特許第6869541号(P6869541)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6869541
(24)【登録日】2021年4月16日
(45)【発行日】2021年5月12日
(54)【発明の名称】屋外用燃焼装置
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/07 20060101AFI20210426BHJP
   A47J 37/04 20060101ALI20210426BHJP
   F24B 1/26 20060101ALI20210426BHJP
【FI】
   A47J37/07
   A47J37/04 103A
   F24B1/26
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-169399(P2017-169399)
(22)【出願日】2017年9月4日
(65)【公開番号】特開2019-42213(P2019-42213A)
(43)【公開日】2019年3月22日
【審査請求日】2020年4月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】391036404
【氏名又は名称】株式会社ロゴスコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100104569
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 正夫
(72)【発明者】
【氏名】官林 龍之介
【審査官】 山本 崇昭
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3156915(JP,U)
【文献】 実開平06−038826(JP,U)
【文献】 実開昭51−089570(JP,U)
【文献】 特開平08−308745(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 37/00−37/07
F24B 1/00−15/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃焼空間を有する火床と、
一対の懸架部材と、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記火床の一部よりも当該火床の中央部側且つ前記火床の前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えており、
前記火床は、第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、
前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有しており、前記火床の前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記一対の懸架部材は、前記一対の第1支持部と前記一対の第2支持部に支持されており且つ前記串保持具を前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内で支持しており、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置される屋外用燃焼装置。
【請求項2】
燃焼空間を有する火床と、
前記火床の上側で第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、
前記火床の上側で前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部と、
一対の懸架部材と、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記火床の一部よりも当該火床の中央部側且つ前記火床の前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えており、
前記火床の前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記一対の懸架部材は、前記一対の第1支持部と前記一対の第2支持部に支持されており且つ前記串保持具を前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内で支持しており、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置される屋外用燃焼装置。
【請求項3】
燃焼空間を有する火床と、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記火床の一部よりも当該火床の中央部側且つ前記火床の前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具と、
高架部材とを備えており、
前記火床は、第1方向に間隔をあけて配置されたスリットである一対の第1支持部と、
前記第1方向に間隔をあけて配置されたスリットであって、前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有しており、前記火床の前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置されており、
