(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するステープル処理装置及びステープル処理方法の実施例を図面に基づいて説明する。なお、この実施例により本願の開示するステープル処理装置及びステープル処理方法が限定されるものではない。また、実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付す。
【0010】
[実施例1]
<画像処理装置の構成>
図1は、実施例1の画像処理装置の構成例を示す図である。
図1において、画像処理装置1は、ステープル処理装置10と、第一ADF部21と、第二ADF部22と、原稿読取部23と、原稿排出部24とを有する。ステープル処理装置10は、制御部11と、ステープル検出部12と、ステープル除去部13と、蒸気発生部14と、嵌合緩和部15とを有する。第一ADF部21、ステープル検出部12、ステープル除去部13、蒸気発生部14、嵌合緩和部15、第二ADF部22、原稿読取部23、及び、原稿排出部24は、制御部11による制御の下で動作する。制御部11は、要否判断部111と、成否判断部112とを有する。
【0011】
画像処理装置1において、第一ADF部21は、オペレータによってシューター(図示省略)に置かれた原稿束DBを画像処理装置1内に搬送して取り込む。
【0012】
原稿束DBは、例えば
図2に示すように、原稿D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7の7枚の原稿で形成される。但し、画像処理装置1が処理の対象とする原稿束DBを形成する原稿の枚数は7枚に限定されない。
図2は、実施例1の画像処理装置の動作例の説明に供する図である。また、原稿束DBは原稿D1〜D7の7枚の原稿がステープルSP1,SP2により一纏めに綴じられた原稿の束である。
【0013】
第二ADF部22は、ステープル処理装置10での処理後の原稿束DBを原稿読取部23へ向かって搬送する。
【0014】
原稿読取部23は、ステープル処理装置10での処理後の原稿束DBに対する読取を行い、原稿D1〜D7の各原稿の画像を読み取る。
【0015】
原稿排出部24は、原稿読取部23での読取完了後の原稿D1〜D7を画像処理装置1外へ排出する。
【0016】
ステープル処理装置10において、ステープル検出部12は、原稿束DBを綴じているステープルの個数及び位置を検出する。以下では、原稿束DBを綴じているステープルの個数を「ステープル数」と呼び、原稿束DBを綴じているステープルの位置を「ステープル位置」と呼ぶことがある。
【0017】
ステープル除去部13は、ステープル検出部12によって検出されたステープル数及びステープル位置に従って、原稿束DBからステープルを除去する。ステープル除去部13によるステープルの除去は、成功する場合と失敗する場合とがある。以下では、ステープル除去部13によるステープルの除去に成功した原稿束DBを「除去成功原稿束」と呼び、ステープル除去部13によるステープルの除去に失敗した原稿束DBを「除去失敗原稿束」と呼ぶことがある。
【0018】
蒸気発生部14は、蒸気を発生し、発生した蒸気を除去成功原稿束に加える。蒸気発生部14は、嵌合緩和部15によって嵌合緩和処理が行われる前の除去成功原稿束に対して蒸気を加える。
【0019】
嵌合緩和部15は、蒸気が加えられた後の除去成功原稿束に対して「嵌合緩和処理」を施すことにより、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間に生じた嵌合力を緩和する。嵌合緩和部15が除去成功原稿束に対して施す嵌合緩和処理の詳細は後述する。
【0020】
なお、蒸気発生部14は、ステープル検出部12によるステープル数及びステープル位置の検出後で、かつ、ステープル除去部13によるステープルの除去前の原稿束DBに対して蒸気を加えても良い。また、ステープル処理装置10は、蒸気発生部14を有しなくても良く、嵌合緩和部15は、蒸気が加えられていない除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を施しても良い。ステープル処理装置10が蒸気発生部14を有することにより、嵌合緩和処理前の除去成功原稿束の各原稿D1〜D7に蒸気が吹き付けられるため、原稿D1〜D7に含まれる水分量を増加させることができ、嵌合緩和処理の際に捲れ上がり部が元の状態に復帰し易くなる。よって、ステープル処理装置10が蒸気発生部14を有することにより、嵌合緩和部15で行われる嵌合緩和処理の効果を高めることができる。
【0021】
制御部11において、要否判断部111は、嵌合緩和部15によって除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理が施される前に、嵌合緩和部15が除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を行う必要があるか否か(つまり、嵌合緩和処理の要否)を判断する。嵌合緩和処理の要否の判断の詳細は後述する。
【0022】
