特許第6868071号(P6868071)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6868071
(24)【登録日】2021年4月13日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】空気圧縮機の伝動機構
(51)【国際特許分類】
   F04B 39/14 20060101AFI20210426BHJP
   F04B 35/01 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   F04B39/14
   F04B35/01 C
【請求項の数】9
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-177386(P2019-177386)
(22)【出願日】2019年9月27日
(65)【公開番号】特開2020-56406(P2020-56406A)
(43)【公開日】2020年4月9日
【審査請求日】2019年9月27日
(31)【優先権主張番号】107134569
(32)【優先日】2018年9月28日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】512278618
【氏名又は名称】已久工業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】周 文三
【審査官】 上野 力
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−218729(JP,A)
【文献】 特開2015−045319(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0020554(US,A1)
【文献】 登録実用新案第3199996(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 39/14
F04B 35/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気圧縮機の伝動機構であって、
前記空気圧縮機は、ベース、シリンダー及び伝動機構を備え、
前記ベースは、互いに離隔されるように配置された第1の位置決め孔及び第2の位置決め孔を有し、前記第1の位置決め孔には、モータの芯端に設けられた小歯車が挿入され、前記第2の位置決め孔内には、軸受が取り付けられ、前記軸受は、外輪と、内輪と、前記内輪と前記外輪との間に位置する複数の球と、から構成され、
前記シリンダーは、前記ベース上に結合されるとともに、空気貯蔵ユニットと連通し、
前記伝動機構は、前記シリンダー内でピストン本体を往復させて圧縮動作を行って圧縮空気を発生させ、
前記伝動機構は、トルクギヤを含み、前記トルクギには、雌ねじを有する中央軸孔と、連杆と、が設けられ、
前記トルクギヤの前記中央軸孔は、前記ベースの前記第2の位置決め孔内に取り付けられる前記軸受の前記内輪に対応し、
ねじが前記ベース内に取り付けた前記軸受の前記内輪から前記トルクギヤに至るまで挿通され、前記中央軸孔中にねじ止め固定されことを特徴とする、伝動機構。
【請求項2】
前記トルクギヤは、カウンターウェイト及び大歯車部を含み、
前記大歯車部は、前記小歯車と噛合することを特徴とする請求項1に記載の伝動機構。
【請求項3】
前記カウンターウェイト及び前記大歯車部は、粉末冶金技術により一体成形されることを特徴とする請求項2に記載の伝動機構。
【請求項4】
前記ベースの上面と、前記ベース内に取り付けた前記軸受の外周の最高厚さの上面とは同一の水平面であり、
前記ベースの上面から前記トルクギヤの前記大歯車部までの間隔距離Bが0より大きく、前記トルクギヤの稼働期間中に前記大歯車部が回転しても前記ベースの上面と摩擦して磨耗されることを防ぐことを特徴とする請求項2に記載の伝動機構。
【請求項5】
前記トルクギヤの前記中央軸孔は、前記大歯車部に形成され、
前記大歯車部の底部の前記中央軸孔の外周には、ギヤボス部が設けられ、
前記ギヤボス部は、前記大歯車部と一体成形されることを特徴とする請求項2に記載の伝動機構。