前記高架部材は、網部と、網部の両端部に設けられた一対のアームとを有しており、
前記一対のアームのうちの一方のアームの自由端部には、前記火床の前記第1支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられており、他方のアームの自由端部には、前記火床の前記第2支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられている屋外用燃焼装置。
【請求項4】
請求項1、2又は3記載の屋外用燃焼装置において、
前記火床は、前記一部を有する側板を有しており、
前記側板の少なくとも前記一部が、前記串保持具に対向するように前記火床の中央部側に下り傾斜している屋外用燃焼装置。
【請求項5】
燃焼空間を有する火床と、
一対の懸架部材と、
前記火床を覆うフレームと、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記フレームの一部よりも前記火床の中央部側且つ前記フレームの前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えており、
前記火床は、第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、
前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有しており、
前記一対の懸架部材は、前記一対の第1支持部と前記一対の第2支持部に支持されており且つ前記串保持具を前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内で支持しており、
前記フレームの前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置される屋外用燃焼装置。
【請求項6】
燃焼空間を有する火床と、
前記火床の上側で第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、
前記火床の上側で前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部と、
一対の懸架部材と、
前記火床を覆うフレームと、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記フレームの一部よりも前記火床の中央部側且つ前記フレームの前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えており、
前記一対の懸架部材は、前記一対の第1支持部と前記一対の第2支持部に支持されており且つ前記串保持具を前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内で支持しており、
前記フレームの前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置される屋外用燃焼装置。
【請求項7】
燃焼空間を有する火床と、
前記火床を覆うフレームと、
前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内において前記フレームの一部よりも前記火床の中央部側且つ前記フレームの前記一部に対して斜め上側に配置される串保持具と、
高架部材とを備えており、
前記火床は、第1方向に間隔をあけて配置されたスリットである一対の第1支持部と、
前記第1方向に間隔をあけて配置されたスリットであって、前記一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有しており、
前記フレームの前記一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有し、
前記串保持具は、第2保持孔を有しており、
前記第2保持孔は、前記串保持具を上下に貫通しており且つ前記第1保持孔の斜め上側に配置されており、
前記高架部材は、網部と、網部の両端部に設けられた一対のアームとを有しており、
前記一対のアームのうちの一方のアームの自由端部には、前記火床の前記第1支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられており、他方のアームの自由端部には、前記火床の前記第2支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられている屋外用燃焼装置。
【請求項8】
請求項5、6又は7記載の屋外用燃焼装置において、
前記フレームの少なくとも前記一部が、前記串保持具に対向するように前記火床の中央部側に下り傾斜している屋外用燃焼装置。
【請求項9】
請求項3又は7記載の屋外用燃焼装置において、
一対の懸架部材をさらに備えており、
前記一対の懸架部材は、前記一対の第1支持部と前記一対の第2支持部に支持されており且つ前記串保持具を前記燃焼空間の上側または前記燃焼空間内で支持しており、