成否判断部112は、嵌合緩和部15によって除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理が施された後に、除去成功原稿束に対して施された嵌合緩和処理が成功したか否か(つまり、嵌合緩和処理の成否)を判断する。嵌合緩和処理の成否の判断の詳細は後述する。
【0023】
<ステープル処理装置の動作>
図3〜
図10は、実施例1のステープル処理装置の動作例の説明に供する図である。
【0024】
図3に示すように、ステープル除去部13によってステープルSP1,SP2が除去された後の原稿束DBでは、原稿束DBを形成する各原稿D1〜D7の紙面にステープル除去孔HL1,HL2,HL3,HL4が生じる。以下では、ステープル除去孔HL1,HL2,HL3,HL4を区別しない場合にはステープル除去孔HLと総称することがある。ステープル除去孔HL1,HL2は、原稿束DBからのステープルSP1の除去により生じたものであり、ステープル除去孔HL3,HL4は、原稿束DBからのステープルSP2の除去により生じたものである。
【0025】
また、
図4に示すように、原稿束DBからのステープルSP1の除去に伴って、ステープル除去孔HL1,HL2の周囲には捲れ上がり部TUが生じる。同様に、原稿束DBからのステープルSP2の除去に伴って、ステープル除去孔HL3,HL4の周囲にも、捲れ上がり部TUが生じる(図示省略)。そして、原稿束DBを形成する原稿D1〜D7の原稿間において捲れ上がり部TU同士が嵌合する。このような捲れ上がり部TU同士の嵌合は、第二ADF部22における除去成功原稿束のペーパージャムを誘発する。
【0026】
そこで、嵌合緩和部15は、以下のようにして、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間に生じた嵌合力を緩和する処理である「嵌合緩和処理」を除去成功原稿束に対して施す。以下、嵌合緩和処理の処理例1〜4を挙げる。
【0027】
<嵌合緩和処理例1:
図5,6,7>
図5において、嵌合緩和部15は、原稿台134と、押し潰し部135とを有する。押し潰し部135は、原稿台134に載せられた除去成功原稿束に生じた捲れ上がり部TUを捲れ上がり部TUの上部から押し潰す処理(以下では「押し潰し処理」と呼ぶことがある)を嵌合緩和処理として行う。この押し潰し処理は、例えば、
図5に示すように、原稿台134を静止させたまま、押し潰し部135を下方(−Z方向)へ移動させることによって行っても良い。また例えば、押し潰し処理は、
図6に示すように、押し潰し部135を静止させたまま、原稿台134を上方(+Z方向)へ移動させることによって行っても良い。
【0028】
除去成功原稿束の捲れ上がり部TUに対する押し潰し処理により、
図7に示すように、ステープル除去孔HL1,HL2から生じた捲れ上がり部TUはステープル除去孔HL1,HL2に復帰して、除去成功原稿束を形成する各原稿D1〜D7の各紙面と同一面上に復帰する。よって、押し潰し処理により、原稿D1〜D7の原稿間において互いに嵌合した捲れ上がり部TU同士の間の嵌合力が緩和される。
【0029】
<嵌合緩和処理例2:
図8>
図8において、嵌合緩和部15は、原稿押さえ部133−1,133−2と、原稿台134と、擦り部136とを有する。擦り部136は、原稿台134に載せられた除去成功原稿束に生じた捲れ上がり部TUを上部から押圧しながら擦る処理(以下では「擦り処理」と呼ぶことがある)を嵌合緩和処理として行う。この擦り処理は、例えば、擦り部136がXY平面を回転面として回転することにより行われる。また、擦り部136の回転による擦り処理により除去成功原稿束が原稿台134上で移動しないように、除去成功原稿束に対して擦り処理が施されている間は、原稿押さえ部133−1,133−2が除去成功原稿束の上部から除去成功原稿束を押さえ付ける。原稿押さえ部133−1,133−2による除去成功原稿束の押さえ付けは、原稿台134を静止させたまま原稿押さえ部133−1,133−2を下方へ移動させることにより行っても良く、または、原稿押さえ部133−1,133−2を静止させたまま原稿台134を上方へ移動させることにより行っても良い。
【0030】
除去成功原稿束の捲れ上がり部TUに対する擦り処理により、嵌合緩和処理例1と同様に、ステープル除去孔HL1,HL2から生じた捲れ上がり部TUはステープル除去孔HL1,HL2に復帰して、除去成功原稿束を形成する各原稿D1〜D7の各紙面と同一面上に復帰する(
図7)。よって、擦り処理により、原稿D1〜D7の原稿間において互いに嵌合した捲れ上がり部TU同士の間の嵌合力が緩和される。さらに、押し潰し処理と擦り処理とを併せて除去成功原稿束に施すことにより、押し潰し処理または擦り処理の何れか一方だけを除去成功原稿束に施すよりも、捲れ上がり部TU同士の間の嵌合力をさらに緩和することができる。
【0031】
<嵌合緩和処理例3:
図9>
図9において、嵌合緩和部15は、原稿台134と、振動部139とを有する。振動部139は、捲れ上がり部TUを有する除去成功原稿束が載せられた原稿台134を振動させることにより、除去成功原稿束に振動を与える処理(以下では「振動処理」と呼ぶことがある)を嵌合緩和処理として行う。振動部139は、例えば、超音波振動子を用いて実現される。
