(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとを備え、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備えている、請求項1に記載の外科手術台。
前記基部部材および前記プラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの基部チャネルを前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成されている、請求項1に記載の外科手術台。
前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置された1つ以上の壁をさらに備え、前記1つ以上の壁は、前記基部部材の前記少なくとも1つのチャネルと前記プラットフォーム部材の前記少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成されている、請求項1に記載の外科手術台。
前記基部部材と前記プラットフォーム部材とは、前記同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバと前記2つの同心環状壁の間に配置された第2の環状チャンバとを画定し、それによって、前記プラットフォーム部材の第1のチャネルと前記基部部材の第1のチャネルとが、連続流体連通するように構成され、前記基部部材の第2のチャネルと前記プラットフォーム部材の第2のチャネルとが、連続流体連通するように構成されている、請求項5に記載の外科手術台。
前記基部部材は、入力源と前記少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定する、請求項1に記載の外科手術台。
前記ノズルは、前記第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルと、前記第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルとを画定し、自己掃気システムを作成する、請求項2に記載の外科手術台。
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置され、前記1つ以上のガスケットは、前記2つの同心環状壁に隣接している、請求項5に記載の外科手術台。
前記少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとを備え、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備えている、請求項11に記載の方法。
前記基部部材および前記プラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの基部チャネルを前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成されている、請求項11に記載の方法。
前記外科手術装置は、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置された1つ以上の壁をさらに備え、前記1つ以上の壁は、前記基部部材の前記少なくとも1つのチャネルと前記プラットフォーム部材の前記少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成されている、請求項11に記載の方法。
前記基部部材と前記プラットフォーム部材とは、前記同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバと前記2つの同心環状壁の間に配置された第2の環状チャンバとを画定し、それによって、前記プラットフォーム部材の第1のチャネルと前記基部部材の第1のチャネルとが、連続流体連通するように構成され、前記基部部材の第2のチャネルと前記プラットフォーム部材の第2のチャネルとが、連続流体連通するように構成されている、請求項15に記載の方法。
前記基部部材は、入力源と前記少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定する、請求項11に記載の方法。
前記ノズルは、第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルと、第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルとを画定し、自己掃気システムを作成する、請求項11に記載の方法。
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置され、前記1つ以上のガスケットは、前記2つの同心環状壁に隣接している、請求項16に記載の方法。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本明細書に説明される装置および方法は、麻酔薬を試料に供給することが可能な回転可能外科手術台を提供し、麻酔薬の流動が、台が回転させられているとき、維持される。
【0005】
いくつかの実施形態では、外科手術台が、提供され、外科手術台は、第1の表面および少なくとも1つの基部チャネルを画定する基部部材を備えている。外科手術台は、上面および底面を画定するプラットフォーム部材も備え得、底面は、基部部材の第1の表面に隣接するように構成され得、プラットフォーム部材は、少なくとも1つのプラットフォームチャネルを画定し得、少なくとも1つのプラットフォームチャネルおよび少なくとも1つの基部チャネルは、流体連通し、プラットフォーム部材は、該流体連通を維持しながら基部部材に対して回転するように構成され得る。外科手術第は、プラットフォーム部材における上面上に配置されたノズルを画定し得、ノズルは、少なくとも1つのプラットフォームチャネルと流体連通する。
【0006】
いくつかの実施形態では、基部部材の少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとをさらに備え得、少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備え得る。
【0007】
いくつかの実施形態では、ノズルは、第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルおよび第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルを画定し、自己掃気システムを作成し得る。
【0008】
いくつかの実施形態では、外科手術台の基部部材およびプラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの基部チャネルを少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成され得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、外科手術台は、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に配置された1つ以上の壁をさらに備え得、1つ以上の壁が、基部部材の少なくとも1つのチャネルとプラットフォーム部材の少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成され得る。
【0010】
いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材の底面および基部部材の第1の表面のうちの少なくとも1つは、2つの同心環状壁を画定し得る。そのような場合、いくつかの実施形態では、1つ以上のガスケットが、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に配置され、1つ以上のガスケットは、2つの同心環状壁に隣接する。
【0011】
いくつかのなおもさらなる実施形態では、基部部材およびプラットフォーム部材は、プラットフォーム部材の第1のチャネルおよび基部部材の第1のチャネルが連続流体連通するように構成され得、基部部材の第2のチャネルおよびプラットフォーム部材の第2のチャネルが連続流体連通するように構成され得るように、同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバおよび2つの同心環状壁の間に配置された第2の環状チャンバを画定し得る。
