【実施例】
【0141】
下記の実施例は、本開示の特定の実施形態を実証するために含まれる。下記の実施例において開示されている技術は、本開示の実施において良好に機能する技術を表し、したがって、その実施のための特定のモードを構成すると考えることができることを当業者は認識すべきである。しかし、当業者は、本開示に照らして、開示されている特定の実施形態において多くの変更を行うことができ、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなくそれでもなお類似または同様の結果を得ることを認識すべきである。
【0142】
本開示の化合物は、以下のスキームおよび実施例の手順に従って、適当な材料を使用して調製することができ、以下の具体例によりさらに例示する。さらに、当技術分野の通常の知識と併せて、本明細書に記載されている手順を利用することによって、本明細書で特許請求されている追加の本開示の化合物を容易に調製することができる。しかし、実施例において例示されている化合物は、本開示としてみなされる唯一の種類を形成すると解釈されるべきではない。実施例は、本開示の化合物の調製についての詳細をさらに例示している。以下の調製手順の条件およびプロセスの公知の変化形を使用して、これらの化合物を調製することができることは、当業者であれば容易に理解している。本開示において記載されている実施形態である化合物を合成するために、合成される化合物の構造の検査によって、それぞれの置換基のアイデンティティーを提供する。本明細書における実施例を前提として、最終生成物のアイデンティティーは一般に、検査の単純なプロセスによって必要な出発物質のアイデンティティーを明白にする。本化合物は一般的に、これらの薬学的に許容される塩、例えば、上に記載されているものなどの形態で単離される。一般に、本明細書に記載されている化合物は典型的には、室温および室内圧力で安定的および単離可能である。
【0143】
単離した塩に対応するアミン遊離塩基は、適切な塩基、例えば、水性炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムなどで中和すること、ならびに遊離したアミン遊離塩基を有機溶媒へ抽出し、これに続いてエバポレートすることによって生成することができる。このように単離したアミン遊離塩基は、有機溶媒への溶解、これに続く適当な酸の添加、およびその後のエバポレーション、沈殿または結晶化により別の薬学的に許容される塩へとさらに変換することができる。単離した塩に対応する遊離カルボン酸は、適切な酸、例えば、水性塩酸、硫酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムなどで中和すること、および遊離した遊離カルボン酸を有機溶媒へ抽出し、これに続いてエバポレートすることによって生成することができる。このように単離したカルボン酸は、有機溶媒への溶解、これに続く適当な塩基の添加、およびその後のエバポレーション、沈殿または結晶化により別の薬学的に許容される塩へとさらに変換することができる。
【0144】
本開示の化合物の調製の例証を以下に示す。スキーム中に他に指摘されていない限り、変数は、前述のものと同じ意味を有する。以下に提示される実施例は、本開示の特定の実施形態を例示することを意図する。以下に記載されるような合成において利用されている適切な出発物質、構成ブロックおよび試薬は、例えば、Sigma−AldrichまたはAcros Organicsから市販されているか、または文献、例えば「March's
Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure」第5版;John Wiley & Sons またはT. Eicher、S. Hauptmann「The Chemistry of Heterocycles; Structures, Reactions, Synthesis and Application」第2版、Wiley-VCH 2003年;Fieserら、「Fiesers' Reagents for organic Synthesis」、John
Wiley & Sons、2000年に記載されている手順により慣習的に調製することができる。
【0145】
一般的合成スキーム
YがNである式(I)の化合物は、下記の一般的合成スキームによって合成することができる。
【化14】
【0146】
上記の一般的合成スキームにおいて、Xは、脱離基であり、PGは、保護基であり、残りの可変部分は、本明細書において提供される通りである。式(C)の化合物は、式(A)の化合物と式(B)の化合物とを塩基の存在下で反応させることによって調製し、式(C)の化合物を形成することができる。式(D)の化合物は、適当な脱保護条件下で式(C)の化合物から形成される。式(D)の化合物は、塩基の存在下で式(E)の化合物と化合させて、式(I)の化合物を得ることができる。
【0147】
構造(A)および(B)の適当な化合物は、下記の実施例において記載している特定の方法によって、または当技術分野において公知の方法によって調製することができる。一部の実施形態では、Xは、ハロである。一部の実施形態では、PGは、BOCである。
一般的合成1
【化15】
ステップ1:2−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1a)
【0148】
炭酸カリウム(4.6g、33mmol)を、NMP(12mL)中の2−クロロ−4−ピリジンカルボニトリル(2.0g、14.4mmol)および3−ヒドロキシアゼチジン塩酸塩(1.7g、16mmol)に室温にて加え、混合物を封管内で80℃に2時間加熱した。混合物を室温に冷却し、H
2Oで処理し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。1:1のヘキサン/EtOAcから100%EtOAcの勾配を使用したクロマトグラフィー(ISCO、24gシリカカラム)による精製によって、2−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1a)が得られた。
ステップ2:2−(3−オキソアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1b)
【0149】
N−メチルモルホリン(1.9g、16mmol)、次いで、過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム(190mg、0.5mmol)を、分子篩(1g、活性化粉末状、4Å)を含むCH
2Cl
2(200mL)中の2−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1.9g、10.7mmol)に室温にて加えた。激しく撹拌しながら20分後、混合物をCeliteのパッドを通して濾過し、濃縮した。100%ヘキサンから1:3のヘキサン/EtOAcの勾配を使用したクロマトグラフィー(ISCO、24gシリカカラム)による精製によって、2−(3−オキソアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1b)が得られた。
1c:(4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1c)の合成
【0150】
DMF(2.0L)中の4−ブロモ−3−クロロフェノール(250g、1.21mol)およびTBSCl(272g、1.81mol)の溶液に、イミダゾール(164g、2.41mol)を加えた。次いで、反応物を30℃にて12時間撹拌した。反応混合
物をH
2O(3L)中に注ぎ、EtOAc(2L)で2回抽出した。合わせた有機層をH
2O(1L)およびブライン(1L)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。石油エーテルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによる精製によって、(4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1c)を得た。
ステップ3:2−(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1d)
【0151】
イソプロピルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体(1.3ml、1.7mmol、THF中1.5M)を、THF(0.9ml)中の(4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1c、370mg、1.15mmol)に室温にて滴下添加した。3時間後、反応物を0℃に冷却し、2−(3−オキソアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(199mg、1.15mmol)で一度に固体として処理した。1時間後、反応をH
2OおよびEtOAcでクエンチした。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。100%ヘキサンから1:3のヘキサン/EtOAcの勾配を使用したクロマトグラフィー(ISCO、4gシリカカラム)による精製によって、2−(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1d)が得られた。
ステップ4:2−(3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1e)
【0152】
2−MeTHF(4mL)中の2−(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1d)(180mg、0.43mmol)の溶液に、THF中の1MのTBAF溶液(0.6mL、0.59mmol)を室温にて加えた。30分後、混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、2−(3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(1e)が得られ、これをさらに精製することなく使用した。
一般的合成2
【化16】
ステップ1:2,6−ジクロロ−4−フルオロベンズアルデヒドオキシム(2b)
【0153】
2,6−ジクロロ−4−フルオロベンズアルデヒド(6.0g、31.2mmol)、NH
2OH・HCl(4.3g、62.4mmol)、Na
2CO
3(8.3g、78.7mmol)のエタノール−水(50ml、5:1)中の懸濁液を、室温にて3時間撹拌
した。反応物を真空下で凝縮し、残留物を水で処理し、それに続いて、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、2,6−ジクロロ−4−フルオロベンズアルデヒドオキシム(2b)を得た。
ステップ2:2,6−ジクロロ−4−フルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド(2c)
【0154】
DMF(10mL)中の2,6−ジクロロ−4−フルオロベンズアルデヒドオキシム(2b、5.5g、26.7mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(4.3g、32.0mmol)を加えた。反応物を、室温にて1時間撹拌した。混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、2,6−ジクロロ−4−フルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド(2c)を得て、これをさらに精製することなく次のステップにおいて使用した。
ステップ3:エチル5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキシレート(2d)
【0155】
THF(30mL)中の3−シクロプロピル−3−オキソ−プロピオン酸エチルエステル(5.0g、32.0mmol)の溶液に、Et
3N(10.8g、107.2mmol)を加え、反応物を室温にて30分間撹拌し、次いで、前のステップからの反応混合物(2,6−ジクロロ−4−フルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド(2c))を滴下添加した。このように得られた混合物を、室温にて2時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物を100mLの水および50mLのEtOAcで分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮し、シリカゲルカラム(PE/EA=10/1)によって精製し、エチル5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキシレート(2d)を得た。
ステップ4:(5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メタノール(2e)
【0156】
THF(30ml)中のエチル5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキシレート(2d、3.4g、9.3mmol)の溶液に、LiAlH
4(11.1ml、11.1mmol、ヘキサン中1M)を0℃にて滴下添加した。反応物を30分間撹拌した。1.0mlの水を加え、次いで、2.0gの10%NaOH、3.0mLの水を加えた。混合物を濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲルカラム(PE/EA=2/1)によって精製し、(5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メタノール(2e)を得た。LCMS(ESI):m/z302.0(M+1)
+。
1H NMR (500 MHz, CDCl
3): δ 7.22-7.20(d, J=8.5Hz, 2H), 4.42-4.41(d, J=6.0Hz, 2H), 2.19-2.16(m, 1H), 1.41-1.39(m, 1H), 1.29-1.26(m, 2H), 1.16-1.13(m, 2H).
