特許第6868065号(P6868065)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6868065
(24)【登録日】2021年4月13日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】コンテナ
(51)【国際特許分類】
   B65D 90/66 20060101AFI20210426BHJP
【FI】
   B65D90/66
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-143123(P2019-143123)
(22)【出願日】2019年8月2日
(65)【公開番号】特開2021-24612(P2021-24612A)
(43)【公開日】2021年2月22日
【審査請求日】2019年8月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】519273315
【氏名又は名称】合同会社箱一
(74)【代理人】
【識別番号】110002778
【氏名又は名称】特許業務法人IPシーガル
(72)【発明者】
【氏名】増永 路人
【審査官】 佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−328658(JP,A)
【文献】 特開平05−338661(JP,A)
【文献】 特開平10−001189(JP,A)
【文献】 特開2003−155096(JP,A)
【文献】 特開2007−289084(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 90/66
B65D 90/62
B65D 90/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
後妻側に回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉を有するコンテナであって、
前記開閉扉の閉鎖をロックするロック手段を備え、
前記ロック手段は、全体が帯状の板材からなるロック主体で構成され、
前記ロック主体は、その短手方向の一端側が、前記開閉扉の一端部と当接して、これを保持し、他端側が、揺動のための支軸を挿通する軸受けを有するよう構成され
前記ロック手段の揺動操作を行う手段が、前記コンテナの長手側の側面壁の近傍に配設されるよう構成されていること
を特徴とするコンテナ。
【請求項2】
前記ロック手段は、
前記開閉扉との当接面が平滑になるよう構成されたものであること
を特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
【請求項3】
前記開閉扉は、
その下端部の外表面が左右方向に亘って平滑になるよう構成されたものであること
を特徴とする請求項2に記載のコンテナ。
【請求項4】
前記支軸の外周部には、圧縮コイルばねが装着されていること
を特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のコンテナ。
【請求項5】
前記ロック主体は、
その長手方向の長さが前記開閉扉の横幅と同程度になるよう構成されていること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナ。
【請求項6】
前記コンテナは、さらに、
前記開閉扉の閉鎖をロックする第2のロック手段を備え、
前記第2のロック手段は、
前記開閉扉の左右両側縁の間に延びる棒状のロッキングロッドと、このロッキングロッドに取付けられてロッキングロッドの回動を操作する操作ハンドルで構成されたものであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテナ。
【請求項7】
コンテナの後妻側に回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉の閉鎖をロックするためのコンテナの開閉扉ロック装置であって、
前記ロック装置は、
全体が帯状の板材からなるロック主体で構成され、
前記ロック主体は、
短手方向の一端側に、前記開閉扉の一端部と当接して、これを保持する当接部を有し、他端側に、揺動のための支軸を挿通する軸受けを有し、
前記ロック装置の揺動操作を行う手段が、前記コンテナの長手側の側面壁の近傍に配設されるよう構成されていること
を特徴とするコンテナの開閉扉ロック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテナに関するものである。
より具体的には、積載・貯蔵された被搬送物、特に粉粒体を、容易かつ安全に排出することを可能にするコンテナに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ウッドペレットなどの粉粒体の搬送方法として、箱型のコンテナを利用したバルクコンテナによる搬送方法がある。
【0003】
このようなバルクコンテナによる搬送は、例えば、車両に搭載された箱型コンテナに内袋を設置し、この内袋に粉粒体を充填して搬送し、目的地において箱型コンテナを、傾斜装置を有する積載台上に搭載し、上記箱型コンテナを傾斜させ、傾斜時に上記内袋の下端となる位置に設けられた粉粒体排出口より粉粒体を排出させることによって行われる。