【0032】
この振動処理により、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間において互いに嵌合した捲れ上がり部TUが解れて離間するため、捲れ上がり部TU同士の間の嵌合力が緩和される。
【0033】
<嵌合緩和処理例4:
図10>
図10において、嵌合緩和部15は、空気噴射部138を有する。空気噴射部138は空気を噴射して、除去成功原稿束の側面に空気を吹き付ける処理(以下では「空気吹付処理」と呼ぶことがある)を嵌合緩和処理として行う。
【0034】
この空気吹付処理により、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間に空気が吹き込まれて原稿D1〜D7が互いに離間することに伴って、原稿D1〜D7の原稿間において互いに嵌合した捲れ上がり部TUも解けて離間するため、捲れ上がり部TU同士の間の嵌合力が緩和される。
【0035】
なお、押し潰し処理、擦り処理、振動処理、及び、空気吹付処理のうち、複数の処理を組み合わせて実施することも可能である。
【0037】
[実施例2]
<ステープル処理装置の動作>
図11〜
図16は、実施例2のステープル処理装置の動作例の説明に供する図である。
【0038】
図11において、ステープル処理装置10は、除去アーム131、除去爪132、原稿押さえ部133−1,133−2、及び、原稿台134を有する。除去アーム131、除去爪132、原稿押さえ部133−1,133−2、及び、原稿台134の制御は、制御部11によって行われる。ステープルSP1によって一纏めに綴じられた原稿束DBが原稿台134に載せられると、原稿押さえ部133−1,133−2が、原稿束DBの上部から原稿束DBを押さえ付ける。原稿押さえ部133−1,133−2による原稿束DBの押さえ付けは、原稿台134を静止させたまま原稿押さえ部133−1,133−2を下方へ移動させることにより行っても良く、または、原稿押さえ部133−1,133−2を静止させたまま原稿台134を上方へ移動させることにより行っても良い。
【0039】
次いで、
図12に示すように、除去アーム131がステープルSP1の位置まで移動し、除去爪132がステープルSP1と原稿束DBの紙面との間に差し込まれる。
【0040】
次いで、
図13に示すように、除去爪132がステープルSP1と原稿束DBの紙面との間に挿入された状態で除去アーム131が上方(+Z方向)へ持ち上げられることにより、原稿束DBからステープルSP1が除去される。原稿束DBから除去されたステープルSP1は除去アーム131を伝ってステープル処理装置10内に回収される。原稿束DBからのステープルSP1の除去により、原稿束DBにはステープル除去孔HL1,HL2が生じるとともに、ステープル除去孔HL1,HL2の周囲に捲れ上がり部TU(図示省略)が生じる。
【0041】
次いで、
図14及び
図15に示すように、原稿押さえ部133−1,133−2を上方に移動させるか、または、原稿台134を下方へ移動させることにより原稿押さえ部133−1,133−2を除去成功原稿束の紙面から離した後、原稿押さえ部133−1,133−2または原稿台134を水平移動させることにより、原稿押さえ部133−2をステープル除去孔HL1,HL2の真上の位置(つまり、捲れ上がり部TUの真上の位置)に移動させる。
【0042】
次いで、
図16に示すように、原稿押さえ部133−2は、除去成功原稿束に生じた捲れ上がり部TUに対して押し潰し処理を行う。原稿押さえ部133−2の底面によって捲れ上がり部TUが押し潰される。この押し潰し処理は、原稿台134を静止させたまま原稿押さえ部133−2を下方(−Z方向)へ移動させることによって行っても良く、または、原稿押さえ部133−2を静止させたまま原稿台134を上方(+Z方向)へ移動させることによって行っても良い。
【0043】
このように、実施例2では、除去アーム131及び除去爪132はステープル除去部13に相当し、原稿押さえ部133−2は嵌合緩和部15に相当する。つまり、実施例2では、原稿押さえ部133−2という同一の部品が、原稿束DBからステープルSP1を除去するときに原稿束DBを押さえる部品、及び、除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を施す部品として兼用される。このように、同一部品を、原稿束DBを押さえる部品と嵌合緩和処理を施す部品とに兼用することにより、ステープル処理装置10の装置構成を簡易にすることができるとともに、ステープル処理装置10の製造コストを削減することができる。
【0045】
[実施例3]
<ステープル処理装置の動作>
図17及び
図18は、実施例3のステープル処理装置の動作例の説明に供する図である。
【0046】
原稿束DBからのステープルSP1の除去後、実施例2と同様にして原稿押さえ部133−1,133−2を上方に移動させるか、または、原稿台134を下方へ移動させることにより原稿押さえ部133−1,133−2を除去成功原稿束の紙面から離した後、除去アーム131及び除去爪132、または、原稿台134を水平移動させることにより、
