に対する情報の送受信を行う。制御部201は、コンソールポート203を制御して、疎通確認試験装置100に対する情報の送受信を行う。制御部201は、記憶部204へのデータの入出力、記憶部204へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部201は、記憶部204に記憶された情報に基づいて、中継動作を行う。制御部201は、疎通確認試験装置100の制御部101のリモート接続により制御される。
【0033】
LANポート202は、イーサネット規格を用いて、情報の送受信を行うインタフェースである(
図1参照)。LANポート202は、LANケーブル400と着脱可能に接続する。各LANポート202は、対応するLANケーブル400を経由して、対応する接続用L3スイッチ300のLANポート302と通信可能に接続される。
図1のLANポート202は、設定情報205に基づいて仮想化したときに、例えば、
図2のように、タグVLAN設定されていないアクセスポートとなるLANポート202aと、タグVLAN設定かつLAG設定されたLANポート202bと、に分けることができる。
【0034】
コンソールポート203は、シリアルポートのインタフェース規格(例えば、RS−232)を用いて、情報を1度に1ビットずつ送受信するインタフェースである(
図1、
図2参照)。コンソールポート203は、シリアルケーブル402と着脱可能に接続する。コンソールポート203は、シリアルケーブル402を経由して、疎通確認試験装置100のシリアル接続部104と通信可能に接続する。
【0035】
記憶部204は、各種データ、プログラム、ファイル等の情報を記憶する機能部である(
図1参照)。記憶部204は、設定情報205及びポートステータス情報206を記憶する。
【0036】
設定情報205は、各LANポート202の仮想化ネットワークを構築するためのVLAN設定、タグVLAN設定、LAG設定、VIPアドレス設定を含む情報である。
【0037】
ポートステータス情報206は、試験対象L2スイッチ200のインタフェースとなる各LANポート202のステータスに関する情報(例えば、connected、notconnect等)である。
【0038】
接続用L3スイッチ300は、試験対象L2スイッチ200と接続するためのL3スイッチである(
図1、
図2参照)。接続用L3スイッチ300は、試験対象L2スイッチ200のFDBのエージングタイムに影響を受けないようにするためのものである。接続用L3スイッチ300は、OSI(Open System Interconnection)参照モデルにおけるネットワーク層(L3)での情報の転送処理を行う。接続用L3スイッチ300は、制御部301と、LANポート302と、LANポート303と、記憶部304と、を有する。
【0039】
制御部301は、LANポート302、LANポート303、及び、記憶部304を制御する機能部である(
図1参照)。制御部301は、各LANポート302を制御して、対応する試験対象L2スイッチ200のLANポート202に対する情報の送受信を行う。制御部301は、LANポート303を制御して、疎通確認試験装置100に対する情報の送受信を行う。制御部301は、記憶部304へのデータの入出力、記憶部304へのデータの書き込みや読み出しを行う。制御部301は、記憶部304に記憶された情報に基づいて、中継動作を行う。制御部301は、疎通確認試験装置100の制御部101のリモート接続により制御される。
【0040】
LANポート302は、イーサネット規格を用いて、情報の送受信を行うインタフェースである(
図1参照)。LANポート302は、LANケーブル400と着脱可能に接続する。各LANポート302は、対応するLANケーブル400を経由して、対応する試験対象L2スイッチ200のLANポート202と通信可能に接続する。
図1のLANポート302は、試験用設定情報306に基づいて仮想化したときに、例えば、
図2のように、タグVLAN設定されていないアクセスポートとなるLANポート302aと、タグVLAN設定かつLAG設定されたLANポート302bと、に分けることができる。
【0041】
LANポート303は、イーサネット規格を用いて、情報の送受信を行うインタフェースである(
図1、
図2参照)。LANポート303は、LANケーブル401と着脱可能に接続する。LANポート303は、対応するLANケーブル401を経由して、疎通確認試験装置100のLAN接続部105と通信可能に接続する。
【0042】
記憶部304は、各種データ、プログラム、ファイル等の情報を記憶する機能部である(
図1参照)。記憶部304は、設定情報305、試験用設定情報306、及び、ポートステータス情報307を記憶する。
【0043】
設定情報305は、仮想化ネットワークを構築するためのVRF(Virtual Routing Forwarding)設定、各LANポート302のVLAN設定、タグVLAN設定、LAG設定、MACアドレス設定を含む情報である。