一般的合成3
【化17】
ステップ1:メチル5−フルオロ−6−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ニコチネート(3a)
【0157】
DMF(100mL)中のアゼチジン−3−オール塩酸塩(2.8g、26mmol)、メチル6−ブロモ−5−フルオロニコチネート(5.0g、21mmol)、および炭酸カリウム(7.4g、53mmol)の混合物を、65℃にて19時間加熱した。混合物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、所望の生成物を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
10H
12FN
2O
3の計算値:227.1;実測値:227.0。
ステップ2:メチル5−フルオロ−6−(3−オキソアゼチジン−1−イル)ニコチネート(3b)
【0158】
ジクロロメタン(270mL)中のメチル5−フルオロ−6−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ニコチネート(4.7g、21mmol)の溶液を、デスマーチンペルヨージナン(9.7g、23mmol)で処理した。室温にて撹拌して6時間後、さらなる部分のデスマーチンペルヨージナン(1.5g)を加え、混合物を室温にて終夜撹拌した。終夜撹拌した後、混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理した。水相をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた抽出物を、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって2回精製し、所望の材料を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H2O+H]
+ C
10H
12FN
2O
4の計算値:243.1;実測値:243.0。
ステップ3:メチル6−(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(3c)
【0159】
2−メチルテトラヒドロフラン(14mL)中の(4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(4.5g、14mmol)の溶液を、シリンジを介してイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウム溶液(Aldrich、1.3M、11mL、15mmol)で滴下で処理した。このように得られた混合物をおよそ1時間撹拌し、次いで、氷水浴中で冷却した。メチル5−フルオロ−6−(3−オキソアゼチジン−1−イル)ニコチネート(2.0g、8.9mmol)を、2時間にわたり少しずつ加えた。混合物を室温にて終夜静置した。混合物を10%クエン酸水溶液でクエンチした。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、所望の粗生成物を得て、これをさらに精製することなく繰り越した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
22H
29ClFN
2O
4Siの計算値:467.2;実測値:46
7.1。
ステップ4:メチル6−(3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(3d)
【0160】
粗メチル6−(3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(およそ10mmol)を、テトラヒドロフラン(70mL)に溶解し、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム溶液(Aldrich、THF中1.0M、18mL、18mmol)で処理した。混合物を、LC/MSによって完了と見なされるまで室温にて静置し、次いで、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、中間体3dを得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
16H
15ClFN
2O
4の計算値:353.1;実測値:353.0。
(実施例1)
5−((4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)メチル)−4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾール
ステップ1:2,4−ジフルオロベンズアルデヒドオキシム
【化18】
【0161】
この化合物は、2,4−ジフルオロベンズアルデヒド(10g、70mmol)から出発して、一般的合成2、ステップ1において記載したような手順によって合成した。
ステップ2:2,4−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド
【化19】
【0162】
この化合物は、2,4−ジフルオロベンズアルデヒドオキシム(9g、57mmol)から出発して、一般的合成2、ステップ2において記載したような手順によって合成した。
ステップ3:エチル5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキシレート
【化20】
【0163】
この化合物は、2,4−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンズイミドイルクロリド(11
g、57mmol)から出発して、一般的合成2、ステップ3において記載したような手順によって合成した。
ステップ4:(5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メタノール
【化21】
【0164】
この化合物は、エチル5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキシレート(2.2g、8mmol)から出発して、一般的合成2、ステップ4において記載したような手順によって合成した。
ステップ5:4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール
【化22】
【0165】
CH
2Cl
2(2.3mL)中の(5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メタノール(113mg、0.45mmol)の溶液に、塩化チオニル(164μL、2.3mmol)を0℃にて加えた。混合物を15分間加熱還流させ、室温に冷却した。混合物を真空で濃縮した。さらなるCH
2Cl
2(5mL)を加え、混合物を再び濃縮した。このプロセスを3回繰り返し、過剰な塩化チオニルを除去した。粗残留物を、さらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップ6:2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル
【化23】
【0166】
4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール(113mg、0.45mmol)、2−(3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(中間体1e)(149mg、0.5mmol)およびK
2CO
3(124mg、0.9mmol)を、無水DMF(2.3mL)中で室温にて合わせた。混合物を65℃に窒素下で加熱した。2時間後、溶液を室温に冷却し、H
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出した。
合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。100%CH
2Cl
2から3:1のCH
2Cl
2/事前混合された60:35:5のCH
2Cl
2:Et
2O:MeOHの勾配を使用したクロマトグラフィー:ISCO(12gシリカカラム)による精製によって、表題化合物を得た。
ステップ7:2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチン酸(実施例1)
【化24】
【0167】
10Mの水酸化ナトリウム水溶液(0.67ml)を、エタノール(2mL)およびH
2O(2mL)中の2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチノニトリル(210mg、0.39mmol)に室温にて加え、混合物を封管内で60℃にて90分間加熱した。混合物を室温に冷却し、1MのHClで約5までpHを調整し、これは沈殿物が溶液から分離することをもたらした。溶液を濾過し、固体をEt
2Oですすぎ、真空で乾燥させ、2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチン酸(実施例1)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 13.41 (s, 1H), 8.19 (dd, J = 5.2, 0.8 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 8.5, 6.5 Hz, 1H), 7.49 - 7.34 (m, 2H), 7.28 - 7.15 (m, 1H), 7.05 - 6.96 (m, 2H), 6.88 - 6.74 (m, 2H), 6.20 (s, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.47 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 4.18 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 2.40
(tt, J = 8.3, 5.3 Hz, 1H), 1.20 - 1.00 (m, 4H).MS(ESI
+)(m/z)554.0(M+H)。
(実施例2)
2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチン酸
【化25】
中間体Aの合成:
【0168】
THF(500mL)中の(4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(1c、60g、187mmol)の溶液に、n−BuLi(2.5M、75mL)を−78℃にてN
2下で滴下添加した。反応物を−78℃にて1時間撹拌した。次に、THF(500mL)中のtert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(27g、155mmol)の溶液を、混合物に−78℃にて滴下添加した。次いで、反応物を20℃にて3時間撹拌した。反応混合物をH
2O(1L)中に注ぎ、EtOAc(2L)で3回抽出した。合わせた有機層を水(1L)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物を10:1の石油エーテル:EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、3−(4−((tertブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)アゼチジン−3−オール(中間体A)を得た。
ステップ1:tert−ブチル3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート
【0169】
THF(50.0mL)中のtert−ブチル3−(4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−クロロフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(中間体A、1.27g、3.07mmol)の溶液に、−10℃にて、THF中の1MのTBAF(3.68mL、3.68mmol)を滴下添加した。反応物を2時間撹拌し、濃縮し、tert−ブチル3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートを得て、これをさらに精製することなく使用した。
ステップ2:4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4
−フルオロフェニル)イソオキサゾール
【0170】
DCM(28.0mL)中の(5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メタノール(2e);845mg、2.80mmol)の溶液を、0℃に冷却した。塩化チオニル(1.02mL、14.0mmol)を加え、溶液を45℃にて1時間加熱した。反応物を濃縮乾固させ、次のステップにおいて精製せずに使用した。
ステップ3:tert−ブチル3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート
【0171】
DMF(28.0mL)中のtert−ブチル3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(922mg、3.07mmol)の溶液を、粗4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾールに加え、それに続いて、炭酸カリウム(773mg、5.60mmol)を加えた。混合物を60℃にて8時間加熱した。反応物を濃縮し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/Et
2O/MeOH)によって精製し、tert−ブチル3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートを得た。LCMS−ESI
+(m/z):[(M+H)−BOC]
+
計算値483.04;実測値483.04。
ステップ4:3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)アゼチジン−3−オール
【0172】
DCM(130mL)中のtert−ブチル3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(1.52g、2.60mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン中の4NのHCl(26.0mL、104mmol)を加えた。溶液を室温にて2.5時間撹拌し、濃縮乾固させ、3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)アゼチジン−3−オールを塩酸塩として得て、これをさらに精製することなく使用した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値483.04;実測値483.03。
ステップ5:メチル2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチネート
【0173】
メチル2−ブロモピリジン−4−カルボキシレート(0.466g、2.16mmol)、塩酸塩として3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)アゼチジン−3−オール(1.02g、1.96mmol)、炭酸セシウム(2.56g、7.85mmol)、(±)−BINAP(0.244g、0.392mmol)、酢酸パラジウム三量体(88.0mg、0.131mmol)および1,4−ジオキサン(40.0mL)の混合物を、85℃にて18時間加熱した。反応物を室温に冷却し、celite上で濾過し、シリカゲルクロマトグラフィー(アセトン/ヘキサン)によって精製し、メチル2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−
ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチネートを得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値618.08;実測値618.20。
ステップ6:2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチン酸(実施例2)。
【0174】
THF/水(1:1、10mL)中の2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチネート(617mg、0.997mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(83.6mg、1.99mmol)を加えた。溶液を90分間撹拌し、濃縮してTHFを除去し、水で希釈した。撹拌しながら酢酸(0.23mL、3.99mmol)を加え、これによって固体の沈殿がもたらされた。固体を濾過し、水、IPAおよびエーテルで洗浄し、真空下で乾燥させ、2−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)イソニコチン酸(実施例2)を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値604.06;実測値604.15。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 13.47 (br s, 1H), 8.18 (dd, J = 5.3, 0.8 Hz,
1H), 7.69 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.37 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 5.3, 1.4 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.86 (br s,
1H), 6.75 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.91 (s, 2H),
4.49 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 4.19 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 2.46 - 2.37 (m, 1H), 1.23 - 1.04 (m, 4H).
(実施例3)
6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸
【化26】
【0175】
ステップ1〜4は、実施例2の合成について記載した通りであった。
ステップ5:メチル6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート
【0176】
DMF(30.0mL)中のメチル6−クロロ−5−フルオロピリジン(235mg、1.24mmol)、塩酸塩として3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)アゼチジン−3−オール(495mg、0.952mmol)および炭酸カリウム(1.05g、7.61mmol)の混合物を、60℃にて1時間加熱した。反応物を濃縮し、水で希釈し、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/Et
2O/MeOH)によって精製し、メチル6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネートを得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値636.07;実測値635.96。
ステップ6:6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例3)
【0177】
THF/水(1:1、20.0mL)中のメチル6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール
−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(364mg、0.571mmol)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(41.3mg、0.984mmol)を加えた。溶液を18時間撹拌し、濃縮し、THFを除去し、水(10.0mL)で希釈した。1NのHClを使用してpHを3に調整した。固体を濾過し、水で洗浄し、ACN/水に溶解し、凍結乾燥し、6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例3)を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値622.05;実測値622.12。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.84 (bs, 1H), 8.44 (t, J = 1.7 Hz, 1H), 7.79 - 7.63 (m, 3H), 7.39 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.77
(dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.70 (d,
J = 9.8 Hz, 2H), 4.34 (d, J = 9.5 Hz, 2H), 2.50-2.43 (m, 1H), 1.22 - 1.08 (m, 4H).
中間体4:(3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)メタノール
【化27】
【0178】
一般的合成2に従って、ステップ1において2,6−ジクロロ−4−フルオロベンズアルデヒドから出発して、そしてステップ3においてアセト酢酸エチルを使用して、(3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)メタノール(中間体4)を合成した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ 計算値276.00;実測値276.05。
(実施例4)
6−(3−(2−クロロ−4−((3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸の調製
【化28】
【0179】
実施例3について記載した一般的手順に従って、中間体4を使用して、6−(3−(2−クロロ−4−((3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸を合成した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+
計算値596.04;実測値596.12。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 12.82 (bs, 1H), 8.44 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.74 - 7.66 (m, 3H), 7.39
(d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.75 (dd, J =
8.7, 2.6 Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.69 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 4.34 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 2.57 (s, 3H).
(実施例5)
6−(3−(2−クロロ−4−((4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸
【化29】
ステップ1:(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)ヒドラジン塩酸塩
【0180】
−5℃(内部温度、湿潤氷/アセトン浴)の37%塩酸(30mL)およびトリフルオロ酢酸(20mL)中の2,6−ジクロロ−4−フルオロアニリン(3.0g、17mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウムの水溶液(1.4g、20mmol、6mLの水)を滴下添加した。反応物を90分間撹拌し、次いで、内部温度≦2℃を保持しながら37%塩酸(16mL)中の塩化第一スズ二水和物(5.6g、25mmol)の溶液を15分にわたり加えた。混合物を終夜室温にて撹拌した。混合物を濾過し、収集した固体をイソプロピルアルコールで洗浄し、ハウスバキューム下で乾燥させ、表題化合物を得た。LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+ C
6H
6Cl
2FN
2の計算値:195.0;実測値:194.9。
ステップ2:エチル4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート
【0181】
N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(2.7mL、20mmol)を、エチル3−シクロプロピル−2−オキソプロパノエート(Synnovator、1.6
g、10mmol)に加え、室温にて終夜撹拌した。次いで、混合物を減圧下で濃縮乾固させた。残留物に、エタノール(40mL)、(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)ヒドラジン塩酸塩(2.6g、11mmol)、および37%塩酸(150μL)を連続的に加えた。反応物を室温にて4時間撹拌し、それに続いて、2日間加熱還流した。冷却した混合物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、表題化合物を得た。LCMS−ESI+(m/z):[M+H]+ C
15H
14Cl
2FN
2O
2の計算値:343.0;実測値:343.1。
ステップ3:(4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メタノール
【0182】
テトラヒドロフラン(50mL)中のエチル4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−カルボキシレート(1.5g、4.4mmol)の溶液を、−12〜−10℃に冷却した。水素化アルミニウムリチウムの溶液(Aldrich、テトラヒドロフラン中2M、2.6mL、5.2mmol)を滴下添加した。混合物を35分間撹拌した。混合物をクエンチし(Fieser手順)、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
13H
12Cl
2FN
2Oの計算値:301.0;実測値:301.1。
ステップ4:5−(クロロメチル)−4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール
【0183】
塩化チオニル(110μL、1.5mmol)を、ジクロロメタン(2.5mL)中の(4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メタノール(0.15g、0.51mmol)の溶液に加えた。混合物を60℃にて40分間加熱し、次いで、減圧下で濃縮し、所望の粗生成物を得て、これをさらに精製することなく繰り越した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
13H
11Cl
3FN
2の計算値:319.0;実測値:319.1。
ステップ5:メチル6−(3−(2−クロロ−4−((4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート
【0184】
DMF(3mL)中の4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール(0.16g、0.51mmol)の溶液を、メチル6−(3−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(0.20g、0.56mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.13g、0.86mmol)、および炭酸カリウム(0.14g、1.0mmol)で処理した。混合物を65℃にて終夜加熱し、次いで、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、所望の材料を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
29H
24Cl
3F
2N
4O
4の計算値:635.1;実測値:635.2。
ステップ6:6−(3−(2−クロロ−4−((4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例5)
【0185】
メチル6−(3−(2−クロロ−4−((4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチネート(0.35g、0.39mmol)および水酸化リチウム一水和物(49mg、1.2mmol)の混合物を、1:1のテトラヒドロフラン水溶液(6mL)に溶解し、混合物を室温にて撹拌した。完了すると、混合物を氷酢酸で酸性化し、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィ
ー(シリカゲル)によって精製し、6−(3−(2−クロロ−4−((4−シクロプロピル−1−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例5)を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
28H
22Cl
3F
2N
4O
4の計算値:621.1;実測値:621.2。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.85 (s, 1H), 8.44 (t, J = 1.6 Hz, 1H), 7.76 (d, J =
8.3 Hz, 2H), 7.70 (dd, J = 12.7, 1.7 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.40
(d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.80 (dd, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 6.28 (s, 1H), 5.01 (s, 2H), 4.69 (d, J = 9.8 Hz, 2H), 4.34 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 1.89 (tt, J = 8.4, 5.1 Hz, 1H),
0.93 (m, 2H), 0.65 (m, 2H).