前記高架部材の一対のアーム部の自由端部は前記一対の懸架部材上に載置されている屋外用燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーベキューグリルや焚火台などの屋外用燃焼装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の屋外用燃焼装置には、串保持具が取り付けられているものがある(下記特許文献1参照)。この串保持具は、下向きU字状のフックと、このフックから延びた水平板と、この水平板から下方へ延びた垂直板とを備えている。フックが火床の側板に引っ掛けられ、水平板および垂直板は火床の外側に配置される。この水平板および垂直板に設けられた挿入孔に串が挿入され、串を火床側に斜めに傾斜させて保持するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第31569115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の串保持具は、火床の外側で串を保持するため、串に刺さった食材から火床内の熱源までの距離が遠い。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、串を火床内で保持できる屋外用燃焼装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様の屋外用燃焼装置は、燃焼空間を有する火床と、燃焼空間の上側または燃焼空間内において火床の一部よりも当該火床の中央部側且つ火床の一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えている。火床の一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有している。串保持具は第2保持孔を有している。第2保持孔は、串保持具を上下に貫通しており且つ第1保持孔の斜め上側に配置されるようになっている。
【0007】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、串保持具は、燃焼空間の上側または燃焼空間内において、火床の一部よりも当該火床の中央部側に位置し、且つ火床の一部に対して斜め上側に配置されるようになっているので、串の下端部を火床の側板の第1保持孔と串保持具の第2保持孔に挿入することによって、串が火床内で斜めに傾斜させて保持される。このため、串に刺さった食材と火床の燃焼空間内の熱源との距離を近くすることができる。
【0008】
火床は、一部を有する側板を有する構成とすることが可能である。側板の少なくとも一部が、串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜した構成とすることが可能である。
【0009】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、第1保持孔が設けられる側板の少なくとも一部が串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜しているため、串の下端部が第1保持孔に挿入し易くなる。
【0010】
本発明の別の態様の屋外用燃焼装置は、燃焼空間を有する火床と、火床を覆うフレームと、燃焼空間の上側または燃焼空間内においてフレームの一部よりも火床の中央部側且つフレームの一部に対して斜め上側に配置される串保持具とを備えている。フレームの一部は、当該一部を貫通した第1保持孔を有している。串保持具は第2保持孔を有している。第2保持孔は、串保持具を上下に貫通しており且つ第1保持孔の斜め上側に配置されるようになっている。
【0011】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、串保持具は、燃焼空間の上側または燃焼空間内において、火床の一部よりも当該火床の中央部側に位置し、且つ火床の一部に対して斜め上側に配置されるようになっているので、串の下端部を火床の側板の第1保持孔と串保持具の第2保持孔に挿入することによって、串が火床内で斜めに傾斜させて保持される。このため、串に刺さった食材と火床の燃焼空間内の熱源との距離を近くすることができる。
【0012】
フレームの少なくとも一部が、串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜した構成とすることが可能である
【0013】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、第1保持孔が設けられるフレームの少なくとも一部が串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜しているため、串の下端部が第1保持孔に挿入し易くなる。
【0014】
上記した何れかの態様の屋外用燃焼装置は、一対の懸架部材をさらに備えた構成とすることが可能である。火床は、第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、第1方向に間隔をあけて配置されており且つ一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有する構成とすることが可能である。懸架部材は、一対の第1支持部と一対の第2支持部に支持されており且つ串保持具を燃焼空間の上側または燃焼空間内で支持する構成とすることが可能である。
【0015】