【0044】
試験用設定情報306は、試験用設定情報作成ツール110によって作成された疎通確認試験時に使用する設定情報である。試験用設定情報306は、試験対象L2スイッチ200の各LANポート202の疎通確認試験を行うために用いられる。
【0045】
ポートステータス情報307は、各LANポート302のステータス(例えば、connected、notconnect等)に係る情報である。
【0046】
LANケーブル400は、イーサネット規格を用いて、対応するLANポート202、302間を通信可能に接続する配線用のケーブルである(
図1参照)。
図1のLANケーブル400は、仮想化したときに、例えば、
図2のように、タグVLAN設定されていないアクセスポートとなるLANポート202a、302a間を接続するLANケーブル400aと、タグVLAN設定かつLAG設定されたLANポート202b、302b間を接続するLANケーブル400bと、に分けることができる。
【0047】
LANケーブル401は、イーサネット規格を用いて、LAN接続部105とLANポート303との間を通信可能に接続する配線用のケーブルである(
図1、
図2参照)。
【0048】
シリアルケーブル402は、シリアルポートのインタフェース規格を用いて、シリアル接続部104とコンソールポート203との間をシリアル転送通信可能に接続するケーブルである。
【0049】
次に、実施形態1に係る疎通確認試験システムについて図面を用いて説明する。
図3は、実施形態1に係る疎通確認試験システムの動作を模式的に示したフローチャート図である。
図4は、実施形態1に係る疎通確認試験システムの試験用設定情報作成時の動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、疎通確認試験システムの構成については、
図1を参照されたい。
【0050】
前提条件として、接続用L3スイッチ300の試験用設定情報306は、予め初期試験用設定情報に設定されているものとする。ここで、初期試験用設定情報は、管理用IPアドレス設定、各LANポート302のshutdown設定を含む設定情報であり、疎通確認試験装置100のLAN接続部105に接続されるLANポート303の設定情報を含む。
【0051】
また、前提条件として、試験対象L2スイッチ200の設定情報205は、予め本番環境設定情報に設定されているものとする。ここで、本番環境設定情報は、各LANポート202の使用状態を含む設定情報である。
【0052】
また、前提条件として、試験対象L2スイッチ200の各LANポート202と、対応する接続用L3スイッチ300のLANポート302との間をLANケーブル400で接続する。また、疎通確認試験装置100のシリアル接続部104と試験対象L2スイッチ200のコンソールポート203との間をシリアルケーブル402で接続する。さらに、疎通確認試験装置100のLAN接続部105と接続用L3スイッチ300のLANポート303との間をLANケーブル401で接続する。
【0053】
さらに、前提条件として、疎通確認試験装置100に、試験対象L2スイッチ200のログインIDとパスワードを、予め手動で入力(登録)する。
【0054】
以上のような前提条件のもとで、疎通確認試験システム1は、以下のように動作する。
【0055】
まず、疎通確認試験システム1において、疎通確認試験装置100は、制御部101でスイッチ制御試験ツール109を実行し、シリアル接続部104からシリアルケーブル402を経由して、試験対象L2スイッチ200のコンソールポート203に接続し、疎通確認試験装置100に記憶されたログインID及びパスワードを使用して試験対象L2スイッチ200にログインし、試験対象L2スイッチ200に対して、設定情報205及びポートステータス情報206を要求する(ステップA1)。
【0056】
ここで、設定情報205の要求は、Cisco社製L2スイッチの場合、show running-configコマンドを実行することにより行うことができる。また、ポートステータス情報206の要求は、Cisco社製L2スイッチの場合、show interfaces statusコマンドを実行することにより行うことができる。
【0057】
次に、試験対象L2スイッチ200は、疎通確認試験装置100からの設定情報205及びポートステータス情報206の要求を受けて、記憶部204に記憶された設定情報205及びポートステータス情報206を、疎通確認試験装置100に送信する(ステップA2)。
【0058】
次に、疎通確認試験装置100は、試験対象L2スイッチ200からの設定情報205及びポートステータス情報206を受信し、受信した設定情報205及びポートステータス情報206を、記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内に、試験対象L2スイッチ200に係る設定情報として記憶する(ステップA3)。