図17に示すように、除去爪132をステープル除去孔HL1,HL2の真上の位置(つまり、捲れ上がり部TUの真上の位置)に移動させる。
【0047】
次いで、
図18に示すように、除去爪132は、除去成功原稿束に生じた捲れ上がり部TUに対して押し潰し処理を行う。除去爪132の底面によって捲れ上がり部TUが押し潰される。この押し潰し処理は、原稿台134を静止させたまま除去爪132を下方(−Z方向)へ移動させることによって行っても良く、または、除去爪132を静止させたまま原稿台134を上方(+Z方向)へ移動させることによって行っても良い。
【0048】
このように、実施例3では、除去アーム131及び除去爪132は、ステープル除去部13及び嵌合緩和部15の双方に相当する。つまり、実施例3では、除去爪132という同一の部品が、ステープルSP1によって綴じられている原稿束DBからステープルSP1を除去する部品、及び、除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を施す部品として兼用される。このように、同一部品を、ステープルSP1を除去する部品と嵌合緩和処理を施す部品とに兼用することにより、ステープル処理装置10の装置構成を簡易にすることができるとともに、ステープル処理装置10の製造コストを削減することができる。
【0050】
[実施例4]
<ステープル処理装置の動作>
図19及び
図20は、実施例4のステープル処理装置の動作例の説明に供する図である。
図19において、嵌合緩和部15は、押し潰し部137を有する。押し潰し部137は、連結アーム137−1と、押し潰しアーム137−2,137−3とを有する。押し潰しアーム137−2,137−3は、ハの字状に回転可能に連結アーム137−1に接合されている。
【0051】
図19及び
図20に示すように、連結アーム137−1をステープル除去孔HL1とステープル除去孔HL2との間の位置で下方(−Z方向)へ移動させることにより、押し潰しアーム137−2と押し潰しアーム137−3との間隔が広がって、押し潰しアーム137−2,137−3が、除去成功原稿束に生じた捲れ上がり部TUに対して押し潰し処理を行う。この押し潰し処理は、連結アーム137−1を静止させたまま原稿台134を上方(+Z方向)へ移動させることによって行っても良い。
【0052】
[実施例5]
<画像処理装置の処理>
図21は、実施例5の画像処理装置の処理の一例の説明に供するフローチャートである。
【0053】
図21において、ステップST01では、ステープル検出部12は、第一ADF部21により搬送された原稿束DBを検出対象とし、原稿束DBを綴じているステープルの個数(つまり、ステープル数)、及び、原稿束DBを綴じているステープルの位置(つまり、ステープル位置を検出する。
【0054】
次いで、ステップST03では、制御部11は、ステップST01で検出されたステープルの中から「対象ステープル」を選択する。制御部11は、ステップST01で検出されたステープル数が1個である場合は、その1個のステープルを対象ステープルとして選択する。また、制御部11は、ステップST01で検出されたステープル数が2個以上である場合は、例えば、原稿束DBを綴じている複数のステープルの中から、原稿束DBの紙面の角に最も近接しているステープルを対象ステープルとして選択する。
【0055】
次いで、ステップST05では、制御部11は、ステップST01で検出されたステープル数が1個であるか否かを判断する。また、制御部11は、ステップST01で検出されたステープル位置に応じて、対象ステープルと、対象ステープルに最も近接するステープル(以下では「最近接ステープル」と呼ぶことがある)との間の距離(以下では「ステープル間距離」と呼ぶことがある)を算出し、ステープル間距離が閾値TH1以上であるか否かを判断する。ステープル数が1個である場合、または、ステープル間距離が閾値TH1以上である場合は(ステップST05:Yes)、処理はステップST07へ進む。一方で、ステープル数が2個以上で、かつ、ステープル間距離が閾値TH1未満である場合は(ステップST05:No)、処理はステップST33へ進む。
【0056】
ステップST07では、ステープル除去部13が、ステップST01で検出されたステープル位置に従って、対象ステープルを原稿束DBから除去する。
【0057】
次いで、ステップST09では、制御部11は、ステップST07での対象ステープルの除去が成功したか否かを判断する。ステップST09において、例えば、制御部11は、対象ステープルが原稿束DBに既に存在しない場合は、対象ステープルの除去が成功したと判断し、対象ステープルが原稿束DBに未だ残存している場合は、対象ステープルの除去が失敗したと判断する。対象ステープルの除去が成功した場合は(ステップST09:Yes)、処理はステップST11へ進み、対象ステープルの除去が失敗した場合は(ステップST09:No)、嵌合緩和処理及び原稿束DBの読取が行われることなく、処理はステップST45へ進む。