または、上記した何れかの態様の屋外用燃焼装置は、火床の上側で第1方向に間隔をあけて配置された一対の第1支持部と、火床の上側で第1方向に間隔をあけて配置されており且つ一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部と、一対の懸架部材とをさらに備えた構成とすることが可能である。懸架部材は、一対の第1支持部と一対の第2支持部に支持されており且つ串保持具を燃焼空間の上側または燃焼空間内で支持する構成とすることが可能である。
【0016】
上記した何れかの態様の屋外用燃焼装置は、高架部材をさらに備えた構成とすることが可能である。この場合、火床は、第1方向に間隔をあけて配置されたスリットである一対の第1支持部と、第1方向に間隔をあけて配置されたスリットであって、一対の第1支持部に対向する一対の第2支持部とを有する構成とすることが可能である。高架部材は、網部と、網部の両端部に設けられた一対のアームとを有する構成とすることが可能である。一対のアームのうちの一方のアームの自由端部には、火床の第1支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられており、他方のアームの自由端部には、火床の第2支持部の間の部分が嵌合する環状の係合部が設けられた構成とすることが可能である。
【0017】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、高架部材の一対のアームの係合部内に、火床の第1支持部の間の部分および火床の第2支持部の間の部分が各々嵌合するので、火床に取り付けられた高架部材の状態が安定する。
【0018】
屋外用燃焼装置は、一対の懸架部材をさらに備えた構成とすることが可能である。この場合、懸架部材は、一対の第1支持部と一対の第2支持部に支持されており且つ串保持具を燃焼空間の上側または燃焼空間内で支持した構成とすることが可能である。高架部材の一対のアーム部の自由端部は懸架部材上に載置された構成とすることが可能である。
【0019】
このような態様の屋外用燃焼装置による場合、高架部材の一対のアームの係合部内に、火床の第1支持部の間の部分および火床の第2支持部の間の部分が各々嵌合すると共に、アームの自由端部が懸架部材上に載置されているので、火床に取り付けられた高架部材の状態がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1A】本発明の実施例1に係る屋外用燃焼装置の平面図である。
図1B】前記屋外用燃焼装置の正面図である。
図1C】前記屋外用燃焼装置の側面図である。
図1D】前記屋外用燃焼装置の火床の側板と串保持具との位置関係を説明する概略的部分断面図である。
図1E】前記屋外用燃焼装置の串保持具が懸架部材に懸架された状態を説明する概略的部分断面図である。
図2A】実施例1に係る屋外用燃焼装置の第1設計変形例の平面図である。
図2B】前記第1設計変形例の屋外用燃焼装置の正面図である。
図3A】本発明の実施例2に係る屋外用燃焼装置の正面図である。
図3B】前記屋外用燃焼装置の正面図である。
図3C】前記屋外用燃焼装置の側面図である。
図4A】実施例2に係る屋外用燃焼装置の第1設計変形例の平面図である。
図4B】前記第1設計変形例の屋外用燃焼装置の正面図である。
図5A】実施例2に係る屋外用燃焼装置の第2設計変形例の拡大部分斜視図である。
図5B】前記第2設計変形例の屋外用燃焼装置の別角度の拡大部分斜視図である。
図5C】前記第2設計変形例の屋外用燃焼装置の高架部材の底面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例1、実施例2およびその設計変形例を含む複数の実施例に係る屋外用燃焼装置Bついて図1A図4Bを参照しつつ説明する。屋外用燃焼装置Bは、バーベキューグリルおよび/または焚火台である。図1A図1Cには、実施例1の屋外用燃焼装置Bが示されており、図2Aおよび図2Bには、実施例1の屋外用燃焼装置Bの第1設計変形例が示されている。図3A図3Cには、実施例2の屋外用燃焼装置Bが示されており、図4Aおよび図4Bには、実施例2の屋外用燃焼装置Bの第1設計変形例が示されている。
【0022】
なお、図1B図2B図3Bおよび図4Bに示すZ−Z’方向は屋外用燃焼装置Bの高さ方向であり、図1A図1B図2A図2B図3A図3B図4Aおよび図4BにX−X’方向はZ−Z’方向に直交する方向であり、図1B図2B図3Bおよび図4Bに示すY−Y’方向はZ−Z’方向およびX−X’方向に直交する方向である。X−X’方向が特許請求の範囲の第1方向に相当している。
【0023】
屋外用燃焼装置Bは火床100を備えている。火床100は、内部に燃焼空間を有している。火床100は、4以上の側板110を有している。側板110は、一対の側辺を有している。側板110は、環状に配置されている。火床100は、下記1)〜4)の何れかの構成をさらに有している。
【0024】
