(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示制御部は、前記表示手段の表示に用いられている色空間が、前記決定部において決定された色空間と異なる色空間である場合には、前記決定部において決定された色空間へ前記表示手段で表示させる色空間を切り替える請求項1に記載の表示制御システム。
前記表示手段の表示に用いられている色空間と、アクティブになっているアプリケーションの色空間とが異なる場合に、特定の色に関する色域のRGB値を補正する補正部を備え、
前記表示制御部は、前記特定の色を表示させる場合に、補正されたRGB値を用いる請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御システム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
〔第1実施形態〕
以下に、本発明に係る表示制御システム及び表示制御方法の第1実施形態について、図面を参照して説明する。表示制御システム30は、情報処理装置に適用される。本実施形態では、情報処理装置をノートPCとして説明するが、情報処理装置としては、ノートPCに限られず、例えば、デスクトップ型PC、タブレット、スマートフォン等の情報処理端末等であってもよい。表示制御システム30が適用される情報処理装置としては、情報処理を行い表示手段に表示を行わせることが可能な装置であれば、幅広く適用可能である。なお、表示手段については、情報処理装置に一体的に設けられてもよいし、情報処理装置とは独立して設けられ情報処理装置によって表示が行われることとしてもよい。
【0014】
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1の概略外観図である。
【0015】
情報処理装置1は、
図1に示すように、一例として、いずれも略直方体である本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を備える。
【0016】
本体側筐体2は、入力部4を備える。入力部4は、使用者が入力操作を行うための使用者インターフェースであり、文字、コマンド等を入力する各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するタッチパッド等を備えている。
【0017】
ディスプレイ側筐体3は、画像を表示する表示部5を備える。本実施形態において、表示部5は、LCD(Liquid Crystal Display)を例示するが、LCDに限らず有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の他の表示機器、又はタッチパネルとされてもよい。LCDは、入力される表示データに応じた各種情報を表示画面に表示する。
【0018】
また、ディスプレイ側筐体3は、画像を取得するためのカメラ7及び光源8を備える。カメラ7は、ディスプレイ側筐体3においてLCDの表示面側でその上方の略中央に配置され、前方の被写体(例えば、利用者の顔)を撮像可能とされている。光源8はディスプレイ側筐体3においてLCDの表示面側でその上方の略中央に配置され、前方の被写体に対して、カメラ7の撮影に係る補助光を発する。
【0019】
本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3は、それぞれの端部で左右の一対の連結部6によって連結されている。連結部6は、ヒンジであり、本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を開閉自在に支持している。
【0020】
図2は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)21と、メインメモリ22と、記憶部23と、表示部5と、入力部4と、通信部26と、カメラ7と、光源8とを備えている。これら各部は直接的にまたはバス28を介して間接的に相互に接続されており互いに連携して各種処理を実行する。
【0021】
CPU21は、例えば、バス28を介して接続された記憶部23に格納されたOS(Operating System)により情報処理装置1全体の制御を行うとともに、記憶部23に格納された各種プログラムを実行することにより各種処理を実行する。
【0022】
メインメモリ22は、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成される。メインメモリ22は、CPU21の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
【0023】
