(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
最近は、医工学的な技術の飛躍的な発展に伴い、今までは補聴器を着けてもそれほど大きな助けを感じることのできなかった患者らも、自身に適した補聴器を選んで着けることで、優れた聴力改善を期待することができるようになった。
【0003】
補聴器は、医療機器の中でも、常に体に付着して使用する先端医療機器である。このような補聴器は、聴力の変化に合わせて継続的なメンテナンスが必要となる上に、湿気や耳内の異物によって損傷することもあるためアフターサービスは必須である。したがって、補聴器は、医工学的技術の中でも最も重要な技術の1つであると言える。
【0004】
初期の補聴器はラッパ型の集音機の形態であったが、現在は普通音の増幅を助ける電気補聴器の形態が使用されている。また、前記補聴器は、乳突部に着用する骨導式も存在するが、その大半は気導式になった。すなわち、前記補聴器は、音波をマイクロホンで受信して電気振動に変換し、これを拡大してイヤホンで再び音波に変えて耳に聞こえるようにするものである。
【0005】
最近、このような補聴器に関する研究が絶え間なく続けられているが、近来に開発されたデジタル補聴器は、単に音だけを増幅するのではなく、可聴周波数帯域の低音域と高音域をいくつかのチャンネルに分けて個別に増幅したり制御したりする。前記チャンネルは、前記チャンネルの数によって2チャンネル、4チャンネル、および9チャンネルと呼ばれる。前記デジタル増幅器は、使用者の聴力損失度に応じて周波数別に必要なだけの増幅を調整するため、従来の増幅器に比べて遥かに明瞭な音を聞くことができる。
【0006】
最近、ある補聴器会社では、強力な補聴器専用プロセッサを開発するなどの努力を見せている。前記補聴器専用プロセッサは、従来のプロセッサに比べて2倍以上も速くなった処理速度とメモリを搭載しており、進化したナノ技術により、すべてのチップと部品が極小に構成されている。
【0007】
しかし、このような補聴器の発展技術にも係わらず、前記補聴器内部に配置されるプロセッサ1個あたりの価格は100万ウォンを上回り、消費者が日常的に使用するには負担が大きい。
【0008】
このような費用問題を、一部の開発者は大量生産による効果で解決しようとしているが、このような解決方案には限界がある。これは、補聴器が一般医療機器に比べて需要が少ないという特徴を持つためである。
【0009】
さらに、補聴器を供給および販売してサービスするには、売場賃貸料、専門家雇用費用、先端装備の購入など、多くの固定費用も発生する。このような補聴器の価格問題は将来的にも続くと予想され、開発者の重要な研究案件となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、補聴器の外部端末のプロセッサを使用して前記補聴器の費用を節減する。
【0011】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、補聴器の外部端末のプロセッサが行うテストをテストモードの場合にだけ選択的に使用することで、前記デバイスの効率を高める。
【0012】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、周波数によって使用者の聴力を感知して効率的にデバイスを制御する。
【0013】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、近距離通信によって外部プロセッサと前記補聴器を連結させ、使用者が前記技術を便利に利用できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、補聴器の動作モードを判断する段階を含む。
【0015】
前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、前記補聴器の動作モードがノーマルモードまたはテストモードのうちで前記テストモードであると判断された場合、前記補聴器とは異なる端末に受信されたオーディオ信号を伝達する段階を含む。
【0016】
前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、外部から聞こえるオーディオに対するアナログ信号をデジタル信号に処理する段階、前記処理された信号を、前記制御パラメータを利用しながら、特定の周波数に対するゲインが相対的に弱い場合と特定の周波数に対するゲインが相対的に強い場合それぞれのバランスを調節する段階、および前記調節された信号に対するデジタル信号をアナログ信号に変換して使用者に伝達する段階を含む。
【0017】
前記異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、前記異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する受信部は、オーディオ信号が処理されることに応答して補聴器の近距離通信モジュールを活性化させる活性化部、前記近距離通信モジュールを利用して前記補聴器と前記異なる端末をペアリングさせるペアリング部、前記端末に位置するテスト装備にテストを行うテスト部、および前記テストを行う段階は、前記オーディオ信号を受信して前記オーディオ信号の周波数別のゲインを測定する測定部を備える。
【0018】
補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、外部から聞こえるオーディオに対するアナログ信号をデジタル信号に処理する処理部、前記処理された信号を、前記制御パラメータを利用しながら、特定の周波数に対するゲインが相対的に弱い場合と特定の周波数に対するゲインが相対的に強い場合それぞれのバランスを調節する調節部、および前記調節された信号に対するデジタル信号をアナログ信号に変換して使用者に伝達する信号伝達部を備える。
【発明の効果】
【0019】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、補聴器の外部端末のプロセッサを使用して前記補聴器の費用を節減することができる。