(実施例6)
5−((1S,3S)−3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチン酸
【化30】
中間体5の合成
ステップ1:(5−ブロモ−6−メトキシピリジン−3−イル)メタノール
【化31】
【0186】
THF(500mL)中のメチル5−ブロモ−6−メトキシニコチネート(52.8g、215.0mmol)の溶液に、DIBAL−H(トルエン中1.0M)(344ml、344mmol)を−20℃にて加えた。次いで、混合物を室温にて2時間撹拌した。混合物を飽和NH
4Clでクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機の部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(PE/EtOAc=4/1)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ2:3−ブロモ−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン
【化32】
【0187】
CH
2Cl
2(500ml)中の(5−ブロモ−6−メトキシピリジン−3−イル)メタノール(42.2g、194mmol)および塩化tert−ブチルジメチルシリル(35.0g、232mmol)の溶液に、イミダゾール(19.8g、291mmol)を加えた。混合物を室温にて8時間撹拌した。混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機の部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ3:3−(ベンジルオキシ)−1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)シクロブタン−1−オール
【化33】
【0188】
3−ブロモ−5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン(61.2g、184mmol)を、アルゴン下で無水THF(500mL)に溶解し、THF中のn−ブチルリチウム(138mL、221mmol)の溶液(1.6M)を−78℃にて滴下添加した。混合物を同じ温度にて30分間撹拌した。次いで、THF(100mL)中の3−(ベンジルオキシ)シクロブタン−1−オン(35.7g、202mmol)の溶液を−78℃にて加え、混合物をそれに続いてこの温度にて30分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液をそれに続いて加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。ロータリーエバポレーター上での溶媒の除去の後、残留物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ4:3−(ベンジルオキシ)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)シクロブタン−1−オール
【化34】
【0189】
THF(300mL)中の3−(ベンジルオキシ)−1−(5−(((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)メチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)シクロブタン−1−オール(31.6g、73.6mmol)の溶液に、TBAF(88mL、1mol/L)を加えた。混合物を室温にて6時間撹拌し、次いで、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。有機相を濃縮し、表題化合物を得た。
ステップ5:5−(3−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチン酸
【化35】
【0190】
MeCN(300mL)およびH
2O(100mL)中の3−(ベンジルオキシ)−1−(5−(ヒドロキシメチル)−2−メトキシピリジン−3−イル)シクロブタン−1−オール(23.2g、73.6mmol)の溶液に、二酢酸ヨードベンゼン(64.4g、200mmol)およびTEMPO(7.86g、50mmol)を加え、溶液を室温にて2時間撹拌した。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。有機の部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。有機相を濃縮し、表題化合物を得た。
ステップ6:メチル5−(3−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート
【化36】
【0191】
THF/MeOH(200/50mL)中の5−(3−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチン酸(17.5g、粗製物)の溶液に、TMSN
2CH
3(50mL、20mol/L)を0℃にて加えた。混合物を室温にて3時間撹拌し、次いで、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(PE/EA=10.1)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ7:メチル5−(3−(ベンジルオキシ)−1−フルオロシクロブチル)−6−メトキシニコチネート
【化37】
【0192】
冷却したDCM(200mL)中のメチル5−(3−(ベンジルオキシ)−1−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート(15.2g、44.3mmol)の溶液に、シリンジによってDAST(8.0mL)を−78℃にて滴下添加した。5分間−78℃にて撹拌した後、反応物を−20℃に温め、75分間撹拌し、次いで、これをH
2O(100mL)でクエンチし、EtOAcで希釈し、相を分離した。有機相を飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄し、次いで、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(PE:EtOAc=4:1)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ8:メチル5−(3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート
【化38】
【0193】
MeOH(200mL)およびギ酸(10mL)中のメチル5−(3−(ベンジルオキシ)−1−フルオロシクロブチル)−6−メトキシニコチネート(12.7g、3.68mmol)の溶液に、Pdブラック(3.0g)を加えた。反応物をN
2下で激しく撹拌した。約1.5時間後、さらなるPdブラックを加え(1.5g)、反応物を終夜撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、飽和Na
2CO
3で洗浄した。有機相をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、油性残留物へと濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(MeOH:CH
2Cl
2=1:20)によって精製し、表題化合物を得た。
ステップ9:メチル6−メトキシ−5−(3−オキソシクロブチル)ニコチネート(中間体5)
【化39】
【0194】
MeCN(100mL)およびH
2O(30mL)中のメチル5−(3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート(4.0g、16.9mmol)の溶液に、二酢酸ヨードベンゼン(16.1g、50mmol)およびTEMPO(2.92g、18.6mmol)を加え、溶液を室温にて2時間撹拌した。混合物を飽和Na
2CO
3でクエンチし、次いで、酢酸エチルで希釈した。有機の部分をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、有機相を濃縮し、クロマトグラフィー(PE:EA=5:1)によって精製し、中間体5を得た。
ステップ10:4−((4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)メチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール
【0195】
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF、6mL)中の粗4−(クロロメチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール(実施例2、ステップ2に記載しているように調製;0.42g、1.3mmol)の溶液を、4−ブロモ−3−クロロフェノール(0.27g、1.3mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.34g、2.2mmol)、および炭酸カリウム(0.37g、2.6mmol)で処理した。混合物を60℃にて35分間加熱し、その後、これを冷却し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、所望の材料を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
19H
13BrCl
3FNO
2の計算値:491.9;実測値:492.0。
ステップ11:メチル5−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート
【0196】
アルゴンの雰囲気下で、2−メチルテトラヒドロフラン(2mL)中の4−((4−ブロモ−3−クロロフェノキシ)メチル)−5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール(0.83g、1.7mmmol)の溶液を、シリンジを介してイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウム溶液(Aldrich、テトラヒドロフラン中1.3M、1.3mL、1.7mmol)で滴下で処理した。4時間の経過の後、さらなる容量のイソプロピルマグネシウムクロリド/塩化リチウム溶液(1.3mL)を加えた。別の器において、アルゴンの雰囲気下で、テトラヒドロフラン(5mL)中のメチル6−メトキシ−5−(3−オキソシクロブチル)ニコチネート(中間体5、0.21g、0.90mmol)の溶液を、塩化ランタン(III)/2塩化リチウム溶液(Aldrich、テトラヒドロフラン中0.6M、1.5mL、0.9
mmol)で処理した。この混合物を室温にて1時間撹拌し、その後、これを−8℃の湿潤氷/アセトン浴中で冷却した。上記からのグリニャール溶液を、シリンジを介してケトン溶液に滴下添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で終夜撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。水相を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物を、飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、表題化合物を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
31H
27Cl
3FN
2O
6の計算値:647.1;実測値:647.1。
ステップ12:5−((1S,3S)−3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチン酸(実施例6)
【0197】
メチル5−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチネート(0.26g、0.40mmol)および水酸化リチウム一水和物(33mg、0.79mmol)の混合物を、1:1のテトラヒドロフラン水溶液(10mL)に溶解し、室温にて終夜撹拌した。揮発性物質を減圧下で大部分除去した。水性混合物を水で希釈し、10%塩酸水溶液で滴下で処理した。このように得られた混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した(少量の塩酸を加えて)。合わせた有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下濃縮した。残留物を、最初にフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって、次いで、分取HPLC(アセトニトリル/水、TFA)によって精製した。HPLCによって収集し合わせた画分を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、無水硫酸マグネシウムで処理し、濾過し、濃縮した。再び、残留物を酢酸エチルに溶解し、Celite珪藻土のパッドを通して濾過した。濾液を濃縮し、5−((1S,3S)−3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシシクロブチル)−6−メトキシニコチン酸(実施例6)を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
30H
25Cl
3FN
2O
6の計算値:633.1;実測値:633.1。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (bs, 1H), 8.58 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.13 (dd, J = 2.3, 0.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.5 Hz,
2H), 7.51 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.79 (dd, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 4.94 (s, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.15 - 3.03 (m, 2H), 2.91 (p, J = 8.8 Hz, 1H), 2.49 - 2.41 (m, 1H), 2.41 -
2.30 (m, 2H), 1.21 - 1.09 (m, 4H).