記憶部23は、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等であり、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の情報処理装置1全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する。また、記憶部23には、各種処理を実現するためのプログラムや、各種処理を実現するために必要とされる各種データが格納されている。
【0024】
表示部5は、表示手段であり、例えばLCDでありCPU21の制御に従って表示を行う。
【0025】
なお、本実施形態では、表示手段は表示部5として情報処理装置1に設けられることしているが、表示手段については情報処理装置1と独立した装置として設けられてもよい。また、プロジェクターのように投影により表示を行うこととしてもよい。
【0026】
表示部5は、第1の色域(基準色域)と第1の色域よりも広い第2の色域とに対応している。換言すると、表示部5は、複数の色域を有している。例えば、表示部5は、sRGBよりも広い色域(広色域)を有している。色域とは、ディスプレイで表示可能(再現可能)な色の範囲である。sRGBとは、国際電気標準会議(IEC)が定めた国際標準規格の色空間である。国際照明委員会が定めたXYZ表色系のXY色度図上(
図3)において、sRGBは
図3に示す色域となる。表示部5は、
図3に示すようなsRGBよりも広い色域に対応している。sRGBよりも広い色域とは、
図3に示すようなXY色度図上において、sRGBの色空間よりも広い色域を有する色空間であり、例えば、Adobe RGBやDCI P3等である。本実施形態では、表示部5は、sRGB及びAdobeに対応しているものとする。
【0027】
すなわち、表示部5は、後述する表示制御システム30における表示制御部32によって表示処理が行われており、該表示処理は、適切に決定された色空間に基づいて行われている。
【0028】
入力部4は、例えば、キーボード、マウス等であり、使用者が入力操作を行うのに使用される。なお、表示処理に係る色空間については、入力部4を利用して使用者によって選択されることとしてもよい。
【0029】
通信部26は、ネットワークに接続して他の情報処理装置1と通信を行い情報の送受信を行うためのインターフェースである。
【0030】
カメラ7は、例えば、使用者からの入力操作等に基づいてCPU21によって制御される。
【0031】
カメラ(撮影手段)7は、撮影が可能であって、レンズやレンズ駆動部、イメージセンサ等を有している。レンズは、被写体からの光を取り込み、イメージセンサに被写体像を結像させる。イメージセンサは、レンズにより取り込まれた光を信号電荷に変換し、被写体像を撮像する。イメージセンサからの画像信号は、例えばISPにより信号処理(画像処理)が行われる。
【0032】
光源8は、カメラ7による撮影に係る補助光を発し、CPU21によって制御される。
【0033】
図4は、表示制御システム30が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。
図4に示すように、表示制御システム30は、決定部31と、表示制御部32と、補正部33と、問合せ部34とを主な構成として備えている。
【0034】
各部によって実現される後述の各種処理は、例えば、情報処理装置1のCPU21によって実行される。すなわち、情報処理装置1のCPU21が記憶部23に記憶されているプログラムをメインメモリ22に読み出して実行することにより実現される。メインメモリ22又は記憶部23に記憶されているプログラムは、例えば、所定のサーバからダウンロードして、または、所定の記録媒体からインストールされて保存されたプログラムでもよく、製造時に記憶部23に格納されているプログラムでもよい。後述の情報処理装置1における各種処理はプログラムの機能により実現される。
【0035】
決定部31は、アクティブになっているアプリケーションに応じて色空間を決定する。具体的には、アプリケーションと色空間とが対応付けられた対応情報に基づいて、アクティブになっているアプリケーションに応じた色空間を決定する。アクティブとは、アプリケーションが起動しており、アクティブウィンドウ(利用者が操作を行える状態にあるウィンドウ)となっていることである。マルチウィンドウ環境である場合には、最前面に表示されているウィンドウがアクティブウィンドウである。本実施形態では、決定部31は、対応情報に基づいて色空間を決定する場合について説明するが、アプリケーションが対応する色空間が特定できれば、対応情報を用いる場合に限定されない。
【0036】