【0020】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、補聴器の外部端末のプロセッサが行うテストをテストモードの場合にだけ選択的に使用することで、前記デバイスの効率を高めることができる。
【0021】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、周波数によって使用者の聴力を感知して効率的にデバイスを制御することができる。
【0022】
本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、近距離通信によって外部プロセッサと前記補聴器を連結させ、使用者が前記技術を便利に使用できるようにする。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。以下では限定された実施形態について説明するが、このような実施形態は本発明の一例に過ぎず、当業者であればこのような実施形態を容易に変更することができるであろう。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法を示したフローチャートである。
図1を参照すると、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、補聴器の動作モードを判断する(S110)。前記補聴器の動作モードは、ノーマルモードあるいはテストモードであってよい。
【0026】
また、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、前記補聴器の動作モードがノーマルモードまたはテストモードのうちでテストモードであると判断された場合、補聴器とは異なる端末に受信されたオーディオ信号を伝達する(S120)。
【0027】
使用者あるいは開発者は、前記オーディオ信号を伝達するための環境を造成しなければならず、このような環境は、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法の効率を高めることができる。
【0028】
また、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する(S130)。
【0029】
前記受信する過程についての詳細な説明は、
図3を参照しながら説明する。
前記受信する過程を実施するために、前記オーディオ信号を伝達する過程と同じように、使用者または開発者は、前記受信するための最適な環境を造成しなければならず、このような環境は、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法の効率を高めることができる。
【0030】
また、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、テスト結果に関する情報に基づいて補聴器に対する制御パラメータを設定する(S140)。前記制御パラメータは、本発明で行われたテストの結果が、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスでの使用に適するように制御される。
【0031】
前記制御パラメータを設定する過程についての詳細な説明は、
図2を参照しながら説明する。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態における、テスト結果に関する情報に基づいて補聴器に対する制御パラメータを設定する段階を示したフローチャートである。
図2を参照すると、本発明の一実施形態における、テスト結果に関する情報に基づいて補聴器に対する制御パラメータを設定する段階は、制御パラメータとしてオーディオ信号に対する周波数別それぞれのゲインに対する制御値を使用する(S210)。
【0033】
これは、使用者ごとに前記オーディオ信号が有する周波数別のゲインがそれぞれ異なるため、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリングデバイスは、このようなそれぞれの値を調節しなければならないためである。
前記ゲインとは、それぞれの測定値が有する強度であると言える。
【0034】
また、本発明の一実施形態における、テスト結果に関する情報に基づいて補聴器に対する制御パラメータを設定する段階は、前記制御パラメータとしてオーディオ信号に対する周波数別それぞれのゲインに対するフィルタ値を使用する(S220)。
【0035】
前記ゲインに対するフィルタ値を使用する段階は、前記ゲインに対する制御値を使用して制御された値をもう一度フィルタによってフィルタリングするものであり、前記補聴器の正確度を高めることができる。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態における、異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する段階を示したフローチャートである。
図3を参照すると、前記異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する段階は、オーディオ信号が処理されることに応答して補聴器の近距離通信モジュールを活性化させる段階を含む(S310)。
【0037】
前記補聴器の近距離通信モジュールを活性化させる段階は、ブルートゥース(登録商標)あるいは他の技術を利用して前記複数の機器の連結を活性化させる段階であってよい。
【0038】
また、前記異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する段階は、近距離通信モジュールを利用して補聴器と異なる端末とをペアリングさせる段階を含む(S320)。
【0039】
前記ペアリングさせる段階は、前記補聴器と連結する端末が、前記補聴器と連結する端末以外の他の端末と混同されないようにするためである。これは、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法の効率を高めることができる。
【0040】