【0004】
このようなコンテナの一例が、特許文献1に開示されている。
【0005】
例えば、実開昭63−131992号公報(特許文献1)においては、スムーズに貨物を排出させることができ、その排出の際に側方から貨物がこぼれるおそれがなく、また貨物の排出作業を安全に行うことができるバルクコンテナが提案されている。
【0006】
このバルクコンテナは、リアパネルの下方に下端を回動自在に止着した開閉扉を設け、
該開閉扉の上方にウインチで巻取自在のワイヤーの端部を固定し、
上記開閉扉の側部とこれに対応する開口部の側部との間に貨物のこぼれ防止用キャンバスを設け、
さらに下端が床部の開閉扉側に回動自在に止着されて上記開閉扉を水平に開いたときに該開閉扉の内側面と床面とを掛け渡す案内板を設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開昭63−131992号公報(実用新案登録請求の範囲,図1〜3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のバルクコンテナなどの粉粒体の搬送用の箱型コンテナは、後部の開閉扉を人力で開閉することを必要とするものである。
したがって、安全性の面において問題があった。
【0009】
前記特許文献1に記載されたバルクコンテナは、開閉扉の開閉を、その上方に設けられたウインチによるワイヤーの巻き戻しと巻き取りによって行うものである。
したがって、開閉扉の開閉に際しては、ウインチを操作することが必要となるので、開閉扉の開閉をさらに円滑かつ簡便に行うことにおいて、さらなる改善が求められる。
【0010】
この発明はかかる現状に鑑み、積載・貯蔵された被搬送物、特に粉粒体を、容易かつ安全に排出することを可能にするコンテナを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明の請求項1に記載の発明は、
後妻側に回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉を有するコンテナであって、
前記開閉扉の閉鎖をロックするロック手段を備え、
前記ロック手段は、全体が帯状の板材からなるロック主体で構成され、
前記ロック主体は、その短手方向の一端側が、前記開閉扉の一端部と当接して、これを保持し、他端側が、揺動のための支軸を挿通する軸受けを有するよう構成され
前記ロック手段の揺動操作を行う手段が、前記コンテナの長手側の側面壁の近傍に配設されるよう構成されていること
を特徴とするコンテナである。
【0012】
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のコンテナにおいて、
前記ロック手段は、
前記開閉扉との当接面が平滑になるよう構成されたものであること
を特徴とするものである。
【0013】
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のコンテナにおいて、
前記開閉扉は、
その下端部の外表面が左右方向に亘って平滑になるよう構成されたものであること
を特徴とするものである。
【0014】
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記支軸の外周部には、圧縮コイルばねが装着されていること
を特徴とするものである。
【0015】
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記ロック主体は、
その長手方向の長さが前記開閉扉の横幅と同程度になるよう構成されていること
を特徴とするものである。
【0016】
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載のコンテナにおいて、
前記コンテナは、さらに、
前記開閉扉の閉鎖をロックする第2のロック手段を備え、
前記第2のロック手段は、
前記開閉扉の左右両側縁の間に延びる棒状のロッキングロッドと、このロッキングロッドに取付けられてロッキングロッドの回動を操作する操作ハンドルで構成されたものであること
を特徴とするものである。
【0017】
この発明の請求項7に記載の発明は、
コンテナの後妻側に回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉の閉鎖をロックするためのコンテナの開閉扉ロック装置であって、
前記ロック装置は、
全体が帯状の板材からなるロック主体で構成され、
前記ロック主体は、
短手方向の一端側に、前記開閉扉の一端部と当接して、これを保持する当接部を有し、他端側に、揺動のための支軸を挿通する軸受けを有し、
前記ロック装置の揺動操作を行う手段が、前記コンテナの長手側の側面壁の近傍に配設されるよう構成されていること
を特徴とするコンテナの開閉扉ロック装置である。
【発明の効果】
【0018】
この発明にかかるコンテナは、回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉、特に後妻側に回動可能に連結されて上下方向へ開閉される開閉扉を有するものであって、前記開閉扉の閉鎖をロックするロック手段を備えるもので、前記ロック手段を、全体が帯状の板材からなるロック主体で構成し、前記ロック主体を、その短手方向の一端側が、前記開閉扉の一端部と当接して、これを保持し、他端側が、揺動のための支軸を挿通する軸受けを有するよう構成したものである。