1)火床100は、上下逆の中空の四角錘台状(図1A図4B参照)であって、4つの上下逆の台形状の側板110、4つのヒンジ部121および2つのヒンジ部122を有している。または、火床100は、四角筒状であって、4つの矩形状の側板110、4つのヒンジ部121および2つのヒンジ部122を有している。何れの場合も、側板110は、二つの側板110aと、二つの側板110bとを含む。側板110a、110bは展開状態で四角環状に配置されており、側板110aはY−Y’方向において対向し、側板110bはX−X’方向で対向している。側板110aのうちのY方向側の側板110aは、二つの側板110bと隣り合っており、Y方向側の側板110aのX方向側、X’方向側の側辺と二つの側板110bの一対の側辺のうちのY方向側の側辺とがヒンジ部121によって各々回動自在に連結されている。Y’方向側の側板110aも、二つの側板110bと隣り合っており、Y’方向側の側板110aのX方向側、X’方向側の側辺と二つの側板110bのY’方向側の側辺とがヒンジ121部によって各々回動自在に連結されている。側板110bは、当該側板110bを二分し対称形状をなす第1板111bおよび第2板112bを各々有している。第1板111bは、側板110bの前記Y方向側の側辺およびその反対側の対辺を有し、第2板112bは、側板110bの前記Y’方向側の側辺およびその反対側の対辺を有している。側板110bの各々において、第1板111bの対辺と第2板112bの対辺とがヒンジ部122によって回動自在に連結されている。展開状態の火床100の側板110bの第1板111bおよび第2板112bを火床100の内側に各々谷折りさせ、且つ側板110aの間で折り畳まれた第1板111bおよび第2板112bを挟持させることにより、火床100が平板状に折り畳まれる。
【0025】
2)火床100は、上下逆の中空の多角錘台状であって、4以上の偶数の上下逆の台形状の側板110および4以上のヒンジ部121を有している。または、火床100は、筒状であって、4以上の偶数の側板110および4以上のヒンジ部121を有している。何れの場合も、側板110は展開状態で環状に配置されており、側板110のうちの隣り合う側板110の側辺同士がヒンジ部121によって各々回動自在に連結されている。火床100は、4つの偶数の側板110を備えている場合、展開状態の火床100の側板110のうちの二組の隣り合う側板110を互いに面接触させることによって、火床100が平板状に折り畳まれる。火床100は、6以上の偶数の側板110を備えている場合、展開状態の火床100の二組の隣り合う側板110を互いに面接触させると共に、二組の隣り合う側板110の間の側板110を二つずつ互いに面接触させることによって、火床100が平板状に折り畳まれる。
【0026】
3)火床100は、4以上の偶数の三角形の側板110および4以上のヒンジ部121を有している。側板110は展開状態で環状(すなわち、上下逆の中空の多角錘状)に配置されており、側板110のうちの隣り合う側板110の側辺同士がヒンジ部121によって各々回動自在に連結されている。この場合の火床100は、上記2)と同様に、展開状態から平板状に折り畳むことができる。
【0027】
4)火床100は、4以上の側板110を有している。側板110は組立状態で多角環状に配置されており、側板110のうちの隣り合う側板110の側辺同士が着脱自在に連結されている。例えば、隣り合う側板110の一方の側辺に少なくとも一つの係合突部が設けられており、他方の側板110の側辺に少なくとも一つの係合孔が設けられている。火床100の側板110は、係合突部を係合孔に係合させることによって組み立てられ、係合突部を係合孔から抜くことによって分解される。
【0028】
上記した側板110のうち、一つの側板110および別の一つの側板110は、互いに対向している。以下、説明の便宜上、この対向する二つの側板110を第1組の側板110と称する。一つの側板110(図1A図4Bでは、一つの側板110a)が複数の第1支持部S1を有し、別の一つの側板110(図1A図4Bでは、もう一つの側板110a)が複数の第2支持部S2を有している。複数の第1支持部S1は、一つの側板110の上縁自体、一つの側板110の上縁に設けられており且つ上方向(Z方向)に開口したスリット(図1A図1Bおよび図3A図3B参照)、一つの側板110に設けられた貫通孔(図2A図2Bおよび図4A図4B参照)、または一つの側板110の上縁から上方向(Z方向)にのびた一対の突部などであり、複数の第2支持部S2は、別の一つの側板110の上縁自体、別の一つの側板110の上縁に設けられており且つ上方向(Z方向)に開口したスリット(図1A図1Bおよび図3A図3B参照)、別の一つの側板110に設けられた貫通孔(図2A図2Bおよび図4A図4B参照)、または別の一つの側板110の上縁から上方向(Z方向)にのびた一対の突部などである。複数の第1支持部S1はX−X’方向に間隔をあけて配置されており、複数の第2支持部S2は、X−X’方向に間隔をあけて配置されている。複数の第1支持部S1と複数の第2支持部S2とが一つずつ互いに対向し、複数の第1支持部S1と複数の第2支持部S2とが一つずつ互いに対向している。複数の第1支持部S1および複数の第2支持部S2は、ほぼ同じ高さに位置していると良いが、若干相違していても良い。
【0029】
屋外用燃焼装置Bは、燃料載置部400をさらに備えている。燃料載置部400は、図1および2に示されるロストル(火格子)または耐熱板であって、火床100内の下部に配置されており且つ炭や薪などの固形燃料が載置可能である。燃料載置部400は複数の孔を有している。燃料載置部400がロストルである場合、ロストルの格子間の隙間が孔となる。燃料載置部400が耐熱板である場合、耐熱板を貫通する複数の孔が設けられている。燃料載置部400は、火床100の側板110の下部に当接し支持される構成、または、火床100の側板110の下部に設けられた係合部に係合され支持される構成とすることが可能である。
【0030】