また、本発明の一実施形態における、異なる端末によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末からテスト結果に関する情報を受信する段階は、端末に位置するテスト装備にテストを行う段階を含む(S330)。
【0041】
前記テストを行う段階は、オーディオ信号それぞれに応じて異なるように行われてよく、多様な過程で行われてよい。前記端末に位置するテスト装備にテストを行う段階については、
図4でさらに詳しく説明する。
【0042】
また、前記テストを行う段階は、オーディオ信号を受信してオーディオ信号の周波数別のゲインを測定する段階を含んでよい(S340)。
【0043】
使用者の難聴の殆どは、全範囲の周波数に該当するのではなく、特定の周波数に制限されている。また、前記周波数別のゲインは使用者ごとに異なることから、前記補聴器は、前記使用者に脆弱な周波数帯のゲインを制御することができる。
【0044】
図4は、本発明の一実施形態における、端末に位置するテスト装備にテストを行う段階を示したフローチャートである。
図4を参照すると、前記テスト装備にテストを行う段階は、テストの結果によって使用者の聴力を数値化する段階を含む(S410)。
【0045】
前記聴力を数値化する段階は、前記補聴器を利用する過程がより円滑に作動するようにできる。
【0046】
前記テスト装備にテストを行う段階は、前記数値化された聴力を利用して次のテストに参考として使用する(S420)。これにより、複数のテストが行われる場合、前記複数のテストの正確度を高めることができる。
【0047】
また、前記テスト装備にテストを行う段階は、テストの結果によって使用者の年齢層を決定する(S430)。前記決定された年齢層を利用して次のテストに参考として使用する(S440)。
【0048】
また、前記テスト装備にテストを行う段階は、周辺の騒音が特定値以下である場合に前記テストが行われてよい(S450)。
【0049】
また、前記テスト装備にテストを行う段階は、前記特定値を10dB以下に設定してよい(S460)。前記周辺の騒音を減らす段階は、前記テストから抽出される結果値の正確度を高めることができる。
【0050】
また、前記テスト装備にテストを行う段階は、前記テストを行う前に練習テストを実施してよい(S470)。前記練習テストを実施する段階は、テストを行うための一連の条件が満たされているかを確認するための過程であってよい(S480)。
【0051】
また、前記テスト装備にテストを行う段階は、前記テストを行った月別履歴を格納してよい(S490)。また、前記テスト装備にテストを行う段階は、前記格納された月別履歴を選択的に適用して使用する(S491)。
【0052】
図5は、本発明の一実施形態における、外部から聞こえるオーディオに対するアナログ信号をデジタル信号に処理する段階を示したフローチャートである。
図5を参照すると、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、外部から聞こえるオーディオに対するアナログ信号をデジタル信号に処理する段階を含む(S510)。
【0053】
また、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、処理された信号を、制御パラメータを利用しながら、特定の周波数に対するゲインが相対的に弱い場合と特定の周波数に対するゲインが相対的に強い場合それぞれのバランスを調節してよい(S520)。
【0054】
また、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング方法は、前記調節された信号に対するデジタル信号をアナログ信号に変換して使用者に伝達する過程を含む(S530)。
【0055】
図6は、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置を示した図である。
図6を参照すると、本発明の一実施形態における、補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置600は、判断部610を備える。
前記判断部610は、補聴器の動作モードを判断してよい。前記補聴器の動作モードは、ノーマルモードまたはテストモードであってよい。
【0056】
また、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置600は、補聴器の動作モードがノーマルモードまたはテストモードのうちでテストモードであると判断された場合、補聴器とは異なる端末680に受信されたオーディオ信号を伝達する伝達部620を備える。
【0057】
また、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置600は、受信部630を備える。前記受信部630は、異なる端末680によってオーディオ信号が処理されることに応答し、異なる端末680からテスト結果に関する情報を受信する。
【0058】
また、前記受信部630は、活性化部631、ペアリング部632、テスト部633、および測定部634を備える。
【0059】
前記活性化部631は、前記オーディオ信号が処理されることに応答して補聴器の近距離通信モジュールを活性化させる。また、前記ペアリング部632は、近距離通信モジュールを利用して補聴器と異なる端末680とをペアリングさせる。
【0060】
また、前記テスト部633は、数値化部633−a、使用部633−b、決定部633−c、年齢層使用部633−d、進行部633−e、特定値設定部633−f、練習テスト部633−g、確認部633−h、格納部633−i、および月別履歴使用部633−jを備える。
【0061】
前記数値化部633−aは、テストの結果によって使用者の聴力を数値化する。また、前記使用部633−dは、数値化された聴力を利用して次のテストに参考として使用する。
【0062】
また、前記決定部633−cは、前記テストの結果によって使用者の年齢層を決定する。
【0063】
また、前記年齢層使用部633−dは、前記決定された年齢層を利用して次のテストに参考として使用する。
【0064】
また、前記進行部633−eは、前記テストを周辺の騒音が特定値以下である場合に実施する。また、前記特定値設定部633−fは、前記特定値を10dB以下に設定する。