【0059】
次に、疎通確認試験装置100は、制御部101で試験用設定情報作成ツール110を実行し、記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内の試験対象L2スイッチ200に係る設定情報に基づいて、接続用L3スイッチ300の試験用設定情報を作成し、作成された試験用設定情報を、記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内に記憶する(ステップA4)。
【0060】
ここで、試験用設定情報の作成は、例えば、以下のようにして行うことができる。
【0061】
まず、疎通確認試験装置100は、記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内の試験対象L2スイッチ200に係る設定情報(
図1の205に相当)に基づいて、設定されている各VLAN(
図2のVLAN1〜3)に所属しているLANポート数の最大数(
図2では4つ;次段落参照)を計算し、計算された最大数と同数(
図2では4つ)のVRF(
図2のVRF−1〜4に相当)を設定する(ステップB1)。
【0062】
ここで、ステップB1において、LANポート数は、試験対象L2スイッチ200に対して、show running-configコマンドを実行した時の各interfaceに設定されているVLANの番号をVLAN単位で数え、LAG設定されている場合は、LAGグループで1ポートと数える。また、VRF名は、VRF−1から昇順に付与する。
【0063】
次に、疎通確認試験装置100は、設定した各VRF(
図2のVRF−1〜4に相当)に、記憶された試験対象L2スイッチ200に係る設定情報(
図1の205に相当)に設定されているVLANインタフェース数と同数(
図2では3つ)のVLAN(
図2ではVLAN1〜3、VLAN1a〜3a、VLAN1b〜3b、VLAN1c〜3cに相当)を設定し、かつ、各VRF単位に、試験対象L2スイッチ200に係る設定情報(
図1の205に相当)に設定されている各VLANと通信可能なLANポートに接続するように設定する(ステップB2)。
【0064】
次に、疎通確認試験装置100は、試験対象L2スイッチ200でタグVLANを使用しているLANポート(
図2の202b)と接続する接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302b)については、試験対象L2スイッチ200と同じVLAN−ID(Virtual Local Area Network - IDentification、VLAN識別情報)を設定し、その他のLANポートについては、各VLANインタフェース単位に、試験対象L2スイッチ200で使用していないVLAN−IDを自動設定する(ステップB3)。例えば、試験対象L2スイッチ200に登録されているVLAN−IDが100、200の場合、110、120、210、220を付与する。
【0065】
次に、疎通確認試験装置100は、記憶された試験対象L2スイッチ200に係る設定情報(
図1の205に相当)において、各VLANに対応するVIPアドレスがあるか否かを判断する(ステップB4)。
【0066】
VIPアドレスがある場合(ステップB4のYES)、疎通確認試験装置100は、VIPアドレスに係るサブネットマスク設定に基づいて、未使用アドレスの中より、任意のアドレスを、ステップB2で設定した各VLANに設定し(ステップB5)、その後、ステップB7に進む。例えば、VIPアドレスが192.168.1.1/24に設定されている場合、1から254の範囲内より4オクテット目を、110、111とする(Cisco社製スイッチで192.168.1.0/24を設定する場合、ip address 192.168.1.0 255.255.255.0とする)。
【0067】
VIPアドレスがない場合(ステップB4のNO)、疎通確認試験装置100は、ステップB2で設定した各VLANに、試験対象L2スイッチ200に係る設定情報(
図1の205に相当)の各VLANに所属するポートに対して、VLANごとに未使用の1つのネットワークアドレス帯より、任意のVIPアドレスを設定し(ステップB6)、その後、ステップB7に進む。例えば、192.168.1.0/24が使用されている場合、プライベートアドレス帯(Internet Engineering Task ForceのRequest for Comments 1918にて規定)より、192.168.2.0/24の未使用アドレス帯を使用し、192.168.2.110/24、とする。
【0068】
ステップB5又はステップB6の後、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300の各LANポート302に、VLAN−ID以外について、試験対象L2スイッチ200に係る設定情報に設定されている各LANポート202の設定情報と同じ設定情報を設定する(ステップB7)。