【0012】
いくつかの実施形態では、1つ以上のガスケットが、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に配置され得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、基部部材は、入力源と少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定し得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、外科手術装置によって試料を処理する方法が、提供され、方法は、第1の表面を画定する基部部材を提供することであって、基部部材は、少なくとも1つの基部チャネルを画定する、ことと、上面および底面を画定するプラットフォーム部材を提供することであって、底面は、基部部材の第1の表面に隣接するように構成され、プラットフォーム部材は、少なくとも1つのプラットフォームチャネルを画定し、少なくとも1つのプラットフォームチャネルおよび少なくとも1つの基部チャネルは、流体連通し、プラットフォーム部材は、該流体連通を維持しながら基部部材に対して回転するように構成される、ことと、プラットフォーム部材における上面上に配置されたノズルを提供することであって、ノズルは、少なくとも1つのプラットフォームチャネルと流体連通する、ことと、試料を外科手術装置に取り付けることと、麻酔薬を基部チャネルのうちの1つに供給することであって、麻酔薬は、麻酔薬が試料に投与されるように、少なくとも1つの基部チャネルから少なくとも1つのプラットフォームチャネルに、および少なくとも1つのプラットフォームチャネルからノズルに流動するように構成される、こととを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、基部部材の少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとをさらに備え得、少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備え得る。
【0016】
いくつかの実施形態では、ノズルは、第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルおよび第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルを画定し、自己掃気システムを作成し得る。
【0017】
いくつかの実施形態では、外科手術台の基部部材およびプラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの基部チャネルを少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成され得る。
【0018】
いくつかの実施形態では、方法は、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に1つ以上の壁を配置することをさらに含み得、1つ以上の壁は、基部部材の少なくとも1つのチャネルとプラットフォーム部材の少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成され得る。
【0019】
いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材の底面および基部部材の第1の表面のうちの少なくとも1つは、2つの同心環状壁を画定し得る。そのような場合、いくつかの実施形態では、1つ以上のガスケットが、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に配置され、1つ以上のガスケットは、2つの同心環状壁に隣接する。
【0020】
いくつかのなおもさらなる実施形態では、基部部材およびプラットフォーム部材は、プラットフォーム部材の第1のチャネルおよび基部部材の第1のチャネルが連続流体連通するように構成され得、基部部材の第2のチャネルおよびプラットフォーム部材の第2のチャネルが連続流体連通するように構成され得るように、同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバおよび2つの同心環状壁の間に配置される第2の環状チャンバを画定し得る。
【0021】
いくつかの実施形態では、1つ以上のガスケットが、基部部材の第1の表面とプラットフォーム部材の底面との間に配置され得る。
【0022】
いくつかの実施形態では、基部部材は、入力源と少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定し得る。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
外科手術装置であって、前記外科手術装置は、
第1の表面と少なくとも1つの基部チャネルとを画定する基部部材と、
プラットフォーム部材であって、前記プラットフォーム部材は、上面および底面を画定し、前記底面は、前記基部部材の前記第1の表面に隣接するように構成され、前記プラットフォーム部材は、少なくとも1つのプラットフォームチャネルを画定し、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと前記少なくとも1つの基部チャネルとは、流体連通し、前記プラットフォーム部材は、前記流体連通を維持しながら前記基部部材に対して回転するように構成されている、プラットフォーム部材と、
前記プラットフォーム部材における前記上面上に配置されたノズルと
を備え、
前記ノズルは、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと流体連通する、外科手術装置。
(項目2)
前記少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとを備え、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備えている、項目1に記載の外科手術台。
(項目3)
前記基部部材および前記プラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの基部チャネルを前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成されている、項目1に記載の外科手術台。
(項目4)
前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置された1つ以上の壁をさらに備え、前記1つ以上の壁は、前記基部部材の前記少なくとも1つのチャネルと前記プラットフォーム部材の前記少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成されている、項目1に記載の外科手術台。
(項目5)
前記プラットフォーム部材の前記底面および前記基部部材の前記第1の表面のうちの少なくとも1つは、2つの同心環状壁を画定する、項目1に記載の外科手術台。
(項目6)
前記基部部材と前記プラットフォーム部材とは、前記同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバと前記2つの同心環状壁の間に配置された第2の環状チャンバとを画定し、それによって、前記プラットフォーム部材の前記第1のチャネルと前記基部部材の前記第1のチャネルとが、連続流体連通するように構成され、前記基部部材の前記第2のチャネルと前記プラットフォーム部材の前記第2のチャネルとが、連続流体連通するように構成されている、項目1に記載の外科手術台。
(項目7)
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置されている、項目1に記載の外科手術台。
(項目8)
前記基部部材は、入力源と前記少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定する、項目1に記載の外科手術台。