(実施例7)
2−(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチンアミド)エタン−1−スルホン酸
【化40】
【0198】
DMF(4mL)中の6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例3、0.11g、0.18mmol)の溶液を、HATU(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート、0.10g、0.27mmol)、それに続いて、タウリン(34mg、0.27mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(90μL、0.54mmol)で処理した。混合物を室温にて終夜撹拌し、次いで、分取HPLC(水/アセトニトリル/TFA)によって精製した。合わせた画分を水酸化アンモニウム溶液で処理し、濃縮し、2−(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチンアミド)エタン−1−スルホン酸(実施例7)をアンモニウム塩として得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
30H
26Cl
3F
2N
4O
7Sの計算値:729.1;実測値:729.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.34 (m, 2H), 7.73 - 7.61 (m, 3H), 7.37 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.29 - 6.95 (m, 4H), 6.92 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.75 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 6.22 (s, 1H), 4.90 (s, 2H), 4.63 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 4.29 (d, J = 9.6
Hz, 2H), 3.46 (q, J = 6.5 Hz, 2H), 2.63 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.45 - 2.38 (m, 1H), 1.16 (dt, J = 8.5, 3.1 Hz, 2H), 1.10 (dt, J = 5.4, 2.9 Hz, 2H).
(実施例8)
(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチノイル)グリシン
【化41】
ステップ1:メチル(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチノイル)グリシネート
【0199】
DMF(4mL)中の6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(
2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチン酸(実施例3、0.12g、0.19mmol)の溶液を、HATU(1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート、0.11g、0.29mmol)、それに続いて、グリシンメチルエステル塩酸塩(36mg、0.29mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(100μL、0.58mmol)で処理した。混合物を室温にて終夜撹拌し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチした。水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出物を、1:1の飽和塩化ナトリウム水溶液/飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、所望の生成物を得て、これをさらに精製することなく繰り越した。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
31H
26Cl
3F
2N
4O
6の計算値:693.1;実測値:693.2。
ステップ2:(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチノイル)グリシン(実施例8)
【0200】
テトラヒドロフラン水溶液(2:1、3mL)中の粗メチル(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチノイル)グリシネート(およそ0.19mmol)および水酸化リチウム一水和物(38mg、0.91mmol)の混合物を、室温にて3.5時間撹拌した。揮発性溶媒を、減圧下で除去した。残留物を水で希釈し、10%塩酸水溶液でpH1に酸性化した。酸性の水性混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮乾固させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製し、(6−(3−(2−クロロ−4−((5−シクロプロピル−3−(2,6−ジクロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−イル)メトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−5−フルオロニコチノイル)グリシン(実施例8)を得た。LCMS−ESI
+(m/z):[M+H]
+ C
30H
24Cl
3F
2N
4O
6の計算値:679.1;実測値:679.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)
δ 12.68 (s, 1H), 8.68 (t, J = 5.8 Hz, 1H), 8.44 (t, J = 1.7 Hz,
1H), 7.80 (dd, J = 13.2, 1.8 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8.5 Hz, 2H),
7.39 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 8.6, 2.6 Hz, 1H), 6.26 (s, 1H), 4.93 (s, 2H), 4.66 (d, J = 9.5 Hz, 2H), 4.32 (d, J = 9.3 Hz, 2H), 3.87 (d, J = 5.8 Hz, 2H),
2.48 - 2.42 (DMSOにより一部不明確, m, 1H), 1.16 (m, 4H).