【0069】
次に、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300の各LANポート302に対して閉塞設定(Cisco社製スイッチの場合は、shutdownコマンドを登録)する(ステップB8)。
【0070】
最後に、疎通確認試験装置100は、ステップB1、B2、B3、B5又はB6、B7、B8による各設定を含む試験用設定情報を作成し、作成された試験用設定情報(
図1の306に相当)を記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内に記憶する(ステップB9)。ステップB9によりステップA4の試験用設定情報の作成、記憶が完了する。
【0071】
ステップA4の後、疎通確認試験装置100は、スイッチ制御試験ツール109を実行して、LAN接続部105からLANケーブル401を経由して接続用L3スイッチ300にリモート接続し、装置情報107におけるスイッチ設定情報108内の試験用設定情報(
図1の306に相当)を接続用L3スイッチ300に送信をする(ステップA5)。
【0072】
次に、接続用L3スイッチ300は、疎通確認試験装置100からの試験用設定情報を受信し、受信した試験用設定情報306を記憶する(ステップA6)。これにより、接続用L3スイッチ300は、試験用設定情報306に基づいて動作可能となる。
【0073】
次に、疎通確認試験装置100は、制御部101でスイッチ制御試験ツール109を実行して、記憶されている試験対象L2スイッチ200に係る設定情報に基づいて、試験対象L2スイッチ200の使用可能LANポート(ここではshutdown設定されていないLANポート202)と接続されている接続用L3スイッチ300のLANポート302の全てに対して、活性化(Cisco社製スイッチの場合は、no shutdownコマンドを実行)を要求する(ステップA7)。
【0074】
次に、接続用L3スイッチ300は、活性化の要求を受けて、該当するLANポート302の全てに対して活性化を行う(ステップA8)。
【0075】
次に、疎通確認試験装置100は、試験対象L2スイッチ200に対して、ポートステータス情報206を要求する(ステップA9)。
【0076】
次に、試験対象L2スイッチ200は、疎通確認試験装置100からのポートステータス情報206の要求を受けて、記憶部204に記憶されたポートステータス情報206を、疎通確認試験装置100に送信する(ステップA10)。
【0077】
次に、疎通確認試験装置100は、試験対象L2スイッチ200からのポートステータス情報206を受信し、受信したポートステータス情報206を、記憶部106の装置情報107におけるスイッチ設定情報108内に、試験対象L2スイッチ200に係るリンク試験情報として記憶する(ステップA11)。
【0078】
次に、疎通確認試験装置100は、記憶されたポートステータス情報におけるリンクアップ数と、試験対象L2スイッチ200に係る設定情報の使用可能LANポート数とを比較し、差異がないことを確認する(ステップA12)。なお、差異がある場合、疎通確認試験装置100は、出力部103から「LANケーブル接続不良」のメッセージを出力する。
【0079】
次に、疎通確認試験装置100は、制御部101でスイッチ制御試験ツール109を実行して、LAN接続部105、LANケーブル401、LANポート303を介して接続用L3スイッチ300にリモート接続し、試験対象L2スイッチ200の第1のLANポート(
図2の202a)のping試験を実行するため、接続用L3スイッチ300に対してping実行制御を行う(ステップA13)。また、試験対象L2スイッチ200の第2以降のLANポート(
図2の202a)についても、同様な方法でping実行制御を行う。
【0080】
ここで、ping実行制御では、試験対象L2スイッチ200の第1のLANポート(
図2の202a)に接続されている接続用L3スイッチ300の第1のLANポート(
図2の302a)が接続されたバーチャルインタフェース(
図2のVRF−1のVLAN1aのVIP:192.168.1.111)に対して、試験対象L2スイッチ200の第1のLANポート(
図2の202a)が接続されているバーチャルインタフェース(
図2のVLAN1のVIP:192.168.1.1)に接続されている試験対象L2スイッチの第1のLANポート(
図2の202a)以外の任意のLANポート(ここでは、
図2の第2のポート202a)と接続されている接続用L3スイッチ300の第2のLANポート(
図2の第2のポート302a)が接続されたバーチャルインタフェース(例えば、
図2のVRF−2のVLAN1bのVIP:192.168.1.112)よりping試験を実行する。なお、接続用L3スイッチ300がCisco社製L3スイッチの場合、ping実行制御では、「ping vrf vrf2 192.168.1.111」を実行する。