したがって、このコンテナによれば、前記ロック手段を揺動させるだけで、前記開閉扉の閉鎖のロックとロック解除を容易に行うことができる。
よって、このコンテナは、被搬送物の搬送後の排出を容易かつ安全に行うことを可能とするものである。
【0019】
前記コンテナにおいて、前記ロック手段を、前記開閉扉との当接面が平滑になるよう構成し、及び/又は前記開閉扉を、その下端部の外表面が左右方向に亘って平滑になるよう構成することができる。
このような構成によって、前記ロック手段と前記開閉扉との接触面積が大きくなるので、前記開閉扉の閉鎖を、より確実にロックすることができる。
【0020】
前記コンテナにおいて、前記ロック手段の揺動操作を行う手段を、前記コンテナの長手側の側面壁の近傍に配設することができる。
このような構成によって、前記開閉扉の閉鎖のロックとロック解除を、前記開閉扉の前で行う必要がないので、極めて安全である。
【0021】
前記コンテナにおいて、前記支軸の外周部には、圧縮コイルばねを装着させることができる。
このような構成によって、前記ロック手段4を上方に搖動させる際には、その揺動を、軽い力で行うことができる。
【0022】
さらに、前記コンテナには、さらに、前記開閉扉の閉鎖をロックするため、第2のロック手段を具備させることができ、この第2のロック手段を、前記開閉扉の左右両側縁の間に延びる棒状のロッキングロッドと、このロッキングロッドに取付けられてロッキングロッドの回動を操作する操作ハンドルで構成することができる。
このような構成によって、前記開閉扉2bの閉鎖を、より強固にロックすることが可能となる。
【0023】
なお、前記ロック手段は、上下方向へ開閉される開閉扉を有するコンテナの、開閉扉の閉鎖をロックするロック装置として利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】この発明にかかるコンテナの後妻側の一例を示す正面図である。
図2図1に示すコンテナの後妻側に設けられるロック手段を示す説明図であって、(A)は、前記ロック手段によって開閉扉の閉鎖がロックされている状態を示すもので、(B)は、前記ロック手段によるロックが解除された状態を示すものである。
図3】この発明にかかるコンテナの後妻側の他の例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、この発明にかかるコンテナの実施の一例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は開示された実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。
【0026】
図1は、この発明にかかるコンテナ1の後妻側の正面図である。
前記コンテナ1を構成するコンテナ主体1aは、特に図示しないが、上面壁1bと長手側の一対の側面壁(図示せず)と、前妻側の側面壁(図示せず)と、底面壁1cとで、後妻側が開口された細長形の箱形に形成されてなるもので、国際海上コンテナの基準であるISO(国際標準化機構)やCSC(コンテナの安全に関する国際条約)に適合するように構成されている。
このコンテナ1が車両に搭載される場合には、前記コンテナ主体1aの後妻側は、後部側に位置される。
【0027】
前記コンテナ主体1aの後妻側には、図1に示すように、その開口部を閉止することができるパネル2と、このパネル2の左右両側縁に配されるパネルフレーム3a,3bが装着される。
【0028】
前記パネル2は、図1に示すように、上部分2aと下部分2bとに分割されて、ヒンジHで連結され、下部分2bは、ヒンジHを介して外側(後方)へ折返し可能な開閉扉を構成している。
なお、図1において、上部分2aと下部分2bの上下長は、ほぼ1対1に設定されている。
【0029】
底面壁1cの長手方向の後端部には、図1に示すように、前記開閉扉2bが不用意に開放されることがないよう、この開閉扉2bの閉鎖をロックするロック手段(第1のロック手段)4が配設されている。
【0030】
前記ロック手段4は、図1に示すように、前記開閉扉2bの下端部との当接又は離間によって前記開閉扉2bの閉鎖をロック又はロック解除するもので、全体が帯状の板材からなるロック主体4aの、短手方向の一端側(図1において上端側)を、前記開閉扉2bの下端部と当接して、これを保持する当接部4bとし、他端側(図1において下端側)には、揺動のための支軸5を挿通する軸受け(保持部)4cを設けたものである。
【0031】
したがって、前記ロック手段4は、その他端側に配された前記支軸5を、前記底面壁1cの長手方向の後端部に設けられた軸受け部1d,1d・・・の支軸挿通孔に挿通することによって、前記軸受け部1d,1d・・・に軸支されることで、揺動自在となっている。
【0032】
なお、前記ロック手段4は、使用時の強度保持の観点から金属製のものを使用しているが、使用時に損傷しない程度の強度を有するものであれば、その材質については特段の制限はない。
【0033】