屋外用燃焼装置Bは一対の懸架部材200をさらに備えている。一対の懸架部材200の各々は、第1支持部S1および第2支持部S2間の距離よりも大きい長さ寸法を有する直線状の金属棒(図1A図2B図3A図3Bおよび図4A図4B参照)や金属板などである。一対の懸架部材200の長手方向の両端部のうちの少なくとも一方がZ−Z’方向に折り曲げられていても良いし、一対の懸架部材200の長手方向の両端部のうちの少なくとも一方が接続されていても良い。一対の懸架部材200は、複数の第1支持部S1および複数の第2支持部S2によって着脱自在に支持され、第1組の側板110に懸架されている。この懸架状態で、一対の懸架部材200は、複数の第1支持部S1と同様の間隔をあけて配置されている。より具体的には、一対の懸架部材200の各々は、下記1)〜4)の何れかのとおりに第1組の側板110に懸架されている。
1)第1支持部S1および第2支持部S2が第1組の側板110の上縁である場合、懸架部材200の第1、第2部が上縁上に各々載置されている。この場合、懸架部材200が上方に持ち上げられることによって、懸架部材200の第1、第2部の上縁に対する載置が解除される。
2)第1支持部S1および第2支持部S2が第1組の側板110のスリットである場合(図1参照)、懸架部材200の第1、第2部がスリット内に上方から各々挿入支持されている。この場合、懸架部材200が上方に持ち上げられることによって、懸架部材200の第1、第2部がスリットから各々脱する。
3)第1支持部S1および第2支持部S2が第1組の側板110の貫通孔である場合(図2参照)、懸架部材200が貫通孔内に略水平方向から各々挿入され、懸架部材200の第1、第2部が貫通孔に各々支持されている。この場合、懸架部材200が挿入時と逆方向に引っ張られることによって、懸架部材200が貫通孔から各々脱する。なお、懸架部材200が上記のとおり折り曲げられている場合、貫通孔は、懸架部材200のZ−Z’方向の寸法よりも大きい長孔(例えば、角長孔や丸長孔)とすると良い。
4)第1支持部S1および第2支持部S2が第1組の側板110の一対の突部である場合、懸架部材200の第1、第2部が突部間に上方から各々挿入支持されている。この場合、懸架部材200が上方に持ち上げられることによって、懸架部材200の第1、第2部が突部間から各々脱する。
【0031】
屋外用燃焼装置Bは、串保持具300をさらに備えている。串保持具300は、耐熱板または耐熱ブロックなどであって、一対の懸架部材200に懸架されている。例えば、串保持具300は、以下のとおり一対の懸架部材200に懸架されている。
1)串保持具300の両端部が、一対の懸架部材200の上面または下面に溶接、ビス止めまたはネジ止めなどの周知の固定手段によって固定されている。
2)串保持具300の両端部に設けられたフック301(図1E参照)が一対の懸架部材200に引っ掛けられ、当該フック301が一対の懸架部材200に前記周知の固定手段によって固定されている。この場合、串保持具300の中間部は、一対の懸架部材200よりも上側または下側に位置する。
3)串保持具300の両端部に設けられたフック301が一対の懸架部材200に取外し可能に引っ掛けられている。この場合、串保持具300の中間部は、一対の懸架部材200よりも上側または下側に位置する。
4)串保持具300の両端部に設けられたガイド孔内に一対の懸架部材200が挿脱可能に挿入支持されている。
【0032】
一対の懸架部材200が第1支持部S1、第2支持部S2に各々支持され、串保持具300が一対の懸架部材200に支持された状態で、串保持具300は火床100の燃焼空間内または燃焼空間の上側に配置されると共に、火床100の側板110の上端部よりも中央部側で且つ火床100の側板110の斜め上に配置される。火床100の側板110は、図1Dに示すように串保持具300にZ−Z’方向において対向するように火床100の中央部側に下り傾斜していても良いし、傾斜しておらずZ−Z’方向に延びていても良い。
【0033】
側板110の上端部には、側板110が傾斜しているか否かにかかわらず、少なくとも一つの第1保持孔113が設けられていると良い。この少なくとも一つの第1保持孔113は、側板110をその厚み方向に貫通している。第1保持孔113は複数とすることが可能である。この場合、複数の第1保持孔113は、一列または複数列で間隔をあけて配置されていても良い。複数の第1保持孔113は、千鳥配置することも可能である。図1A図4Bでは、第1保持孔113は、複数であって、複数の丸孔の第1保持孔113と、複数の角孔の第1保持孔113とを含んでいる。なお、少なくとも一つの第1保持孔113の形は、図示しない串が挿脱可能であればどのようなものであっても良い。
【0034】
串保持具300には、少なくとも一つの第2保持孔310が設けられていると良い。この少なくとも一つの第2保持孔310は、串保持具300を上下(Z−Z’方向)に貫通している。少なくとも一つの第2保持孔310は、この少なくとも一つの第1保持孔113よりも火床100の中央部側に位置すると共に、少なくとも一つの第1保持孔113に対して斜め上側に位置していると良い。第2保持孔310は複数とすることが可能である。この場合、複数の第2保持孔310は、一列または複数列で間隔をあけて配置されていても良い。複数の第2保持孔310は、千鳥配置することも可能である。図1A図4Bでは、第2保持孔310は、複数であって、複数の丸孔の第2保持孔310と、複数の角孔の第2保持孔310とを含んでいる。なお、少なくとも一つの第2保持孔310の形は、串が挿脱可能であればどのようなものであっても良い。