対応情報とは、情報処理装置1において起動されるアプリケーションと、該アプリケーションが対応している色空間とが対応付けられている情報である。アプリケーションが対応している色空間とは、該アプリケーションを表示部5に表示する場合に最も適した(色再現性の高い)色空間である。例えば、高い色再現性を要求されるような場合には、sRGBよりも広い色域である色空間(例えば、Adobe RGB)に適応するようにアプリケーションが設計される。対応情報は、メーカ等によって予め設定されていてもよいし、情報処理装置1を使用するユーザによって設定されてもよい。
【0037】
また、対応情報において、カメラ(撮影手段)7を使用するアプリケーションには、色空間としてsRGBが対応付けられることとしてもよい。PCの分野では、カメラ7は一般的にsRGBに設定されている。このため、カメラ7を使用するアプリケーションについては、カメラ7で撮影した画像や映像を適切な色空間で表示部5に表示するために、sRGBを対応づける。カメラ7を使用するアプリケーションとsRGBとの対応付けについては、例えば、アプリケーション情報(例えばアプリケーションの名称等)や、アプリケーションの使用中にカメラ7がON状態となっている情報や、アプリケーションの使用中にカメラ7から撮影データが出力されている情報等のカメラ7を使用しているか否かを判定可能な情報に基づいて行われる。なお、カメラ7を使用するアプリケーションとsRGBとの対応付けについては情報処理装置1の使用者により設定されてもよい。
【0038】
例えば、対応情報として、アプリA及びアプリCに色空間としてsRGBが対応付けられており、アプリBに色空間としてAdobe RGBが対応付けられている場合、決定部31は、アプリAがアクティブであれば色区間としてsRGBを特定する。また、決定部31は、アプリBがアクティブであれば色区間としてAdobe RGBを特定する。
【0039】
表示制御部32は、決定された色空間に基づいて表示部(表示手段)5に対する表示処理を行う。表示部5は複数の色空間に対応しているため、表示制御部32は、決定された色空間に基づいて表示処理を行う。すなわち、表示制御部32は、表示対象のデータに対して所定の色空間に基づいて表示処理を行い、表示部5に表示させる。
【0040】
表示制御部32は、表示部5の表示に用いられている色空間が、決定部31において決定された色空間と異なる色空間である場合には、決定部31において決定された色空間へ表示部5で表示させる色空間を切り替える。例えば、表示部5においてsRGBが設定されている場合に、決定部31においてAdobe RGBが決定された場合には、色空間をsRGBからAdobe RGBへ切り替えを行う。
【0041】
色空間の切り替えについては、例えば、各色空間に対応したルックアップテーブルを切り替えることで行われる。具体的には、表示制御部32には、予め各色空間に対応して各色空間を表示するためのルックアップテーブルが設定されており、ルックアップテーブルを切り替えることで表示する色空間を切り替える。なお、色空間を切り替える方法については上記に限定されない。
【0042】
なお、表示制御部32は、アクティブになっているアプリケーションが終了や非アクティブとなった場合には、切替前の色空間に戻す処理や、他のアクティブとなっているアプリケーションに応じた色空間に切り替えを行う。
【0043】
補正部33は、表示部5の表示に用いられている色空間と、アクティブになっているアプリケーションの色空間とが異なる場合に、特定の色に関する色域のRGB値を補正する。対応情報に対応付け情報がない等の理由により、アプリケーションに対応して色空間を適切に決定できない場合がある。このような場合には、表示させたいコンテンツの色空間と表示部5に表示される色空間とが異なる場合がある。そこで、補正部33では、特定の色に関する色域のRGB値を補正することによって、色再現性を向上させる。なお、このような場合には表示制御部32は特定の色を表示させる場合に補正されたRGB値を用いる。
【0044】
特定の色に関する色域とは、色空間が異なることによって表示される色の表示品質が低下してしまう可能性のある色である。例えば、該色とは肌色である。なお、特定の色に関する色域では、特定の色を含んだ領域(特定の色に近い色を含む)として設定されることが好ましい。
【0045】
RGB値の補正については、特定の色に関する色域のRGB値を、所定の補正用RGB値を用いて補正する。具体的には、R(赤)、G(緑)、B(青)の各値に対して所定の補正値(R補正値、G補正値、B補正値)を加算や減算等することによって行われる。
【0046】