【請求項6】
前記トルクギヤの底部には、ギヤボス部が設けられ、
前記ねじが前記ベース内に取り付けた前記軸受の前記内輪から前記ギヤボス部を通って前記トルクギヤに至るまで挿通され、前記中央軸孔中にねじ止め固定されることを特徴とする請求項2に記載の伝動機構。
【請求項7】
前記トルクギヤの前記中央軸孔は、前記大歯車部と組み合わして一体化される前記カウンターウェイトに形成され、
前記カウンターウェイトの底部の前記中央軸孔の外周には、ギヤボス部が設けられ、
前記ギヤボス部は、前記カウンターウェイトと一体成形されることを特徴とする請求項2に記載の伝動機構。
【請求項8】
前記ピストン本体には、前記トルクギヤ上の前記連杆が枢着され、前記連杆に形成した環状凹溝中にロック部材が係合され、前記トルクギヤの稼働期間中に前記ピストン本体が外れることを防ぐことを特徴とする請求項1に記載の伝動機構。
【請求項9】
前記ピストン本体には、前記トルクギヤ上の前記連杆が枢着され、前記ピストン本体が前記シリンダー中に平行に配設されると、前記トルクギヤの前記中央軸孔が、前記ベースの前記第2の位置決め孔内に取り付けられる前記軸受の前記内輪に対応し、前記ねじが前記ベース内に取り付けた前記軸受の前記内輪から前記トルクギヤに至るまで挿通され、前記中央軸孔中にねじ止め固定されて前記伝動機構が組み立てられることを特徴とする請求項1に記載の伝動機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気圧縮機の伝動機構に関し、特に、伝動機構の組立方式によりピストン本体にトルクギヤ上の連杆が枢着され、ピストン本体がシリンダー中に平行に配設され、トルクギヤの中央軸孔が、ベースの第2の位置決め孔内に設けた軸受の内輪に対応し、ねじがベース内に取り付けた軸受の内輪からトルクギヤに至るまで挿通され、中央軸孔中にねじ止め固定され、ねじによりトルクギヤが軸受に密に挟持されるため、トルクギヤを使用してもねじと軸受との位置がずれることも緩むこともない空気圧縮機の伝動機構に関する。
【背景技術】
【0002】
図8〜10は、従来の車載用空気圧縮機1を示す。図8図10に示すように、従来の空気圧縮機1は、ベース11と、ベース11上に結合されたシリンダー12と、ベース11上に取り付けられたモータ13と、モータ13によりシリンダー12内で往復運動するピストン本体14と、を含む。モータ13によりピストン本体14をシリンダー12内で往復運動させ、気体の吸入及び圧縮、並びに加圧された気体の排出を行う。
【0003】
一般に、従来の車載用空気圧縮機1のモータ13は、歯車機構及びクランク機構の伝動によりピストン本体14を往復運動させる。歯車機構は、モータ13の心軸上に取り付けられた小歯車151と、小歯車151に噛合した大歯車152と、を含む。クランク機構のカウンターウェイト(counterweight block)161は、大歯車152に結合されるとともに、前述したピストン本体14に枢着可能な連杆164を有する。カウンターウェイト161は、軸棒162を有する。軸棒162の2つの末端は、口径が異なる円柱体に成形され、両者間にはステップ状のショルダー165が設けられる。軸棒162の大きめの口径の一端には、下向きに凹んだ切欠き166が形成されている。切欠き166を有する軸棒162の一端は、前述したカウンターウェイト161上に設置され、軸棒162の小さめの口径の他端は、雌ねじ部を含む軸孔163を有する。軸棒162の小さめの口径の一端は、ベース11上に形成された軸孔110内に取り付けられる。軸孔110内には、軸受111が一般に設けられる。軸受111は完全円形状の構造であり、クランク機構の軸棒162は、ねじ17により軸受111にねじ止めされ、連杆164が軸棒162に対して偏心しているため、大歯車152が小歯車151により駆動されると、シリンダー12内でピストン本体14が往復運動する。
【0004】