【0035】
上記した何れかの態様の第1保持孔113および第2保持孔310に串の下端部が挿入されると、串が火床100の中央部側に傾斜した状態で第1保持孔113および第2保持孔310によって火床100内で保持される。
【0036】
屋外用燃焼装置Bは脚部500をさらに備えている。脚部500は、火床100を中空支持している。例えば、脚部500は下記1)または2)構成とすることが可能である。
1)脚部500は、中空の多角錘台状(図1A図4Bでは、中空の四角錘台状)をなしており、上下逆の中空の多角錘台状の火床100を入れ子状に支持する構成となっている。
2)脚部500は、火床100の側板110から下方に延びた3以上の脚を有する構成とすることが可能である。
【0037】
屋外用燃焼装置Bは、灰受け600または図示しない底板をさらに備えた構成とすることが可能である。灰受け600は、一対のフックによって脚部500に吊り下げ支持され、火床100下に配置されている。灰受け600が火床100内から落下する固形燃料の灰などを受ける。底板は、火床100内の燃料載置部400よりも下側(Z’方向側)に配置されており且つ火床100内から落下する固形燃料の灰を受ける。
【0038】
屋外用燃焼装置Bは、図5A図5Cに示す高架部材800をさらに備えた構成とすることが可能である。高架部材800は、網部810と、この網部810の両端部に回動自在に設けられた略U字状のアーム820a、820bとを有している。アーム820a、820bの自由端部には、環状の係合部821a、821bが設けられている。この高架部材800を火床100に取り付けるときには、第1支持部S1および第2支持部S2は上記したスリットであると良い。係合部821a内に、火床100の第1組の側板110の隣り合う二つの第1支持部S1の部分が嵌合し、係合部821b内に、火床100の第1組の側板110の隣り合う二つの第2支持部S2の部分が嵌合すると共に、係合部821a、821bが前述の二つの第1支持部S1および第2支持部S2に支持された一対の懸架部材200上に載置されている。このようにして高架部材800が火床100に取り付けられ、高架部材800が火床100の側板110および高架部材800に安定的に支持される。網部810上に食材を載置したり網部810に食材を吊るしたりして当該食材を調理することが可能である。
【0039】
高架部材800を火床100に取り付けるにあたり、一対の懸架部材200を第1支持部S1および第2支持部S2から取り外すことができる。この場合、係合部821a内に、火床100の第1組の側板110の隣り合う二つの第1支持部S1の部分が嵌合し、係合部821b内に、火床100の第1組の側板110の隣り合う二つの第2支持部S2の部分が嵌合すると共に、係合部821aが前述の二つの第1支持部S1に支持され、係合部821bが前述の二つの第2支持部S2に支持される。このようにしても、高架部材800が火床100に取り付けられ、高架部材800が火床100の側板110に安定的に支持される。なお、高架部材800は省略可能である。高架部材800を火床100に取り付ける構造としては、串保持具300および第1、第2保持孔113、310は省略できる。
【0040】
以上のような屋外用燃焼装置Bによる場合、上記のとおり串が火床100の中央部側に傾斜した状態で第1保持孔113および第2保持孔310によって火床100内で保持される。その結果、串に刺さった食材と火床100の燃焼空間内の熱源との距離を近くすることができる。
【0041】
しかも、少なくとも一つの第1保持孔113は、側板110の上端部に設けられていることから、串の下端部を上記のとおり火床100で保持するようにしても、串の下端部が熱源によって熱せられ難い。
【0042】
さらに、少なくとも一つの第1保持孔113が火床100の側板110に設けられていることから、少なくとも一つの第1保持孔113が設けられる部材を別途設ける場合に比べて、屋外用燃焼装置Bの部品点数の増加を抑制することができる。
【0043】
また、少なくとも一つの第1保持孔113が設けられる側板110が上記のとおり傾斜しており、串保持具300に対向している場合、この少なくとも一つの第1保持孔113は、垂直な側板110に設けられた少なくとも一つの第1保持孔113に比べて串の下端部が挿入し易い。
【0044】
最後に、串保持具300が懸架部材200に対して懸架部材200の長手方向に移動自在である場合、または、懸架部材200が第1、第2支持部S1、S2に支持された状態で、懸架部材200の長手方向に移動自在である場合、串保持具300の少なくとも一つの第2保持孔310の第1保持孔111に対する相対的な位置を変えることができ、その結果、少なくとも一つの第1保持孔111および第2保持孔310で保持される串の傾斜角を変えることができる。また、串保持具300が懸架部材200よりも上または下に位置するように、懸架部材200が第1、第2支持部S1、S2に支持させることによっても、少なくとも一つの第1保持孔111および第2保持孔310で保持される串の傾斜角も変えることができる。
【0045】
なお、上記した屋外用燃焼装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