【0065】
また、前記練習テスト部633−aは、前記テストを行う前に練習テストを実施する。また前記確認部633−hは、前記練習テストを利用してテストを行うための多様な外部条件が満たされているかを確認する。
【0066】
また、前記格納部633−iは、前記テストの月別履歴を格納する。
また、前記月別履歴使用部633−jは、前記格納された月別履歴を選択的に適用して使用する。
また、前記受信部630に備えられる測定部634は、前記オーディオ信号を受信してオーディオ信号の周波数別のゲインを測定する。
【0067】
また、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置600は、設定部640を備える。前記設定部は、制御値使用部641およびフィルタ値使用部642を備える。前記設定部640は、テスト結果に関する情報に基づいて補聴器に対する制御パラメータを設定する。また、前記制御値使用部641は、制御パラメータとしてオーディオ信号に対する周波数別それぞれのゲインに対する制御値を使用する。
【0068】
また、前記フィルタ値使用部642は、前記制御パラメータとしてオーディオ信号に対する周波数別それぞれのゲインに対するフィルタ値を使用する。
【0069】
また、前記補聴器の費用を節減するために外部プロセッサを使用するスマートヒヤリング装置600は、処理部650、調節部660、および信号伝達部670を備える。前記処理部650は、外部から聞こえるオーディオに対するアナログ信号をデジタル信号に処理する。
【0070】
また、前記調節部660は、処理された信号を、制御パラメータを利用しながら、特定の周波数に対するゲインが相対的に弱い場合と特定周波数に対するゲインが相対的に強い場合それぞれのバランスを調節する。
【0071】
また、前記信号伝達部670は、調節された信号に対するデジタル信号をアナログ信号に変換して使用者に伝達する。
【0072】
図7は、本発明の一実施形態における、ペアリング部が端末と前記装置を連結させる場合に前記端末に表示される画面を示した図である。
図7を参照すると、使用者の端末680には、オリーブ追加画面が表示される。前記オリーブは、使用者が使用する補聴器の左側であっても、右側であってもよい。また、前記使用者の端末680には、前記オリーブ追加画面でオリーブ追加ボタンを押すとブルートゥース(登録商標)連結がなされる画面が表示される。
【0073】
前記ブルートゥース(登録商標)連結がなされる過程は、前記ペアリング部632で行われる過程であると理解されてよい。また、前記ブルートゥース(登録商標)は、前記オリーブとの連結のためにオリーブを探索する。探索されたオリーブは、前記端末680と連結されてよい。また、前記連結したオリーブは、端末680に登録されてよい。
【0074】
使用者は、前記オリーブに対する名称を登録してよい。また、前記連結したオリーブには、既存のテスト値あるいは新たにテストした値を入力してよい。
【0075】
また、前記端末680は、オリーブ追加が完了すると、新たなオリーブ追加画面を表示する。
【0076】
図8は、本発明の一実施形態における、進行部が周辺の騒音を測定する場合に端末に表示される画面を示した図である。
前記テスト部633は、周辺の騒音が特定値以下である場合にテストを行ってよく、
図8の左側に示された図面は、前記騒音を減らした環境の造成を使用者に促す通知を示している。前記騒音が特定値以下の環境を造成する過程は、進行部633−eによって行われてよい。
【0077】
前記端末680は、前記騒音が特定値以下である場合、前記条件を満たしていることに対する認証画面を表示してよい。また、周辺の騒音が特定値以下である場合、前記端末680は、両耳のうちのどちらの耳で測定を行うかに対する選択画面を端末に表示する。
【0078】
また、前記端末680は、前記一連の過程が完了した場合、練習テストを実施してよい。前記練習テストは、実際のテストが行われる前に、前記テスト部633の周辺が一定条件を満たしているかをテストするものである。
図8の右側には、前記練習テストを実施する間に端末680に表示される画面を示している。
【0079】
図9は、本発明の一実施形態における、テスト部が周波数別の聴力をテストする場合に端末に表示される画面を示した図である。
テスト部633では、使用者それぞれが認識するオーディオ信号の周波数別のゲイン値を測定してテストされてよい。
図9は、前記オーディオ信号の周波数別のゲイン値を測定する過程で端末680に表示される画面を示している。
【0080】
例えば、前記端末680は、2000Hzの周波数を選定した場合、使用者の耳に音が最も良く聞こえるときにボタンを押すように命令する。これは、2000Hz以外の他の周波数であってもよく、使用者は、前記情報を総合してテスト結果を導き出してよい。
図9は、このような全過程が行われる間に使用者の端末680に表示される画面を示している。
【0081】
図10は、本発明の一実施形態における、テスト部の決定部および数値化部が作動する場合に端末に表示される画面を示した図である。
図10を参照すると、本発明の一実施形態に係る端末680は、使用者の年齢層および聴力を数値化する。前記使用者の年齢層および聴力を数値化する過程は、数値化部633−aおよび決定部633−cで行われる過程であってよい。前記数値化された複数の値は、グラフで表示されてよい。
【0082】
また、前記スマートヒヤリングデバイスは、既存にテストされたオーディオ信号を月別に格納してよく、前記月別に格納されたデータを表示した端末680に対するイメージは、
図10に示された3つの画面のうちの中間画面に表示される。
【0083】
前記オーディオ信号を月別に格納する過程は、格納部633−iによって実行されてよい。
また、前記スマートヒヤリングデバイスは、連結する機器が複数台である場合、前記機器のうちから1つを選択し、機器別の聴力報告書を確認する画面を端末680に表示してよい。
【0084】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0085】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。