(実施例9)
FRET活性アッセイ
【0201】
核内受容体FXRへのリガンド結合を定量化するためのリガンド媒介性コファクターペプチド相互作用の決定を下記の通り実施した。
【0202】
ヒトFXRアルファリガンド結合ドメインの調製:ヒトFXRアルファLBDを、N末端GSTタグ付融合タンパク質として大腸菌株BL21(DE3)に発現させた。FXRリガンド結合ドメインをコードするDNAを、ベクターpDEST15(Invitrogen)にクローニングした。発現は、IPTG誘導性T7プロモーターの制御下にあった。リガンド結合ドメインのアミノ酸境界は、データベースエントリーNM_005123(RefSeq)のアミノ酸187〜472であった。FXR−LBDの発現および精
製:形質転換した大腸菌株の終夜の前培養物をLB−アンピシリン培地中で1:20に希釈し、30℃で増殖させてOD
600=0.4〜0.6の光学密度にした。次いで、遺伝子発現を0.5mM IPTGの添加により誘発させた。30℃、180rpmでさらに6時間、細胞をインキュベートした。細胞を遠心分離(7000×g、7分、室温)により収集した。元の細胞培養物1リットル当たり10mLの溶解緩衝液(50mMグルコース、50mMトリスpH7.9、1mM EDTAおよび4mg/mLのリゾチーム)に細胞を再懸濁させ、氷上に30分間にわたり放置した。次いで、細胞を超音波処理にかけ、細胞デブリを、遠心分離(22000×g、30分、4℃)を介して除去した。上清10mL当たり0.5mLの予め洗浄したグルタチオン4Bセファローススラリー(Qiagen)を添加し、懸濁液を4℃で1時間ゆっくりと回転させた。グルタチオン4Bセファロースビーズを遠心分離(2000×g、15秒、4℃)によってペレット化し、洗浄緩衝液(25mMトリス、50mM KCl、4mM MgCl
2および1M NaCl)で2回洗浄した。ペレットを、元の培養物1リットル当たり3mLの溶出緩衝液中に再懸濁させた(溶出緩衝液:20mMトリス、60mM KCl、5mM MgCl
2および80mMグルタチオンを粉末として使用の直前に添加した)。懸濁液を4℃で15分間にわたり回転させたままでおき、ビーズをペレット化し、1回目に対して半分の容量の溶出緩衝液で再度溶出した。溶出液をプールし、60mM KCl、5mM MgCl
2ならびに1mMジチオトレイトールおよび10%(v/v)グリセロールを含有する20mM Hepes緩衝液(pH7.5)中で終夜透析した。タンパク質をSDS−Pageによって分析した。
【0203】
本方法は、精製された細菌発現FXRリガンド結合ドメイン(LBD)と、SRC−1の残基676〜700(LCD2、676−700)に基づく合成ビオチン化ペプチドとの間の相互作用をモジュレートする推定リガンド能力を測定する。使用したペプチドの配列は、B−CPSSHSSLTERHKILHRLLQEGSPS−COOH(配列番号1)であり、ここでN−末端はビオチン化されていた(B)。FXRのリガンド結合ドメイン(LBD)を、ベクターpDEST15を使用して、BL−21細胞内でGSTとの融合タンパク質として発現させた。細胞を超音波処理によって溶解し、融合タンパク質を、製造業者の指示に従いグルタチオンセファロース(Pharmacia)で精製した。FXR−ペプチド相互作用に対するこれらの影響に関する化合物のスクリーニングに、Perkin Elmer LANCE技術を適用した。この方法は、供与体から、目的の結合パートナーに結合している受容体蛍光体への結合依存エネルギー移動に依存する。取扱いを簡略化し、化合物の蛍光からのバックグランドを減少させるために、LANCE技術は、一般的蛍光体ラベルを利用し、時間分解検出アッセイは、20〜60ng/ウェルのGSTに縮合した組換え発現させたFXR−LBD、200〜600nMの、SRC1アミノ酸676〜700を示すN末端ビオチン化ペプチド、200ng/ウェルのストレプトアビジン−xlAPCコンジュゲート(Prozyme)および6〜10ng/ウェルのEu W1024−抗GST(Perkin Elmer)を含有するトリスベースの緩衝液(20mMトリス−HCl pH7.5;60mM KCl、5mM MgCl
2;35ng/μLのBSA)中、384ウェルプレート内で、最終容量25μLで行った。試料のDMSO含有量を1%で保持した。アッセイミックスの生成および潜在的FXR調節リガンドの希釈後、アッセイを、FIAプレートブラック384ウェル(Greiner)内、暗所で、室温で1時間かけて平衡化させた。LANCEシグナルをPerkin Elmer VICTOR2VTMマルチラベルカウンターで検出した。結果を、665および615nmにおける放射光の間での比をプロットすることによって視覚化した。FXR−ペプチド形成の基礎レベルを、リガンドを添加しない状態で観察した。複合体形成を促進するリガンドは、時間分解蛍光シグナルの濃度依存性の増加を誘発する。モノマーFXRと、FXR−ペプチド複合体の両方に等しく良好に結合する化合物は、シグナルに変更を起こさないと予想されるのに対して、モノマー受容体に選択的に結合するリガンドは、観察されるシグナルの濃度依存性の低減を誘発すると予想される。
【0204】
化合物のアゴニスト能を評価するため、実施例の化合物に対してEC
50値を決定した。下記の表2に列挙する(FRET EC
50)。
実施例10:哺乳動物のワンハイブリッド(M1H)アッセイ
【0205】
FXRのリガンド結合媒介性活性化を定量化するために、リガンド媒介性Gal4プロモーターで駆動されたトランス活性化の決定を下記の通り実施した。
【0206】
FXRリガンド結合ドメインをコードするcDNA部分を、ベクターpCMV−BD(Stratagene)に、酵母GAL4 DNA結合ドメインへの融合物として、CMVプロモーターの制御下でクローニングした。リガンド結合ドメインのアミノ酸境界は、データベースエントリーNM_005123(RefSeq)のアミノ酸187〜472であった。酵母GAL4結合部位の5つのタンデム反復を有する合成プロモーターを含有する、プラスミドpFR−Luc(Stratagene)をリポータープラスミドとして使用して、レポーター遺伝子としてのPhotinus pyralis(キタアメリカホタル)ルシフェラーゼ遺伝子の発現を推進した。実験精度を改善するために、プラスミドpRL−CMV(Promega)をコトランスフェクトした。pRL−CMVは、Renilla reniformisルシフェラーゼの発現を制御する構成CMVプロモーターを含有している。すべてのGal4レポーター遺伝子アッセイは、10%のウシ胎児血清、0.1mM非必須アミノ酸、1mMピルビン酸ナトリウム、および1mL当たり100単位のペニシリン/ストレプトアビジンを補充したL−グルタミンおよびEarle’s BSSを有するMEM中、37℃、5%CO
2で増殖させたHEK293細胞(DSMZ、Braunschweig、Germanyから入手)で行った。培地および補充物は、Invitrogenから入手した。アッセイのために、96ウェルプレート中の1ウェル当たり5×10
5の細胞を、フェノールレッドおよびL−グルタミンを含まず、10%の木炭/デキストラン処理したFBS(HyClone、South Logan、Utah)、0.1mM非必須アミノ酸、2mMグルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、および1mL当たり100単位のペニシリン/ストレプトアビジンを補充したEarle’s BSSを含む1ウェル当たり100μLのMEM中にプレーティングし、37℃、5%CO
2でインキュベートした。翌日、細胞は、>90%コンフルエンスであった。培地を除去し、上に記載されている3種のプラスミドを含む、1ウェル当たり20μLのOptiMEM−ポリエチレン−イミンベースの形質移入試薬(OptiMEM、Invitrogen;ポリエチレンイミン、Aldrich Cat No.40,827−7)を使用して細胞を一時的に形質移入した。細胞をプレーティングするために使用したのと同じ組成を有するMEMを、形質移入混合物の添加の2〜4時間後に添加した。次いで、MEM中で予備希釈した化合物ストックを添加した(最終ビヒクル濃度は、0.1%を上回らない)。細胞をさらに16時間インキュベートし、その後、ホタルおよびレニラルシフェラーゼ活性を、同じ細胞抽出物中で、Dual−Light−ルシフェラーゼ−アッセイ系を使用して順次測定した(Dyerら、Anal. Biochem.、2000年
、282巻、158〜161頁)。すべての実験は3回重複して行った。
【0207】
実施例化合物のFXRアゴニスト効力を評価するために、有効性を、M1Hアッセイで決定した。下記の表2に列挙する(M1H EC
50)。
【表2】
(実施例11)
ヒト肝ミクロソームにおける代謝物IDアッセイ
【0208】
ヒト肝ミクロソームにおける実施例3および比較例1の代謝安定性は、下記の手順によって行った。ヒト肝ミクロソーム(35μL、タンパク質濃度20mg/mL)、350μLの100mMのリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)、245μLの脱イオン水および0.7μLの化合物ストック溶液(5mM)を、1.5mLの微量遠心分離管中で合わせた。分離管を密封し、10秒間穏やかにボルテックスにかけ、次いで、エッペンドルフサーモミキサーC中に入れ、1100rpmで5分間振盪させながら37℃にて事前に温めた。
【0209】
NADPH溶液(70μL;水中10mM)を振盪させながら加え、混合物をピペットで数回吸引し、200μLの冷たいアセトニトリルを含む、氷上の新鮮な1.5mLの微量遠心分離管へと200μLを取り出した。この一定分量を、高速で10秒間ボルテックスにかけ、次いで、氷上に置いた。30分および60分後、さらなる200μlの一定分量を取り出し、200μLの冷たいアセトニトリルを含有する、氷上の新鮮な1.5mLの微量遠心分離管に移した。これらを、10秒間高速でボルテックスにかけ、次いで、氷上に置いた。
【0210】