(項目9)
前記ノズルは、第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルと、第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルとを画定し、自己掃気システムを作成する、項目2に記載の外科手術台。
(項目10)
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置され、前記1つ以上のガスケットは、前記2つの同心環状壁に隣接している、項目5に記載の外科手術台。
(項目11)
外科手術装置によって試料を処理する方法であって、前記方法は、
第1の表面および少なくとも1つの基部チャネルを画定する基部部材を提供することと、
上面および底面を画定するプラットフォーム部材を提供することであって、前記底面は、前記基部部材の前記第1の表面に隣接するように構成され、
前記プラットフォーム部材は、少なくとも1つのプラットフォームチャネルを画定し、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと前記少なくとも1つの基部チャネルとは、流体連通し、前記プラットフォーム部材は、前記流体連通を維持しながら前記基部部材に対して回転するように構成されている、ことと、
前記プラットフォーム部材における前記上面上に配置されたノズルを提供することであって、前記ノズルは、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと流体連通する、ことと、
試料を外科手術装置に取り付けることと、
麻酔薬を前記基部チャネルのうちの1つに供給することと
を含み、
前記麻酔薬は、前記少なくとも1つの基部チャネルから前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルに流動し、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルから前記ノズルに流動するように構成され、それによって、前記麻酔薬は、前記試料に投与される、方法。
(項目12)
前記少なくとも1つの基部チャネルは、第1の基部チャネルと、第2の基部チャネルとを備え、前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルは、第1のプラットフォームチャネルと、第2のプラットフォームチャネルとを備えている、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記基部部材および前記プラットフォーム部材のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つの基部チャネルを前記少なくとも1つのプラットフォームチャネルと接続するように構成されている、項目10に記載の方法。
(項目14)
前記外科手術装置は、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置された1つ以上の壁をさらに備え、前記1つ以上の壁は、前記基部部材の前記少なくとも1つのチャネルと前記プラットフォーム部材の前記少なくとも1つのチャネルとの間の流体連通を維持するように構成されている、項目10に記載の方法。
(項目15)
前記プラットフォーム部材の前記底面および前記基部部材の前記第1の表面のうちの少なくとも1つは、2つの同心環状壁を画定する、項目10に記載の方法。
(項目16)
前記基部部材と前記プラットフォーム部材とは、前記同心環状壁の最内側壁によって境界をつけられた第1の環状チャンバと前記2つの同心環状壁の間に配置された第2の環状チャンバとを画定し、それによって、前記プラットフォーム部材の前記第1のチャネルと前記基部部材の前記第1のチャネルとが、連続流体連通するように構成され、前記基部部材の前記第2のチャネルと前記プラットフォーム部材の前記第2のチャネルとが、連続流体連通するように構成されている、項目10に記載の方法。
(項目17)
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置されている、項目10に記載の方法。
(項目18)
前記基部部材は、入力源と前記少なくとも1つの基部チャネルとの間に流体接続を作成するように構成された1つ以上の側ポートをさらに画定する、項目10に記載の方法。
(項目19)
前記ノズルは、第1のプラットフォームチャネルと連続流体連通する内側シェルと、第2のプラットフォームチャネルと流体連通する外側シェルとを画定し、自己掃気システムを作成する、項目11に記載の方法。
(項目20)
1つ以上のガスケットが、前記基部部材の前記第1の表面と前記プラットフォーム部材の前記底面との間に配置され、前記1つ以上のガスケットは、前記2つの同心環状壁に隣接している、項目15に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0024】
(概観)
本発明の実施形態が、ここで、本発明の全てではないが、いくつかの実施形態が示される付随の図面を参照して以降により完全に説明されるであろう。実際、本発明は、多くの異なる形態において具現化され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるように解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすであろうように提供される。同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指す。
【0025】
新しい医療手技、薬品、および他の処置オプションの開発では、齧歯動物(すなわち、ラット、マウス等)が、多くの場合、ヒト対象への投与の前に新しい開発物の安全性および有効性を検証するための媒体として利用される。齧歯動物は、多くの場合、それらの利便性およびそれらのヒトとの遺伝的類似性から利用される。哺乳類として、齧歯動物は、それらのヒト対応物と類似する生物学的プロセスおよびシステムを共有するので、したがって、それらは、提案される医療手技に関連付けられる成功の可能性に関して効果的なインジケータである。
【0026】
多くの外科手術環境では、外科手術台または装置が、手技中に対象を支持および固定するために利用される。外科手術台は、試料を所望の位置に固定し得、手技が適切に完了されることを確実にするために試料の運動を制限し得る。加えて、麻酔薬も、多くの場合、試料が所望の位置に留まることを確実にするために利用される。伝統的に、別個の麻酔薬供給デバイス(例えば、自立)が、麻酔薬を試料に送達するために利用され、種々の管およびコードが麻酔薬供給デバイスを試料に接続するために自由に垂れ下がることをもたらす。これらの状況では、手術中の試料の周囲のナビゲーションは、面倒であり、試料を乱すリスクを生じさせる。加えて、従来の技術を使用する手技中の試料の再位置付けは、外科手術台から試料を解放すること、および/または外科手術台の周りで医師を移動させることを要求する。
【0027】
本明細書の下で説明される本発明の実施形態は、試料を処理するための回転可能外科手術台を提供する。加えて、本発明の実施形態は、試料が外科手術台の回転中に連続した麻酔薬を受け取り得るように、別個のデバイスとは対照的に、外科手術台を介して麻酔薬を試料に供給することを提供する。齧歯動物および小動物に加えて、当業者は、本明細書に議論されるデバイスおよび方法が任意の患者または試料に適応するためにスケール変更され得ることを理解するであろう。
【0028】
説明の明確化および便宜のために、本明細書に説明される実施形態は、流体連通を可能にする、および/または、それを維持する種々の構成要素、要素、部材等に関連して作製される。本明細書で使用されるように、用語「流体」は、固定された形状を有しておらず、流動することが可能である液体またはガス等の物質を指し得る。例として、下で説明されるいくつかの実施形態では、ガス状麻酔薬が、流体と見なされ得、それは、互いに流体連通する種々のそれぞれのチャネルを介して試料に投与され得る(例えば、麻酔薬は、第1のプラットフォームチャネルと流体連通する第1の基部チャネルに供給される)。
(回転可能外科手術台)
【0029】