例えば、sRGBに対応したアプリケーションをAdobe RGBで表示させる場合には、肌色が赤く表示される場合がある。このような場合には、sRGB空間におけるRGB値において、R値から所定のR補正値を減算して補正を行う。具体的には、sRGB空間におけるRGB値が、R:G:B=α:β:γである場合には、補正用RGB値を、R:G:B=δ:0:0として、RGB値をα−δ:β:γと補正する。また、sRGB空間におけるRGB値において、G値やB値に所定のG補正値やB補正値を加算して補正を行うこととしてもよい。このように、特定の色に関する色域のRGB値を補正するため、特定の色に関する色域のみを対象とすればよく処理を簡略化することができる。
【0047】
問合せ部34は、表示部5で表示させる色空間を切り替える場合に、情報処理装置1の利用者に切り替えを行うか否かの問合せを行う。例えば、問合せ部34は、表示部5で表示させる色空間を切り替える場合に、色空間を変更した方が色表現が向上する旨を表示し、利用者に変更するか否かを選択させる。そして、利用者が変更に同意した場合には、表示制御部32において色空間の切り替えを行う。
【0048】
なお、問合せ部34における切り替えの通知方法については、音など上記の方法に限定されず適用することが可能である。
【0049】
次に、本実施形態に係る表示制御システム30によって実行される色空間切替処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る表示制御システム30によって行われる処理を示すフローチャートである。
図5に示した処理フローは、情報処理装置1が起動している場合において、所定の制御周期で繰り返し実行される。
【0050】
まず、アプリケーションがアクティブとなった否かを判定する(S101)。アプリケーションがアクティブとなっていない場合(S101のNO判定)には、S101を繰り返し実行する。
【0051】
アプリケーションがアクティブとなった場合(S101のYES判定)には、アクティブとなったアプリケーションに対応した色空間が設定されているか否かを判定する(S102)。
【0052】
アプリケーションに対応した色空間が設定されている場合(S102のYES判定)には、表示部5の色空間をアプリケーションに対応した色区間とする(S103)。
【0053】
アプリケーションに対応した色空間が設定されていない場合(S102のNO判定)には、表示部5の色空間を予め設定されている(ユーザが設定した)色区間とする(S104)。
【0054】
以上説明してきたように、本実施形態に係る表示制御システム及び表示制御方法によれば、アクティブになっているアプリケーションに応じて色空間を決定することによって、アプリケーションに適した色空間により表示部5に対する表示処理を行うことが可能となる。このため、表示品質を向上させることが可能となる。
【0055】
表示部5がsRGBよりも広い色域を有しおり、異なる色空間に対応している場合であっても、アプリケーションに応じて適切に色空間を設定することが可能となる。このため、色再現性の低下を抑制することができる。
【0056】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る表示制御システム及び表示制御方法について説明する。
上述した第1実施形態では、アプリケーションに応じて色空間を決定する場合について説明したが、本実施形態では、撮影手段の使用状態に応じて色空間を決定する場合について説明する。以下、本実施形態に係る表示制御システム及び表示制御方法について、第1実施形態と異なる点について主に説明する。
【0057】
sRGBは、国際電気標準会議(IEC)が定めた国際標準規格の色空間であるため、PCのカメラ7は一般的にsRGBが設定されている。しかしながら、PCのディスプレイについては、sRGBよりも広い色域を有する場合があり、カメラ7とディスプレイとの間で色空間が異なる場合がある。
【0058】
そこで、決定部31は、撮影手段の使用状態に応じて色空間を決定する。具体的には、決定部31は、情報処理装置1に設けられたカメラ7の使用状態に応じて、色空間を決定する。使用状態とは、ON/OFF状態(撮影を行っている状態か否か)である。使用状態については、カメラ7が稼働しているか否かで判定してもよいし、カメラ7から画像や映像の情報が出力されているか否かで判定してもよい。すなわち、使用状態とは、カメラ7で撮影した情報が、表示部5に表示されている状態であるか否か表している。なお、本実施形態では、撮影手段として、情報処理装置1に設けられたカメラ7を例示しているが、撮影が可能な手段であれば、情報処理装置1と独立して設けられていてもよい。
【0059】