また、図1において、前記ロック手段4を構成するロック主体4aは、前記開閉扉の閉鎖がより確実にロックされるよう、その長手方向の長さが前記開閉扉2bの横幅と同程度になるよう構成されている。
なお、前記ロック主体4aの長手方向の長さについては、特段の制限はなく、例えば、前記ロック主体4aを、これを構成する板材の長手方向の長さが前記開閉扉2bの横幅よりも長くなるよう構成してもよい。
【0034】
この実施例において、前記当接部4bは、少なくとも前記開閉扉2bとの当接面が平滑になるよう構成されるとともに、前記開閉扉2bの下端部の外表面の一部が平滑になるよう構成されている。
このような構成によって、前記ロック手段4は、前記当接部4bと前記開閉扉2bとの接触面積が大きくなるので、より確実に前記開閉扉2bの閉鎖をロックすることができる。
なお、前記開閉扉2bの下端部の外表面を、左右方向に亘って平滑になるように構成してもよい。
【0035】
図1において、前記支軸5の端部には、この支軸5の回動及びロック手段4の揺動を操作する操作ハンドル6が取付けられている。
したがって、作業者は、開閉扉の前に立つことなく、コンテナの横で前記ロック手段4の揺動操作を行うことができ、その結果、前記開閉扉の閉鎖のロックとロック解除を、より安全に行うことが可能となる。
【0036】
なお、前記支軸5の回動及びロック手段4の揺動を操作する手段については、特段の制限はなく、公知の操作手段を採用することもできる。
【0037】
かかる構成のロック手段4は、開閉扉2bの閉鎖がロックされている状態では、図2(A)に示すように、操作ハンドル6の上方への回動に伴って、支軸5の軸心を中心として前方側に搖動し、ロック手段4の短手方向の上端側の当接部4bと、開閉扉2bの下端部とが当接するので、開閉扉2bを支持する。
したがって、コンテナ主体1aの後妻側の開口部を閉鎖する開閉扉2bはロックされた状態となる。
【0038】
この状態から、図2(B)に示すように、操作ハンドル6を下方に回動させると、前記ロック手段4は、支軸5がその軸心を中心として後方側に回動することに伴って、前記支軸5の軸心を中心として後方側に搖動する。
【0039】
前記ロック手段4が後方側に搖動すると、このロック手段4の当接部4bは、前記開閉扉2bから離間し、前記当接部4bと前記開閉扉2bの下端部との当接が解除される。
よって、開閉扉2bのロックも解除される。
【0040】
なお、図1及び2において、前記ロック手段4は、その上端の当接部4bが前記開閉扉2bの下端部と当接、これを支持するよう構成されているが、前記ロック手段の構成については、これを構成するロック主体の自由端部である当接部が、前記開閉扉の自由端部の下端と当接し、これを支持することが可能となるよう構成されている限り、前記開閉扉の構成等に応じて、適宜変更することができる。
【0041】
例えば、開閉扉を、その下端部を底面壁とヒンジで連結して、このヒンジを介して外側(後方)へ折返し可能となるよう構成し、前記ロック手段を、前記開閉扉の上端部と当接又は離間するよう、これを構成するロック主体の上端側がパネルの上部分に揺動可能に軸支され、下端側が当接部となるように構成してもよい。
【0042】
さらに、図3において、前記支軸5の外周部の、軸受け4c近傍(図3において軸受け4cの左右端部の近傍)には、圧縮コイルばね8が装着されている。
この圧縮コイルばね8は、その基端部がロック主体4aの一端(図3において下端側)に固定され、その先端部が、前記底面壁1cの長手方向の後端部に固定されたものである。
したがって、前記ロック手段4を上方に搖動させる際には、前記圧縮コイルばね8の伸長方向への付勢力による支援を受け、軽い力で揺動させることができる。
【0043】
この発明において、前記コンテナ1には、前記ロック手段4以外の他の公知のロック手段を、第2のロック手段として設けることによって、前記開閉扉2bの閉鎖を、より強固にロックすることが可能となるよう構成してもよい。
【0044】
図1及び2において、第2のロック手段7は、開閉扉2bの近傍のパネルフレーム3a,3bの間に延びて開閉扉2bの閉鎖をロックする棒状のロッキングロッド7aと、このロッキングロッド7aに取付けられてロッキングロッド7aの回動を操作することにより開閉扉2bのロックとロック解除を行う操作ハンドル7bとから構成されている。
【0045】
なお、この発明のコンテナは、ウッドペレットなどの粉粒体の搬送用として使用することが可能なものであるが、通常の貨物の搬送も当然可能なものである。
【産業上の利用可能性】
【0046】
この発明のコンテナを構成するロック手段は、このコンテナが後妻側に備える開閉扉の閉鎖を容易かつ確実にロックすることによって、コンテナ内に積載・貯蔵された被搬送物、特に粉粒体を、容易かつ安全に排出することを可能とするもので、あらゆるコンテナに利用することができるものである。
【符号の説明】
【0047】
1 コンテナ
1a コンテナ主体
1b 上面壁
1c 底面壁
1d 軸受け部
2 パネル(後妻側の側面壁)
2a 上部分(側面壁)
2b 下部分(開閉扉)
3a パネルフレーム(右枠)
3b パネルフレーム(左枠)
4 ロック手段(第1のロック手段)
4a ロック主体
4b 当接部
4c 軸受け
5 支軸
6 操作ハンドル
7 第2のロック手段
7a ロッキングロッド
7b 操作ハンドル
8 圧縮コイルばね
H ヒンジ
図1
図2
図3