【0081】
次に、接続用L3スイッチ300は、第2のLANポート(
図2の302a)のバーチャルインタフェース(
図2のVRF−2のVLAN1bの192.168.1.112)より、第2のLANポート(
図2の302a)、LANケーブル(
図2の400a)を経由して、試験対象L2スイッチ200の第2のLANポート(
図2の202a)に、pingパケットを送信する(ステップA14)。
【0082】
次に、試験対象L2スイッチ200は、第2のLANポート(
図2の202a)で受信したpingパケットを、試験対象L2スイッチ200の第1のLANポート(
図2の202a)に転送し、当該第1のLANポート(
図2の202a)に転送されたpingパケットを、LANケーブル(
図2の400a)を経由して、接続用L3スイッチ300の第1のLANポート(
図2の302a)に転送する(ステップA15)。
【0083】
次に、接続用L3スイッチ300は、第1のLANポート(
図2の302a)のバーチャルインタフェース(
図2のVRF−1のVLAN1aの192.168.1.111)にpingパケットを転送し、当該バーチャルインタフェースで受信したpingパケットに対してping応答パケットを生成し、生成されたping応答パケットを、第1のLANポート(
図2の302a)に転送し、LANケーブル(
図2の400a)を経由して、試験対象L2スイッチ200の第1のLANポート(
図2の202a)に送信する(ステップA16)。
【0084】
次に、試験対象L2スイッチ200は、第1のLANポート(
図2の202a)で受信したping応答パケットを、試験対象L2スイッチ200の第2のLANポート(
図2の202a)に転送し、LANケーブル(
図2の400a)を経由して接続用L3スイッチ300の第2のLANポート(
図2の302a)に転送する(ステップA17)。
【0085】
次に、接続用L3スイッチ300は、第2のLANポート(
図2の302a)で受信したping応答パケットを、第2のLANポート(
図2の302a)のバーチャルインタフェース(
図2のVRF−2のVLAN1bの192.168.1.112)にping応答パケットを転送し、当該バーチャルインタフェースでping応答パケットを受信することにより、ping試験の成功を認識し、その旨をping試験結果として、LANポート303からLANケーブル401を経由して疎通確認試験装置100に送信する(ステップA18)。
【0086】
ここで、LAGポートの疎通確認試験方法について以下に記す。
【0087】
疎通確認試験装置100は、取得済みの試験対象L2スイッチ200の設定情報(
図1の205)より試験対象L2スイッチ200のLAG設定されているLANポート(
図2の202b(第9のLANポート、第10のLANポート))を確認し、そのLANポート(
図2の202b)に接続されているバーチャルインタフェース(
図2のVLAN1)を確認し、そのバーチャルインタフェース(
図2のVLAN1)に接続されている他のLANポート(
図2の202a(例えば、第1のLANポート))を確認する。
【0088】
次に、疎通確認試験装置100は、試験対象L2スイッチ200のLAG設定されているLANポート(
図2の202b(第9のLANポート、第10のLANポート))とLANケーブル(
図2の400b)で接続されている接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302b(第9のLANポート、第10のLANポート))を確認し、試験対象L2スイッチ200のバーチャルインタフェース(
図2のVLAN1)と同じバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.110)を確認する。また、同様に試験対象L2スイッチ200のVLAN1に接続されているLANポート(
図2の202a(第1のLANポート))とLANケーブル(
図2の400a)で接続されている接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302a(第1のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.111)を確認する。
【0089】
次に、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302a(第1のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.111)から接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302b(第9のLANポート、第10のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.110)に対してping試験を実行し、疎通できることを確認する。