すなわち、色空間を決定する決定部31でカメラ7の使用状態により色空間を決定するため、カメラ7がON状態であるときに、一般的にカメラ7に設定されているsRGB合わせて、表示部5の色空間をsRGBとすることで、カメラ7の撮影に係る色空間と、表示部5の表示に係る色空間とを整合して、正しい色表現とすることが可能となる。
【0060】
なお、本実施形態では、カメラ7が一般的にsRGBであることを前提として、カメラ7が使用されている場合に色空間をsRGBと特定しているが、カメラ7に設定されている色空間を判定することができれば、該判定された色空間を特定することとしてもよい。
【0061】
表示制御部32は、決定部31で決定された色空間に基づいて表示部5に対する表示処理を行う。すなわち、カメラ7がON状態である場合にはsRGBで表示処理を行うこととなる。
【0062】
次に、本実施形態に係る表示制御システム30によって実行される色空間切替処理について説明する。
図6は、本実施形態に係る表示制御システム30によって行われる処理を示すフローチャートである。
図6に示した処理フローは、情報処理装置1が起動している場合において、所定の制御周期で繰り返し実行される。
【0063】
まず、カメラ7がONとなった否かを判定する(S201)。
【0064】
カメラ7がONとなった場合(S201のYES判定)には、表示部5の色空間をsRGBとする(S202)。
【0065】
カメラ7がONでない場合(S201のNO判定)には、表示部5の色空間を予め設定されている(ユーザが設定した)色区間とする(S203)。
【0066】
このように、PCのカメラ7は一般的にsRGBに設定されていることを利用することで、カメラ7の使用状態に応じて表示部5の色空間を適切に設定することが可能となる。
【0067】
なお、上記例では、撮影手段として、情報処理装置1に設けられたカメラ7を対象としていたが、情報処理装置1とは独立して設けられた撮影手段や、通信を行っている他の情報処理装置1の撮影手段を対象としてもよい。
【0068】
また、決定部31は、撮影手段が設けられた情報処理装置1がPCか否か判定して色空間を判定することも可能である。例えば、VoIP等の通信を行っている相手方の情報処理装置1がPCか否か判定することにより、より適切に色空間を設定することが可能となる。すなわち、撮影手段の使用状態のみではなく、相手方の情報処理装置1の情報にも基づいて色空間を設定してもよい。
図7は、色空間切替処理を示すフローチャートである。
図7に示した処理フローは、情報処理装置1が起動している場合において、所定の制御周期で繰り返し実行される。
【0069】
まず、カメラ7がONとなった否かを判定する(S201)。
【0070】
カメラ7がONでない場合(S201のNO判定)には、表示部5の色空間を予め設定されている(ユーザが設定した)色区間とする(S203)。
【0071】
カメラ7がONとなった場合(S201のYES判定)には、通信相手の情報処理装置1がPCか否かを判定する(S302)。通信相手の情報処理装置1がPCか否かについては、送信されてくる情報から判定可能であれば該情報から判定してもよいし、相手方の情報処理装置1においてPCであることを示す情報を送信可能であれば送信することとしてもよい。また、情報処理装置1の使用者が、相手方の情報処理装置1の種類を入力することとしてもよい。
【0072】
なお、S302の処理は、PCに設けられたカメラ7であれば一般的にsRGBが設定されていることを利用するものである。このため、相手方の情報処理装置1の撮影手段の色空間の種類や、送信されるデータの色空間の種類が判定することが可能であれば、色空間を判定することとしてもよい。
【0073】
通信相手の情報処理装置1がPCである場合(S302のYES判定)には、表示部5の色空間をsRGBとする(S303)。
【0074】
通信相手の情報処理装置1がPCでない場合(S302のNO判定)には、表示部5の色空間を予め設定されている(ユーザが設定した)色区間とする(S304)。
【0075】
このように、通信相手方の情報処理装置1がPCか否かを判定することによって、より効果的に、色空間の整合性を合わせ、色再現性を向上させることが可能となる。
【0076】
以上説明したように、本実施形態に係る表示制御システム及び表示制御方法によれば、カメラ7の使用状態に応じて色空間を決定し、表示部5の表示処理を行うため、PCのカメラ7は一般的にsRGBが設定されていることを利用して、カメラ7の撮影に係る色空間と、表示部5の表示に係る色空間とを合わせ、正しい色表現とすることが可能となる。
【0077】
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施が可能である。なお、各実施形態を組み合わせることも可能である。