【0058】
ステップST11では、要否判断部111が、嵌合緩和部15によって除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理が行われる前に、嵌合緩和部15が除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を行う必要があるか否か(つまり、嵌合緩和処理の要否)を判断する。嵌合緩和処理が必要と判断された場合は(ステップST11:Yes)、処理はステップST13へ進み、嵌合緩和処理が不要と判断された場合は(ステップST11:No)、嵌合緩和処理が行われることなく、処理はステップST21へ進む。
【0059】
例えば、要否判断部111は、除去成功原稿束の厚さに基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、除去成功原稿束の厚さが閾値THA以上である場合は嵌合緩和処理が必要であると判断する一方で、除去成功原稿束の厚さが閾値THA未満である場合は嵌合緩和処理が不要であると判断する。除去成功原稿束の厚さが大きいほど(つまり、除去成功原稿束を形成する原稿の枚数が多いほど)、ペーパージャムの発生する確率がより高いからである。
【0060】
また例えば、要否判断部111は、ステップST07での対象ステープルの除去によって生じた捲れ上がり部TUを対象として、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの高さに基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、捲れ上がり部TUの高さが閾値THB以上である場合は嵌合緩和処理が必要であると判断する一方で、捲れ上がり部TUの高さが閾値THB未満である場合は嵌合緩和処理が不要であると判断する。捲れ上がり部TUの高さが大きいほど、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間に生じる嵌合力がより大きいからである。
【0061】
なお、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの高さが高いほど、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの角度がより大きくなる。そこで、要否判断部111は、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの高さに代えて、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの角度に基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、捲れ上がり部TUの角度が閾値THC以上である場合は嵌合緩和処理が必要であると判断する一方で、捲れ上がり部TUの角度が閾値THC未満である場合は嵌合緩和処理が不要であると判断しても良い。
【0062】
また例えば、要否判断部111は、ステップST07での対象ステープルの除去によって除去成功原稿束に生じたステープル除去孔HLの大きさに基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、ステープル除去孔HLの大きさが閾値THD以上である場合は嵌合緩和処理が必要であると判断する一方で、ステープル除去孔HLの大きさが閾値THD未満である場合は嵌合緩和処理が不要であると判断する。ステープル除去孔HLの大きさが大きいほど、除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の原稿間に生じる嵌合力がより大きいからである。
【0063】
なお、ステップST11の処理は、原稿束DBからの対象ステープルの除去が行われる前に行われても良い。
【0064】
ステップST13では、制御部11が、カウンタnを初期値の“0”にリセットする。
【0065】
次いで、ステップST15では、嵌合緩和部15が、除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理を施す。
【0066】
次いで、ステップST17では、制御部11が、カウンタnをインクリメントする。
【0067】
次いで、ステップST19では、成否判断部112が、嵌合緩和部15によって除去成功原稿束に対して嵌合緩和処理が施された後に、除去成功原稿束に対して施された嵌合緩和処理が成功したか否か(つまり、嵌合緩和処理の成否)を判断する。嵌合緩和処理が成功したと判断された場合は(ステップST19:Yes)、処理はステップST21へ進み、嵌合緩和処理が失敗したと判断された場合は(ステップST19:No)、処理はステップST29へ進む。
【0068】
例えば、成否判断部112は、嵌合緩和処理後の捲れ上がり部TUの除去成功原稿束の紙面に対する高さに基づいて嵌合緩和処理の成否を判断し、捲れ上がり部TUの高さが閾値THE以上である場合は嵌合緩和処理が失敗したと判断する一方で、捲れ上がり部TUの高さが閾値THE未満である場合は嵌合緩和処理が成功したと判断する。閾値THEは、閾値THBより小さい値であり、例えば、閾値THBの5分の1の値である。