本明細書に説明されるいくつかの実施形態は、基部部材と、プラットフォーム部材とを含む。基部部材およびプラットフォーム部材は、互いに隣接し、プラットフォーム部材が基部部材に対して回転し得るように構成され得る。プラットフォーム部材および基部部材の各々は、1つ以上のチャネルを画定し得、プラットフォーム部材の1つ以上のチャネルは、基部部材の1つ以上のチャネルと流体連通する。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材および基部部材の各々は、2つのチャネルを画定し得る。そのような実施形態では、処置剤(例えば、麻酔薬)が、プラットフォーム部材の第1のチャネルと流体連通する基部部材の第1のチャネルに供給され得る。いくつかの実施形態では、ノズル(例えば、ノーズコーン等)が、プラットフォームに固定される試料(例えば、他の齧歯動物のマウス)が麻酔薬を投与され得るように、プラットフォーム部材の上面に取り付けられ得る。このノズルは、プラットフォーム部材の第1のチャネルと流体連通し得る。下でさらに詳細に説明されるように、回転可能外科手術台のいくつかの実施形態は、ノズルにおいて自己掃気システムを作成するために、逆流(例えば、真空吸引)と併せてプラットフォーム部材および基部部材の両方の第2のチャネルを利用し得る。
【0030】
図1を参照すると、基部部材100の不透明上面図が示され、基部部材100は、第1の表面105、ガスケット110、第1の基部チャネル120、第2の基部チャネル130、内側環状チャンバ115、外側環状チャンバ135、第1の側ポート125、および第2の側ポート140を有する。基部部材100の第1の表面105は、プラットフォーム部材の底面(例えば、
図5の底面500)に隣接するように構成され得る。いくつかの実施形態では、基部部材は、1つ以上の環状壁を画定し得る。これらの環状壁は、1つ以上の環状チャンバを画定し得る。
図1に示される例示的実施形態では、内側環状チャンバ115および外側環状チャンバ135が、基部部材100の第1の表面105によって画定される環状壁145、150によって作成される。環境からの環状チャンバおよび基部チャネルの密封を促進するために、1つ以上のガスケット110が、基部部材100の第1の表面105上に配置され得る。
【0031】
基部部材100は、1つ以上の側ポート125、140と結合される外部源からそれぞれの内側環状チャンバ115または外側環状チャンバ135に流体を送達するために、または、それぞれの1つ以上の側ポート125、140を介して内側環状チャンバ115または外側環状チャンバ135から流体を除去するために、1つ以上のチャネルをさらに画定し得る。例として、
図1に示される基部部材100は、第1の基部チャネル120および第2の基部チャネル130を画定する。
図1に示されるように、これらのチャネルは、基部部材100の上面(例えば、第1の表面105)と底面(例えば、
図1に示される底面200)との間に位置し得る。基部部材100は、第1の基部チャネル120および第2の基部チャネル130が基部部材100の本体内に封入され、それによって形成されるように、中実本体であり得る。いくつかの実施形態では、チャネル120、130は、基部部材100内またはその上に形成され得るか、または、それらは、1つ以上の別個に取り付けられる導管を含み得る。これらのチャネルは、流体がそれを通って進行し得るように構成され得る。いくつかの実施形態では、基部部材100は、基部部材の上面がより大きい台または作業面の一部であるように、より大きい台または作業面に統合され得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、基部部材100は、1つ以上の側ポート(例えば、第1の側ポート125および第2の側ポート140)を画定し得る。第1の基部チャネル120は、第1の側ポート125と流体連通し得る。いくつかの実施形態では、この第1の側ポート125は、第1の側ポート125から第1の基部チャネル120を通して流動する麻酔薬または他の処置剤等の流体を供給され得る。第2の基部チャネル130は、第2の側ポート140と流体連通し得る。いくつかの実施形態では、逆流(例えば、真空または他の吸引)が、流体が第2の基部チャネル130を通って進行し得るように第2の側ポート140に印加され得る。いくつかの実施形態では、第2の基部チャネル130は、第1の基部チャネル120が逆流を受け取る間、第2の側ポート140から流体(例えば、麻酔薬または他の処置剤)を受け取り得る。いくつかの他の実施形態では、チャネル120、130の両方が、要求に応じて、同時または交互のいずれかで、流体もしくは逆流を受け取り得る。
【0033】
図2を参照すると、第2の底面200、およびその中のそれぞれのチャネル120、130を示す基部部材100の底面図が、描写される。
図2に示されるように、第1の基部チャネル120は、第1の側ポート125と内側環状チャンバ115とを接続するために位置付けられ得る。同様に、第2の基部チャネル130は、第2の側ポート140と外側環状チャンバ135とを接続するために位置付けられ得る。
図2に示されるように、いくつかの実施形態では、余分な材料が、重量および製造の費用を削減するために、
図2等に示されるように、基部部材100から除去され得る(例えば、部分的にくり抜かれる)。上で議論されるように、いくつかの実施形態では、基部部材100は、第1のチャネル120および第2の基部チャネル130が基部部材100の第1の表面105と第2の表面200との間に配置される(すなわち、基部部材の上部と底部との間に位置する)ように、中実部材であり得る。いくつかの実施形態では、余分な材料が、重量および製造の費用を削減するために、
図2等に示されるように、基部部材100から除去され得る。
【0034】
図3を参照すると、
図1の基部部材100の上面図が、チャネル120、130とともに図示される。ここでは、基部部材100の第1の表面105は、第1の基部チャネル120および第2の基部チャネル130の配列を明確に示す。これらのチャネルは、それぞれ、内側環状チャンバ115および外側環状チャンバ135において終端するように示される。加えて、ガスケット110が、第1の表面105の上に示される。ガスケット110は、1つ以上の環状壁145、150の上縁上に配置され得、プラットフォーム部材によって画定される1つ以上の環状壁(例えば、
図5のプラットフォーム部材400の環状壁505、510)を取り囲むように構成され得る。ガスケット110は、チャンバとチャネルとの間の空気漏出を防止するために、それらのそれぞれの環状壁を越えて半径方向に内向きに延びているようにさらに構成され得る。例えば、基部部材100の外側環状壁150の頂上に配置されるガスケット110は、ガスケット110が以降で説明されるプラットフォーム部材400の外側環状壁505に接触するように半径方向に内向きに延び得る。そのような例では、ガスケット110は、外側環状壁505を取り囲む線形接点の周りで外側環状チャンバを実質的に密封し得る。ガスケット110は、基部部材100およびプラットフォーム部材400が隣接しているとき、基部部材100のガスケット110がプラットフォーム部材400の底面500に接触しないように、基部部材105の底面の中に後退させられているようにさらに構成され得る。
【0035】
図4を参照すると、基部部材100上に据え付けられるプラットフォーム部材400の上面図が、図示される。描写されるプラットフォーム部材400は、上面405と、ノズル410と、1つ以上の切り欠き415と、ノズルチャネル425とを含む。プラットフォーム400は、その上に試料を保持し、基部部材100に対して回転するように構成される。例として、プラットフォーム400は、いずれかの方向(例えば、時計回りおよび/または反時計回り方向)において基部部材100に対して360度回転し得る。さらに、本開示は、いずれかの方向におけるプラットフォーム400の任意の回数の完全または部分的回転が基部部材100に対して行われ得ることを考慮する。ノズル410は、本明細書に議論されるように、処置剤を試料に供給し得る。下でより詳細に説明されるように、
図6に関して、プラットフォーム部材は、1つ以上のプラットフォームチャネル(例えば、第1のプラットフォームチャネル515および第2のプラットフォームチャネル520)を画定し得る。