【0046】
本発明の火床は、固形燃料を収容可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、上記火床100は、上記ヒンジ部121を省略し、側板110の側辺同士が溶接等で接続されていても良い。この場合、側板110は多角形であれば良く、且つ側板110の数は3以上であれば良い。または、火床100は円筒状とすることも可能である。この場合、側板110の数は一つである。また、上記した何れかの態様の火床は、略半球殻状または碗状とすることも可能である。
【0047】
本発明の屋外用燃焼装置は、上記した何れかの態様の火床の覆うフレームをさらに備えた構成とすることが可能である。フレームは、上記した何れかの態様の火床の外面を覆う筒体、上側開放の筐体、または板体である。
【0048】
本発明の脚部は、上記した何れかの態様の火床を中空で直接的または間接的に保持する構成または筒体または筐体のフレームを中空で直接的または間接的に保持する構成であるかぎり任意に設計変更することが可能である。また、本発明の脚部が、下向き略U字状、H字状またはX字状などであって、この脚部間が連結部で連結された構成とすることが可能である。この場合、上記した何れかの態様の火床が脚部および/または連結部に支持されており、上記したフレームをなす板体が脚部および/または連結部に取り付けられており、火床の外面を覆っていると良い。
【0049】
本発明の第1支持部、第2支持部は、屋外用燃焼装置の火床、フレーム、脚部、連結部および、これらのうちの一つに設けられた棒、板またはパイプなどの支持部材のうちの何れか一つに設けられており且つ上記した何れかの態様の懸架部材が第1支持部および第2支持部に懸架されるように、当該懸架部材を支持するものであれば良い。第1支持部、第2支持部が火床以外に設けられている場合、第1支持部、第2支持部は、火床よりも上側に位置していると良く、例えば、上縁、スリット、貫通孔または一対の突部とすることが可能である。上縁は、フレーム、脚部、連結部または支持部材の上縁であり、スリットはフレーム、脚部、連結部または支持部材の上縁に設けられており、貫通孔はフレーム、脚部、連結部または支持部材に設けられており、一対の突部は、フレーム、脚部、連結部または支持部材に設けられていると良い。なお、本発明の第2支持部は、屋外用燃焼装置の火床、フレーム、脚部、連結部のうちの第1支持部が設けられていない別の一つに設けられていても良い。本発明の第1支持部、第2支持部は、少なくとも二つ(一対)あれば良く、3以上であっても良い。
【0050】
本発明の少なくとも一つの第1保持孔は、火床またはフレームの任意の一部に設けられていると良い。少なくとも一つの第1保持孔がフレームに設けられる場合、当該フレームの一部は、火床よりも上側に位置していると良いが、これに限定されるものではない。フレームの一部は、串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜していても良いし、傾斜しておらずZ−Z’方向に延びていても良い。なお、フレームの一部としては、例えば、フレームが筒体や筐体である場合、その側板とすることが可能であり、フレームが板体である場合、板体とすることが可能であるが、これに限定されるものではない。少なくとも一つの第1保持孔が火床の一部に設けられる場合、この火床の一部だけが串保持具に対向するように火床の中央部側に下り傾斜していても良い。
【0051】
本発明の串保持具は、火床の燃焼空間の上側または燃焼空間内において火床の一部に対して斜め上側に配置されており、且つ少なくとも一つの第2保持孔を有している限り任意に設計変更することが可能である。本発明の串保持具は、懸架部材に支持されるものに限定されず、上記した何れかの態様の火床、フレーム、脚部および/または連結部に取り付けられる取付手段を有していても良い。本発明の少なくとも一つの第2保持孔は、串保持具を上下に貫通しており且つ第1保持孔の斜め上側に配置される限り任意に設計変更することが可能である。
【0052】
なお、上記実施例の各態様および設計変形例における屋外用燃焼装置の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数および配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例の各態様および設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。なお、本発明のZ−Z’方向は、本発明の高さ方向である限り任意に設定可能である。本発明のX−X’方向は、Z−Z’方向に交差する限り任意に設定可能である。本発明のY−Y’方向は、Z−Z’方向およびX−X’方向に交差しており且つZ−Z’方向およびX−X’方向が位置する平面上に位置しない限り任意に設定することができる。
【符号の説明】
【0053】
B:屋外用燃焼装置
100:火床
110(110a、110b):側板
111b:第1板
112b:第2板
113:第1保持孔
121:ヒンジ部
122:ヒンジ部
S1:第1支持部
S2:第2支持部
200:懸架部材
300:串保持具
301:フック
310:第2保持孔
400:燃料載置部
500:脚部
600:灰受け
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C