【0069】
なお、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの高さが高いほど、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの角度がより大きくなる。そこで、成否判断部112は、除去成功原稿束の紙面に対する捲れ上がり部TUの高さに代えて、嵌合緩和処理後の捲れ上がり部TUの除去成功原稿束の紙面に対する角度に基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、捲れ上がり部TUの角度が閾値THF以上である場合は嵌合緩和処理が失敗したと判断する一方で、捲れ上がり部TUの角度が閾値THF未満である場合は嵌合緩和処理が成功したと判断しても良い。閾値THFは、閾値THCより小さい値であり、例えば、閾値THCの5分の1の値である。
【0070】
また例えば、成否判断部112は、嵌合緩和処理後のステープル除去孔HLの大きさに基づいて嵌合緩和処理の要否を判断し、嵌合緩和処理後のステープル除去孔HLの大きさが閾値THG以上である場合は嵌合緩和処理が失敗したと判断する一方で、嵌合緩和処理後のステープル除去孔HLの大きさが閾値THG未満である場合は嵌合緩和処理が成功したと判断する。嵌合緩和処理として例えば押し潰し処理が行われる場合は、嵌合緩和処理により、ステープル除去孔HLの大きさは、捲れ上がり部TUの復帰に伴って、嵌合緩和処理前より小さくなるからである。閾値THGは、閾値THDより小さい値であり、例えば、閾値THDの5分の1の値である。
【0071】
ステップST21では、制御部11が、原稿束DBを綴じている全てのステープルが除去され、かつ、原稿束DBを綴じている全てのステープルに対して嵌合緩和処理が施されたか否か(つまり、全ステープルの処理が完了したか否か)を判断する。全ステープルの処理が完了した場合は(ステップST21:Yes)、処理はステップST23へ進み、何れかのステープルの処理が完了していない場合は(ステップST21:No)、処理はステップST27へ進む。
【0072】
ステップST23では、第二ADF部22が、嵌合緩和処理後の除去成功原稿束を形成する原稿D1〜D7の各原稿を一枚ずつ分離して原稿読取部23へと搬送する。
【0073】
次いで、ステップST25では、原稿読取部23が、原稿D1〜D7の各原稿の画像を読み取る。
【0074】
一方で、ステップST27では、制御部11が、対象ステープルを変更する。対象ステープルの変更後、処理はステップST05に戻る。
【0075】
また、ステップST29では、制御部11が、カウンタnが閾値TH2に達しているか否かを判断する。カウンタnが閾値TH2に達している場合は(ステップST29:Yes)、処理はステップST45へ進み、カウンタnが閾値TH2に達していない場合は(ステップST29:No)、処理はステップST31へ進む。
【0076】
ステップST31では、嵌合緩和部15が、嵌合緩和処理のパラメータまたは嵌合緩和処理の方法を変更する。
【0077】
例えば、嵌合緩和処理として押し潰し処理が行われる場合は、ステップST31において、嵌合緩和部15は、次回のステップST15で行う押し潰し処理(つまり「第二の嵌合緩和処理」に相当)の押圧力を、今回のステップST15で行った押し潰し処理(つまり「第一の嵌合緩和処理」に相当)の押圧力よりも大きい値に設定することにより、押し潰し処理のパラメータを変更する。このように、嵌合緩和部15は、次回のステップST15では、第一の嵌合緩和処理の押圧力よりも大きい押圧力で第二の嵌合緩和処理を行う。これにより、次回のステップST15で行われる押し潰し処理による嵌合力の緩和度合を、今回のステップST15で行われた押し潰し処理による嵌合力の緩和度合よりも増加させることができ、嵌合力の緩和の強度を上げることができる。
【0078】
また例えば、嵌合緩和部15は、今回のステップST15で行った嵌合緩和処理(つまり「第一の嵌合緩和処理」に相当)が押し潰し処理であった場合は、次回のステップST15で行う嵌合緩和処理(つまり「第二の嵌合緩和処理」に相当)を擦り処理に変更することにより、嵌合緩和処理の方法を変更する。このように、嵌合緩和部15は、次回のステップST15では、第一の嵌合緩和処理が採る第一処理方法とは異なる第二処理方法を採る第二の嵌合緩和処理を行う。嵌合緩和処理の方法を変更することで、嵌合力の緩和度合が増加することが期待されるからである。
【0079】
ステップST31の処理後、再び、ステップST15の処理が行われる。すなわち、嵌合緩和部15は、第一の嵌合緩和処理を行った後に第一の嵌合緩和処理が失敗したと判断された場合に(ステップST15,ステップST19:No)、第二の嵌合緩和処理を行う(ステップST15)。つまり、嵌合緩和部15は、嵌合緩和処理が失敗する度に、カウンタnが閾値TH2に達するまで、嵌合緩和処理をリトライする。
【0080】