【0036】
同様に、
図5を参照して、プラットフォーム部材400の実施形態の底面図が、図示される。描写されるプラットフォーム部材400は、底面500と、内側環状壁510と、外側環状壁505と、第1のプラットフォームチャネル515と、第2のプラットフォームチャネル520と、1つ以上の切り欠き415とを含む。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材400の底面500の少なくとも一部は、動作中、基部部材100の第1の表面105に隣接するように構成され得る。いくつかの実施形態では、底面500は、内側環状壁510および外側環状壁505を画定し得る。基部部材100は、プラットフォーム部材を受け取るように構成され得、それによって、内側環状壁510および外側環状壁505は、基部部材100の第1の表面105によって画定される1つ以上の環状壁145、150によって画定される空間内で入れ子になる。例として、基部部材100の第1の表面105がプラットフォーム部材400の底面500に隣接するとき、基部部材100の外側環状壁150は、プラットフォーム部材400の外側環状壁505を取り囲み得る。同様に、そのような例では、基部部材100の内側環状壁145は、プラットフォーム部材400の内側環状壁510を取り囲み得る。さらに、そのような実施形態では、プラットフォーム部材400と基部部材100との間の接続は、内側環状チャンバ115が内側環状壁510の半径方向に内向きに画定され、外側環状チャンバ135が内側環状壁510と外側環状壁505との間に画定されるようなものであり得る。
【0037】
いくつかの実施形態では、基部部材100およびプラットフォーム部材400のうちの1つのみが、環状壁および/またはチャンバを画定し得る。他の実施形態では、基部部材100および/またはプラットフォーム部材400は、いずれの部材にも取り付けられていない1つ以上の環状壁を受け取るように構成され得る。例えば、1つ以上の別個の壁部材が、1つ以上のチャンバを作成するために、プラットフォーム部材と基部部材との間に設置され得る。加えて、円形または環状壁として示されるが、本開示は、回転可能封入体またはチャンバを作成することが可能な任意の形状が使用され得ることを考慮する。
【0038】
さらに
図5を参照すると、第1のプラットフォームチャネル515の一方の端部は、内側環状壁510の半径方向に内向きに作成される空間内に位置する内側環状チャンバ115内で終端し得る。同様に、第2のプラットフォームチャネル520の一方の端部は、内側環状壁510と外側環状壁505との間に作成される空間内に位置する外側環状チャンバ135内で終端し得る。基部部材100とプラットフォーム部材400との間の接続は、内側環状チャンバ115および外側環状チャンバ135が封入され得、互いに実質的に気密であり得るようなものであり得る。基部部材100とプラットフォーム部材400との間の接続は、第1のプラットフォームチャネル515および第1の基部チャネル120が連続流体連通し得るようなものであり得る。同様に、基部部材100とプラットフォーム部材400との間の接続はまた、第2のプラットフォームチャネル520および第2の基部チャネル130も連続流体連通し得るようなものであり得る。例として、第1の側ポート125に供給される流体は、第1の基部チャネル120を通り、内側環状チャンバ115の中に入り、第1のプラットフォームチャネル515を通って流動し得る。
【0039】
いくつかの実施形態では、基部部材100とプラットフォーム部材400との間の接続は、プラットフォーム部材400が基部部材の周りに回転し得るようなものであり得る。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材400および基部部材100は、それらの間の無制限の回転を可能にし得る。基部部材100の周りでのプラットフォーム部材400の回転は、基部部材に対するプラットフォーム部材の任意の回転位置に対して、第1の基部チャネル120と第1のプラットフォームチャネル515との間の連続流体連通、ならびに、第2の基部チャネル130と第2のプラットフォームチャネル520との間の連続流体連通を維持し得る。上で議論されるように、1つ以上のガスケット110は、基部部材100とプラットフォーム部材400との間のこの接続を促進し、装置に供給される流体の漏出を防止することに役立ち得る。加えて、プラットフォーム部材400は、基部部材100の周りでのプラットフォーム部材400のユーザ回転を促進するため等、プラットフォーム部材400の縁に沿って1つ以上の切り欠き415を画定し得る。
【0040】
図6を参照すると、プラットフォームチャネル515、520を示すプラットフォーム部材400の底面図が、図示される。上で議論されるように、第1のプラットフォームチャネル515は、内側環状壁510の半径方向に内側の一方の端部で終端するように示され、第2のプラットフォーム部材520は、内側環状壁510と外側環状壁505との間の一方の端部で終端するように示される。環状チャンバと反対の第1のプラットフォームチャネル515および第2のプラットフォームチャネル520の端部は、それぞれ、プラットフォーム部材400の上面405において終端し得る。
図4に示されるように、いくつかの実施形態では、1つ以上のプラットフォームチャネルは、ノズルチャネル425と流体連通し得る。
図5−6に示されるように、これらのチャネルは、プラットフォーム部材400の上面405と底面500との間に位置し得る。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材400は、第1のプラットフォームチャネル515および第2のプラットフォームチャネル520がプラットフォーム部材400の本体内で封入されるように中実であり得る。
【0041】
図7を参照すると、プラットフォーム部材400の上面405の上に取り付けられる例示的ノズル410が、図示される。ノズル410は、ノズルチャネル425と、内側シェル705と、外側シェル710と、シェルチャネル715とを含み得る。
図7に示される例示的実施形態では、ノズルチャネル425は、第1のプラットフォームチャネル515と流体連通し得、外側シェル710および内側シェル705を通って延び、ノズル410の内側シェル705内で終端し得る。加えて、シェルチャネル715は、内側シェル705と外側シェル710との間に位置する空間によって画定され得る。いくつかのなおもさらなる実施形態では、シェルチャネル715は、第2のプラットフォームチャネル520と流体連通し得る。シェルチャネル715は、
図7に示されるように、半円形開口部が内側シェル705と外側シェル710との間に画定されるように、ノズル410の周縁の付近で終端し得る。いくつかの実施形態では、麻酔薬が、ノズルチャネル425を使用して対象に投与され得、逆流(例えば、真空または他の吸引)が、ノズルチャネル425の周囲のシェルチャネル715に印加され、自己掃気システムを作成し得、それによって、流体が、内側シェル705の内部においてノズル410内で放出され、流体は、周縁において内側シェル705と外側シェル710との間のシェルチャネル715の中に引き込まれ得る。試料の頭部は、流体処置剤を受け取るために、内側シェル705の内部のノズル410内に位置付けられ得る。
図7の例示的実施形態は、プラットフォーム部材400の上面405に取り付けられるノズル410を図示するが、本開示は、ノズルチャネル425と第1のプラットフォームチャネル515との間の流体連通が維持される限り、ノズル410がプラットフォーム部材に近接する任意の場所に位置し得ることを考慮する。
【0042】
図8−9を参照すると、基部部材100およびプラットフォーム部材400の断面図が、図示される。
図8では、第1の基部チャネル120は、基部部材100の第1の表面105によって画定される内側環状壁145の半径方向に内側の(それによって境界を付けられる)空間内の第1の環状チャンバ115内で終端するように図示される。第2の基部チャネル130は、内側環状壁145と外側環状壁150との間に作成される空間内の外側環状チャンバ135内で終端するように図示される。ガスケット110が、内側環状壁145および外側環状壁150の各々の頂上に図示される。いくつかの実施形態では、前述で説明されるように、ガスケットは、チャンバとチャネルとの間の空気漏出を防止するために、それらのそれぞれの環状壁を越えて半径方向に内向きに延び得る。