【0090】
次に、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300の第9のLANポートを閉塞(Cisco社製スイッチの場合「shutdown」コマンドを実行する)した後に、接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302a(第1のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.111)から接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302b(第9のLANポート、第10のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.110)に対してping試験を実行し、疎通できることを確認する。
【0091】
次に、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300の第9のLANポートを活性化(Cisco社製スイッチの場合「no shutdown」コマンドを実行する)した後に、接続用L3スイッチ300の第10のLANポートを閉塞(Cisco社製スイッチの場合「shutdown」コマンドを実行する)した後に、接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302a(第1のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.111)から接続用L3スイッチ300のLANポート(
図2の302b(第9のLANポート、第10のLANポート))のバーチャルインタフェースのVIP(192.168.1.110)に対してping試験を実行し、疎通できることを確認する。LAGポートに接続されている他のバーチャルインタフェースについても同様の方法で試験を実施する。また、他のLAGポートについても同様の方法で試験を実施する。ping試験の成功確認方法は、アクセスポートのping確認と同じ方法で行う。
【0092】
最後に、疎通確認試験装置100は、接続用L3スイッチ300からのping試験結果をLAN接続部105で受信し、すべてのLANポートについてping試験を終了したときに、すべてのLANポートに係るping試験結果を集計した疎通確認試験結果を作成し、作成された疎通確認試験結果を、装置情報107におけるスイッチ設定情報108に記憶する(ステップA19)。その後、疎通確認試験装置100は、出力部103から「試験完了」のメッセージを出力するようにしてもよい。
【0093】
なお、以上においては、疎通確認試験装置100のpingパケットの送信から受信まで正常に行われたものであるが、受信まで正常に行うことができなかった場合は、前提条件をチェックして、再度、ステップA1〜A19(ステップB1〜B9を含む)を行うことになる。また、疎通確認試験は、pingコマンドの代わりに、tracerouteコマンドを実行してもよい。
【0094】
実施形態1によれば、試験対象L2スイッチ200の設定情報205に基づいて接続用L3スイッチ300の試験用設定情報を設定して疎通確認試験を行うことにより、専門知識を持たない人でも簡単に早く試験対象L2スイッチ200の各LANポート202の疎通確認試験を実施することができる。
【0095】
また、実施形態1によれば、試験対象L2スイッチ200のFDBのエージングタイムに影響を受けないように、接続用L3スイッチ300を使用し、かつ、接続する全てのLANポート302(LAGに係るLANポート302bについてはLAGグループ単位)に対してVIPアドレスを付与することで、疎通確認試験を簡素化し、自動で短時間に疎通確認試験(LAG機能試験を含む)を行うことができる。
【0096】
[実施形態2]
実施形態2に係る疎通確認試験システムについて図面を用いて説明する。
図5は、実施形態2に係る疎通確認試験システムの構成を模式的に示したブロック図である。
【0097】
疎通確認試験システム1は、疎通確認試験装置100及び接続用スイッチ300を用いて試験対象スイッチ200の疎通確認試験を行うシステムである。疎通確認試験システム1では、接続用スイッチ300の複数のポート302と試験対象スイッチ200の複数のポート202とがそれぞれ第1ケーブル400を介して通信可能に接続され、かつ、疎通確認試験装置100と接続用スイッチ300とが第2ケーブル401を介して通信可能に接続され、かつ、疎通確認試験装置100と試験対象スイッチ200とが第3ケーブル402を介して通信可能に接続された状態である。
【0098】
疎通確認試験装置100は、試験対象スイッチ200から、試験対象スイッチ200の複数のポート202に係る設定情報205及びポートステータス情報206を、第3ケーブル402を介して取得する。