しかし、従来の車載用空気圧縮機1の歯車機構及びクランク機構の取り付け方式により、ピストン本体14、大歯車152及びクランク機構を結合させると、互いに結合されたピストン本体14、大歯車152及びクランク機構はベース11の上面112に対して傾斜角度θが形成され、軸棒162がベース11を避けるように設計されているため、シリンダー12中にピストン本体14を押し入れることができ、軸棒162を軸受111に導入し、ねじ17により軸受111にねじ止めする。ベース11は、軸受111の上下端の表面を覆う。即ち、ベース11の上面112と、ベース11内に取り付けた軸受111の外平面113とは異なる水平面である。ベース11の上面112からベース11内に取り付けた軸受111の外平面113までの間隔は距離Dである。ベース11の厚さは距離Eである。ベース11の上面112から大歯車152までの間隔は距離Bである。ピストン本体14から上面112までの間隔は距離Fである。ピストン本体14からベース11内に取り付けた軸受111の外平面113までの間隔は距離F+Dである。シリンダー12内でピストン本体14が往復運動する際に変形運動を発生させ、空気圧縮機の効率に悪影響を与え、空気圧縮機の使用寿命が短くなることがあった。本発明者が鋭意研究を重ねた結果、従来のプラスチック材料からなるベース11は、高温により少し軟らかくなる虞があることを突き止めた。つまり、ピストン本体14が高速で往復運動すると、ピストン本体14と軸受111とが互いに引っ掛かり、前述したねじ17により軸棒162と軸受111とがねじ止めされると、実際にはねじ17の雄ねじ部171と、雌ねじ部を含む軸孔163とがねじ溝の結合深さが十分でないか、ねじ17でねじ止めするトルク力が十分でない場合、軸棒162が軸受111の内輪の内径面で緩んで空転し、ピストン本体14が高速で往復運動し、軸孔110と軸受111とが僅かにずれて変形し、更には、軸孔110の周辺の壁面が歯車機構の大歯車152の側面壁により摩擦が増大する現象が発生し、ピストン本体14がずれてピストン本体14がシリンダー12内で垂直方向の運動をし続けることができなくなって偏角が発生し、ピストン本体14が往復運動を行う際、軸棒162が取り付けられた軸孔110の内壁が受ける力が不均一となり、特定の箇所が摩損して非定点の円心運動となることがあった。このような現象が発生すると、ピストン本体14がシリンダー12内で往復運動するときに変形運動が発生し、ピストン本体14及び軸孔110内の軸受111が破壊してしまうことがあった。また、ベース11は、軸受111の上下端の表面を覆う。ベース11の上面112からベース11内に取り付けられた軸受111の外平面113までの間隔は距離Dであり、ベース11の厚みEは、小さくすることができないため、完成品の空間を小さくすることはできなかった。ピストン本体14から軸受111までのトルクは、ピストン本体14から軸受111の外平面113までの間隔がF+Dであるため、トルクを低減させて軸棒162の傾斜角を減らすことができず、軸受111に加わる負荷を減らすことができず、使用寿命が短くなってしまうことがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な課題は、空気圧縮機の伝動機構の組立方式により、ピストン本体にトルクギヤ上の連杆が枢着され、ピストン本体がシリンダー中に平行に配設されると、トルクギヤの中央軸孔がベースの第2の位置決め孔内に設けた軸受の内輪に対応し、ねじがベース内に取り付けた軸受の内輪からトルクギヤに至るまで挿通され、中央軸孔中にねじ止め固定され、ねじによりトルクギヤが軸受に密に挟持されるため、トルクギヤの稼働期間中でもねじと軸受との位置がずれることも緩むこともなく、第2の位置決め孔内の軸受を破壊され難くし、間接的にシリンダー内でピストン本体を上下の往復直線運動を行う最適な状態に保つことができる空気圧縮機の伝動機構を提供することにある。
【0006】
本発明のもう一つの課題は、ベースの上面から大歯車部までの間隔距離を0より大きくし、トルクギヤの稼働期間中に大歯車部が回転してもベースの上面と摩擦して磨耗されることを防ぐ空気圧縮機の伝動機構を提供することにある。
【0007】
上述した課題を達成するために、本発明は、空気圧縮機の伝動機構であって、
前記空気圧縮機は、ベース、シリンダー及び伝動機構を備え、
前記ベースは、互いに離隔されるように配置された第1の位置決め孔及び第2の位置決め孔を有し、前記第1の位置決め孔には、モータの芯端に設けられた小歯車が挿入され、前記第2の位置決め孔内には、軸受が取り付けられ、前記軸受は、外輪と、内輪と、前記内輪と前記外輪との間に位置する複数の球と、から構成され、