【0043】
図9を参照すると、基部部材100およびプラットフォーム部材400の断面図が、一緒に示される。
図9では、第1のプラットフォームチャネル515は、内側環状壁510の半径方向に内側の空間内の内側環状チャンバ115内の一方の端部で終端するように図示される。第1のプラットフォームチャネル515は、ノズルチャネル425と流体連通する上面405上の位置における第2の端部で終端するように図示される。上で議論されるように、ノズルチャネル425は、第1のプラットフォームチャネル515と流体連通し得、外側シェル710および内側シェル705を通して延び、ノズル410の内側シェル705内で終端し得る。第2のプラットフォームチャネル520は、内側環状壁510と外側環状壁505との間に作成される空間内の外側環状チャンバ135内の一方の端部で終端するように図示される。第2のプラットフォームチャネル520は、シェルチャネル715と流体連通する上面405上の位置における第2の端部で終端するように図示される。上で議論されるように、シェルチャネル715は、第2のプラットフォームチャネル520と流体連通し得、
図7に示されるように、半円形開口部が内側シェル705と外側シェル710との間に画定されるように、ノズル410の周縁の付近で終端し得る。
【0044】
図10を参照すると、基部部材100の第1の表面105がプラットフォーム部材400の底面(例えば、
図5に示される底面500)に隣接する回転可能外科手術台の斜視図が、表示される。下でさらに議論されるように、ユーザは、1つ以上の切り欠き415の使用を通して、基部部材100に対してプラットフォーム部材400を回転させ得る。
【0045】
図11を参照すると、代替プラットフォーム部材400の底面図が、表示される。
図11では、プラットフォーム部材400の底面500上に配置される2つの電気接点1100が、図示される。いくつかの実施形態では、回転可能外科手術台は、プラットフォーム部材の上面(例えば、
図12の上面405)上に配置される加熱面(例えば、
図12の加熱面1205)を備え得る。電気接点1100は、プラットフォーム部材400の本体内に配置され、電流を伝送するように構成される伝送媒体(例えば、ワイヤ、コイル等)の端部に対応し得る。いくつかの実施形態では、基部部材100も、電流を伝送するように構成される伝送媒体を備え得る。そのような実施形態では、電気接点1100は、プラットフォーム部材400の底面500が基部部材100の第1の表面105に隣接すると、基部部材の伝送媒体と電気連通し得る。電気連通は、プラットフォーム部材400が、プラットフォーム部材400と基部部材100との間に配置される電気ブラシ、スリップリング、回転電気インターフェース、回転電気コネクタ、コレクタ、スイベル、電気回転ジョイント、回転ユニオン等を介して基部部材100の周りに回転させられるときにさらに維持され得る。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材400および/または基部部材100は、電流が伝送媒体に提供され得るように、電源(例えば、バッテリ、電源コンセント等)と電気連通するように構成され得る。
【0046】
図12を参照すると、基部部材(例えば、
図1の基部部材100)と併せで代替プラットフォーム部材400の上面図が、図示される。いくつかの実施形態では、プラットフォーム部材400は、加熱面1205をさらに備え得る。上で説明されるように、加熱面1205は、試料を受け取るように構成されるパッドを画定し得る。加熱面1205は、電気接点1100に関連付けられる伝送媒体によって供給される電流を介して、試料の体温が影響を受け得るように(例えば、抵抗器等を介して)熱を発生させ得る。いくつかの実施形態では、(
図13に見られるような)加熱面1205は、ノズル410によって覆われるエリアの中に延び得る。本開示は、加熱面1205がプラットフォーム部材400の上面405の任意の部分を覆い得ること、および/または熱が本明細書に議論される任意の実施形態の任意の部材もしくは表面に印加され得ることを考慮する。電動加熱パッドと併せて説明されるが、本開示は、熱が種々の手段(例えば、化学加熱パッド、加熱ランプ等)から試料に提供され得ることを考慮する。
【0047】
継続して
図12を参照すると、プラットフォーム部材400は、1つ以上の対応する支柱1215を受け取るように構成される1つ以上の開口部1210をさらに画定し得る。1つ以上の開口部1210は、プラットフォーム部材400の上面404上の任意の場所に位置付けられ得る。さらに、1つ以上の開口部1210は、1つ以上の開口部1210の内側に配置される物体(例えば、支柱1215)の場所を確実にするために要求される任意の深さであり得る。支柱1215を描写する拡大エリアに見られるように、1つ以上の支柱1215は、支柱1215が開口部1210によって受け取られると、支柱1215の一部のみがプラットフォーム部材400の本体内に配置され得るように、段状(例えば、種々のサイズの直径)であり得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、支柱1215は、試料をプラットフォーム部材400に固定するために、固定部材(例えば、ストリング、弾性バンド等)が支柱および試料の周囲に巻き付き得るように構成され得る。いくつかの他の実施形態では、支柱1215は、それらが境界を形成するように位置付けられ得る。例として、1つ以上の支柱1215は、加熱面上に配置される試料の移動を限定または別様に制限するために、加熱面1205の外周の周りで配置され得る。いくつかのなおもさらなる実施形態では、プラットフォーム部材400の上面405は、プラットフォーム部材400の表面を少なくとも部分的に覆うゴム引きの面を備え得る。例として、ゴム引きの面は、ゴム引きの面上に配置される試料がゴム引きの面にピン留めされ得るように、厚さが3mm〜4mmのエラストマ(例えば、ゴム等)の層を画定し得る。加えて、ゴム引きの面は、プラットフォーム部材400の可能性として考えられる回転中に試料の移動に抵抗する試料とゴム引きの面との間の摩擦を介して、その上に配置される試料の位置付けも促進し得る。
【0049】
図12−13を参照すると、いくつかの実施形態において使用するための代替ノズル410(例えば、ノーズコーン)が、図示される。ノズル410は、
図13を参照すると、内側シェル705と、外側シェル710と、シェルチャネル715とを備え得る。上で説明される
図7のノズル410と同様に、シェルチャネル715は、外側シェル710と内側シェル705との間に作成される空間によって画定され得、ノズル410の周縁の付近で終端し得る。加えて、シェルチャネル715は、第2のプラットフォームチャネル520と流体連通し得、いくつかの実施形態では、自己掃気システムを作成するように、回転可能台に(上で議論される側ポート140を介して)印加される逆流(例えば、真空吸引)と併せて構成され得る。
【0050】
加えて、
図13に見られるようないくつかの実施形態では、ノズル410は、プラットフォーム部材400の上面405に取り付けられる(
図4に見られるような)ノズルチャネル425を伴わずに構成され得る。そのような実施形態では、ノズル410は、第1のプラットフォームチャネル515がプラットフォーム部材400の上面405上に配置される点において終端するように構成され得る。ノズル410は、第1のプラットフォームチャネル515によって供給される流体流動を導くために、第1のプラットフォームチャネル515を覆うようにさらに構成され得る。
【0051】
図14−15を参照すると、いくつかの実施形態では、2つの分離可能部材である上部プラットフォーム部材1400および底部プラットフォーム部材1500から成る代替プラットフォーム部材が、提供され得る。
図14に見られるように、上部プラットフォーム部材1400は、第1の上部プラットフォーム開口部1410、第2の上部プラットフォーム開口部1405、底面1420、陥凹面1425、および第1のキーイング特徴1415を画定し得る。上部プラットフォーム部材1400は、底部プラットフォーム部材(例えば、