冷却した一定分量を14,300rpmにて微量遠心機において10分間10℃にて遠心分離し、次いで、上清をディープウェル(1mL)96ウェルプレートに移し、ケイ素マットで密封した。試料を自動注入装置の冷たいスタック(温度は10℃に設定)に移し、20μLをThermo Elite Orbitrap質量分析計中に注入した。代謝物を同定および定量するために20μLの試料をUPLC−MSによって分析した(Agilent G1316TCCカラムオーブンを有するAgilent1290G4220バイナリポンプUPLC;Waters Acquity UPLC BEH C18(130Åの孔径、1.7μmの粒径、2.1×50mm)カラム、40℃で保持;波長帯190〜400nmを有するAgilent1290G4212DADダイオードアレイ;FTMSポジティブモードでのThermo Electron Orbitrap Elite質量分析計)。
【0211】
最終ミクロソームタンパク質濃度:1mg/mL
【0212】
最終NADPH濃度:1mM
【0213】
最終基質濃度:5μM
【0214】
時点:0分、30分、60分
【0215】
時点毎のインキュベーション容量:200μL
【0216】
本明細書において開示されている化合物中に存在する4−フルオロフェニル置換基を欠いている、実施例3の直接の比較対照薬である比較例1は、上記の条件下でジオール化合物(M1)に代謝されることが見出された(スキーム1)。4−フルオロ置換基の組込みは、同じ条件下で代謝物M1の形成を阻害した。
スキーム1
【化42】
(実施例12)
カニクイザルにおけるin vivoでの薬力学の評価
【0217】
代表的な式(I)の化合物および比較例の化合物のin vivoでの薬力学は、下記のように決定した。
【0218】
試験物質および製剤
【0219】
式(I)の代表的な化合物(実施例3)および比較例2(米国特許第9,139,539号の実施例13/9)の経口懸濁剤の用量は、0.5%のカルボキシメチルセルロースナトリウム(Na CMC)、1%のエタノール、および98.5%のトリス緩衝液(50mM)の水性懸濁液中(pH8)で、2mg/mL、6mg/mL、20mg/mL、および60mg/mLの濃度で製剤化した。
【0220】
動物
【0221】
それぞれの投薬群は、3匹の雄カニクイザルからなった。投薬時に、動物は2.5〜4.4kgの体重であった。
【0222】
投薬
【0223】
試験物質を、経口胃管栄養法によって5mL/kgでサルに投与した。引出しの前に、胃管栄養チューブをおよそ10mLの水で流した。
【0224】
試料収集
【0225】
投薬した後、各動物から静脈血試料を特定の時点において採取した。血液試料を収集し、カリウム(K
2)EDTA抗凝固剤を含むチューブ中に移した。
【0226】
血漿中のFGF19濃度の決定
【0227】
BioVendorからのFGF19 ELISAアッセイキット(製品番号RD191107200R)を使用して、収集した血液試料においてFGF19濃度を決定した。
【0228】
血漿中の薬物濃度の決定
【0229】
10mg/kgおよび30mg/kgの投薬群からの50μLの一定分量のそれぞれの血漿試料、ならびに100mg/kgおよび300mg/kg群からのt=0試料を、内部標準を含有する200μLのアセトニトリル(ACN)で処理した。100mg/kg群からの25μLの一定分量の残りの試料を、25μLのブランク血漿と合わせ、1:2希釈をもたらし、内部標準を含有する200μLのアセトニトリル(ACN)で処理した。300mg/kg群からの10μLの一定分量の残りの試料を、40μLのブランク血漿と合わせ、1:5の希釈をもたらし、内部標準を含有する200μLのアセトニトリル(ACN)で処理した。上記の溶液を、5000RPMで10分間遠心分離し、50μLの上清を清浄な96ウェルプレートに移し、それに続いて200μLの水を加えた。10μLの一定分量を、API 5000LC/MS/MSシステムへと注入した。機器の較正範囲を超える試料を希釈および再分析した。
【0230】
HPLC条件
【0231】
Agilent Technologies(パーツ番号735700−902)からのZorbax Extend C18 HPLCカラム(50×2.1mm、3.5μ)を使用した。移動相Aは、ギ酸でpH3.0に調整した10mMのギ酸アンモニウム中に1%アセトニトリルの水溶液を含有した。移動相Bは、ギ酸でpH5.2に調整したアセトニトリル中に10%ギ酸アンモニウム(10mM)を含有した。2個の同一のAgilent 1200シリーズバイナリポンプ(P/N G1312A Bin Pump)を有するThermo Ariaマルチプレクサーを、溶出および分離のために使用した。使用した溶出プログラムを、下記の表3において記載する。
【表3】
【0232】
AB Sciex、Foster City、CAからのAPI 5000三連四重極型質量分析計を多重反応モニタリングモードで使用して、化合物を定量した。使用した質量分析パラメーターを、下記の表4において記載する。
【表4】
【0233】
結果
実施例3または比較例2の増加する用量(3〜300mg/kg)の経口投与に続いて、FGF19レベルを比較した。血漿曝露における用量依存的な増加が両方の化合物について観察され、300mg/kgでの各化合物で達成された最大AUCは比較可能であった(
図1)。実施例3は、血漿FGF19を用量依存的に増加させ、最も高い用量で16000pg/mlのC
maxに達した(
図2)。比較例2の投与はまた、血漿FGF19における増加をもたらしたが、実施例3についてより、最大レベルのFGF19は有意により低かった(C
max3000ng/ml)。さらに、比較例2による最大FGF19誘発は、5mg/kgにて達成された。より高い用量は、より大きな血漿薬物曝露にも関わらずさらなる増加を実現しなかった(
図2)。この実施例は、実施例3のIVまたは経口投与が比較例2より大きなFGF19レベルを誘発することができることを実証する。
【0234】
別段の定義がない限り、本明細書において使用するすべての技術および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者が一般に理解するのと同じ意味を有する。
【0235】
このように、本開示を好ましい実施形態および必要に応じたフィーチャによって特に開示してきたが、本明細書において開示されているその中で実施される本開示の改変、改善
および変化形を当業者が用いてもよいこと、およびこのような改変、改善および変化形は、本開示の範囲内であると考えられることを理解すべきである。ここで提供する材料、方法、および実施例は、好ましい実施形態の代表例であり、例示であり、本開示の範囲を限定するものとして意図しない。
【0236】
本開示を本明細書において広範および一般的に記載してきた。種類の開示内に入るより狭い種および亜属グルーピングのそれぞれはまた、本開示の部分を形成する。除外された材料が本明細書において特に列挙されているかどうかに関わらず、これは、任意の主題を種類から除去する条件または消極的な限定を伴って、本開示の種類の記載を含む。
【0237】
さらに、本開示のフィーチャまたは態様が、マーカッシュ群に関して記載されている場合、本開示はまた、それによってマーカッシュ群の任意の個々のメンバーまたはメンバーの部分群に関して記載されていることを当業者なら理解するであろう。
【0238】
本開示を上記の実施形態と併せて記載してきた一方、上記の説明および実施例は、本開示の範囲を例示するのであり、限定しないことを意図することを理解すべきである。本開示の範囲内の他の態様、利点および改変は、本開示が関係する技術分野の当業者には明らかであろう。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式(I)による化合物
【化43】
[式中、
Qは、フェニレンまたはピリジレンであり、これらのそれぞれは、ハロゲン、メチル、C
1〜4−アルコキシ、ハロ−C
1〜4−アルコキシ、−CH
2F、−CHF
2、および−CF
3から独立に選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されており、
Yは、NまたはCHであり、
Aは、ピリジレンまたはフェニレンであり、これらのそれぞれは、ハロゲン、C
1〜4−
アルコキシ、ハロ−C
1〜4−アルコキシ、C
1〜4−アルキル、およびハロ−C
1〜4−アルキルから独立に選択される1個または2個の基で必要に応じて置換されており、
Zは、R
1で置換されているイソオキサゾール、またはR
1で置換されているピラゾールであり、
R
1は、C
1〜4−アルキルまたはC
3〜6−シクロアルキルであり、
前記C
1〜4−アルキルは、フルオロ、ヒドロキシル、C
1〜3−アルコキシ、およびフルオロ−C
1〜3−アルコキシから独立に選択される1から3個の置換基で必要に応じて置換されており、
前記C
3〜6−シクロアルキルは、フルオロ、ヒドロキシル、C
1〜3−アルキル、フルオロ−C
1〜3−アルキル、C
1〜3−アルコキシ、およびフルオロ−C
1〜3−アルコキシから独立に選択される1から3個の置換基で必要に応じて置換されており、
R
2およびR
3は、水素、ハロゲン、メトキシ、−CF
3、−CHF
2、−CH
2F、−OCH
2F、−OCHF
2、−OCF
3、およびメチルから独立に選択され、
R
4は、−CO
2R
5または−C(O)NR
5R
6であり、
R
5は、水素、C
1〜6−アルキル、またはハロ−C
1〜6−アルキルであり、
R
6は、水素またはC
1〜6−アルキルであり、前記C
1〜6−アルキルは、ハロゲン、−SO
3H、および−CO
2Hから独立に選択される1から6個の置換基で必要に応じて置換されている];
またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目2)
式(Ia)による化合物
【化44】
[式中、
Qは、フェニレンまたはピリジレンであり、これらのそれぞれは、ハロゲン、メチル、C
1〜4−アルコキシ、ハロ−C
1〜4−アルコキシ、−CH
2F、−CHF
2、および−CF