一方で、ステップST33では、制御部11は、ステープル間距離が閾値TH1未満にある対象ステープル及び最近接ステープルにおいて、最近接ステープルに対する対象ステープルの位置関係(以下では「ステープル間位置関係」と呼ぶことがある)が、対象ステープルを原稿束DBから除去可能なものであるか否かを判断する。ステープル間位置関係が、対象ステープルを原稿束DBから除去可能なものである場合は(ステップST33:Yes)、処理はステップST35へ進み、ステープル間位置関係が、対象ステープルを原稿束DBから除去不能なものである場合は(ステップST33:No)、処理はステップST41へ進む。
【0081】
図22〜
図25は、実施例4のステープル間位置関係の一例を示す図である。
【0082】
制御部11は、ステープル間位置関係が
図22に示すものである場合は、ステープル間位置関係が、対象ステープルSPAを原稿束DBから除去不能なものであると判断する。
図22に示すステープル間位置関係では、対象ステープルSPAと最近接ステープルSPBとは互いに平行な状態で互いに近接しているため、対象ステープルSPAに対して+X方向に除去爪132が差し込まれるときに除去爪132の先端が最近接ステープルSPBに衝突してしまい、除去爪132を対象ステープルSPAに十分に差し込むことが困難であるからである。また、
図22に示すステープル間位置関係では、対象ステープルSPAに対して−X方向に除去爪132が差し込まれるときに最近接ステープルSPBが障害となり、除去爪132を対象ステープルSPAに差し込むことが困難であるからである。
【0083】
また、制御部11は、ステープル間位置関係が
図23に示すものである場合は、ステープル間位置関係が、対象ステープルSPAを原稿束DBから除去不能なものであると判断する。
図23に示すステープル間位置関係では、
図22と同様に対象ステープルSPAと最近接ステープルSPBとは互いに平行な状態で互いに近接しているため、対象ステープルSPAに対して−X方向に除去爪132が差し込まれるときに除去爪132の先端が最近接ステープルSPBに衝突してしまい、除去爪132を対象ステープルSPAに十分に差し込むことが困難であるからである。また、
図23に示すステープル間位置関係では、対象ステープルSPAに対して+X方向に除去爪132が差し込まれるときに最近接ステープルSPBが障害となり、除去爪132を対象ステープルSPAに差し込むことが困難であるからである。
【0084】
また、制御部11は、ステープル間位置関係が
図24に示すものである場合は、ステープル間位置関係が、対象ステープルSPAを原稿束DBから除去不能なものであると判断する。
図24に示すステープル間位置関係では、対象ステープルSPAと最近接ステープルSPBとはT字状に互いに近接しているため、対象ステープルSPAに対して+X方向に除去爪132が差し込まれるときに除去爪132の先端が最近接ステープルSPBに衝突してしまい、除去爪132を対象ステープルSPAに十分に差し込むことが困難であるからである。また、
図24に示すステープル間位置関係では、対象ステープルSPAに対して−X方向に除去爪132が差し込まれるときに最近接ステープルSPBが障害となり、除去爪132を対象ステープルSPAに差し込むことが困難であるからである。
【0085】
一方で、制御部11は、ステープル間位置関係が
図25に示すものである場合は、ステープル間位置関係が、対象ステープルSPAを原稿束DBから除去可能なものであると判断する。
図25に示すステープル間位置関係では、
図24と同様に対象ステープルSPAと最近接ステープルSPBとはT字状に互いに近接しているが、対象ステープルSPAに対して+Y方向または−Y方向に除去爪132が差し込まれるときに最近接ステープルSPBは障害とならないため、除去爪132を対象ステープルSPAに十分に差し込むことが可能であるからである。
【0086】
ステップST35では、ステープル除去部13は、対象ステープルを原稿束DBから除去する。
【0087】
次いで、ステップST37では、制御部11が、対象ステープルを中心にした所定の領域AR内の全ステープルの除去が完了したか否かを判断する。所定の領域AR内の全ステープルの除去が完了した場合は(ステップST37:Yes)、処理はステップST11へ進み、所定の領域AR内に除去が完了していないステープルが残っている場合は(ステップST37:No)、処理はステップST39へ進む。
【0088】
ステップST39では、制御部11が、対象ステープルを変更する。対象ステープルの変更後、処理はステップST33に戻る。
【0089】
一方で、ステップST41では、制御部11が、所定の領域AR内に、未だ対象ステープルとして選択されていないステープル(以下では「残ステープル」と呼ぶことがある)があるか否かを判断する。所定の領域AR内に残ステープルがある場合は(ステップST41:Yes)、処理はステップST43へ進み、所定の領域AR内に残ステープルがない場合は(ステップST41:No)、処理はステップST45へ進む。
【0090】
ステップST43では、制御部11が、対象ステープルを変更する。対象ステープルの変更後、処理はステップST33に戻る。