図15の底部プラットフォーム部材1500)を受け取るように構成され得る。例として、上部プラットフォーム部材は、底部プラットフォーム部材の上面(例えば、
図15の上面1505)が上部プラットフォーム部材1400の陥凹面1425に隣接するように、底部プラットフォーム部材1500を受け取るように構成される陥凹を画定し得る。いくつかの実施形態では、上部プラットフォーム部材の厚さ(すなわち、試料が固定される表面と陥凹面1425との間の差異)は、1〜3mmであり得る。
【0052】
いくつかの実施形態では、上部プラットフォーム部材1400は、第1の上部プラットフォーム開口部1410が第1のプラットフォームチャネル515と流体連通するように構成され得る。加えて、上部プラットフォーム部材100は、第2の上部プラットフォーム開口部1405が第2のプラットフォームチャネル520と流体連通するように構成され得る。いくつかの実施形態では、上記のように、第1の上部プラットフォーム開口部1410は、上部プラットフォーム部材1400の上面上に配置されたノズル(例えば、ノズル410)を介して麻酔薬を齧歯動物に投与するように構成され得る。加えて、上記のように、第2の上部プラットフォーム開口部1405は、第2のプラットフォームチャネル520と流体連通し、逆吸引(例えば、真空吸引)を提供するように構成され得る。この連通は、上部プラットフォーム部材の上面上に配置されたノズルの周縁の付近に配置される第2の上部プラットフォーム開口部1405と流体連通するチャネル(例えば、
図12のシェルチャネル715)を介して自己掃気システムを作成し得る。上部プラットフォーム部材1400は、基部部材の上面(例えば、
図1の基部部材100の第1の表面105)に隣接するように構成される底面1420をさらに画定し得る。
【0053】
図15を参照すると、上面1505、底面1510、第1のプラットフォームチャネル515、第2のプラットフォームチャネル520、加熱面1205、電気要素1520、および第2のキーイング特徴1515を伴う底部プラットフォーム部材1500が、図示される。
図14を参照して議論されるように、底部プラットフォーム部材1500は、上部プラットフォーム部材1400によって受け取られるように構成され得る。例として、底部プラットフォーム部材1500は、上面1505が陥凹面1425に隣接するように、上部プラットフォーム部材1400内で入れ子になり得る。そのような例では、底部プラットフォーム部材1500の底面1510は、分離可能プラットフォーム部材(例えば、底部プラットフォーム部材1500および上部プラットフォーム部材1400)が基部部材(例えば、
図1の基部部材100)によって受け取られるとき、底面1420、1510の両方が基部部材の上面に隣接するように、上部プラットフォーム部材1400の底面1420と実質的に同じ高さであり得る。
【0054】
継続して
図15を参照すると、いくつかの実施形態では、底部プラットフォーム部材1500は、加熱面1205を備え得る。加熱面1205は、電気接点電気要素1520に関連付けられる伝送媒体によって供給される電流を介して、上部プラットフォーム部材1400の上面に取り付けられる試料の体温が影響を受け得るように、(例えば、抵抗器等を介して)熱を発生させ得る。例として、底部プラットフォーム部材1500が上部プラットフォーム部材1400によって受け取られると、加熱面1205は、上部プラットフォーム部材1400を(例えば、伝導、対流等を介して)加熱し得る。本開示は、加熱面1205が底部プラットフォーム部材1500の上面1505の任意の部分を覆い得ること、および/または熱が本明細書に議論される任意の実施形態の任意の部材もしくは表面に印加され得ることを考慮する。上記のように、電動加熱パッドと併せて説明されるが、本開示は、熱が種々の手段(例えば、化学加熱パッド、加熱ランプ等)から試料に提供され得ることを考慮する。
【0055】
いくつかの実施形態では、上面1505は、電気要素1520をさらに備え得る。電気要素1520は、底部プラットフォーム部材1500の本体内に配置され、電流を伝送するように構成される伝送媒体(例えば、ワイヤ、コイル等)に対応し得る。上記のように、いくつかの実施形態では、基部部材(例えば、
図1の基部部材100)も、電流を伝送するように構成される伝送媒体を備え得る。そのような実施形態では、電気要素1520はさらに、底部プラットフォーム部材1500の底面1510上に配置される電気接点(例えば、
図11の電気接点1100)を含み得る。電気要素1520は、底部プラットフォーム部材1500の底面1510が基部部材100の第1の表面105に隣接するとき、基部部材の伝送媒体と電気連通し得る。電気連通は、分離可能プラットフォーム部材(例えば、底部プラットフォーム部材1500および上部プラットフォーム部材1400)が、分離可能プラットフォーム部材と基部部材との間に配置される電気ブラシ、スリップリング、回転電気インターフェース、回転電気コネクタ、コレクタ、スイベル、電気回転ジョイント、回転ユニオン等を介して基部部材の周りに回転させられるときにさらに維持され得る。いくつかの実施形態では、底部プラットフォーム部材1500および/または基部部材は、電流が伝送媒体に提供され得るように、電源(例えば、バッテリ、電源コンセント等)と電気連通するように構成され得る。
【0056】
継続して
図14−15を参照すると、上部プラットフォーム部材1400および底部プラットフォーム部材1500は、それぞれ、第1のキーイング要素1415および第2のキーイング要素1515をさらに画定し得る。これらのキーイング要素は、上部プラットフォーム部材1400が定義された向きにおいてのみ底部プラットフォーム部材1500を受け取り得るように構成され得る。例として、第1のキーイング要素1415は、9辺多角形を画定し得、第2のキーイング要素1515は、対応する9辺多角形を画定し得る。そのような例では、キーイング要素は、第1の上部プラットフォーム開口部1410および第2の上部プラットフォーム開口部1405が第1のプラットフォームチャネル515および第2のプラットフォームチャネル520とそれぞれ流体連通し得るような向きにおいて底部プラットフォーム部材1500を受け取る上部プラットフォーム部材1400を補助するように構成され得る。9辺多角形として
図14−15に図示されるが、本開示は、第1のキーイング要素1415および第2のキーイング要素1515が制限されることなく任意の数の形状を画定し得ることを考慮する。いくつかの実施形態では、第1のキーイング要素1415および第2のキーイング要素1515の各々は、上部プラットフォーム部材1400が、流体連通が底部プラットフォーム部材1500と上部プラットフォーム部材1400との間に維持される向きにおいてのみ底部プラットフォーム部材1500を受け取り得るように、対応する特有の形状を画定し得る。そのような実施形態では、キーイング要素によって画定される特有の形状は、プラットフォーム部材間のどんな不正確なかみ合いも防止し、その中で進行するどんなガスの漏出も防止するように機能し得る。
【0057】
本開示は、上部プラットフォーム部材1400が当分野で公知の任意の好適な加圧滅菌可能材料(例えば、ポリプロピレン、ステンレス鋼等)から作成され得ることも考慮する。例として、上部プラットフォーム部材1400は、上部プラットフォーム部材(すなわち、試料に接触する表面)が手技に続いて除去され、加圧滅菌手技を介して滅菌され得るように、ポリプロピレンプラスチックから成り得る。本開示は、底部プラットフォーム部材1500が、基部部材に対する底部プラットフォーム部材1500の回転を促進するために、軟質ゴム材料から作成され得ることをさらに考慮する。
(例示的動作および方法)
【0058】
上記の説明によって理解されるであろうように、本明細書に説明される回転可能外科手術台、システム、および方法は、試料(例えば、ラットまたは他の齧歯動物もしくは小動物)を処理(例えば、処置、手術、切開等)するために使用され得る。