前記シリンダーは、前記ベース上に結合されるとともに、空気貯蔵ユニットと連通し、
前記伝動機構は、前記シリンダー内でピストン本体を往復させて圧縮動作を行って圧縮空気を発生させ、
前記伝動機構は、トルクギヤを含み、前記トルクギヤ上には、雌ねじを有する中央軸孔と、連杆と、が設けられ、
前記トルクギヤの前記中央軸孔は、前記ベースの前記第2の位置決め孔内に取り付けられる前記軸受の前記内輪に対応し、
前記ねじが前記ベース内に取り付けた前記軸受の前記内輪から前記トルクギヤに至るまで挿通され、前記中央軸孔中にねじ止め固定され、自動生産を行うことを特徴とする、伝動機構を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構の組立構造を示す斜視図である。
図2図2は、本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構の組立構造を示す分解斜視図である。
図3図3は、本発明の第1実施形態に係る伝動機構の組立初期を示す説明図である。
図4図4は、本発明の第1実施形態に係る伝動機構の組立完成図である。
図5図5は、本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構の組立構造を示す部分断面図である。
図6図6は、本発明の第2実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構を示す分解斜視図である。
図7図7は、本発明の第3実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構を示す分解斜視図である。
図8図8は、従来の空気圧縮機の部材を示す分解斜視図である。
図9図9は、従来の空気圧縮機の一部の部材を示す組立ステップ図である。
図10図10は、従来の空気圧縮機を示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1図3を参照する。図1図3に示すように、本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構の空気圧縮機2は、ベース3と、ベース3上に結合されたシリンダー4と、ベース3上に取り付けられたモータ5と、伝動機構と、を含む。
【0010】
ベース3は、互いに離隔されるように配置された第1の位置決め孔31及び第2の位置決め孔32を含む。第1の位置決め孔31には、モータ5の芯端に設けられた小歯車50が挿入される。第2の位置決め孔32内には、軸受6が取り付けられる。軸受6は、外輪61と、内輪62と、内輪62と外輪61との間に位置する複数の球63と、から構成される。
【0011】
シリンダー4は、ベース3と一体化されるか接続技術によりベース3と結合されるとともに、空気貯蔵ユニット41と連通する。空気貯蔵ユニット41は、気体を出力するマニホールド411と、圧力計412と、を有する。
【0012】
伝動機構は、前述したシリンダー4内でピストン本体54を往復させて圧縮動作を行って圧縮空気を発生させる。前述した伝動機構は、トルクギヤ57を含む。トルクギヤ57上には、雌ねじを有する中央軸孔510と、連杆53と、が設けられる。連杆53の末端には、環状凹溝530が形成される。
【0013】
図2図4を参照する。図2図4に示すように、本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機2の伝動機構の組立方式により、ピストン本体54にトルクギヤ57上の連杆53が枢着され、ピストン本体54がシリンダー4中に平行に配設されると、トルクギヤ57の中央軸孔510が、ベース3の第2の位置決め孔32内に取り付けられる軸受6の内輪62に対応し、ねじ52がベース3内に取り付けた軸受6の内輪62からトルクギヤ57に至るまで挿通され、中央軸孔510中にねじ止め固定され、自動生産を行う。
【0014】
ピストン本体54にトルクギヤ57上の連杆53が枢着され、連杆53に形成した環状凹溝530中にロック部材531が係合されるため、ピストン本体54がトルクギヤ57の稼働期間中に外れることを防ぐ。
【0015】