【0091】
また、ステップST45では、原稿排出部24が、除去失敗原稿束をオフセットしてスタッカー(図示省略)に排出する。これにより、除去成功原稿束に対して除去失敗原稿束がオフセットしてスタックされる。
【0092】
ここで、原稿束DBを綴じている二つのステープル間の距離が閾値TH1未満である場合は(ステップST05:No)、ステップST33〜ST43の処理が行われた後にステップST15の処理が行われることになるため、ステープル除去部13がそれら二つのステープルの全てを除去した後に、嵌合緩和部15が嵌合緩和処理を行うことになる。一方で、原稿束DBを綴じている二つのステープル間の距離が閾値TH1以上である場合は(ステップST05:Yes)、それら二つのステープルの各々に対してステップST07,ST15の処理が順に行われることになるため、ステープル除去部13がそれら二つのステープルのうちの一方のステープルを除去した後に、嵌合緩和部15がその一方のステープルが除去された箇所において第一の嵌合緩和処理を行い、第一の嵌合緩和処理の後に、ステープル除去部13がそれら二つのステープルのうちの他方のステープルを除去した後に、嵌合緩和部15がその他方のステープルが除去された箇所において第二の前記嵌合緩和処理を行うことになる。このように、原稿束DBを綴じている二つのステープル間の距離に応じてステープルの除去処理と嵌合緩和処理との順序を変更することで、ステープルの除去処理及び嵌合緩和処理を効率的に行うことができる。
【0094】
以上のように、実施例1〜4では、ステープル処理装置10は、ステープル除去部13と、嵌合緩和部15とを有する。ステープル除去部13は、ステープルによって綴じられている原稿D1〜D7の束である原稿束DBからステープルを除去する。嵌合緩和部15は、ステープルの除去後に、原稿D1〜D7の間に生じた嵌合力を緩和する嵌合緩和処理を行う。
【0095】
こうすることで、嵌合緩和処理後の原稿D1〜D7が第二ADF部22によって一枚ずつ搬送される際に原稿D1〜D7の各々が互いに分離し易くなるため、ペーパージャムの発生を防止することができる。
【0096】
[実施例6]
ステープル処理装置10は、例えば要否判断の基準や成否判断の基準等を記憶する記憶部を有しても良い。ステープル処理装置10が有する記憶部は、ハードウェアとして、例えば、メモリにより実現される。メモリの一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
【0097】
原稿読取部23は、ハードウェアとして、例えば、CIS(Contact Image Sensor)タイプのイメージセンサにより実現される。制御部11、要否判断部111、及び、成否判断部112は、ハードウェアとして、例えばプロセッサにより実現される。プロセッサの一例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、制御部11、要否判断部111、及び、成否判断部112は、プロセッサと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)によって実現されても良い。さらに、制御部11、要否判断部111、及び、成否判断部112は、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて実現されても良い。
【0098】
画像処理装置1での上記説明における各処理の全部または一部は、各処理に対応するプログラムを画像処理装置1が有するプロセッサに実行させることによって実現しても良い。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリに記憶され、プログラムがプロセッサによってメモリから読み出されて実行されても良い。また、プログラムは、任意のネットワークを介して画像処理装置1に接続されたプログラムサーバに記憶され、そのプログラムサーバから画像処理装置1にダウンロードされて実行されたり、画像処理装置1が読み取り可能な記録媒体に記憶され、その記録媒体から読み出されて実行されても良い。画像処理装置1が読み取り可能な記録媒体には、例えば、メモリカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、及び、Blu−ray(登録商標)ディスク等の可搬の記憶媒体が含まれる。また、プログラムは、任意の言語や任意の記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。また、プログラムは必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールや複数のライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものも含む。
【0099】
画像処理装置1の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、画像処理装置1の全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。