図1−7に示される例示的実施形態では、試料は、プラットフォーム部材400の上面405に取り付けられ得る。基部部材100の第1の側ポート125は、麻酔薬または他の処置剤を供給され得る。この第1の側ポート125は、第1の側ポートに係合する1つ以上のコネクタ(例えば、医療管)を介して供給源(例えば、貯蔵タンク)に接続され得る。第1の側ポート125は、麻酔薬が第1の側ポート125を介して麻酔薬供給源からコネクタを通して第1の基部チャネル120の中に流動するように、基部部材100内に位置する第1の基部チャネル120と流体連通し得る。基部部材100は、回転可能プラットフォーム部材400を受け取るように、および/または、別様にそれと接続するように構成され得る。基部部材100およびプラットフォーム部材400のうちの少なくとも1つは、1つ以上の環状壁を画定し得る。基部部材100とプラットフォーム部材400との間の接続は、プラットフォーム部材400が基部部材100に隣接する(例えば、その上に置かれる)ようなものであり得る。例示的実施形態では、プラットフォーム部材400の環状壁505、510は、基部部材100内で入れ子になる。
【0059】
例示的実施形態では、基部部材とプラットフォーム部材との間の接続は、内側環状チャンバ115および外側環状チャンバ135をさらに画定する。内側環状チャンバ115は、第1の基部チャネル120と流体連通し得る。プラットフォーム部材400は、内側環状チャンバ115と流体連通し、第1の基部チャネル120と流体連通する第1のプラットフォームチャネル515をさらに画定し得る。したがって、処置剤は、内側環状チャンバ115を介して第1の基部チャネル120から第1のプラットフォームチャネル515を通して流動し得る。例示的実施形態では、第1のプラットフォームチャネル515は、プラットフォーム部材の上面405上の位置において終端し得る。さらに、この第1のプラットフォームチャネル515は、ノズルチャネル425と流体連通し得る。本ノズルチャネル425は、第1のプラットフォームチャネル515から流動する処置剤(例えば、ガス状麻酔薬)を受け取り、ノズル410を介して麻酔薬を試料に処分し得る。
【0060】
同様に、基部部材100の第2の側ポート140は、逆流(例えば、真空または他の吸引)を供給され得る。この第2の側ポート140は、1つ以上のコネクタ(例えば、医療管)を介して供給源(例えば、貯蔵タンク)に接続され得る。第2の側ポート140は、逆流が第2の側ポート140を介して第2の基部チャネル130から流体を除去するように、基部部材100内に位置するか、またはそれに取り付けられる第2の基部チャネル130と流体連通し得る。上で議論されるように、基部部材100は、プラットフォーム部材400を受け取るように、および/または別様にそれと接続するように構成され得、1つ以上の環状壁を画定し得る。
【0061】
例示的実施形態では、基部部材とプラットフォーム部材との間の接続は、外側環状チャンバ135を画定する。外側環状チャンバ135は、第2の基部チャネル130と流体連通し得る。プラットフォーム部材400は、外側環状チャンバ135と流体連通し、第2の基部チャネル130と本質的に流体連通する第2のプラットフォームチャネル520をさらに画定し得る。したがって、逆流は、外側環状チャンバ135を介して第2のプラットフォームチャネル520から第2の基部チャネル130に、かつ側ポート140の外に流体を引き込み得る。例示的実施形態では、第2のプラットフォームチャネル520は、プラットフォーム部材の上面405上の位置において終端し得る。さらに、この第2のプラットフォームチャネル520は、内側シェル705と外側シェル710との間のシェルチャネル715と流体連通し得る。このシェルチャネル715は、ノズル410の縁の周囲に配置され得、第2のプラットフォームチャネル520と流体連通し得る。故に、逆流は、第2のプラットフォームチャネル520を介してシェルチャネル715に印加され得る。ノズル410の周囲のシェルチャネル715およびノズルチャネル425に印加される逆流または吸引は、自己掃気システムを作成し得る。本開示に照らして当業者によって理解されるであろうように、自己掃気システムは、処置剤がシェルチャネル715から放出され、過剰な処置剤が逆流によってノズルチャネル425の中に引き込まれるように、逆転され得る。
【0062】
回転可能外科手術台を使用して試料を処理する例示的方法は、第1の側ポート125を介して、第1の基部チャネル120、内側環状チャンバ115、第1のプラットフォームチャネル515、およびノズルチャネル425を通り、試料に投与される麻酔薬を供給することを含む。逆流(例えば、ポンプまたは吸引)が、シェルチャネル715の周りで位置する空気または流体がシェルチャネル715に進入し、第2の側ポート140を介して、第2のプラットフォームチャネル520、外側環状チャンバ135、第2の基部チャネル130を通して逆流供給源(例えば、ポンプ)に流動するように第2の側ポート140に印加され得る。
【0063】
加えて、試料の処理中、上で説明されるプラットフォーム部材400と基部部材100との間の接続は、任意の角度において、かつ任意の回数の回転に対して、上で説明されるチャネル間の連続流体連通を維持しながら、プラットフォーム部材400が基部部材100の周りに回転させられることを可能にするように構成される。環状チャンバは、各環状チャンバがプラットフォーム/基部界面の回転中心から所定の半径方向距離に位置付けられるように、同心円状に配列され得る。そのような配列は、本明細書に説明される実施形態の無制限の回転接続性を促進し得る。1つ以上のガスケットが、プラットフォーム400と基部100との間の流体連通の維持を促進し、その界面における空気漏出を防止するために、基部部材100とプラットフォーム部材400との間に位置し得る。さらに、プラットフォーム部材400は、ユーザが基部部材100の周りでのプラットフォーム部材400の回転をもたらすことを補助するために、切り欠き(例えば、切り欠き415)を入れられ得る。
【0064】
本開示は、本発明が当分野で公知の任意の好適な材料(例えば、プラスチック、樹脂、セラミック、金属、ゴム等)から作成され得ることを考慮する。例として、本発明は、限定ではないが、とりわけ、3D印刷、射出成形を通して作成され得る。加えて、多くの場合要求される医療環境の無菌性質に起因して、本開示は、本発明が抗菌材料から成ること、または任意の様式の滅菌手技もしくはデバイス(例えば、オートクレーブ)を受け得ることを考慮する。本発明は、2つの部材(例えば、基部部材および取り付けられたノズルを伴うプラットフォーム部材)として描写されるが、本開示は、連続流体連通がそれぞれのチャネル間で維持される限り、本発明が任意の数の個々の部材または部品から成り得ることを考慮する。
【0065】
本明細書に議論される実施形態では、処置剤が、チャネルのうちの1つ以上のものを通してノズルに提供される。いくつかの実施形態では、処置剤は、例えば、気化イソフルラン等の麻酔薬であり得る。
【0066】
本明細書に記載される本発明の多くの修正および他の実施形態が、前述の説明および関連付けられる図面に提示される教示の利益を有する、これらの発明が関連する当業者に想起されるであろう。例えば、本明細書に示され、説明される基部部材およびプラットフォーム部材の各々は、2つのチャネルを含み、それらは、いくつかの実施形態では、それぞれ、ノズルに、処置剤を供給し、逆流を印加し得る。いくつかの実施形態では、処置剤を供給する、または逆流を印加する1つのみのチャネルが、提供され得る。いくつかの他の実施形態では、3つ以上のチャネルが、複数の処置剤、複数の逆流、またはそれらの組み合わせを適用するために提供され得る。3つ以上のチャネルを有する事例では、3つ以上の環状チャンバが、
図1−7に示される実施形態と類似する様式で、同心位置に同様に配列され得る。図は、本明細書に説明される装置、システム、および関連付けられる方法のある構成要素のみを示すが、種々の他の構成要素も、回転可能外科手術台の一部であり得ることを理解されたい。加えて、上で説明される方法は、ある場合、より少ないステップを含み得る一方、他の場合、追加のステップを含み得る。
【0067】
したがって、本発明は、開示される具体的実施形態に限定されるものではなく、修正および他の実施形態が、添付される請求項の範囲内に含まれることが意図されることを理解されたい。具体的用語が本明細書に採用されるが、それらは、限定の目的のためではなく、一般的かつ説明的意味においてのみ使用される。