前述したトルクギヤ57は、カウンターウェイト及び大歯車部51を含む。カウンターウェイト及び大歯車部51は、粉末冶金技術により一体成形されてもよいし、組立式で結合して一体化してもよく、大歯車部51は、前述した小歯車50と噛合してもよい。
【0016】
図5を参照する。図5に示すように、本発明のベース3の上面30と、ベース3内に取り付けた軸受6の外周の最高厚さの上面60とは同一の水平面であり、ベース3の厚さが距離Aであり、ベース3の上面30からトルクギヤ57の大歯車部51までの間隔は距離Bである。距離Bは0より大きい。ピストン本体54からベース3内に取り付けた軸受6の上面60までの間隔は距離Cである。ベース3の上面30から大歯車部51まで間隔距離Bが0より大きいため、トルクギヤ57の稼働期間中に大歯車部51が回転してもベース3の上面30と摩擦して磨耗されることを防ぐ。
【0017】
ベース3の上面30から大歯車部51までの間隔距離Bを0より大きくするために、トルクギヤ57の中央軸孔510が大歯車部51に形成され、大歯車部51の底部の中央軸孔510の外周には、ギヤボス部511が設けられる。ギヤボス部511は、大歯車部51と一体成形されるか(図2図5に示す)、図6が示す第2実施形態のように、ギヤボス部511は一部品でもよく、それをトルクギヤ57の底部に設置し、ねじ52を介してベース3内に取り付けた軸受6の内輪62をギヤボス部511からトルクギヤ57へ挿通させ、中央軸孔510中にねじ止め固定する。
【0018】
図7を参照する。図7に示すように、本発明の第3実施形態に係る空気圧縮機の伝動機構のトルクギヤ57の中央軸孔560は、大歯車部55と組み合わして一体化されるカウンターウェイト56に形成されてもよい。カウンターウェイト56の底部の中央軸孔560の外周には、ギヤボス部561が設けられる。ギヤボス部561は、カウンターウェイト56と一体成形される。
【0019】
空気圧縮機2を稼働する際、ねじ52によりトルクギヤ57が軸受6に直接密に挟持され、トルクギヤ57の稼働期間にねじ52と軸受6との位置がずれることも緩むこともなく、第2の位置決め孔32内の軸受6を破壊され難くし、間接的にシリンダー4内でピストン本体54を上下の往復直線運動を行う最適な状態に保つことができる。
【0020】
上述したことから分かるように、本発明が提供する空気圧縮機の伝動機構は、その組立方式によりピストン本体54にトルクギヤ57上の連杆53が枢着され、ピストン本体54がシリンダー4中に平行に配設され、トルクギヤ57の中央軸孔510がベース3の第2の位置決め孔32内に設けた軸受6の内輪62に対応し、ねじ52がベース3内に取り付けた軸受6の内輪62からトルクギヤ57に至るまで挿通され、中央軸孔510中にねじ止め固定され、ねじ52によりトルクギヤ57が軸受6に密に挟持されるため、トルクギヤ57を使用してもねじ52と軸受6との位置がずれることも緩むこともない上、第2の位置決め孔32内の軸受6が破壊され難く、間接的にシリンダー4内でピストン本体54を上下の往復直線運動を行う最適な状態に保つことができる。
【符号の説明】
【0021】
1:空気圧縮機
2:空気圧縮機
3:ベース
4:シリンダー
5:モータ
6:軸受
11:ベース
12:シリンダー
13:モータ
14:ピストン本体
17:ねじ
30:上面
31:第1の位置決め孔
32:第2の位置決め孔
41:空気貯蔵ユニット
50:小歯車
51:大歯車部
52:ねじ
53:連杆
54:ピストン本体
55:大歯車部
56:カウンターウェイト
57:トルクギヤ
60:上面
61:外輪
62:内輪
63:球
110:軸孔
111:軸受
112:上面
113:外平面
151:小歯車
152:大歯車
161:カウンターウェイト
162:軸棒
163:軸孔
164:連杆
165:ショルダー
166:切欠き
171:雄ねじ部
411:マニホールド
412:圧力計
510:中央軸孔
511:ギヤボス部
530:環状凹溝
531:ロック部材(locking ring)
560:中央軸孔
561:ギヤボス部
θ:傾斜角度
A:距離
B:距離
C:距離
D:距離
E:距離
F:距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10