3から独立に選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されており、
Yは、NまたはCHであり、
Aは、ピリジレンまたはフェニレンであり、これらのそれぞれは、ハロゲン、C
1〜4−アルコキシ、ハロ−C
1〜4−アルコキシ、C
1〜4−アルキル、およびハロ−C
1〜4−アルキルから独立に選択される1個または2個の基で必要に応じて置換されており、
R
1は、C
1〜4−アルキルまたはC
3〜6−シクロアルキルであり、
前記C
1〜4−アルキルは、フルオロ、ヒドロキシル、C
1〜3−アルコキシ、およびフルオロ−C
1〜3−アルコキシから独立に選択される1から3個の置換基で必要に応じて置換されており、
前記C
3〜6−シクロアルキルは、フルオロ、ヒドロキシル、C
1〜3−アルキル、フルオロ−C
1〜3−アルキル、C
1〜3−アルコキシ、およびフルオロ−C
1〜3−アルコキシから独立に選択される1から3個の置換基で必要に応じて置換されており、
R
2およびR
3は、水素、ハロゲン、メトキシ、−CF
3、−CHF
2、−CH
2F、−OCH
2F、−OCHF
2、−OCF
3、およびメチルから独立に選択され、
R
4は、−CO
2R
5または−C(O)NR
5R
6であり、
R
5は、水素、C
1〜6−アルキル、またはハロ−C
1〜6−アルキルであり、
R
6は、水素またはC
1〜6−アルキルであり、前記C
1〜6−アルキルは、ハロゲン、−SO
3H、および−CO
2Hから独立に選択される1から6個の置換基で必要に応じて置換されている];
またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目3)
式(Ia)の構造を有する項目2に記載の化合物
【化45】
[式中、
Qは、1個または2個のハロゲンで必要に応じて置換されているフェニレンであり、
Yは、NまたはCHであり、
Aは、ハロゲンおよびC
1〜4−アルコキシから独立に選択される1個または2個の基で必要に応じて置換されているピリジレンであり、
R
1は、C
1〜4−アルキルまたはC
3〜6−シクロアルキルであり、
R
2およびR
3は、水素およびハロゲンから独立に選択され、
R
4は、−CO
2R
5または−C(O)NR
5R
6であり、
R
5は、水素であり、
R
6は、−CO
2Hまたは−SO
3Hで必要に応じて置換されているC
1〜2−アルキルである];
またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目4)
Qが、1個のクロロで置換されているフェニレンである、項目1から3のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目5)
R
1が、シクロプロピルまたはメチルである、項目1から4のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目6)
R
2およびR
3が、クロロである、先行する項目のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。(項目7)
R
2およびR
3のうちの一方が、フルオロであり、他方が、水素である、項目1から5のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目8)
Yが、Nである、先行する項目のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許
容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目9)
Aが、1個のフルオロで置換されているピリジレンである、項目8に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目10)
Aが、非置換ピリジレンである、項目8に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目11)
R
4が、−CO
2R
5であり、R
5が、水素である、項目8または9に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目12)
R
4が、−C(O)NR
5R
6であり、
R
5が、水素であり、
R
6が、C
1〜2−アルキルであり、前記C
1〜2−アルキルが、−SO
3Hまたは−CO
2Hで置換されている、項目8または9に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目13)
Yが、CHである、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目14)
Aが、1個のメトキシで置換されているピリジレンである、項目13に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目15)
R
4が、−CO
2R
5であり、R
5が、水素である、項目13に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目16)
R
4−Aが、
【化46】
であり、ピリジレンが、ハロゲン、C
1〜4−アルコキシ、ハロ−C
1〜4−アルコキシ、C
1〜4−アルキル、およびハロ−C
1〜4−アルキルから独立に選択される1個または2個の基で必要に応じて置換されている、項目1から8のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目17)
R
4−Aが、
【化47】
である、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩
、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目18)
R
4−Aが、
【化48】
である、項目8に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目19)
R
4−Aが、
【化49】
である、項目7または8に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目20)
R
4−Aが、
【化50】
である、項目13に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目21)
【化51】
からなる群から選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
(項目22)
下記の式
【化52】
を有する化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目23)
下記の式
【化53】
を有する化合物。
(項目24)
項目1から23のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
(項目25)
FXRによって媒介される状態を有する患者を処置する方法であって、項目1から23のいずれか一項に記載の化合物もしくは薬学的に許容される塩、または項目24に記載の医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、方法。
(項目26)
前記FXRによって媒介される状態が、
慢性的な肝内または一部の形態の肝外の胆汁うっ滞状態;
肝線維症;
肝臓の閉塞性炎症性障害;
肝臓の慢性炎症性障害;
肝硬変;
肝脂肪または関連症候群;
アルコール誘導性肝硬変にまたは肝炎のウイルス媒介性形態に関連する胆汁うっ滞または線維性効果;
広範囲肝切除後の肝不全または肝虚血;
化学療法関連脂肪性肝炎(CASH);
急性肝不全;ならびに
炎症性腸疾患
からなる群から選択される、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記FXRによって媒介される状態が、
脂質およびリポタンパク質障害;
I型糖尿病;
II型糖尿病;
糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、および臨床的に明確な長期糖尿病の観察される他の影響からなる群から選択されるI型およびII型糖尿病の臨床的合併症;非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD);
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH);
肥満;
脂質異常症、糖尿病および異常に高いボディマス指数の複合的な状態からなる群から選択されるメタボリックシンドローム;
急性心筋梗塞;
急性脳卒中;ならびに
慢性閉塞性アテローム性動脈硬化症のエンドポイントとして発生する血栓症
からなる群から選択される、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記FXRによって媒介される状態が、
非悪性過剰増殖性障害;ならびに
肝細胞癌、結腸腺腫、およびポリポーシスからなる群から選択される悪性過剰増殖性障害;
結腸腺癌;
乳がん;
膵臓腺癌;
バレット食道;ならびに
胃腸管および肝臓の新生物疾患の他の形態
からなる群から選択される、項目25に記載の方法。
(項目29)
FXRによって媒介される状態の処置における使用のための、項目1から23のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
(項目30)
前記FXRによって媒介される状態が、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である、項目29に記載の化合物または薬学的に許容される塩。
(項目31)
FXRによって媒介される状態の処置のための医薬の製造のための、項目1から23のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
(項目32)
前記FXRによって媒介される状態が、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である、項目31に記載の使用。