特許第6867065号(P6867065)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6867065フレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6867065
(24)【登録日】2021年4月12日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】フレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造
(51)【国際特許分類】
   E04H 9/02 20060101AFI20210419BHJP
   E04B 1/30 20060101ALI20210419BHJP
   E04B 1/58 20060101ALI20210419BHJP
   F16B 5/02 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
   E04H9/02 351
   E04B1/30 E
   E04B1/58 508Z
   F16B5/02 U
【請求項の数】5
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2020-153647(P2020-153647)
(22)【出願日】2020年9月14日
【審査請求日】2020年9月14日
(31)【優先権主張番号】201911034589.6
(32)【優先日】2019年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519295166
【氏名又は名称】▲広▼州大学
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】叶 茂
(72)【発明者】
【氏名】傅 継陽
(72)【発明者】
【氏名】劉 建斌
(72)【発明者】
【氏名】呉 玖栄
(72)【発明者】
【氏名】劉 愛栄
【審査官】 土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第107338872(CN,A)
【文献】 中国実用新案第209227764(CN,U)
【文献】 中国特許出願公開第106638990(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第106013467(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 9/02
E04B 1/00 − 1/36
E04B 1/38 − 1/61
F16B 5/02
F16F 15/00 −15/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1継手(11)、第2継手(12)、2つの第1プレート本体(13)及び2つの第2エネルギー散逸コンポーネントを含み、第1継手(11)と第2継手(12)は、フレーム内に取り付けられる2つの梁端にそれぞれ使用され、第1継手(11)と第2継手(12)は、ピン軸により取り付けられ、2つの第1プレート本体(13)は、第2継手(12)の前側と後側にそれぞれ位置しており、第2継手(12)の側面と対応する第1プレート本体(13)の一端との間には、複数のエネルギー散逸ロッド(16)が配置され、第1プレート本体(13)の他端は、第1継手(11)の対応する側に取り付けられ、2つの第2エネルギー散逸コンポーネントは、第2継手(12)の上側と下側にそれぞれ位置しており、第2エネルギー散逸コンポーネントは、2つの第2プレート本体(14)を含み、2つの第2プレート本体(14)は、フレーム内の上側壁と下側壁との取り付けにそれぞれ使用され、離間して配置される2つの第2プレート本体(14)の間には、エネルギー散逸構造(15)が配置される、ことを特徴とするフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造。
【請求項2】
エネルギー散逸構造(15)は、波形エネルギー散逸プレート、円形エネルギー散逸プレート、三角形エネルギー散逸プレート及びエネルギー散逸ロッドのうちの1つである、ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造。
【請求項3】
ピン軸の軸線と第1プレート本体(13)が垂直である、ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造。
【請求項4】
第1プレート本体(13)と第1継手(11)の側壁は、ボルトにより固定される、ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造。
【請求項5】
第2プレート本体(14)は、ボルトによりフレーム内の梁端側壁に固定される、ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塑性節点の力学的性質技術分野に関し、特にフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
組み立て式構造は、生産効率が高く、コンポーネントの品質が良好であり、建設廃棄物が少なく、資源及びエネルギーを節約するなどの利点を有し、優れた構造形式である。フレームシステムの重要な力伝達部分として、塑性節点は、優れた性能を持っていることを保証する必要がある。しかしながら、既存の組み立て式構造では、その塑性節点の力学的性質は、非線形段階での塑性発展を積極的に把握できず、構造の弱い部分となることが多く、エネルギー散逸や延性が悪いなどの問題がある。既存の塑性節点は、構造が複雑であり、又は塑性特性が制御できず、且つ塑性節点が塑性変形すると、塑性節点のせん断抵抗が大幅に弱まり、梁落下などの破壊事故が発生する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103216014号明細書
【0004】
