【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の第一の態様で開示される上部冷蔵/下部冷凍型直冷式の微量着霜の冷蔵庫は、冷蔵庫ケースと、前記冷蔵庫の上部に位置する冷蔵室7と、前記冷蔵庫の下部に位置する冷凍室8と、を備え、
前記冷凍室8内には、冷却器具の冷凍インナーライナー1が設けられ、前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面の周りには、横断面がD字形である蒸発管2が螺旋状にラップアラウンドして取り付けられており、
前記蒸発管2は、アルミ箔テープ6及び形状がストライプ状である管固定具3によって冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に固定され、
前記管固定具3の表面には、蒸発管2の螺旋方向に沿って蒸発管2の螺旋配置ピッチと一致する溝31が設けられており、前記蒸発管2の弧面管壁の曲率と溝31の曲率とが同じであり、
前記管固定具3の表面には、溝31と交互に貫通孔32が設けられており、前記貫通孔32には、T形状連結部材4が取り付けられる。
【0007】
また、前記冷蔵庫ケースは底板、バックプレーン9及び枠体10で構成され、
前記バックプレーン9には、冷蔵インナーライナーの外面に設けられた補償ヒータを制御するための磁気スイッチ11が設けられており、
前記冷蔵インナーライナーは、前記冷蔵室7内に位置し、前記枠体10の内側に凝縮器が設けられ、前記磁気スイッチ11は、前記凝縮器から離れる位置に位置する。
【0008】
また、前記蒸発管2の配列密度は三つのレベルに分けられ、
冷蔵庫のドアに近い部分には第一のレベルの配列密度を採用し、
前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の中間部分には第二のレベルの配列密度を採用し、
前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の奥側部分には第三のレベルの配列密度を採用し、
前記第一のレベルの配列密度は前記第二のレベルの配列密度よりも大きく、前記第二のレベルの配列密度は前記第三のレベルの配列密度よりも大きい。
【0009】
また、前記第一のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを25mmとし、
前記第二のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを30mmとし、
前記第三のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを35mmとする。
【0010】
また、前記蒸発管2は、弧面管壁と、平面管壁とを備え、
前記弧面管壁と平面管壁は交差して第1の交差線及び第2の交差線を形成し、
前記平面管壁は、前記第1の交差線を開始線として外側に第1の延伸部が延び、前記第2の交差線を開始線として外側に第2の延伸部が延びる。
【0011】
また、前記第1の延伸部及び第2の延伸部は、アルミ箔テープ6によって前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に密接する。
【0012】
また、前記T形状連結部材4は、貫通孔32に挿通され、一端にねじ山が設けられているコンロッド41と、前記コンロッド41の他端に溶接され、表面にねじ穴421が設けられている平板状アルミシート42と、を備える。
【0013】
また、前記平板状アルミシート42と冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面との間はボルト又は熱伝導性接着剤で接続される。
【0014】
また、前記蒸発管2のアルミ管の肉厚は0.5〜1mmであり、外径は5〜10mmである。
【0015】
また、前記蒸発管2に冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に密接する一層のアルミ箔テープ6が螺旋状に巻かれる。
【0016】
本願の第2の態様で開示されるD形状管ラップアラウンド式蒸発器は、冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面の周りに螺旋状にラップアラウンドして取り付けられた横断面がD字形である蒸発管2を備え、
前記蒸発管2はアルミ箔テープ6及び形状がストライプ状である管固定具3によって冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に固定され、
前記管固定具3の表面には、蒸発管2の螺旋方向に沿って蒸発管2の螺旋配置ピッチと一致する溝31が設けられており、
前記蒸発管2の弧面管壁の曲率と溝31の曲率とが同じであり、
前記管固定具3の表面には、溝31と交互に貫通孔32が設けられており、
前記貫通孔32には、T形状連結部材4が取り付けられる。
【0017】
また、前記T形状連結部材4は、貫通孔32に挿通され、一端にねじ山が設けられているコンロッド41と、前記コンロッド41の他端に溶接され、表面にねじ穴421が設けられている平板状アルミシート42と、を備える。
【0018】
また、前記平板状のアルミシート42と冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面との間はボルト又は熱伝導性接着剤で接続される。
【0019】
また、前記蒸発管2のアルミ管の肉厚は0.5〜1mmであり、外径は5〜10mmである。
【0020】
また、前記蒸発管2には、冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に密接する一層のアルミ箔テープ6が螺旋状に巻かれる。
【0021】
また、前記蒸発管2の配列密度は三のレベルに分けられ、
冷蔵庫のドアに近い部分には第一のレベルの配列密度を採用し、
前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の中間部分には第二のレベルの配列密度を採用し、
前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の奥側部分には第三のレベルの配列密度を採用し、
前記第一のレベルの配列密度は前記第二のレベルの配列密度よりも大きく、前記第二のレベルの配列密度は前記第三のレベルの配列密度よりも大きい。
【0022】
また、前記第一のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを25mmとし、
前記第二のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを30mmとし、
前記第三のレベルの配列密度は、前記蒸発管2の螺旋配置ピッチを35mmとする。
【0023】
また、前記蒸発管2は、弧面管壁と、平面管壁とを備え、
前記弧面管壁と平面管壁は交差して第1の交差線及び第2の交差線を形成し、
前記平面管壁は、前記第1の交差線を開始線として外側に第1の延伸部が延び、前記第2の交差線を開始線として外側に第2の延伸部が延びる。
【0024】
また、前記第1の延伸部及び第2の延伸部は、アルミ箔テープ6によって前記冷却器具の冷凍インナーライナー1の外面に密接する。