【0099】
疎通確認試験装置100は、取得した設定情報205及びポートステータス情報206に基づいて、試験対象スイッチ200の複数のポート202の疎通確認試験を行うために用いられる接続用スイッチ300の複数のポート302に係る試験用設定情報306を作成する。
【0100】
疎通確認試験装置100は、作成された試験用設定情報306を、第2ケーブル401を介して接続用スイッチ300に記憶させる。
【0101】
疎通確認試験装置100は、疎通確認試験装置100から第2ケーブル401を介して接続用スイッチ300を制御し、接続用スイッチ300から第1ケーブル400を介して試験対象スイッチ200の複数のポート202の全てについて疎通確認試験を行う。
【0102】
実施形態2によれば、試験対象スイッチ200の設定情報205に基づいて接続用スイッチ300の試験用設定情報306を設定して疎通確認試験を行うことにより、専門知識を持たない人でも簡単に早く試験対象スイッチ200の複数のポート202の疎通確認試験を実施することができる。
【0103】
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0104】
(付記)
本発明では、前記第1の視点に係る疎通確認試験装置の形態が可能である。
【0105】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記試験用設定情報を前記接続用スイッチに記憶させる処理の後に、前記第2ケーブルを通じて、取得した前記設定情報に基づいて、前記試験対象スイッチの前記複数のポートのうち使用可能なポートと接続された前記接続用スイッチの前記ポートの全てを活性化する処理を行い、前記疎通確認試験を行う処理は、前記接続用スイッチの前記ポートの全てを活性化した状態で行う。
【0106】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記疎通確認試験装置は、前記活性化する処理の後に、取得した前記ポートステータス情報におけるリンクアップ数と、前記設定情報の使用可能ポート数とを比較し、差異があるか否かを確認する処理を行い、前記疎通確認試験を行う処理は、前記差異があるか否かを確認する処理で差異がないときに行う。
【0107】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記接続用スイッチは、L3スイッチであり、前記試験対象スイッチは、L2スイッチである。
【0108】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルは、それぞれLANケーブルであり、前記第3ケーブルは、シリアルケーブルである。
【0109】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記試験用設定情報を作成する処理では、取得した前記設定情報に基づいて、設定されている
各VLANに所属しているLANポート数の最大数を計算し、計算された前記最大数と同数のVRFを設定する処理と、設定した各前記VRFに、取得した前記設定情報に設定されているVLANと同数のVLANを設定する処理と、取得した前記設定情報において、各前記VLANに対応するVIPアドレスがあるか否かを判断する処理と、前記VIPアドレスがある場合、前記VIPアドレスに係るサブネットマスク設定に基づいて、未使用アドレスの中より、任意のアドレスを、各前記VLANに設定する処理と、前記VIPアドレスがない場合、未使用アドレス帯より、任意のアドレスを、各前記VLANに設定する処理と、前記接続用スイッチの前記複数のポートに、VLAN−ID以外について、取得した前記設定情報に設定されている前記試験対象スイッチの前記複数のポートの設定情報と同じ設定情報を設定する処理と、前記接続用スイッチの前記複数のポートに、VLAN−IDを異なるようにして、取得した前記設定情報に設定されている前記試験対象スイッチの前記複数のポートのVLANと同じネットワークを各VRFに1つずつ設定する処理と、前記処理による各設定を含む試験用設定情報を作成する処理と、を行う。
【0110】
前記第1の視点に係る疎通確認試験装置において、前記疎通確認試験は、pingコマンド又はtracerouteコマンドを実行して行う。
【0111】
本発明では、前記第2の視点に係る疎通確認試験システムの形態が可能である。
【0112】
本発明では、前記第3の視点に係る疎通確認試験方法の形態が可能である。
【0113】
本発明では、前記第4の視点に係るプログラムの形態が可能である。
【0114】
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択(必要により不選択)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。