本発明は、複式中空鋼管コンクリートに適用する組み立て式フレーム構造節点を開示する。それは、ほぞ柱鋼管と橋脚鋼管を含み、橋脚鋼管内にコンクリートを注いで橋脚を形成する。ほぞ柱鋼管内にコンクリート又は鉄骨とコンクリートを注いでほぞ柱を形成する。該ほぞ柱は、同じ軸線で中空の橋脚鋼管内に係止され、且つほぞ柱の両端は、いずれも橋脚鋼管から突出し、前記ほぞ柱は、橋脚鋼管内に注がれたコンクリートにより橋脚内に固定され、前記橋脚の外壁での嵌合位置には、少なくとも1つの接合板設けられる。本発明の節点は、支持力が高く、構造がシンプルであり、加工が容易であるという特徴を有する。該節点に基づいて、新型組み立て式フレーム構造を形成する。この新型組み立て式構造は、複式中空鋼管コンクリートコンポーネントの利点を発揮し、応用と押し広めを促進できるだけでなく、中国の現在の組み立て式建築を大いに発展させるニーズも対応する。それは、施工進捗が速く、自重が小さく、支持力が高く、耐火性が良いという利点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記技術問題の少なくとも1つを解決し、フレーム内の塑性節点のせん断抵抗を高め、エネルギー散逸能力を高めるために、本発明で採用される技術的解決手段は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1継手、第2継手、2つの第1プレート本体及び2つの第2エネルギー散逸コンポーネントを含むフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造を提供し、第1継手と第2継手は、フレーム内に取り付けられる2つの梁端にそれぞれ使用され、第1継手と第2継手は、ピン軸により取り付けられ、2つの第1プレート本体は、第2継手の前側と後側にそれぞれ位置しており、第2継手の側面と対応する第1プレート本体の一端との間には、複数のエネルギー散逸ロッドが配置され、第1プレート本体の他端は、第1継手の対応する側に取り付けられ、2つの第2エネルギー散逸コンポーネントは、第2継手の上側と下側にそれぞれ位置しており、第2エネルギー散逸コンポーネントは、2つの第2プレート本体を含み、2つの第2プレート本体は、フレーム内の2つの梁端側壁との取り付けにそれぞれ使用され、2つの第2プレート本体の間には、エネルギー散逸構造が配置される。
【0007】
さらに、エネルギー散逸構造は、波形エネルギー散逸プレート、円形エネルギー散逸プレート、三角形エネルギー散逸プレート及びエネルギー散逸ロッドのうちの1つである。
【0008】
さらに、ピン軸の軸線と第1プレート本体は、垂直である。
【0009】
さらに、第1プレート本体と第1継手の側壁は、ボルトにより固定される。
【0010】
さらに、第2プレート本体は、ボルトによりフレーム内の梁端側壁に固定される。
【0011】
有益な効果:2つの梁端は、第1継手、第2継手及びピン軸により取り付けられるように設計されており、第1プレート本体と第2継手との間には、エネルギー散逸ロッドを有し、フレーム内の2つの梁端には、エネルギー散逸構造が設計されており、それによりフレームの耐震エネルギー散逸性能を向上させる。本発明は、合理的な構造を有し、塑性節点の力学的性質技術分野で広く適用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】フレーム内の取り付け構造の構造図である。
図2】取り付け構造の分解図である。
図3】エネルギー散逸構造が円形エネルギー散逸プレートである第2エネルギー散逸コンポーネントの構造図である。
図4】エネルギー散逸構造が三角形エネルギー散逸プレートである第2エネルギー散逸コンポーネントの構造図である。
図5】エネルギー散逸構造がエネルギー散逸ロッドである第2エネルギー散逸コンポーネントの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図1図5を参照して本発明をさらに説明する。
【0014】
本発明は、第1継手11、第2継手12、2つの第1プレート本体13及び2つの第2エネルギー散逸コンポーネントを含むフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造に関する。第1継手11と第2継手12は、フレーム内に取り付けられる2つの梁端にそれぞれ使用され、第1継手11と第2継手12は、ピン軸により取り付けられる。ピン軸の存在により、塑性節点が塑性ヒンジを生成した後、そのせん断抵抗に影響を及ぼさず、梁落下を効果的に防止し、且つ取り付けが簡単であり、分解が容易である。
【0015】
2つの第1プレート本体13は、第2継手12の前側と後側にそれぞれ位置しており、ピン軸の軸線と第1プレート本体13が垂直である。第2継手12の側面と対応する第1プレート本体13の一端との間には、複数のエネルギー散逸ロッド16が配置され、第2継手12の前側と後側には、エネルギー散逸ロッド16を取り付けるために使用される複数の第1取り付け穴がそれぞれ形成されており、第1プレート本体13の他端は、第1継手11の対応する側に取り付けられ、第1プレート本体13と第1継手11は、ボルトにより固定される。
【0016】
2つの第2エネルギー散逸コンポーネントは、第2継手12の上側と下側にそれぞれ位置しており、第2エネルギー散逸コンポーネントは、2つの第2プレート本体14を含み、2つの第2プレート本体14は、フレーム内の2つの梁端側壁の取り付けにそれぞれ使用され、第2プレート本体14は、ボルトによりフレーム内の梁端側壁に固定される。2つの第2プレート本体14の間には、エネルギー散逸構造15が配置され、エネルギー散逸構造15は、波形エネルギー散逸プレート、円形エネルギー散逸プレート、三角形エネルギー散逸プレート及びエネルギー散逸ロッドのうちの1つである。ここで、波形エネルギー散逸プレートは、プレートの曲げ変形によりエネルギーを散逸させ、円形エネルギー散逸プレートは主に、プレートの内に穴をあけることにより断面の弱化を実現し、三角形エネルギー散逸プレートは、中央の断面の収縮により断面の弱化を実現し、エネルギー散逸ロッドは、数量の迅速な調整によりエネルギー散逸能力の変化を実現する。
【0017】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、前記技術分野の当業者が有する知識の範囲内で、本発明の目的を逸脱することなく、さまざまな変更を行うことができる。
【要約】      (修正有)
【課題】フレームの耐震エネルギー散逸性能を向上させるフレーム内の塑性節点に使用される取り付け構造を提供する。
【解決手段】第1継手11と第2継手は、フレーム内に取り付けられる2つの梁端にそれぞれ使用され、第1継手11と第2継手は、ピン軸により取り付けられ、フレーム内の2つの梁端との取り付けにそれぞれ使用される第1プレート本体13、第2プレート本体14を含み、第2プレート本体14には、間にエネルギー散逸構造が配置されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5